JP2016038034A - Float valve - Google Patents
Float valve Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016038034A JP2016038034A JP2014162075A JP2014162075A JP2016038034A JP 2016038034 A JP2016038034 A JP 2016038034A JP 2014162075 A JP2014162075 A JP 2014162075A JP 2014162075 A JP2014162075 A JP 2014162075A JP 2016038034 A JP2016038034 A JP 2016038034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- float
- main
- discharge port
- valve
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 28
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- NLYAJNPCOHFWQQ-UHFFFAOYSA-N kaolin Chemical compound O.O.O=[Al]O[Si](=O)O[Si](=O)O[Al]=O NLYAJNPCOHFWQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Float Valves (AREA)
Abstract
Description
本発明は、主排出口と副排出口を開閉するためのレバー式の主フロートとフリーの副フロートとを備えたフロート弁に関する。 The present invention relates to a float valve including a lever-type main float for opening and closing a main discharge port and a sub discharge port, and a free sub float.
例えば特許文献1に開示されているように、弁室(ドレン溜り室)の液位に応じて開閉される大小2つの排出口(弁口)を有するフロート弁が知られている。このフロート弁は、低い液位で開く小さい副排出口と、高い液位で開く大きい主排出口とを有し、横長に形成された弁室において概ね対向する位置に主排出口と副排出口が設けられている。弁室には、2つの排出口を個々に開閉する2つのフロートが設けられている。副排出口のフロートは、自由状態で配置され、自身の浮力によって上昇し開動作(副排出口を開く動作)を行う。主排出口のフロートは、自身の浮力だけでなく、副排出口のフロートの浮力がレバーを介して作用することにより、上昇し開動作(主排出口を開く動作)を行う。このフロート弁では、副排出口のフロートの浮力をレバーを介して主排出口のフロートに作用させることで、副排出口のフロートの浮力をてこの原理により増大させて主排出口のフロートに作用させることができる。そのため、主排出口のフロートを大型化させることなく、主排出口の口径を大きくすることができる。
For example, as disclosed in
また、例えば特許文献2には、上記特許文献1とは異なったレバー方式を用いたフロート弁が開示されている。このフロート弁は、途中に回動軸が設けられ、その回動軸周りに回動可能なレバーと、該レバーの一端に設けられたフロートと、上記レバーの他端に設けられた弁体とを有する。このフロート弁では、フロートが液位に従って上昇下降することにより、弁体が排出口(弁口)を開閉する。具体的に、フロートが上昇すると弁体が開動作を行い、フロートが下降すると弁体が閉動作を行う。このフロート弁では、フロートの浮力をレバーを介して弁体に作用させることで、フロートの浮力をてこの原理により増大させて弁体に作用させることができる。そのため、フロートを大型化させることなく、排出口の口径を大きくすることができる。
Further, for example, Patent Document 2 discloses a float valve using a lever system different from that of
ところで、上記特許文献1に記載されているようなフロート弁において、上記特許文献2に記載のレバー方式を適用し、さらに2つのフロートを上下方向に配置することが考えられる。つまり、副排出口と該副排出口よりも高い位置に設けられた主排出口とを有する弁室において、副排出口を開閉する自由状態のフロートが設けられると共に、主排出口を開閉する上記特許文献2に記載のレバー方式の開閉機構が設けられる。そして、弁室では上記開閉機構のフロートの下方に自由状態のフロートが位置するように配置される。このように構成されたフロート弁では、自由状態のフロートが上昇して開閉機構のフロートに接することで、自由状態のフロートの浮力が開閉機構のフロートに作用する。自由状態のフロートの浮力が加わった開閉機構のフロートの浮力は、てこの原理により増大されて弁体に作用する。こうして、弁体が主排出口を開く力(開動力)を稼ぐことができる。よって、フロートを大型化させることなく、主排出口の口径を大きくすることができる。
By the way, in the float valve as described in the said
しかしながら、上記のフロート弁では、弁体の開動力は十分に得られるものの、弁体の閉動力(弁体が主排出口を閉じる力)は十分ではない場合があった。つまり、弁体は、開閉機構のフロートの自重がレバーを介して作用することで閉動作を行うところ、そのフロートの自重だけでは弁体の閉動力を十分に確保できない虞があった。特に、上記のフロート弁では開閉機構のフロートを小型化する方向にあるため、上記の問題は顕著になる。そのため、主排出口を確実に閉じることができない虞があった。 However, in the above-described float valve, although the opening power of the valve body can be sufficiently obtained, the closing power of the valve body (force that the valve body closes the main discharge port) may not be sufficient. That is, the valve body performs a closing operation by the weight of the float of the opening / closing mechanism acting through the lever. However, there is a possibility that the closing power of the valve body cannot be sufficiently secured only by the weight of the float itself. In particular, in the above-described float valve, since the float of the opening / closing mechanism tends to be downsized, the above problem becomes remarkable. Therefore, there is a possibility that the main discharge port cannot be closed reliably.
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、主排出口を開閉するレバー方式の開閉機構においてフロートを大型化させることなく弁体の閉動力を十分に得ることができるフロート弁を提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to sufficiently obtain the closing power of the valve body without increasing the size of the float in the lever-type opening / closing mechanism for opening / closing the main discharge port. It is to provide a float valve.
本発明のフロート弁は、ケーシングと、開閉機構と、副フロートとを備えている。上記ケーシングは、流入通路と、該流入通路に接続され、該流入通路から液体が流入する弁室と、該弁室の主排出口と、該主排出口よりも低い位置に設けられる上記弁室の副排出口とを有する。上記開閉機構は、回動軸が設けられ、該回動軸周りに回動可能なレバーと、該レバーに設けられ、上記弁室の液位に従って上昇下降する主フロートと、上記レバーに設けられ、上記主排出口を開閉する弁体とを有し、上記主フロートが上昇すると上記弁体が上記主排出口を開く側へ変位し、上記主フロートが下降すると上記弁体が上記主排出口を閉じる側へ変位するように構成され、上記弁室に設けられている。上記副フロートは、上記弁室において上記主フロートの下方に自由状態で配置され、上記副排出口を開閉するものである。 The float valve of the present invention includes a casing, an opening / closing mechanism, and a sub float. The casing is provided with an inflow passage, a valve chamber connected to the inflow passage, into which liquid flows from the inflow passage, a main discharge port of the valve chamber, and the valve chamber provided at a position lower than the main discharge port. With a secondary outlet. The opening / closing mechanism is provided with a rotation shaft, a lever that can rotate around the rotation shaft, a main float that is provided on the lever and that rises and falls according to the liquid level in the valve chamber, and the lever. A valve body that opens and closes the main discharge port, and when the main float is raised, the valve body is displaced to the side that opens the main discharge port, and when the main float is lowered, the valve body is moved to the main discharge port. It is comprised so that it may displace to the close side, and it is provided in the said valve chamber. The sub-float is arranged in a free state below the main float in the valve chamber, and opens and closes the sub-discharge port.
そして、上記流入通路は、上記弁室側の開口部が上記主フロートよりも高い位置に設けられている。さらに、上記開閉機構は、上記弁体が上記主排出口を閉じた状態で、上記流入通路の開口部から上記弁室に流下する液体が上記主フロートの上面に当たるように構成されているものである。 The inflow passage is provided at a position where the opening on the valve chamber side is higher than the main float. Further, the opening / closing mechanism is configured such that the liquid flowing down from the opening of the inflow passage to the valve chamber hits the upper surface of the main float in a state where the valve body closes the main discharge port. is there.
以上のように、本発明によれば、開閉機構について、弁体が主排出口を閉じた状態で、流入通路の開口部から弁室に流下する液体が主フロートの上面に当たるように構成した。そのため、主フロートは流下する液体によって下向きの力が作用する。これにより、主フロートの下降する力が増大する。したがって、弁体の閉動力(弁体が主排出口を閉じる力)を増大させることができる。その結果、主フロートを大型化させることなく、弁体の閉動力を十分に得ることが可能なフロート弁を提供することができる。 As described above, according to the present invention, the opening / closing mechanism is configured such that the liquid flowing down from the opening of the inflow passage to the valve chamber hits the upper surface of the main float while the valve body closes the main discharge port. Therefore, a downward force is applied to the main float by the flowing liquid. Thereby, the force by which the main float descends increases. Therefore, the closing power of the valve body (the force with which the valve body closes the main discharge port) can be increased. As a result, it is possible to provide a float valve that can sufficiently obtain the closing power of the valve body without increasing the size of the main float.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The following embodiments are essentially preferable examples, and are not intended to limit the scope of the present invention, its application, or its use.
本実施形態のフロート弁1は、例えば蒸気システムに設けられ、該蒸気システムで蒸気の凝縮によって発生した液体であるドレン(復水)を自動的に排出する大容量のスチームトラップ(フロート式スチームトラップ)である。図1に示すように、フロート弁1は、密閉容器であるケーシング10と、主フロート35を有する開閉機構30と、副フロート41とを備えている。
The
ケーシング10は、本体部11に蓋部12がボルトで締結されてなり、内部に弁室13が形成されている。ケーシング10は、ドレンの流入通路14および排出通路15を有している。弁室13は、上下方向に長い縦長に形成されている。流入通路14は、弁室13の上部に接続されており、ドレンが概ね水平方向に流入する。そして、流入通路14は、弁室13側の開口部14aが下方(真下)へ向かって開口している。つまり、弁室13ではドレンが流入通路14から下向きに流入する。
The
弁室13には、2つの弁座(主弁座21、副弁座25)が設けられている。具体的に、主弁座21および副弁座25は共に、本体部11において弁室13を形成する側壁11aに設けられている。主弁座21は側壁11aの上下方向における略中央に設けられ、副弁座25は側壁11aの上下方向における下部に設けられている。つまり、副弁座25は、主弁座21よりも低い位置に設けられている。
The
主弁座21は、略円筒状に形成され、その貫通孔が排出路22となっており、その排出路22における弁室13側の開口が主排出口23となっている。副弁座25は、略円筒状に形成され、その貫通孔が排出路26となっており、その排出路26における弁室13側の開口が副排出口27となっている。弁室13において、副排出口27は主排出口23よりも低い位置に設けられている。また、主排出口23は弁室13に対し略水平に向かって開口しており、副排出口27は弁室13に対しやや斜め上方に向かって開口している。側壁11aは、本体部11において弁室13と排出通路15とを仕切る壁である。主弁座21では、排出路22によって弁室13と排出通路15とを連通させている。副弁座25では、排出路26によって弁室13と排出通路15とを連通させている。なお、主弁座21および副弁座25の側壁には、排出路22,26と排出通路15とを連通させる開口24,28が形成されている。また、主排出口23の口径は副排出口27の口径よりも大きい。
The
開閉機構30は、弁室13に設けられており、弁室13のドレン液位に従って主排出口23を開閉するものである。開閉機構30は、レバー31と、主フロート35と、弁体36とを有している。
The opening /
レバー31は、途中に回動軸34が設けられており、その回動軸34を支点として略直角に折り曲げられている。レバー31は、回動軸34周り(図1において右回りおよび左回り)に回動可能に構成されている。なお、回動軸34は側壁11aに支持されている。レバー31は、回動軸34から一端側が力点側32となり、回動軸34から他端側が作用点側33となっている。レバー31では、力点側32の長さが作用点側33の長さよりも長くなっている。ここで言う長さは、力点側32の場合、図1において上方から視た投影長さであり、作用点側33の場合、図1において右側または左側から視た投影長さである。なお、本実施形態においてレバー31は直角に限らず鋭角または鈍角に折り曲げられていてもよい。
The
主フロート35は、中空球形に形成され、レバー31の力点側32(一端側)に設けられている(保持されている)。なお、レバー31の力点側32は、主フロート35が設けられる部分が主フロート35の外周に沿って円弧状に形成されている。主フロート35は、弁室13のドレン液位に従って上昇下降する。弁体36は、主フロート35よりも小さい球形に形成され、レバー31の作用点側33(他端側)に設けられている(保持されている)。弁体36は、主弁座21に離着座することによって主排出口23を開閉するものである。
The
開閉機構30では、主フロート35が上昇すると、レバー31が図1において右回りに回動し、これによって弁体36が主弁座21から離座するように変位する。また、開閉機構30では、主フロート35が下降すると、レバー31が図1において左回りに回動し、これによって弁体36が主弁座21に着座するように変位する。つまり、開閉機構30は、主フロート35が上昇すると弁体36が主排出口23を開く側へ変位し、主フロート35が下降すると弁体36が主排出口23を閉じる側へ変位するように構成されている。この開閉機構30の開閉動作(即ち、弁体36の開閉動作)により、弁室13のドレンが主排出口23から排出通路15に排出される。
In the opening /
副フロート41は、中空球形に形成され、弁室13に自由状態で配置されている。副フロート41は、主フロート35と概ね同一の大きさに形成され、主フロート35の下方に配置されている。副フロート41は、弁室13のドレン液位に従って上昇下降し、副弁座25に離着座することによって副排出口27を開閉する。この副フロート41の開閉動作により、弁室13のドレンが副排出口27から排出通路15に排出される。弁室13の下部(本体部11において弁室13を形成する底壁11b)には、副フロート41に接して副フロート41の下降位置を規制するフロート座16が形成されている。
The sub-float 41 is formed in a hollow sphere and is disposed in the
開閉機構30では、主フロート35が流入通路14の開口部14aよりも低い位置に設けられている。つまり、流入通路14は、弁室13側の開口部14aが主フロート35よりも高い位置に設けられている。また、主フロート35および副フロート41は、それぞれ主排出口23および副排出口27を閉じた状態(図1に示す状態)で、互いの中心軸C1,C2が同軸となっている。
In the opening /
そして、開閉機構30は、弁体36が主排出口23を閉じた状態(図1に示す状態)で、流入通路14の開口部14aから弁室13に流下するドレンが主フロート35の上面に当たる(衝突する)ように構成されている。具体的に、開閉機構30では、弁体36が主排出口23を閉じた状態で、流入通路14の開口部14aから弁室13に流下するドレンが、主フロート35においてその中央よりも外方(図1において左側)の上面に当たるように構成されている。主フロート35は、弁体36が主排出口23を閉じた状態で、流入通路14の開口部14aの下方に位置すると共に、主フロート35の中心軸C1が開口部14aの中心軸C3よりも図1において右側に位置している。
In the opening /
さらに、開閉機構30は、流入通路14の開口部14aから弁室13に流下するドレンが主フロート35の上面に当たる(衝突する)ことでその流下方向が変更されることにより、流入通路14から弁室13に流下するドレンが副フロート41(特に、副フロート41の上面)に当たるのを阻止するように構成されている。つまり、開閉機構30は、流入通路14から弁室13に流下するドレンを主フロート35に当てて例えば傘状や放射状に飛散させることにより、流入通路14から流下するドレンが副フロート41に当たるのを阻止する。
Further, the opening /
〈開閉動作〉
上記フロート弁1の開閉動作について説明する。ドレンが流入通路14から弁室13に流入し、弁室13のドレン液位が上昇すると、先ず副フロート41に浮力が発生する。そうすると、副フロート41は、ドレン液位の上昇に従って上昇し、副弁座25から離座する。こうして、副フロート41の開動作が行われて副排出口27が開く。副排出口27が開くと、弁室13のドレンが副排出口27から排出通路15に排出され、その後、外部に流出する。
<Opening / closing operation>
The opening / closing operation of the
流入通路14から弁室13に流入するドレン流量が副排出口27から排出されるドレン流量よりも多い場合、上述したように副フロート41の開動作が行われても、弁室13のドレン液位は上昇し続ける。こうして弁室13のドレン液位がさらに上昇すると、副フロート41が主フロート35に接し、副フロート41の浮力が主フロート35に作用する。そして、さらに弁室13のドレン液位が上昇すると、主フロート35に浮力が発生する。その結果、主フロート35には自身の浮力と副フロート41の浮力とが作用することになる。これにより、主フロート35と副フロート41が共に上昇し、これに伴い弁体36が変位して主弁座21から離座する。こうして、弁体36(開閉機構30)の開動作が行われて主排出口23が開く。主排出口23が開くと、弁室13のドレンは副排出口27からだけでなく主排出口23からも排出通路15に排出され、その後、外部に流出する。そのため、大流量のドレンを排出させることができる。
When the drain flow rate flowing into the
上述した弁体36(開閉機構30)の開動作では、主フロート35に作用する浮力が、レバー31を介して弁体36にその開動力(弁体36が主排出口23を開く力)として作用する。ここで、主フロート35に作用する浮力は、レバー31による「てこの原理」によって増大されて弁体36に作用する。つまり、「てこの原理」によって弁体36の開動力を稼ぐことができる。さらに、上述した弁体36の開動作では、副フロート41の浮力が補助浮力として主フロート35に加わる。つまり、弁体36の開動作が副フロート41によって補助される。これにより、弁体36の開動力を一層稼ぐことができる。このように弁体36の開動力を稼ぐことができることから、主フロート35を大型化させることなく、主排出口23の口径を大きくすることができる。
In the opening operation of the valve body 36 (opening / closing mechanism 30) described above, the buoyancy acting on the
ドレンの排出によって弁室13のドレン液位が低下すると、主フロート35および副フロート41は共に下降する。主フロート35の下降に伴い、弁体36が変位して主弁座21に着座する。つまり、主フロート35の下降する力が、レバー31を介して弁体36にその閉動力(弁体36が主排出口23を閉じる力)として作用する。この場合も、主フロート35の下降する力が「てこの原理」によって増大されて弁体36に作用する。こうして、弁体36(開閉機構30)の閉動作が行われて主排出口23が閉じられる。主排出口23が閉じられることにより、蒸気の漏洩が防止される。
When the drain liquid level in the
上記のように弁体36が主排出口23を閉じた状態では、流入通路14の開口部14aから弁室13に流下するドレンが主フロート35の上面に当たる(衝突する)ため、主フロート35はドレンの衝突力によって下向きの力が作用する。つまり、主フロート35は、自重による下向きの力だけでなく、流下するドレンによる下向きの力が加わる。そのため、主フロート35の下降する力が増大する。これにより、弁体36の閉動力がさらに増大する。しかも、流下するドレンは主フロート35の中央よりも外方側に当たる(衝突する)ため、ドレンが主フロート35の中央や中央よりも内方側に当たる(衝突する)場合と比べて、弁体36の閉動力を効果的に増大させることができる。
In the state where the
弁室13のドレン液位がさらに低下すると、副フロート41はフロート座16に接して止まると共に、副弁座25に着座する。こうして、副フロート41の閉動作が行われて副排出口27が閉じられる。副排出口27が閉じられることにより、蒸気の漏洩が防止される。
When the drain liquid level in the
以上より、本実施形態のフロート弁1によれば、開閉機構30において、弁体36が主排出口23を閉じた状態で、流入通路14の開口部14aから弁室13に流下するドレン(液体)が主フロート35の上面に当たる(衝突する)ように構成した。そのため、主フロート35は、自重による下向きの力だけでなく、流下するドレンによる下向きの力(ドレンの流下力)が加わる。これにより、主フロートの下降する力を増大させることができ、弁体の閉動力を増大させることができる。その結果、主フロート35を大型化させることなく、弁体36の閉動力を十分に得ることが可能である。これによって、主排出口23を確実に閉じることができ、蒸気の漏洩を確実に防止することができる。
As described above, according to the
しかも、本実施形態のフロート弁1では、流入通路14の開口部14aから弁室13に流下するドレンが主フロート35においてその中央よりも外方の上面に当たる(衝突する)ようにした。これにより、ドレンが主フロート35の中央や中央よりも内方の上面に当たる(衝突する)場合と比べて、弁体36の閉動力を効果的に増大させることができる。したがって、流入通路14から流下するドレンの流量が少なくても、弁体36の閉動力を十分に稼ぐことができる。
Moreover, in the
また、本実施形態のフロート弁1によれば、流入通路14の開口部14aから弁室13に流下するドレンが主フロート35の上面に当たることでその流下方向が変更されることにより、流下するドレンが副フロート41の上面に当たる(衝突する)のを阻止するようにした。そのため、副フロート41がドレン液位の上昇に伴って上昇する際、流入通路14から流下するドレンによって影響を受けずにすむ。つまり、流入通路14から流下するドレンが副フロート41の上面に当たる(衝突する)ことによって副フロート41の上昇動作が妨げられてしまう事態を防止することができる。これにより、確実に副フロート41をドレン液位の上昇に伴って上昇させることができるので、副フロート41の開動作を確実に行わせることができるし、副フロート41によって弁体36の開動作を補助する動作を確実に行わせることができる。
Further, according to the
また、上記実施形態において、流入通路14から弁室13に流下するドレンが主フロート35において当たる(衝突する)位置は主フロート35の上面であれば如何なる位置でもよい。つまり、本発明において、流下するドレンが主フロート35に対して当たる(衝突する)位置は、流下するドレンが主フロート35に当たる(衝突する)ことによって主フロート35に下向きの力が作用する位置であればよい。
In the above embodiment, the position where the drain that flows down from the
また、上記実施形態における開閉機構30のレバー31は、折り曲げられたものに限らず、直線状に形成したものであってもよい。また、上記実施形態の開閉機構30では、途中に回動軸34が設けられたレバー31の一端に主フロート35を設け他端に弁体36を設けるようにしたが、以下のような構成としてもよい。例えば、開閉機構は、レバーの一端に回動軸が設けられ、レバーの他端に主フロートが設けられ、レバーの途中(即ち、回動軸と主フロートの間)に弁体が設けられるものであってもよい。つまり、本発明に係る開閉機構は、レバーの形状や、回動軸、主フロートおよび弁体の位置関係は問わず、主フロートが上昇すると弁体が主排出口を開く側へ変位し、主フロートが下降すると弁体が主排出口を閉じる側へ変位するようにレバーが回動する構成であればよい。
Further, the
また、上記実施形態において、主フロート35は球形以外に例えば楕円球形や矩形体等の他の形に形成するようにしてもよい。
Further, in the above embodiment, the
また、上記実施形態において、副フロート41は主フロート35よりも小さい球形に形成するようにしてもよい。
In the above embodiment, the
本発明は、主排出口と副排出口を開閉するためのレバー式の主フロートとフリーの副フロートとを備えたフロート弁について有用である。 The present invention is useful for a float valve provided with a lever-type main float for opening and closing a main discharge port and a sub discharge port and a free sub float.
1 フロート弁
10 ケーシング
13 弁室
14 流入通路
14a 開口部
23 主排出口
27 副排出口
30 開閉機構
31 レバー
34 回動軸
35 主フロート
36 弁体
41 副フロート
DESCRIPTION OF
Claims (3)
回動軸が設けられ、該回動軸周りに回動可能なレバーと、該レバーに設けられ、上記弁室の液位に従って上昇下降する主フロートと、上記レバーに設けられ、上記主排出口を開閉する弁体とを有し、上記主フロートが上昇すると上記弁体が上記主排出口を開く側へ変位し、上記主フロートが下降すると上記弁体が上記主排出口を閉じる側へ変位するように構成され、上記弁室に設けられた開閉機構と、
上記弁室において上記主フロートの下方に自由状態で配置され、上記副排出口を開閉する副フロートとを備え、
上記流入通路は、上記弁室側の開口部が上記主フロートよりも高い位置に設けられ、
上記開閉機構は、上記弁体が上記主排出口を閉じた状態で、上記流入通路の開口部から上記弁室に流下する液体が上記主フロートの上面に当たるように構成されているフロート弁。 An inflow passage, a valve chamber connected to the inflow passage and into which liquid flows from the inflow passage, a main discharge port of the valve chamber, and a sub-discharge port of the valve chamber provided at a position lower than the main discharge port A casing having
A pivot shaft is provided, and a lever that is pivotable about the pivot shaft, a main float that is provided on the lever and that rises and falls according to a liquid level in the valve chamber, and is provided on the lever, the main discharge port And when the main float rises, the valve body is displaced toward the side that opens the main discharge port, and when the main float is lowered, the valve body is displaced toward the side that closes the main discharge port. An opening and closing mechanism provided in the valve chamber,
A sub float arranged in a free state below the main float in the valve chamber, and opening and closing the sub exhaust port;
The inflow passage is provided at a position where the opening on the valve chamber side is higher than the main float,
The open / close mechanism is a float valve configured such that liquid flowing down from the opening portion of the inflow passage to the valve chamber hits the upper surface of the main float in a state where the valve body closes the main discharge port.
上記主フロートは、球形に形成され、
上記開閉機構は、上記弁体が上記主排出口を閉じた状態で、上記流入通路の開口部から上記弁室に流下する液体が、上記主フロートにおいてその中央よりも外方の上面に当たるように構成されているフロート弁。 The float valve according to claim 1,
The main float is formed in a spherical shape,
The opening / closing mechanism is configured so that the liquid flowing down from the opening portion of the inflow passage to the valve chamber in the state where the valve body closes the main discharge port hits the upper surface outside the center of the main float. Constructed float valve.
上記開閉機構は、上記流入通路の開口部から上記弁室に流下する液体が上記主フロートの上面に当たることでその流下方向が変更されることにより、上記液体が上記副フロートの上面に当たるのを阻止するように構成されているフロート弁。
The float valve according to claim 1 or 2,
The opening / closing mechanism prevents the liquid flowing down from the opening of the inflow passage from hitting the upper surface of the main float by changing the flow direction by hitting the upper surface of the main float. A float valve that is configured to.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162075A JP6416537B2 (en) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | Float valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162075A JP6416537B2 (en) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | Float valve |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016038034A true JP2016038034A (en) | 2016-03-22 |
JP6416537B2 JP6416537B2 (en) | 2018-10-31 |
Family
ID=55529275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014162075A Active JP6416537B2 (en) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | Float valve |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6416537B2 (en) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55103199A (en) * | 1979-02-02 | 1980-08-07 | Tlv Co Ltd | Float type trap |
JPH0293197A (en) * | 1988-09-28 | 1990-04-03 | Tlv Co Ltd | Float valve |
JPH02212697A (en) * | 1989-02-09 | 1990-08-23 | Tlv Co Ltd | Float valve |
JP2002340287A (en) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Tlv Co Ltd | Float valve |
JP2005003024A (en) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Miyawaki Inc | Float type steam trap |
-
2014
- 2014-08-08 JP JP2014162075A patent/JP6416537B2/en active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55103199A (en) * | 1979-02-02 | 1980-08-07 | Tlv Co Ltd | Float type trap |
JPH0293197A (en) * | 1988-09-28 | 1990-04-03 | Tlv Co Ltd | Float valve |
JPH02212697A (en) * | 1989-02-09 | 1990-08-23 | Tlv Co Ltd | Float valve |
JP2002340287A (en) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Tlv Co Ltd | Float valve |
JP2005003024A (en) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Miyawaki Inc | Float type steam trap |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6416537B2 (en) | 2018-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008286238A (en) | Lever float type drain trap | |
JP2008309285A (en) | Liquid pumping device | |
JP2008286239A (en) | Lever float type drain trap | |
JP5917130B2 (en) | Lever float drain trap | |
JP6086802B2 (en) | Lever float drain trap | |
JP6416537B2 (en) | Float valve | |
JP2009068634A (en) | Liquid pumping device | |
JP4980250B2 (en) | Lever float drain trap | |
JP2011163545A (en) | Liquid pumping device | |
JP2011163546A (en) | Liquid pumping device | |
JP2002340287A (en) | Float valve | |
JP6424040B2 (en) | Float valve | |
JP5112916B2 (en) | Lever float drain trap | |
JP2012149663A (en) | Double seat valve | |
JP5362647B2 (en) | Liquid pumping device | |
JP6118541B2 (en) | Float type drain trap | |
JP2013040662A (en) | Liquid pumping device | |
JP2010096252A (en) | Lever float type drain trap | |
JP2008020043A (en) | Force feeding device of liquid | |
JP5112810B2 (en) | Lever float drain trap | |
JP2011226503A (en) | Lever float type drain trap | |
JP5112809B2 (en) | Lever float drain trap | |
JP2013245761A (en) | Liquid pumping device | |
JP5514056B2 (en) | Liquid pumping device | |
JP2016169857A (en) | Float type drain trap |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170619 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180416 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180424 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181004 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6416537 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |