JP2016065406A - Partition device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、災害時の避難場所に設置して避難者のプライバシーを守る際などに用いて好適なパーティション装置に関する。 The present invention relates to a partition device that is suitable for installation in an evacuation area at the time of a disaster to protect the privacy of the refugee.
一般に、大雨や地震等が発生した際における地域の避難場所としては、学校の体育館や公共の大型施設等が指定される場合が多い。この場合、広い場所に多数の人たちが避難することになるため、少なくとも目隠しができるパーティションが存在すれば、各避難者のプライバシーを守るために好適であり、このような目的に使用できるパーティションも提案されている。 In general, a school gymnasium or a large public facility is often designated as a local evacuation site when heavy rain or an earthquake occurs. In this case, a large number of people will evacuate in a wide area, so if there is at least a partition that can be blindfolded, it is suitable for protecting the privacy of each refugee, and there are also partitions that can be used for such purposes. Proposed.
従来、この種のパーティションとしては、特許文献1に開示されるロール式可動間仕切及び特許文献2に開示されるパーテーションスタンドが知られている。同文献1に開示されるロール式可動間仕切は、引出し側端部の上端から下端までに取り付けられ、引き出されたスクリーンの縁部と引出し側立柱との間隔を上端が下端よりも大きくなるように、引出し側端部においての下端から上端に向かって傾斜した縁部を有するスクリーンと、スクリーンの引出し側の縁部の上端から下端まで係止し、スクリーンを引出し側立柱に接続させる接続部材と、接続部材の内部に設けられ、接続部材の上端とスクリーンの縁部の上端とを連結するスプリングと、を備え、接続部材の上端を引出し側立柱に引き寄せて接続することでスプリングを収縮させ、スクリーンの上端側をスプリングの復元力により緊張させ、スクリーンの面に発生する弛みを除去するようにしたものである。
Conventionally, as this type of partition, a roll-type movable partition disclosed in
また、同文献2に開示されるパーテーションスタンドは、台座を有し、床面に立設されるポールにベルト巻回リールを内蔵し、このベルト巻回リールに先端部にベルトエンドを有するパーテーションベルトを巻回したものにおいて、パーテーションベルトに、剛性を有する線状体からなる剛性横糸がベルトの幅方向にわたって織り込まれたシートを用いたものである。
Further, the partition stand disclosed in the
しかし、上述した従来のパーティション(ロール式可動間仕切,パーテーションスタンド)は、次のような問題点があった。 However, the above-described conventional partition (rollable movable partition, partition stand) has the following problems.
第一に、床面等の設置面に単に置いて使用することを想定しているため、単なる目隠しを目的とした、いわば静的な使用であれば、特に問題を生じることはないが、そうでない場合には、倒れ易い側面を有しているため、使用環境によっては無視できない問題を生じる。具体的には、地震発生による避難場所で使用する場合、余震等によって倒れる虞れがあるとともに、避難者のプライバシーを確保する目的で使用する場合、内側は子供を含む避難者の休む場所となるため、人が当たった際には容易に倒れてしまう虞れがある。しかも、倒れた場合、連鎖的に他の位置のパーティションも倒れてしまい、他の避難者に迷惑をかける事態を生じるとともに、立て直すための無用な労力と時間が強いられる。 First, since it is assumed that it is simply placed on the floor or other installation surface, it will not cause any problems if it is used statically for the purpose of mere blindfolding. If it is not, it has a side surface that tends to fall down, so that a problem that cannot be ignored depending on the use environment arises. Specifically, when used in an evacuation site due to the occurrence of an earthquake, there is a risk of falling due to an aftershock, etc., and when used for the purpose of ensuring the privacy of the refugee, the inside becomes a place where the refugees including children rest Therefore, when a person hits, there is a possibility of falling easily. In addition, if it falls, partitions at other positions also fall in a chain, causing troubles to other evacuees, and requiring unnecessary labor and time for rebuilding.
第二に、パーティションを倒れにくくするための何らかの固定手段(保持手段)を設ければよいがよいが、適切な手段が存在しないのが実情である。例えば、クギや粘着手段(両面接着テープ)等により一時的に床面に固定することは、施設の床面を傷つけることになり採用できない。また、パーティションの下端部に位置する台座等の重量を大きくし、容易に倒れなくすることも可能であるが、重量やサイズを相当に大きくしなければならず、取扱性や保管性の観点からはマイナス要因となり採用しにくい。さらに、パーテーションと他の柱等を紐等で接続することも考えられるが、紐等を張る作業が大変になるとともに、必ずしも汎用的に使用できるものではなく、しかも、迅速な対応が求められる緊急時には採用しにくい。 Second, it is sufficient to provide some fixing means (holding means) for making the partition difficult to fall over, but in reality there is no appropriate means. For example, temporarily fixing to the floor surface with nails or adhesive means (double-sided adhesive tape) will damage the floor surface of the facility and cannot be employed. Also, it is possible to increase the weight of the pedestal etc. located at the lower end of the partition and prevent it from falling easily, but the weight and size must be considerably increased, from the viewpoint of handling and storage Is a negative factor and difficult to adopt. In addition, it is conceivable to connect the partition and other pillars with a string, etc., but the work of tying the string, etc. becomes difficult, it is not necessarily universally usable, and an urgent need for quick response Sometimes difficult to adopt.
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したパーティション装置の提供を目的とするものである。 An object of the present invention is to provide a partition device that solves the problems in the background art.
本発明は、上記課題を解決するため、設置面Hの上に載置する基台部2と、下端3dが当該基台部2により支持され、かつ上方に起立するポール部3と、このポール部3に一端辺4s側が支持されるパーティションシート4又は一端辺Cs側が着脱可能となる別途のパーティション部材Cと、を備えるパーティション装置1を構成するに際して、基台部2に、操作によりセット位置Xs又はリリース位置Xrに変位可能な操作レバー部5と、この操作レバー部5のセット位置Xsで設置面Hに対して吸着状態になり、かつ操作レバー部5のリリース位置Xrで設置面Hに対して吸着解除状態になる吸盤機構部6を設けてなることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention provides a
この場合、本発明の好適な態様により、ポール部3は、硬質のパイプ部材Pにより一体形成することができる。一方、基台部2の上面2uには、上から差込んだポール部3の下端3dを保持可能な保持溝部11を形成することができる。また、操作レバー部5には、セット位置Xsで起立し、少なくとも先端部5sに、保持溝部11に差込んだポール部3の内部に嵌合可能な円柱ブロック部12を設けることができる。なお、操作レバー部5は、ポール部3を保持溝部11に差込んだ状態でセット位置Xs又はリリース位置Xrへ操作可能に構成することもでき、この際、ポール部3には、操作レバー部5のセット位置Xs又はリリース位置Xrへの操作を許容する開口部3oを設けることができる。他方、パーティションシート4は、ポール部3の内部に収容したロールカーテン機構Msにおけるカーテンにより構成し、このパーティションシート4をポール部3の周面部3fに形成した軸方向Dsに沿ったスリット部3sから外部に引出可能又は内部に巻取可能に構成できる。この際、ポール部3の周面部3fであって、軸方向Dsの一又は二以上の異なる各位置、かつ周方向Dfの一又は二以上の異なる各位置に、パーティションシート4の他端辺4t側を保持可能なシート係止部3fu…,3fd…を設けることができる。他方、パーティション部材Cとポール部3間には、当該ポール部3の軸方向Dsにおける一又は二以上の異なる位置にシート着脱部Cd…を設けることができる。
In this case, according to a preferred aspect of the present invention, the
このような構成を有する本発明に係るパーティション装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
The
(1) 基台部2に、設置面Hに対して吸着状態又は吸着解除状態にできる吸盤機構部6を設けてなるため、パーティション装置1を設置面Hに対して容易に固定できるとともに、使用後も容易に固定を解除し、容易に撤去できる。したがって、地震発生による避難場所で使用した場合であっても余震等による容易な倒れを回避できるとともに、人が当たって容易に倒れてしまう不具合を解消できるなど、特に、災害時の避難場所に設置して避難者のプライバシーを守る際などに用いて最適となる。
(1) Since the
(2) 吸盤機構部6は、操作レバー部5のセット位置Xsで設置面Hに対して吸着状態(固定状態)となり、かつ操作レバー部5のリリース位置Xrで吸着解除状態(固定解除状態)となるため、設置に際して設置面Hを傷付けることなく、容易かつ迅速に固定設置できる。しかも、大きさや重さは、単に載置して使用する一般基台とほとんど変わらないため、取扱性,保管性,低コスト性などを犠牲にすることなく、当該一般基台と同水準で実施できる。
(2) The suction
(3) 好適な態様により、ポール部3を硬質のパイプ部材Pにより一体形成すれば、汎用的な金属パイプ或いはプラスチックパイプ等を利用できるため、容易かつ低コストに実施できる。
(3) If the
(4) 好適な態様により、基台部2の上面2uに、上から差込んだポール部3の下端3dを保持可能な保持溝部11を形成すれば、基台部2に対してポール部3をいわばワンタッチで組付可能となるため、基台部2とポール部3を容易に一体化できるとともに、ポール部3を基台部2により確実に保持できる。
(4) If the
(5) 好適な態様により、操作レバー部5を構成するに際し、セット位置Xsで起立し、少なくとも先端に、保持溝部11に差込んだポール部3の内部に嵌合可能な円柱ブロック部12を設けて構成すれば、操作レバー部5によりポール部3を補助的に保持できるため、基台部2とポール部3を一体化した際の剛性をより高めることができるとともに、ポール部3により操作レバー部5を保護する補助的機能も確保できる。
(5) According to a preferred embodiment, when the
(6) 好適な態様により、操作レバー部5を構成するに際し、ポール部3を保持溝部11に差込んだ状態でセット位置Xs又はリリース位置Xrへ操作可能に構成すれば、使用状態において空気漏れ等により吸盤機構部6の吸盤機能が低下した場合であっても再操作により吸盤機能を容易に復帰させることができる。したがって、長期にわたり固定状態を維持できる。
(6) According to a preferred embodiment, when the
(7) 好適な態様により、ポール部3に、操作レバー部5のセット位置Xs又はリリース位置Xrへの操作を許容する開口部3oを形成すれば、ポール部3を保持溝部11に差込んだ状態でセット位置Xs又はリリース位置Xrに対する操作が実現可能になるため、操作レバー部5による再操作機能を容易かつ確実に実現できる。
(7) According to a preferred embodiment, if the opening 3o that allows the operation to the set position Xs or the release position Xr of the
(8) 好適な態様により、パーティションシート4を、ポール部3の内部に収容したロールカーテン機構Msのカーテンにより構成し、このパーティションシート4をポール部3の周面部3fに形成した軸方向Dsに沿ったスリット部3sから外部に引出可能又は内部に巻取可能に構成すれば、ポール部3の内部空間を利用した最適な実施形態として構築できる。
(8) According to a preferred embodiment, the
(9) 好適な態様により、ポール部3の周面部3fであって、軸方向Dsの一又は二以上の異なる各位置、かつ周方向Dfの一又は二以上の異なる各位置に、パーティションシート4の他端辺4t側を保持可能なシート係止部3fu…,3fd…を設ければ、オプション等による保持手段や部品類を別途用意する必要がなく、容易かつ低コストに実施できる。
(9) According to a preferred embodiment, the
(10) 好適な態様により、パーティション部材Cとポール部3間に、当該ポール部3の軸方向Dsにおける一又は二以上の異なる位置にシート着脱部Cd…を設ければ、パーティション部材Cとポール部3側を離脱可能にできるため、保管性及び携帯性の向上に寄与できるとともに、パーティション部材Cのメンテナンス(洗浄,交換等)の向上に寄与できる。
(10) According to a preferred embodiment, if the seat attaching / detaching portion Cd... Is provided between the partition member C and the
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。 Next, preferred embodiments according to the present invention will be given and described in detail with reference to the drawings.
まず、本実施形態に係るパーティション装置1の構成について、図1〜図6を参照して説明する。
First, the configuration of the
パーティション装置1は、図1に示すように、大別して、基台部2,ポール部3及びパーティションシート4を備える。
As shown in FIG. 1, the
基台部2は、床面等の設置面Hの上に載置する機能を有しており、図1〜図3に詳細構造を示す。基台部2は、本発明の要部構成、即ち、操作によりセット位置Xs又はリリース位置Xrに変位可能な操作レバー部5と、この操作レバー部5のセット位置Xsで設置面Hに対して吸着状態になり、かつ操作レバー部5のリリース位置Xrで設置面Hに対して吸着解除状態になる吸盤機構部6を備えている。
The
この場合、吸盤機構部6は、円形の基体部21sとこの基体部21sの下面周縁部から下方へ突出したリング形の周体部21fを有する基体盤21を備え、この周体部21fの下端面に、円形の吸盤22の周縁部を固定する。これにより、吸盤22と基体盤21間には密閉状の空間が形成される。なお、基体盤21は金属等の硬質素材により一体形成する。一方、基体盤21の上面には、ポール支持部23をを固定する。このポール支持部23は、合成樹脂等の硬質素材により、上下方向に所定の厚さを有する円盤ブロック状に形成し、上面2uには、後述するポール部3の下端3dを上から差込むことができる保持溝部11を形成する。これにより、保持溝部11に下端3dを差込んだポール部3を、上方に起立させた状態で支持(保持)することができる。このような保持溝部11を設ければ、基台部2に対してポール部3をいわばワンタッチで組付可能となるため、基台部2とポール部3を容易に一体化できるとともに、ポール部3を基台部2により確実に保持できる利点がある。そして、ポール支持部23の上面には、図1〜図3に示すように、切込状(スリット状)となるレバー取付部24を設ける。
In this case, the
一方、操作レバー部5は、一定の厚さを有するプレート部材により形成したレバー本体部31と、このレバー本体部31の先端(一端)に一体に設けた円柱ブロック部12を備える。円柱ブロック部12は、後述するポール部3の内部に嵌合可能に形成、即ち、ポール部3の内径よりもやや小径に形成し、あまり遊びが生じないようにしてポール部3の内部に挿入可能に形成する。また、レバー本体部31の他端は半円部31sとなるように形成し、この半円部31sの中心に対して円柱ブロック部12側へ所定幅Ls(図2参照)だけオフセットした位置に支軸32を固定する。これにより、支軸32は、レバー取付部24の内部に設けた軸受部33,33により回動自在に支持される。この場合、各軸受部33,33は上下に長くし、支軸32が所定範囲にわたって上下変位できるように形成する。この際、レバー本体部31の厚さ方向中央位置における支軸32の中心位置が、円形をなすポール支持部23(基体部21s)の中心に位置するように選定する。
On the other hand, the
これにより、操作レバー部5は、図1に示すように、上方に起立させたセット位置Xsと、図2(図3)に示すように、セット位置Xsからほぼ90〔゜〕傾倒させたリリース位置Xrに選択的に変位可能となる。この場合、リリース位置Xrでは、横たわったレバー本体部31が基体盤21の上面に対して平行に位置するように考慮するとともに、セット位置Xsでは基体盤21の上面に対して直角に起立するように考慮する。このため、ポール支持部23にはレバー本体部31に当接して位置規制する規制部23sを一体形成することが望ましい。このように、操作レバー部5を構成するに際し、セット位置Xsで起立し、少なくとも先端に、保持溝部11に差込んだポール部3の内部に嵌合可能な円柱ブロック部12を設けて構成すれば、操作レバー部5によりポール部3を補助的に保持できるため、基台部2とポール部3を一体化した際の剛性をより高めることができるとともに、ポール部3により操作レバー部5を保護する補助的機能も確保できる利点がある。
As a result, the operating
さらに、支軸32と吸盤22は変位伝達部34を介して連結する。変位伝達部34は、支軸32の両側位置に上端部を回動自在に取付け、かつ下端側を基体部21s及び吸盤22を貫通させることにより当該吸盤22の下面側に突出させた一対の伝達リンク34b,34bと、この伝達リンク34b,34bの下端に一体に設け、かつ吸盤22の下面に重ねた支持板34pを有する。これにより、操作レバー部5のセット位置Xsで設置面Hに対して吸着状態になり、かつ操作レバー部5のリリース位置Xrで設置面Hに対して吸着解除状態になる吸盤機構部6が構成される。なお、吸盤22の下面周縁部には比較的柔らかい素材により形成したシールリング35を固定する。
Further, the
他方、ポール部3は、硬質のパイプ部材Pにより一体形成する。これにより、ポール部3の下端3dは、上述した基台部2に形成した保持溝部11に対して上から差し込むことができるため、ポール部3は、下端3dが基台部2により支持され、かつ上方に起立可能となる。このように、ポール部3を硬質のパイプ部材Pにより一体形成すれば、汎用的な金属パイプ或いはプラスチックパイプ等を利用できるため、容易かつ低コストに実施できる利点がある。
On the other hand, the
また、パーティションシート4は、ポール部3の内部に収容したロールカーテン機構Msにおけるカーテンより構成する。したがって、図1に示すように、ポール部3の内部における下部位置(収容した円柱ブロック部12の上方)には、軸受部41を固定するとともに、ポール部3の上端3uには操作部42を回動自在に設ける。この場合、操作部42は、ポール部3の上端3uに回動自在に装着した回動部42r及びこの回動部42rの上面に設けたハンドル部42hにより構成する。なお、ハンドル部42hは使用位置と格納位置へ選択的に変位させることができる。そして、ロールカーテン機構Msのシャフト部43の上端を回動部42rの下面中心に固定するとともに、シャフト部43の下端は軸受部41の上面中心に回動自在に取付ける。さらに、ロールカーテン機構Msのカーテンを用いたパーティションシート4の一端辺4sはシャフト部43の周面に固定するとともに、パーティションシート4の他端辺4t側は、ポール部3の周面部3fに形成した軸方向Dsに沿ったスリット部3sから外部に引出可能又は内部に巻取可能に構成する。これにより、ポール部3の内部空間を利用した最適な実施形態として構築できる。
Further, the
一方、図4に示すように、ポール部3の周面部3fであって、軸方向Dsの一又は二以上の異なる各位置、かつ周方向Dfの一又は二以上の異なる各位置には、パーティションシート4の他端辺4t側を保持可能なシート係止部3fu…,3fd…を設ける。具体的には、図1及び図6(d)に示すように、パーティションシート4の他端辺4t側の上下位置に、シート係止部3fu…,3fd…に係止可能なフック部46,46を設けるとともに、シート係止部3fu…,3fd…をフック部46,46が係止する開口により形成した。なお、パーティションシート4は無地であってもよいし、図6(d)に示すようにデザインを施しても勿論よい。このように、ポール部3の周面部3fであって、軸方向Dsの一又は二以上の異なる各位置、かつ周方向Dfの一又は二以上の異なる各位置に、パーティションシート4の他端辺4t側を保持可能なシート係止部3fu…,3fd…を設ければ、オプション等による保持手段や部品類を別途用意する必要がなく、容易かつ低コストに実施できる利点がある。
On the other hand, as shown in FIG. 4, in the peripheral surface portion 3 f of the
次に、本実施形態に係るパーティション装置1の使用方法(設置方法)及び各部の機能について、図1〜図8を参照して説明する。
Next, the usage method (installation method) of the
図6(a)〜(d)には、パーティション装置1を設置する際における設置手順を示す。まず、基台部2を設置面Hに設置する。この際、基台部2における操作レバー部5はリリース位置Xrに傾しておく。これにより、図2に示すように、変位伝達部34は下降し、吸盤22は自らの弾性によりほぼ平坦となる状態に復帰している。したがって、この状態における吸盤機構部6が設置面Hに対する吸着解除状態になる。図6(a)はこの状態を示すとともに、矢印F1は基台部2の設置方向を示している。
6A to 6D show an installation procedure when installing the
基台部2を設置面Hに載置したなら、基台部2を一方の手で押さえ、他方の手で操作レバー部5を起立させる。即ち、図6(b)に示すように、操作レバー部5を矢印F2方向へ回動変位させ、セット位置Xsにする。これにより、図1(図2)に示すように、変位伝達部34は上方変位し、吸盤22を高さLsだけ上方へ変位させる。この結果、吸盤22の下方空間には負圧が発生し、設置面Hに対して吸着状態になる。この場合、支軸32の取付位置は、レバー本体部31の半円部31sの先端から離れる方向に、幅Lsだけオフセットしているため、操作レバー部5をほぼ90〔゜〕回動変位させることにより、吸盤22を高さLsだけ上方変位させることができる。
When the
次いで、ポール部3を用意し、図6(b)に示すように、ポール部3の下端3dを矢印F3方向から基台部2に装着する。即ち、ポール部3の下端3d開口に、操作レバー部5の円柱ブロック部12を挿入させるとともに、ポール部3の下端3dを保持溝部11に対して上から差し込む。この状態を図6(c)に示す。これにより、基台部2及びこの基台部2に支持されたポール部3の設置が終了する。
Next, the
ポール部3を設置したなら、パーティションシート4の他端4tに設けた把手紐48を引張り、ポール部3のスリット部3sからパーティションシート4を外部に引き出す。この状態を図6(d)に示す。そして、図7に仮想線で示すように、所定距離だけ離間して設置した他のパーティション装置1におけるポール部3に設けたシート係止部3fu,3fdに、引き出したパーティションシート4の他端4tに設けたフック部46,46を掛止する。これにより、一つのパーティション装置1の設置が終了する。図8は、多数のパーティション装置1…を組合わせて構成した仕切ブースHの一例を示している。このような仕切ブースHは、用途や設置場所に応じた様々な形状や大きさになるように構成することができる。なお、パーティション装置1を撤去する際には、フック部46,46をシート係止部3fu,3fdから外した後、操作部42におけるハンドル部42hを使用位置にし、回動部42rを回すことにより、パーティションシート4を巻取り、ポール部3の内部に収容できる。
If the
よって、このような本実施形態に係るパーティション装置1によれば、基台部2に、設置面Hに対して吸着状態又は吸着解除状態にできる吸盤機構部6を設けてなるため、パーティション装置1を設置面Hに対して容易に固定できるとともに、使用後も容易に固定を解除し、容易に撤去できる。したがって、地震発生による避難場所で使用した場合であっても余震等による容易な倒れを回避できるとともに、人が当たって容易に倒れてしまう不具合を解消できるなど、特に、災害時の避難場所に設置して避難者のプライバシーを守る際などに用いて最適となる。また、吸盤機構部6は、操作レバー部5のセット位置Xsで設置面Hに対して吸着状態(固定状態)となり、かつ操作レバー部5のリリース位置Xrで吸着解除状態(固定解除状態)となるため、設置に際して設置面Hを傷付けることなく、容易かつ迅速に固定設置できる。しかも、大きさや重さは、単に載置して使用する一般基台とほとんど変わらないため、取扱性,保管性,低コスト性などを犠牲にすることなく、当該一般基台と同水準で実施できる。
Therefore, according to the
次に、本実施形態に係るパーティション装置1の参考例及び各部の変更実施形態について、図5,図7,図9及び図10を参照して説明する。
Next, a reference example of the
図5は、基台部2の代替として使用可能な補助基台部2eを参考例として示す。設置場所によっては、平坦性に欠けた設置面Heとなる場合があり、この場合には、基台部2の設置が困難となることが想定される。したがって、補助基台部2eを用意しておくことにより、この補助基台部2eを補助的に使用できる。この補助基台部2eは、図5に示すように、金属素材により重さを確保した基盤71,この基盤71の下面に貼付けたゴム素材により形成した滑り止めシート72及び基盤71の上面に固定したプラスチック素材により形成したポール支持部73を備えており、ポール支持部73の中央位置にはポール部3の下端3dを上から差し込むことができる支持孔73sを有する。
FIG. 5 shows an auxiliary base part 2e that can be used as an alternative to the
ポール部3は、単純構造のパイプ部材Pにより形成するため、このような補助基台部2eを用意することにより、ポール部3の下端3dを上から差し込むことができ、容易に代替使用が可能である。この補助基台部2eを使用した場合であっても、隣接する他のパーティション装置1において基台部2を使用すれば、パーティション装置1…の容易な倒れは回避できる。
Since the
図7は、前述したように、設置状態のパーティション装置1を示したものであるが、この図7の中に、仮想線により変更実施形態となる追加構造を示した。まず、3eは変更実施形態に係るポール部を示す。このポール部3eは、基本形態となるポール部3の外周面に一又は二以上のサポートステー81…を取付けたものである。サポートステー81…は、一端をポール部3の外周面に回動可能に取付けたものであり、非使用時には、ポール部3の外周面に平行に沿わせて格納できるとともに、使用時には、ポール部3の外周面に対して斜め下方に位置させることにより、ポール部3を支えることができるようにした。これにより、ポール部3eの容易な倒れを防止でき、このようなサポートステー81…は必要に応じて使用できる。
FIG. 7 shows the
また、Cは変更実施形態に係るパーティション部材を示す。このパーティション部材Cは、ポール部3に対して、別途用意するものである。前述した図1に示したパーティション装置1は、ポール部3の内部に収容したロールカーテン機構Msにおけるカーテンをパーティションシート4として使用、即ち、パーティションシート4の一端辺4s側をポール部3に対して固定した構造となるが、図7に仮想線で示したパーティション部材Cは、一端辺Cs側を、ポール部3に対して着脱可能に構成したものである。このため、パーティション部材Cとポール部3間には、当該ポール部3の軸方向Dsにおける一又は二以上の異なる位置にシート着脱部Cd…を設けている。
C indicates a partition member according to the modified embodiment. This partition member C is prepared separately for the
このように、ポール部3に一端辺Cs側が着脱可能となる別途のパーティション部材Cを用いるとともに、このパーティション部材Cとポール部3間に、当該ポール部3の軸方向Dsにおける一又は二以上の異なる位置にシート着脱部Cd…を設けて構成すれば、パーティション部材Cとポール部3側は、離脱可能になるため、保管性及び携帯性の向上に寄与できるとともに、パーティション部材Cのメンテナンス(洗浄,交換等)の向上に寄与できる。
Thus, while using the separate partition member C from which one end side Cs side can be attached or detached to the
図9は、操作レバー部5の変更実施形態を示す。変更実施形態に係る操作レバー部5は、ポール部3を保持溝部11に差込んだ状態でセット位置Xs又はリリース位置Xrへ操作可能に構成したものである。このため、操作レバー部5は、図9に示すように、レバー本体部31の上部をL形に形成するとともに、ポール部3の周面部3fには軸方向に沿ったスリット部3oを形成し、操作レバー部5の上側先端をスリット部3oを通して外部に露出させた。したがって、前述した円柱ブロック部12は存在しない。なお、5mはレバー本体部31の上側先端に設けた把手部を示す。これにより、ポール部3を保持溝部11に差込んだ状態であっても、操作レバー部5は、図9に示すように、矢印Fr方向へほぼ90〔°〕にわたって回動操作することができ、起立するセット位置Xs又は傾倒するリリース位置Xrへ選択的に変位させることができる。
FIG. 9 shows a modified embodiment of the
このような変更実施形態によれば、使用状態において空気漏れ等により吸盤機構部6の吸盤機能が低下した場合であっても再操作により吸盤機能を容易に復帰させることができる。したがって、長期にわたり固定状態を維持できる。また、ポール部3に、操作レバー部5のセット位置Xs又はリリース位置Xrへの操作を許容する開口部3oを形成すれば、ポール部3を保持溝部11に差込んだ状態でセット位置Xs又はリリース位置Xrに対する操作が実現可能になるため、操作レバー部5による再操作機能を容易かつ確実に実現できる。図9において、その他、図1及び図2と同一部分(同一機能部分を含む)については同一符号を付し、その構成を明確化するとともに、その詳細な説明は省略した。
According to such a modified embodiment, even when the suction cup function of the suction
図10は、二つのパーティション装置1,1を一体化した、いわば連結式のパーティション装置ユニット1wを示す。したがって、基本的には、前述したポール支持部23を二つ含む連結ポール支持部23eとして一体成形したり、或いは二つのポール支持部23,23を連結部材23eにより連結して一体化させることにより実現できる。図10において、その他、図1〜図3と同一部分(同一機能部分を含む)については同一符号を付し、その構成を明確化するとともに、その詳細な説明は省略した。
FIG. 10 shows a so-called connected partition device unit 1w in which two
以上、好適実施形態(変更実施形態)について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。 The preferred embodiment (modified embodiment) has been described in detail above, but the present invention is not limited to such an embodiment, and the present invention is not limited to such a configuration, shape, material, quantity, numerical value, and the like. Any change, addition, or deletion can be made without departing from the scope of the above.
例えば、設置面Hは、直接面であるか間接面であるかは問わない。即ち、木製の床面に別途の平坦パネルを敷設した場合、当該平坦パネルの上面が設置面Hとなる。また、ポール部3は、硬質のパイプ部材Pにより一体形成することが望ましいが、伸縮構造に構成したり木製やプラスチック製の棒材などであってもよい。さらに、基台部2の上面2uに保持溝部11を形成した場合を示したが、組付時に、ポール部3の下端3dを保持することができる各種保持手段を適用できる。一方、操作レバー部5に円柱ブロック部12を設けた場合を示したが、必ずしも設けることを要しない。他方、パーティション部材Cは、例示したシートタイプのみならず、パネルタイプや蛇腹タイプなど、各種態様により実施できる。
For example, it does not matter whether the installation surface H is a direct surface or an indirect surface. That is, when a separate flat panel is laid on the wooden floor surface, the upper surface of the flat panel becomes the installation surface H. In addition, the
本発明に係るパーティション装置は、災害時の避難場所に設置する場合をはじめ、エリアの仕切り或いは目隠しなど、パーティションを必要とする各種用途に利用できる。 The partition device according to the present invention can be used for various applications that require a partition, such as partitioning of an area or blindfolding, as well as installation at an evacuation site in the event of a disaster.
1:パーティション装置,2:基台部,2u:基台部の上面,3:ポール部,3d:ポール部の下端,3o:ポール部の開口部,3f:ポール部の周面部,3fu…:シート係止部,3fd…:シート係止部,3s:ポール部のスリット部,4:パーティションシート,4s:パーティションシートの一端辺,4t:パーティションシートの他端辺,5:操作レバー部,5s:操作レバー部の先端部,6:吸盤機構部,11:保持溝部,12:円柱ブロック部,H:設置面,C:パーティション部材,Cs:パーティションシートの一端辺,Xs:セット位置,Xr:リリース位置,Xu:周面部の位置,Xd:周面部の位置,P:パイプ部材,Ms:ロールカーテン機構,Ds:軸方向,Df:周方向,Cs:パーティションシートの一端辺,Cd…:シート着脱部 1: partition device, 2: base part, 2u: upper surface of base part, 3: pole part, 3d: lower end of pole part, 3o: opening part of pole part, 3f: peripheral surface part of pole part, 3fu ...: Sheet locking part, 3fd ...: sheet locking part, 3s: slit part of pole part, 4: partition sheet, 4s: one end side of partition sheet, 4t: other side of partition sheet, 5: operation lever part, 5s : Tip part of operation lever part, 6: suction cup mechanism part, 11: holding groove part, 12: cylindrical block part, H: installation surface, C: partition member, Cs: one end side of partition sheet, Xs: set position, Xr: Release position, Xu: Position of peripheral surface portion, Xd: Position of peripheral surface portion, P: Pipe member, Ms: Roll curtain mechanism, Ds: Axial direction, Df: Circumferential direction, Cs: One end of partition sheet , Cd ...: seat detachable part
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- 2014-09-25 JP JP2014195486A patent/JP2016065406A/en active Pending
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