JP2016128693A - ガスタービンエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力密度幅を持つギヤードターボファンエンジンを提供する。【解決手段】 ガスタービンエンジン用タービンは、高圧スプールとして高圧圧縮機とともに中心軸を中心として第1方向に回転するように構成される高圧タービンと、低圧スプールとして低圧圧縮機とともに前記中心軸を中心として前記第1方向に回転するように構成される低圧タービンと、を有する。出力密度は、約1.5 lbf/in3以上であり、かつ約5.5 lbf/in3以下である。ファンは、前記低圧スプールに変速機構を介して接続され、かつ前記第1方向とは反対の第2方向に回転する。【選択図】図2

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2012年4月2日に出願された米国仮特許出願第61/619,111号の優先権を主張する、2012年4月13日に出願された米国特許出願第13/446,312号の一部継続出願である。
本出願は、低圧スプール及び高圧スプールが、互いに同じ方向に回転する構成のギヤードターボファンエンジンに関するものである。
ガスタービンエンジンは公知であり、通常、空気を圧縮機部に送り、バイパス空気として外側に空気を送出して推進力を生み出すファンを含む。圧縮機内の空気は燃焼器部内に送給され、この燃焼器部では、空気を燃料と混合させて燃焼させる。この燃焼生成物は、タービンロータに沿って下流に流れて、これらのタービンロータを駆動して回転させる。通常、低圧圧縮機及び高圧圧縮機、及び低圧タービン及び高圧タービンがある。
高圧タービンは通常、高圧圧縮機を高スプールとして駆動し、低圧タービンは低圧圧縮機及びファンを駆動する。これまで、ファン及び低圧圧縮機は、同じ速度で駆動されていた。
近年、ギア減速機を低圧スプールに設けて、ファン及び低圧圧縮機を異なる速度で回転させることができるようにしている。効率損失を抑えるために更に多くの小型タービンを有する更に高効率のエンジンを有することが望ましい。
特徴的な実施形態では、ガスタービンエンジン用タービンは、高圧スプールとして高圧圧縮機とともに中心軸を中心として第1方向に回転するように構成される高圧タービンを備える。低圧タービンは、低圧スプールとして低圧圧縮機とともに前記中心軸を中心として第1方向に回転するように構成される。出力密度は、約1.5 lbf/in3以上であり、かつ約5.5 lbf/in3以下である。ファンは、低圧スプールに変速機構を介して接続され、かつ第1方向とは反対の第2方向に回転する。
前の実施形態による別の実施形態では、出力密度は約2.0以上である。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、出力密度は約4.0以上である。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、出力密度推力は、海面高度離陸状態での一定の静止推力の値を使用して計算される。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、ガイドベーンが、低圧タービンの第1の段の上流に配置されて、高圧タービンの下流のガスが低圧タービンに近付くときにそのガスを誘導する。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、中間タービンフレームが高圧タービンを支持する。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、ガイドベーンは、中間タービンフレームと低圧タービンとの間に配置される。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、ガイドベーンは、大きく反る(cambered)ことにより、高圧タービンの下流の燃焼生成物が低圧タービンの第1の段に到達する場合にその燃焼生成物を正しく誘導する。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、ファン部は、空気の一部をバイパスダクトに送り込むとともに、空気の一部を低圧圧縮機にコア流として送り込み、そのファン部は、6よりも大きいバイパス比を有する。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、変速機構はギア減速機である。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、星形歯車を利用して、回転方向をファンと低圧スプールとの間で変更する。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、星形歯車装置は、2.3:1を上回る歯車比を有し、これは低圧スプールが、ファンの回転速度の約2.3倍以上の速度で回転することを意味する。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、変速機構はギア減速機である。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、星形歯車を利用して、回転方向をファンと低圧スプールとの間で変更する。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、星形歯車装置は、2.3:1を上回る歯車比を有し、これは低圧スプールが、ファンの回転速度の約2.3倍以上の速度で回転することを意味する。
別の特徴的な実施形態では、ガスタービンエンジン用タービンは、高圧スプールとして高圧圧縮機とともに中心軸を中心として第1方向に回転するように構成される高圧タービンを備える。低圧タービンは、中心軸を中心として第1方向に回転するように構成される。出力密度は約4.0以上である。ファンは、低圧タービンにギア減速機を介して接続され、かつ第1方向とは反対の第2方向に回転する。
前の実施形態による別の実施形態では、出力密度は、高圧タービン及び低圧タービンの両方を含むタービン部の体積に対するエンジンから供給される推力の比である。推力は、海面高度離陸状態での一定の静止推力(sea level take-off, flat rated static thrust)である。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、ファン部は、空気の一部をバイパスダクトに送り込むとともに、空気の一部を低圧圧縮機にコア流として送り込み、そのファン部は、6よりも大きいバイパス比を有する。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、星形歯車を利用して、回転方向をファンと低圧スプールとの間で変更する。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、圧縮機ロータを駆動する中圧タービン部がある。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、ギア減速機は、ファンと低圧タービンにより駆動される圧縮機ロータとの間に配置される。
前の実施形態のうちのいずれかの実施形態による別の実施形態では、ギア減速機は、低圧タービンと低圧タービンにより駆動される圧縮機ロータとの間に配置される。
これらの特徴、及び他の特徴は、以下の図面及び本明細書から最も深く理解することができる。
ガスタービンエンジンを模式的に示す図である。 このようなエンジンの一種の回転機能部を模式的に示す図である。 タービン部の体積部の詳細図である。 別の実施形態を示す図である。 更に別の実施形態を示す図である。
図1は、ガスタービンエンジン20を模式的に示している。ガスタービンエンジン20は、本明細書においては、2軸ターボファンとして開示され、この2軸ターボファンは通常、ファン部22、圧縮機部24、燃焼器部26、及びタービン部28を含んでいる。他のエンジンは、例えば種々あるシステムまたは機能部の中で、3つのスプール、オーグメンタ部、または異なるセクションの配置を含むことができる。ファン部22では、空気がバイパス流路Bに沿って駆動されるのに対し、圧縮機部24では、空気がコア流路Cに沿って駆動されて圧縮され、そして空気が燃焼器部26に送入され、次にタービン部28内で膨張する。ターボファンガスタービンエンジンとして、本開示の非限定的な実施形態において図示されているが、本明細書において説明される概念は、これらの教示を他の種類のタービンエンジンに適用することができるので、ターボファンへの適用に限定されない。本出願を行なうために、速度または圧力について適用される「低」及び「高」という用語は、相対的な関係を表わす用語である。「高」速、「高」圧とは、「低」スプール、「低圧」圧縮機、または「低圧」タービンに関連する圧力よりも高い状態を指しているが、「低」速及び/又は「低」圧は、実際には高くてもよい。
エンジン20は通常、エンジンの静止構造物36に対して幾つかの軸受系38を介してエンジンの前後中心軸Aを中心として回転可能に取り付けられる低速スプール30および高速スプール32を含む。別の構成として、または更に、種々の軸受系38を種々の位置に提供することができることを理解されたい。
低速スプール30は通常、内側シャフト40を含み、この内側シャフト40は、ファン42、低圧圧縮機44、及び低圧タービン46を相互に接続する。内側シャフト40はファン42に、歯車減速構造48を介して接続されてファン42を、低速スプール30よりも遅い速度で駆動する。高速スプール32は外側シャフト50を含み、この外側シャフト50は、高圧圧縮機52及び高圧タービン54を相互に接続する。これらのコンポーネントの速度及び圧力の両方についての「高」及び「低」という用語は、互いに対する関係を表わしているのであり、絶対値を表わしているのではない。燃焼器56は、高圧圧縮機52と高圧タービン54との間に配置される。エンジンの静止構造物36の中間タービンフレーム57は通常、高圧タービン54と低圧タービン46との間に配置される。中間タービンフレーム57は更に、タービン部28の軸受系38を支持する。内側シャフト40及び外側シャフト50は、同軸であり、軸受系38を介して、これらのシャフトの前後軸と同一直線上にあるエンジンの前後中心軸Aを中心として回転する。
コア空気流Cは、低圧圧縮機44で圧縮され、次に高圧圧縮機52で圧縮されて、燃焼器56内で燃料と混合されて燃焼し、次に高圧タービン54及び低圧タービン46に亘って膨張する。中間タービンフレーム57はエアフォイル59を含み、これらのエアフォイル59は、コア空気流路に設けられ、かつ入口ステータベーンとして機能して、流れの向きを変えることにより、空気を低圧タービンの第1のブレードに適切に供給する。タービン46,54は、膨張に応じて、低速スプール30及び高速スプール32をそれぞれ回転駆動する。
エンジン20は、バイパス空気流Bを有し、1つの例では、高バイパスギアード航空機エンジンである。バイパス比は、バイパスダクトに送り込まれる空気量をコア流に送り込まれる空気量で除算した値として定義することができる。別の例では、エンジン20のバイパス比は、約6よりも大きく、例示的な実施形態は10よりも大きく、歯車減速構造48は、遊星歯車機構または他の歯車機構などのギア減速比が約2.3よりも大きい遊星歯車列であり、低圧タービン46は、約5よりも大きい圧力比を有する。本開示の1つの実施形態では、エンジン20のバイパス比は、約10(10:1)よりも大きく、ファン直径は低圧圧縮機44及び低圧タービン46の直径よりもずっと大きく、低圧タービン46は、約5:1よりも大きい圧力比を有する。低圧タービン46の圧力比は、排気ノズルの手前の低圧タービン46の出口の圧力に対する低圧タービン46の入口手前で測定される総圧力である。歯車減速構造48は、星形歯車装置とすることができるので、ファンは、低スプールとは異なる方向に回転することになる。しかしながら、上記パラメータ群は、歯車減速エンジンの1つの実施形態の単なる一例であり、かつ本発明は直接駆動ターボファンを含む他のガスタービンエンジンに適用することができることを理解されたい。
最大の推力は、高バイパス比に起因するバイパス空気流Bにより供給される。エンジン20のファン部22は、特定の飛行状態−−通常、約0.8マッハの速度で、約35,000フィート(10,668メートル)の高度で巡航している状態に合わせて設計される。エンジンがエンジンの最良燃費−バケット巡航推力当たり燃料消費率(bucket cruise Thrust Specific Fuel Consumption:TSFC)とも表記される−になっている状態で、0.8マッハの速度で、約35,000フィート(10,668メートル)の高度で飛行している飛行状態は、1時間当たりに燃焼する燃料(lbm)を、エンジンが推力最小状態にあるときに生成する推力(lbf)で除算して得られる業界標準パラメータである。“Low fan pressure ratio(低ファン圧力比)”とは、Fan Exit Guide Vane(ファン出口ガイドベーン:“FEVG”)機構の手前のファンブレードのみに作用する圧力比である。1つの非限定的な実施形態による本明細書に開示される低ファン圧力比は、約1.45未満である。“Low corrected fan tip speed(補正後の低ファン先端速度)”は、ft/sec(フィート/秒)単位の実際のファン先端速度を業界標準温度補正値[(Tram deg R)/518.7]^0.5]で除算して得られる値である。1つの非限定的な実施形態による本明細書において開示される“Low corrected fan tip speed(補正後の低ファン先端速度)”は、同じ巡航状態で約1150ft/秒(フィート/秒)未満である。
図2はエンジン120の詳細を示しており、このエンジン120は、図1のエンジン20の特徴をほぼ有する。ファン122は、低圧圧縮機124の上流に配置され、この低圧圧縮機124は高圧圧縮機126の上流に配置される。燃焼器128は、高圧圧縮機126の下流に配置される。中間タービンフレーム142は、高圧タービン130の下流端に配置することができ、模式的に図示される軸受138を支持して高圧タービン130の後端と、高圧スプール132と、を支持する。低圧タービン134は、中間タービンフレーム142の下流に配置される。低圧タービン134で駆動される低圧スプール136は、低圧圧縮機124を駆動する。変速機構48によってファン122は、低圧圧縮機134とは異なる速度で回転するようになる。本発明の種々実施形態では、変速機構の入力速度と出力速度との比は、2.3:1以上であり、最大13:1である。歯車によって更に、ファン122は、低圧圧縮機124に対して反対方向に回転するようになる。上に説明したように、星形歯車装置を利用して、ファン122を低圧圧縮機124に対して反対方向(“+”)に回転させることができる。本実施形態では、ファンは通常、26枚以下のブレードを有し、低圧タービンは、最小3段から最大6段を有する。高圧タービンは通常、図示のように、1段または2段を有する。
この特定の実施形態では、低圧圧縮機124及び低圧タービン134は、一方の方向(“−”)に回転し、高圧タービン130、高圧圧縮機126は、同じ方向(“−”)に回転する。
ストラット140は、低圧圧縮機124と高圧圧縮機126との間に図示されている。ストラット140はガス流路に架け渡され、エアフォイル形状または少なくとも流線形状を有する。低圧圧縮機124の出口のブレード、ストラット140、可変ベーン、及び高圧圧縮機126の第1の段のブレードからなる組み合わせは、ストラット140として図示される構造物の内部にほぼ含まれる。
圧縮機部124及び126は同じ方向に回転するので、構成要素140として図示される幾つかのエアフォイルは、空気流の向きを、さほど大きく変えないように必要となる。
以下に説明するように、タービン部に、大きく反ったベーンを設けているので、2つのタービン部の間で空気流の向きを、さほど大きく変える必要がない。圧縮機が空気流を強制的に逆の圧力勾配で流れるようにしているのに対し、タービンは好ましい圧力勾配を有しているので、このエンジン構造全体は、図示の組み合わせによる恩恵を受ける。
大きく反った入口ガイドベーン143は、中間タービンフレーム142と低圧タービン134内の最上流ロータとの間の位置に配置される。これらのベーン143は、燃料生成物が低圧タービン134の第1の段のロータに近づくときに、高圧タービン130の下流の燃焼生成物を正しく誘導する必要がある。低圧タービンの全体サイズを小さくするように、流れが低圧タービン部の第1の段に最初に衝突するときに流れが正しく誘導されることが望ましい。
上記特徴により、先行技術と比較したときに、高圧タービン及び低圧タービンの両方を含む、より小型のタービン部を実現することができる。所定範囲の材料を選択することができる。一例として、低圧タービンを形成する材料を変えることにより、体積を、更に高価であり、かつ更に新種の加工材料を用いて低減することができる、または別の構成として、低価格材料を利用することができる。3つの例示的な実施形態では、低圧タービンの第1の段の回転ブレードは、一方向凝固させた鋳造ブレード、単結晶鋳造ブレード、または内部冷却中空ブレードとすることができる。全ての3つの実施形態は、タービン体積を先行技術よりも劇的に小さくなるように、低圧タービン速度を上昇させることにより変えることができる。また、高効率のブレード冷却を利用して更に、タービン部を一層小型化することができる。
タービン部の小型化により、ポンド単位で表示される発生推力をタービン部全体の体積で除算して得られる値として定義することができる出力密度を最適化することができる。タービン部の体積は、高圧タービンの第1の段のタービンベーンの入口から低圧タービンの最終段の回転エアフォイルの出口までの体積として定義することができ、立方インチ単位で表示することができる。エンジンの一定の海面高度離陸状態での静止推力を、タービン部体積で除算して得られる値は、出力密度として定義される。一定の海面高度離陸状態での静止推力が、重量ポンドの力(lbs force)で定義されるのに対し、体積は、高圧タービンの第1の段のタービンベーンの環状入口から低圧タービンの最終段のロータ部の下流端の環状出口までの体積とすることができる。最大推力は、海面離陸推力(Sea Level Takeoff Thrust)“SLTO thrust”とすることができ、この海面離陸推力は通常、ターボファンにより海面高度で発生する、一定の静止推力として定義される。
タービン部の体積Vは、図3から最も良好に理解することができる。図示のように、フレーム142及びベーン143は、高圧タービン部130と低圧タービン部134との間の中間に位置する。体積Vは、破線で図示され、内周Iから外周Oまで延在している。内周は、これらのロータの流路だけでなく、複数のベーンの内側プラットフォーム流路によって幾分画定される。外周は、これらのステータベーン及び外気遮断構造により流路に沿って画定される。体積は、ベーン400の最上流端、通常はその前縁から、低圧タービン部134の最終段の回転エアフォイルの最下流端401まで延在している。通常、この最下流端は、そのエアフォイルの後縁になる。
本開示のガスタービンエンジンの出力密度は、先行技術における出力密度よりもずっと高い。8基の例示的なエンジンを以下に示すが、これらのエンジンは、本出願において説明される通り、複数のタービン部と、全エンジン駆動系及び全エンジン駆動機構を組み込み、表Iに以下の通りに記述することができる。
Figure 2016128693
このように、種々実施形態では、出力密度は約1.5 lbf/in3以上となる。狭い範囲で見ると、出力密度は約2.0 lbf/in3以上となる。
さらに狭い範囲で見ると、出力密度は約3.0 lbf/in3以上となる。
さらに狭い範囲で見ると、出力密度は約4.0 lbf/in3以上である。さらに狭い範囲で見ると、出力密度は約4.5 lbf/in3以上である。さらに狭い範囲で見ると、出力密度は約4.75 lbf/in3以上である。さらに狭い範囲で見ると、出力密度は約5.0 lbf/in3以上である。
また、種々実施形態では、出力密度は約5.5 lbf/in3以下である。
特定の先行技術によるエンジンは、1.5よりも大きい出力密度、及びさらに3.2よりも大きい出力密度を有していたが、このようなエンジンは、直接駆動エンジンであり、ギア減速機に関連されていなかった。具体的には、PW4090として知られるエンジンの出力密度は、約1.92 lbf/in3であったのに対し、V2500として知られるエンジンの出力密度は、3.27 lbf/in3であった。
本開示の機構を用いて製造され、かつ本出願に開示されるタービン部を含み、本出願の請求項の範囲に由来する変形例を含むエンジンは従って、非常に高い運転効率が得られ、高い燃料効率を達成し、エンジンの高信頼性を軽量で実現している。
図4は、シャフト206を駆動し、次にファンロータ202を駆動するファン駆動タービン208を配設する構成の実施形態200を示している。ギア減速機204は、ファン駆動タービン208とファンロータ202との間に配置することができる。このギア減速機204は、上に開示したギア減速機と同様に構成し、かつ動作することができる。圧縮機ロータ210は中圧タービン212により駆動され、第2の段の圧縮機ロータ214はタービンロータ216により駆動される。燃焼器部218は、圧縮機ロータ214とタービン部216との中間に配置される。
図5は、ファンロータ302及び第1の段の圧縮機304が同じ速度で回転する構成の更に別の実施形態300を示している。ギア減速機306(この減速機は上に開示した通りに構成することができる)は、圧縮機ロータ304と低圧タービン部内で駆動されるシャフト308との間に位置する。
図4または図5に示したエンジンは、上述した密度の特徴を利用することができる。
本発明の実施形態について開示してきたが、この技術分野の当業者であれば、特定の変形は、本出願の範囲に含まれることを理解できるであろう。このような理由から、以下の請求項が考察されて、本発明の真の範囲及び内容が確認される必要がある。
48…歯車減速構造
120…エンジン
122…ファン
124…低圧圧縮機
126…高圧圧縮機
128…燃焼器
130…高圧タービン
132…高圧スプール
134…低圧タービン
136…低圧スプール
138…軸受
140…ストラット
142…中間タービンフレーム
143…入口ガイドベーン

Claims (22)

  1. 高圧スプールとして高圧圧縮機とともに中心軸を中心として第1方向に回転するように構成される高圧タービンと、
    低圧スプールとして低圧圧縮機とともに前記中心軸を中心として前記第1方向に回転するように構成される低圧タービンと、
    1.5 lbf/in3以上であり、かつ5.5 lbf/in3以下である出力密度と、
    前記低圧スプールに変速機構を介して接続され、かつ前記第1方向とは反対の第2方向に回転するファンと、
    を備えた、ガスタービンエンジン。
  2. 前記出力密度は、2.0以上である、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  3. 前記出力密度は、4.0以上である、請求項2に記載のガスタービンエンジン。
  4. 前記出力密度の推力は、海面高度離陸状態での一定の静止推力の値を使用して計算される、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  5. ガイドベーンが、前記低圧タービンの第1の段の上流に配置されて、前記高圧タービンの下流のガスが前記低圧タービンに近付くときにそのガスを誘導する、請求項4に記載のガスタービンエンジン。
  6. 中間タービンフレームが前記高圧タービンを支持する、請求項5に記載のガスタービンエンジン。
  7. 前記ガイドベーンは、前記中間タービンフレームと前記低圧タービンとの間に配置される、請求項6に記載のガスタービンエンジン。
  8. 前記ガイドベーンは、大きく反ることにより、前記高圧タービンの下流の燃焼生成物が前記低圧タービンの前記第1の段に到達する場合にその燃焼生成物を正しく誘導する、請求項5に記載のガスタービンエンジン。
  9. 前記ファン部は、空気の一部をバイパスダクトに送り込むとともに、空気の一部を前記低圧圧縮機にコア流として送り込み、かつ、6よりも大きいバイパス比を有する、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  10. 前記変速機構はギア減速機である、請求項9に記載のガスタービンエンジン。
  11. 星形歯車を利用して、回転方向を前記ファンと前記低圧スプールとの間で変更する、請求項10に記載のガスタービンエンジン。
  12. 前記星形歯車装置は、2.3:1を上回る歯車比を有し、これは前記低圧スプールが、前記ファンの回転速度の2.3倍以上の速度で回転することを意味する、請求項11に記載のガスタービンエンジン。
  13. 前記変速機構はギア減速機である、請求項1に記載のガスタービンエンジン。
  14. 星形歯車を利用して、回転方向を前記ファンと前記低圧スプールとの間で変更する、請求項13に記載のガスタービンエンジン。
  15. 前記星形歯車装置は、2.3:1を上回る歯車比を有し、これは前記低圧スプールが、前記ファンの回転速度の2.3倍以上の速度で回転することを意味する、請求項14に記載のガスタービンエンジン。
  16. 高圧スプールとして高圧圧縮機とともに中心軸を中心として第1方向に回転するように構成される高圧タービンと、
    前記中心軸を中心として前記第1方向に回転するように構成される低圧タービンと、
    4.0以上である出力密度と、
    前記低圧タービンにギア減速機を介して接続され、かつ前記第1方向とは反対の第2方向に回転するファンと、
    を備える、ガスタービンエンジン。
  17. 前記出力密度は、前記高圧タービン及び前記低圧タービンの両方を含むタービン部の体積に対する前記エンジンから供給される推力の比であり、前記推力は、海面高度離陸状態での一定の静止推力である、請求項16に記載のガスタービンエンジン。
  18. 前記ファン部は、空気の一部をバイパスダクトに送り込むとともに、空気の一部を前記低圧圧縮機にコア流として送り込み、かつ、6よりも大きいバイパス比を有する、請求項16に記載のガスタービンエンジン。
  19. 星形歯車を利用して、回転方向を前記ファンと前記低圧スプールとの間で変更する、請求項16に記載のガスタービンエンジン。
  20. 中圧タービン部があり、前記中圧タービン部が圧縮機ロータを駆動する、請求項16に記載のガスタービンエンジン。
  21. 前記ギア減速機は、前記ファンと前記低圧タービンにより駆動される圧縮機ロータとの間に配置される、請求項16に記載のガスタービンエンジン。
  22. 前記ギア減速機は、前記低圧タービンと前記低圧タービンにより駆動される圧縮機ロータとの間に配置される、請求項16に記載のガスタービンエンジン。
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