JP2016048920A - メディア資産を比較する方法およびシステム - Google Patents

Abstract

【課題】ビデオサーバに格納されたメディアコンテンツが破損しているかどうかを検出可能な方法、システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】コンパレータモジュール１０は、ビデオサーバから第１のビデオファイルの第１の特性を検索し、アーカイブサーバから第２のビデオファイルの第２の特性を検索する。検索結果により、第１の識別子と第２の識別子との関連付けに基づいて第１の特性を第２の特性と比較・分析し、第１のビデオファイルが取り替えられるべきか決定する。第１のビデオファイルが取り替えられるべきである場合、ビデオサーバを用いて、アーカイブサーバから第３のビデオファイルを獲得し、ビデオサーバにおいて第１のビデオファイルを第３のビデオファイルに取り替える。第１のビデオファイルが取り替えられるべきではない場合、所定のスケジュールに基づいて第１のファイルを放送する。
【選択図】図２

Description

（発明の詳細な説明）
（発明の分野）
本発明は、概して複数のサーバに格納されたメディア資産を比較する方法およびシステムに関する。より詳細には、本発明は、複数のサーバに格納されたメディア資産の特性を比較することに関する。

（背景）
テレビジョンネットワークは、しばしば、複数の専用サーバ全体にテレビジョンネットワークのメディアコンテンツを格納する。例えば、サーバは、ネットワークのメディアコンテンツのすべてのための中央アーカイブであり得る。このサーバは、ネットワークのメディアコンテンツのいずれの損失も避けるために大量のメディアコンテンツを確実にかつ頑強に管理するように設計される。別個のメディアサーバは、放送信号、メディアストリーム、またはユーザにメディアコンテンツを送信する他の方法を提供し得る。メディアサーバは、しばしば、大量のメディアコンテンツを格納しないで、むしろメディアサーバは、それが近い将来に放送するメディアコンテンツのみを格納する。そのような構成を用いる場合、メディアサーバは、放送の前にアーカイブサーバからメディアコンテンツをダウンロードする。

メディアサーバがアーカイブサーバからメディアコンテンツをダウンロードする場合、様々な問題が起こり得る。例えば、ダウンロードは、全メディアファイルが転送する前に終了し得る。他の例では、メディアファイルは破損され得る。しばしばエラーはメディアサーバがメディアを放送しようと試み信号が黒になって初めて発見され、このことはどのネットワークにとっても望ましくない結果である。従って、ビデオサーバに格納されたメディアコンテンツが不完全であるかまたは破損されているかどうかを決定する効率的な機構が望ましい。

（発明の概要）
一局面において、本発明は、コンピュータ実装の方法を特徴とする。一実施形態において、方法は、コンパレータモジュールを用いて、複数のビデオファイルを格納するビデオサーバから第１の識別子に関連付けられた第１のビデオファイルの第１の特性を検索することを含む。方法は、コンパレータモジュールを用いて、アーカイブビデオサーバからの第２の識別子に関連付けられた第２のビデオファイルの第２の特性を検索することを含む。方法は、第１の識別子と第２の識別子との関連付けに基づいて第１の特性を第２の特性と比較するために、コンパレータモジュールを利用することを含む。方法は、コンパレータモジュールによって、第１のビデオファイルが取り替えられるべきかどうかを決定するために、第１の特性と第２の特性との比較の結果を分析することを含む。方法は、第１のビデオファイルが取り替えられるべきであるということを比較の結果が指示した場合、ビデオサーバを用いて、アーカイブサーバから第２の識別子に関連付けられた第３のビデオファイルを獲得ことと、ビデオサーバにおいて第１のビデオファイルを第３のビデオファイルに取り替えることとを含む。方法は、第１のビデオファイルが取り替えられるべきではないということを比較の結果が指示した場合、所定のスケジュールに基づいて第１のファイルを放送することを含む。

別の局面において、本発明はシステムを特徴とする。一実施形態において、システムは、第１のビデオファイルを格納するビデオサーバを含み、第１のビデオファイルは、第１の識別子に関連付けられ、第１の特性によって説明される。システムは、第２のビデオファイルを格納するアーカイブサーバを含み、第２のビデオファイルは、第２の識別子に関連付けられ、第２の特性によって説明される。システムは、第１の識別子に基づいて第１の特性を検索するためにビデオサーバと通信し、第２の識別子に基づいて第２の特性を検索するためにアーカイブサーバと通信するコンパレータモジュールを含み、コンパレータモジュールは、第１の識別子と第２の識別子との関連付けに基づいて第１の特性と第２の特性とを比較し、第１の特性と第２の特性との比較の結果に基づいて信号を生成するように構成され、ビデオサーバは、信号を受信し、結果が第１の所定の値である場合、第２の識別子に関連付けられた第３のビデオファイルを獲得するように構成され、ビデオサーバは、結果が第２の所定の値である場合、所定のスケジュールに従って第１のビデオファイルを放送するように構成される。

別の局面において、本発明はコンピュータ実装の方法を特徴とする。一実施形態において、方法は、コンパレータモジュールを用いて、複数のメディア資産を格納するメディアサーバから第１のメディア資産識別子に関連付けられた第１のメディア資産の第１の特性を検索することを含む。方法は、コンパレータモジュールを用いて、アーカイブサーバから第２のメディア資産識別子に関連付けられた第２のメディア資産の第２の特性を検索することを含む。方法は、第１のメディア資産識別子と第２のメディア資産識別子との関連付けに基づいて第１の特性を第２の特性と比較するために、コンパレータモジュールを利用することを含む。方法は、コンパレータモジュールによって、第１の特性と第２の特性との比較の結果の指示を含むレポートを生成することを含む。

別の局面において、本発明はシステムを特徴とする。一実施形態において、システムは、第１のメディア資産を格納するビデオサーバを含み、第１のメディア資産は、メディア識別子に関連付けられ、第１の特性によって説明される。システムは、第２のメディア資産を格納するアーカイブサーバを含み、第２のメディア資産は、第２の識別子に関連付けられ、第２の特性によって説明される。システムは、メディア識別子に基づいて第１の特性を検索するためにメディアサーバと通信可能に結合され、メディア識別子に基づいて第２の特性を検索するためにアーカイブサーバと通信可能に結合されるコンパレータモジュールを含み、コンパレータモジュールは、第１の特性と第２の特性と比較し、第１の特性と第２の特性との比較の結果に基づいて信号を生成するように構成される。

なおも別の局面において、本発明は命令を有するコンピュータ読み取り可能媒体を特徴とする。一実施形態において、媒体は、複数のメディア資産を格納するメディアサーバから第１のメディア資産識別子に関連付けられた第１のメディア資産の第１の特性を検索することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を含む。媒体は、アーカイブサーバから第２のメディア資産識別子に関連付けられた第２のメディア資産の第２の特性を検索することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を含む。媒体は、第１のメディア資産識別子と第２のメディア資産識別子との関連付けに基づいて第１の特性を第２の特性と比較することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を含む。媒体は、第１の特性と第２の特性との比較の結果の指示を含むレポートを生成することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を含む。

上記の局面うちの任意の局面は、以下の特徴のうちの１つ以上を含み得る。方法は、複数のビデオファイルを格納する第２のビデオサーバから第３の識別子に関連付けられた第４のビデオファイルを説明する第３の特性を検索するコンパレータモジュールを含み得る。方法は、第２のアーカイブビデオサーバから第４の識別子に関連付けられた第５のビデオファイルを説明する第４の特性を検索するコンパレータモジュールを含み得る。方法は、第３の識別子と第４の識別子との関連付けに基づいて第３の特性を第４の特性と比較するために、コンパレータモジュールを利用することを含み得る。方法は、第３の特性と第４の特性との比較の結果の指示を含むレポートを生成するコンパレータモジュールを含み得る。

上記の局面のうちの任意の局面は、以下の特徴のうちの１つ以上を含み得る。方法は、複数のメディア資産を格納する第２のメディアサーバから第３のメディア識別子に関連付けられた第３のメディア資産を説明する第３の特性を検索するコンパレータモジュールを含み得る。方法は、第２のアーカイブサーバから第４のメディア識別子に関連付けられた第４のメディア資産を説明する第４の特性を検索するコンパレータモジュールを含み得る。方法は、第３の識別子と第４の識別子との関連付けに基づいて第３の特性を第４の特性と比較するために、コンパレータモジュールを利用することを含み得る。方法は、第３の特性と第４の特性との比較の結果の指示を含むレポートを生成するコンパレータモジュールを含み得る。

上記の局面のうちの任意の局面は、本節の以下のパラグラフに説明される特徴のうちの１つ以上を含み得る。第２のメディアサーバは第１のメディアサーバと同じであり得、第２のアーカイブサーバは第１のアーカイブサーバと同じであり得る。一実施形態において、信号はｅメールであり得る。一実施形態において、第１および第２の特性は、ファイルサイズ、ファイルタイプ、ビットレート、およびファイル符号化のうちの１つである。

方法は、１つ以上のデバイスに信号を生成することを含み得、信号は、レポートを反映するデータを含む。一実施形態において、第１の特性が第２の特性と一致しない場合、方法はアーカイブサーバから第２のメディア資産を検索することを含む。一実施形態において、第１の特性を検索することは、複数のメディアサーバから第１のメディア識別子に関連付けられた第１のメディア資産を説明する第１の特性を検索することを含み得る。

第１の特性が第２の特性と一致しない場合、コンパレータモジュールは、第２のメディア資産を格納し、第１のメディア資産を取り替えるというメディアサーバへの命令を有する第２の信号を生成するように構成され得る。一実施形態において信号はｅメールであり得る。一実施形態においてコンパレータモジュールは、１つ以上の無視されるメディア識別子のリストを含み得、その結果、コンパレータモジュールは、第１の特性を検索しないで、関連するメディア識別子が１つ以上の無視されるメディア資産識別子と一致した場合、第２の特性を検索しない。一実施形態において、信号および第２の信号はｅメールを含み得る。

システムは、第３のメディア資産を格納する第２のメディアサーバを含み得、第３のメディア資産は、メディア識別子に関連付けられ、第３の特性によって説明され、コンパレータユニットは、メディア資産識別子および第３の特性を検索するために第２のメディアサーバに通信可能に結合され、その結果、第３の特性が第２の特性と一致した場合、コンパレータモジュールは１つ以上のデバイスに第２の信号を送信する。

媒体は、複数のメディア資産を格納する第２のメディアサーバから第３のメディア識別子に関連付けられた第３のメディア資産を説明する第３の特性を検索することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を有し得る。媒体は、第２のアーカイブサーバから第４のメディア識別子に関連付けられた第４のメディア資産を説明する第４の特性を検索することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を有し得る。媒体は、第３の識別子と第４の識別子との関連付けに基づいて第３の特性を第４の特性と比較することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を有し得る。媒体は、第３の特性と第４の特性との比較の結果の指示を含むレポートを生成することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を有し得る。

媒体は、１つ以上のデバイスに信号を生成することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を有し得、信号は、レポートを反映するデータを含む。第１の特性が第２の特性と一致しない場合、媒体はアーカイブサーバから第２のメディア資産を検索することを１つ以上のコンピュータにさせる命令を有し得る。

例えば、本発明は以下の項目を提供する。
（項目１）
ａ）コンパレータモジュールを用いて、複数のビデオファイルを格納するビデオサーバから第１の識別子に関連付けられた第１のビデオファイルの第１の特性を検索することと、
ｂ）該コンパレータモジュールを用いて、アーカイブビデオサーバからの第２の識別子に関連付けられた第２のビデオファイルの第２の特性を検索することと、
ｃ）該第１の識別子と該第２の識別子との関連付けに基づいて該第１の特性を該第２の特性と比較するために、該コンパレータモジュールを利用することと、
ｅ）該コンパレータモジュールによって、該第１のビデオファイルが取り替えられるべきかどうかを決定するために、該第１の特性と該第２の特性との該比較の結果を分析することと、
ｆ）該第１のビデオファイルが取り替えられるべきであるということを該比較の結果が指示した場合、該ビデオサーバを用いて、該アーカイブサーバから該第２の識別子に関連付けられた第３のビデオファイルを獲得すること、および該ビデオサーバにおいて該第１のビデオファイルを該第３のビデオファイルに取り替えることと、
ｇ）該第１のビデオファイルが取り替えられるべきではないということを該比較の結果が指示した場合、所定のスケジュールに基づいて該第１のファイルを放送することと
を包含する、コンピュータ実装方法。
（項目２）
ｈ）上記コンパレータモジュールは、複数のビデオファイルを格納する第２のビデオサーバから第３の識別子に関連付けられた第４のビデオファイルを説明する第３の特性を検索するステップと、
ｉ）上記コンパレータモジュールは、第２のアーカイブビデオサーバから第４の識別子に関連付けられた第５のビデオファイルを説明する第４の特性を検索するステップと、
ｊ）該第３の識別子と該第４の識別子との関連付けに基づいて該第３の特性を該第４の特性と比較するために、該コンパレータモジュールを利用するステップと、
ｋ）該コンパレータモジュールは、該第３の特性と該第４の特性との該比較の結果の指示を含むレポートを生成するステップと
をさらに包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目３）
上記第２のビデオサーバは上記第１のビデオサーバと同じであり、上記第２のアーカイブビデオサーバは上記第１のアーカイブビデオサーバと同じである、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目４）
ステップｆ）は、上記第１のビデオファイルが取り替えられるべきであるということを上記比較の結果が指示するかどうかを指示するｅメールを送信することをさらに包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目５）
上記第１および第２の特性は、ファイルサイズ、ファイルタイプ、ビットレートおよびファイル符号化のうちの１つである、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目６）
第１のビデオファイルを格納するビデオサーバであって、該第１のビデオファイルは、第１の識別子に関連付けられ、第１の特性によって説明される、ビデオサーバと、
第２のビデオファイルを格納するアーカイブサーバであって、該第２のビデオファイルは、第２の識別子に関連付けられ、第２の特性によって説明される、アーカイブサーバと、
該第１の識別子に基づいて該第１の特性を検索するために該ビデオサーバと通信し、該第２の識別子に基づいて該第２の特性を検索するために該アーカイブサーバと通信するコンパレータモジュールであって、該コンパレータモジュールは、該第１の識別子と該第２の識別子との関連付けに基づいて該第１の特性と該第２の特性とを比較し、該第１の特性と該第２の特性との比較の結果に基づいて信号を生成するように構成され、該ビデオサーバは、該信号を受信し、該結果が第１の所定の値である場合、第２の識別子に関連付けられた第３のビデオファイルを獲得するように構成され、該ビデオサーバは、該結果が第２の所定の値である場合、所定のスケジュールに従って該第１のビデオファイルを放送するように構成される、コンパレータモジュールと
を備えている、システム。
（項目７）
上記信号はｅメールである、上記項目のいずれかに記載のシステム。
（項目８）
上記コンパレータモジュールは、１つ以上の取消し識別子のリストをさらに含み、その結果、該コンパレータモジュールは、上記識別子が該１つ以上の取消し識別子と一致した場合、該第１の特性も該第２の特性も検索しない、上記項目のいずれかに記載のシステム。
（項目９）
上記第１の特性および上記第２の特性は、ファイルサイズ、ファイルタイプ、ビットレートおよびファイル符号化のうちの１つである、上記項目のいずれかに記載のシステム。
（項目１０）
ａ）コンパレータモジュールを用いて、複数のメディア資産を格納するメディアサーバから第１の識別子に関連付けられた第１のメディア資産の第１の特性を検索することと、
ｂ）該コンパレータモジュールを用いて、アーカイブサーバから第２の識別子に関連付けられた第２のメディア資産の第２の特性を検索することと、
ｃ）該第１の識別子と該第２の識別子との関連付けに基づいて該第１の特性を該第２の特性と比較するために、該コンパレータモジュールを利用することと、
ｅ）該コンパレータモジュールによって、該第１の特性と該第２の特性との比較の結果の指示を含むレポートを生成することと
を包含する、コンピュータ実装方法。
（項目１１）
上記第１の特性が上記第２の特性と同一でない場合、上記アーカイブサーバから上記第２のメディア資産を検索する該メディアサーバをさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目１２）
第１の特性を検索することは、上記第１のメディア資産を説明し、上記第１の識別子に関連付けられた該第１の特性を複数のメディアサーバから検索することをさらに包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目１３）
上記第１の特性および第２の特性は、ファイルサイズ、ファィアルタイプ、ビットレートおよびファイル符号化のうちの１つである、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目１４）
１つ以上のデバイスに信号を生成することをさらに包含し、該信号は、上記レポートを反映するデータを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目１５）
１つ以上のコンピュータに
複数のメディア資産を格納するメディアサーバから第１の識別子に関連付けられた第１のメディア資産の第１の特性を検索することと、
アーカイブサーバから第２の識別子に関連付けられた第２のメディア資産の第２の特性を検索することと、
該第１の識別子と該第２の識別子との関連付けに基づいて該第１の特性を該第２の特性と比較することと、
該第１の特性と該第２の特性との比較の結果の指示を含むレポートを生成することと
を行わせる命令を有する、コンピュータ読み取り可能媒体。
（項目１６）
１つ以上のコンピュータに
複数のメディア資産を格納する第２のメディアサーバから第３の識別子に関連付けられた第３のメディア資産を説明する第３の特性を検索することと、
第２のアーカイブサーバから第４の識別子に関連付けられた第４のメディア資産を説明する第４の特性を検索することと、
該第３の識別子と該第４の識別子との関連付けに基づいて該第３の特性を該第４の特性と比較することと、
該第３の特性と該第４の特性との比較の結果の指示を含むレポートを生成することと
を行わせる命令をさらに有する、上記項目のいずれかに記載の媒体。
（項目１７）
上記第２のメディアサーバは上記第１のメディアサーバと同じであり、上記第２のアーカイブメディアサーバは上記第１のアーカイブサーバと同じである、上記項目のいずれかに記載の媒体。
（項目１８）
１つ以上のデバイスへの信号を１つ以上のコンピュータに生成させる命令をさらに有し、該信号は上記レポートを反映するデータを含む、上記項目のいずれかに記載の媒体。
（項目１９）
上記信号はｅメールである、上記項目のいずれかに記載の媒体。
（項目２０）
上記第１の特性が上記第２の特性と一致しない場合、上記アーカイブサーバから上記第２のメディア資産を１つ以上のコンピュータに検索させる命令をさらに有する、上記項目のいずれかに記載の媒体。

（摘要）
コンパレータモジュールを用いて、複数のメディア資産を格納するメディアサーバから第１のメディア資産識別子に関連付けられた第１のメディア資産の第１の特性を検索することを特徴とするコンピュータ実装の方法およびシステム。アーカイブサーバからの第２のメディア資産識別子に関連付けられた第２のメディア資産の第２特性は、コンパレータモジュールを用いて検索される。コンパレータモジュールは、第１のメディア資産識別子と第２のメディア資産識別子との関連付けに基づいて第１の特性を第２の特性と比較するために利用される。第１の特性と第２の特性との比較の結果の指示を含むレポートは、コンパレータモジュールによって生成される。

（図面の簡単な説明）
上記に説明される本発明の利点は、さらなる利点と共に、添付の図面に関連して解され以下の説明を参照することによってより良く理解され得る。図面は、必ずしも一定の縮尺ではなく、その代わりに本発明の原理に強調がなされている。

図１は、本発明の一例示的実施形態に従うコンパレータモジュールを例示する典型的な図である。 図２は、本発明の一例示的実施形態に従うシステムを例示する典型的な図である。 図３は、本発明の一例示的実施形態に従ってメディア資産特性を比較する方法を例示する典型的なフローチャートである。 図４ａは、本発明の一例示的実施形態に従うレポートを例示する典型的な図である。 図４ｂは、本発明の一例示的実施形態に従うレポートを例示する典型的な図である。 図５は、本発明の一例示的実施形態に従うシステムを例示する典型的な図である。

（詳細な説明）
図１は、本発明の一例示的実施形態に従うコンパレータモジュール１０を例示する典型的な図であり、コンパレータモジュール１０は、処理モジュール１５と、メモリ２０と、通信モジュール２５と、通信バス３０とを含み得る。処理モジュール１５、メモリ２０、および通信モジュール２５は、バス３０によって通信可能に結合される。

プロセッサ１５は、バス３０を介してメモリ２０からの情報にアクセスし得、その情報を検索し得る。プロセッサは、バス３０を介してメモリ２０に情報を格納し得る。プロセッサ１５は、バス３０を介して通信モジュール２５に情報を送信し得、ネットワーク４０によって情報が送信されるようにし得る。プロセッサ１５は、ネットワーク４０からバス３０を介して通信モジュール２５から情報を受信し得る。

いくつかの実施形態において、コンピュータは、コンパレータモジュール１０を含む。ＰＤＡ、スマートフォン、または他のポータブル計算デバイスもまた、コンパレータモジュール１０を含み得る。コンパレータモジュール１０は、ネットワーク４０に通信可能に結合される任意の計算デバイスであり得る。コンパレータモジュール１０は、汎用計算デバイス上で実行するハードウェアまたはソフトウェアとして実装され得る。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、ソフトウェアモジュールとして実装される。コンパレータモジュール１０は、Ｃ、Ｃ＋＋、Ｃ＃、または任意の他の適切なプログラミング言語で書かれ得る。

ネットワーク４０は、ローカルエリアネットワーク（「ＬＡＮ」）または例えばインターネットなどの広域ネットワーク（「ＷＡＮ」）であり得、有線ネットワークおよび無線ネットワークの両方を含み得る。いくつかの実施形態において、ネットワーク４０は、仮想ネットワーク、または仮想ローカルエリアネットワーク（「ＶＬＡＮ」）などのサブネトワーク４０を特徴とし得る。特に明確に指示されない限り、ネットワーク４０はまた、公衆通信交換網（「ＰＳＴＮ」）の全てまたは一部分、例えば特定のキャリアによって所有される一部分を含み得る。

図２は、本発明の一例示的実施形態に従うシステム５０を例示する典型的な図である。システム５０は、アーカイブサーバ６０ａ、６０ｂ、および６０ｃ（総称して６０）を含み得る。システム５０は、メディアサーバ７０ａ、７０ｂ、および７０ｃ（総称して７０）を含み得る。システム５０は、デバイス８０ａおよび８０ｂ（総称して８０）を含み得る。システム５０はまた、コンパレータモジュール１０を含み得る。アーカイブサーバ６０、メディアサーバ７０、デバイス８０、およびコンパレータモジュール１０は、ネットワーク４０によって通信可能に結合される。

アーカイブサーバ６０およびメディアサーバ７０は、メディアコンテンツを格納し得る。メディアコンテンツの例は、音楽、テレビジョンプログラム、ミュージックビデオ、または映画を含み得る。いくつかの実施形態において、アーカイブサーバ６０およびメディアサーバ７０は、メディア資産の形式でメディアコンテンツを格納し得る。メディア資産は、メディアコンテンツを表す１つ以上のデジタルファイルであり得る。デジタルファイルは、ＭＰＥＧ−２、ＭＸＦ、Ｐｉｎｎａｃｌｅ、またはＳｅａｃｈａｎｇｅのフォーマットであり得る。いくつかの実施形態においてメディア資産は、メディアコンテンツを再生するために用いられるファイルであり得る。さらに、メディア資産は、メディアコンテンツの構成成分ファイルの記憶装置（ｓｔｏｒａｇｅ）の特定の例である。

メディア資産は、メディア資産識別子に関連付けられる。メディア資産識別子は、文字数値の列であり得る。いくつかの実施形態において、メディア資産識別子の文字は、ショー、季節、およびエピソードのインディシアなどを含む、関連するメディア資産のメディアコンテンツに関係する。メディア資産識別子は、システム５０内のメディアコンテンツを独特に識別し得る。例えば、特定の符号化での特定の映画がメディア資産識別子に関連付けられ得る。特定の符号化での特定の映画のためのファイルを含むメディア資産は、同じメディア資産識別子に関連付けられる。さらに、メディア資産の任意のコピーは、メディア資産識別子に関連付けられる。

いくつかの実施形態において、各メディア資産識別子は、各メディア資産に固有に関連付けられる。いくつかの実施形態において、メディア資産識別子は、メディア資産の特性に基づいてメディア資産に関連付けられる。メディア資産はまた、いくつかの実施形態において特性を有する。特性は、メディア資産を構成する１つのファイルまたは複数のファイルに関し得る。例えば、特性は、ファイル名、ファイルサイズ、ファイルタイプ、またはファイル日スタンプであり得る。特性は、タイトル、符号化、次元、再生制限（ｐｌａｙｏｕｔ ｒｅｓｔｒｉｃｔｉｏｎ）、またはチェックサムなどのメディアコンテンツに関し得る。

アーカイブサーバは、メディア資産を格納し、格納されたメディア資産のコピーをネットワーク４０を介して送信する能力のある任意のデバイスであり得る。市販のアーカイブサーバの例は、ＦｒｏｎｔＰｏｒｃｈ Ｄｉｖａアーカイブサーバ、Ａｖｉｄ Ｓｐｏｔ ＳＡＮアーカイブサーバ、Ｏｍｎｅｏｎ ＭｅｄｉａＧｒｉｄアーカイブサーバ、またはＳｅａＣｈａｎｇｅアーカイブサーバを含み得る。

メディアサーバ７０は、ネットワーク４０を介して、メディア資産を格納し、メディア資産のコピーを獲得する能力のある任意のデバイスであり得る。メディアサーバはまた、メディア資産の再生を提供し得る。再生とは、メディア資産を放送すること、ストリーミングすること、または提供することをいう。市販のメディアサーバの例は、Ｐｉｎｎａｃｌｅ ＭｅｄｉａＳｔｒｅａｍ、Ｏｍｎｅｏｎ ＭｅｄｉａＤｅｃｋもしくはＳｐｅｃｔｒｕｍ、Ｏｍｎｉｂｕｓ、またはビデオサーバを含み得る。

いくつかの実施形態において、メディアサーバ７０は、アーカイブサーバ６０からメディア資産を獲得する。例えば、メディアサーバ７０ａは、ネットワーク４０を介してアーカイブサーバ６０ａに所定のメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産のコピーをリクエストし得る。アーカイブサーバ６０ａは、次いでネットワーク４０を介してメディア資産のコピーをメディアサーバ７０ａに提供し得る。メディアサーバ７０ａは、所定のメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産としてコピーを格納し得る。いくつかの実施形態において、メディアサーバ７０は、アーカイブサーバ６０上で実行するｆｔｐサーバに接続する。

前述の例は、アーカイブサーバ６０ａからメディア資産を獲得するメディアサーバ７０ａを説明する。いくつかの実施形態において任意のメディアサーバ７０が任意のアーカイブサーバ６０からメディア資産を獲得し得ることは理解されるべきである。例えば、メディアサーバ７０ａは、アーカイブサーバ６０ｃからメディア資産を獲得し得る。いくつかの実施形態において、メディアサーバは、それが通信可能に結合されている任意のアーカイブサーバからメディア資産を獲得し得る。

いくつかの実施形態において、メディアサーバ７０は、アーカイブサーバ６０のサブセットからメディア資産を獲得する。例えば、いくつかの実施形態において、メディアサーバ７０ａおよび７０ｂは、技術的非互換性のためにアーカイブサーバ６０ａとインタフェースするようには構成されない。いくつかの実施形態において、メディアサーバ７０は、セキュリティ制限のためにアーカイブサーバ６０に接続できない。

いくつかの実施形態において、メディアサーバ７０は、所定のスケジュールでメディア資産を再生する。例えば、サーバ７０ａは、メディア資産識別子に関連付けられた１つのメディアコンテンツを所定の時間にプレーするようにスケジュールされ得る。メディアコンテンツのスケジュールされた再生の前のある時間に、メディアサーバ７０ａは、メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産をアーカイブサーバ６０ａから獲得し得る。メディアサーバ７０ａは、再生までかつ再生中にメディア資産を格納し得る。メディアサーバ７０ａは、再生後メディア資産を保存し得る。代案において、メディアサーバ７０ａは、再生後メディア資産を廃棄し得る。メディア資産が廃棄される実施形態において、メディアサーバ７０ａは、次のスケジュールされた再生の前に、メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産をアーカイブサーバ６０ａから再獲得し得る。

いくつかの実施形態において、メディアサーバ７０は、再生の前に複数のメディア資産を獲得し得る。例えば、メディアサーバ７０ｂは、アーカイブサーバ６０ａから第１のメディア資産を獲得し得る。メディアサーバ７０ｂは、アーカイブサーバ６０ｂから第２のメディア資産を獲得し得る。第１のメディア資産は、所定の時間に再生するようにスケジュールされた特定の映画であり得る。いくつかの実施形態において、第１のメディア資産と第２のメディア資産とは異なる。第２のメディア資産は、第１のメディア資産後に再生するようにスケジュールされた特定のドキュメンタリーであり得る。

コンパレータモジュール１０は、メディアサーバ７０上のメディア資産が、不完全であるか、破損しているか、またはそうでなければエラーを含むかどうかを決定するために２つ以上のメディア資産の特性を比較し得る。コンパレータモジュール１０は、ネットワーク４０を介してメディアサーバ７０上のメディア資産識別子のリストをリクエストし得る。コンパレータモジュール１０はまた、メディア資産識別子の各々に関連付けられたメディア資産の１つ以上の特性をリクエストし得る。コンパレータモジュール１０はまた、メディア資産識別子および関連する特性を格納し得る。コンパレータモジュール１０は、次いで、各メディア資産識別子に対して、アーカイブサーバ６０に格納されメディア資産識別子に関連付けられた各メディア資産の１つ以上の特性をアーカイブサーバ６０にリクエストし得る。いくつかの実施形態において、比較されるべきメディア資産は、異なるメディア資産識別子を有し得る。いくつかの実施形態において、相互参照のデータベースまたはリストは、メディア資産識別子に関連付けられたどの特性が第２のメディア資産識別子に関連付けられた特性と比較されるべきかを決定するために利用される。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、アーカイブサーバ６０のリストを含む。コンパレータモジュール１０は、アレイ、連鎖リスト、または他の適切なデータ構造としてメモリ２０にリストを格納する。ユーザは、グラフィカルユーザインタフェースを介してコンパレータモジュール１０にリストを提供し得る。いくつかの実施形態において、リストは、ＩＰアドレスまたはホスト名によってアーカイブサーバを識別し得る。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、メディアサーバ７０のリストを含む。コンパレータモジュール１０は、アレイ、連鎖リスト、または他の適切なデータ構造としてメモリ２０にリストを格納する。ユーザは、グラフィカルユーザインタフェースを介してコンパレータモジュール１０にリストを提供し得る。リストは、ＩＰアドレスまたはホスト名によってメディアサーバを識別し得る。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０はメディアサーバの複数のリストを含み、各リストはメディアサーバ７０のサブセットである。コンパレータモジュール１０は、ネットワーク４０を介して、メディアサーバの特定のリスト上のメディアサーバ上のメディア識別子のリストをリクエストし得る。コンパレータモジュール１０はまた、メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の１つ以上の特性をリクエストし得る。コンパレータ１０は、メディア資産識別子および関連する特性を格納し得る。コンパレータモジュール１０は、次いで、各メディア資産識別子に対して、アーカイブサーバ６０に格納されメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性をアーカイブサーバ６０にリクエストし得る。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、無視されるメディア資産識別子のリストを含む。コンパレータモジュール１０は、アレイ、連鎖リスト、または他の適切なデータ構造としてメモリ２０にリストを格納する。いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、リストにあるメディア資産識別子に関連付けられた任意のメディア資産に対する特性を獲得しない。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、アーカイブサーバ６０から特性を検索した後、メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性をキャッシュする。コンパレータ１０は、表、アレイ、データベース、または他の適切なデータ構造にある特性および関連するメディア資産識別子をメモリ２０にキャッシュし得る。図３を参照してさらに詳細に説明されるように、コンパレータ１０は、同じメディア資産識別子にメディア資産を関係させる後の比較のためにキャッシュされた特性を用い得る。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、同じメディア資産識別子に関連付けられた２つ以上のメディア資産からの特性を比較し、結果を生成する。いくつかの実施形態において、比較の結果は、ＳＵＣＣＥＳＳ（成功）またはＦＡＩＬＵＲＥ（失敗）として提示され得る。コンパレータモジュール１０は、アーカイブサーバ６０ｂに格納されたメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性を、例えばメディアサーバ７０ｃに格納された同じメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性と比較し得る。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、それらの特性が同一かどうかを決定するために特性を比較し得る。特性が同一である場合、比較の結果はＳＵＣＣＥＳＳであり得る。特性が同一でない場合、比較の結果はＦＡＩＬＵＲＥであり得る。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、特性間の差が所定の閾値を超えるかどうかを決定するために特性を比較し得る。特性間の差が所定の閾値を超えない場合、結果はＳＵＣＣＥＳＳであり得る。特性間の差が所定の閾値を超えた場合、結果はＦＡＩＬＵＲＥであり得る。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、結果を生成するために複数のメディア資産の単一の特性を比較し得る。例えば、コンパレータモジュール１０は、メディアサーバ７０ｃの特定のメディア識別子に関連付けられたメディア資産のファイルサイズを同じメディア資産識別子に関連付けされたアーカイブサーバ６０ｂのメディア資産のファイルサイズと比較し得る。他の実施形態において、コンパレータモジュール１０は、結果を生成するために複数の特性を比較し得、この場合、比較の任意の１つの結果がＦＡＩＬＵＲＥである場合、複数の比較の結果はＦＡＩＬＵＲＥである。各比較の結果がＳＵＣＣＥＳＳである場合、複数の比較の結果はＳＵＣＣＥＳＳである。

コンパレータモジュール１０は、１つ以上のデバイス８０に比較の結果を通知し得る。デバイス８０は、コンピュータ、ソフトウェアモジュール、ＰＤＡ、ページャ、セルラ電話、またはＬＣＤディスプレイを含む任意の電子デバイスであり得る。いくつかの実施形態において、メディアサーバは、ソフトウェアモジュールとしてデバイスを含み得る。いくつかの実施形態において、アーカイブサーバは、ソフトウェアモジュールとしてデバイスを含み得る。

いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、比較結果を含む信号をデバイス８０に送信する。信号は、どの比較結果もＦＩＬＵＲＥではないということを指示する情報を含み得る。信号は、メディアサーバ７０のメディア資産および関連するメディア識別子に対する比較結果がＦＡＩＬＵＲＥであることを指示する情報を含み得る。信号は、比較結果がＦＡＩＬＵＲＥである特性の値を含み得る。いくつかの実施形態において、信号はレポートであり得る。レポートは、ｅメール、テキストメッセージ、警報、またはウェブページの更新であり得る。

いくつかの実施形態において、信号は、資産識別子に関連付けられた新しいメディア資産をメディアサーバに獲得させ得る。メディアサーバは、ソフトウェアモジュールとしてデバイスを含み得る。デバイスは、ネットワークを介して信号を受信し得る。信号は、メディアサーバに格納されたメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性とアーカイブサーバに格納されたメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性との比較の結果がＦＡＩＬＵＲＥであることを指示する情報を含み得る。信号はまた、メディア資産識別子を含み得る。メディアサーバは、次いでメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産を獲得し得る。

図２は、３つのアーカイブサーバ６０と、３つのメディアサーバ７０とを備えているシステム５０を例示する。システム５０が１つ以上のアーカイブサーバ６０と、１つ以上のメディアサーバ７０とを備え得ることは理解されるべきである。

図３は、本発明の一例示的実施形態に従ってメディア資産の特性を比較する方法を示す例示的フローチャートである。コンパレータモジュール１０は、ネットワーク４０を介してサーバ７０ａに接続する（３１０）。いくつかの実施形態において、メディアサーバ７０ａは、ＦＴＰサーバをラン（ｒｕｎ）させる。コンパレータモジュール１０は、ＦＴＰクライアントまたはＦＴＰプロトコルを実装する別のプログラムを用いてメディアサーバ７０ａ上のＦＴＰサーバに接続し得る。

コンパレータモジュール１０は、メディアサーバ７０ａに格納されたメディア資産に関連付けられたメディア資産識別子のリストを獲得する（３２０）。いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０は、ＦＴＰセッション中にメディア資産のリストを得るためにメディアサーバ７０ａにコマンドを送出する。いくつかの実施形態において、このコマンドは「ＤＩＲ」である。

コンパレータモジュール１０は、第１のメディア資産識別子に関連付けられた第１のメディア資産の特性をメディアサーバ７０ａから獲得する（３３０）。いくつかの実施形態において、特性は、「ＤＩＲ」コマンドからの出力として提供されるメディア資産のファイルサイズおよびメディア資産のファイルタイプであり得る。他の実施形態において、特性は、ファイル名、ファイルタイプ、またはファイル日スタンプであり得る。特性は、タイトル、符号化、次元、再生制限などのメディアコンテンツに関係し得る。

コンパレータモジュール１０は、次いでメディアサーバ７０ａから獲得されたメディア資産識別子のリストにさらなるメディア資産識別子があるかどうかをチェックする。ある場合、コンパレータモジュール１０は、メディアサーバ７ａ上の各メディア資産識別子に関連付けられた各メディア資産の特性を獲得する（３３０〜３４０）。メディアサーバ７０ａから獲得されたメディア資産識別子のリストにさらなるメディア資産識別子がない場合、コンパレータモジュール１０は、メディア資産識別子の特性がキャッシュされたかどうかを決定する（３５０）。

コンパレータモジュール１０は、メディアサーバ７０ａからの第１のメディア資産識別子に関連付けられたキャッシュされた特性に対してチェックする。コンパレータモジュール１０が、メディア資産識別子に関連付けられた特性をキャッシュした場合、コンパレータモジュール１０は、メディアサーバ７０ａ上のメディア資産の特性をアーカイブサーバ６０ａからのキャッシュされた特性と比較し、結果を生成する（３８０）。さもなければ、コンパレータモジュール１０は、アーカイブサーバ６０ａ（３６０）に接続する。いくつかの実施形態において、コンパレータ１０は、アーカイブサーバ６０ａ上でランしているｆｔｐサーバに接続する。コンパレータ１０は、次いでアーカイブサーバ６０ａ上のメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性を獲得し、特性をキャッシュする（３７０）。

いくつかの実施形態において、コンパレータ１０は、メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性を獲得するために１つ以上のアーカイブサーバ６０に接続し得る。例えば、コンパレータ１０は、メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産がアーカイブサーバ６０ａに格納されるかどうかを決定するためにアーカイブ６０ａに接続し得る。メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産がアーカイブサーバ６０ａに格納されない場合、コンパレータ１０はアーカイブ６０ａとの接続を断つ。コンパレータ１０は、次いで、メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産がアーカイブサーバ６０ｂに格納されるかどうかを決定するためにアーカイブサーバ６０ｂに接続する。メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産がアーカイブサーバ６０ｂに格納される場合、コンパレータはメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性を獲得する。どのアーカイブサーバ６０もメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産を有しない場合、そのメディア資産識別子に関係するどの比較の結果もＦＡＩＬＵＲＥである。

コンパレータモジュール１０は、メディアサーバ７０ａ上のメディア資産の特性をアーカイブサーバ６０ａからのキャッシュされた特性と比較し、結果を生成する（３８０）。コンパレータ１０は同じタイプの特性を比較する。例えば、コンパレータ１０は、メディアサーバ７０ａに格納されたメディア資産のファイルサイズをキャッシュされたファイルサイズと比較し得る。前に説明されたように、比較は、特性が同一かどうかを決定し得る。比較はまた、いくつかの実施形態において特性が所定の閾値未満で異なるかどうかを決定し得る。コンパレータモジュール１０は、次いで比較の結果を格納し得る。

コンパレータモジュール１０は、次いで、メディアサーバ７０ａからのメディア資産識別子のリスト上にさらにメディア資産識別子があるかどうかを決定する。さらなるメディア資産識別子がある場合、コンパレータ１０は、特性がキャッシュされない場合、アーカイブサーバ６０ａからの資産識別子に関連付けられた特性を獲得する（３６０〜３７０）。コンパレータ１０は、次いで、メディアサーバ７０ａからのメディア資産識別子に関連付けられた特性をメディア資産識別子に関連付けられたキャッシュされた特性と比較し、結果を生成する（３８０）。メディアサーバ７０ａからのメディア資産識別子のリストからさらなるメディア資産識別子が全くない場合、コンパレータモジュール１０は、分析すべきさらなるメディアサーバがあるかどうかを決定する（４００）。

コンパレータモジュール１０は、分析すべきさらなるメディアサーバ７０があるかどうかを決定する（例えば、メディアサーバ７０ｂおよび７０ｃ）（４００）。いくつかの実施形態において、コンパレータモジュール１０はメディアサーバのリストを含む。コンパレータモジュール７０は、リスト上の各メディアサーバを分析する。さらなるメディアサーバ７０がある場合、コンパレータモジュール１０は、メディアサーバ７０上の各メディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性を獲得し得る（３１０〜３４０）。コンパレータモジュール１０は、次いで、アーカイブサーバ６０上のメディア資産識別子に関連付けられたメディア資産の特性を獲得し得る（３５０〜３９０）。コンパレータモジュール１０は、以前に説明されたように、メディアサーバ７０からのメディア資産識別子に関連付けられた特性をアーカイブサーバ６０からのメディア資産識別子に関連付けられた特性と比較し、結果を生成する（３８０）。

コンパレータモジュールは、次いで１つ以上の比較の結果を指示する信号を生成する（４１０）。以前に説明されたように、信号は、メディアサーバ７０がメディア資産を獲得するようにさせ得る。いくつかの実施形態において、信号はレポートを含む。レポートは、ｅメール、テキストメッセージ、警報、またはウェブページの更新であり得る。

図４ａは、本発明の一実施形態によって生成されるレポート４１５を示す例示的な図である。レポート４１５は、ｅメール、テキストメッセージ、警報、またはウェブページの更新であり得る。レポート４１５は、コンパレータモジュール１０によって行われる比較の結果を指示する情報を含む。レポート４１５は、メディアサーバ４２０の名前と、メディアサーバ上のメディア資産のメディア特性に関係するすべての比較の結果がＳＵＣＣＥＳＳであること４２５を指示する情報とを含み得る。レポート４１５はまた、コンパレータモジュール１０が比較を行うのに費やした時間４４０などのさらなる情報を含み得る。レポート４１５はまた、キャッシュヒットパーセンテージ４４５を含む。キャッシュヒットパーセンテージは、メディアサーバ７０上のメディア資産識別子の全数で割った、アーカイブサーバ６０から特性を最初に検索することなくキャシュされたメディア資産識別子に関連付けられた特性をコンパレータモジュール１０が見つけた回数であり得る。

図４ｂは、本発明の一実施形態によって生成されるレポート４５０を示す別の例示的な図である。レポート４５０は、ｅメール、テキストメッセージ、警報、またはウェブページの更新であり得る。レポート４５０は、コンパレータモジュール１０によって行われる比較の結果を指示する情報を含む。レポート４５０は、メディアサーバ４６０の名前を含み得る。レポート４５０は、メディアサーバ４６０上のメディア資産に関係する１つ以上の比較の結果がＦＡＩＬＵＲＥであることを指示する情報を含み得る。例えば、レポート４５０は、アーカイブサーバ「ＴｅｓｔＡｒｃｈｉｖｅ」がメディア資産識別子「０３７４Ｍ０８＿ｏｒｉｇ」に関連付けられたメディア資産を有しないことを指示する情報４７０を含む。レポート４５０は、メディアサーバ「ＢＳＤＴＲＩＤＥＮＴ１」上のメディア資産識別子「１４０４Ｍ０３」に関連付けられたメディア資産のファイルサイズがアーカイブサーバ「ＴｅｓｔＡｒｃｈｉｖｅ」上のメディア資産識別子「１４０４Ｍ０３」に関連付けられたメディア資産のファイルサイズと同一ではないことを指示する情報４８０をさらに含む。

図５は、本発明の一例示的実施形態に従うシステム５５０を示す例示的な図である。システム５５０は、アーカイブサーバ５６０ａ、５６０ｂ、および５６０ｃ（総称して５６０）を含み得る。システム５５０は、メディアサーバ５７０ａ、５７０ｂ、および５７０ｃ（総称して５７０）を含み得る。図１のシステム５０とは対照的に、メディアサーバ５７０ａはコンパレータモジュール５１０ａを含み、メディアサーバ５７０ｂはコンパレータモジュール５１０ｂを含み、そしてメディアサーバ５７０ｃはコンパレータモジュール５１０ｃを含む。システム５５０は、デバイス５８０ａおよび５８０ｂ（総称して５８０）を含み得る。アーカイブサーバ５６０、メディアサーバ５７０、およびデバイス５８０は、ネットワーク４０によって通信可能に結合される。この実施形態において、コンパレータモジュール５１０ａ、５１０ｂ、および５１０ｃは、メディアサーバ４７０上のソフトウェアモジュールであり得る。

上記の技術およびシステムは、デジタル電子回路において、またはコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアにおいて、またはこれらの組み合わせで実装され得る。実装は、例えばプログラマブルプロセッサ、１つのコンピュータ、もしくは複数のコンピュータなどのデータ処理装置による実行のためにまたはそのようなデータ処理装置の動作を制御するために、例えば機械読み取り可能ストレージデバイスなどにおける情報キャリアにおいて実体的に具体化される例えばコンピュータプログラムなどのコンピュータプログラム製品として行われ得る。コンピュータプログラムは、コンパイルされた言語もしくは解釈された言語を含む任意の形式のプログラミング言語で書かれ得、スタンドアロンプログラムとしての形式もしくはモジュール、構成要素、サブルーチン、または計算環境において使用するのに適切な他のユニットとしての形式を含む任意の形式で配置され得る。コンピュータプログラムは、１つのコンピュータもしくは１つの場所における複数のコンピュータ上で実行されるかまたは複数の場所全体に分配され、通信ネットワークによって相互に接続されるように配置され得る。

方法のステップは、入力データに対して動作し出力を生成することによって本発明の機能を行うためにコンピュータプログラムを実行する１つ以上のプログラマブルプロセッサによって行われる。方法のステップはまた、例えば、ＦＰＧＡ（フィールドプログラマブゲートアレイ）またはＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）などの専用論理回路によって行われ得、装置は、ＦＰＧＡ（フィールドプログラマブルゲートアレイ）またはＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）などの専用論理回路として実装され得る。モジュールとは、その機能を実装するコンピュータプログラムおよび／またはプロセッサ／特別回路の部分をいい得る。

本発明は、特定の例示的実施形態を参照して特に示され、説明されたが、形式および詳細における様々な変更が本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされ得ることは理解されるべきである。

Claims (20)

1. コンパレータモジュールを使用して、アーカイブサーバ上に記憶された第１のメディア資産の第１の特性を受信し、前記第１のメディア資産は、第１のメディア資産識別子を有しており、前記第１の特性は、前記第１のメディア資産識別子に関連付けられていることと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第１の特性をキャッシュ中にキャッシュすることと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、ビデオサーバから前記第１のメディア資産識別子を受信することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記ビデオサーバ上に記憶された前記第１のメディア資産の第２の特性を受信することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第２の特性を、前記キャッシュ中に記憶された前記第１の特性に比較することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記比較の結果に対応して信号を生成させることと、を含む方法。
2. 前記アーカイブサーバは、複数のアーカイブサーバのうちの第１のアーカイブサーバであり、前記複数のアーカイブサーバのうちの第２のアーカイブサーバは、前記第１のメディア資産を紛失している、請求項１記載の方法。
3. 前記コンパレータモジュールを使用して、前記第２のアーカイブサーバとの接続を確立することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第２のアーカイブサーバは、前記第１のメディア資産を紛失していることを決定することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第２のアーカイブサーバとの接続を断つことと、をさらに含む、請求項２記載の方法。
4. 前記コンパレータモジュールを使用して、前記第１のアーカイブサーバとの接続を確立することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第１のアーカイブサーバが前記第１のメディア資産を記憶しているか否かを決定することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第１のメディア資産の前記第１の特性を要求することと、をさらに含む、請求項２記載の方法。
5. 前記コンパレータモジュールを使用して、前記アーカイブサーバ上に記憶された前記第１のメディア資産の第３の特性を受信し、前記第３の特性は、前記第１のメディア資産識別子に関連付けられていることと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第３の特性を、前記キャッシュ中にキャッシュすることと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記ビデオサーバ上に記憶された前記第１のメディア資産の第４の特性を受信することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第４の特性を、前記キャッシュ中に記憶された前記第３の特性にさらに比較することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、さらなる比較のさらなる結果に対応して前記信号を更新することと、をさらに含む、請求項１記載の方法。
6. 前記第２の特性は、所定の閾値に基づいて前記第１の特性に比較される、請求項１記載の方法。
7. 前記第１の特性に対して比較された前記第２の特性が、前記所定の閾値を超えない場合、結果は成功であり、前記第１の特性に対して比較された前記第２の特性が、前記所定の閾値を超える場合、結果は失敗である、請求項６記載の方法。
8. 前記コンパレータモジュールを使用して、前記アーカイブサーバ上に記憶された第２のメディア資産の第５の特性を受信し、前記第２のメディア資産は第２のメディア資産識別子を有しており、前記第５の特性は、前記第２のメディア資産識別子に関係付けられていることと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第５の特性を、前記キャッシュ中にキャッシュすることと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記ビデオサーバから前記第２のメディア資産識別子を受信することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記ビデオサーバ上に記憶された前記第２のメディア資産の第６の特性を受信することと、
   前記コンパレータモジュールを使用して、前記第６の特性を、前記キャッシュ中に記憶された前記第５の特性に比較することと、をさらに含む、請求項１記載の方法。
9. 前記第１の特性および前記第２の特性は、ファイルサイズ、ファイルタイプ、ビットレート、ファイル符号化、ファイル日スタンプ、タイトル、次元、および再生制限のうちの１つである、請求項１記載の方法。
10. 前記信号はレポートである、請求項１記載の方法。
11. アーカイブサーバ上に記憶された第１のメディア資産の第１の特性を記憶するためのキャッシュと、
    ビデオサーバから前記第１のメディア資産識別子を受信するプロセッサと、
    を具備し、
    前記第１のメディア資産は、第１のメディア資産識別子を有しており、前記第１の特性は、前記第１のメディア資産識別子に関連付けられていることと、
    前記プロセッサは、前記ビデオサーバ上に記憶された前記第１のメディア資産の第２の特性を受信し、
    前記プロセッサは、前記第２の特性を、前記キャッシュ中に記憶された前記第１の特性に比較し、
    前記プロセッサは、前記比較の結果に対応して信号を生成させる、コンパレータデバイス。
12. 前記アーカイブサーバは、複数のアーカイブサーバのうちの第１のアーカイブサーバであり、前記複数のアーカイブサーバのうちの第２のアーカイブサーバは、前記第１のメディア資産を紛失している、請求項１１記載のコンパレータデバイス。
13. 前記プロセッサは、前記第２のアーカイブサーバとの接続を確立するための動作を実行し、
    前記プロセッサは、前記第２のアーカイブサーバは、前記第１のメディア資産を紛失していることを決定し、
    前記プロセッサは、前記第２のアーカイブサーバとの接続を断つためのさらなる動作を実行する、請求項１２記載のコンパレータデバイス。
14. 前記プロセッサは、前記第１のアーカイブサーバとの接続を確立ための動作を実行し、
    前記プロセッサは、前記第１のアーカイブサーバが前記第１のメディア資産を記憶しているか否かを決定し、
    前記プロセッサは、前記第１のメディア資産の前記第１の特性を要求する、請求項１２記載のコンパレータデバイス。
15. 前記プロセッサは、前記アーカイブサーバ上に記憶された前記第１のメディア資産の第３の特性を受信し、前記第３の特性は、前記第１のメディア資産識別子に関連付けられていることと、
    前記プロセッサは、前記第３の特性を、前記キャッシュ中にキャッシュすることと、
    前記プロセッサは、前記ビデオサーバ上に記憶された前記第１のメディア資産の第４の特性を受信することと、
    前記プロセッサは、前記第４の特性を、前記キャッシュ中に記憶された前記第３の特性にさらに比較することと、
    前記プロセッサは、さらなる比較のさらなる結果に対応して前記信号を更新することと、をさらに含む、請求項１１記載のコンパレータデバイス。
16. 前記第２の特性は、所定の閾値に基づいて前記第１の特性に比較される、請求項１１記載のコンパレータデバイス。
17. 前記第１の特性に対して比較された前記第２の特性が、前記所定の閾値を超えない場合、結果は成功であり、前記第１の特性に対して比較された前記第２の特性が、前記所定の閾値を超える場合、結果は失敗である、請求項１６記載のコンパレータデバイス。
18. 前記プロセッサは、前記アーカイブサーバ上に記憶された第２のメディア資産の第５の特性を受信し、前記第２のメディア資産は第２のメディア資産識別子を有しており、前記第５の特性は、前記第２のメディア資産識別子に関係付けられていることと、
    前記プロセッサは、前記第５の特性を、前記キャッシュ中にキャッシュすることと、
    前記プロセッサは、前記ビデオサーバから前記第２のメディア資産識別子を受信することと、
    前記プロセッサは、前記ビデオサーバ上に記憶された前記第２のメディア資産の第６の特性を受信することと、
    前記プロセッサは、前記第６の特性を、前記キャッシュ中に記憶された前記第５の特性に比較することと、をさらに含む、請求項１１記載のコンパレータデバイス。
19. 前記第１の特性および前記第２の特性は、ファイルサイズ、ファイルタイプ、ビットレート、ファイル符号化、ファイル日スタンプ、タイトル、次元、および再生制限のうちの１つである、請求項１１記載のコンパレータデバイス。
20. 記憶された実行可能なプログラムを備える非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体において、前記プログラムは、プロセッサに動作を実行させるように命令し、前記動作は、
    アーカイブサーバ上に記憶された第１のメディア資産の第１の特性を受信し、前記第１のメディア資産は、第１のメディア資産識別子を有しており、前記第１の特性は、前記第１のメディア資産識別子に関連付けられていることと、
    前記第１の特性をキャッシュ中にキャッシュすることと、
    ビデオサーバから前記第１のメディア資産識別子を受信することと、
    前記ビデオサーバ上に記憶された前記第１のメディア資産の第２の特性を受信することと、
    前記第２の特性を、前記キャッシュ中に記憶された前記第１の特性に比較することと、
    前記比較の結果に対応して信号を生成させることと、を含む
    非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
    

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