JP2016046603A - ネットワーク機能の負荷分散システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サービス・ファンクション・チェイニング(SFC)において遅延や帯域使用率を考慮した負荷分散を可能とするシステム及び方法を提供する。
【解決手段】コントローラ400は、サービス・ファンクション・チェイニングによるパケットの流通制御の対象となるアクセス装置301等におけるサービス品質に影響するパラメータを記憶するDB410と、ユーザの利用する1つ以上のNW機能(SF)の利用情報及びDB410に記憶されたパラメータに基づき流通経路を算出する経路情報算出部430と、サービス・ファンクション・チェイニングによるアクセス装置501等に対して前記流通経路に基づき制御情報を送信するネットワーク制御部440を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮想化された複数のネットワーク機能を組み合わせてユーザにネットワークサービスを提供するサービス・ファンクション・チェイニングが実現されたネットワークに関する。
現在のキャリア網においては、インターネットアクセスやIPTV(Internet Protocol TeleVision)、VPN(Virtual Private Network)などのネットワークサービスを提供するための機能(NW(Network:ネットワーク)機能)が、エッジルータや専用のアプライアンスといった形態で実装されている。
近年では、このようなNW機能を仮想化して汎用サーバ上で動作させ、ネットワークサービスを提供できるようにするNFV(Network Function Virtualisation)が検討されている(例えば非特許文献1参照)。
NFVが実現されると、仮想化されたキャリア網のNW機能を一カ所のサーバ群やデータセンタに集約することが可能になり、導入コストの低下や、設備効率の向上が期待できる。更に、SDN(Software Defined Network)技術による迅速かつ柔軟なネットワーク制御と組み合わせることで、サービスの迅速な提供が可能になる。
様々なNW機能(SF:Service Function)を組み合わせて、ユーザにネットワークサービスを提供する技術としてSFC(Service Function Chaining)がIETF(Internet Engineering Task Force)で議論されている。SFCの実現方式として、IETFでは、サービスの組み合わせをPath IDとしてパケットに付与する方式が検討されている(例えば非特許文献2参照)。このPath IDでは、サービスの組み合わせのみを表しており、どの仮想マシン(VM:Virtual Machine)に入れるかまでは規定されていない。
キャリア網のような、多くのユーザを収容するネットワークでは、同一のNW機能を有するVMを複数用意する環境が想定され、同一のPath IDであってもVMの使用状況に応じて負荷分散を行う機能が必要になる。
これまで、サーバ等の負荷分散を行う上では、サーバのCPU使用率やメモリ使用率、ネットワーク帯域が平準化されるようロードバランサが制御する(例えば非特許文献3参照)。制御の代表的なアルゴリズムとしては、Random、Round−Robin、Weighted Round−Robin、Least−Connection、Least Loaded Serverなどがある。
Round−Robin、Weighted Round−Robin、Least−Connectionは、ロードバランサ自身がコネクション数等の情報から自律的に転送先サーバを決定し、Least Loaded Serverは、サーバの負荷状況に応じて転送先サーバを決定するアルゴリズムである。
SFCでは、複数のVMを経由するルーティングが発生するため、経由するVMが多くなるほど、遅延の増大が懸念される。一方、前述の一般的な負荷分散手法では、コネクション数やサーバの負荷状態をみて、平準化されるように制御を行うため、NW機能毎のリソースは平準化されるが、NW全体で見た際には、SFCによる経路が長くなり、ネットワークの帯域使用率や遅延の増大といった影響を与える懸念がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、SFCにおいて遅延や帯域使用率を考慮した負荷分散を可能とするシステム及び方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願に係るネットワーク機能の負荷分散システムは、物理サーバ上に形成された複数の仮想マシンと、各仮想マシンに構築されたサービス機能提供手段とを備え、ユーザの利用する1つ以上のサービス機能提供手段に係る仮想マシンに対して順にユーザパケットを流通制御するサービス・ファンクション・チェイニングが実現されたネットワークシステムにおいて、ユーザパケットの流通経路となり得る物理的又は仮想的な装置であってサービス・ファンクション・チェイニングによるパケットの流通制御の対象となる装置におけるサービス品質に影響するパラメータ情報を記憶するパラメータ情報記憶手段と、ユーザの利用する1つ以上のサービス機能提供手段の利用情報及びパラメータ情報記憶手段に記憶されたパラメータ情報に基づき該ユーザに係るユーザパケットのサービス・ファンクション・チェイニングによる流通経路を算出する流通経路算出手段と、サービス・ファンクション・チェイニングによる流通制御の対象となる物理的又は仮想的な装置に対して流通経路算出手段により算出された流通経路に基づき制御情報を送信するネットワーク制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、VM間の遅延、VM内の遅延、VMのリソース情報、フローのトラヒック量などサービス品質に影響を与えうるパラメータ情報に基づき、パケットの流通経路が決定される。
本発明の好適な態様の一例としては、サービス・ファンクション・チェイニングによる流通制御の対象となる物理的又は仮想的な装置からパラメータ情報を収集するデータ収集手段を備えたものが挙げられる。
本発明によれば、VM間の遅延、VM内の遅延、VMのリソース情報、フローのトラヒック量などサービス品質に影響を与えうるパラメータ情報を考慮したアルゴリズムによってSFCにおける負荷分散を行ことにより、個々のフローの遅延やネットワーク全体の帯域使用率の低減を図ることができる。
ネットワークのシステム構成図 コントローラの構成図 DBの構成図 DBに保持されるデータの一例 DBに保持されるデータの一例 DBに保持されるデータの一例 DBに保持されるデータの一例 DBに保持されるデータの一例 DBに保持されるデータの一例 経路情報算出のアルゴリズムの一例 経路情報算出のアルゴリズムの一例 ユーザのサービス契約情報の登録・更新時の動作を説明するシーケンスチャート ユーザパケットの処理について説明するシーケンスチャート
本発明の一実施の形態に係るネットワーク機能の負荷分散技術について図面を参照して説明する。図1はネットワークのシステム構成図である。なお、図1では説明の簡単のため本発明と関連する装置類のみを記載している。
図1に示すように、IPネットワーク100は、ユーザ端末11,12を収容するネットワーク装置301,302と、インターネット600と接続するためのネットワーク装置310と、IPネットワーク100内に配置されたネットワーク装置320とを備えている。ここで「ネットワーク装置」は物理的装置であり、それぞれの役割に応じた形態及び機能を有している。例えば、ユーザ端末11,12を収容するネットワーク装置301,302は、アクセス回線351,352を介して接続するユーザ端末11,12の認証処理やルーティングなどの行うユーザ収容装置としてエッジルータとして機能する。またインターネット600と接続するためのネットワーク装置310は、ゲートウェイとして動作するエッジルータとして機能する。またIPネットワーク100内に配置されたネットワーク装置320は、IPネットワーク100内におけるルーティングを行うコアルータとして機能する。さらに、IPネットワーク100の各装置は、SDN(Software Defined Network)技術に対応している。
IPネットワーク100にはNW機能クラウド201,202が接続している。NW機能クラウド201,202は、IPネットワーク100や他のNW機能クラウドとは物理的に異なるネットワークとして構築されている。NW機能クラウド201,202は、物理的なサーバ211,212と、IPネットワーク100と接続するための物理的なゲートウェイ装置221,222を備えている。各NW機能クラウド201,202の各装置は、NFV(Network Function Virtualization)により仮想化されている。また、各NW機能クラウド201,202の各装置は、SDN(Software Defined Network)技術に対応している。すなわち、NW機能クラウド201,202では、各サーバ211,212上に1又は複数のVM(Virtual Machine:仮想マシン)が構築されている。各VMには、ユーザにネットワークサービスを提供するNW機能(サービス機能:Service Function)が構築されている。ネットワーク機能としては、例えば、ファイアウォール機能や、IPS(Intrusion Prevention System)機能などが挙げられる。なお、本発明では、同じ機能をもつNW機能(同じ種類のNW機能)が、複数のVMに実装されている場合がある点に留意されたい。
本実施の形態では、ユーザに対して、ユーザ端末11,12のインターネット600への接続サービス機能を提供するとともに、さらにNW機能クラウド201,202上に構築されたNW機能を提供する。どの種類のNW機能を利用するかはユーザとの契約情報に基づき決定される。
本発明では、IPネットワーク100及びNW機能クラウド201,202ではSFC(Service Function Chaining)が適用されている。本実施の形態では、SFCの実現方式として、サービスの組み合わせをPath IDとしてパケットに付与する方式を採用している。図1で示した、ネットワーク装置301,302,310,320、ゲートウェイ装置221,222、サーバ211,212がSFCによるパケットの制御対象装置となる。これらの装置は、後述するコントローラ400からの通知をうけた制御情報に基づき所定のパケット処理を行う。なお、制御対象装置としてのサーバ211,212は、厳密には、サーバ211,212に構築された仮想スイッチである。該仮想スイッチには、サーバ上に構築されたVMが仮想的に接続されている。SFCが適用されたネットワークにおいては、ユーザ端末11,12からのユーザパケットに対してネットワーク装置301,302でPath IDを付与し、ネットワーク装置310においてユーザパケットからPath IDが取り外される。また、IPネットワーク100及びNW機能クラウド201,202内における各制御対象装置では、Path IDに基づきパケットの転送処理を行う。
IPネットワーク100は、コントローラ400を備えている。コントローラ400は、SFCによるパケットの経路制御を行う。コントローラ400は、図2に示すように、ユーザの利用する1つ以上のNW機能の契約情報(利用情報)や各種パラメータ情報を保持するDB410と、ユーザからのサービス契約情報を受け付けてDB410を更新する契約情報受付部420と、IPネットワーク100等から各種データを収集してDB410を更新するデータ収集部430と、DB410に記憶された契約情報及びパラメータ情報に基づきSFCによるユーザパケットの流通経路を算出する経路情報算出部440と、経路情報算出部440により算出された経路情報に基づき制御情報を送出してSFCの制御対象装置を制御するネットワーク制御機能部450とを備えている。
DB410が保持する契約情報は、ユーザの利用する1つ以上のNW機能の組み合わせを含む。また、DB410が保持するパラメータ情報は、SFCによるパケットの流通制御の対象となる装置におけるサービス品質に影響するものを含む。具体的には、図3に示すように、DB410は、クラウド間の遅延情報411と、SF(NW機能)内の遅延情報412と、SFCを識別するIDと該IDに対応するPath IDの組であるSFC情報413と、ユーザのサービス契約情報414と、ユーザ毎のトラヒック量であるユーザフローのトラヒック情報415と、VMに実装されたSF(NW機能)の種類や配置先クラウドやリソース状況を示すVM情報416を保持する。図4〜図9に各情報の一例を示す。
契約情報受付部420は、ユーザからのサービス契約情報を受け付け、DB410に記憶されているユーザのサービス契約情報414と、SFC情報413を更新する機能を有する。サービス契約情報の受け付けは、例えばREST(Representational State Transfer)やWebなどの技術を用いてユーザがユーザ端末11,12を用いて行われる。なお、サービス契約情報の受け付け処理では、ユーザを代理する該ユーザ以外の第三者からサービス契約情報を受け付けてもよい。
データ収集部430は、DB410で保持する各種パラメータ情報をIPネットワーク100及びNW機能クラウド201,202から収集する。具体的には、データ収集部430は、IPネットワーク100内のネットワーク装置301,302,310,320やNW機能クラウド201,202内のゲートウェイ装置221,222や、サーバ211,212内の仮想スイッチから、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)やOpenFlow等のプロトコルを用いて、ユーザ毎のトラヒック量を収集し、ユーザフローのトラヒック情報を更新するほか、サーバ211,212から、例えばハイパーバイザのAPI(Application Programming Interface)などを利用して、サーバのリソース使用状況を収集し、VMのリソース情報を更新する機能(データ収集機能)を有する。
経路情報算出部440は、DB410に保持されている各種データに基づき、NW機能の負荷が分散されるように、SFCによるユーザパケットの経路情報を算出する機能を有する。経路情報の算出処理は、契約情報受付部420において新規ユーザの契約情報を登録した場合に、又は、契約情報受付部420において既存ユーザの契約情報が変更となった場合(例えばユーザがNW機能を追加又は削除した場合)に行われる。本実施の形態では、1つのVM上には1つのNW機能のみが実装されていることから、経路情報の算出処理ではNFVに同じ種類のNW機能が複数ある場合にどのVMを選択するかを算出することにある。経路情報の算出アルゴリズム、換言すればVM選択アルゴリズムとしては種々のものを用いることができる。例えば、ネットワークの遅延を重視するものや、ネットワークの帯域使用率を重視するものが挙げられる。経路情報算出部440におけるアルゴリズムについては後に詳述する。
ネットワーク制御機能部450は、経路情報算出部440によって算出された経路情報に基づいて、SFCによる制御対象装置であるIPネットワーク100内のネットワーク装置301,302,310,320やNW機能クラウド201,202内のゲートウェイ装置221,222や、サーバ211,212内の仮想スイッチを制御するよう制御情報を送信する。この処理にはSDN技術である例えばOpenFlow等のプロトコルが用いられる。
次に、経路情報算出部の動作について図10及び図11を参照して説明する。図10はネットワークの遅延を考慮したVM選択アルゴリズムを説明するフローチャート、図11はネットワークの帯域使用率を考慮したアルゴリズムを説明するフローチャートである。なお、実際のシステムにおいては何れのアルゴリズムを採用してもよいし、両者を組みあわせてもよい。
まず、ネットワークの遅延を考慮したVM選択アルゴリズムについて説明する。経路情報算出部440は、DB410のユーザのサービス契約応報とSFC情報からSF(NW機能)の組み合わせを抽出し、SFの組み合わせとVM情報から、SFの組み合わせを実現する全てのVMの組み合わせを算出する(ステップS1)。次に、経路情報算出部440は、各VMの組み合わせにおいて、チェイン全体の遅延と、チェイン内のVMのリソース使用率の平均値を算出する(ステップS2)。次に、経路情報算出部440は、各組み合わせにおいて、チェイン全体のレイテンシが少ない下記n個の組み合わせを抽出する(ステップS3)。なお、ここで「n」は任意の自然数であり、nが1の場合は遅延が最も少ない組み合わせを選択する。最後に、経路情報算出部440は、抽出された組み合わせにおいて、チェイン内のVMのリソース使用率が最も少ないものを選択する(ステップS4)。
次に、ネットワークの帯域使用率を考慮したアルゴリズムについて説明する。経路情報算出部440は、DB410のユーザのサービス契約応報とSFC情報からSF(NW機能)の組み合わせを抽出し、SFの組み合わせとVM情報から、SFの組み合わせを実現する全てのVMの組み合わせを算出する(ステップS11)。次に、経路情報算出部440は、各VMの組み合わせにおいて、IPネットワークにおける使用リンク数とフローのトラヒック量の積と、チェイン内のVMのリソース使用率の平均値を算出する(ステップS12)。次に、経路情報算出部440は、各組み合わせにおいて、IPネットワークにおける使用リンク数とフローのトラヒック量の積が少ない、下位n個の組み合わせを抽出する(ステップS13)。なお、ここで「n」は任意の自然数であり、1の場合はIPネットワークの帯域使用率が最も少ない組み合わせを選択する。最後に、経路情報算出部440は、抽出された組み合わせにおいて、チェイン内のVMのリソース使用率が最も少ないものを選択する(ステップS14)。
次に、本実施の形態に係るネットワーク機能の負荷分散技術における動作について図12及び図13を参照して説明する。図12はユーザのサービス契約情報の登録・更新時の動作を説明するシーケンスチャートである。なお、ここではDB410の各パラメータ情報は予め収集・記憶されているものとする。
図12に示すように、ユーザはユーザ端末11等を用いて利用を所望するサービス契約情報をコントローラ400に送信する(ステップS21)。コントローラ400の契約情報受付部420は、受信したサービス契約情報をDB410のサービス契約情報414に書き込む(ステップS22)。次に、コントローラ400の経路情報算出部440は、DB410に保持されている各種データに基づきSFCによるユーザパケットの経路情報を算出する(ステップS23)。次に、コントローラ400のネットワーク制御機能部450は、ネットワーク装置301,302,310,320、ゲートウェイ装置221,222や、サーバ211,212にSFCの制御情報を送信する(ステップS24,S25,S26)。
図13はユーザパケットの処理について説明するシーケンスチャートである。ここではユーザ端末11からのユーザパケットをインターネット600に送出する処理について説明する。
図13に示すように、ユーザ端末11がユーザパケットを送出すると(ステップS31)、ユーザ側のネットワーク装置301は、SFCの規定に則り、パケットの情報から、該当するPath IDをパケットに付与する(ステップS32)。次に、ネットワーク装置301は、Path IDとコントローラから通知されたVM情報をもとに、転送先の装置を決定する(ステップS33)。そして、ユーザ端末11は、決定された転送先であるゲートウェイ装置221にパケットを転送する(ステップS34)。同様に、ゲートウェイ装置221は、Path IDとコントローラから通知されたVM情報をもとに、転送先の装置を決定し(ステップS35)、決定された転送先であるサーバ211にパケットを転送する(ステップS36)。さらに、サーバ211は、Path IDとコントローラから通知されたVM情報をもとに、転送先のVMを決定し、該VMにパケットを送信する(ステップS37)。該パケットは、VM上のNW機能で所定の処理が行われ、ゲートウェイ装置221を介してインターネット側のネットワーク装置310に送信される(ステップS38,S39)。ネットワーク装置310は、該パケットからPath IDを取り外し(ステップS40)、インターネット600に送信される(ステップS41)。
このように本実施の形態によれば、VM間の遅延、VM内の遅延、VMのリソース情報、フローのトラヒック量などサービス品質に影響を与えうるパラメータ情報を考慮したアルゴリズムによってSFCにおける負荷分散を行ことにより、個々のフローの遅延やネットワーク全体の帯域使用率の低減を図ることができる。
以上本発明の一実施の形態について詳述したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば上記実施の形態では、SFCを実現する方式としてPath IDを用いたものについて説明したが、他の方式であってもよい。また、上記実施の形態において経路算出のパラメータとなる各種パラメータ情報は一例にすぎず、他の情報を用いてもよい。さらに、上記実施の形態で述べた経路算出のアルゴリズムは一例にすぎず、他のアルゴリムによって経路を算出するようにしてもよい。さらに、上記実施の形態におけるネットワーク構成はその一例にすぎず、他のネットワーク構成であっても本発明を実施できる。
11,12…ユーザ端末、100…IPネットワーク、201,202…NW機能クラウド、211,212…サーバ、221,222…ゲートウェイ装置、301,302,310,320…ネットワーク装置、400…コントローラ、410…DB、420…契約情報受付部、430…データ収集部、440…経路情報算出部、ネットワーク制御機能部、600…インターネット
"Network Functions Virtualisation"、[online]、平成24年10月22日、NFV White Paper、[平成26年7月24日検索]、インターネット<URL:http://portal.etsi.org/NFV/NFV_White_Paper.pdf> "Service Function Chaining (SFC) Architecture"、[online]、平成26年5月、IETF Internet Draft、インターネット<URL:http://tools.ietf.org/pdf/draft-quinn-sfc-arch-05.pdf> A. Mahmood and I. Rashid、"Comparison of load balancing algorithms for clustered web servers"、 IEEE Int’l Conf. on Inf. Tech. and Multimedia (ICIM)、平成23年11月、pp. 1-6

Claims (4)

  1. 物理サーバ上に形成された複数の仮想マシンと、各仮想マシンに構築されたサービス機能提供手段とを備え、ユーザの利用する1つ以上のサービス機能提供手段に係る仮想マシンに対して順にユーザパケットを流通制御するサービス・ファンクション・チェイニングが実現されたネットワークシステムにおいて、
    ユーザパケットの流通経路となり得る物理的又は仮想的な装置であってサービス・ファンクション・チェイニングによるパケットの流通制御の対象となる装置におけるサービス品質に影響するパラメータ情報を記憶するパラメータ情報記憶手段と、
    ユーザの利用する1つ以上のサービス機能提供手段の利用情報及びパラメータ情報記憶手段に記憶されたパラメータ情報に基づき該ユーザに係るユーザパケットのサービス・ファンクション・チェイニングによる流通経路を算出する流通経路算出手段と、
    サービス・ファンクション・チェイニングによる流通制御の対象となる物理的又は仮想的な装置に対して流通経路算出手段により算出された流通経路に基づき制御情報を送信するネットワーク制御手段を備えた
    ことを特徴とするネットワーク機能の負荷分散システム。
  2. サービス・ファンクション・チェイニングによる流通制御の対象となる物理的又は仮想的な装置からパラメータ情報を収集するデータ収集手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク機能の負荷分散システム。
  3. 物理サーバ上に形成された複数の仮想マシンと、各仮想マシンに構築されたサービス機能提供手段とを備え、ユーザの利用する1つ以上のサービス機能提供手段に係る仮想マシンに対して順にユーザパケットを流通制御するサービス・ファンクション・チェイニングが実現されたネットワークシステムにおいて、
    ユーザパケットの流通経路となり得る物理的又は仮想的な装置であってサービス・ファンクション・チェイニングによるパケットの流通制御の対象となる装置におけるサービス品質に影響するパラメータ情報をパラメータ情報記憶手段に記憶する工程と、
    流通経路算出手段が、ユーザの利用する1つ以上のサービス機能提供手段の利用情報及びパラメータ情報記憶手段に記憶されたパラメータ情報に基づき該ユーザに係るユーザパケットのサービス・ファンクション・チェイニングによる流通経路を算出する工程と、
    ネットワーク制御手段が、サービス・ファンクション・チェイニングによる流通制御の対象となる物理的又は仮想的な装置に対して流通経路算出手段により算出された流通経路に基づき制御情報を送信する工程とを少なくとも含む
    ことを特徴とするネットワーク機能の負荷分散方法。
  4. データ収集手段が、サービス・ファンクション・チェイニングによる流通制御の対象となる物理的又は仮想的な装置からパラメータ情報を収集する工程を含む
    ことを特徴とする請求項3記載のネットワーク機能の負荷分散方法。
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