JP2016016374A - 可撓性チューブの表面処理装置及び可撓性チューブの表面処理方法、並びに表面処理された可撓性チューブ - Google Patents

可撓性チューブの表面処理装置及び可撓性チューブの表面処理方法、並びに表面処理された可撓性チューブ Download PDF

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Kensuke Nakajima
健介 中島
小川 和伸
Kazunobu Ogawa
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Abstract

【課題】粘着性を有し、外周面の滑りが悪く、塵埃が付着しやすい可撓性チューブの表面を改質して、取扱いやすく衛生面でも優れ、医療用としても好適な可撓性チューブを廉価に提供できる可撓性チューブの表面処理装置、表面処理方法、及び表面処理した可撓性チューブを提供すること。
【解決手段】可撓性チューブの中空部に挿入して該可撓性チューブを直線状に保持するガイドバー2と、該ガイドバー2を回転させるガイドバー回転機構3と、前記ガイドバー2に保持された可撓性チューブに沿って、表面処理具を移動させる表面処理具移動機構とからなる可撓性チューブの表面処理装置と、同表面処理装置を使用した可撓性チューブの表面処理方法により、可撓性チューブの表面に微細な粗面層を、同粗面層表面に潤滑性被膜層を、同潤滑性被膜層の表面に耐久性被膜層を形成されてなる可撓性チューブによる。
【選択図】図2

Description

歯科治療に使用される各種インスツルメントのハンドピースチューブなどの可撓性チューブの表面処理装置、及び可撓性チューブの表面処理方法、並びに表面処理された可撓性チューブに関する。
従来、歯科用治療装置のインスツルメントのハンドチューブなどに使用されてきた医療用チューブは、特許文献1に見られるように、シリコンゴム製チューブ本体の外周面にポリモノクロロパラキシレンからなる被覆層が形成されたものが使用されている。これは前記シリコンゴム製チューブが粘着性を有することから、そのままでは外周面の滑りが悪く、塵埃も付着しやすく、取扱いの便や衛生面でも問題となるため、前記ポリモノクロロパラキシレンからなる被覆層を外周面に形成して改善が図られたものである。
前記ポリモノクロロパラキシレンからなる被覆層は、他部材との接触面における静止摩擦係数および動摩擦係数がともに小さく、前記医療用チューブが接触する他の部材の表面上をスムーズに滑らせることができ、医療用チューブの耐摩耗性が向上し、医療用チューブの摩耗による品質劣化を防止できるほか、前記ポリモノクロロパラキシレンが導電性に優れていることから、医療用チューブへの静電気の帯電が防止でき、医療用チューブを塵埃付着のない良好な衛生状態に保持できる等の利点を有している。
その反面、前記ポリモノクロロパラキシレンで被覆された医療用チューブが高価で、これを多用する歯科用治療装置の低廉化が阻まれる状態にあった。
一方、携帯電話のケース等として使用されるシリコンゴム成形品の表面を改質する手段として、有機珪素化合物を燃料ガスと空気との混合ガスの火炎とともにシリコンゴム成形品表面に噴射する技術もよく知られている(特許文献2)。
特開平7−275262号公報 特開2012−225593号公報
しかし、携帯電話のケース等のシリコンゴム成形品はその表面が狭く平らで可撓性を有せず、上記火炎は成形品の表面にまんべんなく行き渡るよう噴射できるが、医療用チューブは長尺で可撓性を有するので、医療用チューブの表面を前記火炎でむらなく改質することは困難であった。また衛生上アルコール洗浄等を繰り返すため、塗料が剥がれやすく、長期の使用には耐えられないなどの問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、前述した有機珪素化合物を燃焼用ガスと空気との混合ガスの火炎とともにシリコンゴムの成形品表面に噴射してその表面を改質する技術を、医療用チューブ表面の改質処理に適用するための可撓性チューブの表面処理装置、及び可撓性チューブの表面処理方法、並びに表面処理された可撓性チューブを低廉化して提供することを課題としたものである。
本発明者らは上記課題を下記の手段により解決した。
(1)可撓性チューブの表面を処理する表面処理装置であって、
可撓性チューブの中空部に挿入して該可撓性チューブを直線状に保持するガイドバーと、該ガイドバーを回転させるガイドバー回転機構と、表面処理具と、前記ガイドバーに保持された可撓性チューブに沿って、表面処理具を移動させる表面処理具移動機構とからなることを特徴とする可撓性チューブの表面処理装置。
(2)前記可撓性チューブが、シリコンゴム製のチューブであって、前記表面処理具が、シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスを吹き付けてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子層を形成するバーナー、又はシリコンゴム製チューブの表面を塗装し、フッ素コーティングを施すノズルであること特徴とする(1)に記載の可撓性チューブ表面処理装置。
(3)ガイドバー、ガイドバー回転機構、表面処理具及び表面処理具移動機構が、作業台上に1組、又は一つの作業台上に2組以上近接して並置され、前記表面処理具が、前記ガイドバーの真上を移動するよう2組以上並置された表面処理具移動機構にあっては前記表面処理具が2個以上連結して移動するよう構成されてなることを特徴とする(1)又は(2)に記載の可撓性チューブの表面処理装置。
(4)可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
可撓性チューブの中空部に該可撓性チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、表面処理具を前記ガイドバーに保持された可撓性チューブに沿って移動させて表面処理を行うことを特徴とする可撓性チューブの表面処理方法。
(5)可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
可撓性チューブがシリコンゴム製であり、該シリコンゴム製チューブの中空部にシリコンゴム製チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、(a)前記ガイドバーに保持されたシリコンゴム製チューブに沿って表面処理具を移動させ、シリコンゴム製チューブの表面に微細な粗面層を形成し、(b)次いでその表面を塗装するノズルを移動させて潤滑塗料による潤滑被膜層を形成し、(c)該潤滑被膜層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動させてフッ素樹脂による耐久性被膜を形成すること特徴とする可撓性チューブの表面処理方法。
(6)可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
可撓性チューブがシリコンゴム製であり、該シリコンゴム製チューブの中空部にシリコンゴム製チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、(a)前記ガイドバーに保持されたシリコンゴム製チューブに沿って移動させ、シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成し、(b)次いでその表面を塗装するノズルを移動させて潤滑塗料による潤滑被膜層を形成し、(c)該潤滑被膜層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動させててフッ素樹脂による耐久性被膜を形成すること特徴とする可撓性チューブの表面処理方法。
(7)可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
可撓性チューブがシリコンゴム製であり、該シリコンゴム製チューブの中空部にシリコンゴム製チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、(a)前記ガイドバーに保持されたシリコンゴム製チューブに沿って移動させ、シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成し、(b)次いでその表面を塗装するノズルを移動させて潤滑塗料による潤滑被膜層を形成し、(c)形成された潤滑被膜層の表面に、再度有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させて二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成し、(d)(c)工程で再度形成した微細な粗面層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動させててフッ素樹脂による耐久性被膜を形成すること特徴とする可撓性チューブの表面処理方法。
(8)前記(5)又は(6)に記載の表面処理方法によって製造された可撓性チューブであって、(a)可撓性チューブと、(b)その表面に形成された微細な粗面層と、(c)同粗面層表面に形成された潤滑性被膜層と、(d)同潤滑性被膜層の表面に形成された耐久性被膜層とから構成されてなることを特徴とする可撓性チューブ。
(9)前記(7)に記載の表面処理方法によって製造された可撓性チューブであって、(a)可撓性チューブと、(b)その表面に形成された微細な粗面層と、(c)同粗面層表面に形成された潤滑性被膜層と、(d)同潤滑性被膜層の表面にさらに形成された微細な粗面層と、(e)またその表面に形成された耐久性被膜層とから構成されてなることを特徴とする可撓性チューブ。
本発明の可撓性チューブの表面処理装置、及びシリコンゴム製チューブの表面処理方法、並びに表面処理されたシリコンゴム製チューブによって下記の効果が発揮される。
〈1〉可撓性チューブの表面を処理する表面処理装置が、可撓性チューブの中空部に挿入して該可撓性チューブを直線状に保持するガイドバーと、該ガイドバーを回転させるガイドバー回転機構と、表面処理具と、前記ガイドバーに保持された可撓性チューブに沿って、表面処理具を移動させる表面処理具移動機構とからなるので、
可撓性チューブの撓みによって生じる不均一な表面処理が防止でき、より均質な表面処理が施された可撓性チューブが提供できる。
〈2〉前記可撓性チューブが、シリコンゴム製のチューブであって、前記表面処理具が、シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスを吹き付けてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子層を形成するバーナー、又はシリコンゴム製チューブの表面を塗装し、フッ素コーティングを施すノズルであるので、
シリコンゴム製チューブ表面の粘着性を改質でき、シリコンゴム製チューブ表面への塵埃付着の防止と、シリコンゴム製チューブと他部材表面との接触面の潤滑性の向上が図れ、またシリコンゴム製チューブの表面を塗装し、フッ素コーティングを施せることから、シリコンゴム製チューブ表面の装飾と潤滑性の改善が図れることから、衛生的で使用しやすいシリコンゴム製チューブが提供でき、医療用チューブとして好適に使用できる可撓性チューブが得られる。
〈3〉ガイドバー、ガイドバー回転機構、表面処理具及び表面処理具移動機構が、作業台上に1組、又は一つの作業台上に2組以上近接して並置され、前記表面処理具が、前記ガイドバーの真上を移動するよう2組以上並置された表面処理具移動機構にあっては前記表面処理具が2個以上連結して移動するよう構成されているので、
操作が容易で、コンパクトな可撓性チューブの表面処理装置が提供でき、また一つの作業台上に2組以上近接して並置された表面処理具移動機構にあっては、一度に2本以上の可撓性チューブの表面処理が実施でき、均質な表面処理が施された2本以上の可撓性チューブが効率よく得られる。
〈4〉可撓性チューブの表面処理方法が、可撓性チューブの中空部に該可撓性チューブを直線状に保持するガイドバーに挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、表面処理具を前記ガイドバーに保持された可撓性チューブに沿って移動させて表面処理を行うものであるので、
被処理用チューブは常に直線性が保たれ、撓みによる洗浄ムラや塗布ムラなどの発生の虞がなく、安定した表面処理作業が効率よく実施できる。
〈5〉 可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
可撓性チューブがシリコンゴム製であり、該シリコンゴム製チューブの中空部にシリコンゴム製チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、(a)前記ガイドバーに保持されたシリコンゴム製チューブに沿って移動させ、シリコンゴム製チューブの表面に微細な粗面層を形成し、(b)次いでその表面を塗装するノズルを移動させて潤滑塗料による潤滑被膜層を形成し、(c)該潤滑被膜層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動させてフッ素樹脂による耐久性被膜を形成するものであるので、
チューブと潤滑被膜層の間に、その結合を強化する微細な粗面層が形成されるので、該粗面層により、塗料等の潤滑被膜層材料との親水性や密着性を高めることができ、該塗料等が剥離しにくい長期使用が可能な可撓性チューブを提供できる。
〈6〉可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
可撓性チューブがシリコンゴム製であり、該シリコンゴム製チューブの中空部にシリコンゴム製チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、(a)前記ガイドバーに保持されたシリコンゴム製チューブに沿って移動させ、シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成し、(b)次いでその表面を塗装するノズルを移動させて潤滑塗料による潤滑被膜層を形成し、(c)該潤滑被膜層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動させててフッ素樹脂による耐久性被膜を形成するものであるので、
シリコンゴム製チューブ表面の粘着性によるチューブ外周面への塵埃の付着や他の部材との接触面での滑りにくさが解消され、衛生的で取り扱いやすく、歯科治療用装置などに使用する医療用チューブとして好適な可塑性チューブが提供できる。
〈7〉可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
可撓性チューブがシリコンゴム製であり、該シリコンゴム製チューブの中空部にシリコンゴム製チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、(a)前記ガイドバーに保持されたシリコンゴム製チューブに沿って移動させ、シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成し、(b)次いでその表面を塗装するノズルを移動させて潤滑塗料による潤滑被膜層を形成し、(c)形成された潤滑被膜層の表面に、再度有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させて二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成し、(d)(c)工程で再度形成した微細な粗面層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動させててフッ素樹脂による耐久性被膜を形成するものであるので、
前記〈5〉に記載の効果をより高めることができ、長期にわたりアルコール洗浄や、一定箇所の摩擦による塗料の剥落を防ぐことができる。
〈8〉前記(5)又は(6)に記載の表面処理方法によって製造された可撓性チューブであって、(a)可撓性チューブと、(b)その表面に形成された微細な粗面層と、(c)同粗面層表面に形成された潤滑性被膜層と、(d)同潤滑性被膜層の表面にさらに形成された微細な粗面層と、(e)またその表面に形成された耐久性被膜層とから構成されているので、
表面が粘着性を有する可撓性チューブの外周面への塵埃の付着や他の部材との接触面での滑りにくさが解消され、衛生的で取り扱いやすく、歯科治療用装置などに使用する医療用チューブとして好適な可撓性チューブが提供できる。
〈9〉前記(7)に記載の表面処理方法によって製造された可撓性チューブであって、(a)可撓性チューブと、(b)その表面に形成された微細な粗面層と、(c)同粗面層表面に形成された潤滑性被膜層と、(d)同潤滑性被膜層の表面にさらに形成された微細な粗面層と、(e)またその表面に形成された耐久性被膜層とから構成されているので、
前記〈8〉の効果をより高めた可撓性チューブが提供でき、シリコンゴム製チューブ表面の粘着性によるシリコンゴム製チューブの外周面への塵埃の付着や他の部材との接触面での滑りにくさが解消され、衛生的で取り扱いやすく、歯科治療用装置などに使用する医療用チューブとして好適な可撓性チューブが提供できる。
本発明の可撓性チューブの表面処理装置の作業台の構成図 図1に示す作業台に装着されたシリコンゴム製チューブに有機化合物を含む燃料ガスを吹き付けて前記シリコンゴム製チューブの表面を改質する場合の構成図 ガイドバーを前記可撓性チューブの表面処理装置への装着機構の斜視図 表面処理された可撓性チューブの構造説明図
本発明の可撓性チューブの表面処理装置を実施するための形態を、実施例の図に基づいて説明する。
図1は本発明の可撓性チューブの表面処理装置の作業台の構成図、図2は図1に示す作業台に装着されたシリコンゴム製チューブに有機化合物を含む燃料ガスを吹き付けて前記シリコンゴム製チューブの表面を改質する場合の構成図、図3はガイドバーを前記可撓性チューブの表面処理装置への装着機構の斜視図、図4は表面処理された可撓性チューブの構造説明図である。
図において1は作業台、2はガイドバー、2aは、3はガイドバー回転機構、3aは回転機構に接続する回転主軸シャフト、3bは回転主軸シャフト3aの先端に穿設された装着孔、4はガイドバー受け具、4aはガイドバー受け溝、5はチューブ取付固定具、6は表面処理具、7は表面処理具取付アーム、8はスライドレール、9は表面取付具をスライドレールに沿って移動させる移動体であり、10はシリコンゴム製チューブに有機化合物を含む燃料ガスを吹き付けて燃焼させ、前記シリコンゴム製チューブの表面を改質する表面改質装置本体、11は表面改質装置のバーナー、12は表面改質装置本体とバーナーを接続するガス・薬液供給チューブを示す。また、21は可撓性チューブ、22は微細な粗面層、23は潤滑性被膜層、24は耐久性被膜層を示す。
本発明の可撓性チューブの表面処理装置は、図1に示すように、可撓性チューブの中空部に挿入して該可撓性チューブを直線状に保持するガイドバー2と、
該ガイドバー2を回転させるガイドバー回転機構3と、
表面処理具取付アーム7に取着した表面処理具6を、スライドレール8に沿って摺動して移動させる移動体9とからなる表面処理具移動機構と
を備えた作業台1を有している。
本発明における可撓性チューブは、例えばシリコンゴム製や、ポリウレタン製、ポリエステル製、あるいはポリ塩化ビニル製などのチューブであって、その可撓性により縦吊り下げや作業台に載置して表面処理を行い難いチューブである。
なお、本実施例において表面処理する可撓性チューブは、シリコンゴム製のチューブである。また前記表面処理具は、前記可撓性チューブの表面処理を行うものであり、燃料ガスを噴射して火炎を可撓性チューブに吹き付けるバーナーや、被膜材を塗布するためのノズル、その他微細な粗面層を形成するためのブラシやエア噴射器などであり、本実施例においては、該シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスを吹き付けてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子層を形成するバーナー、又はシリコンゴム製チューブの表面を塗装し、フッ素樹脂コーティングを施すノズルである。
そして前記表面処理具は表面処理に必要なガスや被膜材を供給する装置を備え、本発明においては、前記バーナーに前記有機珪素化合物を含む燃料ガスを供給する表面改質装置本体10(図2参照)や、前記ノズルに塗料やフッ素樹脂を供給する装置(図示せず)が、前記作業台1とともに可塑性チューブの表面処理装置を構成している。
また、前記バーナーや塗装ノズル、フッ素樹脂コーティングノズル等の表面処理具6は表面処理具取付アーム7に着脱可能にされてなることも好ましいが、表面処理された可撓性チューブの量産を考慮すれば、表面処理具6としてのバーナーを備えた作業台1と表面改質装置本体10とからなる可撓性チューブの表面処理装置Aと、塗料塗布ノズルを備えた作業台1と塗料を供給する装置とからなる可撓性チューブの表面処理装置B、及びフッ素樹脂をコーティングするためのノズルを備えた作業台1とフッ素樹脂の供給装置とからなる可撓性チューブの表面処理装置Cを個別に備え、ガイドバー2に装着されたシリコンゴム製チューブを、ガイドバー2ともども各可撓性チューブの表面処理装置A、B、Cに順次移動させてそれぞれの処理が行われることがより好ましい。
本発明におけるガイドバー2は中空の可撓性チューブに挿入されるものであり、耐熱性を有する剛性の棒状体からなる。そして前記ガイドバー2は図3に示すように、その一端の先端近傍には、該ガイドバー2をガイドバー回転機構3に接続するため、ガイドバー回転機構3の主軸ガイドシャフト3aにねじ止めして固定する固定片2aが固着される。
本実施例においては、前記ガイドバー2を作業台1に装着する場合には、前記ガイドバー2の一端を前記主軸ガイドシャフト3a先端に穿設された装着孔3bに挿入し、前記固定片2aを主軸外ガイドシャフト3aの先端にねじ止めして固定し、他端は、ガイドバー受け具4の上面に穿設された溝4aに上方からはめ込んで保持させることによって行われる。これによってガイドバー2はガイドバー回転機構3の回転に伴って回転し、他端はガイドバー受け具4の溝4a内で滑りながら回転することとなる。
表面処理を行う可撓性チューブ(被処理可撓性チューブ)をガイドバー2に装着する際には、前記固定片2aを主軸ガイドシャフト3aから取り外してガイドバー2を作業台1から取り出し、前記ガイドバー2を、固定片2aが固定されていない側の先端から前記可撓性チューブの中空部に挿入した後、チューブの両端をチューブ固定具5によってガイドバー2に固定する。
なお、ガイドバー2の回転機構3には、ガイドバー2を規則的に回転または一定角度ごとに間欠的に回転させる従来周知の技術を採用することができるので、その採用される回転機構の構造に合わせてガイドバー2の固定片2a等は構成されることが望ましい。
また、表面処理具6の移動機構は、ガイドバー2の真上を表面処理具6が移動できるように配置されたスライドレール8と、前記表面処理具6を装着して前記該スライドレール8に沿って摺動・移動する移動体9とからなる。そしてガイドバー回転機構3にはエアシリンダを利用して一定方向に一定角度ごと回転させる間欠回転装置が用いられている。
さらに図1に示すように、本実施例では、ガイドバー2、ガイドバー回転機構3、表面処理具移動機構が、作業台上1に2組近接して並置され、前記表面処理具6が各ガイドバー2の真上を移動するように2個連結して移動するよう構成されているが、作業台1に1組設置してもよく、また作業効率向上のため3組以上近接並置することもできる。
図2は、可撓性チューブとして歯科治療用装置に多用されているシリコンゴム製チューブの表面処理装置の構成を示したもので、前記シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナー11によって吹き付けて燃焼させ、シリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子層を形成して該シリコンゴム製チューブの表面の粘着性を改質するもの(以下表面改質装置と記す)である。
本表面改質装置は、図1に示した可撓性チューブの表面処理装置の作業台1の表面処理具6が、シリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子層を形成する前記バーナー11であって、これに有機珪素化合物を含む燃料ガスを供給する表面改質装置体10が燃料ガス・薬液供給チューブを介して接続されている。
この表面改質装置においては、ガイドバー回転機構3が、エアシリンダを利用して一定方向に一定角度ごと回転させる間欠回転装置であるので、まずガイドバー2に装着された表面処理されるシリコンゴム製チューブ(以下被処理チューブと記す)が静止した状態で、前記バーナー11を被処理チューブの真上を片道又は往復移動させて、被処理チューブの上面に二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成した後、前記間欠回転装置によって所定角度(例えば90°)回転して静止し、この回転で上面となった被処理チューブの表面の真上を前記バーナー11の片道又は往復移動によって二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成するという操作を必要回数(例えば回転角度が90°の場合には4回)繰り返し実施することによって被処理チューブ全表面に二酸化珪素微粒子の微細な粗面層が形成されるよう構成されている。
上記構成は一例に過ぎず、前記回転機構3が連続回転するものであってもよく、この場合には、前記バーナー11の移動が、被処理チューブ表面に均一な二酸化微粒子の微細な粗面層が形成できるよう、回転機構3の回転速度とバーナーの移動速度とを連結して調節する必要がある。
上記機構は、被処理チューブを塗装するノズルを移動して潤滑被膜層を形成する工程や、潤滑被膜層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動して耐久性被膜層を形成する工程でも使用できる。
なお、表面処理装置6であるバーナーから噴射される火炎の強さや、ノズルから噴霧される被膜材の量によって、前記シリコンゴム製チューブの表面により前記火炎や被膜材がより効率的に作用するよう、前記バーナーや各ノズルと、ガイドバー2との距離を調整する表面処理具6の取付高さ調整機構を設けることも好ましい。
図4に本発明の可撓性チューブの表面処理方法で表面処理した可撓性チューブの構造を一部断面斜視図によって示した。
この図によって可撓性チューブ21の表面に微細な粗面層22が構成され、該粗面層22の上に潤滑性被膜23が、そして潤滑性被膜23の上に耐久性被膜24が形成されてなることがわかる。
微細な粗面層はチューブと潤滑性被膜層との結合を強化するためのものであって、例えばブラスト処理法やブラッシング法、あるいは化学分解による微粒子の蒸着法、熱CVD法、プラズマCVD法などが挙げられる。本発明における好ましい粗面層は、有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させてシリコンゴム製チューブの表面にナノレベルの二酸化珪素微粒子を付着させて形成される層であり、これにより可撓性チューブの表面の親水性や塗料等の密着性、接着性を向上させている。また潤滑性被膜層は、チューブの使用に際し粘着性を有するシリコンゴム素材等の表面の滑りをよくし、塵埃等の付着を防止するためのもので、耐久性被膜層は、前記潤滑性被膜層が剥がれるのを防止するためのものである。
なお、前記潤滑性被膜23と耐久性被膜24との間に、再度微細な粗面層22を形成することで、さらに耐久性、耐摩耗性を向上させることができる。
本願における微細な粗面層、潤滑性被膜及び耐久性被膜の形成は、上記目的を達成できる周知の材料を採用することができ、該材料のチューブ表面への処理は前記本願発明の表面処理装置によって行うものである。
1:作業台
2:ガイドバー
2a:固定片
3:ガイドバー回転機構
3a:主軸ガイドシャフト
3b:装着孔
4:ガイドバー受け具
4a:ガイドバー受け溝
5:チューブ取付固定具
6:表面処理具
7:表面処理具取付アーム
8:スライドレール
9:移動体
10:シリコンゴム製チューブの表面改質装置本体
11:バーナー
12:ガス・薬液供給チューブ
21:可撓性チューブ
22:粗面層
23:潤滑性被膜層
24:耐久性被膜層

Claims (9)

  1. 可撓性チューブの表面を処理する表面処理装置であって、
    可撓性チューブの中空部に挿入して該可撓性チューブを直線状に保持するガイドバーと、該ガイドバーを回転させるガイドバー回転機構と、表面処理具と、前記ガイドバーに保持された可撓性チューブに沿って、表面処理具を移動させる表面処理具移動機構とからなることを特徴とする可撓性チューブの表面処理装置。
  2. 前記可撓性チューブが、シリコンゴム製のチューブであって、前記表面処理具が、シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスを吹き付けてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子層を形成するバーナー、又はシリコンゴム製チューブの表面を塗装し、フッ素コーティングを施すノズルであること特徴とする請求項1に記載の可撓性チューブ表面処理装置。
  3. ガイドバー、ガイドバー回転機構、表面処理具及び表面処理具移動機構が、作業台上に1組、又は一つの作業台上に2組以上近接して並置され、前記表面処理具が、真上を移動するよう2組以上並置された表面処理具移動機構にあっては前記表面処理具が2個以上連結して移動するよう構成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の可撓性チューブの表面処理装置。
  4. 可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
    可撓性チューブの中空部に該可撓性チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、表面処理具を前記ガイドバーに保持された可撓性チューブに沿って移動させて表面処理を行うことを特徴とする可撓性チューブの表面処理方法。
  5. 可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
    可撓性チューブがシリコンゴム製であり、該シリコンゴム製チューブの中空部にシリコンゴム製チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、(a)前記ガイドバーに保持されたシリコンゴム製チューブに沿って表面処理具を移動させ、シリコンゴム製チューブの表面に微細な粗面層を形成し、(b)次いでその表面を塗装するノズルを移動させて潤滑塗料による潤滑被膜層を形成し、(c)該潤滑被膜層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動させてフッ素樹脂による耐久性被膜を形成すること特徴とする可撓性チューブの表面処理方法。
  6. 可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
    可撓性チューブがシリコンゴム製であり、該シリコンゴム製チューブの中空部にシリコンゴム製チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、(a)前記ガイドバーに保持されたシリコンゴム製チューブに沿って移動させ、シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成し、(b)次いでその表面を塗装するノズルを移動させて潤滑塗料による潤滑被膜層を形成し、(c)該潤滑被膜層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動させててフッ素樹脂による耐久性被膜を形成すること特徴とする可撓性チューブの表面処理方法。
  7. 可撓性チューブの表面を処理する表面処理方法であって、
    可撓性チューブがシリコンゴム製であり、該シリコンゴム製チューブの中空部にシリコンゴム製チューブを直線状に保持するガイドバーを挿入し、該ガイドバーをガイドバー回転機構によって回転させ、(a)前記ガイドバーに保持されたシリコンゴム製チューブに沿って移動させ、シリコンゴム製チューブの表面に有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させてシリコンゴム製チューブの表面に二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成し、(b)次いでその表面を塗装するノズルを移動させて潤滑塗料による潤滑被膜層を形成し、(c)形成された潤滑被膜層の表面に、再度有機珪素化合物を含む燃料ガスをバーナーによって吹き付けて燃焼させて二酸化珪素微粒子の微細な粗面層を形成し、(d)(c)工程で再度形成した微細な粗面層の表面にフッ素樹脂をコーティングするノズルを移動させててフッ素樹脂による耐久性被膜を形成すること特徴とする可撓性チューブの表面処理方法。
  8. 請求項5又は6に記載の表面処理方法によって製造された可撓性チューブであって、(a)可撓性チューブと、(b)その表面に形成された微細な粗面層と、(c)同粗面層表面に形成された潤滑性被膜層と、(d)同潤滑性被膜層の表面に形成された耐久性被膜層とから構成されてなることを特徴とする可撓性チューブ。
  9. 請求項7に記載の表面処理方法によって製造された可撓性チューブであって、(a)可撓性チューブと、(b)その表面に形成された微細な粗面層と、(c)同粗面層表面に形成された潤滑性被膜層と、(d)同潤滑性被膜層の表面にさらに形成された微細な粗面層と、(e)またその表面に形成された耐久性被膜層とから構成されてなることを特徴とする可撓性チューブ。
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