JP2016101007A - 電磁ポンプ及び流量計測システム - Google Patents

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Daigo Kikko
大悟 橘高
隆利 浅田
Takatoshi Asada
隆利 浅田
鈴木 哲
Satoru Suzuki
哲 鈴木
小見田 秀雄
Hideo Komita
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Abstract

【課題】環状流路を流れる導電性流体の流速に周方向の偏りが生じることを抑制することを目的とする。
【解決手段】実施形態によれば、電磁ポンプ10は、横断面が略環状をなしており且つ軸方向に延びており導電性流体が流れる環状流路20を画定する壁体である周壁22と、当該周壁22と隣り合って設けられており、当該環状流路20を流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう電磁力が発生するよう当該環状流路20に磁界を形成するコイル部24,25とを有している。周壁22の径方向外側を構成する外壁40のうち外側コイル部25より軸方向入口側には、導電性流体が環状流路20に流入する開口である環状流路流入口44が、形成されている。入口側配管5から吸入される導電性流体は、当該環状流路流入口44を通って環状流路20に流入する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、導電性流体を電磁力により輸送する電磁ポンプに関する。
液体金属等の導電性流体を輸送するポンプには、導電性流体が流れる流路に磁界を形成し、フレミングの左手の法則に従う電磁力を導電性流体に発生させる電磁ポンプがある。このような電磁ポンプには、導電性流体が流れる流路として、横断面が略環状をなしており且つ所定の方向に延びている流路(以下、環状流路と記す)が形成されたものがある。このような電磁ポンプは、環状流路に磁界を形成することにより、環状流路内の導電性流体に電磁力を発生させる。
特開平8−98503号公報
このような電磁ポンプは、一般的に、導電性流体が流れる配管の間に設けられる。電磁ポンプが設置される場所によっては、例えば、当該電磁ポンプの導電性流体の入口側にある配管(以下、入口側配管と記す)に、エルボやベンドが形成されている場合がある。このような場合、入口側配管から電磁ポンプ内の環状流路に導電性流体が流入すると、環状流路を流れる導電性流体の流速に周方向の偏りが生じることがある。このような偏りが生じた場合、当該偏りに起因して導電性流内において渦の発生及び消滅が繰り返し生じることがあり、電磁ポンプが吐出する導電性流体に流量変動が生じることがある。このため、所望の流量の導電性流体を電磁ポンプから安定的に吐出するためには、環状流路を流れる導電性流体の流速に周方向の偏りが生じることを抑制する必要がある。
そこで、本発明の実施形態は、環状流路を流れる導電性流体の流速に周方向の偏りが生じることを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態の電磁ポンプは、横断面が略環状をなしており且つ軸方向に延びており、導電性流体が流れる環状流路を、画定する壁体である周壁と、当該周壁と隣り合って設けられており、当該環状流路を流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう電磁力が発生するよう当該環状流路に磁界を形成するコイル部と、を備え、前記周壁のうち前記コイル部より軸方向入口側には、導電性流体が、前記環状流路に流入する開口である環状流路流入口が、形成されていることを特徴とする。
また、本発明の他の実施形態の電磁ポンプは、横断面が略環状をなしており且つ軸方向に延びており、導電性流体が流れる前記環状流路を、画定する壁体である周壁と、当該周壁と隣り合って設けられており、当該環状流路を流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう電磁力が発生するよう当該環状流路に磁界を形成するコイル部と、を備え、前記周壁のうち、前記コイル部より軸方向出口側には、導電性流体が前記環状流路から流出する開口である環状流路流出口が、形成されていることを特徴とする。
また、本発明の実施形態の流量計測システムは、横断面が略環状をなしており且つ軸方向に延びており、導電性流体が流れる環状流路を、画定する壁体である周壁と、当該周壁と隣り合って設けられており、当該環状流路を流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう力が作用するよう当該環状流路に磁界を形成するコイル部とを有する電磁ポンプにおいて、当該環状流路を流れる導電性流体の体積流量を計測する流量計測システムであって、前記周壁のうち環状流路の径方向外側を軸方向に延びている壁体である外壁に沿って、当該コイル部より軸方向入口側及び軸方向出口側の少なくとも一方において、周方向に配列されており、励磁電流を受けて環状流路に磁界を形成する電磁石と、当該磁界を導電性流体が横切ることにより発生する電圧を計測する電極とを有する複数の電磁流量計と、前記電磁石に流れる励磁電流を制御可能な励磁電流制御装置と、励磁電流に対応して設定された出力感度係数に基づいて、前記電極から出力された出力電圧を、導電性流体の体積流量に換算する体積流量換算装置と、を備え、励磁電流制御装置は、前記体積流量換算装置により換算された体積流量が大きくなるに従って、当該体積流量を計測した電磁流量計の励磁電力が大きくなるよう制御することを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、環状流路を流れる導電性流体の流速に周方向の偏りが生じることを抑制することができる。
第1の実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。 第1の電磁ポンプを構成する外壁を径方向外側から見た外観図である。 図1のIII−III線による断面図である。 第2の実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。 第2の実施形態の電磁ポンプを構成する内壁を径方向内側から見た外観図である。 第3の実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。 第3の実施形態の電磁ポンプを構成する外壁を径方向外側から見た外観図である。 図7のVIII−VIII線による断面図である。 第4の実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。 第4の実施形態の電磁ポンプを構成する外壁を径方向外側から見た外観図である。 図10のXI−XI線による断面図である。 第5の実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。 第5の実施形態の電磁ポンプにおいて環状流路から吐出口に至る導電性流体の流路を説明する透視図である。 第6の実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。 第6の実施形態の流量計測システムの構成を示す模式図である。 第7の実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。 第7の実施形態の電磁ポンプにおける電磁流量計の配列と導電性流体の流速との関係を説明する図である。 比較例の電磁流量計の配列と導電性流体の流速との関係を説明する図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態により、本発明が限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態の電磁ポンプについて、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。図2は、本実施形態の電磁ポンプを構成する外壁を径方向外側から見た外観図である。図3は、図1のIII−III線による断面図である。
第1の実施形態の電磁ポンプ10は、入口側配管5と出口側配管7との間に介在して設けられており、電流と磁場との電磁相互作用により電磁力を発生させて導電性流体を輸送するポンプである。電磁ポンプ10は、入口側配管5から吸入した導電性流体に電磁力を作用させて駆動して圧力を高めて、出口側配管7に吐出する。
なお、導電性流体には、例えば、液体金属ナトリウムが用いられ、電磁ポンプ10は、原子炉(高速炉)等の冷却材としての液体金属ナトリウムの輸送に用いられる。また、本実施形態において、電磁ポンプ10に接続されている入口側配管5は、電磁ポンプの吸入口11に向けて90度曲がったベンド管として構成されている。
電磁ポンプ10は、横断面が略環状をなしており、導電性流体が流れる通路(以下、環状流路と記す)20を有している。環状流路20は、その中心軸線(図に一点鎖線Aで示す)に沿う方向に所定の距離を以って延びており、略筒状をなしている。
なお、以下の説明において、環状流路20が延びている方向を「軸方向」と記す。軸方向のうち入口側配管5が接続される側を、「軸方向入口側」と記して図に矢印A1で示す。また、軸方向のうち軸方向入口側とは反対側を「軸方向出口側」と記して図に矢印A2で示す。
電磁ポンプ10は、横断面が略円周状をなしており、環状流路20を画定する壁体(以下、周壁と記す)22を有している。周壁22は、環状流路20の径方向内側を軸方向に延びている壁体(以下、単に「内壁」と記す)30と、環状流路20の径方向外側を軸方向に延びている壁体(以下、単に「外壁」と記す)40とを有している。すなわち、環状流路20は、内壁30と外壁40により画定された空間である。
また、電磁ポンプ10は、環状流路20を流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう電磁力が発生するよう当該環状流路に磁界を形成する部分(以下、コイル部と記す)24,25を有している。コイル部24,25は、環状流路に磁界を形成するための電磁石である界磁コイル(図示せず)と、磁性材料で構成されたコア(図示せず)を有している。
コイル部24,25は、周壁22と隣り合って設けられている。本実施形態の電磁ポンプ10は、内壁30の径方向内側に設けられた内側コイル部24と、外壁40の径方向外側に設けられた外側コイル部25とを有している。外壁40と内壁30との間に形成された環状流路20は、外側コイル部25と内側コイル部24との間を軸方向に延びている。これらコイル部24,25により環状流路20には、磁界が形成される。
本実施形態の電磁ポンプは、電磁誘導型(インダクション型)ポンプとして構成されており、コイル部24,25の電磁石に多相の交流電流を流すことにより、環状流路20を含むコイル部24,25の周辺に、軸方向に移動する磁界、いわゆる移動磁場を形成する。環状流路20内の導電性流体には、誘導電流が流れ、軸方向出口側に向かう電磁力が作用する。
これにより、入口側配管5から環状流路20に吸入された導電性流体は、電磁力の作用により駆動されて出口側配管7に吐出される。電磁ポンプ10のうち、導電性流体を出口側配管に吐出する開口を、以下に「吐出口」と記して符号12を付す。なお、吐出口12は、「出口ノズル」とも称される。
本実施形態の電磁ポンプ10において、吐出口12と環状流路20との間には、吐出口12及び環状流路20に比べて流路断面積が大きくなるよう構成された空間(以下、出口側プレナムと記す)14が形成されている。なお、本明細書において、「流路断面積」とは、導電性流体の流動方向に直交する横断面の面積を意味している。
本実施形態において、出口側プレナム14は、環状流路20の軸方向出口側に設けられており、内壁30の軸方向出口側の端部の径方向外側を囲う略環状をなしている。出口側プレナム14は、環状流路20と同軸に設けられており、環状流路20に比べて流路断面積が大きくなるよう構成されている。
吐出口12は、出口側プレナム14の径方向外側に配置されている。環状流路20から軸方向出口側に流出した導電性流体は、出口側プレナム14を通って径方向吐出側に流動し、吐出口12から出口側配管7に吐出される。
なお、上述した中心軸線A(図に一点鎖線Aで示す)に対して、吐出口12が配置される側を、特に「吐出側」と記し、吐出口12が配置される側とは反対側を、特に「反対側」と記す。中心軸線Aの径方向外側のうち吐出側すなわち径方向吐出側を図に矢印R1で示し、当該吐出側すなわち径方向反対側を図に矢印R2で示す。
また、本実施形態の電磁ポンプ10において、外壁40のうち軸方向入口側の端部の径方向外側には、当該端部を囲うよう環状をなしている領域(以下、入口側環状領域と記す)16が形成されている。加えて、入口側環状領域16の軸方向入口側には、軸方向を吸入口11から入口側環状領域16に向かうに従って内径が大きくなるよう構成された領域(以下、入口側拡大領域と記す)18が形成されている。入口側環状領域16と入口側拡大領域18は、環状流路20と同軸に設けられており、環状流路20及び吸入口11に比べて流路断面積が大きくなるよう構成されている。
また、本実施形態の電磁ポンプ10において、外壁40の軸方向入口側の端部には、入口側配管5からの導電性流体が、環状流路20に流入する開口(以下、環状流路流入口と記す)44が、形成されている。環状流路流入口44は、外壁40を径方向に貫通する貫通孔として構成されており、環状流路20と入口側環状領域16とを連通させている。本実施形態において、環状流路流入口44は、図1及び図2に示すように、周壁22のうち外壁40の軸方向入口側の端部において、周方向に等しい間隔をあけて複数配列されている。
加えて、本実施形態の電磁ポンプ10において、環状流路流入口44より軸方向入口側の端41には、径方向に広がっており、環状流路20のうち軸方向入口側の端を閉じる部材(以下、閉じ部材と記す)50が設けられている。本実施形態において、閉じ部材50は、環状流路20の中心軸線Aを中心とする平らな円板状をなしており、内壁30及び外壁40と同軸に設けられている。加えて、閉じ部材50は、外壁40に比べて径方向外側に突出して設けられている。なお、閉じ部材50のうち外壁40より径方向外側に突出している部分を、以下に「突出部」と記して符号52で示す。
以上のように構成された本実施形態の電磁ポンプ10は、入口側配管5内にある導電性流体を吸入口11が吸入する。入口側配管5から流入する導電性流体は、図1に矢印F1及び矢印F2で示すように流速に偏りが生じている。吸入口11から入口側拡大領域18に流入した導電性流体は、図1に矢印F3で示すように、閉じ部材50により径方向外側に流動して、閉じ部材50の突出部52の径方向外側から入口側環状領域16に流入する。入口側環状領域16に流入した導電性流体は、図に矢印F4で示すように径方向内側に流動して、周壁22のうち外壁40に形成された環状流路流入口44を通って、環状流路20に流入する。
環状流路20に流入した導電性流体には、コイル部24,25が環状流路20に形成した磁界により電磁力が作用して軸方向出口側に流動し、図1に矢印F5で示すように出口側プレナム14に流動する。出口側プレナム14内の導電性流体は、図3に矢印F6で示すように、内壁30の径方向外側を吐出口12に向けて流動し、出口側配管7に吐出される。
本実施形態の電磁ポンプ10においては、導電性流体が入口側配管5から環状流路20に流入する経路に、外壁40に形成した孔部である環状流路流入口44を通る際に、導電性流体には流動抵抗が生じる。環状流路流入口44は、周方向に所定の間隔で配列されているため、環状流路20には、周方向において比較的均一な流量で環状流路20に導電性流体を流入させることができる。これにより、環状流路20を流れる導電性流体の流速に周方向の偏りが生じることを抑制することができ、吐出口12から吐出される導電性流体に流量変動が生じることを抑制することができる。
以上に説明したように本実施形態の電磁ポンプ10は、横断面が略環状をなしており且つ軸方向に延びており導電性流体が流れる環状流路20を画定する壁体である周壁22と、当該周壁22と隣り合って設けられており、当該環状流路20を流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう電磁力が発生するよう当該環状流路に磁界を形成するコイル部24,25とを有している。外壁(周壁)40のうち外側コイル部25より軸方向入口側には、導電性流体が環状流路20に流入する開口である環状流路流入口44が、形成されている。入口側配管5から吸入される導電性流体は、当該環状流路流入口44を通って環状流路20に流入する。環状流路流入口44を通る際に、導電性流体に比較的大きな流動抵抗を生じさせる。これにより、環状流路20を流れる導電性流体の流速に周方向の偏りが生じることを抑制することができる。
なお、本実施形態において、導電性流体が環状流路20に流入する環状流路流入口44は、周壁22のうち環状流路20の径方向外側を軸方向に延びている外壁40に形成されているものとしたが、本発明に係る環状流路流入口は、この態様に限定されるものではない。本発明に係る環状流路流入口は、周壁22のうちコイル部24,25より軸方向入口側に形成されていれば良い。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態の電磁ポンプについて、図4及び図5を用いて説明する。図4は、本実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。図5は、本実施形態の電磁ポンプを構成する内壁を径方向内側から見た外観図である。本実施形態において、環状流路流入口は、周壁のうち内壁に形成されている点で、第1の実施形態と異なっている。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態の電磁ポンプ10Cにおいて、内壁30Cは、入口側配管5と滑らかに連続して接続されている。当該内壁30Cの径方向外側には、当該内壁30Cと同軸に外壁40Cが設けられており、内壁30Cと外壁40Cは、軸方向に延びている。周壁22Cを構成する内壁30Cと外壁40Cとの間には、環状流路20Cが形成されており、当該環状流路20Cは、軸方向に延びている。
内壁30Cの径方向内側には、入口側配管5からの導電性流体が内側コイル部24に流入し導電性流体に浸漬しないようにするため、径方向に広がる円板状の部材(以下、円板状部材と記す)35が結合されている。内壁30Cの軸方向入口側の端部と当該円板状部材35により、入口側配管5からの導電性流体を受ける円柱状の領域(以下、円柱状領域と記す)19が画定されている。円柱状領域19は、入口側配管5内に連通している。
本実施形態の電磁ポンプ10Cにおいて、内壁30Cの軸方向入口側の端部には、入口側配管5からの導電性流体が環状流路20Cに流入する環状流路流入口34が形成されている。環状流路流入口34は、内壁30Cを径方向に貫通する貫通孔として構成されており、内壁30Cの径方向外側にある環状流路20Cと、径方向内側にある円柱状領域19すなわち入口側配管5内とを連通させている。環状流路流入口34は、図4及び図5に示すように、周壁22Cのうち内壁30Cのうち軸方向入口側の端部において、周方向に等しい間隔をあけて複数配列されている。
以上のように構成された本実施形態の電磁ポンプ10Cにおいては、第1の実施形態と同様に、入口側配管5から円柱状領域19に向けて流動する導電性流体は、図4に矢印F1及び矢印F2で示すように流速に偏りが生じている。入口側配管5内にある導電性流体は、円柱状領域19のうち環状流路流入口34の近傍で向きを変えて、図4に矢印F7で示すように径方向外側に流動する。導電性流体は、周壁22Cのうち内壁30Cに形成された環状流路流入口34を通って環状流路20Cに流入する。
環状流路20Cに流入した導電性流体には、コイル部24,25が環状流路20Cに形成した磁界により電磁力が作用して図に矢印F8で示すように軸方向出口側に流動し、出口側プレナム14に流出する。出口側プレナム14内の導電性流体は、吐出口12から出口側配管7に吐出される。
本実施形態の電磁ポンプ10Cにおいても、導電性流体が環状流路流入口34を通る際に、導電性流体には流動抵抗が生じる。環状流路流入口34は、周方向に等間隔で配列されているため、環状流路20Cには、周方向において比較的均一な流量で環状流路20Cに導電性流体が流入させることができる。この態様によっても、環状流路20Cを流れる導電性流体の流れに周方向の偏りが生じることを抑制することができ、吐出口12から吐出される導電性流体に流量変動が生じることを抑制することができる。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態の電磁ポンプについて、図6〜図8を用いて説明する。図6は、本実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。図7は、本実施形態の電磁ポンプを構成する外壁を径方向外側から見た外観図である。図8は、図7のVIII−VIII線による断面図である。
本実施形態においては、周壁のうちコイル部より軸方向出口側には、導電性流体が前記環状流路から流出する開口である環状流路流出口が、形成されている点で、第1の実施形態と異なっている。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態の電磁ポンプ10Eは、環状流路20Eを画定する周壁22Eとして、径方向外側を構成する外壁40Eと、径方向内側を構成する内壁30Eとを有している。外壁40Eと内壁30Eは、同軸に設けられており、軸方向に延びている。
内壁30Eの軸方向入口側の端からは、略球状をなしており軸方向入口側に突出する壁体(以下、入口側突出壁と記す)36が設けられている。入口側配管5からの導電性流体は、入口側突出壁36に沿って径方向外側に流れて環状流路20Eに流入する。
本実施形態の外壁40Eは、入口側突出壁36より軸方向出口側において、内壁30Eと対向して軸方向に延びている。本実施形態の出口側プレナム14Eは、コイル部24,25より軸方向出口側において、外壁40Eの径方向外側を囲う略環状をなしている。出口側プレナム14Eは、環状流路20Eと同軸に設けられており、環状流路20Eに比べて流路断面積が大きくなるよう構成されている。
外壁40Eのうち、コイル部24,25より軸方向出口側には、導電性流体が環状流路20Eから流出する開口(以下、環状流路流出口と記す)46が複数形成されている。各環状流路流出口46は、外壁40Eを径方向に貫通する貫通孔として構成されており、環状流路20Eと出口側プレナム14Eとを連通させている。出口側プレナム14Eの導電性流体は、吐出口12から出口側配管7に吐出される。
本実施形態の電磁ポンプ10Eにおいては、環状流路流出口46が外壁40Eの径方向のうち、吐出口12側とは反対側に複数配置されている。一方、外壁40Eの径方向吐出側(図に矢印R1で示す)には、環状流路流出口46は配置されていない。
以上のように構成された電磁ポンプ10Eにおいて、入口側配管5から環状流路20Eに流入した導電性流体は、コイル部24,25が環状流路20Eに形成した磁界により電磁力が作用して、図に矢印F9で示すように軸方向出口側に流動する。環状流路20Eの軸方向出口側において、図に矢印F10で示すように、導電性流体は、径方向反対側にある環状流路流出口46を通って出口側プレナム14Eに流出する。出口側プレナム14E内の導電性流体は、外壁40Eの径方向外側を吐出口12に向けて流動し、矢印F12で示すように、吐出口12から出口側配管7に吐出される。
本実施形態の電磁ポンプ10Eにおいては、導電性流体が、複数の環状流路流出口46を通る際に、導電性流体には流動抵抗が生じる。環状流路20Eにおける導電性流体の流速に周方向の偏りが生じることを抑制すると共に、吐出口12から吐出される導電性流体の流量変動を抑制することができる。
また、本実施形態において、環状流路流出口46は、外壁40Eのうち径方向において吐出口12とは反対側に設けられているものとしたので、環状流路流出口46から出口側プレナム14Eに流入した導電性流体は、出口側プレナム14E内を外壁40Eに沿って吐出口12に向けて流動する。環状流路流出口46から吐出口12までの導電性流体の流動経路を、環状流路流出口46が径方向吐出側に設けられた場合に比べて、長くすることができる。導電性流体が出口側プレナム14E内を流れる流動経路を比較的長くすることにより、吐出口12から吐出される導電性流体に流量変動が生じることを抑制することができる。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態の電磁ポンプについて、図9〜図11を用いて説明する。図9は、本実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。図10は、第4の実施形態の電磁ポンプを構成する外壁を径方向外側から見た外観図である。図11は、図10のXI−XI線による断面図である。なお、第3の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図9及び図10に示すように、本実施形態の電磁ポンプ10Gは、環状流路20Eを画定する周壁22Gとして、径方向内側を構成する内壁30Eと、径方向外側を構成する外壁40Gとを有している。本実施形態の外壁40Gのうちコイル部24,25より軸方向出口側には、導電性流体が環状流路20Eから流出する環状流路流出口47が設けられている。環状流路流出口47は、外壁40Gを径方向に貫通する貫通孔として構成されており、環状流路20Eと出口側プレナム14Eとを連通させている。
本実施形態の電磁ポンプ10Gにおいて、環状流路流出口47は、図11に示すように、外壁40Gの周方向に所定の間隔をあけて複数配列されている。加えて、環状流路流出口47は、外壁40Gの周方向を、吐出口12側からその反対側すなわち径方向反対側(図に矢印R2で示す)に向かうに従って、その開口面積が大きくなるよう構成されている。換言すれば、外壁40Gは、その表面のうち環状流路流出口47が占める割合である開口率が、周方向を吐出口12側からその反対側に向かうに従って大きくなるように構成されている。
以上のように構成された電磁ポンプ10Gにおいて、環状流路20E内の導電性流体は、図9に矢印F10で示すように、周方向に複数配列された環状流路流出口47を通って出口側プレナム14Eに流出する。出口側プレナム14E内の導電性流体は、外壁40Gの径方向外側を吐出口12に向けて流動し、矢印F12で示すように吐出口12から出口側配管7に吐出される。
本実施形態の電磁ポンプ10Gにおいては、導電性流体が、複数の環状流路流出口47を通る際に、導電性流体には、流動抵抗が生じる。環状流路20Eにおいて導電性流体の流れに偏りや流量変動が生じても、環状流路流出口47を通る際、導電性流体に流動抵抗を生じさせることにより、吐出口12から吐出される導電性流体に流量変動が生じることを抑制することができる。
また、本実施形態において、環状流路流出口47は、図10に示すように、外壁40Gの周方向を吐出口12とは反対側に向かうに従って、開口面積が大きくなるよう構成されているものとした。この態様によっても、導電性流体が出口側プレナム14E内を流れる流動経路を比較的長いものにすることができる。吐出口12から吐出する導電性流体の流量が比較的高い場合に適している。
なお、本実施形態においては、複数の環状流路流出口47の個々の開口率が異なるものとして説明したが、このような構成に限られない。例えば、環状流路流出口47の個々の開口率は同じとし、R2に向かうに従って軸方向に並ぶ環状流路流出口47の数が増える構成や、R2側に向かうほど軸方向の開口長さが増大する単一の開口であってもよい。
〔第5の実施形態〕
第5の実施形態の電磁ポンプについて、図12及び図13を用いて説明する。図12は、本実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。図13は、本実施形態の電磁ポンプにおいて環状流路から吐出口に至る導電性流体の流路を説明する透視図である。なお、第3の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図12及び図13に示すように、本実施形態の電磁ポンプ10Hは、環状流路20Hを画定する周壁22Hとして、径方向内側を構成する内壁30Hと、径方向外側を構成する外壁40Hとを有している。環状流路20Hの軸方向出口側には、環状流路20H及び吐出口12に比べて流路断面積が大きくなるよう構成された出口側プレナム14Hが形成されている。
なお、出口側プレナム14Hを画定する壁体のうち、軸方向入口側を構成する壁体を「プレナム底壁」と記して符号55を付す。一方、軸方向において当該プレナム底壁55と対向しており、軸方向出口側を構成する壁体を「プレナム頂壁」と記して符号57を付す。また、プレナム底壁55とプレナム頂壁57との間を軸方向に延びている筒状の壁体を「プレナム内壁」と記して符号59を付す。
周壁22Hは、出口側プレナム14H内を、プレナム底壁55から軸方向出口側に突出して延びている。出口側プレナム14Hは、軸方向に軸心が延びる略円柱状をなしており、且つ軸方向入口側に凹みを有する形状をなしている。
周壁22Hの軸方向出口側の端には、出口側プレナム14H内を径方向に広がる壁体(以下、径方向壁と記す)60が設けられている。本実施形態において、径方向壁60は、外壁40Hの軸方向出口側の端から径方向内側に広がっている。径方向壁60は、軸方向においてプレナム底壁55及びプレナム頂壁57との間に位置している。すなわち、本実施形態の構成では、環状流路20Hの終端が出口側プレナム14Hの軸方向半ばにある。
図12に示すように、外壁40Hのうちコイル部24,25より軸方向出口側には、導電性流体が環状流路20Hから流出する開口である環状流路流出口48が設けられている。環状流路流出口48は、出口側プレナム14Hを画定する壁体のうち軸方向入口側を構成するプレナム底壁55と、径方向壁60との間に形成されている。本実施形態において、環状流路流出口48は、径方向壁60の径方向反対側の縁60e、プレナム底壁55、外壁40Hの径方向反対側の縁40eにより囲まれて構成されている。なお、当該環状流路流出口48を介して、環状流路20Hと出口側プレナム14Hは、連通している。
以上のように構成された電磁ポンプ10Hにおいて、入口側配管5から環状流路20Hに流入した導電性流体は、図12に矢印F9で示すように軸方向出口側に流動する。そして、導電性流体は、環状流路20Hのうちプレナム底壁55より軸方向出口側において、図13に矢印F14で示すように、径方向壁60より軸方向入口側であって内壁30Hと外壁40Hとの間を反対側に流動し、図12に矢印F15で示すように、環状流路流出口48を通って、出口側プレナム14Hに流出する。
出口側プレナム14Hのうち反対側にある導電性流体は、図13に矢印F16で示すように、プレナム内壁59に沿って軸方向出口側に流動する。そして、導電性流体は、図12の矢印F17及び図13の矢印F18に示すように、径方向壁60とプレナム頂壁57との間を径方向吐出側に流動し、矢印F12で示すように、吐出口12から出口側配管7に吐出される。
本実施形態の電磁ポンプ10Hにおいても、環状流路流出口48から吐出口12までの導電性流体の流動経路を、環状流路流出口48が径方向吐出側に設けられた場合に比べて、長くすることができる。また、環状流路20Hを移動した導電性流体が、吐出口12の反対側を向いた環状流路流出口48で合流してから出口側プレナム14Hを経由して吐出口12へ到達するので、流量の偏りが抑制される。以上により、吐出口12から吐出される導電性流体に流量変動が生じることを抑制することができる。
〔第6の実施形態〕
第6の実施形態の電磁ポンプと流量計測システムについて、図14及び図15を用いて説明する。図14は、本実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。図15は、本実施形態の流量計測システムの構成を示す模式図である。なお、第1の実施形態及び第3の実施形態と略共通の構成については、同一ないし対応する符号を付して説明を省略する。
電磁ポンプ10Jは、環状流路20Jを流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう電磁力が発生するよう、当該環状流路20Jに磁界を形成するコイル部24,25を有している。環状流路20Jに流入した導電性流体には、コイル部24,25が環状流路20Jに形成した磁界により電磁力が作用して図に矢印F8で示すように軸方向出口側に流動し、出口側プレナム14に流出する。出口側プレナム14内の導電性流体は、吐出口12から出口側配管7に吐出される。
環状流路20Jの近傍には、環状流路20Jを流れる導電性流体の体積流量(流速)を計測するための電磁流量計70が設けられている。電磁流量計70は、環状流路20Jを画定する周壁22Jに隣接して設けられており、本実施形態においては、外壁40Jに隣接して外側コイル部25より軸方向入口側と軸方向出口側に、それぞれ、電磁流量計70が設けられている。
電磁流量計70は、それぞれ、励磁電流を受けて環状流路20Jに磁界を形成する電磁石(図示せず)を有している。電磁石は、外壁40Jと直交する向き(すなわち中心軸線Aと直交する向き)の磁界を、環状流路20Jに形成する。加えて、電磁流量計70は、電磁石により形成された磁界を導電性流体が横切ることにより発生する電圧(起電力)を計測する一対の電極(図示せず)を有している。電磁流量計70は、導電性流体が環状流路20Jを軸方向出口側に流動すると、その流速に応じた起電力(電圧)が誘起されて、電極により当該電圧が計測される。
また、電磁流量計70は、図15に示すように、当該外壁40Jに沿って周方向に所定の間隔(本実施形態においては等間隔)をあけて配列されている。
本実施形態の流量計測システム1は、電磁流量計70の電磁石に流れる励磁電流を制御する装置(以下、励磁電流制御装置と記す)80を有している。励磁電流制御装置80と各電磁流量計70の電磁石は、図15に実線で示すように励磁電流伝送線82により電気的に接続されている。励磁電流制御装置80は、励磁電流伝送線82を介して、各電磁流量計70に励磁電流を供給する。各電磁流量計70に供給される励磁電流は、それぞれ別個に励磁電流制御装置80により制御される。
また、流量計測システム1は、電磁流量計70の電極から出力される電圧(以下、単に出力電圧と記す)を、当該環状流路20Jを流れる導電性流体の時間あたりの体積流量(以下、単に「体積流量」と記す)に換算する装置(以下、体積流量換算装置と記す)86を有している。体積流量換算装置86と、各電磁流量計70の電極は、図15に破線で示すように出力電圧伝送線84により電気的に接続されている。体積流量換算装置86は、出力電圧伝送線84を介して、各電磁流量計70から出力された出力電圧を受ける。各電磁流量計70から受けた出力電圧は、それぞれ別個に、体積流量換算装置86により体積流量に換算される。
体積流量換算装置86と、励磁電流制御装置80は、図15に二点鎖線で示すように信号伝送線88を介して接続されている。励磁電流制御装置80は、体積流量換算装置86により換算された体積流量が大きくなるに従って当該体積流量を計測した電磁流量計70の電磁石に流れる励磁電流が大きくなるよう制御する。
本実施形態の流量計測システム1において、体積流量換算装置86は、複数の電磁流量計70のうち、相対的に大きい体積流量を計測した電磁流量計70については、励磁電流を大きくする指令信号を励磁電流制御装置80に送る。励磁電流制御装置80は、当該信号に従って、当該電磁流量計70の電磁石を流れる励磁電流を、他の電磁流量計に比べて相対的に大きくなるよう制御する。
環状流路20Jのうち励磁電流が比較的大きい電磁流量計70の近傍においては、他の電磁流量計70の近傍に比べて強い磁界が形成されて、導電性流体に軸方向入口側に作用する電磁力、すなわち導電性流体に作用する流動抵抗が大きくなる。これにより、励磁電流が比較的大きい電磁流量計70の近傍においては、導電性流体の体積流量が減少する。
一方、体積流量換算装置86は、複数の電磁流量計70のうち、相対的に小さい体積流量を計測した電磁流量計70については、励磁電流を小さくする指令信号を励磁電流制御装置80に送る。励磁電流制御装置80は、当該信号に従って、当該電磁流量計70の電磁石を流れる励磁電流を、他の電磁流量計に比べて相対的に小さくなるよう制御する。
励磁電流が比較的小さい電磁流量計70の近傍においては、他の電磁流量計70の近傍に比べて弱い磁界が形成されて、導電性流体に軸方向入口側に作用する電磁力すなわち導電性流体に作用する流動抵抗が小さくなり、導電性流体の体積流量が増加する。このように、体積流量が大きい位置では電磁流量計70の励磁電流が大きくなるよう制御することで、環状流路20Jの周方向において、体積流量すなわち流速の偏りを抑制することができる。
なお、本実施形態において、電磁流量計70は、外壁40J側の外側コイル部25より軸方向入口側と、当該外側コイル部25より軸方向出口側の双方において、外壁40Jの周方向に複数配列されているものとしたが、複数の電磁流量計70の配列は、この態様に限定されるものではない。外側コイル部25の軸方向入口側と軸方向出口側のうち少なくとも一方において周方向に複数配列されていれば良い。また、内側コイル部24の軸方向入口側及び軸方向出口側のうち少なくとも一方において、複数の電磁流量計70を周方向に配列することも可能である。
〔第7の実施形態〕
第7の実施形態の電磁ポンプと流量計測システムについて、図15〜図18を用いて説明する。図16は、本実施形態の電磁ポンプの縦断面図である。図17は、本実施形態の電磁ポンプにおける電磁流量計の配列と導電性流体の流速との関係を説明する図である。図18は、比較例の電磁流量計の配列と導電性流体の流速との関係を説明する図である。なお、図17及び図18において、導電性流体の流速は、破線により示されており、破線が環状流路の径方向外側に位置するに従って流速が大きいことを示している、本実施形態の電磁ポンプは、複数の電磁流量計の配列の態様のみが、第6の実施形態と異なっている。なお、第6の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図16及び図17に示すように、本実施形態の電磁ポンプ10Kは、環状流路20Jの近傍には、環状流路20Jを流れる導電性流体の流量(流速)を計測する複数の電磁流量計70,72を有している。複数の電磁流量計70,72は、周方向に所定の間隔をあけて配列されている第1群の電磁流量計70と、第1群の電磁流量計70と軸方向に隣り合って設けられており且つ周方向に所定の間隔をあけて配列されている第2群の電磁流量計72とを含んでいる。第2群の電磁流量計72と、第1群の電磁流量計70は、同じ間隔で周方向に配列されている。
第1群の電磁流量計70と第2群の電磁流量計72は、それぞれ、環状流路20Jに沿って外壁40Jの径方向外側に配置されている。本実施形態において、第1群の電磁流量計70と第2群の電磁流量計72は、図16に示すように、外側コイル部25の軸方向入口側と軸方向出口側との双方に、それぞれ配置されている。
第1群の電磁流量計70は、中心軸線Aに直交する同一平面(二点鎖線P1で示す)上に配列されている。第2群の電磁流量計72は、第1群の電磁流量計70が配列されている平面P1から軸方向に所定の間隔をあけた中心軸線Aに直交する平面(二点鎖線P2で示す)上に配列されている。
図17に示すように、第1群の電磁流量計70は、環状流路20Jに沿って周方向に所定の間隔(等間隔)をあけて配列されている。第2群の電磁流量計72は、第1群の電磁流量計70と同じ間隔をあけて周方向に配列されている。第2群の電磁流量計72は、第1群の電磁流量計70に対して、所定の角度(図17に寸法Dで示す)、周方向の位置をずらして配列されている。すなわち、第2群の電磁流量計72は、周方向において、隣り合う第1群の電磁流量計70同士の間に配置されている。
各電磁流量計72は、上述した電磁流量計70と同様に、電磁石に流れる励磁電流が、励磁電流制御装置80により制御される(図15参照)。各電磁流量計72の電極が出力した出力電圧は、体積流量換算装置86により体積流量に換算される。換算された体積流量が大きくなるに従って、励磁電流制御装置80は、当該体積流量を計測した電磁流量計72の励磁電力が大きくなるよう制御する。
図18に示す比較例のように、第2群の電磁流量計72が設けられていない場合、第1群の電磁流量計70の近傍を流れる導電性流体には、当該電磁流量計70の電磁石が形成する磁界により電磁力が作用して流動抵抗が比較的大きくなる。環状流路20Jのうち、第1群の電磁流量計70の近傍においては、導電性流体の流速が低下し、周方向において隣り合う電磁流量計70同士の間においては、比較的導電性流体の流速が高くなる。このように、周方向において環状流路20Jを流れる導電性流体の流速に偏りが生じる。
一方、本実施形態においては、図17に示すように、周方向において隣り合う第1群の電磁流量計70の間には、第1群の電磁流量計70と軸方向に隣り合い、且つ第1群の電磁流量計70に対して周方向の位置をずらして配置された第2群の電磁流量計72が設けられている。環状流路20Jのうち第2群の電磁流量計72の近傍においても流動抵抗が大きくなり流速が低下して、周方向における流速の偏りが抑制される。
なお、本実施形態の電磁ポンプ10Kにおいて、第1群の電磁流量計70及び第2群の電磁流量計72は、外側コイル部25の軸方向入口側と軸方向出口側との双方に設けられているものとしたが、本発明に係る第1群の電磁流量計70及び第2群の電磁流量計72の配置は、この態様に限定されるものではない。例えば、外側コイル部25の軸方向入口側と軸方向出口側のいずれか一方に設けられているものとしても良い。
〔他の実施形態〕
なお、上述した各実施形態において、電磁ポンプ10〜10Kは、曲がっている入口側配管5から吸入した導電性流体を、電磁力により圧送して出口側配管7に吐出するものとしたが、本発明に係る電磁ポンプの周辺構成は、この態様に限定されるものではない。環状流路において導電性流体に流速の偏りが生じる虞があるものであれば、本発明を適用する。
上述した第1〜第5の実施形態の電磁ポンプ10,10C,10E,10G,10Hに、第6又は第7の実施形態の計測システムを適用することも好適である。
本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 流量計測システム
5 入口側配管
7 出口側配管
10,10C,10E,10G,10H,10J,10K 電磁ポンプ
11 吸入口
12 吐出口
14,14E,14H 出口側プレナム
16 入口側環状領域
18 入口側拡大領域
19 円柱状領域
20,20C,20E,20H,20J 環状流路
22,22C,22E,22G,22H,22J 周壁
24 内側コイル部(コイル部)
25 外側コイル部(コイル部)
30,30C,30E,30H 内壁(周壁)
34 環状流路流入口
35 円板状部材
36 入口側突出壁
40,40C,40E,40G,40H,40J 外壁(周壁)
40e 縁
41 端
44 環状流路流入口
46,47,48 環状流路流出口
50 閉じ部材
52 突出部
55 プレナム底壁
57 プレナム頂壁
59 プレナム内壁
60 径方向壁
60e 縁
70,72 電磁流量計
80 励磁電流制御装置
82 励磁電流伝送線
84 出力電圧伝送線
86 体積流量換算装置
88 信号伝送線

Claims (12)

  1. 横断面が略環状をなしており且つ軸方向に延びており、導電性流体が流れる環状流路を、画定する壁体である周壁と、
    当該周壁と隣り合って設けられており、当該環状流路を流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう電磁力が発生するよう当該環状流路に磁界を形成するコイル部と、
    を備え、
    前記周壁のうち前記コイル部より軸方向入口側には、導電性流体が前記環状流路に流入する開口である環状流路流入口が、形成されている
    ことを特徴とする電磁ポンプ。
  2. 前記環状流路流入口は、前記周壁のうち前記環状流路の径方向外側を軸方向に延びている壁体である外壁に形成されており、
    当該外壁のうち前記環状流路流入口より軸方向入口側の端には、径方向に広がっており且つ前記環状流路のうち軸方向入口側の端を閉じる閉じ部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁ポンプ。
  3. 前記閉じ部材は、前記外壁より径方向外側に突出して延びている突出部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電磁ポンプ。
  4. 前記環状流路流入口は、前記周壁のうち前記環状流路の径方向内側を軸方向に延びている壁体である内壁に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁ポンプ。
  5. 横断面が略環状をなしており且つ軸方向に延びており、導電性流体が流れる環状流路を、画定する壁体である周壁と、
    当該周壁と隣り合って設けられており、当該環状流路を流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう電磁力が発生するよう当該環状流路に磁界を形成するコイル部と、
    を備え、
    前記周壁のうち、前記コイル部より軸方向出口側には、導電性流体が前記環状流路から流出する開口である環状流路流出口が、形成されている
    ことを特徴とする電磁ポンプ。
  6. 前記環状流路流出口は、前記周壁のうち前記環状流路の径方向外側を軸方向に延びている壁体である外壁に形成されており、
    当該外壁より径方向外側には、出口側配管に導電性流体を吐出する開口である吐出口と、当該吐出口より導電性流体の流動方向の上流側に設けられて当該吐出口に比べて流路断面積が大きく構成された空間である出口側プレナムが、形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の電磁ポンプ。
  7. 前記環状流路流出口は、径方向のうち前記吐出口とは反対側に設けられている
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の電磁ポンプ。
  8. 前記外壁は、その表面のうち前記環状流路流出口が占める割合である開口率が、周方向を前記吐出口側からその反対側に向かうに従って大きくなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の電磁ポンプ。
  9. 前記環状流路流出口は、前記外壁の周方向を前記吐出口とは反対側に向かうに従って、開口面積が大きくなるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載の電磁ポンプ。
  10. 前記出口側プレナムは、軸方向に軸心が延びる略円柱状をなしており、
    前記周壁の軸方向出口側の端には、当該出口側プレナム内を径方向に広がる径方向壁が設けられており、
    前記環状流路流出口は、前記出口側プレナムを画定する壁体のうち軸方向入口側を構成するプレナム底壁と、前記径方向壁との間に形成されている
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の電磁ポンプ。
  11. 横断面が略環状をなしており且つ軸方向に延びており、導電性流体が流れる環状流路を、画定する壁体である周壁と、当該周壁と隣り合って設けられており、当該環状流路を流れる導電性流体に軸方向出口側に向かう力が作用するよう当該環状流路に磁界を形成するコイル部とを有する電磁ポンプにおいて、当該環状流路を流れる導電性流体の体積流量を計測する流量計測システムであって、
    前記周壁のうち環状流路の径方向外側を軸方向に延びている壁体である外壁に沿って、当該コイル部より軸方向入口側及び軸方向出口側の少なくとも一方において、周方向に配列されており、励磁電流を受けて環状流路に磁界を形成する電磁石と、当該磁界を導電性流体が横切ることにより発生する電圧を計測する電極とを有する複数の電磁流量計と、
    前記電磁石に流れる励磁電流を制御可能な励磁電流制御装置と、
    励磁電流に対応して設定された出力感度係数に基づいて、前記電極から出力された出力電圧を、導電性流体の体積流量に換算する体積流量換算装置と、
    を備え、
    励磁電流制御装置は、前記体積流量換算装置により換算された体積流量が大きくなるに従って、当該体積流量を計測した電磁流量計の励磁電力が大きくなるよう制御する
    ことを特徴とする流量計測システム。
  12. 前記複数の電磁流量計は、
    周方向に所定の間隔をあけて配列されている第1群の電磁流量計と、
    第1群の電磁流量計と軸方向に隣り合って設けられた第2群の電磁流量計と、
    を含み、
    前記第1群の電磁流量計のそれぞれと前記第2群の電磁流量計のそれぞれの位置が前記周方向で異なっている
    ことを特徴とする請求項11に記載の流量計測システム。
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CN107231068A (zh) * 2017-06-09 2017-10-03 北京理工大学 基于磁流变材料的涡轮式发电机转速控制装置及控制方法

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