JP2016136807A - 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム - Google Patents

発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016136807A
JP2016136807A JP2015011245A JP2015011245A JP2016136807A JP 2016136807 A JP2016136807 A JP 2016136807A JP 2015011245 A JP2015011245 A JP 2015011245A JP 2015011245 A JP2015011245 A JP 2015011245A JP 2016136807 A JP2016136807 A JP 2016136807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
generation amount
value
power source
predetermined time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015011245A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6582418B2 (ja
Inventor
祐志 谷
Yushi Tani
祐志 谷
寿夫 松田
Toshio Matsuda
寿夫 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2015011245A priority Critical patent/JP6582418B2/ja
Publication of JP2016136807A publication Critical patent/JP2016136807A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6582418B2 publication Critical patent/JP6582418B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/76Power conversion electric or electronic aspects

Landscapes

  • Wind Motors (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

【課題】 再生可能エネルギーに係る電源における発電量の予測誤差を低減する。
【解決手段】 再生可能エネルギーに係る電源の発電量を予測する発電量予測装置であって、前記電源が設置された場所を含む複数の区画における気象予報値を示す予報情報に基づいて、前記気象予報値の発電量への換算値を算出する換算部と、所定の時刻より過去の所定の時間帯における前記換算部の算出結果と、前記過去の所定の時間帯における前記電源の発電実績を示す実績情報と、に基づいて回帰分析を実行して、前記電源における発電量の予測値を算出するための関係式を生成する回帰式作成部と、前記生成された関係式と、前記所定の時刻以降の時間帯における前記換算部の算出結果と、に基づいて、前記電源における発電量の予測値を算出する算出部と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラムに関する。
太陽光発電や風力発電をはじめとする再生可能エネルギーに係る電源の導入が進んでおり、電力の需給運用を行ううえで、このような電源の出力を精度よく予測することは重要である。例えば、気象情報の予測値に基づいて太陽光発電装置の発電量を予測する手法が知られている(特許文献1)。
特許第5502243号公報
上述した気象情報は、例えば、気象庁から提供される数値予報データである。このような数値予報データは、通常、ある日時において1種類の気象条件(例えば日射量)につき1個の予報値を含む。数値予報には幾つかの種類(モデル)があるところ、例えば局地モデル(LFM)では、日本周辺に及ぶ領域を2km格子で覆い、各格子点(メッシュ)について気象予報値が提供される。
かかる気象予報情報には、基礎となる計算モデルの不完全性等に起因する誤差が内在することが知られている。例えばLFMでは、メッシュの目が細かいため、あるメッシュにおける予報値が近隣の別のメッシュでの実測値に近かったという「予測の位置ずれ」や、あるメッシュにおける予報値がそのメッシュの別の時間帯における実測値に近かったという「時間ずれ」を起こすことがある。このような予報情報の誤差が大きいと、誤差が、発電量の予測値を算出する過程において蓄積されて、発電量の予測値の精度に大きな影響を及ぼす。
そこで、本発明は、再生可能エネルギーに係る電源における発電量の予測誤差を低減することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本発明は、再生可能エネルギーに係る電源の発電量を予測する発電量予測装置であって、前記電源が設置された場所を含む複数の区画における気象予報値を示す予報情報に基づいて、前記気象予報値の発電量への換算値を算出する換算部と、所定の時刻より過去の所定の時間帯における前記換算部の算出結果と、前記過去の所定の時間帯における前記電源の発電実績を示す実績情報と、に基づいて回帰分析を実行して、前記電源における発電量の予測値を算出するための関係式を生成する回帰式作成部と、前記生成された関係式と、前記所定の時刻以降の時間帯における前記換算部の算出結果と、に基づいて、前記電源における発電量の予測値を算出する算出部と、を備える。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、再生可能エネルギーに係る電源における発電量の予測誤差を低減することが可能になる。
本発明の実施形態に係る発電量予測装置によって発電量が予測される太陽光発電システム及びその周辺領域を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る発電量予測装置の機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る発電量予測装置の動作を示すフローチャートである。 発電量予測装置に入力される気象予報値の一例を示す図である。 気象予報値の発電量への換算値の一例を示す図である。 太陽光発電システムの発電実績の一例を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===太陽光発電システム及びメッシュ===
図1を参照して、本発明の実施形態に係る発電量予測装置によって発電量が予測される太陽光発電システムと、その周囲に画成されるメッシュと、について説明する。
図1に示されるように、太陽光発電システム3が設置されている。太陽光発電システム3は、再生可能エネルギーに係る電源の一例であって、1台の太陽光発電装置でもよいし、複数台の太陽光発電装置を代表していてもよい。
本実施形態では、LFMに係る気象予報データに基づいて太陽光発電システム3の発電量を予測するので、太陽光発電システム3の設置場所を含む領域が、一辺2kmのメッシュ(区画)で画成されている。もっとも、メソモデル(MSM)などの他の気象予報データを用いてもよく、その場合、例えば一辺5kmのメッシュが画成される。
ここでは、図1に示されるように、一辺22kmの正方形状の領域が、11行11列に配置された121個のメッシュA1−K11に分けられ、この領域の中央に位置するメッシュF6に、太陽光発電システム3が設置されているものとする。このような区画及び配置の仕方は、互いに10km程度以内にあるメッシュにおける日射量の予測値の間には正の相関があるとされていることに基づく。
もっとも、太陽光発電システム3が設置されているメッシュF6から10km離れることが必ず必要であるわけではなく、例えばメッシュF6から2,4,6,8kmそれぞれ離れた範囲に亘る9,25,49,81個のメッシュにおける日射量の予測値に基づいて発電量を予測しても構わない。また、日射量の予報値を取得する領域は正方形状である必要はなく、例えば、メッシュF6を中心とする半径2−10kmの円に含まれるメッシュ群について日射量の予測値を得てもよい。あるいは、太陽光発電システム3が設置された地域の特性を考慮して、例えば、北側にはメッシュF6から10kmの範囲まで考慮するが、南側、東側及び西側にはメッシュF6から4kmの範囲までしか考慮しないようにしてもよい。更に、選択された領域に属するメッシュにおける日射量の予測値を全て発電量の予測に用いる必要はなく、一部分のメッシュにおける日射量の予測値だけを用いて発電量を予測してもよい。なお、本実施形態では日射量の予報値が用いられるが、他の気象予報値、例えば雲量、湿度、気圧、風速などの予報値が併用されてもよい。
なお、本実施形態では、発電量予測装置1は、太陽光発電システム3の発電量を予測するが、発電量予測装置1は風力発電機の発電量を予測してもよい。その場合、日射量の予報値に代えて、例えば風速の予報値に基づいて発電量の予測値が求められることになる。
===発電量予測装置の構成===
図2、図4−図6を参照して、本実施形態における発電量予測装置の構成を説明する。図2は、発電量予測装置の機能を示すブロック図である。図4は、発電量予測装置に入力される気象予報値の一例を示す。図5は、気象予報値の発電量への換算値の一例を示す。図6は、太陽光発電システムの発電実績の一例を示す。
図2に示されるように、発電量予測装置1は、入力部11、換算部12、回帰式作成部13、算出部14、記憶部15、及び出力部16を備える。なお、説明の便宜上、2014年12月20日0時を現在の時刻とし、2014年12月20日0時より前の時刻を過去、2014年12月20日0時より後を将来とする(図4,図5参照)。
入力部11は、発電量予測装置1と外部装置(不図示)との間のインターフェイスであるとともに、発電量予測装置1と使用者との間のインターフェイスでもある。具体的には、入力部11は、例えば気象庁のサーバー(不図示)から、日射量などの気象予報値を示す予報情報を受信する。本実施形態において、予報情報は、121個のメッシュA1−K11のそれぞれについて所定の時間間隔毎(例えば1時間毎)に配信されるものとし、例えば配信時刻から9時間先までの1時間毎の日射量の予報値を含む(図4参照)。また、入力部11は、例えば太陽光発電システム3に設置された情報装置(不図示)から、太陽光発電システム3における発電実績を示す実績情報を受信する(図6参照)。本実施形態において、実績情報は、予報情報と同じ時間間隔(例えば1時間毎)に配信されるものとするが、異なる時間間隔(例えば30分毎)に配信されても構わない。入力部11は更に、例えば太陽光発電システム3の情報装置(不図示)から、太陽光発電パネルの総面積、傾斜角、方位角などを示す情報を受信してもよい。入力部11が受信した各種情報は、図4に示されるように、例えば半年分、1年分あるいは5年分のように、所定の期間分だけ記憶部15に記憶される。
なお、本実施形態において、予報情報は、上述したように所定の領域内の全てのメッシュについて提供されるが、予報情報が与えられるメッシュの範囲は、使用者によって、キーボードやタッチパネルスクリーンなどの入力装置(不図示)を介して適宜変更されてもよい。あるいは、入力部11は、上述した入力装置を介した使用者の指示に応じて、発電量の予測に用いられる予報情報を、受信した予報情報のうち特定のメッシュに関する予報情報に制限することができるように設計されてもよい。
換算部12は、入力部11によって受信された予報情報に基づいて、気象予報値を発電量へ換算する。かかる発電量への換算は、本実施形態では、入力部11が予報情報を受信する毎に実行される。また、予報情報は、上述したように、121個のメッシュ毎に現在時刻から9時間先までの1時間毎の予測値として与えられるから、標準設定では、1回の変換作業で1,210個(121個x10)の変換値が算出されることになる(図5参照)。換算部12によって算出された発電量への換算値は、図5に示されるように、例えば半年分、1年分あるいは5年分のように、所定の期間分だけ記憶部15に記憶される。なお、日射量の予測値から発電量への換算は、例えばJIS C8907にしたがって行われてもよい。
回帰式作成部13は、所定の時刻より過去の所定の時間帯における換算部12の算出結果と、過去の所定の時間帯における実績情報と、に基づいて回帰分析を実行して、太陽光発電システム3における発電量の予測値を算出するための関係式を生成する。ここで、所定の時刻とは、例えば回帰式作成部13が回帰分析を実行する時刻でもよく、あるいは、最新の予報情報が配信された時刻でもよい。回帰式作成部13は、このような基準となる時刻よりも過去の時間帯における121個のメッシュでの日射量の発電量換算値を説明変数x1−x121とし、同じ時間範囲における発電実績を目的変数yとして、回帰分析を実行する。そして、次の式1として示される回帰式(関係式)における係数a0−a121を決定する。
y=a0+a1・x1+a2・x2+・・・+a121・x121 (式1)
かかる122個の係数あるいは回帰式は、記憶部15に記憶される。使用者の指示により、日射量の予報値が与えられるメッシュの範囲が制限された場合には、相応して係数の少ない回帰式が得られることとなる。このようなメッシュの範囲の制限は、計算量の減少に繋がるから、予測値の算出時間の短縮が求められる場合に有効である。なお、回帰式作成部13による回帰式の作成は、換算部12が新たな発電量換算値を算出する毎に行われてもよいし、例えば1日に1回、1週間に1回のように、換算部12とは異なる時間間隔で行われてもよい。
算出部14は、上述のように生成された関係式と、所定の時刻以降(将来)の時間帯における換算部14の算出結果(日射量予報値の発電量への換算値)と、に基づいて、太陽光発電システム3における発電量の予測値を算出する。例えば、図4に示すような2014年12月20日0時の時点での予報情報において、同日9時におけるメッシュA1,A2,・・・K11での日射量が0.20[MJ/m],0.61[MJ/m],・・・0.44[MJ/m]で与えられ、これら予報値が、例えば図5に示されるように200[kW],890[kW],・・・710[kW]へ変換されるとする。算出部14は、これら変換された値を上記関係式1のx1,x2,・・・x121に代入し、2014年12月20日9時における発電量の予測値yを得る。そして、算出部14は、このようにして求めた各時間帯における発電量の予測値yを記憶部15に記憶する。
なお、本実施形態のように太陽光発電システム3の発電量を予測する場合、算出部14は、例えば、夜間帯に属する0時−5時及び19時−23時における発電量の予測値を算出することなく0[kW]としてもよい。あるいは、季節に応じて予測値を算出する時間帯を変化させてもよい。例えば、夏季には0時−5時及び19時−23時における予測値の算出を省略し、冬季には0時−7時及び17時−23時における予測値の算出を省略するようにしてもよい。
記憶部15は、入力部11が受信した予報情報や実績情報を記憶するとともに、換算部12が算出した換算値、回帰式作成部13が作成した回帰式、算出部14が算出した発電量の予測値などを記憶する。その他、記憶部15は、発電量予測装置1の各機能を実行するためのプログラムを格納する。
出力部16は、算出部14が算出した発電量の予測値を表示装置2に出力する。出力部16は、発電量の予測値の時間推移が運用者に視覚的に把握されるように、表やグラフの形式で予測値を出力してもよい。
なお、上述した入力部11,換算部12,回帰式作成部13,算出部14,記憶部15,及び出力部16の各機能は、CPU、RAM、及びROMを備えたコンピュータによって実現される。
===発電量予測装置の動作===
図3を参照して、発電量予測装置1の動作を説明する。図3は、発電量予測装置の動作を示すフローチャートである。
発電量予測装置1が起動され、あるいは、予測対象となる太陽光発電システムが設定されると、まず、ステップS1において、日射量の予測値が発電量の予測のために用いられるメッシュが選択される。上述したとおり、本実施形態では、選択されるメッシュは、通常、太陽光発電システム3が設置されるメッシュF6の周囲10kmに亘る領域に属する121個のメッシュA1−K11である。この設定が運用者によって変更されてもよいことは、上述したとおりである。
次いで、ステップS2において、選択されたメッシュにおける気象予報値が発電量に換算される。このような発電量への換算は、換算部12において実行される。上述したように、記憶部15には、図4のように、入力部11によって受信された、121個のメッシュにおける過去から将来に亘る1時間毎の日射量の予報値が記憶されている。このような予報値のそれぞれが、換算部12において発電量に換算され、例えば図5に示すような形式で記憶部15に記憶される。
予報値が発電量に換算されると、ステップS3において、回帰式(関係式)が作成される。回帰式の作成は回帰式作成部13において実行される。回帰式は、上述したとおり、選択されたメッシュにおける所定の過去の時間帯での換算値と、当該過去の時間帯における発電実績と、に基づいて作成される。回帰式作成部13は、該当する過去の時間帯における換算値及び発電実績を記憶部15から取得して重回帰分析を実行し、その結果得られた回帰式(式1)を記憶部15に記憶する。
回帰式が作成されると、ステップS4において、太陽光発電システム3における発電量の予測値が算出される。予測値の算出は、算出部14において実行される。発電量の予測値は、ステップS3において作成された回帰式に、選択されたメッシュにおける将来の発電量の換算値を代入することによって算出される。算出された発電量の予測値は、記憶部15に記憶されるとともに、出力部16を介して表示装置2に出力される。
このように、本実施形態では、太陽光発電システム3が設置されたメッシュにおける気象予報値だけでなく、そのメッシュから一定の距離だけ離れた場所に位置するメッシュでの気象予報値を用い、これら予報値に統計的処理を施すことによって、太陽光発電システム3における発電量の予測値を算出している。そのため、気象予報値の位置ずれや時間ずれに由来する予測値の誤差が低減し、予測の精度が向上する。よって、発電計画の効率的かつ安定的な運用が可能となる。
以上説明したように、再生可能エネルギーに係る電源の一例としての太陽光発電システム3の発電量を予測する発電量予測装置は、太陽光発電システム3の設置場所を含む121個のメッシュA1−K11における日射量の予報値を示す予報情報に基づいて、予報値の発電量への換算値を算出する換算部12と、所定の時刻より過去の所定の時間帯における換算部12の算出結果と、過去の所定の時間帯における太陽光発電システム3の発電実績を示す実績情報と、に基づいて回帰分析を実行して、太陽光発電システム3における発電量の予測値を算出するための関係式を生成する回帰式作成部13と、生成された関係式と、所定の時刻以降(将来)の時間帯における換算部12の算出結果と、に基づいて、太陽光発電システム3における発電量の予測値を算出する算出部14と、を備える。かかる実施形態では、太陽光発電システム3が設置された場所(メッシュ)における気象予報値だけでなく、そのメッシュとは別のメッシュにおける気象予報値を用い、これら予報値に統計的処理を施すことによって、太陽光発電システム3における発電量の予測値を算出している。そのため、気象予報値の位置ずれや時間ずれに由来する予測値の誤差が低減し、予測の精度が向上する。よって、発電計画の効率的かつ安定的な運用が可能となる。
また、メッシュA1−K11が、太陽光発電システム3の設置場所から10km程度までの所定の距離に亘る領域内に画成されることで、太陽光発電システム3の設置場所における日射量と相関性の大きい日射量の予測値に基づいて発電量の予測を行うことができるから、予測の精度が向上する。
また、換算部12は所定の時間間隔毎に換算値を算出し、算出部14は、換算部12が換算値を算出すると、予測値を算出することとしてもよい。これにより、最新の、より精度の高い気象予報値に基づいて発電量の予測を行うことができるから、予測の精度が向上する。
尚、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、入力部11が予報情報や実績情報を受信する時間間隔は30分でもよい。換算部12,回帰式作成部13,及び算出部14が、それぞれ発電量換算値を算出し、回帰式を作成し、及び予測値を算出する時間間隔もまた、30分でもよい。
また、太陽光発電システム3や風力発電所は、複数のメッシュに亘って設置されてもよい。例えば、メガソーラーと呼ばれる大規模な太陽光発電施設や、ウィンドファームと呼ばれる大規模な風力発電所では、このような状況が生じ得る。このような場合、日射量や風速等に関する予測値の位置ずれや時間ずれが発電量の予測値に及ぼす影響は大きいと考えられるが、本発明は、このような大規模発電所における発電量の予測にも有効である。
1 発電量予測装置
2 表示装置
3 太陽光発電システム
11 入力部
12 換算部
13 回帰式作成部
14 算出部
15 記憶部
16 出力部

Claims (7)

  1. 再生可能エネルギーに係る電源の発電量を予測する発電量予測装置であって、
    前記電源が設置された場所を含む複数の区画における気象予報値を示す予報情報に基づいて、前記気象予報値の発電量への換算値を算出する換算部と、
    所定の時刻より過去の所定の時間帯における前記換算部の算出結果と、前記過去の所定の時間帯における前記電源の発電実績を示す実績情報と、に基づいて回帰分析を実行して、前記電源における発電量の予測値を算出するための関係式を生成する回帰式作成部と、
    前記生成された関係式と、前記所定の時刻以降の時間帯における前記換算部の算出結果と、に基づいて、前記電源における発電量の予測値を算出する算出部と、
    を備えることを特徴とする発電量予測装置。
  2. 前記複数の区画は、前記電源が設置された前記場所から所定の距離に亘る領域内に画成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電量予測装置。
  3. 前記換算部は、所定の時間間隔毎に前記換算値を算出し、
    前記算出部は、前記換算部が前記換算値を算出すると、前記予測値を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発電量予測装置。
  4. 前記電源は太陽光発電装置であり、
    前記予報情報は日射量に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の発電量予測装置。
  5. 前記電源は風力発電機であり、
    前記予報情報は風速に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の発電量予測装置。
  6. 再生可能エネルギーに係る電源の発電量を予測する発電量予測方法であって、
    前記電源が設置された場所を含む複数の区画における気象予報値を示す予報情報に基づいて、前記気象予報値の発電量への換算値を算出し、
    所定の時刻より過去の所定の時間帯における前記換算値と、前記過去の所定の時間帯における前記電源の発電実績を示す実績情報と、に基づいて回帰分析を実行して、前記電源における発電量の予測値を算出するための関係式を生成し、
    前記生成された関係式と、前記所定の時刻以降の時間帯における前記換算値と、に基づいて、前記電源における発電量の予測値を算出する
    ことを特徴とする発電量予測方法。
  7. 再生可能エネルギーに係る電源の発電量を予測するべく、コンピュータに対して、
    前記電源が設置された場所を含む複数の区画における気象予報値を示す予報情報に基づいて、前記気象予報値の発電量への換算値を算出する第1機能と、
    所定の時刻より過去の所定の時間帯における前記第1機能の算出結果と、前記過去の所定の時間帯における前記電源の発電実績を示す実績情報と、に基づいて回帰分析を実行して、前記電源における発電量の予測値を算出するための関係式を生成する第2機能と、
    前記生成された関係式と、前記所定の時刻以降の時間帯における前記第1機能の算出結果と、に基づいて、前記電源における発電量の予測値を算出する第3機能と、
    を実行させるプログラム。
JP2015011245A 2015-01-23 2015-01-23 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム Active JP6582418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015011245A JP6582418B2 (ja) 2015-01-23 2015-01-23 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015011245A JP6582418B2 (ja) 2015-01-23 2015-01-23 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016136807A true JP2016136807A (ja) 2016-07-28
JP6582418B2 JP6582418B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=56512742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015011245A Active JP6582418B2 (ja) 2015-01-23 2015-01-23 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6582418B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112761896A (zh) * 2020-09-24 2021-05-07 国网内蒙古东部电力有限公司 提高风力发电站发电量预测精度的计算方法、装置和计算机设备
KR20210145424A (ko) * 2020-05-25 2021-12-02 한전케이디엔주식회사 태양광 발전량 예측 시스템 및 방법
CN113837898A (zh) * 2021-09-23 2021-12-24 国网电子商务有限公司 一种新能源消纳计算方法及装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011200040A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Toshiba Corp 発電量予測装置、予測方法及び予測プログラム
WO2014118973A1 (ja) * 2013-02-01 2014-08-07 中国電力株式会社 電力予測装置
US20140244188A1 (en) * 2013-02-28 2014-08-28 International Business Machines Corporation Forecasting output power of wind turbine in wind farm
WO2014155482A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 中国電力株式会社 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム
JP2014217092A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 清水建設株式会社 発電電力予測装置、発電電力予測方法及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011200040A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Toshiba Corp 発電量予測装置、予測方法及び予測プログラム
WO2014118973A1 (ja) * 2013-02-01 2014-08-07 中国電力株式会社 電力予測装置
US20140244188A1 (en) * 2013-02-28 2014-08-28 International Business Machines Corporation Forecasting output power of wind turbine in wind farm
WO2014155482A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 中国電力株式会社 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム
JP2014217092A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 清水建設株式会社 発電電力予測装置、発電電力予測方法及びプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210145424A (ko) * 2020-05-25 2021-12-02 한전케이디엔주식회사 태양광 발전량 예측 시스템 및 방법
KR102400711B1 (ko) * 2020-05-25 2022-05-23 한전케이디엔주식회사 태양광 발전량 예측 시스템 및 방법
CN112761896A (zh) * 2020-09-24 2021-05-07 国网内蒙古东部电力有限公司 提高风力发电站发电量预测精度的计算方法、装置和计算机设备
CN112761896B (zh) * 2020-09-24 2024-05-14 国网内蒙古东部电力有限公司 提高风力发电站发电量预测精度的计算方法、装置和计算机设备
CN113837898A (zh) * 2021-09-23 2021-12-24 国网电子商务有限公司 一种新能源消纳计算方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6582418B2 (ja) 2019-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10719773B2 (en) Managing computational workloads of computing apparatuses powered by renewable resources
JP5461748B1 (ja) 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム
JP5020106B2 (ja) 風力発電量予測システム、方法及びプログラム
CN110705772B (zh) 区域电网风力发电功率预测优化方法和装置
JP2006033908A (ja) 太陽光発電システムの発電量予測方法、装置、およびプログラム
CN110705771B (zh) 区域电网新能源发电功率预测优化方法和装置
JP2016136001A (ja) 予測装置
CN103810542A (zh) 风电场风功率预测系统及实现方法
JP6582418B2 (ja) 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム
JP7410897B2 (ja) 発電量管理システム及び発電量管理方法
JP7346356B2 (ja) 予測装置および予測方法
KR20150118699A (ko) Gis 기반 실시간 기상정보를 활용한 풍력 예측 발전량 시각화 방법
CN110705768B (zh) 用于风电场的风力发电功率预测优化方法和装置
JP6435881B2 (ja) 発電量予測装置、発電量予測方法、及びプログラム
JP6937227B2 (ja) 発電量予測装置、発電量予測システム、発電量予測方法及び発電量予測プログラム
CN104008284A (zh) 测风塔在数值天气预报中的校正方法
CN112761896B (zh) 提高风力发电站发电量预测精度的计算方法、装置和计算机设备
CN104462839A (zh) 基于风功率波动强度瞬时模型的风电不确定性估计方法
CN110705769B (zh) 新能源发电功率预测优化方法和装置
KR20200129343A (ko) 에너지 관리를 위한 기상데이터 처리장치 및 에너지관리시스템
CN113591332B (zh) 一种短期风电功率预测方法、装置、存储介质及处理器
CN110705770B (zh) 用于光伏电站的光伏功率预测优化方法和装置
Moreno-Garcia et al. An Approach for the Solar Energy Assessment using Weather Medium-Range Forecasting
Appice et al. Wind Speed Forecasting via Structured Output Learning.
Hugeback et al. Machine Learning–Adjusted WRF Forecasts to Support Wind Energy Needs in Black Start Operations

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6582418

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150