JP2016103665A - 無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリ駆動の無線装置の消費電力を低減する技術を提供する。【解決手段】通信部110は、パケット信号を送信するとともに、他の無線装置によって送信されたパケット信号を受信する。判定部114は、センサからの測定結果を取得する。決定部116は、判定部114において取得した測定結果と、通信部110において受信したパケット信号との組合せをもとに、予め規定された複数の動作モードからいずれかを選択する。決定部116は、選択した動作モードにて通信部110を動作させる。【選択図】図5

Description

本発明は、通信技術に関し、特に所定の情報が含まれた信号を送信する携帯用端末装置に関する。
携帯電話機などの携帯情報端末装置において、着信時の状況を考慮して複数種類の待受けモードが用意されている。一般的には、待受けモードを選択して設定するために、ユーザによる操作が必要になる。これにより、ユーザにとっては操作が面倒になるとともに、切替を忘れることによる不都合が生じる。そのため、状況に応じて変化する複数種類の条件のいずれかを決定条件として、動作モードをいずれかに決定することがなされる。複数種類の条件のうち優先順位の高い条件から順に決定条件とし、優先順位の高い条件により動作モードを決定できない場合には、順次、優先順位の低い条件を決定条件として、動作モードがいずれかに決定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−57525号公報
ITS(Intelligent Transport Systems)では、車両に搭載された車載用端末装置間において車車間通信が実行されるとともに、交差点等に設置された基地局装置から車載用端末装置へ路車間通信も実行される。さらに、歩行者が携帯している携帯用端末装置と車両に搭載されている端末装置の間の歩車間通信も実行される場合がある。携帯用端末装置は、一般的にバッテリ駆動であるので、低消費電力化が求められる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、バッテリ駆動の無線装置の消費電力を低減する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の無線装置は、パケット信号を送信するとともに、他の無線装置によって送信されたパケット信号を受信する通信部と、センサからの測定結果を取得する取得部と、取得部において取得した測定結果と、通信部において受信したパケット信号との組合せをもとに、予め規定された複数の動作モードからいずれかを選択する制御部とを備える。制御部は、選択した動作モードにて通信部を動作させる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、バッテリ駆動の無線装置の消費電力を低減できる。
本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の基地局装置の構成を示す図である。 図3(a)−(d)は、図1の通信システムにおいて規定されるフレームのフォーマットを示す図である。 図1の車両に搭載された車載用端末装置の構成を示す図である。 図1の歩行者に携帯された携帯用端末装置の構成を示す図である。 図5の判定部において設定された条件を示す図である。 図7(a)−(b)は、図5の第1判定部における判定される状態を示す図である。 図8(a)−(b)は、図5の第2判定部における判定される状態を示す図である。 図9(a)−(c)は、図5の第3判定部における判定される状態を示す図である。 図5の第4判定部、第5判定部における判定される状態を示す図である。 図11(a)−(b)は、図5の第6判定部における判定される状態を示す図である。 図5の決定部に記憶されたテーブルのデータ構造を示す図である。 図5の決定部に記憶された別のテーブルのデータ構造を示す図である。 図5の判定部による歩行/走行・停止アルゴリズムの処理手順を示すフローチャートである。 図5の判定部による別の歩行/走行・停止アルゴリズムの処理手順を示すフローチャートである。 図5の判定部によるさらに別の歩行/走行・停止アルゴリズムの処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施例を具体的に説明する前に、基礎となった知見を説明する。ITSとも呼ばれる通信システムは、車車間通信、路車間通信、歩車間通信を含む。ITSは、例えば、700MHz帯高度道路交通システムの標準規格(一般社団法人電波産業会)に規定されている。通信システムは、IEEE802.11等の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)と同様に、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)と呼ばれるアクセス制御機能を使用する。そのため、複数の端末装置によって同一の無線チャネルが共有される。一方、ITSでは、不特定多数の端末装置へ情報を送信する必要がある。そのような送信を効率的に実行するために、本通信システムは、パケット信号をブロードキャスト送信する。
つまり、車車間通信として、車載用端末装置は、車両の速度あるいは位置等の情報を格納したパケット信号をブロードキャスト送信する。また、他の車載用端末装置は、パケット信号を受信するとともに、前述の情報をもとに車両の接近等を認識する。歩車間通信として、携帯用端末装置は、歩行者の速度や位置等の情報を格納したパケット信号をブロードキャスト送信する。車載用端末装置は、携帯用端末装置から送信されたパケットを受信するとともに、前述の情報をもとに歩行者の接近等を認識する。ここで、路車間通信と車車間・歩車間通信との干渉を低減するために、基地局装置は、複数のサブフレームが含まれたフレームを繰り返し規定する。基地局装置は、路車間通信のために、複数のサブフレームのいずれかを選択し、選択したサブフレームの先頭部分の期間において、制御情報等が格納されたパケット信号をブロードキャスト送信する。
制御情報には、当該基地局装置がパケット信号をブロードキャスト送信するための期間(以下、「路車送信期間」という)に関する情報が含まれている。車載用端末装置や携帯用端末装置は、制御情報をもとに路車送信期間を特定し、路車送信期間以外の期間(以下、「車車送信期間」という)においてCSMA方式にてパケット信号をブロードキャスト送信する。その結果、路車間通信と車車間・歩車間通信とが時間分割多重される。なお、基地局装置からの制御情報を受信できない車載用端末装置や携帯用端末装置、つまり基地局装置によって形成されたエリアの外に存在する車載用端末装置や携帯用端末装置は、フレームの構成に関係なくCSMA方式にてパケット信号を送信する。
次に、本実施例の概略を説明する。以下では、車載用端末装置と携帯用端末装置とを区別せずに「端末装置」ということもあり、車載用端末装置と携帯用端末装置とを総称して「端末装置」ということもある。例えば、携帯用端末装置は、バッテリ駆動である。ここでは、携帯用端末装置の低消費電力化を目的として、車載用端末装置と比較して携帯用端末装置の処理の簡易化が求められる。例えば、車載用端末装置は、制御情報を転送するが、携帯用端末装置は、制御情報を転送しない。また、携帯用端末装置は、複数の動作モードを予め規定し、状況に応じて動作モードを切りかえる。動作モードを選択するために、通信システムにおいて受信したパケット信号と、センサでの測定結果との組合せを使用する。以下では、携帯用端末装置を使用する場合であっても、車車間通信、路車間通信ということもあり、ブロードキャスト送信あるいは報知を送信ということもある。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。これは、ひとつの交差点を上方から見た場合に相当する。通信システム100は、基地局装置10、車両12と総称される第1車両12a、第2車両12b、第3車両12c、第4車両12d、第5車両12e、第6車両12f、第7車両12g、第8車両12h、第9車両12i、第10車両12j、ネットワーク202を含む。ここでは、第1車両12aのみに示しているが、各車両12には、車載用端末装置14が搭載されている。また、歩行者16は、携帯用端末装置18を持つ。また、エリア212が、基地局装置10の周囲に形成され、エリア外214が、エリア212の外側に形成されている。
図示のごとく、図面の水平方向、つまり左右の方向に向かう道路と、図面の垂直方向、つまり上下の方向に向かう道路とが中心部分で交差している。ここで、図面の上側が方角の「北」に相当し、左側が方角の「西」に相当し、下側が方角の「南」に相当し、右側が方角の「東」に相当する。また、ふたつの道路の交差部分が「交差点」である。第1車両12a、第2車両12bが、左から右へ向かって進んでおり、第3車両12c、第4車両12d、第9車両12i、第10車両12jが、右から左へ向かって進んでいる。また、第5車両12e、第6車両12fが、上から下へ向かって進んでおり、第7車両12g、第8車両12hが、下から上へ向かって進んでいる。第9車両12iと第10車両12jのみエリア外214に存在し、それ以外の車両はエリア212内に存在する。
通信システム100において、基地局装置10は、交差点に固定して設置される。基地局装置10は、端末装置間の通信を制御する。基地局装置10は、図示しないGPS(Global Positioning System)衛星から受信した信号、あるいは図示しない他の基地局装置10にて形成されたフレームをもとに、複数のサブフレームが含まれたフレームを繰り返し生成する。ここで、各サブフレームの先頭部分に路車送信期間が設定可能であるような規定がなされている。
基地局装置10は、フレーム中の複数のサブフレームのうち、他の基地局装置10によって路車送信期間が設定されていないサブフレームを選択する。基地局装置10は、選択したサブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。基地局装置10は、設定した路車送信期間においてパケット信号を報知する。路車送信期間において、複数のパケット信号が報知されることもある。また、パケット信号には、例えば、事故情報、渋滞情報、信号情報等が含まれる。なお、パケット信号には、路車送信期間が設定されたタイミングに関する情報およびフレームに関する制御情報も含まれる。
車載用端末装置14は、前述のごとく、車両12に搭載され移動可能である。また、携帯用端末装置18も、歩行者に携帯されて移動可能である。車載用端末装置14、携帯用端末装置18は、基地局装置10からのパケット信号を受信すると、エリア212に存在すると推定する。車載用端末装置14、携帯用端末装置18は、エリア212に存在する場合、パケット信号に含まれた制御情報、特に路車送信期間が設定されたタイミングに関する情報およびフレームに関する情報をもとに、フレームを生成する。その結果、複数の車載用端末装置14、携帯用端末装置18のそれぞれにおいて生成されるフレームは、基地局装置10において生成されるフレームに同期する。車載用端末装置14、携帯用端末装置18は、路車送信期間とは異なった期間である車車・歩車送信期間(以下、これも「車車送信期間」という)においてパケット信号を報知する。ここで、車車送信期間においてCSMA/CAが実行される。一方、車載用端末装置14、携帯用端末装置18は、エリア外214に存在していると推定した場合、フレームの構成に関係なく、CSMA/CAを実行することによって、パケット信号を報知する。
図2は、基地局装置10の構成を示す。基地局装置10は、アンテナ20、RF部22、変復調部24、処理部26、制御部30、ネットワーク通信部28を含む。また、処理部26は、フレーム規定部32、選択部34、生成部36を含む。
RF部22は、受信処理として、図示しない車載用端末装置14、携帯用端末装置18あるいは他の基地局装置10からのパケット信号をアンテナ20にて受信する。RF部22は、受信した無線周波数のパケット信号に対して周波数変換を実行し、ベースバンドのパケット信号を生成する。さらに、RF部22は、ベースバンドのパケット信号を変復調部24に出力する。一般的に、ベースバンドのパケット信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線が示されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。RF部22には、LNA(Low Noise Amplifier)、ミキサ、AGC、A/D変換部も含まれる。
RF部22は、送信処理として、変復調部24から入力したベースバンドのパケット信号に対して周波数変換を実行し、無線周波数のパケット信号を生成する。さらに、RF部22は、路車送信期間において、無線周波数のパケット信号をアンテナ20から送信する。また、RF部22には、PA(Power Amplifier)、ミキサ、D/A変換部も含まれる。
変復調部24は、受信処理として、RF部22からのベースバンドのパケット信号に対して、復調を実行する。さらに、変復調部24は、復調した結果を処理部26に出力する。また、変復調部24は、送信処理として、処理部26からのデータに対して、変調を実行する。さらに、変復調部24は、変調した結果をベースバンドのパケット信号としてRF部22に出力する。ここで、通信システム100は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式に対応するので、変復調部24は、受信処理としてFFT(Fast Fourier Transform)も実行し、送信処理としてIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)も実行する。
フレーム規定部32は、図示しないGPS衛星からの信号を受信し、受信した信号をもとに時刻の情報を取得する。なお、時刻の情報の取得には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。フレーム規定部32は、時刻の情報をもとに、複数のフレームを生成する。例えば、フレーム規定部32は、時刻の情報にて示されたタイミングを基準にして、「1sec」の期間を10分割することによって、「100msec」のフレームを10個生成する。このような処理を繰り返すことによって、フレームが繰り返されるように規定される。なお、フレーム規定部32は、復調結果から制御情報を検出し、検出した制御情報をもとにフレームを生成してもよい。このような処理は、他の基地局装置10によって形成されたフレームのタイミングに同期したフレームを生成することに相当する。
図3(a)−(d)は、通信システム100において規定されるフレームのフォーマットを示す。図3(a)は、フレームの構成を示す。フレームは、第1サブフレームから第Nサブフレームと示されるN個のサブフレームによって形成されている。これは、車載用端末装置14が報知に使用可能なサブフレームを複数時間多重することによってフレームが形成されているといえる。例えば、フレームの長さが100msecであり、Nが16である場合、6.25msecの長さのサブフレームが規定される。Nは、16以外であってもよい。図3(b)−(d)の説明は、後述し、図2に戻る。
選択部34は、フレームに含まれた複数のサブフレームのうち、路車送信期間を設定すべきサブフレームを選択する。具体的に説明すると、選択部34は、フレーム規定部32にて規定されたフレームを受けつける。また、選択部34は、図示しないインターフェイスを介して、選択したサブフレームに関する指示を受けつける。選択部34は、指示に対応したサブフレームを選択する。これとは別に、選択部34は、自動的にサブフレームを選択してもよい。その際、選択部34は、RF部22、変復調部24を介して、図示しない他の基地局装置10あるいは車載用端末装置14からの復調結果を入力する。選択部34は、入力した復調結果のうち、他の基地局装置10からの復調結果を抽出する。選択部34は、復調結果を受けつけたサブフレームを特定することによって、復調結果を受けつけていないサブフレームを特定する。
これは、他の基地局装置10によって路車送信期間が設定されていないサブフレーム、つまり未使用のサブフレームを特定することに相当する。未使用のサブフレームが複数存在する場合、選択部34は、ランダムにひとつのサブフレームを選択する。未使用のサブフレームが存在しない場合、つまり複数のサブフレームのそれぞれが使用されている場合に、選択部34は、復調結果に対応した受信電力を取得し、受信電力の小さいサブフレームを優先的に選択する。
図3(b)は、第1基地局装置10aによって生成されるフレームの構成を示す。第1基地局装置10aは、第1サブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。また、第1基地局装置10aは、第1サブフレームにおいて路車送信期間に続いて車車送信期間を設定する。車車送信期間とは、車載用端末装置14、携帯用端末装置18がパケット信号を報知可能な期間である。つまり、第1基地局装置10aは、第1サブフレームの先頭期間である路車送信期間においてパケット信号を報知可能であり、かつフレームのうち、路車送信期間以外の車車送信期間において車載用端末装置14、携帯用端末装置18がパケット信号を報知可能であるような規定がなされる。さらに、第1基地局装置10aは、第2サブフレームから第Nサブフレームに車車送信期間のみを設定する。
図3(c)は、第2基地局装置10bによって生成されるフレームの構成を示す。第2基地局装置10bは、第2サブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。また、第2基地局装置10bは、第2サブフレームにおける路車送信期間の後段、第1サブフレーム、第3サブフレームから第Nサブフレームに車車送信期間を設定する。図3(d)は、第3基地局装置10cによって生成されるフレームの構成を示す。第3基地局装置10cは、第3サブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。また、第3基地局装置10cは、第3サブフレームにおける路車送信期間の後段、第1サブフレーム、第2サブフレーム、第4サブフレームから第Nサブフレームに車車送信期間を設定する。このように、複数の基地局装置10は、互いに異なったサブフレームを選択し、選択したサブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。図2に戻る。選択部34は、選択したサブフレームの番号を生成部36へ出力する。
生成部36は、選択部34から、サブフレームの番号を受けつける。生成部36は、受けつけたサブフレーム番号のサブフレームに路車送信期間を設定し、路車送信期間において報知すべきパケット信号を生成する。ひとつの路車送信期間において複数のパケット信号が送信される場合、生成部36は、それらを生成する。パケット信号は、制御情報、ペイロードによって構成されている。制御情報には、パケットの送信時刻、路車送信期間を設定したサブフレーム番号等が含まれる。また、ペイロードには、例えば、事故情報、渋滞情報、信号情報等が含まれる。これらのデータは、ネットワーク通信部28によって、図示しないネットワーク202から取得される。処理部26は、変復調部24、RF部22に対して、路車送信期間においてパケット信号をブロードキャスト送信させる。制御部30は、基地局装置10全体の処理を制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図4は、車両12に搭載された車載用端末装置14の構成を示す。車載用端末装置14は、アンテナ40、RF部42、変復調部44、処理部46、制御部48を含み、処理部46は、タイミング特定部50、転送決定部56、取得部58、通知部60、生成部62を含む。タイミング特定部50は、抽出部52、キャリアセンス部54を含む。アンテナ40、RF部42、変復調部44は、図2のアンテナ20、RF部22、変復調部24と同様の処理を実行する。そのため、ここでは差異を中心に説明する。
車載用端末装置14の変復調部44、処理部46は、図2で説明したITSの通信方式にしたがって、図示しない他の車載用端末装置14、携帯用端末装置18、基地局装置10からのパケット信号を受信する。なお、前述のごとく、変復調部44、処理部46は、路車送信期間において、基地局装置10からのパケット信号を受信する。また、変復調部44、処理部46は、車車送信期間において、他の車載用端末装置14および携帯用端末装置18からのパケット信号を受信する。
抽出部52は、変復調部44からの復調結果が、図示しない基地局装置10からのパケット信号である場合に、図1のエリア212内に存在すると推定するとともに、基地局装置10の時刻に車載用端末装置14の時刻を同期させる。さらに、路車送信期間が配置されたサブフレームのタイミングを特定する。抽出部52は、サブフレームのタイミングと、パケット信号のメッセージヘッダの内容、具体的には、路車送信期間長の内容をもとに、フレームを生成する。なお、フレームの生成は、前述のフレーム規定部32と同様になされればよいので、ここでは説明を省略する。その結果、抽出部52は、基地局装置10において形成されたフレームに同期したフレームを生成する。複数の基地局装置10からパケットを受信する場合には、各々のパケットの路車送信期間が配置されたサブフレームが合成されたフレームを生成することになる。抽出部52は、車車送信期間を選択する。抽出部52は、車車送信期間を選択した場合、フレームおよびサブフレームのタイミング、車車送信期間に関する情報をキャリアセンス部54へ出力する。
一方、抽出部52は、基地局のパケット信号を受信していない場合、図1のエリア外214に存在すると推定する。抽出部52は、エリア外214に存在していることを推定すると、フレームの構成と無関係のタイミングを選択する。抽出部52は、フレームの構成と無関係のタイミングを選択すると、キャリアセンスの実行をキャリアセンス部54に指示する。
キャリアセンス部54は、抽出部52から、フレームおよびサブフレームのタイミング、車車送信期間に関する情報を受けつける。キャリアセンス部54は、車車送信期間において、キャリアセンスを実行することによって、干渉電力を測定する。また、キャリアセンス部54は、干渉電力をもとに、車車送信期間における送信タイミングを決定する。具体的に説明すると、キャリアセンス部54は、所定のしきい値を予め記憶しており、干渉電力としきい値とを比較する。干渉電力がしきい値よりも小さければ、キャリアセンス部54は、送信タイミングを決定する。キャリアセンス部54は、抽出部52から、キャリアセンスの実行を指示された場合、フレームの構成を考慮せずに、CSMAを実行することによって、送信タイミングを決定する。キャリアセンス部54は、決定した送信タイミングを生成部62へ通知する。
取得部58は、図示しないGPS受信機、ジャイロセンサ、車速センサ等を含んでおり、それらから供給されるデータによって、車載用端末装置14の存在位置、進行方向、移動速度等(以下、「位置情報」と総称する)を取得する。なお、存在位置は、緯度・経度によって示される。これらの取得には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。取得部58は、位置情報を生成部62へ出力する。
転送決定部56は、メッセージヘッダの転送を制御する。メッセージヘッダには、例えば、路車送信期間に関する情報が含まれる。転送決定部56は、パケット信号からメッセージヘッダを抽出する。パケット信号が基地局装置10から直接送信されている場合には、例えば、「2回転送」などに設定されているが、パケット信号が他の車載用端末装置14へ送信されている場合には、転送回数を1回減らして「1回転送」の値に設定されている。転送決定部56は、抽出したメッセージヘッダから、転送すべきメッセージヘッダを選択する。ここでは、例えば、転送回数が最も多いメッセージヘッダが選択される。また、転送決定部56は、複数のメッセージヘッダに含まれた内容を合成することによって新たなメッセージヘッダを生成してもよい。転送決定部56は、選択対象のメッセージヘッダを生成部62へ出力する。その際、転送決定部56は、転送回数を1減少させる。
生成部62は、取得部58から位置情報を受けつけ、転送決定部56からメッセージヘッダを受けつける。生成部62は、位置情報およびメッセージヘッダが含まれたパケット信号を生成する。さらに、生成部62は、パケット信号に、パケット信号の送信元となる無線装置の種別を示すための情報(以下、「種別情報」という)を含める。ここでは、種別情報として、「車載用端末装置14」であることを示した情報が含まれる。処理部46は、キャリアセンス部54において決定した送信タイミングにて、変復調部44、RF部42、アンテナ40を介して、生成したパケット信号をブロードキャスト送信する。これは、車車・歩車通信に相当する。
通知部60は、抽出部52を介して、図示しない基地局装置10からのパケット信号を取得するとともに、図示しない他の車載用端末装置14、携帯用端末装置18からのパケット信号を取得する。通知部60は、取得したパケット信号に対する処理として、パケット信号に格納されたデータの内容に応じて、図示しない他の車両12や歩行者16の接近等を運転者へモニタやスピーカを介して通知する。さらに、通知部60は、障害物検知情報、渋滞情報、灯色情報等も運転者へモニタやスピーカを介して通知する。
図5は、歩行者16に携帯された携帯用端末装置18の構成を示す。携帯用端末装置18は、バッテリ駆動である。携帯用端末装置18は、通信部110、センサ112、制御部78を含む。通信部110は、アンテナ70、RF部72、変復調部74、処理部76を含み、処理部76は、生成部82、タイミング特定部84、通知部94を含み、タイミング特定部84は、抽出部86、キャリアセンス部90を含む。また、センサ112は、GPS120、加速度センサ122を含み、制御部78は、判定部114と総称される第1判定部114a、第2判定部114b、第3判定部114c、第4判定部114d、第5判定部114e、第6判定部114f、決定部116、クロック調節部118を含む。ここで、アンテナ70、RF部72、変復調部74、取得部80は、図4のアンテナ40、RF部42、変復調部44、取得部58と同様の処理を実行する。そのため、ここでは差異を中心に説明する。
RF部72、変復調部74は、路車送信期間と車車送信期間とが時分割多重されたフレームのうち、路車送信期間において、基地局装置10からのパケット信号を受信する。RF部72、変復調部74は、フレームのうちの車車送信期間において、車載用端末装置14からもパケット信号を受信する。前述のごとく、車載用端末装置14は、基地局装置10からのパケット信号に格納された路車送信期間長等を転送するための機能を有する。
タイミング特定部84、通知部94、生成部62は、図4のタイミング特定部50、通知部60、生成部62と同様である。前述のごとく、携帯用端末装置18は、メッセージヘッダを転送しないので、図4の転送決定部56を含まない。このように通信部110は、パケット信号を送信するとともに、基地局装置10、車載用端末装置14、他の携帯用端末装置18によって送信されたパケット信号を受信する。GPS120は、図示しないGPS衛星からの信号を受信して、携帯用端末装置18の存在位置を測位する。加速度センサ122は、加速度を測定する。GPS120と加速度センサ122には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。なお、センサ112は、図4の取得部58に相当する。
判定部114は、センサ112からの測定結果として、GPS120からの存在位置と、加速度センサ122からの加速度とを取得する。第1判定部114aから第6判定部114fには、互いに異なった条件が設定されており、各判定部114は、センサ112からの測定結果が条件を満たしているか否かを判定する。図6は、判定部114において設定された条件を示す。判定部欄300には、対象となる判定部114が示されており、条件欄302には、判定部114に対応した条件が示されている。例えば、第1判定部114aに対する条件は、「歩行者の周辺に車両が存在しない」ことである。第2判定部114bから第6判定部114fの条件も、図6に示すように設定されている。
図7(a)−(b)は、第1判定部114aにおける判定される状態を示す。第1判定部114aは、通信部110において受信したパケット信号に含まれた情報をもとに、「車両存在しない」あるいは「車両存在する」を判定する。ここでは、2種類の判定方法を説明する。図7(a)では、車載用端末装置14からのパケット信号を受信した場合に、第1判定部114aは、「車両存在する」と判定する。一方、T0秒間にわたって、車載用端末装置14からのパケット信号を受信しない場合に、第1判定部114aは、「車両存在しない」と判定する。なお、車載用端末装置14からのパケット信号であるか否かは、パケット信号に含まれた種別情報をもとに判定される。図7(b)では、車載用端末装置14からのパケット信号がXdBm以上の電力である場合に、第1判定部114aは、「車両存在する」と判定する。一方、T0秒間にわたって、車載用端末装置14からのパケット信号であって、かつXdBm以上の電力のパケット信号を検出しない場合、第1判定部114aは、「車両存在しない」と判定する。
図8(a)−(b)は、第2判定部114bにおける判定される状態を示す。第2判定部114bは、センサ112からの測定結果をもとに、「○秒以上停止している」あるいは「歩行/走行している」を判定する。ここでは、2種類の判定方法を説明する。図8(a)では、歩行/走行判定時に、第2判定部114bは、「歩行/走行している」と判定する。一方、停止判定が○秒以上続いたときに、第2判定部114bは、「○秒以上停止している」と判定する。ここで、第2判定部114bは、加速度センサ122からの加速度をもとに、歩行/走行判定あるいは停止判定を実行する。この判定の具体例は後述する。図8(b)では、停止判定が△秒中□秒未満存在したときに、第2判定部114bは、「歩行/走行している」と判定する。一方、停止判定が△秒中□秒以上存在したときに、第2判定部114bは、「○秒以上停止している」と判定する。
図9(a)−(c)は、第3判定部114cにおける判定される状態を示す。第3判定部114cは、センサ112からの測定結果をもとに、「建物内、地下街に存在する」あるいは「建物内、地下街に存在しない」を判定する。ここでは、3種類の判定方法を説明する。図9(a)では、捕捉衛星数がx個以上である場合に、第3判定部114cは、「建物内、地下街に存在しない」と判定する。一方、捕捉衛星数がx個未満である場合に、第3判定部114cは、「建物内、地下街に存在する」と判定する。ここで、第3判定部114cは、GPS120が存在位置を取得した際の捕捉衛星数を使用する。
図9(b)では、受信電力上位y個の平均受信電力がz[dBm]以上である場合に、第3判定部114cは、「建物内、地下街に存在しない」と判定する。一方、受信電力上位y個の平均受信電力がz[dBm]未満である場合に、第3判定部114cは、「建物内、地下街に存在する」と判定する。ここで、第3判定部114cは、GPS120が存在位置を取得した際の受信電力を使用する。図9(c)は、図9(a)と図9(b)との組合せに相当する。捕捉衛星数がx個以上である場合、あるいは受信電力上位y個の平均受信電力がz[dBm]以上である場合に、第3判定部114cは、「建物内、地下街に存在しない」と判定する。一方、捕捉衛星数がx個未満である場合、かつ受信電力上位y個の平均受信電力がz[dBm]未満である場合に、第3判定部114cは、「建物内、地下街に存在する」と判定する。
図10は、第4判定部114d、第5判定部114eにおける判定される状態を示す。第4判定部114d、第5判定部114eは、センサ112からの測定結果をもとに、「歩行者が学校・公園・テーマパーク・遊園地・カフェテリア・歩道橋・ペデストリアンデッキなど、サービス不要な位置に存在する」あるいは「歩行者が学校・公園・テーマパーク・遊園地・カフェテリア・歩道橋・ペデストリアンデッキなど、サービス不要な位置に存在しない」を判定する。存在位置とマップマッチングにより、当該場所以外にいると判定されたとき、第5判定部114eは、「歩行者が学校・公園・テーマパーク・遊園地・カフェテリア・歩道橋・ペデストリアンデッキなど、サービス不要な位置に存在しない」と判定する。存在位置とマップマッチングにより、当該場所にいると判定されたとき、第5判定部114eは、「歩行者が学校・公園・テーマパーク・遊園地・カフェテリア・歩道橋・ペデストリアンデッキなど、サービス不要な位置に存在する」と判定する。ここで、マップマッチングのために、第4判定部114d、第5決定部116eは、学校等の位置情報が示されたマップ情報を予め記憶し、受けつけた存在位置とマップ情報を比較する。
図11(a)−(b)は、第6判定部114fにおける判定される状態を示す。第6判定部114fは、センサ112からの測定結果をもとに、「乗車している」あるいは「乗車していない」を判定する。ここでは、2種類の判定方法を説明する。図11(a)では、乗車判定時に、第6判定部114fは、「乗車している」と判定する。一方、非乗車判定時に、第6判定部114fは、「乗車していない」と判定する。第6判定部114fは、第2判定部114bと同様に、加速度センサ122からの加速度をもとに、乗車判定あるいは非乗車判定を実行する。この判定の具体例は後述する。図11(b)では、停止判定が△秒中□秒未満存在したときに、第6判定部114fは、「乗車していない」と判定する。一方、停止判定が△秒中□秒以上存在したときに、第6判定部114fは、「乗車している」と判定する。
決定部116は、各判定部114からの判定結果を受けつける。さらに、決定部116は、携帯用端末装置18における複数の動作モードを予め規定する。決定部116は、複数の動作モードとして、連続動作、間欠動作、停止を少なくとも規定する。連続動作では、通信部110が受信処理、送信処理を断続的に実行する。なお、送信処理を実行するタイミングにおいて、送信すべきパケット信号が存在しない場合、送信処理が実行されなくてもよい。また、受信処理を実行するタイミングにおいて、受信すべきパケット信号が存在しない場合、待ち受け動作が実行されればよい。間欠動作では、通信部110が、受信処理および送信処理を実行する期間、停止する期間を交互に実行する。そのため、間欠動作において受信処理あるいは送信処理を実行している期間は、連続動作において受信処理あるいは送信処理を実行している期間よりも低い頻度で出現する。
図12は、決定部116に記憶されたテーブルのデータ構造を示す。第1判定部欄310から第6判定部欄318には、各判定部114における判定結果が示されている。ここで、「○」は条件を満足する場合に相当し、「×」は条件を満足しない場合に相当する。動作モード欄320には、各判定結果の組合せに応じた動作モードが示されている。なお、「OFF」は、停止に相当する。図5に戻る。このように、決定部116は、測定結果と、パケット信号に含まれた種別情報との組合せをもとに、複数の条件をすべて考慮することによって、予め規定された複数の動作モードからいずれかを選択する。具体的に説明すると、決定部116は、測定結果をもとに、停止あるいは動作を選択し、動作を選択した場合に、パケット信号に含まれた種別情報をもとに、連続動作あるいは間欠動作を選択する。
決定部116は、選択した動作モードにて通信部110、クロック調節部118を動作させる。図13は、決定部116に記憶された別のテーブルのデータ構造を示す。動作モード欄330には、決定部116において選択されるべき動作モードが示されている。通信部欄332には、動作モードに応じた通信部110の動作が示されている。クロック欄334には、動作モードに応じたクロック調節部118の動作が示されている。センサ欄336には、動作モードに応じたセンサ112の動作が示されている。通信部欄332に示された動作は、前述の通りである。センサ欄336に示されているとおり、動作モードにかかわらず、センサ112の動作は同一である。図5に戻る。決定部116は、決定した動作モードに応じて、通信部110、クロック調節部118の動作を制御する。クロック調節部118は、携帯用端末装置18を動作させるためのクロックを供給する。低クロック動作のクロックレートは、通常動作のクロックレートよりも低い。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。特に、ここでは、第2判定部114b、第6判定部114fにおいて実行される「歩行/走行判定あるいは停止判定」処理を説明する。また、この処理は、例えば、3種類あり、そのうちのいずれかが使用されればよい。図14は、判定部114による歩行/走行・停止アルゴリズムの処理手順を示すフローチャートである。判定部114は、x方向の加速度、y方向の加速度、z方向の加速度を加算した値を1秒間バッファに記憶する(S10)。判定部114は、1秒間の平均値、最大値、最小値を算出する(S12)。判定部114は、最大値−最小値から振幅を算出し、(最大値+平均値)/2から上振れしきい値を算出し、(平均値+最小値)/2から下振れしきい値を算出する(S14)。
判定部114は、上振れしきい値を上回った振幅のデータ数を算出し、下振れしきい値を下回った振幅のデータ数を算出し、平均値を振幅がまたいだ回数を算出する(S16)。判定部114は、停止判定を実行する(S18)。これは、振幅≦X1[mg]であるか、振幅<X2[mg]かつ平均値をまたいだ回数>(上振れしきい値を上回った振幅のデータ数+下振れしきい値を下回った振幅のデータ数)/2であれば(S18のY)、判定部114は、停止あるいは乗車と判定する(S22)。例えば、X1は、「1000」に設定され、X2は、「3000」に設定される。一方、停止判定が満たされなければ(S18のN)、判定部114は、歩行あるいは走行(非乗車)と判定する(S20)。判定部114は、判定結果を出力する(S24)。
図15は、判定部114による別の歩行/走行・停止アルゴリズムの処理手順を示すフローチャートである。判定部114は、x方向の加速度、y方向の加速度、z方向の加速度を加算した値を1秒間バッファに記憶する(S40)。判定部114は、1秒間の最大値、最小値を算出する(S42)。判定部114は、最大値−最小値から振幅を算出する(S44)。判定部114は、停止判定を実行する(S46)。これは、振幅≦X1[mg]であれば(S46のY)、判定部114は、停止あるいは乗車と判定する(S50)。例えば、X1は、「1000」に設定される。一方、停止判定が満たされなければ(S46のN)、判定部114は、歩行あるいは走行(非乗車)と判定する(S48)。判定部114は、判定結果を出力する(S52)。
図16は、判定部114によるさらに別の歩行/走行・停止アルゴリズムの処理手順を示すフローチャートである。判定部114は、x方向の加速度、y方向の加速度、z方向の加速度を加算した値を1秒間バッファに記憶する(S70)。判定部114は、1秒間の平均値、最大値、最小値を算出する(S72)。判定部114は、最大値−最小値から振幅を算出し、(最大値+平均値)/2から上振れしきい値を算出し、(平均値+最小値)/2から下振れしきい値を算出する(S74)。
判定部114は、上振れしきい値を上回った振幅のデータ数を算出し、下振れしきい値を下回った振幅のデータ数を算出し、平均値を振幅がまたいだ回数を算出する(S76)。判定部114は、停止判定を実行する(S78)。これは、振幅≦X1[mg]であるか、振幅<X2[mg]かつ平均値をまたいだ回数<X3かつ上振れしきい値を上回った振幅のデータ数+下振れしきい値を下回った振幅のデータ数<X4であれば(S78のY)、判定部114は、停止あるいは乗車と判定する(S82)。例えば、X1は、「1000」に設定され、X2は、「3000」に設定され、X3は、「2」に設定され、X4は、「70」に設定される。一方、停止判定が満たされなければ(S78のN)、判定部114は、歩行あるいは走行(非乗車)を判定する(S80)。判定部114は、判定結果を出力する(S84)。
本発明の実施例によれば、センサでの測定結果と、受信したパケット信号に含まれた情報との組合せを使用するので、自ら取得した情報と外部から取得した情報とを複合的に考慮して動作モードを選択できる。また、自ら取得した情報と外部から取得した情報とを複合的に考慮して動作モードを選択するので、状況に適した動作モードを選択できる。また、センサでの測定結果と、外部の車両に搭載された端末装置からのパケット信号に含まれた情報との組合せを使用するので、ITSに適した動作モードを選択できる。また、ITSに適した動作モードが選択されるので、注意を必要とする場面では通信を実行しながら、消費電力を低減できる。
また、複数の動作モードとして、連続動作、間欠動作、停止を規定するので、通信の必要性と低消費電力のバランスを考慮した動作モードを選択できる。また、センサの測定結果をもとに、停止あるいは動作を選択するので、通信が必要でない状況を特定できる。また、受信したパケット信号に含まれた情報をもとに、連続動作あるいは間欠動作を選択するので、車両が近くに存在するか否かで、動作を変更できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、複数の動作モードとして、3つの動作モードが規定されている。しかしながらこれに限らず、複数の動作モードとして3以外の動作モードが規定されてもよい。例えば、動作期間と停止期間の比率を変えながら、4つ以上の動作モードが規定される。本変形例によれば、電源の管理を詳細に実行できる。
本発明の実施例において、携帯用端末装置18は、メッセージヘッダを転送していない。しかしながらこれに限らず例えば、携帯用端末装置18は、メッセージヘッダを転送してもよい。本変形例によれば、携帯用端末装置18の設計の自由度を向上できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の無線装置は、パケット信号を送信するとともに、他の無線装置によって送信されたパケット信号を受信する通信部と、センサからの測定結果を取得する取得部と、取得部において取得した測定結果と、通信部において受信したパケット信号との組合せをもとに、予め規定された複数の動作モードからいずれかを選択する制御部とを備える。制御部は、選択した動作モードにて通信部を動作させる。
この態様によると、センサでの測定結果と、受信したパケット信号に含まれた情報との組合せを使用するので、複数の情報とを複合的に考慮して動作モードを選択できる。
制御部は、複数の動作モードとして、連続動作、間欠動作、停止を少なくとも規定してもよい。この場合、通信の必要性と低消費電力のバランスを考慮した動作モードを選択できる。
制御部は、取得部において取得した測定結果をもとに、停止あるいは動作を選択し、動作を選択した場合に、通信部において受信したパケット信号をもとに、連続動作あるいは間欠動作を選択してもよい。この場合、センサの測定結果で動作させるか否かの大きな部分を決定でき、パケット信号に含まれた情報をもとに動作の詳細を決定できる。
10 基地局装置、 12 車両、 14 車載用端末装置、 16 歩行者、 18 携帯用端末装置、 20 アンテナ、 22 RF部、 24 変復調部、 26 処理部、 28 ネットワーク通信部、 30 制御部、 32 フレーム規定部、 34 選択部、 36 生成部、 40 アンテナ、 42 RF部、 44 変復調部、 46 処理部、 48 制御部、 50 タイミング特定部、 52 抽出部、 54 キャリアセンス部、 56 転送決定部、 58 取得部、 60 通知部、 62 生成部、 70 アンテナ、 72 RF部、 74 変復調部、 76 処理部、 78 制御部、 82 生成部、 84 タイミング特定部、 86 抽出部、 90 キャリアセンス部、 94 通知部、 100 通信システム、 110 通信部、 112 センサ、 114 判定部、 116 決定部、 118 クロック調節部、 120 GPS、 122 加速度センサ。

Claims (3)

  1. パケット信号を送信するとともに、他の無線装置によって送信されたパケット信号を受信する通信部と、
    センサからの測定結果を取得する取得部と、
    前記取得部において取得した測定結果と、前記通信部において受信したパケット信号との組合せをもとに、予め規定された複数の動作モードからいずれかを選択する制御部とを備え、
    前記制御部は、選択した動作モードにて前記通信部を動作させることを特徴とする無線装置。
  2. 前記制御部は、複数の動作モードとして、連続動作、間欠動作、停止を少なくとも規定することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記制御部は、前記取得部において取得した測定結果をもとに、停止あるいは動作を選択し、動作を選択した場合に、前記通信部において受信したパケット信号をもとに、連続動作あるいは間欠動作を選択することを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
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