JP2016042031A - エアロゾル捕集装置 - Google Patents

エアロゾル捕集装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016042031A
JP2016042031A JP2014165177A JP2014165177A JP2016042031A JP 2016042031 A JP2016042031 A JP 2016042031A JP 2014165177 A JP2014165177 A JP 2014165177A JP 2014165177 A JP2014165177 A JP 2014165177A JP 2016042031 A JP2016042031 A JP 2016042031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particle
deposition
aerosol
collection
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014165177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6275001B2 (ja
Inventor
瀬戸 章文
Akifumi Seto
章文 瀬戸
大谷 吉生
Yoshio Otani
吉生 大谷
尚矢 濱
Naoya Hama
尚矢 濱
白井 忠
Tadashi Shirai
忠 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO DYLEC CORP
Kanazawa University NUC
Original Assignee
TOKYO DYLEC CORP
Kanazawa University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO DYLEC CORP, Kanazawa University NUC filed Critical TOKYO DYLEC CORP
Priority to JP2014165177A priority Critical patent/JP6275001B2/ja
Publication of JP2016042031A publication Critical patent/JP2016042031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6275001B2 publication Critical patent/JP6275001B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

【課題】短時間で十分な分析感度を得るための局所的にエアロゾル粒子を静電沈着する装置を提供すること。【解決手段】帯電ナノ粒子を静電沈着にて捕集フィルム11上に堆積する粒子堆積装置3を備えたエアロゾル捕集装置1において、粒子堆積装置3は、粒子流入部5と粒子排出部6を設けた容器4と、容器4の粒子流入部5に設けた粒子の流入ノズル7と、流入ノズル7より流入した粒子を堆積する堆積ホルダー8と、を備え、堆積ホルダー8は、樹脂製の捕集容器9の内部に電極10を設置し、電極の上に捕集フィルム11を重ねて構成され、堆積ホルダー8は、上端に前記流入ノズル7より導入される帯電ナノ粒子を通過可能とする通孔13を設けた金属カバー12で覆われて構成され、捕集フィルム11の上に、金属製の網目部材14を重ねて設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、ナノ粒子を帯電する微粒子荷電装置と、帯電ナノ粒子を静電沈着にて捕集フィルム上に堆積する粒子堆積装置とを備えたエアロゾル捕集装置に関する。
半導体、電子デバイス、材料科学、及びナノテクノロジー技術の急速な進歩により、その構成要素となるナノ粒子を集積したナノ構造体に関する研究開発が進展している。その一方で、PM2.5に代表される、大気環境中の微粒子の挙動に関して社会的に関心が高くなっている。これらの粒子の化学成分や構造を解析するためには、電子顕微鏡、ガスクロマトグラフィなどの化学分析装置が用いられる。このような分析を行うためには、微小粒子物質を捕集または基板に堆積させるための、効率的な手法の開発が求められている。
このような微粒子の捕集には、エアフィルタが最も広く用いられている。例えば、非特許文献1では、大気中のエアロゾルを長時間捕集し、液体で抽出することで、高速液体クロマトグラフィを用いて化学成分の分析を行っている。
粒子の静電捕集は、粒子径がサブミクロン以下のエアロゾルの捕集に広く用いられている。例えば特許文献1では、静電捕集装置を用いてキャリアガス中の導電性の超微粒子を効率的に捕集する手法を提案している。
化学分析や構造解析を目的とする場合、より短時間かつより高感度に粒子を検出することは、大気中のエアロゾルの時間変動や、クリーンルーム中の発塵源の特定において特に有用な技術である。
また、エアロゾルの特性は、粒子の物理的サイズに対して、大きく変化することが知られている(例えば非特許文献2)。例えば、非特許文献3で述べられている静電分級器では、電気移動度の差を利用して、特定のサイズの粒子のみを選択的に装置外部に取り出すことが可能である。
エアロゾルを、静電収束効果を利用して局所的に基板上に堆積させることにより、局所的に高濃度エアロゾル粒子を得る、すなわちエアロゾルの濃縮効果が期待できる。このようなエアロゾルの静電収束効果については、すでに非特許文献4で述べられている。
また、現在調査されているエアロゾルの局所堆積手法の一つに、リソグラフィー技術を利用したエアロゾル堆積技術があり、例えば、ナノ粒子の堆積パターン形成のための堆積技術が応用例としてあげられる(特許文献2)。また、特許文献3は、交流電界を使用して誘電体基板上にミクロン範囲で粒子を堆積する方法を記載している。
エアロゾル粒子を基板上に堆積する他の試みは、慣性力を用いてエアロゾルを沈着させる方法である。例えば非特許文献5では、エアロゾルデポジッション法を用いて、50〜1.5ミクロン程度のパターンを形成する手法を提案している。
尚、通常の静電捕集装置では、例えば非特許文献6にあるように電極上に基板を設置するものである。
特開平7−47299 米国特許出願公開第2006/0093749A1号明細書 米国特許第6923979号明細書
佐藤圭, 田中友里愛, 李紅, 小川志保, 畠山史郎(2007) 沖縄辺戸岬における有機エアロゾルの組成と季節変化: 2005〜2006 年に観測された多環芳香族炭化水素. 地球科学 41:145-153. Whitby, K.T(1978) The physical characteristics of sulfur aerosols. Atmospheric Environment 12:135-159. Chen, D.-R., Pui, D.Y.H., Hummes, D., Fissan, H., Quant, F.R. and Sem G.J (1998) Design and evaluation of nanometer aerosol Differential Mobility Analyzer (Nano-DMA). Journal of Aerosol Science 29:197-509. Kim, H., Kim, J., Yang,H., Suh, J., Kim, T., Han, B., Kim, S., Kim, D., Pikhitsa, P.V., and Choi, M. (2006) Parallel patterning of nanoparticles via electrodynamic focusing of charged aerosols. Nature Nanotechnology 1:117-121. May, K.R. (1945) The Cascade Impactor: An Instrument for Sampling Coarse Aerosols. Journal of Scientific Instruments 22:182 Nanometer Aerosol Sampler Model 3089 spec sheet[on line]TSI Incorporated,[平成26年6月17日検索]、インターネット<URL:http://www.tsi.com/uploadedFiles/_Site_Root/Products/Literature/Spec_Sheets/3089_Nanometer_Aerosol_Sampler%20A4-5001416_WEB.pdf>
以上のような特許文献及び非特許文献に記載された公知技術において、前述のエアフィルタや静電捕集装置では、一般的に大面積にエアロゾルを捕集するため、サンプリングに多大な時間を要するものである。
また、静電分級器では、分級操作を行うことで粒子濃度は顕著に低減し、粒子の化学成分を解析するには更に多大な時間が必要となる。
また、上述した慣性力を用いてエアロゾルを沈着させる方法では、一般に粒径が微小化すれば、慣性力は小さくなり、またブラウン運動によって粒子軌跡が広がるため、微細パターンの直接形成は困難である。これを克服するためには装置として、大型の真空装置や微細なノズルなどが必要となる。
以上のように、エアロゾルの静電沈着は粒子の捕集やその後の化学成分分析に有用であることは知られているが、十分な感度で分析を行うためには、多大なサンプリング時間を要することが問題となっており、これを解決するための技術が求められている。
そこで、本発明は、より短時間で十分な分析感度を得るための局所的にエアロゾル粒子を静電沈着する装置を提供することを目的としている。
本願第1請求項に記載した発明は、実施例で用いた符号を付して記すと、ナノ粒子を帯電する微粒子荷電装置2と、帯電ナノ粒子を静電沈着にて捕集フィルム11上に堆積する粒子堆積装置3とを備えたエアロゾル捕集装置1において、
前記粒子堆積装置3は、粒子流入部5と粒子排出部6を設けた容器4と、前記容器4の粒子流入部5に設けた粒子の流入ノズル7と、前記流入ノズル7より流入した粒子を堆積する堆積ホルダー8と、を備え、
前記堆積ホルダー8は、樹脂製の捕集容器9の内部に電極10を設置し、前記電極10の上に捕集フィルム11を重ねて設けるとともに、この堆積ホルダー8は、上端に前記流入ノズル7より導入される帯電ナノ粒子を通過可能とする通孔13を設けた金属カバー12で覆われ、
更に、前記捕集フィルム11の上に、金属製の網目部材14を重ねて設けたことを特徴とするエアロゾル捕集装置1である。
本願第2請求項に記載した発明は、前記捕集フィルム11は透明高分子からなるフィルムであり、前記網目部材14はSUS製のメッシュであることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル捕集装置1である。
本願第3請求項に記載した発明は、金属製の網目部材は、パンチングメタル或いは多数のスリットを形成してなる部材であることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル捕集装置1である。
本願第1請求項に記載した発明によれば、捕集フィルムの上に、金属製の網目部材を重ねて設けているので、後記実施例で示されるように、局所的にエアロゾル粒子を静電沈着することが可能となり、より短時間で十分な分析感度が得られる作用効果を奏するものである。このように、エアロゾルを、静電収束効果を利用して局所的に基板上に堆積させることにより、局所的に高濃度エアロゾル粒子を得ることができる。このように、本発明によればエアロゾルの濃縮効果を期待することができるものである。
本願第2請求項に記載した発明によれば、捕集フィルムは透明高分子からなるフィルムであり、網目部材はSUS製のメッシュであるため、透明の基板上に粒子の局所堆積パターンを形成することが可能となり、微粒子の化学分析のための濃縮法として応用することができる。例えば、数ミクロン程度の径のプローブ光を微粒子に照射し、その散乱光や透過光などから粒子の化学成分に関する情報を得ることが可能となる。
また、本願第3請求項に記載した発明のように、金属製の網目部材は、パンチングメタル或いは多数のスリットを形成してなる部材(開口部を有する微小構造体)であってもよく、これら開口部を有する微小構造体の作用によって、粒子を微小構造体から反発させ、開口部の中心近傍に粒子を収束させるような電界を形成するものであるから、微小な粒子を局所的に沈着させることができるものである。
本発明の実施例に係り、エアロゾル捕集装置を示す模式図である。 本発明の実施例に係り、粒子堆積装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施例に係り、静電収束効果を利用したエアロゾルの選択堆積を示す予測図である。 本発明の実施例に係り、堆積基板まわりの電界計算結果を示す図である。 本発明の実施例に係り、無次元数による粒子の輸送状態の評価を示す図である。 本発明の実施例に係り、無次元数による堆積が認められた条件のマッピングを示す図である。 本発明の実施例に係り、ストークス数が大きい条件で見られたランダムな堆積を示す図である。 本発明の実施例に係り、得られた粒子の堆積パターンを示す図である。 本発明の実施例に係り、堆積パターンの拡大図を示す図である。 本発明の実施例に係り、捕集効率の測定結果を示す図である。 本発明の実施例に係り、透明フィルム上への粒子の選択堆積による化学分析の概念図である。
以下、本発明を図面に示す実施例を参照して詳細に説明する。
本例のエアロゾル捕集装置1は、図1に示すように、ナノ粒子を帯電する微粒子荷電装置(SMAC)2と、帯電ナノ粒子を静電沈着にて捕集フィルム11上に堆積する粒子堆積装置3とを備えて構成される。微粒子荷電装置(SMAC)では、粒子を多価に帯電させることができる。
粒子堆積装置3は、図2に示すように、粒子流入部5と粒子排出部6を設けた容器4と、前記容器4の粒子流入部5に設けた粒子の流入ノズル7と、前記流入ノズル7より流入した粒子を堆積する堆積ホルダー8と、を備える。
前記堆積ホルダー8は、樹脂製の捕集容器9の内部に電極10を設置し、前記電極10の上に捕集フィルム11を重ねて設けるとともに、この堆積ホルダー8は、上端に前記流入ノズル7より導入される帯電ナノ粒子を通過可能とする通孔13を設けた金属カバー12で覆われる。
堆積ホルダー8において、帯電した粒子は、高電圧印加装置により、静電気力にて流入ノズル7から導入され、数mm〜数十mm程度離れた電極10上に捕集される。
更に、本発明においては、捕集フィルム11の上に、金属製の網目部材14を重ねて設けている。
本例では、堆積ホルダー8は、樹脂製、例えばテフロン(登録商標)製のロッド(円筒部材)の内部に電極10を設置し、その上に透明高分子であるPENフィルム(捕集フィルム11)を重ねて設け、更にその上にSUS製のメッシュ(網目部材14)を重ねたもので、それをSUSカバー(金属カバー12)によって覆うような構造となっている。
上述したように、電極10の上に捕集フィルム11を重ねて設け、更にその上にSUS製のメッシュを重ねた場合の効果は、図3に示される。電極近傍の電界を数値シミュレーションによって計算したところ、図4に示すような結果となった。
すなわち、図4において、左から、フィルムのみ、それにSUSカバーを加えたもの、更にそれに繊維間距離97ミクロンのSUSメッシュを加えたものを示す。一番左の図(フィルムのみ)を見ると、電界は上部のノズルから電極だけでなく、周囲に電界が広がっている様子が分かる。これに、SUSカバーを被せると、中央の図のように、電界が電極方向に集中する。更に、これに局所的な堆積パターンを形成するためにSUSメッシュを重ねると、右の図のように、更に電界が弱くなる。従って、電界が形成されている基板近傍まで粒子を輸送するためには、ノズルから導入された粒子をある程度の距離まで、慣性で輸送する必要があると思料される。
そこで、粒子の慣性の尺度であるストークス数と流体中の粒子の電界による輸送を表すクーロンパラメータの2つの無次元数によって粒子の輸送状態を評価した(図5)。図5より、ストークス数は粒子に働く慣性力を表す無次元数であり、粒径の二乗と流速に比例する。一方、クーロンパラメータは粒子の電界による輸送を表す無次元数であり、流速と粒径に反比例することが分かる。まず、この二つのパラメータを変えて堆積実験を行い、粒子の堆積パターンが形成される条件を求めた。
縦軸がクーロンパラメータKc、横軸がストークス数として、粒子の堆積の有無を図6にまとめた。図中の「×」が粒子の局所堆積が見られなかった条件、「●」が粒子の局所堆積が見られた条件である。先ほどの式(図5)より、粒径と流速の依存性は、Kcとストークス数で逆になるため、ストークス数を増加させるほど、Kcは低下する。図6に示すように、ほとんどの条件で局所堆積が認められず、例えば、これらのストークス数が大きい条件では、堆積自体は行われたが、ほぼ慣性が支配的であるために、局所的なパターンは形成できず、図7のSEM像に示すようにランダムに粒子が堆積した。一方、クーロンパラメータが1.5以上で且つノズルと基板間の距離が5mmと、ある程度の距離がある場合の2条件のみ、堆積が認められた。
図8は、前述の条件のうち、局所堆積が認められた、粒径100nmのPSL粒子に対するSEM像である。背景の黒い部分がフィルム表面、図中の白い点が、それぞれナノ粒子からなる構造体であり、図8に示すように等間隔に並んだ構造体が形成されていることが分かる。これにSUSメッシュの幅を重ねると、図9に示すように、開口部の中心に約7μm角まで収束した粒子の堆積パターンが形成されており、SUSメッシュのピッチ幅97μmに対して約7%に縮小していることが分かった。これを面積比に換算すると、およそ192倍に濃縮したことになる。
もっとも、前述したように、SUSメッシュの被覆によって電界も低下しているので、粒子捕集効率も低下していることが懸念される。そこで、図1に示すように、出口において凝縮核計数器CPCによって粒子濃度を計測し、高圧電源のon/offによって、導入した粒子のうちの、何%の粒子が捕集されているかを測定した。
図10は、得られた捕集効率を粒径に対してプロットしたものである。まず、堆積ホルダー8にフィルムだけをのせた場合の捕集効率を粒径に対してプロットした結果では、SMAC(微粒子荷電装置2)を使用しない、つまり1価に帯電した粒子の場合、100nm以下ではほぼ100%捕集されているが、それ以上では電気移動度の低下により捕集効率が減少していることが分かる。
次にSMACを動作させると粒子が多価に帯電するために、粒子の捕集効率が増加することが分かる。次に、堆積ホルダー8にフィルムとSUSカバーをのせた場合は、図4の中央の電界計算結果からもわかるように、電界はフィルム方向に集中するが、逆に、先ほどよりも電界強度が低下するために、粒子の捕集効率は低下した。
最後に、これにSUSメッシュを設置すると、電界が更に制限されて捕集効率が低下した。このとき、粗大粒子側に着目すると、粒子は先ほどのメッシュ無しの場合と同程度に捕集されており、このとき、粒子は電界というよりも、おそらく慣性で捕集されていると考えられる。これは、粒径が小さいほど捕集効率が低くなっていることからも推測できる。これに、SMACを作動させ、粒子を多価に帯電させると、全体的に捕集効率の増加が見られた。最終的に100nmの多価帯電粒子の捕集効率は0.1(10%)であった。これに、先ほどのSEM像から求めた収束率を乗ずると、供給粒子濃度に対して10%×192=19.2倍の濃縮ができていることが分かった。つまり、SUSカバーとSUSメッシュを設置することで、粒子の捕集効率は10%程度まで低下するが、その分、粒子が表面上で局所的に堆積できるため、全体でみると約20倍の濃縮ができているということが確かめられた。
本発明の他の実施例を説明する。この例では、ナノ粒子を特定の位置に局所的に堆積する方法を微粒子の化学分析のための濃縮法として応用することである。このことにより、たとえば図11に示すように、数ミクロン程度の径のプローブ光を微粒子に照射し、その散乱光や透過光などから粒子の化学成分に関する情報を得ることが可能となると考えられる。ここで、この透過光を利用するためには、透明の基板上に粒子の局所堆積パターンを形成することが有効である。
本発明のエアロゾル捕集装置は、エアロゾルを局所静電沈着し粒子を濃縮捕集することができるので、構造解析や化学分析に際し好適に利用することが可能である。
1 エアロゾル捕集装置
2 微粒子荷電装置
3 粒子堆積装置
4 容器
5 粒子流入部
6 粒子排出部
7 流入ノズル
8 堆積ホルダー
9 捕集容器
10 電極
11 捕集フィルム
12 金属カバー
13 通孔
14 網目部材

Claims (3)

  1. ナノ粒子を帯電する微粒子荷電装置2と、帯電ナノ粒子を静電沈着にて捕集フィルム11上に堆積する粒子堆積装置3とを備えたエアロゾル捕集装置1において、
    前記粒子堆積装置3は、粒子流入部5と粒子排出部6を設けた容器4と、前記容器4の粒子流入部5に設けた粒子の流入ノズル7と、前記流入ノズル7より流入した粒子を堆積する堆積ホルダー8と、を備え、
    前記堆積ホルダー8は、樹脂製の捕集容器9の内部に電極10を設置し、前記電極の上に捕集フィルム11を重ねて構成され、
    前記堆積ホルダー8は、上端に前記流入ノズル7より導入される帯電ナノ粒子を通過可能とする通孔13を設けた金属カバー12で覆われて構成され、
    更に、前記捕集フィルム11の上に、金属製の網目部材14を重ねて設けたことを特徴とするエアロゾル捕集装置1。
  2. 前記捕集フィルム11は透明高分子からなるフィルムであり、前記網目部材14はSUS製のメッシュであることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル捕集装置1。
  3. 前記金属製の網目部材14は、パンチングメタル或いは多数のスリットを形成してなる部材であることを特徴とする請求項1記載のエアロゾル捕集装置1。
JP2014165177A 2014-08-14 2014-08-14 エアロゾル捕集装置 Active JP6275001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014165177A JP6275001B2 (ja) 2014-08-14 2014-08-14 エアロゾル捕集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014165177A JP6275001B2 (ja) 2014-08-14 2014-08-14 エアロゾル捕集装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016042031A true JP2016042031A (ja) 2016-03-31
JP6275001B2 JP6275001B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=55591848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014165177A Active JP6275001B2 (ja) 2014-08-14 2014-08-14 エアロゾル捕集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6275001B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112945653A (zh) * 2021-04-06 2021-06-11 中国气象局沈阳大气环境研究所 一种静电气溶胶粒子采样器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747299A (ja) * 1993-08-04 1995-02-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 超微粒子回収装置
US6923979B2 (en) * 1999-04-27 2005-08-02 Microdose Technologies, Inc. Method for depositing particles onto a substrate using an alternating electric field
US20060093749A1 (en) * 2004-10-28 2006-05-04 Kim Hyoung C Nanopatterning method
WO2006098397A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 National University Corporation Kanazawa University 超微粒子用静電濃縮捕集装置及びそれに用いるサブミクロン粒子除去器
JP2009186332A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Hamamatsu Photonics Kk ナノ材料の観察試料作製装置及び作製方法
JP2013170965A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Panasonic Corp 試料気体収集方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747299A (ja) * 1993-08-04 1995-02-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 超微粒子回収装置
US6923979B2 (en) * 1999-04-27 2005-08-02 Microdose Technologies, Inc. Method for depositing particles onto a substrate using an alternating electric field
US20060093749A1 (en) * 2004-10-28 2006-05-04 Kim Hyoung C Nanopatterning method
WO2006098397A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 National University Corporation Kanazawa University 超微粒子用静電濃縮捕集装置及びそれに用いるサブミクロン粒子除去器
JP2009186332A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Hamamatsu Photonics Kk ナノ材料の観察試料作製装置及び作製方法
JP2013170965A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Panasonic Corp 試料気体収集方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112945653A (zh) * 2021-04-06 2021-06-11 中国气象局沈阳大气环境研究所 一种静电气溶胶粒子采样器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6275001B2 (ja) 2018-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Gao et al. Utilizing electrostatic effect in fibrous filters for efficient airborne particles removal: Principles, fabrication, and material properties
Shi et al. Nanoscale characterization of PM2. 5 airborne pollutants reveals high adhesiveness and aggregation capability of soot particles
Wasisto et al. Handheld personal airborne nanoparticle detector based on microelectromechanical silicon resonant cantilever
Wasisto et al. Portable cantilever-based airborne nanoparticle detector
Wasisto et al. Femtogram aerosol nanoparticle mass sensing utilising vertical silicon nanowire resonators
CN107921444B (zh) 根据颗粒尺寸实现选择性气溶胶颗粒收集的方法和装置
US10799883B2 (en) Method for the selective purification of aerosols
D’Addio et al. A lab-scale system to study submicron particles removal in wet electrostatic scrubbers
CN107921443B (zh) 带纳米颗粒浓度和粒度测定器件的气溶胶中颗粒收集装置
Foat et al. A prototype personal aerosol sampler based on electrostatic precipitation and electrowetting-on-dielectric actuation of droplets
US9753013B2 (en) Charged particle detector
Park et al. Deposition of charged aerosol particles on a substrate by collimating through an electric field assisted coaxial flow nozzle
US20140346045A1 (en) Systems and methods for separating metallic and nonmetallic particles in a mixed-particle suspension
Seto et al. Filtration of multi-walled carbon nanotube aerosol by fibrous filters
Lee et al. Microfluidic ultrafine particle dosimeter using an electrical detection method with a machine-learning-aided algorithm for real-time monitoring of particle density and size distribution
JP6275001B2 (ja) エアロゾル捕集装置
Kim et al. Integrated particle detection chip for environmental monitoring
Singh et al. Alignment of graphene oxide nanostructures between microgap electrodes via dielectrophoresis for hydrogen gas sensing applications
Yin et al. Size-fractionated electrochemical quantification for compact monitoring of fine particulate matter
Zahir et al. Development of electric virtual impactor with variable sampling particle size range
Hesketh et al. The application of dielectrophoresis to nanowire sorting and assembly for sensors
Asbach et al. Measurement methods for nanoparticles in indoor and outdoor air
Kim et al. Wall loss reduction technique using an electrodynamic disturbance for airborne particle processing chip applications
Wu et al. Assembly of carbon nanotubes between electrodes by utilizing optically induced dielectrophoresis and dielectrophoresis
Torchinsky et al. Electron-induced adhesion and patterning of gold nanoparticles

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6275001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250