JP2016111411A - Terminal device and computer program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、端末装置の制御に関し、特に、デバイスと通信可能な端末装置を制御する技術に関する。 The present invention relates to control of a terminal device, and more particularly to a technique for controlling a terminal device that can communicate with a device.
スマートフォンなどの携帯端末の普及に伴って、携帯端末を用いて通信装置を利用するユーザの利便性を向上する技術が提案されている。例えば、特許文献1では、通信装置から提供される情報を、携帯端末を用いて受信する情報提供システムを開示している。このシステムでは、GPS(Global Positioning System)を利用して取得される3次元の位置情報(緯度、経度、高度)に基づいて、建物内におけるユーザの位置(すなわち、携帯端末の位置)に応じて異なる情報が提供される。 With the widespread use of mobile terminals such as smartphones, techniques for improving convenience for users who use communication devices using mobile terminals have been proposed. For example, Patent Document 1 discloses an information providing system that receives information provided from a communication device using a mobile terminal. In this system, based on the three-dimensional position information (latitude, longitude, altitude) acquired using GPS (Global Positioning System), the position of the user in the building (that is, the position of the mobile terminal) is determined. Different information is provided.
しかしながら、複数個の通信装置の中から、無線で接続すべき通信装置を決定する場合などには、位置情報を用いるだけでは、適切な通信装置を決定できない可能性があった。例えば、端末装置と端末装置との距離だけでなく、他の要因(通信装置と端末装置とが同一のフロアに位置するかなど)を考慮するべき場合には、適切な通信装置を決定できない可能性があった。 However, when a communication device to be connected wirelessly is determined from a plurality of communication devices, an appropriate communication device may not be determined only by using position information. For example, when not only the distance between the terminal device and the terminal device but also other factors (such as whether the communication device and the terminal device are located on the same floor) should be taken into account, an appropriate communication device may not be determined. There was sex.
本明細書は、複数個の通信装置の中から、無線で接続すべき通信装置を適切に決定できる技術を開示する。 This specification discloses a technique capable of appropriately determining a communication device to be connected wirelessly from among a plurality of communication devices.
本明細書に開示された技術は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。 The technology disclosed in the present specification has been made to solve at least a part of the above-described problems, and can be realized as the following application examples.
[適用例1]無線通信を用いて通信装置と通信可能な端末装置であって、
前記端末装置の位置を表す第1の位置情報を取得する第1の位置取得部と、
複数個の通信装置のそれぞれから、前記複数個の通信装置のそれぞれの位置を表す複数個の第2の位置情報を取得する第2の位置取得部と、
前記複数個の通信装置のそれぞれとの前記無線通信の電波強度を示す複数個の強度情報を取得する強度取得部と、
前記第1の位置情報と、前記複数個の第2の位置情報とを用いて、前記端末装置と複数個の通信装置のそれぞれとの間の複数個の距離を算出する距離算出部と、
前記距離算出部によって算出された複数個の距離と、複数個の強度情報と、を用いて、前記複数個の通信装置の中から、接続すべき特定の通信装置を決定する装置決定部と、
前記端末装置と、前記特定の通信装置とを、無線通信を用いて接続する接続部と、
を備え、
前記装置決定部は、前記複数個の通信装置のうち、前記端末装置との距離と前記無線通信の電波強度とが特定の関係を満たす1個以上の通信装置の中から、前記特定の通信装置を決定する、端末装置。
Application Example 1 A terminal device capable of communicating with a communication device using wireless communication,
A first position acquisition unit that acquires first position information representing the position of the terminal device;
A second position acquisition unit that acquires a plurality of second position information representing the respective positions of the plurality of communication devices from each of the plurality of communication devices;
An intensity acquisition unit for acquiring a plurality of intensity information indicating radio field intensity of the wireless communication with each of the plurality of communication devices;
A distance calculation unit that calculates a plurality of distances between the terminal device and each of the plurality of communication devices using the first position information and the plurality of second position information;
A device determination unit for determining a specific communication device to be connected from the plurality of communication devices using a plurality of distances calculated by the distance calculation unit and a plurality of intensity information;
A connection unit that connects the terminal device and the specific communication device using wireless communication;
With
The device determination unit is configured to select the specific communication device from one or more communication devices satisfying a specific relationship between a distance from the terminal device and a radio wave intensity of the wireless communication among the plurality of communication devices. Determine the terminal device.
上記構成によれば、端末装置との距離と無線通信の電波強度とを考慮して、無線で接続すべき通信装置を適切に決定することができる。 According to the above configuration, it is possible to appropriately determine the communication device to be connected wirelessly in consideration of the distance to the terminal device and the radio wave intensity of the wireless communication.
なお、本発明は、種々の形態で実現可能であり、例えば、端末装置の制御方法、通信装置、装置の機能または方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。 The present invention can be realized in various forms, such as a terminal device control method, a communication device, a computer program for realizing the function or method of the device, a recording medium on which the computer program is recorded, and the like. It can be realized in the form.
A.第1実施例
A−1.システムの構成
次に、実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、第1実施例における端末装置としての携帯端末を含むシステムの構成を示すブロック図である。このシステムは、複数個のプリンタ200A〜200Dと、ユーザの各自が所持する携帯端末400と、を備えている。
A. First Example A-1. Next, an embodiment will be described based on examples. FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a system including a mobile terminal as a terminal device in the first embodiment. This system includes a plurality of
図2は、複数個のプリンタ200A〜200Dの配置の一例を示す図である。図2に示すように、3個のプリンタ200A〜200Cは、特定の建物の第1のフロアF1(例えば、1階)に、分散して配置されている。1個のプリンタ200Dは、プリンタ200A〜200Cが配置されている特定の建物の第2のフロアF2(例えば、2階)に配置されている。各ユーザは、第1のフロアF1および第2のフロアF2に入室可能であり、各自の携帯端末400を用いて、複数個のプリンタ200A〜200Dのいずれに対しても印刷指示を送信可能である。
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of an arrangement of a plurality of
プリンタ200Aは、プリンタ200Aを制御するコントローラとしてのCPU210と、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置220と、RAMなどの揮発性記憶装置230と、所定の方式(例えば、インクジェット、レーザー)で画像を印刷するプリントエンジンである印刷実行部240と、タッチパネルやボタンなどの操作部260と、タッチパネルと重畳された液晶などの表示パネルを含む表示部270と、携帯端末400などの外部装置とデータ通信を行うためのインタフェースとしての無線IF部280と、を備えている。
The
揮発性記憶装置230には、CPU210が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域231が設けられている。不揮発性記憶装置220は、プリンタ200Aを制御するためのコンピュータプログラム221と、設置位置情報222と、を格納している。
The
コンピュータプログラム221は、例えば、プリンタ200の出荷時に予め不揮発性記憶装置220に格納されている。また、コンピュータプログラム221は、CD−ROMなどに記録された形態や、サーバからダウンロードする形態で提供され得る。CPU210は、コンピュータプログラム221を実行することにより、プリンタ200の全体を制御する。具体的には、CPU210は、例えば、印刷実行部240を制御して印刷を実行するための印刷制御部30、および、携帯端末400との通信処理を実行する通信制御部100として機能する。
The
図2には、プリンタ200Aの設置位置情報222の一例が図示されている。プリンタ200Aの設置位置情報222は、プリンタ200Aが設置されている位置を示す位置情報である。設置位置情報222は、緯度(北緯または南緯)、経度(東経または西経)および高度(標高)をそれぞれ表す情報を含む3次元の座標情報である。
FIG. 2 shows an example of the
無線IF部280は、アンテナを含み、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Incの略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a、11b、11g、11n等)に従って無線通信を実行する。第1実施例の無線通信は、Wi-Fi Allianceよって作成された規格書「Wi-Fi Peer-to-Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されているWi-Fi Direct通信(略してWFD通信とも呼ぶ)である。WFD通信を利用して、プリンタ200Aは、アクセスポイントを介することなく、携帯端末400などの外部機器と通信を行うことができる。無線IF部280は、無線IF部280による無線通信の電波の強度を検出する電波強度(RSSI(Received Signal Strength Indicatorの略))を検出する電波強度検出部285を備えている。
The
他のプリンタ200B〜200Dは、上述したプリンタ200Aと同様の構成を有しているので、詳細の説明を省略する。ただし、プリンタ200B〜200Dの設置位置情報222は、それぞれ自身の設置位置を示す位置情報である。以下では、個々のプリンタ200A〜400Dを区別しない場合には、末尾のアルファベットを省略して、プリンタ200とも呼ぶ。
Since the
携帯端末400は、例えば、スマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話である。携帯端末400は、CPU410と、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置420と、RAMなどの揮発性記憶装置430と、無線IF部440と、タッチパネルや操作キーなどを含む操作部460と、タッチパネルと重畳された液晶パネルなどを含む表示部470と、GPS部480と、を備えている。携帯端末400は、他にも電話機としての機能などの様々な機能を実現するための構成を備えているが、これらについては図示および説明を省略する。
The
不揮発性記憶装置420には、制御プログラムPG1と、プリンタドライバプログラムPG2と、が格納されている。制御プログラムPG1は、OS(オペレーティングシステム)の機能や、電話機能、GPS部480の制御機能など、携帯端末400の基本機能を実現するプログラムである。制御プログラムPG1は、例えば、携帯端末400の製造者によって提供され、出荷時に予め格納されている。プリンタドライバプログラムPG2は、プリンタ200の印刷実行部240を遠隔操作するための機能を実現するプログラムである。プリンタドライバプログラムPG2は、携帯端末400に新たな機能を追加するプログラム(「アプリ」などと呼ばれる。)であり、例えば、携帯端末400の製造者とは異なる提供者(例えば、プリンタ200の製造者)によって、所定のサーバからダウンロードする形態で、提供される。また、プリンタドライバプログラムPG2は、例えば、携帯端末400の製造者によって提供され、出荷時に予め格納されていても良い。
The
CPU410は、制御プログラムPG1を実行することによって、携帯端末400の基本機能を実現するメイン制御部20として機能する。また、プリンタドライバプログラムPG2を実行することによって、プリンタドライバ300として機能する。
The
揮発性記憶装置430には、CPU410が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域431が設けられている。
The
無線IF部440は、アンテナを含み、例えば、例えば、IEEEの802.11の規格、及び、それに準ずる規格に従って無線通信を実行する。本実施例では、CPU410は、無線IF部440を用いて、後述するように、上述したWFD通信によるプリンタ200との通信を実行可能であり、後述する印刷ジョブの送信や、プリンタ200との間で各種の情報の送受信を行うことができる。
The wireless IF
GPS部480は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から送信された電波(GPS信号)を受信する受信機を含む。GPS部480は、受信したGPS信号に基づき現在位置を表す位置情報を取得することができる。
The
A−2.システムの動作
A−2−1.設置位置情報の登録
設置位置情報222を、システム内の複数個のプリンタ200A〜200Dに登録する登録処理が、後述する印刷処理(図3)に先だって行われる。登録処理は、携帯端末400のCPU410(プリンタドライバ300)と、プリンタ200のCPU210(通信制御部100)と、によって実行される。
A-2. System operation A-2-1. Registration of Installation Position Information Registration processing for registering the
先ず、システムの管理者は、自身の携帯端末400において、プリンタドライバ300を起動する。管理者は、携帯端末400を所持して、プリンタ200Aの設置されている位置に移動する。管理者は、プリンタ200Aの操作部260を介して、設置位置情報222の受信指示を入力する。さらに、管理者は、携帯端末400(すなわち、プリンタドライバ300)に、設置位置情報222の送信指示を入力する。携帯端末400のCPU410は、GPS部480を利用してGPS信号を受信し、該GPS信号に基づいて、携帯端末400の現在位置を示す位置情報を取得する。さらに、CPU410は、取得した位置情報を無線通信によりプリンタ200に送信する。プリンタ200AのCPU210は、受信した位置情報を、自身の設置位置情報222として、不揮発性記憶装置220に記憶する。この結果、プリンタ200Aに適切な設置位置情報222が登録される。
First, the system administrator activates the
例えば、CPU210は、プリンタ200Aに受信指示が入力された後、特定時間(例えば、10秒)以内に受信された位置情報を、自身の設置位置情報222であると認識する。管理者は、プリンタ200Aに受信指示が入力された後、特定時間(例えば、10秒)以内に、携帯端末400に、設置位置情報222の送信指示を入力することによって、プリンタ200Aだけに適切に設置位置情報222を登録させることができる。これに代えて、プリンタ200Aと携帯端末400とが、NFC(Near Field Communicationの略)などの通信可能な距離が極めて短い無線通信方式を用いて、通信可能である場合には、該通信方式を用いて、携帯端末400からプリンタ200Aに位置情報が送信されても良い。
For example, the
管理者は、以上の登録処理を、自身の携帯端末400と、他のプリンタ200B〜200Dのそれぞれと、の組み合わせで、それぞれ実行させる。これによって、プリンタ200B〜200Dにも、それぞれ、適切な設置位置情報222が登録される。
The administrator causes the above registration processing to be executed by a combination of the
A−2−2.印刷処理
図3は、第1実施例の印刷処理のフローチャートである。印刷処理は、携帯端末400を用いて、複数個のプリンタ200A〜200D(図2)のいずれか1個のプリンタに印刷を実行させる処理である。印刷処理は、携帯端末400のCPU410(プリンタドライバ300)が、ユーザから入力された印刷要求を受け取ったときに実行される。ここでは、ユーザが、図2の第1のフロアF1内にて、携帯端末400に印刷要求を入力したとして、説明する。
A-2-2. Printing Process FIG. 3 is a flowchart of the printing process of the first embodiment. The printing process is a process for causing the printer to execute printing using any one of the plurality of printers 200 </ b> A to 200 </ b> D (FIG. 2) using the
図3のステップS10では、CPU410は、印刷指示(具体的には、印刷対象の画像データや、印刷条件の指定を含む印刷ジョブ)を送信すべきプリンタ(以下、使用プリンタと呼ぶ)を探索するために、無線通信によって、プローブリクエストを送信する。図2の例では、プローブリクエストを搬送する電波は、第1のフロアF1内のプリンタ200A〜200Cに到達するとともに、建物の床や壁を通過して、第2のフロアF2のプリンタ200Dにも到達する。この結果、S15では、図2の各プリンタ200(200A〜200D)のCPU210は、プローブリクエストを受信する。
In step S10 in FIG. 3, the
S20では、各プリンタ200のCPU210は、プリンタ200の無線IF部280が当該プローブリクエストを受信した際の無線通信の電波強度の検出値WIを示す電波強度情報を電波強度検出部285から取得する。電波強度の検出値WIは、上述した電波強度検出部285によって検出されるRSSIであり、単位は、dBmである。dBmは、1mW(ミリワット)を基準(0dB)として、電波の電力の大きさをdB(デシベル)で表した値である。
In S <b> 20, the
S25では、CPU210は、受信したプローブリクエストに対する応答として、プローブレスポンスを携帯端末400に送信する。CPU210は、プローブレスポンスに、WFD通信のネットワークに割り当てるSSID(Service Set Identifierの略)とともに、電波強度情報と、上述した設置位置情報222(図2)と、を含める。
In S25, the
S30では、携帯端末400は、各プリンタ200(図2の例では、4個のプリンタ200A〜200D)からプローブリクエストを受信する。これによって、CPU410は、これらのプリンタ200を、使用プリンタの候補として認識することができ、これらのプリンタ200に関する情報(SSID、電波強度情報、設置位置情報222)を取得することができる。
In S30, the
S35〜S65では、CPU410は、これらのプリンタ200の中から、1個の使用プリンタを決定するための一連の処理を実行する。S35では、CPU410は、GPS部480を用いて、携帯端末400の現在位置を示す現在位置情報を取得する。取得される現在位置情報は、設置位置情報222と同様に、緯度、経度および高度をそれぞれ含む座標情報である。
In S35 to S65, the
S40では、CPU410は、S35で取得された現在位置情報と、S30で取得された複数個のプリンタ200のそれぞれの設置位置情報222と、を用いて、携帯端末400と、複数個のプリンタ200と、の間のそれぞれの距離Dを算出する。より具体的には、携帯端末400の現在位置情報に含まれる3次元の座標値(緯度値、経度値、標高値)と、設置位置情報222に含まれる3次元の座標値(緯度値、経度値、標高値)と、に基づいて、水平方向の距離、すなわち、緯度値と経度値とに基づく距離が、例えば、周知の公式、具体的には、hubenyの公式や、Lambert-Andoyerの公式を用いて算出される。垂直方向の距離が考慮される場合には、垂直方向の距離が、標高値の差分値に基づいて算出される。そして、水平方向の距離と、垂直方向の距離と、に基づいて、三平方の定理によって、距離Dが算出される。
In S40, the
S45では、CPU410は、各プリンタ200について、プリンタ200と携帯端末400との距離Dと、プリンタ200と携帯端末400との無線通信の電波強度の検出値WIと、の間に、特定の相関関係があるか否かを解析する。
In S <b> 45, for each printer 200, the
図4は、特定の相関関係の有無の解析について説明する図である。図4(A)には、相関関係の判定テーブルCTの一例が示されている。判定テーブルCTは、特定の相関関係の有無の解析のために、CPU410によってバッファ領域231に生成されるテーブルである。判定テーブルCTには、各プリンタ200について、S40で算出された距離Dと、S30で取得された電波強度の検出値WIが示されている。
FIG. 4 is a diagram for explaining the analysis of the presence or absence of a specific correlation. FIG. 4A shows an example of the correlation determination table CT. The determination table CT is a table generated in the
図4(B)には、相関関係の式が示されている。図4(B)の式(1)によって、距離Dに基づいて、電波強度を(mW)を単位として表した計算値Wcを算出することができる。式(1)から解るように、電波強度は、距離Dの2乗に反比例する。また、式(2)によって、常用対数を用いて、電波強度を(dBm)を単位として表した計算値WIcを算出することができる。したがって、式(1)と式(2)とは、電波強度の単位が異なるだけであり、実質的に等価な式であり、両方とも、電波強度が距離Dの2乗に反比例することを示す式である。 FIG. 4B shows a correlation formula. Based on the distance D, a calculated value Wc expressing the radio wave intensity in units of (mW) can be calculated by the equation (1) in FIG. As understood from the equation (1), the radio wave intensity is inversely proportional to the square of the distance D. Further, according to the equation (2), it is possible to calculate the calculated value WIc in which the radio wave intensity is expressed in (dBm) using the common logarithm. Therefore, the formula (1) and the formula (2) differ only in the unit of the radio wave intensity and are substantially equivalent, and both indicate that the radio wave intensity is inversely proportional to the square of the distance D. It is a formula.
これらの式(1)、(2)において、πは円周率、Fは電波の周波数(単位はHz)、Cは光速(単位はm/s)である。電波の周波数は、WFD通信に用いられる電波の周波数であり、例えば、2.4GHzである。 In these formulas (1) and (2), π is the circular ratio, F is the frequency of radio waves (unit: Hz), and C is the speed of light (unit: m / s). The frequency of the radio wave is the frequency of the radio wave used for WFD communication, and is 2.4 GHz, for example.
本実施例では、S30で取得される電波強度の検出値WIが、(dBm)を単位として表されているので、式(2)を用いて、特定の相関関係の有無が判断される。具体的には、CPU410は、S40で算出された特定のプリンタとの距離Dを式(2)に代入して得られる電波強度の計算値WIcを算出する。判定テーブルCTには、各プリンタ200について、算出された電波強度の計算値WIcが示されている。
In the present embodiment, since the detection value WI of the radio wave intensity acquired in S30 is expressed in units of (dBm), the presence or absence of a specific correlation is determined using Equation (2). Specifically,
CPU410は、電波強度の計算値WIcを含む特定範囲を決定する。例えば、計算値WIcを中心とした±5%の範囲{(WIc−0.05×|WIc|)≦WI≦(WIc+0.05×|WIc|)}が特定範囲として用いられる。CPU410は、S30で取得された特定のプリンタとの無線通信の電波強度の検出値WIが、この特定範囲内に含まれるか否かを判断する。特定のプリンタとの無線通信の電波強度の検出値WIが、この特定範囲内に含まれる場合には、CPU410は、特定のプリンタについて、距離Dと電波強度の検出値WIとが特定の相関関係を満たす(すなわち、相関関係「有」)と判断する。特定のプリンタとの無線通信の電波強度の検出値WIが、この特定範囲外である場合には、CPU410は、特定のプリンタについて、距離Dと電波強度の検出値WIとが特定の相関関係を満たさない(すなわち、相関関係「無」)と判断する。
The
図4(B)の式(1)、(2)は、壁などの障害物が存在しない場合の電波強度(いわゆる自由空間損失)を表す式である。このために、携帯端末400と特定のプリンタとが、同じフロアにある場合には、電波強度の検出値WIは、電波強度の計算値WIcに近似した値になる(WI≒WIc)。したがって、この場合には、携帯端末400と特定のプリンタとは、特定の相関関係が有ると判断される。一方、携帯端末400と特定のプリンタとが、異なるフロアにある場合には、床や壁などの障害物を通過する際の損失が発生するので、電波強度の検出値WIは、電波強度の計算値WIcより小さな値になる(WI≪WIc)。したがって、この場合には、携帯端末400と特定のプリンタとは、特定の相関関係が無いと判断される。図4(A)の判定テーブルCTには、各プリンタ200について、相関関係の判断結果が示されている。この例では、携帯端末400と同じフロアにある3個のプリンタ200A〜200C(図2)について、相関関係が有ると適切に判断され、携帯端末400とは異なるフロアにあるプリンタ200D(図2)について、相関関係が無いと適切に判断されている。
Expressions (1) and (2) in FIG. 4B are expressions representing radio wave intensity (so-called free space loss) when no obstacle such as a wall exists. For this reason, when the
S50では、CPU410は、使用プリンタの選択に関する設定が、自動選択に設定されているか、手動選択に設定されているかを判断する。この設定は、印刷処理に関する設定の一つとして、ユーザの指示に基づいて、プリンタドライバ300に予め設定されている。
In S50, the
使用プリンタの選択に関する設定が、自動選択に設定されている場合には(S50:YES)、S55にて、CPU410は、特定の相関関係があるプリンタ200の中から、最も携帯端末400との距離Dが短いプリンタを、使用プリンタとして決定する。例えば、図4(A)の例では、特定の相関関係があると判断される3個のプリンタ200A〜200Cのうち、携帯端末400に最も近いプリンタ200Aが使用プリンタとして決定される。
When the setting relating to the selection of the printer to be used is set to automatic selection (S50: YES), in S55, the
使用プリンタの選択に関する設定が、手動選択に設定されている場合には(S50:NO)、S60にて、CPU410は、特定の相関関係の有無に基づいて生成されるプリンタのリストを含むUI画面を、携帯端末400の表示部470に表示する。
When the setting relating to the selection of the printer to be used is set to manual selection (S50: NO), in S60, the
図5は、UI画面の一例を示す図である。例えば、S60では、図5(A)のUI画面SC1が、表示部470に表示される。このUI画面SC1は、使用プリンタの選択を促すメッセージMS1と、第1のリストLT1と、印刷の開始の指示を入力するための印刷開始ボタンBTと、を含んでいる。第1のリストLT1は、特定の相関関係があるプリンタ200A〜200Cを含み、特定の相関関係がないプリンタ200Dを含まない。ユーザは、カーソルCSを操作して、リストLT1に記載されたプリンタの中から使用プリンタを選択した状態で、印刷開始ボタンBTを押下する。これによって、UI画面SC1を介して、使用プリンタを指定する指示と、印刷開始指示と、が携帯端末400に入力される。
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a UI screen. For example, in S <b> 60, the UI screen SC <b> 1 in FIG. 5A is displayed on the
これに代えて、S60では、図5(B)のUI画面SC2が、表示部470に表示されても良い。このUI画面SC2は、使用プリンタの選択を促すメッセージMS2と、第2のリストLT2と、印刷の開始の指示を入力するための印刷開始ボタンBTと、を含んでいる。第2のリストLT2は、特定の相関関係があるプリンタ200A〜200Cと、特定の相関関係がないプリンタ200Dと、を含んでいる。第2のリストにおいて、特定の相関関係があるプリンタには、特定のマークMKが付加されており、特定の相関関係が無いプリンタには、特定のマークMKが付加されていない。ユーザは、カーソルCSを操作して、リストLT1に記載されたプリンタの中から使用プリンタを選択した状態で、印刷開始ボタンBTを押下する。これによって、UI画面SC2を介して、使用プリンタを指定する指示と、印刷開始指示と、が携帯端末400に入力される。
Instead, in S60, the UI screen SC2 of FIG. 5B may be displayed on the
このように、S60で表示されるUI画面では、第1のリストLT1や第2のリストLT2は、特定の相関関係があるプリンタ200が、特定の相関関係がないプリンタ200から区別して表示される。この結果、ユーザは、携帯端末400と同じフロアに存在するプリンタを、適切に選択することができる。
In this way, on the UI screen displayed in S60, the first list LT1 and the second list LT2 are displayed by distinguishing the printer 200 having a specific correlation from the printer 200 having no specific correlation. . As a result, the user can appropriately select a printer that exists on the same floor as the
S65では、CPU410は、ユーザの指示に基づいて、使用プリンタを決定する。具体的には、UI画面を介して入力された指示によって指定されたプリンタが、使用プリンタとして決定される。
In S65, the
S70では、CPU410は、S55またはS65にて決定された使用プリンタに、印刷指示としての印刷ジョブを送信する。具体的には、CPU410は、使用プリンタとの間で、WFD通信の接続を確立する。接続を確立する処理は、WFD通信の規格によって規定された公知の処理であるので説明は省略する。例えば、使用プリンタをグループオーナとし、携帯端末400をクライアントとして、WFD通信の接続を確立する。なお、接続を確立するための認証処理において要求されるパスワードは、システムの管理者から予めユーザに配布される。ユーザは、予め携帯端末400のプリンタドライバ300にパスワードを入力しておけば、CPU410は、当該パスワードを用いて接続を確立することができる。また、接続を確立するための認証処理において、パスワードを要求しないこととしても良い(いわゆるOPEN認証)。CPU410は、確立されたWFD通信の接続を用いて、印刷ジョブを使用プリンタに送信する。
In S70, the
S75では、CPU410は、使用プリンタへとユーザを誘導する処理を行う。具体的には、CPU410は、携帯端末400と使用プリンタとの距離Dと、携帯端末400から使用プリンタへと向かう方向と、を示すUI画面(図示省略)を表示部470に表示する。携帯端末400から使用プリンタへと向かう方向は、携帯端末400の現在位置情報と、使用プリンタの設置位置情報222と、に基づいて決定される。
In S75, the
S80では、使用プリンタは、印刷ジョブを受信する。S85では、使用プリンタのCPU210は、印刷ジョブに基づいて、使用プリンタの印刷実行部240を制御して、印刷実行部240に画像を印刷させる。
In S80, the printer in use receives a print job. In S85, the
以上説明した本実施例によれば、携帯端末400のCPU410は、複数個のプリンタ200A〜200Dのうち、携帯端末400との距離D(図4(A))と、携帯端末400との無線通信の電波強度の検出値WI(図4(A))とが、特定の相関関係を満たす1個以上のプリンタの中から、使用プリンタを決定する(図4のS55、図4のS60、65)。この結果、携帯端末400とプリンタとの距離Dと携帯端末400とプリンタとの間の無線通信の電波強度とを考慮して、無線で接続すべき使用プリンタを適切に決定することができる。
According to the present embodiment described above, the
より具体的に説明する。例えば、図2に示すように、プリンタ200Cは、携帯端末400と同じフロアにあり、プリンタ200Dは、携帯端末400と異なるフロアにある。しかしながら、図4(A)に示すように、携帯端末400とプリンタ200Cとの距離と、携帯端末400とプリンタ200Dとの距離とは、同じである場合がある。したがって、携帯端末400とプリンタとの距離のみに基づいて、使用プリンタを決定する場合には、例えば、携帯端末400と同じフロアに他のプリンタがあるにも拘わらず、携帯端末400と異なるフロアにあるプリンタが、使用プリンタとして決定され得る。また、GPS信号に基づく、位置情報は、高度の精度が十分ではない場合がある。このような場合には、携帯端末400と異なるフロアにあるプリンタが、使用プリンタとして決定されるリスクが、さらに、高まる。
This will be described more specifically. For example, as illustrated in FIG. 2, the printer 200 </ b> C is on the same floor as the
ここで、携帯端末400とプリンタ200とが異なるフロアにある場合には、携帯端末400とプリンタ200との間に障害物(床)が存在するので、携帯端末400とプリンタ200とが同じフロアにある場合と比較して、電波強度の検出値WIが小さくなる。このために、距離Dと、電波強度の検出値WIとが、特定の相関関係を満たさなくなる可能性が高くなる。本実施例によれば、距離Dと、電波強度の検出値WIとが、特定の相関関係を満たす1個以上のプリンタの中から、使用プリンタを決定することによって、上記の不都合を回避して、適切な使用プリンタを決定することができる。
Here, when the
なお、同じフロアであっても、携帯端末400とプリンタ200が壁を隔てた別の部屋にある場合であっても、同様に、距離Dと、電波強度の検出値WIとが、特定の相関関係を満たさなくなる可能性が高くなる。このために、本実施例によれば、携帯端末400と同じ部屋に他のプリンタがあるにも拘わらず、携帯端末400と異なる部屋にあるプリンタが、使用プリンタとして決定されるリスクを低減して、使用プリンタを適切に決定することができる。換言すれば、第1のフロアや第2のフロア、あるいは、第1の部屋と第2の部屋のように、障害物(壁や床)などを隔てて存在する第1のエリアと第2のエリアに使用プリンタの候補となるプリンタがそれぞれ設置されている場合に、特に本実施例は有効である。
Even if the
また、本実施例では、上述した特定の相関関係を満たす1個以上のプリンタを少なくとも含むプリンタのリストLT1またはLT2が表示部470に表示される(図3のS60、S65)。そして、これらのリストLT1またはLT2では、特定の相関関係を満たす1個以上のプリンタ200と、特定の相関関係を満たさないプリンタ200と、が区別されている(図5)。そして、リストに含まれるプリンタ200の中から、ユーザによって選択されたプリンタが、使用プリンタとして決定される(図3のS65)。この結果、接続すべき使用プリンタの適切な候補を表示部470に表示することができる。したがって、ユーザの選択に基づいて、無線で接続すべき使用プリンタを適切に決定することができる。
In this embodiment, a list LT1 or LT2 of printers including at least one printer that satisfies the specific correlation described above is displayed on the display unit 470 (S60 and S65 in FIG. 3). In the list LT1 or LT2, one or more printers 200 that satisfy a specific correlation and a printer 200 that does not satisfy the specific correlation are distinguished (FIG. 5). Then, the printer selected by the user from the printers 200 included in the list is determined as the printer to be used (S65 in FIG. 3). As a result, an appropriate candidate for the printer to be connected can be displayed on the
また、本実施例では、特定の相関関係を満たす1個以上のプリンタ200の中から、携帯端末400との距離Dが最も短いプリンタ200が、使用プリンタとして決定される(図3のS55)。この結果、無線で接続すべき使用プリンタを自動的に適切に決定することができる。
In the present embodiment, the printer 200 having the shortest distance D from the
さらに、本実施例では、決定された使用プリンタに、携帯端末400から無線通信を用いて印刷指示としての印刷ジョブが送信される(図3のS70)。この結果、携帯端末400は、適切なプリンタに印刷指示を送信することができる。印刷は、セキュリティの観点から、例えば、第三者による印刷物の視認や持ち去りを抑制する観点から、ユーザが存在するフロアや部屋で行われることが好ましい。本実施例では、ユーザが存在するフロアや部屋で適切に印刷が行われる可能性を高めることができる。
Furthermore, in the present embodiment, a print job as a print instruction is transmitted from the
さらに、本実施例では、CPU410は、携帯端末400とプリンタ200との距離Dに基づいて決定される特定範囲内に、携帯端末400とプリンタ200との無線通信の電波強度の検出値WIがある場合に、特定の相関関係を満たすと判断される(図3のS45)。この結果、特定の相関関係を満たすか否かを容易に判断することができる。
Furthermore, in the present embodiment, the
より具体的には、特定の範囲は、電波強度の検出値WIと距離Dの2乗とが反比例することを示す所定の関係式(図4(B))を用いて決定される。この結果、携帯端末400とプリンタ200との間にある障害物による電波強度の低下が発生しているか否かを精度良く判断することができる。
More specifically, the specific range is determined using a predetermined relational expression (FIG. 4B) indicating that the detected value WI of the radio wave intensity and the square of the distance D are inversely proportional. As a result, it is possible to accurately determine whether or not a decrease in radio wave intensity due to an obstacle between the
なお、上記実施例に代えて、携帯端末400とプリンタ200との無線通信の電波強度の検出値WIに基づいて決定される特定範囲内に、携帯端末400とプリンタ200との距離Dがある場合に、特定の相関関係を満たすと判断されても良い。例えば、CPU410は、図4(B)の式(2)で表される関数の逆関数を用いて、当該逆関数に、携帯端末400とプリンタ200との無線通信の電波強度の検出値WIを代入することによって、距離Dの電波強度の検出値WIに基づく値Dcを算出しても良い。そして、当該値Dcを中心とする特定範囲内に、S40にて算出された距離Dがある場合に、特定の相関関係を満たすと判断されても良い。
In addition, instead of the above embodiment, when the distance D between the
B.第2実施例:
第2実施例では、フロア情報を利用して、さらに、効率的に、使用プリンタを決定することができる。第2実施例のシステムの構成は、第1実施例の構成と同じである。
B. Second embodiment:
In the second embodiment, the printer to be used can be determined more efficiently using the floor information. The system configuration of the second embodiment is the same as that of the first embodiment.
図6は、第2実施例の印刷処理のフローチャートである。S100では、CPU410は、ユーザの入力に基づき、携帯端末400が現在位置しているフロア、すなわち、ユーザが現在位置しているフロア(以下、現在のフロアとも呼ぶ)を特定する。例えば、CPU410は、ユーザから印刷要求を受け付ける際に、ユーザから印刷要求を受け付けるためのUI画面を介して、ユーザに現在のフロアを示す情報(例えば、「1階」「2階」などの情報)を入力させる。本実施例では、当該情報に基づいて、現在のフロアが、第1のフロアF1および第2のフロアF2のいずれかに特定される。
FIG. 6 is a flowchart of the printing process of the second embodiment. In S <b> 100, based on the user input, the
図6のS110〜S130の処理は、図3のS10〜S30の処理と同じである。ただし、図6のS125では、各プリンタ200のCPU210は、プリンタ200が設置されているフロアを示すフロア情報(後述)が登録されている場合には、送信すべきプローブレスポンスに、当該フロア情報を含める。ただし、初回の印刷処理では、各プリンタ200にフロア情報は、登録されていないので、S120で送信されるプローブレスポンスには、フロア情報は含まれない。
The processes in S110 to S130 in FIG. 6 are the same as the processes in S10 to S30 in FIG. However, in S125 of FIG. 6, when floor information (described later) indicating the floor on which the printer 200 is installed is registered, the
S140では、携帯端末400のCPU210は、プローブレスポンスを受信することによって探索されたプリンタ200のうち、少なくとも1個のプリンタから、フロア情報を受信したか否かを判断する。初回の印刷処理では、携帯端末400は、フロア情報を受信することはない。2回目以降の印刷処理では、携帯端末400は、フロア情報を受信し得る。ここでは、初回の印刷処理を想定して、携帯端末400が、フロア情報を受信していない場合を、先に説明する。
In S140, the
携帯端末400が、フロア情報を受信していない場合には(S140:NO)、S150にて、CPU410は、図3のS35〜S65の処理を実行する。この結果、システム内に含まれる複数個のプリンタ200のうち、現在のフロアに存在するプリンタ200、すなわち、上述した特定の相関関係を満たすプリンタ200が特定される。また、特定の相関関係を満たすプリンタ200の中から、1個の使用プリンタが決定される。
When the
S160では、CPU410は、現在のフロアを示すフロア情報を、現在のフロアに存在するプリンタ200、すなわち、特定の相関関係を満たすプリンタ200に送信する。S170では、特定の相関関係を満たすプリンタ200は、フロア情報を受信する。S175では、特定の相関関係を満たすプリンタ200のCPU210は、受信したフロア情報を不揮発性記憶装置220に記憶する。この結果、特定の相関関係を満たすプリンタ200に、該プリンタが設置されているフロアを示すフロア情報が登録される。
In S160, the
S160の後に、携帯端末400のCPU410は、図3のS70、S75の処理を実行する。この結果、印刷ジョブが使用プリンタに送信される。そして、使用プリンタは、印刷ジョブを受信し(図3のS80)、該印刷ジョブに基づいて印刷を実行する(図3のS85)。
After S160, the
以上の説明から解るように、S175で、システム内の1個以上のプリンタ200にフロア情報が登録されるので、次回以降の印刷処理のS125で、プリンタ200から携帯端末400に送信されるプローブレスポンスには、フロア情報が含まれ得る。したがって、S140では、携帯端末400が、フロア情報を受信したと判断され得る。
As can be understood from the above description, since floor information is registered in one or more printers 200 in the system in S175, the probe response transmitted from the printer 200 to the
S140にて、携帯端末400が、フロア情報を受信したと判断された場合には(S140:YES)、S145にて、CPU410は、プリンタ200から受信した1個以上のフロア情報の中に、現在のフロアを示すフロア情報があるか否かを判断する。すなわち、CPU410は、フロア情報が登録済みである1個以上のプリンタ200の中に、現在のフロアに設置されたプリンタ200があるか否かを、フロア情報に基づいて判断する。
If it is determined in S140 that
プリンタ200から受信した1個以上のフロア情報の中に、現在のフロアを示すフロア情報がない場合には(S145:NO)、CPU410は、上述したS150に処理を進める。プリンタ200から受信した1個以上のフロア情報の中に、現在のフロアを示すフロア情報がある場合には(S145:YES)、S165にて、CPU410は、現在のフロアを示すフロア情報の送信元の1個以上のプリンタ200の中から、使用プリンタを決定する。例えば、フロア情報の送信元の1個以上のプリンタ200のうち、最も携帯端末400との距離が近いプリンタが使用プリンタに決定される。
If there is no floor information indicating the current floor in the one or more floor information received from the printer 200 (S145: NO), the
S165の後に、携帯端末400のCPU410は、図3のS70、S75の処理を実行する。この結果、印刷ジョブが使用プリンタに送信される。そして、使用プリンタは、印刷ジョブを受信し(図3のS80)、該印刷ジョブに基づいて印刷を実行する(図3のS85)。
After S165, the
以上説明した第2実施例によれば、携帯端末400のCPU410は、建物内の1個以上のフロアから、携帯端末400が存在するフロア(上述した現在のフロア)を特定する(図6のS100)。そして、特定の相関関係を満たす1個以上のプリンタに、携帯端末400が存在するフロアを示すフロア情報を送信する(図6のS160)。特定の相関関係を満たすかプリンタは、携帯端末400が存在するフロアに存在すると考えられるので、システム内のプリンタ200に、適切なフロア情報を登録することができる。
According to the second embodiment described above, the
さらに、携帯端末400は、システム内の複数個のプリンタ200のうちの1個以上のプリンタ200から、フロア情報を受信する(図6のS130)。そして、CPU410は、システム内の複数個のプリンタ200のうち、携帯端末400が存在するフロアを示すフロア情報の送信元であるプリンタを、使用プリンタとして決定する(図6のS165)。この結果、フロア情報に基づいて、適切に使用プリンタを決定することができる。また、図3のS35〜S65の処理を、毎回行う必要がないので、印刷処理の処理負荷や処理時間を低減することができる。
Furthermore, the
C.第3実施例:
図7は、第3実施例のシステムの構成を示すブロック図である。第3実施例では、システム内に、有線のローカルエリアネットワーク(LAN)80が構築されている。LAN80は、例えば、IEEE802.3に準拠して構築されたネットワークである。LAN80には、アクセスポイント50が接続されている。無線機器は、アクセスポイント50を介して実行される通常のWi-Fi通信(通常WF通信とも呼ぶ)を用いて、LAN80に接続できる。システム内のプリンタ200A〜200Dのうち、2個のプリンタ200A、200Bは、有線通信によって、LAN80に接続されている。また、残りの2個のプリンタ200C、200Dは、通常WF通信によって、アクセスポイント50を介して、LAN80に接続されている。なお、システム内のプリンタ200A〜200Dは、有線通信や通常WF通信を用いて、LAN80と接続されているが、WFD通信を行う機能を備えている。
C. Third embodiment:
FIG. 7 is a block diagram showing the configuration of the system of the third embodiment. In the third embodiment, a wired local area network (LAN) 80 is constructed in the system. The
有線通信や通常WF通信では、携帯端末400と各プリンタ200とは、直接に無線信号を遣り取りしない。このために、第3実施例では、携帯端末400と各プリンタ200との間の無線通信の電波強度の検出値WIを、携帯端末400が取得するために、一時的にWFD通信を行う。以下に詳細を説明する。
In wired communication or normal WF communication, the
図8は、第3実施例の印刷処理のフローチャートである。S210では、携帯端末400のCPU410は、LAN80に接続されたプリンタを探索するための探索パケットを送信する。具体的には、CPU410は、公知の接続処理を行って、通常WF通信によってLAN80に接続し、LAN80上に探索パケットをブロードキャストする。この結果、探索パケットは、LAN80に接続されたシステム内の全てのプリンタ200A〜200Dに送信される。
FIG. 8 is a flowchart of the printing process of the third embodiment. In S <b> 210, the
S215では、各プリンタ200は、探索パケットを受信する。S220では、CPU210は、探索パケットに対する応答として、応答パケットを送信する。応答パケットには、プリンタ200の識別情報(例えば、マックアドレスなどのID)とともに、設置位置情報222が含められる。
In S215, each printer 200 receives a search packet. In S220,
S230では、携帯端末400は、各プリンタ200から応答パケットを受信する。これによって、CPU410は、これらのプリンタ200を、使用プリンタの候補として認識することができ、これらのプリンタ200に関する情報(プリンタのID、設置位置情報222)を取得することができる。
In S230, the
S235では、CPU410は、GPS部480を用いて、携帯端末400の現在位置を示す現在位置情報を取得する。S245では、CPU410は、S235で取得された現在位置情報と、S230で取得された複数個のプリンタ200のそれぞれの設置位置情報222と、を用いて、携帯端末400と、複数個のプリンタ200と、の間のそれぞれの距離Dを算出する。
In S <b> 235, the
S245では、CPU410は、通常WF通信を用いて、WFD通信の開始要求を、探索された各プリンタ200に送信する。S250では、各プリンタ200は、WFD通信の開始要求を受信する。S255では、各プリンタ200のCPU210は、WFD通信を開始する。すなわち、各プリンタ200のCPU210は、WFD通信のプローブリクエストを受信できる状態に移行する。プリンタ200が、有線通信や通常WF通信と、WFD通信と、を同時に行うことができない仕様である場合には、CPU210は、有線通信や通常WF通信を一度中断して、WFD通信のプローブリクエストを受信できる状態に移行する。プリンタ200が、有線通信や通常WF通信と、WFD通信と、を同時に行うことができる仕様である場合には、CPU210は、有線通信や通常WF通信を中断する必要はない。
In S245, the
S260では、CPU410は、WFD通信のプローブリクエストを送信する。このプローブリクエストは、電波強度情報を取得するために送信される電波強度情報の要求である。S265では、各プリンタ200は、プローブリクエストを受信する。S270では、各プリンタ200のCPU210は、プリンタ200の無線IF部280が当該プローブリクエストを受信した際の無線通信の電波強度の検出値WIを示す電波強度情報を電波強度検出部285から取得する。
In S260,
S275では、CPU210は、受信したプローブリクエストに対する応答として、プローブレスポンスを携帯端末400に送信する。CPU210は、プローブレスポンスに、電波強度情報を含める。S280では、携帯端末400は、プローブレスポンスを受信する。これによって、CPU410は、使用プリンタの候補となる各プリンタ200から、電波強度情報を取得することができる。
In S275, the
S290では、CPU410は、WFD通信から、LAN通信への切り替えを行う。すなわち、CPU410は、WF通信を用いて、アクセスポイント50を介してLAN80に接続する。S280では、各プリンタのCPU210は、WFD通信から、LAN通信への切り替えを行う。すなわち、各プリンタは、有線通信または通常WF通信によって、LAN80に接続された機器と通信可能な状態に移行する。
In S290, the
S290の後には、CPU410は、図3のS45〜S75の処理を実行する。S280の後には、CPU210は、図3のS80、S85の処理を実行する。ただし、図3のS45〜S85の処理において実行される携帯端末400とプリンタ200との間の通信は、WFD通信ではなく、通常のLAN通信(有線または通常WF通信)を用いて実行される。
After S290, the
以上説明した第3実施例によれば、プリンタ200A〜200Bが、LAN80を介して接続されている場合であっても、第1実施例と同様に、携帯端末400とプリンタとの距離Dと携帯端末400とプリンタとの間の無線通信の電波強度とを考慮して、無線で接続すべき使用プリンタを適切に決定することができる。
According to the third embodiment described above, even when the
D.変形例
(1)上記第1実施例では、特定の相関関係を満たす1個以上のプリンタ200の中から、携帯端末400との距離が最も短いプリンタ200が、使用プリンタとして決定される(図3のS55)。これに代えて、距離D以外の要素が考慮されても良い。たとえば、CPU410は、特定の相関関係を満たす1個以上のプリンタ200のそれぞれと、接続を確立して、1個以上のプリンタ200のそれぞれから、印刷ジョブの処理状態を示す情報を取得しても良い。そして、CPU410は、特定の相関関係を満たす1個以上のプリンタ200のうち、送信予定の印刷ジョブを最も早く処理できるプリンタ、例えば、未処理、かつ、受信済の印刷ジョブの個数が、最も少ないプリンタを、使用プリンタとして決定しても良い。
D. Modification (1) In the first embodiment, the printer 200 having the shortest distance from the
(2)上記各実施例では、システムは、複数個のプリンタ200A〜200Dを含み、携帯端末400は、これらのプリンタ200A〜200Dの中から、印刷ジョブを送信すべき使用プリンタを決定している。これに代えて、システムは、複数個の他の種類の通信装置、例えば、複数個のアクセスポイントを含み、携帯端末400は、上記実施例の処理(図3、図6、図8)と同様の処理によって、これらのアクセスポイントの中から、接続すべきアクセスポイントを決定しても良い。
(2) In each of the above embodiments, the system includes a plurality of
(3)上記第2実施例では、携帯端末400のCPU410は、ユーザの入力に基づいて、携帯端末400が存在する現在のフロアを特定している(図6のS100)。これに代えて、他の手法を用いて、CPU410は、携帯端末400が存在する現在のフロアを特定してもよい。例えば、建物のセキュリティシステムから、現在のフロアを示す情報を取得することによって、現在のフロアを特定してもよい。例えば、第1のフロアF1や第2のフロアF2に入る際に、携帯端末400のNFC(Near Field Communication)通信機能を用いて認証情報をセキュリティシステムに送信することによって、セキュリティシステムから認証を受ける必要がある場合、該認証時に、NFC通信によって、セキュリティシステムから、現在のフロアを示す情報を取得しても良い。
(3) In the second embodiment, the
(4)上記第2実施例では、CPU410は、携帯端末400が存在する現在のフロアを特定し(図6のS100)、現在のフロアを示すフロア情報を、プリンタ200に送信している(図6のS160)。これに代えて、CPU410は、携帯端末400が存在する現在の部屋を特定し、現在の部屋を示す部屋情報を、プリンタ200に送信してもよい。一般的には、フロアや部屋などの障害物で隔てられた建物内のエリアを示すエリア情報が用いられることが好ましい。
(4) In the second embodiment, the
(5)上記各実施例では、携帯端末400と各プリンタ200との間の無線通信の電波強度の検出値WIには、携帯端末400からプリンタ200へ送信された電波の強度を、プリンタ200の電波強度検出部285が検出した値が用いられている。これに代えて、無線通信の電波強度の検出値WIには、各プリンタから携帯端末400へ送信された電波(例えば、S30で携帯端末400が受信するプローブレスポンスの電波)を、携帯端末400の検出部が検出した値が用いられても良い。
(5) In each of the above embodiments, the radio wave intensity detected value WI of the wireless communication between the
(6)上記各実施例における特定の相関関係を満たすか否かを判断するアルゴリズムは、一例である。例えば、CPU410は、探索された複数個のプリンタ200を、携帯端末400との間の距離Dが短い順に並べた順序と、複数個のプリンタ200を、携帯端末400との間の無線通信の電波強度の検出値WIが大きい順に並べて順序と、が一致する場合に、特定の相関関係を満たすと判断しても良い。そして、CPU410は、特定の相関関係が満たされる場合には、探索された全てのプリンタ200は、携帯端末400が存在するフロアにあると判断する。この場合には、例えば、CPU410は、探索された全てのプリンタ200のうち、距離Dが最も短いプリンタ200を自動的に使用プリンタとして決定しても良い。そして、CPU410は、特定の相関関係が満たされない場合には、探索された複数個のプリンタ200のうち、少なくとも1個のプリンタ200は、携帯端末400が存在するフロアとは異なるフロアにあると判断する。この場合には、例えば、CPU410は、複数個のプリンタ200のリストを表示して、ユーザの選択に基づいて使用プリンタを決定しても良い。
(6) The algorithm for determining whether or not the specific correlation in each of the above embodiments is satisfied is an example. For example, the
(7)上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。 (7) In the above embodiment, a part of the configuration realized by hardware may be replaced with software, and conversely, a part of the configuration realized by software may be replaced with hardware. Also good.
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。 As mentioned above, although this invention was demonstrated based on the Example and the modification, Embodiment mentioned above is for making an understanding of this invention easy, and does not limit this invention. The present invention can be changed and improved without departing from the spirit and scope of the claims, and equivalents thereof are included in the present invention.
20...メイン制御部、30...印刷制御部、50...アクセスポイント、80...LAN、100...通信制御部、200A〜200D...プリンタ、210...CPU、220...不揮発性記憶装置、221...コンピュータプログラム、222...設置位置情報、230...揮発性記憶装置、231...バッファ領域、240...印刷実行部、260...操作部、270...表示部、280...無線IF部、285...電波強度検出部、300...プリンタドライバ、400...携帯端末、410...CPU、420...不揮発性記憶装置、430...揮発性記憶装置、431...バッファ領域、440...無線IF部、460...操作部、470...表示部、480...GPS部、PG1...制御プログラム、PG2...プリンタドライバプログラム
20 ... main control unit, 30 ... print control unit, 50 ... access point, 80 ... LAN, 100 ... communication control unit, 200A-200D ... printer, 210 ...
Claims (9)
前記端末装置の位置を表す第1の位置情報を取得する第1の位置取得部と、
複数個の通信装置のそれぞれから、前記複数個の通信装置のそれぞれの位置を表す複数個の第2の位置情報を取得する第2の位置取得部と、
前記複数個の通信装置のそれぞれとの前記無線通信の電波強度を示す複数個の強度情報を取得する強度取得部と、
前記第1の位置情報と、前記複数個の第2の位置情報とを用いて、前記端末装置と複数個の通信装置のそれぞれとの間の複数個の距離を算出する距離算出部と、
前記距離算出部によって算出された複数個の距離と、複数個の強度情報と、を用いて、前記複数個の通信装置の中から、接続すべき特定の通信装置を決定する装置決定部と、
前記端末装置と、前記特定の通信装置とを、無線通信を用いて接続する接続部と、
を備え、
前記装置決定部は、前記複数個の通信装置のうち、前記端末装置との距離と前記無線通信の電波強度とが特定の関係を満たす1個以上の通信装置の中から、前記特定の通信装置を決定する、端末装置。 A terminal device capable of communicating with a communication device using wireless communication,
A first position acquisition unit that acquires first position information representing the position of the terminal device;
A second position acquisition unit that acquires a plurality of second position information representing the respective positions of the plurality of communication devices from each of the plurality of communication devices;
An intensity acquisition unit for acquiring a plurality of intensity information indicating radio field intensity of the wireless communication with each of the plurality of communication devices;
A distance calculation unit that calculates a plurality of distances between the terminal device and each of the plurality of communication devices using the first position information and the plurality of second position information;
A device determination unit for determining a specific communication device to be connected from the plurality of communication devices using a plurality of distances calculated by the distance calculation unit and a plurality of intensity information;
A connection unit that connects the terminal device and the specific communication device using wireless communication;
With
The device determination unit is configured to select the specific communication device from one or more communication devices satisfying a specific relationship between a distance from the terminal device and a radio wave intensity of the wireless communication among the plurality of communication devices. Determine the terminal device.
前記特定の関係を満たす前記1個以上の通信装置を少なくとも含む通信装置のリストであって、前記特定の関係を満たす前記1個以上の通信装置と、前記特定の関係を満たさない通信装置と、を区別した前記リストを表示部に表示する表示制御部を備え、
前記装置決定部は、前記リストに含まれる前記通信装置の中から、ユーザによって選択された通信装置を、前記特定の通信装置として決定する、端末装置。 The terminal device according to claim 1, further comprising:
A list of communication devices including at least the one or more communication devices satisfying the specific relationship, the one or more communication devices satisfying the specific relationship, and a communication device not satisfying the specific relationship; A display control unit for displaying the list in which the distinction is made on a display unit,
The device determination unit is a terminal device that determines a communication device selected by a user from the communication devices included in the list as the specific communication device.
前記装置決定部は、前記特定の関係を満たす1個以上の通信装置の中から、前記端末装置との距離が最も短い通信装置を、前記特定の通信装置として決定する、端末装置。 The terminal device according to claim 1,
The device determining unit determines a communication device having the shortest distance from the terminal device as the specific communication device from among one or more communication devices satisfying the specific relationship.
前記複数個の通信装置のそれぞれは、プリンタであり、
前記端末装置は、前記特定の通信装置としてのプリンタに、無線通信を用いて印刷指示を送信する、端末装置。 The terminal device according to any one of claims 1 to 3,
Each of the plurality of communication devices is a printer,
The terminal device transmits a print instruction using wireless communication to a printer as the specific communication device.
前記通信装置との距離と前記無線通信の電波強度とのうちの一方の値に基づいて決定される特定範囲内に、前記通信装置との距離と前記無線通信の電波強度とのうちの他方の値がある場合に、前記通信装置との距離と前記無線通信の電波強度とが特定の関係を満たすと判断される、端末装置。 The terminal device according to any one of claims 1 to 4,
Within a specific range determined based on one value of the distance to the communication device and the radio wave intensity of the wireless communication, the other of the distance to the communication device and the radio wave intensity of the wireless communication When there is a value, it is determined that the distance to the communication device and the radio wave intensity of the wireless communication satisfy a specific relationship.
前記特定の範囲は、前記無線通信の電波強度の値と前記通信装置との距離の2乗とが反比例することを示す所定の関係式を用いて決定される、端末装置。 The terminal device according to claim 5,
The specific range is determined using a predetermined relational expression indicating that the value of the radio field intensity of the wireless communication and the square of the distance to the communication device are inversely proportional.
建物内の1個以上のエリアから、前記端末装置が存在するエリアを特定するエリア特定部と、
前記特定の関係を満たす1個以上の通信装置に、前記端末装置が存在するエリアを示すエリア情報を送信する、エリア情報送信部と、
を備える、端末装置。 The terminal device according to claim 1, further comprising:
An area identifying unit that identifies an area where the terminal device exists from one or more areas in a building;
An area information transmission unit that transmits area information indicating an area where the terminal device exists to one or more communication devices that satisfy the specific relationship;
A terminal device.
前記複数個の通信装置のうちの1個以上の通信装置から、前記エリア情報を受信するエリア情報受信部を備え、
前記装置決定部は、前記複数個の通信装置のうち、前記端末装置が存在するエリアを示す前記エリア情報の送信元である通信装置を、前記特定の通信装置として決定する、端末装置。 The terminal device according to claim 7, further comprising:
An area information receiving unit that receives the area information from one or more communication devices of the plurality of communication devices;
The device determining unit determines a communication device that is a transmission source of the area information indicating an area where the terminal device is present among the plurality of communication devices as the specific communication device.
前記端末装置の位置を表す第1の位置情報を取得する第1の位置取得機能と、
複数個の通信装置のそれぞれから、前記複数個の通信装置のそれぞれの位置を表す複数個の第2の位置情報を取得する第2の位置取得機能と、
前記複数個の通信装置のそれぞれとの前記無線通信の電波強度を示す複数個の強度情報を取得する強度取得機能と、
前記第1の位置情報と、前記複数個の第2の位置情報とを用いて、前記端末装置と複数個の通信装置のそれぞれとの間の複数個の距離を算出する距離算出機能と、
前記距離算出部によって算出された複数個の距離と、複数個の強度情報と、を用いて、前記複数個の通信装置の中から、接続すべき特定の通信装置を決定する装置決定機能と、
前記端末装置と、前記特定の通信装置とを、無線通信を用いて接続する接続機能と、
を前記端末装置に搭載されたコンピュータに実現させ、
前記装置決定機能は、前記複数個の通信装置のうち、前記端末装置との距離と前記無線通信の電波強度とが特定の関係を満たす1個以上の通信装置の中から、前記特定の通信装置を決定する、コンピュータプログラム。 A computer program for a terminal device capable of communicating with a communication device using wireless communication,
A first position acquisition function for acquiring first position information representing the position of the terminal device;
A second position acquisition function for acquiring a plurality of second position information representing the respective positions of the plurality of communication devices from each of the plurality of communication devices;
An intensity acquisition function for acquiring a plurality of intensity information indicating radio field intensity of the wireless communication with each of the plurality of communication devices;
A distance calculating function for calculating a plurality of distances between the terminal device and each of the plurality of communication devices using the first position information and the plurality of second position information;
A device determination function for determining a specific communication device to be connected from among the plurality of communication devices using a plurality of distances calculated by the distance calculation unit and a plurality of intensity information;
A connection function for connecting the terminal device and the specific communication device using wireless communication;
Is realized in a computer mounted on the terminal device,
The device determination function is configured to select the specific communication device from one or more communication devices that satisfy a specific relationship between a distance from the terminal device and a radio wave intensity of the wireless communication among the plurality of communication devices. To determine the computer program.
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JP2016225711A (en) * | 2015-05-27 | 2016-12-28 | カシオ計算機株式会社 | Communication system, electronic apparatus, communication terminal, apparatus retrieval method and program |
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