JP2016006924A - 基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】基地局内におけるユーザ装置のID管理を効率化すると共に、ID管理に伴うメモリ領域を低減するための技術を提供する。
【解決手段】基地局は、ユーザ装置の共通ユーザIDを管理する共通ユーザID管理部と、呼処理のためのユーザIDとして共通ユーザIDの所定の第1ビット範囲を利用することによって、ユーザ装置との間の呼処理を実行する呼処理部と、基地局と基地局制御装置との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDとして共通ユーザIDの所定の第2ビット範囲を利用することによって、ユーザ装置に対する基地局と基地局制御装置との間のメッセージ送受信処理を実行するS1メッセージ送受信部と、基地局と他の基地局との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDとして共通ユーザIDの所定の第3ビット範囲を利用することによって、ユーザ装置に対する基地局間のメッセージ送受信処理を実行するX2メッセージ送受信部とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)により策定された通信規格としてLTE(Long Term Evolution)が利用されている。LTEシステムでは、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)により管理された基地局(evolved NodeB)は、自局がカバーする通信エリア内に存在するとユーザ装置(User Equipment:UE)と無線通信する。
図1は、LTEにおけるE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)の構成を示す構成図である。図1に示されるように、基地局は、MME/S−GWとS1インタフェースを介し接続される一方、ネットワーク内の隣接する基地局とX2インタフェースを介し接続される。また、基地局のセル又はセクタ内に在圏する各ユーザ装置は、当該セル内で一意的に割り当てられたC−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)により識別される。例えば、C−RNTIとして、「0x001」〜「0xFFF3」の範囲の値が割り当てられる。
また、LTEシステムでは、図2に示されるように、複数のセルを収容する高容量の基地局の導入が進められている。図2の左側に示される単一セルの基地局では、収容セクタ/ユーザ数が少ないため、基地局に在圏する各ユーザ装置は、上述したC−RNTIにより識別することが可能である。他方、図2の右側に示される複数セルを収容する高容量基地局では、上述したC−RNTIのみでは基地局に在圏する各ユーザ装置を特定することができない。このため、基地局内で各ユーザ装置に一意的に割り当てられる装置内ユーザIDが定義され、当該装置内ユーザIDを用いて各ユーザ装置を管理することが一般的である。ここで、装置内ユーザIDは、基地局内の各処理に共通して使用されるIDとして定義される。
E−UTRANにおいて、基地局と基地局制御装置との間の通信(eNB−MME通信)はS1−APプロトコルにより実現され、基地局間の通信(eNB−eNB通信)はX2−APプロトコルにより実現される。S1インタフェースとX2インタフェースとにおける各ユーザ装置の特定には、S1−APプロトコルとX2−APプロトコルとのそれぞれにおいて定義されるMME UE S1AP IDとeNB UE X2AP IDという2つの識別子が利用される。LTE規格では、MME UE S1AP IDは、eNB−MME通信のS1インタフェースで各ユーザ装置を識別するため定義され、基地局によって0〜(223−1)の範囲からS1インタフェース上で重複しない任意のIDが設定される。他方、eNB UE X2AP IDは、eNB−eNB通信のX2インタフェースで各ユーザ装置を識別するため定義され、基地局によって0〜(212−1)の範囲からX2インタフェース上で重複しない任意のIDが設定される。
3GPP TS36.321 V8.12.0(2012−03) 3GPP TS36.413 V8.10.0(2010−06) 3GPP TS36.423 V8.9.0(2010−04)
上述した各種IDを全て備えた基地局を構成した場合、図3に示されるように、ユーザ装置を識別する識別子又は識別番号(ID)は、呼処理や外部インタフェースなどの処理毎に個別に設定及び管理され、またサイズ又はビット数も異なっている。このため、基地局内では1つのユーザ装置に対して複数のIDが付与され、各ユーザ装置に対して複数のIDが管理される必要がある。例えば、図3に示されるユーザ情報管理テーブルでは、用途に応じて各ユーザ装置に割り当てられた装置内ユーザID、C−RNTI、S1 AP ID及びX2 AP IDが識別子として管理される。
具体的には、呼処理制御について、基地局は、新規呼設定処理において、装置内ユーザIDとC−RNTIとをユーザ装置に割り当て、ユーザ情報管理テーブルに格納する。以降の呼処理において、基地局は、ユーザ情報管理テーブルの装置内ユーザIDからC−RNTIを特定する。また、S1メッセージ送受信処理では、基地局は、新規S1インタフェース確立時に、ユーザ装置に未使用のS1 AP IDを付与し、装置内ユーザIDと関連付けてユーザ情報管理テーブルに格納する。以降のS1メッセージ送受信では、基地局は、ユーザ情報管理テーブルの装置内ユーザIDからS1 AP IDを特定する。また、X2メッセージ送受信処理では、基地局は、新規X2インタフェース確立時に、ユーザ装置に未使用のX2 AP IDを付与し、装置内ユーザIDと関連付けてユーザ情報管理テーブルに格納する。以降のX2メッセージ送受信では、基地局は、ユーザ情報管理テーブルの装置内ユーザIDからX2 AP IDを特定する。
このようなID管理では、ID種別毎にID管理が必要となると共に、処理毎に対応するIDを特定する必要があり、処理が煩雑となる。また、全てのIDを収容したユーザ情報管理テーブルを格納するため、上述した呼処理制御、S1メッセージ送受信及びX2メッセージ送受信の各処理エンティティからアクセス可能な共通メモリ領域が基地局内に確保される必要がある。
上述した問題点を解決するため、本発明の課題は、基地局内におけるユーザ装置のID管理を効率化すると共に、ID管理に伴うメモリ領域を低減するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、ユーザ装置と通信する基地局であって、当該基地局と前記ユーザ装置との間の呼処理、当該基地局と基地局制御装置との間のメッセージ送受信処理及び当該基地局と他の基地局との間のメッセージ送受信処理のために生成された前記ユーザ装置の共通ユーザIDを管理する共通ユーザID管理部と、前記呼処理のためのユーザIDとして前記共通ユーザIDの所定の第1ビット範囲を利用することによって、前記ユーザ装置との間の呼処理を実行する呼処理部と、当該基地局と基地局制御装置との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDとして前記共通ユーザIDの所定の第2ビット範囲を利用することによって、前記ユーザ装置に対する基地局と基地局制御装置との間のメッセージ送受信処理を実行するS1メッセージ送受信部と、当該基地局と他の基地局との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDとして前記共通ユーザIDの所定の第3ビット範囲を利用することによって、前記ユーザ装置に対する基地局間のメッセージ送受信処理を実行するX2メッセージ送受信部とを有する基地局に関する。
本発明によると、基地局内におけるユーザ装置のID管理を効率化すると共に、ID管理に伴うメモリ領域を低減することができる。
図1は、LTEにおけるE−UTRANの構成を示す概略図である。 図2は、単一セル基地局と複数セル基地局とを示す概略図である。 図3は、従来技術によるユーザ情報管理テーブルを示す図である。 図4は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。 図5は、本発明の一実施例による基地局の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の一実施例による共通ユーザIDの構成図である。 図7は、本発明の他の実施例による共通ユーザIDの構成図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。以下の実施例では、隣接する基地局及び基地局制御装置と通信することによって、ユーザ装置と無線通信する基地局が開示される。
後述される実施例を概略すると、基地局は、各ユーザ装置に対して共通ユーザIDを生成し、当該基地局とユーザ装置との間の呼処理、当該基地局と基地局制御装置との間のメッセージ送受信処理及び当該基地局と他の基地局との間のメッセージ送受信処理において、当該共通ユーザIDの所定のビット範囲を抽出することによって、上述した各処理に用いられるユーザ装置のIDを導出する。これにより、各処理におけるID変換処理を実行することなく共通ユーザIDから各処理に用いられるIDを効率的に導出できると共に、ユーザIDを格納するためのメモリサイズを低減することが可能になる。
図4を参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図4は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。
図4に示されるように、無線通信システム10は、基地局(eNB)100、ユーザ装置(UE)200及び基地局制御装置(MME/S−GW)300を有する。図示されるように、基地局100は、基地局制御装置300とS1インタフェースを介し通信接続されると共に、隣接する基地局100とX2インタフェースを介し通信接続される。後述される実施例では、無線通信システム10は、LTEシステム又はLTE−Advancedシステムとして説明されるが、本発明はこれに限定されるものでなく、用途に応じてユーザ装置に異なるIDが付与される他の何れか適切な通信システムであってもよい。
基地局100は、ユーザ装置200と無線接続することによって、コアネットワーク(図示せず)上に通信接続された上位局やサーバなどのネットワーク装置から受信したダウンリンク(DL)パケットをユーザ装置200に送信すると共に、ユーザ装置200から受信したアップリンク(UL)パケットをネットワーク装置に送信する。LTE規格では、基地局100は、S1−APプロトコルに従ってS1インタフェースを介し基地局制御装置300との間でS1メッセージを送受信すると共に、X2−APプロトコルに従ってX2インタフェースを介し隣接する他の基地局100との間でX2メッセージを送受信する。
基地局100は、典型的には、ユーザ装置200との間で無線信号を送受信するためのアンテナ、隣接する基地局100及び基地局制御装置300と通信するための通信インタフェース、ユーザ装置200と隣接する基地局100及び基地局制御装置300との間の送受信信号を処理するためのプロセッサや回路などのハードウェアリソースにより構成される。後述される基地局100の各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、基地局100は、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
ユーザ装置200は、基地局100と無線接続し、基地局100との間で無線信号を送受信する。具体的には、ユーザ装置200は、基地局100との間でアップリンク/ダウンリンク制御チャネルやアップリンク/ダウンリンクデータチャネルなどの各種無線チャネルを送受信する。典型的には、ユーザ装置200は、図示されるように、スマートフォン、携帯電話、タブレット、モバイルルータなどの無線通信機能を備えた何れか適切な情報処理装置であってもよい。ユーザ装置200は、プロセッサなどのCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどのメモリ装置、基地局100との間で無線信号を送受信するためのRF回路などから構成される。後述されるユーザ装置200の各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをCPUが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、ユーザ装置200は、上述したハードウェア構成に限定されず、後述する処理の1以上を実現する回路などにより構成されてもよい。
基地局制御装置300は、ハンドオーバ制御、ページング制御、認証管理などを実行するため、基地局100を制御する。LTE規格では、基地局制御装置300は、MME/S−GWにより実現され、無線通信システム10のコアネットワークを構成する。
次に、図5〜7を参照して、本発明の一実施例による基地局におけるユーザ装置IDの管理処理を説明する。
図5は、本発明の一実施例による基地局の構成を示すブロック図である。図5に示されるように、基地局100は、共通ユーザID管理部110、呼処理部120、S1メッセージ送受信部130及びX2メッセージ送受信部140を有する。
共通ユーザID管理部110は、基地局100とユーザ装置200との間の呼処理、基地局100と基地局制御装置300との間のメッセージ送受信処理及び基地局100と他の基地局100との間のメッセージ送受信処理のために生成されたユーザ装置200の共通ユーザIDを管理する。具体的には、共通ユーザID管理部110は、新規呼設定やハンドオーバ処理において、ユーザ装置100に対してC−RNTIを割り当てると共に、当該C−RNTIを用いて共通ユーザIDを生成し、生成した共通ユーザIDをユーザ情報管理テーブルに登録する。ここで、ユーザ情報管理テーブルは、呼処理部120、S1メッセージ送受信部130及びX2メッセージ送受信部140によりアクセス可能な共通メモリ領域に格納される。
呼処理部120は、呼処理のためのユーザIDとして共通ユーザIDの所定の第1ビット範囲を利用することによって、ユーザ装置200との間の呼処理を実行する。具体的には、呼処理部120は、ユーザ装置200に対する呼処理を実行する際、共通ユーザID管理部110により管理されるユーザ情報管理テーブルを参照して、当該ユーザ装置200の共通ユーザIDを特定する。当該ユーザ装置200の共通ユーザIDを特定すると、呼処理部120は、特定した共通ユーザIDの所定の第1ビット範囲を抽出し、抽出したビットシーケンスを利用して、ユーザ装置200に対する呼処理を実行する。ここで、LTEシステムでは、呼処理のためのユーザIDは、LTEにおけるC−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)である。当該C−RNTIは、基地局100により提供されるセル内のユーザ装置200に一意的に割り当てられた識別子である。
S1メッセージ送受信部130は、基地局100と基地局制御装置300との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDとして共通ユーザIDの所定の第2ビット範囲を利用することによって、ユーザ装置200に対する基地局100と基地局制御装置300との間のメッセージ送受信処理を実行する。具体的には、S1メッセージ送受信部130は、基地局制御装置300にユーザ装置200のためのメッセージを送信する際、共通ユーザID管理部110により管理されるユーザ情報管理テーブルを参照して、当該ユーザ装置200の共通ユーザIDを特定する。当該ユーザ装置200の共通ユーザIDを特定すると、S1メッセージ処理部130は、特定した共通ユーザIDの所定の第2ビット範囲を抽出し、抽出したビットシーケンスを利用して基地局制御装置300にユーザ装置200のためのメッセージを送信する。他方、S1メッセージ送受信部130は、基地局制御装置300からユーザ装置200のためのメッセージを受信した際、共通ユーザID管理部110により管理されるユーザ情報管理テーブルを参照して、受信したメッセージからユーザ装置200のユーザIDを抽出し、抽出したユーザIDを第2ビット範囲に含む共通ユーザID及び当該共通ユーザIDに対応するユーザ装置200を特定する。
ここで、LTEシステムでは、基地局100と基地局制御装置(MME)300との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDは、MME UE S1AP IDであり、当該MME UE S1AP IDを用いて、基地局100と基地局制御装置300との間でS1メッセージが送受信される。当該MME UE S1AP IDは、eNB−MME通信のS1インタフェースで各ユーザ装置200を識別するため定義され、0〜(223−1)の範囲内で設定される。このため、第2ビット範囲は、23ビット長とされる。
X2メッセージ送受信部140は、基地局100と他の基地局100との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDとして共通ユーザIDの所定の第3ビット範囲を利用することによって、ユーザ装置200に対する基地局間のメッセージ送受信処理を実行する。具体的には、X2メッセージ送受信部140は、他の基地局100にユーザ装置200のためのメッセージを送信する際、共通ユーザID管理部110により管理されるユーザ情報管理テーブルを参照して、当該ユーザ装置200の共通ユーザIDを特定する。当該ユーザ装置200の共通ユーザIDを特定すると、X2メッセージ処理部140は、特定した共通ユーザIDの所定の第3ビット範囲を抽出し、抽出したビットシーケンスを利用して他の基地局100にメッセージを送信する。他方、X2メッセージ送受信部140は、他の基地局100からユーザ装置200のためのメッセージを受信した際、共通ユーザID管理部110により管理されるユーザ情報管理テーブルを参照して、受信したメッセージからユーザ装置200のユーザIDを抽出し、抽出したユーザIDを第3ビット範囲に含む共通ユーザID及び当該共通ユーザIDに対応するユーザ装置200を特定する。
ここで、LTEシステムでは、基地局100と他の基地局100との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDは、eNB UE X2AP IDであり、当該eNB UE X2AP IDを用いて、基地局100と他の基地局100との間でX2メッセージが送受信される。当該eNB UE X2AP IDは、eNB−eNB通信のX2インタフェースで各ユーザ装置200を識別するため定義され、0〜(212−1)の範囲内で設定される。このため、第3ビット範囲は、12ビット長とされる。なお、LTE規格では、eNB UE X2AP IDは、23ビット長に拡張可能であることが規定されている。この場合、第3ビット範囲は、23ビット長まで拡張されてもよい。
一実施例では、共通ユーザID管理部110は、図6に示されるように、基地局100内のユーザ装置200に対して分散して設定された分散ID、ユーザ装置200が接続される基地局制御装置(MME)300のMME ID、ネットワーク内の各基地局100に一意的に付与される装置ID及びC−RNTIを所定のビット範囲に配置することによって、共通ユーザIDを生成してもよい。ここで、分散IDは、基地局100に在圏する各ユーザ装置200に対して異なるIDとなるように、基地局100により割り当てられる値である。例えば、共通ユーザID管理部110は、未使用の分散IDからランダムにID値を選択し、選択したID値をユーザ装置200の分散IDとして割り当ててもよい。また、MME IDは、ユーザ装置200が基地局100を介し接続される基地局制御装置300の識別子である。また、装置IDは、ネットワーク内の各基地局100に一意的に付与される識別子である。また、C−RNTIは、基地局100により提供されるセル内のユーザ装置200に一意的に割り当てられた識別子である。
図示されるように、共通ユーザIDは、上位ビットから分散ID、MME ID、装置ID及びC−RNTIの順序で配置される24ビット長のビットシーケンスから構成され、分散ID、MME ID及び装置IDは、当該ビットシーケンスの上位12ビットに配置され、C−RNTIは、当該ビットシーケンスの下位12ビットに配置されてもよい。この場合、呼処理部120は、共通ユーザIDの下位12ビットをC−RNTIとして利用し、S1メッセージ送受信部130は、共通ユーザIDの下位23ビットをMME UE S1AP IDとして利用し、X2メッセージ送受信部140は、共通ユーザIDの上位12ビットをeNB UE X2AP IDとして利用してもよい。
このようにして、各ユーザ装置200に関連付けされた共通ユーザIDから、当該ユーザ装置200のC−RNTI、MME UE S1AP ID及びeNB UE X2AP IDが、共通ユーザIDの所定のビット範囲を特定するという簡易な処理のみによって導出することが可能であり、各処理におけるID変換処理が不要となる。また、ユーザ装置200のIDを管理するためのユーザ情報管理テーブルには、個別の処理毎に用いられる全ての種別のIDでなく、各ユーザ装置200に対して割り当てられた共通ユーザIDのみが登録されるため、ユーザ情報管理テーブルを格納する共通メモリ領域のメモリサイズを低減することが可能になる。
他の実施例では、共通ユーザID管理部110は、図7に示されるように、ネットワーク内の基地局100に一意的に付与される装置ID、ユーザ装置200が属する基地局100のセルのセルID及びC−RNTIを所定のビット範囲に配置することによって、共通ユーザIDを生成してもよい。ここで、装置IDは、ネットワーク内の各基地局100に一意的に付与される識別子である。また、セルIDは、基地局100により提供されるセルの識別子である。また、C−RNTIは、基地局100により提供されるセル内のユーザ装置に一意的に割り当てられた識別子である。
図示されるように、共通ユーザIDは、上位ビットから装置ID、セルID及びC−RNTIの順序で配置される23ビット長のビットシーケンスから構成され、装置ID、セルID及びC−RNTIは、それぞれ5ビット、6ビット及び12ビットから構成されてもよい。この場合、呼処理部120は、共通ユーザIDの下位12ビットをC−RNTIとして利用し、S1メッセージ送受信部130は、共通ユーザIDの23ビットをMME UE S1AP IDとして利用し、X2メッセージ送受信部140は、共通ユーザIDの23ビットをeNB UE X2AP IDとして利用してもよい。すなわち、MME UE S1AP ID及びeNB UE X2AP IDは、共通ユーザID自体となる。
図6の実施例と比較して、本実施例では、eNB UE X2AP IDが23ビットに拡張されている。高容量の基地局100では、eNB UE X2AP IDは12ビットであったため重複の可能性があり、例えば、ハンドオーバ処理が失敗するおそれがあった。図7の実施例では、eNB UE X2AP IDは23ビットに拡張されたため、重複の可能性を回避することが可能になる。なお、C−RNTIは、相対的に少ないビット数により表されるが、セル単位の処理に利用されると共に、重複が生じないように基地局100により生成されたIDであるため、他のユーザ装置200との重複は発生しない。
図6及び7を参照して、共通ユーザIDの構成例を説明したが、本発明の共通ユーザIDは、これに限定されるものでなく、他の何れか適切な構成であってもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 無線通信システム
100 基地局
110 共通ユーザID管理部
120 呼処理部
130 S1メッセージ送受信部
140 X2メッセージ送受信部
200 ユーザ装置
300 基地局制御装置

Claims (8)

  1. ユーザ装置と通信する基地局であって、
    当該基地局と前記ユーザ装置との間の呼処理、当該基地局と基地局制御装置との間のメッセージ送受信処理及び当該基地局と他の基地局との間のメッセージ送受信処理のために生成された前記ユーザ装置の共通ユーザIDを管理する共通ユーザID管理部と、
    前記呼処理のためのユーザIDとして前記共通ユーザIDの所定の第1ビット範囲を利用することによって、前記ユーザ装置との間の呼処理を実行する呼処理部と、
    当該基地局と基地局制御装置との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDとして前記共通ユーザIDの所定の第2ビット範囲を利用することによって、前記ユーザ装置に対する基地局と基地局制御装置との間のメッセージ送受信処理を実行するS1メッセージ送受信部と、
    当該基地局と他の基地局との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDとして前記共通ユーザIDの所定の第3ビット範囲を利用することによって、前記ユーザ装置に対する基地局間のメッセージ送受信処理を実行するX2メッセージ送受信部と、
    を有する基地局。
  2. 前記呼処理のためのユーザIDは、LTE(Long Term Evolution)におけるC−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)であり、
    当該基地局と基地局制御装置(MME)との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDは、前記LTEにおけるMME UE S1AP IDであり、
    当該基地局と他の基地局との間のメッセージ送受信処理のためのユーザIDは、前記LTEにおけるeNB UE X2AP IDである、請求項1記載の基地局。
  3. 前記共通ユーザID管理部は、当該基地局内のユーザ装置に対して分散して設定された分散ID、前記ユーザ装置が接続される基地局制御装置(MME)のMME ID、ネットワーク内の基地局に一意的に付与される装置ID及びC−RNTIを所定のビット範囲に配置することによって、前記共通ユーザIDを生成する、請求項1又は2記載の基地局。
  4. 前記共通ユーザIDは、上位ビットから前記分散ID、前記MME ID、前記装置ID及び前記C−RNTIの順序で配置される24ビット長のビットシーケンスから構成され、
    前記分散ID、前記MME ID及び前記装置IDは、前記ビットシーケンスの上位12ビットに配置され、前記C−RNTIは、前記ビットシーケンスの下位12ビットに配置される、請求項3記載の基地局。
  5. 前記呼処理部は、前記共通ユーザIDの下位12ビットをC−RNTIとして利用し、
    前記S1メッセージ送受信部は、前記共通ユーザIDの下位23ビットをMME UE S1AP IDとして利用し、
    前記X2メッセージ送受信部は、前記共通ユーザIDの上位12ビットをeNB UE X2AP IDとして利用する、請求項4記載の基地局。
  6. 前記共通ユーザID管理部は、ネットワーク内の基地局に一意的に付与される装置ID、前記ユーザ装置が属する当該基地局のセルのセルID及びC−RNTIを所定のビット範囲に配置することによって、前記共通ユーザIDを生成する、請求項1又は2記載の基地局。
  7. 前記共通ユーザIDは、上位ビットから前記装置ID、前記セルID及び前記C−RNTIの順序で配置される23ビット長のビットシーケンスから構成され、
    前記装置ID、前記セルID及び前記C−RNTIは、それぞれ5ビット、6ビット及び12ビットから構成される、請求項6記載の基地局。
  8. 前記呼処理部は、前記共通ユーザIDの下位12ビットをC−RNTIとして利用し、
    前記S1メッセージ送受信部は、前記共通ユーザIDの23ビットをMME UE S1AP IDとして利用し、
    前記X2メッセージ送受信部は、前記共通ユーザIDの23ビットをeNB UE X2AP IDとして利用する、請求項7記載の基地局。
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