JP2016075272A - ダブテール根元を有する編組ブレード及びベーン - Google Patents
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Abstract
【課題】物品根元から物品翼形部先端まで外向きに延びる複合材物品翼形部を有するガスタービンエンジン複合材物品を提供する。【解決手段】物品翼形部内には、コアダブテールを有するコア根元に取り付けられたコア翼形部を含むコアがある。複合材料トウを含む連続外側3次元編組層14がコア上に編組され、編組層は、コア翼形部の全体及びコア根元を覆う。コアは、複合材料から作られた膨張マンドレル又は複合材コアとすることができる。コアは、I形ビーム又は中空の矩形断面の箱形ビームのような補強材を含むことができる。このような物品を作製する方法は、コア上に編組された編組複合材料トウを含む連続外側3次元編組層ブレイディングするステップを含み、該ブレイディングステップが、連続外側3次元編組層でコア翼形部の全体及びコア根元を覆うステップを含む。【選択図】図1
Description
本発明は、ガスタービンエンジンの複合材ブレード及びベーンに関し、詳細には、翼形部及びダブテール根元を有するこのようなブレード及びベーン並びにこれらの物品を製造する方法に関する。
ターボファンタイプのバイパスガスタービンエンジンは、一般に、前方ファン及びブースタ圧縮機、中間コアエンジン、及び後方低圧出力タービンを含む。低圧タービンは、低圧シャフトを介してファン及びブースタ圧縮機を回転駆動し、これら全てが低圧ロータを形成する。複合材翼形部は、このようなファン及びブースタ又は低圧圧縮機のブレード及びステータベーンにおいて使用するために開発されている。このようなブレード及びベーンは、エンジンのロータ又はステータ部分それぞれに装着するためダブテール根元に接続される翼形部を有することが多い。
3次元(3D)ブレイディング(編組)は、繊維の連続撚り合わせによって繊維プリフォームを形成する公知のプロセスである。3Dブレイディングプロセスの間、マトリックス配列の複数の繊維担体が担体表面にわたって同時に取り除かれる。繊維は、各担体部材から延びて、同時に除去されたときに他の担体部材からの繊維と撚り合わせされる。繊維は、好適な手段により担体表面上に集められる。3−Dブレイディングプロセスは、プリフォーム内に層間剥離面が存在しないことを特徴とし、プリフォームが樹脂(エポキシなど)、金属、又は他の公知のマトリックス材料に含浸されたときに、強靱で亀裂成長抵抗のある複合物品をもたらす。1969年2月11日付けでBluckに付与された米国特許第3,426,804号、及び1982年1月26日付けでFlorentineに付与された米国特許第4,312,261号では、矩形の縦横マトリックス又は円形の同心リングマトリックス状の繊維担体を用いて3−D物品のプリフォームをブレイディングする機械を例示している。
ダブテール根元に接続された翼形部を有する航空機ガスタービンエンジンのブレード及びベーンを複合材料から製造することは公知である。複合材ブレード及びベーンは、重量低減をもたらし、これは極めて望ましいことである。翼形部及び一体形ダブテール根元を有する3−D編組繊維プリフォーム製造法により強固なブレード又はベーンを有することが望ましい。
編組材料の外層を含む少なくとも1つの一体形複合材翼形部及びベーンを備えた複合材ブレード又はベーンを有することが、極めて望ましい。編組材料の外層を含む複合材ブレード又はベーンプリフォームを有することが、極めて望ましい。翼形部及びダブテールを覆う編組材料の連続した外層を備え、ここで編組プロセスが自動化されており、ダブテールが高応力用途における取付け機構を提供する、複合材ブレード又はベーンの製造方法を有することが、極めて望ましい。
ガスタービンエンジン複合材物品は、物品根元に取り付けられ、物品翼形部ベース又は物品根元から物品翼形部先端までスパン方向(S)で外向きに延びる物品ブレード正圧及び負圧側面を有する複合材物品翼形部を含む。複合材物品翼形部は、翼弦方向に離間した物品前縁及び後縁間に延びており、物品根元が一体形物品ダブテールを含む。コアはコアダブテールを有するコア根元に取り付けられたコア翼形部を含み、コア翼形部が、コア翼形部ベース又はコア根元からコア先端までスパン方向で外向きに延びるコア正圧及び負圧側面を含み且つ複合材物品翼形部内に位置付けられる。編組複合材料トウを含む連続外側3次元編組層がコア上に編組され、コア翼形部の全体及びコア根元を覆う。
コアは、膨張マンドレルを含むことができる。コアは、複合材料から作製された複合材コアとすることができる。編組層の内部にパッドアップ又はインサートプライを配置することができる。コアは、I形ビーム又は中空の矩形断面の箱形ビームを含む補強材を備えることができる。ビームとブレード複合材コアのシェルとの間の中空スペースには、軽量フィラー又は発泡体を充填することができる。
複合材物品翼形部は、物品翼形部先端において物品内側根元から物品外側根元までスパン方向で外向きに延びることができ、コアは、コア翼形部と一体的に形成されたコア内側及び外側根元を含むことができ、連続外側3次元(3−D)編組層は、コア翼形部の全体及びコア内側及び外側根元を覆うことができる。
ガスタービンエンジン複合材物品を作製する方法は、コア上に編組された編組複合材料トウを含む連続外側3次元編組層をブレイディングするステップを含み、コアは、コア根元に取り付けられたコア翼形部を含み、該コア根元がコアダブテールを有する。コア翼形部は、コア翼形部ベース又はコア根元からコア先端までスパン方向で外向きに延びるコア正圧及び負圧側面を含み且つ複合材物品翼形部内に位置付けられる。ブレイディングステップは、連続外側3次元編組層でコア翼形部の全体及びコア根元を覆うステップを含む。
ブレイディングステップは、連続外側3次元編組層の上部及び底部オーバーブレイド部を作製するオーバーブレイドステップを含むことができる。本方法は更に、部及び底部オーバーブレイド部をトリミングし、次いで、編組層に樹脂を射出した後、複合材物品を硬化させるステップを含むことができる。コアは、硬化ステップの前又は後で除去することができ、或いは、部品内に残すこともできる。
本発明の上記の態様及び他の特徴は、添付図面と関連して以下で説明する。
図1には、ブレード根元20と一体的に形成された複合材ブレード翼形部12を有するガスタービンエンジン回転ブレード10が示される。ブレード根元20は、複合材ブレード翼形部12とブレード根元20との間にブレードシャンク21を含むことができる。ブレード10は、図6に示すように、膨張マンドレル18又はブレード複合材コア30とすることができるコア24上に複合材料トウ126をブレイディングすることによって少なくとも部分的に作られる連続外側3次元(3−D)編組層14を有する。ブレイディング加工は、図6に示されている。本明細書ではブレード及びブレード製造方法が記載されるが、本発明の物品及び物品の製造方法は、根元と共に一体的に形成された複合材翼形部を有するベーンにも適用される点に留意されたい。
図1を参照すると、ブレード翼形部12は、ブレード翼形部ベース19からスパンSに沿ってブレード翼形部先端47までスパン方向Sで外向きに延びるブレード正圧及び負圧側面41,43を含む。本明細書で示される例示的なブレード正圧及び負圧側面41,43は、それぞれ凹面状及び凸面状である。ブレード翼形部12は、翼弦方向に離間したブレード前縁及び後縁LE,TEの間で翼弦Cに沿って延びる。ブレード翼形部12の厚さTは、翼弦方向C及びスパン方向Sの両方で変化し、ブレード正圧及び負圧側面41,43間に延びる。ブレード根元20は、ブレード10をガスタービンエンジンロータディスク又はドラムに装着するための一体形ブレードダブテール28を含む。
ブレードダブテール28は、ブレード正圧及び負圧側面41,43それぞれに対応するダブテール正圧及び負圧側面141,143を含む。ブレードダブテール28は更に、ブレード前縁及び後縁LE,TEそれぞれに対応するダブテール前縁及び後縁DLE,DTEを含む。
図2〜4には、ブレード製造法の間に使用される場合にマンドレル18として動作し且つ示されるコア24(ブレード複合材コア30とすることができる)が示される。ブレード複合材コア30においては、プロセス又は方法が完了したときにブレード10の内部に残る場合がある。このような実施形態において、ブレード複合材コア30は、図6に示されるブレイディングプロセスの間にマンドレル18としての役割を果たす。コア24は、コア翼形部ベース39からコアスパンSに沿ってコア先端36までスパン方向で外向きに延びるコア正圧及び負圧側面31,33を有するコア翼形部22を含む。コア根元40は、コアダブテール38を含む。本明細書で示される例示的なコア正圧及び負圧側面31,33は、それぞれ凹面状及び凸面状である。コア翼形部22は、翼弦方向に離間したコア前縁及び後縁MLE,MTEの間で翼弦Cに沿って延びる。コア翼形部22の厚さTは、翼弦方向C及びスパン方向Sの両方で変化し、コア正圧及び負圧側面31,33間に延びる。
図2〜5を参照すると、コアダブテール38は、コア正圧及び負圧側面31,33に対応するコアダブテール正圧及び負圧側面131,133を含む。コアダブテール38は更に、コア前縁及び後縁MLE,MTEに対応するコアダブテール前縁及び後縁CDLE,CDTEを含む。コアダブテール38は、コアダブテール底部42を含む。
図3〜5には、図6に示されるブレイディングプロセスによって形成されたプリフォーム80が示される。コア24(マンドレル18又はブレード複合材コア30とすることができる)は、比較するために破線でプリフォーム80内に配置されて示されている。プリフォーム80は、プリフォーム翼形部ベース89又はプリフォーム根元90からプリフォームスパンSに沿ってプリフォーム先端86までスパン方向で外向きに延びるプリフォーム正圧及び負圧側面81,83を有するプリフォーム翼形部82を含む。プリフォーム根元90は、プリフォームダブテール98を含む。本明細書で示される例示的なプリフォーム正圧及び負圧側面81,83は、それぞれ凹面状及び凸面状である。プリフォーム翼形部82は、翼弦方向に離間したプリフォーム前縁及び後縁PLE,PTE間で翼弦Cに沿って延びる。プリフォーム翼形部82の厚さTは、翼弦方向C及びスパン方向Sの両方で変化し、プリフォーム正圧及び負圧側面81,83間に延びる。ブレイディングプロセスは、連続外側編組層14の上部及び底部オーバーブレイド部100,102を作製するオーバーブレイド工程を含み、該オーバーブレイド部は、樹脂の射出前にプリフォーム80の残りの部分からトリミングすることができる。2つの例示的な射出成形プロセスは、樹脂トランスファー成形RTM又は真空補助樹脂トランスファー成形VARTM、もしくは他の樹脂射出成形法とすることができる。射出後、プリフォーム80は、オートクレーブ、ヒートプレス、又は他の硬化プロセスなどにより硬化される。
図4〜5には、プリフォーム80内に配置され、連続外側編組層14により囲まれた中実の編組複合材コア30を有するプリフォーム80が示される。図4は、ブレード翼形部12及び図4〜5において中実として示された複合材コア翼形部22の翼弦方向に延びる平面から見ている。図5は、中実のプリフォーム根元90と、プリフォーム80内に配置され連続外側編組層14により囲まれた中実の編組複合材コア30の一部とを示している。図5は更に、底部オーバーブレイド部分102と、プリフォーム根元90及びプリフォームダブテール98とを示している。中実のブレード複合材コア30は、ユニテープ又はファブリックスから作製することができる。
ユニテープは、一方向性テープ材料のエポキシ樹脂マトリックスである。本材料及び他の好適な材料についての説明は、ASM INTERNATIONALによる「Engineering Materials Handbook」1987 1989及びこれ以降の版で見ることができる。本明細書で説明される複合材料は、炭素質、シリカ、金属、金属酸化物などの繊維、又はエポキシ、PMR15、BMI、PEEU、シリコン、その他などの樹脂材料に埋封されたセラミック繊維を含有する材料から作られた非金属タイプから作製される。繊維は、樹脂が含浸されたテープで一方向に整列されて部品形状に形成される。その後、オートクレーブプロセス又はプレス成形により硬化されて、積層体又は内部にプライを有する軽量で剛性があり、比較的均質な物品を形成する。プライは、一般に全て一方向性繊維フィラメントプライ材料、好ましくはテープから作製され、実際に、多くの場合テープと呼ばれ、ほぼスパンに順序よく配列されて、コア翼形部22を形成する。米国特許第5,375,978号にて開示されるプライのレイアップ法は、多くのプライ形状を有するプライが0度、+45度、0度、−45度の繊維方向の標準的な準等方性レイアップ配列と呼ばれる。
図7〜8には、ブレード複合材コアの第1及び第2の代替の構造をそれぞれ示している。図7〜8に示すブレード複合材コア30は、中空であり、補強材110を有する。図7に示される補強材は、Iビーム形112であり、図8に示される補強材は、中空の方形又は矩形断面の箱形ビーム114である。ビームとブレード複合材コア30のシェル120との間の中空のスペース118は、ブレード及びベーンなどの複合材物品において使用されることが多い発泡体などのフィラーを充填することができる。
ブレード複合材コア30は、限定ではないが、ウオッシュ・アウト材料又はフライアウェイ複合材料、もしくは事前硬化複合材料を含むことができる。ウオッシュ・アウト材料は、ブレード又はプリフォームから化学的に除去される。フライアウェイ材料は、製造が完了してエンジンに設置されたときにブレード内に残り、この場合、エンジン運転中に残ったままである。コア24が膨張材料である場合、硬化前又は硬化後に膨張材料を除去することができる。インサートプライは、コアと編組層との間で根元領域を構成するのに用いることができる。
図6及び6Aは、図3〜5に示されるプリフォーム80のような不均一な厚さの複合材ブレードプリフォームを製造するためのブレイディング装置104及びその方法を示す。ブレイディング装置は、名称「Composite Spars」で2011年11月22日に発行された、Wybrowによる米国特許第8,061,253号において開示されており、該米国特許は、引用により全体が本明細書に組み込まれる。装置104は、編組機121、可変位置シャトル142、及び上述の膨張マンドレル又はコアのような非円筒形マンドレル140を含む。例示的な編組機は、ドイツ国Oldenburg、D−26127、Am Alexanderhaus 160所在のHerzog Maschinenfabrik GmbH & Co. KGから入手可能なHerzog.TM.RF1/192−100編組機である。
編組機121は、複数のボビン124が装着される回転ドラム122を含む。理解を容易にするために、8つのボビン124だけが例示されている。しかしながら、実際には、より多くのこのようなボビンを設けることができる。作動時には、回転ドラム122は、コントローラ/駆動装置130により円筒軸144の周りを回転するよう駆動され、該コントローラ/駆動装置は、コンピュータ制御システム(図示せず)の制御下で作動する電気モータを含むことができる。ボビン124は、1つの担体から次の担体まで移動するコア24の外周周りにS形パターンで担体上を独立して移動する。ボビン124には種々の繊維含有トウ126が装荷され、該トウは、図3〜5に示される複合材プリフォーム80のような不均一な厚さの複合材構成要素152を生成するよう編組される。
繊維トウ126は、ブレイディングガイド128に糸が通され、非円筒形マンドレル140又はコア24に一時的に取り付けられる。非円筒形マンドレル140又はコア24は、可変位置シャトル142に結合されて、該可変位置シャトル142が作動したときに、非円筒形マンドレル140又はコアの相対位置が軸線144の方向に沿って編組機121に対して横方向に移動するようになる。シャトル142は、コアダブテール底部42に取り付けられる。非円筒形マンドレル140又はコアは、撓むことなく各端部にて支持できるように好適に軽量で剛性のある材料から作製される。
作動中、回転ドラム122が回転すると、非円筒形マンドレル140又はコア24が円筒軸線144に沿って横方向に移動して繊維トウ126が非円筒形マンドレル140又はコア24の表面上で共に編組されて編組プライ150を形成し、編組層14を形成する。このプロセスは、例えば、非円筒形マンドレル140又はコア24が反対方向に移動している間、ブレード編組プライ層の1又はそれ以上の追加層をオーバーブレイディングすることにより繰り返すことができる。例えば、定速度で繊維トウ126を堆積させながら、円筒軸線144に沿って同様に定速度で非円筒形マンドレルを移動させることにより、非円筒形マンドレルの半径方向寸法の変動に起因して、ブレード編組プライ150には円筒軸線144の方向の長さに沿って変化する厚さが提供される。これにより、非均一な厚さのブレード編組プライ150を作製できるようになる。
編組プライは、図6Aに示すように3軸織156を含むことができ、ここで繊維トウ126は、最適な拗れ強度を提供するよう円筒軸線144に対して+45度、0度、及び−45度のような編組角+P、0、−P度で配置される。
連続外側3次元(3−D)編組層14は、コア翼形部22全体及びそのコア正圧及び負圧側面131,133を含むコア24上でコア根元40まで複合材料トウ126をブレイディングして、コアダブテール正圧及び負圧側面131,133及びコアダブテール前縁及び後縁CDLE,CDTEを覆うことによりレイダウンされる。ブレイディング処理は、上部及び底部をオーバーブレイディングして、上部及び底部オーバーブレイド部100,102を形成する工程を含む。
図9は、ブレード内側及び外側根元220,222と一体的に形成された複合材ブレード翼形部212を有する複合材航空機ガスタービンエンジンベーン又は回転ブレード210を示す。ベーン又はブレード210は、図6に示すように、複合材コア上に複合材トウをブレイディングすることによって少なくとも部分的に作られる連続外側3次元(3−D)編組層214を有する。本明細書で示される例示的なブレード正圧及び負圧側面241,243は、それぞれ凹面状及び凸面状である。翼形部12は、翼弦方向に離間したベーン又はブレード前縁及び後縁LE,TEの間で翼弦Cに沿って延びる。翼形部212の厚さTは、翼弦方向C及びスパン方向Sの両方で変化し、正圧及び負圧側面241,243間に延びる。内側及び外側根元220,222の各々は、ベーン又はブレードをガスタービンエンジンロータディスク又はドラムに又はベーンの場合にはエンジンの固定構造に装着可能にする一体形ブレードダブテール28を含む。
図10を参照すると、複合材航空機ガスタービンエンジンベーン又は回転ブレード210は、上述のようにコア24及びコア翼形部22を含むが、コア翼形部22と一体的に形成された又はコア翼形部22に取り付けられたコア内側及び外側根元230,232を有する。コア内側及び外側根元230,232の各々は、コアダブテール38を含む。コア外側根元232のコアダブテール38は、ブレード翼形部先端247に位置付けられる。内側根元220のコアダブテール38は、コア翼形部22のコア翼形部ベース39に位置付けられ、シャトルを取り付けることができるコアダブテール底部42を含む。
例示的な方法で本発明を説明してきた。使用した技術用語は、限定の用語としてではなく、説明の用語の性質のものであることが意図される点を理解されたい。本明細書では本発明の好ましく例示的な実施形態であると考えられるものについて説明してきたが、当業者であれば、本明細書の教示から本発明の他の修正が明らかになる筈であり、従って、全てのこのような修正は、本発明の技術思想及び技術的内に属するものとして特許請求の範囲において保護されることが望まれる。
従って、本特許により保護されることを望むものは、特許請求の範囲に記載し且つ特定した発明である。
10 ガスタービンエンジン回転ブレード
12 複合材ブレード翼形部
14 連続外側3次元(3−D)編組層
19 ブレード翼形部ベース
18 マンドレル
20 ブレード根元
21 ブレードシャンク
22 コア翼形部
24 コア
28 一体形ブレードダブテール
38 コアダブテール
36 コア先端
39 コア翼形部ベース
40 コア根元
41 ブレード正圧側面
43 ブレード負圧側面
47 ブレード翼形部先端
141 ダブテール正圧側面
143 ダブテール負圧側面
T 厚さ(コア翼形部22の)
C 翼弦方向
LE ブレード前縁
TE ブレード後縁
DLE ダブテール前縁
DTE ダブテール後縁
S スパン
12 複合材ブレード翼形部
14 連続外側3次元(3−D)編組層
19 ブレード翼形部ベース
18 マンドレル
20 ブレード根元
21 ブレードシャンク
22 コア翼形部
24 コア
28 一体形ブレードダブテール
38 コアダブテール
36 コア先端
39 コア翼形部ベース
40 コア根元
41 ブレード正圧側面
43 ブレード負圧側面
47 ブレード翼形部先端
141 ダブテール正圧側面
143 ダブテール負圧側面
T 厚さ(コア翼形部22の)
C 翼弦方向
LE ブレード前縁
TE ブレード後縁
DLE ダブテール前縁
DTE ダブテール後縁
S スパン
Claims (14)
- ガスタービンエンジン複合材物品(10)であって、
物品根元(20)に取り付けられた複合材物品翼形部(12)を備え、前記複合材物品翼形部が、物品翼形部ベース(19)又は前記物品根元から物品翼形部先端(47)までスパン方向(S)で外向きに延びる物品ブレード正圧及び負圧側面(41,43)を含み、前記複合材物品翼形部が、翼弦方向に離間した物品前縁及び後縁(LE,TE)間に延びており、前記物品根元が一体形物品ダブテール(28)を含み、
前記物品が更に、
コアダブテール(38)を有するコア根元(40)に取り付けられたコア翼形部(22)を含むコア(24)を備え、前記コア翼形部が、コア翼形部ベース(39)又は前記コア根元からコア先端(36)までスパン方向(S)で外向きに延びるコア正圧及び負圧側面(31,33)を含み且つ前記複合材物品翼形部内に位置付けられ、
前記物品が更に、
前記コア上に編組された編組複合材料トウ(126)を含む連続外側3次元編組層(14)を備え、前記連続外側3次元編組層が、前記コア翼形部の全体及び前記コア根元を覆う、ガスタービンエンジン複合材物品(10)。 - 前記コアが膨張マンドレル(18)を含む、請求項1に記載の物品。
- 前記コアが、複合材料から作製された複合材コア(30)である、請求項1に記載の物品。
- パッドアップ又はインサートプライが前記編組層の内部に配置される、請求項3に記載の物品。
- 前記コアが補強材(110)を含む、請求項3に記載の物品。
- 前記補強材が、I形ビーム(112)又は中空の矩形断面の箱形ビーム(114)を含む、請求項5に記載の物品。
- 前記ビーム(112,114)と前記ブレード複合材コアのシェル(120)との間にフィラー又は発泡体が充填された中空スペース(118)を更に備える、請求項6に記載の物品。
- 前記複合材物品翼形部が物品内側及び外側根元(220,222)に取り付けられ、前記物品内側根元が前記物品根元であり、前記複合材物品翼形部が、前記物品翼形部先端において前記物品内側根元から前記物品外側根元までスパン方向で外向きに延びており、前記コアが前記コア翼形部と一体的に形成されたコア内側及び外側根元を含み、前記コア内側根元が前記コア根元であり、前記連続外側3次元編組層が前記コア翼形部の全体及び前記コア内側及び外側根元を覆う、請求項6に記載の物品。
- 前記コアが、複合材料から作製された複合材コアであり、前記コアが、補強材を含み、該補強材が、I形ビーム又は中空の矩形断面の箱形ビームを含む、請求項8に記載の物品。
- 前記ビームと前記ブレード複合材コアのシェルとの間にフィラー又は発泡体が充填された中空スペース(118)を更に備える、請求項9に記載の物品。
- ガスタービンエンジン複合材物品(10)を作製する方法であって、
コア(24)上に編組された編組複合材料トウ(126)を含む連続外側3次元編組層(14)をブレイディングするステップを含み、前記コアが、コアダブテール(38)を有するコア根元(40)に取り付けられたコア翼形部(22)を含み、前記コア翼形部が、コア翼形部ベース(39)又は前記コア根元からコア先端(36)までスパン方向(S)で外向きに延びるコア正圧及び負圧側面(31,33)を含み且つ前記複合材物品翼形部内に位置付けられ、前記ブレイディングステップが、前記連続外側3次元編組層で前記コア翼形部の全体及び前記コア根元を覆うステップを含む、方法。 - 前記ブレイディングステップが、前記連続外側3次元編組層の上部及び底部オーバーブレイド部(100,102)を作製するオーバーブレイドステップを含む、請求項11に記載の方法。
- 前記上部及び底部オーバーブレイド部をトリミングし、次いで、前記編組層に樹脂を射出した後、前記複合材物品を硬化させるステップを更に含む、請求項11に記載の方法。
- 前記硬化ステップの前又は後で前記コアを除去するステップを更に含む、請求項13に記載の方法。
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2015
- 2015-09-17 CA CA2904277A patent/CA2904277A1/en not_active Abandoned
- 2015-09-18 JP JP2015184571A patent/JP2016075272A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3134137A1 (fr) * | 2022-03-29 | 2023-10-06 | Safran Aircraft Engines | Carter pour une turbomachine d’aeronef et procede de fabrication de carter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2904277A1 (en) | 2016-03-23 |
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