JP2016142660A - 放射線測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線測定装置としてのサーベイメータにおいて、省電力を図りつつも必要に応じて詳細な測定を実現できるようにする。
【解決手段】カウンタモードが選択された場合、半導体検出器10に対して低バイアス電圧が印加され、半導体検出器10により検出された信号が信号処理回路32へ送られる。これによって計数値あるいは計数率が演算される。そのようなカウンタモードを利用して汚染箇所が特定される。一方、スペクトルモードが選択された場合、半導体検出器10に対して高バイアス電圧が印加され、そこでの検出信号が信号処理回路30に送られる。信号処理回路30はスペクトル演算のための信号処理を実行する。スペクトルモードでは表示器56にスペクトルが表示され、放射線汚染に対する詳細な測定が実行される。
【選択図】図1

Description

本発明は放射線測定装置に関し、特に、バッテリを内蔵した携帯型放射線測定装置におけるモード切り換え技術に関する。
携帯型の放射線測定装置として、サーベイメータ、個人線量計等がある。かかる放射線測定装置は通常、バッテリを内蔵し、そこから放射線センサ、電子回路等に電力が供給される。放射線センサとして半導体センサが多く用いられている。
半導体センサにはバイアス電圧が印加される。一般に、半導体センサに印加するバイアス電圧が低いと、放射線入射で生じた電荷(キャリアとしての電子及び正孔)の収集が不完全となり、安定的に収集を行えなくなる。それ故、その場合、放射線のエネルギー情報を取り出すことが困難となる。一方、バイアス電圧を高くすれば、出力信号の波高値から放射線のエネルギーを特定することが可能となり、その場合にはスペクトルを求めることが可能となる。
特開平11−118934号公報
可搬型放射線測定装置においては、バッテリの容量は有限であり、単位時間当たりの消費電力が大きいと、連続使用時間が短時間になってしまう。あるいは、短時間でバッテリを交換しなければならなくなってしまう。バッテリの大型化にも限度がある。大きなものを搭載すると、装置が大きくなって、機動性が低下する。スペクトル測定を実現しつつも省電力を図ることが望まれる。なお、特許文献1には、エネルギー特性を変更するために、半導体センサに供給するバイアス電圧を切り換えることが記載されている。
本発明の目的は、省電力を図りつつも必要に応じて詳細測定を実現できる放射線測定装置を提供することにある。あるいは、汚染探索とスペクトル測定の両方に適する放射線測定装置を提供することにある。
本発明に係る放射線測定装置は、放射線を検出する半導体型の検出部と、第1測定モードが選択された場合に前記検出部に対して低バイアス電圧を印加し、第2測定モードが選択された場合に前記検出部に対して前記低バイアス電圧よりも高い高バイアス電圧を印加するバイアス電圧生成回路と、前記第1測定モードが選択された場合に、前記検出部からの検出信号に基づいて第1測定結果を生成する第1信号処理回路と、前記第2測定モードが選択された場合に、前記検出部からの検出信号に基づいて第2測定結果を生成する信号処理回路であって、前記第1信号処理回路よりも消費電力が大きい第2信号処理回路と、を含むことを特徴とするものである。
上記構成によれば、第1測定モードでは、低バイアス電圧が検出部に印加され、消費電力の低い第1信号処理回路が動作する。よって、第1測定結果として高度あるいは精細な結果を得ることは困難であるが、省電力を実現できる。第1測定モードは、望ましくは、計数率を測定するカウンタモードである。そのような第1測定モードを利用して、放射線測定装置を移動させながら、汚染箇所が特定される。その際においては、第2測定モードで機能する回路がオフ状態とされるのが望ましく、具体的には、不使用部分については電力供給停止も含め完全なオフ状態が形成されるのが望ましい。一方、第2測定モードでは、高バイアス電圧が検出部に印加され、消費電力の大きな第2信号処理回路が動作する。よって、省電力には反するものの、第2測定結果として高度なあるいは詳しい測定結果を得ることが可能となる。第2測定モードは、望ましくは、スペクトルを測定するスペクトルモードである。スペクトル演算のために、例えば、第2信号処理回路にA/D変換器等の回路が搭載される。望ましくは、汚染箇所が特定された上で、第1測定モードから第2測定モードへの切り換えがなされ、汚染箇所と放射線測定装置との位置関係を維持しつつ(放射線測定装置を動かさないで)、スペクトル測定が実施される。その際においては、第1測定モードで機能する回路がオフ状態になっているのが望ましく、具体的には、不使用部分については電力供給停止も含め完全なオフ状態が形成されるのが望ましい。もっとも、モード切り換え時のタイムラグを小さくする等の目的から一部の回路部分を動作させ続けるようにしてもよい。スペクトルの表示によれば、核種を同定することが可能となる。また、放射能等を正確に演算することが可能となる。
望ましくは、前記第1測定モードは数値表示を行うモードであり、前記第2測定モードはスペクトル表示を行うモードであり、前記第1信号処理回路は前記第1測定結果としてカウント値を求め、前記第2信号処理回路は前記第2測定結果としてスペクトル演算用情報を求める。
望ましくは、前記第1測定結果に基づいて前記第1測定モードから前記第2測定モードへ測定モードを切り換える測定モード切換部を含む。自動的なモード切り換えによればユーザーの負担を軽減できる。自動切り換えの条件を状況に応じて修正できるように構成しておくのが望ましい。その条件としては、例えば、カウント値が所定値を超える状態が一定時間以上継続したこと等をあげることができる。
望ましくは、前記バイアス電圧生成回路は、前記低バイアス電圧を生成する低バイアス電圧生成回路と、前記高バイアス電圧を生成する高バイアス電圧生成回路と、を含み、当該放射線測定装置は、更に、前記第1測定モードが選択されている場合に前記第2信号処理回路及び前記高バイアス電圧生成回路をオフにし、前記第2測定モードが選択されている場合に前記第1信号処理回路及び前記低バイアス電圧生成回路をオフにする制御部を含む。
望ましくは、前記バイアス電圧生成回路は、前記低バイアス電圧を生成する低バイアス電圧生成回路と、前記高バイアス電圧を生成する高バイアス電圧生成回路と、を含み、当該放射線測定装置は、更に、前記低バイアス電圧生成回路からの低バイアス電圧供給ラインと、前記高バイアス電圧生成回路からの高バイアス電圧供給ラインと、前記検出部に対して前記低バイアス電圧供給ライン及び前記高バイアス電圧供給ラインを選択的に接続する選択回路と、前記低バイアス電圧供給ライン上の第1分岐点から引き出され、前記第1分岐点と前記第1信号処理回路の入力とを接続する第1引出ラインと、前記高バイアス電圧供給ライン上の第2分岐点から引き出され、前記第2分岐点と前記第2信号処理回路の入力とを接続する第2引出ラインと、を含む。この構成によれば、選択回路によって、バイアス電圧印加系統の選択と同時に信号取り出し経路の選択を行える。一方の信号処理回路が接続されている場合には他方の信号処理回路が電気的に切り離されるので、不使用回路の存在によって使用回路の動作が不安定になることを防止できる。
本発明によれば、省電力を図りつつも必要に応じて詳細測定を実現できる。あるいは、
汚染探索とスペクトル測定の両方に適する放射線測定装置を提供できる。
本発明に係る放射線測定装置の全体構成を示すブロック図である。 カウンタモードとスペクトルモードのそれぞれの内容を示す図である。 図1に示した装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明に係る放射線測定装置の好適な実施形態が示されており、図1に示す放射線測定装置はサーベイメータである。サーべイメータは可搬型あるいは携帯型の放射線測定装置であり、それはバッテリにより駆動されるものである。サーベイメータを用いて、例えば対象物表面上における放射性汚染箇所が特定され、またその放射性汚染箇所に対して線量等の測定が実行される。放射線を検出する部分と測定結果を表示する部分とが別体で構成されてもよい。
図1において、半導体検出器10は本実施形態においてγ線を測定する放射線センサである。半導体検出器に用いる半導体としてはSi、Ge,CdTe,CdZnTe,TlBr等が知られている。半導体検出器10に対してバイアス電圧を印加するために、本実施形態においては、2つのバイアス生成回路、すなわち高バイアス電圧生成回路12及び低バイアス電圧生成回路14が並列的に設けられている。それらは選択的にオン動作するものであり、逆に言えば、一方が動作中においては他方はオフ状態となる。本実施形態において、高バイアス電圧生成回路12は例えば500〜1000Vのバイアス電圧を生成する回路であり、具体的には高バイアス電圧は1000Vである。低バイアス電圧生成回路14は例えば50〜100Vのバイアス電圧を生成する回路であり、例えばそれは50Vである。
符号18は高バイアス電圧生成回路12から引き出されたラインを示しており、符号20は低バイアス電圧生成回路14から引き出されたラインを示している。ライン18上には抵抗が設けられ、ライン20上にも抵抗が設けられている。ライン18及びライン20と半導体検出器10との間には選択回路として機能するスイッチ16が設けられている。スイッチ16により半導体検出器10に接続するラインとしてライン18又はライン20が選択されている。スイッチ16の動作は後述する制御部58によって制御される。また高バイアス電圧生成回路12及び低バイアス電圧生成回路14の選択的動作も制御部58によって制御される。ライン18上の分岐点18Aと第1信号処理回路30の入力との間には引出ライン22が設けられている。引出ライン22上には直流をカットするコンデンサ26が設けられている。同様に、ライン20上の分岐点20Aと、第2信号処理回路32との入力との間には引出ライン24が設けられている。この引出ライン24上にも直流をカットするコンデンサ28が設けられている。後に詳述するように、カウンタモードが選択されている場合、低バイアス電圧生成回路14が動作し、スイッチ16がライン20を選択する。またそのカウンタモードにおいては信号処理回路32が動作する。一方、スペクトルモードが選択されている場合、高バイアス電圧生成回路12が動作し、スイッチ16はライン18を選択する。その場合、信号処理回路30が動作することになる。ライン20の選択状態においては、ライン18は切り離されており、すなわち信号処理回路30が信号処理系統上から切り離される。同様に、ライン18が選択されている場合においては、ライン20すなわち信号処理回路32が切り離される。これによって一方の回路が動作中の場合において、他方の回路が電気的に繋がっていることに起因する問題が回避される。すなわち安定的な信号処理が実現される。そのような切替にあたって、本実施形態においては単一のスイッチ16の動作のみにより回路の切り離しが実現されている。
最初にカウンタモードで動作する信号処理回路32について説明する。信号処理回路32は、プリアンプ40、主アンプ42、コンパレータ44及びカウンタ46を備えている。コンパレータ44においては、主アンプ42の出力信号が一定の波高値以上であるか否かが判断され、一定の波高値以上の出力信号である場合にコンパレータ44からパルスが出力される。カウンタ46はコンパレータ44からの出力パルスを計数する回路である。カウンタ46における計数値すなわちカウント値がマイコン48へ与えられている。
信号処理回路30について説明する。その回路30は、プリアンプ34、主アンプ36及びA/D変換器38を有する。この信号処理回路30は信号処理回路32よりも消費電力の多い回路である。その信号処理回路30は上述したスペクトルモードにおいて動作するものである。カウンタモードは簡易測定モードとして理解され、スペクトルモードは高度あるいは詳細測定モードとして理解される。
A/D変換器38は例えば12bitの分解能を有し、主アンプ36の出力信号をデジタル信号に変換する。変換されたデジタル信号は、スペクトル演算ための情報として用いられる。具体的には、その情報がマイコン48へ与えられている。
マイコン48はプロセッサ及びメモリとを含み、図1においてはそれが有する機能としてスペクトル演算器50及び数値演算器52が示されている。
数値演算器52は、カウンタモードにおいてカウンタ46におけるカウント値の読み取りを行って、例えば計数率(cpm)を演算する回路である。演算された計数率すなわちレートが表示器56において表示される。一方、スペクトル演算器50は、スペクトルモードにおいて機能するものであり、それは実際にはマルチチャンネルアナライザとして機能する。すなわち、A/D変換器38から出力されたデジタル信号に基づいて各エネルギーすなわち各チャンネルごとの計数値を演算し、これによってスペクトルを求める。そのスペクトルはエネルギースペクトルである。必要に応じてエネルギー特性を補償するための関数等が乗算される。演算されたスペクトルは表示器56において表示される。必要に応じて、そのスペクトルに基づいて、線量、線量率、積算線量、積算線量率等が更に演算されてもよい。
入力器54は、ユーザーにおいて測定モードを選択する場合において用いられる。その他所定の入力を行う場合に入力器54が用いられる。
制御部58は図1に示されている各構成の動作制御を行うものである。特に、本実施形態においては選択された測定モードに応じて各回路の動作のオンオフを制御しており、また電源供給の有無を制御している。バッテリ60は、1次電池又は2次電池により構成されるものであり、バッテリ60からの電力が電源回路62を経由して各構成に供給されている。ただし、本実施形態においては、第1モードとしてのカウンタモードが選択されている場合、信号処理回路30及び高バイアス電圧生成回路12の動作がオフとされ、それらに対する電源供給は遮断される。この場合においてはスペクトル演算器50は機能しないため、その点での省電力も実現される。
一方、スペクトルモードが選択されている場合、制御部58は、信号処理回路32及び低バイアス電圧生成回路14の動作をオフにし、またそれらに対する電源供給を遮断する。この場合においては数値演算器52も動作しない。このように測定モードに応じて使用する回路を選択し、不使用回路への電源供給を遮断することにより、効果的な省電力を実現できる。すなわちバッテリ60に保有された電力を効率的に消費することが可能となる。特に、本実施形態においては、汚染箇所の特定にあたってはカウンタモードが用いられ、すなわち汚染箇所の有無を中心としたサーベイが実施される。その上で、測定箇所が特定された場合には、その測定箇所について詳細な測定を行うためにスペクトルモードが選択される。よって、サーチの段階ではバッテリ60の消耗を大幅に軽減できるので、測定時間を従来よりも例えば4倍に長くすることが可能となる。従来において、例えば1次電池を使用する場合には、電池交換が頻繁に必要であったが、本実施形態によればそのような煩雑さを回避できる。あるいはバッテリ60が2次電池で構成される場合、頻繁に充電を行わなければならなかったが、本実施形態によればそのような手間が解消される。
図2には、カウンタモード64及びスペクトルモード66における動作内容が整理されている。符号68で特定される欄はバイアス電圧の内容を示しており、符号70で示される欄は動作する回路を示しており、符号72で特定される欄は可動する機能すなわちマイコンにおいて動作する機能を示しており、符号74で特定される欄は表示内容を示している。カウンタモードにおいては低バイアス電圧が選択され、その場合において高バイアス電圧生成回路はオフとなる。また同モードにおいては、カウンタモード用信号処理回路がオン動作し、スペクトルモード用信号処理回路はオフ状態となる。マイコンにおいては数値演算が実行され、表示器においては数値が表示されることになる。数値は例えば計数値そのものでありあるいは上述したレートである。一方、スペクトルモード66においては、高バイアス電圧が印加され、その場合において低バイアス電圧生成回路はオフ状態となる。またスペクトルモード用信号処理回路がオン動作し、一方のカウンタモード用信号処理回路はオフとなる。マイコンにおいては、スペクトル演算が実行され、また表示器においてはスペクトルが表示されることになる。カウンタモードは、上述したように、汚染箇所の特定等において選択されるモードであり、その場合にはサーベイメータ自身を移動させながら測定が実行される。汚染箇所の特定あるいはその有無の判定にあたっては、厳密な情報までは不要であるので、カウンタモードによれば電力消費を抑えながら目的に適った測定を実現できる。その上でスペクトルモードを実施すれば、有限な電力を効果的に使用することが可能となる。
図3には、図1に示した構成の動作例が示されている。この例においては、自動によるモード切替及び手動によるモード切替が実現されている。S10においてはまずカウンタモードが選択されそれが実行される。S12においては、計数値(又はレート)が所定値A1を超えたか否かが判断され、超えていなければS14が実行される。S14においてはユーザーによりモード切替の操作があったか否かが判断される。計数値がA1を超えた場合あるいはユーザーによりモード切替の操作があった場合、S16においてスペクトルモードへの切替が実行される。S18においては、スペクトルに基づく計数値あるいは線量情報等が所定値Aを下回ったか否かが判断され、下回っていなければS20においてユーザーによるモード切替操作があったか否かが判断される。計数値がA2よりも下回った場合あるいはユーザーによりモード切替があった場合には処理がS10に移行する。すなわちカウンタモードへ自動的に復帰する。もちろん、各モードの実行中において、S22及びS24で示されるように、測定終了の操作があった場合には本処理が終了する。
図3に示される動作例は一例であり、モード切替を全てユーザーの選択に委ねるようにしてもよい。また自動的な切替を行う場合、その判定値あるいは基準値を状況に応じて適応的に設定するようにしてもよい。例えばバッテリの残留容量に基づいて判定値を変動させるようにしてもよい。
10 半導体検出器、12 高バイアス電圧生成回路、14 低バイアス電圧生成回路、16 スイッチ、18,20 ライン、22,24 引出ライン、30,32 信号処理回路、50 スペクトル演算器、52 数値演算器。
図3には、図1に示した構成の動作例が示されている。この例においては、自動によるモード切替及び手動によるモード切替が実現されている。S10においてはまずカウンタモードが選択されそれが実行される。S12においては、計数値(又はレート)が所定値A1を超えたか否かが判断され、超えていなければS14が実行される。S14においてはユーザーによりモード切替の操作があったか否かが判断される。計数値がA1を超えた場合あるいはユーザーによりモード切替の操作があった場合、S16においてスペクトルモードへの切替が実行される。S18においては、スペクトルに基づく計数値あるいは線量情報等が所定値Aを下回ったか否かが判断され、下回っていなければS20においてユーザーによるモード切替操作があったか否かが判断される。計数値がA2よりも下回った場合あるいはユーザーによりモード切替があった場合には処理がS10に移行する。すなわちカウンタモードへ自動的に復帰する。もちろん、各モードの実行中において、S22及びS24で示されるように、測定終了の操作があった場合には本処理が終了する。

Claims (5)

  1. 放射線を検出する半導体型の検出部と、
    第1測定モードが選択された場合に前記検出部に対して低バイアス電圧を印加し、第2測定モードが選択された場合に前記検出部に対して前記低バイアス電圧よりも高い高バイアス電圧を印加するバイアス電圧生成回路と、
    前記第1測定モードが選択された場合に、前記検出部からの検出信号に基づいて第1測定結果を生成する第1信号処理回路と、
    前記第2測定モードが選択された場合に、前記検出部からの検出信号に基づいて第2測定結果を生成する信号処理回路であって、前記第1信号処理回路よりも消費電力が大きい第2信号処理回路と、
    を含むことを特徴とする放射線測定装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記第1測定モードは数値表示を行うモードであり、
    前記第2測定モードはスペクトル表示を行うモードであり、
    前記第1信号処理回路は前記第1測定結果としてカウント値を求め、
    前記第2信号処理回路は前記第2測定結果としてスペクトル演算用情報を求める、
    ことを特徴とする放射線測定装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記第1測定結果に基づいて前記第1測定モードから前記第2測定モードへ測定モードを切り換える測定モード切換部を含む、
    ことを特徴とする放射線測定装置。
  4. 請求項1記載の装置において、
    前記バイアス電圧生成回路は、
    前記低バイアス電圧を生成する低バイアス電圧生成回路と、
    前記高バイアス電圧を生成する高バイアス電圧生成回路と、
    を含み、
    当該放射線測定装置は、更に、
    前記第1測定モードが選択されている場合に前記第2信号処理回路及び前記高バイアス電圧生成回路をオフにし、前記第2測定モードが選択されている場合に前記第1信号処理回路及び前記低バイアス電圧生成回路をオフにする制御部を含む、
    ことを特徴とする放射線測定装置。
  5. 請求項1記載の装置において、
    前記バイアス電圧生成回路は、
    前記低バイアス電圧を生成する低バイアス電圧生成回路と、
    前記高バイアス電圧を生成する高バイアス電圧生成回路と、
    を含み、
    当該放射線測定装置は、更に、
    前記低バイアス電圧生成回路からの低バイアス電圧供給ラインと、
    前記高バイアス電圧生成回路からの高バイアス電圧供給ラインと、
    前記検出部に対して前記低バイアス電圧供給ライン及び前記高バイアス電圧供給ラインを選択的に接続する選択回路と、
    前記低バイアス電圧供給ライン上の第1分岐点から引き出され、前記第1分岐点と前記第1信号処理回路の入力とを接続する第1引出ラインと、
    前記高バイアス電圧供給ライン上の第2分岐点から引き出され、前記第2分岐点と前記第2信号処理回路の入力とを接続する第2引出ラインと、
    を含むことを特徴とする放射線測定装置。
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