JP2016095921A - Terminal block - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、三相の動力線と電気的に接続される端子台に関する。 The present invention relates to a terminal block electrically connected to a three-phase power line.
モータ等の回転電機には、電源からの電力を供給するための動力線が接続されている。一般に、動力線の一端は、ステータコイルに、動力線の他端は、モータケースに取り付けられた端子台に締結される。また、多くの場合、動力線の他端には、動力線側端子が取り付けられており、この動力線側端子が、端子台に設けられたバスバにボルト締結される。 A power line for supplying electric power from a power source is connected to a rotating electrical machine such as a motor. Generally, one end of the power line is fastened to a stator coil, and the other end of the power line is fastened to a terminal block attached to a motor case. Further, in many cases, a power line side terminal is attached to the other end of the power line, and this power line side terminal is bolted to a bus bar provided on the terminal block.
ここで、三相モータのように三相のステータコイルを有する回転電機の場合、動力線も三相分、すなわち、三本存在する。従来は、この三本の動力線を端子台に接続する際には、三本の動力線それぞれを、対応するバスバの位置に応じて位置決めしていた。この位置決めの手間を低減するために、一部では、三本の動力線を互いに連結して、動力線同士の相対的な位置関係を固定することが提案されている。例えば、特許文献1には、三本の動力線それぞれが嵌合される三つの固定孔を有した固定部材(連結部材)が開示されている。かかる固定部材を用いて、三本の動力線の相対位置関係を固定することにより、各動力線ごとの位置決めの手間を低減できる。 Here, in the case of a rotating electrical machine having a three-phase stator coil such as a three-phase motor, there are three power lines, that is, three power lines. Conventionally, when connecting these three power lines to the terminal block, each of the three power lines has been positioned according to the position of the corresponding bus bar. In order to reduce this positioning effort, in part, it has been proposed to connect the three power lines to each other to fix the relative positional relationship between the power lines. For example, Patent Document 1 discloses a fixing member (connecting member) having three fixing holes into which three power lines are fitted. By using such a fixing member to fix the relative positional relationship between the three power lines, the positioning effort for each power line can be reduced.
しかしながら、従来の構成の場合、動力線の耐振性が乏しいという問題があった。すなわち、従来の構成では、動力線のうち、端子台に対して固定されているのは、動力線側端子との結合部のみであった。この動力線の結合部は、動力線側端子にカシメ結合するために強い圧力を受けているため、強度が弱くなっている。 However, the conventional configuration has a problem that the vibration resistance of the power line is poor. That is, in the conventional configuration, among the power lines, only the coupling portion with the power line side terminal is fixed to the terminal block. Since the connecting portion of the power line is subjected to a strong pressure to be caulked and connected to the power line side terminal, the strength is weakened.
ここで、ステータや固定部材が振動した場合、これらに接続された動力線も振れる。そして、この場合、動力線のうち、端子台に対して固定された箇所、すなわち、カシメ結合部に応力がかかることになる。カシメ結合部は、上述した通り、他の部位に比して強度に乏しく、かかる箇所に応力がかかることで、動力線が破断したり、脱離したりするおそれがあった。 Here, when the stator and the fixing member vibrate, the power lines connected to them also shake. In this case, stress is applied to the portion of the power line fixed to the terminal block, that is, the caulking joint. As described above, the caulking joint portion is poor in strength as compared with other parts, and there is a possibility that the power line is broken or detached when stress is applied to such a part.
そこで、本発明では、動力線の耐振性をより向上できる端子台を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a terminal block that can further improve the vibration resistance of power lines.
本発明の端子台は、それぞれの先端に動力線側端子が結合されるとともに連結部材で連結されて一体化された三相の動力線が、電気的に接続される端子台であって、前記動力線側端子が締結されるバスバと、前記動力線側端子をバスバに締結した際、前記連結部材と前記動力線側端子との間で、前記動力線に当接して、当該動力線の動きを規制する規制部と、を備えることを特徴とする。 The terminal block of the present invention is a terminal block to which a power line side terminal is coupled to each end and a three-phase power line integrated by being coupled by a coupling member is electrically connected, When the power line side terminal is fastened, and when the power line side terminal is fastened to the bus bar, the power line abuts between the connecting member and the power line side terminal to move the power line. And a regulation unit that regulates the above.
本発明によれば、連結部材と動力線側端子との間で、動力線の動きを規制する規制部を端子台に設けているため、動力線と動力線側端子との結合部に応力がかかることを防止でき、動力線の耐振性を向上できる。 According to the present invention, since the restricting portion for restricting the movement of the power line is provided between the connecting member and the power line side terminal on the terminal block, stress is applied to the coupling portion between the power line and the power line side terminal. This can be prevented and the vibration resistance of the power line can be improved.
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である端子台10の斜視図である。また、図2は、規制部18付近での断面図であり、図3は、図2のA−A断面図である。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of a
この端子台10は、三相回転電機と電源とを接続するために用いられるもので、回転電機のケースに取り付けられる。はじめに、この端子台10に接続される動力線100について簡単に説明する。動力線100は、三相分、すなわち、三本設けられており、回転電機の三相のステータコイルそれぞれに接続されている。各動力線100の一端は、溶接等の手段により、対応するステータコイルに接続される。各動力線100の他端は、動力線側端子104が締結される。以下では、動力線100のうち、動力線側端子104と結合される箇所を「結合部102」と呼ぶ。
This
動力線側端子104は、金属等の導電性材料からなる平板である。動力線側端子104の先端近傍には、ボルトの挿通孔が形成されている。また、動力線側端子104の基端近傍には、動力線100とカシメ結合するためのカシメ部106が設けられている。カシメ部106は、動力線側端子104の周縁から外側に延びる略矩形の舌片である。動力線100と動力線側端子104とを結合する際には、動力線側端子104の表面に、動力線100の結合部102を配置した状態で、このカシメ部106を、動力線側端子104の表面に向かって折り曲げて、動力線100の結合部102を、動力線側端子104の表面に押し付けてかしめる。
The power
三本の動力線100は、連結部材110により一体化されている。連結部材110は、絶縁性の樹脂で形成された略ブロック状部材である。連結部材110には、三本の動力線100それぞれが挿通される貫通孔が三つ形成されている。この貫通孔に動力線100が挿通されることで、三本の動力線100の相対位置関係(隣接間隔)が固定される。
The three
端子台10は、絶縁性の樹脂からなるベース12を備えている。ベース12は、回転電機のケースの外部に突出する電源側ベース部12aと、ケースの内部に突出する回転電機側ベース部12bと、に大別される。電源側ベース部12aは、断面略楕円形の筒状であり、その一端は、完全開口されている。電源側ベース部12aの内部には、外部中継端子(図示せず)が外部に露出した状態で配置されており、この外部中継端子に、電源から延びる配線が接続される。回転電機側ベース部12bは、電源側ベース部12aの他端から突出する三つの略筒状部位である。端子台10を回転電機のケースに取り付ける際には、予め、ケースに三つの挿通孔を形成しておき、この挿通孔に、当該三つの回転電機側ベース部12bを、ケースの外側から挿し込む。この挿通の際、後述するL字バスバ16は、挿通の邪魔にならないように、回転電機側ベース部12bから取り外しておく。
The
各回転電機側ベース部12bの上面には、L字バスバ16を介して動力線側端子104と接続される内部中継端子14が、露出した状態で設けられている。内部中継端子14は、導電性を備えた金属からなる平板である。回転電機側ベース部12bの内部は、空洞になっており、当該回転電機側ベース部12bの内部には、内部中継端子14と外部中継端子とを電気的に接続する導電体(図示せず)が配されている。
An
内部中継端子14の上には、L字バスバ16がボルト締結されている。L字バスバ16は、導電性を備えた金属からなる平板を略L字状に屈曲させた部材である。すなわち、L字バスバ16は、内部中継端子14の上に載置される載置面16aと、当該載置面16aに対して略直交する立脚面16bと、を備えている。L字バスバ16は、回転電機側ベース部12bの端部近傍位置から立脚するように、内部中継端子14にボルト締結される。そして、このL字バスバ16に、動力線側端子104がボルト締結される。
An L-
さらに、本実施形態では、L字バスバ16の下側に、動力線100の動きを規制する規制部18を設けている。規制部18は、各回転電機側ベース部12bの端部から動力線100に近づく方向に突出する部位である。この規制部18は、回転電機側ベース部12bと一体形成されており、回転電機側ベース部12bと同じく、絶縁性樹脂からなる。この規制部18の先端には、図2に示すように、上面視において、先端に近づくにつれて幅広になる略V字状の切り欠き20が形成されている。この切り欠き20の基端は、動力線100の外径とほぼ同じ大きさの幅を有しており、当該基端に位置する動力線100が左右方向へ動くことを防止する。この規制部18は、L字バスバ16に、動力線側端子104を締結した際に、動力線側端子104と連結部材110との間に位置し(図1、図3参照)、さらに、その基端部が動力線100に当接するような位置に形成されている。以下では、動力線100のうち、規制部18に当接する箇所を「当接部108」と呼ぶ。
Further, in the present embodiment, a restricting
かかる規制部18を設けることにより、動力線100の破断を効果的に防止することができる。これについて、図4を参照して説明する。図4は、連結部材110が振動した際の動力線100の動きを示すイメージ図であり、図4(a)は、規制部18がある場合を、図4(b)は、規制部18が無い場合を、それぞれ示している。
By providing the restricting
上述の説明から明らかな通り、連結部材110は、三つの動力線100を一体化する部材であるが、この連結部材110自体は、他部材に固定されておらず、自由に動けるようになっている。回転電機の駆動等に伴い、この連結部材110が振動すると、当該連結部材110に固定された動力線100も振れることになる。このとき、図4(b)に示すように、規制部18が無い場合、動力線100のうち連結部材110に取り付けられた箇所は、連結部材110とともに振れる。一方、動力線100のうち、動力線側端子104に結合された結合部102は、振れることなく、その位置で留まろうとするため、結合部102には、振動に起因する応力が集中的にかかることになる。ここで、結合部102は、カシメ結合のための圧力を受けて一部変形した箇所であり、他の部位に比して強度が乏しい箇所である。かかる結合部102に、応力が集中すると、当該結合部102が、破断したり、動力線側端子104から脱離したりするおそれがあった。
As is clear from the above description, the connecting
そこで、本実施形態では、規制部18を設け、結合部102への応力集中を防止している。すなわち、規制部18を設けた場合、動力線100は、動力線側端子104と連結部材110との間で、規制部18の切り欠き20内に配置されることになり、その移動が制限される。その結果、連結部材110が振動した場合、動力線100のうち、連結部材110と規制部18との間の部分は、振れるが、規制部18から動力線側端子104までの間の部分は、殆ど振れない。この場合、動力線100のうち連結部材110と当接する当接部108に応力が集中することになるが、この当接部108は、結合部102に比べて強度が強いため、破断が生じにくい。結果として、規制部18を設けることにより、振動に起因する動力線100の破断や脱離を効果的に防止でき、動力線100の耐振性を向上できる。
Therefore, in the present embodiment, the restricting
なお、端子台10に、動力線100を締結する際には、図2に示すように、切り欠き20の内側に動力線100を位置させた状態で、端子台10を、動力線100側(ケースから離れる方向)に移動させる。このとき、端子台10を、連結部材110よりもステータ側(ケースから離れる方向)に僅かに飛びだした位置まで進めておけば、動力線100には、適度なテンションがかかることになる。そして、その結果、動力線100は、三つの規制部18の配設方向(図2における紙面左右方向)だけでなく、当該配設方向に直交する方向(図2における紙面上下方向)にも振れにくくなる。これにより、動力線100の破断や脱離をより効果的に防止できる。
When fastening the
さらに、規制部18を設けることで、動力線100の位置決めの手間も軽減できる。すなわち、動力線100を端子台10に取り付ける際には、各動力線100の位置を、対応するL字バスバ16の位置に合わせて位置決めする必要がある。本実施形態のように、規制部18に設けられた切り欠き20を利用することで、三つの動力線100の位置決めを容易に行える。すなわち、本実施形態において端子台10に、動力線100を締結する際には、図2(a)に示すように、この切り欠き20の内側に動力線100を位置させた状態で、端子台10を、動力線100側に移動させる。この移動の際、動力線100は、切り欠き20の周縁にガイドされて、切り欠き20の基端へと近づいていく。そして、最終的には、図2(b)に示すように、三つの動力線100の位置が、三つの規制部18により、規定され、位置決めされる。
Furthermore, by providing the restricting
ここで、規制部18が無い場合でも、連結部材110を設けることで、動力線100の位置決めの手間は、多少は軽減されていた。すなわち、連結部材110に設けられる三つの挿通孔の配置間隔が、端子台10に設けられる三つのL字バスバ16の配置間隔と一致していれば、三つの動力線100の位置を個別に調整する必要がなくなり、位置決めの手間を大幅に低減できる。しかしながら、実際には、連結部材110は、端子台10とは別部材であるため、挿通孔の配置間隔を、端子台10の製造上のバラツキに完全に対応させることは困難であった。その結果、連結部材110を用いる場合であっても、各動力線100の位置を個別に微調整する必要があった。一方、本実施形態では、規制部18を、端子台10に設けている。そのため、同じ端子台10に設けられたL字バスバ16の配置間隔のバラツキに対応しやすく、動力線100を個別に位置調整する手間を低減できる。
Here, even in the case where the restricting
以上説明した通り、本実施形態によれば、動力線100の耐振性を向上でき、また、動力線100の位置決めの手間を低減できる。なお、ここで説明した構成は、一例であり、連結部材110と動力線側端子104との間で、動力線100に当接して、当該動力線100の動きを規制する規制部18を端子台10に設けるのであれば、その他の構成は、適宜、変更されてもよい。例えば、本実施形態では、規制部18を、回転電機側ベース部12bと一体成形しているが、規制部18は、端子台10に設けられるのであれば、回転電機側ベース部12bと別体であってもよい。また、本実施形態では、動力線側端子104と動力線100とをカシメ結合しているが、両者は、互いに結合されるのであれば、他の方法、例えば、溶接等で結合されてもよい。また、規制部18に設けられる切り欠き20の形状は、求められる位置精度や、動力線100の形状等に応じて適宜、変更してもよい。例えば、図5(a)に示すように、動力線100に比して幅広の切り欠き20としてもよい。また、本実施形態では、切り欠き20の周縁は、円弧を繋げたような曲線としているが、図5(b)に示すように、切り欠き20の周縁は、直線で形成されてもよい。
As described above, according to the present embodiment, the vibration resistance of the
10 端子台、12 ベース、12a 電源側ベース部、12b 回転電機側ベース部、14 内部中継端子、16 L字バスバ、18 規制部、20 切り欠き、100 動力線、102 結合部、104 動力線側端子、106 カシメ部、108 当接部、110 連結部材。 10 terminal block, 12 base, 12a power supply side base, 12b rotating electrical machine side base, 14 internal relay terminal, 16 L-shaped bus bar, 18 regulating part, 20 notch, 100 power line, 102 coupling part, 104 power line side Terminal, 106 Caulking part, 108 Abutting part, 110 Connecting member.
Claims (1)
前記動力線側端子が締結されるバスバと、
前記動力線側端子をバスバに締結した際、前記連結部材と前記動力線側端子との間で、前記動力線に当接して、当該動力線の動きを規制する規制部と、
を備えることを特徴とする端子台。 A power line side terminal is coupled to each tip and a three-phase power line integrated by being coupled by a coupling member is an electrically connected terminal block,
A bus bar to which the power line side terminal is fastened;
When the power line side terminal is fastened to the bus bar, between the connecting member and the power line side terminal, the power line side terminal is brought into contact with the power line, and a regulation part that regulates the movement of the power line;
A terminal block comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014229665A JP2016095921A (en) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | Terminal block |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014229665A JP2016095921A (en) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | Terminal block |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111541343A (en) * | 2020-07-07 | 2020-08-14 | 深圳市国天电子股份有限公司 | Insulating seat and car |
-
2014
- 2014-11-12 JP JP2014229665A patent/JP2016095921A/en active Pending
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