JP2016015044A - Rfidタグ付き旗 - Google Patents

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Abstract

【課題】 RFIDを利用し、自身の存在を確実にアピールすることが可能なRFIDタグ付き旗およびRFIDタグ付き旗を利用した抽選システムを提供する。【解決手段】 旗竿12から離れた端部から所定の距離以内の部分にUHF帯の特性を有するRFIDタグが装着されたRFIDタグ付き旗10を振ることにより、ヌル点を外してRFIDリーダー20との通信を可能とし、記録された識別情報を送信する。振る回数が多くなる程、送信回数が増えるため、RFIDリーダー20では、それを読取回数として識別情報とともに記憶する。管理装置30では、RFIDリーダー20から、識別情報と読取回数の組み合わせを受信して記憶し、読取回数が多い識別情報ほど当選確率が高くなるように抽選を実行する。【選択図】 図2

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency IDentification)を利用した旗に関し、特に、特定の周波数帯のRFIDの特性を利用した技術に関する。
近年、海外から来日する著名人を、空港等で出迎えるファンが増加している。通常、芸能人等の著名人の名前が表示されたプレート等をかざしてファン自身がその場に居ることをアピールするが、当の著名人が認識したかは不明であり、ファンの一方通行の自己満足に終始している。
一方、製品の入出庫、在庫、販売管理に用いられていた荷札、棚札、バーコードに代わって、近年無線で情報が交信でき、かつ、記録できる情報量も大きなRFIDタグの使用が増加している。RFIDタグは、RFIDシステムの媒体として、電波を用いて非接触で情報の交信ができるタグである。RFIDタグは、紙やプラスチック等の基材に設けたアンテナパターンとICチップからなり、該アンテナパターンとICチップに内蔵された容量素子とにより共振回路を形成し、該アンテナパターンを通じて無線でリーダライタと交信することができる。
RFIDは、比較的近い距離において、非接触で情報の送受信を行うことができることから、単に情報のやりとりだけでなく、様々な用途に活用されている(特許文献1参照)。また、その有用性から新たな用途の開発も模索されている。
特開2002−347937号公報
そこで、本発明は、RFIDを有効に活用し、自身の存在を確実にアピールすることが可能なRFIDタグ付き旗およびRFIDタグ付き旗を利用した抽選システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、手で掴むための旗竿に、シート状の旗本体が揺動可能に設けられた旗であって、前記旗本体には、前記旗竿から離れた端部寄りの位置にUHF帯の特性を有するRFIDタグが付されていることを特徴とするRFIDタグ付き旗を提供する。
本発明によれば、手で掴むための旗竿に、シート状の旗本体が揺動可能に設けられた旗であって、旗本体には、旗竿から離れた端部寄りの位置にUHF帯の特性を有するRFIDタグが付されているので、旗を振ることにより、交信ができない点であるヌル点(Null Point)を抜け出て、RFIDタグに記録された識別情報(例えば会員ID等)を、目的とする相手が存在する位置のRFIDリーダーに送信することができる。このため、旗を振る回数が多い程、識別情報を送信してRFIDリーダーで読み取られる回数が多くなるため、RFIDで各識別情報の読取回数を確認することにより、どの識別情報に対応する人物がどれだけ応援してくれたかを確認することができる。旗を振る側としては、自身の存在をアピールすることができる。
また、本発明では、前記RFIDタグは、920MHz以上930MHz未満の周波数特性を有することを特徴とする。本発明によれば、旗本体に付されたRFIDタグが、920MHz以上930MHz未満、いわゆる920MHz帯の周波数特性を有するようにしたので、ヌル点が確実に発生するようにすることができ、RFIDリーダーとの間にある程度の距離が存在する場合でも、旗を振る回数とRFIDリーダーで識別情報を読み取られる回数に相関をもたせることができる。
また、本発明では、前記RFIDタグは、電波方式のRFIDタグであることを特徴とする。本発明によれば、旗本体に付されたRFIDタグが、電磁誘導方式ではなく電波方式のRFIDタグであるようにしたので、UHF帯の電波による通信距離を大きくすることができ、離れた場所に対しても識別情報を送信することが可能となる。
また、本発明では、RFIDタグを備えたRFIDタグ付き旗と、前記RFIDタグに記録された情報を受信するRFIDリーダーと、前記RFIDリーダーから受信した識別情報を用いて抽選を実行する管理装置と、を有する抽選システムであって、前記RFIDタグ付き旗は、手で掴むための旗竿に、シート状の旗本体が揺動可能に設けられ、前記旗本体には、前記旗竿から離れた端部寄りの位置にUHF帯の特性を有するRFIDタグが付されている旗であって、前記RFIDリーダーは、前記RFIDタグに記録された識別情報を読み取る識別情報読取手段と、読み取った識別情報を読取回数と対応付けて記憶する読取回数記憶手段と、前記識別情報と読取回数を対応付けて送信する識別情報送信手段と、を備え、前記管理装置は、前記RFIDリーダーから識別情報と読取回数を受信する識別情報受信手段と、受信した識別情報を読取回数と対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に対して、読取回数に応じて当選確率が高くなるように抽選を実行する抽選手段と、を備えることを特徴とする抽選システムを提供する。
本発明によれば、RFIDタグ付き旗と、RFIDリーダーと、管理装置を有する抽選システムであって、RFIDタグ付き旗は、手で掴むための旗竿に、シート状の旗本体が揺動可能に設けられ、旗本体には、旗竿から離れた端部寄りの位置にUHF帯の特性を有するRFIDタグが付されている旗であって、RFIDリーダーは、RFIDタグに記録された識別情報を読み取る識別情報読取手段と、読み取った識別情報を読取回数と対応付けて記憶する読取回数記憶手段と、識別情報と読取回数を対応付けて送信する識別情報送信手段と、を備え、管理装置は、RFIDリーダーから識別情報と読取回数を受信する識別情報受信手段と、受信した識別情報を読取回数と対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、識別情報記憶手段に記憶された識別情報に対して、読取回数に応じて当選確率が高くなるように抽選を実行する抽選手段と、を備えるようにしたので、旗を振る回数が多かった人物に対応する識別情報に対して、当選する確率が高くなり、旗の利用者のインセンティブを高めることが可能となる。
本発明によれば、RFIDを有効に活用し、自身の存在を確実にアピールすることが可能となるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るRFIDタグ付き旗の外観図である。 本発明の一実施形態に係る抽選システムの構成図である。 RFIDリーダー20の詳細を示す図である。 管理装置30の詳細を示す図である。 識別情報記憶手段D2の記録情報の一例を示す図である。 RFIDタグ付き旗の利用時の様子を示す図である。
<1.RFIDタグ付き旗の構成>
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るRFIDタグ付き旗の外観図である。図1において、11は旗本体、12は旗竿(軸棒)、13はRFIDタグである。本来、RFIDタグ付き旗10には表裏の区別はないが、本実施形態では、図柄が付された側を表面、RFIDタグ13が付された側を裏面として説明していく。したがって、図1(a)は、RFIDタグ付き旗10の表面を示す図であり、図1(b)はRFIDタグ付き旗10の裏面を示す図である。
旗本体11および旗竿12は、従来公知の旗と同様の構成となっている。旗本体11は、布、紙等の薄いシート状物である。旗竿12は、手で掴んでRFIDタグ付き旗10全体を支持するための軸棒となるものであり、天然の木材、合成樹脂、金属等を用いることができる。旗本体11と旗竿12の接続についても、従来公知の様々な手法を用いることができる。
RFIDタグ13は、無線で情報がやりとできるRFIDタグである。RFIDタグとは、内蔵アンテナを介して非接触で外部と通信し、ICチップに記録された情報を送信するものであり、電子タグ、無線タグ、ICタグなどとも呼ばれるものである。RFIDタグ13としては、UHF(Ultra High Frequency:極超短波)帯のRFIDタグを用いる。UHF帯のRFIDタグとしては、公知の様々なものを用いることができるが、900MHz帯(900MHz〜1000MHz)のものを用いることが好ましい。本実施形態では、920MHz帯(900MHz〜930MHz)のものを採用している。UHF帯のRFIDタグは、中波帯、短波帯、マイクロ波帯等の他の周波数帯に比べて、比較的長距離の交信が可能であるが、マルチパス(多重波伝送路、遅延波)等の影響を受け、確実な交信が保証されない。すなわち、方向によっては、交信ができないヌル点(Null Point)が存在することになる。後述するように、本発明では、UHF帯のRFIDタグにおけるこの性質を利用する。
RFIDタグ13としては、電池を内蔵しないパッシブタグ、電池を内蔵したアクティブタグのどちらを採用してもよいが、本実施形態では、電池を内蔵しないパッシブタグを採用している。電池を内蔵しないため、電源を入れたり切ったりすることを旗の所有者に意識させる必要がないという利点がある。RFIDタグ付き旗10は、大量に使用されることが想定されるため、コストの低いパッシブタグを採用することが好ましい。また、RFIDタグ13としては、電磁誘導方式、電波方式のどちらを採用してもよいが、電波方式を採用している。特に、RFIDタグ13として電力の弱いパッシブタグを採用した場合、通信距離を長くするため、電波方式を採用することが好ましい。
RFIDタグ13の旗本体11への装着位置は、理論的には、旗竿12から離れるほど好ましい。旗竿12を少し揺れ動かしただけで、RFIDタグ13が大きく動くためである。図1においては、ICタグ13を矩形状の網掛けで示している。図1(a)に破線で示した矩形は、裏面に装着されたICタグ13の対応位置を示している。図1(b)に示すように、RFIDタグ13(図1の例では、上下方向に長い矩形状)の旗竿12側の端部から、旗本体11の旗竿12と逆側の端部(図1(b)において左端)、旗本体11の旗竿12側の端部(図1(b)において右端)までの距離をそれぞれA、Bとすると、A:Bは1:5〜1:10の間とすることが好ましい。1:5よりもBの比率が小さくなると、旗を振ったときのRFIDタグ13の動きが十分でなく、1:10よりもBの比率が大きくなると、旗竿12と逆側の端部側に重さが掛かり過ぎるためである。
RFIDタグ13の旗本体11への装着についても、公知の様々な手法を用いることができる。本実施形態では、RFIDタグ13の一方の面に粘着剤が塗布された粘着剤層を形成し、この粘着剤層を用いて旗本体11の裏面に貼付することによりRFIDタグ13を装着している。
旗本体11には、どのような装飾が施されていてもよいが、本実施形態では、歌手の名前が「○○様」と大きく描かれ、その下方にハートマークがデザインされており、最下部には、ファンクラブ名が記されている。
<2.抽選システムの構成>
次に、抽選システムの構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る抽選システムの構成図である。図2において、10はRFIDタグ付き旗、20はRFIDリーダー(RFID読み取り機)、30は管理装置、100は抽選システムである。RFIDタグ付き旗10は、上述のような構成となっており、RFIDリーダー20と非接触通信を行い、自身のRFIDタグ13が記憶している識別情報(例えば会員ID)をRFIDリーダー20に送信する。
RFIDリーダー20は、小型軽量で持ち運び容易な端末であり、RFIDタグ付き旗10が備えたRFIDタグ13と非接触通信を行い、RFIDタグ13から識別情報を受信する。RFIDリーダー20としては、CPU、RAM、記憶手段、RFID通信手段、近距離無線通信手段、電源等を備えた公知のRFIDリーダーを用いることができる。
管理装置30は、RFIDリーダー20から識別情報を収集し、抽選を実行するコンピュータであり、汎用のコンピュータに専用のプログラムを組み込むことにより実現される。
図3(a)は、RFIDリーダー20のハードウェア構成図である。RFIDリーダー20は、公知の可搬型(ハンディタイプ)のRFIDリーダーにより実現される。図3(a)に示すように、CPU(Central Processing Unit)20aと、メインメモリであるRAM(Random Access Memory)20bと、CPU20aが実行するプログラムやデータを記憶するための不揮発性の記憶装置20c(例えば、フラッシュメモリ等)と、キーボード、タッチパネル等の指示入力部20dと、外部装置(データ記憶媒体等)に対してデータの入出力を行うためのデータ入出力I/F(インタフェース)20eと、表示部(液晶ディスプレイ等)20fと、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信により他のコンピュータ等との通信を行うための近距離無線通信部20gと、RFIDタグとの間で通信を行うRFID通信部20hを備え、互いにバスを介して接続されている。また、RFIDリーダー20は、図示しない電源を備えている。「近距離無線通信」という場合には、RFIDによる通信が含まれる場合もあるが、近距離無線通信部20gが行う近距離無線通信は、RFIDによる通信以外のものを用いる。
図3(b)は、RFIDリーダー20の機能ブロック図である。図3(a)に示したハードウェア構成において、CPU20aが記憶装置20cに記憶されたプログラムをRAM20bに読み込んで実行することにより、RFIDリーダー20は、図3(b)に示した各手段を機能させることが可能となる。図3(b)に示すように、RFIDリーダー20は、読取回数記憶手段D1、識別情報読取手段21、識別情報送信手段22を有する。
識別情報読取手段21は、RFIDタグ付き旗10に付されたRFIDタグ13に記録されている識別情報を読み取る手段であり、CPU20aがRFID通信部20hを起動し、RFIDタグ13から識別情報である会員IDを読み取らせることにより実現される。識別情報送信手段22は、識別情報読取手段21がRFIDタグ13から取得した識別情報を管理装置30に送信する手段であり、近距離無線通信部20gがCPU20aから受けた送信命令を実行することにより実現される。
読取回数記憶手段D1は、識別情報である会員IDと対応付けて読取回数を記憶した記憶手段である。読取回数記憶手段D1は、記憶装置20c内に所定の記憶領域を確保することにより実現される。
図4(a)は、管理装置30のハードウェア構成図である。管理装置30は、汎用のコンピュータで実現することができ、図4(a)に示すように、CPU(Central Processing Unit)30aと、コンピュータのメインメモリであるRAM(Random Access Memory)30bと、CPUが実行するプログラムやデータを記憶するための大容量の記憶装置30c(例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等)と、キーボード、マウス等の指示入力部30dと、外部装置(データ記憶媒体等)に対してデータの入出力を行うためのデータ入出力I/F(インタフェース)30eと、表示部(液晶ディスプレイ等)30fと、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によりRFIDリーダー20等の機器との通信を行うための近距離無線通信部30gを備え、互いにバスを介して接続されている。
図4(b)は、管理装置30の機能ブロック図である。図4(a)に示したハードウェア構成において、CPU30aが記憶装置30cに記憶されたプログラムをRAM30bに読み込んで実行することにより、管理装置30は、図4(b)に示した各手段を機能させることが可能となる。図4(b)に示すように、管理装置30は、識別情報記憶手段D2、識別情報受信手段31、識別情報登録手段32、抽選実行手段33を有する。
識別情報記憶手段D2は、識別情報である会員IDに対応付けて会員情報を記憶した記憶手段であり、RFIDリーダー20から受信した識別情報と読取回数を対応付けて読取回数を記憶する。識別情報記憶手段D2は、記憶装置30cの所定の記憶領域にデータを記憶し、それぞれ対応するデータベースソフトウェアであるプログラムをCPU30aが実行することにより実現される。
図5は、識別情報記憶手段D2に記録された会員情報の一例を示す図である。図5に示すように、識別情報記憶手段D2には、各会員を特定する識別情報である会員ID、氏名、住所、読取回数、その他の情報が会員情報として記憶されている。読取回数とは、その会員の識別情報(会員ID)で特定される会員の識別情報をRFIDリーダー20が読み取った回数を示している。会員情報としては、図6に示した項目以外にも、会員に関する様々な情報を記憶しておくことが可能である。
識別情報受信手段31は、RFIDリーダー20から識別情報と読取回数を受信する手段であり、CPU30aが近距離無線通信部30gを作動させることにより実現される。識別情報登録手段32は、識別情報受信手段31が受信した識別情報と受信回数の組み合わせを用いて、受信した識別情報で識別情報記憶手段D2を参照し、登録されている識別情報に対応付けて読取回数を登録する手段であり、CPU30aが専用のプログラムを実行することにより実現される。抽選実行手段33は、識別情報記憶手段D2に記憶された識別情報ごとに当選であるか落選であるかを決定する手段であり、CPU30aが専用のプログラムを実行することにより実現される。
<3.処理動作>
次に、本実施形態に係る抽選システムの処理動作について説明する。ここでは、ある歌手が空港を通過する際、その歌手のファンクラブの会員がRFIDタグ付き旗10を利用する場合について説明する。図6は、RFIDタグ付き旗の利用時の様子を示す図である。図6に示すように、歌手Sの付近に、RFIDタグ付き旗10を持った多数の会員Fが存在する状況となる。
ファンクラブの各会員を特定する識別情報である会員IDは、事前に管理装置30の識別情報記憶手段D2に登録されている。また、ファンクラブでは、会員ごとに異なる識別情報である会員IDを各RFID13に記憶したRFIDタグ付き旗10を、会員宛てに発送する。そして、ファンクラブの会員宛てにその歌手の空港到着予定時刻を伝え、RFIDタグ付き旗10を持参し、目立つように応援するよう要請する。
そして、当日の空港到着予定時刻には、ファンクラブの各会員がRFIDタグ付き旗10を持参して歌手を待つ。一方、歌手は、可搬型のRFIDリーダー20をスーツの内ポケットに入れる等して身に着け、登場する。RFIDタグ付き旗10が備えるRFID13はUHF型であるので、電波に指向性があり、通信ができないヌル点が存在する。したがって、会員Fと歌手Sが近付き、RFID13とRFIDリーダー20の距離が通信可能距離内になったとしても、RFID13の位置と角度によっては、通信ができず、RFIDリーダー20が会員IDを読み取ることができない。すなわち、会員がRFIDタグ付き旗10を、ただ持っているだけでは、RFID13からRFIDリーダー20に会員IDを送信することができない。
ところが、会員Fは、歌手Sに振り向いてもらいたくて、応援のため、図1に示したように歌手Sの名前や図柄等が印刷されたRFIDタグ付き旗10を振ることになる。このようにRFIDタグ付き旗10を振ることにより、RFID13の位置や角度が激しく動き、ヌル点を外れる度にRFIDリーダー20と通信を行って会員IDを送信することができる。すなわち、RFIDタグ付き旗10を振らせることにより、RFIDタグ13がヌル点に長時間滞在することを防止する。
RFIDタグ付き旗10に装着されたRFIDタグ13が会員IDを送信することを会員Fに知らせておかなくても、会員Fは、歌手Sを応援するために旗を振って応援するので、応援の程度に応じて会員IDが送信されることになる。ただし、事前に旗に装着されたRFIDタグ13が会員IDを記録しており、振れば振る程、会員IDが多く読み取られる可能性が高いことを会員Fに知らせておくとともに、会員IDの読取回数が多い程、特典を与える旨知らせておいてもよい。この場合、会員Fは特典目当てにさらに力を入れて応援するようになる。結果として、歌手等の対象者を、旗を大きく振って歓迎する光景を生み出すことが可能となる。
RFIDリーダー20の電源が入っている間、常にRFIDリーダー20は、RFIDタグ13との通信を行う。当然、空港には、多数の会員FがいてそれぞれにRFIDタグ付き旗10を振っているため、多くのRFIDタグ13との通信が行われることになる。この際、RFIDリーダー20とRFIDタグ13の間では、アンチコリジョン処理が行われ、先に通信を開始したRFIDタグ13との通信終了を待って、次のRFIDタグ13との通信を行うことになる。このようにして、RFIDリーダー20は会員IDを読み取る(受信する)と、その会員IDが記憶されていなかった場合には、その会員IDと対応付けて読取回数として“1”を、読取回数記憶手段D1に記憶する。既にその会員IDが読取回数記憶手段D1に記憶されていた場合には、その会員IDの読取回数に“1”を加算する。このようにして、会員IDごとに現場で読み取られた回数が読取回数記憶手段D1に記憶される。
読取回数記憶手段D1に会員IDが記憶されたRFIDリーダー20は、歌手からスタッフに渡され、さらに管理装置30付近に持参された後、RFIDリーダー20と管理装置30の間で近距離無線通信を行う。具体的には、RFIDリーダー20に対して、指示入力部20dを利用して会員ID読取回数の送信指示が行われると、識別情報送信手段22が、RFIDリーダー20に対して会員IDの送信を行う。すなわち、CPU20aの命令により近距離無線通信部20gを介して記憶装置20cに記憶された会員IDと読取回数が対応付けて送信されることになる。
管理装置30では、RFIDリーダー20から送信された会員IDと読取回数を識別情報受信手段31が受信する。具体的には、管理装置30の近距離無線通信部30gが、RFIDリーダー20の近距離無線通信部20gとの通信により会員IDと読取回数を取得する。そして、識別情報登録手段32が受信した会員IDと読取回数の組み合わせを識別情報記憶手段に登録する。このようにして、RFIDリーダー20の読取回数記憶手段D1に記憶されていた会員IDと受信回数の組は、全て管理装置30の識別情報記憶手段D2に記憶されることになる。
識別情報記憶手段D2に会員IDと読取回数が対応付けて蓄積された後、所定のタイミングで抽選実行手段33が抽選を実行する。抽選を実行するタイミングとしては、1回のイベントごとであってもよいし、複数回のイベントにより読取回数がさらに蓄積された後であってもよい。抽選実行手段33が識別情報記憶手段D2に記憶された会員IDのいずれを当選とするかについての具体的な抽選手法としては、様々な手法を用いることができる。例えば、識別情報記憶手段D2に記憶された会員IDの数が、それぞれ均等に発生される乱数を用いる等して、発生された乱数の値と、会員IDに割り当てられた値が一致した場合に当選とすることができる。
抽選手法は、様々なものを利用できるが、どのような抽選手法を用いた場合であっても、抽選実行手段33は、識別情報記憶手段D2に記憶された読取回数に応じて当選確率を高める処理を行う。この場合、読取回数に比例して当選確率を高めるような設定にしておいてもよいし、読取回数の増加に応じて段階的に当選確率を高めるような設定にしておいてもよい。例えば、読み取り回数の増加に応じて段階的に多くの抽選ナンバーを割り当てるようにすれば、読み取り回数の多い会員IDほど多くの抽選ナンバーが割り当てられることになり、当選確率が上がるようになる。このようにして、当選が決定した会員IDの会員に対しては、後日ファンクラブから特典が贈られる。特典が贈られた会員は、旗を熱心に振ったことが当選に繋がったことを知り、次回以降、より熱心に旗を振って応援するようになる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、ファンクラブの会員が歌手の送迎において、RFIDタグ付き旗を利用するようにしたが、事前に識別情報を登録することができ、旗を振ることのインセンティブを必要とする様々な行事やイベントであれば、様々なものに利用することが可能である。
また、上記実施形態では、RFIDリーダー20と管理装置30の間の通信を近距離無線通信により行うようにしたが、インターネット等のネットワークを介して行うようにしてもよい。また、USBメモリ等の記憶媒体を介して、またはケーブルによりRFIDリーダー20と管理装置30を接続して有線により、会員IDと読取回数の送信を行うようにしてもよい。
10・・・RFIDタグ付き旗
11・・・旗本体
12・・・旗竿(軸棒)
13・・・RFIDタグ
20・・・RFIDリーダー
20a、30a・・・CPU
20b、30b・・・RAM
20c、30c・・・記憶装置
20d、30d・・・指示入力部
20e、30e・・・データ入出力I/F
20f、30f・・・表示部
20g、30g・・・近距離無線通信部
20h・・・RFID通信部
21・・・識別情報読取手段
22・・・識別情報送信手段
30・・・管理装置
31・・・識別情報受信手段
32・・・識別情報登録手段
33・・・抽選実行手段
D1・・・読取回数記憶手段
D2・・・識別情報記憶手段
100・・・抽選システム

Claims (4)

  1. 手で掴むための旗竿に、シート状の旗本体が揺動可能に設けられた旗であって、
    前記旗本体には、前記旗竿から離れた端部寄りの位置にUHF帯の特性を有するRFIDタグが付されていることを特徴とするRFIDタグ付き旗。
  2. 前記RFIDタグは、920MHz以上930MHz未満の周波数特性を有することを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ付き旗。
  3. 前記RFIDタグは、電波方式のRFIDタグであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のRFIDタグ付き旗。
  4. RFIDタグを備えたRFIDタグ付き旗と、前記RFIDタグに記録された情報を受信するRFIDリーダーと、前記RFIDリーダーから受信した識別情報を用いて抽選を実行する管理装置と、を有する抽選システムであって、
    前記RFIDタグ付き旗は、手で掴むための旗竿に、シート状の旗本体が揺動可能に設けられ、前記旗本体には、前記旗竿から離れた端部寄りの位置にUHF帯の特性を有するRFIDタグが付されている旗であって、
    前記RFIDリーダーは、前記RFIDタグに記録された識別情報を読み取る識別情報読取手段と、読み取った識別情報を読取回数と対応付けて記憶する読取回数記憶手段と、前記識別情報と読取回数を対応付けて送信する識別情報送信手段と、を備え、
    前記管理装置は、前記RFIDリーダーから識別情報と読取回数を受信する識別情報受信手段と、受信した識別情報を読取回数と対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に対して、読取回数に応じて当選確率が高くなるように抽選を実行する抽選手段と、を備えることを特徴とする抽選システム。
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