JP2016088216A - Vehicle skeleton structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両骨格構造に関する。 The present invention relates to a vehicle skeleton structure.
下記特許文献1には、車体構造が開示されている。具体的には、センタピラーインナパネルのフランジ部と、センタピラーアウタリンフォースのフランジ部と、サイドアウタパネルのフランジ部とが重ね合わされると共に複数のスポット溶接によって接合されている。センタピラーアウタリンフォースは、断面が本体部と本体部の端部から延設されたフランジ部とでハット断面形状とされており、フランジ部にはフランジ部の長手方向に沿って波形に形成された波形形状部が形成されている。この波形形状部によって、センタピラーアウタリンフォースのフランジ部は長手方向に沿って延びることが可能となることから、フランジ部が長手方向に沿って引っ張り方向に変形する場合にスポット溶接部への変形荷重の集中を抑制することができる。
The following
一般的に、ハット断面形状の部材にこのハット断面形状における本体部を潰す方向へ曲げ荷重が加わると、本体部は断面内側へ変形しようとする。このため、フランジ部は、変形する本体部に追従して本体部の端部を中心にフランジ部の先端が本体部側へ近づくように跳ね上げられる。特許文献1に開示された構成によると、センタピラーアウタリンフォースのフランジ部には、波形形状部が形成されていることから、フランジ部が曲がりにくくなることでフランジ部の跳ね上げが抑制される。これによって、本体部の内側への変形も抑制され、結果としてセンタピラーアウタリンフォースの曲げ荷重に対する耐力が向上する。しかしながら、フランジ部に波形形状部を形成するのは成形上難しく、この点で改良の余地がある。
Generally, when a bending load is applied to a member having a hat cross-sectional shape in a direction in which the main body portion in the hat cross-sectional shape is crushed, the main body portion tends to be deformed inward of the cross-section. For this reason, the flange portion follows up the deformed main body portion and is flipped up so that the tip of the flange portion approaches the main body portion side around the end portion of the main body portion. According to the configuration disclosed in
本発明は上記問題を考慮し、容易に成形できかつ部材の変形を抑制することができる車両骨格構造を得ることを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to obtain a vehicle skeleton structure that can be easily molded and can prevent deformation of members.
請求項1記載の発明に係る車両骨格構造は、片側が開放されたU字状断面の本体部と、当該本体部の両端部から互いに離間する方向へ屈曲された一対のフランジ部と、を有する長尺状の第1骨格構成部材と、前記一対のフランジ部に接合されることで、前記本体部とで閉断面を形成する平板状の第2骨格構成部材と、前記第2骨格構成部材における前記フランジ部と接合された部位に設けられると共に、前記フランジ部と離間する方向へ突出され、更に前記第1骨格構成部材の長手方向と直交する方向に延設された突出部と、を有している。
The vehicle skeleton structure according to the invention of
請求項1記載の発明によれば、第1骨格構成部材に曲げ荷重が加わると、第1骨格構成部材の本体部の断面の潰れに伴って第1骨格構成部材のフランジ部は本体部の端部を中心に跳ね上がるように変形しようとする。フランジ部には、第2骨格構成部材が取り付けられているが、この第2骨格構成部材には、第1骨格構成部材の長手方向と直交する向きで突出部が延設されていることから、フランジ部は曲がりにくくなり、本体部の端部を中心とした変形が抑制される。したがって、本体部の断面の潰れも抑制されることで、第1骨格構成部材の変形が抑制される。 According to the first aspect of the present invention, when a bending load is applied to the first skeleton component member, the flange portion of the first skeleton component member becomes an end of the main body portion as the cross section of the main body portion of the first skeleton component member is crushed. Trying to deform so that it jumps around the center. Since the second skeleton constituent member is attached to the flange portion, the second skeleton constituent member has a protruding portion extending in a direction orthogonal to the longitudinal direction of the first skeleton constituent member. A flange part becomes difficult to bend and the deformation | transformation centering on the edge part of a main-body part is suppressed. Therefore, the deformation of the first skeleton constituent member is suppressed by suppressing the collapse of the cross section of the main body.
また、突出部は、第1骨格構成部材のフランジ部ではなく平板状の第2骨格構成部材に形成されていることから、突出部の成形が容易となると共に、第1骨格構成部材の断面が一定となる。つまり、第1骨格構成部材の稜線は屈曲されない。したがって、稜線が屈曲された箇所を起点とする第1骨格構成部材の変形を抑制することができる。 In addition, since the projecting portion is formed not on the flange portion of the first skeleton constituent member but on the flat plate-like second skeleton constituent member, the projecting portion can be easily molded and the cross section of the first skeleton constituent member can be reduced. It becomes constant. That is, the ridge line of the first skeleton constituent member is not bent. Therefore, it is possible to suppress the deformation of the first skeleton constituent member starting from the portion where the ridgeline is bent.
請求項1記載の本発明に係る車両骨格構造は、容易に成形できかつ部材の変形を抑制することができるという優れた効果を有する。 The vehicle skeleton structure according to the first aspect of the present invention has an excellent effect that it can be easily molded and the deformation of the member can be suppressed.
(第1実施形態)
以下、図1〜3を用いて、本発明に係る車両骨格構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において示される矢印UPは車両上下方向上側、矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側をそれぞれ示す。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of a vehicle skeleton structure according to the present invention will be described with reference to FIGS. In these drawings, the arrow UP indicates the vehicle vertical direction upper side, the arrow FR indicates the vehicle front-rear direction front side, and the arrow OUT indicates the vehicle width direction outer side.
図1(A)に示されるように、サイドメンバ10は、車両前後方向を長手方向として車両上下方向上側に配置された第1骨格構成部材12と、車両上下方向下側に配置された第2骨格構成部材14とを含んで構成されている。図1(B)に示されるように、このサイドメンバ10は、車両前後方向後方に向かうにつれて車両上下方向下側へ傾けられた傾斜部16が形成されている。
As shown in FIG. 1A, the
第1骨格構成部材12は、図2(A)、(B)に示されるように、車両前後方向に直交する断面形状が車両上下方向下側へ開放されたU字状断面の本体部20と、車両幅方向に沿った一対の平板状のフランジ部22と、を含んで構成された所謂ハット断面形状とされている。本体部20は、車両幅方向に沿って延設された上壁部24と、上壁部24の車両幅方向外側の両方の端部25からそれぞれ略車両上下方向下側に向かって延設された側壁部28と、で構成されている。
As shown in FIGS. 2 (A) and 2 (B), the first
フランジ部22は、本体部20の側壁部28における車両上下方向下側の端部26から互いに離間するように車両幅方向外側へ向かって屈曲されている。
The
第2骨格構成部材14は、平面視で矩形状に形成されていると共に、短手方向の寸法が第1骨格構成部材12の一方のフランジ部22の先端部27から他方のフランジ部22の先端部27までの寸法と略同一とされた平板状とされている。
The second
図1(B)、図2(C)に示されるように、サイドメンバ10の傾斜部16における第2骨格構成部材14には、突出部30が複数(本実施形態では3つ)設けられている。突出部30は、車両幅方向に直交する断面形状がフランジ部22と離間する方向、すなわち略車両上下方向下側に向かって突出された略U字状に形成されており、第2骨格構成部材14の短手方向における一方の端部から反対側の他方の端部まで車両幅方向に沿って延設されている(図1(A)参照)。つまり、突出部30は、一対のフランジ部22を繋ぐように延設されている。なお、本実施形態では、突出部30は3つ形成されているが、これに限らず、形成される数は適宜変更してもよい。
As shown in FIGS. 1B and 2C, the second
図2(B)、(C)に示されるように、第1骨格構成部材12と第2骨格構成部材14とは、スポット溶接によって結合されている。具体的には、第1骨格構成部材12のフランジ部22と第2骨格構成部材14とが当接する箇所でスポット打点Sによって溶接される。つまり、図2(A)に示される第2骨格構成部材14の突出部30が形成された箇所以外でサイドメンバ10の長手方向に沿って略等間隔に溶接されている。
As shown in FIGS. 2B and 2C, the first
図3に示されるように、第1骨格構成部材12の車両前後方向に直交する断面形状は略一定で略車両前後方向に延設されていることから、第1骨格構成部材12の稜線、すなわち側壁部28の端部26及びフランジ部22の先端部27は屈曲されずに略車両前後方向に沿って延設されている。
As shown in FIG. 3, since the cross-sectional shape orthogonal to the vehicle front-rear direction of the first
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
(Operation and effect of the first embodiment)
Next, the operation and effect of this embodiment will be described.
ここで、図9、10に示される対比例を用いながら、本実施形態の作用並びに効果を説明することにする。なお、本実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。 Here, the operation and effect of the present embodiment will be described using the proportionality shown in FIGS. In addition, about the same component as this embodiment, the same number is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
図9(A)に示されるように、対比例1のサイドメンバ100は、第1骨格構成部材12と、この第1骨格構成部材12の車両上下方向下側に結合されると共に平板状に形成された第2骨格構成部材102と、を含んで構成されている。
As shown in FIG. 9 (A), the
サイドメンバ100に車両上下方向上側から下側へ向かって曲げ荷重が加わると、図9(B)に示されるように、第1骨格構成部材12の上壁部24に曲げ荷重が集中するため、上壁部24が車両上下方向下側へ変形する。これに伴って、図9(C)に示されるように、側壁部28は本体部20の内部側へ凸となるように変形する。これによって、本体部20が車両上下方向下側に向かって潰されるように変形する。このときに、側壁部28の変形に追従してフランジ部22は、側壁部28の端部26を中心にフランジ部22の先端部27が車両上下方向上側、すなわち、本体部20側へ近づくように跳ね上げられる。つまり、サイドメンバ100に車両上下方向上側から下側へ向かって曲げ荷重が加わると、第1骨格構成部材12のフランジ部22及びフランジ部22と結合された第2骨格構成部材102が車両上下方向上側へ跳ね上げられながら変形する。
When a bending load is applied to the
したがって、第1骨格構成部材12のフランジ部22の跳ね上げを抑制すると、第1骨格構成部材12は、車両上下方向上側から下側へ向かう曲げ荷重に対して変形し難くなる。つまり、サイドメンバ100の曲げ荷重に対する耐力が向上する。このため、図10に示されるように、対比例2のサイドメンバ103における第1骨格構成部材104のフランジ部106に、第1骨格構成部材104の長手方向と直交するビード108が複数形成された波形形状部110を設けてフランジ部106の跳ね上げを抑制することで、サイドメンバ103の曲げ荷重に対する耐力を向上させることができる。しかしながら、フランジ部106は側壁部28の車両下側の端部112から車両幅方向外側へと延設されているため、フランジ部106にビード108を形成しようとすると、側壁部28の端部112を変形させる必要があり、成形し難い。また、第1骨格構成部材104は、車体骨格であるため、一般的に成形の難しい高強度材が使用されている。このため、フランジ部106にビード108は一層成形し難い。さらに、フランジ部106にビード108を設けた場合でも、第1骨格構成部材104の稜線、すなわち、側壁部28の端部112及びフランジ部106の先端部114がこのビード108に沿って屈曲されていることから、稜線の屈曲された箇所に曲げ荷重が集中することで、この箇所を起点として第1骨格構成部材104が変形する可能性がある。
Therefore, if the spring-up of the
これに対し、図1(A)、(B)に示される本実施形態では、第1骨格構成部材12に車両上下方向上側から下側へ曲げ荷重が加わると、第1骨格構成部材12の本体部20の断面の潰れに伴って第1骨格構成部材12のフランジ部22は本体部20の端部26を中心に跳ね上がるように変形しようとする。フランジ部22には、第2骨格構成部材14が取り付けられているが、この第2骨格構成部材14には、第1骨格構成部材12の長手方向と直交する向きで突出部30が延設されていることから、フランジ部22は曲がりにくくなり、本体部20の端部26を中心とした変形が抑制される。したがって、本体部20の断面の潰れも抑制されることで、第1骨格構成部材12の変形が抑制される。
In contrast, in the present embodiment shown in FIGS. 1A and 1B, when a bending load is applied to the first
また、突出部30は、第1骨格構成部材12のフランジ部22ではなく平板状の第2骨格構成部材14に形成されていることから、突出部30の成形が容易となると共に、第1骨格構成部材12の断面が一定となる。つまり、第1骨格構成部材12の稜線は屈曲されない。したがって、稜線が屈曲された箇所を起点とする第1骨格構成部材12の変形を抑制することができる。これにより、容易に成形できかつ部材の変形を抑制することができる。
Moreover, since the
(第2実施形態)
次に、図4を用いて、本発明の第2実施形態に係る運転者保護装置について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
(Second Embodiment)
Next, a driver protection device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, about the same component as 1st Embodiment mentioned above, the same number is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
図4に示されるように、サイドメンバ32の第2骨格構成部材36には、突出部38が設けられている。突出部38は、第1突出部39と第2突出部41とで構成されている。第1突出部39は、車両幅方向に直交する断面形状が第1骨格構成部材12のフランジ部22と離間する方向、すなわち略車両上下方向下側に向かって突出された略U字状に形成されており(図2(C)参照)、第2骨格構成部材36の短手方向における一方の端部から略中央部まで車両幅方向に沿って延設されている。第2突出部41は、第1突出部39と反対側、すなわち、第2骨格構成部材36の短手方向における他方の端部から略中央部まで車両幅方向に沿って延設されている。そして、第1突出部39と第2突出部41とは、第2骨格構成部材36の短手方向略中央部で離間されていると共に、平面視で第1骨格構成部材12の側壁部28の端部26を跨ぐように配設されている。なお、同様の構成とされた突出部38が本実施形態では3組形成されているが、これに限らず、形成される数は適宜変更してもよい。
As shown in FIG. 4, the second
(第2実施形態の作用・効果)
次に、第2実施形態の作用並びに効果を説明する。
(Operation and effect of the second embodiment)
Next, the operation and effect of the second embodiment will be described.
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。つまり、第1骨格構成部材12に車両上下方向上側から下側へ曲げ荷重が加わると、第1骨格構成部材12の本体部20の断面の潰れに伴って第1骨格構成部材12のフランジ部22は本体部20の端部26を中心に跳ね上がるように変形しようとする。フランジ部22には、第2骨格構成部材36が取り付けられているが、この第2骨格構成部材36には、第1骨格構成部材12の長手方向と直交する向きで突出部30が延設されていることから、フランジ部22は曲がりにくくなり、端部26を中心とした変形が抑制される。したがって、本体部20の断面の潰れも抑制されることで、第1骨格構成部材12の変形が抑制される。
Also with the above configuration, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained. That is, when a bending load is applied to the first
また、突出部38は、第1骨格構成部材12のフランジ部22ではなく平板状の第2骨格構成部材36に形成されていることから、突出部38の成形が容易となると共に、第1骨格構成部材12の断面が一定となる。つまり、第1骨格構成部材12の稜線は屈曲されない。したがって、稜線が屈曲された箇所を起点とする第1骨格構成部材12の変形を抑制することができる。これにより、容易に成形できかつ部材の変形を抑制することができる。
Moreover, since the
(第3実施形態)
次に、図5を用いて、本発明の第3実施形態に係る運転者保護装置について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
(Third embodiment)
Next, a driver protection apparatus according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, about the same component as 1st Embodiment mentioned above, the same number is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
図5に示されるように、サイドメンバ40の第2骨格構成部材44には、突出部46が設けられている。突出部46は、第1突出部47と第2突出部49とで構成されている。第1突出部47は、車両幅方向に直交する断面形状が第1骨格構成部材12のフランジ部22と離間する方向、すなわち略車両上下方向下側に向かって突出された略U字状に形成されており(図2(C)参照)、第2骨格構成部材44の短手方向における一方の端部から略中央部まで車両幅方向に沿って延設されている。第2突出部49は、第1突出部47と反対側、すなわち、第2骨格構成部材44の短手方向における他方の端部から略中央部まで車両幅方向に沿って延設されている。そして、第1突出部47と第2突出部49とは、第2骨格構成部材44の短手方向略中央部で離間されていると共に、平面視で第1骨格構成部材12の側壁部28の端部26を跨ぐように配設されている。さらに、第1突出部47と第2突出部49とは、車両前後方向で異なる位置に配置されている。すなわち、同様の構成とされた突出部38が本実施形態では3組形成されているが、それぞれ第1突出部47と第2突出部49とは、車両前後方向で異なる位置にいわば互い違いに配置されている。なお、本実施形態では、突出部30は3組形成されているが、これに限らず、形成される数は適宜変更してもよい。
As shown in FIG. 5, the second
(第3実施形態の作用・効果)
次に、第3実施形態の作用並びに効果を説明する。
(Operations and effects of the third embodiment)
Next, the operation and effect of the third embodiment will be described.
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。つまり、第1骨格構成部材12に車両上下方向上側から下側へ曲げ荷重が加わると、第1骨格構成部材12の本体部20の断面の潰れに伴って第1骨格構成部材12のフランジ部22は本体部20の端部26を中心に跳ね上がるように変形しようとする。フランジ部22には、第2骨格構成部材44が取り付けられているが、この第2骨格構成部材44には、第1骨格構成部材12の長手方向と直交する向きで突出部30が延設されていることから、フランジ部22は曲がりにくくなり、端部26を中心とした変形が抑制される。したがって、本体部20の断面の潰れも抑制されることで、第1骨格構成部材12の変形が抑制される。
Also with the above configuration, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained. That is, when a bending load is applied to the first
また、突出部46は、第1骨格構成部材12のフランジ部22ではなく平板状の第2骨格構成部材44に形成されていることから、突出部46の成形が容易となると共に、第1骨格構成部材12の断面が一定となる。つまり、第1骨格構成部材12の稜線は屈曲されない。したがって、稜線が屈曲された箇所を起点とする第1骨格構成部材12の変形を抑制することができる。これにより、容易に成形できかつ部材の変形を抑制することができる。
Moreover, since the
(第4実施形態)
次に、図6を用いて、本発明の第4実施形態に係る運転者保護装置について説明する。
(Fourth embodiment)
Next, a driver protection apparatus according to a fourth embodiment of the present invention will be described using FIG.
図6(B)に示されるように、フロントサイドメンバ48は、車両幅方向外側に配置される第1骨格構成部材50と、第1骨格構成部材50の車両幅方向内側に結合された第2骨格構成部材52と、を含んで構成されている。
As shown in FIG. 6B, the
第1骨格構成部材50は、図7(A)、(B)に示されるように、車両前後方向に直交する断面形状が車両幅方向内側へ開放されたU字状断面の本体部65と、車両上下方向に沿った一対の平板状のフランジ部58と、を含んで構成された所謂ハット断面形状とされている。本体部65は、車両上下方向に沿って延設された側壁部67と、側壁部67の車両上下方向の両方の端部69からそれぞれ略車両幅方向内側に向かって延設された壁部71と、で構成されている。
As shown in FIGS. 7A and 7B, the first
フランジ部58は、本体部65の壁部71における車両幅方向外側の端部62から互いに離間するように車両上下方向に沿って平板状に延設されている。
The
第2骨格構成部材52は、側面視で矩形状に形成されていると共に、短手方向の寸法が第1骨格構成部材50の一方のフランジ部58の先端部75から他方のフランジ部58の先端部75までの寸法と略同一とされた平板状とされている。
The second
図6(B)に示されるように、フロントサイドメンバ48が車両幅方向で湾曲されている湾曲部54には、第2骨格構成部材52に突出部56が形成されている。突出部56は、図6(A)、図7(A)に示されるように、第1突出部57と第2突出部59とで構成されている。第1突出部57は、車両前後方向に直交する断面形状が第1骨格構成部材50のフランジ部58と離間する方向、すなわち略車両幅方向内側に向かって突出された略U字状に形成されており(図7(B)参照)、第2骨格構成部材52の短手方向における一方の端部から略中央部まで車両上下方向に沿って延設されている。第2突出部59は、第1突出部57と反対側、すなわち、第2骨格構成部材52の短手方向における他方の端部から略中央部まで車両幅方向に沿って延設されている。そして、第1突出部57と第2突出部59とは、第2骨格構成部材52の短手方向略中央部で離間されていると共に、側面視で第1骨格構成部材50の壁部71の端部62を跨ぐように配設されている。なお、本実施形態では、突出部56は3組形成されているが、これに限らず、形成される数は適宜変更してもよい。
As shown in FIG. 6B, a protruding
図7(B)に示されるように、第1骨格構成部材50と第2骨格構成部材52とは、スポット溶接によって結合されている。具体的には、第1骨格構成部材50のフランジ部58と第2骨格構成部材52とが当接する箇所でスポット打点Sによって溶接される。つまり、図7(A)に示される第2骨格構成部材52の突出部56が形成された箇所以外でフロントサイドメンバ48の長手方向に沿って略等間隔に溶接されている。
As shown in FIG. 7B, the first
(第4実施形態の作用・効果)
次に、第4実施形態の作用並びに効果を説明する。
(Operations and effects of the fourth embodiment)
Next, the operation and effect of the fourth embodiment will be described.
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。つまり、第1骨格構成部材50に車両幅方向外側から内側へ曲げ荷重が加わると、第1骨格構成部材50の本体部65の断面の潰れに伴って第1骨格構成部材50のフランジ部58は本体部65の端部62を中心に跳ね上がるように変形しようとする。フランジ部58には、第2骨格構成部材52が取り付けられているが、この第2骨格構成部材52には、第1骨格構成部材50の長手方向と直交する向きで突出部56が延設されていることから、フランジ部58は曲がりにくくなり、端部62を中心とした変形が抑制される。したがって、本体部65の断面の潰れも抑制されることで、第1骨格構成部材50の変形が抑制される。
Also with the above configuration, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained. That is, when a bending load is applied to the first
また、突出部56は、第1骨格構成部材50のフランジ部58ではなく平板状の第2骨格構成部材52に形成されていることから、突出部56の成形が容易となると共に、第1骨格構成部材50の断面が一定となる。つまり、第1骨格構成部材50の稜線は屈曲されない。したがって、稜線が屈曲された箇所を起点とする第1骨格構成部材50の変形を抑制することができる。これにより、容易に成形できかつ部材の変形を抑制することができる。
In addition, since the protruding
(第5実施形態)
次に、図8を用いて、本発明の第5実施形態に係る運転者保護装置について説明する。
(Fifth embodiment)
Next, a driver protection apparatus according to a fifth embodiment of the present invention will be described using FIG.
図8(A)に示されるように、センターピラー73は、車両幅方向外側に配置される第1骨格構成部材としてのセンタピラーアウタ77と、センタピラーアウタ77の車両幅方向内側に結合された第2骨格構成部材としてのセンタピラーインナ81(図8(B)参照)と、を含んで構成されている。センタピラーアウタ77は、車両上下方向に直交する断面形状が車両幅方向内側へ開放されたU字状断面の本体部72と、車両前後方向に沿って延設された一対の平板状のフランジ部74と、を含んで構成されている。本体部72は、車両幅方向に沿って延設された側壁部76と、側壁部76の車両前後方向の両方の端部78からそれぞれ略車両幅方向内側に向かって延設された壁部80と、で構成されている。
As shown in FIG. 8A, the
フランジ部74は、本体部72の壁部80の車両幅方向外側の端部84から互いに離間するように車両前後方向に沿って平板状に延設されている。
The
センタピラーインナ81は、側面視で略矩形状に形成されていると共に、短手方向の寸法がセンタピラーアウタ77の一方のフランジ部74の先端部79から他方のフランジ部74の先端部79までの寸法と略同一とされた平板状とされている。
The center pillar inner 81 is formed in a substantially rectangular shape in a side view, and the dimension in the short direction is from the
センターピラー73の車両上下方向略中央より下側におけるセンタピラーインナ81には、図8(B)に示されるように、突出部82が複数(本実施形態では3つ)設けられている。突出部82は、車両前後方向に直交する断面形状がフランジ部74と離間する方向、すなわち略車両幅方向内側に向かって突出された略U字状に形成されており、センタピラーインナ81の短手方向における一方の端部から略中央部まで略車両前後方向に沿って延設されている。つまり、突出部82は、平面視でセンタピラーアウタ77の壁部80の端部84を跨ぐように配設されている。なお、本実施形態では、突出部82は3つ形成されているが、これに限らず、形成される数は適宜変更してもよい。
As shown in FIG. 8B, the center pillar inner 81 below the
また、センタピラーアウタ77とセンタピラーインナ81とは、スポット溶接によって結合されている。具体的には、センタピラーアウタ77のフランジ部74とセンタピラーインナ81とが当接する箇所でスポット打点Sによって溶接される。つまり、センタピラーインナ81の突出部82が形成された箇所以外でセンターピラー73の長手方向に沿って略等間隔に溶接されている。
Further, the center pillar outer 77 and the center pillar inner 81 are coupled by spot welding. Specifically, the spot pillar S is welded at a place where the
センタピラーアウタ77の車両上下方向に直交する断面形状は略一定で略車両上下方向に延設されている。したがって、センタピラーアウタ77の稜線、すなわち壁部80の端部84及びフランジ部74の先端部79は屈曲されずに略車両上下方向に沿って延設されている。
The cross-sectional shape of the center pillar outer 77 perpendicular to the vehicle vertical direction is substantially constant and extends substantially in the vehicle vertical direction. Therefore, the ridgeline of the center pillar outer 77, that is, the
(第5実施形態の作用・効果)
次に、第5実施形態の作用並びに効果を説明する。
(Operations and effects of the fifth embodiment)
Next, functions and effects of the fifth embodiment will be described.
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。つまり、センタピラーアウタ77に車両幅方向外側から内側へ曲げ荷重が加わると、センタピラーアウタ77の本体部72の断面の潰れに伴ってセンタピラーアウタ77のフランジ部74は端部84を中心に跳ね上がるように変形しようとする。フランジ部74には、センタピラーインナ81が取り付けられているが、このセンタピラーインナ81には、センタピラーアウタ77の長手方向と直交する向きで突出部82が延設されていることから、フランジ部74は曲がりにくくなり、端部84を中心とした変形が抑制される。したがって、本体部72の断面の潰れも抑制されることで、センタピラーアウタ77の変形が抑制される。
Also with the above configuration, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained. That is, when a bending load is applied to the center pillar outer 77 from the outside in the vehicle width direction to the inside, the
また、突出部82は、センタピラーアウタ77のフランジ部74ではなく平板状のセンタピラーインナ81に形成されていることから、突出部82の成形が容易となると共に、センタピラーアウタ77の断面が一定となる。つまり、センタピラーアウタ77の稜線は屈曲されない。したがって、稜線が屈曲された箇所を起点とするセンタピラーアウタ77の変形を抑制することができる。これにより、容易に成形できかつ部材の変形を抑制することができる。
Further, since the projecting
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。 The embodiment of the present invention has been described above, but the present invention is not limited to the above, and various modifications other than those described above can be implemented without departing from the spirit of the present invention. Of course.
12 第1骨格構成部材
14 第2骨格構成部材
20 本体部
22 フランジ部
26 端部(両端部)
30 突出部
36 第2骨格構成部材
38 突出部
44 第2骨格構成部材
46 突出部
50 第1骨格構成部材
52 第2骨格構成部材
56 突出部
58 フランジ部
62 端部(両端部)
65 本体部
72 本体部
74 フランジ部
77 センタピラーアウタ(第1骨格構成部材)
81 センタピラーインナ(第2骨格構成部材)
82 突出部
84 端部(両端部)
12 First
30
65
81 Center pillar inner (second frame component)
82
Claims (1)
前記一対のフランジ部に接合されることで、前記本体部とで閉断面を形成する平板状の第2骨格構成部材と、
前記第2骨格構成部材における前記フランジ部と接合された部位に設けられると共に、前記フランジ部と離間する方向へ突出され、更に前記第1骨格構成部材の長手方向と直交する方向に延設された突出部と、
を有する車両骨格構造。 A long first skeletal component having a U-shaped cross-section main body that is open on one side, and a pair of flange portions that are bent away from both ends of the main body;
By being joined to the pair of flange portions, a flat plate-like second skeleton constituent member that forms a closed section with the main body portion, and
The second skeleton component member is provided at a portion joined to the flange portion, protrudes in a direction away from the flange portion, and further extends in a direction perpendicular to the longitudinal direction of the first skeleton component member. A protrusion,
A vehicle skeleton structure.
Priority Applications (1)
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