JP2016139843A - データ放送を利用したソーシャルデータ配信システム - Google Patents

データ放送を利用したソーシャルデータ配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】個人などが発信するソーシャルデータのデータ放送による配信を行うソーシャルデータ配信システムを提供する。【解決手段】送受信機ソフトウェアに基づいたデータ処理を行う第2データ保護処理部21側のデスクランブル処理部25が、ソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行う第1データ保護処理部22からのデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bをデスクランブルする。また、第2データ保護処理部21側の暗号化部27がデスクランブルされた暗号鍵を用い、ネットワークAを介して送信するソーシャルデータaの暗号化を行う。また、ID付加部26が暗号化されたソーシャルデータaにデスクランブルされたソーシャルサービスIDを付加し暗号化データcとする。放送局10側では、IDフィルタ12が局内サーバー11を介して受け取った暗号化データcに付加されているソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う。【選択図】図1

Description

本発明は、個人などが発信するソーシャルデータを、放送局が放送にて配信するためのデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システムに関する。なお、本発明におけるソーシャルデータとは、特定の組織や団体が発信している一方通行の情報ではなく、個人などが発信する、双方向あるいは参加型という意味合いをもった情報である。双方向あるいは参加型という意味合いをもった情報としては、文書、画像、ゲーム、ニュース、音楽、動画、地図、天気予報などのあらゆる内容を含む。また、個人以外としては、趣味仲間であってもよいし、企業などであってもよい。本発明では、これらの趣味仲間や企業などを総じて個人などと言う。
近年、個人などが発信するソーシャルデータを放送局が放送にて配信するデータ放送が着目を浴びている。なお、放送局からの配信においては、全て放送局の責任において編集されたデータのみを配信することが基本である。また、個人などが発信するソーシャルデータについては、放送局が公序良俗などを考慮した配信許可の可否のためのチェックを行う必要がある。そして、放送局は、放送として適するソーシャルデータは配信するが、適さないソーシャルデータは排除することになる。
このように、放送局が個人などの発信するソーシャルデータの配信許可の可否のためのチェックを行う必要があるが、全てのソーシャルデータのチェックを行うことは物理的に困難である。その結果、特に、リアルタイム性のあるソーシャルデータの配信が困難となることがある。
なお、放送局が放送にてデータを配信するものとして、特許文献1に示されている、データ放送を利用したコンテンツデータ提供方法が知られている。これは、利用者にデータ放送を利用して出版物に関する暗号化したコンテンツデータを提供し、利用者からの要求に応じて暗号化したコンテンツデータを復号化するための復号化キーを、インターネットを介して利用者に提供するものである。これにより、利用者にデータ放送を利用して図書などの出版物の貸出しが可能となる。そして、利用者はこれまでのように、図書館に出向いて図書などの出版物を借りるという手間を省くことができる。つまり、このようなコンテンツデータ提供方法は、有料放送などで用いられているものであり、復号化キーを入手した利用者のみが情報を利用できるものである。
特開2002−051018
上述した特許文献1でのコンテンツデータ提供方法では、利用者がデータ放送を利用してコンテンツデータを取得できる。また、復号化キーを入手した利用者のみがコンテンツデータを利用できることから、不正利用を防ぐことができる。
ところが、特許文献1でのコンテンツデータ提供方法には、個人などが発信するソーシャルデータの配信許可の可否のためのチェックを行う手段が備わっていない。そのため、ソーシャルデータの配信許可の可否のためのチェックを行うことができず、個人などが発信するソーシャルデータのデータ放送による配信を行うことができないという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、個人などが発信するソーシャルデータのデータ放送による配信を行うことができるデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システムを提供することを目的とする。
本発明のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システムは、データ放送を行う放送局と、前記データ放送の受信と、ネットワークを介してのソーシャルデータの送信とを行う送受信機とを備え、前記送受信機は、ソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記放送局側から発行されるスクランブル済みの、前記ソーシャルソフトウェアを利用するソーシャルメディアを識別するためのソーシャルサービスID及び前記ソーシャルデータの暗号化のための暗号鍵を含むデータ保護情報を記憶する第1のデータ保護情報記憶部を有する第1データ保護処理部と、送受信機ソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記データ保護情報をデスクランブルする第1のデスクランブル処理部と、デスクランブルされた前記暗号鍵を用い、前記ネットワークを介して送信するソーシャルデータの暗号化を行う暗号化部と、暗号化された前記ソーシャルデータにデスクランブルされた前記ソーシャルサービスIDを付加し暗号化データとするID付加部とを有する第2データ保護処理部とを具備し、前記放送局は、前記暗号化データを受け取る局内サーバーと、該局内サーバーが受け取った前記暗号化データに付加されている前記ソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う第1のIDフィルタとを備えることを特徴とする。
また、前記データ保護情報は、前記ソーシャルデータの復号化のための復号鍵を含み、前記第2データ保護処理部は、デスクランブルされた前記ソーシャルサービスIDを用い、前記データ放送によって得られる前記暗号化データのフィルタリングを行う第2のIDフィルタと、該第2のIDフィルタによってフィルタリングされた前記暗号化データに対し、デスクランブルされた前記復号鍵を用いて復号化する復号化部とを有することを特徴とする。
また、前記第2データ保護処理部は、前記ID付加部によってソーシャルサービスIDが付加された前記暗号化データに、正式なデータであることを検査するためのチェック符号を付加するチェック符号付加部を有し、前記放送局は、前記チェック符号を用いて前記暗号化データのチェックを行うチェック部を有することを特徴とする。
本発明のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システムは、データ放送を行う放送局と、前記データ放送の受信と、ネットワークを介してのソーシャルデータの送信とを行う送受信機と、該送受信機からの前記ソーシャルデータを前記放送局に送信する外部サーバーとを備え、前記送受信機は、ソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記放送局側から発行されるスクランブル済みの、前記ソーシャルソフトウェアを利用するソーシャルメディアを識別するためのソーシャルサービスID、前記ソーシャルデータの暗号化のための暗号鍵及び前記ソーシャルデータの復号化のための復号鍵を含むデータ保護情報を記憶する第1のデータ保護情報記憶部を有する第1データ保護処理部と、送受信機ソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記データ保護情報をデスクランブルする第1のデスクランブル処理部と、デスクランブルされた前記ソーシャルサービスIDを用い、前記データ放送によって得られる暗号化データのフィルタリングを行う第2のIDフィルタと、該第2のIDフィルタによってフィルタリングされた前記暗号化データに対し、デスクランブルされた前記復号鍵を用いて復号化する復号化部とを有する第2データ保護処理部とを具備し、前記外部サーバーは、ソーシャルサーバーソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記データ保護情報を記憶する第2のデータ保護情報記憶部を有する第3データ保護処理部と、サーバー用暗号化ソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記データ保護情報をデスクランブルする第2のデスクランブル処理部と、該第2のデスクランブル処理部によってデスクランブルされた前記暗号鍵を用い、前記ネットワークを介して送信するソーシャルデータの暗号化を行う暗号化部と、暗号化されたソーシャルデータにデスクランブルされた前記ソーシャルサービスIDを付加し暗号化データとするID付加部とを有する第4データ保護処理部とを具備し、前記放送局は、前記外部サーバーから受け取った前記暗号化データに付加されている前記ソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う第1のIDフィルタを備えることを特徴とする。
また、前記第4データ保護処理部は、前記ID付加部によってソーシャルサービスIDが付加された前記暗号化データに、正式なデータであることを検査するためのチェック符号を付加するチェック符号付加部を有し、前記放送局は、前記チェック符号を用いて前記暗号化データのチェックを行うチェック部を有することを特徴とする。
本発明のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システムでは、送受信機にソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行う第1データ保護処理部と、送受信機ソフトウェアに基づいたデータ処理を行う第2データ保護処理部とを具備し、第2データ保護処理部側の第1のデスクランブル処理部が第1データ保護処理部側からのデータ保護情報をデスクランブルする。また、第2データ保護処理部側の暗号化部がデスクランブルされた暗号鍵を用い、ネットワークを介して送信するソーシャルデータの暗号化を行う。また、第2データ保護処理部側のID付加部が暗号化されたソーシャルデータにデスクランブルされたソーシャルサービスIDを付加し暗号化データとする。一方、放送局側では、第1のIDフィルタが局内サーバーを介して受け取った暗号化データに付加されているソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う。これにより、放送局側で個人などが発信するソーシャルデータの配信許可の可否のためのチェックを行うことができる。
本発明のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システムでは、放送局側でソーシャルデータの配信許可の可否のためのチェックを行うことができ、個人などが発信するソーシャルデータのデータ放送による配信を行うことができる。
本発明のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システムの第1実施形態を説明するための図である。 図1の送受信機の構成を説明するための図である。 図1の局内サーバーを省き、放送局の外部に外部サーバーを設けた場合の第2実施形態を説明するための図である。 図1の放送局にソーシャルデータのチェック機能を付加した場合の第3実施形態を説明するための図である。 図4のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システムにおける、各処理段階でのデータ構造の一例について説明するための図である。
(第1実施形態)
以下、本発明のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システム(以下、単にソーシャルデータ配信システムという)の第1実施形態について説明する。なお、以下に説明するソーシャルデータ配信システムでは、接続ID(identification)、会員ID、ソーシャルサービスIDという3種類のIDを用いている。
接続IDは、後述の局内サーバー11又は外部サーバー40に接続しログインするための識別情報である。この接続IDは、局内サーバー11又は外部サーバー40を管理する管理者により発行される。
会員IDは、ソーシャルソフトウェア毎に割り当てられた識別情報である。すなわち、ソーシャルソフトウェアを利用するソーシャルメディアとして、たとえば、レビュー、SNS(ソーシャルネットワークサービス)、Wikipedea、YouTube(登録商標)、TWITTER(登録商標)、FACEBOOK(登録商標)、Yahoo!知恵袋、教えて!Goo、ブログ、電子掲示板、SBM(ソーシャルブックマーク)などがある。これらのソーシャルメディアを利用する場合、それぞれの会員を識別する必要があり、ソーシャルソフトウェア毎に会員IDが割り当てられる。
ソーシャルサービスIDは、それぞれのソーシャルソフトウェアを識別するための識別情報であり、放送局10側でソーシャルソフトウェア毎に割り当てたものである。なお、以下の説明や図示において、説明の都合上、IDのみとした記載はソーシャルサービスIDであるものとする。
そして、図1に示すように、ソーシャルデータ配信システムは、放送局10と送受信機20とを備えている。ここで、ソーシャルデータ配信システムは、たとえば電波BとインターネットなどのネットワークAとを組み合わせて行う、いわゆるマルチメディア放送の形態をとる。また、放送による電波Bは、地上アナログテレビ放送の終了に伴って空きのできたVHF(very high frequency)帯を利用している。なお、地上アナログテレビ放送に限らず、地上デジタル放送の帯域を利用することも可能である。また、CATV(Cable Television)の帯域や、衛星放送の帯域を利用することも可能である。
放送局10は、個人などがネットワークAを介して発信するソーシャルデータに対し、配信許可の可否のためのチェックを行った後、配信する。配信許可の可否のためのチェックについては、後述する。個人などがネットワークAを介して発信するソーシャルデータとしては、文書、画像、ゲーム、ニュース、音楽、動画、地図、天気予報などのあらゆる内容を含む。
放送局10は、主として、局内サーバー11及びIDフィルタ12を備えている。局内サーバー11は、ネットワークAを介し、送受信機20からの上述した接続IDを用いてのアクセスを受け付け、ソーシャルデータを暗号化した暗号化データcを受信する。ここで、局内サーバー11は、送受信機20からの上述した接続IDを用いてのアクセスを受け付けるため、不正利用をブロックすることが可能となる。
IDフィルタ12は、上述したソーシャルソフトウェア毎に割り当てられるソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う。
具体的には、IDフィルタ12に配信許可を可(与える)とするソーシャルサービスID、又は配信許可を否(与えない)とするソーシャルサービスIDをセットしておく。これにより、IDフィルタ12がセットされているソーシャルサービスIDに基づき、配信許可を可(与える)とするソーシャルサービスID、又は配信許可を否(与えない)とするソーシャルサービスIDを選別できる。言い換えれば、放送局10は、IDフィルタ12にセットしたソーシャルデータIDにより、配信許可の可否のためのチェックを行うことで、不正なデータの配信を防止することができる。
なお、ソーシャルサービスIDや暗号化データcのデータ構造については後述するが、ソーシャルサービスIDは暗号化されていない。そのため、ソーシャルサービスIDの復号化を行うことなしに、ソーシャルサービスIDのフィルタリングが可能となる。そして、放送局10は、配信許可が可とされた暗号化データcを電波Bにより配信する。
また、送受信機20は、データ放送Cによって送られてきたファイルから暗号化データcを1つずつ取り出して処理を行うものであり、主として第1データ保護処理部22及び第2データ保護処理部21を備えている。第2データ保護処理部21は、送受信機ソフトウェアに基づいたデータ処理を行う。送受信機ソフトウェアは、送受信機20に予め組み込まれたプログラムである。すなわち、送受信機ソフトウェアは、送受信機メーカーがデータ放送の形式や、データ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bのデータをデスクランブルするためのコードなどの情報提供を放送局10側から受け、開発されたものである。
第1データ保護処理部22は、ソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行う。ソーシャルソフトウェアは、上述した様々なソーシャルメディアを提供するサイトからダウンロードすることで、利用することができる。よって、複数のソーシャルソフトウェアをダウンロードした場合、送受信機20内部には複数の第1データ保護処理部22が存在することになる。ちなみに、図1では1つのソーシャルソフトウェアをダウンロードした場合として示している。
また、ソーシャルソフトウェアは、送受信機メーカー側からの送受信機ソフトウェアとのデータ送受のインタフェース仕様の提供と、放送局10側からのソーシャルソフトウェア毎にスクランブルされたデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bの提供とを受け、開発されたものである。よって、ソーシャルソフトウェアは、誰もが開発可能なプログラムであるが、特に、放送局10側からのソーシャルソフトウェア毎にスクランブルされたデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bの提供を受ける必要がある。
ここで、第1データ保護処理部22は、図2に示すように、会員IDフィルタ30、ソーシャルデータ出力処理部31、データ保護情報記憶部32、会員ID付加部33、ソーシャルデータ入力処理部34を備えている。なお、会員IDフィルタ30、ソーシャルデータ出力処理部31、データ保護情報記憶部32、会員ID付加部33、ソーシャルデータ入力処理部34によるそれぞれの処理は、図示しない制御部により制御される。
会員IDフィルタ30は、後述の復号化部24により復号化されたソーシャルデータdに含まれる会員IDのフィルタリングを行う。そして、会員IDフィルタ30は、ソーシャルデータdに含まれる会員IDと、予めセットしておいた会員IDとが一致すれば、ソーシャルデータdをソーシャルデータ出力処理部31に送る。
ソーシャルデータ出力処理部31は、会員IDフィルタ30からのソーシャルデータdを映像信号などに変換し、図示しないディスプレイなどに出力する。なお、ソーシャルデータ出力処理部31は、会員IDフィルタ30に特定の会員IDをセットしておくことで、特定のユーザが発言した文字情報を、図示しないディスプレイなどに出力することが可能である。また、ソーシャルデータ出力処理部31は、会員IDフィルタ30に複数の特定の会員IDをセットしておくことで、特定のグループに属する複数のユーザのゲームにおけるキャラクタの動きを示す情報を、図示しないディスプレイなどに出力することも可能である。また、ソーシャルデータ出力処理部31は、会員IDフィルタ30に複数の特定の会員IDをセットしておくことで、特定範囲の会員IDに絞ったユーザの地図上における位置情報を図示しないディスプレイなどに出力することも可能である。
データ保護情報記憶部32には、スクランブル済みのID・暗号鍵・復号鍵を含むデータ保護情報bが記憶されている。データ保護情報記憶部32からのデータ保護情報bの送出は、上述した図示しない制御部により制御される。
会員ID付加部33は、ソーシャルデータ入力処理部34からのソーシャルデータに、予めソーシャルソフトウェア毎に割り当てられた会員IDを付加し、ソーシャルデータaとして第2データ保護処理部21に送る。ソーシャルデータ入力処理部34は、外部からのソーシャルデータを取り込む。ちなみに、ソーシャルデータは、USBメモリ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどのデバイスから取り込まれるようにしてもよい。また、ソーシャルデータ入力処理部34は、図示しないタッチパネルなどの入力装置によって入力された文字情報や、ゲームの画面で動かされたキャラクタなどの座標位置なども取り込むようにしてもよい。また、ソーシャルデータ入力処理部34は、図示しないGPS(Global Positioning System)から取得した現在の位置データなども取り込むようにしてもよい。
一方、第2データ保護処理部21は、IDフィルタ23、復号化部24、デスクランブル処理部25、ID付加部26、暗号化部27を備えている。なお、IDフィルタ23、復号化部24、デスクランブル処理部25、ID付加部26、暗号化部27によるそれぞれの処理は、図示しない制御部により制御される。
IDフィルタ23は、送受信機20がデータ放送Cによって配信された、たとえば暗号化データcを受信すると、暗号化データcに含まれるソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う。ここで、ソーシャルサービスIDのフィルタリングに際しては、後述のデスクランブル処理部25からのデータ保護情報bに含まれる、デスクランブルされたIDを用いて行う。そして、IDフィルタ23は、暗号化データcに含まれるソーシャルサービスIDと、デスクランブルされたIDとが一致すれば、暗号化データcを復号化部24に送る。
復号化部24は、後述のデスクランブル処理部25からのデータ保護情報bに含まれる、デスクランブルされた復号鍵を用い、暗号化データcを復号する。復号されたソーシャルデータdは、第1データ保護処理部22に送られる。
デスクランブル処理部25は、第1データ保護処理部22からのデータ保護情報bをデスクランブルする。デスクランブルされたIDは、IDフィルタ23に送られる。また、デスクランブルされた復号鍵は、復号化部24に送られる。また、デスクランブルされたIDはID付加部26に送られる。また、デスクランブルされた暗号鍵は、暗号化部27に送られる。
ID付加部26は、暗号化部27によって暗号化された第1データ保護処理部22からのソーシャルデータaに、デスクランブル処理部25からのデスクランブルされたIDを付加し、暗号化データcとする。
暗号化部27は、デスクランブル処理部25からのデスクランブルされた暗号鍵を用い、第1データ保護処理部22からのソーシャルデータaを暗号化する。
そして、送受信機20は、ソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行う第1データ保護処理部22からのデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bに基づき、ソーシャルデータaの暗号化と、ID付加部26によるID付加とを行う。また、送受信機20は、IDフィルタ23による特定のIDの暗号化データcの選別と、第1データ保護処理部22からのデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bに基づく復号化部24による復号化とを行うため、各個人のソーシャルデータの不正利用や改竄が困難となる。
このような構成のソーシャルデータ配信システムでは、ソーシャルデータaを放送局10に送信する場合、まず、第1データ保護処理部22のソーシャルデータ入力処理部34によって取り込まれたソーシャルデータaに対し、会員ID付加部33が予めソーシャルソフトウェア毎に割り当てられた会員IDを付加して第2データ保護処理部21に送る。
第2データ保護処理部21側では、デスクランブル処理部25により、第1データ保護処理部22からのデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bがデスクランブルされる。
次いで、暗号化部27がデスクランブル処理部25によりデスクランブルされた暗号鍵により、ソーシャルデータaを暗号化する。また、ID付加部26がデスクランブル処理部25によりデスクランブルされたソーシャルサービスIDを、暗号化されたソーシャルデータaに付加し、暗号化データcとする。
暗号化データcは、ネットワークAを介して放送局10側の局内サーバー11に送信されると、IDフィルタ12により上述したソーシャルソフトウェア毎に割り当てられているソーシャルサービスIDのフィルタリングが行われる。
ここで、上述したように、IDフィルタ12に配信許可を可(与える)とするソーシャルサービスID、又は配信許可を否(与えない)とするソーシャルサービスIDをセットしておくことで、配信許可を可(与える)とするソーシャルサービスID、又は配信許可を否(与えない)とするソーシャルサービスIDを選別できる。
次いで、配信許可を可(与える)とされた暗号化データcは、電波Bにより配信される。そして、送受信機20がデータ放送Cによって配信された暗号化データcを受信すると、第2データ保護処理部21のIDフィルタ23が暗号化データcに含まれるソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う。このとき、IDフィルタ23は、デスクランブル処理部25からのデータ保護情報bに含まれる、デスクランブルされたIDを用いてフィルタリングを行う。また、IDフィルタ23は、暗号化データcに含まれるソーシャルサービスIDと、デスクランブルされたIDとが一致すれば、暗号化データcを復号化部24に送る。
次いで、フィルタリングされた暗号化データcは、復号化部24により復号される。このとき、復号化部24は、デスクランブル処理部25からのデータ保護情報bに含まれる、デスクランブルされた復号鍵を用いる。復号されたソーシャルデータdは、第1データ保護処理部22に送られる。
第1データ保護処理部22側では、会員IDフィルタ30により、復号化部24により復号化されたソーシャルデータdに含まれる会員IDのフィルタリングが行われる。このとき、会員IDフィルタ30は、ソーシャルデータdに含まれる会員IDと、予めセットしておいた会員IDとが一致すれば、ソーシャルデータdをソーシャルデータ出力処理部31に送る。
そして、ソーシャルデータ出力処理部31は、会員IDフィルタ30からのソーシャルデータdを映像信号などに変換し、図示しないディスプレイなどに出力する。
このように、第1実施形態では、送受信機20にソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行う第1データ保護処理部22と、送受信機ソフトウェアに基づいたデータ処理を行う第2データ保護処理部21とを具備し、第2データ保護処理部21側のデスクランブル処理部25(第1のデスクランブル処理部)が第1データ保護処理部22からのデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bをデスクランブルする。また、第2データ保護処理部21側の暗号化部27がデスクランブルされた暗号鍵を用い、ネットワークAを介して送信するソーシャルデータaの暗号化を行う。また、第2データ保護処理部21側のID付加部26が暗号化されたソーシャルデータaにデスクランブルされたソーシャルサービスIDを付加し暗号化データcとする。一方、放送局10側では、IDフィルタ12(第1のIDフィルタ)が局内サーバー11を介して受け取った暗号化データcに付加されているソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う。これにより、放送局10側でソーシャルデータaの配信許可の可否のためのチェックを行うことができ、個人などが発信するソーシャルデータのデータ放送による配信を行うことができる。
また、第1実施形態では、放送局10側でソーシャルデータaの配信許可の可否のためのチェックを即座に行うことができることから、リアルタイム性のあるソーシャルデータaについても即座に配信することができる。
また、第1実施形態では、送受信機20側で、放送局10側に送信すべきソーシャルデータaの暗号化と、放送局10からのデータ放送Cによって配信された暗号化データcの復号化とを行うようにしているため、放送局10側でのソーシャルデータaの暗号化及び復号化の処理を省くことができる。これにより、放送局10側での処理にかかわる負荷を軽減させることができる。
また、第1実施形態での第2データ保護処理部21を実現させる送受信機ソフトウェアは、送受信機メーカーがデータ放送の形式や、データ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bのデータをデスクランブルするためのコードなどの情報提供を放送局10側から受け、開発されたものである。この場合、第2データ保護処理部21側に、第1データ保護処理部22を実現させるソーシャルソフトウェアによるソーシャルデータaのデータ量あるいはレート制限を設けることができ、放送局10側の局内サーバー11でのシステム障害なども容易に回避できる。
また、第1実施形態での第1データ保護処理部22を実現させるソーシャルソフトウェアは、送受信機メーカー側からの送受信機ソフトウェアとのデータ送受のインタフェース仕様の提供と、放送局10側からのソーシャルソフトウェア毎にスクランブルされたデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bの提供とを受け、開発されたものである。よって、上述したソーシャルメディアを提供する者は、送受信機メーカー側からのインタフェース仕様の提供と、放送局10側からのソーシャルソフトウェア毎にスクランブルされたデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bの提供とを受けることで、ソーシャルソフトウェアを自由に開発することができる。
また、第1実施形態でのソーシャルサービスIDは、それぞれのソーシャルソフトウェアを識別するための識別情報であり、放送局10側でソーシャルソフトウェア毎に割り当てたものであるため、それぞれの暗号化データcに対し、放送局10側で放送可否のコントロールを容易かつ確実に行うことができる。
また、第1実施形態での局内サーバー11は、ネットワークAを介し、送受信機20からの接続IDを用いてのアクセスを受け付け、ソーシャルデータを暗号化した暗号化データcを受信する。これにより、接続IDによって個人毎の暗号化データcの受信可否のコントロールが可能となり、不正利用をブロックすることができる。
また、暗号化データcは、IDフィルタ23(第2のIDフィルタ)によってフィルタリングされた後、復号化部24により、放送局10が提供する復号鍵を用いて復号化される。このため、送受信機20から送信される暗号化データcに対しての第三者によるデータ改竄やなりすましによるデータ送信を防御でき、ソーシャルデータの安全性を確保することが可能となる。
また、第1データ保護処理部22のデータ保護情報記憶部32に、放送局10側から提供されるスクランブル済みのID・暗号鍵・復号鍵を含むデータ保護情報bが記憶され、第2データ保護処理部21のデスクランブル処理部25によりデータ保護情報bがデスクランブルされることで運用されるため、放送局関係者及び受信機ソフトウェアの開発者以外の第三者が不正にデータ保護情報bを作成してしまうことを防ぐことが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図3を参照し、図1の局内サーバー11を省いた場合の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態では、同図に示すように、放送局10の外部に外部サーバー40を設けている。また、以下の説明において、図1及び図2と共通する部分については同一符号を付し、重複する説明は適宜行うものとする。
すなわち、図3に示すように、外部サーバー40は、第3データ保護処理部42と第4データ保護処理部41とを備えている。まず、第4データ保護処理部41は、サーバー用暗号化ソフトウェアに基づいたデータ処理を行う。なお、サーバー用暗号化ソフトウェアは、外部サーバー40に予め組み込まれたプログラムである。すなわち、サーバー用暗号化ソフトウェアは、上述した送受信機ソフトウェアと同様に、サーバーメーカーが放送局10側のデータ放送の形式や、データ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)のデータをデスクランブルするためのコードなどの情報提供を受け、開発されたものである。
第3データ保護処理部42は、ソーシャルサーバーソフトウェアに基づいたデータ処理を行う。なお、ソーシャルサーバーソフトウェアは、上述したソーシャルソフトウェアとほぼ同様のものである。
ここで、第4データ保護処理部41は、デスクランブル処理部43、ID付加部44、暗号化部45を備えている。すなわち、第4データ保護処理部41は、図1に示した第2データ保護処理部21のデスクランブル処理部25、ID付加部26、暗号化部27と同じ機能を有している。この場合、第2データ保護処理部21のID付加部26及び暗号化部27による処理が第4データ保護処理部41側で行われるため、第2データ保護処理部21のID付加部26及び暗号化部27が不要となる。
第3データ保護処理部42は、データ保護情報記憶部52及びソーシャルデータ入力処理部54を備えている。データ保護情報記憶部52には、上述した第1データ保護処理部22のデータ保護情報記憶部32に記憶されているデータ保護情報bと同じである、スクランブル済みのID・暗号鍵・復号鍵を含むデータ保護情報bが記憶されている。ソーシャルデータ入力処理部54は、送受信機20側からのソーシャルデータaの送受信を行う。
このような構成のソーシャルデータ配信システムでは、ソーシャルデータaを放送局10に送信する場合、まず、接続IDを用い、ネットワークAを介して外部サーバー40に送信する。この場合の接続IDは、外部サーバー40へのアクセスが許可されたものとなる。外部サーバー40の第3データ保護処理部42のソーシャルデータ入力処理部54によって受信されたソーシャルデータaは、第4データ保護処理部41に送られる。
第4データ保護処理部41側では、デスクランブル処理部43により、第3データ保護処理部42からのデータ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bがデスクランブルされる。
次いで、暗号化部45がデスクランブル処理部43によりデスクランブルされた暗号鍵により、ソーシャルデータaを暗号化する。また、ID付加部44がデスクランブル処理部43によりデスクランブルされたソーシャルサービスIDを、暗号化されたソーシャルデータaに付加し、暗号化データcとする。
暗号化データcは、ネットワークAを介して放送局10側に送信されると、上記同様に、IDフィルタ12により上述したソーシャルソフトウェア毎に割り当てられているソーシャルサービスIDのフィルタリングが行われる。なお、放送局10側には、暗号化データcを受信できる簡易な受信装置を設けておくことで、外部サーバー40からの暗号化データcの受信が可能となる。
そして、上記同様に、配信許可を可(与える)とされた暗号化データcは、電波Bにより配信される。送受信機20がデータ放送Cによって配信された暗号化データcを受信すると、上記同様に、第2データ保護処理部21のIDフィルタ23が暗号化データcに含まれるソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う。また、フィルタリングされた暗号化データcは、上記同様に、復号化部24により復号されて第1データ保護処理部22に送られる。
第1データ保護処理部22側では、上記同様に、会員IDフィルタ30により、復号化部24により復号化されたソーシャルデータdに含まれる会員IDのフィルタリングが行われてソーシャルデータ出力処理部31に送られる。そして、ソーシャルデータ出力処理部31は、会員IDフィルタ30からのソーシャルデータdを映像信号などに変換し、図示しないディスプレイなどに出力する。
このように、第2実施形態では、放送局10の外部に外部サーバー40を設けている。また、外部サーバー40には、ソーシャルサーバーソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、データ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bを記憶するデータ保護情報記憶部52(第2のデータ保護情報記憶部)を有した第3データ保護処理部42を備えている。また、サーバー用暗号化ソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、データ保護情報bをデスクランブルするデスクランブル処理部43(第2のデスクランブル処理部)と、デスクランブルされた前記暗号鍵を用いてソーシャルデータの暗号化を行う暗号化部45と、暗号化されたソーシャルデータにデスクランブルされたソーシャルサービスIDを付加し暗号化データcとするID付加部44とを有する第4データ保護処理部41を備えている。
これにより、送受信機20側の第2データ保護処理部21のID付加部26及び暗号化部27による処理が第4データ保護処理部41側で行われるため、送受信機20側の第2データ保護処理部21のID付加部26及び暗号化部27が不要となり、送受信機20側での処理にかかわる負荷を軽減させることができる。
また、第2実施形態では、送受信機20からのソーシャルデータaを一旦、外部サーバー40によって受け付けている。そのため、予め設定されたソーシャルデータaについては、放送局10に送信せずに、ネットワークAを介して複数の送受信機20に配信することも可能となる。
また、第2実施形態では、外部サーバー40により、送受信機20からのソーシャルデータaを処理しているため、アンケートなどの複数のソーシャルデータaを集計した集計結果を、集計結果データとして放送局10に送り、放送局10からのデータ放送Cとして配信させることも可能となる。
(第3実施形態)
次に、図4及び図5を参照し、図1の放送局10にソーシャルデータのチェック機能を付加した場合の第3実施形態について説明する。
すなわち、図4に示すように、放送局10には、チェック部13が追加されている。また、送受信機20の第2データ保護処理部21には、チェック符号付加部28が追加されている。その他の構成は、図1と同じである。
ここで、第2データ保護処理部21のID付加部26によりIDが付加された暗号化データcには、チェック符号付加部28により後述のチェック符号Dが付加される。一方、放送局10側では、暗号化データcに対してチェック部13により演算処理し、その演算結果がチェック符号Dと一致するかを確認することで、正式なデータであることを検査することができ、より強固にソーシャルサービスIDの不正利用を防止することができる。
ここで、図5を参照し、チェック符号Dを用い場合の具体的なソーシャルデータのデータ構造の一例について説明する。
まず、図5(a)は、暗号化前のソーシャルデータを示している。暗号化前のソーシャルデータには、たとえば会員ID、文字の長さ、文字情報が含まれている。ここで、会員IDは“123”とされ、Aさんに割り当てられたものとする。そして、Aさんが“こんにちは”とした文字情報を入力すると、文字の長さが“5”とされる。
そして、Aさんとは別の送受信機20で同じソーシャルソフトウェアを利用しているBさんがAさんのメッセージを見たいときには、ソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行う第1データ保護処理部22の会員IDフィルタ30(図2参照)にAさんの会員IDである“123”をセットする。これにより、Aさんのメッセージを受信することが可能となる。
この場合、Bさんは自分自身の情報発信を行わないで、ただ単にAさんからのメッセージを見たいときは、放送局10からのデータ受信のみを行えばよく、ネットワークAによる放送局10との通信回線接続は不要である。
また、図5(b)は、暗号化データcを示している。すなわち、この暗号化データcは、上述した第2データ保護処理部21の暗号化部27によって暗号化されたものである。暗号化部27による暗号化に際しては、たとえばAES(Advanced Encryption Standard)と呼ばれる暗号化方式のうち、256ビット長の暗号鍵を使用する方式(AES−256bit)を用いることができる。なお、暗号化に際しては、AES−256bitに限らず、ハッシュ関数などを用いた他の暗号化方式を用いてもよい。
そして、ソーシャルデータが暗号化されることで、暗号化済みソーシャルデータに、ソーシャルサービスID及びデータ長(ソーシャルデータの長さの情報)が付加された暗号化データcが得られる。ここで、ソーシャルサービスIDがたとえば“456”であれば、ソーシャルサービスIDが“456”とされる。
また、暗号化データcに対しては、図5(c)に示すように、チェック符号付加部28によるチェック符号Dが付加される。なお、チェック符号Dとして、チェックサムを用いた場合、暗号化データcの先頭から8bitずつデータを取り出し、取り出した値を足していき、暗号化データcの最後のバイトまで足した値の最下位ビット32bitのバイトデータをチェック符号Dとして付加する方法が考えられる。
チェック符号Dが付加された暗号化データcは、ネットワークAを介して放送局10に送信される。ここで、データ放送の方式としてIPDC(IP Data Cast)を利用し、FLUTEプロトコル(File Delivery over Unidirectional Transport)にて伝送を行う場合、小さいファイルで何度も送るより、大きなファイルにしてまとめて送った方が放送波の伝送容量を有効に利用できる。この場合、放送局10側では図5(d)に示すように、複数の暗号化データcを連結し、ファイルとして電波Bにて配信する。
また、放送局10側では、暗号化データcに対してチェック部13により演算処理し、その演算結果がチェック符号Dと一致するかを確認する。演算結果がチェック符号Dと一致しない場合は、ソーシャルサービスIDの不正利用であり、その暗号化データcを破棄することができる。
また、放送局10側では、IDフィルタ12により、上述したソーシャルソフトウェア毎に割り当てられるソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う。そして、上述したように、配信許可されたソーシャルサービスIDを含む暗号化データcについては電波Bにより配信される。
なお、送受信機20側では、データ放送Cから暗号化データcを取り出し、さらにIDフィルタ23により特定のソーシャルサービスIDの暗号化データcのみを取り出す。ここで、たとえば“456”のソーシャルサービスIDの暗号化データcのみを取り出した際、復号化部24は、暗号化したときと同じ、上述したAES−256bitのアルゴリズムを用いて暗号化データcを復号し、復号したソーシャルデータdを第1データ保護処理部22に送る。
なお、上述したAES−256bitのアルゴリズムを使用するという情報は、データ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bとして第1データ保護処理部22のデータ保護情報記憶部32に記憶されているが(図2参照)、そのデータ保護情報bは放送局10側が決めた値によりスクランブルされている。そのため、上述したように、送受信機ソフトウェアに基づいたデータ処理を行う第2データ保護処理部21の開発者は、データ保護情報(ID・暗号鍵・復号鍵を含む)bを知ることができない。
また、スクランブルの方法としては放送局が決めた数値と実際のID・暗号鍵の値でEXOR(排他的論理和)をとり、その値をスクランブル済みID・暗号鍵データとして利用し、受信機ソフトウェア内でIDおよび暗号鍵を取得する時に放送局が決めた数値とスクランブル済みID・暗号鍵データとでEXORの演算を行い、ID及び暗号鍵を取り出す方法が考えられる。
また、デスクランブルを行うために放送局10が決めた数値は、予め受信機ソフトウェアにセットされている必要がある。この場合、上述したデスクランブル処理部25、43にデスクランブルを行うために放送局10が決めた数値をセットしておけばよい。
このように、第3実施形態では、送受信機20の第2データ保護処理部21にID付加部26によってソーシャルサービスIDが付加された暗号化データcに、正式なデータであることを検査するためのチェック符号Dを付加するチェック符号付加部28を追加し、放送局10側に、チェック符号Dを用いて暗号化データcのチェックを行うチェック部13を追加している。
これにより、放送局10側では、暗号化データcに対してチェック部13により演算処理し、その演算結果がチェック符号Dと一致するかを確認することで、正式なデータであることを検査することができ、より強固にソーシャルサービスIDの不正利用を防止することができる。
なお、送受信機20の第2データ保護処理部21に追加したチェック符号付加部28と、放送局10側に追加したチェック部13については、図3に示した第2実施形態でのソーシャルデータ配信システムにも適用可能である。この場合、第2データ保護処理部21に追加したチェック符号付加部28を、外部サーバー40の第4データ保護処理部41に追加することで、上記同様に、より強固にソーシャルサービスIDの不正利用を防止することができる。
10 放送局
11 局内サーバー
12 IDフィルタ
13 チェック部
20 送受信機
21 第2データ保護処理部
22 第1データ保護処理部
23 IDフィルタ
24 復号化部
25 デスクランブル処理部
26 ID付加部
27 暗号化部
28 チェック符号付加部
30 会員IDフィルタ
31 ソーシャルデータ出力処理部
32 データ保護情報記憶部
33 会員ID付加部
34 ソーシャルデータ入力処理部
40 外部サーバー
41 第4データ保護処理部
42 第3データ保護処理部
43 デスクランブル処理部
44 ID付加部
45 暗号化部
52 データ保護情報記憶部
54 ソーシャルデータ入力処理部
A ネットワーク
B 電波
C データ放送
D チェック符号
a ソーシャルデータ
b データ保護情報
c 暗号化データ
d ソーシャルデータ

Claims (5)

  1. データ放送を行う放送局と、
    前記データ放送の受信と、ネットワークを介してのソーシャルデータの送信とを行う送受信機とを備え、
    前記送受信機は、
    ソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記放送局側から発行されるスクランブル済みの、前記ソーシャルソフトウェアを利用するソーシャルメディアを識別するためのソーシャルサービスID及び前記ソーシャルデータの暗号化のための暗号鍵を含むデータ保護情報を記憶する第1のデータ保護情報記憶部を有する第1データ保護処理部と、
    送受信機ソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記データ保護情報をデスクランブルする第1のデスクランブル処理部と、
    デスクランブルされた前記暗号鍵を用い、前記ネットワークを介して送信するソーシャルデータの暗号化を行う暗号化部と、
    暗号化された前記ソーシャルデータにデスクランブルされた前記ソーシャルサービスIDを付加し暗号化データとするID付加部とを有する第2データ保護処理部とを具備し、
    前記放送局は、
    前記暗号化データを受け取る局内サーバーと、
    該局内サーバーが受け取った前記暗号化データに付加されている前記ソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う第1のIDフィルタとを備える
    ことを特徴とするデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システム。
  2. 前記データ保護情報は、前記ソーシャルデータの復号化のための復号鍵を含み、
    前記第2データ保護処理部は、
    デスクランブルされた前記ソーシャルサービスIDを用い、前記データ放送によって得られる前記暗号化データのフィルタリングを行う第2のIDフィルタと、
    該第2のIDフィルタによってフィルタリングされた前記暗号化データに対し、デスクランブルされた前記復号鍵を用いて復号化する復号化部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システム。
  3. 前記第2データ保護処理部は、前記ID付加部によってソーシャルサービスIDが付加された前記暗号化データに、正式なデータであることを検査するためのチェック符号を付加するチェック符号付加部を有し、
    前記放送局は、前記チェック符号を用いて前記暗号化データのチェックを行うチェック部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システム。
  4. データ放送を行う放送局と、
    前記データ放送の受信と、ネットワークを介してのソーシャルデータの送信とを行う送受信機と、
    該送受信機からの前記ソーシャルデータを前記放送局に送信する外部サーバーとを備え、
    前記送受信機は、
    ソーシャルソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記放送局側から発行されるスクランブル済みの、前記ソーシャルソフトウェアを利用するソーシャルメディアを識別するためのソーシャルサービスID、前記ソーシャルデータの暗号化のための暗号鍵及び前記ソーシャルデータの復号化のための復号鍵を含むデータ保護情報を記憶する第1のデータ保護情報記憶部を有する第1データ保護処理部と、
    送受信機ソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記データ保護情報をデスクランブルする第1のデスクランブル処理部と、
    デスクランブルされた前記ソーシャルサービスIDを用い、前記データ放送によって得られる暗号化データのフィルタリングを行う第2のIDフィルタと、
    該第2のIDフィルタによってフィルタリングされた前記暗号化データに対し、デスクランブルされた前記復号鍵を用いて復号化する復号化部とを有する第2データ保護処理部とを具備し、
    前記外部サーバーは、
    ソーシャルサーバーソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記データ保護情報を記憶する第2のデータ保護情報記憶部を有する第3データ保護処理部と、
    サーバー用暗号化ソフトウェアに基づいたデータ処理を行い、前記データ保護情報をデスクランブルする第2のデスクランブル処理部と、
    該第2のデスクランブル処理部によってデスクランブルされた前記暗号鍵を用い、前記ネットワークを介して送信するソーシャルデータの暗号化を行う暗号化部と、
    暗号化されたソーシャルデータにデスクランブルされた前記ソーシャルサービスIDを付加し暗号化データとするID付加部とを有する第4データ保護処理部とを具備し、
    前記放送局は、
    前記外部サーバーから受け取った前記暗号化データに付加されている前記ソーシャルサービスIDのフィルタリングを行う第1のIDフィルタを備える
    ことを特徴とするデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システム。
  5. 前記第4データ保護処理部は、前記ID付加部によってソーシャルサービスIDが付加された前記暗号化データに、正式なデータであることを検査するためのチェック符号を付加するチェック符号付加部を有し、
    前記放送局は、前記チェック符号を用いて前記暗号化データのチェックを行うチェック部を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ放送を利用したソーシャルデータ配信システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102190792B1 (ko) * 2020-06-01 2020-12-14 한국사회보장정보원 사회복지 자격정보 제공방법, 이를 위한 컴퓨터 프로그램

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