JP2016042308A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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紀之 小林
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耕太郎 大堀
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明彦 小幡
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Abstract

【課題】知識データベースの構築または修正においてデータ構造が複雑になることを抑制すること。【解決手段】記憶部201は、木構造データのノードごとに分岐条件、表示条件、基本情報及び追加情報を記憶する。受付部202は、情報の入力を受け付ける。表示制御部203は、受付部202が受け付けた情報が、木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たす場合、分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させる。さらに、表示制御部203は、受付部202が受け付けた情報が、分岐条件を満たす子ノードに対応する表示条件を満たす場合、基本情報と共に、分岐条件を満たす子ノードに対応する追加情報を表示させる。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
従来、階層的な知識データベースを用いて、ユーザからの入力情報に対応して、実行すべき作業を示す作業情報を表示する情報処理装置が知られている。
また、指定された範囲内にあるデータセットにおけるデータの問合せを受信し、指定された範囲を表す第1の二分決定図を構築し、第1の二分決定図とデータセットを表す第2の二分決定図との間で論理積演算を行うことで、指定された範囲におけるデータを表す第3の二分決定図を構築する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、階層的に接続された決定木により入力データを処理する際に、同一階層に含まれる判断ノードの選択結果として求められた子ノードの識別情報に対して行ったビットワイズ論理和演算の結果に対してビットワイズ論理積演算を行うことによって求められた二進数の表記を識別情報として有するリーフノードを検索し、検索されたリーフノードに関連付けられたクラスを入力データに対する決定木の実行結果とする技術が知られている(たとえば、下記特許文献2参照。)。
また、構造化データ管理システムにおいて、処理単位となるデータをノードとした木構造で表現し、木構造を解析することで対象となるノードを特定し、そのノードに関係付けられた処理記述を実行する技術が知られている(たとえば、下記特許文献3参照。)。
特開2013−69294号公報 特開2013−117862号公報 特開平11−296544号公報
しかしながら、上述した従来技術では、たとえば、表示すべき内容の一部が特殊な条件において変化するように知識データベースを設定する場合に、知識データベースのデータ構造が複雑になるという問題がある。
1つの側面では、本発明は、知識データベースのデータ構造が複雑になることを抑制することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、木構造データのノードごとに分岐条件、表示条件、基本情報及び追加情報を記憶し、情報の入力を受け付け、受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、さらに、受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する表示条件を満たす場合、前記基本情報と共に、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する追加情報を表示させる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが提案される。
また、本発明の別の側面によれば、木構造データのノードごとに分岐条件、非表示条件、基本情報及び非表示情報を記憶し、情報の入力を受け付け、受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示情報を表示させずに、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たさない場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する前記基本情報及び前記非表示情報を表示させる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが提案される。
本発明の一側面によれば、知識データベースのデータ構造が複雑になることを抑制することができるという効果を奏する。
図1Aは、実施の形態にかかる情報処理方法の一例を示す図(その1)である。 図1Bは、実施の形態にかかる情報処理方法の一例を示す図(その2)である。 図1Cは、実施の形態にかかる情報処理方法の一例を示す図(その3)である。 図2は、実施の形態にかかる情報処理装置の構成の一例を示す図である。 図3は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、特殊条件による一部のプロセスの変化の一例を示す図である。 図5は、表示されたタスクに対する実行結果の一例を示す図である。 図6は、レイヤ情報の一例を示す図である。 図7は、Addレイヤの適用の一例を示す図である。 図8は、Maskレイヤの適用の一例を示す図である。 図9は、Addレイヤの適用の具体例を示す図である。 図10は、情報処理装置が有する条件DBの記憶内容の一例を示す図である。 図11は、情報処理装置が有するタスクDBの記憶内容の一例を示す図である。 図12は、情報処理装置が有するレイヤ条件DBの一例を示す図である。 図13は、情報処理装置が有するレイヤタスクDBの一例を示す図である。 図14は、情報処理装置が行う画面表示処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、実行結果に基づく新レイヤの表示の一例を示す図である。 図16は、新レイヤ候補の表示処理の一例を示すフローチャートである。 図17は、レイヤの追加指示を受け付ける画面の一例を示す図である。 図18は、情報処理装置が有する条件DBの記憶内容の他の例を示す図である。 図19は、情報処理装置が有するタスクDBの記憶内容の他の例を示す図である。 図20は、情報処理装置が有する結果DBの記憶内容の一例を示す図である。 図21は、表示画面の一例(その1)を示す図である。 図22は、表示画面の一例(その2)を示す図である。 図23は、表示画面の一例(その3)を示す図である。 図24は、実施の形態にかかるメンテナンス方法の一例を示す図である。 図25は、上位の要素のメンテナンスの一例を示す図である。 図26は、並列の要素のメンテナンスの一例を示す図である。 図27は、下位の要素のメンテナンスの一例を示す図である。 図28Aは、メンテナンス時の表示画面の一例を示す図(その1)である。 図28Bは、メンテナンス時の表示画面の一例を示す図(その2)である。 図29は、テンプレートを編集する際のイメージの一例(その1)を示す図である。 図30は、テンプレートを編集する際のイメージの一例(その2)を示す図である。 図31は、情報処理装置が行うメンテナンス処理の一例を示すフローチャートである。 図32は、情報処理装置が行う条件と記録の画面表示処理の一例を示すフローチャートである。 図33Aは、情報処理装置が行う知識構造の修正処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 図33Bは、情報処理装置が行う知識構造の修正処理の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(実施の形態にかかる情報処理方法)
図1Aは、実施の形態にかかる情報処理方法の一例を示す図(その1)である。図1Aにおいて、テンプレートツリー100は、複数のノード111,112,113を有する木構造データである。ノード111は上位ノードであり、ノード112は中位ノードであり、ノード113は下位ノードである。各ノード111,112,113には、それぞれ分岐条件C及びタスクTが対応付けられている。
ノード111,112,113のそれぞれには、分岐条件C(Cα,Cαβ,Cαγ…)及びタスクT(Tα,Tαβ,Tαγ…)が対応付けられている。分岐条件Cは、たとえば、ユーザが把握している事項である。実施の形態にかかる情報処理方法においては、分岐条件Cを満たし得る情報がユーザによって入力される。そして、ユーザから入力された情報が何れの分岐条件Cを満たすかに応じて、上位のノード111から下位のノード113までの辿る経路が異なる。
タスクTは、ユーザが情報を入力することによって表示される基本情報(表示情報)であり、たとえば、ユーザに行動を促す実施手順を示した基本情報である。タスクTは、ノード111,112,113ごとに内容が異なる。すなわち、タスクTは、各ノード111,112,113に到達するまでの経路によって内容が異なる。
たとえば、上位のノード111には、分岐条件Cα及びタスクTαが対応付けられている。このような構成により、ユーザが入力した情報が分岐条件Cαを満たすと、タスクTαが表示される。また、これにより現在ノードがノード111に設定される。
ノード111において、ユーザがさらに情報を入力すると、入力された情報が満たす分岐条件Cに応じて、ノード111の子ノードであるノード112−1,112−2,112−3のうちの何れか一つに現在ノードが遷移する。
ノード112−1は、ノード111において入力された情報が分岐条件Cαβを満たした場合に現在ノードが遷移するノードである。ノード112−1には、タスクTαβが対応付けられている。ノード112−2は、ノード111において入力された情報が分岐条件Cαγを満たした場合に現在ノードが遷移するノードである。ノード112−2には、タスクTαγが対応付けられている。ノード112−3は、ノード111において入力された情報が分岐条件Cαδを満たした場合に現在ノードが遷移するノードである。ノード112−3には、タスクTαδが対応付けられている。
ノード112−1において、ユーザがさらに情報を入力すると、入力された情報が満たす分岐条件Cに応じて、ノード112−1の子ノードであるノード113−1,113−2のうちの何れか一つに現在ノードが遷移する。ノード113−1は、ノード112−1において入力された情報が分岐条件Cαβγを満たした場合に現在ノードが遷移するノードである。ノード113−1には、タスクTαβγが対応付けられている。ノード113−2は、ノード112−1において入力された情報が分岐条件Cαβδを満たした場合に現在ノードが遷移するノードである。ノード113−2には、タスクTαβδが対応付けられている。タスクTαβγ、タスクTαβδは、それぞれ内容が異なる。
同様に、ノード113−3,113−4,113−5,113−6についても、それぞれ異なる内容のタスクTが表示される。α,β,γといった同じ内容の条件が対応付けられているノードを遷移する場合であっても、ノード111→ノード112−1→ノード113−1のように遷移する場合と、ノード111→ノード112−2→ノード113−3のように遷移する場合とがある。たとえば、ノード113−1ではタスクTαβγとなり、ノード113−3ではタスクTαγβとなり、両者は異なる。
本実施の形態では、各ノード111,112,113に到達するまでの経路に応じてタスクTの内容が異なるようにすることができる。つまり、タスクTを条件の受け付け順序に対応させることができる。これにより、たとえば、ある時点において同じ条件であるように見えても、条件が明らかになる順番によってユーザが行うべき行動を異なるようにすることができる。
このように、本実施の形態では、木構造データのノード111,112,113ごとに分岐条件とタスク(基本情報)を対応付けておくことにより、ユーザから条件を受け付けるごとに、条件の受け付け順序に応じたタスクを段階的に表示可能にする。
図1Bは、実施の形態にかかる情報処理方法の一例を示す図(その2)である。図1Bにおいて、レイヤ情報150は、テンプレートツリー100(図1A参照)と同じ構造のノード111,112,113を有する木構造データである。ただし、レイヤ情報150には分岐条件C及びタスクTは対応付けられていない。
レイヤ情報150のノード111には、表示条件X及び追加情報+x1が対応付けられている。また、レイヤ情報150のノード112−3には、表示条件X及び追加情報+x2が対応付けられている。表示条件Xは、たとえば、ユーザが把握している事項であり、表示条件Xを満たし得る情報がユーザによって入力される。ただし、表示条件Xは、分岐条件Cとは別に設定される。
追加情報+x1は、ユーザから入力された情報が表示条件Xを満たす場合に、ノード111に追加すべきタスクを示す情報である。たとえば、現在ノードがノード111である場合に、それ以前にユーザから入力された情報が表示条件Xを満たしていたとする。この場合は、テンプレートツリー100のノード111に対応付けられたタスクTαに加えて、レイヤ情報150のノード111に対応付けられた追加情報+x1が示すタスクがユーザに表示される。
追加情報+x2は、ユーザから入力された情報が表示条件Xを満たす場合に、ノード112−3に追加すべきタスクを示す情報である。たとえば、現在ノードがノード111からノード112−3へ遷移する場合に、それ以前にユーザから入力された情報が表示条件Xを満たしていたとする。この場合は、テンプレートツリー100のノード112−3に対応付けられたタスクTαδに加えて、レイヤ情報150のノード112−3に対応付けられた追加情報+x2が示すタスクがユーザに表示される。
ここでは、テンプレートツリー100とは別にレイヤ情報150を用意する場合について説明したが、レイヤ情報150を用いずに、表示条件Xや追加情報+x1,+x2などをテンプレートツリー100に対応付けてもよい。また、レイヤ情報150は、木構造データではなくてもよく、たとえば、テンプレートツリー100に含まれる各ノードの少なくとも一部について表示条件及び追加情報を示す情報であればよい。
このように、ノード111,112,113ごとに表示条件及び追加情報を対応付けておき、ユーザから受け付けた情報が、分岐条件を満たす子ノードに対応する表示条件を満たす場合に、基本情報と共に追加情報を表示させることができる。これにより、特殊な条件において追加すべき作業情報を表示条件及び追加情報によって設定することで、テンプレートツリー100のデータ構造の複雑化を回避することができる。
図1Cは、実施の形態にかかる情報処理方法の一例を示す図(その3)である。図1Cに示すように、レイヤ情報150のノード112−1には、非表示条件Y及び非表示情報−yが対応付けられていてもよい。非表示条件Yは、たとえば、ユーザが把握している事項であり、非表示条件Yを満たし得る情報がユーザによって入力される。ただし、非表示条件Yは、分岐条件Cとは別に設定される。
非表示情報−yは、ユーザから入力された情報が非表示条件Yを満たす場合に、ノード112−1に対応付けられたタスクTαβのうちの非表示とすべきタスクを示す情報である。たとえば、現在ノードがノード111からノード112−1へ遷移する場合に、それ以前にユーザから入力された情報が非表示条件Yを満たしていたとする。この場合は、テンプレートツリー100のノード112−1に対応付けられたタスクTαβのうちの、レイヤ情報150のノード112−1に対応付けられた非表示情報−yが示すタスクを除いたタスクがユーザに表示される。
ここでは、テンプレートツリー100とは別にレイヤ情報150を用意する場合について説明したが、レイヤ情報150を用いずに、非表示条件Yや非表示情報−yなどをテンプレートツリー100に対応付けてもよい。また、レイヤ情報150は、木構造データではなくてもよく、たとえば、テンプレートツリー100に含まれる各ノードの少なくとも一部について非表示条件及び非表示情報を示す情報であればよい。
このように、ノード111,112,113ごとに非表示条件及び非表示情報を対応付けておき、ユーザから受け付けた情報が、分岐条件を満たす子ノードに対応する非表示条件を満たす場合に、非表示情報を表示しないようにすることができる。これにより、特殊な条件において非表示とすべき作業情報を非表示条件及び非表示情報によって設定することで、テンプレートツリー100のデータ構造の複雑化を回避することができる。
なお、表示条件及び追加情報を示すレイヤ情報150(図1B参照)と、非表示条件及び非表示情報を示すレイヤ情報150(図1C参照)と、の両方を用いることにより、特殊条件における表示情報の追加及び非表示の表示制御を行ってもよい。また、表示条件及び追加情報と、非表示条件及び非表示情報と、を1つのレイヤ情報150に対応付けてもよい。
図1A〜図1Cに示したように、本実施の形態によれば、特殊条件(表示条件または非表示条件)における作業情報の変化(追加情報または非表示情報)をノードごとに示すレイヤ情報150を用いて作業情報を表示することができる。これにより、たとえば木構造データにノードを追加しなくても、特殊条件における作業情報の変化を知識データベースに反映させることができる。これにより、知識データベースの構築または修正においてデータ構造が複雑になることを抑制することができる。
たとえば、本実施の形態と異なる方法として、特殊条件における作業情報の変化を、テンプレートツリー100を変更することによって知識データベースに反映させることが考えられる。この場合は、追加の特殊条件と既存の条件との組み合わせにより、多くのノードをテンプレートツリー100に追加することになる場合がある。このため、テンプレートツリー100のデータ構造が複雑化する。また、特殊条件による分岐により、分岐条件と作業情報が同じ複数のノードが保存される場合がある。したがって、1つのノードを修正しても、分岐条件と作業情報が同じ他のノードは修正が反映されず、修正されるべき場合でも修正されない場合がある。このため、修正作業が困難になる。
また、本実施の形態と異なる別の方法として、テンプレートツリー100を変更せずに、テンプレートツリー100による作業情報の表示において、特殊条件における作業情報の変化を付加的な情報として表示させることが考えられる。たとえば、ノード111において、タスクTαを表示すると共に、表示条件Xを満たしている場合に追加情報+x1が示すタスクも行うべきことを表示することが考えられる。この場合は、表示条件Xを満たしていない場合にも追加情報+x1に関する情報が表示されるため、表示される情報が多くなり、実際に求められる作業の認識が困難になる。また、特殊条件が複数の作業情報に影響していると、特殊条件に関する作業情報を修正する際に、修正する箇所が複数にわたり、修正作業が困難になる。
これに対して、本実施の形態によれば、上述したように、特殊条件における作業情報の変化をノードごとに示すレイヤ情報150を用いて作業情報を表示することで、知識データベースの構築または修正においてデータ構造が複雑になることを抑制することができる。また、テンプレートツリー100のデータ構造が複雑化しないことで、修正作業が容易になる。たとえば、テンプレートツリー100の変更結果の適用範囲が特殊条件に左右されない。また、特殊条件に関する作業情報がレイヤ情報150としてまとめられるため、特殊条件に関する作業情報の修正が容易になる。また、特殊条件も考慮した作業情報を表示することができるため、実際に求められる作業の認識が容易になる。
(実施の形態にかかる情報処理装置の構成)
図2は、実施の形態にかかる情報処理装置の構成の一例を示す図である。図2に示すように、実施の形態にかかる情報処理装置200は、記憶部201と、受付部202と、表示制御部203と、を有する。情報処理装置200は、表示部204に情報を表示する処理を行う。表示部204は、情報処理装置200に設けられた表示部であってもよいし、情報処理装置200の外部の表示部であってもよい。
記憶部201は、木構造データのノードごとに分岐条件、表示条件、基本情報及び追加情報を記憶する。記憶部201は、情報処理装置200に設けられる記憶部に限らず、たとえば、情報処理装置200の外部に設けられる記憶部としてもよい。一例としては、記憶部201は、図1Aに示したテンプレートツリー100と、図1B,図1Cに示したレイヤ情報150と、を記憶する。
木構造データは、たとえば、頂点または節点を示すノードと、ノード間を結ぶリンクと、で表されるツリー上のデータ構造である。たとえば、木構造データは、最上位ノードを基準にすると、複数のノードを介在させることによって各ノードにおいて分岐させて末端のノードまで達する構造であり、最上位ノードから末端のノードまでは一つの経路となる。末端のノードを除く各ノードは、一つ下の階層のノードである子ノードを有する。子ノードに対して、一つ上の階層のノードを親ノードという。
分岐条件は、たとえば、各ノードにおいて経路を分岐させるための条件である。ユーザが入力した情報が満たす分岐条件により各ノードにおいて経路が分岐する。たとえば、福祉現場のサービス業務を想定したとすると、分岐条件を、「虐待」、「高齢者」、「障害」などの対象者とすることが一例として挙げられる。また、異なるノード間で、同一の条件が記憶されている場合もある。
基本情報は、たとえば、各ノードにおいてユーザに表示する表示情報であり、ノードごとに異なる。たとえば、基本情報は、ユーザに行動を促す情報であり、条件に対応して担当者(ユーザ)が行うべき行動に関する情報である。たとえば、「虐待」の対象者を条件としたとすると、虐待が判明した際にユーザに促す行動として、「対象となる方の安全をヒアリング」などが挙げられる。また、異なるノード間で、同一の基本情報が記憶されている場合もある。
表示条件は、たとえば、分岐条件とは別に設定される条件である。たとえば、表示条件は、特殊な状況にのみ満たされる特殊条件とすることができる。追加情報は、たとえば、基本情報と同様にユーザに行動を促す情報であり、条件に対応して担当者(ユーザ)が行うべき行動に関する情報である。たとえば、追加情報は、特殊条件において行うべき行動に関する情報とすることができる。
受付部202は、ユーザにより入力された情報を受け付ける。ユーザにより入力される情報は、たとえば、分岐条件または表示条件を満たし得る情報である。受付部202は、ユーザから受け付けた情報を表示制御部203へ出力する。
表示制御部203は、受付部202から出力された情報と、記憶部201に記憶されたテンプレートツリー100及びレイヤ情報150と、に基づいて、表示部204に情報を表示させる制御を行う。たとえば、表示制御部203は、受付部202から出力された情報がテンプレートツリー100の現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たす場合に、分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示部204に表示させる。また、表示制御部203は、受付部202から出力された情報が、分岐条件を満たす子ノードに対応する表示条件を満たす場合に、基本情報と共に、分岐条件を満たす子ノードに対応する追加情報を表示部204に表示させる。
また、表示制御部203は、たとえば、受付部202から情報が出力されるごとに、対応する基本情報を表示させる。また、表示制御部203は、基本情報を表示させるごとに、表示条件を満たしている場合は追加情報も表示する。また、表示制御部203は、現在ノードを、受付部202から出力された情報が分岐条件を満たす子ノードに変更する。
現在ノードは、たとえば、テンプレートツリー100においてユーザが分岐条件を入力することによって到達した条件入力の対象となるノードである。テンプレートツリー100においては異なるノードに同一の分岐条件が記憶されている場合もある。このため、表示制御部203は、単に受付部202によって受け付けられた情報が満たす分岐条件に対応するノードを特定するのではなく、現在ノードに対応する子ノードの中から、受け付けられた情報が満たす分岐条件に対応する子ノードを特定する。
たとえば、親ノードの条件を「虐待」とし、特定した子ノードの条件を「高齢者」とする。特定した子ノードの基本情報は、「虐待」と「高齢者」とが判明した際にユーザが行うべき行動であり、たとえば「高齢者担当へ連絡」などが挙げられる。
また、記憶部201は、テンプレートツリー100のノードごとに、テンプレートツリー100の最上位ノードからノードまでの経路に応じた基本情報を記憶する。たとえば、最上位のノードの条件を「虐待」とし、最上位のノードの子ノードの条件を「高齢者」とする。この場合、経路に応じた基本情報は、「虐待」→「高齢者」の順で条件が判明した際に、ユーザが行うべき行動であり、たとえば「高齢者担当へ連絡」などが挙げられる。また、たとえば、最上位のノードの条件を「高齢者」とし、最上位のノードの子ノードの条件を「虐待」とする。この場合、経路に応じた基本情報は、「高齢者」→「虐待」の順で条件が判明した際に、ユーザが行うべき行動であり、たとえば「安全確保」などが挙げられる。このように、条件の組み合わせと条件の順序に応じた基本情報を記憶することができる。
また、テンプレートツリー100は、第1ノードと、第1ノードの子ノードであって、第1ノードの基本情報に基づいてユーザが行動することにより得ることが可能な条件が対応付けられた第2ノードと、を含む。つまり、第1ノード(親ノード)の基本情報によってユーザが行動し、この行動の結果、第2ノード(子ノード)の条件を判明させる構成とすることができる。
また、受付部202は、表示制御部203によって表示された基本情報や追加情報に基づくユーザの行動結果を示す結果情報をユーザから受け付ける。結果情報は、たとえば、基本情報や追加情報を「対象となる方の安全をヒアリング」とした場合に、この基本情報や追加情報によって実際にユーザが行った行動の実行結果を示す情報である。
表示制御部203は、受付部202によって受け付けられた結果情報を、テンプレートツリー100のうちの、表示された基本情報や追加情報に対応するノードと対応付けて記憶部201に記憶させる。これにより、基本情報や追加情報と、この基本情報や追加情報に基づく結果情報とを、対応付けて記憶部201に記憶させることができる。
また、受付部202は、表示制御部203によって表示された基本情報や追加情報に基づくユーザの行動結果を示す結果情報を、次の条件を受け付ける前にユーザから受け付ける。表示制御部203は、受付部202によって受け付けられた結果情報を、テンプレートツリー100のうちの現在ノードと対応付けて記憶部201に記憶させる。
たとえば、表示制御部203によって表示された基本情報に基づくユーザの行動結果を示す結果情報を、次の条件を受け付けた後にユーザから受け付けることもある。この場合、受付部202は、結果情報と、表示制御部203によって表示された基本情報に対応するノードを特定可能なノード情報と、をユーザから受け付ける。ノードと基本情報とは対応付けられているため、結果情報の入力に際してユーザが基本情報を指定することによってノードを特定可能なノード情報が入力されることとなる。
表示制御部203は、受付部202によって受け付けられた結果情報を、テンプレートツリー100のうちの、ノード情報によって特定されるノードと対応付けて記憶部201に記憶させる。
また、受付部202は、ノードに関する情報の出力要求を受け付ける。ノードに関する情報は、たとえば、結果情報、ノードの配置に関する情報、ノードに対応付けられる条件を示す情報、ノードに対応付けられている基本情報などである。表示制御部203は、受付部202によって出力要求が受け付けられた場合に、少なくとも結果情報を含む、テンプレートツリー100に含まれるノードに関する情報を記憶部201から取得し、取得したノードに関する情報を表示部204に表示させる。これにより、管理者(ユーザ)は、各ノードにおいて担当者(ユーザ)がとった行動を把握することができる。
受付部202は、表示制御部203によってノードに関する情報が表示された後に、テンプレートツリー100に関する変更の指示をユーザから受け付ける。変更の指示とは、ノードの配置変更の指示や、ノードに対応付けられている基本情報の変更の指示である。
表示制御部203は、受付部202によって受け付けられた変更の指示に基づいて、記憶部201にテンプレートツリー100を変更させる。たとえば、表示制御部203は、ノードの追加や削除、基本情報の修正などを記憶部201に行わせる。
情報処理装置200は、たとえば、PCやスマートフォンによって実現されるが、これに限らず、サーバによって実現することも可能である。たとえば、端末装置を介して受け付けた条件に対応する子ノードをサーバが特定して、サーバが特定した子ノードの基本情報や追加情報を記憶部201から取得して端末装置に送信することによって、端末装置を介して基本情報や追加情報を表示させてもよい。
また、ここでは図1Bに示したように基本情報に加えて表示条件及び追加情報を用いる場合について説明したが、図1Cに示したように基本情報に加えて非表示条件及び非表示情報を用いる場合についても同様である。たとえば、表示制御部203は、受付部202から出力された情報が、分岐条件を満たす子ノードに対応する非表示条件を満たす場合に、分岐条件を満たす子ノードに対応する非表示情報は表示部204に表示させない。
(情報処理装置のハードウェア構成)
図3は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置200は、たとえば図3に示すコンピュータ300により実現することができる。コンピュータ300は、CPU301と、メモリ302と、ユーザインタフェース303と、通信インタフェース304と、を備えている。CPU301、メモリ302、ユーザインタフェース303及び通信インタフェース304は、バス309によって接続されている。
CPU301は、コンピュータ300の全体の制御を司る。メモリ302には、たとえばメインメモリ及び補助メモリが含まれる。メインメモリは、たとえばRAM(Random Access Memory)である。メインメモリは、CPU301のワークエリアとして使用される。補助メモリは、たとえば磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発メモリである。補助メモリには、コンピュータ300を動作させる各種のプログラムが記憶されている。補助メモリに記憶されたプログラムは、メインメモリにロードされてCPU301によって実行される。
ユーザインタフェース303は、たとえば、ユーザからの操作入力を受け付ける入力デバイスや、ユーザへ情報を出力する出力デバイスなどを含む。入力デバイスは、たとえば、タッチパネルやキー(たとえばキーボード)やリモコンなどによって実現することができる。出力デバイスは、たとえば、タッチパネルやディスプレイやスピーカなどによって実現することができる。ユーザインタフェース303は、CPU301によって制御される。
通信インタフェース304は、たとえば、無線や有線によってコンピュータ300の外部装置との間で通信を行う通信インタフェースである。通信インタフェース304は、CPU301によって制御される。
図2に示した記憶部201は、たとえばメモリ302により実現することができる。図2に示した受付部202は、たとえばユーザインタフェース303により実現することができる。図2に示した表示制御部203は、たとえばCPU301により実現することができる。図2に示した表示部204を情報処理装置200に設ける場合は、表示部204は、たとえばユーザインタフェース303により実現することができる。図2に示した表示部204を情報処理装置200の外部に設ける場合は、情報処理装置200は、たとえば、通信インタフェース304を介して外部の表示部204を制御することによって表示部204に情報を表示させることができる。
(特殊条件による一部のプロセスの変化)
図4は、特殊条件による一部のプロセスの変化の一例を示す図である。図4に示すプロセス群401,402は、設備予算の稟議の際のプロセス群である。プロセス群401は、通常時のプロセス群である。プロセス群401は、プロセスP1,P2,P3,P4からなる。一例としては、P2は「承認依頼の回送、部長の承認」とすることができる。これに対して、特殊条件をみたす場合はプロセス群401の一部を変化させるべき場合がある。
プロセス群402は、プロセス群401と同様の条件に加えて所定の特殊条件を満たした場合のプロセス群である。プロセス群402は、P1,P5,P2,P6,P3,P4からなる。すなわち、特殊条件を満たした場合は、プロセス群401にプロセスP5,P6を追加したプロセス群402を表示することを要する。一例としては、特殊条件は「稟議予算が500万円以上」であり、プロセスP5,P6はそれぞれ「理由書の作成」及び「社長の承認」とすることができる。
この場合に、プロセスP2の前後にプロセスP5,P6が追加されても、元のプロセス群401に含まれるプロセスP1,P2,P3,P4は変化していない。このように、特殊条件におけるプロセスの変化は一部にとどまり、他のプロセスには影響を与えない場合がある。仮に、このような特殊条件における一部のプロセスの変化をテンプレートツリー100によって設定すると、テンプレートツリー100におけるノード及び分岐が増加し、テンプレートツリー100のデータ構造が複雑化する。
これに対して、情報処理装置200によれば、特殊条件における一部のプロセスの変化をレイヤ情報150により設定することで、知識データベースの構築または修正においてデータ構造が複雑になることを抑制することができる。
(表示されたタスクに対する実行結果)
図5は、表示されたタスクに対する実行結果の一例を示す図である。図5に示すテンプレートツリー100は、図1Aに示したテンプレートツリー100の一部である。テンプレートツリー100のノード111には、タスクa,bが対応付けられているとする。また、ノード112−1には、タスクc,dが対応付けられているとする。また、ノード113−1には、タスクeが対応付けられているとする。そして、ノード111、ノード112−1、ノード113−1の順に遷移することにより、タスクa,b、タスクc,d、タスクeが順に表示されたとする。
第1実行結果510は、特殊条件Xを満たしていた場合における、タスクa,b、タスクc,d、タスクeの表示に対するユーザの実行結果の一例である。第1実行結果510の例においては、ユーザは、タスクa,bの表示に対して、表示されたタスクa,bに加えてタスクx1を実行している。また、ユーザは、タスクc,dの表示に対して、表示されたタスクc,dに加えてタスクx2を実行している。また、ユーザは、タスクeの表示に対して、表示されたタスクeのみを実行している。
第2実行結果520は、特殊条件Yを満たしていた場合における、タスクa,b、タスクc,d、タスクeの表示に対するユーザの実行結果の一例である。第2実行結果520の例においては、ユーザは、タスクa,bの表示に対して、表示されたタスクa,bのみ実行している。また、ユーザは、タスクc,dの表示に対して、表示されたタスクc,dに加えてタスクy1を実行している。また、ユーザは、タスクeの表示に対して、表示されたタスクeに加えてタスクy2を実行している。
図5に示したように、表示されたタスクに対して、特殊条件X,Yを満たす場合は追加のタスクを実行すべきであると判明するケースがある。同様に、特殊条件を満たす場合は表示されたタスクの少なくとも一部を実行すべきでないと判明するケースがある。
これらのケースに対して、情報処理装置200によれば、特殊条件におけるタスクの変化部分をレイヤ情報150により設定することで、知識データベースの構築または修正においてデータ構造が複雑になることを抑制することができる。
(レイヤ情報)
図6は、レイヤ情報の一例を示す図である。情報処理装置200においては、テンプレートツリー100に加えて、図1Bに示したレイヤ情報150として、たとえば図6に示すAddレイヤ611,613及びMaskレイヤ612を記憶する。
図6に示すテンプレートツリー100は、図1Aに示したテンプレートツリー100のうちのノード111及びノード112−1の部分のみを示している。図6に示す例では、ノード111にはタスクaが対応付けられている。また、ノード112−1にはタスクbが対応付けられている。
Addレイヤ611は、特殊条件Xを満たす場合に追加すべきタスクをノードごとに示すレイヤである。図6に示す例では、Addレイヤ611は、特殊条件Xを満たす場合にノード111にタスクxを追加すべきことを示している。
Maskレイヤ612は、特殊条件Yを満たす場合にマスクすべきタスクをノードごとに示すレイヤである。図6に示す例では、Maskレイヤ612は、特殊条件Yを満たす場合にノード112−1からタスクdをマスクすべきことを示している。
Addレイヤ613は、特殊条件Zを満たす場合に追加すべきタスクをノードごとに示すレイヤである。図6に示す例では、Addレイヤ613は、特殊条件Zを満たす場合に、ノード111にタスクz1を追加し、ノード112−1にタスクz2を追加すべきことを示している。
テンプレート620は、特殊条件Xを満たしつつ分岐条件Cα,Cβを満たす場合に表示されるテンプレートである。テンプレート620に示すように、この場合は、ノード111においては、テンプレート100のノード111に対応付けられたタスクaと、特殊条件Xに対応するAddレイヤ611のノード111に対応付けられたタスクxと、が対応付けられる。この場合に、特殊条件Y,Zは満たしていないため、Maskレイヤ612及びAddレイヤ613はテンプレート620に反映されない。
(Addレイヤの適用)
図7は、Addレイヤの適用の一例を示す図である。図7においては、図6に示した特殊条件Xの時のAddレイヤ611をテンプレートツリー100に適用する場合について説明する。特殊条件Xを満たしている場合は、テンプレートツリー100にAddレイヤ611を適用したテンプレートツリー720に基づく情報提供が行われる。
テンプレートツリー720のノード111においては、テンプレートツリー100のノード111に対応付けられたタスクa,bと、特殊条件Xに対応するAddレイヤ611のノード111に対応付けられたタスクxと、が対応付けられている。
このように、情報処理装置200は、特殊条件時に追加される行動群をAddレイヤ611として用意しておき、Addレイヤ611をテンプレートツリー100に重ね合わせたテンプレートツリー720に基づく情報提供を行うことができる。
(Maskレイヤの適用)
図8は、Maskレイヤの適用の一例を示す図である。図8においては、図6に示した特殊条件Yの時のMaskレイヤ612をテンプレートツリー100に適用する場合について説明する。特殊条件Yを満たしている場合は、テンプレートツリー100にMaskレイヤ612を適用したテンプレートツリー820に基づく情報提供が行われる。
テンプレートツリー820のノード112−1においては、テンプレートツリー100のノード112−1に対応付けられたタスクc,dから、Maskレイヤ612のノード112−1に対応付けられたタスクdを除外したタスクcが対応付けられている。
このように、情報処理装置200は、特殊条件時にマスクされる行動群をMaskレイヤ612として用意しておき、Maskレイヤ612をテンプレートツリー100に重ね合わせたテンプレートツリー820に基づく情報提供を行うことができる。
(Addレイヤの適用の具体例)
図9は、Addレイヤの適用の具体例を示す図である。図9に示す例では、テンプレートツリー100のノード111には、条件分岐として「設備稟議開始」が対応付けられ、タスクとして「見積取得」及び「情報登録」が対応付けられている。また、テンプレートツリー100のノード112−1には、条件分岐として「回送準備開始」が対応付けられ、タスクとして「承認者に部長を設定」及び「稟議書回送」が対応付けられている。
図9に示すAddレイヤ910は、特殊条件「稟議予算が500万円以上」において追加されるタスクを示している。Addレイヤ910のノード112−1には、追加のタスクとして「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」が対応付けられている。
情報処理装置200は、特殊条件「稟議予算が500万円以上」を満たしている場合は、テンプレートツリー100にAddレイヤ910を適用したテンプレートツリー920に基づく情報提供を行う。テンプレートツリー920のノード112−1には、テンプレートツリー100のノード112−1に対応付けられたタスクと、Addレイヤ910のノード112−1に対応付けられたタスクと、が対応付けられる。すなわち、テンプレートツリー920のノード112−1には、「承認者に部長を設定」、「承認者に所長と社長を追加」、「理由書を作成して登録」及び「稟議書回送」、が対応付けられる。
ここで、テンプレートツリー100のタスク「承認者に部長を設定」及び「稟議書回送」に対するAddレイヤ910のタスク「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」の挿入位置は、任意の位置とすることができる。
たとえば、Addレイヤ910のタスク「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」の挿入位置をAddレイヤ910に設定しておいてもよい(たとえば図13の「挿入位置指定」参照)。図9に示す例では、「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」が、「承認者に部長を設定」及び「稟議書回送」の間に挿入されている。
または、Addレイヤ910のタスク「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」を、テンプレートツリー100のタスク「承認者に部長を設定」及び「稟議書回送」の末尾に挿入するようにしてもよい。
たとえば、「設備稟議開始」が入力されると、情報処理装置200は、テンプレートツリー920のノード111に対応付けられたタスク「見積取得」及び「情報登録」を表示させる。次に、「回送準備開始」が入力されると、情報処理装置200は、テンプレートツリー920のノード112−1に対応付けられたタスク「承認者に部長を設定」、「承認者に所長と社長を追加」、「理由書を作成して登録」及び「稟議書回送」を表示させる。なお、特殊条件「稟議予算が500万円以上」の入力は、「回送準備開始」の入力以前の任意のタイミングとすることができる。
(条件DBの記憶内容)
図10は、情報処理装置が有する条件DBの記憶内容の一例を示す図である。図10に示す条件DB1000は、たとえば、テンプレートツリー100の一部として記憶部201に記憶される。図10において、条件DB1000は、階層フィールドと、条件名称フィールドと、条件IDフィールドと、を有する。これらのフィールドに情報を設定することにより、条件DB1000には、階層と、条件名称と、条件IDと、の組み合わせごとの条件データ1001−1〜1001−4…がレコードとして記憶される。
階層は、ノードに相当し、たとえば、最上位の階層1から最下位の階層6までの6段階を示している。階層は、図1Aのノード111,112,113に相当する。なお、図1Aでは3段階の場合の階層を示している。条件名称は、ユーザによって選択されるユーザが把握している事項である。条件名称は、たとえば、図1Aに示したテンプレートツリー100の分岐条件Cに相当する。条件IDは、分岐条件Cを示す識別子であり、上位ノードからの経路を示す。詳細については図19を用いて後述するが、タスクDBによって条件IDとタスクとが対応するようになっており、すなわち、条件IDが異なるとタスクも異なるようになっている。
階層1において、たとえば、「1」は「設備稟議開始」の条件名称を示している。階層1が「1」の場合、階層2において、「1」は「回送準備開始」の条件名称を示しており、「2」は「予算超過」の条件名称を示している。また、階層1,2が共に「1」の場合、階層3において、「1」は「承認完了」の条件名称を示している。
たとえば、条件データ1001−1は、最上位の階層1に「設備稟議開始」の条件名称が入力されており、他の階層には条件名称が入力されていない場合の条件IDを示している。また、条件データ1001−2は、階層1に「設備稟議開始」の条件名称が入力されており、階層2に「回送準備開始」の条件名称が入力されている場合の条件IDを示している。また、条件データ1001−3は、階層1に「設備稟議開始」の条件名称が入力されており、階層2に「回送準備開始」の条件名称が入力されており、階層3に「承認完了」の条件名称が入力されている場合の条件IDを示している。条件データ1001−4は、階層1に「設備稟議開始」の条件名称が入力されており、階層2に「予算超過」の条件名称が入力されている場合の条件IDを示している。
(タスクDBの記憶内容)
図11は、情報処理装置が有するタスクDBの記憶内容の一例を示す図である。タスクDB1100は、たとえば、テンプレートツリー100の一部として記憶部201に記憶される。図11において、タスクDB1100は、条件IDフィールドと、タスクIDフィールドと、タスクフィールドと、を有する。これらのフィールドに情報を設定することにより、タスクDB1100には、条件IDと、タスクIDと、タスクと、の組み合わせごとのタスクデータ1101−1〜1101−5…がレコードとして記憶される。
条件IDは、分岐条件Cを示す識別子であり、条件DB1000(図10参照)の条件IDに対応する。タスクIDは、タスクを示す識別子である。タスクは、各ノード111,112,113(図1A参照)において、ユーザが分岐条件Cを選択することによって表示される基本情報である。基本情報は、たとえば、ユーザに行動を促す実施手順を示す情報である。
たとえば、タスクデータ1101−1は、条件ID「100000」と、タスクID「1」と、が対応付けられている。条件IDが「100000」の場合とは、具体的には、条件データ1001−1(図10参照)に示したように、階層1に「設備稟議開始」が入力されている場合に相当する。タスクデータ1101−1におけるタスクは、「見積取得」である。
また、たとえば、タスクデータ1101−3は、条件ID「110000」と、タスクID「1」と、が対応付けられている。条件IDが「110000」の場合とは、具体的には、条件データ1001−2(図10参照)に示したように、階層1に「設備稟議開始」が、階層2に「回送準備開始」が入力されている場合に相当する。タスクデータ1101−3におけるタスクは、「承認者に部長を設定」である。
ここで、条件IDが「110000」に対応するノードは、条件ID「100000」に対応するノードの子ノードに相当する。たとえば、タスクデータ1101−1におけるタスクは、「見積取得」である。この見積取得をユーザが実行することによって、設備の見積が判明する。つまり、親ノードのタスクによって、子ノードの条件(見積)が判明する。このように、親ノードに対応付けられている基本情報に基づいてユーザが行動することにより得ることが可能な条件が子ノードには対応付けられている。
また、タスクデータ1101−4は、条件ID「110000」と、タスクIDの「2」と、が対応付けられている。条件ID「110000」には、タスクIDが「1」の「承認者に部長を設定」のタスクと、タスクID「2」の「稟議書回送」とが対応付けられている。つまり、条件IDが「110000」の場合(階層1に「設備稟議開始」が入力されており階層2に「回送準備開始」が入力されている場合)、「承認者に部長を設定」及び「稟議書回送」のタスクがユーザに表示されることを示している。
(レイヤ条件DB)
図12は、情報処理装置が有するレイヤ条件DBの一例を示す図である。図12に示すレイヤ条件DB1200は、たとえば、レイヤ情報150の一部として記憶部201に記憶される。図12において、レイヤ条件DB1200は、レイヤIDフィールドと、条件名称フィールドと、レイヤ特性フィールドと、を有する。これらのフィールドに情報を設定することにより、レイヤ条件DB1200には、レイヤIDと、条件名称と、レイヤ特性と、の組み合わせごとのタスクデータ1201−1〜1201−3…がレコードとして記憶される。
レイヤIDは、レイヤを示す識別情報である。条件名称は、ユーザによって選択されるユーザが把握している事項である。条件名称は、たとえば、上述した特殊条件(表示条件または非表示条件)に相当する。レイヤ特性は、該当するレイヤがAddレイヤ及びMaskレイヤの何れであるかを示す情報である。
(レイヤタスクDB)
図13は、情報処理装置が有するレイヤタスクDBの一例を示す図である。図13に示すレイヤタスクDB1300は、たとえば、レイヤ情報150の一部として記憶部201に記憶される。図13において、レイヤタスクDB1300は、レイヤIDフィールドと、条件IDフィールドと、タスクフィールドと、挿入位置指定フィールドを有する。これらのフィールドに情報を設定することにより、レイヤタスクDB1300には、レイヤIDと、条件IDと、タスクと、挿入位置指定と、の組み合わせごとのタスクデータ1301−1,1301−2,…がレコードとして記憶される。
レイヤIDは、レイヤを示す識別情報であり、図12に示したレイヤIDに対応する。条件IDは、分岐条件Cを示す識別子であり、条件DB1000(図10参照)の条件IDに対応する。タスクは、追加またはマスクすべきタスクである。
たとえば、情報処理装置200は、ユーザが入力した情報に「500万円以上」が含まれている場合は、レイヤID「L0001」及びレイヤ特性「Add」をレイヤ条件DB1200(図12参照)から取得する。さらに、情報処理装置200は、ユーザが入力した情報が条件ID「110000」を満たす場合に、レイヤID「L0001」及び条件ID「110000」に対応するタスク「承認者に所長と社長を追加」をレイヤタスクDB1300から取得する。
そして、情報処理装置200は、タスクDB1100から条件ID「110000」に対応する「承認者に部長を設定」及び「稟議書回送」を取得する。また、情報処理装置200は、レイヤタスクDB1300から条件ID「110000」に対応する「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」を取得する。次に、情報処理装置200は、レイヤ特性「Add」を取得しているため、「承認者に部長を設定」及び「稟議書回送」に加えて「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」を表示させる。
挿入位置指定は、Addレイヤによってタスクを追加する際に、追加のタスクを挿入すべき位置を示す情報である。図13に示す例では、挿入位置指定は、条件IDの末尾に、挿入先の直後のタスクを示すタスクIDを加えたものである。
たとえば、情報処理装置200は、「承認者に所長と社長を追加」を追加する場合に、挿入位置指定「1100002」の末尾のタスクID「2」に対応する「稟議書回送」の直前に「承認者に所長と社長を追加」を挿入する。また、情報処理装置200は、「理由書を作成して登録」を追加する場合に、挿入位置指定「1100002」の末尾のタスクID「2」に対応する「稟議書回送」の直前に「理由書を作成して登録」を挿入する。
これにより、図9に示した例のように、「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」を、「承認者に部長を設定」及び「稟議書回送」の間に挿入することができる。
なお、図13に示す例において、「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」に同一の挿入位置指定「1100002」が設定されている。このような場合は、情報処理装置200は、たとえば、レイヤタスクDB1300のレコードの順に従って「承認者に所長と社長を追加」及び「理由書を作成して登録」を挿入する。
(情報処理装置が行う画面表示処理)
図14は、情報処理装置が行う画面表示処理の一例を示すフローチャートである。図14に示すように、情報処理装置200は、たとえば、図21に示した表示画面2100において、ユーザから情報の入力を受け付けたか否かを判定し(ステップS1401)、情報の入力を受け付けるまで待機する(ステップS1401:Noのループ)。
ステップS1401において、情報の入力を受け付けると(ステップS1401:Yes)、情報処理装置200は、条件DB1000(図10参照)及びタスクDB1100(図11参照)を参照する(ステップS1402)。そして、情報処理装置200は、受け付けた情報に対応するレイヤ条件があるか否かを判断する(ステップS1403)。レイヤ条件は、たとえばレイヤ条件DB1200(図12参照)の条件名称である。
ステップS1403において、対応するレイヤ条件がある場合(ステップS1403:Yes)は、情報処理装置200は、ステップS1404へ移行する。すなわち、情報処理装置200は、テンプレートツリー100及びレイヤ情報150に基づく、受け付けた情報に応じたタスクを表示し(ステップS1404)、ステップS1406へ移行する。ステップS1404で用いられるレイヤ情報150は、情報処理装置200が受け付けた情報に対応するレイヤ条件にかかるAddレイヤまたはMaskレイヤである。
ステップS1403において、対応するレイヤ条件がない場合(ステップS1403:No)は、情報処理装置200は、たとえば、テンプレートツリー100に基づく、受け付けた情報に応じたタスクを表示する(ステップS1405)。
次に、情報処理装置200は、たとえば、ユーザからタスクに対応する実行結果(結果情報)を受け付けたか否かを判定する(ステップS1406)。タスクに対応する実行結果を受け付けない場合(ステップS1406:No)、情報処理装置200は、ステップS1408に移行する。タスクに対応する実行結果を受け付けた場合(ステップS1406:Yes)、情報処理装置200は、条件及びタスクに対応付けられているノードと実行結果とを関連付けて記憶する(ステップS1407)。
なお、ステップS1406において、実行結果を受け付けたものの、たとえばユーザが自らの判断で行動した実行結果であり、タスクに対応しない実行結果である場合には、情報処理装置200は、実行結果と現在ノードとを関連付けて記憶する。また、たとえば、次の情報を受け付けた後に結果情報を受け付けた場合には、情報処理装置200は、受け付けた結果情報と、結果情報と共に受け付けたタスクに対応するノードを特定するためのノード情報とを、関連付けて記憶する。
次に、情報処理装置200は、ユーザから追加の情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS1408)。追加の情報を受け付けた場合(ステップS1408:Yes)、情報処理装置200は、情報を追加し(ステップS1409)、ステップS1402に移行する。ステップS1408において、追加の情報を受け付けない場合(ステップS1408:No)、情報処理装置200は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(実行結果に基づく新レイヤの表示)
図15は、実行結果に基づく新レイヤの表示の一例を示す図である。図15に示す例では、たとえば図5に示した例と同様に、テンプレートツリー100の現在ノードがノード111、ノード112−1、ノード113−1の順に遷移することにより、タスクa,b、タスクc,d、タスクeが順に表示されたとする。
第1実行結果1510は、タスクa,b、タスクc,d、タスクeの表示に対するユーザの実行結果の一例である。第1実行結果1510の例においては、ユーザは、タスクa,bの表示に対して、表示されたタスクa,bに加えてタスクx1を実行している。また、ユーザは、タスクc,dの表示に対して、表示されたタスクc,dのみを実行している。また、ユーザは、タスクeの表示に対して、表示されたタスクeに加えてタスクx2を実行している。
新Addレイヤ候補1530は、第1実行結果1510の例においてユーザに示される新レイヤ(Add)の候補である。新Addレイヤ候補1530においては、ノード111に対しては、表示されたタスクa,bと実行されたタスクa,b,x1の差分であるタスクx1が追加のタスクとして対応付けられている。また、ノード112−1に対しては、表示されたタスクc,dと実行されたタスクc,dに差がないため、タスクが対応付けられていない。ノード113−1に対しては、表示されたタスクeと実行されたタスクe,x2の差分であるタスクx2が追加のタスクとして対応付けられている。
ユーザは、情報処理装置200によって示された新Addレイヤ候補1530に対して、新Addレイヤ候補1530の特殊条件(表示条件)を情報処理装置200に入力する。これにより、新Addレイヤ候補1530を新たなレイヤ情報150として情報処理装置200に記憶させることができる。
第2実行結果1520は、タスクa,b、タスクc,d、タスクeの表示に対するユーザの実行結果の、第1実行結果1510とは異なる例である。第2実行結果1520の例においては、ユーザは、タスクa,bの表示に対して、表示されたタスクaを実行せずに、表示されたタスクbを実行している。また、ユーザは、タスクc,dの表示に対して、表示されたタスクcを実行し、表示されたタスクdを実行していない。また、第2実行結果1520の例においては、ユーザは、タスクeの表示に対して、表示されたタスクeのみを実行している。
新Maskレイヤ候補1540は、第2実行結果1520の例においてユーザに示される新レイヤ(Mask)の候補である。新Maskレイヤ候補1540においては、ノード111に対しては、表示されたタスクa,bと実行されたタスクbの差分であるタスクaが非表示とすべきタスクとして対応付けられている。また、ノード112−1に対しては、表示されたタスクc,dと実行されたタスクcとの差分であるタスクdが非表示とすべきタスクとして対応付けられている。ノード113−1に対しては、表示されたタスクeと実行されたタスクeと差がないため、タスクが対応付けられていない。
ユーザは、情報処理装置200によって示された新Maskレイヤ候補1540に対して、新Addレイヤ候補1530の特殊条件(非表示条件)を情報処理装置200に入力する。これにより、新Maskレイヤ候補1540を新たなレイヤ情報150として情報処理装置200に記憶させることができる。
(新レイヤ候補の表示処理)
図16は、新レイヤ候補の表示処理の一例を示すフローチャートである。情報処理装置200は、受付部202によって新レイヤ候補の抽出指示を受け付けたか否かを判断し(ステップS1601)、新レイヤ候補の抽出指示を受け付けるまで待つ(ステップS1601:Noのループ)。新レイヤ候補の抽出指示を受け付けると(ステップS1601:Yes)、情報処理装置200は、ユーザによる実行結果のタスクAと、情報処理装置200が表示したタスクBと、を取得する(ステップS1602)。
ステップS1602によって取得される実行結果のタスクAは、たとえばタスクA∈{a1,a2,…,ai,…,ax}によって表すことができる。a1,a2,…,ai,…,axは、ユーザが実行した各タスクである。ステップS1602によって取得されるタスクBは、たとえばタスクB∈{b1,b2,…,bj,…,by}によって表すことができる。タスクB∈{b1,b2,…,bj,…,by}は、情報処理装置200がユーザへ表示した各タスクである。タスクBは、たとえば、情報処理装置200がテンプレートツリー100に基づいて表示したタスクである。また、タスクBは、情報処理装置200がテンプレートツリー100にレイヤ情報150を適用したテンプレートツリーに基づいて表示したタスクであってもよい。
次に、情報処理装置200は、インデックスjのうちの未選択のインデックスjを選択する(ステップS1603)。インデックスjは、タスクBに含まれるb1,b2,…,bj,…,byのインデックスである。次に、情報処理装置200は、ステップS1603によって選択したインデックスjにおいて、タスクbjと等しいタスクaiがタスクAにあるか否かを判断する(ステップS1604)。
ステップS1604において、タスクbjと等しいタスクaiがタスクAにない場合(ステップS1604:No)は、表示されたタスクbjをユーザが実行しなかったと判断することができる。この場合は、情報処理装置200は、タスクbjを新Maskレイヤ候補として保存し(ステップS1605)、ステップS1603へ戻る。
ステップS1604において、タスクbjと等しいタスクaiがタスクAにある場合(ステップS1604:Yes)は、表示されたタスクbjをユーザが実行したと判断することができる。この場合は、情報処理装置200は、全てのインデックスjをステップS1603によって選択済みであるか否かを判断する(ステップS1606)。
ステップS1606において、全てのインデックスjを選択済みでない場合(ステップS1606:No)は、情報処理装置200は、ステップS1603へ戻る。全てのインデックスjを選択済みである場合(ステップS1606:Yes)は、情報処理装置200は、インデックスiのうちのステップS1607によって未選択のインデックスiを選択する(ステップS1607)。インデックスiは、タスクAに含まれるa1,a2,…,ai,…,axのインデックスである。次に、情報処理装置200は、ステップS1607によって選択したインデックスiにおいて、タスクaiと等しいタスクbjがタスクBにあるか否かを判断する(ステップS1608)。
ステップS1608において、タスクaiと等しいタスクbjがタスクBにない場合(ステップS1608:No)は、表示されていなかったタスクaiをユーザが実行したと判断することができる。この場合は、情報処理装置200は、タスクaiを新Addレイヤ候補として保存し(ステップS1609)、ステップS1607へ戻る。
ステップS1608において、タスクaiと等しいタスクbjがタスクBにある場合(ステップS1608:Yes)は、ユーザが実行したタスクaiが表示されていたと判断することができる。この場合は、情報処理装置200は、全てのインデックスiをステップS1607によって選択済みであるか否かを判断する(ステップS1610)。
ステップS1610において、全てのインデックスiを選択済みでない場合(ステップS1610:No)は、情報処理装置200は、ステップS1607へ戻る。全てのインデックスiを選択済みである場合(ステップS1610:Yes)は、情報処理装置200は、ステップS1611へ移行する。すなわち、情報処理装置200は、ステップS1609によって保存した新Addレイヤ候補と、ステップS1605によって保存した新Maskレイヤ候補と、をユーザへ表示する(ステップS1611)。
次に、情報処理装置200は、ステップS1611による表示結果に対する新レイヤの追加指示を、新レイヤに対応する特殊条件と共にユーザから受け付ける(ステップS1612)。新レイヤの追加指示は、たとえば、新Addレイヤ候補または新Maskレイヤ候補を、ユーザが入力する特殊条件におけるレイヤ情報150として追加することを指示する指示情報である。
次に、情報処理装置200は、ステップS1612によって受け付けた追加指示に応じて、ステップS1611によって表示した新Addレイヤ候補または新Maskレイヤ候補を新たなレイヤ情報150として記憶部201に記憶する(ステップS1613)。そして、情報処理装置200は、一連の処理を終了する。
なお、ステップS1605が実行され、ステップS1609が実行されていない場合は、情報処理装置200は、ステップS1611において新Maskレイヤ候補のみを表示する。また、ステップS1609が実行され、ステップS1605が実行されていない場合は、情報処理装置200は、ステップS1611において新Addレイヤ候補のみを表示する。また、ステップS1605,S1609が実行されていない場合は、情報処理装置200は、ステップS1611〜S1613を行わずに一連の処理を終了する。この場合に、情報処理装置200は、新レイヤ候補がないことを示す情報をユーザへ出力してもよい。
なお、ステップS1602〜S1610の処理は、たとえばテンプレートツリー100のノードのうちの遷移したノードごとに行われる。これにより、情報処理装置200は、新Addレイヤ候補および新Maskレイヤ候補をノードごとに保存することができる。この場合は、たとえば、ノードごとのステップS1602〜S1610の終了後に、ステップS1611〜S1613がノードごとに行われる。また、ステップS1602〜S1613の処理は、たとえばテンプレートツリー100のノードのうちのユーザに指定されたノードについて行われてもよい。
(レイヤの追加指示を受け付ける画面)
図17は、レイヤの追加指示を受け付ける画面の一例を示す図である。図16に示したステップS1611において、情報処理装置200は、たとえば、図17に示した表示画面1700を表示部204によって表示させる。表示画面1700は、テンプレートツリー表示部1710と、タスク差分表示部1720と、レイヤ条件入力部1730と、新レイヤ名入力部1740と、特性選択部1750と、保存指示部1760と、キャンセル指示部1770と、を含む。
テンプレートツリー表示部1710は、テンプレートツリー100の各ノードを表示する。図17に示す例では、テンプレートツリー100の各ノードと共に、各ノードに対応付けられた分岐条件が表示されることにより、ユーザが各ノードを識別できるようになっている。ユーザは、テンプレートツリー表示部1710に表示されたノードを選択することで、新レイヤに対応するノードを指定することができる。図17に示す例では、分岐条件「承認完了」が対応付けられたノード1701がユーザによって選択されることにより強調表示されている。
タスク差分表示部1720は、テンプレートツリー表示部1710に表示されたノードのうちのユーザによって選択されたノードについて抽出された差分のタスクを表示する。差分のタスクは、たとえば図16に示したステップS1605またはステップS1609において保存されたタスクである。図17に示す例では、ノード1701の追加のタスクとして「見積の有効期限を確認し、期限が迫っているときには購買部に注意喚起する」が表示されている。
また、タスク差分表示部1720には訂正指示部1721が設けられていてもよい。ユーザは、訂正指示部1721への入力により、タスク差分表示部1720に表示されるタスクの文言を訂正することができる。たとえば、タスク差分表示部1720に表示されるタスクは、「○○した」などのユーザの実行記録がベースになっているため、「○○する」のように語尾を修正することができる。また、固有名を役割名に変更するなどの修正も可能である。
レイヤ条件入力部1730は、新レイヤに対応する特殊条件をユーザが入力する入力部である。ユーザは、タスク差分表示部1720に表示されたタスクを如何なる特殊条件において追加またはマスクすべきかを判断し、判断した特殊条件をレイヤ条件入力部1730へ入力する。新レイヤ名入力部1740は、ユーザが新レイヤの名称を入力する入力部である。
特性選択部1750は、新レイヤがAddレイヤであるかMaskレイヤであるかをユーザが選択する選択部である。なお、特性選択部1750の初期値は、タスク差分表示部1720に表示されたタスクが新Addレイヤ候補及び新Maskレイヤ候補の何れとして保存されたものであるかに応じて情報処理装置200が自動的に設定してもよい。
保存指示部1760は、ユーザが新レイヤの追加を指示する指示部である。ユーザによって保存指示部1760から指示が入力されると、情報処理装置200が新レイヤの追加を実行する。新レイヤの追加は、たとえば、タスク差分表示部1720、レイヤ条件入力部1730、新レイヤ名入力部1740及び特性選択部1750の各入力状態に応じて行われる。
キャンセル指示部1770は、ユーザが新レイヤの追加のキャンセルを指示する指示部である。ユーザによってキャンセル指示部1770から指示が入力されると、情報処理装置200は、新レイヤの追加をキャンセルする。
次に、情報処理装置200が有する条件DB及びタスクDBの他の例における、結果DB、表示画面及びメンテナンス等について説明する。ただし、これらの結果DB、表示画面及びメンテナンス等は、上述した条件DB1000(図10参照)及びタスクDB1100(図11参照)を用いる場合にも適用可能である。
(条件DBの記憶内容の他の例)
図18は、情報処理装置が有する条件DBの記憶内容の他の例を示す図である。条件DB1800は、たとえば、図3に示したメモリ302などの記憶装置により実現される。図18において、条件DB1800は、階層フィールドと、条件名称フィールドと、条件IDフィールドと、を有する。これらのフィールドに情報を設定することにより、条件DB1800には、階層と、条件名称と、条件IDと、の組み合わせごとの条件データ1801−1〜1801−11…がレコードとして記憶される。
階層は、ノードに相当し、たとえば、最上位の階層1から最下位の階層6までの6段階を示している。階層は、図1Aのノード111,112,113に相当する。なお、図1Aでは3段階の場合の階層を示している。条件名称は、ユーザによって選択されるユーザが把握している事項である。条件名称は、たとえば、図1Aに示した分岐条件Cに相当する。条件IDは、分岐条件Cを示す識別子であり、上位ノードからの経路を示す。詳細については図19を用いて後述するが、タスクDBによって条件IDとタスクとが対応するようになっており、すなわち、条件IDが異なるとタスクも異なるようになっている。
階層1において、たとえば、「1」は「虐待」の条件名称を示しており、「2」は「生活保護」の条件名称を示しており、「3」は「高齢者」の条件名称を示している。階層1が「1」の場合、階層2において、「1」は「高齢者」の条件名称を示しており、「2」は「児童」の条件名称を示している。階層1が「3」の場合、階層2において、「1」は「虐待」の条件名称を示している。また、階層1,2が共に「1」の場合、階層3において、「1」は「障害」の条件名称を示しており、「2」は「障害なし」の条件名称を示している。また、階層1が「3」であり階層2が「1」の場合、階層3において、「1」は「障害」の条件名称を示しており、「2」は「障害なし」の条件名称を示している。
具体的には、条件データ1801−1は、最上位の階層1に「虐待」の条件名称が入力されており、他の階層には条件名称が入力されていない場合の条件IDを示している。また、条件データ1801−2は、階層1に「虐待」の条件名称が入力されており、階層2に「高齢者」の条件名称が入力されている場合の条件IDを示している。また、条件データ1801−3は、階層1に「虐待」の条件名称が入力されており、階層2に「高齢者」の条件名称が入力されており、階層3に「障害」の条件名称が入力されている場合の条件IDを示している。条件データ1801−4は、階層1に「虐待」の条件名称が入力されており、階層2に「高齢者」の条件名称が入力されており、階層3に「障害なし」の条件名称が入力されている場合の条件IDを示している。
条件データ1801−7は、階層1に「高齢者」の条件名称が入力されており、他の階層には条件名称が入力されていない場合の条件IDを示している。条件データ1801−8は、階層1に「高齢者」の条件名称が入力されており、階層2に「虐待」の条件名称が入力されている場合の条件IDを示している。条件データ1801−2と、条件データ1801−8とは、何れも同じ条件名称(「虐待」及び「高齢者」)の組み合わせが含まれているものの、それぞれの階層は異なっている。本実施の形態では、条件名称の階層が異なっている場合には条件IDも異なるようにしており、すなわち、条件名称の階層が異なっている場合にはタスクも異なるようになっている。具体的には、条件データ1801−2と、条件データ1801−8とでは、何れも同じ条件名称の組み合わせではあるものの、それぞれタスクが異なるようになっている。
(タスクDBの記憶内容の他の例)
図19は、情報処理装置が有するタスクDBの記憶内容の他の例を示す図である。タスクDB1900は、たとえば、図3に示したメモリ302などの記憶装置により実現される。図19において、タスクDB1900は、条件IDフィールドと、タスクIDフィールドと、タスクフィールドと、を有する。これらのフィールドに情報を設定することにより、タスクDB1900には、条件IDと、タスクIDと、タスクと、の組み合わせごとのタスクデータ1901−1〜1901−11…がレコードとして記憶される。
条件IDは、分岐条件Cを示す識別子であり、条件DB1800(図18参照)の条件IDに対応する。タスクIDは、タスクを示す識別子である。タスクは、各ノード111,112,113(図1A参照)において、ユーザが分岐条件Cを選択することによって表示される基本情報(表示情報)である。基本情報は、たとえば、ユーザに行動を促す実施手順を示す情報である。
たとえば、タスクデータ1901−1は、条件ID「100000」と、タスクID「1」と、が対応付けられている。条件IDが「100000」の場合とは、具体的には、条件データ1801−1(図18参照)に示したように、階層1に「虐待」が入力されている場合に相当する。タスクデータ1901−1におけるタスクは、「対象となる方の安全をヒアリング」である。
また、たとえば、タスクデータ1901−3は、条件ID「110000」と、タスクID「1」と、が対応付けられている。条件IDが「110000」の場合とは、具体的には、条件データ1801−2(図18参照)に示したように、階層1に「虐待」が、階層2に「高齢者」が入力されている場合に相当する。タスクデータ1901−3におけるタスクは、「高齢者担当へ連絡」である。
ここで、条件IDが「110000」に対応するノードは、条件ID「100000」に対応するノードの子ノードに相当する。たとえば、タスクデータ1901−1におけるタスクは、「対象となる方の安全をヒアリング」である。このヒアリングをユーザが実行することによって、高齢者であるか否かが判明する。つまり、親ノードのタスクによって、子ノードの条件(高齢者であるか否か)が判明する。このように、親ノードに対応付けられている基本情報に基づいてユーザが行動することにより得ることが可能な条件が子ノードには対応付けられている。
また、タスクデータ1901−4は、条件ID「110000」と、タスクIDの「2」と、が対応付けられている。条件ID「110000」には、タスクIDが「1」の「高齢者担当へ連絡」のタスクと、タスクID「2」の「緊急度判定」とが対応付けられている。つまり、条件IDが「110000」の場合(階層1に「虐待」が入力されており階層2に「高齢者」が入力されている場合)、「高齢者担当へ連絡」及び「緊急度判定」のタスクがユーザに表示されることを示している。
また、タスクデータ1901−10に示すように、条件ID「310000」には、タスクIDが「1」の「安全確保」のタスクが対応付けられている。条件IDが「310000」の場合とは、具体的には、条件データ1801−8(図18参照)に示したように、階層1に「高齢者」が、階層2に「虐待」が入力されている場合に相当する。また、タスクデータ1901−11に示すように、条件ID「310000」には、タスクIDが「2」の「緊急対応判断」のタスクが対応付けられている。つまり、条件IDが「310000」の場合(階層1に「高齢者」が入力されており階層2に「虐待」が入力されている場合)、「安全確保」及び「緊急対応判断」のタスクがユーザに表示されることを示している。
つまり、それぞれ同じ条件名称の組み合わせが含まれている条件データ(図18の条件データ1801−2と、条件データ1801−7)であるものの、条件名称の階層が異なっている場合には、タスクも異なるようになっている。
(結果DBの記憶内容)
図20は、情報処理装置が有する結果DBの記憶内容の一例を示す図である。結果DB2000は、たとえば、図3に示したメモリ302などの記憶装置により実現される。図20において、結果DB2000は、条件IDフィールドと、結果IDフィールドと、実行結果フィールドと、を有する。これらのフィールドに情報を設定することにより、結果DB2000には、条件IDと、結果IDと、実行結果と、の組み合わせごとの実行結果データ2001−1〜2001−11…がレコードとして記憶される。
条件IDは、分岐条件Cを示す識別子であり、条件DB1800(図18参照)の条件ID及びタスクDB1900(図19参照)の条件IDに対応する。結果IDは、結果を示す識別子である。実行結果は、タスクごとのユーザの行動結果であり、ユーザによって入力される。たとえば、条件ID「100000」における結果ID「1」には、ユーザの行動結果である「通報者から虐待の…」がユーザからの入力によって記録されている。このように、実行結果データ2001−1〜2001−11…は、実行結果を示す結果IDと条件IDとが対応付けられて記憶される。
(表示画面)
図21は、表示画面の一例(その1)を示す図である。図21において、表示画面2100には、複数の条件2110が表示されている。条件2110のうち、最も左側の列に表示されているものは、第1階層の第1条件2111である。条件2110のうち、最も右側の列に表示されているものは、第3階層の第3条件2113である。第1条件2111の列と、第3条件2113の列との間の列に表示されているものは第2階層の第2条件2112である。たとえば、第1条件2111の「虐待」が判明しているものとし、ユーザが「虐待」に対応する箇所のチェックボックスにチェックを入力したとする。
すると、図18の条件データ1801−1に示すように、条件IDが「100000」となる。そして、図19に示すように、条件ID「100000」に対応するタスクデータ1901−1,1901−2が選択されて、タスク2120が表示される。タスク2120には、現時点において、わかっている条件の範囲でユーザが行うべき行動が表示される。タスク2120には、項番2121が対応して表示されている。項番2121は、○−△で表される。○は階層(ノード)を示し、△は階層ごとのタスクの番号を示す。
図22は、表示画面の一例(その2)を示す図である。図22において、表示画面2210には、第1階層の条件の入力に加え、さらに、第2階層の条件として「高齢者」に対応する箇所のチェックボックスにチェックを入力したとする。すると、図18の条件データ1801−2に示すように、条件IDが「110000」となる。そして、図19に示すように、条件ID「110000」に対応するタスクデータ1901−3,1901−4が選択されて、タスク2120に加えて、タスク2211が表示される。
この表示画面2210から、さらにユーザが第3階層の条件として「障害」に対応する箇所のチェックボックスにチェックを入力したとすると表示画面2220に遷移する。表示画面2220では、条件データ1801−3に示すように、条件IDが「111000」となる。そして、条件ID「111000」に対応するタスクデータ(不図示)が選択されて、タスク2221が表示される。タスク2211,2221には、各時点において、わかっている条件の範囲でユーザが行うべき行動が表示される。
図23は、表示画面の一例(その3)を示す図である。図23において、表示画面2300には、項番2121と、実行結果2302とが表示されている。実行結果2302は、ユーザによって入力され、各階層のタスクに対応して記憶される。たとえば、図23の実行結果2302は、タスクデータ1901−1(図19参照)の「対象となる方の安全をヒアリング」に対してユーザが実行して入力した結果を示している。
タスクデータ1901−1が条件ID「100000」に対応しているため、実行結果2302の内容は、条件ID「100000」に対応付けられて結果DB2000(図20参照)に記憶される。このように、ユーザから入力された実行結果2302は、対応する条件IDに対応付けられる。これにより、どの段階(ノード)における実行結果2302であるのかが、後々にユーザが容易に判別することができるようになっている。
また、たとえば、次の条件を受け付ける前にユーザから実行結果2302を受け付けると、受け付けた実行結果2302は現在ノード(条件ID)と対応付けて結果DB2000が記憶する。また、次の条件を受け付けた後にユーザから実行結果2302を受け付ける場合、たとえば、第3階層まで進んだ後に、図23に示すように第1階層の実行結果2302を受け付ける場合もある。この場合、ユーザが項番1−1の画面を選択して、すなわち、ユーザがノード(条件ID)を指定し、指定したノードに対応付けられているタスクの実行結果2302を受け付けることとなる。情報処理装置200は、ユーザが指定したノード(条件ID)と実行結果2302とを関連付けて結果DB2000に記憶する。
(知識構造のメンテナンス方法)
図24は、実施の形態にかかるメンテナンス方法の一例を示す図である。テンプレートツリー100の構成については、図1Aと同様であるため、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。図24に示す各分岐条件CやタスクTは、実行結果と対応付けられて記憶されている。テンプレートツリー100上において、ノード111,112,113の位置や、タスクTの内容は、ユーザがメンテナンスすることが可能になっている。以下に、具体的なメンテナンス手法について詳述する。
(上位の要素のメンテナンス)
図25は、上位の要素のメンテナンスの一例を示す図である。図25において、問題が見つかったのはノードBに対応する条件及びタスクとする。なお、問題が見つかったノードとは、たとえば、ユーザが入力した実行結果を基に、後日ユーザが検討した結果、テンプレートツリー100上の位置が不適切であったり、タスクとの関連付けが不適切であったりするノードである。図25において、問題が見つかったのはノードBに対応する行動とする。また、図25においては、ノードAを「生活保護」とし、ノードBを「障害者」とし、ノードDを「福祉案件」とする。
<ノードの追加>
問題が見つかったのはノードBに対応するタスクであるものの、ユーザが検討した結果、本来、ノードAとノードBとの間にもう一つノードが必要であると判断した場合には、元の構造2500に、ノードAとノードBとの間に新しいノードEを追加する。このように、ノードEにおける条件とタスクを追加することができ、構造2501に修正できる。具体的には、ユーザが検討した結果、ノードBの前に「高齢者」のノードEが必要であると判断したとする。この場合、新しくノードEを追加して、条件とタスクを入力することができる。
<ノードの修正>
ユーザが検討した結果、ノードAにおける実行結果が原因であると判断した場合には、ノードAの条件やタスクを修正することにより、ノードAをノードA’にした構造2502に修正できる。具体的には、ユーザが検討した結果、ノードAで行っておくべき行動が実行されていないためにノードBにおいて問題が見つかったと判断した場合、ノードAのタスクを修正する。
<ノードの削除>
ユーザが検討した結果、ノードAにおける実行結果が原因であり、ノードAが不要であると判断したとする。この場合には、ノードAを削除、またはノードAを他のノードに吸収し、吸収したノードの条件やタスクを修正することにより、構造2503に修正できる。具体的には、ユーザが検討した結果、ノードAにおいて「障害」として行動を分離する必要がなかったと判断した場合、たとえば、ノードAをノードDに吸収させて、ノードDのタスクを修正する。
(並列の要素のメンテナンス)
図26は、並列の要素のメンテナンスの一例を示す図である。図26において、問題が見つかったのはノードBに対応する行動とする。また、図26においては、ノードAを「生活保護」とし、ノードBを「高齢者」とする。
<ノードの追加>
ユーザが検討した結果、新しい条件の追加がふさわしいと判断した場合には、元の構造2600のノードAの子ノードとしてノードEを追加し、ノードEにおける条件とタスクを追加する。これにより、元の構造2600を構造2601に修正できる。具体的には、ユーザが検討した結果、ノードAの「生活保護」とノードBの「高齢者」に対応する行動として他が、「夫婦」の行動として対応する必要があると判断したとすると、新しく「夫婦」のノードEを追加して条件とタスクを入力することができる。
<ノードの修正>
ユーザが検討した結果、ノードBを修正して対応すると判断した場合には、ノードBを修正することにより、元の構造2600を構造2602に修正できる。具体的には、実行結果の入力時に、必要なタスクが足りなかったため、独自に考えた行動を実行して入力したとする。ユーザが検討した結果、この行動は必須であると判断したので、ノードBに、この行動に対応するタスクを追加して、ノードBをノードB’に修正する。
<ノードの削除>
ユーザが検討した結果、ノードBが不要であると判断した場合、ノードBを削除、またはノードBを他のノードに吸収し、吸収したノードの条件やタスクを修正する。これにより、元の構造2600を構造2603に修正できる。具体的には、ユーザが検討した結果、ノードBにおける行動はノードBにおいて実行する必要はなく、ノードAにおいて実行した方がよいとわかったとする。この場合、ノードBを削除してノードAに吸収させる。
(下位の要素のメンテナンス)
図27は、下位の要素のメンテナンスの一例を示す図である。図27において、問題が見つかったのはノードBに対応する行動とする。また、図27においては、ノードAを「生活保護」とし、ノードBを「障害者」とし、ノードDを「障害者」とする。
<ノードの追加>
ユーザが検討した結果、新たな条件を持った子ノードが必要であると判断した場合には、元の構造2700のノードBの子ノードとしてノードEを追加する。これにより、元の構造2700を構造2701に修正できる。具体的には、ユーザが検討した結果、ノードAの「生活保護」と、ノードBの「障害者」について、次の条件としてノードDの「障害者」しかなかったものの、障害者以外の人であるノードEが必要であることがわかったとする。この場合、ノードEを追加する。
<ノードの修正>
ユーザが検討した結果、ノードBの時点におけるタスクが原因であると判断した場合には、ノードBの子ノードであるノードDの条件やタスクを修正できる。これにより、元の構造2700を構造2702に修正できる。具体的には、ユーザが検討した結果、ノードDの「障害者」であることが確定してから行うべき行動であるにもかかわらず、ノードBにおいて、障害者を対象とする前に障害者を対象とする行動を開始していると判断したとする。この場合、ノードBの子ノードであるノードDのタスクについて、「障害者」であることが確定してから行うべきタスクに修正することにより、ノードDをノードD’に修正する。
<ノードの削除>
ユーザが検討した結果、ノードDが不要であると判断した場合には、ユーザの操作によりノードDを削除する。これにより、元の構造2700を構造2703に修正できる。具体的には、ユーザが検討した結果、ノードAの「生活保護」及びノードBの「障害者」ということしかわからない段階で、障害者のみを対象として行動を開始しており、この行動が障害者以外の人も対象とした方がよいと判断したとする。この場合、ノードDの条件分けを行う必要がない。そのため、ノードDを削除し、ノードDにおけるタスクを、ノードBにおいて障害者とわかった時点で行うタスクとしてノードBに吸収させる。
(メンテナンス時の表示画面)
図28A及び図28Bは、メンテナンス時の表示画面の一例を示す図である。図28A及び図28Bにおいて、(1)には、テンプレート2800上に各条件のタスク2801と、実行結果2802とが表示されている。(1)に示すように、各条件のタスク2801には、対応する実行結果2802が関連付けられて表示されている。タスク2801と実行結果2802とについて、一つ一つユーザによってマッチングが確認される。
ユーザがマッチングの確認を行った結果、たとえば(2)に示すように、テンプレート2800にはない実行結果2802、すなわち、タスク2801に対応するノードとは関連付けられていない実行結果2802があったとする。
(3)は、上位の要素、並列の要素または下位の要素の何れかを対象としてメンテナンスを行うか、さらには、メンテナンスの種別として、追加、修正または削除の何れを行うか、の選択画面2820を示している。選択画面2820において、ユーザが何れかを選択すると、(4)に遷移する。
(4)に示す画面2830において、ユーザの入力によって、条件やタスクの修正が可能になっている。画面2830には、修正する条件、元のテンプレートが示すタスク、及び、テンプレートにはない行動が表示されている。追加、修正、削除、移動、の操作ボタンをユーザが選択することにより、テンプレートにない行動を条件やタスクに対応付けられているノードと関連付けることができる。
これにより、たとえば、実行結果2802が受け付けられたときの現在ノードを実行結果2802と関連付けて新たに条件を設定したり、実行結果2802に対応する行動を促す新たなタスクを設定したりすることができる。なお、行動が実行されずに、(2)において、ユーザによって入力されず空欄の実行結果2802がある場合も同様に、(3)、(4)において、条件やタスクの修正を行うことが可能である。
(テンプレートを編集する際のイメージ)
図29は、テンプレートを編集する際のイメージの一例(その1)を示す図である。図30は、テンプレートを編集する際のイメージの一例(その2)を示す図である。図29において、ユーザが修正したいテンプレートを呼び出す操作を行うことにより、情報処理装置200のディスプレイには、表示画面2900が表示される。表示画面2900において、ユーザがケース呼び出しのボタン2901を選択すると、表示画面2910または表示画面2920に遷移する。
表示画面2910には、条件及びタスクを示すテンプレートが表示される。表示画面2910において、タスクは、項番(条件)ごとに色分けされている。表示画面2920には、項番(条件)に関連付けられた実行結果が表示されている。表示画面2920において、実行結果は、項番(条件)ごとに色分けされているため、表示画面2910の色分けされているタスクに対応する。そのため、条件やタスクと実行結果との対応関係をユーザが一見して把握できるように表示される。
たとえば、図30に示すように、追加したいテンプレートの項目名をユーザが入力して、「新規項目を追加」を示すボタン3001を操作すると、新しくタスクが作成される。また、ユーザが動かしたい項目のチェックボックス3002にチェックを入れ、移動ボタン3003を操作することにより、各条件及び各タスクを移動することができる。ユーザが、「保存終了」を示すボタン3004を操作すると、表示画面2910の内容を保存して終了する。
このように、条件及びタスクを修正することによってテンプレートを修正したり、新たに条件及びタスクを作成することによって新たにテンプレートを作成したりすることができる。これにより、知識構造を適宜メンテナンスすることができる。
(情報処理装置が行うメンテナンス処理)
図31は、情報処理装置が行うメンテナンス処理の一例を示すフローチャートである。図31において、情報処理装置200は、条件と記録の画面表示処理(図32参照)を実行する(ステップS3101)。次に、情報処理装置200は、ユーザからの入力に基づく知識構造の修正処理(図33A及び図33B参照)を実行し(ステップS3102)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(条件と記録の画面表示処理)
図32は、情報処理装置が行う条件と記録の画面表示処理の一例を示すフローチャートである。図32において、情報処理装置200は、条件のリストLを作成する(ステップS3201)。次に、情報処理装置200は、リストLから条件lnを1つ読み込むと共に(ステップS3202)、条件lnのノードと関連付けられている実行結果を読み込む(ステップS3203)。なお、条件lnのノードと実行結果との関連付けは、図14の画面表示処理において行われる(図14のステップS1407参照)。
そして、情報処理装置200は、条件lnと実行結果とを関連付けて表示する(ステップS3204)。実行結果は、たとえば、条件lnのみならずタスクにも関連付けて表示される(図29の表示画面2910及び表示画面2920参照)。次に、情報処理装置200は、全ての実行結果を読み込んだか否かを判定する(ステップS3205)。全ての実行結果を読み込んでいない場合(ステップS3205:No)、情報処理装置200は、ステップS3203に移行する。全ての実行結果を読み込んだ場合(ステップS3205:Yes)、情報処理装置200は、全ての条件lnを読み込んだか否かを判定する(ステップS3206)。
全ての条件lnを読み込んでいない場合(ステップS3206:No)、情報処理装置200は、ステップS3202に移行する。全ての条件lnを読み込んだ場合(ステップS3206:Yes)、情報処理装置200は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(知識構造の修正処理)
図33A及び図33Bは、情報処理装置が行う知識構造の修正処理の一例を示すフローチャートである。図33A及び図33Bにおいて、情報処理装置200は、修正を受け付けたか否かを判定する(ステップS3301)。修正を受け付けない場合(ステップS3301:No)、情報処理装置200は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。修正を受け付けた場合(ステップS3301:Yes)、情報処理装置200は、受け付けた修正が上位の要素の修正であるか否かを判定する(ステップS3302)。
上位の要素の修正である場合(ステップS3302:Yes)、受け付けた修正が追加の方針であるか否かを判定する(ステップS3303)。追加の方針ではない場合(ステップS3303:No)、情報処理装置200は、ステップS3305に移行する。追加の方針である場合(ステップS3303:Yes)、対象ノードと対象ノードの親ノードとの間に新ノードを追加する(ステップS3304)。対象ノードとは、問題が見つかったノードである。
次に、情報処理装置200は、受け付けた修正が上位の要素についての修正の方針であるか否かを判定する(ステップS3305)。修正の方針ではない場合(ステップS3305:No)、情報処理装置200は、ステップS3307に移行する。修正の方針である場合(ステップS3305:Yes)、情報処理装置200は、対象ノードの親ノードを修正する(ステップS3306)。
次に、情報処理装置200は、受け付けた修正が削除の方針であるか否かを判定する(ステップS3307)。削除の方針ではない場合(ステップS3307:No)、情報処理装置200は、ステップS3301に移行する。削除の方針である場合(ステップS3307:Yes)、対象ノードの親ノードのさらに親ノードと、対象ノードとを繋ぐリンクを作成する(ステップS3308)。そして、情報処理装置200は、対象ノードの親ノードを削除し(ステップS3309)、ステップS3301に移行させる。
ステップS3302において、受け付けた修正が上位の要素の修正ではない場合(ステップS3302:No)、情報処理装置200は、受け付けた修正が並列の要素の修正であるか否かを判定する(ステップS3310)。並列の要素の修正である場合(ステップS3310:Yes)、情報処理装置200は、受け付けた修正が追加の方針であるか否かを判定する(ステップS3311)。
ステップS3311において、追加の方針ではない場合(ステップS3311:No)、情報処理装置200は、ステップS3313に移行する。追加の方針である場合(ステップS3311:Yes)、情報処理装置200は、対象ノードに並列する新ノードを追加する(ステップS3312)。
次に、情報処理装置200は、受け付けた修正が並列の要素についての修正の方針であるか否かを判定する(ステップS3313)。修正の方針ではない場合(ステップS3313:No)、情報処理装置200は、ステップS3315に移行する。修正の方針である場合(ステップS3313:Yes)、情報処理装置200は、対象ノードを修正する(ステップS3314)。
次に、情報処理装置200は、受け付けた修正が削除の方針であるか否かを判定する(ステップS3315)。削除の方針ではない場合(ステップS3315:No)、情報処理装置200は、ステップS3301に移行する。削除の方針である場合(ステップS3315:Yes)、情報処理装置200は、対象ノードの親ノードと、対象ノードの子ノードとを繋ぐリンクを作成する(ステップS3316)。さらに、情報処理装置200は、対象ノードを削除し(ステップS3317)、ステップS3301に移行させる。
ステップS3310において、受け付けた修正が並列の要素の修正ではない場合(ステップS3310:No)、すなわち、受け付けた修正が下位の要素の修正である場合、情報処理装置200は、受け付けた修正が追加の方針であるか否かを判定する(ステップS3318)。
追加の方針ではない場合(ステップS3318:No)、情報処理装置200は、ステップS3320に移行する。追加の方針である場合(ステップS3318:Yes)、対象ノードに子ノードを追加する(ステップS3319)。
次に、情報処理装置200は、受け付けた修正が下位の要素についての修正の方針であるか否かを判定する(ステップS3320)。修正の方針ではない場合(ステップS3320:No)、情報処理装置200は、ステップS3322に移行する。修正の方針である場合(ステップS3320:Yes)、情報処理装置200は、子ノードを修正する(ステップS3321)。
次に、情報処理装置200は、受け付けた修正が削除の方針であるか否かを判定する(ステップS3322)。削除の方針ではない場合(ステップS3322:No)、情報処理装置200は、ステップS3301に移行する。削除の方針である場合(ステップS3322:Yes)、情報処理装置200は、対象ノードの子ノードのさらに子ノードと、対象ノードとを繋ぐリンクを作成する(ステップS3323)。さらに、情報処理装置200は、対象ノードの子ノードを削除し(ステップS3324)、ステップS3301に移行させる。
以上説明したように、本実施の形態では、木構造データのノードごとに条件と基本情報とを記憶する記憶部201を用いることにより、ユーザから条件を受け付けるごとに、条件の受け付け順序に応じた基本情報を段階的に表示することができる。したがって、各段階においてユーザが実行すべき内容を示す基本情報を表示することができ、これにより、ユーザは各段階において適した行動をとることができる。このため、ユーザが段階的に行動を実施する業務を支援することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、情報処理装置200は、木構造データのノードごとに、木構造データの最上位ノードからノードまでの経路に応じた基本情報を記憶部201に記録するようにした。これにより、条件の組み合わせと条件の順序に応じた基本情報を記憶することができる。したがって、各段階においてユーザがわかっている範囲内の条件を入力することによって、ユーザが実行すべき内容の基本情報を段階的に表示することができる。
また、本実施の形態では、親ノードの基本情報に基づいてユーザが行動することにより得ることが可能な条件が対応付けられた子ノードを含む木構造データを用いた。したがって、基本情報に基づいてユーザが行動することによって、ユーザはさらに次の条件を得ることができる。つまり、各段階においてすべき行動を順次教示し、最下位のノードの基本情報を表示させ、全ての行動を実行させることが可能である。たとえば、初心者や中級者に効率よく業務を遂行させることができると共に業務を完遂させることができる。
また、情報処理装置200は、ユーザの行動結果を示す結果情報をユーザから受け付け、結果情報と基本情報に対応するノードとを対応付けて記憶部201に記憶させるようにした。つまり、基本情報と、この基本情報に基づいて行動した結果情報とを、対応付けて記憶部201に記憶させる。これにより、後々に、ユーザの行動結果に対応するノードの配置や基本情報の内容が適切であるかといったことを、ユーザが検証することができる。
また、情報処理装置200は、ユーザの行動結果を示す結果情報を、次の条件を受け付ける前にユーザから受け付けた場合、受け付けた結果情報を現在ノードと対応付けて記憶部201に記憶させるようにした。したがって、基本情報の手順にしたがって行動するユーザの入力操作の効率化を図ることができる。
また、情報処理装置200は、ノードに関する情報の出力要求を受け付けた場合に、少なくとも結果情報を含むノードに関する情報を出力するようにした。したがって、ノードごとにユーザの行動を確認することができる。
また、情報処理装置200は、ノードに関する情報が出力された後に、ユーザから受け付けた木構造データに関する変更の指示に基づいて、記憶部201の木構造データを変更するようにした。したがって、ユーザは、ノードに関する情報を基に、ノードの追加や削除、基本情報の修正など、ユーザの行動結果を基に修正対象となる箇所のみを修正することができる。このように、ユーザの行動結果に応じて木構造データを修正することにより、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また、たとえば、サービス業務においては、顧客に対応していく過程において、次第に各種条件が明らかになっていくことがある。たとえば、最初は「虐待の可能性あり」というように、一部の情報だけが明らかであったものの、顧客に対応していくうちに「高齢者」といった他の条件が明らかになり、新たに対応すべきことが増えていくことがある。
ここで、様々な状況に対応できるマニュアルを作成したとすると、たとえば、複数の作業員からの報告結果をまとめるなど多大な工数がかかり、また、一度マニュアルを作成しても、状況変化などによってマニュアルが陳腐化する。なお、状況変化に対応したマニュアルを整備したとすると、定期的に整備する必要があるだけでなく多大な工数がかかる。
これに対して、本実施の形態では、次第に条件が明らかになる順番に応じた基本情報を段階的に表示することができる。また、ユーザの行動結果を基に木構造データを容易に修正することができる。
また、情報処理装置200は、特殊条件(表示条件または非表示条件)における作業の変化(追加情報または非表示情報)をノードごとに示すレイヤを用いることができる。これにより、たとえば木構造データにノードを追加しなくても、特殊条件における作業の変化を知識データベースに反映させることができる。これにより、知識データベースの構築または修正においてデータ構造が複雑になることを抑制することができる。
また、情報処理装置200は、表示された基本情報に基づくユーザの行動結果を示す結果情報をユーザから受け付け、表示させた基本情報と、受け付けた結果情報と、の差分に関する差分情報を表示させる。そして、情報処理装置200は、表示させた差分情報に基づく表示条件及び追加情報の記憶指示をユーザから受け付け、受け付けた記憶指示に基づいて表示条件及び追加情報を記憶する。または、情報処理装置200は、表示させた差分情報に基づく非表示条件及び非表示情報の記憶指示をユーザから受け付け、受け付けた記憶指示に基づいて非表示条件及び非表示情報を記憶する。これにより、表示した情報とユーザの行動結果に差分があった場合に、該差分を特殊条件における作業の変化として知識データベースに反映させることができる。
たとえば、情報処理装置200は、木構造データのノードの指定を含む記憶指示をユーザから受け付け、記憶指示が指定するノードと対応付けて表示条件及び追加情報を記憶することができる。または、情報処理装置200は、木構造データのノードの指定を含む記憶指示をユーザから受け付け、記憶指示が指定するノードと対応付けて非表示条件及び非表示情報を記憶することができる。
また、情報処理装置200は、基本情報に対する追加情報の相対的な表示位置を示す情報を記憶し、記憶した情報に基づいて基本情報と共に追加情報を表示させる。これにより、追加情報を表示する場合の基本情報に対する追加情報の相対的な表示位置を設定しておくことが可能になり、より柔軟な追加情報の表示が可能になる。
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、たとえば、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布されてもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)木構造データのノードごとに分岐条件、表示条件、基本情報及び追加情報を記憶する、記憶部と、
情報の入力を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、さらに、前記受付部が受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する表示条件を満たす場合、前記基本情報と共に、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する追加情報を表示させる、表示制御部と、
を備える情報処理装置。
(付記2)前記受付部は、前記表示制御部によって表示された基本情報に基づくユーザの行動結果を示す結果情報をユーザから受け付け、
前記表示制御部は、表示させた基本情報と、前記受付部によって受け付けられた結果情報と、の差分に関する差分情報を表示させ、
前記受付部は、前記表示制御部によって表示された差分情報に基づく前記表示条件及び前記追加情報の記憶指示をユーザから受け付け、
前記記憶部は、前記受付部によって受け付けられた記憶指示に基づいて前記表示条件及び前記追加情報を記憶する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)前記受付部は、前記木構造データのノードの指定を含む前記記憶指示をユーザから受け付け、
前記記憶部は、前記受付部によって受け付けられた記憶指示が指定するノードと対応付けて前記表示条件及び前記追加情報を記憶する、
付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)前記記憶部は、前記基本情報に対する前記追加情報の相対的な表示位置を示す情報を記憶し、
前記表示制御部は、前記相対的な表示位置を示す情報に基づいて前記基本情報と共に前記追加情報を表示させる、
付記1〜3の何れか一つに記載の情報処理装置。
(付記5)前記記憶部は、前記木構造データのノードごとに、前記木構造データの最上位ノードから前記ノードまでの経路に応じた基本情報を記憶する付記1〜4の何れか一つに記載の情報処理装置。
(付記6)前記木構造データは、第1ノードと、前記第1ノードの子ノードであって、前記第1ノードの基本情報に基づいてユーザが行動することにより得ることが可能な条件が対応付けられた第2ノードと、を含む付記1〜5の何れか一つに記載の情報処理装置。
(付記7)木構造データのノードごとに分岐条件、非表示条件、基本情報及び非表示情報を記憶する、記憶部と、
情報の入力を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示情報を表示させずに、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、前記受付部が受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たさない場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する前記基本情報及び前記非表示情報を表示させる、表示制御部と、
を備える情報処理装置。
(付記8)コンピュータが、
木構造データのノードごとに分岐条件、表示条件、基本情報及び追加情報を記憶し、
情報の入力を受け付け、
受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、さらに、受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する表示条件を満たす場合、前記基本情報と共に、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する追加情報を表示させる、
処理を実行する情報処理方法。
(付記9)コンピュータが、
木構造データのノードごとに分岐条件、非表示条件、基本情報及び非表示情報を記憶し、
情報の入力を受け付け、
受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示情報を表示させずに、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たさない場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する前記基本情報及び前記非表示情報を表示させる、
処理を実行する情報処理方法。
(付記10)コンピュータに、
木構造データのノードごとに分岐条件、表示条件、基本情報及び追加情報を記憶し、
情報の入力を受け付け、
受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、さらに、受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する表示条件を満たす場合、前記基本情報と共に、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する追加情報を表示させる、
処理を実行させる情報処理プログラム。
(付記11)コンピュータに、
木構造データのノードごとに分岐条件、非表示条件、基本情報及び非表示情報を記憶し、
情報の入力を受け付け、
受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示情報を表示させずに、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たさない場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する前記基本情報及び前記非表示情報を表示させる、
処理を実行させる情報処理プログラム。
100,720,820,920 テンプレートツリー
111〜113,1701 ノード
150 レイヤ情報
200 情報処理装置
201 記憶部
202 受付部
203 表示制御部
204 表示部
300 コンピュータ
301 CPU
302 メモリ
303 ユーザインタフェース
304 通信インタフェース
309 バス
401,402 プロセス群
510,1510 第1実行結果
520,1520 第2実行結果
611,613,910 Addレイヤ
612 Maskレイヤ
620,2800 テンプレート
1000,1800 条件DB
1001−1〜1001−4…,1801−1〜1801−11… 条件データ
1100,1900 タスクDB
1101−1〜1101−5…,1201−1〜1201−3…,1301−1,1301−2…,1901−1〜1901−11… タスクデータ
1200 レイヤ条件DB
1300 レイヤタスクDB
1530 新Addレイヤ候補
1540 新Maskレイヤ候補
1700,2100,2210,2220,2300,2900,2910,2920 表示画面
1710 テンプレートツリー表示部
1720 タスク差分表示部
1721 訂正指示部
1730 レイヤ条件入力部
1740 新レイヤ名入力部
1750 特性選択部
1760 保存指示部
1770 キャンセル指示部
2000 結果DB
2001−1〜2001−11… 実行結果データ
2110 条件
2111 第1条件
2112 第2条件
2113 第3条件
2121 項番
2302,2802 実行結果
2500〜2503,2600〜2603,2700〜2703 構造
2820 選択画面
2830 画面
2901,3001,3004 ボタン
3002 チェックボックス
3003 移動ボタン

Claims (6)

  1. 木構造データのノードごとに分岐条件、表示条件、基本情報及び追加情報を記憶する、記憶部と、
    情報の入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、さらに、前記受付部が受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する表示条件を満たす場合、前記基本情報と共に、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する追加情報を表示させる、表示制御部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記受付部は、前記表示制御部によって表示された基本情報に基づくユーザの行動結果を示す結果情報をユーザから受け付け、
    前記表示制御部は、表示させた基本情報と、前記受付部によって受け付けられた結果情報と、の差分に関する差分情報を表示させ、
    前記受付部は、前記表示制御部によって表示された差分情報に基づく前記表示条件及び前記追加情報の記憶指示をユーザから受け付け、
    前記記憶部は、前記受付部によって受け付けられた記憶指示に基づいて前記表示条件及び前記追加情報を記憶する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶部は、前記基本情報に対する前記追加情報の相対的な表示位置を示す情報を記憶し、
    前記表示制御部は、前記相対的な表示位置を示す情報に基づいて前記基本情報と共に前記追加情報を表示させる、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 木構造データのノードごとに分岐条件、非表示条件、基本情報及び非表示情報を記憶する、記憶部と、
    情報の入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示情報を表示させずに、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、前記受付部が受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する分岐条件を満たし、かつ、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する非表示条件を満たさない場合、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する前記基本情報及び前記非表示情報を表示させる、表示制御部と、
    を備える情報処理装置。
  5. コンピュータが、
    木構造データのノードごとに分岐条件、表示条件、基本情報及び追加情報を記憶し、
    情報の入力を受け付け、
    受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、さらに、受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する表示条件を満たす場合、前記基本情報と共に、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する追加情報を表示させる、
    処理を実行する情報処理方法。
  6. コンピュータに、
    木構造データのノードごとに分岐条件、表示条件、基本情報及び追加情報を記憶し、
    情報の入力を受け付け、
    受け付けた前記情報が、前記木構造データの現在ノードの子ノードの何れかに対応する分岐条件を満たす場合、前記分岐条件を満たす子ノードに対応する基本情報を表示させ、さらに、受け付けた情報が、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する表示条件を満たす場合、前記基本情報と共に、前記分岐条件を満たす前記子ノードに対応する追加情報を表示させる、
    処理を実行させる情報処理プログラム。
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