JP2016119715A - 無線端末、無線通信システム、基地局および無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る無線端末を説明する図である。図1に示すように、無線端末1は、通信部1aおよび制御部1bを有している。図1に示す矢印A1〜A3は、無線端末1が行う、図示していない基地局のメジャーメントと、ページング信号のモニタのタイミングを示している。図1中のmは、無線端末1が行う、図示していない基地局のメジャーメントを行うタイミングを示し、pは、ページング信号をモニタするタイミングを示している。
例えば、図1中に示すTは、DRXを示す。通信部1aは、DRXのDRXサイクル内で基地局のメジャーメント(m)とページング信号(p)のモニタとを間欠的に行う。
次に、第2の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第2の実施の形態に係る無線通信システムを示した図である。図2には、基地局11および無線端末12が示してある。基地局11と無線端末12は、例えば、LTE−AまたはLTEの通信方式によって無線通信を行う。
制御プレーンレイヤ制御部22bは、RRC(Radio Resource Control)レイヤとNASレイヤの制御を行う。
なお、通信部21は、例えば、図1の通信部1aに対応する。無線制御部22aおよび制御プレーンレイヤ制御部22bは、例えば、図1の制御部1bに対応する。
図5は、基地局の機能ブロック図である。図5に示すように、基地局11は、通信部41および制御部42を有している。制御部42は、無線制御部42aおよび制御プレーンレイヤ制御部42bを有している。
無線制御部42aは、通信部41のBB処理およびRF処理を制御する。
図6は、基地局のハードウェア構成例を示した図である。図6に示すように、基地局11は、プロセッサ51、メインメモリ52、ROM53、ストレージ54、コミュニケーションインタフェース55、およびバス56を有している。
ここで、従来のメジャーメントの測定値は、少なくとも、‘DRXサイクル/2’の間隔を有したメジャーメントのサンプルを平均化して算出する。そのため、メジャーメントの間隔は、例えば、図1の矢印A3に示したように間延びし、メジャーメントの測定精度が劣化する。
具体的には、無線端末12は、電源投入後、初期セルサーチを実施し、無線品質のよいセル(suitable cell)にキャンプオンする。その際、無線端末12は、NASアタッチプロシージャ(NAS attach procedure)を実施する。無線端末12は、セルにキャンプオンする際に、そのセルの報知情報を基地局11から取得し、取得した報知情報からnを取得する。これにより、無線端末12は、メジャーメントの間隔を算出することができる。
[ステップS1]無線端末12は、電源が投入されたとする。
[ステップS2]制御プレーンレイヤ制御部22bは、基地局11から報知情報を受信する。すなわち、制御プレーンレイヤ制御部22bは、メジャーメントの間隔を算出するための‘n’を受信する。
[ステップS4]制御プレーンレイヤ制御部22bは、受信した‘n’からメジャーメントの間隔を算出する。無線制御部22aは、制御プレーンレイヤ制御部22bによって算出された間隔でメジャーメントを行うように、通信部21をオン・オフする。制御プレーンレイヤ制御部22bは、測定したメジャーメントの平均化を行い、その品質を評価する。
SFN mod T = (T div N) * (UE-ID mod N)
SFNは、システムフレームナンバである。Tは、DRXサイクル(ロングDRXサイクル)である。UE−IDは、無線端末のIDである。Nは、DRXサイクルで決まる値である。
[ステップS6]アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生したか否か判断する。アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生した場合、ステップS7へ進む。アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生していない場合、ステップS5へ進む。
[ステップS11]制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線制御部42aを介して、無線端末12に報知情報を通知する。報知情報には、メジャーメントの間隔を算出するための‘n’が含まれている。
[ステップS13]制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線端末12からのイベント報告の待機を行う。
このように、制御プレーンレイヤ制御部22bおよび無線制御部22aは、ロングDRXサイクル内において、メジャーメントのフィルタリングをロングDRXサイクルのサイクル長の半分より小さい間隔で行うように通信部21を制御するようにした。これにより、無線端末12は、消費電力を抑制するために、ロングDRXサイクルにしても、メジャーメントの間延びを抑制でき、メジャーメントの精度の劣化を抑制することができる。
次に、第3の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第3の実施の形態では、従来のDRXに対し、マスキングを行って、DRXを実施しない区間を設け、周期的にDRXを行う。DRXを実施する区間においては従来のDRXを実施してもよいが、メジャーメントの品質を向上させるため、DRXサイクル内において、複数回のメジャーメントを実施し、メジャーメントのフィルタリングをDRXサイクルのサイクル長の半分より小さい間隔で行うようにしてもよい。
例1:基地局11がマスキングパターンを報知情報で報知する。例えば、基地局11は、どのDRXサイクルでDRXを行うかを報知情報で報知する。無線端末12の制御プレーンレイヤ制御部22bは、受信した報知情報に含まれるDRXサイクルで、マスクを解除し、メジャーメントとページング信号のモニタとを行うようにする。マスク解除の期間は、例えば、報知情報で報知してもよいし、予め決めておいてもよい。また、無線端末12のデバイスIDから算出するようにしてもよい。
[ステップS21]無線端末12は、電源が投入されたとする。
[ステップS22]制御プレーンレイヤ制御部22bは、基地局11からの報知情報を受信する。
[ステップS24]制御プレーンレイヤ制御部22bは、NASアタッチプロシージャの実施により、DRXのマスクパターンを受信する。なお、図13のフローチャートは、上記の例3の場合の処理例を示している。
[ステップS27]アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生したか否か判断する。アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生した場合、ステップS28へ進む。アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生していない場合、ステップS26へ進む。
[ステップS31]制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線制御部42aを介して、無線端末12に報知情報を通知する。
[ステップS33]制御プレーンレイヤ制御部42bは、NASアタッチプロシージャにより、DRXのマスクパターンを送信する。なお、図14のフローチャートは、上記の例3の場合の処理例を示している。
[ステップS35]制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線端末12からのイベント報告を受信したか否か判断する。制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線端末12からのイベント報告を受信した場合、処理を終了する。制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線端末12からのイベント報告を受信していない場合、ステップS34へ進む。
次に、第4の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第4の実施の形態では、基地局が次に実施するDRXを指示する。
[ステップS41]無線端末12は、電源が投入されたとする。
[ステップS42]制御プレーンレイヤ制御部22bは、基地局11からの報知情報を受信する。
[ステップS44]制御プレーンレイヤ制御部22bは、ページング信号またはNASアタッチプロシージャの実施により、次に実施するDRXを受信する。
[ステップS47]アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生したか否か判断する。アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生した場合、ステップS48へ進む。アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生していない場合、ステップS46へ進む。
[ステップS51]制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線制御部42aを介して、無線端末12に報知情報を通知する。
[ステップS53]制御プレーンレイヤ制御部42bは、ページング信号またはNASアタッチプロシージャの実施により、次に実施するDRXを送信する。
[ステップS55]制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線端末12からのイベント報告を受信したか否か判断する。制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線端末12からのイベント報告を受信した場合、処理を終了する。制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線端末12からのイベント報告を受信していない場合、ステップS54へ進む。
次に、第5の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第5の実施の形態では、DRXサイクルを2つ設定して、メジャーメントとページング信号のモニタとを行う。
例1:基地局11は、無線端末12がキャンプオンすると、ページング信号でDRXを実施する期間を通知する。
[ステップS61]無線端末12は、電源が投入されたとする。
[ステップS62]制御プレーンレイヤ制御部22bは、基地局11からの報知情報を受信する。
[ステップS64]制御プレーンレイヤ制御部22bは、例えば、NASアタッチアクセプトによって、ショートDRXサイクルのDRXおよびロングDRXサイクルのDRXを実施する期間を取得する。なお、制御プレーンレイヤ制御部22bは、報知情報からショートDRXサイクルのDRXおよびロングDRXサイクルのDRXを実施する期間を取得するようにしてもよい。
[ステップS71]制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線制御部42aを介して、無線端末12に報知情報を通知する。
[ステップS73]制御プレーンレイヤ制御部42bは、例えば、報知情報またはNASアタッチプロシージャの実施により、ショートDRXサイクルのDRXおよびロングDRXサイクルのDRXを実施する期間を送信する。
次に、第6の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第6の実施の形態では、無線端末12の電源投入後、NASアタッチプロシージャおよびNASデタッチプロシージャを行う。その後、無線端末12は、通信部21の電源をオフする。無線端末12は、その後、アプリケーションレイヤでイベントが検出されると、DRXによって、メジャーメントとページング信号のモニタとを行い、例えば、イベントの情報をULで基地局11に送信する。
図22は、NASアタッチプロシージャおよびNASデタッチプロシージャの動作を説明する図である。
[ステップS82]基地局11の制御プレーンレイヤ制御部42bは、NASアタッチアクセプトを無線端末12に送信する。
[ステップS84]無線端末12の制御プレーンレイヤ制御部22bは、基地局11に対し、NASデタッチリクエストを送信する。
図23は、無線端末のフローチャートである。
[ステップS92]制御プレーンレイヤ制御部22bは、NASアタッチプロシージャおよびNASデタッチプロシージャを行う。例えば、図21に示す矢印A21,A22を実施する。
[ステップS94]アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生したか否か判断する。アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生した場合、ステップS95へ進む。アプリケーションレイヤ制御部22cは、イベントが発生していない場合、ステップS93へ進む。
[ステップS96]制御プレーンレイヤ制御部22bは、DRXを動作させる。
[ステップS98]通信部21は、ULにおいて、イベント情報を基地局11に送信する。
図24は、基地局のフローチャートである。
[ステップS102]制御プレーンレイヤ制御部42bは、無線制御部42aおよび通信部41を介して、無線端末12と通信を行う。
このように、制御プレーンレイヤ制御部42bは、アプリケーションレイヤ制御部22cのイベント検出に連動して、DRXを行うように無線制御部22aを制御するようにした。これにより、無線端末12は、イベント発生前の消費電力を抑制することができる。
1a 通信部
1b 制御部
Claims (5)
- 基地局と無線通信を行う無線端末において、
前記基地局の無線測定とページング信号のモニタとを行う通信部と、
第1の区間と第2の区間とを設定し、NAS(Non−Access Stratum)メッセージで前記基地局から前記第1の区間および前記第2の区間についての情報を受信し、前記第1の区間では前記無線測定と前記モニタとを行うように前記通信部を制御し、前記第1の区間の後の前記第2の区間では前記無線測定と前記モニタとを行わないように前記通信部を制御できる制御部を有し、
前記制御部はさらに、前記第2の区間での前記制御を所定期間実施すると、前記第2の区間を終了し前記無線測定と前記モニタとを再開するように制御する
ことを特徴とする、無線端末。 - 前記第1の区間と前記第2の区間とを実施するための期間が、NAS(Non−Access Stratum)アタッチアクセプトによって通知される
ことを特徴とする、請求項1に記載の無線端末。 - 無線端末と、前記無線端末と無線通信を行う基地局とを含む無線通信システムにおいて、
前記無線端末は、
前記基地局の無線測定とページング信号のモニタとを行う通信部と、
第1の区間と第2の区間とを設定し、NAS(Non−Access Stratum)メッセージで前記基地局から前記第1の区間および前記第2の区間についての情報を受信し、前記第1の区間では前記無線測定と前記モニタとを行うように前記通信部を制御し、前記第1の区間の後の前記第2の区間では前記無線測定と前記モニタとを行わないように前記通信部を制御できる制御部と、を有し、
前記制御部はさらに、前記第2の区間での前記制御を所定期間実施すると、前記第2の区間を終了し前記無線測定と前記モニタとを再開するように制御する
ことを特徴とする、無線通信システム。 - 第1の区間と前記第1の区間の後の第2の区間とを設定する無線端末と無線通信を行う基地局において、
前記無線端末が前記基地局の無線測定とページング信号のモニタとを行うように通信を制御する前記第1の区間、および、前記無線端末において前記無線測定と前記モニタとを行わないように通信を制御でき、前記無線端末において前記第2の区間での前記制御を所定期間実施すると、前記無線測定と前記モニタとを再開できるように終了される前記第2の区間、についての情報をNAS(Non−Access Stratum)メッセージで前記無線端末に送信する通信部を有する
ことを特徴とする基地局。 - 基地局と無線通信を行う無線端末における無線通信方法において、
前記基地局の無線測定とページング信号のモニタとを行い、
第1の区間と第2の区間とを設定し、NAS(Non−Access Stratum)メッセージで前記基地局から前記第1の区間および前記第2の区間についての情報を受信し、前記第1の区間では前記無線測定と前記モニタとを行うように通信部を制御し、前記第1の区間の後の前記第2の区間では前記無線測定と前記モニタとを行わないように前記通信部を制御でき、
前記第2の区間での前記制御を所定期間実施すると、前記第2の区間を終了し前記無線測定と前記モニタとを再開するように制御する
ことを特徴とする無線通信方法。
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