JP2016051679A - Cable connector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、相手コネクタに嵌合可能なコネクタ本体に保持された複数の相互絶縁されたコンタクト(接触端子)を持つコネクタであって、ケーブルの末端に取り付けられるケーブルコネクタに関し、特にコンタクトとケーブルとをそれぞれ半田接続する回路基板を備えたケーブルコネクタの耐こじり性の向上に関するものである。 The present invention relates to a connector having a plurality of mutually insulated contacts (contact terminals) held by a connector body that can be fitted to a mating connector, and particularly to a cable connector that is attached to the end of a cable. This relates to the improvement of the kink resistance of a cable connector provided with a circuit board for soldering each of the cables.
この種のケーブルコネクタは、モールド(コネクタ本体にケーブルを接続する部分の覆い)を手で持ち、コネクタ本体を相手コネクタ内に挿入し嵌合することにより、コンタクトを相手コンタクトに接触させ、相手コンタクトとケーブルとの電気的接続を得るので、分離時などに嵌合状態でこじられた場合、コンタクトと回路基板との半田接続部分に応力がかかりやすく、コンタクトの基板剥離や折れを発生する可能性が高いものになっている。その改善策として、従来、ハウジング(コネクタ本体)にコンタクトとともに保持された1対のロックアームを回路基板に半田接続して固定し、コンタクトと回路基板との半田接続部分に生じる応力を軽減するようにする技術がある(特許文献1参照。)。 This type of cable connector has a mold (covering the part that connects the cable to the connector body) by hand, and inserts the connector body into the mating connector and engages it to bring the contact into contact with the mating contact. Since the electrical connection between the cable and the cable is obtained, stress may easily be applied to the soldered connection between the contact and the circuit board when it is squeezed in the engaged state during separation, etc., possibly causing the substrate to peel off or bend the contact. Is expensive. As an improvement measure, conventionally, a pair of lock arms held together with the contacts in the housing (connector body) are fixed to the circuit board by soldering so as to reduce the stress generated at the solder connection portion between the contact and the circuit board. (See Patent Document 1).
しかしながら、コネクタにおいて、一対のロックアームは、普通、コネクタ本体に保持されるだけであり、回路基板には半田接続されないし、両端のコンタクトのさらに外側に配置されることから、上記従来技術では、ケーブルコネクタの組立効率の低下や回路基板の大型化に伴うケーブルコネクタの大型化を招くばかりでなく、ロックアームを備えないケーブルコネクタには適用できないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、ケーブルコネクタの組立効率の低下や大型化を招くことなく、しかも、ロックアームの有無に関係なく、コンタクトと回路基板との間の半田接続部分に生じる応力を軽減できるケーブルコネクタを提供することにある。
However, in the connector, the pair of lock arms is usually only held by the connector body, and is not soldered to the circuit board, and is disposed further outside the contacts at both ends. Not only does the cable connector increase in size due to a decrease in the efficiency of assembling the cable connector and the size of the circuit board, but also there is a problem that it cannot be applied to a cable connector that does not have a lock arm.
The present invention has been made in view of the above problems, and the object thereof is not to reduce the assembly efficiency or increase the size of the cable connector, and between the contact and the circuit board regardless of the presence or absence of the lock arm. It is an object of the present invention to provide a cable connector that can reduce the stress generated in the solder connection portion.
上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明は、相手コネクタに嵌合する嵌合部が前側に突出したコネクタ本体と、該コネクタ本体にその嵌合分離方向と該嵌合分離方向に直交する高さ方向とに直交する幅方向に沿って所定の間隔を置いて並設され前記嵌合部に露出する相手コンタクト接触部と前記コネクタ本体の前記嵌合部より後側の基部の後面から後側に突出する基板接続部とが設けられた複数の相互絶縁されたコンタクトと、該コンタクトの前記基板接続部とケーブルとをそれぞれ半田接続する回路基板と、前記コネクタ本体に前記ケーブルを接続する部分の覆いである絶縁性のモールドと、を備えたケーブルコネクタにおいて、前記コネクタ本体の前記基部内に、前記モールドの成形時に、該モールド樹脂を充填する空間部を設けたことを特徴とするケーブルコネクタを提供するものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記空間部は、前記コネクタ本体の前記基部の後面から該後面に隣接する面に貫通した貫通孔であることを特徴とするケーブルコネクタを提供するものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記空間部は、前記コネクタ本体の前記基部の後面から該後面に隣接し、かつ、前記高さ方向で相対向する上面と下面とに貫通した側面視T形の貫通孔であることを特徴とするケーブルコネクタを提供するものである。
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において、前記空間部は、前記幅方向で相対向する2平面に挟まれた、前記回路基板と直交する板状の貫通孔であることを特徴とするケーブルコネクタを提供するものである。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1の発明において、前記空間部は、隣り合った2つの前記コンタクトの相互間に設けたことを特徴とするケーブルコネクタを提供するものである。
請求項6の発明は、請求項1ないし4のいずれか1の発明において、前記コンタクトのうち、単一の特定コンタクトを除く複数のコンタクトのみ使用し、前記空間部は、前記特定コンタクトの設置予定位置に重ねて設けたことを特徴とするケーブルコネクタを提供するものである。
As means for solving the above-mentioned problems, the invention of
A second aspect of the present invention provides the cable connector according to the first aspect, wherein the space portion is a through-hole penetrating from a rear surface of the base portion of the connector main body to a surface adjacent to the rear surface. To do.
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the invention, the space portion penetrates from the rear surface of the base portion of the connector main body to the upper surface and the lower surface that are adjacent to the rear surface and face each other in the height direction. A cable connector is provided that is a through hole having a T-shape when viewed from the side.
According to a fourth aspect of the present invention, in the invention of the second or third aspect, the space portion is a plate-shaped through hole that is sandwiched between two planes facing each other in the width direction and orthogonal to the circuit board. A characteristic cable connector is provided.
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the cable connector according to any one of the first to fourth aspects, wherein the space portion is provided between two adjacent contacts. is there.
The invention of claim 6 is the invention according to any one of
請求項1の発明によれば、コネクタ本体の基部内に、モールドの成形時に、該モールド樹脂を充填する空間部を設けることで、コネクタ本体内の空間部に充填されるモールド樹脂のアンカー効果によって、コネクタ本体とモールドとを強固に結合一体化し、ケーブルコネクタの耐こじり性を向上させることができる。このため、ケーブルコネクタの組立効率の低下や大型化を招くことなく、しかも、ロックアームの有無に関係なく、コンタクトと回路基板との間の半田接続部分に生じる応力を軽減できる。
請求項2の発明によれば、空間部は、コネクタ本体の基部の後面から該後面に隣接する面に貫通した貫通孔であることから、コネクタ本体内の空間部にはモールド樹脂が抜け止め状態で保持され、より高い耐こじり性をケーブルコネクタに付与できる。また、コネクタ本体内の空間部にはモールド樹脂の充填不良を生じることなく完全充填ができる。
請求項3の発明によれば、空間部は、コネクタ本体の基部の後面から該後面に隣接し、かつ、高さ方向で相対向する上面と下面とに貫通した側面視T形の貫通孔であることから、コネクタ本体にはコンタクトが並設される中で、空間部をコネクタ本体内に容易、かつ、より効果的に付加できる。
請求項4の発明によれば、空間部は、幅方向で相対向する2平面に挟まれた、回路基板と直交する板状の貫通孔であることから、コネクタ本体にはコンタクトが並設される中で、空間部をコネクタ本体内により容易、かつ、より効果的に付加できる。
請求項5の発明によれば、空間部は、隣り合った2つのコンタクトの相互間に設けることで、モールドの既存の金型を用いてモールド樹脂を空間部に充填できる。
請求項6の発明によれば、コンタクトのうち、単一の特定コンタクトを除く複数のコンタクトのみ使用し、空間部は、特定コンタクトの設置予定位置に重ねて設けることで、モールドの既存の金型を用いてモールド樹脂を空間部に充填できる。
According to the invention of
According to the invention of
According to the invention of
According to the invention of
According to the invention of claim 5, the space portion can be filled with the mold resin by using an existing mold of the mold by providing the space portion between two adjacent contacts.
According to the invention of claim 6, by using only a plurality of contacts except for a single specific contact among the contacts, the space portion is provided to overlap with a predetermined position of the specific contact so that the existing mold of the mold is provided. Can be used to fill the space with mold resin.
図1ないし図7を参照し本発明の実施例1を説明する。図1は、本発明の実施例1のケーブルコネクタ10の外観斜視図である。このケーブルコネクタ10は、ユニバーサル・シリアル・バス(以下「USB」という。)(2.0)規格に基づくプラグコネクタであって、同じ規格に基づくケーブル1の末端に取り付けられる。このケーブル1は、図4に示すように、4本の芯線2と、この4本の芯線2の周りを覆うシールド3と、このシールド3の周りを覆うシース4とを備える。各芯線2は、導体2aを絶縁体2bで被覆した被覆電線からなる。
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is an external perspective view of a
ケーブルコネクタ10は、図2ないし図4に示すように、絶縁体であるコネクタ本体(プラグ本体)11を備える。このコネクタ本体11は、その外周側を覆うシールド部材である筒状の金属シェル12を備え、金属シェル12内の後部に嵌合される直方体状の基部11aと、基部11aの前面下半部から前側(図2,図3の紙面下側)に突出され金属シェル12内の前部下半部を埋める矩形平板状の嵌合部(プラグ部)11bとを一体に形成する。そして、このコネクタ本体11は、その外周側が金属シェル12で覆われることにより、嵌合部11bの上部に前側のみ開口した相手コンタクト挿入部11cが形成され、嵌合部11bが相手コネクタ(USB(2.0)規格に基づくレセプタクルコネクタ)内に挿入されることにより、相手コンタクト挿入部11cに相手コンタクトが挿入された状態で相手コネクタに嵌合される。コネクタ本体11は、絶縁性合成樹脂を成形することにより形成され、金属シェル12は、導電性金属板材を所定の形状に打ち抜き、曲げ加工することにより形成される。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
また、ケーブルコネクタ10は、図2ないし図4に示すように、コネクタ本体11に保持された4本の相互絶縁されたコンタクト13を備える。この4本のコンタクト13は、コネクタ本体11にその嵌合分離方向(挿抜方向)(図2,図3の紙面上下方向)とこの嵌合分離方向と直交する高さ方向(図2の紙面左右方向:図3の紙面垂直方向)とに直交する幅方向(図2の紙面垂直方向:図3の紙面左右方向)に沿って所定の間隔を置いて並設される。各コンタクト13には、コネクタ本体11の嵌合部11bの上面(相手コンタクト挿入部11cの底面)に露出する相手コンタクト接触部(固定接点)13aとコネクタ本体11の基部11aの後面から後側に突出する基板接続部13bとが設けられる。4本のコンタクト13は、導電性金属板材を所定の形状に打ち抜き、曲げ加工することにより、キャリアに繋がれた状態で一括に形成され、その後、インサート成形により、コネクタ本体11に一体化され、その後、キャリアが切り離されることにより、独立した4本のコンタクト13としてコネクタ本体11に保持される。
Further, the
また、ケーブルコネクタ10は、図3および図4に示すように、各コネクタ13の基板接続部13bとケーブル1の末端に露出された各芯線2の導体2aとをそれぞれ半田接続する剛性の印刷回路基板(PCB)からなる回路基板14を備える。この回路基板14は、その前部が各コンタクト13の基板接続部13bに半田接続されることにより、コネクタ本体11の嵌合部11bとは反対に基部11aの後面から後側に突出した状態で水平に支持される。
Further, as shown in FIGS. 3 and 4, the
また、ケーブルコネクタ10は、図1ないし図4に示すように、コネクタ本体11にケーブル1を接続する部分の覆いである絶縁性のモールド15を備える。このモールド15は、図3に示すように、インナーモールド16とオーバーモールド17とからなる。すなわち、図2ないし図4に示すように、コンタクト13の半田接続部13b,回路基板14,およびケーブル1の末端で露出された各芯線2の周りに、インサート成形により、一次的に絶縁性のインナーモールド16が形成され、その後、図1および図3に示すように、コネクタ本体11の基部11a,インナーモールド16,ケーブル1の末端で露出されたシールド3の周りに、インサート成形により、二次的に絶縁性のオーバーモールド17が形成される。インナーモールド16は、図2ないし図4に示すように、略直方体状の外形状に形成され、その前面がコネクタ本体11の基部11aの後面に接触(密着)した状態で、コネクタ本体11の後側に連設される。オーバーモールド17は、図1に示すように、インナーモールド16より一回り大きい略直方体状の外形状に形成され、その先端面(前面)中央部からコネクタ本体11の嵌合部11bが突出され、反対側の端面(後面)中央部からケーブル1が引き出される。そして、このモールド15は、コネクタ本体11の嵌合部11bをオーバーモールド17の先端から突出した状態で、コネクタ本体11にケーブル1を接続する部分を覆うことにより、コネクタ本体11とケーブル1との接続部分を保護するとともに、ケーブルコネクタ10を相手コネクタに対し嵌合分離(挿抜)する際などに手で持つハンドル部になる。
Moreover, the
また、ケーブルコネクタ10は、図2および図3に示すように、インナーモールド16の外周側を覆う筒状の金属バックシェルを備える。この金属バックシェルは、上向きに開口した断面コ字状のバックシェル本体18と、下向きに開口した断面コ字状のバックシェルカバー19とからなり、バックシェル本体18は、その後端から後側に突出するケーブル圧着部18aを一体に形成し、バックシェルカバー19は、その後端から後側に突出するケーブル押え片部19aを一体に形成する。これら金属バックシェル本体18と金属バックシェルカバー19は、それぞれ、導電性金属板材を所定の形状に打ち抜き、曲げ加工することにより形成される。そして、金属バックシェル18,19は、図3に示すように、インナーモールド16の外周側を覆った状態で、ケーブル押え片部19aがケーブル1の末端に露出されたシールド3の上に重ね合わされ、その後、ケーブル押え片部19aとケーブル1の末端に露出されたシールド3とが一体的にケーブル圧着部18aに圧着固定される。この後、オーバーモールド17が、インサート成形により、金属シェル12と金属バックシェル18,19の上からコネクタ本体11の基部11a,インナーモールド16,ケーブル1の末端の周りに形成されることにより、ケーブルコネクタ10が完成される。なお、オーバーモールド17には、図1に示すように、ストレインリリーフ17aが一体に形成され、このストレインリリーフ17aを通してケーブル1が引き出される。
Moreover, the
そして、ケーブルコネクタ10は、モールド15(オーバーモールド17)を手で持ち、モールド15の先端から突出したコネクタ本体11(嵌合部11b)を相手コネクタ内に挿入し嵌合することにより、各コンタクト13の相手コンタクト接触部13aを相手コンタクトに接触させ、相手コンタクトとケーブル1の各芯線2との電気的接続を得る。
The
なお、図2の矢印Aは、インナーモールド16の成形時に、その金型のキャビティに溶融した絶縁性のインナーモール樹脂が流入する入口(ゲート)の位置を示す。すなわちインナーモール樹脂は、インナーモールド16の後部一側部に対応する箇所から充填される。また、図1の矢印Bは、オーバーモールド17の成形時に、その金型のキャビティに溶融した絶縁性のオーバーモールド樹脂が流入する入口(ゲート)の位置を示す。すなわちオーバーモールド樹脂は、オーバーモールド17の後部(具体的にはストレインリリーフ17a)一側部に対応する箇所から充填される。
Note that an arrow A in FIG. 2 indicates a position of an inlet (gate) into which the melted insulating inner molding resin flows into the mold cavity when the
<本発明にかかる要旨構成>
ケーブルコネクタ10では、図4ないし図6に示すように、コネクタ本体11の基部11a内に、インナーモールド16の成形時に、該インナーモールド樹脂を充填する空間部(キャビティ)20を設ける。すなわちコネクタ本体11内の空間部20に保持されるインナーモールド樹脂(後述するアンカー部30)と一体にインナーモールド16を形成する。これにより、コネクタ本体11内の空間部20に充填されるインナーモールド樹脂のアンカー効果によって、コネクタ本体11とインナーモールド16とを強固に結合一体化し、ケーブルコネクタ10の耐こじり性を向上させることができる。すなわちコネクタ本体11とインナーモールド16間での曲げやねじりの力に対する剛性を高めることができる。このため、ケーブルコネクタ10の組立効率の低下や大型化を招くことなく、しかも、ロックアームの有無に関係なく、コンタクト13と回路基板14との間の半田接続部分に生じる応力を軽減できる。ここで、インナーモールド16には、図4,図6,および図7に示すように、コネクタ本体11内の空間部20に充填されたインナーモールド樹脂によって、コネクタ本体11内の空間部20と同一形状のアンカー部30が、インナーモールド16の前面から前側に突出した状態で一体に形成され、このアンカー部30がコネクタ本体11内の空間部20に保持される。
<Summary Configuration According to the Present Invention>
In the
また、ケーブルコネクタ10では、空間部20は、図4ないし図6に示すように、コネクタ本体11の基部11aの後面から該後面に隣接する少なくとも一面に貫通した貫通孔からなる。これにより、コネクタ本体11内の空間部20にはインナーモールド樹脂が抜け止め状態で保持され、より高い耐こじり性をケーブルコネクタ10に付与できる。また、空間部20において、コネクタ本体11の基部11aの後面にて開かれた後向き開口21をインナーモールド樹脂の流入口(ゲート)とし、コネクタ本体11の基部11aの後面に隣接する少なくとも一面にて開かれた外向き開口22を空気抜き(エアベンド)として、コネクタ本体11内の空間部20にはインナーモールド樹脂の充填不良(ショートショット)を生じることなく完全充填ができる。なお、空間部20が、コネクタ本体11の基部11aの後面から該後面に隣接する一面のみに貫通した貫通孔である場合、その一面としては、基部11aの後面に隣接する上面,下面,左側面,右側面の計4面のうち、高さ方向で相対向する上面と下面の一方を選択することが好ましい。これにより、空間部20は、図示しないが、コネクタ本体11の基部11aの後面から該後面に隣接する上面又は下面に貫通した側面視L形の貫通孔となり、コネクタ本体11にはコンタクト13が並設される中で、少なくとも一つの空間部20をコネクタ本体11内に容易、かつ、効果的に付加できる。
In the
また、ケーブルコネクタ10では、空間部20は、図4ないし図6に示すように、コネクタ本体11の基部11aの後面から該後面に隣接する少なくとも一面に貫通した貫通孔であって、コネクタ本体11の基部11aの後面から該後面に隣接し、かつ、高さ方向で相対向する上面と下面とに貫通した側面視T形の貫通孔からなる。これにより、コネクタ本体11にはコンタクト13が並設される中で、少なくとも一つの空間部20をコネクタ本体11内に容易、かつ、より効果的に付加できる。
In the
また、ケーブルコネクタ10では、空間部20は、図4ないし図6に示すように、コネクタ本体11の基部11aの後面から該後面に隣接する少なくとも一面に貫通した貫通孔であって、コネクタ本体11の基部11aの後面から該後面に隣接し、かつ、高さ方向で相対向する上面と下面とに貫通した側面視T形の貫通孔であり、しかも、幅方向で相対向する2平面(平行面)に挟まれた、回路基板14と直交するT形平板状の貫通孔からなる。これにより、コネクタ本体11にはコンタクト13が並設される中で、少なくとも一つの空間部20をコネクタ本体11内により容易、かつ、より効果的に付加できる。
In the
また、ケーブルコネクタ10では、空間部20は、図4に示すように、隣り合った2つのコンタクト13,13の相互間に設けることで、インナーモールド16の既存の金型を用いてインナーモールド樹脂を空間部20に充填できる。
In the
また、ケーブルコネクタ10では、空間部20は、図4に示すように、右端のコンタクト13とその左隣りのコンタクト13との相互間と左端のコンタクト13とその右隣りのコンタクト13との相互間の2箇所に1つずつ合計2つ(複数)設けられている。すなわちコネクタ本体11内の2つの空間部20にそれぞれ保持されるインナーモールド樹脂(2つのアンカー部30)と一体にインナーモールド16が形成されている。これにより、より高い耐こじり性をケーブルコネクタ10に付与できる。
In the
図8ないし図13を参照し本発明の実施例2を説明する。図8は、本発明の実施例2のケーブルコネクタ40の外観斜視図であり、このケーブルコネクタ40は、マイクロ−USB(2.0)規格に基づくプラグコネクタであって、実施例1と同じくUSB(2.0)規格に基づくケーブル1の末端に取り付けられる。
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 8 is an external perspective view of the
ケーブルコネクタ40は、図9ないし図11に示すように、絶縁体であるコネクタ本体(プラグ本体)41を備える。このコネクタ本体41は、直方体状の基部41aと、基部41aの前面上下中間部から前側(図10,図11の紙面下側)に突出される嵌合部41bとを一体に形成する。
As shown in FIGS. 9 to 11, the
また、このコネクタ本体41において、その嵌合分離方向(挿抜方向)(図9の紙面垂直方向:図10,図11の紙面上下方向)とこの嵌合分離方向と直交する高さ方向(図9の紙面上下方向:図10の紙面左右方向:図11の紙面垂直方向)とに直交する幅方向(図9の紙面左右方向:図10の紙面垂直方向:図11の紙面左右方向)の両端部には、一対のロックアーム収容部41eが形成される。各ロックアーム収容部41eの前部は嵌合部41bの上面にて上側に開口され、各ロックアーム収容部41eの後端は基部41aの後面にて後側に開口される。
Further, in this connector
また、このコネクタ本体41において、一対のロックアーム収容部41eの間の嵌合部41bの上面には、上側および前側に開口した凹形状で相手コンタクト挿入部41cが形成される。このコネクタ本体41は、嵌合部41bの外周側を覆うシールド部材である筒状の金属シェル42を備え、嵌合部41bの外周側が金属シェル42で覆われることにより、相手コンタクト挿入部41cが前側にのみ開口される。この金属シェル42において、一対のロックアーム収容部41eと重なる部位には開口42aが設けられる。
Further, in the connector
また、このコネクタ本体41において、一対のロックアーム収容部41eの間には、5本のコンタクト収容部41dが形成される。この5本のコンタクト収容部41dは、一対のロックアーム収容部41eの間において、コネクタ本体41の幅方向に沿って所定の間隔を置いて並設される。各コンタクト収容部41dの前部は相手コンタクト挿入部41c内に開口され、各コンタクト収容部41dの後端は基部41aの後面にて後側に開口される。
In the connector
そして、このコネクタ本体41は、嵌合部41bが相手コネクタ内に挿入されることにより、相手コンタクト挿入部41cに相手コンタクトが挿入された状態で相手コネクタに嵌合される。コネクタ本体41は、絶縁性合成樹脂を成形することにより形成され、金属シェル42は、導電性金属板材を所定の形状に打ち抜き、曲げ加工することにより形成される。
And this connector
また、ケーブルコネクタ40は、図8ないし図11に示すように、コネクタ本体41に片持ち梁状に保持された一対のロックアーム48を備える。この一対のロックアーム48は、各ロックアーム収容部41e内に1本ずつ収容された状態で、コネクタ本体41の幅方向の両端部に保持される。各ロックアーム48の先端(前端)には、コネクタ本体41の高さ方向に弾性変位可能な上向き突状の係合部48aが設けられる。この係合部48aは、金属シェル42の上面に開口42aを通して突出される。各ロックアーム48の後端は、ロックアーム収容部41e内に位置し、後述する回路基板44には半田接続しない。そして、この一対のロックアーム48は、コネクタ本体41の嵌合部41bが相手コネクタ内に挿入され嵌合されたときに、係合部48aが相手コネクタに係合されることにより、嵌合部41aを抜け止めして、ケーブルコネクタ40を相手コネクタに固定(ハーフロック)する。
Further, as shown in FIGS. 8 to 11, the
また、ケーブルコネクタ40は、図9ないし図11に示すように、コネクタ本体41に片持ち梁状に保持された4本の相互絶縁されたコンタクト43を備える。すなわちケーブルコネクタ40では、電源伝送および信号伝送に関与しないID認識に用いられる図示しない単一の特定コンタクトを除く4本のコンタクト43のみ使用する。この4本のコンタクト43は、コネクタ本体41において不使用の特定コンタクトの設置予定位置となる単一のコンタクト収容部41d、すなわち図9,図11において右から4番目のコンタクト収容部41e(以下、「空きコンタクト収容部」といい、符号は「41D」とする。)を除く4本のコンタクト収容部41dに収容された状態で、コネクタ本体41において、一対のロックアーム収容部41eの間に、コネクタ本体41の幅方向に沿って所定の間隔を置いて並設される。各コンタクト43の先端(前端)には、コネクタ本体41の高さ方向に弾性変位可能な上向き突状の相手コンタクト接触部(可動接点)43aが設けられる。この相手コンタクト接触部(可動接点)43aは、相手コンタクト挿入部41c内に突出される。各コンタクト43の後端には、コネクタ本体41の後面から後側に突出する基板接続部43bが設けられる。4本のコンタクト43は、導電性金属板材を所定の形状に打ち抜き、曲げ加工することにより、キャリアに繋がれた状態で一括に形成され、その後、空きコンタクト収容部41Dを除く4本のコンタクト収容部41d内に後方から一括に挿入収容され、その後、キャリアが切り離されることにより、独立した4本のコンタクト43としてコネクタ本体41に保持される。
Further, as shown in FIGS. 9 to 11, the
また、ケーブルコネクタ40は、図10および図11に示すように、各コネクタ43の基板接続部43bとケーブル1の末端に露出された各芯線2の導体2aとをそれぞれ半田接続する剛性の印刷回路基板(PCB)からなる回路基板44を備える。この回路基板44は、その前部が各コンタクト43の基板接続部43bに半田接続されることにより、コネクタ本体41の嵌合部41bとは反対に基部41aの後面から後側に突出した状態で水平に支持される。
Further, as shown in FIGS. 10 and 11, the
また、ケーブルコネクタ40は、図8ないし図11に示すように、コネクタ本体41にケーブル1を接続する部分の覆いである絶縁性のモールド45を備える。このモールド45は、図10および図11に示すように、インナーモールド46とオーバーモールド47とからなる。すなわち、図10および図11に示すように、コネクタ本体41の基部41a,コンタクト43の半田接続部43b,回路基板44,およびケーブル1の各芯線2が露出された末端の周りに、インサート成形により、一次的に絶縁性のインナーモールド46が形成され、その後、図8ないし図11に示すように、インナーモールド46の周りに、インサート成形により、二次的に絶縁性のオーバーモールド47が形成される。インナーモールド46は、図10および図11に示すように、略直方体状の外形状に形成され、その前端部がコネクタ本体41の基部41aを包み込みその外周側面および後面に接触(密着)した状態で、コネクタ本体41の後側に連設される。オーバーモールド47は、図8ないし図11に示すように、インナーモールド46より一回り大きい略直方体状の外形状に形成され、その先端面(前面)中央部からコネクタ本体41の嵌合部41bが突出され、反対側の端面(後面)中央部からケーブル1が引き出される。そして、このモールド45は、コネクタ本体41の嵌合部41bをオーバーモールド47の先端から突出した状態で、コネクタ本体41にケーブル1を接続する部分を覆うことにより、コネクタ本体41とケーブル1との接続部分を保護するとともに、ケーブルコネクタ40を相手コネクタに対し嵌合分離(挿抜)する際などに手で持つハンドル部になる。なお、オーバーモールド47には、図8に示すように、ストレインリリーフ47aが一体に形成され、このストレインリリーフ47aを通してケーブル1が引き出される。このようにモールド45が形成されることにより、ケーブルコネクタ40が完成される。
Moreover, the
そして、ケーブルコネクタ40は、モールド45(オーバーモールド47)を手で持ち、モールド45の先端から突出したコネクタ本体41(嵌合部41b)を相手コネクタ内に挿入し嵌合することにより、各コンタクト43の相手コンタクト接触部43aを相手コンタクトに接触させ、相手コンタクトとケーブル1の各芯線2との電気的接続を得る。
The
なお、図11の矢印Cは、インナーモールド46の成形時に、その金型のキャビティに溶融した絶縁性のインナーモール樹脂が流入する入口(ゲート)の位置を示す。すなわちインナーモール樹脂は、インナーモールド46の後部一側部に対応する箇所から充填される。また、図8の矢印Dは、オーバーモールド47の成形時に、その金型のキャビティに溶融した絶縁性のオーバーモールド樹脂が流入する入口(ゲート)の位置を示す。すなわちオーバーモールド樹脂は、オーバーモールド47の後部(具体的にはストレインリリーフ47a)一側部に対応する箇所から充填される。
Note that an arrow C in FIG. 11 indicates a position of an inlet (gate) into which the melted insulating inner molding resin flows into the cavity of the mold when the
<本発明にかかる要旨構成>
ケーブルコネクタ40では、図11ないし図13に示すように、コネクタ本体41の基部41a内に、インナーモールド46の成形時に、該インナーモールド樹脂を充填する空間部(キャビティ)50を設ける。すなわちコネクタ本体41内の空間部50に保持されるインナーモールド樹脂(後述するアンカー部60)と一体にインナーモールド46を形成する。これにより、コネクタ本体41内の空間部50に充填されるインナーモールド樹脂のアンカー効果によって、コネクタ本体41とインナーモールド46とを強固に結合一体化し、ケーブルコネクタ40の耐こじり性を向上させることができる。すなわちコネクタ本体41とインナーモールド46間での曲げやねじりの力に対する剛性を高めることができる。このため、ケーブルコネクタ40の組立効率の低下や大型化を招くことなく、しかも、ロックアームの有無に関係なく、コンタクト43と回路基板44との間の半田接続部分に生じる応力を軽減できる。ここで、インナーモールド46には、図11および図13に示すように、コネクタ本体41内の空間部50に充填されたインナーモールド樹脂によって、コネクタ本体41内の空間部50と同一形状のアンカー部60が、インナーモールド46において、コネクタ本体41の基部41aの後面に接触する接触面からコネクタ本体41の基部41aの前面および外周側面に接触するフード状の前端部内側に突出した状態で一体に形成され、このアンカー部60がコネクタ本体41内の空間部50に保持される。
<Summary Configuration According to the Present Invention>
In the
また、ケーブルコネクタ40では、空間部50は、図11ないし図13に示すように、コネクタ本体41の基部41aの後面から該後面に隣接する少なくとも一面に貫通した貫通孔からなる。これにより、コネクタ本体41内の空間部50にはインナーモールド樹脂が抜け止め状態で保持され、より高い耐こじり性をケーブルコネクタ40に付与できる。また、空間部50において、コネクタ本体41の基部41aの後面にて開かれた後向き開口51をインナーモールド樹脂の流入口(ゲート)とし、コネクタ本体41の基部41aの後面に隣接する少なくとも一面にて開かれた外向き開口52を空気抜き(エアベンド)として、コネクタ本体41内の空間部50にはインナーモールド樹脂の充填不良(ショートショット)を生じることなく完全充填ができる。なお、空間部50が、コネクタ本体41の基部41aの後面から該後面に隣接する一面のみに貫通した貫通孔である場合、その一面としては、基部41aの後面に隣接する上面,下面,左側面,右側面の計4面のうち、高さ方向で相対向する上面と下面の一方を選択することが好ましい。これにより、空間部50は、図示しないが、コネクタ本体41の基部41aの後面から該後面に隣接する上面又は下面に貫通した側面視L形の貫通孔となり、コネクタ本体41にはコンタクト43が並設される中で、少なくとも一つの空間部50をコネクタ本体41内に容易、かつ、効果的に付加できる。
Moreover, in the
また、ケーブルコネクタ40では、空間部50は、図11ないし図13に示すように、コネクタ本体41の基部41aの後面から該後面に隣接する少なくとも一面に貫通した貫通孔であって、コネクタ本体41の基部41aの後面からそれに隣接し、かつ、高さ方向で相対向する上面と下面とに貫通した側面視T形の貫通孔からなる。これにより、コネクタ本体41にはコンタクト43が並設される中で、少なくとも一つの空間部50をコネクタ本体41内に容易、かつ、より効果的に付加できる。
In the
また、ケーブルコネクタ40では、空間部50は、図11ないし図13に示すように、コネクタ本体41の基部41aの後面から該後面に隣接する少なくとも一面に貫通した貫通孔であって、コネクタ本体41の基部41aの後面からそれに隣接し、かつ、高さ方向で相対向する上面と下面とに貫通した側面視T形の貫通孔であり、しかも、幅方向で相対向する2平面(平行面)に挟まれた、回路基板44と直交するT形平板状の貫通孔からなる。これにより、コネクタ本体41にはコンタクト43が並設される中で、少なくとも一つの空間部50をコネクタ本体41内により容易、かつ、より効果的に付加できる。
In the
また、ケーブルコネクタ40では、空間部50は、図11ないし図13に示すように、特定コンタクトの設置予定位置、すなわち空きコンタクト収容部41Dの後部に重ねて設けることで、インナーモールド46の既存の金型を用いてインナーモールド樹脂を空間部50に充填できる。また、空間部50により空きコンタクト収容部41Dがコネクタ本体41の基部41aを貫通しなくなることから、インナーモールド46の成形時に、該インナーモールド樹脂が空きコンタクト収容部41Dを通じてコネクタ本体41の嵌合部41bに流れ込むのを防止できる。
Further, in the
同じケーブル1の両端にそれぞれ取り付けられた実施例1のケーブルコネクタ10。ケーブル1の一端に取り付けられたケーブルコネクタ10をパーソナルコンピューター(以下、「PC」という。)に搭載された相手コネクタに嵌合(接続)する一方、ケーブル1の他端に取り付けられたケーブルコネクタ10をPCの周辺機器や他のPCに搭載された相手コネクタに嵌合し、PCとその周辺機器やPC同士を電気的に接続し、これら接続機器間でのデータなどの信号のやりとりやPCから周辺機器へ電源電流を供給できる。
The
同じケーブル1の一端に取り付けられた実施例1のケーブルコネクタ10と他端に取り付けられた実施例2のケーブルコネクタ40。実施例1のケーブルコネクタ10をPCに搭載された相手コネクタに嵌合する一方、実施例2のケーブルコネクタ40を携帯電話機(スマートホン),タブレット型コンピュータ,デジタルカメラなどの小型携帯電子機器に搭載された相手コネクタに嵌合し、PCと小型携帯電子機器を電気的に接続し、これら接続機器間でのデータなどの信号のやりとりやPCから小型携帯電子機器へ充電(電源)電流を供給できる。また、実施例1のケーブルコネクタ10をACアダプタに搭載された相手コネクタに接続し、又は、携帯電源に搭載された相手コネクタに接続すれば、コンセント電源、又は、携帯電源から小型携帯電子機器へ充電電流を供給できる。
The
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はそれに限定されず本発明の要旨を変更しない範囲内で種々変更実施することができる。例えば、実施例1ないし4のケーブルコネクタでは、モールドは、一次,二次の2回のインサート成形に分けて(インナーモールドとオーバーモールドに分けて)形成したが、1回のインサート成形により形成してもよい。この場合、実施例1,3,4のケーブルコネクタは金属バックシェルを備えない。また、モールドを一次,二次の2回のインサート成形に分けて形成する場合、インナーモールドによりコネクタ本体の基部まで包み込むか否かは任意に選択できる。インナーモールドは、少なくともコネクタ本体の基部の後面(コンタクトの基板接続部を突出する面)に接触するものであればよい。 As mentioned above, although the Example of this invention was described, this invention is not limited to it, Various changes can be implemented within the range which does not change the summary of this invention. For example, in the cable connectors of Examples 1 to 4, the mold was formed by dividing the insert molding into two primary and secondary insert moldings (divided into an inner mold and an overmold). May be. In this case, the cable connectors of Examples 1, 3, and 4 do not include a metal back shell. In addition, when the mold is divided into two primary and secondary insert moldings, it is possible to arbitrarily select whether or not to wrap up to the base portion of the connector main body with the inner mold. The inner mold only needs to be in contact with at least the rear surface of the base portion of the connector main body (the surface protruding the contact board connecting portion).
1 ケーブル
10,40 ケーブルコネクタ
11,41 コネクタ本体
11a,41a 基部
11b,41b 嵌合部
13,43 コンタクト
13a,43a 相手コンタクト接触部
13b,43b 基板接続部
14,44 回路基板
15,45 モールド
20,50 空間部
30,60 アンカー部
DESCRIPTION OF
Claims (6)
該コネクタ本体にその嵌合分離方向と該嵌合分離方向に直交する高さ方向とに直交する幅方向に沿って所定の間隔を置いて並設され前記嵌合部に露出する相手コンタクト接触部と前記コネクタ本体の前記嵌合部より後側の基部の後面から後側に突出する基板接続部とが設けられた複数の相互絶縁されたコンタクトと、
該コンタクトの前記基板接続部とケーブルとをそれぞれ半田接続する回路基板と、
前記コネクタ本体に前記ケーブルを接続する部分の覆いである絶縁性のモールドと、を備えたケーブルコネクタにおいて、
前記コネクタ本体の前記基部内に、前記モールドの成形時に、該モールド樹脂を充填する空間部を設けたことを特徴とするケーブルコネクタ。 A connector main body with a mating portion that mates with a mating connector protruding forward,
A mating contact contact portion that is arranged in parallel at a predetermined interval along the width direction perpendicular to the fitting separation direction and the height direction perpendicular to the fitting separation direction on the connector body, and is exposed to the fitting portion. And a plurality of mutually insulated contacts provided with a board connecting portion protruding rearward from the rear surface of the base portion on the rear side of the fitting portion of the connector body,
A circuit board that solder-connects the board connection portion of the contact and the cable, and
In a cable connector comprising an insulating mold that is a cover of a portion connecting the cable to the connector body,
A cable connector characterized in that a space for filling the mold resin is provided in the base of the connector body when the mold is formed.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014177906A JP2016051679A (en) | 2014-09-02 | 2014-09-02 | Cable connector |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019212610A (en) * | 2018-06-01 | 2019-12-12 | 株式会社シマノ | Electrical cable assembly for manpowered vehicle |
JP2020532051A (en) * | 2017-08-15 | 2020-11-05 | マシモ・コーポレイション | Water resistant connector for non-invasive patient monitoring |
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2014
- 2014-09-02 JP JP2014177906A patent/JP2016051679A/en active Pending
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