JP2016146870A - Lifesaving support device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、救命支援装置に関する。 The present invention relates to a lifesaving support apparatus.
一次救命措置(BLS:Basic Life Support)とは、特殊な機器や医薬品を用いずに、事故や事件の発生により呼吸や脈動が停止したとみられる傷病者の救命のへのチャンスを維持するための救命措置である。BLSは、主に胸骨圧迫と人工呼吸からなる心肺蘇生法(CPR:Cardio−pulmonary Resuscitation)と自動体外式除細動器(AED:Automated External Defibrillator)からなる。公共施設や街頭におけるAEDの普及に伴い、一般市民によるBLSの公衆参加者や、BLSの実施率が増加傾向にある。
かかる事故や事件は、あらゆる年齢層で発生する可能性があるが、心肺機能が停止する傷病者は、年齢が高いほど増加する傾向がある。また、傷病者は、屋外の比較的交通量が多い道路脇など比較的騒音が大きい環境下で発生する傾向がある。他方、屋外では何人も傷病者、救命者となりうる。
The primary life support (BLS) is to maintain the chance of lifesaving for a victim who seems to have stopped breathing and pulsation due to the occurrence of an accident or incident, without using special equipment or medicine. It is a lifesaving measure. BLS consists mainly of cardiopulmonary resuscitation (CPR) consisting of chest compressions and artificial respiration, and an automated external defibrillator (AED). With the spread of AED in public facilities and streets, the public participation of BLS by the general public and the implementation rate of BLS are increasing.
Such accidents and incidents can occur in all ages, but the number of victims whose cardiopulmonary function stops tends to increase with age. In addition, victims tend to occur in an environment with relatively high noise, such as on the side of a road with relatively heavy traffic outdoors. On the other hand, many people can be disabled and lifesaving outside.
BLSを支援するための機器(以下、救命支援装置)には、例えば、CPR装置、AEDがある。救命支援装置には、救命者に対して適切な操作方法を案内するための音声ガイダンス、文字、絵を提示するものがある。例えば、特許文献1には、患者に心臓蘇生を行う介護者を支援するために介護者にプロンプトを送達するように構成されたユーザインタフェースと、介護者による心臓蘇生の遂行の進捗を検出するように構成され、人工呼吸を示す情報を含んだ信号を提供するように構成されたセンサーと、救助者による人工呼吸の実行をガイドするための人工呼吸進捗プロンプトが記録されているメモリと、人工呼吸の進捗を記述するパラメータを判断し、人工呼吸進捗プロンプトが送達のために選択されるべきか否かを判断するためにセンサーの出力を処理するように構成されたプロセッサと、を備える。人工呼吸の進捗をパラメータは、人工呼吸速度、送達された一回換気量、及び流量を含む。プロンプトには、音声メッセージで介護者に患者の応答性を確認するように指示するための音声プロンプトがある。 Examples of devices for supporting BLS (hereinafter referred to as lifesaving support devices) include CPR devices and AEDs. Some life support devices present voice guidance, characters, and pictures for guiding an appropriate operation method to a lifesaving person. For example, U.S. Patent No. 6,057,049 detects a user interface configured to deliver a prompt to a caregiver to assist a caregiver performing cardiac resuscitation to a patient, and to detect the progress of the cardiac resuscitation performed by the caregiver. A sensor configured to provide a signal containing information indicative of ventilation, a memory in which a ventilation progress prompt is recorded to guide the rescuer to perform ventilation, and ventilation And a processor configured to process the output of the sensor to determine a parameter describing the progress of the sensor and to determine whether a ventilation progress prompt should be selected for delivery. The parameters of ventilation progress include ventilation rate, delivered tidal volume, and flow rate. The prompt includes a voice prompt for instructing the caregiver to confirm the patient's responsiveness by a voice message.
しかしながら、特許文献1には、音声メッセージの音量を調整する手段について記載されていない。例えば、屋外における騒音が著しい環境下やユーザの聴力が十分でない場合には、救命者に適した音量で音声メッセージが伝達されないことがある。そのため、救命者は、救命支援装置の使用法を理解できずにBLSが実施されないことや、誤った使用によりBLSが適切に行われないことがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、音声によりユーザに適切な救命支援を行う救命支援装置を提供することにある。
However,
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a life-saving support apparatus that performs appropriate life-saving support to a user by voice.
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、自装置の利用による救命支援の案内メッセージを出力するメッセージ出力部と、入力音声の発話内容を認識する音声認識部と、前記発話内容から出力レベルの変更を指示する指示語を抽出し、前記指示語に基づいて前記案内メッセージの出力レベルを定めるレベル決定部と、を備える救命支援装置である。 The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and one aspect of the present invention recognizes a message output unit that outputs a life-saving support guidance message by using its own device, and utterance content of an input voice. A lifesaving support apparatus comprising: a voice recognition unit; and a level determination unit that extracts an instruction word for instructing an output level change from the utterance content and determines an output level of the guidance message based on the instruction word.
本発明によれば、音声によりユーザに適切な救命支援を行うことができる。 According to the present invention, it is possible to perform lifesaving support appropriate for a user by voice.
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る救命支援装置10の構成を示す概略ブロック図である。
救命支援装置10は、収音部111、再生部112、制御部12、電源スイッチ131、通信部132、入力部133及びセンサー134を含んで構成される。救命支援装置10は、典型的にはCPR装置、AED、等である。救命支援装置10は、通信部132によって実現される通信機能を有する電子機器、例えば、携帯電話機(いわゆるスマートフォンを含む)、携帯端末装置(いわゆる、タブレット端末装置を含む)、等であってもよい。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic block diagram illustrating a configuration of a
The
収音部111は、到来した音声を収録し、収録した音声を表す音声信号を制御部12に出力する。収音部111は、音声による振動を電気信号である音声信号に変換するマイクロホンを含んで構成される。従って、制御部12には、例えば、救命支援装置10に関与するユーザが発話した音声を示す音声信号が入力される。ユーザは、例えば、救命支援を行う救命者、講習会に参加している受講者、等である。聴力が日常生活上十分ではない高齢者、聴覚障害者もユーザになりうる。収音部111は、複数のマイクロホンを備えるマイクロホンアレイであってもよい。
再生部112は、制御部12から入力された音声信号に基づく音声、例えば、救命支援を案内するためのメッセージの音声(以下、案内メッセージ音声)を再生する。再生部112は、例えば、スピーカを含んで構成される。また、再生部112は、案内メッセージ音声(例えば、図3のステップ6−9)を再生する際に、所定の時間間隔で(例えば、1秒間に約120回)ユーザが救命支援に係る動作(例えば、心肺圧迫)の速度を統制するための合図音を同時に再生してもよい。また、合図音は、再生部112とは別個の再生部(図示せず)から再生されてもよい。
The
The
制御部12は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等の制御装置(図示せず)と記憶部121を含んで構成され、記憶部121から読み取った所定のプログラムを動作することにより、救命支援装置10全体の動作を制御する。制御部12は、メッセージ出力部123、音声認識部125、及びレベル決定部127として機能する。記憶部121は、各種の記憶媒体、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュROM(Read−only Memory)、SD(Secure Digital)メモリーカード、ハードディスクドライブ(HDD:Hard−disk Drive)、ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)のいずれか又はそれらの任意の組み合わせにより構成される。記憶部121には、所定のプログラムとして、例えば、オペレーティングシステム(OS:Operating system)、デバイスドライバ、ミドルウェア、アプリケーションプログラム等や、案内メッセージを示すメッセージデータ122、その他のデータが記憶される。
The
メッセージ出力部123は、記憶部121に予め記憶されたメッセージデータ122を読み取り、読み取ったメッセージデータ122が示す案内メッセージ音声のうち、再生区間を順次特定する。メッセージ出力部123は、特定した再生区間の案内メッセージ音声のレベル(音量)を、レベル決定部127が定めた出力レベルで指示される音量に変更する。メッセージ出力部123は、音量を変更した案内メッセージ音声を示す音声信号を再生部112に出力する。メッセージデータ122を読み取る時間間隔や再生時間を示す時間データは、メッセージデータに含まれていてもよいし、メッセージ出力部123において予め保持されてもよい。
The
音声認識部125は、収音部111から入力された音声信号について、音モデル部126に記憶された音モデルを用いて音声信号で表される音声の発話内容を示すテキストデータを生成する。音モデルには、音響モデルと言語モデルとを含んで構成される。音響モデルは、認識対象の音素と音響特徴量との関係を示す統計モデル、例えば、隠れマルコフモデル(HMM:Hidden Markov Model)である。言語モデルは、音素の並び方に関する制約、例えば、Nグラム、つまり、ある音素(列)に後続する音素(列)の候補と、それらの確率を示す統計モデルである。音声認識部125は、所定時間(例えば、10ms)毎に音声信号から音響特徴量(例えば、メルケプストラム)を算出し、算出した音響特徴量について音響モデルを用いて音素列毎に尤度を算出する。音声認識部125は、算出した音素列について言語モデルを用いて尤度が最も高い音素列により与えられるテキストデータを特定する。音声認識部125は、特定したテキストデータをレベル決定部127に出力する。
The
一般に、音素と音響特徴量との関係を示す音響モデルは、ユーザに依存する。音モデル部126には、複数の発話者それぞれの発話音声を用いて生成した音響モデルを予め記憶しておいてもよい。音声認識部125は、発話者毎の音響モデルを用いて算出した音素列毎の尤度から、言語モデルを用いて最も尤度が高い音素列で与えられるテキストデータを特定してもよい。これにより、ユーザの差異による音声認識率の低下を抑制することができる。発話者の音響モデルとして、例えば、聴覚障害者に生じがちな構音障害を伴う発話に基づいて尤度を最大化して生成した音響モデルを用いることで、その発話内容を示すテキストデータを特定することができる。
発話内容には案内メッセージ音声のレベルの変更を指示する語句(以下、変更指示語)が含まれる。変更指示語には、例えば、レベルの増加を指示する「大きく」、「アップ」、レベルの減少を指示する「小さく」、「ダウン」等の語句がある。本実施形態では、認識対象の語彙がレベルの変更を指示する変更指示語、それらの類義語、その他、救命支援装置10の動作に関する語句に限定できるため、認識結果を探索するために多くの処理量やメモリ量を要しない。
In general, an acoustic model indicating the relationship between phonemes and acoustic features depends on the user. The
The content of the utterance includes a phrase (hereinafter referred to as a change instruction word) that instructs to change the level of the guidance message voice. Examples of the change instruction word include “large”, “up” for instructing an increase in level, “small” for instructing a decrease in level, “down”, and the like. In this embodiment, since the vocabulary to be recognized can be limited to change directives for instructing level change, their synonyms, and other phrases related to the operation of the
レベル決定部127は、音声認識部125から入力されたテキストデータから変更指示語を抽出する。レベル決定部127は、一連のテキストデータから変更指示語の繰り返しの有無、繰り返しがある場合、変更指示語の繰り返し回数を計数する繰り返し判定部128を備える。レベル決定部127には、予め基準音量を示すデフォルトの出力レベルを定めておき、抽出した変更指示語に応じて出力レベルを変更する。レベル決定部127は、変更指示語の繰り返し回数が多いほど大きくなるように出力レベルの変化量を定め、出力レベルを定めた変化量に応じて変更する。
The
電源スイッチ131は、電力の供給を受ける(電源ON)か、又は受けない(電源OFF)か、をユーザが指示するための部材、例えば、ボタン、つまみ、タッチセンサ、等を含んで構成される。例えば、ボタンの押下又はつまみの配置の変化を検出して電源ON、又は電源OFFに切り替え可能であってもよいし、センサーにより救命支援装置10のケースの開封を検出して電源ONにし、救命支援装置10のケースへの収納を検出して電源OFFとしてもよい。救命支援装置10は、電源ONとされたとき各種の処理を起動し、電源OFFとされたとき各種の処理を停止する。
The
通信部132は、ネットワークに接続された他の機器、例えば、携帯電話機等の各種の無線機器や、サーバ装置との間で通信を行う。通信部132は、起動時にネットワークに接続し、各種のデータが送受信可能になってもよい。通信部132は、例えば、ユーザの音声を示す音声信号を送信し、消防署、救命センタ等における消防隊員や医師の音声を示す音声信号を受信してもよい。なお、通信部132は、取得された傷病者の活動状態を示すデータ(例えば、心電図データ)、傷病者に施した措置を示すデータ(例えば、除細動を与えた時刻や回数、心肺蘇生の実施状況(後述))を送信してもよい。ネットワークは、公衆無線網であってもよいし、近距離無線網であってもよい。公衆無線網は、例えば、3G(3rd Generation Mobile Telecommunications Technology)、4G、LTE(Long Term Evolution)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16a等のいずれの方式に準拠したネットワークであってもよい。近距離無線網は、IEEE802.15.1、IEEE802.15.4、ISO/IEC:International Organization for Standardization/International Electrotechnical Commission 14443、ISO/IEC 18092、ISO/IEC 15693等のいずれの方式に準拠したネットワークであってもよい。
The
入力部133は、ユーザの操作入力を受け付け、救命支援装置10の各種動作を調整するための操作信号を生成する。入力部133は、例えば、タッチセンサ、入力キー(キーボード)、マウス、等を含んで構成される。レベル決定部127は、入力部133から入力された操作信号に基づいて出力レベルを定めてもよい。救命支援(例えば、心肺蘇生)の実施に際し両手を用いているユーザや、操作に不慣れなユーザなど、入力部133の操作が困難である場合であっても、音声による救命支援の案内が所望の音量で伝達される。
The
センサー134は、救命支援装置10の移動や配置の変化を検出する。センサー134は、例えば、加速度センサー、ジャイロセンサー、等を含んで構成される。検出された情報は、例えば、救命支援装置10がCPR装置である場合には、加速度センサーのXYZ軸方向の加速度値の変化量から心肺蘇生の実施状況(例えば、胸骨圧迫の開始時刻、圧迫/リコイルの時刻や回数)を取得するために用いられる。
なお、救命支援装置10は、その機能を発揮させるための支援機能部(図示せず)を備える。例えば、救命支援装置10がAEDである場合には、支援機能部は電極パッドである。電極パッドは、傷病者の人体に装着して脈動を示す電気信号(心電図)を取得する場合や、傷病者に除細動を与えるために用いられる。
The
In addition, the
次に、レベル決定部127による出力レベル決定処理の具体例を説明する。メッセージ出力部123には、出力レベル毎の音量を示すデータであるレベル決定テーブルが予め設定されている。メッセージ出力部123は、当該レベル決定テーブルを参照し、レベル決定部127において定められた出力レベルに対応した音量を特定する。図2に示す例では、レベル決定テーブルには、下限(MIN)から上限(MAX)までの9段階の出力レベルそれぞれについて音量の値−4〜4が対応付けられている。大きい値ほど音量が大きいことを示す。1段階の音量差は、例えば、5dBの音量差を示す。出力レベルの初期値(デフォルト)は、例えば、0である。値が0である音量は、予め設定した基準音量である。なお、音量の値の表記は、上述した例には限られず、例えば、dB値で表されてもよい。
Next, a specific example of output level determination processing by the
レベル決定部127は、変更指示語の繰り返しの有無、繰り返し回数を計数する単位である一連のテキストデータの区間を特定する。レベル決定部127は、公知の音声検出処理(VAD:Voice Activity Detection)を行って発話されている可能性がある音声区間か、発話されていない可能性がある非音声区間かを判定する。レベル決定部127は、例えば、所定の継続時間の閾値(例えば、0.3秒)よりも長い非音声区間を発話の区切りと判定し、判定した発話の区切りでその前後が区分される区間を一連のテキストデータの区間と判定する。
The
レベル決定部127は、一連のテキストデータの区間において変更指示語の有無を判定する。レベル決定部127は、出力レベルの増加を意味する変更指示語が検出される場合、変化量の正負を正と判定し、出力レベルの減少を意味する変更指示語が検出される場合、変化量の正負を負と判定する。レベル決定部127は、変更指示語の繰り返し回数を計数し、計数した繰り返し回数と変更指示語に応じて出力レベルの変化量を判定する。例えば、レベル決定部127は、変更指示語として「大きく」を検出し、検出した「大きく」の繰り返しがない場合(繰り返し回数1回)における出力レベルの増加量を1段階と定める。また、レベル決定部127は、変更指示語として「ダウン」を検出し、検出した「ダウン」の繰り返し回数が3回である場合(検出された発話が「ダウンダウンダウン」)における出力レベルの減少量を3段階と定める。また、レベル決定部127は、変更指示語として「大きく」、「アップ」をそれぞれ1回検出する場合(検出された発話が「大きくアップ」)、増加を意味する変更指示語の繰り返し回数を2回と判定し、出力レベルの増加量を2段階と定める。変更前の出力レベルと増加量との和が上限(MAX)を超える場合、レベル決定部127は出力レベルを上限(MAX)と定める。変更前の出力レベルと減少量との和が下限(MIN)を下回る場合、レベル決定部127は出力レベルを下限(MIN)と定める。
The
なお、レベル決定部127は、収音部111から入力された音声信号が示す周囲音に応じて出力レベルを定めてもよい。レベル決定部127は、例えば、周囲音のレベルとして非音声区間における音声信号のレベルを算出し、周囲音のレベルが所定の第1の閾値よりも大きい場合、周囲音のレベルが大きいほど大きい出力レベルを定める。そして、レベル決定部127は、周囲音のレベルに応じて定めた出力レベルに対して、上述した手法により変更指示語及びその繰り返し回数に基づいて出力レベルをさらに変更してもよい。
The
なお、メッセージ出力部123が音声信号を再生部112に出力している間に、レベル決定部127が出力レベルを増加するように(変化量が正)判定する場合がある。その場合には、メッセージ出力部123は、出力済の案内メッセージ音声について、その音量を新たに定めた(増加した)出力レベルで指示される音量に変更し、音量を変更した案内メッセージ音声を示す音声信号を再生部112に出力する。これにより、出力レベルを増加する前における音量が小さすぎてメッセージを聞き取れなかったときでも、増加した音量で案内メッセージ音声が繰り返して再生される。繰り返して再生させる案内メッセージ音声の開始時点は、必ずしもメッセージの冒頭に限られず、例えば、音量の増加が指示された時点において再生されるステップの冒頭又はそのステップよりも前であってもよい。
また、その場合において、メッセージ出力部123は、出力レベルの増加を確認するためのメッセージを示す音声信号を再生部112に出力する。かかるメッセージは、例えば、「音量をアップしますか?」とのメッセージである。そのため、ユーザは音量の増加を再度指示することが促される。
Note that while the
In that case, the
なお、音声認識部125は、メッセージ出力部123が音声信号を出力しているときに、収音部111から入力された音声信号に対して音声認識を停止し、メッセージ出力部123が音声信号の出力を停止しているときに、収音部111から入力された音声信号に対して音声認識を実行してもよい。これにより、ユーザの発話による音声と、再生部112が再生する案内メッセージ音声との重畳が回避されるため、音声認識部125は正確にユーザの発話内容を認識することができる。
なお、収音部111は、複数のマイクロホンからなるマイクロホンアレイを備え、音源分離処理(GSS:Geometric Source Separation)を行う音源分離部(図示せず)を備え、ユーザの方向に指向性の主軸を向けて音声と収録してもよい。その場合には、収音部111からの音声信号の入力と、メッセージ出力部123からの音声信号の出力が同時に行われてもよい。
Note that when the
The
次に、メッセージデータ122が示すメッセージの例について説明する。
図3は、メッセージの一例を示す図である。図3に示す例は、救命支援装置10がCPR装置である場合に用いられるメッセージの例であり、9個のステップから構成される。メッセージ出力部123は、一旦ステップ1−9に係る音声信号を一貫して出力し、その後、ステップ7−9に係る音声信号を繰り返して出力する。メッセージ出力部123は、ステップ1に示すようにユーザが発話した変更指示語に基づいて音量の変更が可能である旨のメッセージ音声を再生することで、その使用方法がユーザに案内される。
Next, an example of a message indicated by the
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a message. The example shown in FIG. 3 is an example of a message used when the
次に、本実施形態に係る救命支援処理の例について説明する。
図4は、本実施形態に係る救命支援処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)電源スイッチ131が電源ONとされた場合(ステップS101 YES)、救命支援装置10は各種の処理を起動し、その後、ステップS102に進む。電源スイッチ131が電源ONとされていない場合(ステップS101 NO)、ステップS102以下の処理を行わず、電源ONとされることを待ち受ける。
(ステップS102)メッセージ出力部123は、記憶部121に予め記憶されたメッセージデータ122を読み取る。その後、ステップS103に進む。
Next, an example of lifesaving support processing according to the present embodiment will be described.
FIG. 4 is a flowchart showing a lifesaving support process according to the present embodiment.
(Step S101) When the
(Step S <b> 102) The
(ステップS103)音声認識部125は、収音部111から入力された音声信号について音声認識を行い、発話内容を示すテキストデータを生成する。レベル決定部127は、音声認識部125で生成された一連のテキストデータから変更指示語を抽出したか否かを判定する。抽出した場合(ステップS103 YES)、ステップS104に進む。抽出していない場合(ステップS103 NO)、ステップS108に進む。
(ステップS104)レベル決定部127は、一連のテキストデータにおいて変更指示語の繰り返しが検出されたか否かを判定する。繰り返しを検出した場合(ステップS104 YES)、ステップS106に進む。繰り返しを検出しない場合(ステップS104 NO)、ステップS105に進む。
(ステップS105)レベル決定部127は、レベルの変化量を基本の変化量(例えば、1)と定める。その後、ステップS107に進む。
(ステップS106)レベル決定部127は、レベルの変化量を一連のテキストデータにおける変更指示語の繰り返し回数に応じて定める。その後、ステップS107に進む。
(Step S103) The
(Step S104) The
(Step S105) The
(Step S106) The
(ステップS107)レベル決定部127は、出力レベルを定めた変化量に応じて変更する。変更後の出力レベルは、所定の下限(MIN)から上限(MAX)の範囲内である。レベル決定部127は、メッセージ出力部123が出力する案内メッセージ音声の音量を、定めた出力レベルで指定される音量に制御する。その後、ステップS108に進む。
(ステップS108)メッセージ出力部123は、案内メッセージ音声を示す音声信号を再生部112に順次出力する。その後、ステップS109に進む。
(Step S107) The
(Step S <b> 108) The
(ステップS109)メッセージ出力部123が音声信号を再生部112に出力している間、レベル決定部127が正の出力レベルの変化量(音量増加)を決定するか否かを判定する。決定すると判定した場合(ステップS109 YES)、ステップS108に戻る。決定すると判定しない場合(ステップS109 NO)、ステップS110に進む。
(ステップS110)電源スイッチ131が電源OFFとされた場合(ステップS110 YES)、救命支援装置10は各種の処理を終了し、その後、図4に示す処理を終了する。電源スイッチ131が電源OFFとされていない場合(ステップS110 OFF)、ステップS102に戻る。
(Step S109) While the
(Step S110) When the
本実施形態に係る救命支援装置10は、自装置の利用による救命支援の案内メッセージを出力するメッセージ出力部123と、入力音声の発話内容を認識する音声認識部125とを備える。また、救命支援装置10は、発話内容から出力レベルの変更を指示する指示語を抽出し、指示語に基づいて前記案内メッセージの出力レベルを定めるレベル決定部127と、を備える。
この構成により、ユーザは、特段の操作を行わなくても救命支援中において、案内メッセージの出力レベルの変更を音声により指示することができる。そのため、救命支援装置10によれば案内メッセージにより適切な救命支援を実現することができる。
The
With this configuration, the user can give an instruction to change the output level of the guidance message by voice during lifesaving support without performing any special operation. Therefore, according to the
また、レベル決定部127は、指示語の繰り返し回数に応じた変化量に基づいて出力レベルを変更する。
この構成により、ユーザは出力レベルの変化の度合いを、指示語の繰り返し回数をもって容易に指示することができる。
Moreover, the
With this configuration, the user can easily indicate the degree of change in the output level with the number of repetitions of the instruction word.
また、メッセージ出力部123は、レベル決定部127が変更した音量で案内メッセージを示す案内メッセージ音声を再生部112に再生させる。
この構成により、ユーザは、特段の操作を行わなくても救命支援中において、案内メッセージ音声の音量の変更を発話音声により指示することができる。ユーザが健聴者に限らず、高齢者や聴覚障害者である場合でも自身の聴力や環境に応じた音量を容易に指示することができるので、案内メッセージ音声による適切な救命支援を実現することができる。
Further, the
With this configuration, the user can instruct to change the volume of the guidance message voice with the utterance voice during the lifesaving support without performing any special operation. Even if the user is not limited to a normal hearing person, even if the user is an elderly person or a hearing-impaired person, the sound volume corresponding to his / her hearing ability and environment can be instructed easily. it can.
また、メッセージ出力部123が案内メッセージ音声を再生部112に再生させ、かつレベル決定部127が音量を増加させる場合、メッセージ出力部123は、増加させた音量で案内メッセージを出力する。
この構成により、既に出力した案内メッセージ音声の音量が小さいために聴取困難であった場合でも、音量を大きくした案内メッセージ音声の少なくとも一部が繰り返し再生される。ユーザには案内メッセージ音声の内容が確実に伝達され、適切な救命支援を実現することができる。
When the
With this configuration, even when it is difficult to listen because the volume of the guidance message voice that has already been output is low, at least a part of the guidance message voice with the increased volume is repeatedly reproduced. The content of the guidance message voice is reliably transmitted to the user, and appropriate life support can be realized.
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。
図5は、本実施形態に係る救命支援装置10Aの構成を示す概略ブロック図である。
救命支援装置10Aは、収音部111、再生部112、表示部113A、制御部12A、電源スイッチ131、通信部132、入力部133及びセンサー134を含んで構成される。
表示部113Aは、制御部12Aから入力された画像信号に基づく画像、例えば、救援支援を案内するための画像(以下、案内メッセージ表示)を表示する。案内メッセージ表示については後述する。表示部113Aは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−luminescence Display)、等である。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. About the same structure as embodiment mentioned above, the same code | symbol is attached | subjected and the description is used.
FIG. 5 is a schematic block diagram showing the configuration of the
The
The
制御部12Aは、記憶部121を含んで構成され、制御部12と同様に所定のプログラムを動作することにより、救命支援装置10全体の動作を制御する。制御部12Aは、メッセージ出力部123A、音声認識部125、及びレベル決定部127として機能する。
記憶部121には、予めメッセージデータ122Aを記憶しておく。メッセージデータ122Aは、案内メッセージ表示と案内メッセージ音声とが対応付けて形成されたデータである。案内メッセージ表示には、救命支援装置10Aの使用方法を示す図画ならびにその使用方法を示すメッセージの文字と、救命支援に係る措置(救命支援装置10Aの使用方法に限らない)を示す図画ならびにその使用方法を示すメッセージの文字とが含まれる。
12 A of control parts are comprised including the memory |
In the
メッセージ出力部123Aは、記憶部121からメッセージデータ122Aを読み取り、読み取ったメッセージデータ122Aが示す案内メッセージ音声のうち、再生区間を順次特定する。メッセージ出力部123Aは、読み取ったメッセージデータが示す案内メッセージ表示のうち、特定した再生区間に対応する表示区間を特定する。メッセージ出力部123Aには、出力レベル毎に音量、文字サイズ及び図画サイズを対応付けて形成されたデータであるレベル決定テーブルを予め記憶しておく。
メッセージ出力部123Aは、レベル決定テーブルを参照してレベル決定部127が決定した出力レベルに対応する音量を定め、特定した再生区間における案内メッセージ音声の音量を、定めた音量に変更する。メッセージ出力部123Aは、音量を変更した案内メッセージ音声を示す音声信号を再生部112に出力する。
The
The
また、メッセージ出力部123Aは、レベル決定テーブルを参照してレベル決定部127が決定した出力レベルに対応する文字サイズ及び図画サイズを定める。メッセージ出力部123Aは、特定した表示区間における案内メッセージ表示の文字サイズ及び図画サイズを、それぞれ定めた文字サイズ及び図画サイズに変更する。メッセージ出力部123Aは、文字サイズ及び図画サイズを変更した案内メッセージ表示を示す画像信号を合成し、合成した画像信号を表示部113Aに出力する。
The
次に、本実施形態に係るレベル決定テーブルの例について説明する。図6に示すレベル決定テーブルは、9段階の出力レベルのそれぞれについて、音量の値の他に、文字サイズの値、及び図画サイズの値が対応付けられて形成される。出力レベルが大きいほど、大きい文字サイズの値、大きい図画サイズの値が対応付けられている。それぞれの値が大きいほど、表示サイズが大きいことを意味する。値が0である文字サイズ、図画サイズは、それぞれ予め設定した基準文字サイズ、基準図画サイズ(デフォルト)を示す。なお、文字サイズの値、図画サイズの値の表記は、これには限られない。文字サイズの値は、例えば、フォントサイズで表記されてもよいし、図画サイズの値は、座標値で表記されてもよい。 Next, an example of the level determination table according to the present embodiment will be described. The level determination table shown in FIG. 6 is formed by associating the value of the character size and the value of the graphic size in addition to the value of the volume for each of the nine output levels. The larger the output level, the larger the character size value and the larger graphic size value associated with each other. The larger each value, the larger the display size. The character size and graphic size having a value of 0 indicate a preset standard character size and standard graphic size (default), respectively. The notation of the character size value and the drawing size value is not limited to this. For example, the value of the character size may be expressed by a font size, and the value of the graphic size may be expressed by a coordinate value.
文字サイズの値、図画サイズの値の上限が、出力レベルの上限(MAX)よりも低い出力レベルに設けられてもよい。一度に表示される案内メッセージ表示を構成する文字、図画の全体が表示部113Aの表示領域内に収め、それらの文字、図面の一部が表示領域からはみ出ないようにするためである(図9参照)。図6に示す例では、3以上の出力レベルに文字サイズの値の上限として3が対応づけられ、1以上の出力レベルに図画サイズの値の上限として1が対応付けられている。
文字サイズの値、図画サイズの値の下限は、出力レベルの下限(MIN)よりも高い出力レベルに設けられてもよい。一度に表示される案内メッセージ表示を構成する文字、図画の視認性を確保し、小さすぎるためにユーザが判別できないことを回避するためである(図9参照)。図6に示す例では、−1以下の出力レベルに文字サイズの値の下限(−1)が対応づけられ、−2以下の出力レベルに図画サイズの値の下限(−2)が対応付けられる。
The upper limit of the character size value and the graphic size value may be provided at an output level lower than the upper limit (MAX) of the output level. This is because the characters and drawings constituting the guidance message display displayed at one time are stored in the display area of the
The lower limit of the character size value and the drawing size value may be provided at an output level higher than the lower limit (MIN) of the output level. This is to ensure the visibility of characters and drawings constituting the guidance message display displayed at one time, and to prevent the user from being able to discriminate because they are too small (see FIG. 9). In the example shown in FIG. 6, the lower limit (−1) of the character size value is associated with an output level of −1 or less, and the lower limit (−2) of the graphic size value is associated with an output level of −2 or less. .
なお、上述した説明ではメッセージ出力部123Aが表示区間に係る画像信号を出力するタイミングが、その表示区間に対応する再生区間に係る音声信号を出力するタイミングに同期されていることを前提としたが、これには限られない。メッセージ出力部123Aは、周囲音のレベルが所定の第2の閾値以下である場合、案内メッセージ表示を示す画像信号を出力せず、周囲音のレベルが所定の第2の閾値よりも大きい場合において、当該画像信号を出力し、案内メッセージ音声を示す音声信号の出力を停止してもよい。第2の閾値は、上述した第1の閾値よりも大きい値である。これにより、騒音レベルが高いために案内メッセージ音声の受聴が困難な場合において、無用な案内メッセージ音声の再生を停止し、案内メッセージ表示により有効な救命支援が行われる。
また、音声認識部125において音声認識が成功しない場合において、案内メッセージ表示を示す画像信号を出力し、案内メッセージ音声を示す音声信号の出力を停止してもよい。これにより、発話による音量の制御ができないときでも、案内メッセージ表示により有効な救命支援が行われる。
In the above description, it is assumed that the
Further, when the
次に、メッセージデータ122Aが示すメッセージの例について説明する。
図7は、メッセージの一例を示す図である。図7に示す例は、救命支援装置10AがAEDである場合に用いられるメッセージの例であり、12個のステップから構成される。各ステップは音声と文字とから構成され、例えば、ステップ3、5にはさらに図画が含まれる。なお、他のステップにおいて、図画が含まれてもよい。メッセージ出力部123は、ステップ1に示すようにユーザが発話した変更指示語に基づいて音量の変更が可能である旨のメッセージ音声を再生することで、その使用方法がユーザに案内される。メッセージ出力部123は、一旦ステップ1−12に係る音声信号と画像信号を一貫して出力し、その後、ステップ10−12に係る音声信号と画像信号を繰り返して出力する。但し、メッセージ出力部123Aは、所定の時間間隔(例えば、約2分)でステップ6−12に係る音声信号と画像信号を出力する。所定の時間間隔は、心電図の検査及び除細動を実行する時間間隔に応じて任意に設定可能であってもよい。
なお、制御部12Aが、ステップ6において取得した心電図に基づいて除細動が不要と判定する場合には、ステップ7、8に係る音声信号と画像信号に代えて、「電気ショックは不要です。」とのメッセージに係る音声信号と画像信号を出力する。また、制御部12Aはユーザにより、入力部133の1例である点滅ボタンが押下され、除細動を実行した後、「ショックが完了しました」とのメッセージに係る音声信号と画像信号を出力する。
Next, an example of a message indicated by the message data 122A will be described.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a message. The example shown in FIG. 7 is an example of a message used when the
When the
図8は、メッセージの他の例を示す図である。図8に示す例は、救命支援装置10Aが通信機能付きのAEDである場合に用いられるメッセージの例であり、16個のステップから構成される。各ステップは音声と文字とから構成され、例えば、ステップ7、9には図画が含まれる。他のステップにおいて、図画が含まれてもよい。メッセージ出力部123は、ステップ1に示すようにユーザが発話した変更指示語に基づいて音量の変更が可能である旨のメッセージ音声を再生することで、その使用方法がユーザに案内される。メッセージ出力部123は、一旦ステップ1−16に係る音声信号と画像信号を一貫して出力し、その後、ステップ14−16に係る音声信号と画像信号を繰り返して出力する。但し、メッセージ出力部123は、所定の時間間隔(例えば、約2分)でステップ10−16に係る音声信号と画像信号を出力する。
なお、制御部12Aが、ステップ10において取得した心電図に基づいて電気ショックが不要と判定した場合には、ステップ11、12に係る音声信号と画像信号に代えて、「電気ショックは不要です。」とのメッセージに係る音声信号と画像信号を出力する。
また、ステップ5において、通信部132の通信機能が利用可能であってもよい。その場合は、制御部12Aは、「119番に連絡します。」とのメッセージに係る音声信号を出力する。但し、無線ネットワークからの電波が届かない環境下にあるため通信部132の通信機能が利用不可である場合には、制御部12Aは、「また、119番に連絡してもらいましょう。」とのメッセージに係る音声信号を出力してもよい。
FIG. 8 is a diagram illustrating another example of the message. The example shown in FIG. 8 is an example of a message used when the
If the
In
次に、表示部113Aに表示される案内メッセージ表示について説明する。図9は、図7のステップ5、又は図8のステップ9に係る案内メッセージ表示の例を示す。この例では、1つのステップが1つの表示区間に相当する。
図9(a)−(e)は、それぞれ出力レベル−2、−1、0、1、2である場合における案内メッセージ表示である。そのうち、図9(c)は、出力レベルが0である場合における案内メッセージ表示がデフォルトの表示である。音量、文字サイズ、図画サイズ、それぞれの値は、いずれも0である。
図9(a)、(b)は、示す案内メッセージ表示は、出力レベル0を起点として出力レベルの低下(「小さく」、「ダウン」、等)が指示されることにより表示される案内メッセージ表示の例を示す。図9(a)に示す例では(出力レベル−2)、音量、文字サイズ、図画サイズの値は、それぞれ−2、−1、−2である。図9(b)に示す例では(出力レベル−1)、音量、文字サイズ、図画サイズの値は、それぞれ−1、−1、−1である。
図9(d)、(e)は、示す案内メッセージ表示は、出力レベル0を起点として出力レベルの増加(「大きく」、「アップ」、等)が指示された場合に表示される案内メッセージ表示の例を示す。図9(d)に示す例では(出力レベル1)、音量、文字サイズ、図画サイズの値は、それぞれ1、1、1である。図9(e)に示す例では(出力レベル2)、音量、文字サイズ、図画サイズの値は、それぞれ2、2、1である。
なお、上述したように、周囲音のレベルが所定の第1の閾値よりも大きく、かつ所定の第2の閾値以下である場合には、デフォルトの出力レベルを0より大きく、かつ上限(MAX)以下(例えば、1)に変更してもよい。
Next, guidance message display displayed on the
FIGS. 9A to 9E are guidance message displays when the output levels are −2, −1, 0, 1 and 2, respectively. Of these, FIG. 9C shows the default display of the guidance message when the output level is zero. The volume, character size, and drawing size are all 0.
FIGS. 9A and 9B show the guidance message display that is displayed when an output level lowering (“small”, “down”, etc.) is instructed from the
FIGS. 9D and 9E show the guidance message display that is displayed when an output level increase (“large”, “up”, etc.) is instructed from the
As described above, when the level of the ambient sound is greater than the predetermined first threshold and not more than the predetermined second threshold, the default output level is greater than 0 and the upper limit (MAX) You may change into the following (for example, 1).
なお、一度に表示される文字数、図画の有無、図画の大きさ、はステップ毎に異なる。そのため、ステップに応じて異なるレベル決定テーブルが用いられてもよい。例えば、レベル決定テーブルに設定される文字サイズの値の上限は、文字数が多いほど小さく、文字数が少ないほど大きくてもよい。図画がないステップについては、図画サイズの値の項目が省略されてもよい。また、図画があるステップに用いられるレベル決定テーブルに設定される図画サイズの値の上限は、デフォルトの図画が小さいほど大きく、デフォルトの図画が大きいほど小さくてもよい。なお、文字サイズ、図画サイズの値の上限、下限が共通であるステップ間では、共通のレベル決定テーブルが用いられてもよい。図画がある場合には図画サイズの値の項目が参照され、図画が無い場合には図面サイズの値の項目が無視されればよい。 Note that the number of characters displayed at one time, the presence or absence of a drawing, and the size of the drawing vary from step to step. Therefore, different level determination tables may be used depending on the steps. For example, the upper limit of the character size value set in the level determination table may be smaller as the number of characters is larger, and may be larger as the number of characters is smaller. For the step without a graphic, the graphic size value item may be omitted. Further, the upper limit of the graphic size value set in the level determination table used for a step with a graphic may be larger as the default graphic is smaller and smaller as the default graphic is larger. It should be noted that a common level determination table may be used between steps where the upper limit and lower limit of the character size and graphic size values are common. If there is a drawing, the item of the drawing size value is referred to. If there is no drawing, the item of the drawing size value may be ignored.
次に、本実施形態に係る救命支援処理の例について説明する。
図10は、本実施形態に係る救命支援処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、電源スイッチ131が電源ONとされた場合(ステップS101 YES)、ステップS102Aに進む。
(ステップS102A)メッセージ出力部123Aは、記憶部121に予め記憶されたメッセージデータ122Aを読み取る。その後、ステップS103−S106の処理を実行する。
(ステップS107A)レベル決定部127は、出力レベルを定めた変化量に応じて変更する。但し、変更後の出力レベルは、所定の下限(MIN)から上限(MAX)の範囲内である。レベル決定部127は、メッセージ出力部123Aが出力する案内メッセージ音声の音量を、定めた出力レベルで指定される音量に制御する。また、レベル決定部127は、メッセージ出力部123Aが出力する案内メッセージ表示の文字サイズ、図画サイズを、定めた出力レベルで指定される文字サイズ、図画サイズ(表示サイズ)に制御する。レベル決定テーブルに、文字サイズ、図画サイズの上限、下限が設定されている場合には、指定される文字サイズ、図画サイズは、設定される上限及び下限の範囲内となる。その後、ステップS108Aに進む。
(ステップS108A)メッセージ出力部123Aは、案内メッセージ音声を示す音声信号を再生部112に順次出力し、案内メッセージ表示を示す画像信号を表示部113Aに順次出力する。その後、ステップS109以降の処理に進む。
Next, an example of lifesaving support processing according to the present embodiment will be described.
FIG. 10 is a flowchart showing a lifesaving support process according to the present embodiment.
In step S101, when the
(Step S102A) The
(Step S107A) The
(Step S108A) The
本実施形態に係る救命支援装置10は、メッセージ出力部123Aは、前記レベル決定部が定めたサイズで案内メッセージを示す案内メッセージ表示を表示部113Aに表示させる。
この構成により、ユーザは、特段の操作を行わなくても救命支援中において、案内メッセージ表示のサイズの変更を発話音声により指示することができる。ユーザは、所望のサイズを音声で容易に指示することができるので、案内メッセージ表示による適切な救命支援を実現することができる。
In the
With this configuration, the user can instruct to change the size of the display of the guidance message with the utterance voice during the lifesaving support without performing any special operation. Since the user can easily indicate a desired size by voice, it is possible to realize appropriate lifesaving support by displaying a guidance message.
なお、上述した実施形態は、次の態様でも実施することができる。
(1)自装置の利用による救命支援の案内メッセージを出力するメッセージ出力部と、入力音声の発話内容を認識する音声認識部と、前記発話内容から出力レベルの変更を指示する指示語を抽出し、前記指示語に基づいて前記案内メッセージの出力レベルを定めるレベル決定部と、を備える救命支援装置。
(2)(1)の救命支援装置であって、前記レベル決定部は、前記指示語の繰り返し回数に応じた変化量に基づいて前記出力レベルを変更する。
(3)(1)または(2)の救命支援装置であって、前記メッセージ出力部は、前記レベル決定部が変更した出力レベルで前記案内メッセージを示す案内メッセージ音声を再生部に再生させる。
(4)(3)の救命支援装置であって、前記メッセージ出力部が前記案内メッセージ音声を前記再生部に再生させ、かつ前記レベル決定部が前記出力レベルを増加させる場合、前記メッセージ出力部は、前記増加した出力レベルで前記案内メッセージを出力する。
(5)(1)から(4)のいずれかの救命支援装置であって、前記レベル決定部が定めた出力レベルで前記案内メッセージを示す案内メッセージ表示を表示部に表示させる。
The embodiment described above can also be implemented in the following manner.
(1) A message output unit for outputting a lifesaving guidance message by using the own device, a voice recognition unit for recognizing the utterance content of the input voice, and an instruction word for instructing change of the output level from the utterance content A life support apparatus comprising: a level determination unit that determines an output level of the guidance message based on the instruction word.
(2) The lifesaving support apparatus according to (1), wherein the level determination unit changes the output level based on a change amount corresponding to the number of repetitions of the instruction word.
(3) In the lifesaving support apparatus according to (1) or (2), the message output unit causes the reproduction unit to reproduce the guidance message sound indicating the guidance message at the output level changed by the level determination unit.
(4) In the lifesaving support apparatus according to (3), when the message output unit causes the reproduction message to be reproduced by the message output unit and the level determination unit increases the output level, the message output unit The guidance message is output at the increased output level.
(5) The lifesaving support apparatus according to any one of (1) to (4), wherein a guidance message display indicating the guidance message is displayed on the display unit at an output level determined by the level determination unit.
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。例えば、図2、図6に示す例とは異なり、レベル決定テーブルにおいて定義されているレベルが小さいほど、音量、文字サイズ、図面サイズが大きいことを示す場合を仮定する。その場合には、レベル決定部127が決定するレベルの変化量は、上述したものと正負が反転したものであればよい。ステップS109(図4、図10)を例にすると、レベル決定部127が音量等を増加させる場合、正の変化量を決定するのではなく、負の変化量を決定する。
As described above, the embodiment of the present invention has been described in detail with reference to the drawings. However, the specific configuration is not limited to the above, and various design changes and the like can be made without departing from the scope of the present invention. It is possible to For example, unlike the examples shown in FIGS. 2 and 6, it is assumed that the smaller the level defined in the level determination table is, the larger the volume, the character size, and the drawing size are. In that case, the level change amount determined by the
10、10A…救命支援装置、111…収音部、112…再生部、113A…表示部、12、12A…制御部、121…記憶部、123、123A…メッセージ出力部、125…音声認識部、127…レベル決定部、131…電源スイッチ、132…通信部、133…入力部、134…センサー
DESCRIPTION OF
Claims (5)
入力音声の発話内容を認識する音声認識部と、
前記発話内容から出力レベルの変更を指示する指示語を抽出し、前記指示語に基づいて前記案内メッセージの出力レベルを定めるレベル決定部と、
を備える救命支援装置。 A message output unit for outputting a lifesaving support guidance message by using its own device;
A speech recognition unit that recognizes the utterance content of the input speech;
A level determining unit that extracts an instruction word that instructs to change an output level from the utterance content, and determines an output level of the guidance message based on the instruction word;
A life support device comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015024157A JP2016146870A (en) | 2015-02-10 | 2015-02-10 | Lifesaving support device |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3501597A1 (en) * | 2017-12-22 | 2019-06-26 | HeartSine Technologies Limited | Guide system and method for indicating a defibrillator activator |
CN111768758A (en) * | 2020-07-24 | 2020-10-13 | 四川大学华西医院 | Self-service basic life support assessment system based on video interpretation technology |
-
2015
- 2015-02-10 JP JP2015024157A patent/JP2016146870A/en active Pending
Cited By (3)
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