JP2016085004A - 室外機 - Google Patents

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大村 孝雄
Takao Omura
孝雄 大村
恵二 久保田
Keiji Kubota
恵二 久保田
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Abstract

【課題】冷媒配管および水配管が室外機本体の外部を引き回される室外機では、冷媒配管と外気との温度差が大きいため、冷媒配管からの熱損失が大きい。【解決手段】水ユニット部3からヒートポンプ部2の外部に引き回されるとともに、ヒートポンプ部2に接続される冷媒配管41−43と、水ユニット部3からヒートポンプ部2の外部に引き回されるとともに、温水利用装置からの連絡配管が接続される水配管接続部20,21まで延在する水配管51−54とを有する。そして、冷媒配管41−43および水配管51−54は、ヒートポンプ部2の外部において並走する並走部分を有しており、並走部分において、冷媒配管41−43が水配管51−54よりもヒートポンプ部2側に配置される。【選択図】図4

Description

本発明は、冷媒と水との間で熱交換を行う水熱交換器を備える室外機に関する。
従来の室外機(ヒートポンプ式温水装置)として、冷媒が循環される冷凍サイクルと、床暖房装置に温水を循環させるための床暖房回路と、給湯装置に温水を供給するための給湯回路とを備えるものがある。冷凍サイクルは、冷媒と水との間で熱交換を行う水熱交換器(熱交換器ユニット)と、冷媒と室外空気との間で熱交換を行う室外空気熱交換器と、圧縮機とを備えている。この室外機では、水熱交換器において冷媒との熱交換によって加熱された温水を床暖房パネルに循環させることで床暖房運転を行うとともに、水熱交換器において冷媒との熱交換によって加熱された温水を貯湯タンクに貯留することによって給湯運転を行う。
特開2010−14352号公報
ところで、上記のような室外機では、水熱交換器を収容する熱交換器ユニットが、圧縮機および室外空気熱交換器を収容する室外機本体に対して外付けされるとともに、熱交換器ユニットから延びた冷媒配管および水配管が室外機本体の外部を引き回されることが考えられる。ここで、冷媒配管および水配管の温度は、水配管が例えば約47℃であるのに対して、冷媒配管は例えば約100℃と非常に高いことが一般的である。したがって、上記のように冷媒配管および水配管が室外機本体の外部を引き回される室外機では、冷媒配管と外気との温度差が大きいため、冷媒配管からの熱損失が大きいという問題がある。
そこで、本発明の目的は、冷媒配管が室外機本体の外部を引き回されるものにおいて、冷媒配管からの熱損失を低減できる室外機を提供することである。
第1の発明にかかる室外機は、圧縮機および空気熱交換器を収容する室外機本体と、冷媒と水との間で熱交換を行う熱交換器ユニットと、前記熱交換器ユニットから前記室外機本体の外部に引き回されるとともに、前記室外機本体に接続される冷媒配管と、前記熱交換器ユニットから前記室外機本体の外部に引き回されるとともに、温水利用装置からの連絡配管が接続される水配管接続部まで延在する水配管とを備え、前記冷媒配管および前記水配管は、前記室外機本体の外部において並走する並走部分を有しており、前記並走部分において、前記冷媒配管が前記水配管よりも前記室外機本体側に配置されることを特徴とする。
この室外機では、冷媒配管と当該冷媒配管よりも室外機本体の外側の外気との間に水配管が配置されるので、冷媒配管と当該冷媒配管よりも室外機本体の外側の外気との間で熱交換がされにくくなる。したがって、冷媒配管からの熱損失を低減できる。
第2の発明にかかる室外機は、第1の発明にかかる室外機において、前記並走部分において、前記水配管の径が前記冷媒配管の径よりも大きいことを特徴とする。
この室外機では、冷媒配管と当該冷媒配管よりも室外機本体の外側の外気との間でより熱交換されにくくなるので、冷媒配管からの熱損失をより低減しやすい。
第3の発明にかかる室外機は、第1または第2の発明にかかる室外機において、前記熱交換器ユニットから前記室外機本体の外部に引き回された冷媒配管が接続される冷媒配管接続部を有しており、前記水配管の全て、および、前記熱交換器ユニットと前記冷媒配管接続部との間の冷媒配管の全てが、前記室外機本体の外部にあることを特徴とする。
この室外機では、熱交換器ユニットを室外機本体から取り外す際に、熱交換器ユニットから延びた冷媒配管および水配管をそれぞれ冷媒配管接続部および水配管接続部から取り外せばよく、室外機本体の内部を開けて内部の配管を取り外す必要がないので、熱交換器ユニットを室外機本体から簡単に取り外すことができる。したがって、熱交換器ユニットのメンテナンス性が向上する。
第4の発明にかかる室外機は、第1−第3のいずれかの発明にかかる室外機において、前記熱交換器ユニットが、前記室外機本体の上部に取り付けられており、前記冷媒配管および前記水配管が、前記室外機本体の外部において上下方向に沿って並走していることを特徴とする。
この室外機では、冷媒配管および水配管が、室外機本体の外部において上下方向に沿って並走しているので、並走部分を長くすることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、冷媒配管と当該冷媒配管よりも室外機本体の外側の外気との間に水配管が配置されるので、冷媒配管と当該冷媒配管よりも室外機本体の外側の外気との間で熱交換がされにくくなる。したがって、冷媒配管からの熱損失を低減できる。
第2の発明では、冷媒配管と当該冷媒配管よりも室外機本体の外側の外気との間でより熱交換されにくくなるので、冷媒配管からの熱損失をより低減しやすい。
第3の発明では、熱交換器ユニットを室外機本体から取り外す際に、熱交換器ユニットから延びた冷媒配管および水配管をそれぞれ冷媒配管接続部および水配管接続部から取り外せばよく、室外機本体の内部を開けて内部の配管を取り外す必要がないので、熱交換器ユニットを室外機本体から簡単に取り外すことができる。したがって、熱交換器ユニットのメンテナンス性が向上する。
第4の発明では、冷媒配管および水配管が、室外機本体の外部において上下方向に沿って並走しているので、並走部分を長くすることができる。
本発明の実施形態にかかる温調システムを示す構成図である。 ヒートポンプ室外機の正面図である。 (a)は、本発明の実施形態にかかるヒートポンプ室外機を正面から見たときの内部構成を説明する図であり、(b)は、ヒートポンプ室外機を上面から見たときの内部構成を説明する図であり、(c)は、ヒートポンプ室外機の右側面図である。 (a)は、本発明の実施形態にかかるヒートポンプ室外機の一部拡大正面図であり、(b)は、ヒートポンプ室外機の拡大右側面図であり、(c)は、(b)から水配管を取り除いたときの図である。 (a)は、本発明の変形例にかかるヒートポンプ室外機の一部拡大正面図であり、(b)は、ヒートポンプ室外機の拡大右側面図であり、(c)は、(b)から水配管を取り除いたときの図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、発明の実施形態にかかる温調システムの構成図を示している。図1に示すように、この温調システムは、ヒートポンプ室外機1(以下、室外機1という)と、室外機1に接続された利用側装置4(温水利用装置)とを備える。
室外機1は、図1および図2に示すように、ヒートポンプ部2(室外機本体)と、ヒートポンプ部2の上部に取り付けられた水ユニット部3(熱交換器ユニット)とを有している。この室外機1は、例えば空気調和機などに用いられる室外機の上部に水ユニット部3が外付けされたものである。
ヒートポンプ部2には、圧縮機10と、室外空気熱交換器11(空気熱交換器)と、2つの膨張弁12A,12Bと、室外ファン13とが収容されている。水ユニット部3には、給湯用水熱交換器16Aと、暖房用水熱交換器16Bと、ポンプ17とが収容されている。室外機1の内部において、冷媒回路(ヒートポンプ)が構成されており、この冷媒回路は、圧縮機10と、室外空気熱交換器11と、膨張弁12A,12Bと、給湯用水熱交換器16Aと、暖房用水熱交換器16Bとが接続されて構成されている。冷媒回路は、圧縮機10の吐出側に配置された分岐部18において分岐し、室外空気熱交換器11の他端側に配置された合流部19において合流する2つの分岐路を有している。この2つの分岐路は、給湯用水熱交換器16Aおよび膨張弁12Aが配置された分岐路と、暖房用水熱交換器16Bおよび膨張弁12Bが配置された分岐路である。ポンプ17は、給湯タンク5から流出した給湯用温水を給湯用水熱交換器16Aに供給し、給湯タンク5に供給される給湯用温水を循環させるものである。
圧縮機10の吐出側には、給湯用水熱交換器16Aの冷媒流入口と、暖房用水熱交換器16Bの冷媒流入口とがそれぞれ接続されている。圧縮機10の吸入側には、室外空気熱交換器11の一端が接続され、室外空気熱交換器11の他端には、膨張弁12A,12Bの一端がそれぞれ接続されている。膨張弁12Aの他端と給湯用水熱交換器16Aの冷媒流出口とが接続されるとともに、膨張弁12Bの他端と暖房用熱交換器の冷媒流出口とが接続されている。したがって、給湯用水熱交換器16Aの冷媒流入口には、圧縮機10の吐出側の分岐部18が接続され、給湯用水熱交換器16Aの冷媒流出口には、膨張弁12Aが接続されている。また、暖房用水熱交換器16Bの冷媒流入口には、圧縮機10の吐出側の分岐部18が接続され、暖房用水熱交換器16Bの冷媒流出口には、膨張弁12Bが接続されている。
ヒートポンプ部2は、3つの冷媒配管接続部22を有している。冷媒配管接続部22は、圧縮機10の吐出口と分岐部18との間に接続された第1接続部22aと、給湯用水熱交換器16Aと膨張弁12Aとの間に接続された第2接続部22bと、暖房用水熱交換器16Bと膨張弁12Bとの間に接続された第3接続部22cとを有している。第1接続部22a−第3接続部22cは、例えば閉鎖弁である。
また、水ユニット部3は、3つの継手23a−23c(接続部)を有している。第1継手23aは、第1接続部22aと分岐部18との間に接続されており、第2継手23bは、給湯用水熱交換器16Aと第2接続部22bとの間に接続されており、第3継手23cは、暖房用水熱交換器16Bと第3接続部22cとの間に接続されている。第1接続部22aと第1継手23aとの間の冷媒配管41、第2接続部22bと第2継手23bとの間の冷媒配管42、および第3接続部22cと第3継手23cとの間の冷媒配管43が、水ユニット部3(熱交換器ユニット)から外側に引き回されるとともに、ヒートポンプ部2(室外機本体)に接続される冷媒配管である。
室外機1の外部には、給湯タンク5からの連絡配管5a,5bが接続される給湯用水配管接続部20と、床暖房パネル7からの連絡配管7a,7bが接続される暖房用水配管接続部21とが配置されている。給湯用水配管接続部20は、往き接続部20aと、戻り接続部20bとを有しており、暖房用水配管接続部21は、往き接続部21aと、戻り接続部21bとを有している。これらの接続部は、例えば閉鎖弁である。給湯用水配管接続部20の往き接続部20aは、給湯用水熱交換器16Aの水流出口に接続されている。給湯用水配管接続部20の戻り接続部20bは、給湯用水熱交換器16Aの水流入口に接続されている。また、暖房用水配管接続部21の往き接続部21aは、暖房用水熱交換器16Bの水流出口に接続されている。暖房用水配管接続部21の戻り接続部21bは、暖房用水熱交換器16Bの水流入口に接続されている。
したがって、給湯用水熱交換器16Aでは、圧縮機10の吐出側の分岐部18から流入した冷媒と、給湯用水配管接続部20の戻り接続部20bから流入した給湯用温水との間で熱交換されることによって、給湯用温水が加熱されて、その加熱された給湯用温水が、給湯用水配管接続部20の往き接続部20aに向かって流出する。また、暖房用水熱交換器16Bでは、圧縮機10の吐出側の分岐部18から流入した冷媒と、暖房用水配管接続部21の戻り接続部21bから流入した暖房用温水との間で熱交換されることによって、暖房用温水が加熱されて、その加熱された暖房用温水が、暖房用水配管接続部21の往き接続部21aに向かって流出する。本実施形態の温調システムでは、室外機1は、給湯用温水および暖房用温水の少なくとも一方を加熱可能である。
また、水ユニット部3は、4つの継手(接続部)24a,24b,25a,25bを有している。継手24aは、給湯用水熱交換器16Aと往き接続部20aとの間に接続される。継手24bは、給湯用水熱交換器16Aと戻り接続部20bとの間に接続される。継手25aは、暖房用水熱交換器16Bと往き接続部21aとの間に接続される。継手25bは、暖房用水熱交換器16Bと戻り接続部21bとの間に接続される。継手24aと往き接続部20aとの間の水配管51、継手24bと戻り接続部20bとの間の水配管52、継手25aと往き接続部21aとの間の水配管53、および継手25bと戻り接続部21bとの間の水配管54が、水ユニット部3(熱交換器ユニット)から外側に引き回されるとともに、利用側装置4(温水利用装置)からの連絡配管5a,5bおよび連絡配管7a,7bが接続される水配管接続部20,21まで延在する水配管である。
本実施形態の温調システムでは、利用側装置4は、給湯タンク5と、ガスボイラ6と、床暖房パネル7と、ポンプ8とを有している。ガスボイラ6は、加熱器6aを有しており、床暖房パネル7と給湯端末9に接続されている。したがって、ガスボイラ6は、給湯タンク5から供給された給湯用温水を給湯端末9に供給される前に加熱したり、室外機1から供給された暖房用温水を床暖房パネル7に供給される前に加熱できる。ポンプ8は、床暖房パネル7から流出した暖房用温水を暖房用水熱交換器16Bに供給し、床暖房パネル7に供給される暖房用温水を循環させるものである。
図3(a)は、室外機1を正面から見たときのヒートポンプ部2および水ユニット部3の内部構成を説明する図であり、図3(b)は、室外機1を上方から見たときの水ユニット部3の内部構成を説明する図であり、図3(c)は、室外機1の右側面図である。また、図4(a)は、室外機1の正面右側を見たときに冷媒配管および水配管の配置の様子を説明する図であり、図4(b)は、室外機1を右側面から見たときの冷媒配管および水配管の配置の様子を説明する図(図3(c)の拡大図)であり、図4(c)は、室外機1を右側面から見たときの冷媒配管の配置の様子を説明する図である。
なお、給湯用水熱交換器16Aおよび暖房用水熱交換器16Bは、断熱材料によって覆われているが、図3では、断熱材料の図示を省略して、給湯用水熱交換器16Aおよび暖房用水熱交換器16Bを図示している。また、室外機1の側面には、ヒートポンプ部2の外部に配置され、給湯用水配管接続部20および暖房用水配管接続部21を覆うカバー2aが配置されているが、図3(c)、図4(b)、(c)では図示を省略している。
図3(a)に示すように、ヒートポンプ部2は、仕切板31によって機械室32と送風室33とに区画されている。圧縮機10および2つの膨張弁12A,12Bは機械室32に配置され、室外空気熱交換器11および室外ファン13は送風室33に配置されている。ヒートポンプ部2の右側面2R(機械室32側の側面)には、上述した3つの冷媒配管接続部22(第1接続部22a−第3接続部22c)が取り付けられている。これら3つの冷媒配管接続部22は、右側面2R近傍に配置される端子台35の下方に配置されている。この3つの冷媒配管接続部22は、右側面2Rの下方側(右側面2Rの上下方向中央より下方)にある。3つの冷媒配管接続部22は、下から上に、第1接続部22a、第2接続部22b、第3接続部22cの順に配置されている。
第1接続部22aの内側(ヒートポンプ部2の内部側)の接続口には、圧縮機10の吐出側から延びた冷媒配管が接続される。また、第2接続部22bおよび第3接続部22cの内側(ヒートポンプ部2の内部側)の接続口には、それぞれ膨張弁12A,12Bから延びた冷媒配管が接続される。これらの冷媒配管は、機械室32(ヒートポンプ部2)の内部を引き回されている。
一方、3つの冷媒配管接続部22の外側(ヒートポンプ部2の外部)の接続口には、水ユニット部3からヒートポンプ部2の外部を引き回された冷媒配管41−43がそれぞれ接続される。詳しくは、第1接続部22aの外側の接続口には、第1継手23aから延びた冷媒配管41が接続される。第2接続部22bの外側の接続口には、第2継手23bから延びた冷媒配管42が接続される。第3接続部22cの外側の接続口には、第3継手23cから延びた冷媒配管43が接続される。これら3つの冷媒配管41−43は、水ユニット部3と冷媒配管接続部22との間において、冷媒配管41−43の全てがヒートポンプ部2の外部にある。また、これらの3つの冷媒配管41−43は、ヒートポンプ部2の右側面2Rの外側において上下方向に沿うように延在している。なお、本実施形態において、上下方向に沿うとは、鉛直方向に沿うものだけを意味するわけでなく、鉛直方向に対して傾斜したものも含む。
給湯用水配管接続部20および暖房用水配管接続部21は、ヒートポンプ部2の右側面2Rから外側に突出した取付板34に取り付けられている。この取付板34は、図3(b)に示すように、平面視において右側面2Rに直交するように突出した板状の部材である。給湯用水配管接続部20および暖房用水配管接続部21は、給湯用水配管接続部20の連絡配管接続口および暖房用水配管接続部21の連絡配管接続口がそれぞれ後方を向くように、取付板34に取り付けられている。これら給湯用水配管接続部20および暖房用水配管接続部21は、右側面2R近傍に配置される端子台35の下方に配置されている。また、これら給湯用水配管接続部20および暖房用水配管接続部21は、右側面2Rの下方側(右側面2Rの上下方向中央より下方)にある。
なお、利用側装置(温水利用装置)からの連絡配管は、一般的に地中に埋め込まれるまたは建物の地面近くで配管されるので、水配管接続部が室外機の右側面の上方にある場合、利用側装置(温水利用装置)からの連絡配管を下方に導く必要が生じて、連絡配管の処理が煩雑になる。それに対し、本発明では、上述のように、水配管接続部が室外機の右側面の下方側にあるので、利用側装置(温水利用装置)からの連絡配管を下方に導く必要が生じず、連絡配管の処理が簡単となる。
図1に示すように、給湯用水配管接続部20の往き接続部20aには、継手24aから延びた水配管51が接続され、戻り接続部20bには、継手24bから延びた水配管52が接続される。また、暖房用水配管接続部21の往き接続部21aには、継手25aから延びた水配管53が接続され、戻り接続部21bには、継手25bから延びた水配管54が接続される。図4(b)に示すように、これら4つの水配管51−54は、水ユニット部3からヒートポンプ部2の外部を引き回されたあと、それぞれ給湯用水配管接続部20および暖房用水配管接続部21に接続されている。これら4つの水配管51−54は、ヒートポンプ部2の右側面2Rの外側において上下方向に沿うように延在している。また、水ユニット部3と給湯用水配管接続部20との間、および水ユニット部3と暖房用水配管接続部21との間において、水配管51−54の全てがヒートポンプ部2の外部にある。また、図3(b)に示すように、4つの水配管51−54は、ヒートポンプ部2の右側面2Rに直交する方向に並んで配置される。詳しくは、ヒートポンプ部2に近い方から、水配管52、水配管54、水配管51、水配管53の順番に配置されている。なお、本実施形態において、上下方向に沿うとは、鉛直方向に沿うものだけを意味するわけでなく、鉛直方向に対して傾斜したものも含む。
図4(a)に示すように、冷媒配管41−43および水配管51−54は、ヒートポンプ部2の外部において並走する並走部分を有しており、並走部分において、冷媒配管41−43が水配管51−54よりもヒートポンプ部2側に配置されている。したがって、冷媒配管41―43と当該冷媒配管41−43よりもヒートポンプ部2の外側の外気との間に水配管51−54が配置されるので、冷媒配管41−43と当該冷媒配管41−43よりもヒートポンプ部2の外側の外気との間で熱交換がされにくくなり、冷媒配管41−43からの熱損失が低減される。また、水配管51−54のそれぞれの径は、冷媒配管41−43のそれぞれの径よりも太くされている。したがって、冷媒配管41−43と当該冷媒配管41−43よりもヒートポンプ部2の外側の外気との間でより熱交換されにくくなり、冷媒配管からの熱損失がより低減されやすい。
ここで、本発明において「並走部分」とは、ヒートポンプ部2の外部において、冷媒配管および水配管の延在方向が略一致しており、かつヒートポンプ部2の水平方向外側(側方)から冷媒配管および水配管を見たときに、冷媒配管および水配管が少なくとも一部において重なっている範囲を指す。例えば、図4(b)に示す冷媒配管41および水配管51を例にとると、冷媒配管41および水配管51は、その一部において、ともに上下方向に沿って延在しており、かつヒートポンプ部2の右側方から見て冷媒配管41および水配管51が重なっている部分(並走部分)を有していることが分かる。なお、冷媒配管41−43および水配管51−54は、ヒートポンプ部2に取り付けられたカバー2aの内部に配置されている。
<本実施形態にかかるヒートポンプ室外機の特徴>
本実施形態にかかる室外機1には、以下の特徴がある。本実施形態の室外機1では、冷媒配管41―43と当該冷媒配管41−43よりもヒートポンプ部2(室外機本体)の外側の外気との間に水配管51−54が配置されるので、冷媒配管41−43と当該冷媒配管41−43よりもヒートポンプ部2(室外機本体)の外側の外気との間で熱交換がされにくくなる。したがって、冷媒配管からの熱損失を低減できる。
また、本実施形態にかかる室外機1では、並走部分において、水配管51−54の径が冷媒配管41−43の径よりも大きいので、冷媒配管41−43と当該冷媒配管41−43よりもヒートポンプ部2(室外機本体)の外側の外気との間でより熱交換されにくくなる。したがって、冷媒配管からの熱損失をより低減しやすい。
また、本実施形態にかかる室外機1では、水ユニット部3(熱交換器ユニット)からヒートポンプ部2(室外機本体)の外部に引き回された冷媒配管41−43が接続される冷媒配管接続部22を有しており、水配管51−54の全て、および水ユニット部3(熱交換器ユニット)と冷媒配管接続部22の間の冷媒配管41−43の全てが、ヒートポンプ部2(室外機本体)の外部にある。そのため、水ユニット部3(熱交換器ユニット)をヒートポンプ部2(室外機本体)から取り外す際に、水ユニット部3(熱交換器ユニット)から延びた冷媒配管41−43および水配管51−54をそれぞれ冷媒配管接続部22および水配管接続部20,21から取り外せば済み、ヒートポンプ部2(室外機本体)の内部を開けて内部にある冷媒配管や水配管を取り外す必要がない。したがって、熱交換器ユニットを室外機本体から簡単に取り外すことができる。その結果、熱交換器ユニットのメンテナンス性が向上する。
また、本実施形態にかかる室外機1では、冷媒配管41−43および水配管51−54が、ヒートポンプ部2(室外機本体)の外部において上下方向に沿って並走しているので、並走部分を長くすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
[変形例]
次に、図5を参照しつつ、変形例にかかる温調システムについて説明する。上述の第1実施形態では、4つの水配管51−54が、ヒートポンプ部2の右側面2Rに直交する方向に並んで配置される場合について説明したが、本変形例の温調システムでは、4つの水配管71−74がヒートポンプ室外機の奥行方向に並んで配置される点で上述の第1実施形態と異なる。なお、本実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付してその説明を適宜省略する。
このヒートポンプ室外機は、ヒートポンプ部2の右側面2Rの外側かつ右側面2Rから離れた位置において、ヒートポンプ部2の右側面2Rに対向するように配置された板状の取付板64を有する。そして、この取付板64に、給湯用水配管接続部60の往き接続部60aおよび戻り接続部60b、並びに暖房用水配管接続部61の往き接続部61aおよび戻り接続部61bが取り付けられている。給湯用水配管接続部60および暖房用水配管接続部61は、給湯用水配管接続部60の連絡配管接続口および暖房用水配管接続部61の連絡配管接続口がそれぞれ後方を向くように、取付板64に取り付けられている。これら給湯用水配管接続部60および暖房用水配管接続部61は、右側面2R近傍に配置される端子台35の下方に配置されている。また、これら給湯用水配管接続部60および暖房用水配管接続部61は、右側面2Rの下方側(右側面2Rの上下方向中央より下方)にある。
給湯用水配管接続部60の往き接続部60aには、継手24aから延びた水配管71が接続され、戻り接続部60bには、継手24bから延びた水配管72が接続される。また、暖房用水配管接続部61の往き接続部61aには、継手25aから延びた水配管73が接続され、戻り接続部61bには、継手25bから延びた水配管74が接続される。図5(b)に示すように、これら4つの水配管71−74は、水ユニット部3からヒートポンプ部2の外部を引き回されたあと、それぞれ給湯用水配管接続部60および暖房用水配管接続部61に接続されている。これら4つの水配管71−74は、ヒートポンプ部2の右側面2Rの外側において上下方向に沿うように延在している。また、水ユニット部3と給湯用水配管接続部60との間、および水ユニット部3と暖房用水配管接続部61との間において、水配管71−74の全てがヒートポンプ部2の外部にある。また、図5(b)に示すように、4つの水配管71−74がヒートポンプ室外機の奥行方向に並んで配置される。なお、本変形例において、上下方向に沿うとは、鉛直方向に沿うものだけを意味するわけでなく、鉛直方向に対して傾斜したものも含む。
図5(b)に示すように、冷媒配管41−43および水配管71−74は、ヒートポンプ部2の外部において並走する並走部分を有しており、並走部分において、冷媒配管41−43が水配管71−74よりもヒートポンプ部2側に配置されている。したがって、冷媒配管41―43と当該冷媒配管41−43よりもヒートポンプ部2の外側の外気との間に水配管71−74が配置されるので、冷媒配管41−43と当該冷媒配管41−43よりもヒートポンプ部2の外側の外気との間で熱交換がされにくくなり、冷媒配管41−43からの熱損失が低減される。また、水配管71−74のそれぞれの径は、冷媒配管41−43のそれぞれの径よりも太くされている。したがって、冷媒配管41−43と当該冷媒配管41−43よりもヒートポンプ部2の外側の外気との間でより熱交換されにくくなり、冷媒配管からの熱損失がより低減されやすい。
ここで、本発明において「並走部分」とは、ヒートポンプ部2の外部において、冷媒配管および水配管の延在方向が略一致しており、かつヒートポンプ部2の水平方向外側(側方)から冷媒配管および水配管を見たときに、冷媒配管および水配管が少なくとも一部において重なっている範囲を指す。例えば、図5(b)に示す冷媒配管41および水配管73を例にとると、冷媒配管41および水配管73は、その一部において、ともに上下方向に沿って延在しており、かつヒートポンプ部2の右側方から見て冷媒配管41および水配管73が重なっている部分(並走部分)を有していることが分かる。なお、冷媒配管41−43および水配管71−74は、ヒートポンプ部2に取り付けられたカバー2aの内部に配置されている。
<変形例にかかるヒートポンプ室外機の特徴>
変形例にかかるヒートポンプ室外機では、上述の実施形態の室外機1と同様の効果が得られる。
[その他変形例]
上述の実施形態では、3本の冷媒配管41−43の全てが、それぞれ水配管51−54と並走する並走部分を有しており、それぞれの並走部分において、冷媒配管41−43が水配管51−54よりもヒートポンプ部2(室外機本体)側に配置される場合について説明したが、それぞれの並走部分のうち、少なくともいずれか1つの冷媒配管が水配管よりもヒートポンプ部2側に配置されてもよい。例えば、冷媒配管のうち冷媒温度が高い冷媒配管(例えば圧縮機の吐出側と水熱交換器16とを接続する冷媒配管)だけが、水配管よりもヒートポンプ部2側に配置されてもよい。
また、上述の実施形態では、3本の冷媒配管41−43の全てが、それぞれ水配管51−54と並走する並走部分を有している場合について説明したが、少なくともいずれかの冷媒配管が並走部分を有していればよい。例えば、冷媒配管のうち冷媒温度が高い冷媒配管(例えば圧縮機の吐出側と水熱交換器16とを接続する冷媒配管)だけが、並走部分を有していてもよい。
また、上述の実施形態では、水ユニット部3(熱交換器ユニット)が、給湯用水熱交換器16Aおよび暖房用水熱交換器16Bを有している場合について説明したが、給湯用水熱交換器および暖房用水熱交換器のいずれか一方のみを有していてもよいし、水熱交換器が3つ以上あってもよい。したがって、上述の実施形態では、冷媒配管が3本であるととともに水配管が4本であるが、冷媒配管の本数は2本以下または4本以上であってもよいし、水配管の本数は3本以下または5本以上であってもよい。
また、上述の実施形態では、水ユニット部3(熱交換器ユニット)が、ヒートポンプ部2(室外機本体)の上部に取り付けられている場合について説明したが、これに限られない。例えば水ユニット部3がヒートポンプ部2よりも下方に取り付けられていてもよいし、水ユニット部3がヒートポンプ部2の内部に配置されていてもよい。
また、上述の実施形態では、冷媒配管および水配管が、室外機本体の外部において上下方向に沿って並走している場合について説明したが、これに限られない。例えば、冷媒配管および水配管が、水平方向に沿って並走していてもよいし、その他所定の方向に沿って並走していてもよい。また、冷媒配管および水配管が並走しているのであれば、所定の方向に沿って並走している必要もない。
また、上述の実施形態では、水ユニット部3(熱交換器ユニット)からヒートポンプ部2(室外機本体)の外部に引き回された冷媒配管が接続される冷媒配管接続部22を有しており、水配管の全て、および、水ユニット部3(熱交換器ユニット)と冷媒配管接続部22の間の冷媒配管の全てが、ヒートポンプ部2(室外機本体)の外部にある場合について説明したが、冷媒配管および水配管の少なくとも一方がヒートポンプ部2の内部を通過してもよい。また、冷媒配管接続部22がなくてもよい。
また、上述の実施形態では、並走部分において、水配管の径が冷媒配管の径よりも太い場合について説明したが、水配管の径と冷媒配管の径とが略同じであってもよいし、水配管の径が冷媒配管の径よりも小さくてもよい。
本発明を利用すれば、冷媒配管が室外機本体の外部を引き回されるものにおいて、冷媒配管からの熱損失を低減できる。
1 ヒートポンプ室外機(室外機)
2 ヒートポンプ部(室外機本体)
3 水ユニット部(熱交換器ユニット)
4 利用側装置(温水利用装置)
5a,5b 連絡配管
7a,7b 連絡配管
10 圧縮機
11 室外空気熱交換器(空気熱交換器)
16A 給湯用水熱交換器
16B 暖房用水熱交換器
20 給湯用水配管接続部(水配管接続部)
21 暖房用水配管接続部(水配管接続部)
41−43 冷媒配管
51−54 水配管

Claims (4)

  1. 圧縮機および空気熱交換器を収容する室外機本体と、
    冷媒と水との間で熱交換を行う水熱交換器を収容する熱交換器ユニットと、
    前記熱交換器ユニットから前記室外機本体の外部に引き回されるとともに、前記室外機本体に接続される冷媒配管と、
    前記熱交換器ユニットから前記室外機本体の外部に引き回されるとともに、温水利用装置からの連絡配管が接続される水配管接続部まで延在する水配管とを備え、
    前記冷媒配管および前記水配管は、前記室外機本体の外部において並走する並走部分を有しており、
    前記並走部分において、前記冷媒配管が前記水配管よりも前記室外機本体側に配置されることを特徴とする室外機。
  2. 前記並走部分において、前記水配管の径が前記冷媒配管の径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の室外機。
  3. 前記熱交換器ユニットから前記室外機本体の外部に引き回された冷媒配管が接続される冷媒配管接続部を有しており、
    前記水配管の全て、および、前記熱交換器ユニットと前記冷媒配管接続部との間の冷媒配管の全てが、前記室外機本体の外部にあることを特徴とする請求項1または2に記載の室外機。
  4. 前記熱交換器ユニットが、前記室外機本体の上部に取り付けられており、
    前記冷媒配管および前記水配管が、前記室外機本体の外部において上下方向に沿って並走していることを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の室外機。
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