JP2016129053A - 金融機関経営支援システム及びプログラム - Google Patents
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract
Description
る。
特に、金融機関では、こうした市場リスク管理にとどまらず、現金や金融商品の管理、さらには経営支援のための様々なシステムが提案されている
る現金の補充量あるいは回収量を算出し、この算出した補充量あるいは回収量を表示することを特徴とする資金予測方法を実施するシステムが開示されている。
予測データの出力工程とからなることを特徴とする経営効率改善システムが開示されている。
、自動値決めと個別値決めとを切り分ける第2レイヤのオブジェクトと、取引を行なうための取引モデル毎に設定された第3レイヤのオブジェクトとを登録したオブジェクトデータベースと、取引モデルを組み合わせて設計された商品の管理を行なう制御手段とを備えた金融商品管理システムであって、前記制御手段が、前記オブジェクトデータベースから第3レイヤの複数のオブジェクトの組み合わせを抽出する抽出手段と、前記オブジェクトの組み合わせに取引パラメータを適用してシミュレーションによりリスク評価値を算出するシミュレーション手段と、前記リスク評価値に応じて、第2レイヤにおける自動値決め又は個別値決めの値決め方法を決定する判定手段と、前記第1レイヤのオブジェクト、前記決定された値決め方法に対応する第2レイヤのオブジェクト及び前記第3レイヤのオブジェクトの組み合わせを結合して設計された商品候補を出力する登録手段とを備えたことを特徴とする金融商品管理システムが開示されている。
を管理し、(B)約定明細情報の他の属性データを含めた項目に基づいて前記仕切金利プール紐付条件設定テーブルを参照して前記約定明細情報と前記仕切金利プールとの紐付処理を行うことによって、(C)前記システムに入力される約定明細情報に基づいて仕切計算を行う場合には、前記仕切金利プールをキーとして前記仕切金利種類において対応する前記仕切金利区分を抽出し、前記抽出された仕切金利区分をキーとして前記仕切金利属性テーブルにおいて対応する前記計算方式を抽出し、前記計算方式に基づいて前記仕切計算を行うことを特徴とすることを特徴とする。
を管理し、(E)約定明細情報の他の属性データを含めた項目に基づいて前記仕切金利プール紐付条件設定テーブルを参照して前記約定明細情報と前記仕切金利プールとの紐付処理を行うことによって、(F)前記システムに入力される約定明細情報に基づいて仕切計算を行う場合には、前記仕切金利プールをキーとして前記仕切金利種類において対応する前記仕切金利区分を抽出し、前記抽出された仕切金利区分をキーとして前記仕切金利属性テーブルにおいて対応する前記計算方式を抽出し、前記計算方式に基づいて前記仕切計算を行うことを特徴とする。
れるために必要に応じて加工されてシステム10へ送信される。
さらに、図1に示されるように、システム10へは、資金計画データ13、市場予測データ14、将来TPデータ15といったデータを入力することもできる。
また、調達と運用のTP1のギャップ部分(約定期間の長短GAP)を「長短ミスマッチ収益」と呼ぶ。
以上の流れが、預金22の枠組みでのTPの取り扱われ方である。
上述のTPの取扱いにおいては、「個別スプレッド法」が採用されるが、この手法は、個別の取引ごとに仕切レートを設定する方法である。個別の取引ごとに仕切レートが設定され、自店で調達した資金(おもに預金)は、すべて本部へ預けて仕切レートによって利息を受け取り、一方で、自店の運用に要する資金(おもに貸出金)は、すべて本部から借りて仕切レートによって利息が支支払われるという手続が採用される方法である。
この場合の各種仕切金利等の決定法は次の通りである。
約定利率と仕切金利の利鞘が営業店にとってのスプレッド収益とされる。営業店収益を得るために、営業店側では、営業店仕切金利で本部より資金を調達し、顧客に貸し出し、貸出利息を徴収する。また、預金を集め、預金利息を支払う一方、集めた金を本部に対して仕切金利で運用する。本部より仕切金利で調達する費用が本支店間支払利息、本部に対して仕切金利で運用する収益が、本支店間受入利息となる。
本発明の一実施形態にかかる収益管理モジュールにおけるTP算出処理では、次の3つも項目概念が導入される。
(1)仕切金利種類(仕切金利パターン)
(2)仕切金利プール
(3)仕切金利区分
以下、それぞれの項目概念について説明する。
仕切金利種類とは、TP1(部門別仕切レート)やTP2(営業店仕切レート)に相当する仕切金利の種類が定義されたテーブルである。本発明の一実施形態にかかる金融機関経営支援システムでは、仕切金利の種類は、従来のTP1、TP2といった2種類に固定されることなく、3種類以上の仕切金利を保持可能に構成されていることが大きな特徴となっている。また、これらの仕切金利は、営業店収益管理以外の目的でも利用可能である。例えば、次のような用途が挙げられる。
・TP2検証用、期替りでのTP水準見直し用の“TP2−2”の設定。
・TPの内訳を保証料、預金保険料などに分離して更に詳細に把握する。
・商品種別や顧客属性ごとの経費率として利用する。
・商品ごとの調達コストの実態を表す指標を設定(住宅ローンの調達コストを預金金利とした場合の収益性を把握する)。
仕切金利プールとは、仕切金利の計算方式や金利水準が同一となる明細のグルーピング単位である。仕切金利種類ごとに設定される。また、任意の明細項目(勘定コードや条件項目)、属性項目(顧客属性の人格や格付など)の条件の組み合わせにより、勘定科目とは異なる括りでのグルーピングを設定することも可能となる。
このような勘定科目とは異なる括りでのグルーピングを可能としたことは、本発明の大きな特徴の一つとなっている。
仕切金利区分とは、仕切金利の計算方式と仕切金利水準(基準金利連動方式や定率スプレッド方式等のTP計算手法やTP適用日算出パラメータ等)を設定する単位である。仕切金利プールに対して仕切金利区分を割り当てることで、仕切金利プールの仕切金利計算方式が決定される。また、仕切金利種類や仕切金利プールをまたがって同一の金利水準である場合には、同一の仕切金利区分を割り当てることが可能である。これは、仕切金利種類の増加時や仕切金利プールの細分化時に、仕切金利種類、仕切金利プールを分離しておくことで再設定負荷の軽減を考慮したものである。
次に、図3A、図3B、図4を参照して、本発明の一実施形態にかかる金融機関経営支援システムにおける収益管理モジュールで使用される、仕切金利種類、仕切金利プール、
仕切金利属性の設定例を説明する。
すでに説明したように、従来の金融機関経営支援システムでは、2種類の仕切金利に固定されたものであり、さらに、「勘定科目」が、様々な分析のパラメータ設定単位(ボリュームの計算、約定利率の計算、TP1・TP2など仕切りの計算)となっていた。また
、様々な目的のアウトプットの参照単位(リスク管理用、収益管理用、当局報告用、行内報告用)でもあったため、その組み合わせが膨大となった結果、パラメータ設定作業に大きな影響を与えることとなり作業負荷へとつながっていた。
このように、「勘定科目」とは概念の異なる店舗、人格、格付といった複数の項目を「切り口」と定義し、さらに、処理基準日時点の既存取引の実績と成り行き部分を「ストック」、翌月以降の新規獲得分とその残存(計画と成り行きの差)を「フロー」と定義した場合には、フロー部分の「切り口」には、パラメータ設定として必要な切り口(勘定科目、仕切金利プール、店舗、人格、格付など)の他、アウトプットや分析の単位として必要な情報を指定することが可能となる。
次に、図12Aを参照して、店舗間のデータ移管前後を通じた、明細情報・属性情報と「切り口」項目との関係を説明する。同図左側には、明細単位の属性情報として、「統一フォーマット情報」「管理店番情報」「移管情報」「顧客属性情報」「勘定科目マッピング」「仕切金利1マッピング」「仕切金利2マッピング」「仕切金利nマッピング」「収益管理対象明細」といったテーブルが表されている。
次に、図12Bを参照して、抽出された「切り口」項目と集計表出力との関係を説明す
る。同図左側には、図12A右側に示された「切り口」項目が表されている。図12B左側の「移管調整前」切り口テーブルと「移管調整後」切り口テーブルとからは、必須ないし任意の項目が抽出されて、同図右側に集計表単位例が表されている。すなわち、「集計店舗パターンコード」「ブロックコード」「地区コード」「集計店舗コード」「管理店舗コード」といった項目からなる「集計店舗」出力テーブルと、「集計区分」「勘定科目」「人格」…といった項目からなる「集計区分」出力テーブルである。これらは帳票としてシステム内で管理することができる。
また、本発明はこれらに限られず、他の多くの帳票を管理・出力することができる。
下表に仕切金利計算のパラメータ例を示す。処理基準日時点の既存取引の実績と成り行き部分を「ストック」、翌月以降の新規獲得分とその残存(計画と成り行きの差)を「フロー」と定義した場合に、仕切金利の計算に際しては、フロー部分には仕切金利プールごとに割り当てている仕切金利区分の金利属性を適用することができ、ストック部分には仕切金利プールごとの設定の他、明細項目や明細仕切金利属性を適用することができる。
上表のパラメータとしても列挙した、仕切金利計算に使用されるパラメータについて以下に詳述する。仕切金利の計算は、フロー部分(先行き)に対しては仕切金利プールごとに割り当てている仕切金利区分の金利属性を適用することができ、ストック部分(実績)に対しては仕切金利プールごとの設定の他、明細項目や明細仕切金利属性の適用が可能であるが、仕切金利属性パラメータには、例示的に以下のものがある。
(1)仕切金利計算方式
(2)金利適用日
(3)基準金利種類
(4)基準金利期間
(5)期間補間方法
(6)弾性値
(7)所要月
(8)金利適用日指定
(9)適用レート
仕切金利計算方式は、一実施形態において、さらに次の3種類が用意される。
(A)個別金利設定方式
これは、各明細や仕切金利区分ごとに仕切金利をそのまま適用する方式である。個別に仕切金利の設定を行う必要のある商品に対して用いられる。図5に仕切金利の設定概念を示す。図5(A)は、貸出金における仕切金利の設定概念であり、同図51において、仕切金利513が設定された仕切金利である。営業店スプレッド512は、口座明細の約定利率511から仕切金利513を差し引いたものとなる。
図5(B)は、預金における仕切金利の設定概念であり、同図52において、仕切金利521が設定された仕切金利である。営業店スプレッド522は、仕切金利521から口座明細の約定利率523を差し引いたものとなる。
(B)定率スプレッド方式
これは、貸出金や預金における仕切金利算定に際し、定率スプレッド(営業店スプレッド)を加減する方式である。貸出金においては、口座明細の約定利率から本システムで登録した定率スプレッド幅を差し引いて仕切金利が算出される。また、預金においては、口座明細の約定利率に本システムで登録した定率スプレッド幅を加えることにより仕切金利が算出される。定率スプレッド方式は、流動性預金や制度融資など各営業店にて約定利率のコントロールが難しい商品に対し、一定のスプレッドを付与するという形で運用される。
図6(A)は、貸出金における仕切金利の算出概念であり、同図61において、仕切金利613は、口座明細の約定利率611から定率スプレッド幅(営業店スプレッド)612を差し引いて算出される。
図6(B)は、預金における仕切金利の算出概念であり、同図62において、仕切金利621は、口座明細の約定利率623に定率スプレッド幅(営業店スプレッド)を加えて算出される。
(C)基準金利連動方式
これは、本システムにて登録された基準金利に対し調整幅を加減して仕切金利を算出する方式である。貸出金においては、は本システムで登録した基準金利に必要に応じて調整幅を加算して仕切金利が算出される。また、預金においては、本システムで登録した基準金利に必要に応じて調整幅を減算して仕切金利が算出される。基準金利の動きに合わせて自動的に仕切レートが設定されるので、運用負荷が軽減されるという効果がある。市場金利やプライムレートに仕切金利を連動させる商品に対して用いられる。
図7(A)は、貸出金における仕切金利の算出概念であり、同図71において、仕切金利713は、基準金利715に調整幅714を加えて算出される。
図7(B)は、預金における仕切金利の算出概念であり、同図72において、仕切金利721は、基準金利724に調整幅722を加えて算出される。
本発明の一実施形態にかかるシステムでは、各仕切金利計算方式に基づいて設定した仕切金利を適用する日付を設定することができ、金利適用日はその適用日付となる。
仕切金利計算方式にて、「基準金利連動方式」が選択された場合、どの基準金利に連動
させるかを指定するための項目である。
仕切金利計算方式にて、「基準金利連動方式」が選択され、連動する基準金利種類に期間構造がある場合、適用する基準金利の期間を指定するための項目である。例えば、金利更改周期については、ストックの場合、明細の「金利更改周期」項目にセットされている月数が使用され、フローの場合には、仕切金利属性の「基準金利期間」にセットされている月数が使用される。また、基準金利期間(仕切金利属性)については、ストック、フローともに、仕切金利属性の「基準金利期間」にセットされている月数が使用される。
仕切金利計算方式にて「基準金利連動方式」が選択され、「基準金利期間」にて基準金利が決定される場合に、該当期間の基準金利が設定されていない場合には、種々の補間ないし近似を行うことができる。本発明の一実施形態においては、線形補間、近傍、切上げ、切捨てといった手法が採用される。個々の手法の詳細は以下のとおりである。
(A)線形補間
直前に登録されている期間の金利および直後に登録されている期間の金利から線形補聞をして求めた仕切金利が適用される。
(B)近傍金利適用
直前に登録されている期間と直後に登録されている期間を比較し、近い期間の仕切金利が適用される。
(C)切上げ(直後グリッド補間)金利適用
直後に登録されている期間の仕切金利が適用される。
(D)切捨て(直前グリッド補間)金利適用
直前に登録されている期間の仕切金利が適用される。
(A)線形補間の場合
仕切金利=1.5%×(20-12)+1.O%×(24-20)/(24-12)=1.33%
(B)近傍金利適用の場合
仕切金利=1.5%(期間20ヶ月は2年ものに近いため2Yが適用される)
(C)切上げ金利適用の場合
仕切金利=l.5%(期間20ヶ月から直後となる期間の2Yが適用される)
(D)切捨て金利適用の場合
仕切金利=1.0%(期間20ヶ月から直前となる期間の12Mが適用される)
仕切金利計算方式にて「基準金利連動方式」が選択された場合、基準金利の変動に対する適用レートの追随率を設定するための項目である。
仕切金利計算方式にて「基準金利連動方式」が選択された場合、基準金利の変動に対し適用レートが変動するまでのタイムラグを設定するための項目である。期間月数で設定される。
ストック分に対して指定される仕切金利の適用日である。一実施形態として、「取引開始日」「前回金利更改日」「基準日」がある。「取引開始日」が指定された場合には、明細の取引開始日から直前の金利適用日に設定されている仕切金利が適用される。固定金利
商品のように、当初確定した仕切金利を維持させ続ける際に使用されるものである。また、「前回金利更改日」が指定された場合には、明細の前回金利更改日から直前の金利適用日に設定されている仕切金利が適用される。変動金利商品のように、約定金利、基準金利が変動する商品に使用されるものである。また、「基準日」が指定された場合には、基準日から直前の金利適用日に設定されている仕切金利が適用される。流動性預金のように期間の概念のない商品に対し、常に直前の金利適用日に設定されている仕切金利を適用する場合に使用される。
明細仕切金利属性データを用いて適用する仕切金利(例えば、基準金利連動の場合の調整幅、個別仕切レート、定率スプレッド)を指定するための項目である。
本発明の一実施形態にかかる金融機関経営支援システムは、営業店別(店舗別)に収益管理をすることができる。つまり、本システムにおける収益管理モジュールは、営業店ごとに予算策定を行うことができ、また予算実績も営業店ごとに管理することができる。営業店(部門)の収益目標(予算)を策定するためには、営業店仕切レートを用いた収益計算が実施される。
また、営業店別の収益管理においては、導入先の会社ないしグループ組織での収益管理モジュールによる予算策定ならびに予算実績管理の業務フローが前提となるが、一実施形態として、図10に示すような業務フローを採用することができる。
店別(部門別)に収益管理を行うにあたっては、分析の単位(広域ブロック、地区、支店等)を決定する必要があるが、本発明の一実施形態にかかる収益管理モジュールでは、例示的に、以下のパラメータに基づいて管理する店舗(部署)をシステム/モジュールに反映させることとしている。この設定を行うことで複数の集計単位で帳票を出力することが可能となる。
(1)集計店舗パターンコード:集計する店舗(分析軸)のパターンを登録する
(2)店舗階層1〜3:集計店舗パターンに紐付く店舗階層を最大3階層設定可能に構成する
(3)管理店舗コード:管理する店舗(分析軸)の最小単位を登録する
かかる階層的構成によって、店別(部門別)に効率よく収益管理を行うことができる。
営業店別(店舗別)に管理された情報は、例えば、「実績管理帳票」として例えば下表のように出力することができる。
101 MDB機能部(モジュール)
102 実績管理部(モジュール)
103 予算策定部(モジュール)
104 ALM/リスク管理部(モジュール)
105 セキュリティ管理部(モジュール)
定された日時まで前記自動取引装置を運用させる場合に必要な資金量を予測し、この予測した資金量に応じて、前記自動取引装置に対する現金の補充量あるいは回収量を算出し、この算出した補充量あるいは回収量を表示することを特徴とする資金予測方法を実施するシステムが開示されている。
を管理し、(B)約定明細情報における複数の種類の属性データを含む項目に基づいて前記仕切金利プール紐付条件設定テーブルを参照して前記約定明細情報と前記仕切金利プールとの紐付処理を行うことによって、前記システムに入力される約定明細情報に基づいて仕切金利計算を行うものであって、前記明細情報の項目と前記属性情報との組み合わせは、勘定科目と、前記勘定科目とは概念の異なる複数の項目(切り口)との組み合わせであることを特徴とする。
を管理し、(E)約定明細情報における複数の種類の属性データを含む項目に基づいて前記仕切金利プール紐付条件設定テーブルを参照して前記約定明細情報と前記仕切金利プールとの紐付処理を行うことによって、ものであって、前記明細情報の項目と前記属性情報との組み合わせは、勘定科目と、前記勘定科目とは概念の異なる複数の項目(切り口)との組み合わせであることを特徴とする。
Claims (12)
- 金融機関の経営戦略を支援するためのシステムであって、
前記システムは収益管理モジュールを備え、
前記収益管理モジュールは、金融機関内の移転価格(TP)の実績を管理するためのTP実績管理モジュールをさらに備え、
前記TP実績管理モジュールは、
(A1)少なくとも3種類のTPを管理するための仕切金利種類であって仕切金利プールと仕切金利区分との対応付けを管理する仕切金利種類と、
(A2)前記仕切金利区分ごとに金利計算方式が設定された仕切金利属性テーブルと、
(A3)前記仕切金利区分ごとに仕切金利実績レートが設定された仕切金利実績レートテーブルと、
(A4)前記仕切金利区分ごとに仕切金利シナリオが設定された仕切金利シナリオテーブルと、
(A5)前記仕切金利プールの内容構成によって紐付条件が設定された仕切金利プール紐付条件設定テーブルと
を管理し、
(B)約定明細情報の他の属性データを含めた項目に基づいて前記仕切金利プール紐付条件設定テーブルを参照して前記約定明細情報と前記仕切金利プールとの紐付処理を行うことによって、
(C)前記システムに入力される約定明細情報に基づいて仕切計算を行う場合には、前記仕切金利プールをキーとして前記仕切金利種類において対応する前記仕切金利区分を抽出し、前記抽出された仕切金利区分をキーとして前記仕切金利属性テーブルにおいて対応する前記計算方式を抽出し、前記計算方式に基づいて前記仕切計算を行う
ことを特徴とするシステム。 - 前記収益管理モジュールは、本支店ないし部門ごとの予算を策定し管理するための予算策定モジュールをさらに備え、前記仕切計算を本支店ないし部門ごとに行うことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記仕切計算は、個別スプレッド法に基づいて行われることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記仕切計算における前記仕切金利属性テーブルは、(1)仕切金利計算方式、(2)金利適応日、(3)基準金利種類、(4)基準金利期間、(5)期間補間方法、(6)弾性値、(7)所要月、(8)金利適用日指定、(9)適用レートのうちの少なくとも2以上のパラメータ項目を含み、
前記2以上のパラメータ項目は、フロー部分に対しては仕切金利プールごとに割り当てられている仕切金利区分の金利属性を適用することが可能であり、ストック部分に対しては前記仕切金利区分の金利属性のほか、明細項目及び/又は明細仕切金利属性を適用することが可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記仕切計算における前記仕切金利属性テーブルに(1)仕切金利計算方式が含まれる場合には、(1−1)個別金利設定方式、(1−2)定率スプレッド方式、(1−3)基準金利連動方式のうちのいずれか1つが選択されることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
- 前記仕切計算における前記仕切金利属性テーブルに(5)期間補間方法が含まれる場合には、(5−1)線形補間、(5−2)近傍金利適用、(5−3)切上げ金利適用、(5−4)切捨て金利適用のうちのいずれか1つが選択されることを特徴とする請求項4に記
載のシステム。 - 金融機関の経営戦略を支援するためのシステムで実行されるコンピュータプログラムであって、
前記プログラムは収益管理モジュールを備え、
前記収益管理モジュールは、金融機関内の移転価格(TP)の実績を管理するためのTP実績管理モジュールをさらに備え、
前記TP実績管理モジュールは、
(D1)少なくとも3種類のTPを管理するための仕切金利種類であって仕切金利プールと仕切金利区分との対応付けを管理する仕切金利種類と、
(D2)前記仕切金利区分ごとに金利計算方式が設定された仕切金利属性テーブルと、
(D3)前記仕切金利区分ごとに仕切金利実績レートが設定された仕切金利実績レートテーブルと、
(D4)前記仕切金利区分ごとに仕切金利シナリオが設定された仕切金利シナリオテーブルと、
(D5)前記仕切金利プールの内容構成によって紐付条件が設定された仕切金利プール紐付条件設定テーブルと
を管理し、
(E)約定明細情報の他の属性データを含めた項目に基づいて前記仕切金利プール紐付条件設定テーブルを参照して前記約定明細情報と前記仕切金利プールとの紐付処理を行うことによって、
(F)前記システムに入力される約定明細情報に基づいて仕切計算を行う場合には、前記仕切金利プールをキーとして前記仕切金利種類において対応する前記仕切金利区分を抽出し、前記抽出された仕切金利区分をキーとして前記仕切金利属性テーブルにおいて対応する前記計算方式を抽出し、前記計算方式に基づいて前記仕切計算を行う
ことを特徴とするプログラム。 - 前記収益管理モジュールは、本支店ないし部門ごとの予算を策定し管理するための予算策定モジュールをさらに備え、前記仕切計算を本支店ないし部門ごとに行うことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
- 前記仕切計算は、個別スプレッド法に基づいて行われることを特徴とする請求項1〜2のいずれか7項に記載のプログラム。
- 前記仕切計算における前記仕切金利属性テーブルは、(1)仕切金利計算方式、(2)金利適応日、(3)基準金利種類、(4)基準金利期間、(5)期間補間方法、(6)弾性値、(7)所要月、(8)金利適用日指定、(9)適用レートのうちの少なくとも2以上のパラメータ項目を含み、
前記2以上のパラメータ項目は、フロー部分に対しては仕切金利プールごとに割り当てられている仕切金利区分の金利属性を適用することが可能であり、ストック部分に対しては前記仕切金利区分の金利属性のほか、明細項目及び/又は明細仕切金利属性を適用することが可能であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記仕切計算における前記仕切金利属性テーブルに(1)仕切金利計算方式が含まれる場合には、(1−1)個別金利設定方式、(1−2)定率スプレッド方式、(1−3)基準金利連動方式のうちのいずれか1つが選択されることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
- 前記仕切計算における前記仕切金利属性テーブルに(5)期間補間方法が含まれる場合には、(5−1)線形補間、(5−2)近傍金利適用、(5−3)切上げ金利適用、(5
−4)切捨て金利適用のうちのいずれか1つが選択されることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
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