JP2016072056A - Fuel cell system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、燃料電池システムに関する。 The present invention relates to a fuel cell system.
燃料電池システムの一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。燃料電池システムは、特許文献1の図3に示すように、水を精製する水精製材38を収容する容器39を有する水精製器35および水精製器35によって精製された水を貯留する水タンク36を備えている。水精製器35と水タンク36とは、着脱自在に連結されている。これにより、水精製器35の取り外しが容易になるため、水精製材38のメンテナンス性が向上する。
As one type of fuel cell system, one shown in Patent Document 1 is known. As shown in FIG. 3 of Patent Document 1, the fuel cell system includes a
しかしながら、上述した特許文献1に記載の燃料電池システムにおいて、水精製材の寿命が比較的長期間(例えば10年間)に亘って確保されている場合、水精製材のメンテナンスが不要となる。これにより、水精製器と水タンクとの着脱機能が不要となる。一方で、燃料電池システムの低コスト化の要請がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解消するためになされたもので、水タンクひいてはシステム全体の低コスト化を図ることができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
However, in the fuel cell system described in Patent Document 1 described above, when the life of the water purification material is ensured over a relatively long period (for example, 10 years), maintenance of the water purification material becomes unnecessary. Thereby, the attachment / detachment function of a water purifier and a water tank becomes unnecessary. On the other hand, there is a demand for cost reduction of the fuel cell system.
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a fuel cell system capable of reducing the cost of the water tank and thus the entire system.
上記の課題を解決するため、請求項1に係る燃料電池システムは、アノードガスとカソードガスとにより発電する燃料電池と、燃料電池からのアノードオフガスを燃焼させ、高温であり、かつ、水蒸気を含む燃焼排ガスを生成する燃焼部と、燃焼部からの燃焼排ガスを冷却かつ凝縮することにより凝縮水を生成する熱交換器と、熱交換器からの凝縮水を少なくとも貯留する水タンクと、を備えた燃料電池システムであって、水タンクは、熱交換器からの凝縮水を精製する水精製材が配設された水精製部と、水精製部からの凝縮水を貯留する貯留部と、水精製部と貯留部との間に配設され、水精製部から貯留部への凝縮水の流れを許容し、かつ、貯留部から水精製部への凝縮水の流れを防止する逆流防止部と、を有するとともに、水精製部、貯留部および逆流防止部が一体的に成型されたケーシングを備えている。 In order to solve the above-described problem, a fuel cell system according to claim 1 is a fuel cell that generates power using anode gas and cathode gas, and anode off-gas from the fuel cell is burned, is at high temperature, and contains water vapor. A combustion section that generates combustion exhaust gas, a heat exchanger that generates condensed water by cooling and condensing the combustion exhaust gas from the combustion section, and a water tank that stores at least condensed water from the heat exchanger are provided. A fuel cell system, wherein a water tank includes a water purification unit provided with a water purification material for purifying condensed water from a heat exchanger, a storage unit for storing condensed water from the water purification unit, and a water purification unit. A backflow prevention unit disposed between the water storage unit and the storage unit, allowing a flow of condensed water from the water purification unit to the storage unit, and preventing a flow of condensed water from the storage unit to the water purification unit; Water purification section, storage Parts and backflow prevention unit is provided with a casing which is integrally molded.
これによれば、水タンクのケーシングは、3つの部位が一体的に成型されているため、従来技術のように水精製部を有する部位と他の部位とが着脱可能に連結されている場合に比べて、水タンクのケーシングを簡便に形成することができる。よって、水タンクひいてはシステム全体の低コスト化を図ることができる。 According to this, since the three parts of the casing of the water tank are integrally molded, when the part having the water purifying unit and the other part are detachably connected as in the prior art. In comparison, the casing of the water tank can be easily formed. Therefore, the cost of the water tank and thus the entire system can be reduced.
(第一実施形態)
以下、本発明による燃料電池システムの第一実施形態について説明する。なお、本明細書においては説明の便宜上、図1における上側および下側をそれぞれ燃料電池システムの上方および下方とし、同じく左側および右側をそれぞれ燃料電池システムの左側方および右側方とし、同じく紙面手前側および紙面奥側を、それぞれ燃料電池システムの後方および前方として説明する。図2および図3並びに図5乃至図10には、各方向を示す矢印を示している。
図1に示すように、燃料電池システムは、発電ユニット10および貯湯槽21を備えている。発電ユニット10は、燃料電池モジュール11(30)、熱交換器12、インバータ装置13、水タンク14(40)、および制御装置15を備えている。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of a fuel cell system according to the present invention will be described. In the present specification, for convenience of explanation, the upper side and the lower side in FIG. 1 are the upper and lower sides of the fuel cell system, respectively, the left side and the right side are the left side and the right side of the fuel cell system, respectively, The back side of the drawing will be described as the rear and front of the fuel cell system, respectively. 2 and 3 and FIGS. 5 to 10 show arrows indicating the respective directions.
As shown in FIG. 1, the fuel cell system includes a
燃料電池モジュール11は、後述するように燃料電池34を少なくとも含んで構成されるものである。燃料電池モジュール11は、改質用原料、改質水およびカソードエアが供給されている。具体的には、燃料電池モジュール11は、一端が供給源Gsに接続されて改質用原料が供給される改質用原料供給管11aの他端が接続されている。改質用原料供給管11aは、原料ポンプ11a1が設けられている。さらに、燃料電池モジュール11は、一端が水タンク14(40)に接続されて改質水が供給される水供給管11bの他端が接続されている。水供給管11bは、改質水ポンプ11b1が設けられている。さらに、燃料電池モジュール11は、一端がカソードエアブロワ11c1に接続されてカソードエアが供給されるカソードエア供給管11cの他端が接続されている。
As will be described later, the
熱交換器12は、燃料電池モジュール11から排気される高温であり、かつ、水蒸気を含む燃焼排ガスが供給されるとともに貯湯槽21からの貯湯水が供給され、燃焼排ガスと貯湯水とが熱交換する熱交換器である。具体的には、貯湯槽21は、貯湯水を貯湯するものであり、貯湯水が循環する(図にて矢印の方向に循環する)貯湯水循環ライン22が接続されている。貯湯水循環ライン22上には、貯湯槽21の下端から上端に向かって順番に貯湯水循環ポンプ22aおよび熱交換器12が配設されている。熱交換器12は、燃料電池モジュール11からの排気管11dが接続(貫設)されている。また、熱交換器12は、一端が水路切替装置12aに接続された凝縮水流通管12bが接続されている。
The
熱交換器12において、燃料電池モジュール11からの燃焼排ガスは、排気管11dを通って熱交換器12内に導入され、貯湯水との間で熱交換が行われ凝縮されるとともに冷却される。凝縮後の燃焼排ガスは排気管11dを通り外部に排出される。また、凝縮された凝縮水は、凝縮水流通管12bを通り水路切替装置12aに導入される。
In the
水路切替装置12aには、一端が水タンク14に接続されて熱交換器12からの凝縮水を水タンク14に供給する凝縮水供給管12cの他端、および一端が水タンク14の外部に開口されて熱交換器12からの凝縮水を水タンク14の外部に排出する凝縮水排出管12dの他端がさらに接続されている。水路切替装置12aに接続された凝縮水流通管12bおよび凝縮水供給管12cによって、熱交換器12からの凝縮水を水タンク14に供給する給水路SLが構成されている。また、水路切替装置12aに接続された凝縮水流通管12bおよび凝縮水排出管12dによって、熱交換器12からの凝縮水を水タンク14の外部に排出する排水路DLが構成されている。水路切替装置12aは、熱交換器12と給水路SLとの連通と、熱交換器12と排水路DLとの連通とを切替えるものである。水路切替装置12aは、例えば三方電磁弁である。水路切替装置12aは、制御装置15と電気的に接続されている。
One end of the water
上述した熱交換器12、貯湯槽21および貯湯水循環ライン22から、排熱回収システム20が構成されている。排熱回収システム20は、燃料電池モジュール11の排熱を貯湯水に回収して蓄える。
The
さらに、インバータ装置13は、燃料電池34から出力される直流電圧を入力し所定の交流電圧に変換して、交流の系統電源16aおよび外部電力負荷16c(例えば電化製品)に接続されている電源ライン16bに出力する。また、インバータ装置13は、系統電源16aからの交流電圧を電源ライン16bを介して入力し、所定の直流電圧に変換して補機(各ポンプ、ブロワなど)や制御装置15に出力する。なお、制御装置15は、補機を駆動して燃料電池システムの運転を制御する。
Further, the
燃料電池モジュール11(30)は、ハウジング31、蒸発部32、改質部33および燃料電池34を備えている。ハウジング31は、断熱性材料で箱状に形成されている。
The fuel cell module 11 (30) includes a
蒸発部32は、後述する燃焼ガスにより加熱されて、供給された改質水を蒸発させて水蒸気を生成するとともに、供給された改質用原料を予熱するものである。蒸発部32は、このように生成された水蒸気と予熱された改質用原料を混合して改質部33に供給するものである。改質用原料としては天然ガス、LPガスなどの改質用気体燃料、灯油、ガソリン、メタノールなどの改質用液体燃料があり、本第一実施形態においては天然ガスにて説明する。
蒸発部32には、一端が供給源Gsに接続された改質用原料供給管11aの他端が接続されている。供給源Gsは、例えば都市ガスのガス供給管、LPガスのガスボンベである。また、蒸発部32には、一端が水タンク14に接続された水供給管11bの他端が接続されている。
The evaporating
The other end of the reforming
改質部33は、後述する燃焼ガスにより加熱されて水蒸気改質反応に必要な熱が供給されることで、蒸発部32から供給された混合ガス(改質用原料、水蒸気)から改質ガス(特許請求の範囲のアノードガスに相当;以下、アノードガスとする。)を生成して導出するものである。改質部33内には、触媒(例えば、RuまたはNi系の触媒)が充填されており、混合ガスが触媒によって反応し改質されて水素ガスと一酸化炭素などを含んだガスが生成されている(いわゆる水蒸気改質反応)。アノードガスは、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の天然ガス(メタンガス)、改質に使用されなかった改質水(水蒸気)を含んでいる。このように、改質部33は改質用原料(原燃料)と改質水とからアノードガスを生成して燃料電池34に供給する。なお、水蒸気改質反応は吸熱反応である。
The reforming
燃料電池34は、アノードガスとカソードガスとにより発電するものである。カソードガスは、酸化剤ガスである。酸化剤ガスは、本第一実施形態において、空気である。燃料電池34は、燃料極、空気極(酸化剤極)、および両極の間に介装された電解質からなる複数のセル34aが積層されて構成されている。本第一実施形態の燃料電池は、固体酸化物形燃料電池であり、電解質として固体酸化物の一種である酸化ジルコニウムを使用している。燃料電池34の燃料極には、燃料として水素、一酸化炭素、メタンガスなどが供給される。
The
セル34aの燃料極側には、燃料であるアノードガスが流通する燃料流路34bが形成されている。セル34aの空気極側には、カソードガスである空気(カソードエア)が流通する空気流路34cが形成されている。
On the fuel electrode side of the
燃料電池34は、マニホールド35上に設けられている。マニホールド35には、改質部33からのアノードガスが改質ガス供給管38を介して供給される。燃料流路34bは、その下端(一端)がマニホールド35の燃料導出口に接続されており、その燃料導出口から導出されるアノードガスが下端から導入され上端から導出されるようになっている。カソードエアブロワ11c1によって送出されたカソードエアはカソードエア供給管11cを介して供給され、空気流路34cの下端から導入され上端から導出されるようになっている。
The
燃料電池34においては、燃料極に供給されたアノードガスと空気極に供給されたカソードガスによって発電が行われる。すなわち、燃料極では、下記化1及び化2に示す反応が生じ、空気極では、下記化3に示す反応が生じている。すなわち、空気極で生成した酸化物イオン(O2−)が、電解質を透過し、燃料極で水素と反応することにより電気エネルギーを発生させている。したがって、燃料流路及び空気流路からは、発電に使用されなかったアノードガス(アノードオフガス)及びカソードガス(カソードオフガス)が導出される。
(化1)
H2+O2−→H2O+2e−
(化2)
CO+O2−→CO2+2e−
(化3)
1/2O2+2e−→O2−
In the
(Chemical formula 1)
H 2 + O 2− → H 2 O + 2e −
(Chemical formula 2)
CO + O 2− → CO 2 + 2e −
(Chemical formula 3)
1 / 2O 2 + 2e − → O 2−
燃焼部36は、燃料電池34と蒸発部32および改質部33との間に設けられている。燃焼部36は、燃料電池34からのアノードオフガスと、燃料電池34からのカソードオフガスとが燃焼されて発生する燃焼ガス(火炎37)により、蒸発部32および改質部33を加熱する。
また、燃焼部36は、アノードオフガスを燃焼させ、高温であり、かつ、水蒸気を含む燃焼排ガスを生成している。この水蒸気は、アノードガスに含まれていた水蒸気および燃料電池34にて生成された水蒸気(上記化1参照)である。燃焼部36には、アノードオフガスを着火させるための一対の着火ヒータ36a1,36a2が設けられている。
The
In addition, the
水タンク14(40)は、熱交換器12からの凝縮水を少なくとも貯留するものである。水タンク40は、図2に示すように、ケーシング41、止水栓42、第一蓋43、第二蓋44および水位検出装置45を備えている。ケーシング41は、図2および図3に示すように、上方を開口する有底筒状に形成されている。ケーシング41は、平面方形状の底壁41a、底壁41aの周縁全周から上方に向けて延びるように形成(立設)された周側壁41bを備えている。周側壁41bの左側壁の下端部には、ケーシング41(後述する貯留部62)内と水供給管11bとを接続する第一ポート41b1が、左右方向に貫通するように配設されている。また、周側壁41bの左側壁の上方部には、ケーシング41(後述する貯留部62)内とケーシング41の外部とを接続する第二ポート41b2が、左右方向に貫通するように配設されている。
The water tank 14 (40) stores at least the condensed water from the
また、ケーシング41は、ケーシング41の内側に配設され、ケーシング41の内側を3つの部位50〜52に区画する第一側壁41cおよび第二側壁41dを備えている。
第一側壁41cは、底壁41aから上方に向けて延びるように筒状に形成(立設)されている。第一側壁41cの上端面が、周側壁41bの上端面と同じ高さになるように形成されている。第一側壁41cは、第一側壁41cの右側壁と、周側壁41bの右側壁の一部とが一体となるように形成されている。
The
The
また、第一側壁41cの内周面には、第一段部41c1および第二段部41c2が、上端側からこの順に形成されている。第一段部41c1および第二段部41c2は、第一側壁41cの内周面に全周に亘って形成されている。第一段部41c1は、第二ポート41b2より下方に位置するように形成されている(図2参照)。また、第一段部41c1には、第一段部41c1の全周に亘って溝部41c1aが形成されている。
さらに、第一側壁41cの右側壁の下端部には、第一側壁41cの内側(後述する水精製部60)とケーシング41の外部とを連通する第一連通穴41c3が形成されている。また、第一側壁41cの左側壁には、第一側壁41cの内側(後述する水精製部60)と第二側壁41dの内側(後述する逆流防止部61)とを連通する第二連通穴(特許請求の範囲の連通穴に相当)41c4が形成されている。第一連通穴41c3および第二連通穴41c4は、底壁41aより上方かつ第二段部41c2より下方にて、左右方向に貫通するように形成されている。また、第一連通穴41c3と第二連通穴41c4とを後述する同一の金型(スライド型)にて作製することができるように、第一連通穴41c3は、第二連通穴41c4と同軸に、かつ、第二連通穴41c4の径方向長さ(穴径)より第一連通穴41c3の径方向長さ(穴径)が大きくなるように形成されている。
Moreover, the 1st step part 41c1 and the 2nd step part 41c2 are formed in this order from the upper end side in the internal peripheral surface of the
Furthermore, the lower end part of the right side wall of the
第二側壁41dは、底壁41aから上方に向かって延びるように、右方を開放する水平方向断面U字状に形成(立設)されている。第二側壁41dの両開放端は、第一側壁41cの左側壁外面にそれぞれ接続されている(図3参照)。第二側壁41dの上端面は、周側壁41bの上端面より下方かつ第二ポート41b2より上方に位置するように形成されている(図2参照)。また、上述したように、第二ポート41b2が第一段部41c1より上方に位置するため、第二側壁41dの上端面は、第一段部41c1より上方に位置するように形成されている。
The
このように、ケーシング41の内側は、第一側壁41cおよび第二側壁41dによって区画され、3つの部位50〜52が形成されている。具体的には、第一側壁41cの内側に第一の部位50、第二側壁41dの内側に第二の部位51、および周側壁41bと第一側壁41cおよび第二側壁41dとの間に第三の部位52が形成されている。
Thus, the inner side of the
第一の部位50の第一段部41c1と第二段部41c2との間には、熱交換器12からの凝縮水を精製する水精製部60が配設されている。また、第二の部位51には、逆流防止部61が配設されている。第三の部位52には、貯留部62が配設されている。
水精製部60は、熱交換器12からの凝縮水を精製する部位である。水精製部60は、メッシュ60aおよび複数の水精製材60bを備えている。メッシュ60aは、第二段部41c2に配設され、凝縮水が通過可能に第一の部位50を区画する網状に形成されたものである。メッシュ60aは、水精製材60bの大きさより小さい網目に形成され、水精製材60bを支持する。水精製材60bは、メッシュ60aと第一蓋43との間に複数配設され、凝縮水を精製するものである。水精製材60bは、粒状の活性炭およびイオン交換樹脂によって構成されている。
Between the first step portion 41c1 and the second step portion 41c2 of the
The
逆流防止部61は、水精製部60と貯留部62との間に配設され、水精製部60からの凝縮水の貯留部62への流れを許容し、かつ、貯留部62に貯められた凝縮水の水精製部60への流れを防止する部位である。水タンク40内における凝縮水の流れについては後述する。
貯留部62は、水精製部60からの凝縮水を貯留する部位である。
このように、ケーシング41には、水精製部60、貯留部62および逆流防止部61が一体的に成型されている。
The
The
As described above, the
また、ケーシング41は、樹脂材料(例えば、ポリプロピレン)を用いて、一つの金型にて射出成型可能に形成されている。金型(図示なし)は、例えば、周側壁41bの上端面を基準として上下に分割されて形成されている。分割された上側の金型が可動型、下側の金型が固定型を構成する。さらに、金型において、周側壁41bの左側の部位には、第一ポート41b1および第二ポート41b2をそれぞれ形成するための左右方向にスライドする第一スライド型(図示なし)が配設される。また、金型において、周側壁41b(第一側壁41c)の右側の部位には、第一連通穴41c3および第二連通穴41c4を形成するための左右方向にスライドする第二スライド型(図示なし)が配設される。第一スライド型は、一つまたは二つのスライド型によって構成されている。第二スライド型は、一つのスライド型にて構成されている。
The
止水栓42は、図2に示すように、第一連通穴41c3の右端部に着脱可能に配設されている。止水栓42は、第一連通穴41c3に取り付けられている場合、第一連通穴41c3を液密に塞ぐ栓であり、第一連通穴41c3からの凝縮水の流出を規制する。一方、例えば凍結防止の理由から、水タンク40内の凝縮水を排出させる場合、止水栓42を第一連通穴41c3から取り外す。これにより、第一連通穴41c3から凝縮水がケーシング41の外部へ排出される。
As shown in FIG. 2, the
第一蓋43は、第一段部41c1に配設され、水精製部60を覆う蓋である。第一蓋43によって、水精製部60への異物等の侵入が抑制される。第一蓋43は、蓋部43a、突出部43bおよび導入管43cを有している。蓋部43aは、平面方形状の板状に形成され、蓋部43aの下面が第一段部41c1に接触している。突出部43bは、蓋部43aの下面の周縁全周から下方に突出するように形成されている。また、突出部43bは、溝部41c1aに嵌るように形成されている。導入管43cは、熱交換器12からの凝縮水を水精製部60に導入するものである。導入管43cは、蓋部43aを上下方向に貫通するとともに、蓋部43aの上面から上方に向かって延びるように配設されている。導入管43cの上端は、一端が凝縮水供給管12cに接続されて凝縮水が供給される接続管12c1の他端が接続されている。一方、導入管43cの他端は、水精製部60内に接続されている。
The
第二蓋44は、周側壁41bの上端面に配設され、ケーシング41の開口全体を覆う蓋である。第二蓋44によって、ケーシング41内への異物等の侵入が抑制される。第二蓋44は、蓋部44a、突出部44bおよび開口部44cを有している。蓋部44aは、平面方形状の板状に形成され、蓋部44aの下面が周側壁41bの上端面に接触している。突出部44bは、蓋部43aの下面の周縁全周から下方に突出するように形成されている。また、突出部44bの内側面は、周側壁41bの外周面に接触可能に形成されている。開口部44cは、接続管12c1が上下方向に貫通するように形成されている。
The
水位検出装置45は、貯留部62に貯留された凝縮水の水位Hを検出するものである。水位検出装置45は、第二蓋44に固定されている。水位検出装置45は、例えば、フロート式や、静電容量式の水位計である。水位検出装置45は、制御装置15と電気的に接続され、検出結果が制御装置15に送信されるようになっている。
The water
次に、熱交換器12からの凝縮水が、水精製部60に導入されて貯留部62に貯留されるまでの凝縮水の流れFについて、図2に示す矢印に沿って説明する。
熱交換器12からの凝縮水は、接続管12c1および第一蓋43の導入管43cを介して水精製部60の上端から水精製部60内に導入される。水精製部60内に導入された凝縮水は、自重にて水精製部60の上端から下方に向かって流れるとともに、水精製材60bによって精製される。水精製材60bによって精製された凝縮水は、水精製部60の下端からメッシュ60aを通過して第二連通穴41c4に導出され、逆流防止部61に導入される。
逆流防止部61に導入された凝縮水は、逆流防止部61を上方に向かって流れる。そして、この凝縮水は、逆流防止部61の上端(第二側壁41dの上端面)から溢れ出して、貯留部62に導入される。
Next, the flow F of the condensed water from when the condensed water from the
Condensed water from the
The condensed water introduced into the
貯留部62に導入された凝縮水は、貯留部62内に貯留される。貯留部62に貯留されている凝縮水の水位Hは、所定水位HSより低くなるように制御されている(後述する)。所定水位HSは、第二ポート41b2より下方に位置するように設定されている。また、所定水位HSは、熱交換器12から水タンク40に供給される凝縮水の流量(単位時間あたりの流量)が、水タンク40から蒸発部32に改質水として導出される凝縮水の流量である導出流量(単位時間あたりの流量)が一時的に下回るような場合においても、導出流量が確保できる程度の量に相当する水位Hである。所定水位HSは、水タンク40に供給される凝縮水の流量等が、予め実験等により実測されることにより設定されている。
貯留部62に貯留された凝縮水は、第一ポート41b1から水供給管11bへ、改質水ポンプ11b1によって導出される。
The condensed water introduced into the
The condensed water stored in the
また、貯留部62内の凝縮水は、逆流防止部61によって水精製部60に流入(逆流)しないようになっている。すなわち、貯留部62内の凝縮水の量が増加して、貯留部62内の凝縮水の水位Hが、第二ポート41b2に到達した場合、貯留部62内の凝縮水は、第二ポート41b2から外部に排出される。また、第二ポート41b2より上方に、第二側壁41dの上端面が位置している。よって、貯留部62内の凝縮水が逆流防止部61ひいては水精製部60に流入(逆流)しない。このように、第二ポート41b2(第二ポート41b2の内周面の下端)の位置が、貯留部62内の凝縮水の水位Hの上限である上限水位HLに相当する。
Further, the condensed water in the
また、第二の部位51(逆流防止部61)と第一の部位50(水精製部60)とが第二連通穴41c4にて連通しているため、第二の部位51および第一の部位50の凝縮水の水位は同じである。これにより、凝縮水が水タンク40に供給されている場合、第一の部位50の凝縮水の水位が、第一段部41c1より高い位置に位置するため、水精製部60内は、凝縮水が充満した状態にある。よって、水精製材60bが乾燥せず、水精製材60bの劣化が抑制される。
Moreover, since the 2nd site | part 51 (backflow prevention part 61) and the 1st site | part 50 (water refinement | purification part 60) are connected in the 2nd communication hole 41c4, the 2nd site |
次に、上述した燃料電池システムにおいて、制御装置15が、水路切替装置12aによって、熱交換器12と給水路SLとの連通と、熱交換器12と排水路DLとの連通(排水状態)とを切替える制御について、図4に示すフローチャートに沿って説明する。制御装置15は、燃料電池システムの起動運転中、発電運転中および停止運転中において、図4に示すフローチャートを実行する。
Next, in the fuel cell system described above, the
制御装置15は、ステップS102にて、水路切替装置12aを、熱交換器12と給水路SLとを連通状態にして、熱交換器12からの凝縮水を水タンク40に供給する。これにより、水タンク40に導入された凝縮水は、上述したように、水精製部60および逆流防止部61を通り、貯留部62内に流入するため、貯留部62内の凝縮水の量が増加して、貯留部62内の凝縮水の水位Hが上昇する。
In step S102, the
制御装置15は、ステップS104にて、水位検出装置45の検出結果に基づいて、凝縮水の水位Hが所定水位HS以上であるか否かを判定する。凝縮水の水位Hが所定水位HSより低い場合、制御装置15は、ステップS104にて「NO」の判定を繰り返し実行する。これにより、熱交換器12からの凝縮水が貯留部62内に継続して流入するため、貯留部62内の凝縮水の水位Hが上昇する。そして、凝縮水の水位Hが所定水位HS以上となった場合、制御装置15は、ステップS104にて「YES」の判定し、プログラムをステップS106に進める。
In step S104, the
制御装置15は、ステップS106(切替部)にて、水路切替装置12aを、熱交換器12と給水路SLとの連通状態から、熱交換器12と排水路DLとの連通状態に切替えて、熱交換器12からの凝縮水を水タンク40の外部に排出する。これにより、熱交換器12からの凝縮水は、水タンク40ひいては水精製部60に導入されずに、水タンク40に外部へ排出される。そして、制御装置15は、ステップS108にて、凝縮水の水位Hが所定水位HSより低くなったか否かを判定する。凝縮水の水位Hが所定水位HS以上である場合、制御装置15は、ステップS108にて「NO」の判定を繰り返し実行する。これにより、熱交換器12からの凝縮水は、水タンク40の外部へ継続して排出される。一方、例えば、貯留部62内の凝縮水が改質水として蒸発部32に供給されることにより、貯留部62内の凝縮水の量が減少して、凝縮水の水位Hが所定水位HSより低くなった場合、制御装置15は、ステップS108にて「YES」と判定し、プログラムをステップS102に戻して、凝縮水を水タンク40に再度供給する。
In step S106 (switching unit), the
次に、制御装置15が、図4に示すフローチャートを実行せず、熱交換器12からの凝縮水の全部が水タンク40に供給される場合について説明する。この場合、熱交換器12からの凝縮水の全部が水精製部60内を流通することで精製されて、逆流防止部61を通り、貯留部62に導入される。貯留部62内の凝縮水の量が増加して、貯留部62内の凝縮水の水位Hが上限水位HL以上になった場合、凝縮水が第二ポート41b2から排出される。
Next, the case where the
本第一実施形態によれば、燃料電池システムは、アノードガスとカソードガスとにより発電する燃料電池34と、燃料電池34からのアノードオフガスを燃焼させ、高温であり、かつ、水蒸気を含む燃焼排ガスを生成する燃焼部36と、燃焼部36からの燃焼排ガスを冷却かつ凝縮することにより凝縮水を生成する熱交換器12と、熱交換器12からの凝縮水を少なくとも貯留する水タンク14(40)と、を備えている。水タンク40は、熱交換器12からの凝縮水を精製する水精製材60bが配設された水精製部60と、水精製部60からの凝縮水を貯留する貯留部62と、水精製部60と貯留部62との間に配設され、水精製部60から貯留部62への凝縮水の流れを許容し、かつ、貯留部62から水精製部60への凝縮水の流れを防止する逆流防止部61と、を有するとともに、水精製部60、貯留部62および逆流防止部61が一体的に成型されたケーシング41を備えている。
これによれば、水タンク40のケーシング41は、3つの部位50〜52(水精製部60、貯留部62および逆流防止部61)が一体的に成型されているため、従来技術のように水精製部60を有する部位と他の部位とが着脱可能に連結されている場合に比べて、水タンク40のケーシング41を簡便に形成することができる。よって、水タンク40ひいてはシステム全体の低コスト化を図ることができる。
また、水精製部60は、熱交換器12からの凝縮水が自重にて水精製部60の上端から下方に向かって流通するように形成されている。よって、水精製部60内における凝縮水の流れを整流することができる。したがって、凝縮水の精製を効率良く行うことができる。
また、水精製部60内において、凝縮水が水精製部60の上端から下方に向かって流通するため、水精製材60bの舞い上がりを抑制することができる。
According to the first embodiment, the fuel cell system combusts the
According to this, the
Moreover, the water refinement |
Moreover, in the water refinement |
また、ケーシング41は、上方を開口する有底筒状に形成されるとともに、ケーシング41の底部(底壁41a)から上方に向かって延びるように形成され、ケーシング41の内側を3つの部位50〜52に区画する二つの側壁41c,41dを有している。水精製部60、貯留部62および逆流防止部61は、3つの部位50〜52にそれぞれ配設されている。水精製部60と逆流防止部61とを区画する第一側壁41cは、水精製部60と逆流防止部61とを連通する第二連通穴41c4を有している。
これによれば、ケーシング41に水精製部60と逆流防止部61とを連通する第二連通穴41c4が形成されているため、例えば、水タンク40の構成に、水精製部60と逆流防止部61とを接続する連通管をさらに追加する場合に比べ、水タンク40の組付工数を少なくすることができる。よって、水タンク40ひいてはシステム全体のコストの低コスト化を図ることができる。
The
According to this, since the 2nd communicating hole 41c4 which connects the water refinement |
また、燃料電池システムは、熱交換器12からの凝縮水を水タンク40に供給する給水路SLと、熱交換器12からの凝縮水を水タンク40の外部に排出する排水路DLと、熱交換器12と給水路SLとの連通と、熱交換器12と排水路DLとの連通とを切替える水路切替装置12aと、水タンク40に貯留された凝縮水の水位Hを検出する水位検出装置45と、水路切替装置12aを少なくとも制御する制御装置15と、をさらに備えている。制御装置15は、水路切替装置12aが熱交換器12と給水路SLとを連通している状態において、水位検出装置45によって検出された凝縮水の水位Hが所定水位HS以上である場合、水路切替装置12aによって熱交換器12と給水路SLとの連通から、熱交換器12と排水路DLとの連通に切り替える切替部(ステップS106)を有している。
これによれば、制御装置15の切替部は、貯留部62に貯留された凝縮水の水位Hが所定水位HS以上である場合、熱交換器12からの凝縮水を水タンク40に導入される前に水タンク40の外部に排出するため、水精製部60を流通する凝縮水の量を抑制することができる。よって、熱交換器12からの凝縮水の全部を水タンク40に導入されて水精製部60に流通させる場合に比べ、水精製材60bの寿命を長くすることができる。また、水精製材60bの長寿命化に基づいて、水精製材60bの量を低減する場合、水精製部60ひいては水タンク40のケーシング41をコンパクトに形成することができる。さらにこの場合、水タンク40ひいてはシステム全体の低コスト化を図ることができる。
In addition, the fuel cell system includes a water supply path SL that supplies condensed water from the
According to this, the switching unit of the
(第二実施形態)
次に、本発明による燃料電池システムの第二実施形態について、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。本第二実施形態の燃料電池システムは、図5に示す水タンク140を備えている。水タンク140は、第一実施形態の水タンク40と比べて、止水栓42に代えて連通管146を備える点が異なっている。
また、第二実施形態の第一側壁141cは、第一実施形態の第一側壁41cと比べて、連通穴41c3,41c4に相当する連通穴が形成されていない点が異なっている。さらに、第二実施形態の底壁141aは、第一実施形態の底壁41aと比べて、第一の部位50内とケーシング41の外部とを接続する第三ポート141a1、および第二の部位51内とケーシング41の外部とを接続する第四ポート141a2が、底壁141aを上下方向に貫通するように配設されている点が異なっている。そして、連通管146の一端が第三ポート141a1に接続され、連通管146の他端が第四ポート141a2に接続されている。これにより、水精製部60と逆流防止部61とが連通管146を介して底部(底壁141a)にて連通するようになっている。よって、水精製部60から導出される凝縮水は、連通管146を通って逆流防止部61に導入される。
(Second embodiment)
Next, the second embodiment of the fuel cell system according to the present invention will be described mainly with respect to differences from the first embodiment. The fuel cell system according to the second embodiment includes a
Further, the
また、ケーシング41を作製するための金型において、第三ポート141a1および第四ポート141a2は、底壁141aに上下方向に貫通するように配設されているため、金型が周側壁141bの上端面を基準として上下に分割されて形成されている場合、第三ポート141a1および第四ポート141a2は、上側または下側の金型によって作製可能である。
Further, in the mold for producing the
本第二実施形態によれば、ケーシング41は、上方を開口する有底筒状に形成されるとともに、ケーシング41の底部(底壁141a)から上方に向かって延びるように形成され、ケーシング41の内側を3つの部位50〜52に区画する二つの側壁141c,41dを有している。水精製部60、貯留部62および逆流防止部61は、3つの部位50〜52にそれぞれ配設され、水タンク140は、水精製部60と逆流防止部61とをケーシング41の底部(底壁141a)にて連通する連通管146をさらに備えている。
これによれば、本第二実施形態のケーシング41は、第一実施形態のケーシング41のように水精製部60と逆流防止部61とを連通する連通穴(第一実施形態における第二連通穴41c4)をケーシング41に形成する場合に比べて、スライド型を少なくすることができる。よって、第一実施形態のケーシング41の金型に比べて、本第二実施形態のケーシング41の金型を簡便な構成にすることができる。したがって、水タンク40ひいてはシステム全体の低コスト化を図ることができる。
According to the second embodiment, the
According to this, the
(各実施形態の第一変形例)
次に、上述した各実施形態における第一変形例について、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。上述した第一実施形態の水タンク40は、二つの蓋43,44を備えているが、これに代えて、本第一変形例の水タンク240は、図6に示すように、一つの蓋247を備えている。蓋247は、3つの部位50〜52の上方の全部を覆う蓋である。蓋247は、第二蓋44の蓋部44aに相当する蓋部247a、突出部44bに相当する第一突出部247b、第一蓋43の突出部43bに相当する第二突出部247c、および導入管43cに相当する導入管247dを備えている。また、ケーシング41は、蓋部247aによって水精製部60が覆われるように、第一段部41c1を設けずに、第二突出部247cが嵌る溝241c1aが第一側壁241cの上端面に設けられている。なお、図6は、第一実施形態の変形例を示しているが、第二実施形態においても、同様の変形例を構成することができる。
これによれば、各実施形態における二つの蓋43,44を一つの蓋247にて構成することができるため、各実施形態と比べて、水タンク240の部品点数を低減することができる。よって、水タンク240ひいては、システム全体の低コスト化を図ることができる。
(First modification of each embodiment)
Next, with respect to the first modified example in each of the above-described embodiments, portions different from the first embodiment will be mainly described. Although the
According to this, since two
(各実施形態の第二変形例)
次に、上述した各実施形態における第二変形例について、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。上述した第一実施形態の水タンク40においては、ケーシング41内が区画されることにより、3つの部位が形成されているが、本第二変形例の水タンク340においては、二つの周側壁を一体とし、さらに、一つの周側壁内が区画されることにより、3つの部位が形成されている。具体的には、本第二変形例のケーシング41は、図7および図8に示すように、右周側壁341eおよび左周側壁341fによって形成されている。右周側壁341eの左側壁と左周側壁341fの右側壁の一部が一体となるように形成されている。右周側壁341e内が第一の部位50に相当し、第一の部位50に水精製部60が配設されている。第一連通穴341e3が第一連通穴41c3に相当し、第二連通穴341e4が第二連通穴41c4に相当する。また、左周側壁341fの内側を2つの部位に区画する第二側壁41dが形成されている。第二側壁41dの内側が第二の部位51に相当し、第二の部位51に逆流防止部61が配設されている。第二側壁41dの外周面と左周側壁341fの内周面との間の部位が第三の部位52に相当し、第三の部位52に貯留部62が配設されている。また、第一蓋43は、第一の部位50を覆うように形成され、右周側壁341eの上端面に配設されている。第二蓋344は、第二の部位51および第三の部位52を覆うように形成され、左周側壁341fの上端面に配設されている。なお、図7および図8は、第一実施形態の第二変形例を示しているが、第二実施形態においても、同様の変形例を構成することができる。
(Second modification of each embodiment)
Next, regarding the second modification example in each of the above-described embodiments, portions different from the first embodiment will be mainly described. In the
(各実施形態の第三変形例)
次に、上述した各実施形態における第三変形例について、主に第一実施形態の第二変形例と異なる部分について説明する。上述した第二変形例の水タンク340のケーシング41の内側は、第二側壁41dによって区画されている。これに代えて、図9および図10に示す本第三変形例の水タンク440のケーシング41の左周側壁441fの内側は区画されていない。また、本第三変形例のケーシング41は、上述した第二変形例のケーシング41の連通穴341e3,341e4に相当する連通穴が形成されていない。そして、右周側壁441eの前側壁には、第一の部位50内とケーシング41の外部とを接続する第五ポート441e5が形成されている。また、左周側壁441fの前側壁には、第三の部位52内とケーシング41の外部とを接続する第六ポート441f3が形成されている。第五ポート441e5の一端は、図9に示すように、第一の部位50内に、底壁41aの上方かつメッシュ60aの下方にて接続されている。第六ポート441f3の一端は、第三の部位52内に、第二ポート441f2(第一実施形態の第二ポート41b2に相当)の上方かつ左周側壁441fの上端面の下方にて接続されている。さらに、水タンク440は、一端が第五ポート441e5の他端に接続され、他端が第六ポート441f3の他端に接続された連通管448を備えている。右周側壁441eの内側が第一の部位50に相当し、第一の部位50に水精製部60が配設されている。また、左周側壁441fの内側が第三の部位52に相当し、第三の部位52に貯留部62が配設されている。
(Third modification of each embodiment)
Next, regarding the third modification example in each of the above-described embodiments, portions different from the second modification example of the first embodiment will be mainly described. The inside of the
このように構成された本第三変形例の水タンク440において、熱交換器12からの凝縮水は、水精製部60に導入されて精製された後、連通管448を通り、貯留部62に導入される。第二ポート441f2ひいては貯留部62の凝縮水の上限水位HLより上方に第六ポート441f3が位置しているため、貯留部62に貯留された凝縮水が、連通管448へひいては水精製部60へ流入(逆流)しない。すなわち、連通管448、第五ポート441e5および第六ポート441f3によって、逆流防止部が構成されている。なお、図9および図10は、第一実施形態の第三変形例を示しているが、第二実施形態においても、同様の変形例を構成することができる。
In the
なお、上述した実施形態において、燃料電池システムの一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、上述した各実施形態および第一変形例において、ケーシング41の内側は、二つの側壁41c,41dによって区画されているが、これに代えて、ケーシング41の内側を三つ以上の側壁によって区画するようにしても良い。
In the above-described embodiment, an example of the fuel cell system has been described. However, the present invention is not limited to this, and other configurations can be adopted. For example, in each of the embodiments and the first modification described above, the inside of the
11(30)…燃料電池モジュール、11b…水供給管、12…熱交換器、12a…水路切替装置、12b…凝縮水流通管、12c…凝縮水供給管、12d…凝縮水排出管、14(40)…水タンク、15…制御装置、34…燃料電池、36…燃焼部、41…ケーシング、41a…底壁、41b…周側壁、41c…第一側壁、41c3…第一連通穴、41c4…第二連通穴(連通穴)、41d…第二側壁、42…止水栓、43…第一蓋、44…第二蓋、45…水位検出装置、50…第一の部位、51…第二の部位、52…第三の部位、60…水精製部、60b…水精製材、61…逆流防止部、62…貯留部、146…連通管、DL…排水路、HL…上限水位、HS…所定水位、SL…給水路。 11 (30) ... Fuel cell module, 11b ... Water supply pipe, 12 ... Heat exchanger, 12a ... Water path switching device, 12b ... Condensate water distribution pipe, 12c ... Condensate water supply pipe, 12d ... Condensate water discharge pipe, 14 ( 40) ... Water tank, 15 ... Control device, 34 ... Fuel cell, 36 ... Combustion part, 41 ... Casing, 41a ... Bottom wall, 41b ... Peripheral side wall, 41c ... First side wall, 41c3 ... First through hole, 41c4 ... 2nd communication hole (communication hole), 41d ... 2nd side wall, 42 ... Stop cock, 43 ... 1st lid, 44 ... 2nd lid, 45 ... Water level detection apparatus, 50 ... 1st site | part, 51 ... 1st 2nd part, 52 ... 3rd part, 60 ... Water purification part, 60b ... Water purification material, 61 ... Backflow prevention part, 62 ... Storage part, 146 ... Communication pipe, DL ... Drainage channel, HL ... Upper limit water level, HS ... predetermined water level, SL ... water supply channel.
Claims (4)
前記燃料電池からのアノードオフガスを燃焼させ、高温であり、かつ、水蒸気を含む燃焼排ガスを生成する燃焼部と、
前記燃焼部からの前記燃焼排ガスを冷却かつ凝縮することにより凝縮水を生成する熱交換器と、
前記熱交換器からの前記凝縮水を少なくとも貯留する水タンクと、を備えた燃料電池システムであって、
前記水タンクは、前記熱交換器からの前記凝縮水を精製する水精製材が配設された水精製部と、前記水精製部からの前記凝縮水を貯留する貯留部と、前記水精製部と前記貯留部との間に配設され、前記水精製部から前記貯留部への前記凝縮水の流れを許容し、かつ、前記貯留部から前記水精製部への前記凝縮水の流れを防止する逆流防止部と、を有するとともに、前記水精製部、前記貯留部および前記逆流防止部が一体的に成型されたケーシングを備えている燃料電池システム。 A fuel cell that generates electricity using anode gas and cathode gas;
A combustion section for combusting anode off-gas from the fuel cell, generating a combustion exhaust gas at high temperature and containing water vapor;
A heat exchanger that generates condensed water by cooling and condensing the flue gas from the combustion section;
A water tank that stores at least the condensed water from the heat exchanger, and a fuel cell system comprising:
The water tank includes a water purification unit provided with a water purification material that purifies the condensed water from the heat exchanger, a storage unit that stores the condensed water from the water purification unit, and the water purification unit. Between the water purification unit and the storage unit, and allows the flow of the condensed water from the water purification unit to the storage unit, and prevents the flow of condensed water from the storage unit to the water purification unit A fuel cell system comprising a casing in which the water purification unit, the storage unit, and the backflow prevention unit are integrally molded.
前記水精製部、前記貯留部および前記逆流防止部は、前記3つの部位にそれぞれ配設され、
前記水精製部と前記逆流防止部とを区画する側壁は、前記水精製部と前記逆流防止部とを連通する連通穴を有している請求項1記載の燃料電池システム。 The casing is formed in a bottomed cylindrical shape that opens upward, and is formed to extend upward from the bottom of the casing, and has a plurality of side walls that divide the inside of the casing into three parts. ,
The water purification unit, the storage unit, and the backflow prevention unit are respectively disposed in the three parts,
The fuel cell system according to claim 1, wherein a side wall that divides the water purification unit and the backflow prevention unit has a communication hole that communicates the water purification unit and the backflow prevention unit.
前記水精製部、前記貯留部および前記逆流防止部は、前記3つの部位にそれぞれ配設され、
前記水タンクは、前記水精製部と前記逆流防止部とを、前記ケーシングの前記底部にて連通する連通管をさらに備えている請求項1記載の燃料電池システム。 The casing is formed in a bottomed cylindrical shape that opens upward, and is formed to extend upward from the bottom of the casing, and has a plurality of side walls that divide the inside of the casing into three parts. ,
The water purification unit, the storage unit, and the backflow prevention unit are respectively disposed in the three parts,
The fuel cell system according to claim 1, wherein the water tank further includes a communication pipe that communicates the water purification unit and the backflow prevention unit at the bottom of the casing.
前記制御装置は、前記水路切替装置が前記熱交換器と前記給水路とを連通している状態において、前記水位検出装置によって検出された前記凝縮水の水位が所定水位以上である場合、前記水路切替装置によって前記熱交換器と前記給水路との連通から、前記熱交換器と前記排水路との連通に切り替える切替部を有している請求項1乃至請求項3の何れか一項記載の燃料電池システム。
The fuel cell system includes a water supply path for supplying condensed water from the heat exchanger to the water tank, a drainage path for discharging condensed water from the heat exchanger to the outside of the water tank, and the heat exchanger. And a water channel switching device that switches communication between the water supply channel and the heat exchanger and the drainage channel, a water level detection device that detects a water level of the condensed water stored in the water tank, and the water channel A control device for controlling at least the switching device,
When the water level switching device detects the water level of the condensed water detected by the water level detection device in a state where the water channel switching device communicates the heat exchanger and the water supply channel, the water channel 4. The switch according to claim 1, further comprising a switching unit that switches from communication between the heat exchanger and the water supply channel to communication between the heat exchanger and the drainage channel by a switching device. 5. Fuel cell system.
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