JP2016005927A - 船舶推進機 - Google Patents

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Takahiro Oguma
孝浩 小熊
敦 汲田
Atsushi Kumita
敦 汲田
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Abstract

【課題】冷却水ポンプの耐久性を維持しつつ、冷却水の吐出量を増加させることが可能な船舶推進機を提供する。【解決手段】この船外機(船舶推進機)は、エンジンと、エンジンに動力伝達可能に連結されたドライブシャフト2と、ドライブシャフト2の駆動力により駆動され、エンジンを冷却するための冷却水を送る第1冷却水ポンプ6と、第1冷却水ポンプ6により送られる冷却水をエンジンに供給する冷却水通路8と、第1冷却水ポンプ6の吸込み口64上流の水路に配置され、第1冷却水ポンプ6の吸込み口64に供給される冷却水を加圧する第2冷却水ポンプ7とを備える。【選択図】図4

Description

この発明は、船舶推進機に関し、特に、エンジンを冷却するための冷却水を送る冷却水ポンプを備える船舶推進機に関する。
従来、エンジンを冷却するための冷却水を送る冷却水ポンプを備える船舶推進機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、エンジンと、エンジンに動力伝達可能に連結されたドライブシャフトと、ドライブシャフトの回転により駆動され、エンジンを冷却するための冷却水を送る冷却水ポンプとを備える船外機(船舶推進機)が開示されている。この特許文献1の船外機では、メイン水取入口とサブ水取入口とが設けられ、両方の水取入口から取り入れられた水を共通の冷却水路で合流させることにより、冷却水通路のレイアウト自由度を確保するとともに冷却水ポンプへの給水効率が高められるように構成されている。
ここで、上記特許文献1の船外機(船舶推進機)では、冷却水ポンプへの給水効率が高められるものの、冷却水ポンプから吐出される冷却水量は、ポンプ容量により制約を受けるため、冷却水ポンプよりも上流の冷却水路の容量を大きくした場合でも、冷却水ポンプから吐出される冷却水量を増加させることができないという不都合がある。
そこで、冷却水ポンプのポンプ容量を大きくして冷却水の吐出量を増加させることが考えられる。
特開2013−107538号公報
しかしながら、冷却水ポンプの半径方向の長さを大きくしてポンプ容量を大きくした場合、冷却水ポンプの外周部の速度が速くなるため、キャビテーション(空洞現象)が発生しやすくなる。その結果、吐出量(流量)の増加が妨げられるとともに、エロージョン(浸食)により冷却水ポンプの耐久性が低下する。このため、冷却水ポンプの耐久性を維持しつつ、冷却水の吐出量を増加させることが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、冷却水ポンプの耐久性を維持しつつ、冷却水の吐出量を増加させることが可能な船舶推進機を提供することである。
この発明の第1の局面による船舶推進機は、エンジンと、エンジンに動力伝達可能に連結された駆動軸と、駆動軸の駆動力により駆動され、エンジンを冷却するための冷却水を送る第1冷却水ポンプと、第1冷却水ポンプにより送られる冷却水をエンジンに供給する冷却水通路と、第1冷却水ポンプの吸込み口上流の水路に配置され、第1冷却水ポンプの吸込み口に供給される冷却水を加圧する加圧機構とを備える。
この第1の局面による船舶推進機では、上記のように、第1冷却水ポンプの吸込み口上流の水路に、第1冷却水ポンプの吸込み口に供給される冷却水を加圧する加圧機構を設けることによって、第1冷却水ポンプのポンプ容量を大きくしなくても、加圧機構を設ける分、冷却水を送る第1冷却水ポンプおよび加圧機構の合計の仕事量を大きくすることができる。これにより、冷却水の吐出量を増加させることができる。また、第1冷却水ポンプのポンプ容量を大きくする必要がないので、冷却水ポンプを半径方向に大きくする必要がない。このため、冷却水ポンプの外周部の冷却水の流速が過度に大きくなるのを抑制することができるので、キャビテーションの発生を抑制することができる。これにより、冷却水の吐出量の増加が妨げられるのを抑制することができるとともに、エロージョンにより冷却水ポンプの耐久性が低下するのを抑制することができる。これらの結果、冷却水ポンプの耐久性を維持しつつ、冷却水の吐出量を増加させることができる。また、加圧機構を設けることによって、第1冷却水ポンプに送られる冷却水の圧力を大きくすることができるので、これによっても、キャビテーションの発生を効果的に抑制することができる。その結果、第1冷却水ポンプの回転数を大きくした場合に、流量を容易に増加させることができるとともに、キャビテーションの発生に起因するエロージョンを効果的に防止することができる。
上記第1の局面による船舶推進機において、好ましくは、加圧機構は、駆動軸の駆動力により駆動される回転体を含む。このように構成すれば、加圧機構の駆動源を別途設けることなく、駆動軸の駆動力を利用して加圧機構により冷却水を容易に加圧することができる。
この場合、好ましくは、加圧機構の回転体は、羽根車を含む。このように構成すれば、羽根車を用いて、冷却水を容易に加圧することができる。
上記加圧機構の回転体が羽根車を含む構成において、好ましくは、第1冷却水ポンプは、ゴム製のインペラを含み、加圧機構の羽根車は、第1冷却水ポンプのゴム製のインペラよりも硬い材料により形成されている。このように構成すれば、加圧機構の羽根車をインペラよりも硬い材料により形成することによって、加圧機構の耐久性を向上させることができるので、加圧機構の冷却水の吸込み口付近においてキャビテーションが発生した場合でも、エロージョンにより羽根車が損傷するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、加圧機構の羽根車は、ゴム以外の樹脂または金属により形成されている。このように構成すれば、加圧機構の羽根車の耐久性を効果的に向上させることができる。
上記加圧機構が回転体を含む構成において、好ましくは、加圧機構は、第2冷却水ポンプを含む。このように構成すれば、直列に連結された複数の冷却水ポンプにより冷却水の吐出量を効果的に増加させることができる。
上記加圧機構が回転体を含む構成において、好ましくは、加圧機構の回転体は、第1冷却水ポンプが有するインペラと同軸上で回転するように構成されている。このように構成すれば、加圧機構の駆動軸と、第1冷却水ポンプの駆動軸とを共通化することができるので、駆動軸を別個に設ける場合と異なり、部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記加圧機構が回転体を含む構成において、好ましくは、加圧機構の冷却水の吸込み口は、回転体の軸方向に形成されている。このように構成すれば、遠心力の小さな軸中心(回転軸線)近傍から冷却水を効率よく加圧機構に流入させることができる。
上記加圧機構が回転体を含む構成において、好ましくは、加圧機構の冷却水の吐出口は、加圧機構の外周部に形成されている。このように構成すれば、遠心力の大きな外周部から冷却水を効率よく吐出させることができる。
上記加圧機構が回転体を含む構成において、好ましくは、第1冷却水ポンプの冷却水の吸込み口は、第1冷却水ポンプの外周部に形成されている。このように構成すれば、加圧機構の外周部から冷却水が吐出された場合に、第1冷却水ポンプの外周部から冷却水を流入させることにより、冷却水の通路(流路)の構造を簡素化することができる。
上記加圧機構の冷却水の吐出口が加圧機構の外周部に形成されている構成において、好ましくは、加圧機構のハウジングおよび第1冷却水ポンプのハウジングには、加圧機構の吐出口と第1冷却水ポンプの吸込み口とを連通する通路が形成されている。このように構成すれば、加圧機構のハウジングおよび第1冷却水ポンプのハウジングに冷却水の通路を一体的に形成することができるので、部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記加圧機構が回転体を含む構成において、好ましくは、第1冷却水ポンプは、偏心した状態で回転するインペラを含み、第1冷却水ポンプの偏心したインペラの回転領域の中心と、加圧機構の回転体の回転領域の中心とは、平面視において互いにずれている。このように構成すれば、第1冷却水ポンプの偏心したインペラの回転領域の中心と、加圧機構の回転体の回転領域の中心とを、偏心分だけ互いにずらすことにより、偏心ポンプ(第1冷却水ポンプ)のインペラの軸と、加圧機構の回転体の軸とをそろえることができる。これにより、第1冷却水ポンプと加圧機構とを容易に同軸で駆動させることができる。
上記第1の局面による船舶推進機において、好ましくは、第1冷却水ポンプおよび加圧機構は、平面視において重なるように上下方向に配列されている。このように構成すれば、船舶推進機の平面視において、第1冷却水ポンプおよび加圧機構の配置領域が大きくなるのを抑制することができるので、船舶推進機が平面視において大きくなるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、加圧機構は、第1冷却水ポンプの下方に配置されている。このように構成すれば、冷却水を下方から吸い上げて上方に供給する場合に、加圧機構から第1冷却水ポンプに向かう冷却水の通路(流路)を上下方向に蛇行させることなく下方から上方に向かって形成することができるので、冷却水の流路が長くなるのを抑制することができる。これにより、圧力損失の増加を抑制することができるので、冷却水の流量をより効果的に増加させることができる。
上記第1の局面による船舶推進機において、好ましくは、第1冷却水ポンプおよび加圧機構は、船舶推進機のロアケースの上面上に配置されている。このように構成すれば、船舶推進機の組み立てまたはメンテナンスの際に、ロアケースを取り外した状態で第1冷却水ポンプおよび加圧機構に対する作業を容易に行うことができる。
この場合、好ましくは、加圧機構は、船舶推進機のロアケースと、第1冷却水ポンプとの間に配置されている。このように構成すれば、加圧機構を容易に第1冷却水ポンプの下方に配置することができる。
上記第1冷却水ポンプおよび加圧機構が船舶推進機のロアケースの上面上に配置されている構成において、好ましくは、第1冷却水ポンプおよび加圧機構は、上下に重ねた状態で、船舶推進機のロアケースの上面に共通の締結部材により固定されている。このように構成すれば、第1冷却水ポンプおよび加圧機構を容易に組み付けることができるので、組み付け作業を簡素化することができる。
この発明の第2の局面による船舶推進機は、エンジンと、エンジンに動力伝達可能に連結された駆動軸と、駆動軸の駆動力により駆動され、エンジンを冷却するための冷却水を送る冷却水ポンプと、冷却水ポンプにより送られる冷却水をエンジンに供給する冷却水通路と、冷却水ポンプの吸込み口上流の水路に配置される羽根車とを備える。
この第2の局面による船舶推進機では、上記のように、冷却水ポンプの吸込み口上流の水路に羽根車を設けることによって、冷却水ポンプのポンプ容量を大きくしなくても、羽根車を設ける分、冷却水を送る冷却水ポンプおよび羽根車の合計の仕事量を大きくすることができる。これにより、冷却水の吐出量を増加させることができる。また、冷却水ポンプのポンプ容量を大きくする必要がないので、冷却水ポンプを半径方向に大きくする必要がない。このため、冷却水ポンプの外周部の冷却水の流速が過度に大きくなるのを抑制することができるので、キャビテーションの発生を抑制することができる。これにより、冷却水の吐出量の増加が妨げられるのを抑制することができるとともに、エロージョンにより冷却水ポンプの耐久性が低下するのを抑制することができる。これらの結果、冷却水ポンプの耐久性を維持しつつ、冷却水の吐出量を増加させることができる。また、羽根車を設けることによって、冷却水ポンプに送られる冷却水の圧力を大きくすることができるので、これによっても、キャビテーションの発生を効果的に抑制することができる。その結果、冷却水ポンプの回転数を大きくした場合に、流量を容易に増加させることができるとともに、キャビテーションの発生に起因するエロージョンを効果的に防止することができる。
この発明の第3の局面による船舶推進機は、エンジンと、エンジンに動力伝達可能に連結された駆動軸と、駆動軸の駆動力により駆動され、エンジンを冷却するための冷却水を送る第1冷却水ポンプと、第1冷却水ポンプにより送られる冷却水をエンジンに供給する冷却水通路と、第1冷却水ポンプの吸込み口上流の水路に配置される第2冷却水ポンプとを備える。
この第3の局面による船舶推進機では、上記のように、第1冷却水ポンプの吸込み口上流の水路に第2冷却水ポンプを設けることによって、第1冷却水ポンプのポンプ容量を大きくしなくても、第2冷却水ポンプを設ける分、冷却水を送る第1冷却水ポンプおよび第2冷却水ポンプの合計の容量を大きくすることができる。これにより、冷却水の吐出量を増加させることができる。また、各々の冷却水ポンプのポンプ容量を大きくする必要がないので、各々の冷却水ポンプを半径方向に大きくする必要がない。このため、冷却水ポンプの外周部の冷却水の流速が過度に大きくなるのを抑制することができるので、キャビテーションの発生を抑制することができる。これにより、冷却水の吐出量の増加が妨げられるのを抑制することができるとともに、エロージョンにより冷却水ポンプの耐久性が低下するのを抑制することができる。これらの結果、冷却水ポンプの耐久性を維持しつつ、冷却水の吐出量を増加させることができる。また、第2冷却水ポンプを設けることによって、第1冷却水ポンプに送られる冷却水の圧力を大きくすることができるので、これによっても、キャビテーションの発生を効果的に抑制することができる。その結果、冷却水ポンプの回転数を大きくした場合に、流量を容易に増加させることができるとともに、キャビテーションの発生に起因するエロージョンを効果的に防止することができる。
本発明によれば、上記のように、冷却水ポンプの耐久性を維持しつつ、冷却水の吐出量を増加させることができる。
本発明の一実施形態による船外機の全体構成を示した側面図である。 本発明の一実施形態による船外機のロアー部付近を示した側面断面図である。 本発明の一実施形態による船外機の冷却水ポンプ付近を示した側面断面図である。 本発明の一実施形態による船外機の冷却水ポンプ付近を示した斜視断面図である。 本発明の一実施形態による船外機の第1冷却水ポンプの構造を説明するための平面模式図である。 本発明の一実施形態による船外機の第2冷却水ポンプの構造を説明するための平面模式図である。 本発明の一実施形態による船外機の冷却水ポンプを取り付けた状態のロアー部の上面図である。 本発明の一実施形態による船外機の第1冷却水ポンプおよび第2冷却水ポンプを示した平面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図8を参照して、本発明の一実施形態による船外機100の構成について説明する。なお、図中、FWDは、船舶の前進方向を示しており、BWDは、船舶の後進方向を示している。船外機100は、本発明の「船舶推進機」の一例である。
船外機100は、図1に示すように、船体200の後部に取り付けられている。船外機100は、エンジン1と、ドライブシャフト2と、ギア部3と、プロペラシャフト4と、プロペラ5と、第1冷却水ポンプ6と、第2冷却水ポンプ7と、冷却水通路8とを備えている。船外機100は、エンジン1下方のアッパー部11と、アッパー部11下方のロアー部12と、アッパー部11の前方に配置されたブラケット部13とを含んでいる。アッパー部11には、アッパーケース11aが設けられている。ロアー部12には、ロアケース12aが設けられている。船外機100は、ブラケット部13により上下方向の軸および水平方向の軸を中心にそれぞれ回動可能に船体200に取り付けられている。なお、ドライブシャフト2は、本発明の「駆動軸」の一例である。第2冷却水ポンプ7は、本発明の「加圧機構」の一例である。
エンジン1は、船外機100の上側に設けられており、ガソリンや軽油などの爆発燃焼により駆動される内燃機関により構成されている。エンジン1は、エンジンカバー1aにより覆われている。
ドライブシャフト2は、エンジン1の動力を伝達可能にエンジン1のクランクシャフトに連結されている。ドライブシャフト2は、上下方向に延びるように配置されている。ドライブシャフト2は、上側がアッパー部11(アッパーケース11a)を貫通するように配置され、下側がロアー部12(ロアケース12a内)に配置されている。
ギア部3は、ロアー部12(ロアケース12a内)に配置されている。ギア部3は、ドライブシャフト2の回転を減速して、プロペラシャフト4に伝達する。つまり、ギア部3は、上下方向に延びる回転軸線回りに回転するドライブシャフト2の駆動力を、前後方向に延びる回転軸線回りに回転するプロペラシャフト4に伝達する。具体的には、ギア部3は、図2に示すように、ピニオンギア31と、前進用ベベルギア32と、後進用ベベルギア33と、ドッグクラッチ34とを含んでいる。ピニオンギア31は、ドライブシャフト2の下端に取り付けられている。前進用ベベルギア32および後進用ベベルギア33は、ピニオンギア31を挟み込むように、プロペラシャフト4に設けられている。ピニオンギア31は、前進用ベベルギア32および後進用ベベルギア33と噛み合っている。ギア部3は、プロペラシャフト4と一体的に回転するドッグクラッチ34が前進用ベベルギア32または後進用ベベルギア33のいずれかと噛み合うように切り替えることにより、プロペラシャフト4の回転方向(前進方向および後進方向)を切り替える。
プロペラ5(スクリュー)は、プロペラシャフト4に接続されている。プロペラ5は、前後方向に延びる回転軸線回りに回転駆動される。プロペラ5は、水中で回転することにより、軸方向に推力を発生させる。プロペラ5は、回転方向に応じて、船体200を、前進または後進させる。
第1冷却水ポンプ6は、エンジン1を冷却するための冷却水を送る。具体的には、第1冷却水ポンプ6は、冷却するための水を外部から吸い込んでエンジン1に送る。この第1冷却水ポンプ6は、ドライブシャフト2の駆動力により駆動される。第1冷却水ポンプ6は、ロアケース12aの上面上に配置されている。第1冷却水ポンプ6は、アッパーケース11a内に配置されている。
第1冷却水ポンプ6は、図3〜図5に示すように、ハウジング60と、インペラ(impeller)61と、ポンプケース62と、キー63と、吸込み口64と、通路65と、吐出口66と、吐出通路67とを含んでいる。第1冷却水ポンプ6は、容積変化により冷却水を送り出す容積ポンプにより構成されている。
インペラ61は、図4および図5に示すように、垂直方向に立った状態の複数の翼部が所定の回転角度間隔で配置されている。このインペラ61は、ゴムにより形成されており、弾性変形可能に構成されている。インペラ61は、翼部が変形された状態でポンプケース62内に収められている。つまり、インペラ61の翼部の端は、ポンプケース62の内壁に接している。インペラ61は、偏心した状態で回転するように構成されている。つまり、図5に示すように、インペラ61の回転領域の中心62a(ポンプケース62の中心)と、インペラ61の回転軸(ドライブシャフト2)の中心2aとは、平面視において(軸方向に見て)互いに偏心している。なお、インペラ61自体は、無偏心の翼車であり、回転軸の中心2a回りに回転する。
インペラ61は、図3および図5に示すように、キー63を介してドライブシャフト2に係合している。これにより、ドライブシャフト2の回転運動がインペラ61に伝達される。
ポンプケース62は、円筒形状に形成されている。ポンプケース62の外周部には、吸込み口64と、吐出口66とが形成されている。具体的には、図5に示すように、吸込み口64は、ポンプケース62とインペラ61の翼部とによって仕切られた空間の容積が大きくなる位置のポンプケース62の外周部に配置されている。吐出口66は、ポンプケース62とインペラ61の翼部とによって仕切られた空間の容積が小さくなる位置のポンプケース62の外周部に配置されている。
通路65は、図3〜図5に示すように、ハウジング60に一体的に形成されている。通路65は、吸込み口64に接続されている。吐出通路67は、ハウジング60に一体的に形成されている。吐出通路67は、吐出口66に接続されている。吐出通路67は、冷却水通路8に接続されている。
ここで、本実施形態では、第2冷却水ポンプ7は、第1冷却水ポンプ6の吸込み口64の上流の水路に配置され、第1冷却水ポンプ6の吸込み口64に供給される冷却水を加圧するように構成されている。第2冷却水ポンプ7は、ドライブシャフト2の駆動力により駆動されるように構成されている。第2冷却水ポンプ7は、ロアケース12aの上面上に配置されている。第2冷却水ポンプ7は、アッパーケース11a内に配置されている。
第2冷却水ポンプ7は、図3、図4および図6に示すように、ハウジング70と、羽根車(vaned wheel)71と、ポンプケース72と、キー73と、吸込み口74と、吐出口75と、通路76とを含んでいる。第2冷却水ポンプ7は、遠心力により冷却水を送り出す遠心ポンプにより構成されている。なお、羽根車71は、本発明の「加圧機構」および「回転体」の一例である。
本実施形態では、第2冷却水ポンプ7および第1冷却水ポンプ6は、平面視において重なるように上下方向に配列されている。つまり、第2冷却水ポンプ7は、第1冷却水ポンプ6の下方に配置されている。第2冷却水ポンプ7は、ロアケース12a(図2参照)と、第1冷却水ポンプ6との間に配置されている。第2冷却水ポンプ7および第1冷却水ポンプ6は、上下に重ねられた状態で、図7に示すように、ロアケース12aの上面に4つの共通のボルト121により共締めされて固定されている。なお、ボルト121は、本発明の「締結部材」の一例である。
羽根車71は、図4および図6に示すように、水平方向から斜めに傾いた状態の複数の翼部が所定の回転角度間隔で配置されている。この羽根車71は、たとえば、SUSまたはアルミニウムなどの金属により形成されている。つまり、第2冷却水ポンプ7の羽根車71は、第1冷却水ポンプ6のゴム製のインペラ61よりも硬い材料により形成されている。羽根車71は、インペラ61と異なり、変形されない状態で、ポンプケース72の内側に配置されている。
図6に示すように、羽根車71の回転領域の中心72a(ポンプケース72の中心)は、回転軸(ドライブシャフト2)の中心2aと略同じ位置に配置されている。図8に示すように、第1冷却水ポンプ6の偏心したインペラ61の回転領域の中心62a(ポンプケース62の中心)と、第2冷却水ポンプ7の羽根車71の回転領域の中心72a(ポンプケース72の中心)とは、平面視において互いにずれている。具体的には、インペラ61の回転領域の中心62aおよび羽根車71の回転領域の中心72aは、前後方向において、距離D1ずれている。インペラ61の回転領域の中心62aおよび羽根車71の回転領域の中心72aは、左右方向(前後方向と直交する方向)において、距離D1よりも小さい距離D2ずれている。図3に示すように、前後方向に沿い、かつ、回転軸の中心2aを通る断面側方から見た場合、ポンプケース62の内周面とポンプケース72の内周面とは、互いの中心(62aおよび72a)のずれ(距離D1)に対応して互いにずれている。
羽根車71は、図3および図6に示すように、キー73を介してドライブシャフト2に係合している。これにより、ドライブシャフト2の回転運動が羽根車71に伝達される。羽根車71は、第1冷却水ポンプ6のインペラ61と同軸上で回転するように構成されている。
ポンプケース72は、円筒形状に形成されている。ポンプケース72の下部には、吸込み口74が形成されている。つまり、吸込み口74は、羽根車71の回転軸線方向に配置されている。ポンプケース72の外周部には、吐出口75が形成されている。
通路76は、ハウジング70に一体的に形成されている。通路76は、吐出口75に接続されている。通路76は、図4に示すように、第1冷却水ポンプ6の通路65に接続されている。つまり、第2冷却水ポンプ7の通路76と、第1冷却水ポンプ6の通路65とは、第2冷却水ポンプ7の吐出口75と、第1冷却水ポンプ6の吸込み口64とを連通している。
次に、冷却水の流れについて説明する。図1に示すように、冷却水は、ロアケース12aに設けられた取水口8aおよび8bから取り入れられ、第2冷却水ポンプ7に流入する。そして、第2冷却水ポンプ7により加圧されて吐出された冷却水は、第1冷却水ポンプ6に流入する。第1冷却水ポンプ6から吐出された冷却水は、冷却水通路8を介してエンジン1に送られる。エンジン1の各部を冷却した冷却水は、一部がアッパーケース11a上部に設けられたパイロットウォーター出口8cからパイロットウォーターとして排出され、残りが排気ガスと混合されてプロペラ5の後方の排水口8dから排出される。
上記一実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、第1冷却水ポンプ6の吸込み口64上流の水路に、第1冷却水ポンプ6の吸込み口64に供給される冷却水を加圧する第2冷却水ポンプ7(羽根車71)を設けることによって、第1冷却水ポンプ6のポンプ容量を大きくしなくても、第2冷却水ポンプ7(羽根車71)を設ける分、冷却水を送る第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7(羽根車71)の合計の仕事量を大きくすることができる。これにより、冷却水の吐出量を増加させることができる。また、第1冷却水ポンプ6のポンプ容量を大きくする必要がないので、第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7を半径方向に大きくする必要がない。このため、第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7の外周部の冷却水の流速が過度に大きくなるのを抑制することができるので、キャビテーションの発生を抑制することができる。これにより、冷却水の吐出量の増加が妨げられるのを抑制することができるとともに、エロージョンにより第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7の耐久性が低下するのを抑制することができる。これらの結果、第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7の耐久性を維持しつつ、冷却水の吐出量を増加させることができる。また、第2冷却水ポンプ7(羽根車71)を設けることによって、第1冷却水ポンプ6に送られる冷却水の圧力を大きくすることができるので、これによっても、キャビテーションの発生を効果的に抑制することができる。その結果、第1冷却水ポンプ6の回転数を大きくした場合に、流量を容易に増加させることができるとともに、キャビテーションの発生に起因するエロージョンを効果的に防止することができる。
本実施形態では、上記のように、第2冷却水ポンプ7の羽根車71を、第1冷却水ポンプ6のゴム製のインペラ61よりも硬い材料により形成する。これにより、第2冷却水ポンプ7の羽根車71をインペラ61よりも硬い材料により形成することによって、第2冷却水ポンプ7の耐久性を向上させることができるので、加圧前の上流側(第2冷却水ポンプ7の冷却水の吸込み口74側)においてキャビテーションが発生した場合でも、エロージョンにより羽根車71が損傷するのを抑制することができる。また、第1冷却水ポンプ6の軸方向の長さを大きくしてポンプ容量を大きくした場合と異なり、インペラ61の軸方向の長さを大きくする必要がないので、ゴム製のインペラ61の軸方向における捻じれ力が大きくなるのを抑制することができる。これにより、第1冷却水ポンプ6のゴム製のインペラ61の軸方向のねじれ変形を抑制することができる。これによっても、第1冷却水ポンプ6の耐久性を維持することができる。
本実施形態では、上記のように、第2冷却水ポンプ7の羽根車71を、金属により形成する。これにより、第2冷却水ポンプ7の羽根車71の耐久性を効果的に向上させることができる。
本実施形態では、上記のように、第2冷却水ポンプ7の羽根車71を、第1冷却水ポンプ6が有するインペラ61と同軸上で回転するように構成する。これにより、第2冷却水ポンプ7の駆動軸と、第1冷却水ポンプ6の駆動軸とを共通化することができるので、駆動軸を別個に設ける場合と異なり、部品点数が増加するのを抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、第2冷却水ポンプ7の冷却水の吸込み口74を、羽根車71の軸方向に形成する。これにより、遠心力の小さな軸中心(回転軸線)近傍から冷却水を効率よく第2冷却水ポンプ7に流入させることができる。
本実施形態では、上記のように、第2冷却水ポンプ7の冷却水の吐出口75を、第2冷却水ポンプ7の外周部に形成する。これにより、遠心力の大きな外周部から冷却水を効率よく吐出させることができる。
本実施形態では、上記のように、第1冷却水ポンプ6の冷却水の吸込み口64を、第1冷却水ポンプ6の外周部に形成する。これにより、第2冷却水ポンプ7の外周部から冷却水が吐出されて、第1冷却水ポンプ6の外周部から冷却水が流入されるので、冷却水の通路(流路)の構造を簡素化することができる。
本実施形態では、上記のように、第2冷却水ポンプ7のハウジング70および第1冷却水ポンプ6のハウジング60に、第2冷却水ポンプ7の吐出口75と第1冷却水ポンプ6の吸込み口64とを連通する通路65および76を形成する。これにより、第2冷却水ポンプ7のハウジング70および第1冷却水ポンプ6のハウジング60に冷却水の通路65および76を一体的に形成することができるので、部品点数が増加するのを抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、第1冷却水ポンプ6の偏心したインペラ61の回転領域の中心62aと、第2冷却水ポンプ7の羽根車71の回転領域の中心72aとを、平面視において互いにずらしている。これにより、第1冷却水ポンプ6の偏心したインペラ61の回転領域の中心62aと、第2冷却水ポンプ7の羽根車71の回転領域の中心72aとを、偏心分だけ互いにずらすことにより、偏心ポンプ(第1冷却水ポンプ6)のインペラ61の軸と、第2冷却水ポンプ7の羽根車71の軸とをそろえることができる。その結果、第1冷却水ポンプ6と第2冷却水ポンプ7とを容易に同軸で駆動させることができる。
本実施形態では、上記のように、第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7を、平面視において重なるように上下方向に配列する。これにより、船外機100の平面視において、第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7の配置領域が大きくなるのを抑制することができるので、船外機100が平面視において大きくなるのを抑制することができる。
本実施形態では、上記のように、第2冷却水ポンプ7を、第1冷却水ポンプ6の下方に配置する。これにより、第2冷却水ポンプ7から第1冷却水ポンプ6に向かう冷却水の通路(流路)を上下方向に蛇行させることなく下方から上方に向かって形成することができるので、冷却水の流路が長くなるのを抑制することができる。これにより、圧力損失の増加を抑制することができるので、冷却水の流量をより効果的に増加させることができる。
本実施形態では、上記のように、第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7を、船外機100のロアケース12aの上面上に配置する。これにより、船外機100の組み立てまたはメンテナンスの際に、ロアケース12aを取り外した状態で第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7に対する作業を容易に行うことができる。
本実施形態では、上記のように、第2冷却水ポンプ7を、船外機100のロアケース12aと、第1冷却水ポンプ6との間に配置する。これにより、第2冷却水ポンプ7を容易に第1冷却水ポンプ6の下方に配置することができる。
本実施形態では、上記のように、第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7を、上下に重ねた状態で、船外機100のロアケース12aの上面に共通のボルト121により固定する。これにより、第1冷却水ポンプ6および第2冷却水ポンプ7を容易に組み付けることができるので、組み付け作業を簡素化することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明の船舶推進機を、船体の外に取り付けられる船外機に適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明の船舶推進機を、水上オートバイ(パーソナルウォータークラフト)の推進機に適用してもよいし、船体の内に取り付けられる船内機に適用してもよい。
上記実施形態では、本発明の加圧機構が遠心ポンプからなる第2冷却水ポンプ(羽根車)により構成されている例を示したが、本発明はこれに限れない。本発明では、加圧機構は、遠心ポンプ以外の冷却水ポンプであってもよいし、冷却水ポンプ以外であってもよい。たとえば、回転体が設けられたポンプ以外の加圧機構であってもよい。また、加圧機構は、羽根車以外の回転体が用いられたポンプであってもよい。また、回転体以外の機構により冷却水を加圧する加圧機構であってもよい。たとえば、往復運動により冷却水を加圧する機構の加圧機構であってもよい。
上記実施形態では、第2冷却水ポンプが、水平方向から斜めに傾いた状態の複数の翼部を有する羽根車を含む遠心型のポンプの例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、羽根車は、水平方向から斜めに傾いた状態以外の翼部を有していてもよい。また、第2冷却水ポンプも第1冷却水ポンプと同様のインペラを含む容積型のポンプであってもよい。
上記実施形態では、第2冷却水ポンプ(加圧機構)の羽根車を金属(たとえば、SUSまたはアルミニウムなど)により形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、加圧機構の羽根車を、ゴム以外の樹脂により形成してもよい。たとえば、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)により羽根車を形成してもよい。また、羽根車を、SUSおよびアルミニウム以外の金属により形成してもよい。なお、この際、羽根車は、第1冷却水ポンプのインペラよりも硬い材料により形成されることが好ましい。
上記実施形態では、第1冷却水ポンプの下方に第2冷却水ポンプ(加圧機構)を配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1冷却水ポンプの上方に加圧機構を設けてもよいし、第1冷却水ポンプおよび加圧機構を横並びに配置してもよい。
上記実施形態では、第2冷却水ポンプの冷却水の吸込み口(位置)を羽根車(回転体)の軸方向に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2冷却水ポンプの冷却水の吸込み口(位置)を回転体の外周方向に形成してもよい。
上記実施形態では、第2冷却水ポンプの冷却水の吐出口(位置)を羽根車(回転体)の外周方向に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2冷却水ポンプの冷却水の吐出口(位置)を回転体の軸方向に形成してもよい。
上記実施形態では、第1冷却水ポンプの冷却水の吸込み口(位置)および吐出口(位置)をポンプケースの外周部に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1冷却水ポンプの冷却水の吸込み口(位置)をインペラの軸方向に形成してもよいし、吐出口(位置)をインペラの軸方向に形成してもよい。
上記実施形態では、第1冷却水ポンプおよび第2冷却水ポンプ(加圧機構)を上下に隣接して配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1冷却水ポンプおよび第2冷却水ポンプ(加圧機構)を上下に所定の距離だけ離間して配置してもよい。
1 エンジン
2 ドライブシャフト(駆動軸)
6 第1冷却水ポンプ(冷却水ポンプ)
7 第2冷却水ポンプ(加圧機構)
8 冷却水通路
12a ロアケース
60 ハウジング
61 インペラ
64 吸込み口
65 通路
70 ハウジング
71 羽根車(加圧機構、回転体)
74 吸込み口
75 吐出口
76 通路
100 船外機(船舶推進機)
121 ボルト(締結部材)

Claims (19)

  1. エンジンと、
    前記エンジンに動力伝達可能に連結された駆動軸と、
    前記駆動軸の駆動力により駆動され、前記エンジンを冷却するための冷却水を送る第1冷却水ポンプと、
    前記第1冷却水ポンプにより送られる冷却水を前記エンジンに供給する冷却水通路と、
    前記第1冷却水ポンプの吸込み口上流の水路に配置され、前記第1冷却水ポンプの吸込み口に供給される冷却水を加圧する加圧機構とを備える、船舶推進機。
  2. 前記加圧機構は、前記駆動軸の駆動力により駆動される回転体を含む、請求項1に記載の船舶推進機。
  3. 前記加圧機構の前記回転体は、羽根車を含む、請求項2に記載の船舶推進機。
  4. 前記第1冷却水ポンプは、ゴム製のインペラを含み、
    前記加圧機構の前記羽根車は、前記第1冷却水ポンプのゴム製の前記インペラよりも硬い材料により形成されている、請求項3に記載の船舶推進機。
  5. 前記加圧機構の前記羽根車は、ゴム以外の樹脂または金属により形成されている、請求項4に記載の船舶推進機。
  6. 前記加圧機構は、前記回転体の回転によって冷却水を加圧する第2冷却水ポンプを含む、請求項2に記載の船舶推進機。
  7. 前記加圧機構の前記回転体は、前記第1冷却水ポンプが有するインペラと同軸上で回転するように構成されている、請求項2〜6のいずれか1項に記載の船舶推進機。
  8. 前記加圧機構の冷却水の吸込み口は、前記回転体の軸方向に形成されている、請求項2〜7のいずれか1項に記載の船舶推進機。
  9. 前記加圧機構の冷却水の吐出口は、前記加圧機構の外周部に形成されている、請求項2〜8のいずれか1項に記載の船舶推進機。
  10. 前記第1冷却水ポンプの冷却水の吸込み口は、前記第1冷却水ポンプの外周部に形成されている、請求項2〜9のいずれか1項に記載の船舶推進機。
  11. 前記加圧機構のハウジングおよび前記第1冷却水ポンプのハウジングには、前記加圧機構の吐出口と前記第1冷却水ポンプの吸込み口とを連通する通路が形成されている、請求項9または10に記載の船舶推進機。
  12. 前記第1冷却水ポンプは、偏心した状態で回転するインペラを含み、
    前記第1冷却水ポンプの偏心した前記インペラの回転領域の中心と、前記加圧機構の回転体の回転領域の中心とは、平面視において互いにずれている、請求項2〜11のいずれか1項に記載の船舶推進機。
  13. 前記第1冷却水ポンプおよび前記加圧機構は、平面視において重なるように上下方向に配列されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の船舶推進機。
  14. 前記加圧機構は、前記第1冷却水ポンプの下方に配置されている、請求項13に記載の船舶推進機。
  15. 前記第1冷却水ポンプおよび前記加圧機構は、前記船舶推進機のロアケースの上面上に配置されている、請求項1〜14のいずれか1項に記載の船舶推進機。
  16. 前記加圧機構は、前記船舶推進機のロアケースと、前記第1冷却水ポンプとの間に配置されている、請求項15に記載の船舶推進機。
  17. 前記第1冷却水ポンプおよび前記加圧機構は、上下に重ねた状態で、前記船舶推進機のロアケースの上面に共通の締結部材により固定されている、請求項15または16に記載の船舶推進機。
  18. エンジンと、
    前記エンジンに動力伝達可能に連結された駆動軸と、
    前記駆動軸の駆動力により駆動され、前記エンジンを冷却するための冷却水を送る冷却水ポンプと、
    前記冷却水ポンプにより送られる冷却水を前記エンジンに供給する冷却水通路と、
    前記冷却水ポンプの吸込み口上流の水路に配置される羽根車とを備える、船舶推進機。
  19. エンジンと、
    前記エンジンに動力伝達可能に連結された駆動軸と、
    前記駆動軸の駆動力により駆動され、前記エンジンを冷却するための冷却水を送る第1冷却水ポンプと、
    前記第1冷却水ポンプにより送られる冷却水を前記エンジンに供給する冷却水通路と、
    前記第1冷却水ポンプの吸込み口上流の水路に配置される第2冷却水ポンプとを備える、船舶推進機。
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