JP2016120583A - 刃砥ぎ装置、充電装置及び自律走行車ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】、スイングバッグ方式の刈刃を安全に、かつ、効率よく砥ぐ。
【解決手段】刃砥ぎ装置(40)は、刃(31e3・31e4)を砥ぐ刈刃(31)と対向配置されるユニットベース部材(43)の対向面に配され、軸(34)の周りを回転移動する刈刃(31)の刃(31e3・31e4)の回転軌跡と、平面視したとき重畳する円形状を有する、刃砥ぎ部品(41・42)とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】刃砥ぎ装置(40)は、刃(31e3・31e4)を砥ぐ刈刃(31)と対向配置されるユニットベース部材(43)の対向面に配され、軸(34)の周りを回転移動する刈刃(31)の刃(31e3・31e4)の回転軌跡と、平面視したとき重畳する円形状を有する、刃砥ぎ部品(41・42)とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は自律走行車が備える刈刃を砥ぐための刃砥ぎ装置、上記自律走行車のバッテリーを充電するための充電装置、及び上記自律走行車と上記ステーションとからなる自律走行車ユニットに関する。
芝や草などを自動で刈る自動刈払装置においては、刈刃の切断能力を維持するために、必要に応じて刈刃を研磨する必要あり、これまでも以下に示す先行技術文献のように刈刃の研磨方法が発明されている。
例えば特許文献1の研磨方法では、芝刈機における回転式のリール刃に対向した固定刃取付台に、芝刈作業の際に取付けられていた固定刃の代りに、砥石付き台部材を取付けて、リール刃を逆回転させることにより、同リール刃の研磨が行なわれる。
さらに特許文献2の研磨方法では、刈払機上面の固定部分に砥石支持板を着脱自在に設ける。この砥石支持板に、薄板状の砥石を着脱自在に設け、砥石の先方部分を下刈払刃と上刈払刃の間に挿入させ、下刈払刃と上刈払刃を回転駆動する。これにより、対向する下刈払刃と上刈払刃の切刃が研磨される。
しかしながら、刈刃を研ぐために、特許文献1の研磨方法では、固定刃取付台に取り付けられている固定刃の代わりに砥石付き台部材を取り付ける必要がある。また、特許文献2の研磨方法では、着脱自在に設けられた砥石指示板に、同じく着脱自在に設けた砥石を装着させる必要がある。
このように、いずれの特許文献の研磨方法においても、刈刃近くに刃砥機構の脱着を手動で行う必要があるため、手指の裂傷など危険を伴うとともに、準備作業に手間がかかる。
また特許文献1に記載の技術はリール式の芝刈機における刃砥ぎ装置であり、特許文献2に記載の技術は2枚の対向する刈刃を備えた刈払機における刃砥ぎ装置である。しかし、いずれの技術も、例えば、回転軸をもった円盤型の回転ブレードの上に刈刃が一つないしは複数取り付けられ、各刈刃が取り付け位置を中心に自由回転可能な状態で取り付けられた方式(以降、スイングバック方式と呼ぶ、図1参照)の刈払機に適用できる技術ではない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、スイングバッグ方式の刈刃を、安全に、かつ、効率よく砥ぐことである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る刃砥ぎ装置は、回転軸の周りを回転移動する回転ブレードと、上記回転ブレードに回転自在に設けられた刈刃とを備えた自律走行車の刈刃を砥ぐための刃砥ぎ装置であって、上記刈刃を砥ぐ際、上記刈刃と対向配置される対向面を有するベース部材と、上記ベース部材の上記対向面に配され、上記刈刃を砥ぐ際に上記回転軸の周りを上記ベース部材に対し相対的に回転移動する上記刈刃の回転軌跡と、平面視したとき重畳する円形状を有する、上記刈刃を砥ぐための刃砥ぎ部とを備える。
本発明の一態様によれば、スイングバッグ方式の刈刃を安全に、かつ、効率よく砥ぐことができるという効果を奏する。
以下、本発明の各実施形態に係る刃砥ぎ装置、当該刃砥ぎ装置で対象とする砥ぐ刃を有する自律走行車、上記刃砥ぎ装置を有し上記自律走行車のバッテリーを充電するためのステーション、及び上記自律走行車と上記ステーションとからなる自律走行車ユニットを含めたシステム全体について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図2の(a)は実施形態1に係る自律走行車10の外観を表す側面図であり、(b)は自律走行車10がステーション20に帰還した際の側面図である。自律走行車10とステーション(充電装置)20とによって自律走行車ユニットが構成されている。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図2の(a)は実施形態1に係る自律走行車10の外観を表す側面図であり、(b)は自律走行車10がステーション20に帰還した際の側面図である。自律走行車10とステーション(充電装置)20とによって自律走行車ユニットが構成されている。
実施形態1の自律走行車10では、自走式の芝刈機としての一例を挙げる。自律走行車10及びステーション20の各種機構及び構成パーツ類の主なものを以下に説明し、表示パネルや回路配線等の細かな部材は図示及び説明を省略する。
(自律走行車10の構成)
自律走行車10は、ベース部材11と、2個で一対となる前輪12と、2個で一対となる後輪13と、バンパー14と、電極15と、モータ17と、バッテリー19と、刈刃ユニット30と、軸34と、刈刃ユニット制御部50とを備えている。刈刃ユニット30は、刈刃31と、ビス32と、ブレード33とを備える。
自律走行車10は、ベース部材11と、2個で一対となる前輪12と、2個で一対となる後輪13と、バンパー14と、電極15と、モータ17と、バッテリー19と、刈刃ユニット30と、軸34と、刈刃ユニット制御部50とを備えている。刈刃ユニット30は、刈刃31と、ビス32と、ブレード33とを備える。
一例として自律走行車10は芝刈機であり、ベース部材11の底部には芝刈用の刈刃ユニット30が設けられている。これにより、自律走行車10は、自律走行時に地面の芝、草等を刈り取りできるように構成されている。刈刃ユニット30は、刈刃31を装着する円形状のブレード33と刈刃31を有し、刈刃31は、ブレード33にスイングバックが可能なように回転自在にビス32等で組み付けられている。刈刃ユニット30は、軸34を通じてベース部材11上に設置された駆動用のモータ17に連結されている。
なお、図示しないが、刈刃ユニット30及び軸34は刈り取り作業を行いやすいように、前方側が水平面(ベース部材11の表面)から地面側に約6°傾斜して設置されていることが好ましい。刈刃ユニット30の刈刃31は、自律走行車10がステーション20に帰還したときであって、必要なときに刃砥ぎユニット45によって研磨される。なお。刈刃ユニット30の詳細な説明は後述する。
ベース部材11のうち、自律走行車10の進行方向の前側に一対の前輪12が設置されており、前輪12より後方側に一対の後輪13が設置されている。実施形態1の自律走行車10は、一例として、前輪12が非駆動輪であり、後輪13が駆動輪である、後輪駆動型の自律走行車であるものとする。
非駆動輪である前輪12は、自在キャスター等で構成され、平面内で360°回転自在に可動する。なお、前輪12は、自在キャスターに限るものではなく、固定キャスターであっても構わない。
駆動輪である後輪13は、自律走行車10の進行方向に対して左側に配された後輪13と右側に配された後輪13とが一対となり、それぞれの駆動機構(不図示)により別々に駆動される。これにより、自律走行車10は、直進、後進、旋回等の走行が可能である。
バンパー14は、ベース部材11の表面に配されており、内部が空洞の筐体である。バンパー14は、ベース部材11に対し、相対的にX−Y方向(ベース部材11と平行な方向)に位置変位が可能となるように構成されている。このように、バンパー14がベース部材11に対し位置変位することにより、自律走行車10の自律移動時に、障害物(物、人)等に接触した際の力を受け止め、自律走行車10自身や障害物への衝撃を吸収することができる。
また、バンパー14の位置変位を検出する変位検知部(図示せず)を自律走行車10に設けてもよい。そして、当該変位検知部にてバンパー14の位置変位を検出し、自律走行車10の自律走行を制御する制御部(不図示)を介して、自律走行車10の走行を停止させたり、後退させたりする等により、変位検知部を、接触時の安全性を確保する前衛機構として機能させてもよい。
電極15は、自律走行車10が備えるバッテリー19の充電用の電力を、ステーション20から受けるための電極である。電極15は、自律走行車10がステーション20に帰還したとき、ステーション20の電極25(後述する)と接触するように、ベース部材11であって、自律走行車10の前面となる位置に配されている。
モータ17は、刈刃ユニット30を回転駆動させるためのものである。モータ17に、刈刃ユニット30を回転させるための軸34(後述する)の一端部(上端部)近傍が接続されている。なお、軸34の他端部(下端部)近傍には刈刃ユニット30のブレード33が固定されている。モータ17に電流が流れることで駆動すると軸34が軸回転し、これにより、軸34の先端に固定されているブレード33およびブレード33に取り付けられている刈刃31が回転する。モータ17は、刈刃ユニット30を、草を刈るときに回転させるだけでなく、後述するように、刃砥ぎユニット45にて刈刃31を研磨する際にも刈刃ユニット30を回転させる。
ここで、刈刃31が劣化すると刈刃31が切れにくくなり、芝刈り時に刈刃31を回転させるためにモータ17が消費する消費電力(すなわちモータ17に流す電流量)が増大する。この芝刈り時にモータ17が消費する消費電力が、予め設定された一定の基準以上であるか否かを判定することにより、刈刃31の研磨が必要であるか否かを判定することができる。
自律走行車10は、芝、草の高さに応じ、地上から刈刃31までの高さを調整することで、刈高さを調整できるようになっている。当該、自律走行車10自体も上述した高さ調整は可能であり、地上高2cm〜地上高6cmまで調整可能である。本実施の形態では、ステーション帰還時は、刈刃31の地上高を6cmの原点に復帰させ研磨を行う。
(ステーション20の構成)
次に、図2の(b)を用いてステーション20の構成について説明する。なお、ステーション20の各種機構並びに構成パーツ類の主なものを以下に説明し、回路配線等の細かな物は図示及び説明を省略している。
次に、図2の(b)を用いてステーション20の構成について説明する。なお、ステーション20の各種機構並びに構成パーツ類の主なものを以下に説明し、回路配線等の細かな物は図示及び説明を省略している。
図2の(b)に示すようにステーション20は、帰還台21と、柱部22と、電極25と、刃砥ぎ装置40とを備えている。刃砥ぎ装置40は刃砥ぎユニット45と、刃砥ぎユニット支持部47とを備えている。刃砥ぎユニット45は、ユニットベース部材(ベース部材)43と、刃砥ぎ部品(刃砥ぎ部、第1の刃砥ぎ部)41と、刃砥ぎ部品(刃砥ぎ部、第2の刃砥ぎ部)42とを備えている。
ステーション20は、自律走行車10のバッテリー19を充電する充電装置として機能するものである。また、ステーション20は、自律走行車10の刈刃31を研磨する必要があるときに、当該刈刃31を研磨するメンテナンス装置としても機能する。
帰還台21は、帰還した自律走行車10を載置するためのものである。帰還台21の一方の端部には柱部22が帰還台21から起立するように配されている。帰還台21の他方の端部は、帰還してきた自律走行車10が登る傾斜部(端部)21aとなっている。
電極25は自律走行車10のバッテリー19を充電するための電極である。電極25は、帰還した自律走行車10の電極15と接触するように、柱部22に配されている。
刃砥ぎユニット45は、刈刃31を研磨するためのものである。刃砥ぎユニット45は、自律走行車10が帰還したときに、刈刃31の一方の面(表面。すなわち、地面との対向面)と接触する刃砥ぎ部品41・42を有する。刃砥ぎユニット45は、刃砥ぎユニット支持部47を介して、帰還台21上であって、帰還した自律走行車10の刈刃ユニット30と対向する位置に配されている。
刃砥ぎユニット支持部47は、上端部がユニットベース部材43の中心を貫通し、当該ユニットベース部材43と固定されており、下端部が帰還台21の表面に固定されている。刃砥ぎユニット支持部47は、ばね等の弾性部材を備えることで、刃砥ぎユニット45を刈刃ユニット30へ押し当てる構造となっていることが好ましい。
なお、刃砥ぎユニット支持部47は必ずしも帰還台21上に配されている必要はなく、柱部22に配され、当該柱部22から、帰還台21の表面に平行に延伸することで、刃砥ぎユニット45を、帰還台21の表面の上方であって刈刃ユニット30と対向するように配してもよい。
(刈刃ユニット30)
図3は、刈刃ユニット30の平面図である。図4は刈刃ユニット30の刈刃31を研磨しているときの刈刃31および刃砥ぎユニット45の断面図である。なお、図3では、刈刃ユニット30を、自律走行車10の下側(図2の(b)において紙面下から上方向)から見た構成を表している。図3および図4を用いて刈刃ユニット30の構成について説明する。
図3は、刈刃ユニット30の平面図である。図4は刈刃ユニット30の刈刃31を研磨しているときの刈刃31および刃砥ぎユニット45の断面図である。なお、図3では、刈刃ユニット30を、自律走行車10の下側(図2の(b)において紙面下から上方向)から見た構成を表している。図3および図4を用いて刈刃ユニット30の構成について説明する。
図3に示すように、ブレード33は円盤形状を有する。ブレード33の中心に、軸34の下端部が固定されている。ブレード33の3ケ所の縁部近傍それぞれに、刈刃31が、ビス32等を介してスイングバック可能なように、ブレード33に組み付けられている。
ブレード33は、芝刈り時及び研磨時に、図3の矢印Aに示すように、ブレード33を平面視した(図2の(b)において紙面下から上方向に見た)ときに反時計回りに回転する。なお、本実施形態では、ブレード33は、研磨時の回転方向は、芝刈り時と同じ方向であるものとして説明する。しかし、研磨時のブレード33の回転方向は、芝刈り時と異なっていてもよい。
本実施形態では、刈刃31は120°間隔で3個、ブレード33に設置されているが、これに限るものではなく、例えば、90°間隔で4個設置してもよいし、あるいは、他の例でも構わない。
刈刃31は、概して長方形形状である。刈刃31は、一例として厚さ0.5mm以上1mm以下程度の金属片で構成されている。刈刃31の両短辺のうち、ビス32で刈刃31がブレード33と接続されている近傍の短辺がエッジe1であり、エッジe1と対向しブレード33と接続されていない側の短辺がエッジe2である。
また、刈刃31の両長辺のうち、ブレード33を反時計回り(図3の矢印Aの方向)に回転させたとき前方となる長辺がエッジe3であり、後方となる長辺がエッジe4である。刃31e3はエッジe3を含みエッジe3と平行に延伸する芝刈り用の刃である。刃31e4はエッジe4を含みエッジe4と平行に延伸する芝刈り用の刃である。刈刃31は、平行に配された刃31e3・31e4を有する両刃構造である。ブレード33の裏表を反転させて軸34に取り付けることで、刃31e3・31e4の両方を刃として使用可能である。また、ブレード33を逆回転(図3の矢印Aと逆方向)に回転させてもよい。
図3に示すように、ブレード33が回転すると、刈刃31のエッジe1はブレード33上に位置し、エッジe2は遠心力によりブレード33から離間することで、刈刃31は放射状に配されることになる。
つまり、刈刃ユニット30は軸34の回転によりブレード33が矢印A(図3参照)に示す方向に回転すると、遠心力により、刈刃ユニット30が有する各刈刃31は、それぞれが有する刃31e3・31e4の延伸方向が、軸34を中心とする各刈刃31の回転により描く円の接線に対し垂直となる方向に向く。
また、図4に示すように、刈刃31の刃31e3・31e4は、それぞれ、断面が、それぞれ先端のエッジe3・e4へ向かうにつれて次第に厚みが薄くなる形状である。すなわち、刃31e3・31e4それぞれの断面形状は、先端のエッジe3・e4それぞれが尖がった形状である。
そして、図5等を用いて後述するように、刃31e3・31e4を砥ぐ際に刃31e3・31e4それぞれと接触する刃砥ぎ部品41・42それぞれの上面は、刃31e3・31e4それぞれの傾斜と対応するように傾斜している。これにより、ブレード33が回転すると、刃31e3・31e4の向きが、刃砥ぎ部品41・42によりガイドされ、刃31e3・31e4は刃砥ぎ部品41・42に沿って移動するようになる。
(刃砥ぎ装置40の構成)
図1は実施形態1に係る刃砥ぎ装置40の構成を表す平面図であり、(a)は刃砥ぎ装置40の構造を表す平面図であり、(b)は研磨している各刈刃31との関係を表す平面図である。なお、図1の(a)(b)とも、図2の(b)において紙面上から下方向へ見たときの刃砥ぎ装置40の構成を表している。
図1は実施形態1に係る刃砥ぎ装置40の構成を表す平面図であり、(a)は刃砥ぎ装置40の構造を表す平面図であり、(b)は研磨している各刈刃31との関係を表す平面図である。なお、図1の(a)(b)とも、図2の(b)において紙面上から下方向へ見たときの刃砥ぎ装置40の構成を表している。
刃砥ぎ装置40は刃砥ぎユニット45と刃砥ぎユニット支持部47とを備えている。刃砥ぎユニット45は刃砥ぎ部品41・42とユニットベース部材43とを備えている。
ユニットベース部材43は、刃砥ぎ部品41・42を配するためのベース部材である。ユニットベース部材43は、一例として、円盤形状を有する。ユニットベース部材43の中心部に刃砥ぎユニット支持部47の上端部が接続されることで、ユニットベース部材43は刃砥ぎユニット支持部47に支持されている。なお、ユニットベース部材43は、刃砥ぎ部品41・42が、刈刃31と接触するように配される構造であればよく、円盤形状に限定されるものではなく、他の形状であってもよい。また、ユニットベース部材43は、刃砥ぎユニット支持部47と一体化された柱状形状を有する構造としてもよい。
刃砥ぎ部品41・42はそれぞれ円形状である。具体的には、刃砥ぎ部品41・42はそれぞれ円環形状である。刃砥ぎ部品41・42は、ユニットベース部材43の表面(刈刃ユニット30と対向する対向面:上面)に、刃砥ぎユニット支持部47を中心として同心円状に配されている。刃砥ぎ部品41は刃砥ぎ部品42の外周に配されている。刃砥ぎ部品42は刃砥ぎ部品41の内周に配されている。刃砥ぎ部品41・42は、刈刃31の刃31e3・31e4を砥ぐためのものであり、例えば、砥石などを用いればよい。
図4に示すように、刃砥ぎ部品41は、刃砥ぎ部品41の外縁から内縁に向かうにつれ厚みが薄くなる形状である。刃砥ぎ部品41のうち、刈刃31との接触面である上面は、軸34を中心に回転する刈刃31の刃31e3の延伸方向が、刈刃31の回転により描く円の接線と平行となったとき(図5参照)の刃31e3の下面(刃砥ぎ部品41との接触面)と接触するように傾斜している。
刃砥ぎ部品42は、刃砥ぎ部品42の外縁から内縁に向かうにつれ厚みが厚くなる形状である。刃砥ぎ部品42のうち、刈刃31との接触面である上面は、軸34を中心に回転する刈刃31の刃31e4の延伸方向が、刈刃31の回転により描く円の接線と平行となったとき(図5参照)の刃31e4の下面(刃砥ぎ部品42との接触面)と接触するように傾斜している。
図1の(b)に示すように、自律走行車10が所定の帰還位置で停止し(図2の(b)参照)、刈刃31を、刃砥ぎユニット45を平面視したときの時計回り方向(図1の(b)の矢印Bに示す方向)に回転させたとき、刃砥ぎ部品41は、刈刃ユニット30が有する全ての刈刃31の一方の刃31e3と同時に接触する。また、刃砥ぎ部品42は、刈刃ユニット30が有する全ての刈刃31の他方の刃31e4と同時に接触する。これにより、刃砥ぎ部品41は刃31e3を研磨し、刃砥ぎ部品42は刃31e4を研磨する。
刃砥ぎ部品41・42は、ビス32のうち刈刃31から突出している部分の高さより高い。これにより、ビス32のうち刈刃31から突出している部分は、刃砥ぎ部品41と刃砥ぎ部品41との間に位置しつつ、ユニットベース部材43と離間するため、ビス32とユニットベース部材43とが干渉することを防止することができる。
(研磨動作の説明)
次に、主に図1の(b)、図4および図5を用いて、刈刃31を研磨する動作について説明する。図5は、刈刃31を研磨しているときの刈刃ユニット30の平面図である。図5では、図2の(b)において紙面下から上方向へ見たときの刈刃ユニット30の構成を表している。
次に、主に図1の(b)、図4および図5を用いて、刈刃31を研磨する動作について説明する。図5は、刈刃31を研磨しているときの刈刃ユニット30の平面図である。図5では、図2の(b)において紙面下から上方向へ見たときの刈刃ユニット30の構成を表している。
図2の(b)に示したように、自律走行車10は、芝刈り作業の終了時、または、バッテリー19の残量が少なくなった場合、自律的にステーション20へ帰還する。自律走行車10がステーション20へ帰還すると、電極15・25が電気的に接続される。また、刈刃31の表面と刃砥ぎ部品41・42とが接触する。そして、ステーション20から電極25・15を通じてバッテリー19へ電力が供給される。
バッテリー19への充電が完了すると、刈刃ユニット制御部50は、バッテリー19への充電量から刈刃用のモータの消費電力をレビューする。モータ17の消費電力が一定基準を超えている場合、刈刃が摩耗して芝刈りの効率が低下していると判断できるため、刈刃ユニット30はモータ17を駆動する。
これにより、図5の矢印Aに示すように、刈刃ユニット30が、刈作業時と同方向(反時計回り)に回転し、刈刃31の刃31e3・31e4を砥ぐ作業を開始する。
そして、刃砥ぎ部品41は、刈刃31の刃31e3の回転軌跡と、平面視したとき重畳するように円環形状を有する。また、刃砥ぎ部品42は、刈刃31の刃31e4の回転軌跡と、平面視したとき重畳するように円環形状を有する。そして、刈刃31の下面と、刃砥ぎ部品41・42それぞれの上面とが接触し、刈刃ユニット30が回転することにより、各刈刃31と刃砥ぎ部品41・42との間に摩擦力が生じる。
さらに、図4に示すように、刃砥ぎ部品41は、刃砥ぎ部品41の外縁から内縁に向かうにつれ厚みが薄くなる形状である。また、刃砥ぎ部品42は、刃砥ぎ部品42の外縁から内縁に向かうにつれ厚みが厚くなる形状である。換言すると、刃砥ぎ部品41の上面は、軸34を中心に回転する刈刃31の刃31e3の延伸方向が、刈刃31の回転により描く円の接線と平行となったとき(図5参照)の刃31e3の下面と接触するように傾斜している。また、刃砥ぎ部品42の上面は、軸34を中心に回転する刈刃31の刃31e4の延伸方向が、刈刃31の回転により描く円の接線と平行となったとき(図5参照)の刃31e4の下面と接触するように傾斜している。
これにより、図5に示すように、各刈刃31は刃砥ぎ部品41・42によりガイドされ、各刈刃31は、それぞれが備える刃31e3・31e4の延伸方向が、軸34を中心とする各刈刃31の回転により描く円の接線と平行となる向きとなる。これにより、刃31e3と、刃砥ぎ部品41の上面との接触面積が大きくなり、また、刃31e4と、刃砥ぎ部品42の上面との接触面積が大きくなり、効率よく刃31e3・31e4を砥ぐことができる。
そして、図1の(b)に示すように、各刈刃31は、一方の刃31e3は刃砥ぎ部品41と接しつつ刃砥ぎ部品41に沿って円状に移動し、他方の刃31e4は刃砥ぎ部品42と接しつつ刃砥ぎ部品42に沿って円状に移動するように、軸34(図5参照)を中心に回転移動する。
これにより、刃砥ぎユニット45は、刃砥ぎ部品41により刈刃ユニット30が備える全ての各刈刃31のうち一方の刃31e3を同時に研磨しつつ、さらに、刃砥ぎ部品42により刈刃ユニット30が備える全ての各刈刃31のうち他方の刃31e4も同時に研磨することができる。
この結果、各刈刃31は、刃砥ぎ部品41・42それぞれと接触している刃31e3・31e4の表面に形成されていた変形部が研磨されて、刃31e3・31e4の当該表面が平らとなる。
(刈刃ユニット制御部の構成)
次に、図6を用いて刈刃ユニット制御部50の構成について説明する。図6は、刈刃ユニット制御部50の構成を表す機能ブロック図である。図6に示すように、刈刃ユニット制御部50は、研磨要否判定部51と、モータ制御部52とを備えている。
次に、図6を用いて刈刃ユニット制御部50の構成について説明する。図6は、刈刃ユニット制御部50の構成を表す機能ブロック図である。図6に示すように、刈刃ユニット制御部50は、研磨要否判定部51と、モータ制御部52とを備えている。
研磨要否判定部51は刈刃31を研磨する必要があるか否かを判定するものである。刈刃31が劣化して、芝刈り時に刈刃31が切れにくくなっていると、抵抗が上昇し、モータ17の消費電力が大きくなる(すなわち、芝刈りに必要な電流量が増加する)。研磨要否判定部51は、この芝刈り中のモータ17の消費電力をモニタリングし、芝刈り中の消費電力が一定の基準以上となった場合、研磨要否判定部51は、刈刃31が摩耗して芝刈りの効率が低下していると判断し、刈刃31の研磨が必要であると判定する。そして、研磨要否判定部51は、刈刃31の研磨が必要であると判定すると、研磨指示情報をモータ制御部52へ出力し、モータ制御部52にモータ17を駆動させる。
なお、研磨要否判定部51が刈刃31の研磨が必要であるか否かを判断する方法は、上記に限定されるものではない。例えば、自律走行車10がステーション20へ帰還した後、自律走行車10のステーション20への帰還回数が一定回数を超えた場合など、予め定められた条件が成立した場合(すなわち、刈刃31の切断能力が低下したとみなした場合)に、研磨要否判定部51は、刈刃31の研磨が必要であると判断すればよい。
モータ制御部52は、モータ17の駆動を制御するものである。刈刃31を研磨する際、モータ制御部52は、研磨要否判定部51から研磨指示情報を取得すると、研磨用の回転数で刈刃31が回転するようにモータ17を駆動する。そして、所定時間が経過するとモータ制御部52は、モータ17の駆動を停止する。これにより、刈刃31の研磨が終了する。また、モータ制御部52は、芝刈り時には、芝刈り用の回転数で刈刃31が回転するようにモータ17を駆動する。
(刈刃を研磨する際の処理の流れ)
次に、主に図2、図6及び図7を用いて、自律走行車10の刈刃31を研磨する際の処理の流れについて説明する。図7は、自律走行車10の刈刃31を研磨する際の処理の流れを表す図である。
次に、主に図2、図6及び図7を用いて、自律走行車10の刈刃31を研磨する際の処理の流れについて説明する。図7は、自律走行車10の刈刃31を研磨する際の処理の流れを表す図である。
図2の(b)に示したように、自律走行車10は、芝刈り作業の終了後、あるいは作業中にバッテリーの残量が基準より減少した際に、ステーション20に自律的に帰還する。
自律走行車10がステーション20の帰還位置に停止すると、自律走行車10の電極15と、ステーション20の充電用の電極25と接触することで、両者が電気的に接続される。この電極15と電極25とが電気的に接続されると、ステーション20から自律走行車10が搭載しているバッテリー19へ充電を開始する(ステップS11)。
そして、バッテリー19への充電が完了し(ステップS12)、研磨要否判定部51は、モニタリングしていたモータ17の消費電力をレビューし、芝刈り時にモータ17の消費電力が一定基準以上となったか否かを判定する(ステップS13)。
そして、研磨要否判定部51は、芝刈り時のモータ17の消費電力が一定基準以上となったと判定すると(ステップS13のYES)、刈刃31が摩耗して芝刈りの効率が低下していると判断し、刈刃31の研磨を開始するための研磨指示情報をモータ制御部52へ出力する。モータ制御部52は研磨指示情報を取得すると、モータ制御部52は、研磨用の回転数で刈刃ユニット30を回転させるようにモータ17を駆動する。このようにモータ制御部52は、刈刃ユニット30を回転させ、刈刃のメンテナンス作業、すなわち、研磨作業を開始する(ステップS14)。
そして、所定時間が経過すると、モータ制御部52は、モータ17を停止する。これにより、刈刃ユニット30の回転も停止することで、刈刃のメンテナンス作業、すなわち、研磨作業が終了する(ステップS15)。
なお、ステップS13において、研磨要否判定部51は、芝刈り時のモータ17の消費電力が一定基準未満であったと判定すると(ステップS13のNO)、刈刃は摩耗しておらず芝刈りの効率は低下していないと判断し、刈刃の研磨は行わない。
(自律走行車10及びステーション20による主な利点)
以上のようにステーション20は、バッテリー19と、軸34と、刈刃31とを備える自律走行車10が、上記バッテリー19を充電するために帰還する自律走行車10のバッテリー19を充電するための充電装置として機能する。さらに、ステーション20は、刃砥ぎ装置40を備えているため、刈刃31の刃31e3・31e4を砥ぐためのメンテナンス装置としても機能させることができる。この、ステーション20が備える刃砥ぎ装置40は、軸34の周りを回転移動するブレード33に回転自在に設けられた刈刃31を砥ぐためのものである。
以上のようにステーション20は、バッテリー19と、軸34と、刈刃31とを備える自律走行車10が、上記バッテリー19を充電するために帰還する自律走行車10のバッテリー19を充電するための充電装置として機能する。さらに、ステーション20は、刃砥ぎ装置40を備えているため、刈刃31の刃31e3・31e4を砥ぐためのメンテナンス装置としても機能させることができる。この、ステーション20が備える刃砥ぎ装置40は、軸34の周りを回転移動するブレード33に回転自在に設けられた刈刃31を砥ぐためのものである。
刃砥ぎ装置40は、刈刃31を砥ぐ際、刈刃31と対向配置される上面(対向面)を有するユニットベース部材43を備える。刃砥ぎ装置40は、さらに、ユニットベース部材43の上面に配され、刈刃31を砥ぐ際に軸34の周りをユニットベース部材43に対し相対的に回転移動する刈刃31の回転軌跡と、平面視したとき重畳するように円環形状を有する、刈刃31を砥ぐための刃砥ぎ部品41・42を備える。
このように、刃砥ぎ部品41・42は、刈刃31を砥ぐ際に刈刃31と対向配置される上記上面に配されている。これにより、刈刃31を砥ぐための部品を刈刃31に直接取り付ける必要はなく、安全であり、また、刈刃31を砥ぐための準備作業が簡単であるため、効率よく刈刃31を砥ぐことができる。
そして、刃砥ぎ部品41・42は、刈刃31を砥ぐ際に軸34の周りをユニットベース部材43に対し相対的に回転移動する刈刃31の回転軌跡と、平面視したとき重畳するように円環形状を有する。このため、軸34の周囲であって、ブレード33の縁部に接続されている各刈刃31を、ブレード33から取り外すことなく、刃砥ぎ部品41・42により、刈刃31を砥ぐことができる。このため、安全に、かつ、効率よく刈刃31を砥ぐことができる。
さらに、相対的に回転移動する刈刃31の刃31e3・31e4と刃砥ぎ部品41・42とが接触することで、両者間に接触抵抗が生じる。このため、刈刃31が、ブレード33に回転自在に設けられた、すなわち、刈刃31のうち一方のエッジe1近傍が、ビス32により、軸34を中心に回転するブレード33の端部に回転自在に接続され、他方のエッジe2が、ブレード33には固定されていない、いわゆるスイングバック方式の構造であっても、刈刃31の刃31e3・31e4の延伸方向が、刈刃31が軸34の周囲を回転することにより描く円の接線と平行となる方向へ、刈刃31の向きを変化させることができる(図1の(b)、図5参照)。
これにより、刈刃31の刃31e3・31e4と、刃砥ぎ部品41・42との接触面積が大きくなり、効率よく刈刃31の刃31e3・31e4を砥ぐことができる。
また、自律走行車10の刈刃ユニット30が有する刈刃31は、互いに対向する、刃31e3と、刃31e4とを有する両刃構造である。
そこで、図1の(b)に示すように、刃砥ぎ装置40は、同心円状に配された、刃砥ぎ部品41と刃砥ぎ部品42とを有する。そして、刃砥ぎ装置40の刃砥ぎユニット45を平面視したとき(図2の(b)において、紙面上から下方向へ見たとき)、刃砥ぎ部品41は刃31e3の回転軌跡と重畳し、刃砥ぎ部品42は刃31e4の回転軌跡と重畳する。
これにより、刈刃31を砥ぐ際、刈刃31のうち、刃31e3は刃砥ぎ部品41と接触し、刃31e4は刃砥ぎ部品42と接触する。これにより、刃31e3・31e4を同時に砥ぐことができるため、効率よく刈刃の刃を砥ぐことができる。さらに、刈刃ユニット30が有する3個の刈刃31のそれぞれの刃31e3・31e4を同時に、刃砥ぎ部品41・42により砥ぐことができるため、より効率がよい。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図8、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の実施形態2について、図8、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は、実施形態2に係る、自律走行車10がステーション(充電装置)20Aに帰還した際の側面図である。図9は実施形態2に係る刃砥ぎ装置40Aの構成を表す平面図であり、(a)は刃砥ぎ装置40Aの構成を表す平面図であり、(b)は研磨している各刈刃31との関係を表す平面図である。なお、図9の(a)(b)とも、図8において紙面上から下方向へ見たときの刃砥ぎ装置40Aの構成を表している。本実施の形態では、自律走行車10とステーション20Aとにより、自律走行車ユニットが構成されている。
図8に示すように、ステーション20Aは、ステーション20が備えていた刃砥ぎ装置40(図1の(b)参照)に換えて、刃砥ぎ装置40Aを備えている点で、ステーション20と相違する。ステーション20Aの他の構成はステーション20と同様である。
図9の(a)に示すように、刃砥ぎ装置40Aは刃砥ぎユニット45Aと刃砥ぎユニット支持部47とを備えている。刃砥ぎユニット45Aは、刃砥ぎユニット45(図3参照)が備えていた内周側の刃砥ぎ部品42に換えて、ガイド部品(ガイド部)44を備えている点で、刃砥ぎユニット45と異なる。刃砥ぎユニット45Aの他の構成は刃砥ぎユニット45と同様である。
ガイド部品44は、砥石などの刃を砥ぐことを目的とした部品ではなく、刈刃31を研磨する際、刃31e3・31e4の延伸方向が、軸34を中心に回転する各刈刃31が描く円の接線と平行となる方向となるように、各刈刃31の向きを変化させることを目的とした部品である。
ガイド部品44は円環形状を有する。ガイド部品44は、砥石などからなる刃砥ぎ部品42と接触抵抗が同等である材料や構造からなる。ガイド部品44の形状や配置位置などは刃砥ぎ部品42と同様である。すなわち、ガイド部品44は、ユニットベース部材43の表面(刈刃ユニット30と対向する面)に、刃砥ぎユニット支持部47を中心として、刃砥ぎ部品41と同心円状に配されている。ガイド部品44は刃砥ぎ部品41の内周に配されている。ガイド部品44は、刈刃31の刃31e4との接触抵抗が、刃砥ぎ部品41と、刈刃31の刃31e3との接触抵抗と同等となる材料や構造であればよい。
図9の(b)に示すように、自律走行車10が所定の帰還位置で停止し(図8参照)、刈刃31を、刃砥ぎユニット45Aを平面視したときの時計回り方向(図9の(b)の矢印Bに示す方向)に回転させたとき、刃砥ぎ部品41は、刈刃ユニット30が有する全ての刈刃31の一方の刃31e3と同時に接触する。また、ガイド部品44は、刈刃ユニット30が有する全ての刈刃31の他方の刃31e4と同時に接触する。
これにより、刃砥ぎ部品41は刃31e3を研磨する。また、ガイド部品44は刃31e4と接触することで、各刈刃31の刃31e3における延伸方向が、軸34を中心に回転することで各刈刃31が描く円の接線と平行となるように、各刈刃31の向きをガイドする。これにより、効率よく、刃砥ぎ部品41は、各刈刃の刃31e3を砥ぐことができる。
本実施形態に係る刃砥ぎユニット45Aは、刈刃ユニット30の回転方向によって、両方の刃31a3・31e4のうち、いずれの刃が研磨されるか決まる。上述したように、図9の(b)の矢印Bに示す方向に刈刃ユニット30を回転させると、刃砥ぎユニット45Aの刃砥ぎ部品41によって、各刈刃31の刃31e3が研磨される。逆に、図9の(b)の矢印Bに示す方向とは逆向きに刈刃ユニット30を回転させると、刃砥ぎユニット45Aの刃砥ぎ部品41によって、各刈刃31の刃31e4が研磨される。
このように、刃砥ぎユニット45Aによっても、刈刃ユニット30が有する各刈刃31の両方の刃31a3・31e4とも研磨することができる。
以上のように、刃砥ぎ装置40Aは、刃砥ぎ部品41と同心円状に上面に配され、刃砥ぎ部品41と同等の接触抵抗を有するガイド部品44を備える。
そして、図9の(b)に示すように、刃砥ぎユニット45Aを平面視したとき(図8の紙面上から下方向へ見たとき)、刃砥ぎ部品41は刃31e3の回転軌跡と重畳し、ガイド部品44は刃31e4の回転軌跡と重畳する。
このため、刃砥ぎ部品41と同等の接触抵抗を有するガイド部品44は、刃31e4の回転軌跡と重畳するため、刈刃31の刃31e3を砥ぐ際(自律走行車10がステーション20Aに帰還した際)、ガイド部品44は刃31e4と接触する。
これにより、自律走行車10が備える刈刃ユニット30がスイングバック方式の構造であっても、刈刃31の刃31e3の延伸方向が、刈刃31が軸34の周囲を回転することにより描く円の接線と平行となる方向へ、刈刃31の向きを変化させることができる(図9の(b)参照)。これにより、刃31e3と、刃砥ぎ部品41との接触面積が大きくなり、効率よく各刈刃31それぞれの刃31e3を砥ぐことができる。
なお、刃砥ぎユニット45Aにおいて、外周側の刃砥ぎ部品41を、砥石などからなる刃砥ぎ部品41と接触抵抗が同等である材料や構造であるガイド部品とし、内側のガイド部品44を砥石などからなる刃砥ぎ部品42(図1の(a)参照)としてもよい。これによっても、図9に示した刃砥ぎユニット45Aと同様の効果を得ることができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図10〜図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1、2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の実施形態3について、図10〜図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1、2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図10は、実施形態3に係る、自律走行車10Bがステーション(充電装置)20Bに帰還した際の側面図である。図11は実施形態3に係る、刃砥ぎ装置40Bの構成を表す平面図であり、(a)は刃砥ぎ装置の構成を表す平面図であり、(b)は研磨している各刈刃31との関係を表す平面図である。なお、図11の(a)(b)とも、図10において紙面上から下方向へ見たときの刃砥ぎユニット45の構成を表している。本実施の形態では、自律走行車10Bとステーション20Bとにより、自律走行車ユニットが構成されている。
図10に示すように、自律走行車10Bは、自律走行車10(図2の(a)(b)参照)が備えていた刈刃ユニット制御部50に換えて、刈刃ユニット制御部50Bを有する点で、自律走行車10と相違する。自律走行車10Bの他の構成は自律走行車10と同様である。
ステーション20Bは、ステーション20(図2の(b)参照)が備えていた刃砥ぎ装置40に換えて刃砥ぎ装置40Bを備えている点で、ステーション20と相違する。ステーション20Bの他の構成はステーション20と同様である。
刃砥ぎ装置40Bは、刃砥ぎ装置40(図2の(b)参照)が備えていた刃砥ぎユニット支持部47に換えて刃砥ぎユニット回転部48を備え、さらに、モータ(回転駆動部)46と、刃砥ぎユニット制御部60Bとを備えている点で刃砥ぎ装置40と相違する。
本実施形態と、実施形態1・2との主な相違点は、刈刃31を研磨する際、刈刃ユニット30が回転するのではなく、刃砥ぎユニット45が回転する点である。
刃砥ぎユニット回転部48は、刈刃31を研磨する際、刃砥ぎユニット45を回転させるための回転軸である。刃砥ぎユニット回転部48は帰還台21の表面から突出しており、一方の端部(頭頂部)にユニットベース部材43の中心が固定されており、他方の端部(下端部)にモータ46が接続されている。
モータ46は、刃砥ぎユニット回転部48を軸回転させてユニットベース部材43を回転させることで、刃砥ぎユニット45を、刃砥ぎユニット回転部48を回転軸として回転させるためのものである。モータ46は帰還台21内部に格納されている。
一方、本実施形態では、自律走行車10Bが備えるモータ17は、刈刃31を研磨する際には駆動せず、芝刈り時に刈刃ユニット30を回転させることに特化したモータである。
ここで、草や芝などを刈ることを主目的とした刈刃ユニット30と、刃砥ぎを目的とした刃砥ぎユニット45とでは、要求されるモータ仕様が異なる。このため、刈刃ユニット30を回転させるためのモータ46を設けることで、モータ46と、刈刃ユニット30を回転させるためのモータ17とのそれぞれについて、より最適なモータの選定が可能となる。これにより、草や芝などを刈るために刈刃ユニット30を回転させる機能と、刈刃31を砥ぐために刃砥ぎユニット45を回転させるための機能とを向上させることができる。
なお、モータ46の設置場所は帰還台21内部に限定されるものではなく、刃砥ぎユニット回転部48を通じて刃砥ぎユニット45を回転可能な場所であればよく、例えば、帰還台21の表面(自律走行車10Bを載置する面)に配されていてもよい。
刃砥ぎユニット制御部60Bは、刈刃31を研磨する際、モータ46を駆動させることで刃砥ぎユニット回転部48及び刃砥ぎユニット45の回転を制御するものである。なお、刃砥ぎユニット制御部60Bの具体的な構成は後述する。
図10に示すように、自律走行車10Bがステーション20Bに帰還することで刈刃31が刃砥ぎ部品41・42と接触したあと、または、刈刃31が刃砥ぎ部品41・42と接触する直前に、刃砥ぎユニット制御部60Bはモータ46に電流を流すことで駆動する。
これにより、図11の(a)に示すように、刃砥ぎユニット回転部48及び刃砥ぎユニット45は平面視した時の反時計回り(図11の(a)に示す矢印Dの方向)に回転する。すると、刃砥ぎ部品41・42と接触している、刈刃ユニット30が有する各刈刃31と、刃砥ぎ部品41・42との間の摩擦力が生じる。
これにより、図11の(b)に示すように、刈刃ユニット30が有する各刈刃31は刃砥ぎ部品41・42にガイドされ、各刈刃31は、それぞれが備える刃31e3・31e4の延伸方向が、刃砥ぎユニット回転部48を中心とする刃砥ぎ部品41・42の回転により描く円の接線と平行となる向きとなる。換言すると、刃砥ぎユニット45に対して、軸34を中心に相対的に回転する各刈刃31は、それぞれが備える刃31e3・31e4の延伸方向が、軸34を中心に相対的に回転する各刈刃31の回転により描く円の接線と平行となる向きとなると表現することもできる。
そして、図11の(b)に示すように、各刈刃31は、一方の刃31e3は刃砥ぎ部品41と接しつつ刃砥ぎ部品41に沿って相対的に円状に移動し、他方の刃31e4は刃砥ぎ部品42と接しつつ刃砥ぎ部品42に沿って相対的に円状に移動する。
これにより、刃砥ぎユニット45は、刃砥ぎ部品41により刈刃ユニット30が備える全ての各刈刃31のうち一方の刃31e3を同時に研磨しつつ、さらに、刃砥ぎ部品42により刈刃ユニット30が備える全ての各刈刃31のうち他方の刃31e4も同時に研磨することができる。
この結果、各刈刃31は、刃砥ぎ部品41・42それぞれと接触している刃31e3・31e4の表面に形成されていた変形部が研磨されて、刃31e3・31e4の当該表面が平らとなる。
図12は、刈刃ユニット制御部50B及び刃砥ぎユニット制御部60Bの構成を表す機能ブロック図である。図12に示すように、刈刃ユニット制御部50Bは、研磨要否判定部51と、送受信部53とを備えている。刃砥ぎユニット制御部60Bは、送受信部62と、モータ制御部66とを備えている。
送受信部53は、研磨要否判定部51から指示されたとき、研磨指示情報をステーション20Bの送受信部62へ送信する。送受信部62は、刈刃31の研磨が必要なとき、送受信部53から研磨指示情報を取得するものである。
モータ制御部66は、モータ46の駆動を制御するものである。刈刃31の研磨が必要なとき、自律走行車10Bがステーション20Bへ帰還すると、モータ制御部66は、研磨用の回転数で刃砥ぎユニット45が回転するようにモータ46を駆動する。そして、所定時間が経過するとモータ制御部66は、モータ46の駆動を停止する。これにより、刈刃31の研磨が終了する。
なお、自律走行車10Bがステーション20Bへ帰還したことを検出する方法は、種々の方法を取りえる。例えば、帰還台21の内部(傾斜部21a内など)に自律走行車10Bを検出するための検出センサを配しておき、当該検出センサが自律走行車10の存在を検出することで、モータ制御部66は自律走行車10Bがステーション20Bへ帰還したと判断し、刈刃31の研磨が必要なときにモータ46を駆動するようにしてもよい。
図13は自律走行車10Bの刈刃31を研磨する際の処理の流れを表す図である。自律走行車10の刈刃31を研磨する際の処理と同様に(図7参照)、ステップS11〜S13まで処理をする。そして、ステップS13において、研磨要否判定部51は、芝刈り時のモータ17の消費電力が一定基準以上となったと判定すると(ステップS13のYES)、刈刃31が摩耗して芝刈りの効率が低下していると判断し、刈刃31の研磨を開始するための研磨指示情報を送受信部53に出力する。送受信部53は、当該研磨指示情報を、刃砥ぎユニット制御部60Bの送受信部62へ送信する。送受信部62が研磨指示情報を受信し、また、自律走行車10Bがステーション20Bへ帰還すると、モータ制御部66は、研磨用の回転数で刃砥ぎユニット45を回転させるようにモータ46を駆動する。このようにモータ制御部66は、刃砥ぎユニット45を回転させ、刈刃のメンテナンス作業、すなわち、研磨作業を開始する(ステップS24)。
そして、所定時間が経過すると、モータ制御部66は、モータ46を停止する。これにより、刃砥ぎユニット45の回転も停止することで、刈刃のメンテナンス作業、すなわち、研磨作業が終了する(ステップS25)。
なお、ステップS13において、研磨要否判定部51は、モータ17の消費電力が一定基準未満であるため、刈刃31の研磨が必要でないと判定すると(ステップS13のNO)、送受信部53は、刃砥ぎユニット制御部60Bの送受信部62へ研磨指示情報を送信しない。すなわち、刈刃31の研磨は行わない。
以上のように、刃砥ぎ装置40Bは、ユニットベース部材43を回転させるモータ46を備える。そして、刈刃31を砥ぐ際、モータ46は、刃砥ぎユニット回転部48を回転軸としてユニットベース部材43を回転させる。これにより、刃砥ぎ部品41・42を、刈刃31の刃31e3・31e4に対して相対的に回転移動させることができるため、刃砥ぎ部品41・42により、刈刃31の刃31e3・31e4を砥ぐことができる。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4について、図14〜図18に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1〜3にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の実施形態4について、図14〜図18に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1〜3にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図14は、実施形態4に係る、自律走行車10Cがステーション(充電装置)20Cに帰還した際の側面図である。図16は実施形態4に係るステーション20Cの外観を表す側面図である。本実施の形態では、自律走行車10Cとステーション20Cとにより、自律走行車ユニットが構成されている。
図14に示す自律走行車10Cは、自律走行車10B(図10参照)が備えていた刈刃ユニット制御部50Bに換えて、刈刃ユニット制御部50Cを有する点で、自律走行車10Bと相違する。自律走行車10Cの他の構成は自律走行車10Bと同様である。
図14及び図16に示すステーション20Cは、ステーション20B(図10参照)が備えていた刃砥ぎ装置40Bに換えて刃砥ぎ装置40Cを備えている点でステーション20Bと相違する。ステーション20Cの他の構成はステーション20Bと同様である。
刃砥ぎ装置40Cは、刃砥ぎ装置40B(図10参照)が備えていた刃砥ぎユニット制御部60Bに換えて刃砥ぎユニット制御部60Cを備え、刃砥ぎユニット回転部48に換えて刃砥ぎユニット昇降部(刃砥ぎ部上昇部)49を備え、モータ46は備えず、さらに、検出センサ23を備えている点で刃砥ぎ装置40Bと相違する。
本実施形態と、実施形態1〜3との主な相違点は、刈刃31を砥ぐ際に、刃砥ぎユニット45と刈刃ユニット30とが相対移動することで、近づいて接触する点である。
帰還台21は、本実施形態では、自律走行車10Cが帰還したとき、自律走行車10Cを載置すると共に、刃砥ぎユニット45を露出させる。一方、自律走行車10Cがステーション20から離れたとき、帰還台21は内部に刃砥ぎユニット45を格納する。
刃砥ぎユニット昇降部49は、刈刃31を砥ぐ際、刃砥ぎ部品41・42が刈刃31の表面と接触可能な高さまで、刃砥ぎユニット45を帰還台21から上昇させる。また、刃砥ぎユニット昇降部49は、自律走行車10Cがステーション20Cから離れると、上昇させた位置で固定していた刃砥ぎユニット45を下降させ、帰還台21内に格納する。なお、刃砥ぎユニット昇降部49の具体的な構成は図15を用いて後述する。
検出センサ23は、自律走行車10Cのステーション20Cへの帰還を検出するセンサである。検出センサ23は帰還台21の傾斜部21a内に配されている。
検出センサ23は、一例として、赤外線センサモジュール(受発光型)である。自律走行車10Cが傾斜部21aに掛ると、検出センサ23が備える赤外光源部から出射した赤外光が自律走行車10Cで反射され、当該反射光を、検出センサ23が備える受光部で受光する。そして、検出センサ23は、赤外光を受光した旨の情報を刃砥ぎユニット制御部60Cに出力する。これにより、検出センサ23は自律走行車10Cがステーション20Cに帰還した旨を検出する。
なお、検出センサ23は、赤外線センサモジュール(受発光型)に限ることなく、超音波センサ等でもよい。超音波センサも、赤外線センサモジュールと同様に自律走行車10Cからの反射(反射音)を検出する。さらに、検出センサ23は、接触センサ、または、荷重センサ等であってもよい。
図15は、ステーション20Cが備える刃砥ぎユニット昇降部49の構成を表す断面図である。刃砥ぎユニット昇降部49は、モータ49aと、台形ネジ49bと、ブロックナット49cと、筐体49dと、昇降部49eとを備える。
モータ49aは台形ネジ49bを軸回転させるためのモータである。モータ49aは後述する刃砥ぎユニット昇降指示部64(図17参照)からの指示により駆動したり停止したりする。モータ49aは、例えば、帰還台21の内部に配されている。台形ネジ49bは昇降部49eを昇降させるための軸である。台形ネジ49bの下端はモータ49aと接続されており、台形ネジ49bから離れる方向に延伸する。台形ネジ49bはモータ49aの駆動により軸回転する。
ブロックナット49cは台形ネジ49bに挿入されていると共に、昇降部49eと接続されている。ブロックナット49cは、台形ネジ49bの回転により、台形ネジ49bの延伸方向に沿って上昇または下降する。筐体49dは台形ネジ49bの外側を覆い、台形ネジ49bの延伸方向に沿って延伸する。筐体49dは、昇降部49eを、筐体49dの延伸方向へ移動可能に支持する。昇降部49eの断面形状は、台形ネジ49bの延伸方向と略垂直に交差するように延伸する形状である。昇降部49eはブロックナット49cと固定されていると共に、筐体49dの延伸方向に沿って移動可能に筐体49dと接続されている。昇降部49eの上面に刃砥ぎユニット45が載置される。台形ネジ49bの延伸方向に沿ってブロックナット49cが移動すると、ブロックナット49cと固定されている昇降部49eも同様に移動する。さらに、昇降部49eの上面に載置された刃砥ぎユニット45も、昇降部49eの移動に伴い、台形ネジ49bの延伸方向に沿って移動することになる。
なお、図15に示した刃砥ぎユニット昇降部49の構成は一例である。刃砥ぎユニット昇降部49は、刃砥ぎユニット45を昇降可能な構成であればよい。
図14に示すように、本実施形態に係るステーション20Cは、刈刃31を研磨する際に、刃砥ぎユニット45がステーション20Aの帰還台21表面から露出し、刃砥ぎ部品41・42が刈刃31の表面と接触する。そして、図16に示すように、自律走行車10Cがステーション20Cから離れると、刃砥ぎユニット昇降部49は刃砥ぎユニット45を下降させ、刃砥ぎユニット45を帰還台21の内部に格納する。
刃砥ぎユニット45は、帰還台21の内部に格納ができるように小型低背高に形成されている。また、刈刃31の研磨が必要なときに、刃砥ぎユニット昇降部49は、刃砥ぎ部品41・42が刈刃31と接触する程度の高さまで刃砥ぎユニット45を上昇させる。
さらに、自律走行車10Cがステーション20Cから離れているときは、刃砥ぎユニット45が帰還台21内に格納されているため、ステーション20Cを恒常的に屋外へ置いても、刃砥ぎ部品41・42を有する刃砥ぎユニット45が雨風にさらされ難くなり、刃砥ぎ部品41・42の劣化を抑制することができる。また、ステーション20Cの清掃等メンテナンスがし易い。
図17は、刈刃ユニット制御部50C及び刃砥ぎユニット制御部60Cの構成を表す機能ブロック図である。刈刃ユニット制御部50Cは、研磨要否判定部51と、モータ制御部52と、送受信部53とを備えている。刃砥ぎユニット制御部60Cは、検出情報取得部61と、送受信部62と、刃砥ぎユニット昇降指示部64とを備えている。
検出情報取得部61は、検出センサ23からの、自律走行車10Cが帰還した旨の情報を取得することで自律走行車10Cがステーション20Cへ帰還したことを検出する。
刃砥ぎユニット昇降指示部64は、刈刃31の研磨が必要なとき、刃砥ぎユニット昇降部49を上昇させることで刃砥ぎユニット45を所定の高さまで上昇させるものである。刃砥ぎユニット昇降指示部64は、送受信部62が、送受信部53から研磨指示情報を取得し、さらに、検出情報取得部61が、自律走行車10Cがステーション20Cへ帰還したことを検出すると、刃砥ぎユニット昇降部49を上昇させることで、刃砥ぎ部品41・42が刈刃31と接触可能な高さまで上昇させる。また、自律走行車10Cがステーション20Cから離れたとき、刃砥ぎユニット昇降指示部64は、刃砥ぎユニット昇降部49を下降させることで、刃砥ぎユニット45を帰還台21の内部へ格納する。
(刈刃を研磨する際の処理の流れ)
次に、主に図17及び図18を用いて、自律走行車10Cの刈刃31を研磨する際の処理の流れについて説明する。図18は自律走行車10Cの刈刃31を研磨する際の処理の流れを表す図である。
次に、主に図17及び図18を用いて、自律走行車10Cの刈刃31を研磨する際の処理の流れについて説明する。図18は自律走行車10Cの刈刃31を研磨する際の処理の流れを表す図である。
自律走行車10Cが自律走行をしており、ステーション20Cへ帰還する際に、研磨要否判定部51は、モニタリングしていたモータ17の消費電力をレビューし、芝刈り時にモータ17の消費電力が一定基準以上となったか否かを判定することで、刈刃31の研磨が必要か否かを判断する(ステップS31)
そして、研磨要否判定部51が刈刃31の研磨が必要であると判定すると(ステップS31のYES)、送受信部53は、刃砥ぎユニット制御部60Cの送受信部62へ研磨指示情報を送信する(ステップS32)。一方、ステップS31において、研磨要否判定部51が刈刃31の研磨が必要で無いと判定すると(ステップS31のNO)、送受信部53は、刃砥ぎユニット制御部60Cの送受信部62へ研磨指示情報を送信しない。
そして、研磨要否判定部51が刈刃31の研磨が必要であると判定すると(ステップS31のYES)、送受信部53は、刃砥ぎユニット制御部60Cの送受信部62へ研磨指示情報を送信する(ステップS32)。一方、ステップS31において、研磨要否判定部51が刈刃31の研磨が必要で無いと判定すると(ステップS31のNO)、送受信部53は、刃砥ぎユニット制御部60Cの送受信部62へ研磨指示情報を送信しない。
次に、自律走行車10Cがステーション20Cに接近した際、好ましくは、前輪12が(車輪突入用)傾斜部21aに掛かると、検出センサ23は、自律走行車10Cがステーション20Cに帰還した旨の情報を検出情報取得部61に出力する。これにより、自律走行車10Cのステーション20Cへの帰還が検出される(ステップS33のYES)。
そして、自律走行車10Cの帰還が検出され、さらに、送受信部62が研磨指示情報を送受信部53から受信していると(ステップS34のYES)、刃砥ぎユニット昇降指示部64は、刃砥ぎユニット昇降部49を上昇させる。具体的には、刃砥ぎユニット昇降指示部64は、モータ49aを駆動することで台形ネジ49bを回転させることで昇降部49eを台形ネジ49bの延伸方向に沿って上昇させる。
これにより、昇降部49e上の刃砥ぎユニット45が帰還台21の内部から帰還台21の表面側へ上昇を開始する(ステップS35)。そして、刃砥ぎユニット昇降部49は、刃砥ぎ部品41・42が刈刃31の表面と接触する程度の高さである所定の研磨位置まで刃砥ぎユニット45を上昇させると、モータ49aの駆動を停止させることで当該研磨位置で刃砥ぎユニット45の上昇を停止する。
なお、この刃砥ぎユニット45の上昇は、自律走行車10Cがステーション20Cの帰還位置に到着するまでに完了することが好ましい。これにより、自律走行車10Cがステーション20Cの帰還位置に停止したときに、刈刃31が、刃砥ぎ部品41・42と接触するため、刈刃31の研磨開始タイミングを早くすることができる。
そして、自律走行車10Cが、ステーション20Cの帰還位置に停止すると、モータ制御部52は、研磨用の回転数で刈刃ユニット30を回転させるようにモータ17を駆動する。これにより、刈刃ユニット30が回転し、刈刃のメンテナンス作業、すなわち、研磨作業が開始する(S36)。
そして、所定時間が経過すると、モータ制御部52は、モータ17を停止する。これにより、刈刃ユニット30の回転も停止することで、刈刃のメンテナンス作業、すなわち、研磨作業が終了する(S37)。
なお、本実施の形態では、刈刃31を研磨する際、刃砥ぎユニット45が研磨位置まで上昇するものとして説明した。しかし、これに限らず、刃砥ぎユニット45が研磨位置まで上昇するのではなく、刈刃ユニット30が研磨位置まで下降する構成としてもよい。この場合、自律走行車10Cは刈刃ユニット30を上昇および下降させるための刈刃ユニット昇降部を備える。そして、ステップS35に換えて、研磨位置で高さが固定されている刃砥ぎユニット45に対して、刈刃ユニット昇降部は、刈刃31の表面が刃砥ぎ部品41・42と接触する程度の高さである所定の研磨位置まで刈刃ユニット30を下降させると、当該研磨位置で刈刃ユニット30の下降を停止する。その後、ステップS36、S37の処理を行う。
以上のように刃砥ぎ装置40Cは、刈刃31を砥ぐ際、すなわち、自律走行車10Cがステーション20Cに帰還したときであって、刈刃31を砥ぐ必要があるとき、刃砥ぎ部品41・42を有する刃砥ぎユニット45を、刈刃31の高さより低い位置から、刈刃31と刃砥ぎ部品41・42とが接触可能な刃砥ぎ位置まで上昇させる刃砥ぎユニット昇降部49を備える。これにより、刈刃31を砥ぐ必要があるときに、刈刃31を砥ぐことができる。
特に、刃砥ぎ装置40Cはステーション20Cに設けられており、ステーション20Cから自律走行車10Cが離れている時など、刈刃31を砥ぐ必要がないときは、刃砥ぎ部品41・42を有する刃砥ぎユニット45及び刃砥ぎユニット昇降部49を帰還台21内部に格納しておく。そして、自律走行車10Cがステーション20Cへ帰還し、かつ、刈刃31を砥ぐ必要があるときに、刃砥ぎユニット昇降部49は、刃砥ぎユニット45をステーション20Cの内部から、刃砥ぎ部品41・42が刈刃31と接触可能な刃砥ぎ位置まで上昇させる。
これにより、ステーション20Cを恒常的に屋外に配した場合でも、刃砥ぎ部品41・42が雨風等により劣化することを抑制することができる。加えて、刃砥ぎ部品41・42をステーション20C内に格納しておくことで、ステーション20Cの清掃等のメンテナンス作業もし易くなる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る刃砥ぎ装置40・40A〜40Cは、回転軸(軸34)の周りを回転移動する回転ブレード(ブレード33)と、上記回転ブレード(ブレード33)に回転自在に設けられた刈刃31とを備えた自律走行車10・10B・10Cを砥ぐための刃砥ぎ装置40・40A〜40Cであって、上記刈刃31を砥ぐ際、上記刈刃31と対向配置される対向面(上面)を有するベース部材(ユニットベース部材43)と、
上記ベース部材(ユニットベース部材43)の上記対向面(上面)に配され、上記刈刃31を砥ぐ際に上記回転軸(軸34)の周りを上記ベース部材(ユニットベース部材43)に対し相対的に回転移動する上記刈刃31の回転軌跡と、平面視したとき重畳する円形状を有する、上記刈刃31を砥ぐための刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41・42)とを備えたことを特徴とする。
本発明の態様1に係る刃砥ぎ装置40・40A〜40Cは、回転軸(軸34)の周りを回転移動する回転ブレード(ブレード33)と、上記回転ブレード(ブレード33)に回転自在に設けられた刈刃31とを備えた自律走行車10・10B・10Cを砥ぐための刃砥ぎ装置40・40A〜40Cであって、上記刈刃31を砥ぐ際、上記刈刃31と対向配置される対向面(上面)を有するベース部材(ユニットベース部材43)と、
上記ベース部材(ユニットベース部材43)の上記対向面(上面)に配され、上記刈刃31を砥ぐ際に上記回転軸(軸34)の周りを上記ベース部材(ユニットベース部材43)に対し相対的に回転移動する上記刈刃31の回転軌跡と、平面視したとき重畳する円形状を有する、上記刈刃31を砥ぐための刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41・42)とを備えたことを特徴とする。
上記構成によると、上記刃砥ぎ部は、上記刈刃を砥ぐ際に当該刈刃と対向配置される対向面に配されている。これにより、自律走行車に設けられた上記刈刃を砥ぐための部品を上記刈刃に直接取り付ける必要はなく、安全であり、また、刈刃を砥ぐための準備作業が簡単であるため、効率よく刈刃の刃を砥ぐことができる。
そして、上記刃砥ぎ部は、上記刈刃を砥ぐ際に上記回転軸の周りを上記ベース部材に対し相対的に回転移動する上記刈刃の回転軌跡と、平面視したとき重畳するように円形状を有する。このため、上記回転ブレードから上記刈刃を取り外すことなく、上記刃砥ぎ部により、上記刈刃を砥ぐことができる。このため、安全に、かつ、効率よく刈刃の刃を砥ぐことができる。
さらに、相対的に回転移動する上記刈刃と上記刃砥ぎ部とが接触することで、両者間に接触抵抗が生じる。このため、刃を砥ぐべき上記刈刃が、上記回転ブレードに回転自在に設けられた、いわゆるスイングバック方式の構造であっても、上記刈刃の延伸方向が、当該刈刃が上記回転軸の周囲を回転することにより描く円の接線と平行となる方向へ、上記刈刃の向きを変化させることができる。これにより、上記刈刃のうち砥ぐべき部分(刃の部分)と、上記刃砥ぎ部との接触面積が大きくなり、効率よく上記刈刃を砥ぐことができる。
本発明の態様2に係る刃砥ぎ装置40・40B・40Cは、上記態様1において、上記刈刃31の刃31e3・31e4は、互いに対向する第1の刃(刃31e3)と第2の刃(刃31e4)とを有し、上記刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41・42)は、同心円状に配された第1の刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41)と、第2の刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品42)とを有し、平面視したとき、上記第1の刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41)は上記第1の刃(刃31e3)の回転軌跡と重畳し、上記第2の刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品42)は上記第2の刃(刃31e4)の回転軌跡と重畳することが好ましい。
上記構成によると、上記刈刃を砥ぐ際、上記刈刃うち、上記第1の刃は上記第1の刃砥ぎ部と接触し、上記第2の刃は上記第2の刃砥ぎ部と接触する。これにより、上記第1の刃と上記第2の刃とを同時に砥ぐことができるため、効率よく刈刃を砥ぐことができる。
本発明の態様3に係る刃砥ぎ装置40Aは、上記態様1において、上記刈刃31の刃31e3・31e4は、互いに対向する第1の刃(刃31e3)と第2の刃(刃31e4)とを有し、上記刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41)と同心円状に上記上面に配され、当該刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41)と同等の接触抵抗を有するガイド部(ガイド部品44)とを備え、平面視したとき、上記刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41)は上記第1の刃(刃31e3)の回転軌跡と重畳し、上記ガイド部(ガイド部品44)は上記第2の刃(刃31e4)の回転軌跡と重畳することが好ましい。
上記構成によると、刃砥ぎ部と同等の接触抵抗を有するガイド部は上記第2の刃の回転軌跡と重畳するため、上記刈刃の刃を砥ぐ際、上記ガイド部品は上記第2の刃と接触する。
これにより、上記刈刃がスイングバック方式の構造であっても、上記第1の刃の延伸方向が、当該刈刃が上記回転軸の周囲を回転することにより描く円の接線と平行となる方向へ、上記刈刃の向きを変化させることができる。これにより、上記第1の刃と、上記刃砥ぎ部との接触面積が大きくなり、効率よく上記第1の刃を砥ぐことができる。
本発明の態様4に係る刃砥ぎ装置40Bは、上記態様1〜3において、上記ベース部材(ユニットベース部材43)を回転させる回転駆動部(モータ46)を備え、上記刈刃31を砥ぐ際、上記回転駆動部(モータ46)は、上記ベース部材(ユニットベース部材43)を回転させることが好ましい。これにより、上記刃砥ぎ部を、上記刈刃に対して相対的に回転移動させることができるため、上記刃砥ぎ部により、上記刈刃を砥ぐことができる。
本発明の態様5に係る刃砥ぎ装置40Cは、上記態様1〜3において、上記刈刃31を砥ぐ際、上記刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41・42)を、上記刈刃31の高さより低い位置から、上記刈刃31と接触可能な刃砥ぎ位置まで上昇させる刃砥ぎ部上昇部(刃砥ぎユニット昇降部49)を備えることが好ましい。
これにより、刈刃を砥ぐ必要があるときに、上記刃砥ぎ部上昇部は、上記刃砥ぎ部を上記刈刃の高さより低い位置から、上記刈刃と接触可能な刃砥ぎ位置まで上昇させるため、上記刈刃を砥ぐことができる。
また、例えば、上記刈刃が自律走行車に配され、上記刃砥ぎ装置を、上記自律走行車のバッテリーを充電するためのステーションに設けた場合、上記刈刃を砥ぐ必要がないときは、上記刃砥ぎ部を上記ステーション内部に格納しておき、上記刈刃の刃を砥ぐ必要があるときに、上記刃砥ぎ部上昇部は、上記刃砥ぎ部を上記ステーションの内部から、上記刈刃の刃と接触可能な刃砥ぎ位置まで上昇させる。これにより、上記ステーションを恒常的に屋外に配した場合でも、上記刃砥ぎ部が雨風等により劣化することを抑制することができる。加えて、上記刃砥ぎ部を上記ステーション内に格納しておくことで、上記ステーションの清掃等のメンテナンス作業もし易くなる。
本発明の態様6に係る刃砥ぎ装置40・40B・40Cは、上記態様2において、上記第1の刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41)は、当該第1の刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41)の外縁から内縁に向かうにつれ厚みが薄くなる形状であり、上記第1の刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品41)の内側に配された上記第2の刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品42)は、当該第2の刃砥ぎ部(刃砥ぎ部品42)の外縁から内縁に向かうにつれ厚みが厚くなる形状であることが好ましい。これにより、第1及び第2の刃の延伸方向が、当該第1及び第2の刃の回転軌跡の接線と平行となるように刈刃の向きをガイドすることができる。この結果、上記第1の刃と、上記第1の刃砥ぎ部との接触面積が大きくなり、また、上記第2の刃と、上記第2の刃砥ぎ部との接触面積が大きくなり、効率よく上記第1及び第2の刃を砥ぐことができる。
本発明の態様7に係る充電装置(ステーション20・20A〜20C)は、上記態様1〜6において、バッテリー19と、上記回転ブレード(ブレード33)と、上記刈刃31とを備える自律走行車10・10A〜10Cが、上記バッテリー19を充電するために帰還する自律走行車10・10A〜10Cの充電装置(ステーション20・20A〜20C)であって、上記刃砥ぎ装置40・40A〜40Cを備えていることが好ましい。上記構成により、上記ステーションを上記自律走行車の充電装置として機能指せると共に、上記刈刃の刃を砥ぐための装置としても機能させることができる。
本発明の態様8に係る自律走行車ユニットは、上記態様7において、上記充電装置(ステーション20・20A〜20C)と、上記自律走行車10・10A〜10Cとを有することが好ましい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、自律走行車が備える刈刃の刃を砥ぐための刃砥ぎ装置、上記自律走行車のバッテリーを充電するための充電装置、及び上記自律走行車と上記ステーションとからなる自律走行車ユニットに利用することができる。
10・10A〜10C 自律走行車
15・25 電極
17 モータ
19 バッテリー
20・20A〜20C ステーション(充電装置)
21 帰還台
21a 傾斜部
22 柱部
23 検出センサ
30 刈刃ユニット
31 刈刃
32 ビス
33 ブレード
40・40A〜40C 刃砥ぎ装置
41 刃砥ぎ部品(刃砥ぎ部・第1の刃砥ぎ部)
42 刃砥ぎ部品(刃砥ぎ部・第2の刃砥ぎ部)
43 ユニットベース部材(ベース部材)
44 ガイド部品(ガイド部)
45・45A 刃砥ぎユニット
46 モータ(回転駆動部)
47 刃砥ぎユニット支持部
48 刃砥ぎユニット回転部
49 刃砥ぎユニット昇降部(刃砥ぎ部上昇部)
50・50B・50C 刈刃ユニット制御部
e1 エッジ(一方の端部)
e2 エッジ(他方の端部)
e3 エッジ
e4 エッジ
31e3 刃(第1の刃)
31e4 刃(第2の刃)
15・25 電極
17 モータ
19 バッテリー
20・20A〜20C ステーション(充電装置)
21 帰還台
21a 傾斜部
22 柱部
23 検出センサ
30 刈刃ユニット
31 刈刃
32 ビス
33 ブレード
40・40A〜40C 刃砥ぎ装置
41 刃砥ぎ部品(刃砥ぎ部・第1の刃砥ぎ部)
42 刃砥ぎ部品(刃砥ぎ部・第2の刃砥ぎ部)
43 ユニットベース部材(ベース部材)
44 ガイド部品(ガイド部)
45・45A 刃砥ぎユニット
46 モータ(回転駆動部)
47 刃砥ぎユニット支持部
48 刃砥ぎユニット回転部
49 刃砥ぎユニット昇降部(刃砥ぎ部上昇部)
50・50B・50C 刈刃ユニット制御部
e1 エッジ(一方の端部)
e2 エッジ(他方の端部)
e3 エッジ
e4 エッジ
31e3 刃(第1の刃)
31e4 刃(第2の刃)
Claims (8)
- 回転軸の周りを回転移動する回転ブレードと、上記回転ブレードに回転自在に設けられた刈刃とを備えた自律走行車の刈刃を砥ぐための刃砥ぎ装置であって、
上記刈刃を砥ぐ際、上記刈刃と対向配置される対向面を有するベース部材と、
上記ベース部材の上記対向面に配され、上記刈刃を砥ぐ際に上記回転軸の周りを上記ベース部材に対し相対的に回転移動する上記刈刃の回転軌跡と、平面視したとき重畳する円形状を有する、上記刈刃を砥ぐための刃砥ぎ部とを備えたことを特徴とする刃砥ぎ装置。 - 上記刈刃は、互いに対向する第1の刃と第2の刃とを有し、
上記刃砥ぎ部は、同心円状に配された第1の刃砥ぎ部と、第2の刃砥ぎ部とを有し、
平面視したとき、上記第1の刃砥ぎ部は上記第1の刃の回転軌跡と重畳し、上記第2の刃砥ぎ部は上記第2の刃の回転軌跡と重畳することを特徴とする請求項1に記載の刃砥ぎ装置。 - 上記刈刃は、互いに対向する第1の刃と第2の刃とを有し、
上記刃砥ぎ部と同心円状に上記対向面に配され、当該刃砥ぎ部と同等の接触抵抗を有するガイド部とを備え、
平面視したとき、上記刃砥ぎ部は上記第1の刃の回転軌跡と重畳し、上記ガイド部は上記第2の刃の回転軌跡と重畳することを特徴とする請求項1に記載の刃砥ぎ装置。 - 上記ベース部材を回転させる回転駆動部を備え、
上記刈刃を砥ぐ際、上記回転駆動部は、上記ベース部材を回転させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の刃砥ぎ装置。 - 上記刈刃を砥ぐ際、上記刃砥ぎ部を、上記刈刃の高さより低い位置から、上記刈刃と接触可能な刃砥ぎ位置まで上昇させる刃砥ぎ部上昇部を備えることを特徴とする請求項1に記載の刃砥ぎ装置。
- 上記第1の刃砥ぎ部は、当該第1の刃砥ぎ部の外縁から内縁に向かうにつれ厚みが薄くなる形状であり、上記第1の刃砥ぎ部の内側に配された上記第2の刃砥ぎ部は、当該第2の刃砥ぎ部の外縁から内縁に向かうにつれ厚みが厚くなる形状であることを特徴とする請求項2に記載の刃砥ぎ装置。
- バッテリーと、上記回転ブレードと、上記刈刃とを備える自律走行車が、上記バッテリーを充電するために帰還する自律走行車の充電装置であって、
請求項1〜6の何れか1項に記載の刃砥ぎ装置を備えていることを特徴とする充電装置。 - 請求項7に記載の充電装置と、上記自律走行車とを有することを特徴とする自律走行車ユニット。
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-
2014
- 2014-12-25 JP JP2014263520A patent/JP2016120583A/ja active Pending
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