JP2016062763A - 照明制御システム及び照明制御方法 - Google Patents

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仁嗣 浦野
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Abstract


【課題】簡易な方法で無線通信における通信品質を確保して、照明設備を制御することができる照明制御システムを提供する。
【解決手段】制御部161が、無線通信部171のアドレスと、制御部172による照明部173の制御に係る所定のコマンドとを表す文字列を指定することで、コマンドを表す文字列を含むメッセージの送信を無線通信部162に対して指示するとともに、当該コマンドの送信を指示してから、当該コマンドに対する応答を受信するまでの応答時間の制限値を判定時間として設定し、制御部172が、無線通信部171が受信したメッセージに含まれているコマンドに応じた処理を実行するとともに、コマンドに応じた応答メッセージの送信を無線通信部171に対して指示し、制御部161が、判定時間内に応答メッセージが受信されたか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明制御システム及び照明制御方法に関する。
特許文献1に、照明器具等の省電力化を図るためのシステムの一例が記載されている。特許文献1に記載されているシステムでは、照明器具毎に照明器具のオン・オフや調光制御等を行う制御ユニットが設置される。そして、1台のコントローラによって各制御ユニットの動作が制御される。その際、各照明器具は、各制御ユニットに対応するアドレスを用いて特定される。
近年、電力を消費する設備機器の高効率化に加え、設備自動制御技術の進化、つまり、利用者の様々なニーズに答えつつ不要な電力を抑制するきめ細やかな制御が求められている。このような要求に対しては、例えば、ハードウェアにより近いレベルの制御を実現するためのソフトウェア、使い勝手の良いユーザインタフェースを実現するためのソフトウェア等の複数のソフトウェアを適切に連携させるということが課題となる。
ところで、照明機器については、DALI(Digital Addressable Lighting Interface)と呼ばれる照明制御通信プロトコルが、IECにおいて規格化されている。DALIは、主に複数の蛍光灯やLED(Light Emitting Diode)照明の調光を行うために使用される。このDALIは、伝送媒体として有線通信路を利用するものとして規定されている。
一方、センサの情報を収集するなどの目的で無線通信が利用されるようになってきた。同じ周波数帯で予定外の他のシステムが混在する場合には、無線通信の混信が生じることがある。このような混信が生じる状況であっても、所望の通信品質を確保する必要がある。
特開2014−39387号公報
しかしながら、無線通信の通信品質を確保しようとすると、複数のソフトウェアを利用してメッセージの交換を実施する構成が考えられる。例えば、XML(Extensible Markup Language )などのプロトコルでは、再送処理などにより通信品質を確保できるものであるが、再送処理を制御用に用いるのには適していない。特に、比較的通信速度が低い無線回線上で伝送するには、伝送に係る時間が揺らぐことから、要求メッセージからそれに対する応答メッセージまでの時間を厳密に管理することは困難である。
一方、上述したDALIでは、マスタからスレーブへ送信されるフォワードフレームと、フォワードフレームへの応答としてスレーブからマスタへ送信されるバックワードフレームとの間に時間的な制限が決められている。すなわち、DALIのように時間的な制約を有するソフトウェアと、無線通信を利用して通信する場合に用いるソフトウェアのように時間的な制約を守ることが難しいソフトウェアとを適切に連携させて通信品質を確保することが課題となる。
上記のとおり、無線通信を利用しつつ、簡易な方法で無線通信における通信品質を確保して、照明設備を制御できるように構成することは困難であった。
本発明は、上記のような事情を考慮してなされたものであり、簡易な方法で無線通信における通信品質を確保して、照明設備を制御することができる照明制御システム及び照明制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の照明制御システムは、第1制御部と、第1無線通信部とを有する制御装置と、第2無線通信部と、第2制御部と、照明部とを有する照明装置とを備える照明制御システムであって、前記第1制御部が、前記第2無線通信部のアドレスと、前記第2制御部による前記照明部の制御に係る所定のコマンドとを表す文字列を指定することで、前記コマンドを表す文字列を含むメッセージの送信を前記第1無線通信部に対して指示するとともに、当該コマンドの送信を指示してから、当該コマンドに対する応答を受信するまでの応答時間の制限値を判定時間として設定し、前記第1無線通信部が、前記第1制御部から指示された前記メッセージを送信し、前記第2無線通信部が、前記第1無線通信部が送信した前記メッセージを受信し、前記第2制御部が、前記第2無線通信部が受信した前記メッセージに含まれている前記コマンドに応じた処理を実行するとともに、前記コマンドに応じた応答メッセージの送信を前記第2無線通信部に対して指示し、前記第2無線通信部が、前記第2制御部から指示された前記応答メッセージを送信し、前記第1無線通信部が、前記第2無線通信部が送信した前記応答メッセージを受信し、前記第1制御部が、前記判定時間内に前記応答メッセージが受信されたか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明の他の照明制御システムは、前記コマンドが、DALIで規定されたコマンドに対応するものであることを特徴とする。
また、本発明の他の照明制御システムは、前記メッセージが、CoAP(Constrained Application Protocol)で規定された形式を有するものであることを特徴とする。
また、本発明の他の照明制御システムは、前記第1制御部が、前記第2無線通信部のアドレスと、前記第2制御部による前記照明部の制御に係る所定のコマンドとを表す文字列を、URI(Uniform Resource Identifier)として指定することを特徴とする。
また、本発明の照明制御方法は、第1制御部と、第1無線通信部とを有する制御装置と、第2無線通信部と、第2制御部と、照明部とを有する照明装置とを備える照明制御システムにおいて、第1制御部と、第1無線通信部とを有する制御装置と、第2無線通信部と、第2制御部と、照明部とを有する照明装置とを備える照明制御システムであって、前記第1制御部が、前記第2無線通信部のアドレスと、前記第2制御部による前記照明部の制御に係る所定のコマンドとを表す文字列を指定することで、前記コマンドを表す文字列を含むメッセージの送信を前記第1無線通信部に対して指示するとともに、当該コマンドの送信を指示してから、当該コマンドに対する応答を受信するまでの応答時間の制限値を判定時間として設定し、前記第1無線通信部が、前記第1制御部から指示された前記メッセージを送信し、前記第2無線通信部が、前記第1無線通信部が送信した前記メッセージを受信し、前記第2制御部が、前記第2無線通信部が受信した前記メッセージに含まれている前記コマンドに応じた処理を実行するとともに、前記コマンドに応じた応答メッセージの送信を前記第2無線通信部に対して指示し、前記第2無線通信部が、前記第2制御部から指示された前記応答メッセージを送信し、前記第1無線通信部が、前記第2無線通信部が送信した前記応答メッセージを受信し、前記第1制御部が、前記判定時間内に前記応答メッセージが受信されたか否かを判定することを特徴とする。
本発明によれば、第1制御部が、第2無線通信部のアドレスと、第2制御部による照明部の制御に係る所定のコマンドとを表す文字列を指定することで、コマンドを表す文字列を含むメッセージの送信を第1無線通信部に対して指示するとともに、第1制御部が、判定時間内に応答メッセージが受信されたか否かを判定する。この構成によれば、第2無線通信部のアドレスを用いてアクセスすることができるので、例えばDNS(Domain Name System)等の比較的アクセスに処理時間が掛かるシステムを使用しなくてよい。また、照明部を制御するコマンドを指定することができるので従来同様の制御を容易に行うことができる。さらに、判定時間内に応答メッセージが受信されたか否かを判定することで、例えば応答メッセージが正常な時間内に返されなかったことを認識し、その場合には、制御状態を再確認したり、コマンドを再送信したりすることができる。よって、本発明によれば、簡易な方法で無線通信における通信品質を確保して、照明設備を制御することができる。
本発明の一実施形態の照明制御システム1の構成例を示したブロック図である。 図1に示した照明制御システム1で使用されるURIの構成例を説明するための説明図である。 図1に示した照明制御システム1の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した照明制御システム1の他の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した照明制御システム1のさらに他の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図1に示した照明制御システム1で伝送されるメッセージの形式を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態の照明制御システム1の構成例を示したブロック図である。図1に示した照明制御システム1は、ビル管理システム11と、照明コントローラ12と、端末13と、有線用コントローラ14と、有線調光機能付照明装置15と、無線用コントローラ16とを備える。照明制御システム1は、さらに、無線調光機能付照明装置17と、無線ユニット18と、センサ19と、無線ユニット20と、ファン21と、外付無線ユニット22と、調光機能付照明装置23とを備える。
ビル管理システム11は、コンピュータとその周辺装置とを備えて構成されていて、コンピュータで所定のプログラムを実行することで、建物に設置された照明機器、空調機器等の設備の運転状態やエネルギーの消費量等を示すデータを蓄積、管理するための機能等を提供する。照明コントローラ12は、通信回線31を介してビル管理システム11に接続され、有線又は無線のLAN(Local Area Network)32を介して端末13に接続され、そして、RS−485等の通信線33及び34を介して有線用コントローラ14及び無線用コントローラ16に接続されている。ここで、RS−485は、米国電子工業会によって標準化されたシリアル通信の規格である。照明コントローラ12は、コンピュータとその周辺装置とを備えて構成されていて、コンピュータで所定のプログラムを実行することで、ビル管理システム11、端末13、有線用コントローラ14及び無線用コントローラ16との間で所定の信号を送受信し、有線調光機能付照明装置15、無線調光機能付照明装置17、センサ19、ファン21及び調光機能付照明装置23を制御する。
端末13は、コンピュータとその周辺装置とを備えて構成されていて、コンピュータで所定のプログラムを実行することで、利用者の指示に応じて照明コントローラ12にアクセスし、例えば有線調光機能付照明装置15、無線調光機能付照明装置17等に対する制御内容を設定あるいは変更したり、制御状況を監視したりする。
有線用コントローラ14は、例えばマイクロコンピュータを有して構成されていて、マイクロコンピュータで所定のプログラムを実行することで、例えば照明コントローラ12から受信した信号に基づき通信ケーブル35を介して接続されている有線調光機能付照明装置15を制御する。有線用コントローラ14は、例えばDALIに従ったコマンド及び通信信号を用いて、有線調光機能付照明装置15を制御する。有線調光機能付照明装置15は、LEDを光源とする照明であり、有線用コントローラ14から受信した制御信号に応じて光源を調光制御したり、オン・オフ制御したりする。
無線用コントローラ16は、制御部161と、無線通信部162とを有している。制御部161は、例えば通信機能、揮発性及び不揮発性のメモリ等を内蔵したマイクロコンピュータであり、不揮発性メモリに格納されているプログラムを実行することで、照明コントローラ12と通信したり、無線通信部162を介して無線調光機能付照明装置17等と通信したりする。無線用コントローラ16は、例えば照明コントローラ12から受信した信号に基づき無線通信部162を介して無線信号36を送受信することで無線調光機能付照明装置17を制御する。無線通信部162は、例えば、IEEE802.15.4等の所定の短距離無線ネットワーク規格に従った無線通信によって、無線調光機能付照明装置17のほか、無線ユニット18、無線ユニット20及び外付無線ユニット22との間で、所定の信号を送受信する。
無線調光機能付照明装置17は、無線通信部171と、制御部172と、照明部173とを備える。無線通信部171は、無線通信部162と同様に所定の短距離無線ネットワーク規格に従った無線通信を行う。制御部172は、例えば通信機能、揮発性及び不揮発性のメモリ等を内蔵したマイクロコンピュータであり、不揮発性メモリに格納されているプログラムを実行することで、無線通信部171を介して無線用コントローラ16と通信したり、照明部173を制御したりする。照明部173は、例えばLEDを光源とする照明である。制御部172は、無線用コントローラ16から受信したメッセージに応じて照明部173を調光制御したり、オン・オフ制御したりする。
無線ユニット18は、所定の通信線40を介してセンサ19から出力された所定の検知信号を入力したり、所定の短距離無線ネットワーク規格に従った無線通信によって、無線通信部162との間で無線信号37を送受信したりする。センサ19は、例えば温度、湿度、照度等の検知器であり、検知結果を表す信号を、無線ユニット18を介して無線用コントローラ16に送信する。
無線ユニット20は、所定の通信線41を介してファン21に対して所定の制御信号を出力したり、所定の短距離無線ネットワーク規格に従った無線通信によって、無線通信部162との間で無線信号38を送受信したりする。ファン21は、扇風機あるいは換気扇であり、無線用コントローラ16が送信した所定の制御信号を無線ユニット20を介して受信して、扇風機あるいは換気扇をオン・オフ制御したり、回転速度を制御したりする。
外付無線ユニット22と、調光機能付照明装置23とは、組み合わせることで、無線調光機能付照明装置17と同等の機能を有する照明装置として動作する。外付無線ユニット22は、無線通信部221と、制御部222とを有する。外付無線ユニット22と、調光機能付照明装置23とは、通信ケーブル42を介して接続されている。調光機能付照明装置23は、照明部231を備える。無線通信部221は、無線通信部171と同等の構成であり、無線通信部162との間で、所定の短距離無線ネットワーク規格に従い、無線信号39を用いて所定の信号を送受信する。制御部222は、例えば通信機能、揮発性及び不揮発性のメモリ等を内蔵したマイクロコンピュータであり、不揮発性メモリに格納されているプログラムを実行することで、無線通信部221を介して無線用コントローラ16と通信したり、照明部231を制御したりする。照明部231は、例えばLEDを光源とする照明である。制御部222は、無線用コントローラ16から受信したメッセージに応じて照明部231を調光制御したり、オン・オフ制御したりする。
図1に示した構成では、無線通信部162、無線通信部171、無線ユニット18、無線ユニット20及び無線通信部221には、次の形式の無線アドレスが設定され、その無線アドレスを宛先及び送信元に設定した無線通信が実行される。無線アドレスは、例えば、PAN ID(Personal Area Network 識別子)とショートアドレスとから構成することができる。PAN IDは、ネットワーク・グループを認識するための16ビットの識別子である。そして、ショートアドレスは、ネットワークで管理デバイス等が動的に割り当てる16ビットのアドレスである。
また、制御部161と、制御部172、制御部222、無線ユニット18及び無線ユニット20との間では、例えばCoAPに従ったメッセージがやりとりされる。CoAPは、REST(Representational State Transfer)に従い、M2M(Machine to Machine)に適したプロトコルの1つである。CoAPは、パケットヘッダが小さいこと、ステートレスな単一メッセージの交換を行うこと等の特長がある。例えば、制御部161が、制御部172に対して照明部173を制御するためのコマンドを示すCoAPメッセージを送信する場合、次の形式のURIと、CoAPメソッドの種類とを指定し、さらに、必要に応じてパラメータを指定して、無線通信部162に対してCoAPメッセージを含む無線信号の送信を指示する。図2は、URIの構成例を示した説明図である。
図2(a)はURIの一般的な形式を示し、図2(b)はリソース<resource>の一形式を示し、そして、図2(c)はURIの具体例を示している。本実施形態で、CoAPメッセージを送信する場合のURIの先頭にURIスキームを表す「coap」が配置される。次に、「coap」に続けて記号「://」を挟んで、宛先の無線アドレスを示すPANID<panid>と、さらに記号「:」を挟んで、ショートアドレス<short address>とが配置される。<panid>と<short address>は16進数で表記される。さらに、記号「/」を挟んで、リソース名<resource>が続く。そして、記号「?」を挟んで、クエリパラメータ<query>が続く。本実施形態において、リソース名<resource>は、例えば制御部172による照明部173の制御あるいは制御部222による照明部231の制御に係る所定のコマンドを表す文字列である。
リソース名<resource>は、例えば、図2(b)に示した形式をとる。すなわち、図2(b)に示した「levels」と「actual」は、DALIで規定された調光レベルを操作するコマンドのうちの「DIRECT ARC POWER CONTROL」コマンド(=フェードタイムに従って任意の調光レベルに調光するコマンド)又は「QUERY ACTUAL LEVEL」コマンド(=現在の調光レベルを問い合わせるコマンド)を表している。2つコマンドのうちのどちらを表すのかはCoAPメッセージに指定されるCoAPメソッドの種類によって決まる。また、<channel>は、例えば無線通信部171又は無線通信部221が複数の出力チャネルを有する場合に、チャネル番号を指定する値が設定される。例えば、出力チャネルが1チャネルの場合、<channel>=<0>と設定する。
CoAPメソッドは、GET、PUT、POST、DELETEの4種類である。GETはURIで識別されたリソースに対応する情報を取得するメソッドである。PUTはメッセージに含まれるデータでURIで識別されたリソースを更新又は作成することを要求するメソッドである。POSTは、メッセージに含まれるデータに対して処理を要求するメソッドである。そして、DELETEは、URIで識別されたリソースの削除を要求するメソッドである。
例えば、CoAPメソッドが「PUT」である場合、リソース名<resource>が図2(b)に示した「/levels/<channel>/actual」であるときは<channel>に対して、「DIRECT ARC POWER CONTROL」コマンドの実行が指示される。この場合、CoAPメッセージには、調光レベルを示すデータが同封される。他方、CoAPメソッドが「GET」である場合、リソース名<resource>が図2(b)に示した「/levels/<channel>/actual」であるときは<channel>に対して、「QUERY ACTUAL LEVEL」コマンドの実行が指示される。この場合、CoAPメッセージには、特にパラメータを示すデータを含まなくてよい。
図2(c)に示したURIの具体例は、例えば無線通信部171のアドレスが「0021:1E94」であるとすると、PAN IDが0x0021、ショートアドレスが0x1E94である無線通信部171が接続された制御部172に対して、「/levels/0/actual」で表される「DIRECT ARC POWER CONTROL」コマンド又は「QUERY ACTUAL LEVEL」コマンドの実行を指示する情報となる。
なお、図2を参照して説明したリソース名は一例であって、リソース名はDALIの他のコマンドに対応させて他に複数種類用意することが可能である。
なお、CoAPメッセージの形式は、図6に示すように、フィールド51〜59から構成されている。2ビットのフィールド51はCoAPのバージョン番号を表す。2ビットのフィールド52はメッセージのタイプを表す。メッセージが、Conformable(応答を要求するメッセージ)なのか、Non−Conformable(応答を要求しないメッセージ)なのか、Acknowledgement(肯定のメッセージ)なのか、あるいは、Reset(リセットを求めるメッセージ)なのかを表す。
4ビットのフィールド53は、トークン長を表す。トークンは、リクエストメッセージとレスポンスメッセージとを照合するための連続した番号であり、0から8バイトの長さに設定することができる。8ビットのフィールド54は、メッセージのコードを表す。メッセージのコードはクラスを表す3ビットと、詳細を表す5ビットのデータに分けられる。クラスには、メッセージがリクエストであることを示すもの、メッセージが成功したレスポンスであることを示すもの、メッセージがクライアントのエラーレスポンスであることを示すもの、メッセージがサーバのエラーレスポンスであることを示すもの等がある。また、詳細には、CoAPのメソッドがGET、PUT、POST又はDELETEのいずれであるかを示すデータ、レスポンスの内容を示すデータ等が定義されている。16ビットのフィールド55は、メッセージID(識別子)を表す。メッセージIDは、メッセージを一意に識別する情報であり、メッセージの重複を検知したり、リクエストとレスポンス、あるいはConformableとNon−Comfortableとを照合したりするために使用される。
以上のフィールド51から55がCoAPメッセージのヘッダである。フィールド56から59は任意のフィールドである。フィールド56にはトークン長を示すフィールド53で指定された長さのトークンの値が格納される。フィールド57には0又は複数バイトのオプションの情報が格納される。オプションの情報には、URIパスを示すデータ(図2では<resource>として示した文字列)等がある。
フィールド59は、オプションのペイロードの情報が格納される。ペイロードには例えば調光レベルの指示値を格納することができる。このフィールド59に対しては、図6ではフィールド58として示した固定された1バイト(0xFF)のデータが前に付けられる。
次に、図3を参照して、図1に示した無線用コントローラ16と無線調光機能付照明装置17との間のメッセージのやりとりについて一例を示して説明する。図3に示した例では、無線通信部171の無線アドレスが「0021:1E94」に設定されているものとする。
いま、制御部161において、無線調光機能付照明装置17に対して発行すべきコマンドが発生したとする(S11)。例えば、制御部161が実行しているアプリケーションプログラムが、時刻の情報や、センサ19から取得した情報等に基づき自らコマンドの発行を決定した場合、照明コントローラ12からコマンドの発行が指示された場合、端末13から利用者の操作に応じてコマンドの発行が指示された場合等にコマンドの発行が行われる。この例では、S11において、無線通信部171のチャネル0に対して、現在の調光レベルを問い合わせるコマンドの発行が決定されたものとする。
制御部161は、当該コマンドを無線調光機能付照明装置17に対して発行した場合に予想される応答メッセージの到着時間帯を算出し、判定時間として設定する(S12)。制御部161は、後述するS19において、判定時間より前あるいは後に応答メッセージが到着した場合には、なんらかの問題が生じた可能性があると判定する。
次に、制御部161は、URIを「coap://0021:1E94/levels/0/actual」と指定し、CoAPメソッドを「GET」としたメッセージの送信を、無線通信部162に対して指示する(S13)。無線通信部162は、CoAPメッセージのヘッダにメソッドが「GET」である旨のデータと、オプションを格納するフィールドにURIパス(すなわちリソース)が「/levels/0/actual」であることを示すデータとを格納したCoAPメッセージを作成する。そして、無線通信部162は、作成したCoAPメッセージを無線パケットのペイロードに含む無線パケットを生成し、自装置に設定された無線アドレスを送信元アドレス、無線通信部171の無線アドレス「0021:1E94」を送信先アドレスとし、所定の無線プロトコルに従って無線パケットを送信する(S14)。
次に、無線通信部171は、自装置宛ての無線パケットを受信し、CoAPメッセージを取り出して、CoAPメソッドが「GET」であり、リソースが「/levels/0/actual」であること等を示すデータを制御部172に対して引き渡す(S15)。制御部172は、CoAPメソッドが「GET」であること及びリソースが「/levels/0/actual」であることから、指示されたコマンドが、DALIによる「QUERY ACTUAL LEVEL」コマンドであることを認識する。そして、制御部172は、コマンドの実行結果として、照明部173の現在の調光レベルの値(「0x80」とする)を内容とする応答メッセージの返送を無線通信部171に対して指示する(S16)。
無線通信部171は、制御部172の指示に応じて、CoAPヘッダにコード「2.05」(Content)を格納し、ペイロードに「0x80」を格納したCoAPメッセージを作成する。そして、無線通信部162は、作成したCoAPメッセージを無線パケットのペイロードに含む無線パケットを生成し、自装置に設定された無線アドレスを送信元アドレス、無線通信部162の無線アドレスを送信先アドレスとし、所定の無線プロトコルに従って無線パケットを送信する(S17)。次に、無線通信部162は、自装置宛ての無線パケットを受信し、CoAPメッセージを取り出して、CoAPヘッダのコードが「2.05」(Content)であり、ペイロードに「0x80」が格納されていること等を示すデータを制御部161に対して引き渡す(S18)。
制御部161は、S13で送信を指示した要求メッセージ(すなわちリクエストメッセージ)に対する応答メッセージ(すなわちレスポンスメッセージ)を無線通信部162から受け取った時刻が、S12で設定した判定時間内であるか否かを判定する(S19)。制御部161は、判定時間内であると判定した場合、例えば応答メッセージが含む現在の調光レベルに基づき、データを記録したり、照明コントローラ12へ取得したデータを転送したりする所定の処理を行う。他方、判定時間より早いあるいは遅いと判定した場合、制御部161は、例えば、同一のコマンドを指示する要求メッセージを再度発行したり、判定時間内に応答メッセージを受信できなかった旨を照明コントローラ12へ通知する処理を行ったりする。
次に、図4を参照して、図1に示した無線用コントローラ16と無線調光機能付照明装置17との間のメッセージのやりとりについて他の例を示して説明する。図4に示した例では、無線通信部171の無線アドレスが「0021:1E94」に設定されているものとする。
いま、制御部161において、無線調光機能付照明装置17に対して発行すべきコマンドが発生したとする(S31)。この例では、S31において、無線通信部171のチャネル0に対して、現在の調光レベルを「0x50」に調光するコマンドの発行が決定されたものとする。
制御部161は、当該コマンドを無線調光機能付照明装置17に対して発行した場合に予想される応答メッセージの到着時間帯を算出し、判定時間として設定する(S32)。制御部161は、後述するS40において、判定時間より前あるいは後に応答メッセージが到着した場合には、なんらかの問題が生じた可能性があると判定する。
次に、制御部161は、URIを「coap://0021:1E94/levels/0/actual」と指定し、CoAPメソッドを「PUT」とし、さらにペイロードに調光レベルの指示値「0x50」を格納したメッセージの送信を、無線通信部162に対して指示する(S33)。無線通信部162は、CoAPメッセージのヘッダにメソッドが「PUT」である旨のデータと、オプションを格納するフィールドにURIパス(すなわちリソース)が「/levels/0/actual」であることを示すデータと、ペイロードに指示値「0x50」を示すデータとを格納したCoAPメッセージを作成する。そして、無線通信部162は、作成したCoAPメッセージを無線パケットのペイロードに含む無線パケットを生成し、自装置に設定された無線アドレスを送信元アドレス、無線通信部171の無線アドレス「0021:1E94」を送信先アドレスとし、所定の無線プロトコルに従って無線パケットを送信する(S34)。
次に、無線通信部171は、自装置宛ての無線パケットを受信し、CoAPメッセージを取り出して、CoAPメソッドが「PUT」であり、リソースが「/levels/0/actual」であり、そして、ペイロードに格納されているデータの内容が「0x50」であること等を示すデータを制御部172に対して引き渡す(S35)。制御部172は、CoAPメソッドが「PUT」であること及びリソースが「/levels/0/actual」であることから、指示されたコマンドが、DALIによる「DIRECT ARC POWER CONTROL」コマンドであることを認識する。そして、制御部172は、調光レベルを指示値「0x50」/「0xFE」(0xFEは調光レベル100%の指示値)×100%のデューティー比(=オン/(オン+オフ)時間比)とするための制御信号を生成し、照明部173に対して出力する(S36)。そして、制御部172は、コマンドの実行結果として、照明部173の変更後の現在の調光レベルの値(「0x50」)を内容とする応答メッセージの返送を無線通信部171に対して指示する(S37)。
無線通信部171は、制御部172の指示に応じて、CoAPヘッダにコード「2.04」(Changed)を格納し、ペイロードに「0x50」を格納したCoAPメッセージを作成する。そして、無線通信部171は、作成したCoAPメッセージを無線パケットのペイロードに含む無線パケットを生成し、自装置に設定された無線アドレスを送信元アドレス、無線通信部162の無線アドレスを送信先アドレスとし、所定の無線プロトコルに従って無線パケットを送信する(S38)。次に、無線通信部162は、自装置宛ての無線パケットを受信し、CoAPメッセージを取り出して、CoAPヘッダのコードが「2.04」(Changed)であり、ペイロードに「0x50」が格納されていること等を示すデータを制御部161に対して引き渡す(S39)。
制御部161は、S33で送信を指示した要求メッセージ(すなわちリクエストメッセージ)に対する応答メッセージ(すなわちレスポンスメッセージ)を無線通信部162から受け取った時刻が、S32で設定した判定時間内であるか否かを判定する(S40)。制御部161は、判定時間内であると判定した場合、例えば応答メッセージが含む現在の調光レベルに基づき、データを記録したり、照明コントローラ12へ取得したデータを転送したりする所定の処理を行う。他方、判定時間より早いあるいは遅いと判定した場合、制御部161は、例えば、同一のコマンドを指示する要求メッセージを再度発行したり、現在の調光レベルを問い合わせるコマンドを発行したり、判定時間内に応答メッセージを受信できなかった旨を照明コントローラ12へ通知する処理を行ったりする。
次に、図5を参照して、図1に示した無線用コントローラ16と外付無線ユニット22及び調光機能付照明装置23との間のメッセージのやりとりについて説明する。図5に示した例では、無線通信部221の無線アドレスが「0021:1E95」に設定されているものとする。
いま、制御部161において、調光機能付照明装置23に対して発行すべきコマンドが発生したとする(S51)。この例では、S51において、無線通信部221のチャネル0に対して、現在の調光レベルを「0x50」に調光するコマンドの発行が決定されたものとする。
制御部161は、当該コマンドを調光機能付照明装置23に対して発行した場合に予想される応答メッセージの到着時間帯を算出し、判定時間として設定する(S52)。制御部161は、後述するS60において、判定時間より前あるいは後に応答メッセージが到着した場合には、なんらかの問題が生じた可能性があると判定する。
次に、制御部161は、URIを「coap://0021:1E95/levels/0/actual」と指定し、CoAPメソッドを「PUT」とし、さらにペイロードに調光レベルの指示値「0x50」を格納したメッセージの送信を、無線通信部162に対して指示する(S53)。無線通信部162は、CoAPメッセージのヘッダにメソッドが「PUT」である旨のデータと、オプションを格納するフィールドにURIパス(すなわちリソース)が「/levels/0/actual」であることを示すデータと、ペイロードに指示値「0x50」を示すデータとを格納したCoAPメッセージを作成する。そして、無線通信部162は、作成したCoAPメッセージを無線パケットのペイロードに含む無線パケットを生成し、自装置に設定された無線アドレスを送信元アドレス、無線通信部221の無線アドレス「0021:1E95」を送信先アドレスとし、所定の無線プロトコルに従って無線パケットを送信する(S54)。
次に、無線通信部221は、自装置宛ての無線パケットを受信し、CoAPメッセージを取り出して、CoAPメソッドが「PUT」であり、リソースが「/levels/0/actual」であり、そして、ペイロードに格納されているデータの内容が「0x50」であること等を示すデータを制御部222に対して引き渡す(S55)。制御部222は、CoAPメソッドが「PUT」であること及びリソースが「/levels/0/actual」であることから、指示されたコマンドが、DALIによる「DIRECT ARC POWER CONTROL」コマンドであることを認識する。そして、制御部222は、調光レベルを指示値「0x50」/「0xFE」(0xFEは調光レベル100%の指示値)×100%のデューティー比(=オン/(オン+オフ)時間比)とするためのPWM信号等を出力し、照明部231を制御する(S56)。そして、制御部222は、コマンドの実行結果として、照明部231の変更後の現在の調光レベルの値(「0x50」)を内容とする応答メッセージの返送を無線通信部221に対して指示する(S57)。
無線通信部221は、制御部222の指示に応じて、CoAPヘッダにコード「2.04」(Changed)を格納し、ペイロードに「0x50」を格納したCoAPメッセージを作成する。そして、無線通信部221は、作成したCoAPメッセージを無線パケットのペイロードに含む無線パケットを生成し、自装置に設定された無線アドレスを送信元アドレス、無線通信部162の無線アドレスを送信先アドレスとし、所定の無線プロトコルに従って無線パケットを送信する(S58)。次に、無線通信部162は、自装置宛ての無線パケットを受信し、CoAPメッセージを取り出して、CoAPヘッダのコードが「2.04」(Changed)であり、ペイロードに「0x50」が格納されていること等を示すデータを制御部161に対して引き渡す(S59)。
制御部161は、S53で送信を指示した要求メッセージ(すなわちリクエストメッセージ)に対する応答メッセージ(すなわちレスポンスメッセージ)を無線通信部162から受け取った時刻が、S52で設定した判定時間内であるか否かを判定する(S60)。制御部161は、判定時間内であると判定した場合、例えば応答メッセージが含む現在の調光レベルに基づき、データを記録したり、照明コントローラ12へ取得したデータを転送したりする所定の処理を行う。他方、判定時間より早いあるいは遅いと判定した場合、制御部161は、例えば、同一のコマンドを指示する要求メッセージを再度発行したり、現在の調光レベルを問い合わせるコマンドを発行しやり、判定時間内に応答メッセージを受信できなかった旨を照明コントローラ12へ通知する処理を行ったりする。
以上のように、本実施形態によれば、制御部161が、無線通信部171又は221のアドレスと、制御部172又は222による照明部173又は231の制御に係る所定のコマンドとを表す文字列を指定することで、コマンドを表す文字列を含むメッセージの送信を無線通信部162に対して指示するとともに、制御部161が、判定時間内に応答メッセージが受信されたか否かを判定する。この構成によれば、無線通信部171又は221のアドレスを用いてアクセスすることができるので、例えばDNS等の比較的アクセスに処理時間が掛かるシステムを使用しなくてよい。また、照明部173及び231を制御するコマンドを直接的に指定することができるので従来同様の制御を容易に行うことができる。さらに、判定時間内に応答メッセージが受信されたか否かを判定することで、例えば応答メッセージが正常な時間内に返されなかったことを認識し、その場合には、制御状態を再確認したり、コマンドを再送信したりすることができる。よって、本実施形態によれば、簡易な方法で無線通信における通信品質を確保して、照明設備を制御することができる。
また、本実施形態によれば、予め定義したコマンドのレベルで照明部173や照明部231を制御する際のコマンドはURIに含まれている。したがって、コマンドの指定をURIへのアクセスという形で実現することができる。よって、本実施形態によれば、容易に、複数のソフトウェアの連携を適切に図ることができる。すなわち、制御部161で実行されるソフトウェアと、制御部172で実行されるソフトウェアや制御部222で実行されるソフトウェアとを適切に連携させることができる。また、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)と容易に変換可能なCoAPに従ってメッセージを生成するので、HTTPを用いるソフトウェアとの連携も容易に行うことができる。
また、URIが含むコマンドをDALIで規定されたコマンドに対応させているので、汎用性を高め、多くの照明機器での利用を図ることができる。また、メッセージの形式を、CoAPで規定された形式を有するものとしているので、汎用性を高めることができる。
また、上記実施形態においては、TCPを使用しなければならないという制約が必ずしも無いため、例えば、無線通信の物理層とMAC層(データリンク層)との上に、DALIに準拠したコマンドの変換や制御のための処理等をするためソフトウェアを搭載したプロトコルスタックを用いる等、プロトコルの組み合わせを工夫することができ、組み合わせによって1メッセージのデータ量を低減する等の効果が期待できる。また、時間が揺らぎにくい構成を採用することで応答性の確保を容易とすることもできる。
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されない。例えば、無線用コントローラが備える制御部161が行ったCoAPメッセージの作成及び送信の指示を、照明コントローラ12や端末13あるいはビル管理システム11から行うこともできる。その場合、制御部161は、照明コントローラ12、端末13あるいはビル管理システム11が有するコンピュータ等の制御部と一体として機能するものであるととらえることができる。また、図1に示した照明制御システム1は、各ブロックを統合したり、各ブロックを分離して分散して配置したりする等の変更を適宜行うことができる。また各ブロックが行う処理は、適宜他のブロックで実行したり、分散して実行したりすることができる。また、図1に示した各ブロックが有するコンピュータが実行するプログラムは、その一部又は全部をコンピュータ読み取り可能な記録媒体や通信回線を介して頒布することが可能である。
1 照明制御システム
11 ビル管理システム(制御装置、第1制御部)
12 照明コントローラ(制御装置、第1制御部)
13 端末(制御装置、第1制御部)
14 有線用コントローラ
15 有線調光機能付照明装置
16 無線用コントローラ(制御装置)
161 制御部(第1制御部)
162 無線通信部(第1無線通信部)
17 無線調光機能付照明装置(照明装置)
171 無線通信部(第2無線通信部)
172 制御部(第2制御部)
173 照明部(照明部)
22 外付無線ユニット
221 無線通信部(第2無線通信部)
222 制御部(第2制御部)
23 調光機能付照明装置(照明装置)
231 照明部(照明部)

Claims (5)

  1. 第1制御部と、第1無線通信部とを有する制御装置と、第2無線通信部と、第2制御部と、照明部とを有する照明装置とを備える照明制御システムであって、
    前記第1制御部が、前記第2無線通信部のアドレスと、前記第2制御部による前記照明部の制御に係る所定のコマンドとを表す文字列を指定することで、前記コマンドを表す文字列を含むメッセージの送信を前記第1無線通信部に対して指示するとともに、当該コマンドの送信を指示してから、当該コマンドに対する応答を受信するまでの応答時間の制限値を判定時間として設定し、
    前記第1無線通信部が、前記第1制御部から指示された前記メッセージを送信し、
    前記第2無線通信部が、前記第1無線通信部が送信した前記メッセージを受信し、
    前記第2制御部が、前記第2無線通信部が受信した前記メッセージに含まれている前記コマンドに応じた処理を実行するとともに、前記コマンドに応じた応答メッセージの送信を前記第2無線通信部に対して指示し、
    前記第2無線通信部が、前記第2制御部から指示された前記応答メッセージを送信し、
    前記第1無線通信部が、前記第2無線通信部が送信した前記応答メッセージを受信し、
    前記第1制御部が、前記判定時間内に前記応答メッセージが受信されたか否かを判定する
    ことを特徴とする照明制御システム。
  2. 前記コマンドが、DALI(Digital Addressable Lighting Interface)で規定されたコマンドに対応するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。
  3. 前記メッセージが、CoAP(Constrained Application Protocol)で規定された形式を有するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明制御システム。
  4. 前記第1制御部が、前記第2無線通信部のアドレスと、前記第2制御部による前記照明部の制御に係る所定のコマンドとを表す文字列を、URI(Uniform Resource Identifier)として指定する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照明制御システム。
  5. 第1制御部と、第1無線通信部とを有する制御装置と、第2無線通信部と、第2制御部と、照明部とを有する照明装置とを備える照明制御システムにおいて、
    第1制御部と、第1無線通信部とを有する制御装置と、第2無線通信部と、第2制御部と、照明部とを有する照明装置とを備える照明制御システムであって、
    前記第1制御部が、前記第2無線通信部のアドレスと、前記第2制御部による前記照明部の制御に係る所定のコマンドとを表す文字列を指定することで、前記コマンドを表す文字列を含むメッセージの送信を前記第1無線通信部に対して指示するとともに、当該コマンドの送信を指示してから、当該コマンドに対する応答を受信するまでの応答時間の制限値を判定時間として設定し、
    前記第1無線通信部が、前記第1制御部から指示された前記メッセージを送信し、
    前記第2無線通信部が、前記第1無線通信部が送信した前記メッセージを受信し、
    前記第2制御部が、前記第2無線通信部が受信した前記メッセージに含まれている前記コマンドに応じた処理を実行するとともに、前記コマンドに応じた応答メッセージの送信を前記第2無線通信部に対して指示し、
    前記第2無線通信部が、前記第2制御部から指示された前記応答メッセージを送信し、
    前記第1無線通信部が、前記第2無線通信部が送信した前記応答メッセージを受信し、
    前記第1制御部が、前記判定時間内に前記応答メッセージが受信されたか否かを判定する
    ことを特徴とする照明制御方法。
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