JP2016038042A - Driving control device and image formation device - Google Patents
Driving control device and image formation device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016038042A JP2016038042A JP2014162447A JP2014162447A JP2016038042A JP 2016038042 A JP2016038042 A JP 2016038042A JP 2014162447 A JP2014162447 A JP 2014162447A JP 2014162447 A JP2014162447 A JP 2014162447A JP 2016038042 A JP2016038042 A JP 2016038042A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- cam
- drive
- toothless
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
Description
本発明は、クラッチ機構を有する駆動制御装置及びこれを有する画像形成装置に関するものである。 The present invention relates to a drive control device having a clutch mechanism and an image forming apparatus having the drive control device.
以下に図1〜図3、図7〜図9を用いてレーザプリンタからなる画像形成装置201に設けられる感光ドラム203に対して接離可能な一次転写ローラ214の駆動制御装置2の比較例について説明する。
A comparative example of the
図2(a)〜(c)に示す中間転写ベルト206の内周側には、四本の一次転写ローラ214Y,214M,214C,214Bkが取り付けられている。各一次転写ローラ214は、四色のプロセスカートリッジ202の各感光ドラム203Y,203M,203C,203Bkにそれぞれ対向する。
Four
一次転写ローラ214は、中間転写ベルト206の内周部に設けられた図3(a)〜(c)に示す接離装置1によって、各感光ドラム203に対して当接または離間できるようになっている。四本の一次転写ローラ214の当接及び離間動作は、プリント信号に基づいて、図2(a)〜(c)に示す三つの当接及び離間モードを有する。
The primary transfer roller 214 can be brought into contact with or separated from each photosensitive drum 203 by the contact / separation device 1 shown in FIGS. 3A to 3C provided on the inner peripheral portion of the
図2(a)に示す第一の当接及び離間モードは、全ての一次転写ローラ214が感光ドラム203から離間している全離間状態である。これは、プリント動作の前回転及び後回転において、中間転写ベルト206と感光ドラム203とを離間させて摺擦を無くし、摺擦抵抗の低減や、摺擦部の磨耗を防止するためのモードである。
The first contact and separation mode shown in FIG. 2A is a full separation state in which all the primary transfer rollers 214 are separated from the photosensitive drum 203. This is a mode in which the
図2(b)に示す第二の当接及び離間モードは、一次転写ローラ214BkがブラックBkのプロセスカートリッジ202Bkの感光ドラム203Bkに中間転写ベルト206を介在して当接する。そして、残り三本の一次転写ローラ214Y,214M,214Cが感光ドラム203Y,203M,203Cから離間されているモノカラー当接状態である。
In the second contact and separation mode shown in FIG. 2B, the primary transfer roller 214Bk contacts the photosensitive drum 203Bk of the black Bk process cartridge 202Bk with the
これは、モノカラープリント動作において、ブラックBkの感光ドラム203Bkから中間転写ベルト206の外周面上に感光ドラム203Bkの表面上のトナー画像を一次転写するためのモードである。中間転写ベルト206にプリント動作に必要ない感光ドラム203Y,203M,203Cを接触させないことで、該感光ドラム203Y,203M,203Cの回転を停止させることができる。
This is a mode for primary transfer of the toner image on the surface of the photosensitive drum 203Bk from the black Bk photosensitive drum 203Bk to the outer peripheral surface of the
図2(c)に示す第三の当接及び離間モードは、全ての一次転写ローラ214が感光ドラム203にそれぞれ当接しているフルカラー当接状態である。これは、フルカラープリント動作において、全ての感光ドラム203から中間転写ベルト206の外周面上に該感光ドラム203の表面上のトナー画像をそれぞれ一次転写するためのモードである。
The third contact and separation mode shown in FIG. 2C is a full-color contact state in which all the primary transfer rollers 214 are in contact with the photosensitive drum 203, respectively. This is a mode for primarily transferring the toner images on the surface of the photosensitive drum 203 from all the photosensitive drums 203 onto the outer peripheral surface of the
次に、図3(a)〜(c)を用いて図2(a)〜(c)に示す三つの当接及び離間モードを切り替える構成について説明する。図3(a)〜(c)に示すように、中間転写ベルト206の内周部に設けられた接離装置1によって四本の一次転写ローラ214をそれぞれ図3(a)〜(c)の上下方向(鉛直方向)に往復移動させる。
Next, a configuration for switching the three contact and separation modes shown in FIGS. 2A to 2C will be described with reference to FIGS. As shown in FIGS. 3A to 3C, the four primary transfer rollers 214 are respectively connected to the four primary transfer rollers 214 shown in FIGS. 3A to 3C by the contact / separation device 1 provided on the inner peripheral portion of the
一次転写ローラ214は、各一次転写ローラ214を回転可能に支持する支持部材301に取り付けられている。支持部材301は、中間転写ベルト206を回転可能に支持する図示しない支持フレームに設けられた摺動部302によって摺動自在に支持されている。また、各支持部材301の上端部にはボス303が設けられている。
The primary transfer roller 214 is attached to a
111は回転中心111dを中心に回転可能に設けられたカムである。カム111は三つのカム面111a,111b,111cを有している。カム111の回転中心111dと同軸上には歯車110が固定されており、図7及び図8に示して後述する駆動制御装置2によって歯車110を介してカム111が回転中心111dを中心に連続的に120度ずつ回転するようになっている。
A
112は、図3(a)〜(c)の左右方向(水平方向)にスライド可能に設けられたスライダである。スライダ112は、一端部が装置フレームに係止された圧縮バネ113の他端部がスライダ112に設けられた当接部112aに当接係止される。これによりスライダ112は、圧縮バネ113の伸長力によりカム111に向かって図3(a)〜(c)の右方向に常時付勢されている。
これによりスライダ112の当接面112bがカム111の三つのカム面111a,111b,111cに当接摺動する。スライダ112は当接面112bが当接するカム111の三つのカム面111a,111b,111cに応じて、図3(a)〜(c)に示す三つの停止位置を有する。
As a result, the
図3(a)〜(c)に示すように、スライダ112には、四本の一次転写ローラ214の各々に対応する位置にクランク形状の貫通穴304Y,304M,304C,304Bkが形成されている。クランク形状の各貫通穴304は以下の通りである。一次転写ローラ214を回転可能に支持する支持部材301の端部に突出してボス303が設けられており。該ボス303がクランク形状の各貫通穴304内に摺動自在に挿通されている。これによりスライダ112の図3(a)〜(c)の左右方向(水平方向)位置によって一次転写ローラ214を図3(a)〜(c)の上下方向(鉛直方向)に移動させる。
As shown in FIGS. 3A to 3C, the
図3(a)〜(c)に示すように、スライダ112に設けられた四つの貫通穴304のクランク形状は以下の通りである。該スライダ112が停止する図3(a)〜(c)に示す三つの位置により図2(a)〜(c)に示す三つの当接及び離間モードに対応する。そのように四本の一次転写ローラ214を図2(a)〜(c)の上下方向に移動させる。
As shown in FIGS. 3A to 3C, the crank shapes of the four through holes 304 provided in the
図3(a)〜(c)に示すように、カム111を図3(a)〜(c)の時計回り方向に120度ずつ回転させる。これにより図3(a)に示す全離間モードから、図3(b)に示すモノカラー当接モード、更に、図3(c)に示すフルカラー当接モードの順に切り替えられるように貫通穴304のクランク形状が設定されている。
As shown in FIGS. 3A to 3C, the
図3(a)に示す全離間モードに対して、図3(b)に示すモノカラー当接モードでは以下の通りである。図2(b)に示すように、一次転写ローラ214Bkのみが図3(b)に示す貫通穴304Bkのクランク形状の図3(b)の上下方向のズレ量dだけ図3(b)の鉛直方向下方である感光ドラム203Bk側へ移動して当接される。 In contrast to the full separation mode shown in FIG. 3A, the mono-color contact mode shown in FIG. 3B is as follows. As shown in FIG. 2 (b), only the primary transfer roller 214Bk is perpendicular to the vertical direction of FIG. 3 (b) by the vertical shift amount d in FIG. 3 (b) of the crank shape of the through hole 304Bk shown in FIG. 3 (b). It moves toward the photosensitive drum 203Bk, which is lower in the direction, and comes into contact therewith.
また、図2(c)及び図3(c)に示すフルカラー当接モードでは、全ての一次転写ローラ214が感光ドラム203側へ移動して当接される。 In the full-color contact mode shown in FIGS. 2C and 3C, all the primary transfer rollers 214 are moved to contact with the photosensitive drum 203 side.
次に図7(a),(b)を用いて第1比較例の駆動制御装置2の構成について説明する。図7(a),(b)において、101は駆動歯車である。駆動歯車101は、制御手段となる制御部8に制御されて所定のタイミングと回転数で回転する駆動源となるモータ9によって図7(a)の時計回り方向に一定方向で回転される。
Next, the configuration of the
102は欠歯歯車である。欠歯歯車102の両面側には係止部103と歯車102bとが一体的に形成されている。本比較例では、特許文献1に示されたと同様に欠歯歯車102は、係止部103を有し、ソレノイド104と引張りバネ105とによって、欠歯部102aが駆動歯車101に噛合しない状態で停止可能となっている。
ソレノイド104を解除すると、引張りバネ105の引っ張り力により欠歯歯車102が図7(a)の反時計回り方向に回転する。これにより欠歯歯車102の歯部102cが駆動歯車101に噛合して該駆動歯車101から欠歯歯車102に回転駆動力が伝達される。
When the
駆動歯車101に噛合して欠歯歯車102が図7(a)の反時計回り方向に一回転して欠歯部102aが駆動歯車101に対向すると、欠歯歯車102は、引張りバネ105の引っ張り力によって図7(a)の反時計回り方向に回転する。これにより欠歯歯車102に設けられた係止部103と、ソレノイド104の係止部104aとが係止されて欠歯歯車102が回転を停止する。図7(a),(b)において、108は二つの歯車108a,108bが一体的に形成された段歯車である。109は段歯車108の回転を歯車110に伝達する歯車である。
When the
次に図7(a),(b)に示す歯車102b,108a,108b,109,110から成る歯車列7の減速比について説明する。歯車102b,108a,108b,109,110から成る歯車列7は、歯車102bと歯車110との減速比が3:1となるようにそれぞれの歯数が設定されている。従って、欠歯歯車102が一回転する度に、図3(a)〜(c)に示すように、歯車110と同軸上で一体的に設けられたカム111が3分の1回転、つまり120度(=360度/3)ずつ回転するようになっている。
Next, the reduction ratio of the
これにより図3(a)〜(c)に示すように、三つのカム位置を切り替えることが可能である。図7(a)に示すソレノイド104の係止部104aと、欠歯歯車102に一体的に設けられた係止部103との係止及び解除を繰り返す。これにより図2(a)〜(c)に示すように、一次転写ローラ214を感光ドラム203に対して所望の制御位置に遷移することが出来る。
Thereby, as shown to Fig.3 (a)-(c), it is possible to switch three cam positions. The locking and releasing of the locking
また、同様の機能を有する駆動制御装置2として、図8(a),(b)に示すように、二つの欠歯歯車502,503を組み合わせた第2比較例がある。本比較例では、特許文献2に示されたと同様に二つの欠歯歯車502,503からなる欠歯クラッチを用いている。
Further, as a
図8(a),(b)に示す欠歯歯車502の片面側には係止部504が一体的に設けられている。ソレノイド104の係止部104aが係止部504に係止されることにより欠歯歯車502の欠歯部502aが駆動歯車101に対向して該欠歯歯車502の歯部502cが駆動歯車101に噛合しない状態で停止可能となっている。
A locking
また、欠歯歯車503の片面側には歯車503bが一体的に設けられており、該歯車503bの片面側にはボス503cが突出して設けられている。そして、欠歯歯車502と、欠歯歯車503との間に設けられた図示しない圧縮バネの付勢力によって、欠歯歯車503の欠歯部503aが駆動歯車101に対向して該欠歯歯車503の歯部503dが駆動歯車101に噛合しない状態で停止可能となっている。
Further, a
本比較例によれば、ソレノイド104を解除すると、欠歯歯車502と、欠歯歯車503との間に設けられた図示しない圧縮バネの付勢力によって、欠歯歯車502が回転を開始し、該欠歯歯車502の歯部502cが駆動歯車101と噛合する。欠歯歯車502と、欠歯歯車503との間には、図示しない回転止め部が形成されており、欠歯歯車502が所定の回転角度だけ回転すると、回転止め部が作用して欠歯歯車503が回転を開始する。
According to this comparative example, when the
そして、駆動歯車101に噛合する欠歯歯車502が図8(a)の反時計回り方向に一回転する。すると、該欠歯歯車502の欠歯部502aが駆動歯車101に対向して該駆動歯車101との噛合が解除される。そして、該欠歯歯車502に一体的に設けられた係止部504と、ソレノイド104の係止部104aとが係止されて該欠歯歯車502の回転が再び停止する。
Then, the
続いて、欠歯歯車503が、該欠歯歯車503と欠歯歯車502との間に設けられた図示しない圧縮バネを圧縮しながら回転し、該欠歯歯車503の欠歯部503aが駆動歯車101に対向して該駆動歯車101との噛合が解除される。
Subsequently, the
引張りバネ506の一端が装置フレーム3に係止され、他端が回動中心505aを中心に回動可能に設けられたレバー505に係止されている。この引張りバネ506の引っ張り力により該レバー505に当接可能に設けられたボス503cが回動中心505aを中心に回動するレバー505により押圧されて欠歯歯車503が停止位置まで回転する。
One end of the
尚、レバー505の回動中心505aを中心とする回動範囲は、該回動中心505aに設けられた図示しない規制部材により規制されている。これにより欠歯歯車503が駆動歯車101と噛合していない状態において、レバー505がボス504cを付勢しないように該レバー505の回転止めがなされている。
Note that the rotation range of the
本比較例によっても前記第1比較例の駆動制御装置2と同様に図3(a)〜(c)に示すように、三つのカム位置を切り替えることが可能である。図8(a)に示すソレノイド104の係止部104aと、欠歯歯車502に一体的に設けられた係止部504との係止及び解除を繰り返す。これにより図2(a)〜(c)に示すように、一次転写ローラ214を感光ドラム203に対して所望の制御位置に遷移することが出来る。
Also in this comparative example, the three cam positions can be switched as shown in FIGS. 3A to 3C in the same manner as the
しかしながら、上記各比較例では、欠歯歯車102,502,503からなる欠歯クラッチが一回転し、係止位置に復帰する直前に駆動歯車101との噛合が解除される。このため以下のような課題があった。
However, in each of the above comparative examples, the missing tooth clutch including the missing
図9(a)〜(c)を用いてカム111とスライダ112との動作から図7及び図8に示す駆動制御装置2の駆動歯車101から歯車110に至る歯車列7に加わる負荷について説明する。図9(a)〜(c)は、図7及び図8に示す駆動制御装置2の駆動歯車101から歯車110に至る歯車列7を介してカム111が回転し、図3(a)〜(c)に示す三つの停止位置に移行する状態を示す。図9(a)〜(c)の実線で示すカム111は制御完了位置を示す。また、破線で示すカム111は制御完了直前の位置を示す。
9A to 9C, the load applied to the
図3(a)〜(c)に示す三つの停止位置における圧縮バネ113の長さは、カム111のそれぞれのカム面111a,111b,111cがスライダ112の当接面112bを押す距離によって変化する。図9(a)〜(c)に示すカム111の回転中心111dから各カム面111a,111b,111cの頂点までのカム半径ra,rb,rcの関係を以下の数1式とする。
The lengths of the compression springs 113 at the three stop positions shown in FIGS. 3A to 3C vary depending on the distances at which the
[数1]
ra<rb<rc
[Equation 1]
r a <r b <r c
すると、図9(a)〜(c)に示す圧縮バネ113の伸長力からなる付勢力Pa,Pb,Pcは、該圧縮バネ113の圧縮距離に比例することから以下の数2式に示す関係となる。
Then, since the urging forces P a , P b , and P c formed by the extension force of the
[数2]
Pa<Pb<Pc
[Equation 2]
P a <P b <P c
図9(a)〜(c)に示すカム111のカム面111a,111b,111cと、スライダ112の端部(図9(a)〜(c)の右端部)に設けられる当接面112bと間の接触部には摩擦力が働く。その摩擦力は、カム111のカム面111a,111b,111cと、スライダ112の当接面112bとの接触摩擦係数をμとすると、それぞれμ×Pa,μ×Pb,μ×Pcで表わされる。
図9(a)〜(c)で破線で示された制御完了直前の位置にあるカム111の状態から、図9(a)〜(c)で実線で示された制御完了位置にカム111を図9(a)〜(c)の時計回り方向に回転させる。そのためには、カム111のカム面111a,111b,111cと、スライダ112の当接面112bとの接触摩擦係数μを用いて以下の数3式で計算されるトルクTが必要となる。
From the state of the
尚、圧縮バネ113の伸長力からなる付勢力Pa,Pb,Pcを代表的に付勢力Pで示し、カム111の回転中心111dから各カム面111a,111b,111cの頂点までのカム半径ra,rb,rcを代表的にカム半径rで示す。
The urging forces P a , P b , and P c formed by the extension force of the
[数3]
T=μ×P×r
[Equation 3]
T = μ × P × r
図9(a)〜(c)に示された三つの制御位置におけるカム111に加わるトルクT1a,T1b,T1cを比較すると、前記数1式〜数3式により、以下の数4式に示す関係となる。
When the torques T 1a , T 1b , T 1c applied to the
[数4]
T1a<T1b<T1c
[Equation 4]
T 1a <T 1b <T 1c
これにより図2(a)〜(c)に示すように、一次転写ローラ214を感光ドラム203に対して遷移させたい制御位置によって必要なトルクTが違うことが分かる。 As a result, as shown in FIGS. 2A to 2C, it can be seen that the necessary torque T differs depending on the control position at which the primary transfer roller 214 is to be moved with respect to the photosensitive drum 203.
図7(a),(b)に示して前述した第1比較例の欠歯歯車102は、欠歯部102aが駆動歯車101に対向する係止位置では、駆動歯車101による駆動力が伝わらない。
In the missing
このため図7(a)に示す係止位置まで回転させるために引張りバネ105の引っ張り力による付勢力を利用している。よって、引張りバネ105の引っ張り力による付勢力は、図9(a)〜(c)に示すカム111に加わるトルクT1a,T1b,T1cの最大値であるトルクT1cに打ち勝つ必要がある。
For this reason, in order to rotate to the locking position shown to Fig.7 (a), the urging | biasing force by the tension | pulling force of the
このとき、図7(a),(b)に示す欠歯歯車102に働くトルクT2a,T2b,T2cは以下の通りである。引張りバネ105の引っ張り力によるトルクをTsa,Tsb,Tscとする。すると、カム111に加わるトルクT1a,T1b,T1cを用い、欠歯歯車102に一体的に設けられた歯車102bと、カム111と一体的に回転する歯車110との減速比が3:1を考慮して、それぞれ以下の数5式により表わされる。
At this time, torques T 2a , T 2b , and T 2c acting on the
[数5]
T2a=Tsa−3×T1a
T2b=Tsb−3×T1b
T2c=Tsc−3×T1c
[Equation 5]
T 2a = T sa -3 × T 1a
T 2b = T sb -3 × T 1b
T 2c = T sc -3 × T 1c
前記数4式及び数5式を用いて図7(a),(b)に示す欠歯歯車102に働くトルクT2a,T2b,T2cの関係は、以下の数6式により表わされる。
The relationship among the torques T 2a , T 2b , T 2c acting on the
[数6]
T2a>T2b>T2c
[Equation 6]
T 2a > T 2b > T 2c
図9(a),(b)に示すように、圧縮バネ113の伸長力によってカム111のカム面111a,111bを押圧する負荷が比較的小さい制御位置を考慮する。更に、図9(c)に示すように、圧縮バネ113の伸長力によってカム111のカム面111cを押圧する負荷が比較的大きい制御位置を考慮する。図9(a),(b)に示す制御位置は、図9(c)に示す制御位置に比べて、図7(a)に示す引張りバネ105の引っ張り力が大きくなる。これにより欠歯歯車102に加えられる回転トルクが大きくなる。
As shown in FIGS. 9 (a) and 9 (b), a control position in which the load for pressing the
このとき、図7(a),(b)に示す引張りバネ105の引っ張り力によって歯車110と一体的に回転するカム111が回転しているときの図9(a)〜(c)に示すカム111の角速度ωa,ωb,ωcは、以下の数7式で表わされる。
At this time, the cam shown in FIGS. 9A to 9C when the
[数7]
ωa>ωb>ωc
[Equation 7]
ω a > ω b > ω c
更に、これら角速度ωa,ωb,ωcをカム111の定常回転中の角速度ωsと比較する。すると、図7(a),(b)に示すように、欠歯歯車102の歯部102cが駆動歯車101に噛合して回転する間は、歯車110の駆動源となるモータ9が駆動歯車101を回転駆動して歯車列7を介してカム111と一体的に回転する歯車110を回転させる。
Further, the angular velocities ω a , ω b , and ω c are compared with the angular velocities ω s during steady rotation of the
一方、引張りバネ105は、欠歯歯車102に一体的に設けられる係止部103の片側面に突出するボス103aに一端が係止され、他端が装置フレーム3に係止されている。
On the other hand, one end of the
欠歯歯車102の欠歯部102aが駆動歯車101に対向して該駆動歯車101による回転駆動力が切れている場合がある。その場合は、歯車110の駆動源となる引張りバネ105の引っ張り力(付勢力)により欠歯歯車102を図7(a)の反時計回り方向に回転させて歯車列7を介してカム111と一体的に回転する歯車110を回転させる。このため歯車110の駆動源は、該欠歯歯車102の歯部102cに噛合する駆動歯車101から引張りバネ105の引っ張り力(付勢力)に連続的に切り替わる。
In some cases, the
その場合には、図7(a),(b)に示す欠歯歯車102、段歯車108、歯車109,110からなる歯車列7に慣性が働く。このため図9(a)〜(c)に示すカム111の角速度ωa,ωb,ωcと、カム111の定常回転中の角速度ωsとは以下の数8式に示す関係となる。
In this case, inertia acts on the
[数8]
ωa>ωb>ωc≒ωs
[Equation 8]
ω a > ω b > ω c ≈ω s
カム111と一体的に回転する歯車110と、歯車109、段歯車108からなる歯車列7を介して欠歯歯車102が噛合している。欠歯歯車102は該欠歯歯車102の欠歯部102aが駆動歯車101に対向して該駆動歯車101による回転駆動力が切れている場合がある。
A
その場合の引張りバネ105の引っ張り力によって回転しているときの欠歯歯車102の角速度ωtは、駆動歯車101に歯部102cが噛合して回転駆動されているときの欠歯歯車102の角速度ωdよりも速くなる。
In this case, the angular speed ω t of the
その結果、図7(a),(b)に示す第1比較例では以下の問題が発生した。図7(a),(b)に示す制御位置に遷移する際に欠歯歯車102の片面側に一体的に設けられた係止部103にソレノイド104の係止部104aが接触する瞬間に発生する衝突音が大きくなってしまうことがあった。
As a result, the following problems occurred in the first comparative example shown in FIGS. It occurs at the moment when the locking
また、欠歯歯車102の係止部103と、ソレノイド104の係止部104aとの衝突による衝撃によって、係止部103にソレノイド104の係止部104aが引っ掛からずに乗り越えてしまい、誤動作が発生する可能性があるため設計上の制約となっていた。
In addition, due to the impact caused by the collision between the locking
また、図8(a),(b)に示す第2比較例では、段歯車108、歯車109,110からなる歯車列7の下流の負荷に対応して引張りバネ506の引っ張り力を強くした場合がある。その場合に欠歯歯車503の角速度ωtが図7(a),(b)に示す第1比較例と同様に速くなってしまう。
Further, in the second comparative example shown in FIGS. 8A and 8B, when the tension force of the
その結果、図8(a),(b)に示す欠歯歯車502と欠歯歯車503との間に設けられた図示しない圧縮バネが密着高さまで圧縮されると欠歯歯車502を介して係止部504に回転力が伝わってしまう。そのため係止部504がソレノイド104の係止部104aを乗り越えてしまうことがあった。
As a result, when a compression spring (not shown) provided between the
更に、図7及び図8に示す欠歯歯車102,502,503による欠歯クラッチ機構は、構造上、逆回転できない。例えば、図7及び図8に示す駆動歯車101の回転方向を逆回転させて、一次転写ローラ214を感光ドラム203に対して図2(a)に示す全離間モードから図2(c)に示すフルカラー当接モードに遷移させたい場合を考える。
Furthermore, the missing tooth clutch mechanism using the missing
しかし、例えば、図7(a),(b)に示す第1比較例の欠歯歯車102は引張りバネ105の引っ張り力によって正回転方向(図7(a)の反時計回り方向)にのみ付勢されている。このため駆動歯車101の逆回転方向(図7(a)の反時計回り方向)と相反するため駆動歯車101の逆回転を継続することができない。
However, for example, the
これにより予め設定した順番のみでしか一次転写ローラ214を感光ドラム203に対して制御位置を遷移させることができないという制約があり、モード切り替え動作にかかる時間が長くなってしまっていた。 As a result, there is a restriction that the control position of the primary transfer roller 214 relative to the photosensitive drum 203 can be changed only in a preset order, and the time required for the mode switching operation becomes long.
例えば、各比較例の場合には、一次転写ローラ214を感光ドラム203に対して図2(a)に示す全離間モードから図2(c)に示すフルカラー当接モードに遷移させるときに、図2(b)に示すモノカラー当接モードを経由しなければならない。 For example, in the case of each comparative example, when the primary transfer roller 214 is changed from the full separation mode shown in FIG. 2A to the full color contact mode shown in FIG. It must go through the monochromatic contact mode shown in 2 (b).
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、欠歯歯車を係止する係止手段の動作音を軽減し、係止手段を確実に動作させることが出来る駆動制御装置を提供するものである。 The present invention solves the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to reduce the operation noise of the locking means for locking the tooth-missing gear, and to drive the locking means reliably. Is to provide.
前記目的を達成するための本発明に係る駆動制御装置の代表的な構成は、回転駆動される被駆動体と、駆動源に接続された駆動歯車と、前記駆動歯車と噛合可能な位置に設けられた欠歯歯車と、前記欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車と噛合しない状態で停止させる係止手段と、前記欠歯歯車を回転方向に付勢する付勢手段と、を有し、所定のタイミングで前記係止手段を作動させて、前記駆動源から前記被駆動体に回転を伝達する駆動制御装置において、前記欠歯歯車と同軸上で前記駆動歯車と噛合可能な位置に設けられた速度制御歯車と、前記欠歯歯車と前記速度制御歯車とを連結する回転抑止手段と、を有することを特徴とする。 A typical configuration of a drive control device according to the present invention for achieving the above object is provided at a position where a driven body to be rotationally driven, a drive gear connected to a drive source, and the drive gear can be meshed with each other. And a latching means for stopping the toothless portion of the toothless gear in a state where it does not mesh with the drive gear, and a biasing means for biasing the toothless gear in the rotational direction. In the drive control device that operates the locking means at a predetermined timing to transmit the rotation from the drive source to the driven body, the drive control device is provided at a position that can be meshed with the drive gear on the same axis as the intermittent gear. And a rotation inhibiting means for connecting the segmented gear and the speed control gear.
上記構成によれば、欠歯歯車の回転速度を減速することができる。その結果、係止手段への衝突速度が緩和できるので衝突音を小さくすることができる。また、衝突の衝撃により係止手段を乗り越えてしまうことがないため駆動制御装置の誤動作を防止できる。 According to the above configuration, the rotational speed of the missing gear can be reduced. As a result, the collision speed to the locking means can be reduced, so that the collision sound can be reduced. In addition, the drive control device can be prevented from malfunctioning because it does not get over the locking means due to the impact of the collision.
図により本発明に係る駆動制御装置を備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。 An embodiment of an image forming apparatus provided with a drive control apparatus according to the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
[第1実施形態]
<画像形成装置>
先ず、図1〜図5を用いて本発明に係る駆動制御装置を備えた画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。図1はレーザプリンタからなる画像形成装置201の構成を示す断面説明図である。図1において、202Y,202M,202C,202Bkは、それぞれイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBkの四色に対応する四本のプロセスカートリッジである。尚、説明の都合上、各プロセスカートリッジ202Y,202M,202C,202Bkを代表して単にプロセスカートリッジ202を用いて説明する場合もある。他の画像形成プロセス手段についても同様である。
[First Embodiment]
<Image forming apparatus>
First, the configuration of a first embodiment of an image forming apparatus including a drive control device according to the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is an explanatory cross-sectional view showing the configuration of an
プロセスカートリッジ202の内部には、トナー像が担持される像担持体となる感光ドラム203が設けられている。感光ドラム203の周囲には、該感光ドラム203の表面を一様に帯電する帯電手段となる帯電ローラ4が設けられる。 Inside the process cartridge 202, a photosensitive drum 203 serving as an image carrier on which a toner image is carried is provided. Around the photosensitive drum 203, a charging roller 4 is provided as a charging means for uniformly charging the surface of the photosensitive drum 203.
更に、帯電ローラ4により一様に帯電された感光ドラム203の表面に画像情報に応じたレーザ光204aを照射する像露光手段となるレーザスキャナ204が設けられる。更に、レーザスキャナ204によりレーザ光204aが照射されて静電潜像が形成された感光ドラム203の表面に現像剤となるトナーを供給する現像手段であって現像剤担持体となる現像ローラ5が設けられている。
Further, a laser scanner 204 serving as an image exposure unit that irradiates the surface of the photosensitive drum 203 uniformly charged by the charging roller 4 with laser light 204a corresponding to image information is provided. Further, a developing
現像ローラ5により感光ドラム203の表面に現像剤となるトナーを供給する。これにより画像情報に基づいてレーザスキャナ204から照射されるレーザ光204aによって感光ドラム203の表面上に形成された静電潜像を公知の電子写真プロセスによりトナー像として現像する。
The developing
各感光ドラム203に対向してローラ206a,206bにより回転可能に張架された中間転写体となる中間転写ベルト206が設けられている。中間転写ベルト206の内周部には一次転写手段(転写手段)となる一次転写ローラ214が設けられている。一次転写ローラ214は、図4(a),(b)に示して後述する駆動制御装置2により回転駆動される被駆動体となるカム111により制御される。そして各感光ドラム203に対して中間転写ベルト206を介在して接離可能に構成される。
An
各一次転写ローラ214は、図3に示す接離手段となる接離装置1により図2に示すように、中間転写ベルト206を介在して各感光ドラム203に当接したり離間するように構成される。
As shown in FIG. 2, each primary transfer roller 214 is configured to abut against or separate from each photosensitive drum 203 through an
各感光ドラム203の表面に現像されたトナー像は、各一次転写ローラ214にそれぞれ一次転写バイアス電圧が印加されて中間転写ベルト206の外周面上に転写される。各色を連続的に中間転写ベルト206の外周面上に転写していくことで、該中間転写ベルト206の外周面上に四色からなるトナー画像が形成される。中間転写ベルト206の外周面上に形成されたトナー画像は二次転写手段となる二次転写ローラ207が対向する二次転写ニップ部に搬送される。
The toner image developed on the surface of each photosensitive drum 203 is transferred onto the outer peripheral surface of the
一方、画像形成装置201の下部にはシート208を収納可能な給送ユニット209が設けられている。給送ユニット209内に収容されたシート208の先端部付近に配置された給送ローラ210が回転する。
On the other hand, a
これによりシート208は、図示しない分離手段との協働により一枚ずつ分離給送される。その後、レジストローラ211によって更に下流の中間転写ベルト206と二次転写ローラ207とが当接する二次転写ニップ部に所定のタイミングで搬送される。
Thus, the
続いて、二次転写ローラ207に二次転写バイアス電圧が印加されることで中間転写ベルト206の外周面上のトナー画像が二次転写ニップ部に所定のタイミングで搬送されたシート208上に転写される。
Subsequently, when a secondary transfer bias voltage is applied to the
未定着のトナー画像が転写されたシート208は、更に下流に搬送され、定着手段となる定着装置212によって加熱及び加圧されてシート208上のトナーが溶融することでトナー画像がシート208に定着される。その後、シート208は排出トレイ213上に排出される。以上の一連の画像形成動作によりシート208の表面にトナー画像の形成が行なわれる。
The
<転写手段の当接及び離間モード>
次に、図2(a)〜(c)を用いて各一次転写ローラ214の各感光ドラム203に対する当接及び離間モードについて説明する。中間転写ベルト206には、四色のプロセスカートリッジ202の各感光ドラム203に対向するように、四本の一次転写ローラ214Y,214M,214C,214Bkが取り付けられている。
<Contact / separation mode of transfer means>
Next, the contact and separation modes of the primary transfer rollers 214 with respect to the photosensitive drums 203 will be described with reference to FIGS. Four
各一次転写ローラ214は中間転写ベルト206の内周部に設けられた接離装置1によって該中間転写ベルト206を介在して各感光ドラム203に対して当接したり離間できるようになっている。
Each primary transfer roller 214 can be brought into contact with or separated from each photosensitive drum 203 via the
各一次転写ローラ214の各感光ドラム203に対する当接及び離間動作は、プリント信号に基づいて、図2(a)〜(c)に示す三つの当接及び離間モードを有している。図2(a)に示す第一の当接及び離間モードは、全ての一次転写ローラ214が各感光ドラム203から離間している全離間モードである。 The contact and separation operation of each primary transfer roller 214 with respect to each photosensitive drum 203 has three contact and separation modes shown in FIGS. 2A to 2C based on a print signal. The first contact and separation mode shown in FIG. 2A is a full separation mode in which all the primary transfer rollers 214 are separated from the respective photosensitive drums 203.
これは、プリント動作の前回転及び後回転において、中間転写ベルト206と感光ドラム203とを離間させて摺擦を無くし、摺擦抵抗の低減や、摺擦部の磨耗を防止するためのモードである。
This is a mode in which the
図2(b)に示す第二の当接及び離間モードは、一次転写ローラ214Bkが中間転写ベルト206を介在してブラックBkのプロセスカートリッジ202Bkの感光ドラム203Bkに当接する。そして、残り三本の一次転写ローラ214Y,214M,214Cは各感光ドラム203の表面から離間しているモノカラー当接モードである。
In the second contact and separation mode shown in FIG. 2B, the primary transfer roller 214Bk contacts the photosensitive drum 203Bk of the black Bk process cartridge 202Bk with the
これは、モノカラープリント動作において、ブラックBkの感光ドラム203Bkから中間転写ベルト206の外周面上に該感光ドラム203Bkの表面上のトナー画像を一次転写するためのモードである。
This is a mode for primary transfer of the toner image on the surface of the photosensitive drum 203Bk from the photosensitive drum 203Bk of black Bk to the outer peripheral surface of the
中間転写ベルト206にプリント動作に必要ない感光ドラム203Y,203M,203Cを接触させないことで、該感光ドラム203Y,203M,203Cの回転を停止させることができる。
By preventing the
図2(c)に示す第三の当接及び離間モードは、全ての一次転写ローラ214が中間転写ベルト206を介在して感光ドラム203の表面に当接しているフルカラー当接モードである。これは、フルカラープリント動作において、全ての感光ドラム203の表面上のトナー画像を中間転写ベルト206の外周面上に一次転写するためのモードである。
The third contact and separation mode shown in FIG. 2C is a full-color contact mode in which all the primary transfer rollers 214 are in contact with the surface of the photosensitive drum 203 with the
<接離装置>
次に、図3(a)〜(c)を用いて図2(a)〜(c)に示す三つの当接及び離間モードを切り替える接離装置1の構成について説明する。図3(a)〜(c)は中間転写ベルト206の内周部に設けられた接離装置1により四本の一次転写ローラ214を図3(a)〜(c)の上下方向(鉛直方向)に往復移動させる様子を示す。
<Contacting / separating device>
Next, the configuration of the contact / separation apparatus 1 that switches the three contact and separation modes shown in FIGS. 2 (a) to 2 (c) will be described using FIGS. 3 (a) to 3 (c). 3A to 3C show the four primary transfer rollers 214 in the vertical direction (vertical direction) in FIGS. 3A to 3C by the contact / separation device 1 provided on the inner peripheral portion of the
図3(a)〜(c)に示すように、各一次転写ローラ214は、それぞれの支持部材301により回転可能に支持されている。支持部材301は、中間転写ベルト206の装置フレームに設けられた摺動部302によって図3(a)〜(c)の上下方向に摺動可能に支持されている。支持部材301の端部にはボス303が突出して設けられている。
As shown in FIGS. 3A to 3C, each primary transfer roller 214 is rotatably supported by each
111は中間転写ベルト206の装置フレームに設けられた回転中心111dを中心に回転可能に軸支されたカムである。カム111は三つのカム面111a,111b,111cを有して略三角形状を有して構成されている。カム111の回転中心111dと同軸上には、該カム111と一体的に回転する歯車110が設けられている。歯車110は図4(a),(b)に示して後述する駆動制御装置2によって連続的に120度ずつ回転するようになっている。
A
図3(a)〜(c)において、112は、図3(a)〜(c)の左右方向(水平方向)にスライド可能に取り付けられたスライダである。スライダ112は、図示しない装置フレームに設けられた移動手段によって図3(a)〜(c)の左右方向(水平方向)にスライド可能に取り付けられている。
3A to 3C,
スライダ112は、一端が装置フレームに係止された圧縮バネ113の他端がスライダ112に設けられた当接部112aに係止されている。これによりスライダ112は、圧縮バネ113の伸長力によってカム111に向かって常時付勢されている。
The
一方、図3(a)〜(c)に示すように、略三角形状のカム111の三つの角部に設けられたカム面111a,111b,111cは、該回転中心111dを中心に120度ずつずれた位置に配置されている。
On the other hand, as shown in FIGS. 3A to 3C,
そして、回転中心111dを中心に歯車110と一体的に回転するカム111のカム面111a,111b,111cがスライダ112の当接面112bに当接摺動する。これによりスライダ112が圧縮バネ113の伸長力による付勢力に抗して図3(a)〜(c)の左右方向に往復移動可能に構成される。
Then, the
カム111のカム面111a,111b,111cが図3(a)〜(c)に示す姿勢位置で停止することによりスライダ112はカム111の三つのカム面111a,111b,111cに応じて図3(a)〜(c)に示す三つの停止位置を有する。
When the
スライダ112には、四本の一次転写ローラ214の各々に対応するクランク形状の貫通穴304Y,304M,304C,304Bkが形成されている。スライダ112の貫通穴304Y,304M,304C,304Bkには、一次転写ローラ214を支持する支持部材301の端部に設けられたボス303が摺動自在に挿通されている。ボス303は、該貫通穴304Y,304M,304C,304Bkのクランク形状に沿って移動する。
The
各貫通穴304のクランク形状は以下の通りである。スライダ112の図3(a)〜(c)の左右方向(水平方向)位置によって支持部材301の端部に設けられたボス303が各貫通穴304内を移動する。これにより一次転写ローラ214を図3(a)〜(c)の上下方向(鉛直方向)に移動させる。
The crank shape of each through hole 304 is as follows. The boss 303 provided at the end of the
スライダ112に設けられる四つの貫通穴304のクランク形状は以下の通りである。図3(a)〜(c)に示すように、スライダ112が停止する三つの位置が図2(a)〜(c)で示した三つの当接及び離間モードに対応する。各モードとなるように四本の一次転写ローラ214を移動する。
The crank shapes of the four through holes 304 provided in the
図3(a)〜(c)に示すように、カム111を120度ずつ回転させる。これにより図2(a)〜(c)及び図3(a)〜(c)に示すように、全離間モード→モノカラー当接モード→フルカラー当接モードの順に切り替えられる。このように貫通穴304のクランク形状が設定されている。
As shown in FIGS. 3A to 3C, the
図2(a)及び図3(a)に示す全離間モードに対して、図2(b)及び図3(b)に示すモノカラー当接モードでは以下の通りである。ブラックBkの一次転写ローラ214Bkのみが貫通穴304Bkのクランク形状のズレ量dだけ図3(b)の下方向(鉛直方向下方)に移動する。これによりモノカラー当接モードでは、ブラックBkの一次転写ローラ214Bkのみが中間転写ベルト206を介在して感光ドラム203Bkの表面に当接する。
The monochromatic contact mode shown in FIGS. 2B and 3B is as follows with respect to the full separation mode shown in FIGS. 2A and 3A. Only the primary transfer roller 214Bk of the black Bk moves downward (vertically in the vertical direction) in FIG. 3B by the crank-shaped shift amount d of the through hole 304Bk. As a result, in the monochrome contact mode, only the primary transfer roller 214Bk of black Bk contacts the surface of the photosensitive drum 203Bk with the
また、図2(c)及び図3(c)に示すフルカラー当接モードでは以下の通りである。全ての一次転写ローラ214が図2(b)及び図3(b)に示すモノカラー当接モードのブラックBkの一次転写ローラ214Bkと同様に中間転写ベルト206を介在して感光ドラム203の表面に当接する。
Further, in the full color contact mode shown in FIGS. 2C and 3C, the operation is as follows. All the primary transfer rollers 214 are placed on the surface of the photosensitive drum 203 via the
<駆動制御装置>
次に図4を用いて駆動制御装置2の構成について説明する。図4(a),(b)に示す駆動制御装置2は、制御手段となる制御部8により所定のタイミングで係止手段となるソレノイド104を作動させる。これにより駆動源となるモータ9から駆動歯車101、歯車列7を介して被駆動体となるカム111に回転を伝達する。
<Drive control device>
Next, the configuration of the
図4(a),(b)において、101は、駆動源となるモータ9等に接続されて回転駆動される駆動歯車である。駆動歯車101は所定のタイミングと回転数で回転する駆動源となるモータ9によって図4(a)の時計回り方向で示す一定方向に回転される。
4 (a) and 4 (b),
図4(a),(b)において、102は、両面側に係止部103と歯車102bとが一体的に設けられた欠歯歯車である。欠歯歯車102は駆動歯車101と噛合可能な位置に設けられる。
4 (a) and 4 (b),
欠歯歯車102の片面側には、係止手段となるソレノイド104の係止部104aが係止可能な係止部103が設けられている。図4(a)に示すように、ソレノイド104の係止部104aが欠歯歯車102の係止部103に係止された状態で欠歯歯車102の欠歯部102aが駆動歯車101に対向して歯部102cが駆動歯車101と噛合しない状態で停止する。
On one side of the
欠歯歯車102に一体的に設けられた係止部103には、該欠歯歯車102を回転方向となる図4(a)の反時計回り方向に付勢する付勢手段となる引張りバネ105の一端が係止されるボス103aが突出されている。
A locking
引張りバネ105の他端は、装置フレーム3に係止されている。欠歯歯車102は、ソレノイド104の係止部104aが係止部103に係止され、引張りバネ105によって引っ張られる。これにより図4(a)に示すように、欠歯歯車102の欠歯部102aが駆動歯車101に対向して歯部102cが駆動歯車101に噛合しない状態で停止する。
The other end of the
ソレノイド104を駆動して係止部104aと、欠歯歯車102の係止部103との係止を解除する。すると、引張りバネ105の引っ張り力により欠歯歯車102を図4(a)の反時計回り方向に回転させる。これにより欠歯歯車102の歯部102cが駆動歯車101に噛合して該駆動歯車101の回転駆動力が欠歯歯車102に伝達される。
The
駆動歯車101に噛合した欠歯歯車102が図4(a)の反時計回り方向に一回転して欠歯部102aが駆動歯車101に対向する。すると、該欠歯歯車102は、引張りバネ105の引っ張り力によって図4(a)の反時計回り方向に回転する。そして、該欠歯歯車102の係止部103がソレノイド104の係止部104aに係止されて欠歯歯車102の回転が停止する。
The
図4(b)に示すように、欠歯歯車102と同軸上で駆動歯車101と噛合可能な位置には速度制御歯車106が設けられている。本実施形態の速度制御歯車106は駆動歯車101に常時噛合されている。これにより欠歯歯車102の歯部102cが駆動歯車101と噛合して回転している間は、速度制御歯車106と欠歯歯車102とは、駆動歯車101を介して等しい角速度で回転する。
As shown in FIG. 4B, a
速度制御歯車106は、回転抑止手段となるワンウェイクラッチ107を介して欠歯歯車102と連結されている。ワンウェイクラッチ107は、欠歯歯車102と速度制御歯車106との相対的な回転方向が該欠歯歯車102の回転方向と一致する場合には空転する。また、ワンウェイクラッチ107は、欠歯歯車102と速度制御歯車106との相対的な回転方向が該欠歯歯車102の回転方向とは逆方向に速度制御歯車106が回転しようとする場合はロックするように構成されている。
The
即ち、ワンウェイクラッチ107は、速度制御歯車106の回転方向に対して欠歯歯車102が逆方向のみに回転可能である。本実施形態では、遊星歯車を用いたワンウェイクラッチ107を使用している。欠歯歯車102の係止部103がソレノイド104の係止部104aに係止されて欠歯歯車102の回転が停止している状態においては、ワンウェイクラッチ107の作用により欠歯歯車102と速度制御歯車106とは空転する。これにより駆動制御装置2の駆動動作を妨げることはない。
That is, in the one-
図4(a),(b)において、108は二つの歯車108a,108bが一体的に形成された段歯車である。109は段歯車108の回転を歯車110に伝える歯車である。111は、図3(a)〜(c)に示したカムであり回転軸6を介して歯車110と一体的に回転する。図3(a)〜(c)に示すように、歯車110と一体的に回転するカム111の回転によって圧縮バネ113の伸長力によって付勢されたスライダ112の停止位置を制御する。
4 (a) and 4 (b),
歯車110と一体的に回転するカム111のカム面111a,111b,111cがスライダ112の当接面112bに当接摺動して圧縮バネ113の伸長力に抗してスライダ112を図3(a)〜(c)の左右方向に移動する。これにより図2(a)〜(c)及び図3(a)〜(c)に示すように、中間転写ベルト206を介在して一次転写ローラ214を感光ドラム203の表面に当接、或いは、離間を切り替える三つのモードを切り替える。圧縮バネ113の伸長力によってカム111に作用する力も前記第1、第2比較例で説明したと同様である。
The cam surfaces 111a, 111b, and 111c of the
<歯車列の減速比>
次に、図4(a),(b)に示す駆動制御装置2の歯車102b,108a,108b,109,110から成る歯車列7の減速比について説明する。図4(a),(b)に示すように、駆動制御装置2の歯車列7は歯車102b,108a,108b,109,110から成る。歯車列7は、欠歯歯車102に一体的に設けられた歯車102bと、カム111と一体的に回転する歯車110との減速比が3:1となるように各歯車102b,108a,108b,109,110の歯数が設定されている。従って、欠歯歯車102が一回転する度に、歯車110と同軸上に固定されたカム111が3分の1回転する。つまり120度(360度/3)ずつ回転するようになっている。
<Reduction ratio of gear train>
Next, the reduction ratio of the
本実施形態では、図3(a)〜(c)に示すように、接離装置1はカム111の回転角度によって三つ(少なくとも2つ)の制御位置を有する。そして、図4(a)に示す欠歯歯車102の一回転動作によって接離装置1の三つ(少なくとも2つ)の制御位置を切り替えるように該欠歯歯車102からカム111に至る歯車列7の減速比が設定されている。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 3A to 3C, the contact / separation device 1 has three (at least two) control positions depending on the rotation angle of the
これによりカム111は、欠歯歯車102が一回転する度に図3(a)〜(c)に示す接離装置1の三つのカム111の制御位置を切り替えることが可能である。図4(a)に示すソレノイド104の係止部104aと欠歯歯車102の係止部103との係止と解除とを繰り返す。これにより図2(a)〜(c)に示すように、一次転写ローラ214を中間転写ベルト206を介在して感光ドラム203の表面に対して所望の制御位置に遷移することが出来る。
Accordingly, the
<歯車列に加わる負荷>
次に図5を用いてカム111の回転と、スライダ112の移動動作とにより駆動制御装置2の歯車102b,108a,108b,109,110から成る歯車列7に加わる負荷について説明する。図5(a)〜(c)は、欠歯歯車102が一回転する度にカム111が120度ずつ回転して図3(a)〜(c)に示す三つの停止位置に移行する状態を示す。図5(a)〜(c)には、実線のカム111と、破線のカム111が示されており、実線はカム111が制御完了位置にある場合を示す。破線はカム111が制御完了直前の位置を示す。
<Load applied to the gear train>
Next, the load applied to the
図3(a)〜(c)に示す三つの制御位置における圧縮バネ113の長さは、カム111の各カム面111a,111b,111cがスライダ112の当接面112bを押す距離によって変化する。本実施形態においてカム111の回転中心111dから各カム面111a,111b,111cの頂点までのカム半径ra,rb,rcを図5(a)〜(c)に示すように以下の数9式の関係とする。
The lengths of the compression springs 113 at the three control positions shown in FIGS. 3A to 3C vary depending on the distances at which the
[数9]
ra<rb<rc
[Equation 9]
r a <r b <r c
すると、圧縮バネ113の伸長力による付勢力Pa,Pb,Pcは、該圧縮バネ113の圧縮距離に比例することから以下の数10式で示す関係となる。
Then, since the urging forces P a , P b , and P c due to the extension force of the
[数10]
Pa<Pb<Pc
[Equation 10]
P a <P b <P c
図5(a)〜(c)に示すカム111のカム面111a,111b,111cと、スライダ112の端部(図5(a)〜(c)の右端部)に設けられる当接面112bと間の接触部には摩擦力が働く。その摩擦力は、カム111のカム面111a,111b,111cと、スライダ112の当接面112bとの接触摩擦係数をμとすると、それぞれμ×Pa,μ×Pb,μ×Pcで表わされる。
図5(a)〜(c)で破線で示された制御完了直前の位置にあるカム111の状態から、図5(a)〜(c)で実線で示された制御完了位置にカム111を図5(a)〜(c)の時計回り方向に回転させる。
The
そのためには、カム111のカム面111a,111b,111cと、スライダ112の当接面112bとの接触摩擦係数μを用いて以下の数11式で示されるトルクTが必要となる。尚、圧縮バネ113の伸長力からなる付勢力Pa,Pb,Pcを代表的に付勢力Pで示し、カム111の回転中心111dから各カム面111a,111b,111cの頂点までのカム半径ra,rb,rcを代表的にカム半径rで示す。
For this purpose, the torque T expressed by the following equation 11 is required using the contact friction coefficient μ between the
[数11]
T=μ×P×r
[Equation 11]
T = μ × P × r
図5(a)〜(c)に示された三つの制御位置におけるカム111に加わるトルクT1a,T1b,T1cを比較すると、前記数9式〜数11式により、以下の数12式に示す関係となる。
When the torques T 1a , T 1b , and T 1c applied to the
[数12]
T1a<T1b<T1c
[Equation 12]
T 1a <T 1b <T 1c
これにより図2(a)〜(c)に示すように、一次転写ローラ214を感光ドラム203に対して遷移させたい制御位置によって必要なトルクTが違うことが分かる。図4(a)に示すように、欠歯歯車102は、欠歯部102aが駆動歯車101に対向する係止位置では、該駆動歯車101による駆動力が伝わらない。このため図4(a)に示す係止位置まで回転させるために引張りバネ105の引っ張り力による付勢力は、図5(a)〜(c)に示すカム111に加わるトルクT1a,T1b,T1cの最大値であるトルクT1cに打ち勝つ必要がある。
As a result, as shown in FIGS. 2A to 2C, it can be seen that the necessary torque T differs depending on the control position at which the primary transfer roller 214 is to be moved with respect to the photosensitive drum 203. As shown in FIG. 4A, in the
このとき、図4(a)に示す欠歯歯車102に働くトルクT2a,T2b,T2cは以下の通りである。引張りバネ105の引っ張り力によるトルクをTsa,Tsb,Tscとする。すると、カム111に加わるトルクT1a,T1b,T1cを用い、欠歯歯車102に一体的に設けられた歯車102bと、カム111と一体的に回転する歯車110との減速比が3:1を考慮して、それぞれ以下の数13式により表わされる。
At this time, torques T 2a , T 2b , T 2c acting on the
[数13]
T2a=Tsa−3×T1a
T2b=Tsb−3×T1b
T2c=Tsc−3×T1c
[Equation 13]
T 2a = T sa -3 × T 1a
T 2b = T sb -3 × T 1b
T 2c = T sc -3 × T 1c
前記数12式及び数13式を用いて図4(a)に示す欠歯歯車102に働くトルクT2a,T2b,T2cの関係は、以下の数14式により表わされる。
The relationship among the torques T 2a , T 2b , T 2c acting on the
[数14]
T2a>T2b>T2c
[Formula 14]
T 2a > T 2b > T 2c
これは、図5(a),(b)に示すように、圧縮バネ113の伸長力によってカム111のカム面111a,111bを押圧する負荷が比較的小さい制御位置を考慮する。更に、図5(c)に示すように、圧縮バネ113の伸長力によってカム111のカム面111cを押圧する負荷が比較的大きい制御位置を考慮する。図5(a),(b)に示す制御位置は、図5(c)に示す制御位置に比べて、図4(a)に示す引張りバネ105の引っ張り力が大きくなる。これにより欠歯歯車102に加えられる回転トルクが大きくなる。
As shown in FIGS. 5 (a) and 5 (b), this takes into account a control position in which the load for pressing the
これにより図4(a)に示す引張りバネ105の引っ張り力によって歯車列7を介してカム111が回転しているときには、カム111の角速度ωを速めるトルクが加わる。このためカム111を含む欠歯歯車102よりも下流の歯車列7は、引張りバネ105の引っ張り力によって駆動歯車101から与えられる回転速度よりも速く回転しようとする。
Thus, when the
本実施形態では、図4(b)に示すように、欠歯歯車102にワンウェイクラッチ107を介して速度制御歯車106が接続されている。引張りバネ105の引っ張り力によってカム111を含む欠歯歯車102よりも下流側の歯車列7が駆動歯車101から与えられる回転速度よりも速く回転しようとする。その状態において欠歯歯車102が駆動歯車101よりも先行して回転しようとする。その場合、欠歯歯車102と速度制御歯車106との相対的な回転方向は、該欠歯歯車102の回転方向と速度制御歯車106の回転方向とが逆方向となる。このためワンウェイクラッチ107がロックされる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 4B, the
その結果、欠歯歯車102は、速度制御歯車106の角速度と等しい角速度で回転する。つまり欠歯歯車102と駆動歯車101とが噛合したときの角速度で回転する。このため図7及び図8に示す各比較例のように欠歯歯車102の角速度が速くなることはない。
As a result, the
これにより欠歯歯車102は、カム111に加えられる負荷や反力に関係なく、常に等角速度で回転することが可能である。これにより図7及び図8に示す各比較例において発生していたソレノイド104の係止部104aと係止部103とが係止する際の衝突音や誤動作を防止することができる。
Thus, the
また、図3(a)〜(c)に示すように、複数の制御位置を有するカム111を動作させる場合に、該カム111の各制御位置における該カム111の駆動トルクの相違が欠歯歯車102の角速度に影響を与えない。これにより図4(a)に示す引張りバネ105や図3(a)〜(c)に示す圧縮バネ113等のパラメータを十分にマージンを持たせて設定できる。
Further, as shown in FIGS. 3A to 3C, when the
更に、本実施形態によれば、図4(a)に示す駆動歯車101を図4(a)の反時計回り方向に逆回転させて欠歯歯車102を図4(a)の時計回り方向に逆回転させることが可能である。駆動歯車101を図4(a)の反時計回り方向に逆回転させると、該駆動歯車101に常時噛合する速度制御歯車106も逆回転を開始する。このとき、速度制御歯車106と欠歯歯車102とを連結するワンウェイクラッチ107は、速度制御歯車106と欠歯歯車102との相対的な回転方向が逆回転する方向になるためにロックされる。これにより欠歯歯車102が図4(a)に示す引張りバネ105の引っ張り力に抗しながら図4(a)の時計回り方向に逆回転する。
Further, according to the present embodiment, the
本実施形態では、制御部8により制御される駆動源となるモータ9により回転駆動される駆動歯車101が、図4(a)の時計回り方向で示す正回転と、図4(a)の反時計回り方向で示す逆回転とに切り替え可能である。これにより図7及び図8に示す各比較例では実行できなかった図2(a)及び図3(a)に示す全離間モードから、図2(c)及び図3(c)に示すフルカラー当接モードに直接遷移することが可能となり動作時間を短縮することができる。
In the present embodiment, the
尚、本実施形態のワンウェイクラッチ107は、より製造コストの低い、ラチェット式ワンウェイクラッチやトルクリミッタ等を制御対象物に合わせて適宜選択することができる。
Note that the one-
本実施形態によれば、図4(a)に示す引張りバネ105や図3(a)〜(c)に示す圧縮バネ113等の付勢手段の付勢力等の構成要件に左右されない。そして、ソレノイド104の係止部104aと、欠歯歯車102に一体的に設けられた係止部103とからなる係止手段を確実に動作させることが出来る。
According to this embodiment, it does not depend on structural requirements, such as urging | biasing force of urging means, such as the
また、駆動歯車101の下流の歯車列7の負荷変動に関係なく、欠歯歯車102の回転速度を速度制御歯車106の回転速度以下にすることができる。これによりソレノイド104の係止部104aと、欠歯歯車102に一体的に設けられた係止部103とが係止する際の衝突音や誤動作を防止することができる。
Further, the rotational speed of the
また、欠歯歯車102を図4(a)に示す係止位置に復帰させる付勢手段となる引張りバネ105の引っ張り力(付勢力)を駆動歯車101の下流のカム111の形状や負荷や反力の影響に関係なく設定できる。
Further, the pulling force (biasing force) of the
また、欠歯歯車102を逆回転させることが可能になり、図3(a)〜(c)に示すように、カム111の複数の制御位置を切り替える際に、最適な遷移順番を選択可能となる。
In addition, it is possible to reversely rotate the
[第2実施形態]
次に、図6(a),(b)を用いて本発明に係る駆動制御装置を備えた画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
[Second Embodiment]
Next, the configuration of the second embodiment of the image forming apparatus provided with the drive control device according to the present invention will be described with reference to FIGS. In addition, what was comprised similarly to the said 1st Embodiment attaches | subjects the same member name even if the same code | symbol or a code | symbol differs, and abbreviate | omits description.
本実施形態の駆動制御装置2は、図6(a),(b)に示すように、二つの欠歯歯車502,503を組み合わせた欠歯クラッチである。図6(a),(b)において、101は駆動歯車である。駆動歯車101は、制御部8により制御されて所定のタイミングと回転数で回転する駆動源となるモータ9によって図6(a)の時計回り方向に一定方向に回転される。モータ9に接続された駆動歯車101と噛合可能な位置に設けられた欠歯歯車502の片面側には係止部504が一体的に設けられている。
As shown in FIGS. 6A and 6B, the
係止手段となるソレノイド104の係止部104aが、欠歯歯車502に一体的に設けられた係止部504に係止される。これにより欠歯歯車502の欠歯部502aが駆動歯車101に対向して該欠歯歯車502の歯部502cが駆動歯車101に噛合しない状態で停止可能となっている。
The locking
また、欠歯歯車503の片側面には歯車503bが一体的に設けられており、該歯車503bの片側面にはボス503cが突出して設けられている。そして、欠歯歯車502と、欠歯歯車503との間に設けられた図示しない圧縮バネの付勢力によって、欠歯歯車503の欠歯部503aが駆動歯車101に対向して該欠歯歯車503の歯部503dが駆動歯車101に噛合しない状態で停止可能となっている。
Further, a
本実施形態によれば、制御部8によりソレノイド104を解除する。すると、欠歯歯車502と、欠歯歯車503との間に設けられた図示しない圧縮バネの付勢力によって、欠歯歯車502が回転を開始する。そして、該欠歯歯車502の歯部502cが駆動歯車101と噛合する。
According to the present embodiment, the
欠歯歯車502と、欠歯歯車503との間には、更に図示しない回転止め部が形成されており、欠歯歯車502が所定の回転角度だけ回転すると、該回転止め部が作用して欠歯歯車503が回転を開始する。
An anti-rotation portion (not shown) is further formed between the
その後、欠歯歯車502の歯部502cと駆動歯車101との噛合により該欠歯歯車502が図6(a)の反時計回り方向に一回転する。すると、図6(a)に示すように、該欠歯歯車502の欠歯部502aが駆動歯車101に対向して該駆動歯車101との噛合が解除される。そして、該欠歯歯車502に一体的に設けられた係止部103と、ソレノイド104の係止部104aとが係止されて該欠歯歯車502の回転が再び停止する。
Thereafter, the
続いて、欠歯歯車503が、該欠歯歯車503と欠歯歯車502との間に設けられた図示しない圧縮バネを圧縮しながら回転する。そして、該欠歯歯車503の欠歯部503aが駆動歯車101に対向して歯部503dと駆動歯車101との噛合が解除される。
Subsequently, the
付勢手段となる引張りバネ506の一端が装置フレーム3に係止され、他端が回動中心505aを中心に回動可能に設けられたレバー505に係止されている。引張りバネ506の引っ張り力により該レバー505に当接可能に設けられたボス503cが回動中心505aを中心に回動するレバー505により押圧されて欠歯歯車503が停止位置まで回転する。
One end of a
尚、レバー505の回動中心505aを中心とする回動範囲は、該回動中心505aに設けられた図示しない規制部材により規制されている。これにより欠歯歯車503の歯部503dが駆動歯車101と噛合していない状態において、レバー505がボス503cを付勢しないように該レバー505の回転止めがなされている。
Note that the rotation range of the
欠歯歯車503と同軸上で駆動歯車101と噛合可能な位置に速度制御歯車106が設けられている。本実施形態の速度制御歯車106は駆動歯車101に常時噛合して回転駆動される。欠歯歯車503の歯部503dが駆動歯車101に噛合して回転駆動される間は、速度制御歯車106と欠歯歯車503とは等しい角速度で回転する。
A
速度制御歯車106は、回転抑止手段となるワンウェイクラッチ107を介して欠歯歯車503と一体的に設けられた歯車503bと連結されている。ワンウェイクラッチ107は、歯車503bと速度制御歯車106との相対的な回転方向が一致する場合に空転する。また、歯車503bの回転方向と、速度制御歯車106の回転方向とが逆方向である場合はロックするように構成されている。
The
即ち、ワンウェイクラッチ107は、速度制御歯車106の回転方向に対して欠歯歯車503が逆方向のみに回転可能である。これにより欠歯歯車502の係止部504がソレノイド104の係止部104aに係止される。そして、欠歯歯車502と欠歯歯車503との間に設けられた図示しない圧縮バネの付勢力によって欠歯歯車503が係止されている状態においては以下の通りである。欠歯歯車503に一体的に設けられた歯車503bと、速度制御歯車106とは空転する。このため駆動制御装置2の動作を妨げることはない。
That is, in the one-
ここで、歯車503bよりも下流の歯車列7の構成が前記第1実施形態と同様である場合の速度制御歯車106の効果について説明する。前記第1実施形態と同様に引張りバネ506の引っ張り力(付勢力)は、図3(a)〜(c)に示すように、カム111の全ての制御位置おいて、該カム111に加わる負荷トルクに打ち勝つように設定することが求められる。
Here, the effect of the
図3(a),(b)に示すように、圧縮バネ113の圧縮距離が比較的小さく、負荷が小さい制御位置では以下の通りである。図3(c)に示すように、圧縮バネ113の圧縮距離が比較的大きく、負荷が大きい制御位置に比べて、欠歯歯車503に加えられる回転トルクが大きくなる。
As shown in FIGS. 3A and 3B, the control position where the compression distance of the
図6(a)に示すように、回動中心505aを中心に回動可能に設けられたレバー505の一端が装置フレーム3に一端が係止された付勢手段となる引張りバネ506の他端に係止されている。引張りバネ506の引っ張り力(付勢力)によりレバー505が回動中心505aを中心に図6(a)の時計回り方向に回動する。そして、欠歯歯車503に一体的に設けられた歯車503bの片面側に突出したボス503cに当接摺動して該ボス503cを図6(a)の右方向に押圧する。これにより付勢手段となる引張りバネ506が欠歯歯車503を回転方向となる図6(a)の反時計回り方向に付勢する。
As shown in FIG. 6 (a), the other end of the
図6(a)に示す引張りバネ506の引っ張り力によって欠歯歯車503に一体的に設けられた歯車503bから歯車110に至る歯車列7を介してカム111が回転しているときがある。そのときには、該引張りバネ506の引っ張り力によって該カム111の角速度ωを速めるトルクが加わる。このためカム111を含む欠歯歯車503よりも下流側の歯車列7は、該引張りバネ506の引っ張り力によって駆動歯車101から与えられる回転速度よりも速く回転しようとする。
In some cases, the
本実施形態では、欠歯歯車503にワンウェイクラッチ107を介して速度制御歯車106が接続されている。このため引張りバネ506の引っ張り力によってカム111を含む欠歯歯車503よりも下流の歯車列7が駆動歯車101から与えられる回転速度よりも速く回転しようとする。しかし、該駆動歯車101に常時噛合する速度制御歯車106により該駆動歯車101の回転速度以下に抑制される。
In the present embodiment, the
これにより前記第1実施形態と同様に欠歯歯車503の角速度を一定に保つことができ、図7及び図8に示す各比較例において発生していたソレノイド104の係止部104aと係止部504とが係止する際の衝突音や誤動作を防止することができる。
As a result, the angular velocity of the
また、図3(a)〜(c)に示すように、複数の制御位置を有するカム111を動作させる場合に、該カム111の各制御位置における該カム111の駆動トルクの相違が欠歯歯車503の角速度に影響を与えない。これにより図6(a)に示す引張りバネ506や図3(a)〜(c)に示す圧縮バネ113等のパラメータを十分にマージンを持たせて設定できる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
Further, as shown in FIGS. 3A to 3C, when the
尚、前記第1、第2実施形態で説明した駆動制御装置2は、画像形成装置201の例えば給送ローラ210等の給送ユニット(シート給送装置)209を駆動する駆動制御装置にも適用することが可能である。
The
2 …駆動制御装置
9 …モータ(駆動源)
101 …駆動歯車
102 …欠歯歯車
104 …ソレノイド(係止手段)
106 …速度制御歯車
107 …ワンウェイクラッチ(回転抑止手段)
111 …カム(被駆動体)
2 ...
101… Drive gear
102 ... Missing gear
104… Solenoid (locking means)
106… Speed control gear
107… One-way clutch (rotation suppression means)
111… Cam (driven body)
Claims (5)
駆動源に接続された駆動歯車と、
前記駆動歯車と噛合可能な位置に設けられた欠歯歯車と、
前記欠歯歯車の欠歯部が前記駆動歯車と噛合しない状態で停止させる係止手段と、
前記欠歯歯車を回転方向に付勢する付勢手段と、
を有し、
所定のタイミングで前記係止手段を作動させて、前記駆動源から前記被駆動体に回転を伝達する駆動制御装置において、
前記欠歯歯車と同軸上で前記駆動歯車と噛合可能な位置に設けられた速度制御歯車と、
前記欠歯歯車と前記速度制御歯車とを連結する回転抑止手段と、
を有することを特徴とする駆動制御装置。 A driven body that is rotationally driven;
A drive gear connected to the drive source;
A toothless gear provided at a position capable of meshing with the drive gear;
Locking means for stopping the toothless portion of the toothless gear in a state where it is not meshed with the drive gear;
Urging means for urging the partial gear in the rotation direction;
Have
In the drive control device that operates the locking means at a predetermined timing to transmit rotation from the drive source to the driven body,
A speed control gear provided at a position that can be meshed with the drive gear on the same axis as the intermittent gear;
A rotation restraining means for connecting the toothless gear and the speed control gear;
A drive control device comprising:
前記欠歯歯車の一回転動作によって前記制御位置を切り替えるように前記欠歯歯車から前記被駆動体に至る歯車列の減速比が設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の駆動制御装置。 Having at least two control positions by the driven body;
The reduction ratio of the gear train from the partial gear to the driven body is set so that the control position is switched by one rotation operation of the partial gear. The drive control apparatus described.
トナー像が担持される像担持体と、
前記駆動制御装置により回転駆動される被駆動体により制御され、前記像担持体に対して接離可能な転写手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 The drive control device according to any one of claims 1 to 4,
An image carrier on which a toner image is carried;
A transfer means controlled by a driven body that is rotationally driven by the drive control device and capable of contacting and separating from the image carrier;
An image forming apparatus comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162447A JP6478517B2 (en) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | Drive control device and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162447A JP6478517B2 (en) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | Drive control device and image forming apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016038042A true JP2016038042A (en) | 2016-03-22 |
JP6478517B2 JP6478517B2 (en) | 2019-03-06 |
Family
ID=55529282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014162447A Expired - Fee Related JP6478517B2 (en) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | Drive control device and image forming apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6478517B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018121042A (en) * | 2017-01-20 | 2018-08-02 | キヤノン株式会社 | Flapper type solenoid and image forming apparatus |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5773264A (en) * | 1980-10-21 | 1982-05-07 | Secoh Giken Inc | Electromagnetic driver device |
JPH0650406A (en) * | 1992-07-31 | 1994-02-22 | Canon Inc | Power transmission device |
JP2003222224A (en) * | 2002-01-28 | 2003-08-08 | Konica Corp | Driving device and toner supply device |
JP2013234719A (en) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Canon Inc | Drive control device and image forming apparatus |
-
2014
- 2014-08-08 JP JP2014162447A patent/JP6478517B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5773264A (en) * | 1980-10-21 | 1982-05-07 | Secoh Giken Inc | Electromagnetic driver device |
JPH0650406A (en) * | 1992-07-31 | 1994-02-22 | Canon Inc | Power transmission device |
JP2003222224A (en) * | 2002-01-28 | 2003-08-08 | Konica Corp | Driving device and toner supply device |
JP2013234719A (en) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Canon Inc | Drive control device and image forming apparatus |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018121042A (en) * | 2017-01-20 | 2018-08-02 | キヤノン株式会社 | Flapper type solenoid and image forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6478517B2 (en) | 2019-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4366400B2 (en) | Electrophotographic image forming apparatus | |
JP6116576B2 (en) | Drive transmission device and image forming apparatus | |
JP6755674B2 (en) | Drive device and image forming device | |
WO2013073134A1 (en) | Driving force transmission apparatus and image forming apparatus using the same | |
US10683898B2 (en) | Clutch device, process cartridge and image forming apparatus | |
US7933538B2 (en) | Color electrophotographic image forming apparatus including a rotary drive transmission mechanism | |
JP4267052B2 (en) | Color electrophotographic image forming apparatus | |
US11137718B2 (en) | Image-forming apparatus capable of moving developing roller between contact position in contact with photosensitive drum and separated position away therefrom | |
JP6403587B2 (en) | Separation mechanism, fixing device, feeding device, image forming device | |
JP5925080B2 (en) | Sheet feeding apparatus and image forming apparatus | |
JP2010107008A (en) | Image forming apparatus | |
US20140315680A1 (en) | Driving force transmission apparatus and image forming apparatus using the same | |
CN113253590B (en) | Driving force transmission device and image forming apparatus | |
JP6478517B2 (en) | Drive control device and image forming apparatus | |
JP2021011907A (en) | Drive transmission device and image forming device comprising the same | |
JP2013234719A (en) | Drive control device and image forming apparatus | |
JPH08190235A (en) | Developing device | |
JP6849423B2 (en) | Sheet transfer device and image forming device | |
US11834292B2 (en) | Driving force transmission device and image forming apparatus | |
JP6946004B2 (en) | Drive device and image forming device | |
JP6750201B2 (en) | Recording material sorting device and image forming device | |
JP2014109332A (en) | Drive control device, image forming device | |
JP4663313B2 (en) | Drive transmission device and image forming apparatus | |
JP4772372B2 (en) | Power transmission mechanism and image forming apparatus having the same | |
JP2016143016A (en) | Fixation unit and image formation apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170726 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180529 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190205 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6478517 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |