JP2016052882A - 回転翼航空機用のロータヘッドのロータブレード結合装置 - Google Patents

回転翼航空機用のロータヘッドのロータブレード結合装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡略化された構造的形態で機動的な制御を行うことができるようになっているロータブレード結合装置を提供する。【解決手段】ロータヘッド中心ピース7と、ロータ平面(RE)内に位置するロータブレード3を受け入れるためにロータヘッド中心ピース7に取り付けられるロータブレードホルダ4と、隣り合うロータブレードホルダ4間の連結手段とを含む、回転翼航空機のロータヘッド1を形成するためにロータマスト9と結合するためのロータブレード結合装置2では、該ロータブレード結合装置2のために簡略化された構造的形態が達成され、且つ、ロータブレード結合装置2が機動的な制御を可能にする。これは、ロータブレード結合装置2が連結手段としてリング10を含み、リング10がそれぞれの連結位置でロータブレードホルダ4の全てと交差し、且つロータブレードホルダ4の全てを互いに連結するように配置される事によって達成される。【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前文に係る回転翼航空機用、例えばジャイロプレーンまたはヘリコプターロータヘッドのためのロータブレード結合装置に関する。
ロータブレードの回転中にはフラッピング動作および旋回動作が生じる。これに関しては、慣性力、遠心力、コリオリの力、および、抗力などの様々な力がロータブレードに作用することが知られている。
ロータブレード結合装置は、通常、個々のロータブレードホルダとそれぞれの付属の揚力発生ロータブレードとの間の抵抗を調整できる状態でロータ平面に対して垂直に位置するロータリジョイントを含み、それにより、それぞれのロータブレードの位置に応じて、後進動作、すなわち、ロータブレードの回転方向とは反対の動作(“ラグ”)、または、前進動作、すなわち、ロータブレードの回転方向の動作(“リード”)を水平なロータ平面に対して可能にする。抵抗は、通常、そのようないわゆるリード−ラグ動作を遅くするあるいは減衰させる液圧減衰要素を用いて設定され得る。そのようなリード−ラグ動作は主にコリオリの力によって引き起こされ、遠心力、抗力、および、慣性力もリード−ラグ動作に影響を及ぼし得る。
従来技術から長きにわたって知られる1つの不都合は、高剛性のロータヘッドを回転中に該ロータブレードの回転方向の非常に大きい力およびトルクに耐えるように適切に形成することが不可能または殆ど不可能であるという点である。
当該技術分野においては、半硬質ロータヘッドを有する“Bell UH−1”のような2つのロータブレードを伴うヘリコプターが知られている。すなわち、2つのロータブレードは互いに強固に連結される。しかしながら、この既知の“Bell UH−1”ヘリコプターにおけるロータブレードは、ロータマストに対して柔軟にジンバル搭載される。結果として、ロータ平面内に位置するロータブレードは、ロッカーと比べて、ロータブレード結合装置内で一緒に昇降移動できるにすぎない。ロータ平面は、いわゆる周期的ブレード調整により、ロータマストを貫いて延びる回転軸線に対して傾けられあるいは傾斜される。このタイプの周期的制御中、ロータブレードの調整角度は、ロータが回転するにつれて周期的に変えられ、それにより、流入の変化に晒されて、所望の傾きがもたらされる。この傾きは、回転翼航空機の水平移動(前方向、後方向、横方向)のための推力を生み出す。
この既知の“Bell UH−1”ヘリコプターでは、不都合なほどにトルクがヘッドへ直接に伝えられず、それにより、制御プロセス中に遅い応答時間をもたらす。ロータがかなりの上昇揚力を生み出す限りは、周期的制御がロータマスト軸線へと向かう撓みを低く維持する。しかしながら、過度に速いあるいは迅速な制御入力、および、特に低いGの力での操縦は、ロータ軸線に対するロータ平面のかなりの角度ずれあるいは傾きをもたらす可能性があり、また、懸念される“マストバンピング”、すなわち、ロータブレード配列とロータマストとの間の衝突を引き起こすことさえある。
他のロータブレード結合装置が米国特許出願公開第2008/0159862号明細書から知られている。文献米国特許出願公開第2008/0159862号明細書は、ある種のバネ質量系を形成する、2つのそれぞれの隣り合うロータブレード間の連結要素としての複数の減衰要素(回転ロータブレードの回転方向で弾力性がある)を開示する。ロータヘッドにおける前述した“リード−ラグ”動作は、米国特許出願公開第2008/0159862号明細書の減衰要素によって減衰される。
それぞれの2つの隣り合うロータブレード間に減衰要素を伴う米国特許出願公開第2008/0159862号明細書から知られるロータブレード結合装置は、複雑な構造形態を有する。したがって、ヒンジと対応するストラップとから成る更なる構成を個々の減衰要素とロータブレードホルダとの間の移行部に設けることが必要になり、これは、同時に、特に高いメンテナンス支出を要する。
本発明の目的は、従来技術から知られるロータブレード結合装置の不都合を克服すること、特に、ロータブレード結合装置が機動的な制御を行うことができるようになっている場合に、ロータブレード結合装置の簡略化された構造的形態を達成することである。
これらの目的は、請求項1の特徴を有するロータブレード結合装置によって達成される。
回転翼航空機のロータヘッドを形成するためにロータマストと結合するための本発明に係るロータブレード結合装置は、ロータヘッド中心ピースと、ロータ平面内に位置する少なくとも2つのロータブレードを受け入れて固定するためにロータヘッド中心ピースに取り付けられる少なくとも2つのロータブレードホルダとを含む。
また、少なくとも1つの連結手段が隣り合うロータブレードホルダ間に設けられる。
本発明によれば、ロータブレード結合装置は、連結手段として、少なくとも1つの閉じられたリングを含み、リングは、少なくとも1つの連結部分でロータブレードホルダの全てと交差するとともに、ロータブレードホルダの全てを少なくとも間接的に互いに連結するように配置される。本発明の好ましい更なる進展では、ロータブレードホルダの全てと交差するリングがロータブレードホルダを横切り、あるいは、リングがロータブレードホルダを貫いて延びる。
少なくとも1つのリングは、ロータブレードホルダの全てを貫通し、少なくとも1つの対応する連結部分のそれぞれで交差するとともに、ロータブレードホルダの全てを少なくとも間接的に互いに連結するように配置される。
ロータブレードホルダを横切るリングに代わる手段として、リングがロータブレードホルダの下側または上側を横切るようにロータブレードホルダ上に配置されることが想定し得る。また、本発明の更なる進展にしたがって考えられることは、リングが上側リングプレートと該上側リングプレートと強固に連結される下側リングプレートとを含む2つの部分から成ること、および、2部品形態を有するリングとしてロータブレードホルダを包むように上側リングプレートがロータブレードホルダの上側に配置されるとともに下側リングプレートがロータブレードホルダの下側に配置されることである。
本発明の意味の範囲内で、更なる連結部品、例えば減衰要素等がリングとロータブレードホルダとの間に設けられ得ることが少なくとも間接的に理解される。そのような減衰要素は、前述したリード−ラグ動作を軽減するために使用される。リード−ラグ動作の方向における減衰は通常は非常に弱いため、減衰は、回転翼航空機における振動励起を最小限に抑えるべく減衰要素によって行われなければならない。
驚くべきことに、リングが“ブレードピッチング”あるいはいわゆるピッチ制御によって引き起こされるトルクおよび遠心力を受けないあるいは殆ど受けないことが見出された。また、リング配置は、ロータブレード結合装置のための簡略化された構造的形態をもたらす。本発明に係るリングの形態が円形であり、それにより、遠心力の影響を特別な度合いまで軽減することが特に好ましい。あるいは、本発明に係るリングは、多角形の形態、例えば五角形の形態を有することもできる。
流入空気に対するロータブレードにおける調整可能な迎え角が“ブレードピッチング”またはピッチ制御によって理解される。ピッチ制御は、それぞれのロータブレードホルダまたはロータブレードのほぼ長手方向に延びる“ブレードピッチ”角の周りで回転させることによって行われる。通常、ここでは、全てのロータブレードにおける迎え角が一緒に同時に調整されて、結果として回転翼航空機が上昇および下降するときには、集合的ピッチ制御について言及される。周期的なピッチ制御とは、通常、ロータブレードにおける迎え角が全周にわたって不均等に作動され、それにより、上昇揚力の方向が変化して、回転翼航空機がその飛行位置、飛行方向、または、飛行速度を変えるときのことである。
この“ブレードピッチング”の枠組みの範囲内で、すなわち、ロータブレードの回転中に殆どの時間において一定でない個々のロータブレードにおける空気力学的な迎え角の目標とされた作動の範囲内で、フラッピング動作(“フラッピング”とも称される)が起こる。これらのフラッピング動作は、ロータ平面に対して略垂直なロータブレードの上下動作として理解され、コリオリの力をもたらし、正確には、これらのコリオリの力は、前述したリード−ラグ動作の出現と関連付けられる。
特に、本発明に係るロータブレード結合装置内にこのようにしてリングを配置することにより、ほぼ全てのトルクがロータマストに伝えられ、それにより、特に直接的で可動性のあるあるいは機動的な操縦が可能になることが見出された。
本発明の意味の範囲内で、本発明に係るロータブレード結合装置は、好ましくは、メインロータのロータマストと結合され得る。しかしながら、もう一つの方法として、本発明に係るロータブレード結合装置をテールロータに取り付けできることも考えられる。
更なる有利な実施形態が従属請求項に示される。
リングは、好ましくは、ほぼ接線方向で、特に少なくとも2つのロータブレードの回転方向で剛性が高い材料から構成される。
好ましい更なる進展において、本発明に係るロータブレード結合装置のリングは、単一部品として形成される。あるいは、リングが幾つかの部分から成ることが考えられる。本発明の意味の範囲内では、一体リング形態および多部品リング形態のいずれも、これに関して、構造的に硬質な形態を伴う要素を含む。
また、本発明の意味の範囲内において、ほぼ接線方向で、特に回転方向で剛性が高くなるように形成されるリングは、剛体として形成されるリングが通常は本発明に係るロータブレード結合装置の通常の使用に適した力およびトルクを生じることによって弾性変形に抗する抵抗を有することを意味するように理解される。リングにおけるこの種の高剛性形態は、選択される材料または幾何学的形態、特にリングの厚さのいずれかによって達成され得る。好ましくは、リングの所要の剛性を得るための材料として、金属、例えばアルミニウム、スチール、または、チタン、あるいは、繊維複合体、例えば炭素繊維および/またはガラス繊維が使用される。
リングは、該リングとそれぞれの少なくとも2つのロータブレードホルダとが互いに対して傾くことができるように装着される態様でロータブレード結合装置内に位置することが好ましく、本発明に係るロータブレード結合装置がロータヘッドと結合された状態でリングとロータマストとの間に直接の機械的な動作接続は存在せずに、リングは、言わば、互いに対して傾けられた幾つかの交差するピボット軸受で完全にジンバル状を成し、それにより、リングはジンバルと同様に機能する。
リングとロータマストとの間のそのような直接の機械的な動作接続に代わる手段として、リングとロータマストとの間に減衰接続をもたらすことができ、その結果として、リングがジンバルとして機能し続ける。リングとロータマストとの間の減衰接続は、少なくとも1つの好ましくは径方向に位置合わせされた減衰装置、例えばリニアダンパーの形態を成して、リングとトルクが無い態様でロータマストと結合されるロータヘッド中心ピースとの間に間接的に配置されることが特に好ましい。言い換えると、本発明の意味の範囲内で、非減衰的なあるいは硬質の接続は、リングとロータマストとの間に直接的に形成されない、あるいは、リングとロータヘッド中心ピースとの間に間接的に形成されないことが好ましい。リングとロータヘッド中心ピースとの間に配置される好ましくは径方向に位置合わせされる減衰装置の数がロータブレードホルダの数に対応することが非常に好ましく、それぞれの減衰装置、好ましくは径方向に位置合わせされる減衰装置がそれぞれのロータブレードホルダの長手方向に沿って延びるように配置されようとあるいは2つの隣り合うロータブレードホルダ間で任意の角距離を隔てて延びるように配置されようと違いはない。また、例えば、好ましくは径方向に位置合わせされる減衰装置は、リングと同じ平面内に、あるいは、リング平面よりも上側または下側に位置し得る。
言い換えると、リングは、好ましくはロータブレードホルダと交差するとともに、交差ポイントでロータブレードホルダ内に傾動可能に装着され、このことが、リングのジンバル傾動または傾斜も引き合いに出され得る理由である。
特に、リングは、該リングが“ブレードピッチ”軸線の周りで傾くことができるように少なくとも2つのロータブレードホルダ内に装着される態様でロータブレード結合装置内に位置する。また、そのような傾動動作を達成するべく少なくとも1つのロッカーベアリングが上側減衰装置と下側減衰装置との間に配置されるのが好ましい。ロッカーベアリングが好ましくは従来の滑り軸受、例えばボールジョイントベアリングとして、または、エラストマー球面軸受として形成されることが特に好ましい。このロッカーベアリングは、好適には、小さい角度変位、および、それぞれのロータブレードホルダの長手方向に延びる “ブレードピッチ”軸線の方向の変化と共に、“ブレードピッチ”回転を吸収するために使用される。
例えば、複数の滑り軸受および/またはエラストマーベアリングの使用は、必要に応じて幾つかの軸線で行われ得る傾動動作を有利に達成できるようにする。
この種の構成により、リングまたはジンバルリングは、言わばロータブレード結合装置内で浮動する。結果として、1つのロータブレードに作用する力は、好適には、他の全てのロータブレードへほぼ正確に同じ態様で同時に伝えられる。言い換えると、リングは、少なくとも1つのそれぞれの減衰装置を介して全ての存在するロータブレードホルダを等しく連結する構造要素である。ロータブレード結合装置におけるリングまたはジンバルリングの想定し得る動作は、ここでは、既知のロータブレード結合装置と比べて更なる度合いの自由度をもたらす。
また、本発明に係るロータブレード結合装置におけるそのジンバル状の浮動ベアリングに起因して、リングは、好適には、それぞれのロータブレードホルダにおけるあるいは付随のロータブレードにおける前述したフラッピング動作を吸収することができる。
ロータブレード結合装置は、それぞれのロータブレードホルダとリングとの間に少なくとも1つの減衰装置を含むことが更に好ましく、減衰装置は、ロータブレードホルダとリングとを連結する。それぞれのロータブレードホルダとリングとの間の減衰装置に代わる手段として、リングとロータマストとの間に減衰された接続をもたらすことができ、言い換えると、それぞれのロータブレードホルダとリングとの間、特にそれぞれのロータブレードホルダのロッカーベアリングとリングとの間に非減衰接続(すなわち、非減衰装置)を形成することができる。これに関しては、それぞれのロータブレードホルダとリングとの間に非減衰接続が与えられると、待機状態のロータマストの回転軸線に対するリングの同心位置から外れるリングの望ましくない大きな変位が、ロータヘッドの動作中にロータマストの回転軸線に対するリングの非同心位置をもたらし得ることが見出された。過度の変位は、リングとロータマストとの間の減衰接続部としての好ましくは径方向に位置合わせされる減衰装置によって少なくとも部分的に補償され得る。
それぞれのロータブレードホルダは、上側ロータブレードホルダプレートと下側ロータブレードホルダプレートとを含むことが好ましく、上側減衰装置が上側ロータブレードホルダプレートとリングとの間に位置し、それとは反対側で、下側減衰装置が下側ロータブレードホルダプレートとリングとの間に位置する。したがって、特に、リングは、リング上の互いに反対側に位置する2つの減衰装置を用いて少なくとも2つの好ましくは2部品ロータブレードホルダに装着されることが好ましい。言い換えると、リングは、言わば、ロータブレードホルダ内の2つの減衰装置間に挟まれる。
あるいは、ロータヘッドの動作中に必要とされる剛性および減衰特性を満たすようにそれぞれのロータブレードホルダとリングとの間に1部品減衰装置を位置させて構成することができる。
上側減衰装置が少なくとも2つの上側ゴム要素を含み、また、下側減衰装置が少なくとも2つの下側ゴム要素を含むことが更に好ましく、ゴム要素は、傾動可能に装着されたリングの傾動動作を減衰させるように位置する。そのため、リングに対してこのように位置するゴム要素を伴う減衰装置は、好適には、回転方向で高剛性形態を有するリングまたはジンバルリングと協同して、リングがそれぞれのロータブレードホルダに対する減衰傾動動作を実行できるようにする。言い換えると、ゴム要素は、剪断応力に晒され、それにより、リード−ラグ動作を減衰させる。
少なくとも2つのロータブレードホルダはそれぞれエラストマー球面軸受を含むことが好ましい。少なくとも2つのエラストマー球面軸受は、少なくとも2つのロータブレードホルダが回転方向に回転するときに柔軟な挙動を成すようにロータブレード結合装置内に構成されて位置し、また、少なくとも2つのロータブレードホルダは、ロータの長手方向軸線に関するロータ平面に対して略垂直な旋回軸線の周りでロータヘッド中心ピースに対して回動することができ、それにより、“リード−ラグ”動作を可能にする。また、エラストマー球面軸受は、エラストマー球面軸受がフラッピング動作の方向で柔軟な挙動を成すように形成される。また、エラストマー球面軸受は、“ブレードピッチ”回転に対しても柔軟な挙動を成すように形成される。
エラストマー球面軸受の柔軟な挙動は、ロータヘッドを動作させるために必要とされるそれぞれ望ましい方向での可動性を意味するように理解される。
また、エラストマー球面軸受は、全ての並進移動に対して高剛性挙動を成すように形成されることが好ましい。この並進剛性が与えられると、少なくとも2つのエラストマー球面軸受は、これに伴って、ロータブレードホルダがロータ軸線の進行方向で本質的に高剛性挙動を成すようにロータブレード結合装置内に形成されて位置することが好ましい。
ロータヘッド中心ピースは、少なくとも2つの開口を有することが好ましく、各開口はエラストマー球面軸受を組み込む。
そのようなエラストマー球面軸受により、好適には、遠心荷重がそれぞれのロータブレードホルダからロータマストへと伝えられる。特に、そのようなエラストマー球面軸受は、(加圧下で)遠心力を伝えて、フラッピング、旋回、および、いわゆる“ブレードピッチ”回転または動作を可能にする。更に、そのようなエラストマー球面軸受の使用は、大きな変形を許容せず、ロータブレード配列とロータマストとの間の衝突、すなわち、いわゆる“マストバンピング”を防止する。本発明の意味の範囲内で、用語“エラストマー”は、好ましくはゴムが材料として使用され、その結果として、球面軸受が引張荷重および圧縮荷重に晒されるときに弾性的に変形するがその後にそれらの当初の非変形形状に再び戻ることを意味するように理解される。
リングの剛性は、減衰装置におけるゴム要素およびロータブレードホルダのエラストマー球面軸受の剛性よりもかなり高いことが好ましい。この利点は、動作、例えばリード−ラグ動作がエラストマー球面軸受で行われ、あるいは、リード−ラグ動作が減衰されるという点である。
本発明の更なる態様は、ロータマストと結合するための本発明に係るロータブレード結合装置を含むロータヘッドに関する。ロータヘッドは斜板を含むことが好ましく、ブレード調整ロッドは、少なくとも1つのロータブレードホルダに対応するロータブレードのための迎え角を調整するために、斜板とロータブレード結合装置の少なくとも1つのロータブレードホルダとの間の直接的な動作接続を確立する。いわゆるブレード迎え角または“ブレードピッチ”がこのようにして決定される。
以下、添付図面と関連して、本発明の主題の好ましい典型的な実施形態について説明する。
本発明に係るロータブレード結合装置の第1の好ましい実施形態の斜視側面図である。 本発明に係るロータブレード結合装置の平面図である。 本発明に係るロータブレード結合装置の第1の好ましい実施形態のロータブレードホルダを貫く図2のA−Aに沿う断面図である。 リングの凹部の領域でロータブレードホルダ、減衰装置、および、リングを貫く図2のB−Bに沿う断面図である。 本発明に係るロータブレード結合装置の第1の好ましい実施形態の機能図である。 本発明に係るロータブレード結合装置の第2の好ましい実施形態の斜視側面図である。 本発明に係るロータブレード結合装置の第2の好ましい実施形態のロータブレードホルダを貫く図6に示される断面C−Cである。 本発明に係るロータブレード結合装置の第2の好ましい実施形態の機能図である。
図1は、ロータヘッド1の本発明のロータブレード結合装置2の第1の好ましい実施形態の斜視側面図を示す。5つのロータブレード3が本発明に係るロータブレード結合装置2を介してロータヘッド1に取り付けられる。ロータブレード結合装置2は、ロータヘッド中心ピース7と、ロータ平面R内に位置する少なくとも2つのロータブレード3を受け入れるために該ロータヘッド中心ピース7に固定される少なくとも2つのロータブレードホルダ4とを含む。また、ディスクとして形成されて図1に示されるロータヘッド中心ピース7は、開口8を有する。エラストマー球面軸受20が細長い穴として形成される5つの開口8内に位置する。ロータヘッド中心ピース7は、トルクが無い態様でロータマスト9と結合され、ロータマスト9は、それがロータマスト軸線RMRの周りで回転できるように形成される。ここに示されないドライブによってロータマスト9を回転させることができ、また、回転方向Uでの回転中に、飛行のために必要な揚力が発生される。図1に部分的に示される5つのロータブレード3はそれぞれ、トルクが無い態様でロータブレードホルダ4と連結される。ロータブレードホルダ4はそれぞれ、上側ロータブレードホルダプレート5と下側ロータブレードホルダプレート6とを含む。ロータブレードホルダプレート5,6は、径方向外側領域に、ボルト11を受け入れるための穴12を有する。ボルト11は、トルクが無い態様でそれぞれのロータブレード3を上側ロータブレードホルダプレート5および下側ロータブレードホルダプレート6と固定するために使用される。
ブレードホルダ4間の連結手段として、図1に示されるロータブレード結合装置2は、閉じられた一体の円形リング10を更に含み、このリング10は、上側ロータブレードホルダプレート5と下側ロータブレードホルダプレート6との間に位置し、すなわち、図1に示される5つのロータブレードホルダ4を貫通して延びる、あるいは、ロータブレードホルダ4と交差するとともに、5つの全てのロータブレードホルダ4間の少なくとも間接的な接続をもたらす。ロータブレードホルダ4が接続部分Vを乗り越えるそれぞれの部位で、閉じられたリング10およびロータブレードホルダ4は、それらが互いに対して傾くことができるように装着される。言い換えると、それぞれのロータブレードホルダ4およびリング10は、ロータブレードホルダ4のブレード迎え角の変化中にリングも傾動を行わないように、図4に詳しく示されるように互いに対して傾動可能に装着される。
これに関しては図1から明らかなように、リング10とロータマスト9との間の直接な接続は存在せず、それにより、ジンバルリングとして作用するリング10は、言うなれば、ロータブレード結合装置2内で浮動し、その結果として、1つのロータブレード3に作用する力は、全く同じ態様で同時に他の全てのロータブレード3に伝えられる。
エラストマー球面軸受20はそれぞれ、上側ロータブレードホルダプレート5および下側ロータブレードホルダプレート6と連結される。エラストマー球面軸受20をこのように配置することにより、複数のロータブレードホルダ4は、ロータブレードホルダ4がロータマスト軸線RMRの方向で本質的に剛性が高い挙動を成す状態で、回転方向Uに回転しつつ柔軟にあるいは部分的に旋回することができる。
上側ロータブレードホルダプレート5とリング10との間に上側減衰装置15が位置し、それとは反対側で、下側減衰装置16が下側ロータホルダプレート6とリング10との間に配置され、それにより、リング10は、言わば、減衰装置15,16およびロータブレードホルダプレート5,6の間に挟まれる。図1で更に明らかなように、上側減衰装置15は2つのゴム要素17,17’を含み、また、下側減衰要素16は2つのゴム要素18,18’を含む。
ロータブレード3における迎え角は、図1に示されない少なくとも1つのブレード調整ロッドと結合される図1に示されない斜板(回転斜板、wobble plate)を使用してロータブレードホルダ4を“ブレードピッチ”軸線RBPの周りで回転させることによって流入空気に対して設定可能であり(いわゆる“ブレードピッチング”)、ブレード調整ロッドは、それぞれのロータブレードホルダ4と結合される。
ここから先は、以下、図中、同じ参照数字が同じ構成要素を示す。
図2は、本発明に係るロータブレード結合装置2の平面図を示す。図2に描かれるように、それぞれの上側減衰装置15は、リング10と上側ブレードホルダロッド5との間に位置する。
図2に描かれるように、弾性球面軸受(図2では見えない)はそれぞれ、ロータブレード3の位置合わせに応じて生じる既に説明されたリード−ラグ動作と併せて旋回軸線RLL周りの旋回動作LLを可能にする。旋回動作LLは、ロータ平面R内において回転方向U(“リード”)であるいは回転方向Uと反対の方向(“ラグ”)で起こり得る。
また、図2に示される減衰装置15のゴム要素17,17’(同様に図2に示されない下側減衰装置16のゴム要素18,18’も)は、剪断に晒されるとともに、旋回動作LLに対して減衰効果またはクッション効果を与える。
図3は、本発明に係るロータブレード結合装置2のロータブレードホルダ4を貫く図2に示される断面A−Aを概略的に描く。図3から明らかなように、リング10は、ロータブレードホルダ4の領域内に凹部14を有する。凹部14内には、上側ロータブレードホルダプレート5と下側ロータブレードホルダプレート6との間にスペーサ19が位置し、また、スペーサ19はロータブレードホルダプレート5,6と強固に接続される。図3から更に明らかなように、ロッカーベアリング40がスペーサ19の一方側と強固に接続される。更に、ロッカーベアリング40から突出するロッカーベアリングコア41がスペーサ19内に配置されることが図3から明らかであり、ロッカーベアリングコア41がスペーサ19内にしっかりと固定されるとともに、ロッカーベアリングコア41が剛性の高い材料から構成される。加えて、ロッカーベアリング40はエラストマー42を含み、材料としてゴムが使用されるのが好ましい。ゴムの形態を成すそのようなエラストマー42は、好適には、特定の減衰特性を可能にする。
図3は、ロータヘッド中心ピース7の開口8内に位置するエラストマー球面軸受20の構造的形態を更に示す。エラストマー球面軸受20は、好ましくは、エラストマー層21とエラストマー層23との間に配置されるボールセグメントの形態を成す金属ベアリングシェル22を含む。ボールセグメントとして構成されるベアリングシェル22はフラッピング軸線30を規定し、該フラッピング軸線30に対してベアリング20が回転可能に装着される。エラストマー球面軸受20は、それぞれのロータブレードホルダ4または付随のロータブレード3のフラッピング動作FLを許容するべくフラッピング軸線30の周りで回転できるように柔軟に形成される。これに伴って、リング10は、本発明に係るロータブレード結合装置2ではジンバル状であって浮動するため、それぞれのロータブレードホルダ4または付随のロータブレード3で生じるフラッピング動作FLを吸収できるようにする。フラッピング軸線30がロータマスト軸線RMR上に直接に位置する場合、すなわち、ロータマスト軸線RMRとフラッピング軸線30との間の距離dFLがゼロの場合には、実質的にトルクがロータマストに伝えられない。エラストマー球面軸受20のフラッピング軸線30がロータマスト9から径方向で離間されればされるほど、ロータマスト9に伝えられるトルクが高くなる。
図4は、リング10の凹部14の領域におけるロータブレードホルダ4、減衰装置15,16、および、リング10の間の図2に示される断面B−Bを概略的に描く。ロッカーベアリング40は、リング10がそれぞれの少なくとも2つのロータブレードホルダ4内に傾動可能に装着されるように、ロータブレードホルダ4に対して略中心で上側減衰装置15と下側減衰装置16との間に位置する。言い換えると、この第1の好ましい実施形態において、ロッカーベアリング40は、上側減衰装置15および下側減衰装置16を含む減衰装置Dによってリング10と間接的に連結され、それにより、ロータブレードホルダ4とリング10との間で減衰接続を達成する。また、上側減衰装置15は上側締結アーム26を含み、また、下側減衰装置16は下側締結アーム27を含む。締結アーム26,27は、ロッカーベアリング40を所定位置に強固に保持するとともに、減衰装置15,16を凹部14内において2つの反対の側で締結する役目を果たす。ロッカーベアリング40は、二重矢印BPによって示されるように、“ブレードピッチ”軸線RBPの周りで傾動可能であり、ロッカーベアリング40を滑り軸受またはエラストマー球面軸受またはエラストマーベアリングにすることができる。既に説明したように、ロッカーベアリング40はスペーサ19と強固に接続される。
また、図4はスペーサ19を示し、スペーサの構造的形態および上側ロータブレードホルダプレート5と下側ロータブレードホルダプレート6との間のスペーサの配置は、特に図3から明らかである。
上側締結アーム26とリング10との間で、上側減衰装置15は、一方側にゴム要素17を反対側にゴム要素17’を更に含む。下側締結アーム27とリング10との間で、下側減衰装置16は、一方側にゴム要素18を反対側にゴム要素18’を含む。ゴム要素17,17’,18,18’は、ロータヘッド1の動作中に剪断に晒される。それにより、好適には、リード−ラグ動作が減衰される。
図5は、本発明に係るロータブレード結合装置2の機能図を示す。この機能図に基づいて、減衰装置D(例えば、上側および下側の減衰装置15,16が図4に示される)は、本発明に係るロータブレード結合装置2におけるリング10の浮動配置がそれぞれのロータブレード3に作用する力を全ての他のロータブレード3に対してほぼ正確に同じ方法で同時に伝えることを示すために使用される。また、図5は、本発明に係るロータブレード結合装置2がロータヘッド1と結合される状態でリング10とロータマスト(図5に示されない)との間に直接的な機械動作接続が存在しないことを示す。ロータヘッド中心ピース7の開口(図5では見えない)内に配置されるエラストマー球面軸受20が円として示される。
回転翼航空機の動作状態では、ロータブレード3が回転方向Uで回転させられる。斜板をこれと結合されてそれぞれのロータブレードホルダ4とも結合される少なくとも1つのブレード調整ロータと共に使用すると、ロータブレードホルダ4をRBPの周りで回転させることによって流入空気に対するロータブレード3の迎え角を設定することができ、それにより、回転翼航空機を上昇または下降させることができる。これがいわゆる集合的ブレード調整または“ブレードピッチ”である。また、斜板は、ロータ平面R全体を傾けて、回転翼航空機の水平移動(前/後/横)のための推力を発生させるために使用することもできる。ロータブレードの位置に応じて、ここでは慣性力が、本発明に係るロータブレード結合装置2によって補償され得る前述したリード−ラグ動作を引き起こす。
図6は、ロータヘッド1の本発明に係るロータブレード結合装置2の第2の好ましい実施形態の斜視側面図を示し、5つのロータブレード(図6には描かれない)を本発明に係るロータブレード結合装置2によってロータヘッド1に取り付けることができる。図6に示されるロータブレード結合装置2は、トルクが無い態様でロータマスト9と結合されるロータヘッド中心ピース7と、ロータブレード3を受け入れるためにロータヘッド中心ピース7に固定されるロータブレードホルダ4とを含む。
また、ディスクのように形成されるロータヘッド中心ピース7は開口8を有する。細長い穴として構成される5つの開口8内には、それぞれのエラストマー球面軸受20が位置し、ロータブレードホルダ4を回転方向Uに回転しつつ柔軟にあるいは部分的に旋回することができる。
閉じられたリング10およびロータブレードホルダ4は、ロータブレードホルダ4が接続部分Vを乗り越える位置でそれらが互いに対して傾くことができるように装着される。接続部分Vでは、閉じられたリング10がここでは細長い穴の形態を成す凹部14を有し、この凹部内にロッカーベアリング40が位置する。この第2の好ましい実施形態では、ブレードホルダ4のロッカーベアリング40が減衰されずにリングと直接に連結される(これに関しては、図7も参照)。また、(第1の実施形態のロッカーベアリング40と比べて)第2の好ましい実施形態におけるロッカーベアリング40は、ロータブレードのリングを移動させることができるようにする形態を有することが好ましい。
また、図6からも明らかなように、径方向に配置されて位置合わせされる減衰装置Drは、それぞれの2つの隣り合うロータブレードホルダ4の中心で回転方向Uから見て、トルクが無い態様でロータマスト9と結合されるロータブレード中心ピース7とリング10との間に位置し、その結果、別の言葉で言えば、リングとロータマストとの間に減衰された接続が設けられ、浮動リング10がジンバル状を成す。径方向で位置合わせされる減衰装置Drは、ロータヘッド中心ピース7上のそれぞれの第1のボールジョイント45とリング10上の第2のボールジョイント(図6では見えない)とによって端部側で球状に装着される。減衰装置Drはリニアダンパーである。
図7は、図6に示される本発明に係るロータブレード結合装置2の第2の好ましい実施形態のロータブレードホルダを貫く断面C−Cを示す。図7から明らかなように、第1の好ましい実施形態とは対照的に、第2の好ましい実施形態におけるロッカーベアリング40は、上側ロータブレードホルダプレート5および下側ロータブレードホルダプレート6と直接に動作可能に接続される。また、第1の好ましい実施形態(図4参照)とは対照的に、第2の好ましい実施形態では、それぞれのロータブレードホルダ4とリング10との間に減衰された接続がもたらされないことも図7から明らかである。
また、図8は、本発明に係るロータブレード結合装置2の第2の好ましい実施形態の機能図を示す。ロータヘッド中心ピース7の開口(図8では見えない)内に配置されるエラストマー球面軸受20が円として描かれる。特に、図8は、径方向減衰装置Drのみによってリング10とロータマスト(図8では見えない)に強固に連結されるロータヘッド中心ピースとの間に直接的な機械接続が存在できること、および、リングが浮動状態で配置されることを示す。ブレードホルダ4と径方向減衰装置Drとの間の角距離αを望み通りにすることができる。
1 ロータヘッド
2 ロータブレード結合装置
3 ロータブレード
4 ロータブレードホルダ
5 上側ロータブレードホルダプレート
6 下側ロータブレードホルダプレート
7 ロータヘッド中心ピース
8 開口
9 ロータマスト
10 リング
11 ボルト
12 穴
14 凹部
15 上側減衰装置
16 下側減衰装置
17,17’ 上側ゴム要素
18,18’ 下側ゴム要素
19 スペーサ
20 エラストマー球面軸受
21 エラストマー層
22 ベアリングシェル
23 エラストマー層
26 上側締結アーム
27 下側締結アーム
30 フラッピング軸線
40 ロッカーベアリング
41 ロッカーベアリングコア
42 エラストマー
45 第1のボールジョイント
BP ブレードピッチング
D 減衰装置
Dr 径方向減衰装置(リング)
FL フラッピング動作
V 接続部分
LL 旋回軸線
ロータ平面
MR ロータマスト軸線
BP “ブレードピッチ”軸線
FL 距離(フラッピング軸線)

Claims (13)

  1. 回転翼航空機、特にジャイロプレーンまたはヘリコプター、のロータヘッド(1)を形成するためにロータマスト(9)と結合するためのロータブレード結合装置(2)であって、
    ロータヘッド中心ピース(7)と、
    ロータ平面(R)内に位置する少なくとも2つのロータブレード(3)を受け入れるための、前記ロータヘッド中心ピース(7)に取り付けられている少なくとも2つのロータブレードホルダ(4)と、
    隣り合う前記ロータブレードホルダ(4)間の少なくとも1つの連結手段と、
    を含むロータブレード結合装置(2)において、
    前記ロータブレード結合装置(2)は、前記連結手段として少なくとも1つの閉じられたリング(10)を含み、前記少なくとも1つのリング(10)は、少なくとも1つの連結部分(V)で前記ロータブレードホルダ(4)の全てと交差するとともに、前記ロータブレードホルダ(4)の全てを少なくとも間接的に互いに連結するように配置されることを特徴とする、ロータブレード結合装置(2)。
  2. 前記少なくとも1つのリング(10)は、前記ロータブレードホルダ(4)の全てを貫通し、少なくとも1つの対応する前記連結部分(V)のそれぞれで交差するとともに、前記ロータブレードホルダ(4)の全てを少なくとも間接的に互いに連結するように配置されることを特徴とする、請求項1に記載のロータブレード結合装置(2)。
  3. 前記リング(10)は、実質的に接線方向、特に前記少なくとも2つのロータブレード(3)の回転方向(U)、の剛性が高い材料で構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載のロータブレード結合装置(2)。
  4. 前記リング(10)は、前記リング(10)とそれぞれの前記少なくとも2つのロータブレードホルダ(4)とが互いに対して傾くことができるように装着されるように、前記ロータブレード結合装置(2)内に位置することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のロータブレード結合装置(2)。
  5. 前記ロータブレード結合装置(2)は、それぞれの前記ロータブレードホルダ(4)と前記リング(10)との間に、少なくとも1つの減衰装置(15;16)を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のロータブレード結合装置(2)。
  6. それぞれの前記ロータブレードホルダ(4)が上側ロータブレードホルダプレート(5)と下側ロータブレードホルダプレート(6)とを含み、上側減衰装置(15)が前記上側ロータブレードホルダプレート(5)と前記リング(10)との間に位置し、それとは反対側で、下側減衰装置(16)が前記下側ロータブレードホルダプレート(6)と前記リング(10)との間に位置することを特徴とする、請求項5に記載のロータブレード結合装置(2)。
  7. 前記上側減衰装置(15)が少なくとも2つの上側ゴム要素(17;17’)を含み、前記下側減衰装置(16)が少なくとも2つの下側ゴム要素(18;18’)を含み、前記ゴム要素(17;17’;18;18’)は、傾動可能に装着された前記リング(10)の傾動を減衰させるように位置することを特徴とする、請求項6に記載のロータブレード結合装置(2)。
  8. 前記リング(10)と前記ロータマスト(9)との間に、減衰された接続がもたらされることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のロータブレード結合装置(2)。
  9. 前記少なくとも2つのロータブレードホルダ(4)がそれぞれエラストマー球面軸受(20)を含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のロータブレード結合装置(2)。
  10. 前記少なくとも2つのエラストマー球面軸受(20)は、前記少なくとも2つのロータブレードホルダ(4)が回転方向(U)に回転するときに柔軟な挙動を成すように前記ロータブレード結合装置(2)内に構成されて位置し、前記少なくとも2つのロータブレードホルダ(4)が旋回軸線(RLL)周りに前記ロータヘッド中心ピース(7)に対して回動され得ることを特徴とする、請求項9に記載のロータブレード結合装置(2)。
  11. 前記ロータヘッド中心ピース(7)が少なくとも2つの開口(8)を有し、前記各開口(8)がエラストマー球面軸受(20)を組み込むことを特徴とする、請求項9または10に記載のロータブレード結合装置(2)。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の、ロータマスト(9)と結合するためのロータブレード結合装置(2)を含むロータヘッド(1)。
  13. 前記ロータヘッド(1)が斜板を含み、前記斜板は、前記ロータブレード結合装置(2)の少なくとも1つのロータブレードホルダ(4)と直接に動作可能に接続されるとともに、前記少なくとも1つのロータブレードホルダ(4)に対応するロータブレード(3)の迎え角を調整するように形成されて位置することを特徴とする、請求項12に記載のロータヘッド(1)。
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