JP2016025386A - 位置認証装置、端末装置、位置認証方法、及びプログラム - Google Patents

位置認証装置、端末装置、位置認証方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ID発信装置から発信されるID情報を受信するユーザ端末に対してサービスを提供するための技術において、ID発信装置の位置を認証する。
【解決手段】識別子を発信する発信装置が正当な位置にあるか否かの認証を行うための位置認証装置において、前記識別子と前記発信装置の位置情報とを対応付けて格納する位置情報格納手段と、前記発信装置により発信された前記識別子を受信した端末から、当該端末の位置情報と前記識別子とを受信する受信手段と、前記位置情報格納手段から、前記識別子に対応付けられた前記発信装置の位置情報を取得し、当該発信装置の位置情報と前記端末の位置情報とに基づいて前記発信装置と前記端末との間の距離を第1の距離として算出し、当該第1の距離と、予め指定した第2の距離とを比較する位置認証手段とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、IDを発信する装置が正当な位置に置かれているかどうかの認証を行う技術に関連するものである。
近年、低消費電力の近距離無線技術を使用して小型装置(以下、ID発信装置10)からID情報を発信し、当該ID情報を受信したユーザ端末に対してサービスを提供する技術が注目されている。このような技術として例えば「ibeacon」(非特許文献1参照)がある。
ID発信装置10を使用したサービス提供の例を図1を参照して説明する。図1に示す例において、エリアAはID発信装置10が設置される特定の店舗等のエリアを示し、当該エリアAの範囲内で、ユーザ端末20はID情報を受信可能であるとする。ID発信装置10はID情報としてID−Aを保持し、ID−Aを無線で送出する。
図1に示すユーザ端末20は、例えばスマートフォンであり、受信したID―Aに反応してサービス提供サーバ30にサービス要求を送信するアプリケーションを搭載している。
図1において、ユーザ端末20がID発信装置10から送出されるID−Aを受信すると(ステップ1)、ユーザ端末20はサービス提供サーバ30にサービス要求を送信する(ステップ2)。サービス要求には、ユーザ端末20が受信したID情報であるID−Aが含まれる。
サービス要求を受信したサービス提供サーバ30は、ID−Aにより識別されるエリアAに適したサービス情報Aをユーザ端末20に送信する(ステップ3)。当該サービス情報Aは、例えば、当該店舗に来店したことによる来店ポイント、当該店舗で使えるクーポン、当該店舗に関するECサイトのレコメンド等である。
http://ascii.jp/elem/000/000/899/899293/、2014年6月27日検索
上記のように、ID発信装置10を使用したサービスにおいては、ID発信装置10がID−Aに対応した位置(エリアA)に設置されることによって、ユーザはエリアAに居ることにより付加価値を得られ、また、サービス提供側は、ユーザをエリアAの特定の店舗に呼び込むことができるというメリットが生ずる。
しかし、従来技術においては、ID発信装置10の物理的な位置を認証する仕組みが存在しないことから、例えば、ID−Aを有するID発信装置10が盗難にあって、図2に示すように、エリアAと関係のないエリアXに設置された場合でも、図1と同じ処理手順が実行され、ユーザ端末20はサービスを受けることができてしまうという問題がある。
また、図1に示したID発信装置10からID−Aを取得し、ID発信装置10とは異なるID発信装置にID−Aを設定し、当該ID−Aを設定したID発信装置をエリアXに設置することによっても同様の問題が生じる。
上記のようにID−Aに対応するエリアA以外のエリアにおいて、ID−Aに基づくサービスが提供できることになると、サービス提供側は、特定の店舗への集客等、本来の目的を達成することができなくなるため、このような問題の発生を防止することが必要である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ID発信装置から発信されるID情報を受信するユーザ端末に対してサービスを提供するための技術において、ID発信装置の位置を認証することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明における実施の形態によれば、識別子を発信する発信装置が正当な位置にあるか否かの認証を行うための位置認証装置であって、
前記識別子と前記発信装置の位置情報とを対応付けて格納する位置情報格納手段と、
前記発信装置により発信された前記識別子を受信した端末から、当該端末の位置情報と前記識別子とを受信する受信手段と、
前記位置情報格納手段から、前記受信手段により受信した前記識別子に対応付けられた前記発信装置の位置情報を取得し、当該発信装置の位置情報と前記端末の位置情報とに基づいて前記発信装置と前記端末との間の距離を第1の距離として算出し、当該第1の距離と、予め指定した第2の距離とを比較することにより前記発信装置が正当な位置にあるか否かの判定を行う位置認証手段とを備える位置認証装置が提供される。
また、本発明における実施の形態によれば、識別子を発信する発信装置が正当な位置にあるか否かの認証を行うための位置認証装置が実行する位置認証方法であって、
前記位置認証装置は、前記識別子と前記発信装置の位置情報とを対応付けて格納する位置情報格納手段を備えており、
前記発信装置により発信された前記識別子を受信した端末から、当該端末の位置情報と前記識別子とを受信する受信ステップと、
前記位置情報格納手段から、前記受信ステップにより受信した前記識別子に対応付けられた前記発信装置の位置情報を取得し、当該発信装置の位置情報と前記端末の位置情報とに基づいて前記発信装置と前記端末との間の距離を第1の距離として算出し、当該第1の距離と、予め指定した第2の距離とを比較することにより前記発信装置が正当な位置にあるか否かの判定を行う位置認証ステップとを備える位置認証方法が提供される。
また、本発明における実施の形態によれば、識別子を発信する発信装置と通信を行う端末装置であって、
前記発信装置により発信された前記識別子を受信し、当該識別子に対応する前記発信装置の位置情報を位置情報格納手段から取得する手段と、
前記端末装置の位置情報を取得する手段と、
前記発信装置の位置情報と前記端末装置の位置情報とに基づいて前記発信装置と前記端末との間の距離を第1の距離として算出し、当該第1の距離と、予め指定した第2の距離とを比較することにより前記発信装置が正当な位置にあるか否かの判定を行う認証手段とを備える端末装置が提供される。
本発明の実施の形態によれば、ID発信装置から発信されるID情報を受信するユーザ端末に対してサービスを提供するための技術において、ID発信装置の位置を認証することが可能となる。
ID発信装置10を用いたサービスの例を説明するための図である。 課題を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るシステム構成図である。 ID発信装置10の位置登録の手順例を示すシーケンス図である。 ID発信装置10の位置認証の手順例1を示すシーケンス図である。 ID発信装置10の位置認証の手順例2を示すシーケンス図である。 位置認証処理の例を説明するための図である。 ユーザ端末20の機能構成図である。 位置認証装置100の機能構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
(システムの全体構成)
図3に、本発明の実施の形態に係るシステムの全体構成図を示す。図3に示すように、本実施の形態のシステムには、ID発信装置10、位置認証装置100、位置情報提供システム40が含まれる。また、図3には、ID発信装置10のエリア内に存在するユーザ端末20が示されている。ユーザ端末20は、当該エリアの範囲内でID情報を受信できる。当該エリアをID到達エリア、識別子到達エリア等と称してもよい。
ID発信装置10は、所定の電波出力強度でID情報(本実施の形態ではID−A)を無線で送出する機能を備える。当該所定の電波出力強度はID発信装置10に予め設定しておくものであり、当該所定の電波出力強度でID情報を送信することにより、ID到達エリア内でID情報が受信可能になる。
位置認証装置100は本発明に係る機能を備える装置であり、ID発信装置10の位置を認証する機能を備える。位置を認証する方法については後述する。位置認証装置100は位置情報格納部110を備えており、位置情報格納部110には、ID情報と当該ID情報を持つID発信装置の位置情報(正しい位置情報)とが対応付けて格納される。また、本実施の形態では、位置認証装置100は、前述したようなサービス提供サーバの機能も備える。なお、これは一例であり、位置認証機能とサービス提供機能が別々の装置に備えられていてもよい。
位置情報提供システム40は、ユーザ端末20が位置情報を取得するためのものであり、本実施の形態では、GPS信号を発信するGPSシステムであることを想定している。本実施の形態では、ユーザ端末20は、GPS受信機を備えており、位置情報提供システム40から受信する信号に基づき自身の位置((緯度,経度)等)を取得する。なお、位置を取得する方法としてGPSを使用することは一例に過ぎず、位置を取得できればどのような技術を使用してもよい。
ユーザ端末20は、ID−Aに反応してサービス要求を送信する等の動作を行うアプリケーションを搭載したスマートフォン等の端末である。また、ユーザ端末20は、自身の位置の情報を取得する機能、及び取得した位置情報を位置認証装置100に送信する機能等を備える。
(システム動作手順)
<登録手順>
本実施の形態では、最初に、ID発信装置10の正しい位置情報とID情報とを位置認証装置100に登録する手順を実施する。この手順例を図4を参照して説明する。図4の登録手順例では、通信装置50が使用される。通信装置50は、ID発信装置10の位置登録のために管理者により使用される装置であり、サービスを受けるアプリケーションを搭載したユーザ端末20からは登録はできないものとする。つまり、ID発信装置10の位置登録は、ID発信装置10の管理者により、ID発信装置10が正当な場所に設置された場合でしか行われないものとする。そのために、ユーザ認証もしくは装置認証が行われることとしてもよい。通信装置50は、ID情報受信機能、GPS受信機等の位置情報取得機能、位置登録要求送信機能を含む。以下、ID発信装置10の位置は位置Aであり、ID情報はID−Aであるとする。
位置情報登録のために、まず、通信装置50をID発信装置10に近い位置に持っていく。通信装置50により取得される通信装置50の位置情報をID発信装置10の位置情報と見なすためである。GPS等により取得できる位置情報には、ある程度の誤差を含むので、通信装置50とID発信装置10との距離がその誤差内であれば、通信装置50により取得された位置情報をID発信装置10の位置情報と見なしてよい。
図4のステップ101において、通信装置50はID発信装置10からID−Aを受信する。通信装置50は、位置情報提供システム40から信号を受信することで(ステップ102)、自身の位置情報(位置A)を取得する(ステップ103)。
続いて、通信装置50は、ID−Aと位置Aを含む位置登録要求を位置認証装置100に送信する(ステップ104)。
位置登録要求を受信した位置認証装置100は、位置登録要求に含まれるID−Aと位置Aとを対応付けて位置情報格納部110に格納する(ステップ105)。
なお、上記の登録手順は一例に過ぎない。位置認証装置100において、ID−Aと位置Aが対応付けて格納されるのであれば、他の手順で登録を行ってもよい。また、管理者のPC等の端末から位置認証装置100に対して手入力でID−Aと位置Aを入力することにより登録を行ってもよい。
<位置認証手順例1>
次に、ID発信装置10のID到達エリアに入ったユーザ端末20に対してサービス提供を行う際に、ID発信装置10の位置を認証する手順例1を図5を参照して説明する。
まず、ユーザ端末20はID発信装置10からID−Aを受信する(ステップ201)。次に、ユーザ端末20は、位置認証装置100にサービス要求を送信する(ステップ202)。サービス要求にはID発信装置10から受信したID−Aが含まれている。
サービス要求を受信した位置認証装置100は、ユーザ端末20からのサービス要求はID−Aに関する要求である旨を保持するとともに、位置情報要求をユーザ端末20に送信する(ステップ203)。
ユーザ端末20は、位置情報提供システム40から受信する信号に基づいて、自身の位置情報を取得する(ステップ204、205)。ユーザ端末20の位置は位置Bであるとする。
ユーザ端末20は、位置情報要求に対する応答として、位置情報(位置B)を位置認証装置100に送信する(ステップ206)。そして、位置認証装置100は、ステップ202で受信したID−Aに対応付けて格納(登録)されている位置Aと、ステップ206で受信した位置Bとに基づき、位置認証処理を行う(ステップ207)。位置認証処理では、位置Aと位置Bとの間の距離が、ID発信装置10からの信号受信可能最大距離以下かどうかの判定が行われる。その内容については後述する。
位置認証処理により認証OKと判定された場合(ステップ208のYes)、位置認証装置100は、サービス提供可であると判断し、サービス情報をユーザ端末20に送信する(ステップ209)。位置認証処理により認証NGと判定された場合(ステップ208のNo)、位置認証装置100は、サービス提供不可であると判断し、サービス提供を行わない(ステップ210)。
サービス提供不可であると判断された場合、位置認証装置100はその旨を管理者の端末に通知することとしてもよい。これにより、管理者は、例えばID発信装置10が本来設置される場所に設置されていないこと等を知ることができる。位置認証装置100がサービス提供不可の通知を行う際に、認証NGとなった「位置B」を管理者の端末に通知することとしてもよい。これにより、管理者は、位置Aにあるべき位置認証装置100が、位置Bの近くにあることを知ることができる。
<位置認証手順例2>
上記の手順例は一例であり、他の手順で位置認証を行うことも可能である。他の手順の例として、手順例2を図6を参照して説明する。
ユーザ端末20はID発信装置10からID−Aを受信する(ステップ301)。ユーザ端末20は、位置情報提供システム40から受信する信号に基づいて、自身の位置情報(位置B)を取得する(ステップ302、303)。次に、ユーザ端末20は、位置認証装置100にサービス要求を送信する(ステップ304)。サービス要求にはID発信装置10から受信したID−Aと、ステップ303で取得した位置Bが含まれている。
サービス要求を受信した位置認証装置100は、ID−Aに対応付けて格納(登録)されている位置Aと、ステップ304で受信した位置Bとに基づき、位置認証処理を行う(ステップ305)。
位置認証処理により認証OKと判定された場合(ステップ306のYes)、位置認証装置100は、サービス提供可であると判断し、サービス情報をユーザ端末20に送信する(ステップ307)。位置認証処理により認証NGと判定された場合(ステップ306のNo)、位置認証装置100は、サービス提供不可であると判断し、サービス提供を行わない(ステップ308)。サービス提供不可であると判断された場合における管理者端末への通知については手順例1と同様である。
<位置認証処理について>
図5のステップ207及び図6のステップ305において行われる位置認証処理について図7を参照して説明する。
ID発信装置10は、低消費電力の近距離無線技術を使用して、所定の電波出力強度で電波(ID情報)を送信している。電波は伝搬距離に応じて減衰する。ユーザ端末20は、到達した電波が弱すぎる場合、当該電波(に乗せられたID情報)を受信(検知)することはできない。ユーザ端末20がID情報を受信できる範囲(ID情報を受信できるID発信装置10からの最大距離)は、ID発信装置10に設定される電波出力強度から電波伝搬式により算出できる。図7に示すように、その距離をDとする。
なお、電波伝搬の障害物等が存在する実際のID発信装置10の設置環境を考慮して、Dを実測で求めることとしてもよい。実測で求めるとは、ID−Aに反応するユーザ端末20を使用して、ID発信装置10が発信するID−Aを取得できた最大の距離を実測することである。この場合、求めたDをID−Aに対応付けて位置認証装置100に予め格納しておく。
また、電波状況、位置情報の精度等を考慮して、上記のように理論的もしくは実測で求めた最大距離以上の値をDとして設定しておくこととしてもよい。
位置認証処理において、位置認証装置100に登録されているID発信装置10の位置Aと、ユーザ端末20により取得された位置Bとの間の距離を算出する。この距離は、地球上の2地点間の距離を算出する既知の方法で算出できる。図7に示すように、その距離をMとする。
ID発信装置10が正しい位置である位置Aに設置されているとすると、MはD以下になる。一方、ID発信装置10が位置Aから大きく離れた別の位置に設置されている場合、位置Bは、位置Aから大きく離れた位置になるので、MはDよりも大きくなる。そこで、本実施の形態では、M≦Dである場合は認証OKであると判定し、D<Mである場合は認証NGであると判定する。
なお、これまでに説明した例では、ID発信装置10は無線でIDを発信し、ユーザ端末20がそれを無線で受信することとしたが、ユーザ端末20をID発信装置10に物理的に接続して、ユーザ端末20がID発信装置10のIDを読み取ることとしてもよい。この場合でも、ID発信装置10は、IDを発信するものであるといえる。この場合、ユーザ端末20がIDを受信する際のユーザ端末20とID発信装置10との間の距離は0となるが、前述したように、Dの値としては0以上の値を設定しておくこととしてもよい。
(装置構成例)
次に、ユーザ端末20と位置認証装置100の機能構成の例を説明する。まず、図8を参照して、ユーザ端末20の構成例を説明する。図8に示すように、ユーザ端末20は、ID情報受信部21、位置情報取得部22、サービス要求処理部23を有する。ID情報受信部21は、ID発信装置10から発信されるID情報を受信し、当該ID情報をサービス要求処理部23に渡す。位置情報取得部22は、位置情報提供システム40から受信する信号に基づいて、ユーザ端末20の位置情報を取得(算出)する。サービス要求処理部23は、図5のステップ202、203、206、209、もしくは、図6のステップ304、307に示す動作を行う。つまり、サービス要求処理部23は、サービス要求や位置情報の送信、サービス情報の受信等を行う。
本実施の形態に係るユーザ端末20は、例えば、コンピュータ(携帯電話機、スマートフォン等を含む)に、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、ユーザ端末20が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリなどのハードウェア資源を用いて、ユーザ端末20で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。このようにユーザ端末20がプログラムで実現できる点は、後述する変形例においても同様である。
次に、図9を参照して、位置認証装置100の構成例を説明する。図9に示すように、位置認証装置100は、位置情報格納部110、位置登録処理部120、位置認証処理部130、サービス提供処理部140、通信処理部150を有する。
位置情報格納部110は、ID情報と、当該ID情報に対応する正しい位置情報とを対応付けて格納する。位置登録処理部120は、図4のステップ104、105に示したように、位置登録要求を受信して、ID情報と位置情報とを位置情報格納部110に格納する。
位置認証処理部130は、図7を参照して説明した位置認証処理を行う。サービス提供処理部140は、ID情報を含むサービス要求を受信して、当該ID情報に対応するサービスを提供する機能を基本機能として有するととともに、位置情報要求の送信、位置認証処理部130に対する位置認証の依頼、位置認証処理部130からの位置認証結果(認証OK,認証NG)の受信、位置認証結果に応じた処理(サービス情報送信等)を行う。通信処理部150は、ユーザ端末20との間の通信を行うための機能部である。また、認証NGの場合の管理者端末への通知等は位置認証処理部130が行う。
本実施の形態に係る位置認証装置100は、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、位置認証装置100が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリなどのハードウェア資源を用いて、位置認証装置100で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態により、識別子を発信する発信装置が正当な位置にあるか否かの認証を行うための位置認証装置であって、前記識別子と前記発信装置の位置情報とを対応付けて格納する位置情報格納手段と、前記発信装置により発信された前記識別子を受信した端末から、当該端末の位置情報と前記識別子とを受信する受信手段と、前記位置情報格納手段から、前記受信手段により受信した前記識別子に対応付けられた前記発信装置の位置情報を取得し、当該発信装置の位置情報と前記端末の位置情報とに基づいて前記発信装置と前記端末との間の距離を第1の距離として算出し、当該第1の距離と、予め指定した第2の距離とを比較することにより前記発信装置が正当な位置にあるか否かの判定を行う位置認証手段とを備える位置認証装置が提供される。
前記第2の距離は、例えば、前記識別子を受信可能な前記発信装置からの最大距離以上の予め指定した値である。
前記位置認証手段は、例えば、前記第1の距離が前記第2の距離以下である場合に、前記発信装置は正当な位置にあると判定する。前記位置認証装置は、前記位置認証手段により前記発信装置が正当な位置にあると判定された場合に、前記端末にサービス情報を送信するサービス提供手段を備えてもよい。
本実施の形態によれば、ID発信装置の位置を認証することが可能となり、認証NGの場合にはサービス提供がなされないので、不正な位置に設置されたID発信装置によるサービス提供を防止できる。
また、本実施の形態によれば、サービス提供側が情報を提供する対象となるユーザ端末の位置が正しいかどうかを認証することも可能となる。更に、本実施の形態によれば、サービス提供側からある位置におけるユーザ端末に送られる情報を、ユーザ端末がこの位置で受信することが正しいかどうかを認証することも可能となる。
(変形例)
これまでに説明した例では、位置認証装置100が位置認証処理を行っているが、ユーザ端末20が位置認証処理を行い、正しい情報(サービス)のみを受けるようにしてもよい。
本例では、位置認証装置100は、位置登録処理部120と位置情報格納部110を備えるが、位置認証処理部130を備えなくてもよい。ユーザ端末20は、位置認証処理部130と同様の、図7で説明した位置認証処理を行う機能を含み、前述したDの値を予め保持しているものとする。本例では、位置認証装置100が位置認証処理を行わずにサービス提供を行うことから、当該装置を便宜上、サービス提供サーバ30と呼ぶことにする。つまり、当該装置は、図1、2に示したサービス提供サーバ30において、位置登録処理部120と位置情報格納部110を備える構成に相当する。
ID発信装置10のID到達エリアに入ったユーザ端末20はID発信装置10からID−Aを受信する。次に、ユーザ端末20は、サービス提供サーバ30にサービス要求(ID−A)を送信する。サービス提供サーバ30は位置情報格納部110からID−Aの正しい位置Aを示す位置情報を取得し、これをユーザ端末20に返送する。
ユーザ端末20は、位置情報提供システム40から受信する信号に基づいて、自身の位置情報を取得する。これまでの例と同様に、ユーザ端末20の位置は位置Bであるとする。ユーザ端末20は、現在の位置Bとサービス提供サーバ30から受信した位置Aとの距離Mを算出する。そして、ユーザ端末20は、図7を参照して既に説明したように、位置Aと位置Bとの間の距離Mが、D以下かどうかの判定を行う。
認証処理により認証OKと判定された場合、例えば、認証OKであることをサービス提供サーバ30に通知し、サービス提供サーバ30からサービス情報Aを受信し、当該サービス情報Aをその場所でのみ有効な情報として判断し、表示等の処理を行う。認証NGの場合には、サービス提供サーバ30に通知を行わないこととして(あるいは認証NGを送信することとして)、サービス情報Aを受信しない。
もしくは、ユーザ端末Aは、位置Aを示す位置情報とともにサービス情報Aをサービス提供サーバ30から受信し、認証OKであれば当該サービス情報Aをその場所でのみ有効な情報と判断して表示等の処理を行い、認証NGであれば、当該サービス情報Aをその場所に不適切な(有効ではない)情報と判断し、例えば表示を行うことなく削除する等の処理を行う。
認証NGである場合においてユーザ端末20は、例えば、ID発信装置10のID−A又は位置Aと、ユーザ端末20の位置Bとをサービス提供者に何らかの方法で知らせることで、サービス提供者は、ID発信装置(ID−A)が正しい位置Aになく、誤った位置Bの近くにあることを認識できる。
上記のような処理方法によれば、ID−Aを有するID発信装置10における何らかの不可抗力(間違って運搬、自然災害等で物理的に移動等)で、図2と同様な状況が生じたとき、かつ、位置認証処理をサービス提供サーバ30で行わない場合、ユーザ端末20がサービス要求(ID−A)をサービス提供サーバ30に行い、サービス情報AがエリアXで提供されても、ユーザ端末20にとって不要なサービスを結果的に提供する問題を解決することができる。
なお、この例は、当該店舗に来店したことによる来店ポイント、当該店舗で使えるクーポン、当該店舗に関するECサイトのレコメンド等のサービス例ではなく、標識、看板など、その場所だけに付加価値のある情報を得るサービス例である。本例により、目の前のIDを発信する物体等が、本当にこの位置で受ける情報(サービス)に関連するものかどうかをユーザ側が判定することが可能となる。
上記のとおり、本例においては、識別子を発信する発信装置と通信を行うユーザ端末であって、前記発信装置により発信された前記識別子を受信し、当該識別子に対応する前記発信装置の位置情報を位置情報格納手段から取得する手段と、前記ユーザ端末の位置情報を取得する手段と、前記発信装置の位置情報と前記ユーザ端末の位置情報とに基づいて前記発信装置と前記端末との間の距離を第1の距離として算出し、当該第1の距離と、予め指定した第2の距離とを比較することにより前記発信装置が正当な位置にあるか否かの判定を行う認証手段とを備えるユーザ端末が提供される。
前記ユーザ端末は、前記識別子をサービス提供サーバに送信し、当該サービス提供サーバからサービス情報を受信した場合に、前記認証手段により前記発信装置が正当な位置にあると判定された場合には、当該サービス情報を有効な情報として処理し、正当な位置にあると判定されない場合は、当該サービス情報を有効でない情報として処理する手段を備えてもよい。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
10 ID発信装置
20 ユーザ端末
21 ID情報受信部
22 位置情報取得部
23 サービス要求処理部
30 サービス提供サーバ
40 位置情報提供システム
50 通信装置
100 位置認証装置
110 位置情報格納部
120 位置登録処理部
130 位置認証処理部
140 サービス提供処理部
150 通信処理部

Claims (6)

  1. 識別子を発信する発信装置が正当な位置にあるか否かの認証を行うための位置認証装置であって、
    前記識別子と前記発信装置の位置情報とを対応付けて格納する位置情報格納手段と、
    前記発信装置により発信された前記識別子を受信した端末から、当該端末の位置情報と前記識別子とを受信する受信手段と、
    前記位置情報格納手段から、前記受信手段により受信した前記識別子に対応付けられた前記発信装置の位置情報を取得し、当該発信装置の位置情報と前記端末の位置情報とに基づいて前記発信装置と前記端末との間の距離を第1の距離として算出し、当該第1の距離と、予め指定した第2の距離とを比較することにより前記発信装置が正当な位置にあるか否かの判定を行う位置認証手段と
    を備えることを特徴とする位置認証装置。
  2. 前記位置認証手段は、前記第1の距離が前記第2の距離以下である場合に、前記発信装置は正当な位置にあると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置認証装置。
  3. 前記第2の距離は、前記識別子を受信可能な前記発信装置からの最大距離以上の予め指定した値である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位置認証装置。
  4. コンピュータを、請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の位置認証装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  5. 識別子を発信する発信装置が正当な位置にあるか否かの認証を行うための位置認証装置が実行する位置認証方法であって、
    前記位置認証装置は、前記識別子と前記発信装置の位置情報とを対応付けて格納する位置情報格納手段を備えており、
    前記発信装置により発信された前記識別子を受信した端末から、当該端末の位置情報と前記識別子とを受信する受信ステップと、
    前記位置情報格納手段から、前記受信ステップにより受信した前記識別子に対応付けられた前記発信装置の位置情報を取得し、当該発信装置の位置情報と前記端末の位置情報とに基づいて前記発信装置と前記端末との間の距離を第1の距離として算出し、当該第1の距離と、予め指定した第2の距離とを比較することにより前記発信装置が正当な位置にあるか否かの判定を行う位置認証ステップと
    を備えることを特徴とする位置認証方法。
  6. 識別子を発信する発信装置と通信を行う端末装置であって、
    前記発信装置により発信された前記識別子を受信し、当該識別子に対応する前記発信装置の位置情報を位置情報格納手段から取得する手段と、
    前記端末装置の位置情報を取得する手段と、
    前記発信装置の位置情報と前記端末装置の位置情報とに基づいて前記発信装置と前記端末との間の距離を第1の距離として算出し、当該第1の距離と、予め指定した第2の距離とを比較することにより前記発信装置が正当な位置にあるか否かの判定を行う認証手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
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