JP2016092606A - 自動追尾装置、自動追尾方法、撮像装置及びプログラム - Google Patents

自動追尾装置、自動追尾方法、撮像装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検出した動体を自動追尾する際の追従性を向上させる。【解決手段】パン動作及びチルト動作によって撮像方向を変えることが可能な撮像部101と、撮像された映像から動体を検出する画像解析部110と、撮像部101のパン制御及びチルト制御を行うシステム制御部103を備える監視カメラ100において、システム制御部103は、撮像画角に対してパン制御とチルト制御の両方を行わない不感領域とパン動作の移動量及びチルト動作の移動量の一方をゼロに補正するゼロ補正領域とを含む領域パターンを設定し、撮像された映像を表示する表示手段の画面中央付近に動体を捉え続けるようにパン制御及びチルト制御を行う際に、動体が不感領域の内部にあるときにはパン制御及びチルト制御を行わず、動体がゼロ補正領域にあるときには移動量をゼロに補正した動作を行わない構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像方向を変えるためのカメラ旋回機能を備える撮像装置の制御に関し、特に、検出した動体を追尾するための撮像方向のパン・チルト制御に関する。
動体検出機能を搭載し、撮像方向のパン・チルト制御が可能な監視カメラには、撮像領域内で検出した動体を表示画面の中央付近に捉え続けるように撮像方向のパン・チルト制御を行う自動追尾機能を備えるものがある。例えば、カメラ旋回機構を有し、撮像画像から動体を検出し、検出した動体を自動追尾して撮像画像内に写し続けるように、カメラ旋回機構を自動制御する撮像装置が提案されている(特許文献1参照)。また、表示画面内で動体を表示すべき位置の周囲に不感領域を設定し、不感領域内を動体の中心位置が移動する場合には動体の追従動作を行わないことにより、不要な映像のゆれを生じさせない追尾方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−40514号公報 特開平7−23270号公報
ところで、高倍率な望遠機能を有するカメラ旋回機能付き監視カメラに対しては、一般的に、旋回動作後の停止位置精度が高いことが要求される。そこで、パン・チルト動作を行ったときのカメラの停止位置付近での停止精度を高めるために、パン・チルト動作が停止する直前に停止位置の微調整が行われている。しかし、停止位置の微調整に要する時間は、停止位置付近におけるパン・チルト機構の機械的(メカ的)なずれに依存するため、ずれが大きい場合には微調整時間が延びて、追従性が低下してしまう。
また、カメラの停止位置合わせは、パン動作とチルト動作のそれぞれに対して行う必要があるため、一方の位置合わせを行うときには、他方は停止している必要がある。よって、停止位置合わせは、パン方向(左右方向)とチルト方向(上下方向)で同時に行われず、順番に行う必要がある。この場合、パン動作とチルト動作の同時駆動を行った場合に停止位置合わせにかかる時間は、パン動作とチルト動作のいずれか一方のみを行った場合よりも長くなってしまい、追従性が低下してしまう。
本発明は、検出した動体を自動追尾する際の追従性を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る自動追尾装置は、パン動作およびチルト動作によって撮像方向を変えることが可能な撮像手段により撮像された映像から動体を検出する検出手段と、前記撮像手段のパン制御およびチルト制御を行う制御手段と、前記撮像手段の撮像画角に対して、前記パン制御および前記チルト制御の両方を行わない不感領域と、前記パン動作の移動量および前記チルト動作の移動量の一方をゼロに補正するゼロ補正領域とを含む領域パターンを設定する設定手段と、を備え、前記制御手段は、前記撮像された映像を表示する表示手段の画面中央付近に前記動体を捉え続けるように前記パン制御および前記チルト制御を行う際に、前記動体が前記不感領域の内部にあるときには前記パン制御および前記チルト制御を行わず、前記動体が前記ゼロ補正領域の内部にあるときには移動量をゼロに補正した動作を行わないことを特徴とする。
本発明に係る自動追尾装置によれば、検出した動体を自動追尾する際の追従性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る監視カメラの概略構成を示すブロック図である。 図1の監視カメラについて、チルト位置が水平方向付近の場合における不感領域とゼロ補正領域を模式的に説明する図である。 図1の監視カメラが天井に設置されているときのパン・チルト動作を模式的に示す図である。 図1の監視カメラにより動体を自動追尾する第1の制御方法において、チルト位置が90度付近の場合に設定される不感領域とゼロ補正領域を模式的に説明する図である。 図1の監視カメラにより動体を自動追尾する第1の制御方法のフローチャートである。 図5のステップS506における、パン・チルト移動量の補正方法のフローチャートである。 図1の監視カメラにより動体を自動追尾する第2の制御方法において、チルト位置が90度付近の場合に設定される不感領域とゼロ補正領域を模式的に説明する図である。 図1の監視カメラにより動体を自動追尾する第2の制御方法のフローチャートである。 動体のサイズを考慮した不感領域と撮像画角との関係を示す図である。 図1の監視カメラにより動体を自動追尾する第3の制御方法のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る監視カメラ100の概略構成を示すブロック図である。
監視カメラ100は、撮像方向を変えるためのカメラ旋回機能を備える撮像装置の一例である。監視カメラ100は、撮像部101、画像処理部102、システム制御部103、レンズ駆動部104、レンズ制御部105、パン動作駆動部106、パン動作制御部107、チルト動作駆動部108及びチルト動作制御部109を備える。また、監視カメラ100は、画像解析部110及び通信インタフェース部111を備える。
撮像部101は、レンズや撮像素子等を備え、所定の領域を撮像し、光電変換により撮像された映像をアナログ電気信号に変換し、更に、アナログ電気信号をA/D変換してデジタルデータ(LAW画像)を生成する。撮像部で生成されたデジタルデータは、画像処理部102へ送られる。画像処理部102は、撮像部101から取得したデジタルデータに対して、所定の画像処理と圧縮符号化処理を行い、画像データを生成する。こうして、画像処理部102で生成された画像データは、通信インタフェース部111とネットワークを介してクライアント装置(後述)へ配信される。
システム制御部103は、演算手段であるCPUやプログラムを格納するメモリ、プログラムの展開領域とデータの記憶領域とを有するメモリ等を備える。システム制御部103は、プログラムを実行して監視カメラ100を構成する各部の動作制御を行うことにより、監視カメラ100の全体的な動作を統括制御する。例えば、システム制御部103は、レンズ制御部105に対するズームやフォーカス制御の指示、動体を自動追尾するためのパン動作制御部107及びチルト動作制御部109に対するパン動作及びチルト動作の指示、画像処理部102に対する画質調整の指示等を行う。
レンズ駆動部104は、撮像部101に含まれるフォーカスレンズやズームレンズを駆動するための機械駆動系とその駆動源であるモータ等により構成されている。レンズ制御部105は、システム制御部103からの指示に基づいて、レンズ駆動部104の動作制御を行う。
パン動作駆動部106は、撮像部101のパン動作を行う機械駆動系とその駆動源であるモータ等によって構成されており、撮像方向をパン方向において360度の無限旋回が可能に構成されている。パン動作制御部107は、システム制御部103からの指示に基づいて、パン動作駆動部106の動作制御を行う。なお、本実施形態では、パン方向は水平方向に設定されるものとする。
チルト動作駆動部108は、撮像部101のチルト動作を行う機械駆動系とその駆動源であるモータ等によって構成されており、撮像方向をチルト方向に水平方向0度から+180度まで回転することができる。チルト動作制御部109は、システム制御部103からの指示に基づいて、チルト動作駆動部108の駆動制御を行う。なお、チルト方向は、本実施形態では、鉛直方向(鉛直面内)に設定されるものとする。
画像解析部110は、撮像部101により撮像された映像、つまり、画像処理部102が生成した撮像画像を解析し、例えば、後述するように、動体(追尾対象となる被写体)を検出する等の種々の解析処理を行う。通信インタフェース部111は、不図示のネットワークへの通信接続を可能にする。
本実施形態では、監視カメラ100は、通信インタフェース部111を介してLANやインターネット等のネットワークに接続され、接続されたネットワークを介して複数のクライアント装置(不図示)と通信可能に構成されている。そして、クライアント装置は、ネットワークを介して、監視カメラ100による撮像映像の表示、録画記録を行うことができる。また、クライアント装置は、カメラ制御指令を監視カメラ100に送信することにより、監視カメラ100の撮像条件の設定、パン動作、チルト動作等を行う。
次に、監視カメラ100の不感領域と、パン・チルト移動量をゼロ(0)に補正する領域(以下「ゼロ補正領域」という)について説明する。本実施形態では、不感領域とゼロ補正領域とを含む領域パターンを、撮像部101の姿勢、例えば、チルト位置に応じて設定する。
先ず、チルト位置が水平方向付近の場合における、不感領域について説明する。図2は、チルト位置が水平方向付近の場合における、監視カメラ100の不感領域とゼロ補正領域を模式的に説明する図である。不感領域201は、画面200の中央付近に存在する動体に対してパン・チルト動作を行わない領域である。不感領域201の幅と高さは、画面200上のピクセル数を基準とする。ここでは、一例として、不感領域201の幅を画面幅の20%、高さを画面高さの15%とし、不感領域201の位置を画面中心から上下左右(水平方向、鉛直方向)で均等となるように設定している。但し、不感領域201の幅、高さ及び位置の設定は、これに限定されるものではない。
例えば、画像解析部110が検出した動体の中心が画面200内の領域210内の点P1に位置する場合には、点P1は不感領域201外にあるため、システム制御部103は、パン・チルト制御を実行する。一方、動体が点P2に位置する場合には、点P2は不感領域201内にあるため、システム制御部103は、パン・チルト制御を実行しない。なお、動体が不感領域201の境界線上の点P3にあるときには、不感領域201内にあるものとして、システム制御部103はパン・チルト制御を実行しないものとする。
続いて、チルト位置が水平方向付近の場合におけるゼロ補正領域について説明する。画面200の中央付近を上下に分割する横長のゼロ補正領域202は、チルト移動量をゼロに補正して、パン動作のみを行う領域を示している。また、画面中央付近を左右に分割する縦長のゼロ補正領域203は、パン移動量をゼロに補正して、チルト動作のみを行う領域を示している。
ここで、ゼロ補正領域202の高さを不感領域201の高さよりも低く設定し、ゼロ補正領域203の幅は不感領域201の幅よりも狭く設定する。ゼロ補正領域202,203にはそれぞれ、画面中央付近で不感領域201と交差して重複している領域がある。この重複領域では、ゼロ補正領域202,203に対して定められた制御よりも、不感領域201に対して定められた制御が優先される。即ち、点P6,P7,P8に位置する動体については、その動体が不感領域201の外に移動しない限り、パン動作とチルト動作のどちらも行われない。
次に、チルト位置が天頂方向の場合について説明する。監視カメラ100が建築物等の天井に設置されているとき、チルト角度が90度付近になると撮像方向は真下を向く。図3は、監視カメラ100が天井に設置されているときのパン・チルト動作を模式的に示す図である。図3(a)に示すように、パン動作は、表示画面上の画面中心を中心とする円運動となる。一方、チルト動作は、表示画面上の上下方向の移動となる。
この場合のパン・チルト制御による動体の画面200上での動きを、図3(b)を参照して説明する。画像解析部110が検出した動体が点P11に位置するときに、動体を画面中央で捉えるようにするためには、90度のパン動作により点P11を点P12の位置に移動させ、その後に動体が画面中心にくるようにチルト動作を行えばよい。また、検出された動体が点P13にある場合でも、動体を画面中央で捉えるために必要なパン移動量は、動体が点P11に位置していた場合と同じ90度である。よって、パン動作によって動体を点P13から点P14の位置へ移動させ、その後に動体が画面中心にくるようにチルト動作を行えばよい。これに対して、動体が点P15に位置する場合には、わずかのパン移動量で動体を点P12へ移動させることができる。しかし、チルト移動量は、動体が点P11にある場合と同じであり、点P12から画面中心までの移動量となる。
このように、パン移動量は、動体の位置と画面中心とを結ぶ直線と垂直軸との角度によって定まり、+90度〜−90度の範囲の値となる。チルト移動量は、動体の位置から画面中心までの距離によって定まり、最大移動量は、ズーム位置によって定まる水平画角の半分の値となる。なお、動体の位置とは、動体の中心位置であり、例えば、後述するように、動体を囲む外接矩形の中心位置で表される。
具体的には、レンズが20倍ズームでワイド端のときの垂直画角が40度、テレ端のときの垂直画角が2度であるとすると、ワイド端のときのチルト移動量は+20度〜−20度の範囲になり、テレ端のときは+1度〜−1度の範囲となる。なお、ここまでの説明では、パン動作が先に行われた後にチルト動作が行われるように説明したが、実際には、パン動作とチルト動作は同時に開始される。
次に、チルト位置が90度付近の場合の不感領域について説明する。図4は、チルト位置が90度付近の場合における、監視カメラ100の不感領域とゼロ補正領域を模式的に説明する図である。図3を参照して説明した通り、パン動作は画面中心を回転中心とした回転運動になるため、パン移動量が微小な領域は、図4(a)に示すような上下対称な三角形の領域401となる。一方、チルト動作は、画面中心方向へ向かう運動となるため、チルト移動量が微小な領域は、図4(b)に示すような画面中心からの距離が小さな円形の領域402となる。検出された動体を画面中心に移動させるためのチルト移動量は、動体の位置が画面中心に近づくに従って小さくなり、画面中心から遠ざかるに従って大きくなる。
チルト移動量が大きく、且つ、パン移動量が微小な領域は、図4(c)に示す領域403で示される。また、パン移動量が大きく、且つ、チルト移動量が微小な領域は、図4(c)に示す領域404で示される。よって、図4(d)に示すように、領域403,404に画面中央付近の不感領域405を重ね合わせた領域が、チルト位置が90度付近の不感領域となる。
ここで、図4(c)に示すチルト移動量をゼロに補正する領域404は、図4(d)に示すパン・チルト制御を行わない不感領域405内に完全に含まれるため、結果的に領域404は存在しなくなる。不感領域405の上下に位置する台形形状のゼロ補正領域406は、パン移動量をゼロに補正し、チルト動作のみが行われる領域である。
なお、図4(d)に示す不感領域405は、後述する動体を自動追尾する第1の制御方法において、チルト位置が90度付近の場合において設定される不感領域である。このとき、図2の不感領域201と図4の不感領域405とを同じサイズの矩形領域とすることにより、チルト位置にかかわらずに、動体が不感領域201(405)の内部にいるか又は外部にいるかを判定することができる。
次に、監視カメラ100により動体を自動追尾する第1の制御方法について説明する。図5は、監視カメラ100を用いて実行される自動追尾の第1の制御方法のフローチャートである。図5のフローチャートに示す各処理は、監視カメラ100を構成する各部がシステム制御部103による制御下において所定の動作を実行することで実現される。
ステップS501において画像解析部110は、画像処理部102から画像を取得し、現在フレーム画像と過去フレーム画像との差分から動体を検出する。ステップS502においてシステム制御部103は、動体が検出されたか否かを判定する。システム制御部103は、動体が検出された場合(S502でYES)、処理をステップS503へ進め、動体が検出されなかった場合(S502でNO)、本処理を終了させる。
ステップS503においてシステム制御部103は、ステップS501で検出した動体を追尾対象となる被写体に設定し、検出した動体を囲む外接矩形を求め、更にその中心位置を求めることによって、画面上での動体の中心位置を取得する。なお、検出した動体を囲む外接矩形を求め、更にその中心位置を求める実際の演算処理は、画像解析部110が行うようにすることができる。
続くステップS504においてシステム制御部103は、ステップS503で算出した動体の中心位置が不感領域の内部にあるか否かを判定する。システム制御部103は、動体の中心位置が不感領域の内部(境界線上を含む)にある場合(S504でYES)、処理をステップS501へ戻し、動体の中心位置が不感領域の内部にない場合(S504でNO)、処理をステップS505へ進める。なお、本実施形態では、前述の通り、図2の不感領域201と図4の不感領域405は同じサイズで同じ位置に設定しているため、ステップS504での判断基準となる不感領域が不感領域201,405のどちらであるかの判断を行う必要はない。
ステップS505においてシステム制御部103は、画面上の動体位置、撮像部101が現在撮像を行っている方向であるパン・チルト絶対位置及び現在のズーム位置に基づいて、動体を画面中央で捉えるために必要なパン・チルト移動量を算出する。ステップS505で算出されるパン・チルト移動量は、動体の中心位置を画面中心へ移動させるために必要な移動量である。ここで、パン動作駆動部106は360度の無限旋回が可能であるため、パン絶対位置は0度〜360度の範囲の値となる。また、チルト動作駆動部108は0度〜180度の範囲で駆動可能であるため、チルト絶対位置は0度〜180度の範囲の値となる。
続くステップS506においてシステム制御部103は、ステップS505で算出したパン・チルト移動量と現在のズーム位置とに基づいて、動体を画面中央に捉えるために必要なパン・チルト移動量とズーム移動量を補正する。ステップS506でのパン・チルト移動量の補正処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。図6は、パン・チルト移動量の補正方法のフローチャートである。
ステップS601においてシステム制御部103は、現在のズーム位置に基づいて撮像範囲の水平画角を求める。続くステップS602においてシステム制御部103は、パン移動量と水平画角を比較し、パン移動量が水平画角の所定の比率以上か否かを判定する。ここでは、判定基準となる所定の比率を10%とするが、これに限定されるものではない。システム制御部103は、パン移動量が水平画角の10%未満の場合(S602でNO)、処理をステップS603へ進め、パン移動量が水平画角の10%以上の場合(S602でYES)、処理をステップS604へ進める。
ステップS603においてシステム制御部103は、パン移動量をゼロに補正し、これにより本処理は終了となる。ステップS603の処理が実行されるのは、チルト位置が水平付近の場合には、動体が図2のゼロ補正領域203内にいるときであり、例えば、動体の中心位置が点P5の場合である。また、チルト位置が90度付近の場合には、動体が図4(d)のゼロ補正領域406内にいるときである。
ステップS604においてシステム制御部103は、現在のズーム位置に基づいて撮像範囲の垂直画角を求める。続くステップS605においてシステム制御部103は、チルト移動量と垂直画角を比較し、チルト移動量が垂直画角の所定の比率以上か否かを判定する。ここでは、判定基準となる所定の比率を10%とするが、これに限定されるものではない。システム制御部103は、チルト移動量が垂直画角の10%以上の場合(S605でYES)、本処理を終了させる。ここで本処理が終了となるのは、チルト位置が水平付近の場合には、動体が図2の領域210,220,230,340のいずれかの場所にいるときであり、例えば動体の中心位置が点P1にある場合である。また、チルト位置が90度付近の場合には、動体が図4(d)の不感領域405及びゼロ補正領域406のいずれにもいないときである。
システム制御部103は、ステップS605の判定において、チルト移動量が垂直画角の10%未満の場合(S605でNO)、処理をステップS606へ進める。そして、ステップS606においてシステム制御部103は、チルト移動量をゼロに補正し、これにより本処理は終了となる。ステップS606の処理が実行されるのは、チルト位置が水平付近の場合には、動体が図2のゼロ補正領域203内にいるときであり、例えば、動体の中心位置が点P4の場合である。また、チルト位置が90度付近の場合には、動体が図4(d)の領域404にいるときであるが、領域404は図4(d)の不感領域405に含まれるため、ステップS504の不感領域についての内外判定で既にパン・チルト動作を行わないと判定されている。
図5の説明に戻る。ステップS507においてシステム制御部103は、補正後のパン移動量とチルト移動量に応じて処理を分岐させる。システム制御部103は、補正後のパン移動量がゼロでなく、且つ、チルト移動量がゼロの場合には、処理をステップS508へ進め、補正後のパン移動量がゼロであり、且つ、チルト移動量がゼロでない場合には、処理をステップS510へ進める。また、システム制御部103は、補正後のパン移動量とチルト移動量がそれぞれゼロでない場合には、処理をステップS512へ進める。
ステップS508においてシステム制御部103は、パン動作の制御のみを行う。その後、ステップS509においてシステム制御部103は、パン動作が終了したか否かを判定する。システム制御部103は、パン動作が終了していない場合(S509でNO)、ステップS509の判定を繰り返し、パン動作が終了した場合(S509でYES)、処理をステップS501へ戻す。
ステップS510において、システム制御部103は、チルト動作の制御のみを行う。その後、ステップS511において、システム制御部103は、チルト動作が終了したか否かを判定する。システム制御部103は、チルト動作が終了していない場合(S511でNO)、ステップS511の判定を繰り返し、チルト動作が終了した場合(S511でYES)、処理をステップS501へ戻す。
ステップS512においてシステム制御部103は、パン動作とチルト動作の両方の制御を行う。その後、ステップS513においてシステム制御部103は、パン・チルト動作が終了したか否かを判定する。システム制御部103は、パン・チルト動作が終了していない場合(S513でNO)、ステップS513の判定を繰り返し、パン・チルト動作が終了した場合(S513でYES)、処理をステップS501へ戻す。
以上の説明の通り、動体を自動追尾する第1の制御方法によれば、パン移動量とチルト移動量をそれぞれ強制的にゼロにする領域を設けることで、パン動作とチルト動作が同時に実行されることを抑制し、その実行頻度を減らす。これにより、自動追尾のためのパン・チルト動作に要する時間を短縮して、動体に対する追従性を高めることができる。
次に、監視カメラ100により動体を自動追尾する第2の制御方法について説明する。動体を自動追尾する第2の制御方法では、チルト位置が90度付近の場合に、図6(d)で説明したゼロ補正領域に、パン移動量をゼロに補正するゼロ補正領域を更に追加する。
図7は、監視カメラ100により動体を自動追尾する第2の制御方法において、チルト位置が90度付近の場合において設定される不感領域とゼロ補正領域を模式的に説明する図である。図7(a)中の示す三角形の領域701内では、パン動作の移動角度が90に近いため、動作時間が長くなってしまう。そのため、画面中央付近より多少の距離がある場合であっても、極力、チルト動作を行いたくない。そこで、図7(b)に示す扇形のゼロ補正領域702を、チルト動作を行わない領域として、図4(d)に示したパターン(不感領域405、ゼロ補正領域406)に追加する。図7(c)は、図7(b)のパターンと図4(d)のパターンを重ね合わせた不感領域及びゼロ補正領域を表す図である。ゼロ補正領域702において矩形の不感領域405と重複しない領域が、チルト移動量をゼロに補正し、パン動作のみが行われるゼロ補正領域である。
図8は、監視カメラ100を用いて実行される自動追尾の第2の制御方法のフローチャートである。図8のフローチャートに示す各処理は、監視カメラ100を構成する各部がシステム制御部103による制御下において所定の動作を実行することで実現される。なお、ここでは、画像解析部110により追尾対象となる動体が検出されたことを前提に説明を行うこととする。
ステップS801においてシステム制御部103は、動体の画面上の中心位置を取得する。ステップS801の処理内容は、図5のステップS503の処理内容と同じである。続いて、システム制御部103は、現在のチルト位置を取得し、真下付近であるか否かを判定する。ここでは、チルト位置が85度〜95度の範囲にあるときに真下付近であると判定し、これ以外の範囲にあるときに真下付近でないと判定するものとする。システム制御部103は、チルト位置が真下付近でない場合(S802でNO)、処理をステップS803へ進め、チルト位置が真下付近である場合(S802でYES)、処理をステップS805へ進める。
ステップS803においてシステム制御部103は、図2を参照して説明した水平方向付近の領域パターン(不感領域201、ゼロ補正領域202,203)を設定する。続くステップS804においてシステム制御部103は、現在のズーム位置に基づいてゼロ補正領域202の高さとゼロ補正領域203の幅を決定する。例えば、現在のズーム位置から画面の垂直画角と水平画角を求め、垂直画角の10%をゼロ補正領域202の高さとし、水平画角の10%をゼロ補正領域203の幅とする。
ステップS805においてシステム制御部103は、図7(c)に示した真下付近の領域パターン(不感領域405、ゼロ補正領域406,702)を設定する。そして、ステップS806においてシステム制御部103は、現在のズーム位置に基づいてチルト移動量をゼロにするゼロ補正領域702の半径を決定する。ここでは、現在のズーム位置から画面の水平画角を求め、水平画角の15%をゼロ補正領域702の半径とするが、これに限定されるものではない。なお、ゼロ補正領域702,406の中心角度は、ズーム位置によらず一定に定められている。
システム制御部103は、ステップS804,S806の処理後に、ステップS807へ処理を進め、ステップS807において、動体の中心位置が不感領域405内にあるか否かを判定する。システム制御部103は、動体の中心位置が不感領域405内にある場合(S807でYES)、処理をステップS808へ進め、動体の中心位置が不感領域405内にない場合(S807でNO)、処理をステップS809へ進める。
ステップS808においてシステム制御部103は、パン・チルト動作を行うことなく、本処理を終了させる。一方、ステップS809においてシステム制御部103は、動体を画面中央で捉えるために必要なパン・チルト移動量を、動体の画面上の位置、現在のパン・チルト位置及びズーム位置から求まる水平画角・垂直画角から算出する。ここでも、算出されるパン・チルト移動量は、動体の中心位置を画面中心へ移動させるために必要な移動量である。
続くステップS810においてシステム制御部103は、チルト移動量をゼロに補正してパン動作のみを行われるゼロ補正領域702内に動体の中心位置があるか否かを判定する。システム制御部103は、動体の中心位置がゼロ補正領域702内にある場合(S810でYES)、処理をステップS811へ進め、動体の中心位置がゼロ補正領域702内にない場合(S810でNO)、処理をステップS812へ進める。
ステップS811においてシステム制御部103は、チルト移動量をゼロに補正して、本処理を終了させる。なお、動体の中心位置が、図7のゼロ補正領域702内であって、しかも、不感領域405と重複する領域内にある場合には、既にステップS807がYESとなって、処理はステップS808へ進んでいる。つまり、ステップS810の判定がYESとなる場合とは、動体の中心位置が、図7のゼロ補正領域702内であって、不感領域405と重複しない領域の内部にある場合である。
ステップS812においてシステム制御部103は、パン移動量をゼロに補正してチルト動作のみが行われるゼロ補正領域406内に動体の中心位置があるか否かを判定する。システム制御部103は、動体の中心位置がゼロ補正領域406内にある場合(S812でYES)、処理をステップS813へ進め、動体の中心位置がゼロ補正領域406内にない場合(S812でNO)、処理をステップS814へ進める。
ステップS813においてシステム制御部103は、パン移動量をゼロに補正して、本処理を終了させる。また、ステップS814においてシステム制御部103は、パン・チルト移動量を補正せずに、本処理を終了させる。
このような第2の制御方法によれば、第1の制御方法と比べて、チルト動作を行わない領域が増えるために、動体に対する追従性を更に高めることができる。
次に、監視カメラ100により動体を自動追尾する第3の制御方法について説明する。上述した第1及び第2の制御方法では、動体の位置に基づいてパン・チルト動作の駆動制御を行った。これに対して、第3の制御方法では、動体の位置だけでなく、動体のサイズにも注目してパン・チルト動作の駆動制御を行うことで、動体の表示画面(撮像画角)からのはみ出しを防止する。
図9は、動体のサイズを考慮した不感領域と撮像画角との関係を示す図である。図9(a)に示す不感領域901は、図2を参照して説明した不感領域201や図4を参照して説明した不感領域405と同じとすることができる。画像解析部110により撮像画角内に追跡対象となる被写体である動体が検出されると、画像解析部110(又はシステム制御部103)は、動体の中心位置903として、動体に対する外接矩形902の中心位置を求める。
動体の中心位置903が不感領域901内にある場合には、第1及び第2の制御方法ではパン・チルト動作の駆動制御を行わなかった。しかし、動体のサイズが大きく、動体の中心位置903が不感領域901内にあるためにパン・チルト動作の駆動制御を行わないとした場合に動体が更に不感領域901内を移動したときに、図9(a)に示すように、動体が表示画面からはみ出してしまうことがある。そこで、動体を自動追尾する第3の制御方法では、このような動体の表示画面からのはみ出しを防止する。図9(b),(c)については、以下に説明する図10のフローチャートについての説明において、併せて説明する。
図10は、監視カメラ100により実行される自動追尾の第3の制御方法のフローチャートである。図10のフローチャートに示す各処理は、監視カメラ100を構成する各部がシステム制御部103による制御下において所定の動作を実行することで実現される。なお、ここでの説明には、図9に用いられている符号を適宜用い、また、画像解析部110により追尾対象となる動体が検出されたことを前提に説明を行うこととする。
ステップS1001においてシステム制御部103は、検出した動体の画面上の位置を取得する。続く、ステップS1002においてシステム制御部103は、動体の中心位置903を求め、中心位置903が不感領域901内にあるか否かを判定する。システム制御部103は、動体の中心位置903が不感領域901内にある場合(S1002でYES)、処理をステップS1003へ進め、動体の中心位置903が不感領域901内にない場合(S1002でYES)、処理をステップS1004へ進める。
ステップS1002において動体の中心位置903を求めるために、既に動体の外接矩形902が求められている。そこで、ステップS1003においてシステム制御部103は、外接矩形902から画面端までの距離が所定の閾値より小さいか否かを判定する。
ステップS1003の判定について、図9(b),(c)を参照して具体的に説明する。図9(b)の場合、外接矩形902と画面の上下端との距離hu1,hd1をそれぞれ画面の高さHと比較し、外接矩形902と画面の左右端との距離wl1,wr1をそれぞれ画面の幅Wと比較する。例えば、hu1,hd1の少なくとも一方の値が所定の閾値Th_hより小さい場合には、外接矩形902と画角端までの画面上の距離が所定の閾値より小さいと判定する。また、wl1,wr1の少なくとも一方の値が所定の閾値Th_wより小さい場合にも、外接矩形902と画角端までの画面上の距離が所定の閾値より小さいと判定する。
同様に、図9(c)の場合、外接矩形902と画面の上下端との距離hu2,hd2をそれぞれ画面の高さHと比較し、外接矩形902と画面の左右端との距離wl2,wr2をそれぞれ画面の幅Wと比較する。そして、hu2,hd2の少なくとも一方の値が所定の閾値Th_hより小さい場合には、外接矩形902と画角端までの画面上の距離が所定の閾値より小さいと判定する。また、wl2,wr2の少なくとも一方の値が所定の閾値Th_wより小さい場合にも、外接矩形902と画角端までの画面上の距離が所定の閾値より小さいと判定する。
ここでは、図9(b)の例は、4つの距離値のいずれもが対応する閾値以上であり、よって、ステップS1003ではNOと判定される例である。一方、図9(c)の例は、4つの距離値のうちのhu2が閾値Th_wより小さく、よって、ステップS1003ではYESと判定される例である。なお、ステップS1003の判定には、距離hu1,hd1,hu2,hd2と高さHとの比の値を所定の閾値と比較し、距離wl1,wr1,wl2,wr2と幅Wとの比の値を所定の閾値と比較するようにしてもよい。
システム制御部103は、外接矩形902から画面端までの距離が所定の閾値以上である場合(S1003でNO)、処理をステップS1004へ進める。ステップS1004においてシステム制御部103は、動体を画面内で移動させても動体が画面からはみ出ることがないため、パン・チルト動作を行い、これにより本処理は終了となる。一方、システム制御部103は、外接矩形902から画面端までの距離が所定の閾値より小さい場合(S1003でYES)、処理をステップS1005へ進める。ステップS1005においてシステム制御部103は、動体を画面移動させると動体が画面からはみ出すおそれがあるため、パン・チルト動作を行わず、これにより本処理は終了となる。
このように、動体を自動追尾する第3の制御方法でも、第1及び第2の制御方法と同じ効果が得られる。また、動体を自動追尾する第3の制御方法では、動体のサイズを考慮して不感領域を判定してパン・チルト動作の駆動制御を行わないために、動体が画面(撮像画角)からはみ出すことを防止することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 監視カメラ
101 撮像部
102 画像処理部
103 システム制御部
106 パン動作駆動部
107 パン動作制御部
108 チルト動作駆動部
109 チルト動作制御部

Claims (10)

  1. パン動作およびチルト動作によって撮像方向を変えることが可能な撮像手段により撮像された映像から動体を検出する検出手段と、
    前記撮像手段のパン制御およびチルト制御を行う制御手段と、
    前記撮像手段の撮像画角に対して、前記パン制御および前記チルト制御の両方を行わない不感領域と、前記パン動作の移動量および前記チルト動作の移動量の一方をゼロに補正するゼロ補正領域とを含む領域パターンを設定する設定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記撮像された映像を表示する表示手段の画面中央付近に前記動体を捉え続けるように前記パン制御および前記チルト制御を行う際に、前記動体が前記不感領域の内部にあるときには前記パン制御および前記チルト制御を行わず、前記動体が前記ゼロ補正領域の内部にあるときには移動量をゼロに補正した動作を行わないことを特徴とする自動追尾装置。
  2. パン動作およびチルト動作によって撮像方向を変えることが可能な撮像手段により撮像された映像から動体を検出する検出手段と、
    前記撮像手段のパン制御およびチルト制御を行う制御手段と、
    前記撮像手段が撮像した映像を表示する表示手段の表示画面上における、前記検出手段が検出した前記動体の大きさを算出する算出手段と、
    前記撮像手段の撮像画角に対して、前記パン制御および前記チルト制御の両方を行わない不感領域を有する領域パターンを設定する設定手段と、
    前記動体が前記不感領域の内部にいるために前記パン制御および前記チルト制御を行わなかった場合に前記動体が前記表示画面からはみ出すか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記表示手段の表示画面の中央付近に前記動体を捉え続けるように前記パン制御および前記チルト制御を行う際に、前記動体が前記不感領域の内部にいるために前記パン制御および前記チルト制御を行わなかった場合に前記動体が前記表示画面からはみ出すと前記判定手段が判定した場合には、前記動体の中心が前記不感領域の内部にあるときでも前記パン制御および前記チルト制御を行うことを特徴とする自動追尾装置。
  3. 前記算出手段は、前記動体を囲む外接矩形として前記動体の大きさを算出することを特徴とする請求項2に記載の自動追尾装置。
  4. 前記設定手段は、前記撮像手段の姿勢に応じて前記領域パターンを設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動追尾装置。
  5. 前記撮像手段の姿勢は、前記撮像手段のチルト位置であることを特徴とする請求項4に記載の自動追尾装置。
  6. 前記設定手段は、設定した前記領域パターンにおける前記不感領域および前記ゼロ補正領域の大きさを前記撮像手段のズーム位置に応じて調整することを特徴とする請求項5に記載の自動追尾装置。
  7. 撮像方向を変えるパン動作およびチルト動作が可能な撮像手段により撮像される動体を、コンピュータによって前記撮像手段を制御することにより自動追尾する自動追尾方法であって、
    前記撮像手段により撮像された映像から動体を検出する検出ステップと、
    前記撮像手段の撮像画角に対して、前記パン動作および前記チルト動作の両方を行わない不感領域と、前記パン動作の移動量および前記チルト動作の移動量の一方をゼロに補正するゼロ補正領域とを含む領域パターンを設定する設定ステップと、
    前記撮像手段により撮像された映像を表示する表示手段の中央付近に前記動体を捉え続けるように前記撮像手段の前記パン動作および前記チルト動作を制御する制御ステップと、を有し、
    前記制御ステップでは、前記動体の中心が前記不感領域の内部にあるときには前記パン動作および前記チルト動作を行わず、前記ゼロ補正領域の内部にあるときには移動量をゼロに補正した動作を行わないことを特徴とする自動追尾方法。
  8. 請求項7に記載の自動追尾方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. パン動作およびチルト動作によって撮像方向を変えることが可能な撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された映像から動体を検出する検出手段と、
    前記撮像手段のパン制御およびチルト制御を行う制御手段と、
    前記撮像手段の撮像画角に対して、前記パン制御および前記チルト制御の両方を行わない不感領域と、前記パン動作の移動量および前記チルト動作の移動量の一方をゼロに補正するゼロ補正領域とを含む領域パターンを設定する設定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記撮像された映像を表示する表示手段の画面中央付近に前記動体を捉え続けるように前記パン制御および前記チルト制御を行う際に、前記動体が前記不感領域の内部にあるときには前記パン制御および前記チルト制御を行わず、前記動体が前記ゼロ補正領域の内部にあるときには移動量をゼロに補正した動作を行わないことを特徴とする撮像装置。
  10. 前記検出手段、前記制御手段および前記設定手段を有する制御装置と前記撮像装置とは、ネットワークを介して通信可能に接続されていることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
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