JP2016119156A - Power storage element and power storage device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、リチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池を含む蓄電素子、及び、複数の蓄電素子をモジュール化した蓄電装置に関する。 The present invention relates to a power storage element including a nonaqueous electrolyte secondary battery such as a lithium ion secondary battery, and a power storage device in which a plurality of power storage elements are modularized.
一般に、リチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池を含む蓄電素子は、電極体を収容する外装体を備える。外装体は、金属製のケース本体と、ケース本体の開口を塞ぐ金属製の蓋とで構成されることがある。この種の蓄電素子において、蓋は、ケース本体の開口を塞いだ状態でレーザ照射によって開口周縁に溶接されることがある。 In general, a power storage element including a nonaqueous electrolyte secondary battery such as a lithium ion secondary battery includes an exterior body that houses an electrode body. The exterior body may be composed of a metal case body and a metal lid that closes the opening of the case body. In this type of power storage element, the lid may be welded to the periphery of the opening by laser irradiation in a state where the opening of the case body is closed.
特許文献1には、蓋の周縁部がケース本体の上端部にレーザ溶接された蓄電素子の一例が開示されている。特許文献1の蓄電素子では、蓋の下面周縁部に段状の切欠部が形成されることで、蓋の周縁部が薄肉部となっている。この薄肉部は、ケース本体の上端面に部分的に載置された状態で上方からレーザ照射されることで、ケース本体の上端部に隅肉溶接されている。特許文献1の蓄電素子によれば、溶接の際、蓋の下面の切欠部にケース本体の上端部が係合することで、蓋の位置ずれ及び脱落が防止される。
しかしながら、特許文献1の蓄電素子のように隅肉溶接によって蓋の端部をケース本体上端部に接合するとき、材料の溶け込み量を大きくしようとすると、溶融した材料がケース本体の幅方向外側へ垂れて凝固することで、ケース本体の側面から突出するようにビードが形成され、このビードが突出した分だけ蓄電素子の寸法が増大する問題がある。特に、複数の蓄電素子を重ね合わせてモジュール化した蓄電装置においては、隣接する蓄電素子間にビードが介在することで蓄電素子間の間隔が拡がるため、蓄電装置の小型化が妨げられる。
However, when the end portion of the lid is joined to the upper end portion of the case body by fillet welding as in the power storage element of
そこで、本発明は、ケース本体に蓋がレーザ溶接される蓄電素子の最小化、ひいては、複数の蓄電素子をモジュール化した蓄電装置の最小化を図ることを課題とする。 Therefore, an object of the present invention is to minimize the power storage element in which the lid is laser welded to the case body, and thus to minimize the power storage device in which a plurality of power storage elements are modularized.
本発明は、先端が開口の周縁を構成する壁部を備え、内部に電極体が収容されたケース本体と、前記ケース本体の前記開口を塞ぐ蓋とを備え、前記蓋は、前記ケース本体の前記壁部の前記先端を覆う蓋本体と、前記蓋本体よりも前記蓋本体の厚み方向内側に位置して前記壁部に係合する係合部とを備え、前記蓋本体の外面から前記蓋と前記壁部との界面にかけて、前記壁部の外面よりも内側に位置するように溶接部が形成されている、蓄電素子を提供する。 The present invention includes a case main body including a wall portion whose tip constitutes the periphery of the opening, and an electrode body accommodated therein, and a lid that closes the opening of the case main body, the lid of the case main body A lid main body that covers the tip of the wall portion; and an engaging portion that is positioned on the inner side in the thickness direction of the lid main body with respect to the lid main body and engages with the wall portion, and the lid from the outer surface of the lid main body A storage element is provided in which a welded portion is formed so as to be located on an inner side of an outer surface of the wall portion over an interface between the wall portion and the wall portion.
ケース本体の壁部の先端を覆う蓋本体の外面から蓋と壁部との界面にかけて溶接部が形成されることで、溶接時に、十分な溶け込み量を確保しつつ、溶融した材料が壁厚方向外側へ垂れることが抑制される。これにより、壁部の外面から突出するようなビードが形成されることが防止され、ケース本体の寸法を最小化できる。 The welded part is formed from the outer surface of the lid body that covers the tip of the wall part of the case body to the interface between the lid and the wall part, so that the melted material is in the wall thickness direction while ensuring a sufficient amount of penetration during welding. The drooping to the outside is suppressed. Thereby, it is prevented that a bead protruding from the outer surface of the wall portion is formed, and the size of the case body can be minimized.
また、本発明は、上記の蓄電素子を複数備え、前記複数の蓄電素子は、前記壁部の厚み方向に重ね合わされている、蓄電装置を提供する。 In addition, the present invention provides a power storage device including a plurality of the above power storage elements, wherein the plurality of power storage elements are overlapped in the thickness direction of the wall portion.
蓄電装置を構成する各蓄電素子は、上記のように壁部の外面からのビードの突出が防止されるため、隣接する蓄電素子間の間隔が最小化されるように複数の蓄電素子を重ね合わせることができる。これにより、蓄電装置の最小化が図られる。 Since each power storage element constituting the power storage device prevents the bead from protruding from the outer surface of the wall as described above, a plurality of power storage elements are overlapped so that the interval between adjacent power storage elements is minimized. be able to. This minimizes the power storage device.
本発明によれば、ケース本体に蓋が溶接される蓄電素子、及び、該蓄電素子が複数重ね合わされた蓄電装置において、ケース本体の周囲へのビードの突出によるサイズの増大を防止できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the increase in size by the protrusion of a bead to the circumference | surroundings of a case main body can be prevented in the electrical storage element by which a lid | cover is welded to a case main body, and the electrical storage apparatus with which the said multiple electrical storage elements were piled up.
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。 Embodiments according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. In the following description, terms indicating specific directions and positions (for example, terms including “up”, “down”, “side”, “end”) are used as necessary. Is for facilitating understanding of the invention with reference to the drawings, and the technical scope of the present invention is not limited by the meaning of these terms. Further, the following description is merely illustrative in nature and is not intended to limit the present invention, its application, or its use.
[第1実施形態]
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係るリチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」という)1を示す。
[First Embodiment]
1 and 2 show a lithium ion secondary battery (hereinafter simply referred to as “battery”) 1 according to a first embodiment of the present invention.
図1及び図2に示すように、電池1は、例えば略直方体の外装体2を有する。外装体2には、電極体10と電解液(図示せず)が収容されている。外装体2は、上端に開口3aを有するケース本体3と、ケース本体3の開口3aを塞ぐ蓋4とを備える。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ケース本体3は長方形板状の底壁部31と、底壁部31の長辺から立ち上がる一対の長側壁部32と、底壁部31の短辺から立ち上がる一対の短側壁部33とを備える。一対の長側壁部32と一対の短側壁部33の上端は、ケース本体3の開口3aを画定している。蓋4は概ね長方形板状である。蓋4には、外装体2内のガスを排出するための安全弁8と、注液口を閉鎖する液栓9とが設けられている。
The
外装体2を構成するケース本体3と蓋4は、アルミニウム又はアルミニウム合金のような金属製である。ただし、ケース本体3と蓋4の材料は、金属であれば特に限定されるものでなく、互いに異なっていてもよい。外装体2のより具体的な構成は後に説明する。
The case
図2に示すように、蓋4には、負極及び正極の外部端子14,15と、電極体10と外部端子14,15を電気的に接続する負極及び正極の集電体20,21とが固定されている。
As shown in FIG. 2, the
負極外部端子14は蓋4の一端側(図2において左側)に配置され、正極外部端子15は蓋4の他端側(図2において右側)に配置されている。負極外部端子14は、例えば負極外部端子14とは別体のリベット(図示せず)によって、上部パッキン16を介して蓋4の上面に加締固定されている。正極外部端子15は、例えば正極外部端子15と一体のリベット部によって、上部パッキン16を介して蓋4の上面に加締固定されている。
The negative
電極体10は、いずれも帯状である正極電極シート、負極電極シート、及び、両電極シート間に介在するセパレータを重ね合わせて、巻回軸周りに長楕円状に巻回した巻回体である。巻回軸が延びる方向における電極体10の一端(図2において左側の端部)には、負極電極シートに電気的に導通した負極リード部11dが設けられ、他端には、正極電極シートに電気的に導通した正極リード部12dが設けられている。
The
負極及び正極の各集電体20,21は、蓋4の下面に固定される基部20a,21aと、該基部20a,21aから下方へ延びる一対の脚部20b,21bと、を有する。負極集電体20の基部20aは、負極外部端子14に電気的に接続されるように、例えば上記のリベットによって、下部パッキン18を介して蓋4の下面に加締固定されている。正極集電体21の基部21aは、正極外部端子15に電気的に接続されるように、例えば上記のリベット部によって、下部パッキン18を介して蓋4の下面に加締固定されている。
Each of the negative electrode and positive electrode
負極集電体20の脚部20bは、電極体10の負極リード部11dに電気的及び機械的に接続されている。具体的には、例えば、負極集電体20の一対の脚部20bによって電極体10の負極リード部11dを挟み込むとともに、一対の脚部20bをC形のクリップ26で挟み込み、クリップ26の外側から超音波溶接を行うことで、負極集電体20の脚部20bと電極体10の負極リード部11dとが接続される。
The
同様に、正極集電体21の脚部21bは、電極体10の正極リード部12dに電気的及び機械的に接続されている。具体的には、例えば、正極集電体21の一対の脚部21bによって電極体10の正極リード部12dを挟み込むとともに、一対の脚部21bをC形のクリップ26で挟み込み、クリップ26の外側から超音波溶接を行うことで、正極集電体21の脚部21bと電極体10の正極リード部12dとが接合される。
Similarly, the
本実施形態では、負極外部端子14はアルミニウム又はアルミニウム合金製であり、負極外部端子14と負極集電体20を蓋4に固定するための上記リベット、及び負極集電体20は銅又は銅合金製である。また、正極外部端子15及び正極集電体21はアルミニウム又はアルミニウム合金製である。
In the present embodiment, the negative electrode
以上のように、蓋4に負極及び正極の集電体20,21が固定され、負極及び正極の集電体20,21に電極体10が接合されることで、電極体10は、負極集電体20及び正極集電体21を介して蓋4に吊り下げ支持される。
As described above, the negative electrode and positive electrode
なお、以上で説明した電池1の全体構成は一例に過ぎず、後述する外装体2の構成以外の電池1の構成は任意に変更可能である。
In addition, the whole structure of the
[組電池の構成]
図3は、上記の電池1を複数備えた組電池80を模式的に示す側面図である。図3に示すように、組電池80は、上記の電池1を所定の積層方向Xに複数重ね合わせてモジュール化してなる蓄電装置である。積層方向Xは、ケース本体3の長側壁部32(図1参照)の壁厚方向に平行な方向である。
[Configuration of assembled battery]
FIG. 3 is a side view schematically showing an assembled
上記のように重ね合わされた複数の電池1のうち、積層方向Xの両側において最も外側に配置された電池1の更に外側には例えば樹脂製のエンドプレート82が重ねられている。このように重ね合わされた複数の電池1及び一対のエンドプレート82からなる積層体は、例えば金属製の複数の拘束バンド84の両端部によって、積層方向Xの両側から挟み込まれている。各拘束バンド84の両端部は、例えばボルトによってエンドプレート82に固定されている。これにより、複数の電池1は積層状態に保持される。複数の電池1の外部端子14,15間は、バスバー86のような接続部材を介して電気的に接続されている。
Among the plurality of
ただし、図3に示す組電池80の構成は一例に過ぎず、組電池の構成は、種々の変更が可能である。例えば、図3に示す組電池30では、隣接する電池1の長側壁部32同士が重ね合わされているが、隣接する電池1の短側壁部33同士が重ね合わされるようにしてもよい。
However, the configuration of the assembled
図4は、変形例に係る組電池90を模式的に示す側面図である。図4に示す組電池90では、隣接する電池1間にスペーサ98が介在するように複数の電池1が積層されている。組電池90におけるその他の構成は、図3に示す組電池80と同様であり、組電池90を構成する複数の電池1は、エンドプレート82及び拘束バンド84を用いて、スペーサ98を介した積層状態に保持されている。
FIG. 4 is a side view schematically showing the assembled
図4に示す組電池90によれば、隣接する電池1間に介装されたスペーサ98によって、電池1間の絶縁を確実に果たすとともに、複数の電池1を相互に位置決めすることができる。
According to the assembled
[外装体]
以下、電池1の外装体2のより具体的な構成を説明する。
[Exterior body]
Hereinafter, a more specific configuration of the
図1及び図2に示すように、蓋4は、ケース本体3における開口3aの周縁部、すなわち長側壁部32の上端部及び短側壁部33の上端部に溶接されている。長側壁部32と蓋4の接合部と、短側壁部33と蓋4の接合部とは、互いに同様の接合構造となっている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図5〜図7を参照しながら、ケース本体3と蓋4との接合部及びその周辺部の構成について説明する。なお、図5は、図1のV−V線断面における電池1の一部を示す断面図であり、図6は、図5の部分VIの拡大図であり、図7は、蓋4を内面側から見た斜視図である。
With reference to FIGS. 5 to 7, the structure of the joint portion between the
以下においては、図5及び図6に図示されたケース本体3の長側壁部32と蓋4との接合部について説明し、短側壁部33と蓋4との接合部については図示及び説明を省略する。以下の説明において、長側壁部32を単に「壁部32」ともいう。
In the following, the joint between the
図5に示すように、各壁部32は、外装体2に収容された電極体10に対向する内面51と、内面51とは反対側に位置する外面52とを備えている。壁部32の内面51及び外面52は、蓋4の厚み方向に略平行に配置されている。壁部32は、内面51の上端と外面52の上端とに跨がる上面53を備えている。上面53は、ケース本体3の開口3a(図2参照)周縁を構成する部分である。上面53は、それぞれ略直角のコーナを介して内面51と外面52とに隣接しており、壁部32の厚み方向に略平行に配置されている。
As shown in FIG. 5, each
図5〜図7に示すように、蓋4は、外装体2に収容された電極体10に対向する内面61と、内面61とは反対側に位置する外面62とを備えている。蓋4の内面61及び外面62は、壁部32の厚み方向に略平行に配置されている。蓋4の周縁部における内面61側コーナ部には、例えば断面L形の切欠部63が設けられている。
As shown in FIGS. 5 to 7, the
蓋4は、蓋4における切欠部63よりも上側部分からなる蓋本体64と、蓋4における切欠部63よりも壁厚方向内側に位置する内側嵌合部65とを備える。蓋本体64は、略長方形の周縁部64aを備える。内側嵌合部65は、蓋本体64における周縁部64aで囲まれた部分から下方に突出するように設けられている。
The
蓋4は、蓋本体64よりも蓋厚方向内側に内側嵌合部65が位置する姿勢で、壁部32の上面53に蓋本体64の周縁部64aが支持されるように、ケース本体3の上端部に取り付けられている。これにより、内側嵌合部65は、ケース本体3の内側に嵌合するように配置される。
The
図6に示すように、蓋本体64の周縁部64aの下面66は、蓋4の内面61及び外面62に略平行な面で構成されており、壁部32の厚み方向に略平行に配置されている。蓋本体64の周縁部64aは、壁部32の上面53全体を覆っている。これにより、周縁部64aの下面66は、壁部32の上面53の略全面に接した状態で壁部32によって支持されている。
As shown in FIG. 6, the
蓋4の周縁部64aは、一対の長側壁部32及び一対の短側壁部33の各上面によって全周に亘って支持される。これにより、ケース本体3に蓋4を溶接するとき、蓋4の周縁部64a全体を壁部32の上面53上に仮置きすることができる。
The
内側嵌合部65は、開口3a(図2参照)からケース本体3内に突出した状態で壁部32の内面51に係合している。内側嵌合部65の外周面68は、蓋厚方向に略平行な面で構成されており、壁部32の内面51に略平行に配置されている。これにより、内側嵌合部65は、その外周面68と壁部32の内面51とが互いに略平行に配置された状態で対向するように、壁部32に係合している。ケース本体3の壁部32と蓋4の内側嵌合部65との係合により、ケース本体3に対して蓋4を位置決めすることができ、これにより、ケース本体3内への蓋4の脱落を防止できる。
The inner
蓋本体64の外周面67は、蓋4の厚み方向に略平行な面で構成されており、壁部32の外面52と同一面上に連なるように配置されている。つまり、蓋4は、壁部32の外面52から壁厚方向外側に突出しないように配置されている。
The outer
上述のように、蓋4には外部端子14,15、集電体20,21及び電極体10のような種々の部品が組み付けられるため、蓋4には、ケース本体3よりも高い剛性が要求される。この要求に応えるため、蓋4の厚肉部分、すなわち内側嵌合部65が設けられた部分の厚みD2は、ケース本体3の壁部32の厚みD1よりも大きくなっている。例えば、壁部32の厚みD1は、0.5mm以上1.0mm未満であり、蓋4の厚みD2は、1.0mm以上2.0mm未満である。
As described above, since various components such as the
蓋4は、その厚み方向外側からのレーザ照射によって、ケース本体3の壁部32の上端部に溶接されている。具体的には、上方から蓋本体64の外面62に向けて、蓋4の厚み方向に平行な方向に沿ってレーザが照射され、これにより、溶接部70が蓋4の厚み方向に延びるように形成される。溶接部70は、蓋本体64の外面62から蓋4と壁部32との界面にかけて、壁部32の外面52よりも内側に位置するように形成されている。
The
溶接部70は、蓋厚方向に略平行に配置された蓋4の内側嵌合部65の外周面68と壁部32の内面51との界面を含むように形成されることが好ましい。この場合、溶接部70に含まれる蓋4と壁部32との界面の面積の増大を図ることができ、これにより、蓋4と壁部32との接合強度を高めることができる。
It is preferable that the
以上の外装体2の構成により、第1実施形態に係る電池及び組電池は、種々の作用効果を奏する。以下、第1実施形態の作用効果について、図13及び図14に示す第1比較例に係る電池801、並びに、図15及び図16に示す第2比較例に係る電池901と対比しながら説明する。
With the configuration of the
図13は、第1比較例に係る電池801の外装体802の一部を示す図5と同様の縦断面図であり、図14は、図13に示す部分XIVの拡大図である。
FIG. 13 is a longitudinal sectional view similar to FIG. 5 showing a part of the
図13に示すように、第1比較例に係る電池801においても、外装体802はケース本体803と蓋804とで構成されている。ケース本体803の壁部830は、壁部本体840と、壁部本体840の上端から上方に突出する突出部843を備えている。壁部本体840の上端には、蓋804の端部を支持する支持面部842が形成されている。
As shown in FIG. 13, also in the
図14に示すように、第1比較例に係る電池801において、蓋804と壁部830の突出部843との界面を含む溶接部870を形成するために、上方から蓋804の外面805と突出部843の上面844との境界部分に向けてレーザ照射を行うと、この境界部分に隙間又は微小な段差が生じることにより、レーザ照射の焦点距離を安定させ難くなり、これにより、溶接部870の溶け込み深さが不安定になりやすい。そのため、溶接時に、ケース本体803内にレーザが侵入したり、溶融した材料が壁厚方向の外側へ垂れることで、壁部830の外面852よりも壁厚方向外側に突出するビード872が形成されやすくなったりする。このようなビード872が形成されると、壁厚方向におけるビード872の突出量Rの分だけ、ケース本体803の寸法、ひいては電池801の寸法が増大してしまう。
As shown in FIG. 14, in the
また、第1比較例に係る電池801を複数重ね合わせて図3に示すような組電池を組み立てるとき、隣接する電池801間、及び、電池801とエンドプレート82との間にビード872が介在することで、積層方向Xにおいて組電池の寸法L1が増大してしまう。
Further, when assembling the assembled battery as shown in FIG. 3 by stacking a plurality of the
同様に、第1比較例に係る電池801を複数重ね合わせて図4に示すような組電池を組み立てるとき、電池801とスペーサ98との間、及び、電池801とエンドプレート82との間にビード872が介在することで、積層方向Xにおいて組電池の寸法L2が増大してしまう。
Similarly, when an assembled battery as shown in FIG. 4 is assembled by stacking a plurality of
また、第1比較例において、スペーサ98及びエンドプレート82の形状を、ビード872との干渉が回避されるような形状とすることで、組電池の寸法増大を抑制することが考えられるが、この場合、スペーサ98及びエンドプレート82の特別な加工が必要になる。
Further, in the first comparative example, it is conceivable to suppress the increase in the size of the assembled battery by making the shapes of the
これに対して、第1実施形態では、溶接時に、平坦な蓋4の外面62に向けてレーザが照射されるため、十分な溶け込み量を確保しつつ、溶融した材料が壁厚方向外側へ垂れることが抑制される。これにより、壁部32の外面52から突出するようなビードが形成されることが防止され、壁厚方向において、ケース本体3の寸法、ひいては電池1の寸法の最小化を図ることができる。
On the other hand, in the first embodiment, the laser beam is irradiated toward the
また、平坦な蓋4の外面62に向けてレーザが照射されることで、焦点距離を安定させやすくなる利点もある。蓋4の厚み方向における蓋4の外面62から溶接部70の最深部までの距離を溶接部70の溶け込み深さD3と定義するとき、上記のようにレーザ照射の焦点距離が安定することにより、溶接部70の溶け込み深さD3も安定し、これにより、高い接合強度を安定して得ることができる。
Further, there is an advantage that the focal length can be easily stabilized by irradiating the laser toward the
さらに、溶接部70の溶け込み深さD3が安定することで、溶接時に、ケース本体3内へのレーザの侵入が抑制される利点もあり、これにより、レーザ照射による電極体10の性能低下を防止することができる。
Furthermore, since the penetration depth D3 of the welded
また、第1実施形態によれば、個々の電池1において、壁部32の外面52からの蓋4及びビードの突出が防止されることで、図3又は図4に示すような組電池80,90を組み立てるとき、隣接する電池1間、電池1とエンドプレート82との間、及び、電池1とスペーサ98との間の間隔を最小化することができる。これにより、積層方向Xにおいて、組電池80,90の最小化が図られる。
Further, according to the first embodiment, in each
さらに、第1実施形態によれば、第1比較例のようなビード872の形成が防止されることにより、組電池80,90の製造において、ビード872との干渉を回避するための特別な加工をエンドプレート82及びスペーサ98に施す必要がない。
Further, according to the first embodiment, the formation of the
また、第1実施形態では、壁部32の上面53全体に蓋4が覆い被さることで、第1比較例に比べて、壁部32において蓋4を支持する部分の幅が拡大されるため、壁部32の上面53に仮置きされた蓋4の脱落を確実に防止できる。さらに、第1実施形態によれば、壁部32の上端部に、蓋4との係合のための特別な加工を施す必要がないため、ケース本体3として既製品を利用できたり、ケース本体3の製造が容易になったりする利点がある。
In the first embodiment, since the
図15は、第2比較例に係る電池901の外装体902の一部を示す図5と同様の縦断面図であり、図16は、図15に示す部分XVIの拡大図である。
FIG. 15 is a longitudinal sectional view similar to FIG. 5 showing a part of the
図15に示すように、第2比較例に係る電池901においても、外装体902はケース本体903と蓋904とで構成されている。第2比較例に係る電池901において、蓋904は、ケース本体903の壁部940の上面952を覆う周縁部906aを有する蓋本体906と、蓋本体906から下方に突出して壁部940の内面951に係合する内側嵌合部907とを備えている。
As shown in FIG. 15, also in the
図16に示すように、第2比較例に係る電池901においても、第1実施形態と同様、壁部940の厚みS1は、蓋904の厚みS2よりも小さい。また、第1実施形態と異なり、蓋904と壁部940との溶接は側方からのレーザ照射により行われる。これにより、蓋904の周縁部906aと壁部940の上面952との界面を含む溶接部970が形成されている。このように形成される溶接部970の溶け込み深さS3は、せいぜい壁部940の厚みS1と同程度であり、壁厚S1よりも深い溶接部970を形成することは難しい。
As shown in FIG. 16, also in the
これに対して、図5及び図6に示すように、第1実施形態では、壁部32よりも肉厚である蓋4の厚み方向に沿ってレーザ照射が行われるため、溶接部70の溶け込み深さD3を大きく確保しやすい。これにより、溶け込み深さD3は、壁部32の厚みD1よりも大きくなっている。そのため、ケース本体3と蓋4との接合強度を高めることができる。
On the other hand, as shown in FIGS. 5 and 6, in the first embodiment, laser irradiation is performed along the thickness direction of the
なお、第1実施形態では、蓋4の切欠部63が断面L形であり、蓋4の周縁部64aの下面66が壁厚方向に略平行に配置される例を説明したが、切欠部63及び周縁部64aの下面66の形状は、壁部32の上面53の形状に応じて適宜変更可能である。
In the first embodiment, the example in which the
また、第1実施形態では、図7に示すように、蓋4の内側嵌合部65が長方形板状である例を説明したが、図8に示す変形例に係る蓋104のように、板状の内側嵌合部65に代えて、方形枠状の内側嵌合部165を設けてもよく、この場合も、同様の効果を得ることができる。
Further, in the first embodiment, as illustrated in FIG. 7, the example in which the inner
[第2実施形態]
図9及び図10を参照しながら、第2実施形態に係る電池201の外装体202の構成、特に、外装体202を構成するケース本体203と蓋204との接合部の構成を説明する。
[Second Embodiment]
The configuration of the
なお、第2実施形態において、外装体202以外の電池201の構成は、第1実施形態に係る電池1と同様である。第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成要素については説明を省略するとともに、図9及び図10において第1実施形態と同じ符号を付している。
In the second embodiment, the configuration of the
また、第2実施形態の説明では、図9及び図10に図示されたケース本体203の長側壁部232と蓋204との接合部について説明し、短側壁部と蓋204との接合部については図示及び説明を省略する。以下の説明において、長側壁部232を単に「壁部232」ともいう。
Further, in the description of the second embodiment, the joint portion between the long
図9に示すように、各壁部232は、外装体202に収容された電極体10に対向する内面251と、内面251とは反対側に位置する外面252とを備えている。壁部232の内面251及び外面252は、蓋204の厚み方向に略平行に配置されている。壁部232の上端の内面251には、例えば断面L形の切欠部241が形成されている。
As shown in FIG. 9, each
壁部232は、壁部232における切欠部241よりも下側部分からなる壁部本体240を備えている。壁部本体240の上端における壁厚方向内側部分は、蓋204を支持する支持面部242となっている。支持面部242は、壁厚方向に略平行な面で構成されている。
The
壁部232は、壁部232における切欠部241よりも壁厚方向外側に位置する突出部243を備えている。突出部243は、壁部本体240よりも小さな壁厚を有し、壁部本体240の上端から上方へ突出するように設けられている。突出部243の上端はケース本体203の開口の周縁を構成している。
The
図10に示すように、突出部243は、壁部本体240の内面251よりも外側に位置する内面253を備えている。突出部243の内面253は、略直角のコーナを介して支持面部242に隣接しており、蓋204の厚み方向に略平行に配置されている。また、突出部243は、内面253と外面252とにそれぞれ略直角のコーナを介して隣接する上面254を備えている。突出部243の上面254は、壁厚方向に略平行に配置されている。
As shown in FIG. 10, the protruding
図9に示すように、蓋204は、外装体202に収容された電極体10に対向する内面261と、内面261とは反対側に位置する外面262とを備えている。蓋204の内面261及び外面262は、壁部232の厚み方向に略平行に配置されている。蓋204の周縁部における内面261側コーナ部には、例えば断面L形の切欠部263が設けられている。
As shown in FIG. 9, the
蓋204は、蓋204における切欠部263よりも上側部分からなる蓋本体264と、蓋204における切欠部263よりも壁厚方向内側に位置する内側嵌合部265とを備える。蓋本体264は、略長方形の周縁部264aを備える。内側嵌合部265は、蓋本体264における周縁部264aで囲まれた部分から下方に突出するように設けられている。なお、内側嵌合部265は、図7に示す内側嵌合部65のような板状部で構成されているが、図8に示す内側嵌合部165のような枠状部であってもよい。
The
蓋204は、蓋本体264よりも蓋厚方向内側に内側嵌合部265が位置する姿勢で、ケース本体203の上端部に取り付けられている。これにより、内側嵌合部265は、ケース本体203の内側に嵌合するように配置される。
The
図10に示すように、蓋本体264の周縁部264aの下面266は、蓋204の内面261及び外面262に略平行な面で構成されており、壁厚方向に略平行に配置されている。蓋本体264の周縁部264aの下面266は、壁部232の突出部243の上面254に略平行に配置されており、この上面254全体を覆っている。蓋204の内面261、すなわち内側嵌合部265の下面261は、壁部232の支持面部242に略平行に配置されており、この支持面部242全体を覆っている。蓋204は、壁部232の上面254の略全体及び支持面部242の略全体に接した状態で、壁部232によって支持されている。
As shown in FIG. 10, the
蓋204は、一対の長側壁部232及び一対の短側壁部によって全周に亘って支持される。これにより、ケース本体203に蓋204を溶接するとき、蓋204の周縁部全体を壁部232上に仮置きすることができる。
The
蓋204の内側嵌合部265は、ケース本体203の開口からケース本体203内に突出した状態で壁部232の突出部243の内面253に係合している。内側嵌合部265の外周面268は、蓋厚方向に略平行な面で構成されており、壁部232の突出部243の内面253に略平行に配置されている。これにより、内側嵌合部265は、その外周面268と突出部243の内面253とが互いに略平行に配置された状態で対向するように、壁部232の切欠部241に係合している。壁部232の切欠部241と蓋204の内側嵌合部265との係合により、ケース本体203に対して蓋204を位置決めすることができ、これにより、ケース本体203内への蓋204の脱落を防止できる。
The inner
蓋本体264の外周面267は、蓋204の厚み方向に略平行な面で構成されており、壁部232の外面252と同一面上に連なるように配置されている。つまり、蓋204は、壁部232の外面252から壁厚方向外側に突出しないように配置されている。
The outer
蓋204の厚肉部分、すなわち内側嵌合部265が設けられた部分の厚みE2は、ケース本体203の壁部232の厚肉部分、すなわち壁本体240の厚みE1よりも大きくなっている。例えば、壁部232の厚みE1は、0.5mm以上1.0mm未満であり、蓋204の厚みE2は、1.0mm以上2.0mm未満である。
The thickness E2 of the thick portion of the
蓋204は、その厚み方向外側からのレーザ照射によって、ケース本体203の壁部232の上端部に溶接されている。具体的には、上方から蓋本体264の外面262に向けて、蓋204の厚み方向に平行な方向に沿ってレーザが照射され、これにより、溶接部270が蓋204の厚み方向に延びるように形成される。溶接部270は、蓋本体264の外面262から蓋204と壁部232との界面にかけて、壁部232の外面252よりも内側に位置するように形成されている。
The
溶接部270は、蓋厚方向に略平行に配置された蓋204の内側嵌合部265の外周面268と壁部232の突出部243の内面253との界面を含むように形成されることが好ましい。この場合、溶接部270に含まれる蓋204と壁部232との界面の面積の増大を図ることができ、これにより、蓋204と壁部232との接合強度を高めることができる。
The welded
以上の外装体202の構成により、第2実施形態に係る電池及び組電池は、種々の作用効果を奏する。以下、第2実施形態の作用効果について、上述した第1比較例に係る電池801(図13及び図14参照)、並びに、第2比較例に係る電池901(図15及び図16参照)と対比しながら説明する。
With the configuration of the
第2実施形態では、溶接時に蓋804と壁部830の突出部843との境界部分に向けてレーザが照射される第1比較例とは対照的に、平坦な蓋204の外面262に向けてレーザが照射されるため、十分な溶け込み量を確保しつつ、溶融した材料が壁厚方向外側へ垂れることが抑制される。これにより、壁部232の外面252から突出するようなビードが形成されることが防止され、壁厚方向において、ケース本体203の寸法、ひいては電池201の寸法の最小化を図ることができる。
In the second embodiment, in contrast to the first comparative example in which laser is irradiated toward the boundary portion between the
また、平坦な蓋204の外面262に向けてレーザが照射されることで、焦点距離を安定させやすくなる利点もある。蓋204の厚み方向における蓋204の外面262から溶接部270の最深部までの距離を溶接部270の溶け込み深さE3と定義するとき、上記のようにレーザ照射の焦点距離が安定することにより、溶接部270の溶け込み深さE3も安定し、これにより、高い接合強度を安定して得ることができる。
Further, there is an advantage that the focal length can be easily stabilized by irradiating the laser toward the
また、第2実施形態によれば、個々の電池201において、壁部232の外面252からの蓋204及びビードの突出が防止されることで、図3又は図4に示すような組電池80,90を組み立てるとき、隣接する電池201間、電池201とエンドプレート82との間、及び、電池201とスペーサ98との間の間隔を最小化することができる。これにより、積層方向Xにおいて、組電池80,90の最小化が図られる。
Further, according to the second embodiment, in each
さらに、第2実施形態によれば、第1比較例のようなビード872の形成が防止されることにより、組電池80,90の製造において、ビード872との干渉を回避するための特別な加工をエンドプレート82及びスペーサ98に施す必要がない。
Further, according to the second embodiment, the formation of the
また、第2実施形態では、壁部232の上面254及び支持面部242の全体に蓋204が覆い被さることで、第1比較例に比べて、壁部232において蓋204を支持する部分の幅が拡大されるため、壁部232上に仮置きされた蓋204の脱落を確実に防止できる。
In the second embodiment, the
さらに、第2実施形態では、溶接時に壁厚方向に沿ってレーザ照射が行われる第2比較例とは対照的に、壁部232よりも肉厚である蓋204の厚み方向に沿ってレーザ照射が行われるため、溶接部270の溶け込み深さE3を大きく確保しやすい。これにより、溶け込み深さE3は、壁部232の厚みE1よりも大きくなっている。そのため、ケース本体203と蓋204との接合強度を高めることができる。
Furthermore, in the second embodiment, in contrast to the second comparative example in which laser irradiation is performed along the wall thickness direction during welding, laser irradiation is performed along the thickness direction of the
なお、図10では、溶接部270の最深部が支持面部242よりも上側に位置する例が図示されているが、符号278の二点鎖線で示すように、溶接部270は、その最深部が支持面部242よりも下側に位置するように形成されてもよい。この場合、溶接部270には、蓋204の内側嵌合部265の外周面268と壁部232の突出部243の内面253との界面に加えて、蓋204の内面261と壁部232の支持面部242との界面が含まれるため、ケース本体203と蓋204との接合強度を高めることができる。
FIG. 10 shows an example in which the deepest portion of the welded
また、図16に示すように、第2比較例に係る電池901では、外装体902に収容された電極体(図示せず)の膨張により、ケース本体903の開口周縁部が壁厚方向外側へ押し拡げられると、壁部940の内面951と蓋904の内側嵌合部907の外周面908との隙間が拡がることがある。そのため、溶接時に側方から照射されるレーザが内側嵌合部907の外周面908と壁部940の内面951との隙間を通ってケース本体903内へ侵入しやすくなる。
Further, as shown in FIG. 16, in the
これに対して、第2実施形態では、電極体10の膨張によりケース本体203の開口周縁部が壁厚方向外側へ押し拡げられても、壁部232の支持面部242と蓋204の内面261との隙間は拡がらないため、溶接時に照射されるレーザが当該隙間を通過し難い。これにより、ケース本体203内へのレーザの侵入が抑制され、レーザによる電極体10の性能への悪影響を防止できる。
On the other hand, in the second embodiment, even if the peripheral edge of the opening of the
なお、第2実施形態では、壁部232の切欠部241及び蓋204の切欠部263が断面L形であり、壁部232の支持面部242及び蓋204の周縁部264aの下面266が壁厚方向に略平行に配置される例を説明したが、切欠部241,263、壁部232の支持面部242及び蓋204の周縁部264aの下面266の形状は、蓋204の内面261の形状及び壁部232の突出部243の上面254の形状に応じて適宜変更可能である。
In the second embodiment, the
[第3実施形態]
図11及び図12を参照しながら、第3実施形態に係る電池301の外装体302の構成、特に、外装体302を構成するケース本体303と蓋304との接合部の構成を説明する。
[Third Embodiment]
With reference to FIGS. 11 and 12, the configuration of the
なお、第3実施形態において、外装体302以外の電池301の構成は、第1実施形態に係る電池1と同様である。第3実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成要素については説明を省略するとともに、図11及び図12において第1実施形態と同じ符号を付している。
In the third embodiment, the configuration of the
また、第3実施形態の説明では、図11及び図12に図示されたケース本体303の長側壁部332と蓋304との接合部について説明し、短側壁部と蓋304との接合部については図示及び説明を省略する。以下の説明において、長側壁部332を単に「壁部332」ともいう。
Further, in the description of the third embodiment, the joint portion between the long
図11に示すように、各壁部332は、外装体302に収容された電極体10に対向する内面351と、内面351とは反対側に位置する外面352とを備えている。壁部332の内面351及び外面352は、蓋304の厚み方向に略平行に配置されている。壁部332の上端の外面352には、例えば断面L形の切欠部341が形成されている。
As shown in FIG. 11, each
壁部332は、壁部332における切欠部341よりも下側部分からなる壁部本体340を備えている。壁部本体340の上端における壁厚方向外側部分は、蓋304を支持する支持面部342となっている。支持面部342は、壁厚方向に略平行な面で構成されている。
The
壁部332は、壁部332における切欠部341よりも壁厚方向内側に位置する突出部343を備えている。突出部343は、壁部本体340よりも小さな壁厚を有し、壁部本体340の上端から上方へ突出するように設けられている。突出部343の上端はケース本体303の開口の周縁を構成している。
The
図12に示すように、突出部343は、壁部本体340の外面352よりも内側に位置する外面353を備えている。突出部343の外面353は、略直角のコーナを介して支持面部342に隣接しており、蓋304の厚み方向に略平行に配置されている。また、突出部343は、内面351と外面353とにそれぞれ略直角のコーナを介して隣接する上面354を備えている。突出部343の上面354は、壁厚方向に略平行に配置されている。
As shown in FIG. 12, the protruding
図11に示すように、蓋304は、外装体302に収容された電極体10に対向する内面361と、内面361とは反対側に位置する外面362とを備えている。蓋304の内面361及び外面362は、壁部332の厚み方向に略平行に配置されている。
As shown in FIG. 11, the
蓋304は、壁部332の上端よりも上側に配置される長方形板状の蓋本体363と、蓋本体363の周縁部から下方に突出する方形枠状の外側嵌合部364とを備えている。蓋304は、蓋本体363よりも蓋厚方向内側に外側嵌合部364が位置する姿勢で、ケース本体303の上端部に取り付けられている。これにより、外側嵌合部364は、ケース本体303の外側、具体的には、壁部332の突出部343の外側に嵌合するように配置される。
The
図12に示すように、蓋304の外周面367は、蓋本体363から外側嵌合部364にかけて連続する平坦面となっている。蓋304の外周面367は、蓋厚方向に略平行な面で構成されており、壁部332の外面352と略同一面上に連なるように配置されている。つまり、蓋304は、壁部332の外面352から壁厚方向外側に突出しないように配置されている。
As shown in FIG. 12, the outer
蓋304の外側嵌合部364は、壁部本体340よりも小さな壁厚を有する断面長方形の部分で構成されている。外側嵌合部364は、壁部340の突出部343の外面353に対向する内面368と、略直角のコーナを介して内面368に隣接する下面369とを備えている。外側嵌合部364の内面368は、蓋厚方向に略平行な面であり、突出部343の外面353に略平行に配置され、この外面353の略全体を壁厚方向外側から覆っている。外側嵌合部364の下面369は、蓋304の内面361及び外面362に略平行な面であり、壁部332の支持面部342に略平行に配置され、この支持面部342の略全体を上側から覆っている。このように、外側嵌合部364は、ケース本体303の外側に位置する状態で壁部332に係合している。
The outer
蓋本体363の下面361の周縁部は、壁部332の突出部343の上面354全体を上側から覆っている。これにより、蓋304は、壁部332の上面354の略全体及び支持面部342の略全体に接した状態で、壁部332によって支持されている。
The peripheral edge portion of the
蓋304は、一対の長側壁部332及び一対の短側壁部によって全周に亘って支持される。これにより、ケース本体303に蓋304を溶接するとき、蓋304の周縁部全体を壁部332上に仮置きすることができる。この仮置きによって、蓋304の外側嵌合部364は、ケース本体303の開口周縁部に外側から嵌合される。これにより、ケース本体303に対して蓋304を正確に位置決めできるとともに、ケース本体303内への蓋304の脱落を確実に防止できる。
The
蓋304の蓋本体363の厚みF2は、ケース本体303の壁部332の壁本体340の厚みF1よりも大きくなっている。例えば、壁部332の厚みF1は、0.5mm以上1.0mm未満であり、蓋304の厚みF2は、1.0mm以上2.0mm未満である。
The thickness F2 of the lid
蓋304は、その厚み方向外側からのレーザ照射によって、ケース本体303の壁部332の上端部に溶接されている。具体的には、上方から蓋本体363の外面362に向けて、蓋304の厚み方向に平行な方向に沿ってレーザが照射され、これにより、溶接部370が蓋304の厚み方向に延びるように形成される。溶接部370は、蓋本体363の外面362から蓋304と壁部332との界面にかけて、壁部332の外面352よりも内側に位置するように形成されている。
The
溶接部370は、蓋厚方向に略平行に配置された蓋304の外側嵌合部364の内面368と、壁部332の突出部343の外面353との界面を含むように形成されることが好ましい。この場合、溶接部370に含まれる蓋304と壁部332との界面の面積の増大を図ることができ、これにより、蓋304と壁部332との接合強度を高めることができる。
The welded
以上の外装体302の構成により、第3実施形態に係る電池及び組電池は、種々の作用効果を奏する。以下、第3実施形態の作用効果について、上述した第1比較例に係る電池801(図13及び図14参照)、並びに、第2比較例に係る電池901(図15及び図16参照)と対比しながら説明する。
With the configuration of the
第3実施形態では、溶接時に蓋804と壁部830の突出部843との境界部分に向けてレーザが照射される第1比較例とは対照的に、平坦な蓋304の外面362に向けてレーザが照射されるため、十分な溶け込み量を確保しつつ、溶融した材料が壁厚方向外側へ垂れることが抑制される。これにより、壁部332の外面352から突出するようなビードが形成されることが防止され、壁厚方向において、ケース本体303の寸法、ひいては電池301の寸法の最小化を図ることができる。
In the third embodiment, in contrast to the first comparative example in which laser is irradiated toward the boundary portion between the
また、平坦な蓋304の外面362に向けてレーザが照射されることで、焦点距離を安定させやすくなる利点もある。蓋304の厚み方向における蓋304の外面362から溶接部370の最深部までの距離を溶接部370の溶け込み深さF3と定義するとき、上記のようにレーザ照射の焦点距離が安定することにより、溶接部370の溶け込み深さF3も安定し、これにより、高い接合強度を安定して得ることができる。
Further, there is an advantage that the focal length can be easily stabilized by irradiating the laser toward the
さらに、第3実施形態によれば、個々の電池301において、壁部332の外面352からの蓋304及びビードの突出が防止されることで、図3又は図4に示すような組電池80,90を組み立てるとき、隣接する電池301間、電池301とエンドプレート82との間、及び、電池301とスペーサ98との間の間隔を最小化することができる。これにより、積層方向Xにおいて、組電池80,90の最小化が図られる。
Furthermore, according to the third embodiment, in each
また、第3実施形態によれば、第1比較例のようなビード872の形成が防止されることにより、組電池80,90の製造において、ビード872との干渉を回避するための特別な加工をエンドプレート82及びスペーサ98に施す必要がない。
Further, according to the third embodiment, the formation of the
さらに、第3実施形態では、溶接時に壁厚方向に沿ってレーザ照射が行われる第2比較例とは対照的に、壁部332よりも肉厚である蓋304の厚み方向に沿ってレーザ照射が行われるため、溶接部370の溶け込み深さF3を大きく確保しやすい。これにより、溶け込み深さF3は、壁部332の厚みF1よりも大きくなっている。そのため、ケース本体303と蓋304との接合強度を高めることができる。
Furthermore, in the third embodiment, in contrast to the second comparative example in which laser irradiation is performed along the wall thickness direction during welding, laser irradiation is performed along the thickness direction of the
なお、図12では、溶接部370の最深部が支持面部342よりも上側に位置する例が図示されているが、符号378の二点鎖線で示すように、溶接部370は、その最深部が支持面部342よりも下側に位置するように形成されてもよい。この場合、溶接部370には、蓋304の外側嵌合部364の内面368と壁部332の突出部343の外面353との界面に加えて、蓋304の外側嵌合部364の下面369と壁部332の支持面部342との界面が含まれるため、ケース本体303と蓋304との接合強度を高めることができる。
FIG. 12 shows an example in which the deepest portion of the welded
また、図16に示すように、第2比較例に係る電池901では、外装体902に収容された電極体(図示せず)の膨張により、ケース本体903の開口周縁部が壁厚方向外側へ押し拡げられると、壁部940の内面951と蓋904の内側嵌合部907の外周面908との隙間が拡がることがある。そのため、溶接時に側方から照射されるレーザが内側嵌合部907の外周面908と壁部940の内面951との隙間を通ってケース本体903内へ侵入しやすくなる。
Further, as shown in FIG. 16, in the
これに対して、第3実施形態では、蓋304の外側嵌合部364によって壁部332の外側への移動が規制されているため、電極体10が膨張しても、ケース本体303の開口周縁部が壁厚方向外側へ押し拡げられることが抑制される。そのため、壁部332の上面354と蓋304の内面361との間に隙間が生じることが抑制され、溶接時に照射されるレーザが当該隙間を通過してケース本体303内へ侵入することが抑制される。
On the other hand, in the third embodiment, since the outer
なお、第3実施形態では、壁部332の切欠部341が断面L形であり、蓋304の外側嵌合部364が断面長方形である例を説明したが、切欠部341及び外側嵌合部364の形状は、相互の形状に合わせて適宜変更可能である。
In the third embodiment, an example in which the
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。 While the present invention has been described with reference to the above-described embodiments, the present invention is not limited to the above-described embodiments.
例えば、上記の第1〜第3実施形態では、蓋の外周面がケース本体の壁部の外面と同一面上に配置される例について説明したが、蓋の外周面は壁部の外面よりも壁厚方向内側に配置されてもよい。 For example, in the first to third embodiments described above, the example in which the outer peripheral surface of the lid is disposed on the same surface as the outer surface of the wall portion of the case main body has been described, but the outer peripheral surface of the lid is more than the outer surface of the wall portion. You may arrange | position inside a wall thickness direction.
また、上記の第1〜第3実施形態では、ケース本体の長側壁部と蓋との接合構造が、短側壁部と蓋との接合構造と同様である例を説明したが、これらの接合構造は互いに異なっていてもよい。 In the first to third embodiments, the example in which the bonding structure between the long side wall portion and the lid of the case body is the same as the bonding structure between the short side wall portion and the lid has been described. May be different from each other.
さらに、上記の第1〜第3実施形態では、リチウムイオン二次電池を例に本発明に係る蓄電素子を説明したが、本発明は、リチウムイオン二次電池以外の二次電池、一次電池、キャパシタを含む種々の蓄電素子に適用できる。 Furthermore, in said 1st-3rd embodiment, although the electrical storage element which concerns on this invention was demonstrated to the lithium ion secondary battery as an example, this invention is a secondary battery other than a lithium ion secondary battery, a primary battery, It can be applied to various power storage elements including capacitors.
1 電池(蓄電素子)
2 外装体
3 ケース本体
3a 開口
4 蓋
10 電極体
14 負極外部端子
15 正極外部端子
16 上部パッキン
18 下部パッキン
20 負極集電体
21 正極集電体
31 底壁部
32 長側壁部
33 短側壁部
51 壁部の内面
52 壁部の外面
53 壁部の上面
61 蓋の内面
62 蓋の外面
64 蓋本体
64a 蓋本体の周縁部
65 内側嵌合部(係合部)
66 蓋本体の周縁部の下面
67 蓋本体の外周面
68 内側嵌合部の外周面
70 溶接部
80,90 組電池(蓄電装置)
82 エンドプレート
84 拘束バンド
86 バスバー
98 スペーサ
104 蓋
165 内側嵌合部(係合部)
201 電池(蓄電素子)
202 外装体
203 ケース本体
204 蓋
232 壁部
240 壁部本体
241 切欠部
242 支持面部
243 突出部
251 壁部の内面
252 壁部の外面
253 突出部の内面
254 突出部の上面
261 蓋の内面
262 蓋の外面
263 切欠部
264 蓋本体
264a 蓋本体の周縁部
265 内側嵌合部(係合部)
266 蓋本体の周縁部の下面
267 蓋本体の外周面
268 内側嵌合部の外周面
270 溶接部
301 電池(蓄電素子)
302 外装体
303 ケース本体
304 蓋
332 壁部
340 壁部本体
341 切欠部
342 支持面部
343 突出部
351 壁部の内面
352 壁部の外面
353 突出部の外面
354 突出部の上面
361 蓋の内面
362 蓋の外面
363 蓋本体
364 外側嵌合部(係合部)
367 蓋の外周面
368 外側嵌合部の内面
369 外側嵌合部の下面
370 溶接部
1 Battery (storage element)
2
66 Lower surface of peripheral edge of lid
82
201 Battery (electric storage element)
202
266 The lower surface of the peripheral part of the
302
367 Outer peripheral surface of
Claims (7)
前記ケース本体の前記開口を塞ぐ蓋と
を備え、
前記蓋は、前記ケース本体の前記壁部の前記先端を覆う蓋本体と、前記蓋本体よりも前記蓋本体の厚み方向内側に位置して前記壁部に係合する係合部とを備え、
前記蓋本体の外面から前記蓋と前記壁部との界面にかけて、前記壁部の外面よりも内側に位置するように溶接部が形成されている、蓄電素子。 A case main body including a wall portion whose tip constitutes the periphery of the opening, and an electrode body accommodated therein;
A lid for closing the opening of the case body,
The lid includes a lid body that covers the tip of the wall portion of the case body, and an engaging portion that is positioned on the inner side in the thickness direction of the lid body than the lid body and engages with the wall portion,
A power storage element, wherein a welded portion is formed so as to be located on an inner side of an outer surface of the wall portion from an outer surface of the lid body to an interface between the lid and the wall portion.
前記蓋の前記係合部は、前記切欠部に係合している、請求項2に記載の蓄電素子。 A notch is formed on the inner surface of the tip of the wall,
The electric storage element according to claim 2, wherein the engaging portion of the lid is engaged with the cutout portion.
前記複数の蓄電素子は、前記壁部の厚み方向に重ね合わされている、蓄電装置。 A plurality of power storage elements according to any one of claims 1 to 6,
The power storage device, wherein the plurality of power storage elements are overlapped in a thickness direction of the wall portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014256336A JP2016119156A (en) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | Power storage element and power storage device |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016119156A true JP2016119156A (en) | 2016-06-30 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016119156A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109103358A (en) * | 2018-08-28 | 2018-12-28 | 深圳市南海高新科技有限公司 | A kind of battery case and laminated battery plate |
-
2014
- 2014-12-18 JP JP2014256336A patent/JP2016119156A/en active Pending
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