JP2016060309A - 浮遊物集荷船 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大掛かりな設備を不要としながら、ダムなどにおける流木などの浮遊物を効率的に押し出し集積することができる浮遊物集荷船を提供する。
【解決手段】 水面に浮遊する浮遊物を押し出すことができる集荷船1であって、前記集荷船1は、相互に連結された複数の台船2と1台の作業船3とからなり、前記台船2と前記作業船3とは、該台船2が該作業船3の船首あるいは船尾に当接するように一体に固定されていることを特徴とする浮遊物集荷船である。
【選択図】 図1
【解決手段】 水面に浮遊する浮遊物を押し出すことができる集荷船1であって、前記集荷船1は、相互に連結された複数の台船2と1台の作業船3とからなり、前記台船2と前記作業船3とは、該台船2が該作業船3の船首あるいは船尾に当接するように一体に固定されていることを特徴とする浮遊物集荷船である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、海洋、湖沼、河川、溜池、ダム貯水池などの水面に浮遊しているごみ、水生植物、流木、油などの浮遊物を回収することができる浮遊物集荷船に関するものである。
台風や津波の発生に伴い、ダム、港湾や河川の澱みなどには、流木、プラスチックなどの粗大ごみが漂着する。そのまま放置すれば、水域環境を汚損させるだけでなく、船舶などの交通の妨げになるおそれがあり、従来からその対策が種々考案され、実施されてきた。
その対策として、従来はクレーンを用いて流木などの浮遊物を1つずつ吊り揚げ、所定の集荷場所に集荷あるいは、荷役台船に集積することによって処置していた。
また、2隻のタグボードにネットの端部をけん引させることで、浮遊物を集積する方法もある。
他の事例として、水面上の浮遊物を大きな吸引能力のあるシステムで吸引し、効率的に分離・回収し、安全に船倉に貯蔵する浮遊物回収船にかかる従来技術が特許文献1に記載されている。回収船と2隻のタグボートを、オイルフェンスを有するロープで結び、2隻のタグボードをV字型に展開して浮遊物をオイルフェンスにて挟み込み、挟み込まれた浮遊物を船首の吸込口から吸引し、吸引された浮遊物を遠心分離器及び重力式気液分離器を用いて水と空気から分離するとともに、分離された浮遊物を回収船倉に回収することができる。
上記のいずれの従来事例も、作業能率が低く、設備が大掛かりな点で問題があった。
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、大掛かりな設備を不要としながら、ダムなどにおける流木などの浮遊物を効率的に押し出し集積することができる浮遊物集荷船を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による浮遊物集荷船は、水面に浮遊する浮遊物を押し出すことができる集荷船であって、前記集荷船は、相互に連結された複数の台船と1台の作業船とからなり、前記台船と前記作業船とは、該台船が該作業船の船首あるいは船尾に当接するように一体に固定されていることを特徴とする。
本発明の浮遊物集荷船によれば、既存の資材運搬用の台船や作業船などを浮遊物集荷作業時に一時的に利用することで、大掛かりな設備を不要とし、浮遊物集荷を目的とした別途の設備投資をする必要がなく経済的である。また、作業船の運航能力、水域の運航可能スペースや集荷計画などに応じて、連結する台船の数を調整することで、任意に連結後の台船全体の形状寸法を設定することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の浮遊物集荷船の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の浮遊物集荷船の平面図である。集荷船1は、台船2と作業船3および台船2と作業船3を一体に固定できるワイヤー4とで構成される。
ここで、台船とは、水面上作業用の箱船であり、推進力はなく、クレーンや発電機などの土台としたり、重量物の運搬に使用したりするものである。本実施形態では、資材運搬用に複数連結されて用いられていた水上土木工事に数多く使用されるユニフロートシステムという組立式の台船から4つの台船を解体し、浮遊物集荷用に一時利用している。解体した各台船は、該台船に予め設けられているオスとメスのカップリングを相互に十分にかみ合うように2つの台船を互いにロープなどで引き寄せ、該カップリングを噛み合わせた後、各カップリングに止ピンを挿入して固定する。台船2は、前記ユニフロートシステムの台船を2行2列に配置・連結したものであるが、該システムに限定されるものではない。
作業船3は、台船2、押し出す浮遊物、作業員やその他積載物などを勘案した推進力を有し、集荷計画に応じた機動性を有する船である必要がある。本実施形態においても、このような観点で作業船3を選定した。
台船2と作業船3との固定は、台船2の長辺中央付近に作業船3の船首が当接するように、ワイヤー4で一体的に固定する。作業船3の船首付近に固定したワイヤー4a,4bは、該船首を当接させる台船2c,2dの長辺中央付近に固定する。また、作業船3の船尾付近の左右に固定したワイヤー4c,4dは、台船2c,2dの長辺端部付近に固定する。
本発明の実施形態によれば、既存の資材運搬用の台船や作業船などを浮遊物集荷作業時に一時的に利用することで、大掛かりな設備を不要とし、浮遊物集荷を目的とした別途の設備投資をする必要がなく、製作期間やコストの点で有利である。また、連結する台船の数を調整することで、任意に連結後の台船全体の形状寸法を設定することができる。例えば、浮遊物が広域にわたって離散している場合は、小回りが利くように連結した台船の寸法を小さく設定し、澱みなどに浮遊物が一か所にまとまって浮遊している場合は、一度に多くの浮遊物を押し出せるように、該寸法を大きく設定するなど、用途に応じて連結する台船の数やレイアウトを任意に設定できる。
1 集荷船
2 台船
3 作業船
4 ワイヤー
2 台船
3 作業船
4 ワイヤー
Claims (1)
- 水面に浮遊する浮遊物を押し出すことができる集荷船であって、
前記集荷船は、相互に連結された複数の台船と1台の作業船とからなり、
前記台船と前記作業船とは、該台船が該作業船の船首あるいは船尾に当接するように一体に固定されている、
ことを特徴とする浮遊物集荷船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014188382A JP2016060309A (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | 浮遊物集荷船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014188382A JP2016060309A (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | 浮遊物集荷船 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016060309A true JP2016060309A (ja) | 2016-04-25 |
Family
ID=55795611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014188382A Pending JP2016060309A (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | 浮遊物集荷船 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016060309A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50115390U (ja) * | 1974-03-06 | 1975-09-19 | ||
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-
2014
- 2014-09-17 JP JP2014188382A patent/JP2016060309A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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