JP2016080032A - 車両用パーキングロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パーキング位置と非パーキング位置との切換途中の遷移をスムーズとする遷移要件およびパーキング位置での保持要件を満たし、設計の自由度を高めることができるパーキングロック装置を提供する。【解決手段】パーキングロック装置10によれば、パーキングロッド18のパーキング位置と非パーキング位置との間の切換時において、ディテントスプリング28により非パーキング位置へ向かって付勢されたディテントレバー24のカムローラ44から回転軸38に備えられた回転カム26の受ける反力は、回転中心Oとカムローラ44の回転カム26との係合位置との距離を決定する回転カム26のカム面などにより設定されることから、切換途中の遷移をスムーズとする遷移要件およびパーキング位置での保持要件を満たしつつ、回転カム機構11の設計の自由度を高めることができる。【選択図】図1
Description
本発明は、車両用パーキングロック装置に関し、とりわけ、パーキング位置と非パーキング位置との切換えにおいて、その切換途中の遷移をスムーズとする遷移要件およびパーキング抜けを抑制するパーキング位置での保持要件を満たしつつ、設計の自由度を高めることを可能とする技術に関する。
アクチュエータにより駆動される回転軸の回転に連動するディテントレバーの変位によりパーキングロックポールを移動させるパーキングロッドを、車両の動力伝達軸を回転不能にロックするパーキング位置と、該動力伝達軸の回転を許容する非パーキング位置とに切換える車両用パーキングロック装置が知られている。たとえば、特許文献1の車両用パーキングロック装置がそれである。
図3は、特許文献1のような従来のパーキングロック装置110の構成を説明する図であり、パーキング位置にある状態を示している。パーキングロック装置110は、少なくともパーキング位置に対応するパーキング側凹溝112と非パーキング位置に対応する非パーキング側凹溝114とを有するディテントレバー116と、パーキング側凹溝112または非パーキング側凹溝114に押圧状態で係合する係合部118を有するディテントスプリング120と、出力軸122に固定されたディテントレバー116を回動させるアクチュエータと、ディテントレバー116の回動によりテーパ部124を矢印方向に往復移動させるパーキングロッド126と、テーパ部124の大径部と当接することによりパーキングギヤ128と噛み合い、パーキングギヤ128を介して動力伝達軸を回転不能に固定するパーキングロックポール130と、を備えている。パーキング位置から非パーキング位置への切換時には、アクチュエータによりディテントレバー116がA方向に回動されて、パーキングロッドがC方向に移動されることによりパーキングロックが解除される。一方、非パーキング位置からパーキング位置への切換時には、アクチュエータによりディテントレバー116がB方向に回動されて、パーキングロッドがD方向に移動されることによりパーキングロックが作動される。また、ディテントレバー116のパーキング側凹溝112または非パーキング側凹溝114にディテントスプリング120の係合部118が押圧状態で係合されるため、ディテントレバー116はパーキング位置または非パーキング位置に保持される。
ところで、ディテントレバー116は、パーキング側凹溝112と非パーキング側凹溝114とのいずれにも係合部118が係合していないパーキング位置と非パーキング位置との切換途中の遷移をスムーズに行うための遷移要件を満たすために、パーキング側凹溝112および非パーキング側凹溝114の係合部118が係合する溝の底面付近の斜面は一定の勾配を備えるように形成される必要があり、また、ディテントレバー116のパーキング位置から非パーキング位置への意図しない切換、所謂パーキング抜けを抑制するための保持要件を満たすために、パーキング側凹溝112の斜面は急勾配となるように形成される必要がある。そして、たとえばパーキング位置から非パーキング位置への切換時には、ディテントレバー116の所定の回動操作角αの範囲内で係合部118がパーキング側凹溝112の斜面の上記急勾配を乗り越えるだけのディテントレバー116を回転させる大きな出力トルクがアクチュエータに要求され、アクチュエータの小型化やそれに伴う消費電力の低減などが困難となる可能性があった。また、アクチュエータは大きなトルクを出力することが求められるため、ディテントレバー116の回動速度を高く設定することができず、非パーキング位置からパーキング位置への切換操作からパーキングロックの作動が完了するまでの時間が長くなり、たとえば坂路での駐車時において、パーキングロックの作動完了までに車速Vが高められた状態でのパーキングロックポール130とパーキングギヤ128との噛合において入力される衝撃荷重に耐えられるようにするため、トランスミッションの軽量化が困難となる可能性があった。要するに、従来のパーキングロック装置110は、ディテントレバー116の所定の回動操作角αの範囲内での往復回動によりパーキング位置と非パーキング位置とが切換えられる構成であり、その回動操作角αの範囲内において上記遷移要件および上記保持要件を満たす必要があり設計の自由度が低いことから、上述のようなモータの小型化およびトランスミッションの軽量化が困難となるなどの問題があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、パーキング位置と非パーキング位置との切換えにおいて、その切換途中の遷移をスムーズとする遷移要件およびパーキング抜けを抑制するパーキング位置での保持要件を満たしつつ、設計の自由度を高めることができるパーキングロック装置を提供することにある。
すなわち、本発明の要旨とするところは、アクチュエータにより駆動される回転軸の回転に連動するディテントレバーの変位によりパーキングロックポールを移動させるパーキングロッドを、車両の動力伝達軸を回転不能にロックするパーキング位置と、該動力伝達軸の回転を許容する非パーキング位置とに切換える車両用パーキングロック装置であって、前記回転軸にカムが備えられ、前記ディテントレバーは、該カムのカム面に係合するカムローラを備えて前記パーキングロッドと共に移動可能に支持され、前記ディテントレバーを前記非パーキング位置へ向かって付勢するディテントスプリングが設けられていることにある。
本発明の車両用パーキングロック装置によれば、前記回転軸にカムが備えられ、前記ディテントレバーは、該カムのカム面に係合するカムローラを備えて前記パーキングロッドと共に移動可能に支持され、前記ディテントレバーを前記非パーキング位置へ向かって付勢するディテントスプリングが設けられている。このため、パーキングロッドのパーキング位置と非パーキング位置との間の切換時において、ディテントスプリングにより非パーキング位置へ向かって付勢されたディテントレバーのカムローラから回転軸に備えられたカムの受ける反力は、カムのカム面により決定される。これにより、切換途中のディテントレバーの遷移をスムーズとする遷移要件およびパーキング抜けを抑制するディテントレバーのパーキング位置での保持要件を満たしつつ、設計の自由度を高めることができるパーキングロック装置を提供することができる。
ここで、好適には、前記カムは、前記回転軸に一方向クラッチを介して支持されて該回転軸に対して一方向に回転可能に設けられている。このため、カムの前記一方向とは逆方向への回転が阻止されることから、パーキングロック装置のがたつきを抑えることができ、アクチュエータの位置精度のばらつきを許容できる。
以下、本発明のパーキングロック装置の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2は、パーキングロック装置10の構成を詳細に説明する断面図であり、図1は、回転カム機構11がパーキング位置にある状態を示し、図2は回転カム機構11が非パーキング位置にある状態を示す。パーキングロック装置10は、シフト操作装置のシフトレバーのシフト操作、あるいは駆動装置のシフトレンジをパーキングレンジ(Pレンジ)とパーキングレンジ以外の非パーキングレンジ(非Pレンジ)との間で切換えるためのパーキングスイッチ(Pスイッチ)のスイッチ操作などに応じたパーキングロック制御信号により、パーキングロックを作動または解除するシフトバイワイヤ(SBW)方式である。パーキングロック装置10は、図示しない駆動輪と作動的に連結されている動力伝達軸に固定されたパーキングギヤ12と、パーキングギヤ12と噛み合う噛合位置へ回動可能に設けられて選択的にパーキングギヤ12の回転をロックするパーキングロックポール14と、パーキングロックポール14と当接するテーパ部16に挿し通されてテーパ部16を一端部において支持するパーキングロッド18と、パーキングロッド18に設けられてテーパ部16をその小径方向へ付勢するスプリング20と、パーキングロッド18の他端部に回動可能に接続され、パーキングロッド18の軸方向における位置決め部材として機能する回転カム機構11と、回転カム機構11を作動させる図示しない電動アクチュエータとを備えている。
パーキングロック装置10がパーキングロックの作動状態にある場合、パーキングロックポール14とパーキングギヤ12とが噛み合わされることで、パーキングギヤ12の回転が阻止されている。なお、パーキングギヤ12は、図示しない駆動輪に作動的に連結されているため、パーキングギヤ12がロック状態にあると、駆動輪の回転も同様に阻止される。パーキングロックポール14は、パーキングロッド18の一端に設けられているテーパ部16との当接位置が変化させられることで、その位置が調節される。例えば、パーキングロックポール14がテーパ部16の大径部と当接する場合、パーキングギヤ12とパーキングロックポール14とが噛み合うことで、パーキングロックの作動状態とされる。一方、パーキングロックポール14がテーパ部16の小径部と当接する場合、パーキングギヤ12との噛合いが外れ、パーキングロックの作動状態が解除される。
上記パーキングロックポール14とテーパ部16との当接位置は、テーパ部16のパーキングロッド18の軸方向位置に基づいて調節される。テーパ部16の軸方向位置は、パーキングロッド18によって変化させられ、それに伴ってパーキングロックポール14とテーパ部16との当接位置が調節される。例えば、図1において矢印A方向にパーキングロッド18が移動させられ、パーキングロッド18が非パーキング位置とされると、パーキングロックポール14はテーパ部16の小径側と当接され、図2に示すようにパーキングロックの作動が解除される。
一方、図2において矢印B方向にパーキングロッド18が軸方向に移動させられ、パーキングロッド18がパーキング位置とされると、パーキングロックポール14はテーパ部16の大径側と当接することとなり、図1に示すようにパーキングロックが作動される。
また、パーキングロッド18は、回転カム機構11により軸方向へ移動させられる。回転カム機構11は、パーキングロッド18の他端部に回動可能に接続され且つ該パーキングロッド18と共に移動可能に支持されたディテントレバー24と、パーキングロッド18をそのパーキング位置と非パーキング位置との間で図1の矢印aおよび図2の矢印b方向にディテントレバー24を往復移動させる回転カム26と、ディテントレバー24を非パーキング位置側すなわち矢印a方向へ常に付勢するディテントスプリング28と、ディテントスプリング28とともにディテントレバー24を往復移動可能に案内する案内部材30とから構成されている。
ディテントレバー24は、パーキング位置と非パーキング位置との間の往復移動方向に長い長手状に形成された開口であって、上記往復移動方向に平行な一対の相対向する案内壁面32a、32bを有する案内穴34と、外周部にディテントスプリング28が係合される凹溝36とを備えている。回転カム26は、平板状のカムであり、電動アクチュエータの出力軸に連結された回転軸38に対して一方向クラッチ39を介して連結されている。また、回転カム26は、パーキング位置に対応するパーキング側凹溝40と非パーキング位置に対応する非パーキング側凹溝42とをカム曲線の一部として含んでいる。また、ディテントレバー24は、凹溝36と案内穴34との間に回転カム26の外周面であるカム面に当接しつつ回転されるカムローラ44を備えている。カムローラ44が回転カム26のパーキング側凹溝40の底面に係合された状態がディテントレバー24がパーキング位置にある状態であり、図1に示されるようにパーキングロッド18が軸方向上位置にあるパーキングロック作動状態となる。また、カムローラ44が回転カム26の非パーキング側凹溝42の底面に係合された状態がディテントレバー24が非パーキング位置にある状態であり、図2に示されるようにパーキングロッド18が非パーキング位置にある状態にあるパーキングロックの解除状態となる。ディテントスプリング28は、基端部が位置固定部材45に固定され、ディテントレバー24のパーキング位置と非パーキング位置との間の往復移動において、パーキング位置付近での付勢力が最大となるように矢印a方向の非パーキング位置方向へ付勢されることによりディテントレバー24の凹溝36に押圧状態で係合される係合ローラ46を先端部に備えている。案内部材30は、一対の平行な平面48a、48bを有し、回転軸38と相対回転可能に一方向クラッチ39を介して回転軸38が挿入された状態で回転カム26とディテントレバー24との間において一対の平行な平面48a、48bが一対の案内壁面32a、32bのそれぞれに対抗するように案内穴34に嵌め入れられ、ディテントレバー24をパーキング位置と非パーキング位置との間で往復移動可能にディテントスプリング28とともに支持する。
回転カム26は、電動アクチュエータにより図1および図2の矢印方向へ回転させられる。図1に示されるように、回転カム26は、それが固定された回転軸38の回転中心Oとパーキング側凹溝40の底面との距離が距離Rであるディテントレバー24のパーキング位置から、図2に示されるように、回転中心Oと非パーキング側凹溝42の底面との距離がカム曲線中最小の距離rであるディテントレバー24の非パーキング位置へ滑らかにa方向に移動するように、カム曲線が形成されている。また、回転カム26は、ディテントレバー24が図2の非パーキング位置から図1のパーキング位置へ滑らかにb方向に移動するように、カム曲線が形成されている。
次に、パーキングロック装置10の回転カム機構11の作動について説明する。図1において、パーキングロック作動時のディテントレバー24がパーキング位置にある状態において、カムローラ44が係合する回転カム26のパーキング側凹溝40の底面と回転中心Oとの距離Rが大きいため、回転カム26がカムローラ44から受ける反力は大きく、回転カム26の微小な回転により回転カム26に作用する反力はさらに大きくされること、およびパーキング側凹溝40の底面を挟む部分のカム面の傾斜が大きく設定されていることからパーキング位置から非パーキング位置への意図しないディテントレバー24の移動、所謂パーキング抜けが抑制される。回転カム26に電動アクチュエータから回転カム26を矢印方向へ回転させる所定の出力トルクが作用されると、カムローラ44はパーキング側凹溝40から離脱する。カムローラ44がパーキング側凹溝40から離脱した後、回転カム26がさらに矢印方向へ回転されて非パーキング側凹溝42の底面に係合されるまでにおいては、カム曲線と回転中心Oとの距離が次第に小さくされるため、回転カム26のカムローラ44から受ける反力は次第に小さくされることから、図2のディテントレバー24が非パーキング位置にスムーズに移行し、パーキングロック作動の解除状態とされる。
図2において、パーキングロックの作動が解除されたディテントレバー24が非パーキング位置にある状態において、回転カム26には一回転する間に変化する反力のうちで最小の反力がカムローラ44から作用される。非パーキング側凹溝42からの離脱時において回転カム26のカム面の傾斜は緩やかでそれに作用される反力の増加は緩やかであるため、電動アクチュエータの出力する比較的小さな出力トルクで、回転カム26は非パーキング側凹溝42の底面から開口縁に到達する。カムローラ44が非パーキング側凹溝42の開口縁からパーキング側凹溝40の開口縁に到達するまでの回転カム26の回転角は、カムローラ44がパーキング側凹溝40の開口縁から非パーキング側凹溝42の開口縁に到達するまでの回転カム26の回転角よりも2倍程大きく、カムローラ44が非パーキング側凹溝42の開口縁からパーキング側凹溝40の開口縁に到達するまでに回転カム26がカムローラ44から受ける反力は緩やかな度合で上昇するため、回転カム26を回転させるための大きな出力トルクは電動アクチュエータに要求されず、回転カム26はスムーズに回転する。
このように、パーキングロック装置10において、パーキングロッド18を軸方向へ移動させてパーキングロックの作動状態と解除状態を切り換える回転カム機構11のディテントレバー24のパーキング位置と非パーキング位置との間の往復移動におけるディテントスプリング28の付勢による回転カム26のカムローラ44から受ける反力の大きさや変化率は、回転軸38の回転中心Oと回転カム26のカム曲線との距離およびディテントスプリング28の上記押圧力などから容易に設定することができ、回転カム機構11の設計の自由度が高い。
上述のように、本実施例のパーキングロック装置10によれば、回転軸38に回転カム26が備えられ、ディテントレバー24は、回転カム26のカム面に係合するカムローラ44を備えてパーキングロッド18と共に移動可能に支持され、ディテントレバー24を非パーキング位置へ向かって付勢するディテントスプリング28が設けられている。このため、パーキングロッド18のパーキング位置と非パーキング位置との間の切換時において、ディテントスプリング28により非パーキング位置へ向かって付勢されたディテントレバー24のカムローラ44から回転軸38に備えられた回転カム26の受ける反力は、回転軸38の回転中心Oとカムローラ44の回転カム26との係合位置との距離を決定する回転カム26の外周面であるカム面により設定される。これにより、切換途中のディテントレバー24の遷移をスムーズとする遷移要件およびパーキング抜けを抑制するディテントレバー24のパーキング位置での保持要件を満たしつつ、回転カム機構11の設計の自由度を高めることができるパーキングロック装置10を提供することができる。
また、本実施例のパーキングロック装置10によれば、回転カム26は、回転軸38に一方向クラッチ39を介して支持されて回転軸38に対して一方向に回転可能に設けられている。このため、たとえば、ディテントレバー24の非パーキング位置にある状態からパーキング位置にある状態への移動においてカムローラ44がパーキング側凹溝40の底面に係合されるまで回転カム26が回転できなかった場合でも、図1および図2の矢印方向とは逆方向への回転カム26の回転が阻止されるため、回転カム機構11のガタつきを抑制することができるとともに、電動アクチュエータの位置精度のバラつきを許容できる。
また、本実施例のパーキングロック装置10によれば、ディテントレバー24のパーキング位置と非パーキング位置との間の往復移動において、カムローラ44のパーキング側凹溝40の底面から開口縁への離脱時および非パーキング側凹溝42の底面からパーキング側凹溝40の開口縁までの移動において、回転カム26の回転角が大きいため、電動アクチュエータに要求される出力トルクが低下されている。このため、電動アクチュエータを小型化することが可能となる。また、要求される出力トルクが低下されることにより、電動アクチュエータは必要に応じて回転軸38の回転速度を上昇させることができるため、たとえば、登坂路での駐車時において、ディテントレバー24の非パーキング位置からパーキング位置への移動速度を高め、実際にパーキングロックが作動するまでに要する時間を減少させることが可能となる。これにより、車速Vが高められた状態でのパーキングロックポール14とパーキングギヤ12との噛合いにおいて入力される衝撃荷重に対する耐久性を付与するための重量が設定されていたトランスミッションの軽量化をすることが可能となる。
以上、本発明を表及び図面を参照して詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施でき、その主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
10:パーキングロック装置(車両用パーキングロック装置)
14:パーキングロックポール
18:パーキングロッド
24:ディテントレバー
26:回転カム(カム)
28:ディテントスプリング
38:回転軸
44:カムローラ
14:パーキングロックポール
18:パーキングロッド
24:ディテントレバー
26:回転カム(カム)
28:ディテントスプリング
38:回転軸
44:カムローラ
Claims (1)
- アクチュエータにより駆動される回転軸の回転に連動するディテントレバーの変位によりパーキングロックポールを移動させるパーキングロッドを、車両の動力伝達軸を回転不能にロックするパーキング位置と、該動力伝達軸の回転を許容する非パーキング位置とに切換える車両用パーキングロック装置であって、
前記回転軸にカムが備えられ、
前記ディテントレバーは、該カムのカム面に係合するカムローラを備えて前記パーキングロッドと共に移動可能に支持され、前記ディテントレバーを前記非パーキング位置へ向かって付勢するディテントスプリングが設けられていることを特徴とする車両用パーキングロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014210311A JP2016080032A (ja) | 2014-10-14 | 2014-10-14 | 車両用パーキングロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014210311A JP2016080032A (ja) | 2014-10-14 | 2014-10-14 | 車両用パーキングロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016080032A true JP2016080032A (ja) | 2016-05-16 |
Family
ID=55958117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014210311A Pending JP2016080032A (ja) | 2014-10-14 | 2014-10-14 | 車両用パーキングロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016080032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110219981A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-09-10 | 陕西法士特齿轮有限责任公司 | 一种自动变速器换挡机构 |
-
2014
- 2014-10-14 JP JP2014210311A patent/JP2016080032A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110219981A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-09-10 | 陕西法士特齿轮有限责任公司 | 一种自动变速器换挡机构 |
CN110219981B (zh) * | 2019-05-31 | 2024-01-02 | 陕西法士特齿轮有限责任公司 | 一种自动变速器换挡机构 |
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