JP2016046697A - 経路制御システムおよびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】データセンタ間でのVNF(ネットワークサービス機能)の分散または集約に際して、トラヒックを最短経路で転送するための経路制御の指示元のネットワーク管理システムやVNF、経路制御の指示先のエッジルータが高負荷となることを防ぐ経路制御システムを提供する。【解決手段】DC−GW(データセンターゲートウェイ)30とエッジルータ10との間にVNF毎のトンネル50を設定するとともに同一のVNFに対応するトンネル端点のIPアドレスを各DC−GW30で共用することにより、経路制御に必要なメッセージを経路広告のみとして経路制御の指示元が高負荷となることを防ぎ、DC−GW30に直結されないルータ20とDC−GW30との間にバイパスリンク60を設定するとともに受信した経路広告中のIPアドレスあるいは経路広告の宛先IPアドレスに応じて当該経路広告を振り分けて転送する。【選択図】図6

Description

本発明は、通信キャリアが有するWAN(Wide Area Netwrok)において、データセンタ(Data Center:DC)内に配置される仮想化されたネットワークサービス機能(Virtual Network Function:VNF)とユーザ端末との間のトラヒック(パケット、フレーム)の経路制御技術、特に複数のVNFがそれぞれ任意のDCに配置された際に、ユーザ端末と当該ユーザ端末が利用するサービスの提供に必要となるVNFとを最短経路で接続する経路制御技術に関する。
通信キャリアが有するWANにおいて、非特許文献1にて示されている仮想化されたネットワークサービス機能(VNF)を、DC等に配備された汎用サーバ内の仮想マシン(VM)上で実現するための技術が注目されている。
ここで、負荷分散や障害回避、省電力化等のために、VNFの配置先を或るDCから異なるDCに分散または集約させることが有効と想定される。例えば、新規サービスの開始当初はユーザ(ユーザ端末)の数が少ないことから当該サービスの提供に必要なVNFを、大群化効果によるVNFへの割り当てCPUやメモリ等の計算機資源(リソース)の節減などを狙い、少数のDCにのみ集約することを考える。このとき、当該サービスを利用するユーザ数等の増加に伴い、VNFが必要とするリソースが増加した際に、異なるDCが有するリソースを活用するためにVNFを異なるDCにも分散的に配置し、VNFに割り当てるリソースを拡大することが有効と考えられる。また、VNFの配置先DCを分散させた後に、サービスの利用ユーザ数等の減少に伴い、VNFが必要とするリソースが少なくなることも想定される。このとき、サービスの開始当初と同様に少数のDCにVNFを集約することが有効と考えられる。
VNFをDC間で分散または集約した場合、VNFが配置されたDCと当該VNFを利用するユーザ端末との間のWANにおいては、トラヒックの迂回による通信遅延や設備コストの増大を避けるために、最短経路でトラヒックを転送することが重要となる。
ここで、本発明で適用対象となる、図1に示すWANのモデルについて説明する。WANは一般的な通信キャリアのネットワークと同様にIPネットワークとする。物理的には、ユーザ端末はエッジルータを介してWANに接続され、エッジルータからは複数のルータ(コアルータ)を介してDCの通信の出入口となるDCゲートウェイ(DC−GW)に接続される。VNFの分散・集約のためのDCへのVNFの追加・削除は、VNFを含めネットワークを管理するシステムであるネットワーク管理システムより実施されるものとする。
なお、前述の通り、サービスの開始当初にVNFの集約配置先となるメインのDCをDC#1とし、VNF分散時にVNFの追加配置先となるサブのDCをDC#2とする。図1中には各DCに近傍のエリアについても合わせて記載している。
このWAN内で、各エッジルータとDC−GWとの間にはポイント・ツー・ポイントの論理回線として、GRE(Generic Routing Encapsulation)やL2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)等によるトンネルを設定する。なお、本トンネルは、以下に例示する状況を想定して設定するものとしている。
・VNFとしてFire Wall(FW)機能を考えた場合、宛先IPアドレスに基づくとユーザ端末からのパケットはWANからISPに向かう経路に転送されるが、FWサービスを契約したユーザ端末の場合は、通常のISPに向かう経路ではなく、FW機能が配備されたDCを経由する経路に転送する必要がある。このように、パケットの宛先IPによらず、ユーザ端末のサービス加入状況等に応じて特定のトラヒックを、サービス未加入時には経由しないDCを経由させる場合に、エッジルータから当該トラヒックをDC−GW宛のアドレスでカプセリングするために、エッジルータとDC−GWとの間のトンネルが必要となる。
・VNFとしてPPPoE(PPP over Ethernet)を終端するBAS(Broadband Access Server)機能やDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)機能を考えた場合、通信開始当初にユーザ端末からブロードキャストされるPADI(PPPoE Active Discovery Initiation)フレームやDHCP DiscoverフレームをIPネットワークであるWANを経由してDCまで転送する必要がある。通常、IPネットワーク上ではブロードキャストフレームは転送されないため、エッジルータとDC−GWとの間のトンネルが必要となる。
以上で説明したモデルにおいて、VNFの分散または集約に対してWAN内のトラヒックを最短経路で転送する従来技術を説明する。
従来技術1(非特許文献2参照)では、図2に示す通り、VNFの分散または集約に伴い、ネットワーク管理システムに相当する機能が経路制御の指示元となり、エッジルータを経路制御の指示先として経路設定を変更することで、トラヒックをVNFが配置されている最短のDCに転送することを可能とする方式が提案されている。
従来技術2(非特許文献3参照)では、図3に示す通り、VNFの分散または集約に伴い、VNFが経路制御の指示元となり、ユーザ端末に対してパケットを送信し、経路制御の指示先であるエッジルータにて、設定済みのVNF宛の経路とは異なる経路よりVNFからのパケットが到着したことをパケットのアドレス等を基に検知し、当該VNF宛の経路を、設定済みの経路からパケットが到着した経路に切り替える方式が提案されている。
通信キャリアのWANでは、多数のユーザ端末を収容することから、エッジルータを同一エリアに複数配置すると考えられる。また、多様なネットワークサービスを提供することを想定すると、キャリアネットワークには各種のネットワークサービスにそれぞれ対応する複数のVNFが存在することが考えられる。
このとき、従来技術1、2では図4、図5に示す通り、高負荷となる箇所が2つある。1箇所目は、VNFの分散または集約に際して、経路制御の指示元である従来技術1のネットワーク管理システムや従来技術2のVNFが、複数のエッジルータもしくは複数のユーザ端末に対して同時に経路制御指示の送信を行うことが必要となるため、経路制御の指示元が高負荷となる。2箇所目は、複数のVNFを同時に分散または集約させる場合、経路制御の指示先であるエッジルータに複数のVNF宛の経路制御を同時に実行する必要があるため、経路制御の指示先が高負荷となる。
以上の通り、高負荷となる箇所が2つ存在することが要因となり、装置増設等のシステムのリソース拡大にコストがかかることや経路制御が迅速に完了しないことから、VNFが必要とするリソースをタイムリーに付与できずにVNFの性能が逼迫し、サービス品質が劣化することが課題となる。
本発明では、前記課題を解決するため、
データセンタ内に配置されるネットワークサービス機能と当該ネットワークサービス機能を利用するユーザ端末とを、経路情報に従ってトラヒックを転送する通信装置であってユーザ端末を接続する第1の通信装置とそれ以外の第2の通信装置とを含んで構成される通信キャリアのWANを介して接続する場合に、前記ネットワークサービス機能が配置されるデータセンタが変更されても前記ネットワークサービス機能とユーザ端末とを最短経路で接続するための経路制御システムにおいて、
データセンタをWANに接続するデータセンタ側通信装置と前記第1の通信装置との間に設定されたネットワークサービス機能毎のトンネルと、
前記第2の通信装置のうち前記データセンタ側通信装置に直結されない第2の通信装置と当該データセンタ側通信装置との間に設定されたバイパスリンクと、
データセンタのネットワークサービス機能を管理し、少なくともリソースの状況に応じてネットワークサービス機能の追加または削除を行うとともに、ネットワークサービス機能を追加または削除したデータセンタのデータセンタ側通信装置、あるいは前記データセンタ側通信装置に直結された第2の通信装置もしくは前記バイパスリンクで接続された第2の通信装置に対して経路追加または経路削除の経路広告を送信するネットワークサービス機能管理装置とを具備し、
前記データセンタ側通信装置は、同一のネットワークサービス機能に対応するトンネル端点のアドレスを各データセンタ側通信装置間で共用するとともに、ネットワークサービス機能管理装置から経路広告を受信した際に、当該経路広告中のアドレスもしくはアドレスプレフィックス、あるいは経路広告の宛先アドレスに応じて前記経路広告を直結された第2の通信装置もしくはバイパスリンクで接続された第2の通信装置のいずれかに振り分けて転送する機能を有することを特徴とする。
本発明では、データセンタ側通信装置と第1の通信装置との間にネットワークサービス機能毎のトンネルを設定するとともに同一のネットワークサービス機能に対応するトンネル端点のアドレスを各データセンタ側通信装置で共用することにより、経路制御時に必要となるメッセージを経路広告に集約している。これにより、従来技術で生じていた経路制御の指示元が高負荷となることを防ぐことが可能となる。
また、本発明では、第2の通信装置のうちデータセンタ側通信装置に直結されない第2の通信装置と当該データセンタ側通信装置との間にバイパスリンクを設定し、データセンタ側通信装置において経路広告中のアドレスあるいは経路広告の宛先アドレス毎に振り分けて転送することにより、従来技術で生じていた経路制御の指示先が高負荷となることを防ぐことが可能となる。
本発明で適用対象となるWANのモデルを示す説明図 従来の経路制御技術1を示す説明図 従来の経路制御技術2を示す説明図 従来の経路制御技術1における課題を示す説明図 従来の経路制御技術2における課題を示す説明図 本発明の経路制御システムの実施形態の一例を示すネットワーク構成図 本発明の経路制御システムの実施例1を示す動作シーケンス図 本発明の経路制御システムの実施例2を示す動作シーケンス図 本発明の経路制御システムの実施例3を示す動作シーケンス図 本発明の経路制御システムの実施例4を示す動作シーケンス図 本発明の経路制御システムの実施例5を示す動作シーケンス図
<実施形態の構成>
図6は本発明の経路制御システムの実施形態の一例、ここでは通信キャリアのWANにおいてVNFの分散または集約に対してWAN内のトラヒックを最短経路で転送することを実現するネットワーク構成を示すもので、図中、10はエッジルータ、20はルータ(コアルータ)、30はDC−GW、40はネットワーク管理システムである。なお、以下の説明において#1、#2等の記号により各装置を特定する場合、符号10、20、…は省略するものとする。
ここで、上述した各構成と課題を解決するための手段および特許請求の範囲における各構成との関係について述べると、VNFがネットワークサービス機能に相当し、エッジルータ10が第1の通信装置に相当し、ルータ20が第2の通信装置に相当し、DC−GW30がデータセンタ側通信装置に相当し、ネットワーク管理システム40がネットワークサービス機能管理装置に相当する。
基本的な構成は図1とほぼ同様であるが、次の点で異なる。
即ち、各エッジルータ10とDC−GW30との間にトンネルを設定するが、ここではVNF毎に別々のトンネル50を設定するものとする。この際、エッジルータ10からDC−GW30に対してパケットをカプセリングして送信する際の宛先アドレス、すなわちDC−GW30側のVNF毎のトンネル端点のIPアドレスは各DC−GW30間で共用するものとする。
また、サブDCのDC−GW30には、図1ではDC−GW30と直結されていないサブDC近傍エリアのルータ20に対し、バイパスリンク60が設定されている点が異なる。このバイパスリンクの実現方法としては、光ファイバ等による直結の物理リンクを設置する方法やL2TP/MPLS-TP等の論理リンクを設置する方法が考えられる。
ネットワークの各構成要素が具備する機能を以下に示す。
エッジルータ10は、DC−GW30との間にVNF毎のトンネルの端点を有する。また、ユーザ端末からのパケットに対し、ヘッダ情報等を基に、パケットを処理すべきVNFを判定し、当該VNFに対応するトンネル50にパケットを転送する。
ルータ20は、BGP(Border Gateway Protocol)等のルーティングプロトコルに従い、DC−GW30等から広告される経路情報に従い、パケットをその宛先アドレスに基づいて転送する。このとき、或るDC−GWと当該或るDC−GWの遠隔に存在するエッジルータとの間において、同程度の経路長となる経路が複数ある場合、当該エッジルータの直近にある他のDC−GWの近傍のルータ20を経由する経路を取るように設定する。
例えば、図6ではDC−GW#1とエッジルータ#2との間の経路は、ルータ#2を経由する経路およびルータ#3を経由する経路が同一の経路長として存在するが、前述の設定に基づき後者(ルータ#3)の経路を取るものとする。このような経路の設定には、ルータ#2とルータ#4との間の経路の優先度を、ルータ#1とルータ#3との間の経路の優先度より低く設定する方法等が挙げられる。
DC−GW30は、エッジルータ10との間にVNF毎のトンネル50の端点を有する。ここで、前述の通り、DC−GW30が有する同一のVNFに対応するトンネル端点のIPアドレスは、複数の各DC−GW30で共用するものとする。
また、サブDCのDC−GW30は、ネットワーク管理システム40から経路広告を受信した際に、当該経路広告に記載されているIPアドレスもしくはアドレスプレフィックス、あるいは経路広告の宛先アドレスに応じてDC−GW30からの経路広告を直近のルータ20もしくはバイパスリンクで接続されたルータ20のいずれかに振り分けて転送する。
ネットワーク管理システム40は、各DCのVNFを管理し、リソース状況等に応じてサブDCにVNFの追加または削除を行う。また、VNFの追加または削除時に、VNFを追加・削除したサブDCのDC−GW30、あるいはサブDCのDC−GW30に対し直近のルータ20もしくはバイパスリンクで接続されたルータ20に対して、それぞれ経路追加もしくは経路削除の経路広告を送信する。
<実施形態の動作>
図6に示すシステムにおいて、初期状態として、VNFを全てメインDCであるDC#1に集約している場合を考える。
[実施例1]
実施例1として、初期状態からVNF#1をサブDCであるDC#2に追加し、VNF#1を分散配置する場合を説明する。本実施例の動作シーケンスを図7に示す。
まず、ネットワーク管理システム40によりVNF#1がDC#2に追加される。このとき、VNF#1にて、ユーザ端末毎に設定された有害サイトフィルタのようにユーザ端末毎の契約情報に応じたサービス制御を行う場合には、VNF#1にはDC#2近傍のエッジルータ10に収容されたユーザ端末毎の設定を実施する。
ネットワーク管理システム40はDC−GW#2あるいはルータ#3に対して、VNF#1の追加が完了した後、VNF#1に対応するDC−GWとエッジルータとの間のトンネルの端点のIPアドレスであるIP Aの経路追加の経路広告を行う。
DC−GW#2には、経路広告受信時に経路広告対象のIPアドレスがIP Aの場合、あるいは経路広告の宛先がルータ#3である場合、経路広告を直近のルータ20に転送するように設定されているとする。これにより、DC−GW#2は、ネットワーク管理システム40から受信した経路広告をルータ#3に転送する。
経路広告を受信したルータ#3は、IP A宛の経路が初期状態で設定されていたルータ#1に向かう経路よりDC−GW#2に向かう経路の方が短いため、IP A宛のパケットの出力先をルータ#1からDC−GW#2に変更する。
以上の通り、経路広告を契機にルータ#3におけるIP A宛の経路がDC−GW#2に変更されることにより、VNF分散時にWAN内のトラヒックを最短経路で転送することを可能とする。
なお、本シーケンスではVNF#1の追加の後、経路広告を行うこととしているが、これはルータの経路切り替え前後でユーザがVNFにアクセスできない期間(サービス断時間)を可能な限り短くすることを考えたためである。サービスによって多少のサービス断時間が許容できる場合は、VNF#1の追加と経路広告は同時に実施することや順番を前後させることも考えられる。このことは以降の実施例でも同様である。
[実施例2]
実施例2として、VNF#1が実施例1で示した通りDC#1とDC#2に分散配置されている状態から、DC#2よりVNF#1を削除し、VNF#1をDC#1に集約配置する場合を説明する。本実施例の動作シーケンスを図8に示す。
まず、ネットワーク管理システム40は、実施例1で述べたのと同様にVNFでユーザ端末毎の契約情報に応じたサービス制御を行う場合にはDC#1のVNF#1にDC#2近傍のエッジルータ10に収容されたユーザ端末毎の設定を実施する。
設定完了後、ネットワーク管理システム40は、DC−GW#2あるいはルータ#3に対してIP Aの経路削除の経路広告を行う。
DC−GW#2は、実施例1と同様に、ネットワーク管理システム40から受信した経路広告をルータ#3に転送する。
経路広告を受信したルータ#3は、DC−GW#2への経路削除に基づきIP A宛の経路をDC−GW#2から初期状態で設定されていたルータ#1に切り戻す。
ネットワーク管理システム40は、経路削除の経路広告後、VNF#1をDC#2より削除する。
なお、実施例1と同様に本シーケンスは、サービス断時間を極力抑えることを考慮した手順となっている。
[実施例3]
実施例3として、初期状態からVNF#2をサブDCであるDC#2に追加し、VNF#2を分散配置する場合を説明する。本実施例の動作シーケンスを図9に示す。
実施例1とほぼ同様のシーケンスとなるが、ネットワーク管理システム40がDC−GW#2あるいはルータ#4に対してVNF#2に対応するDC−GW側のトンネル端点のIPアドレスであるIP Bの経路広告時に、DC−GW#2からの経路広告の転送先設定が異なる。DC−GW#2には、経路広告受信時に経路広告対象のIPアドレスがIP Bの場合、あるいは経路広告の宛先がルータ#4である場合、経路広告をバイパスリンク60で接続されたルータに転送するように設定されているとする。これにより、DC−GW#2は、ネットワーク管理システム40から受信した経路広告をルータ#4に転送する。
経路広告を受信したルータ#4は、IP B宛の経路が初期状態で設定されていたルータ#3に向かう経路よりDC−GW#2に向かう経路の方が短いため、IP B宛のパケットの出力先をルータ#4からバイパスリンク60を介して接続されたDC−GW#2に変更する。
以上の通り、経路広告を契機にルータ#4におけるIP B宛の経路がDC−GW#2に変更されることにより、VNF分散時にWAN内のトラヒックを最短経路で転送することを可能とする。
なお、実施例1と同様に本シーケンスは、サービス断時間を極力抑えることを考慮した手順となっている。
[実施例4]
実施例4として、VNF#2が実施例2で示した通りDC#1とDC#2に分散配置されている状態から、DC#2よりVNF#2を削除し、VNF#2を集約配置する場合を説明する。本実施例の動作シーケンスを図10に示す。
まず、ネットワーク管理システム40は、実施例1で述べたのと同様にVNFでユーザ端末毎の契約情報に応じたサービス制御を行う場合にはDC#1のVNF#2にDC#2近傍のエッジルータに収容されたユーザ端末毎の設定を実施する。
設定完了後、ネットワーク管理システム40は、DC−GW#2あるいはルータ#4に対してIP Bの経路削除の経路広告を行う。
DC−GW#2は、実施例3と同様に、ネットワーク管理システム40から受信した経路広告についてバイパスリンク60を介して接続されたルータ#4に転送する。
経路広告を受信したルータ#4は、DC−GW#2への経路削除に基づきIP B宛の経路をDC−GW#2から初期状態で設定されていたルータ#3に切り戻す。
ネットワーク管理システム40は、経路削除の経路広告後、VNF#2をDC#2より削除する。
なお、実施例1と同様に本シーケンスは、サービス断時間を極力抑えることを考慮した手順となっている。
[実施例5]
実施例5として、経路制御先の負荷分散のためにバイパスリンク60を経由する経路を、バイパスリンク60を経由しない経路に変更する場合を説明する。本実施例は、一部のVNF用のトンネル50についてバイパスリンク60を経由させる場合、VNF毎にWAN内の通信経路が異なることで障害発生時に影響範囲の確認が困難となる等といった、ネットワークの運用性の低下を避けるために、ネットワーク管理システム40の負荷が低い状態の時に、全てのVNFで同一の経路を通るように変更することを目的としている。本実施例の動作シーケンスを図11に示す。
まず、ネットワーク管理システム40よりDC−GW#2あるいはルータ#4に対してIP Bの経路削除の経路広告を行う。
DC−GW#2は、実施例3と同様に、ネットワーク管理システム40から受信した経路広告についてバイパスリンク60を介して接続されたルータ#4に転送する。
経路広告を受信したルータ#4は、DC−GW#2への経路削除に基づきIP B宛の経路をDC−GW#2から初期状態で設定されていたルータ#3に切り戻す。
ネットワーク管理システム40は、IP Bの経路削除の経路広告の直後に、DC−GW#2における経路広告対象がIP Bの場合、あるいは経路広告の宛先がルータ#4である場合に経路広告をバイパスリンク60で接続されたルータに転送する設定を、直近のルータに転送する設定に変更する。この後、ネットワーク管理システム40は、IP Bの経路追加の経路広告をDC−GW#2あるいはルータ#3に行う。
DC−GW#2は、前述の設定変更により経路広告をルータ#3に転送する。
以上より、ルータ#4において経路削除を契機にIP B宛の経路をバイパスリンク60から初期状態で設定されていたルータ#3に切り戻すとともに、ルータ#3において経路追加を契機にIP B宛の経路を初期状態のルータ#1からDC−GW#2に変更することで、VNF#1等の他のVNFと同一の経路への変更を可能としている。
なお、バイパスリンク60が設置されていない場合は、実施例3において、実施例1同様に、VNF#2の分散に際してルータ#2が経路制御の指示先となり、従来技術で生じる経路制御の指示元が高負荷となり、経路制御の指示先がエッジルータからルータに移行したのみで、本質的には経路制御の指示先が高負荷となることは解決されない点に注意されたい。
10:エッジルータ、20:ルータ、30:DC−GW、40:ネットワーク管理システム、50:トンネル、60:バイパスリンク。
ETSI White Paper"Network Functions Virtualization"、[online]、2012年10月、[2014年8月8日検索]、インターネット<URL:http://portal.etsi.org/NFV/NFV#White#Paper.pdf> 金田泰、垂井俊明、「複数の実装法に展開可能な仮想ネットワーク・モデルとその広域VMライブ・マイグレーションへの適用」、情報処理学会論文誌、Vol.52、No.3、pp.1291-1307、2011年 福岡亜希、金子斉、樋口健一、小川猛志、「VMマイグレーション時のL3学習による経路切替法」、2012年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、B−6−46、2012年

Claims (6)

  1. データセンタ内に配置されるネットワークサービス機能と当該ネットワークサービス機能を利用するユーザ端末とを、経路情報に従ってトラヒックを転送する通信装置であってユーザ端末を接続する第1の通信装置とそれ以外の第2の通信装置とを含んで構成される通信キャリアのWANを介して接続する場合に、前記ネットワークサービス機能が配置されるデータセンタが変更されても前記ネットワークサービス機能とユーザ端末とを最短経路で接続するための経路制御システムにおいて、
    データセンタをWANに接続するデータセンタ側通信装置と前記第1の通信装置との間に設定されたネットワークサービス機能毎のトンネルと、
    前記第2の通信装置のうち前記データセンタ側通信装置に直結されない第2の通信装置と当該データセンタ側通信装置との間に設定されたバイパスリンクと、
    データセンタのネットワークサービス機能を管理し、少なくともリソースの状況に応じてネットワークサービス機能の追加または削除を行うとともに、ネットワークサービス機能を追加または削除したデータセンタのデータセンタ側通信装置、あるいは前記データセンタ側通信装置に直結された第2の通信装置もしくは前記バイパスリンクで接続された第2の通信装置に対して経路追加または経路削除の経路広告を送信するネットワークサービス機能管理装置とを具備し、
    前記データセンタ側通信装置は、同一のネットワークサービス機能に対応するトンネル端点のアドレスを各データセンタ側通信装置間で共用するとともに、ネットワークサービス機能管理装置から経路広告を受信した際に、当該経路広告中のアドレスもしくはアドレスプレフィックス、あるいは経路広告の宛先アドレスに応じて前記経路広告を直結された第2の通信装置もしくはバイパスリンクで接続された第2の通信装置のいずれかに振り分けて転送する機能を有する
    ことを特徴とする経路制御システム。
  2. データセンタ側通信装置と第1の通信装置との間にデータセンタ内に配置されるネットワークサービス機能毎のトンネルと、
    前記トンネルのデータセンタ側通信装置が具備するトンネル端点のアドレスを共用するデータセンタ側通信装置とを具備し、
    ネットワークサービス機能管理装置が送信する経路追加または経路削除の経路広告により、第1の通信装置と前記トンネルを介して接続されるデータセンタ側通信装置を変更する
    ことを特徴とする経路制御システム。
  3. 第2の通信装置のうちデータセンタ側通信装置に直結されない第2の通信装置と当該データセンタ側通信装置との間に設定されたバイパスリンクと、
    ネットワークサービス機能を追加または削除したデータセンタのデータセンタ側通信装置、あるいは前記データセンタ側通信装置に直結された第2の通信装置もしくは前記バイパスリンクで接続された第2の通信装置に対して経路追加または経路削除の経路広告を送信するネットワークサービス機能管理装置とを具備し、
    前記データセンタ側通信装置は、ネットワークサービス機能管理装置から経路広告を受信した際に当該経路広告中のアドレスもしくはアドレスプレフィックス、あるいは経路広告の宛先アドレスに応じて前記経路広告を直結された第2の通信装置もしくはバイパスリンクで接続された第2の通信装置のいずれかに振り分けて転送する機能を有することにより、前記トンネル毎に当該トンネルが経由する第1の通信装置とデータセンタ側通信装置との間の経路を切り替える箇所を選択可能とする
    ことを特徴とする経路制御システム。
  4. データセンタ内に配置されるネットワークサービス機能と当該ネットワークサービス機能を利用するユーザ端末とを、経路情報に従ってトラヒックを転送する通信装置であってユーザ端末を接続する第1の通信装置とそれ以外の第2の通信装置とを含んで構成される通信キャリアのWANを介して接続する場合に、前記ネットワークサービス機能が配置されるデータセンタが変更されても前記ネットワークサービス機能とユーザ端末とを最短経路で接続するための経路制御方法において、
    データセンタをWANに接続するデータセンタ側通信装置と前記第1の通信装置との間に設定されたネットワークサービス機能毎のトンネルと、
    前記第2の通信装置のうち前記データセンタ側通信装置に直結されない第2の通信装置と当該データセンタ側通信装置との間に設定されたバイパスリンクと、
    データセンタのネットワークサービス機能を管理し、少なくともリソースの状況に応じてネットワークサービス機能の追加または削除を行うとともに、ネットワークサービス機能を追加または削除したデータセンタのデータセンタ側通信装置、あるいは前記データセンタ側通信装置に直結された第2の通信装置もしくは前記バイパスリンクで接続された第2の通信装置に対して経路追加または経路削除の経路広告を送信するネットワークサービス機能管理装置と、
    同一のネットワークサービス機能に対応するトンネル端点のアドレスを複数のデータセンタ側通信装置間で共用するとともに、ネットワークサービス機能管理装置から経路広告を受信した際に、当該経路広告中のアドレスもしくはアドレスプレフィックス、あるいは経路広告の宛先アドレスに応じて前記経路広告を直結された第2の通信装置もしくはバイパスリンクで接続された第2の通信装置のいずれかに振り分けて転送する機能を有するデータセンタ側通信装置を用い、
    ネットワークサービス機能管理装置が、所定のデータセンタに対するネットワークサービス機能の追加または削除を行う工程と、
    ネットワークサービス機能管理装置が、前記所定のデータセンタのデータセンタ側通信装置、あるいは前記データセンタ側通信装置に直結された第2の通信装置もしくは前記バイパスリンクで接続された第2の通信装置に対して経路追加または経路削除の経路広告を送信する工程と、
    前記データセンタ側通信装置が、前記経路広告を受信した際に、当該経路広告中のアドレスもしくはアドレスプレフィックス、あるいは経路広告の宛先アドレスに応じて前記経路広告を直結された第2の通信装置もしくはバイパスリンクで接続された第2の通信装置のいずれかに振り分けて転送する工程とを少なくとも含む
    ことを特徴とする経路制御方法。
  5. データセンタ側通信装置と第1の通信装置との間にデータセンタ内に配置されるネットワークサービス機能毎のトンネルと、
    前記トンネルのデータセンタ側通信装置が具備するトンネル端点のアドレスを共用するデータセンタ側通信装置とを用い、
    第1の通信装置と前記トンネルを介して接続されるデータセンタ側通信装置の変更に際して、ネットワークサービス機能管理装置から経路追加または経路削除の経路広告を送信する工程を少なくとも含む
    ことを特徴とする経路制御方法。
  6. 第2の通信装置のうちデータセンタ側通信装置に直結されない第2の通信装置と当該データセンタ側通信装置との間に設定されたバイパスリンクを用い、
    ネットワークサービス機能の追加または削除に伴う当該ネットワークサービス機能に対応するトンネルを終端するデータセンタ側通信装置の変更に際して、当該トンネルが経由する第1の通信装置とデータセンタ側通信装置との間の経路を切り替える箇所を、前記データセンタ側通信装置に直結された第2の通信装置もしくは前記バイパスリンクで接続された第2の通信装置から選択可能とするために、
    ネットワークサービス機能管理装置が、ネットワークサービス機能を追加または削除したデータセンタのデータセンタ側通信装置、あるいは前記データセンタ側通信装置に直結された第2の通信装置もしくは前記バイパスリンクで接続された第2の通信装置に対して経路追加または経路削除の経路広告を送信し、
    前記データセンタ側通信装置が、ネットワークサービス機能管理装置から経路広告を受信した際に当該経路広告中のアドレスもしくはアドレスプレフィックス、あるいは経路広告の宛先アドレスに応じて前記経路広告を直結された第2の通信装置もしくは前記バイパスリンクで接続された第2の通信装置のいずれかに振り分けて転送する工程を少なくとも含む
    ことを特徴とする経路制御方法。
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