JP2016048520A - 着脱構造、携帯用情報機器、アクセサリ機器及び情報機器セット - Google Patents

着脱構造、携帯用情報機器、アクセサリ機器及び情報機器セット Download PDF

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Abstract

【課題】携帯用情報機器とアクセサリ機器との間を十分な装着強度を持って容易に着脱可能とする着脱構造、該着脱構造を用いてアクセサリ機器と着脱可能な携帯用情報機器、該着脱構造を用いて携帯用情報機器と着脱可能なアクセサリ機器及び該携帯用情報機器と該アクセサリ機器とを備えた情報機器セットを提供する。【解決手段】着脱構造10は、板状の筐体構造を有するタブレット型PC12と、板状の筐体構造を有し、タブレット型PC12の機能を拡張するキーボードユニット14との着脱に用いられる。この着脱構造10において、ユニット14は、該ユニット14にタブレット12を重ねた状態でタブレット12の着脱面18aを磁力によって吸着可能な着脱部28aを有し、タブレット12の着脱面18aには磁石22が設けられ、ユニット14の着脱部28には磁石22と吸着可能な被吸着部32が設けられ、被吸着部32を構成する可動板32aは浮動状態で筐体に支持されている。【選択図】図6

Description

本発明は、携帯用情報機器とアクセサリ機器との間の着脱構造、該着脱構造を用いてアクセサリ機器と着脱可能な携帯用情報機器、該着脱構造を用いて携帯用情報機器と着脱可能なアクセサリ機器及び該携帯用情報機器と該アクセサリ機器とを備えた情報機器セットに関する。
近年、タッチパネル式の液晶ディスプレイを有し、物理的なキーボードを持たないタブレット型のパーソナルコンピュータ(タブレット型PC)が急速に普及している。タブレット型PCは、持ち運びが容易で入力作業もタッチパネルによって行うことができるため操作が容易である。しかしながら、タブレット型PCは物理的なキーボードを持たないため、例えば、長文の入力作業等に支障を生じる場合がある。また、小型化及び軽量化のためにタブレット型PCに搭載可能なバッテリ容量や機能には限界がある。
そこで、特許文献1には、拡張用のバッテリやキーボードを搭載したアクセサリ機器にタブレット型PC等の携帯用情報機器を着脱可能とした構成が開示されている。この構成は、板状の筐体構造を有するタブレット型PCの四隅と板状の筐体構造を有するアクセサリ機器の四隅とを磁石の吸着力を利用して着脱する。
特開2011−187043号公報
上記特許文献1の構成では、タブレット型PCとアクセサリ機器とを互いの四隅同士を磁石で吸着させて着脱するため、装着強度が高いが、筐体四隅の磁石を吸着させ或いは引き離す必要があって着脱操作が面倒である。そこで、この構成では、手動操作によって磁石を移動させることで取り外しを容易にする機構を搭載しているが、構造が複雑化し、タブレット型PCやアクセサリ機器の大型化及び重量化の要因となる。
一方、磁石による吸着箇所を減らせば取り外しは容易となるが、装着強度を維持することが難しく、装着状態にあるタブレット型PC及びアクセサリ機器を持ち上げたりして傾けた場合に装着状態が外れて機器が落下する懸念がある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、携帯用情報機器とアクセサリ機器との間を十分な装着強度を持って容易に着脱可能とする着脱構造、該着脱構造を用いてアクセサリ機器と着脱可能な携帯用情報機器、該着脱構造を用いて携帯用情報機器と着脱可能なアクセサリ機器及び該携帯用情報機器と該アクセサリ機器とを備えた情報機器セットを提供することを目的とする。
本発明に係る着脱構造は、板状の筐体構造を有する携帯用情報機器と、板状の筐体構造を有し、前記携帯用情報機器の機能を拡張するアクセサリ機器との着脱構造であって、前記アクセサリ機器は、該アクセサリ機器に前記携帯用情報機器を重ねた状態で前記携帯用情報機器の一側面を磁力によって吸着可能な着脱部を有し、前記携帯用情報機器の一側面及び前記アクセサリ機器の着脱部のいずれか一方には磁石が設けられ、いずれか他方には前記磁石と吸着可能な被吸着体が設けられ、前記磁石又は前記被吸着体の一方は浮動状態で筐体に支持されていることを特徴とする。
このような構成によれば、携帯用情報機器とアクセサリ機器との間を着脱する磁石又は被吸着体の一方が浮動状態で筐体に支持されている。このため、携帯用情報機器とアクセサリ機器とが互いに重ねられた装着状態から傾けられ、一方の機器と他方の機器との間が離間する方向に移動力を受けた場合であっても、浮動状態にある磁石又は被吸着体が他方の被吸着体又は磁石に対して追従し、その吸着状態が維持される。このため、両機器の装着状態が広い角度範囲に渡って維持され、例えば携帯用情報機器がアクセサリ機器から不用意に落下することを防止できる。しかも、両機器の装着は磁石と被吸着体とを吸着させるだけで十分な装着強度を持って容易に装着することができる一方、両機器の切り離しは磁石と被吸着体との吸着状態を解除するだけでよく、着脱時の操作性が高い。
前記アクセサリ機器の着脱部には、その先端面に前記被吸着体を浮動状態で支持した凸部が設けられ、前記携帯用情報機器の一側面には、前記凸部を挿入可能であると共に、その底面に前記磁石を支持した凹部が設けられているとよい。そうすると、携帯用情報機器とアクセサリ機器との装着時の位置決めが容易となる。また、携帯用情報機器には凹部を設けることにより、単体でも使用される携帯用情報機器の外観上に凸部が突出することを防止できる。
前記被吸着体は、前記凸部の前記凹部への挿入方向に沿って前記凸部の先端面から進退可能であると、凹部の底部に設けられた磁石へと確実に吸着させることができる。
前記被吸着体を前記先端面から後退する方向に常時付勢する弾性部材を備えると、磁石と吸着していない状態での被吸着体のがたつきを防止できる。
前記携帯用情報機器と前記アクセサリ機器とを重ねて配置し、前記磁石と前記被吸着体との吸着作用により前記携帯用情報機器と前記アクセサリ機器とを装着した状態から、前記着脱部を中心として前記携帯用情報機器を前記アクセサリ機器から離間する方向に回動させた場合に、所定角度まで回動させるまでは前記被吸着体が前記磁石に吸着したまま移動し、前記磁石と前記被吸着体との吸着状態が維持される一方、所定角度を超えると該吸着状態が解除されるとよい。そうすると、携帯用情報機器とアクセサリ機器とを重ねて装着した状態で傾けた場合等に携帯用除法機器が容易に落下することをより確実に防止できると共に、両者の取り外し時には所定角度以上に携帯用情報機器を回動させるだけで容易に装着状態を解除することができる。
また、本発明に係る携帯用情報機器は、上記構成からなる着脱構造を用いて前記アクセサリ機器と着脱可能に構成したことを特徴とする。
この場合、当該携帯用情報機器は、タッチ操作可能なディスプレイを備えたタブレット型のパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本発明に係るアクセサリ機器は、上記構成からなる着脱構造を用いて前記携帯用情報機器と着脱可能に構成したことを特徴とする。
この場合、当該アクセサリ機器は、前記携帯用情報機器に対する入力操作が可能なキーボードを備えた構成であってもよい。
また、本発明に係る情報機器セットは、上記構成からなる着脱構造を用いて前記携帯用情報機器と前記アクセサリ機器とを着脱可能に構成し、前記携帯用情報機器は、タッチ操作可能なディスプレイを備えたタブレット型のパーソナルコンピュータであり、前記アクセサリ機器は、前記携帯用情報機器に対する入力操作が可能なキーボードを備えたキーボードユニットであることを特徴とする。
本発明によれば、携帯用情報機器とアクセサリ機器とを装着する磁石又は被吸着体の一方が浮動状態で筐体に支持されているため、携帯用情報機器とアクセサリ機器との間を十分な装着強度を持って容易に着脱可能に構成することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る着脱構造を用いてタブレット型PCをキーボードユニットに装着した状態を示す斜視図である。 図2は、タブレット型PCの構成例を示す斜視図である。 図3は、着脱構造を用いてタブレット型PCをキーボードユニットに装着した状態での要部拡大側面図である。 図4は、キーボードユニットの着脱部周辺を拡大した斜視図である。 図5は、着脱構造を用いてタブレット型PCをキーボードユニットに装着した状態を模式的に示す側面断面図である。 図6は、図5に示す状態からタブレット型PCを持ち上げた状態を示す側面断面図である。 図7は、図6に示す状態からさらにタブレット型PCを持ち上げた状態を示す側面断面図である。 図8は、変形例に係る着脱構造を用いてタブレット型PCをキーボードユニットに装着した状態を模式的に示す側面断面図である。 図9は、図8に示す状態からタブレット型PCを持ち上げた状態を示す側面断面図である。
以下、本発明に係る着脱構造について、この構造によって着脱可能な携帯用情報機器及びアクセサリ機器を例示して好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る着脱構造10を用いてタブレット型PC12をキーボードユニット14に装着した状態を示す斜視図であり、図2は、タブレット型PC12の構成例を示す斜視図である。また、図3は、着脱構造10を用いてタブレット型PC12をキーボードユニット14に装着した状態での要部拡大側面図である。図1では、キーボードユニット14の構成を明示するため、タブレット型PC12については2点鎖線によって外形のみを図示している。
本実施形態では、携帯用情報機器としてタブレット型PC12(以下、単に「タブレット12」ともいう)を例示し、このタブレット12をアクセサリ機器の一例としてのキーボードユニット14(以下、単に「ユニット14」ともいう)に対して着脱構造10によって着脱する構成を例示する。携帯用情報機器はスマートフォン等でもよく、アクセサリ機器はキーボードを持たないバッテリユニット等でもよい。
図1〜図3に示すように、タブレット12はタッチ操作可能なディスプレイ16を備える。タブレット12は、板状構造を有する筐体18の内部に基板、演算装置、メモリ等の各種電子部品を収納して構成されている。タブレット12は、筐体18の一側面がユニット14に対する着脱面18aとなる。着脱面18aには、長手方向に伸びた溝状の凹部20が形成されている。凹部20の底部には、合計4個の磁石22が並設されると共に、中央の磁石22,22間には一対の位置決め穴24,24が形成されている。
ユニット14は、タブレット12の外部入力手段として機能する物理的なキーボード26及びタッチパッド27を備えた拡張用機器である。ユニット14は、タブレット12をノートブック型パーソナルコンピュータ(ノート型PC)のように機能させ、その利便性を向上させることができる。ユニット14は、キーボード26等以外の電子部品、例えば、バッテリやハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ装置等を備えてもよい。
ユニット14は、全体として板状の筐体構造を有しており、その後端部には幅方向全体に渡って上方へと突出した長尺ブロック形状の着脱部28が設けられ、着脱部28の前側大部分には一段薄く形成された板状のキーボード26が設けられている。図1及び図3に示すように、着脱部28はその前面(キーボード26側の側面)がタブレット12が着脱される被着脱面28aとなる。被着脱面28aには、長手方向に伸び、タブレット12の凹部20に挿入可能な凸部30が形成されている。
図4は、キーボードユニット14の着脱部28周辺を拡大した斜視図であり、図5は、着脱構造10を用いてタブレット型PC12をキーボードユニット14に装着した状態を模式的に示す側面断面図である。
図1に示すように、凸部30の前面には、その長手方向に並ぶように被吸着部32が4個設けられている。4個の被吸着部32は、凸部30がタブレット12の凹部20に挿入された状態で4個の磁石22に吸着可能な位置に配置されている。各被吸着部32は、図4及び図5に示すように上下に並んだ可動板32a及び固定板32bを備える。
これら可動板32a及び固定板32bは、タブレット12の磁石22と吸着可能な磁石又はスチール等の金属で構成された被吸着体である。可動板32aは、凸部30の凹部20への挿入方向(前後方向)に沿って進退可能な浮動状態で支持された断面略L字状の金属板である。可動板32aは、凸部30の奥側に配置されたL字の鉛直方向部分と固定板32bとの間に介装された圧縮ばねであるコイルばね(弾性部材)33により、常時凸部30の前面から後退する方向に付勢されている。これにより、磁石22と吸着していない状態での可動板32aのがたつきが防止される。図5に示すようにタブレット12が着脱部28に装着された状態(クローズモード)又は図4に示すようにタブレット12が着脱部28から取り外された状態において、可動板32aの先端面は固定板32bの先端面と面一位置にあり、凸部30の前面の一部を構成する。固定板32bを省略し、被吸着部32を可動板32aのみで構成してもよい。
図1に示すように、中央の被吸着部32,32間には一対の位置決め突起34,34が形成されている。位置決め突起34は、タブレット12の位置決め穴24に嵌合されることにより、タブレット12とユニット14との装着位置を規定する位置決め用の部材である。
ユニット14の上面後方寄りであって、キーボード26と着脱部28とに挟まれた部分には、図3に示す側面視で略三角形状の溝部36が幅方向に渡って形成されている。溝部36は、タブレット12の着脱面18aを嵌合させることにより、ユニット14に対してタブレット12を立脚姿勢に保持してノート型PCとして使用する際に用いられる着脱部である(図3中に2点鎖線で示すタブレット12参照)。溝部36の後壁面にはタブレット12の背面を支持するクッション部材37が複数設けられる。タブレット12の着脱面18aが着地する溝部36の前壁面には、位置決め穴24と嵌合可能な位置決め突起38(図1参照)と、タブレット12の図示しないコネクタと接続される図示しない端子とが設けられている。
このようなタブレット12及びユニット14で構成される電子機器(情報機器セット)では、その収納時や持ち運び時にはタブレット12を裏返し、ディスプレイ16がキーボード26に対面する水平姿勢としてユニット14の上面上に載置し、着脱構造10を用いて着脱面18aを着脱部28の被着脱面28aに装着するクローズモードとする(図1及び図3中に実線で示すタブレット12参照)。これにより、ディスプレイ16及びキーボード26が外部に露出することなくタブレット12とユニット14とを閉じた状態で一体化することができ、情報機器セットの持ち運びが容易となる。また、図3中に実線で示す姿勢からタブレット12を上下反転させた状態とし、着脱構造10を用いて両者を装着するとタブレットモードになる。このタブレットモードでは、ディスプレイ16が上面となるため、ユニット14に装着した状態のままでタブレット12を使用することができる。
一方、タブレット12の着脱面18aを溝部36に嵌合装着し、タブレット12をユニット14の後端側で立脚姿勢に固定するとノートモードになる。これにより、キーボード26をタブレット12の入力手段として有効に機能させ、情報機器セットを一般的なノート型PCと同様に使用することができる。
次に、本実施形態に係る着脱構造10を用いたタブレット型PC12とキーボードユニット14との着脱動作について説明する。
先ず、着脱構造10を用いてタブレット12をユニット14に装着する場合には、タブレット12をキーボード26の上面上に水平姿勢で重ねて配置し、着脱面18aを着脱部28の被着脱面28aに当接させる。これにより、位置決め突起34と位置決め穴24の位置決め作用下に凸部30と凹部20とが嵌合され、図5に示すように磁石22が被吸着部32の可動板32a及び固定板32bと吸着する。そうすると、タブレット12とユニット14とが重ねられた状態で一体になる。この状態では、磁石22と被吸着部32との位置関係が磁力の方向に沿った方向となるため、タブレット12とユニット14とが強固に固定される。また、この装着時、タブレット12の着脱面18aを被着脱面28aに近づけると、最初に可動板32aが磁石22に引き寄せられてスライドして磁石22と吸着するため、装着時の操作性が高い。
次に、このように装着されたタブレット12をユニット14から取り外す場合には、例えばタブレット12の前端部を把持して着脱構造10によってユニット14に固定されている着脱面18a側を回動軸としてタブレット12を回動させるように持ち上げる(図6参照)。ここで、被吸着部32に可動板32aがなく固定板32bのみが設けられている場合は、磁力の方向に直交する方向に外力が加えられるため、タブレット12がユニット14から容易に外れてしまう懸念がある。
ところが、当該着脱構造10では、図6に示すように、浮動状態でユニット14の筐体に支持された可動板32aを有するため、回動方向に持ち上げられるタブレット12の磁石22に吸着した状態のまま、可動板32aがコイルばね33の付勢力に抗して前方にスライド移動する。このため、ユニット14とタブレット12との間が所定の角度位置になるまでは可動板32aと磁石22との吸着状態を維持しておくことができる。
本実施形態の場合、例えば、図6に示すようにタブレット12の筐体18の後端角部がユニット14の着脱部28の被着脱面28aに当接し、タブレット12の凹部20が着脱部28の凸部30から完全に抜け出すまでの間は可動板32aと磁石22との吸着状態が維持されるように設定されている。すなわち、タブレット12の筐体18の前後方向に沿う直線Aと、ユニット14の筐体の前後方向に沿う直線Bとの間の角度θが所定角度、例えば20度になるまで前記吸着状態が維持されるように設定されている。この所定角度までの間は磁石22と可動板32aとの間が確実に固定されているため、タブレット12がユニット14から容易に脱落してしまうことがない。
一方、図6に示す状態からさらにタブレット12を持ち上げて回動させると、図7に示すように可動板32aが前進限界に達するため、可動板32aと磁石22との吸着状態が一挙に解除される。これにより、タブレット12がユニット14から容易に取り外され、可動板32aはコイルばね33の付勢力によって初期位置に戻る。
ここで、着脱構造10では、上記のように装着状態にあるタブレット12を所定角度(例えば角度θが20度)になるまでは、可動板32aと磁石22との吸着状態が維持される。従って、図5に示すようにタブレット12がユニット14に装着されてクローズモードにある情報機器ユニットを、例えば図6中の直線Aが鉛直方向となる姿勢まで傾けた場合には、タブレット12が下方を向いた着脱部28の被着脱面28aから鉛直下方に垂下され、タブレット12がユニット14との間に角度θを持って振り子状態となる。しかしながら、着脱構造10では、このようにタブレット12が振り子状態でぶら下がった場合であっても、タブレット12とユニット14との間の角度θが所定角度までの間は可動板32aと磁石22との吸着作用が維持されるため、タブレット12がユニット14から落下することがない。このため、例えば鞄に収容した情報機器セットを把持して取り出す場合等に誤って着脱構造10での装着状態が外れ、タブレット12が落下することを防止できる。一方、所定角度以上にタブレット12を回動させると、可動板32aと磁石22との吸着状態が解除されるため、タブレット12をユニット14から容易に取り外すことができる。
以上のように、本実施形態に係る着脱構造10は、板状の筐体構造を有するタブレット型PC12と、板状の筐体構造を有し、タブレット型PC12の機能を拡張するキーボードユニット14との着脱に用いられる。この着脱構造10において、ユニット14は、該ユニット14にタブレット12を重ねた状態でタブレット12の着脱面18aを磁力によって吸着可能な着脱部28を有し、タブレット12の着脱面18aには磁石22が設けられ、ユニット14の着脱部28には磁石22と吸着可能な被吸着部32が設けられ、被吸着部32を構成する可動板32aは浮動状態でユニット14の筐体に支持されている。
従って、着脱構造10では、ユニット14の着脱部28に浮動状態で支持された可動板32aを備えることにより、ユニット14に装着されたタブレット12が磁石22による吸着部分を中心として回動された場合であっても、タブレット12と共に離間する磁石22に対して可動板32aが追従して吸着状態が維持される。このため、タブレット12とユニット14との間を十分な装着強度を持って容易に装着することができ、装着状態にあるタブレット12及びユニット14を傾けた場合にも両者の吸着状態が広い角度範囲に渡って維持され、タブレット12が不用意に落下することを防止できる。しかも、タブレット12を十分に持ち上げて着脱面18aと着脱部28との間での吸着状態を解除するだけでタブレット12をユニット14から取り外すことができるため、取り外しが容易である。
なお、可動板32aはスライド構造以外であってもよい。例えば、図8及び図9に示すように、被吸着部32を構成する可動板32aを回動構造の可動板42に代えた着脱構造40としてもよい。
可動板42は、上端側の回動軸42aによって凸部30の前面付近で回動可能に軸支されている。この可動板42を用いた着脱構造40では、図9に示すようにタブレット12が所定角度まで回動するまでの間は可動板42が回動軸42aを中心に回動するため、可動板42と磁石22との吸着状態が維持される。一方、タブレット12が所定角度よりもさらに回動すると、図9中に2点鎖線で示すように可動板42は上端角部の回動規制部42bが凸部30の筐体に当接してそれ以上の回動が不能となり、磁石22から切り離される。これにより、可動板42と磁石22との吸着状態が解消され、タブレット12がユニット14から取り外され、可動板32aは回動軸42aに外挿されたねじりコイルばね(弾性部材)44の付勢力によって初期位置に戻る。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
上記実施形態に係る着脱構造10(40)では、タブレット型PC12に磁石22を設け、キーボードユニット14に浮動構造の可動板32a(42)を設けた構成を例示したが、タブレット型PC12に金属板又は浮動式の磁石若しくは金属板を設け、キーボードユニット14に浮動式の磁石又は固定式の金属板若しくは磁石を設けてもよい。
10,40 着脱構造
12 タブレット型PC
14 キーボードユニット
16 ディスプレイ
18 筐体
18a 着脱面
20 凹部
22 磁石
26 キーボード
28 着脱部
28a 被着脱面
30 凸部
32 被吸着部
32a,42 可動板
32b 固定板
33 コイルばね
44 ねじりコイルばね

Claims (10)

  1. 板状の筐体構造を有する携帯用情報機器と、板状の筐体構造を有し、前記携帯用情報機器の機能を拡張するアクセサリ機器との着脱構造であって、
    前記アクセサリ機器は、該アクセサリ機器に前記携帯用情報機器を重ねた状態で前記携帯用情報機器の一側面を磁力によって吸着可能な着脱部を有し、
    前記携帯用情報機器の一側面及び前記アクセサリ機器の着脱部のいずれか一方には磁石が設けられ、いずれか他方には前記磁石と吸着可能な被吸着体が設けられ、
    前記磁石又は前記被吸着体の一方は浮動状態で筐体に支持されていることを特徴とする着脱構造。
  2. 請求項1記載の着脱構造において、
    前記アクセサリ機器の着脱部には、その先端面に前記被吸着体を浮動状態で支持した凸部が設けられ、
    前記携帯用情報機器の一側面には、前記凸部を挿入可能であると共に、その底面に前記磁石を支持した凹部が設けられていることを特徴とする着脱構造。
  3. 請求項2記載の着脱構造において、
    前記被吸着体は、前記凸部の前記凹部への挿入方向に沿って前記凸部の先端面から進退可能であることを特徴とする着脱構造。
  4. 請求項3記載の着脱構造において、
    前記被吸着体を前記先端面から後退する方向に常時付勢する弾性部材を備えることを特徴とする着脱構造。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の着脱構造において、
    前記携帯用情報機器と前記アクセサリ機器とを重ねて配置し、前記磁石と前記被吸着体との吸着作用により前記携帯用情報機器と前記アクセサリ機器とを装着した状態から、前記着脱部を中心として前記携帯用情報機器を前記アクセサリ機器から離間する方向に回動させた場合に、所定角度まで回動させるまでは前記被吸着体が前記磁石に吸着したまま移動し、前記磁石と前記被吸着体との吸着状態が維持される一方、所定角度を超えると該吸着状態が解除されることを特徴とする着脱構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の着脱構造を用いて前記アクセサリ機器と着脱可能に構成したことを特徴とする携帯用情報機器。
  7. 請求項6記載の携帯用情報機器において、
    タッチ操作可能なディスプレイを備えたタブレット型のパーソナルコンピュータであることを特徴とする携帯用情報機器。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の着脱構造を用いて前記携帯用情報機器と着脱可能に構成したことを特徴とするアクセサリ機器。
  9. 請求項8記載のアクセサリ機器において、
    前記携帯用情報機器に対する入力操作が可能なキーボードを備えたことを特徴とするアクセサリ機器。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の着脱構造を用いて前記携帯用情報機器と前記アクセサリ機器とを着脱可能に構成し、
    前記携帯用情報機器は、タッチ操作可能なディスプレイを備えたタブレット型のパーソナルコンピュータであり、
    前記アクセサリ機器は、前記携帯用情報機器に対する入力操作が可能なキーボードを備えたキーボードユニットであることを特徴とする情報機器セット。
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