JP2016087198A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高確率遊技状態では、図柄の変動表示の開始時に高確回数切りカウンタのカウンタ値(K)を1減算し、カウンタ値(K)が0になると特別図柄確率状態フラグを更新して遊技状態を低確率遊技状態に変更する。外部情報用高確回数切りカウンタは、図柄の停止表示が終了するたびにカウンタ値(G)が1減算される。大当たり信号2は、外部情報用確率状態フラグが高確率用のフラグに設定されている間出力がなされる。カウンタ値(G)が0になると、外部情報用確率状態フラグが低確率用のフラグに更新され、大当たり信号2の出力が停止される。
【選択図】図52
Description
図4は、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。
図15は、主制御基板300におけるCPU初期化処理(S100)を説明するフローチャートである。
メインCPU300aは、電源投入に応じて、初期設定処理として、メインROM300bから起動プログラムを読み込むとともに、各種処理を実行するために必要な設定処理を行う。
メインCPU300aは、タイマカウンタにウェイト処理時間を設定する。
メインCPU300aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。なお、主制御基板300には、電源断検知回路が設けられており、電源電圧が所定値以下になると、電源検知回路から電源断予告信号が出力される。電源断予告信号を検出している場合には、上記ステップS100−3に処理を移し、電源断予告信号を検出していない場合には、ステップS100−7に処理を移す。
メインCPU300aは、上記ステップS100−3で設定したウェイト時間が経過したか否かを判定する。その結果、ウェイト時間が経過したと判定した場合にはステップS100−9に処理を移し、ウェイト時間は経過していないと判定した場合には上記ステップS100−5に処理を移す。
メインCPU300aは、メインRAM300cへのアクセスを許可するために必要な処理を実行する。
メインCPU300aは、RAMクリア信号がオンしているか否かを判定する。なお、遊技盤108の背面には不図示のRAMクリアボタンが設けられており、このRAMクリアボタンが押圧操作されると、RAMクリア検出スイッチがRAMクリアボタンの押圧操作を検出して、主制御基板300にRAMクリア信号が出力される。ここでは、RAMクリアボタンが押圧操作された状態で電源が投入された場合に、RAMクリア信号がオンしていると判定される。そして、RAMクリア信号がオンしていると判定した場合にはステップS100−13に処理を移し、RAMクリア信号はオンしていないと判定した場合にはステップS100−19に処理を移す。
メインCPU300aは、メインRAM300cのうち、電源投入時(メインRAM300cをクリアするリセット時)にクリアすべきクリア対象のデータをクリアする初期化処理を行う。
メインCPU300aは、メインRAM300cがクリアされたことを副制御基板330に伝達するためのサブコマンド(RAMクリア指定コマンド)の送信処理を行う。
メインCPU300aは、メインRAM300cがクリアされたことを払出制御基板310に伝達するための払出コマンド(RAMクリア指定コマンド)の送信処理を行う。
メインCPU300aは、チェックサムを算出するために必要な処理を実行する。
メインCPU300aは、上記ステップS100−19で算出したチェックサムが、電源断時に保存されたチェックサムと不一致であるかを判定する。その結果、両者が不一致であると判定した場合にはステップS100−13に処理を移し、両者が不一致ではない(一致する)と判定した場合にはステップS100−23に処理を移す。
メインCPU300aは、メインRAM300cのうち、電源復帰時(メインRAM300cをクリアせずに、電源断前のデータを維持するとき)にクリアすべきクリア対象のデータをクリアする初期化処理を行う。
メインCPU300aは、電源断から復帰したことを副制御基板330に伝達するためのサブコマンド(電源復帰指定コマンド)の送信処理を行う。
メインCPU300aは、電源断から復帰したことを払出制御基板310に伝達するための払出コマンド(電源復帰指定コマンド)の送信処理を行う。
メインCPU300aは、特別図柄の種別を示す電源投入時特図図柄種別指定コマンド、特1保留数(X1)を示す特1保留指定コマンド、特2保留数(X2)を示す特2保留指定コマンド、記憶されている特1保留および特2保留の入賞順序を示す特別図柄入賞順序コマンドを送信するための電源投入時サブコマンドセット処理を実行する。
メインCPU300aは、タイマ割込みの周期を設定する。
メインCPU300aは、割込みを禁止するための処理を行う。
メインCPU300aは、当たり図柄乱数用初期値更新乱数を更新する。なお、当たり図柄乱数用初期値更新乱数は、当たり図柄乱数の初期値および終了値を決定するためのものである。つまり、後述する当たり図柄乱数の更新処理によって当たり図柄乱数が、当たり図柄乱数用初期値更新乱数から、当該当たり図柄乱数用初期値更新乱数−1まで1周すると、当たり図柄乱数は、そのときの当たり図柄乱数用初期値更新乱数に更新されることとなる。
メインCPU300aは、払出制御基板310から受信した受信データ(主コマンド)を解析し、受信データに応じた種々の処理を実行する。
メインCPU300aは、送信バッファに格納されているサブコマンドを副制御基板330に送信するための処理を行う。
メインCPU300aは、割込みを許可するための処理を行う。
メインCPU300aは、変動パターン乱数を更新し、以後、上記ステップS100−33から処理を繰り返す。
図16は、主制御基板300における電源断時退避処理(XINT割込み処理)を説明するフローチャートである。メインCPU300aは、電源断検知回路を監視しており、電源電圧が所定値以下になると、CPU初期化処理に割り込んで電源断時退避処理を実行する。
電源断予告信号が入力されると、メインCPU300aは、レジスタを退避する。
メインCPU300aは、電源断予告信号をチェックする。
メインCPU300aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。その結果、電源断予告信号を検出していると判定した場合にはステップS300−11に処理を移し、電源断予告信号を検出していないと判定した場合にはステップS300−7に処理を移す。
メインCPU300aは、レジスタを復帰させる。
メインCPU300aは、割込みを許可するための処理を行い、当該電源断時退避処理を終了する。
メインCPU300aは、出力ポートの出力を停止する出力ポートクリア処理を実行する。
メインCPU300aは、チェックサムを算出して保存するチェックサム設定処理を実行する。
メインCPU300aは、メインRAM300cへのアクセスを禁止するために必要なRAMプロテクト設定処理を実行する。
メインCPU300aは、電源断発生監視時間を設定すべく、ループカウンタのカウンタ値に所定の電源断検出信号検出回数をセットする。
メインCPU300aは、電源断予告信号をチェックする。
メインCPU300aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。その結果、電源断予告信号を検出していると判定した場合にはステップS300−17に処理を移し、電源断予告信号を検出していないと判定した場合にはステップS300−23に処理を移す。
メインCPU300aは、上記ステップS300−17でセットしたループカウンタの値を1減算する。
メインCPU300aは、ループカウンタのカウンタ値が0でないかを判定する。その結果、カウンタ値が0ではないと判定した場合にはステップS300−19に処理を移し、カウンタ値が0であると判定した場合には上記したCPU初期化処理(ステップS100)に移行する。
図17は、主制御基板300におけるタイマ割込み処理を説明するフローチャートである。主制御基板300には、所定の周期(本実施形態では4ミリ秒、以下「4ms」という)毎にクロックパルスを発生させるリセット用クロックパルス発生回路が設けられている。そして、リセット用クロックパルス発生回路によって、クロックパルスが発生すると、CPU初期化処理(ステップS100)に割り込んで、以下のタイマ割込み処理が実行される。
メインCPU300aは、レジスタを退避する。
メインCPU300aは、割込みを許可するための処理を行う。
メインCPU300aは、コモン出力バッファにセットされたコモンデータを出力ポートに出力し、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172を点灯制御するダイナミックポート出力処理を実行する。
メインCPU300aは、各種の入力ポート情報を読み込み、最新のスイッチ状態を正確に取得するためのポート入力処理を実行する。
メインCPU300aは、各種タイマカウンタを更新するタイマ更新処理を行う。ここで、各種タイマカウンタは、特に断る場合を除き、当該主制御基板300のタイマ割込み処理の度に減算され、0になると減算を停止する。
メインCPU300aは、上記ステップS100−35と同様、当たり図柄乱数用初期値更新乱数の更新処理を実行する。
メインCPU300aは、当たり図柄乱数を更新する処理を行う。具体的には、乱数カウンタを1加算して更新し、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の当たり図柄乱数用初期値更新乱数の値から乱数を更新する。
メインCPU300aは、第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口検出スイッチ122s、ゲート検出スイッチ124s、第1大入賞口検出スイッチ126s、第2大入賞口検出スイッチ128s、特定領域検出スイッチ140sから信号の入力があったか否か判定するスイッチ管理処理を実行する。なお、このスイッチ管理処理の詳細については後述する。
メインCPU300aは、上記の特別遊技を進行制御するための特別遊技管理処理を実行する。なお、この特別遊技管理処理の詳細については後述する。
メインCPU300aは、上記の普通遊技を進行制御するための普通遊技管理処理を実行する。なお、この普通遊技管理処理の詳細については後述する。
メインCPU300aは、各種エラーの判定およびエラー判定結果に応じた設定を行うためのエラー管理処理を実行する。
メインCPU300aは、一般入賞口検出スイッチ118s、第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口検出スイッチ122s、第1大入賞口検出スイッチ126s、第2大入賞口検出スイッチ128sのチェックを行い、該当する賞球制御用のカウンタ等を加算するための入賞口スイッチ処理を実行する。
メインCPU300aは、上記ステップS400−17でセットされた賞球制御用のカウンタのカウンタ値等に基づく払出コマンドの作成および送信を行うための払出制御管理処理を実行する。
メインCPU300aは、遊技情報出力端子板312から外部へ外部信号を出力する出力データをセットするための外部情報管理処理を実行する。なお、この外部情報管理処理の詳細については後述する。
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172等の各種表示器(LED)を点灯制御するためのコモンデータをコモン出力バッファにセットするLED表示設定処理を実行する。
メインCPU300aは、普通電動役物ソレノイド122c、第1大入賞口ソレノイド126c、第2大入賞口ソレノイド128cのソレノイド出力イメージを合成し、出力ポートバッファに格納するためのソレノイド出力イメージ合成処理を実行する。
メインCPU300aは、各出力ポートバッファに格納されたコモン出力バッファの値を出力ポートに出力するためのポート出力処理を実行する。
メインCPU300aは、レジスタを復帰してタイマ割込み処理を終了する。
メインCPU300aは、ゲート検出スイッチオン検出時であるか、すなわち、ゲート124を遊技球が通過してゲート検出スイッチ124sからの検出信号がオンされたかを判定する。その結果、ゲート検出スイッチオン検出時であると判定した場合にはステップS510に処理を移し、ゲート検出スイッチオン検出時ではないと判定した場合にはステップS500−3に処理を移す。
メインCPU300aは、ゲート124への遊技球の通過に基づいてゲート通過処理を実行する。なお、このゲート通過処理の詳細については後述する。
メインCPU300aは、第1始動口検出スイッチオン検出時であるか、すなわち、第1始動口120に遊技球が入球して第1始動口検出スイッチ120sから検出信号が入力されたかを判定する。その結果、第1始動口検出スイッチオン検出時であると判定した場合にはステップS520に処理を移し、第1始動口検出スイッチオン検出時ではないと判定した場合にはステップS500−5に処理を移す。
メインCPU300aは、第1始動口120への遊技球の入球に基づいて第1始動口通過処理を実行する。なお、この第1始動口通過処理の詳細については後述する。
メインCPU300aは、第2始動口検出スイッチオン検出時であるか、すなわち、第2始動口122に遊技球が入球して第2始動口検出スイッチ122sから検出信号が入力されたかを判定する。その結果、第2始動口検出スイッチオン検出時であると判定した場合にはステップS530に処理を移し、第2始動口検出スイッチオン検出時ではないと判定した場合にはステップS500−7に処理を移す。
メインCPU300aは、第2始動口122への遊技球の入球に基づいて第2始動口通過処理を実行する。なお、この第2始動口通過処理の詳細については後述する。
メインCPU300aは、大入賞口検出スイッチオン検出時であるか、すなわち、第1大入賞口126または第2大入賞口128に遊技球が入球して第1大入賞口検出スイッチ126sまたは第2大入賞口検出スイッチ128sから検出信号が入力されたかを判定する。その結果、大入賞口検出スイッチオン検出時であると判定した場合にはステップS540に処理を移し、大入賞口検出スイッチオン検出時ではないと判定した場合にはステップS500−9に処理を移す。
メインCPU300aは、第1大入賞口126または第2大入賞口128への遊技球の入球が適正になされたものであるかを判定し、遊技球の入球が適正になされたと判定した場合には、第1大入賞口126または第2大入賞口128への遊技球の入球を示す大入賞口入球コマンドを副制御基板330に送信するための大入賞口通過処理を実行する。なお、この大入賞口通過処理の詳細については後述する。
メインCPU300aは、特定領域検出スイッチオン検出時であるか、すなわち、特定領域140bに遊技球が進入して特定領域検出スイッチ140sから検出信号が入力されたかを判定する。その結果、特定領域検出スイッチオン検出時であると判定した場合にはステップS550に処理を移し、特定領域検出スイッチオン検出時ではないと判定した場合には当該スイッチ管理処理を終了する。
メインCPU300aは、特定領域140bへの遊技球の進入に基づいて特定領域通過処理を実行し、当該スイッチ管理処理を終了する。なお、この特定領域通過処理の詳細については後述する。
メインCPU300aは、ハードウェア乱数生成部によって更新された当たり決定乱数をロードする。
メインCPU300aは、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値が最大値以上であるか、つまり、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値が4以上であるかを判定する。その結果、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値が最大値以上であると判定した場合には当該ゲート通過処理を終了し、普通図柄保留球数カウンタは最大値以上ではないと判定した場合にはステップS510−5に処理を移す。
メインCPU300aは、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
メインCPU300aは、普図保留記憶領域の4つの記憶部のうち、取得した当たり決定乱数をセーブする対象となる対象記憶部を算定する。
メインCPU300aは、上記ステップS510−1で取得した当たり決定乱数を、上記ステップS510−7で算定した対象記憶部にセーブする。
メインCPU300aは、普図保留記憶領域に記憶されている普図保留数を示す普図保留指定コマンドを送信バッファにセットし、当該ゲート通過処理を終了する。
メインCPU300aは、特別図柄識別値として「00H」をセットする。なお、特別図柄識別値は、保留種別として特1保留および特2保留のいずれであるかを識別するためのもので、特別図柄識別値(00H)は特1保留を示し、特別図柄識別値(01H)は特2保留を示す。
メインCPU300aは、特別図柄1保留球数カウンタのアドレスをセットする。
メインCPU300aは、特別図柄乱数取得処理を実行して、当該第1始動口通過処理を終了する。なお、この特別図柄乱数取得処理は、第2始動口通過処理(ステップS530)と共通のモジュールを利用して実行される。したがって、特別図柄乱数取得処理の詳細は、第2始動口通過処理の説明後に説明する。
メインCPU300aは、特別図柄識別値として「01H」をセットする。
メインCPU300aは、特別図柄2保留球数カウンタのアドレスをセットする。
メインCPU300aは、後述する特別図柄乱数取得処理を実行する。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズをロードする。なお、詳しくは後述するが、普通遊技管理フェーズは、普通遊技の実行処理の段階、すなわち、普通遊技の進行状況を示すものであり、普通遊技の実行処理の段階に応じて更新される。
メインCPU300aは、上記ステップS530−5でロードした普通遊技管理フェーズが「04H」ではないかを判定する。なお、普通遊技管理フェーズの「04H」は、普通電動役物入賞口開放制御処理中であることを示すものである。この普通電動役物入賞口開放制御処理においては、普通電動役物ソレノイド122cが通電されて第2始動口122の可動片122bが開状態に制御されることから、ここでは、第2始動口122が適正に開放され得る状態にあるかを判定することとなる。その結果、普通遊技管理フェーズが「04H」ではないと判定した場合には当該第2始動口通過処理を終了し、普通遊技管理フェーズが「04H」であると判定した場合にはステップS530−9に処理を移す。
メインCPU300aは、普通電動役物入賞球数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該第2始動口通過処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS520−1またはステップS530−1でセットした特別図柄識別値をロードする。
メインCPU300aは、対象特別図柄保留球数をロードする。ここでは、上記ステップS535−1でロードした特別図柄識別値が「00H」であれば、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特1保留数をロードする。また、上記ステップS535−1でロードした特別図柄識別値が「01H」であれば、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特2保留数をロードする。
メインCPU300aは、ハードウェア乱数生成部によって更新された大当たり決定乱数をロードする。
メインCPU300aは、上記ステップS535−3でロードした対象特別図柄保留球数が上限値以上であるかを判定する。その結果、上限値以上であると判定した場合には、ステップS535−19に処理を移し、上限値以上ではないと判定した場合には、ステップS535−9に処理を移す。
メインCPU300aは、対象特別図柄保留球数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
メインCPU300aは、特図保留記憶領域の記憶部のうち、取得した大当たり決定乱数をセーブする対象となる対象記憶部を算定する。
メインCPU300aは、上記ステップS535−5でロードした大当たり決定乱数、上記ステップS400−13で更新された当たり図柄乱数、上記ステップS100−43で更新された変動パターン乱数を取得し、上記ステップS535−11で算定した対象記憶部に格納する。
メインCPU300aは、特別図柄1保留球数カウンタおよび特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値をロードする。
メインCPU300aは、上記ステップS535−15でロードしたカウンタ値に基づいて、特図保留指定コマンドを送信バッファにセットする。ここでは、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値(特1保留数)に基づいて特図1保留指定コマンドをセットし、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値(特2保留数)に基づいて特図2保留指定コマンドをセットする。これにより、特1保留または特2保留が記憶されるたびに、特1保留数および特2保留数が副制御基板330に伝達されることとなる。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズをロードする。
メインCPU300aは、上記ステップS535−19でロードした普通遊技管理フェーズを確認し、後述する普通電動役物入賞口開放制御状態未満(普通遊技管理フェーズ<04H)であるかを判定する。その結果、普通電動役物入賞口開放制御状態未満であると判定した場合にはステップS535−23に処理を移し、普通電動役物入賞口開放制御状態未満ではないと判定した場合には当該特別図柄乱数取得処理を終了する。
メインCPU300aは、異常入賞があったか否かを判定するとともに、異常入賞があったと判定した場合には、所定の処理を行う始動口異常入賞エラー処理を実行し、当該特別図柄乱数取得処理(ステップS535)を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS500−7で大入賞口検出スイッチオン検出時であると判定した場合には、特別遊技管理フェーズをロードする。なお、詳しくは後述するが、特別遊技管理フェーズは、特別遊技の実行処理の段階、すなわち、特別遊技の進行状況を示すものであり、特別遊技の実行処理の段階に応じて更新される。
メインCPU300aは、上記ステップS540−1でロードした特別遊技管理フェーズが、大入賞口開放前処理以上の実行処理の段階を示すものであるかを判定する。なお、特別遊技管理フェーズは、00H〜08Hの9段階が設けられており、このうち、01H〜08Hが、大入賞口開放前処理以上の実行処理の段階に相当する。大役遊技または小当たり遊技は、特別遊技管理フェーズが01H〜08Hである場合に実行されることから、ここでは、現在、大役遊技中または小当たり遊技中であるかを判定することとなる。特別遊技管理フェーズが、大入賞口開放前処理以上の実行処理の段階を示すものであると判定した場合にはステップS540−5に処理を移し、特別遊技管理フェーズは、大入賞口開放前処理以上の実行処理の段階を示すものではないと判定した場合にはステップS540−7に処理を移す。
メインCPU300aは、第1大入賞口126または第2大入賞口128に適正に遊技球が入球したことを示す大入賞口入球コマンドを送信バッファにセットし、大入賞口通過処理を終了する。
メインCPU300aは、第1大入賞口126または第2大入賞口128への遊技球の入球が不適切なものであるとして、所定のエラー処理を実行し、大入賞口通過処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS500−9で特定領域検出スイッチオン検出時であると判定した場合には、有効期間フラグがオンしているか否かを判定する。その結果、有効期間フラグがオンしていると判定した場合にはステップS550−3に処理を移し、有効期間フラグはオンしていないと判定した場合にはステップS550−5に処理を移す。
上記ステップS550−1において、有効期間フラグがオンしていると判定した場合には、メインCPU300aは、特定領域進入フラグをオンし、当該特定領域通過処理を終了する。なお、特定領域進入フラグは、大役遊技中において、特定領域140bに有効に遊技球が進入したことを示すものである。また、既に特定領域進入フラグがオンしている場合には、そのまま当該特定領域通過処理を終了する。
一方、上記ステップS550−1において、有効期間フラグがオンしていないと判定した場合には、メインCPU300aは、エラー処理を実行する。
メインCPU300aは、エラーが検出されたことを示すエラーコマンドを送信バッファにセットし、当該特定領域通過処理を終了する。
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズをロードする。
メインCPU300aは、上記ステップS600−1でロードした特別遊技管理フェーズに対応する特別遊技制御モジュールを選択する。
メインCPU300aは、上記ステップS600−3で選択した特別遊技制御モジュールをコールして処理を開始する。
メインCPU300aは、特別遊技の制御時間を管理する特別遊技タイマをロードし、当該特別遊技管理処理を終了する。
メインCPU300aは、特別図柄変動待ち処理を実行する。この特別図柄変動待ち処理については、図28〜図32を用いて後述する。
メインCPU300aは、特別図柄変動中処理を実行する。この特別図柄変動中処理については、図34を用いて後述する。
メインCPU300aは、特別図柄停止図柄表示処理を実行する。この特別図柄停止図柄表示処理については、図35を用いて後述する。
メインCPU300aは、特1保留数が1以上であるかを判定する。その結果、特1保留数が1以上であると判定した場合にはステップS610−3に処理を移し、特1保留数は1以上ではないと判定した場合には、図29のステップS610−51に処理を移す。
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160において、特1保留に基づく図柄の変動表示中であるか、または、特1保留に基づく図柄が停止表示中(停止表示時間の計時中)であるかを判定する。その結果、変動表示中である、または、停止表示中であると判定した場合にはステップS610−51に処理を移し、変動表示中ではなく、かつ、停止表示中ではないと判定した場合にはステップS610−5に処理を移す。
メインCPU300aは、第1特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特1保留を、1つ序数の小さい記憶部にブロック転送する。具体的には、第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている特1保留を、第1記憶部〜第3記憶部に転送する。また、メインRAM300cには、処理対象となる第0記憶部が設けられており、第1記憶部に記憶されている特1保留を、第0記憶部にブロック転送する。なお、この特別図柄記憶エリアシフト処理においては、特1保留に対応する対象特別図柄保留球数カウンタのカウンタ値を「1」減算するとともに、特1保留が「1」減算されたことを示す、保留減指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、第0記憶部に転送された大当たり決定乱数を用いて大役抽選を行う特別図柄当たり判定処理を実行する。この特別図柄当たり判定処理では、上述した大当たり、小当たり、ハズレのいずれかの抽選結果が導出される。ただし、第0記憶部に転送された保留が特1保留であった場合には、大当たりまたはハズレのいずれかの抽選結果のみが導出される。この特別図柄当たり判定処理については、図30を用いて詳述する。
メインCPU300aは、上記ステップS611の大役抽選の結果、大当たりに当選したかを判定する。その結果、大当たりに当選したと判定した場合にはステップS612に処理を移し、大当たりに当選していないと判定した場合にはステップS610−17に処理を移す。
メインCPU300aは、特別図柄を決定するための特別図柄図柄判定処理を実行する。この特別図柄図柄判定処理では、特別図柄の種別を示す特別図柄判定データ(確定前特別図柄1判定データ、確定前特別図柄2判定データ)がメインRAM300cに記憶される。この特別図柄図柄判定処理については、図31を用いて詳述する。
メインCPU300aは、第2特別図柄表示器162において、特2保留に基づく図柄の変動表示中であるかを判定する。その結果、変動表示中であると判定した場合にはステップS610−15に処理を移し、変動表示中ではないと判定した場合にはステップS610−19に処理を移す。
メインCPU300aは、特2保留に基づいて導出され、メインRAM300cに記憶されている特別図柄2(特2保留)にかかる特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)が、大当たり図柄に対応するか否かを判定する。つまり、ここでは、大当たり図柄にかかる変動表示が、第2特別図柄表示器162で実行されているか否かを判定することとなる。その結果、大当たり図柄にかかる図柄の変動表示が第2特別図柄表示器162において実行されていると判定した場合にはステップS610−17に処理を移し、大当たり図柄にかかる図柄の変動表示が第2特別図柄表示器162において実行されていないと判定した場合にはステップS610−19に処理を移す。
メインCPU300aは、ハズレ図柄(特別図柄X)にかかる特別図柄判定データ(確定前特別図柄1判定データ)をセーブし、当該特別図柄判定データに対応する図柄種別指定コマンドを送信バッファにセットする。なお、上記ステップS612で、大当たり図柄にかかる特別図柄判定データ(確定前特別図柄1判定データ)がセーブされている場合には、ハズレ図柄にかかる特別図柄判定データ(確定前特別図柄1判定データ)に書き換える。これにより、大当たり図柄が最終的に停止表示される図柄の変動が、第1特別図柄表示器160と第2特別図柄表示器162とで同時に行われることがなくなる。
メインCPU300aは、上記ステップS612またはステップS610−17で抽出した特別図柄判定データ(確定前特別図柄1判定データ)に対応する特別図柄停止図柄番号をセーブする。なお、第1特別図柄表示器160および第2特別図柄表示器162は、それぞれ7セグで構成されており、7セグを構成する各セグメントには番号(カウンタ値)が対応付けられている。ここで決定する特別図柄停止図柄番号は、最終的に点灯するセグメントの番号(カウンタ値)を示すものである。
メインCPU300aは、変動パターン番号を決定する特別図柄変動番号決定処理を実行する。この特別図柄変動番号決定処理の詳細は後述する。
メインCPU300aは、上記ステップS613で決定された変動パターン番号をロードするとともに、変動時間決定テーブルを参照して変動時間を決定する。そして、決定した変動時間を、特別図柄変動タイマにセットする。
メインCPU300aは、上記ステップS611における大役抽選の結果が大当たりであるか否かを判定し、大当たりであった場合には、上記ステップS612でセーブした特別図柄判定データ(確定前特別図柄1判定データ)をロードして、大当たり図柄の種別を確認する。そして、遊技状態設定テーブルおよび現在の遊技状態を参照して、大役遊技終了後に設定される遊技状態および高確回数を判定し、その判定結果を特別図柄確率状態予備フラグおよび高確回数切り予備カウンタにセーブする。なお、ハズレ図柄がセーブされている場合には、当該処理を実行することなく、次の処理に移行する。
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160において、特別図柄の変動表示を開始するために、特別図柄表示図柄カウンタを設定する処理を実行する。第1特別図柄表示器160を構成する7セグの各セグメントにはカウンタ値が対応付けられており、特別図柄表示図柄カウンタに設定されたカウンタ値に対応するセグメントが点灯制御される。ここでは、特別図柄の変動表示の開始時に点灯させるセグメントに対応するカウンタ値が特別図柄表示図柄カウンタに設定されることとなる。なお、特別図柄表示図柄カウンタは、第1特別図柄表示器160に対応する特別図柄1表示図柄カウンタと、第2特別図柄表示器162に対応する特別図柄2表示図柄カウンタとが別個に設けられており、ここでは、特別図柄1表示図柄カウンタにカウンタ値が設定される。
メインCPU300aは、回数切り管理処理を実行する。ここでは、特別図柄確率状態フラグをロードして、現在の遊技状態が低確率遊技状態であるか高確率遊技状態であるかを確認する。そして、遊技状態が高確率遊技状態であった場合には、高確回数切りカウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値から「1」減算した値に更新する。なお、高確回数切りカウンタを更新した結果、カウンタ値が「0」になった場合には、低確率遊技状態に対応する特別図柄確率状態フラグをセットする。これにより、高確率遊技状態において、大当たりに当選することなく、大役抽選が所定回数実行されたところで、遊技状態が低確率遊技状態に移行することとなる。なお、この回数切り管理処理の詳細については、図33を用いて後述する。
メインCPU300aは、高確回数(遊技状態が低確率遊技状態に移行するまでに実行可能な大役抽選の残り回数)を示す回数コマンドを送信バッファにセットする。
図29に示すように、メインCPU300aは、特2保留数が1以上であるかを判定する。その結果、特2保留数が1以上であると判定した場合にはステップS610−53に処理を移し、特2保留数は1以上ではないと判定した場合にはステップS610−87に処理を移す。
メインCPU300aは、第2特別図柄表示器162において、特2保留に基づく図柄の変動表示中であるか、または、特2保留に基づく図柄が停止表示中(停止表示時間の計時中)であるかを判定する。その結果、変動表示中、または、停止表示中であると判定した場合にはステップS610−87に処理を移し、変動表示中ではなく、かつ、停止表示中ではないと判定した場合にはステップS610−55に処理を移す。
メインCPU300aは、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特2保留を、1つ序数の小さい記憶部にブロック転送する。具体的には、第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている特2保留を、第1記憶部〜第3記憶部に転送する。また、メインRAM300cには、処理対象となる第0記憶部が設けられており、第1記憶部に記憶されている特2保留を、第0記憶部にブロック転送する。なお、この特別図柄記憶エリアシフト処理においては、特2保留に対応する対象特別図柄保留球数カウンタのカウンタ値を「1」減算するとともに、特2保留が「1」減算されたことを示す、保留減指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、上記と同様、特別図柄当たり判定処理により大役抽選を行い、大当たり、小当たり、ハズレのいずれかの判定結果を導出する。
メインCPU300aは、上記ステップS611の大役抽選の結果、大当たりに当選したかを判定する。その結果、大当たりに当選したと判定した場合にはステップS612に処理を移し、大当たりに当選していないと判定した場合にはステップS610−71に処理を移す。
メインCPU300aは、上記と同様、特別図柄を決定するための特別図柄図柄判定処理を実行する。
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160において、特1保留に基づく図柄の変動表示中であるかを判定する。その結果、変動表示中であると判定した場合にはステップS610−65に処理を移し、変動表示中ではないと判定した場合にはステップS610−75に処理を移す。
メインCPU300aは、特1保留に基づいて導出され、メインRAM300cに記憶されている特別図柄1(特1保留)にかかる特別図柄判定データ(確定前特別図柄1判定データ)が、大当たり図柄に対応するか否かを判定する。つまり、ここでは、大当たり図柄にかかる変動表示が、第1特別図柄表示器160で実行されているか否かを判定することとなる。その結果、大当たり図柄にかかる図柄の変動表示が第1特別図柄表示器160において実行されていると判定した場合にはステップS610−67に処理を移し、大当たり図柄にかかる図柄の変動表示が第1特別図柄表示器160において実行されていないと判定した場合にはステップS610−75に処理を移す。
メインCPU300aは、ハズレ図柄(特別図柄Y)にかかる特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)をセーブし、当該特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)に対応する図柄種別指定コマンドを送信バッファにセットする。なお、上記ステップS612で特別図柄判定データ(大当たり図柄の種別)がセーブされている場合には、ハズレ図柄にかかる特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)に書き換える。これにより、大当たり図柄が最終的に停止表示される図柄の変動が、第1特別図柄表示器160と第2特別図柄表示器162とで同時に行われることがなくなる。
メインCPU300aは、上記ステップS611における大役抽選の結果、小当たりに当選したかを判定する。その結果、小当たりに当選したと判定した場合にはステップS610−73に処理を移し、小当たりに当選していないと判定した場合にはステップS610−67に処理を移す。
メインCPU300aは、第0記憶部に転送された当たり図柄乱数、保留種別をロードし、対応する当たり図柄乱数判定テーブルを選択して特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)を抽出し、抽出した小当たり図柄にかかる特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)をセーブする。そして、特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)をセーブしたら、当該特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)に対応する図柄種別指定コマンドを送信バッファにセットして、ステップS610−75に処理を移す。
メインCPU300aは、上記ステップS612、ステップS610−67、ステップS610−73で抽出した特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)に対応する特別図柄停止図柄番号をセーブする。
メインCPU300aは、変動パターン番号を決定する特別図柄変動番号決定処理を実行する。この特別図柄変動番号決定処理の詳細は後述する。
メインCPU300aは、上記ステップS613で決定された変動パターン番号をロードするとともに、変動時間決定テーブルを参照して変動時間を決定する。そして、決定した変動時間を、特別図柄変動タイマにセットする。
メインCPU300aは、上記ステップS611における大役抽選の結果が大当たりであるか否かを判定し、大当たりであった場合には、上記ステップS612でセーブした特別図柄判定データ(確定前特別図柄2判定データ)をロードして、大当たり図柄の種別を確認する。そして、遊技状態設定テーブルおよび現在の遊技状態を参照して、大役遊技終了後に設定される遊技状態および高確回数を判定し、その判定結果を特別図柄確率状態予備フラグおよび高確回数切り予備カウンタにセーブする。なお、上記ステップS610−67で書き換え処理が行われた場合には、当該処理を実行することなく、次の処理に移行する。
メインCPU300aは、第2特別図柄表示器162において、特別図柄の変動表示を開始するために、特別図柄表示図柄カウンタを設定する処理を実行する。第2特別図柄表示器162を構成する7セグの各セグメントにはカウンタ値が対応付けられており、特別図柄表示図柄カウンタに設定されたカウンタ値に対応するセグメントが点灯制御される。ここでは、特別図柄の変動表示の開始時に点灯させるセグメントに対応するカウンタ値が特別図柄2表示図柄カウンタに設定されることとなる。
メインCPU300aは、上記と同様、回数切り管理処理を実行する。
メインCPU300aは、上記ステップS614で更新されたカウンタ値(高確回数)を示す回数コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、現在の遊技状態が低確率遊技状態であるかを判定する。その結果、低確率遊技状態であると判定した場合には、ステップS610−89に処理を移し、低確率遊技状態ではない、すなわち、高確率遊技状態であると判定した場合には、ステップS610−91に処理を移す。
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160において、特1保留に基づく図柄の変動表示中または停止表示中(停止表示時間の計時中)であるかを判定する。その結果、変動表示中または停止表示中であると判定した場合には当該特別図柄変動待ち処理を終了し、変動表示中および停止表示中のいずれでもないと判定した場合にはステップS610−93に処理を移す。
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160において特1保留に基づく図柄の変動表示中または停止表示中(停止表示時間の計時中)であり、かつ、第2特別図柄表示器162において特2保留に基づく図柄の変動表示中または停止表示中(停止表示時間の計時中)であるかを判定する。その結果、特1保留および特2保留の双方が、変動表示中または停止表示中であると判定した場合には当該特別図柄変動待ち処理を終了し、特1保留および特2保留の双方が、変動表示中および停止表示中のいずれでもないと判定した場合にはステップS610−93に処理を移す。
メインCPU300aは、客待ち状態の時間を計時するための客待ちタイマをセットする。
メインCPU300aは、客待ち状態の開始を伝達するためのデモコマンドを送信バッファにセットし、当該特別図柄変動待ち処理を終了する。
メインCPU300aは、高確率遊技状態であるか低確率遊技状態であるかを識別する特別図柄確率状態フラグをロードする。
メインCPU300aは、第0記憶部に転送された保留の保留種別を確認する。
メインCPU300aは、上記ステップS611−1でロードした特別図柄確率状態フラグ、および、上記ステップS611−3で確認した保留種別に基づき、現在設定されている遊技状態、および、読み出した保留の保留種別の双方に対応する大当たり決定乱数判定テーブルをセットする。
メインCPU300aは、上記ステップS611−5でセットした大当たり決定乱数判定テーブルを参照し、第0記憶部に転送された大当たり決定乱数に基づいて、大当たり、小当たり、ハズレのいずれかの判定結果を導出する大役抽選処理を実行する。
メインCPU300aは、上記ステップS611−3で確認した保留種別が特1保留であるかを判定する。その結果、保留種別が特1保留であると判定した場合にはステップS611−11に処理を移し、保留種別は特1保留ではないと判定した場合にはステップS611−13に処理を移す。
メインCPU300aは、上記ステップS611−7における大役抽選処理の結果に基づき、メインRAM300cの所定の記憶領域に、特別図柄1当たりフラグを格納(セーブ)し、当該特別図柄当たり判定処理を終了する。なお、特別図柄当たりフラグは、大当たりを示す大当たり用、小当たりを示す小当たり用、ハズレを示すハズレ用の3種類が設けられている。また、メインRAM300cには、特別図柄当たりフラグをセーブする領域として、特1保留に対応する記憶領域と、特2保留に対応する記憶領域とが別々に設けられている。ここでは、特1保留に対応する記憶領域に記憶された特別図柄当たりフラグを特別図柄1当たりフラグと呼び、特2保留に対応する記憶領域に記憶された特別図柄当たりフラグを特別図柄2当たりフラグと呼ぶ。
メインCPU300aは、上記ステップS611−7における大役抽選処理の結果に基づき、メインRAM300cの所定の記憶領域に、特別図柄2当たりフラグを格納(セーブ)し、当該特別図柄当たり判定処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS611でメインRAM300cに格納された特別図柄当たりフラグをロードする。なお、上記したように、特別図柄変動待ち処理においては、特1保留にかかる処理に続いて特2保留にかかる処理が実行され、これら2つの処理のそれぞれにおいて、特別図柄当たり判定処理(S611)および特別図柄図柄判定処理(S612)が行われる。ここでは、直前に実行された特別図柄当たり判定処理(S611)でセーブされた特別図柄当たりフラグをロードする。したがって、特1保留にかかる処理中には、特別図柄1当たりフラグがロードされ、特2保留にかかる処理中には、特別図柄2当たりフラグがロードされる。
メインCPU300aは、上記ステップS612−1でロードした特別図柄当たりフラグがハズレ用のフラグであるか、つまり、大役抽選の結果がハズレであるかを判定する。その結果、ロードした特別図柄当たりフラグがハズレ用のフラグであると判定した場合にはステップS612−5に処理を移し、ロードした特別図柄当たりフラグはハズレ用のフラグではないと判定した場合にはステップS612−13に処理を移す。
メインCPU300aは、処理対象の保留種別を確認する。
メインCPU300aは、処理対象の保留種別が特1保留であるかを判定する。その結果、特1保留であると判定した場合にはステップS612−9に処理を移し、特1保留ではないと判定した場合にはステップS612−11に処理を移す。
メインCPU300aは、メインRAM300cの所定の記憶領域に、ハズレ値(特別図柄X)の確定前特別図柄1判定データを格納(セーブ)し、当該特別図柄図柄判定処理を終了する。なお、確定前特別図柄判定データは、図柄の種別ごとに設けられている。本実施形態では、大当たり図柄である特別図柄A〜C、小当たり図柄である特別図柄Z1、Z2、Z3、ハズレ図柄である特別図柄X、Yの8種類が設けられていることから、確定前特別図柄判定データは8種類となる。また、メインRAM300cには、特別図柄判定データをセーブする領域として、特1保留に対応する記憶領域と、特2保留に対応する記憶領域とが別々に設けられている。ここでは、特1保留に対応する記憶領域に記憶された確定前特別図柄判定データを確定前特別図柄1判定データと呼び、特2保留に対応する記憶領域に記憶された確定前特別図柄判定データを確定前特別図柄2判定データと呼ぶ。
メインCPU300aは、メインRAM300cの所定の記憶領域に、ハズレ値(特別図柄Y)の確定前特別図柄2判定データを格納(セーブ)し、当該特別図柄図柄判定処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS612−1でロードした特別図柄当たりフラグに基づき、当たり図柄乱数判定テーブルをセットする。
メインCPU300aは、上記ステップS612−13でセットした当たり図柄乱数判定テーブルを参照し、第0記憶部に転送された当たり図柄乱数に基づいて、特別図柄の種別を決定する図柄決定処理を実行する。
メインCPU300aは、処理対象の保留種別が特1保留であるかを判定する。その結果、特1保留であると判定した場合にはステップS612−19に処理を移し、特1保留ではないと判定した場合にはステップS612−21に処理を移す。
メインCPU300aは、メインRAM300cの所定の記憶領域に、大当たり値の確定前特別図柄1判定データを格納(セーブ)し、当該特別図柄図柄判定処理を終了する。
メインCPU300aは、メインRAM300cの所定の記憶領域に、大当たり値もしくは小当たり値の確定前特別図柄2判定データを格納(セーブ)し、当該特別図柄図柄判定処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS610でセーブされた確定前特別図柄判定データ(特別図柄の種別)をロードする。
メインCPU300aは、特別図柄確率状態フラグをロードし、現在設定されている遊技状態を確認する。
メインCPU300aは、現在設定されている遊技状態が高確率遊技状態であるかを判定する。その結果、高確率遊技状態であると判定した場合にはステップS613−7に処理を移し、高確率遊技状態ではない、すなわち、低確率遊技状態であると判定した場合にはステップS613−9に処理を移す。
メインCPU300aは、高確回数が0になるまでの、実際の残り回数(実残り回数)を確認する。
メインCPU300aは、上記ステップS613−7で確認した実残り回数が1であれば、上記ステップS613−1でロード、確認した特別図柄の種別に基づいて、高確中最終回専用変動パターン乱数判定テーブルをセットする。なお、本実施形態では、高確回数が100回に設定されるが、実残り回数が1になったとき、すなわち、高確率遊技状態における最後の特別図柄の変動表示の開始時には、高確中最終回専用変動パターン乱数判定テーブルを参照して変動パターン番号が決定される。また、上記ステップS613−7で確認した実残り回数が1以外であれば、上記ステップS613−1でロード、確認した特別図柄の種別、上記ステップS613−3で確認した現在の遊技状態、および、保留種別に基づいて、対応する変動パターン乱数判定テーブルを選択してセットする。
メインCPU300aは、上記ステップS613−9でセットした変動パターン乱数判定テーブルと、上記ステップS610−5またはステップS610−55で第0記憶部に転送した変動パターン乱数とに基づいて、変動パターン番号を決定する。
メインCPU300aは、上記ステップS613−11で決定した変動パターン番号に対応する変動パターンコマンドを送信バッファにセットし、当該特別図柄変動番号決定処理を終了する。
メインCPU300aは、特別図柄確率状態フラグをロードする。
メインCPU300aは、上記ステップS614−1でロードした特別図柄確率状態フラグを確認し、現在の遊技状態が高確率遊技状態であるかを判定する。その結果、高確率遊技状態であると判定した場合にはステップS614−5に処理を移し、高確率遊技状態ではないと判定した場合には当該回数切り管理処理を終了する。
メインCPU300aは、高確回数切りカウンタに記憶されている現在のカウンタ値(K)を「1」減算する。なお、この高確回数切りカウンタは、大役遊技の終了後に高確率遊技状態に設定された際に、カウンタ値(K)として「100」がセットされる。その後、当該回数切り管理処理において、特別図柄の変動表示が開始されるたびに、0になるまで1ずつ減算されていく。
メインCPU300aは、上記ステップS614−5において高確回数切りカウンタを更新した結果、カウンタ値(K)が0になったかを判定する。その結果、カウンタ値(K)=0であると判定した場合にはステップS614−9に処理を移し、カウンタ値(K)=0ではないと判定した場合には当該回数切り管理処理を終了する。
メインCPU300aは、特別図柄確率状態フラグを、低確率遊技状態を示すフラグに更新し、当該回数切り管理処理を終了する。これにより、高確率遊技状態に設定された後、100回目の特別図柄の変動表示が開始されるのに伴って、遊技状態が低確率遊技状態に移行することとなる。
メインCPU300aは、処理対象識別値として「00H」をセットする。なお、処理対象識別値というのは、以下の各処理を実行する際に、特1保留にかかる処理を実行するのか、特2保留にかかる処理を実行するのかを識別するためのものであり、処理対象識別値として「00H」がセットされている場合には、特1保留にかかる処理が実行され、処理対象識別値として「01H」がセットされている場合には、特2保留にかかる処理が実行される。なお、特別図柄変動中処理および特別図柄停止図柄表示処理の説明で登場する各種のカウンタやタイマには、特1保留用と特2保留用とが設けられており、以下のステップS620−5〜ステップS620−23の処理では、メインRAM300cに記憶された処理対象識別値に対応する処理対象(カウンタやタイマ等)についてなされるものである。
メインCPU300aは、処理対象の保留が第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162において変動表示中であるかを判定する。その結果、変動表示中であれば、ステップS620−5に処理を移し、変動表示中でなければ、ステップS620−25に処理を移す。
メインCPU300aは、特別図柄変動ベースカウンタを更新する処理を実行する。なお、特別図柄変動ベースカウンタは、所定周期(例えば100ms)で1周するようにカウンタ値が設定される。具体的には、特別図柄変動ベースカウンタのカウンタ値が「0」であった場合には、所定のカウンタ値(例えば25)がセットされ、カウンタ値が「1」以上であった場合には、現在のカウンタ値から「1」減算した値にカウンタ値を更新する。
メインCPU300aは、上記ステップS620−5で更新した特別図柄変動ベースカウンタのカウンタ値が「0」であるかを判定する。その結果、カウンタ値が「0」であった場合にはステップS620−9に処理を移し、カウンタ値が「0」ではなかった場合にはステップS620−13に処理を移す。
メインCPU300aは、上記ステップS610−21またはステップS610−77で設定された特別図柄変動タイマのタイマ値を所定値減算する特別図柄変動タイマ更新処理を行う。
メインCPU300aは、上記ステップS620−9で更新した特別図柄変動タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、タイマ値が「0」であった場合にはステップS620−19に処理を移し、タイマ値が「0」ではなかった場合にはステップS620−13に処理を移す。
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160および第2特別図柄表示器162を構成する7セグの各セグメントの点灯時間を計時する特別図柄表示タイマを更新する。具体的には、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であった場合には、所定のタイマ値がセットされ、タイマ値が「1」以上であった場合には、現在のタイマ値から「1」減算した値にタイマ値を更新する。
メインCPU300aは、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS620−17に処理を移し、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合にはステップS620−25に処理を移す。
メインCPU300aは、更新対象の特別図柄表示図柄カウンタのカウンタ値を更新し、ステップS620−25に処理を移す。これにより、7セグを構成する各セグメントが、所定時間おきに順次点灯することとなる。
メインCPU300aは、対象の特別図柄表示図柄カウンタに、上記ステップS610−19またはS610−75で決定した特別図柄停止図柄番号(カウンタ値)をセーブする。これにより、第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162に、決定された特別図柄が停止表示されることとなる。
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162に特別図柄が停止表示されたことを示す特図停止指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、処理対象の特別図柄当たりフラグをロードし、特別図柄当たりフラグごとに予め設定されている、特別図柄を停止表示する時間(確定時間)、すなわち、特別図柄変動停止時間を特別遊技タイマにセットする。
メインCPU300aは、メインRAM300cに記憶された処理対象識別値が最大(01H)であるかを判定する。その結果、処理対象識別値が最大であると判定した場合には当該特別図柄変動中処理を終了し、処理対象識別値は最大ではないと判定した場合にはステップS620−27に処理を移す。
メインCPU300aは、処理対象識別値として「01H」をセットし、ステップS620−3に処理を移す。
メインCPU300aは、処理対象識別値として「00H」をセットする。
メインCPU300aは、メインRAM300cにセットされた処理対象識別値に対応する保留種別にかかる特別図柄が、第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162に停止表示中であるかを判定する。その結果、停止表示中であると判定した場合にはステップS630−5に処理を移し、停止表示中ではないと判定した場合にはステップS630−25に処理を移す。
メインCPU300aは、上記ステップS620−23でセットした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合にはステップS630−25に処理を移し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS630−7に処理を移す。
メインCPU300aは、外部情報用確率状態フラグをロードする。この外部情報用確率状態フラグは、遊技機100に接続されたデータ表示器に対する各種の信号の出力可否を決定するために用いるものであり、上記の特別図柄確率状態フラグと同様に、低確率遊技状態を示すフラグと、高確率遊技状態を示すフラグとが設けられている。特別図柄確率状態フラグは、大役抽選で用いる大当たり決定乱数判定テーブルを選択する際に参照される等、遊技の進行に直接、影響を及ぼすのに対して、外部情報用確率状態フラグは、外部への信号出力にのみ関係している。
メインCPU300aは、上記ステップS630−7でロードした外部情報用確率状態フラグが、高確率遊技状態を示すフラグであるかを判定する。その結果、高確率遊技状態を示すフラグであると判定した場合にはステップS630−11に処理を移し、高確率遊技状態を示すフラグではないと判定した場合にはステップS630−19に処理を移す。
メインCPU300aは、外部情報用高確回数切りカウンタに記憶されている現在のカウンタ値(G)を「1」減算する。なお、この外部情報用高確回数切りカウンタは、大役遊技の終了後に高確率遊技状態に設定された際に、カウンタ値(G)として「100」がセットされる。その後、当該特別図柄停止図柄表示処理において、特別図柄の停止表示が終了するたびに、0になるまで1ずつ減算されていく。
メインCPU300aは、上記ステップS630−11において外部情報用高確回数切りカウンタを更新した結果、カウンタ値(G)が0になったかを判定する。その結果、カウンタ値(G)=0であると判定した場合にはステップS630−15に処理を移し、カウンタ値(G)=0ではないと判定した場合にはステップS630−19に処理を移す。
メインCPU300aは、外部情報用確率状態フラグを、低確率遊技状態を示すフラグに更新する。
メインCPU300aは、上記ステップS611−11またはステップS611−13において、大役抽選時にセーブされた処理対象の保留にかかる特別図柄当たりフラグをロードする。
メインCPU300aは、上記ステップS630−17でロードした特別図柄当たりフラグを確認し、大役抽選の結果が大当たりまたは小当たりであるかを判定する。その結果、大当たりまたは小当たりであると判定した場合にはステップS630−29に処理を移し、大当たりおよび小当たりのいずれでもないと判定した場合にはステップS630−21に処理を移す。
メインCPU300aは、特別図柄が確定したときの遊技状態を示す特図確定時遊技状態確認指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、処理対象の保留にかかる確定前特別図柄判定データをクリアする。なお、確定前特別図柄判定データのクリアは、メインRAM300cにハズレ値をセットすることによってなされる。
メインCPU300aは、メインRAM300cに記憶された処理対象識別値が最大(01H)であるかを判定する。その結果、処理対象識別値が最大であると判定した場合には当該特別図柄停止図柄表示処理を終了し、処理対象識別値は最大ではないと判定した場合にはステップS630−27に処理を移す。
メインCPU300aは、処理対象識別値に01Hを加算し、ステップS630−3に処理を移す。
メインCPU300aは、変動表示中の特別図柄があるか、すなわち、第1特別図柄表示器160および第2特別図柄表示器162のいずれかにおいて、図柄の変動表示中であるかを判定する。その結果、変動表示中の特別図柄があると判定した場合にはステップS630−31に処理を移し、変動表示中の特別図柄はないと判定した場合にはステップS630−33に処理を移す。
メインCPU300aは、変動表示中の特別図柄を、第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162に強制的に停止表示させるための処理を実行する。具体的には、第1特別図柄表示器160および第2特別図柄表示器162のいずれか一方に大当たり図柄が停止表示された場合に、確定前特別図柄1判定データおよび確定前特別図柄2判定データのうち、第1特別図柄表示器160および第2特別図柄表示器162のいずれか他方に対応する確定前特別図柄判定データを消去する(ハズレに書き換える)とともに、第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162にハズレ図柄を停止表示させる。
メインCPU300aは、現在の遊技状態を遊技状態バッファに記憶する。
メインCPU300aは、上記ステップS630−19において、大役抽選の結果が大当たりであると判定した場合には、特別図柄確率状態フラグとして低確率遊技状態用のフラグをセットし、遊技状態を初期状態である通常遊技状態にリセットする。ただし、小当たりであると判定した場合には、遊技状態をリセットすることなく、次の処理に移行する。
メインCPU300aは、処理対象の保留、換言すれば、大当たり図柄または小当たり図柄に対応する確定前特別図柄判定データを、確定後特別図柄判定データとしてメインRAM300cの所定の記憶領域にセーブする。このように、メインRAM300cには、確定前特別図柄1判定データ、確定前特別図柄2判定データ、確定後特別図柄判定データの3つの特別図柄判定データをそれぞれ記憶する記憶領域が3つ設けられている。
メインCPU300aは、特別図柄1当たりフラグおよび特別図柄2当たりフラグをクリアする。なお、特別図柄1当たりフラグおよび特別図柄2当たりフラグのクリアは、メインRAM300cにハズレ用の特別図柄当たりフラグをセットすることによってなされる。
メインCPU300aは、上記ステップS630−37でセーブした確定後特別図柄判定データに応じて、特別電動役物作動ラムセットテーブルのデータをセットする。
メインCPU300aは、特別電動役物最大作動回数設定処理を行う。具体的には、上記ステップS630−41でセットしたデータを参照し、特別電動役物最大作動回数カウンタに、カウンタ値として所定数(特別図柄の種別に対応するカウンタ値=ラウンド数)をセットする。なお、この特別電動役物最大作動回数カウンタは、これから開始する大役遊技において実行可能なラウンド数を示すものである。一方、メインRAM300cには、特別電動役物連続作動回数カウンタが設けられており、各ラウンド遊技の開始時に、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値を「1」加算することで、現在のラウンド遊技数が管理される。ここでは、大役遊技の開始に伴って、この特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値をリセット(「0」に更新)する処理が併せて実行される。
メインCPU300aは、確定後特別図柄判定データに基づき、上記ステップS630−41でセットしたデータを参照し、特別遊技タイマに、タイマ値として所定のオープニング時間をセーブする。
メインCPU300aは、大役遊技の開始を副制御基板330に伝達するためのオープニング指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、大役遊技を開始する場合には特別遊技管理フェーズを「01H」に更新し、小当たり遊技を開始する場合には特別遊技管理フェーズを「05H」に更新して、当該特別図柄停止図柄表示処理を終了する。これにより、大役遊技または小当たり遊技が開始されることとなる。
メインCPU300aは、上記ステップS630−45でセットした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該大入賞口開放前処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS640−3に処理を移す。
メインCPU300aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
メインCPU300aは、大入賞口の開放開始(ラウンド遊技の開始)を副制御基板330に伝達するための大入賞口開放指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、大入賞口開閉切替処理を実行する。この大入賞口開閉切替処理については後述する。
メインCPU300aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値を確認し、1回目のラウンド遊技の開始であるか、すなわち、第2大入賞口128の開放開始であるかを判定する。その結果、1回目のラウンド遊技が開始すると判定した場合にはステップS640−9に処理を移し、1回目のラウンド遊技の開始ではないと判定した場合にはステップS640−11に処理を移す。
メインCPU300aは、有効期間フラグをオンする。
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを、現在の値に01Hを加算した値(「02H」または「06H」)に更新し、当該大入賞口開放前処理を終了する。
メインCPU300aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数(1回のラウンド遊技中における大入賞口の開閉回数)の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合には当該大入賞口開閉切替処理を終了し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS641−3に処理を移す。
メインCPU300aは、特別電動役物作動ラムセットテーブルのデータを参照し、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値に基づいて、第1大入賞口ソレノイド126c、第2大入賞口ソレノイド128cを通電制御するためのソレノイド制御データ、および、通電時間もしくは通電停止時間であるタイマデータを抽出する。
メインCPU300aは、上記ステップS641−3で抽出したソレノイド制御データに基づいて、第1大入賞口ソレノイド126cまたは第2大入賞口ソレノイド128cの通電を開始するか、もしくは、通電を停止するための大入賞口ソレノイド通電制御処理を実行する。この大入賞口ソレノイド通電制御処理の実行により、上記ステップS400−25およびステップS400−27において、第1大入賞口ソレノイド126cまたは第2大入賞口ソレノイド128cの通電開始もしくは通電停止の制御がなされることとなる。
メインCPU300aは、不図示の可動部材制御テーブルをセットするとともに、当該テーブルを参照して、可動部材駆動ソレノイド142cの通電制御を行う。
メインCPU300aは、上記ステップS641−3で抽出したタイマデータに基づくタイマ値を、特別遊技タイマにセーブする。なお、ここで特別遊技タイマにセーブされるタイマ値は、大入賞口の1回の最大開放時間となる。
メインCPU300aは、第1大入賞口ソレノイド126cまたは第2大入賞口ソレノイド128cの通電開始状態か、すなわち、上記ステップS641−5において、第1大入賞口ソレノイド126cまたは第2大入賞口ソレノイド128cの通電を開始する制御処理がなされたかを判定する。その結果、通電開始状態であると判定した場合にはステップS641−13に処理を移し、通電開始状態ではないと判定した場合には当該大入賞口開閉切替処理を終了する。
メインCPU300aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該大入賞口開閉切替処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS641−9でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合にはステップS650−5に処理を移し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS650−3に処理を移す。
メインCPU300aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合にはステップS650−7に処理を移し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS641に処理を移す。
上記ステップS650−3において、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数の上限値ではないと判定した場合には、メインCPU300aは、上記ステップS641の処理を実行する。
メインCPU300aは、上記ステップS500−9で更新された大入賞口入賞球数カウンタのカウンタ値が規定数に到達していないか、すなわち、大入賞口に、1ラウンド中の最大入賞可能数と同数の遊技球が入球していないかを判定する。その結果、規定数に到達していないと判定した場合には当該大入賞口開放制御処理を終了し、規定数に到達したと判定した場合にはステップS650−7に処理を移す。
メインCPU300aは、第1大入賞口ソレノイド126cまたは第2大入賞口ソレノイド128cの通電を停止して大入賞口を閉鎖するために必要な大入賞口閉鎖処理を実行する。これにより、大入賞口は閉鎖状態となる。
メインCPU300aは、大入賞口閉鎖有効時間(インターバル時間)を特別遊技タイマにセーブする。
メインCPU300aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値を確認し、2回目のラウンド遊技の終了であるか、すなわち、第2大入賞口128が閉鎖されるかを判定する。その結果、2回目のラウンド遊技が終了すると判定した場合にはステップS650−13に処理を移し、2回目のラウンド遊技の終了ではないと判定した場合にはステップS650−15に処理を移す。
メインCPU300aは、有効期間フラグをオフする有効期間フラグオフタイマをセットする。なお、有効期間フラグオフタイマは、ステップS400−9のタイマ更新処理でタイマ割込処理の度に減算されていき、0になると有効期間フラグがオフになる。
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを、現在の値に01Hを加算した値(「03H」または「07H」)に更新する。
メインCPU300aは、大入賞口が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖指定コマンドを送信バッファにセットし、当該大入賞口開放制御処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS650−9でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合には当該大入賞口閉鎖有効処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS660−3に処理を移す。
メインCPU300aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物最大作動回数カウンタのカウンタ値と一致するか、すなわち、予め設定された回数のラウンド遊技が終了したかを判定する。その結果、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物最大作動回数カウンタのカウンタ値と一致すると判定した場合にはステップS660−9に処理を移し、一致しないと判定した場合にはステップS660−5に処理を移す。
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「01H」に更新する。なお、特別遊技管理フェーズが07Hである場合、すなわち、小当たり遊技の制御中は、小当たり遊技のラウンド遊技回数が「1」であることから、上記ステップS660−3で必ずYESと判定され、当該ステップに処理が移行することはない。
メインCPU300aは、所定の大入賞口閉鎖時間を特別遊技タイマにセーブし、当該大入賞口閉鎖有効処理を終了する。これにより、次のラウンド遊技が開始されることとなる。
メインCPU300aは、確定後特別図柄判定データに基づき、上記ステップS630−41でセットしたデータを参照し、タイマ値としてエンディング時間を特別遊技タイマにセーブするエンディング時間設定処理を実行する。
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを、現在の値に01Hを加算した値(「04H」または「08H」)に更新する。
メインCPU300aは、エンディングの開始を示すエンディング指定コマンドを送信バッファにセットし、当該大入賞口閉鎖有効処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS660−9でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該大入賞口終了ウェイト処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS670−3に処理を移す。
メインCPU300aは、確定後特別図柄判定データをロードする。
メインCPU300aは、特定領域進入フラグのオンオフ状況を確認し、特定領域進入フラグがオンしている場合には、高確率遊技状態用の特別図柄確率状態フラグをセットし、特定領域進入フラグがオンしていない場合には、低確率遊技状態用の特別図柄確率状態フラグをセットする特別図柄確率状態フラグセット処理を行う。なお、ここでは、特定領域進入フラグのオンオフ状況のみに基づいて特別図柄確率状態フラグをセットすることとした。しかしながら、例えば、特定領域進入フラグがオンしている場合に、ロードした確定後特別図柄判定データを確認し、所定の確定後特別図柄判定データ(大当たり図柄)であった場合にのみ、高確率遊技状態に設定することとしてもよい。
メインCPU300aは、外部情報用確率状態フラグセット処理を行う。ここでは、上記ステップS670−5において、高確率遊技状態用の特別図柄確率状態フラグがセットされた場合には、高確率遊技状態用の外部情報用確率状態フラグをセットし、低確率遊技状態用の特別図柄確率状態フラグがセットされた場合には、低確率遊技状態用の外部情報用確率状態フラグをセットする。
メインCPU300aは、高確回数切りカウンタのカウンタ値(K)をセットする高確回数切りカウンタセット処理を行う。ここでは、上記ステップS670−5において、高確率遊技状態用の特別図柄確率状態フラグがセットされた場合には、確定後特別図柄判定データを確認し、予め設定された値(本実施形態では100)を高確回数切りカウンタのカウンタ値(K)としてセットする。一方、上記ステップS670−5において、低確率遊技状態用の特別図柄確率状態フラグがセットされた場合には、高確回数切りカウンタのカウンタ値(K)をリセットする(0にする)。
メインCPU300aは、外部情報用高確回数切りカウンタのカウンタ値(G)をセットする外部情報用高確回数切りカウンタセット処理を行う。ここでは、上記ステップS670−9において、高確回数切りカウンタにセットされたカウンタ値(K)と同じ値を、外部情報用高確回数切りカウンタのカウンタ値(G)としてセットする。
メインCPU300aは、確定前特別図柄1判定データにハズレ値をセットする(クリアする)。
メインCPU300aは、確定前特別図柄2判定データにハズレ値をセットする(クリアする)。
メインCPU300aは、確定後特別図柄判定データにハズレ値をセットする(クリアする)。
メインCPU300aは、大役遊技の終了後に設定される遊技状態を伝達するための遊技状態変化指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、上記ステップS670−9でセーブした高確回数に対応する回数コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該大入賞口終了ウェイト処理を終了する。これにより、特1保留または特2保留が記憶されている場合には、特別図柄の変動表示が再開されることとなる。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズをロードする。
メインCPU300aは、上記ステップS700−1でロードした普通遊技管理フェーズに対応する普通遊技制御モジュールを選択する。
メインCPU300aは、上記ステップS700−3で選択した普通遊技制御モジュールをコールして処理を開始する。
メインCPU300aは、普通遊技の制御時間を管理する普通遊技タイマをロードする。
メインCPU300aは、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値をロードし、カウンタ値が「0」であるか、すなわち、普図保留が「0」であるかを判定する。その結果、カウンタ値が「0」であると判定した場合には当該普通図柄変動待ち処理を終了し、カウンタ値は「0」ではないと判定した場合にはステップS710−3に処理を移す。
メインCPU300aは、普図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている普図保留(当たり決定乱数)を、1つ序数の小さい記憶部にブロック転送する。具体的には、第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている普図保留を、第1記憶部〜第3記憶部に転送する。また、メインRAM300cには、処理対象となる第0記憶部が設けられており、第1記憶部に記憶されている普図保留を、第0記憶部に転送する。なお、この普通図柄記憶エリアシフト処理においては、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値を「1」減算するとともに、普図保留が「1」減算したことを示す、普図保留減指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、第0記憶部に転送された当たり決定乱数をロードし、現在の遊技状態に対応する当たり決定乱数判定テーブルを選択して普図抽選を行い、その抽選結果を記憶する普通図柄当たり判定処理を実行する。
メインCPU300aは、上記ステップS710−5の普図抽選の結果に対応する普通図柄停止図柄番号をセーブする。なお、本実施形態では、普通図柄表示器168は1つのLEDランプで構成されており、当たりの場合には普通図柄表示器168を点灯させ、ハズレの場合には普通図柄表示器168を消灯させる。ここで決定する普通図柄停止図柄番号は、最終的に普通図柄表示器168を点灯するか否かを示すものであり、例えば、当たりに当選した場合には、普通図柄停止図柄番号として「0」が決定され、ハズレの場合には、普通図柄停止図柄番号として「1」が決定される。
メインCPU300aは、現在の遊技状態を確認し、対応する普通図柄変動時間データテーブルを選択してセットする。
メインCPU300aは、上記ステップS710−3で第0記憶部に転送した当たり決定乱数と、上記ステップS710−9でセットした普通図柄変動時間データテーブルとに基づいて、普通図柄変動時間を決定する。
メインCPU300aは、上記ステップS710−11で決定した普通図柄変動時間を普通遊技タイマにセーブする。
メインCPU300aは、普通図柄表示器168において、普通図柄の変動表示を開始するために、普通図柄表示図柄カウンタを設定する処理を実行する。この普通図柄表示図柄カウンタに、カウンタ値として例えば「0」が設定されている場合には普通図柄表示器168が点灯制御され、カウンタ値として「1」が設定されている場合には普通図柄表示器168が消灯制御される。ここでは、普通図柄の変動表示の開始時に所定のカウンタ値が普通図柄表示図柄カウンタに設定されることとなる。
メインCPU300aは、普図保留記憶領域に記憶されている普図保留数を示す普図保留指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、上記ステップS710−7で決定された普通図柄停止図柄番号、すなわち、普通図柄当たり判定処理によって決定された図柄種別(当たり図柄またはハズレ図柄)に基づいて、普通図柄指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「01H」に更新し、当該普通図柄変動待ち処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS710−13でセーブした普通遊技タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、タイマ値が「0」であった場合にはステップS720−9に処理を移し、タイマ値が「0」ではなかった場合にはステップS720−3に処理を移す。
メインCPU300aは、普通図柄表示器168の点灯時間および消灯時間を計時する普通図柄表示タイマを更新する。具体的には、普通図柄表示タイマのタイマ値が「0」であった場合には、所定のタイマ値がセットされ、タイマ値が「1」以上であった場合には、現在のタイマ値から「1」減算した値にタイマ値を更新する。
メインCPU300aは、普通図柄表示タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、普通図柄表示タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS720−7に処理を移し、普通図柄表示タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合には当該普通図柄変動中処理を終了する。
メインCPU300aは、普通図柄表示図柄カウンタのカウンタ値を更新する。ここでは、普通図柄表示図柄カウンタのカウンタ値が、普通図柄表示器168の消灯を示すカウンタ値であった場合には点灯を示すカウンタ値に更新し、普通図柄表示器168の点灯を示すカウンタ値であった場合には消灯を示すカウンタ値に更新し、当該普通図柄変動中処理を終了する。これにより、普通図柄表示器168は、普通図柄変動時間に亘って、所定時間おきに点灯、消灯を繰り返す(点滅する)こととなる。
メインCPU300aは、普通図柄表示図柄カウンタに、上記ステップS710−7で決定した普通図柄停止図柄番号(カウンタ値)をセーブする。これにより、普通図柄表示器168が最終的に点灯もしくは消灯制御され、普図抽選の結果が報知されることとなる。
メインCPU300aは、普通図柄を停止表示する時間である普通図柄変動停止時間を普通遊技タイマにセットする。
メインCPU300aは、普通図柄の停止表示が開始されたことを示す普図停止指定コマンドを送信バッファにセットする。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「02H」に更新し、当該普通図柄変動中処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS720−11でセットした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該普通図柄停止図柄表示処理を終了し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS730−3に処理を移す。
メインCPU300aは、普図抽選の結果を確認する。
メインCPU300aは、普図抽選の結果が当たりであるかを判定する。その結果、当たりであると判定した場合にはステップS730−9に処理を移し、当たりではない(ハズレである)と判定した場合にはステップS730−7に処理を移す。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該普通図柄停止図柄表示処理を終了する。これにより、1の普図保留に基づく普通遊技管理処理が終了し、普図保留が記憶されている場合には、次の保留に基づく普通図柄の変動表示を開始するための処理が行われることとなる。
メインCPU300aは、開閉制御パターンテーブルのデータを参照し、普通遊技タイマに、タイマ値として普電開放前時間をセーブする。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「03H」に更新し、当該普通図柄停止図柄表示処理を終了する。これにより、第2始動口122の開閉制御が開始されることとなる。
メインCPU300aは、上記ステップS730−9でセットした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口開放前処理を終了し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS741に処理を移す。
メインCPU300aは、普通電動役物入賞口開閉切替処理を実行する。この普通電動役物入賞口開閉切替処理については後述する。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「04H」に更新し、当該普通電動役物入賞口開放前処理を終了する。
メインCPU300aは、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、普通電動役物開閉切替回数(1回の開閉制御中における第2始動口122の可動片122bの開閉回数)の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合には当該普通電動役物入賞口開閉切替処理を終了し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS741−3に処理を移す。
メインCPU300aは、開閉制御パターンテーブルのデータを参照し、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値に基づいて、普通電動役物ソレノイド122cを通電制御するためのソレノイド制御データ(通電制御データまたは通電停止制御データ)、および、普通電動役物ソレノイド122cの通電時間(ソレノイド通電時間)もしくは通電停止時間(普電閉鎖有効時間=休止時間)であるタイマデータを抽出する。
メインCPU300aは、上記ステップS741−3で抽出したソレノイド制御データに基づいて、普通電動役物ソレノイド122cの通電を開始するか、もしくは、普通電動役物ソレノイド122cの通電を停止するための普通電動役物ソレノイド通電制御処理を実行する。この普通電動役物ソレノイド通電制御処理の実行により、上記ステップS400−25およびステップS400−27において、普通電動役物ソレノイド122cの通電開始もしくは通電停止の制御がなされることとなる。
メインCPU300aは、上記ステップS741−3で抽出したタイマデータに基づくタイマ値を、普通遊技タイマにセーブする。なお、ここで普通遊技タイマにセーブされるタイマ値は、第2始動口122の1回の最大開放時間となる。
メインCPU300aは、普通電動役物ソレノイド122cの通電開始状態か、すなわち、上記ステップS741−5において、普通電動役物ソレノイド122cの通電を開始する制御処理がなされたかを判定する。その結果、通電開始状態であると判定した場合にはステップS741−11に処理を移し、通電開始状態ではないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口開閉切替処理を終了する。
メインCPU300aは、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該普通電動役物入賞口開閉切替処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS741−7でセーブした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合にはステップS750−5に処理を移し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS750−3に処理を移す。
メインCPU300aは、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、普通電動役物開閉切替回数の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合にはステップS750−7に処理を移し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS741に処理を移す。
上記ステップS750−3において、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、普通電動役物開閉切替回数の上限値ではないと判定した場合には、メインCPU300aは、上記ステップS741の処理を実行する。
メインCPU300aは、上記ステップS530−9で更新された普通電動役物入賞球数カウンタのカウンタ値が規定数に到達していないか、すなわち、第2始動口122に、1回の開閉制御中の最大入賞可能数と同数の遊技球が入球していないかを判定する。その結果、規定数に到達していないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口開放制御処理を終了し、規定数に到達したと判定した場合にはステップS750−7に処理を移す。
メインCPU300aは、普通電動役物ソレノイド122cの通電を停止して第2始動口122を閉鎖するために必要な普通電動役物閉鎖処理を実行する。これにより、第2始動口122が閉鎖状態となる。
メインCPU300aは、普電有効状態時間を普通遊技タイマにセーブする。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「05H」に更新し、当該普通電動役物入賞口開放制御処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS750−9でセーブした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口閉鎖有効処理を終了し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS760−3に処理を移す。
メインCPU300aは、普電終了ウェイト時間を普通遊技タイマにセーブする。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「06H」に更新し、当該普通電動役物入賞口閉鎖有効処理を終了する。
メインCPU300aは、上記ステップS760−3でセーブした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口終了ウェイト処理を終了し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS770−3に処理を移す。
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該普通電動役物入賞口終了ウェイト処理を終了する。これにより、普図保留が記憶されている場合には、普通図柄の変動表示が再開されることとなる。
メインCPU300aは、現在の特別遊技管理フェーズが01H〜04Hであるかを判定する。上記したように、特別遊技管理フェーズは、大役遊技中は01H〜04Hに設定され、小当たり遊技中は05H〜08Hに設定され、大役遊技も小当たり遊技も実行されていない状態では00Hに設定されている。したがって、ここでは、現在、大役遊技が実行されているかを判定することとなる。その結果、特別遊技管理フェーズが01H〜04Hであると判定した場合にはステップS800−13に処理を移し、特別遊技管理フェーズは01H〜04Hではないと判定した場合にはステップS800−3に処理を移す。
メインCPU300aは、大当たり信号1の出力を停止する、もしくは、大当たり信号1の未出力状態を維持する大当たり信号1出力停止処理を実行する。具体的には、所定の端子から大当たり信号1が出力されている場合には、その出力を停止させるための処理を行い、大当たり信号1が出力されていない場合には、そのまま大当たり信号1が出力されていない状態を維持する。
メインCPU300aは、外部情報用確率状態フラグをロードする。
メインCPU300aは、上記ステップS800−5でロードした外部情報用確率状態フラグが高確率遊技状態用のフラグであるかを判定する。その結果、高確率遊技状態用のフラグであると判定した場合にはステップS800−15に処理を移し、高確率遊技状態用のフラグではないと判定した場合にはステップS800−9に処理を移す。
メインCPU300aは、大当たり信号2の出力を停止する、もしくは、大当たり信号2の未出力状態を維持する大当たり信号2出力停止処理を実行する。具体的には、所定の端子から大当たり信号2が出力されている場合には、その出力を停止させるための処理を行い、大当たり信号2が出力されていない場合には、そのまま大当たり信号2が出力されていない状態を維持する。
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズや、メインRAM300cの各種カウンタ、フラグ等に基づき、大当たり信号1、2以外の外部信号の出力制御処理を実行し、当該外部情報管理処理を終了する。
メインCPU300aは、大当たり信号1の出力を開始する、もしくは、大当たり信号1の出力状態を維持する大当たり信号1出力処理を実行する。具体的には、所定の端子から大当たり信号1が出力されていない場合には、その出力を開始させるための処理を行い、大当たり信号1が出力されている場合には、そのまま大当たり信号1が出力されている状態を維持する。
メインCPU300aは、大当たり信号2の出力を開始する、もしくは、大当たり信号2の出力状態を維持する大当たり信号2出力処理を実行する。具体的には、所定の端子から大当たり信号2が出力されていない場合には、その出力を開始させるための処理を行い、大当たり信号2が出力されている場合には、そのまま大当たり信号2が出力されている状態を維持する。
また、上記実施形態において、図36〜図39の処理を実行するメインCPU300aが、本発明の大役遊技実行手段に相当する。
また、上記実施形態において、図40のステップS670−5の処理を実行するメインCPU300aが、本発明の遊技状態設定手段に相当する。
また、上記実施形態における高確回数切りカウンタが本発明の第1カウンタに相当し、図33および図40のステップS670−9の処理を実行するメインCPU300aが、本発明の第1カウンタ更新手段に相当する。
また、上記実施形態において、図33のステップS614−9の処理を実行するメインCPU300aが、本発明の遊技状態変更手段に相当する。
また、上記実施形態において、図51の処理を実行するメインCPU300aが、本発明の外部信号出力手段に相当する。
108 遊技盤
116 遊技領域
120 第1始動口
122 第2始動口
126 第1大入賞口
128 第2大入賞口
300 主制御基板
300a メインCPU
300b メインROM
300c メインRAM
Claims (4)
- 所定の遊技の進行条件が規定された第1遊技状態、および、該第1遊技状態よりも有利な遊技の進行条件が規定された第2遊技状態を少なくとも含む複数の遊技状態が設けられ、設定中の遊技状態に対応する進行条件にしたがって遊技の進行制御がなされる遊技機であって、
遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域を流下する遊技球が進入可能な始動領域と、
前記始動領域への遊技球の進入後、予め設定された始動条件が成立すると、前記遊技領域に設けられた大入賞口が開閉される大役遊技を実行可能とする大当たり判定結果、および、該大役遊技を不実行とするハズレ判定結果を少なくとも含む複数種類の判定結果のうちのいずれかを導出するとともに、該判定結果の導出後、所定の変動時間の経過により該判定結果を報知する変動処理を実行する変動処理実行手段と、
前記変動処理において前記大当たり判定結果が報知された場合に、前記大入賞口を開閉制御して前記大役遊技を実行する大役遊技実行手段と、
前記大役遊技の終了後の遊技状態を設定する遊技状態設定手段と、
前記第2遊技状態から前記第1遊技状態に変更されるまでに実行可能な前記変動処理の回数である変動残り回数、もしくは、該第2遊技状態に設定されてから実行された該変動処理の回数である変動実行回数を計数するための第1カウンタと、
前記第2遊技状態における前記変動処理の実行に伴って、前記第1カウンタのカウンタ値を更新する第1カウンタ更新手段と、
前記第1カウンタ更新手段により前記第1カウンタのカウンタ値が所定の値に更新された場合に、遊技状態を前記第2遊技状態から前記第1遊技状態に変更する遊技状態変更手段と、
前記変動残り回数もしくは前記変動実行回数を計数するためのカウンタであって、前記第1カウンタとは別に設けられた第2カウンタと、
前記第2遊技状態における1回の前記変動処理の開始から終了までの間であって、前記第1カウンタ更新手段による前記第1カウンタのカウンタ値の更新時期と異なる予め設定された時期に、前記第2カウンタのカウンタ値を更新する第2カウンタ更新手段と、
所定の出力信号の出力開始後、前記第2カウンタ更新手段により前記第2カウンタのカウンタ値が予め設定された特定値に更新されると、該出力信号の出力を停止する外部信号出力手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記第2カウンタ更新手段は、1回の前記変動処理の開始から終了までの間であって、前記第1カウンタ更新手段が前記第1カウンタのカウンタ値を更新した後に、前記第2カウンタのカウンタ値を更新することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記第1カウンタ更新手段および前記第2カウンタ更新手段は、前記遊技状態設定手段によって遊技状態が前記第2遊技状態に設定される際に、前記第1カウンタおよび前記第2カウンタにそれぞれ同数のカウンタ値をセットするとともに、1回の前記変動処理の実行ごとに該カウンタ値を0になるまで1ずつ減算し、
前記遊技状態変更手段は、前記第1カウンタのカウンタ値が0になると遊技状態を前記第1遊技状態に変更し、
前記外部信号出力手段は、前記第2カウンタのカウンタ値が0になると前記出力信号の出力を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記遊技領域は第1遊技領域および第2遊技領域を含み、
前記変動処理実行手段は、第1始動領域への遊技球の進入に基づく前記変動処理と、第2始動領域への遊技球の進入に基づく前記変動処理とを同時並行して実行可能であり、
前記第1カウンタ更新手段は、前記変動処理の開始時に前記第1カウンタのカウンタ値を更新し、
前記第2カウンタ更新手段は、前記変動処理の終了時に前記第2カウンタのカウンタ値を更新することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
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