JP2016033784A - 光学的情報読取装置、光学的情報読取装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

光学的情報読取装置、光学的情報読取装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】許容深度を求めることが可能な光学的情報読取装置を提供すること。【解決手段】リーダ3は光学系の合焦位置を調整するAF機構11と、ワーク2に設けられた2次元コード6を撮像する撮像素子10と、撮像素子10により取得された画像データをデコードするデコード部13とを有している。演算部23は、AF機構11における調整量を複数通りに変化させたときに、各調整量ごとに撮像素子10により取得された各画像データについてデコード部13によるデコード結果を取得し、調整量を換算して得られる読み取り距離とデコード結果との対応関係を求め、当該対応関係に基づき許容深度を演算する。【選択図】図3

Description

本発明は光学的情報読取装置、光学的情報読取装置の制御方法およびプログラムに関する。
バーコードやQRコード(登録商標)などの2次元コードを読み取る2次元コードリーダ(以下、リーダと称す。)は広く普及している。このようなリーダの一例が特許文献1に記載されている。
特開2011−76519号公報
ところで、リーダで精度よく2次元コードをデコードするためには、ピンボケがないようにリーダと2次元コードまでの距離を調整する必要がある。多少のピンボケは許容されるものの、ピンボケが大きな画像ではデコード誤りが発生するからである。工場ではラインを搬送されるワーク(製造物)に2次元コードを付与したり、レーザ刻印したりして、それをリーダで読み取って生産管理をしている。リーダはラインに対して設置されるときにワークの2次元コードまでの距離を調整されるが、ラインを搬送されるワークの高さのバラツキやラインに対するワークの位置のバラツキ等によって、リーダと2次元コードまでの距離が適切な距離から外れてしまい、デコード誤りが発生することがある。もちろんリーダは多少のピンボケが発生しても2次元コードをデコードできるが、リーダと2次元コードまでの距離についてどの程度の変動が許容されるかを知った上でリーダを設置することが求められる。つまり、所望の読取成功率を達成可能な距離の範囲(許容深度と称す。)をユーザや設置担当者に提示できれば、工場でのデコードの成功率を向上できるようになろう。これはデコードの失敗によるワークの廃棄を削減する上でも重要であろう。
そこで、本発明は、許容深度を求めることが可能な光学的情報読取装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、たとえば、
フォーカス調整機構を備え、ワークに設けられたコードを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された画像データをデコードするデコード手段と、
前記フォーカス調整機構における調整量を複数通りに変化させたときに、各調整量ごとに前記撮像手段により取得された各画像データについて前記デコード手段によるデコード結果を取得し、前記調整量を換算して得られる前記撮像手段から前記ワークまでの距離と当該デコード結果との対応関係を求め、当該対応関係に基づき前記コードをデコードする上で許容される前記撮像手段から前記ワークまでの距離である許容深度を演算する演算手段と、
を有することを特徴とする光学的情報読取装置が提供される。
本発明によれば、許容深度を求めることが可能な光学的情報読取装置が提供される。
光学的情報読取装置の一例を示す図 許容深度を説明するための図 読み取り距離とマッチングレベルとの関係を示す図 レンズ繰り出し量を読み取り距離に変換するための関数などの一例を示す図 リーダの一例を示す図 リーダを設定するコンピュータの一例を示す図 ユーザインタフェースの一例を示す図 許容深度の取得処理を示すフローチャート
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1はリーダシステム(光学的情報読取装置)の一例を示す図である。ライン1は検査対象物であるワーク2を搬送する搬送ベルトなどである。リーダ3は2次元コードを読み取ってデコードする2次元コードリーダである。なお、リーダ3自体も狭義の光学的情報読取装置である。プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC5)はライン1やリーダ3を制御する制御装置である。コンピュータ4はリーダ3に対して動作条件などを設定したり、リーダ3からデコード結果などを取得して表示したりする情報処理装置である。
<許容深度(読み取り深度)>
図2(A)、図2(B)は許容深度を説明するための図である。図2(A)はワーク2をリーダ3から遠ざけたり、近づけたりして許容深度DDを見つけることを示す図である。図2(B)はリーダ3をワーク2から遠ざけたり、近づけたりして許容深度DDを見つけることを示す図である。図2(A)、図2(B)においてRDはユーザがリーダ3を設置したときのリーダ3の先端位置P0からワーク2の表面に設けられた2次元コード6までの読み取り距離であり、これを基準距離と呼ぶことにする(読み取り距離は可変であるが、許容深度の取得処理を開始したときの読み取り距離を基準距離と呼ぶ)。ユーザは許容深度DDを把握するために、ワーク2をリーダ3から遠ざけたり、近づけたりしつつ、そのときの読取のしやすさ(マッチングレベルと称す。)を確認し、所望のマッチングレベルを達成可能な遠方側のワーク2の位置Pfと近方側のワーク2の位置Pnとを見つけ、リーダ3の先端位置P0からPnまでの距離と、リーダ3の先端位置P0からPfまでの距離とを許容深度DDとして求める。マッチングレベルはリーダ3またはコンピュータ4が算出して表示するものとする。なお、初期位置(基準位置Pr)においてリーダ3の光学系がワーク2の2次元コード6に合焦しているとは限らない。そのため、基準距離RDに対して遠方側の余裕度(遠方余裕度)Mfと近方側の余裕度(近方余裕度)Mnとが一致しないことがある。よって、基準距離RDのときの2次元コード6の位置を基準位置Prとすると、基準位置Prから近方側の読み取り限界位置Pnまでの距離が近方余裕度Mnである。また、基準位置Prから遠方側の読み取り限界位置Pfまでの距離が遠方余裕度Mfである。図2(B)が示すようにワーク2を固定してリーダ3をワーク2から遠ざけたり、近づけたりしながら各読み取り距離でのマッチングレベルを確認することで許容深度DDを求めてもよい。
ところで、マッチングレベルとはリーダ3が2次元コード6の読み取りに成功したときにリーダ3にとって2次元コード6がどれだけ読み取りやすかったかを示すパラメータである。2次元コード6の1回の読み取りあたりの読み取り結果は成功と失敗との2つしかない。よって、デコードに成功したか失敗しただけに着目してもどの程度の余裕をもってデコードに成功したのかはわからない。そのため、当業界ではマッチングレベルという尺度が使用されている。マッチングレベルの算出方法自体はすでに当業界においてよく知られているため、ここではその詳細については省略する。
図3はリーダ・ワーク間の読み取り距離とマッチングレベルとの関係を示すグラフと、許容深度と、近方余裕度および遠方余裕度を表示するユーザインタフェース(UI)の一例を示している。図3では基準距離RDが170mmである例である。図3においてUMLはユーザが設定した所定の閾値条件である。ここでのUMLは許容できる下限のマッチングレベルである。この例では、UMLを満たす近方側の限界距離は130mmであり、遠方側の距離は220mmである。よって、許容深度は130mmないし220mmmとなる。また、基準距離RDが170mmであり、かつ、近方側の限界距離は130mmであるため、近方余裕度は40mmである。基準距離RDが170mmであり、かつ、遠方側の限界距離は220mmであるため、遠方余裕度は50mmである。
このように許容深度等をユーザに提示できれば、リーダ3とワーク2の2次元コード6までの距離をどの程度の範囲にとどめればよいかを具体的に理解できるようになる。しかし、図2(A)や図2(B)で示した手法ではユーザがワーク2を上下させたり、リーダ3を上下させたりする必要がある。とりわけ、リーダ3にはケーブル等が接続されており、手動でリーダ3を移動させることは簡単ではない。さらに、多数の位置についてデコード結果を取得する必要があり、膨大な作業となってしまうだろう。その一方で、リーダ3の光学系にフォーカス調整機構(AF機構)を採用することも可能である。AF機構は被写体に対して合焦するように光学系を駆動する機構である。そこで、本実施形態では、AF機構を駆動して合焦位置を調整し、調整量をリーダ3とワーク2までの距離に換算し、換算距離とデコード結果との対応関係を求め、この対応関係に基づき許容深度を演算する光学的情報読取装置を提供する。これにより、ユーザはリーダ3やワーク2を移動させることなく、許容深度を把握できるようになる。
<AF調整量を読み取り距離に換算する方法>
AF機構は、一般に、光学系の一部または全部のレンズを繰り出したり、液体レンズの屈折率を変化させたりして、ピント合わせ(合焦)を実行する。ここでは説明の便宜上、レンズを繰り出すものとして説明する。そこで、予めレンズの繰り出し量(AF調整量)と読み取り距離との関係を示すデータを作成しておけば、このデータに基づいて繰り出し量を読み取り距離に換算することが可能となる。なお、読み取り距離はリーダ3の先端位置P0からワーク2の2次元コード6までの距離である。
図4はレンズ繰り出し量と読み取り距離との対応関係の一例を示す図である。このような関係はリーダ3について実験を行ったり、シミューレションを実行したりすることで得られる。これをテーブルや関数として記憶装置に記憶しておくことで、レンズ繰り出し量を読み取り距離に換算することができる。たとえば、12個のレンズ繰り出し量のそれぞれについて読み取り距離を測定することで、テーブルや関数が作成される。最小二乗法などの数学的な近似手法によって近似関数が生成されてもよい。また、測定値に対して補間処理を行うことで2つの測定値の間にある値を求めてもよい。なお、レンズ繰り出し量としては、たとえば、レンズの位置を調整するモータの回転数(回転量)を採用できる。液体式レンズであれば、これに代えて印加電圧(AF調整量)と読み取り距離との関係(テーブルや関数など)を予め求めて記憶部に記憶し、この関係を参照することで印加電圧を読み取り距離に換算できる。このようにAF調整量を読み取り距離に換算するためのデータ等はリーダ3の工場出荷時に生成されるため、ユーザがこれを用意する手間を省ける。
<制御ユニット>
図5はリーダ3の電子的な構成を示すブロック図である。リーダ3のカメラ部(撮像手段)は、撮像素子10、光学系9、AF機構11、照明部12などを有している。撮像素子10は光学系9を通して結像した2次元コードの画像を電気的な信号に変換するCCDやCMOS等のイメージセンサである。AF機構11は光学系9のうち合焦用のレンズの位置や屈折率を調整する機構である。照明部12は1つ以上の発光素子を有し、2次元コードを照明するユニットである。デコード部13は撮像素子10によって取得された2次元コードの画像データ32をデコードしてデコード結果31を記憶部30に書き込むユニットである。通信部14はPLC5やコンピュータ4と通信するユニットである。表示部15は液晶表示装置や発光ダイオードなどであり、情報を視覚的に出力するユニットである。表示部15は、たとえば、2次元コードのデコード結果31である文字情報、読み取り成功率(複数回読み取り処理を実行したときに成功の割合)、マッチングレベル(読み取りのしやすさを示す読取余裕度)、PPC(2次元コードを構成する1つのセルが画像データにおいていくつの画素に相当するかを示す値)、許容深度、近方余裕度、遠方余裕度などを表示してもよい。入力部16はスイッチなどの入力操作を受け付けるユニットである。制御ユニット20はリーダ3の各部を統括的に制御するユニットである。制御ユニット20は様々な機能を搭載しているが、これらは論理回路により実現されてもよいし、ソフトウエアを実行することによって実現されてもよい。オートフォーカス制御部(AF制御部)21はAF機構11を制御するユニットである。撮像制御部22は照明部12の照明光の光量を制御したり、撮像素子10の露光時間(シャッタースピード)を制御したりするユニットである。
演算部23は様々な演算処理を実行する。たとえば、演算部23はAF制御部21を通じて、AF機構11における調整量を複数通りに変化させる。たとえば、演算部23は許容深度の取得処理を開始すると、AF制御部21を通じて、ワーク2に対して近方側に光学系の焦点が変更されるようAF機構11の調整量を変化させてデコード部13に近方側についてのデコード結果を取得させる。たとえば、AF機構11は最も近方側の位置までレンズを移動させた後、そこから基準位置にかけて一定のステップでレンズの繰り出し量を変化させる。撮像素子10は各ステップごとに画像データを取得してデコード部13に供給する。これが完了すると、AF制御部21は、ワーク2に対して遠方側に光学系の焦点が変更されるようAF機構11のレンズ繰り出し量を変化させる。撮像素子10は各ステップごとに画像データを取得してデコード部13に供給する。なお、AF機構11は、最も近方側のレンズ繰り出し量から遠方側のレンズ繰り出し量まで連続的に変化させてもよい。その一方で、演算部23は、各調整量ごとに撮像素子10により取得された各画像データ32をデコード部13にデコードさせ、デコード結果31を取得する。さらに、演算部23は撮像素子10からワーク2までの読み取り距離とデコード結果31との対応関係を求める。撮像素子10からワーク2までの読み取り距離は、AF機構11の調整量を換算して得られる。演算部23はこの対応関係に基づきコードをデコードする上で許容される撮像素子10からワーク2までの読み取り距離である許容深度を演算する。また、演算部23は上述した近方余裕度や遠方余裕度を算出し、表示部15に表示させてもよい。予め設定部24はデコード結果31に対する閾値条件を設定する。閾値条件は許容深度の基準となる。この閾値条件は図3で説明したUMLである。たとえば、演算部23は、AF制御部21に最も近方側のレンズ繰り出し量から遠方側のレンズ繰り出し量まで連続的にレンズ繰り出し量を変化させ、そのうちマッチングレベルがUML以上となるレンズ繰り出し量を読み取り距離に換算し、読み取り距離とマッチングレベルとを対応付けて記録してもよい。つまり、最も近方側のレンズ繰り出し量からあるレンズ繰り出し量まではそのマッチングレベルがUML未満となるため、記録が省略される。また、読み取り距離が基準距離を超えてさらに遠方側の読み取り距離に変更されると、マッチングレベルがUML未満となったときに、レンズ繰り出し量の調整は停止され、許容深度の取得処理も停止されてもよい。
読取条件制御部25は、露光時間や照明光量などの撮像条件やデコード部13における画像処理条件(フィルタの係数など)を制御するユニットである。ライン1を搬送されるワーク2に対する外光の影響などで適切な撮像条件や画像処理条件は変化する。よって、読取条件制御部25は、より適切な読取条件を探索して、AF制御部21や撮像制御部22、デコード部13に設定する。なお、読取条件制御部25は演算部23が許容深度の取得処理を実行している間は読取条件を変更せずに固定する。読取条件はマッチングレベルに影響を及ぼすため、読取条件が変動してしまうと正確な許容深度が得られなくなってしまうからである。そのため、演算部23は、読取条件制御部25で読取条件が確定した後で許容深度の取得処理を開始する。記憶部30は、メモリなどの記憶装置であり、デコード部13によって取得されたデコード結果31、撮像素子10によって取得された画像データ32、コンピュータ4などの設定装置によってリーダ3に設定されたデータや入力部16を通じて設定されたデータである設定データ33などを記憶する。
図6はコンピュータ4の機能を示すブロック図である。リーダ3を小型化すると、リーダ3の表示部15や入力部16だけではリーダ3のすべての機能を設定することが難しくなる。そこで、一部またはすべての設定データ33についてはコンピュータ4で作成してリーダ3に転送してもよい。CPU40は記憶部50に記憶されているプログラムに基づきコンピュータ4が備えている各部を制御するユニットである。演算部41の一機能であるUI制御部43はリーダ3の撮像条件などを設定するためのユーザインタフェースやリーダ3が出力するデコード結果31、画像データ32などを表示するためのユーザインタフェースを生成し、表示部61に表示させる。UI制御部43は許容深度や近方余裕度、遠方余裕度、リーダ3からワーク2までの距離(読み取り距離)、読み取り距離とデコード結果との対応関係を示すグラフ(図3など)などを表示部61に表示してもよい。なお、入力部62によってグラフの一部が指定されると、UI制御部43は指定された部分に対応した読み取り距離を表示部61に表示させてもよい。たとえば、ユーザは、入力部62の一部であるポインティングデバイスによってポインタを移動させ、グラフ上の所望の位置にポインタを重ね合わせてもよい。UI制御部43や演算部41はポインタの座標を取得し、その座標からグラフ上での対応する読み取り距離を算出してもよい。演算部41はリーダ3の演算部23の代わりに上述した各種の演算処理を実行するユニットである。リーダ3の演算部23の演算性能が低く、コンピュータ4の演算部41の演算性能が高い場合には、コンピュータ4の演算部41がほとんどの演算処理を実行してもよい。設定部42は撮像条件やUMLなどの制御パラメータをリーダ3に設定するユニットである。通信部63はリーダ3の通信部14と有線または無線で接続し、デコード結果31や画像データ32を受信したり、設定部42で生成された設定データ33を送信したりする。記憶部50は、メモリやハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などである。
<ユーザインタフェースの一例>
図7はデコード結果と読み取り距離との対応関係であるグラフを表示するユーザインタフェース70a、70bの一例を示す図である。ユーザインタフェース70aでは、ポインタ71はまだグラフの一部を指定してはいない。UI制御部43は入力部62のポインティングデバイスの操作に連動してポインタ71の表示位置を更新する。UI制御部43はポインタ71の座標がグラフの座標と一致すると、その座標に対応した読み取り距離を求め、読み取り距離をポップアップ表示する。図7ではポップアップ部72に読み取り距離とその読み取り距離で取得された画像データとが含まれているが、少なくとも読み取り距離が含まれていればよい。また画像データを表示することでユーザは2次元コードの画像を視覚的に把握可能となり、マッチングレベルと画像との関係も理解できるようになろう。2次元コードの画像を確認することはユーザにとってUMLを変更するのに役立つであろう。
<フローチャート>
リーダ3には運転モードと設定モードとが存在する。運転モードは、実際にライン1を搬送される複数のワーク2について2次元コードの読み取りを実行するモードである。設定モードは、リーダ3の読取条件を設定し、許容深度などをユーザに提示するモードである。
図8は許容深度の取得処理を示すフローチャートである。図8を用いて取得処理の各ステップについて説明する。ユーザはリーダ3がワーク2に設けられた2次元コードを読み取れるように、リーダ3とワーク2の距離(読み取り距離)を調整する。通常、リーダ3は支持部材に固定されており、ワーク2からの距離を調整可能となっている。ユーザは表示部15に表示されるマッチングレベルを確認し、マッチングレベルが最大となるようにリーダ3とワーク2の距離を調整する。この状態での読み取り距離が基準距離となる。基準距離が確定すると、ユーザは入力部16を操作して、制御ユニット20に許容深度の取得処理を開始させる。
S800で設定部24は入力部16またはコンピュータ4を通じて入力された値に基づき閾値UMLを設定する。設定部24は表示部15にUMLの設定を促すメッセージ等を表示してもよい。
S801で読取条件制御部25は撮像素子10により取得された画像データ等に基づき読取条件を確定させ、撮像条件を撮像制御部22に設定し、画像処理条件をデコード部13に設定する。読取条件制御部25はデコード結果が最良となるように、AF調整量、照明光量、露光時間、画像処理条件などを探索して設定する。
S802で演算部23はAF制御部21を通じて取得したAF機構11のレンズ繰り出し量を読み取り距離に変換することで基準距離を求める。
S803でAF制御部21はAF機構11を制御し、光学系の焦点位置が近方側に移動するようレンズの繰り出し量を1段階だけ調整する。ここでは基準距離から徐々に読み取り距離を削減して行くものとする。S804で撮像制御部22は撮像素子10に撮像を実行させて画像データを取得し、デコード部13に画像データについてデコード処理を実行させる。デコード部13は画像データについてデコード処理を実行してデコード結果を取得する。S805で演算部23はデコード部13が出力するデコード結果に基づき2次元コードのデコードに成功したかどうかを判定する。2次元コードでは1回あたりの読み取り結果は成功か失敗の2つの結果しかない。そこで、たとえば、演算部23は、ひとつの位置(読み取り距離)についてN回の読み取りを実行し、成功回数をカウントし、その平均成功回数(読み取り成功率)を求め、読み取り成功率が0%を超えていれば読み取り成功と判定し、読み取り成功率が0%であれば読み取り失敗と判定してもよい。読み取り成功であれば、S807に進み、演算部23はデコード結果に基づきマッチングレベルを求めるとともに、レンズの繰り出し量から読み取り距離を求め、これらを記憶部30に記憶する。一方で、読み取り失敗であれば、S806に進み、演算部23はデコード結果に基づきマッチングレベルを求め、マッチングレベルが閾値以上であるかどうかを判定する。マッチングレベルが閾値以上であれば、読み取り距離はまだ近方側の限界距離には達していない。そこで、S803に戻り、レンズ繰り出し量を近方側に1段階調整する。その後、読み取り距離が近方側の限界距離に達するまで、S803ないしS807の処理を繰り返し実行する。一方で、マッチングレベルが閾値未満になると、近方側の限界距離が確定し、つまり近方余裕度(基準距離と近方側の限界距離との差分)も確定する。そのため、S808に進む。
S808でAF制御部21は読み取り距離が基準距離に復帰するようAF機構11を制御し、AF機構11のレンズ繰り出し量を調整する。
S809でAF制御部21はAF機構11を制御し、光学系の焦点位置が遠方側に移動するようレンズの繰り出し量を1段階だけ調整する。ここでは基準距離から徐々に読み取り距離を増加して行くものとする。S810で撮像制御部22は撮像素子10に撮像を実行させて画像データを取得し、デコード部13に画像データについてデコード処理を実行させる。デコード部13は画像データについてデコード処理を実行してデコード結果を取得する。S811で演算部23はデコード部13が出力するデコード結果に基づき2次元コードのデコードに成功したかどうかを判定する。読み取り成功であれば、S813に進み、演算部23はデコード結果に基づきマッチングレベルを求めるとともに、レンズの繰り出し量から読み取り距離を求め、これらを記憶部30に記憶する。一方で、読み取り失敗であれば、S812に進み、演算部23はデコード結果に基づきマッチングレベルを求め、マッチングレベルが閾値以上であるかどうかを判定する。マッチングレベルが閾値以上であれば、読み取り距離はまだ遠方側の限界距離には達していない。そこで、S809に戻り、レンズ繰り出し量を遠方側に1段階調整する。その後、読み取り距離が遠方側の限界距離に達するまで、S809ないしS813の処理を繰り返し実行する。一方で、マッチングレベルが閾値未満になると、遠方側の限界距離が確定し、つまり遠方余裕度(基準距離と遠方側の限界距離との差分)も確定する。そのため、S814に進む。
S814で演算部23は近方側の限界距離と遠方側の限界距離とから許容深度を決定し、表示部15に表示する。これによりユーザは許容深度を把握できるようになる。なお、演算部23は許容深度とともに、または、許容深度に代えて、近方余裕度と遠方余裕度とのうち両方または一方を表示部15に表示させてもよい。また、演算部23は記憶部30に記憶したマッチングレベルと読み取り距離との対応関係を示すグラフを作成し、表示部15に表示してもよい。なお、これらの表示処理は上述したようにコンピュータ4で実行されてもよい。
<まとめ>
リーダ3は、光学系の合焦位置を調整するAF機構11と、ワーク2に設けられた2次元コード6を撮像する撮像素子10と、撮像素子10により取得された画像データをデコードするデコード部13とを有している。演算部23は、AF機構11における調整量を複数通りに変化させたときに、各調整量ごとに撮像素子10により取得された各画像データについてデコード部13によるデコード結果を取得し、調整量を換算して得られる読み取り距離とデコード結果との対応関係を求め、当該対応関係に基づき許容深度を演算する。これにより許容深度を求めることが可能な光学的情報読取装置が提供される。なお、コンピュータ4の演算部41が演算部23の演算処理の一部またはすべてを実行してもよい。
表示部15、61は演算部23、41により演算された許容深度を表示する許容深度表示手段として機能してもよい。これによりユーザは許容深度を視覚的に把握できるようになる。
図3や図8を用いて説明したように、演算部23は、撮像素子10からワークまでの距離とデコード結果との対応関係に基づき、マッチングレベルが閾値条件(例:UML)を満たしている読み取り距離のうち、ワーク2に対して最も近い距離(近方限界距離)と、ワーク2に対して最も遠い距離(遠方限界距離)とを演算し、ワーク2に対して最も近い距離からワークに対して最も遠い距離までを許容深度として出力してもよい。これにより、閾値条件を満たすことが可能な近方側の読み取り距離と、遠方側の読み取り距離を明確に把握できるようになる。つまり、ユーザは許容深度を把握できるため、ワーク2の高低のバラツキなどを考慮し、読み取り距離を効率よく再調整することが可能となろう。つまり、ワーク2の高低のバラツキが最大となったとしても2次元コードの読み取りに成功するように、リーダ3の読み取り距離を調整できるようになる。これにより、2次元コードが読み取れないことによるワーク2の廃棄率を低下させることが可能となる。ワーク2が製品として合格レベルにあっても2次元コードが正しく印刷、貼付または刻印されていなければ、製品管理ができないためそのワーク2は廃棄される。これは、ワーク2の読み取り距離の設定が不十分であることが原因で読み取りの失敗が発生しても、そのワーク2は廃棄されてしまうことを意味する。ワーク2の不要な廃棄はワーク2の製造コストの上昇を招くため、このような読み取り失敗は削減されなければならない。とくにワーク2がエンジンブロックなどの高価な部品であればなおさらである。本実施形態では、リーダ3の許容深度をユーザに提示できるだけ、ユーザは読み取り距離を正しく設定しやすくなり、ワーク2の不要な廃棄を削減できるようになろう。
ユーザは設定部24、42を通じて閾値条件であるUMLを設定してもよい。ワーク2やライン1の設置環境に応じて適切なUMLが異なることが予想される。そこで、ユーザは自己の経験に基づいて適切なUMLを設定してもよい。
図2を用いて説明したように、演算部23、41は、ワーク2から撮像素子10までの実際の読み取り距離である基準距離RDとワーク2に対して最も近い読み取り距離との差分である近方余裕度Mnを演算してもよい。さらに、演算部23、41および表示部15、61は近方余裕度を表示する近方余裕度表示手段として機能してもよい。これによりユーザは近方余裕度Mnを明確に把握できるようになろう。
図2を用いて説明したように、演算部23、41は、ワーク2から撮像素子10までの実際の読み取り距離である基準距離RDとワーク2に対して最も遠い読み取り距離との差分である遠方余裕度Mfを演算してもよい。また、演算部23、41および表示部15、61は遠方余裕度を表示する遠方余裕度表示手段として機能してもよい。これによりユーザは遠方余裕度Mfを明確に把握できるようになろう。
AF制御部21がAF機構11のフォーカスの調整量を段階的に変化させ、撮像素子10は各フォーカスの調整量に対してそれぞれワーク2に設けられた2次元コードを撮像して画像データを出力してもよい。これにより、ユーザは手動で読み取り距離を多数回にわたって調整し、そのたびに撮像を実行する煩わしさから解放されよう。
読取条件制御部25は撮像素子10の撮像条件とデコード部13における画像処理条件とを含む読取条件を制御してもよい。演算部23は、読取条件が確定した後で許容深度の取得処理を開始する。このように読取条件が適切に調整された上で許容深度の取得処理を実行することで、より正確な許容深度が求められるようになろう。同様に、演算部23が許容深度の取得処理を実行している間は読取条件制御部25が読取条件を変更せずに固定してもよい。読取条件を一定とすることで、より正確な許容深度が求められるようになろう。
図8を用いて説明したように、許容深度の取得処理が開始されると、AF制御部21は、ワークに対して近方側に撮像素子10の光学系の焦点が変更されるようAF機構11の調整量を変化させてデコード部13に近方側についてデコード結果を取得させ、デコード部13が近方側についてのデコード結果の取得を完了すると、ワークに対して遠方側に撮像素子10の光学系の焦点が変更されるようAF機構11の調整量を変化させ、デコード部13に遠方側についてデコード結果を取得させてもよい。これにより、近方側から遠方側にかけて効率よくデコード結果を取得できるようになろう。
図3や図7を用いて説明したように、演算部23、41および表示部15、61は読み取り距離とデコード結果との対応関係を示すグラフを表示するグラフ表示手段として機能してもよい。これにより、読み取り距離とデコード結果との関係がどのような特性であるかをユーザが把握できるようになる。
図7を用いて説明したように、対応関係を示すグラフの一部を指定する指定手段として入力部62やポインタ71が機能してもよい。UI制御部43や表示部61は、ポインタ71により指定された部分に対応した撮像素子10からワークまでの距離を表示する距離表示手段として機能してもよい。これによりユーザはグラフにおいて所望のマッチングレベルに対応した読み取り距離を簡易な操作によって表示させることが可能となる。
デコード結果は、たとえば、2次元コード6についての読取成功率、読み取りやすさの指標である読取余裕度、または、2次元コード6を構成する1つのセルが撮像素子10によって得られた画像データにおいていくつの画素に相当するかを示すPPCであってもよい。ユーザによって必要となるデコード結果の指標はさまざまである。よって、ユーザによって必要となるデコード結果の指標を求めて、表示してもよい。
本実施例においては、撮像手段により取得された画像データの読取成功率から許容深度を計算しているのではない。画像データをデコードした結果であるデコード結果を基に、許容深度を求めている。図3に示した例では、取得した画像データ自体の輝度、コントラスト比などを縦軸にとっているのではなく、画像データをデコードしたマッチングレベルを縦軸にとっている。コードリーダでは、画像の鮮鋭さよりも画像をデコードした結果であるデコード結果がユーザにとって重要な指標である。そのため、デコード結果を基に読取距離と許容深度を算出している。仮に、画像データから読取距離や許容深度を算出すると、デコード結果が良くない距離であっても、許容深度内にあると演算される場合もある。画像データが鮮鋭な距離と、デコード結果が優れている距離とは、必ずしも一致しないためである。
1…ライン、2…ワーク、3…リーダ、4…コンピュータ、5…プログラマブルロジックコントローラ(PLC)

Claims (17)

  1. フォーカス調整機構を備え、ワークに設けられたコードを撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により取得された画像データをデコードするデコード手段と、
    前記フォーカス調整機構における調整量を複数通りに変化させたときに、各調整量ごとに前記撮像手段により取得された各画像データについて前記デコード手段によるデコード結果を取得し、前記調整量を換算して得られる前記撮像手段から前記ワークまでの距離と当該デコード結果との対応関係を求め、当該対応関係に基づき前記コードをデコードする上で許容される前記撮像手段から前記ワークまでの距離である許容深度を演算する演算手段と、
    を有することを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記演算手段により演算された許容深度を表示する許容深度表示手段をさらに有することを特徴する請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 前記演算手段は、前記撮像手段から前記ワークまでの距離と前記デコード結果との対応関係に基づき、前記デコード結果が所定の閾値条件を満たしている距離であって前記ワークに対して最も近い距離と、前記ワークに対して最も遠い距離とを演算し、前記ワークに対して最も近い距離から前記ワークに対して最も遠い距離までを前記許容深度として出力することを特徴とする請求項1または2に記載の光学的情報読取装置。
  4. 前記閾値条件を設定する設定手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の光学的情報読取装置。
  5. 前記演算手段は、前記ワークから前記撮像手段までの実際の距離である基準距離と前記ワークに対して最も近い距離との差分である近方余裕度を演算することを特徴とする請求項3または4に記載の光学的情報読取装置。
  6. 前記近方余裕度を表示する近方余裕度表示手段をさらに有することを特徴する請求項5に記載の光学的情報読取装置。
  7. 前記演算手段は、前記ワークから前記撮像手段までの実際の距離である基準距離と前記ワークに対して最も遠い距離との差分である遠方余裕度を演算することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。
  8. 前記遠方余裕度を表示する遠方余裕度表示手段をさらに有することを特徴する請求項7に記載の光学的情報読取装置。
  9. 前記フォーカス調整機構を制御するオートフォーカス制御部をさらに有し、
    前記オートフォーカス制御部が前記フォーカス調整機構のフォーカスの調整量を変化させ、
    前記撮像手段は各フォーカスの調整量に対してそれぞれ前記ワークに設けられたコードを撮像して画像データを出力することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。
  10. 前記撮像手段の撮像条件と前記デコード手段における画像処理条件とを含む読取条件を制御する読取条件制御手段をさらに有し、
    前記演算手段は、前記読取条件が確定した後で前記許容深度の取得処理を開始することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。
  11. 前記演算手段が前記許容深度の取得処理を実行している間は前記読取条件制御手段が前記読取条件を変更せずに固定することを特徴とする請求項10に記載の光学的情報読取装置。
  12. 前記許容深度の取得処理が開始されると、前記オートフォーカス制御部は、前記ワークに対して近方側に前記撮像手段の光学系の焦点が変更されるよう前記フォーカス調整機構の調整量を変化させて前記デコード手段に前記近方側についてデコード結果を取得させ、前記デコード手段が前記近方側についてのデコード結果の取得を完了すると、前記ワークに対して遠方側に前記撮像手段の光学系の焦点が変更されるよう前記フォーカス調整機構の調整量を変化させ、前記デコード手段に前記遠方側についてデコード結果を取得させることを特徴とする請求項9に記載の光学的情報読取装置。
  13. 前記撮像手段から前記ワークまでの距離と当該デコード結果との対応関係を示すグラフを表示するグラフ表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。
  14. 前記対応関係を示すグラフの一部を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された部分に対応した前記撮像手段から前記ワークまでの距離を表示する距離表示手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の光学的情報読取装置。
  15. 前記デコード結果は、前記コードについての読取成功率、読み取りやすさの指標である読取余裕度、または、前記コードを構成する1つのセルが前記画像データにおいていくつの画素に相当するかを示すPPCであることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の光学的情報読取装置。
  16. フォーカス調整機構を備え、ワークに設けられたコードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段により取得された画像データをデコードするデコード手段とを有する光学的情報読取装置の制御方法であって、
    前記フォーカス調整機構における調整量を複数通りに変化させながら各調整量ごとに前記撮像手段により取得された各画像データについて前記デコード手段によるデコード結果を取得し、前記調整量を換算して得られる前記撮像手段から前記ワークまでの距離と当該デコード結果との対応関係を求め、当該対応関係に基づき前記コードをデコードする上で許容される前記撮像手段から前記ワークまでの距離である許容深度を演算することを特徴とする制御方法。
  17. フォーカス調整機構を備え、ワークに設けられたコードを撮像する撮像手段と、前記撮像手段により取得された画像データをデコードするデコード手段とを有する光学的情報読取装置で実行されるプログラムであって、当該光学的情報読取装置に、
    前記フォーカス調整機構における調整量を複数通りに変化させながら各調整量ごとに前記撮像手段により取得された各画像データについて前記デコード手段によるデコード結果を取得させ、前記調整量を換算して得られる前記撮像手段から前記ワークまでの距離と当該デコード結果との対応関係を求めさせ、当該対応関係に基づき前記コードをデコードする上で許容される前記撮像手段から前記ワークまでの距離である許容深度を演算させることを特徴とするプログラム。
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