JP2016005350A - Axial gap rotary electric machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、アキシャルギャップ型回転電機に関する。 The present invention relates to an axial gap type rotating electrical machine.
回転子と固定子とを空隙を介して軸方向に並べて配置したアキシャルギャップ型回転電機が知られている。特許文献1には、導電性を有しかつ互いに導通すべき先端同士を接合した複数本の導体バーからなる電磁コイルが記載されいてる。
2. Description of the Related Art An axial gap type rotating electrical machine in which a rotor and a stator are arranged side by side in an axial direction with a gap is known.
特許文献1では、固定子コイルを構成する導体バーが固定子鉄心(コア)間の各スロットへ嵌合固定されている。このため、固定子コイルをスロットに嵌合する際に、コイルがコアの周方向側面に擦れて、コイルの絶縁被膜が損傷してしまう可能性が高い。
In
請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機は、回転軸に固定された回転子と、回転軸の軸方向に沿って回転子と空隙を介して配置された固定子と、回転子および固定子を収容するハウジングとを備え、固定子は、回転軸の周方向に沿って配置される複数のコアと、固定子コイルと、複数のコアを保持するコア保持部材とを有し、隣り合うコアによって形成されるスロット内には、スロット内における固定子コイルの周方向周面の一部と接触することで、固定子コイルの周方向の移動を規制するコイル規制部が設けられている。
The axial gap type rotating electrical machine according to
本発明によれば、固定子コイルを固定子のスロットに装着する際に固定子コイルが損傷してしまう可能性を低減できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, when mounting a stator coil in the slot of a stator, possibility that a stator coil will be damaged can be reduced.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本発明によるアキシャルギャップ型回転電機は、たとえば回転電機のみによって走行する純粋な電気自動車や、エンジンと回転電機の双方によって駆動されるハイブリッド型の電気自動車に適用できる。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The axial gap type rotating electrical machine according to the present invention can be applied to, for example, a pure electric vehicle that runs only by a rotating electrical machine, or a hybrid type electric vehicle that is driven by both an engine and a rotating electrical machine.
−第1の実施の形態−
図1は本発明の第1の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機の構成を示す斜視図であり、図2は本発明の第1の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機を回転軸の径方向から見た断面模式図である。なお、図1では、回転軸30(図2参照)の図示を省略している。
-First embodiment-
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of an axial gap type rotating electrical machine according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 2 shows a rotating shaft of the axial gap type rotating electrical machine according to the first embodiment of the present invention. It is the cross-sectional schematic diagram seen from the radial direction. In addition, in FIG. 1, illustration of the rotating shaft 30 (refer FIG. 2) is abbreviate | omitted.
アキシャルギャップ型回転電機100は、回転軸30(図2参照)と、回転軸30に固定された一対の回転子(以下、ロータ2と記す)と、一対のロータ2間に配置された円環状の固定子(以下、ステータ1と記す)と、一対のロータ2およびステータ1を収容するハウジング25(図2参照)とを備えている。
The axial gap type rotating
本実施の形態の回転電機100は、一対のロータ2の間に所定の空隙(ギャップ)を介してステータ1を挟み込んだ構造を有する2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップ型回転電機であり、1ロータ1ステータ型のアキシャルギャップ型回転電機と比較して、より多くの磁石磁束を利用でき、高効率化・高出力密度化の点で有利である。
A rotating
図2に示すように、ハウジング25は、円筒状のセンターブラケット25cと、センターブラケット25cの両端開口を閉止するフロントブラケット25fおよびリアブラケット25rとを含んで構成されている。センターブラケット25cとフロントブラケット25fとリアブラケット25rとで囲まれる空間は、一対のロータ2、ステータ1、および、保持部材4を収容する収容空間とされている。フロントブラケット25fには、回転軸30が貫通する貫通孔が設けられ、貫通孔には軸受31が設けられている。回転軸30は、軸受31によって回転可能に保持されている。
As shown in FIG. 2, the
一対のロータ2は、回転軸30の軸方向(以下、単に軸方向とも記す)に所定の間隔をあけて、互いに対向して配置されている。一対のロータ2は、それぞれ同様の形状とされているため、一方のロータ2を代表して説明する。ロータ2は、中心に回転軸30が挿通される軸孔2h(図1参照)が設けられている。ロータ2は、軸孔2hに回転軸30が挿入され、固定されることで、回転軸30と一体となっている。
The pair of
図3は、図1のロータ2における構造材32の図示を省略した斜視図、すなわちロータ2の磁石3のみを示す図である。ロータ2は、8個の永久磁石(以下、単に磁石3と記す)と、磁石3が固着される円板状の構造材32(図1参照)とを備えている。磁石3には、ネオジウム系、サマリウム系の焼結磁石やフェライト磁石、ネオジウム系のボンド磁石などを採用することができる。
FIG. 3 is a perspective view in which the illustration of the
構造材32には、磁石3が嵌合される凹部が、回転軸30の周方向(以下、単に周方向とも記す)に沿って設けられている。凹部には、磁石3が周方向に沿って等間隔に配置されている。磁石3は、軸方向に磁化されており、軸方向の一方の側がS極とされ、他方の側がN極とされている。磁石3は、周方向に隣り合う磁極が交互に逆向きとなるように、すなわち、N,S,N,S,・・・となるように配置されている。
The
一のロータ2の磁石3と他のロータ2の磁石3とは、軸方向から見たときに、周方向に同一位置に、かつ、同一形状で配置されている。
The
図4は、図1のステータ1を示す斜視図である。図4に示すように、ステータ1は、周方向に沿って等間隔に配置される複数の固定子コア(以下、単にコア5と記す)と、分布巻き状に配置される固定子コイル10と、複数のコア5を保持する保持部材4とを有している。コア5は、アモルファス金属からなるアモルファス箔帯やケイ素鋼板などの磁性薄板が積層されてなり、直方体形状を呈している。
FIG. 4 is a perspective view showing the
図5は、保持部材4にステータ1のコアが組み付けられてなる構造体(以下、コア保持構造体54と記す)を示す斜視図、すなわち保持部材4にコア5が組み付けられた状態を示す図である。図6は、保持部材4にコア5を取り付ける方法を説明するための図であり、コア5と保持部材4とが分解された状態を示している。図6では、ハウジング25のセンターブラケット25cに固着された保持部材4を部分的に示している。なお、図5では後述する複数のコイル規制部104Aのうちのいくつかを代表して図示し、図6ではコイル規制部104Aの図示は省略している。
FIG. 5 is a perspective view showing a structure in which the core of the
図5に示すように、コア5は保持部材4によって保持され、図2に示すように、保持部材4はハウジング25に固着されている。図6に示すように、保持部材4は、一対の保持板40を有している。一対の保持板40は、それぞれ同様の形状であるため、一の保持板40を代表して説明する。保持板40は、円環状の外周部41と、外周部41から回転軸30に向かって延在する挟持部42とを有している。保持板40は、ハウジング25のセンターブラケット25cに焼き嵌めまたは圧入によって取り付けられ、保持板40の外周部41がセンターブラケット25cの内壁に固着されている。挟持部42は、周方向に沿って所定の間隔をあけて複数設けられている。周方向に隣接する一対の挟持部42間には、コア5が挿入される開口部43が設けられている。
As shown in FIG. 5, the
一対の保持板40は、所定の間隔をあけて、互いに対向して配置されている。一の保持板40の開口部43と、他の保持板40の開口部43は、軸方向から見たときに一致するように配置されている。
The pair of holding
コア5は、開口部43に取り付けられ、周方向に隣接する一対の挟持部42によって挟持されている。なお、コア5は、磁性薄板が回転軸30の径方向(以下、単に径方向とも記す)とほぼ直交するように配置されている。
The
コア5における周方向に直交する側面(以下、コア5の周方向側面と記す)のそれぞれには、一対の保持板40間の隙間に嵌合される嵌合凸部51が形成されている。嵌合凸部51は、コア5における軸方向中央部において径方向に延在している。
On each of the side surfaces orthogonal to the circumferential direction of the core 5 (hereinafter referred to as the circumferential side surface of the core 5), fitting
コア5を開口部43に取り付ける際、図示するようにセンターブラケット25cの中心側から径方向外方に向かってコア5を挿入し、コア5の径方向外側面を外周部41に当接させる。これにより、コア5は、保持部材4の軸方向一方側(以下、説明の便宜上、上側と記す)および保持部材4の軸方向他方側(以下、説明の便宜上、下側と記す)のそれぞれに向かって突出した状態で保持される。図5に示すように、48個のコア5が保持部材4によって保持されることで、隣り合うコア5の周方向側面によってスロット7が形成される。
When attaching the
コア5は保持部材4により軸方向に2分された構造であり、隣接するコア5で形成されるスロット7も保持部材4により軸方向に2分されて、図示上側と下側のそれぞれにスロット7が形成される。
The
図4に示すように、円環状の固定子コイル10がスロット7(図5参照)に配置されることで、円盤状のステータ1が構成される。固定子コイル10は、エナメル等の絶縁被膜で被覆された銅の平角線の導体(矩形導体)からなる。固定子コイル10は複数の単相コイル12を有している。
As shown in FIG. 4, the
図7は、コア保持構造体54に対し、単相コイル12を配置した状態を示す概略図である。各単相コイル12は4個のコイルピース6が周方向に配置され、単相コイル12における外径側(周方向に配列されるコア5の径方向外側)1aで隣接する接続端部6a,6i(図9参照)同士が接続されてなり、円環状を呈している。後述するように、単相コイル12における内径側(周方向に配列されるコア5の径方向内側)1bには、コイルピース6の折り返し部6e(図9参照)が配置される。
FIG. 7 is a schematic view showing a state in which the single-
図8は、図7の単相コイル12を構成する4個のコイルピース6のうち3個のコイルピース6を省略した図である。図8に示すように、コイルピース6は、内径側1bにおいて、折り返し部からスロット7までの間に周方向に沿って開脚され、外径側1aにおいても周方向に沿って開脚されている。
FIG. 8 is a diagram in which three
図9(a)はコイルピース6を示す概略図であり、図9(b)はコイルピース6を2個接続した状態を示す概略図である。図9(a)に示すように、コイルピース6は、中央部に形成された折り返し部6eを起点として、両側に周方向に開脚した構造有している。折り返し部6eは、矩形導体のエッジワイズ方向(平角線の長辺方向)に曲げた構造である。エッジワイズ方向の急激な曲げ構造は成形時にエナメル等の絶縁被膜を破壊するおそれがある。このため、本実施の形態では、内部に円弧状の隙間を有する緩やかな曲げ構造となるように折り返し部6eが成形され、絶縁被膜の破壊が防止されている。
FIG. 9A is a schematic diagram showing the
折り返し部6eは、エッジワイズ方向の曲げ構造であるため剛性が強く、コイルピース6単体の成形された形状を維持するのに適している。したがって、コイルピース6の両端の接続端部6a,6i同士の溶接による接続作業が容易となり、また、複数の単相コイル12を接続して予め固定子コイル10を作製する際にも作業が容易となる。さらに、組立て後の固定子コイル10の形状も維持されるため、コア保持構造体54への固定子コイル10の組み付け作業性もよい。
Since the folded
コイルピース6はさらに、折り返し部6eの両側から周方向に開脚された内径側開脚部6d,6fと、各内径側開脚部6d,6fから折り曲げられてステータ1のスロット7に内径側1bから外径側1aに通過するように配置される直線部6c,6gとを有する。コイルピース6は、直線部6c,6gから外径側1aにおいて、周方向に開脚されて接続端部6a,6iに連なる外径側開脚部6b,6hを有する。外径側開脚部6b,6hからは、接続端部6a,6iを径方向に延伸させて、直線形状として形成する。
The
コイルピース6を成形する際、折り返し部6eの折り返し後の導体は軸方向に大きく変位している。したがって、この変位を補正する必要がある。すなわち、折り返し後の導体はスロット7内を通過し、接続端部6iが外径側1aにおいて他のコイルピース6の接続端部6aと接続されるため、各位置が適切な位置になるように位置を補正する必要がある。この補正は、折り返し部6eからスロット7までの間の内径側開脚部6d,6fのどちらかで軸方向に曲げることで行われる。本実施形態では内径側開脚部6fで曲げが行われる。
When the
内径側開脚部6fは、直線部6gおよび接続端部6iの軸方向の位置を規定する。これにより、直線部6gがスロット7の保持部材4に近い側の層(以下、内側層と記す)に位置し、接続端部6iが他のコイルピース6の接続端部6aに揃うように位置が設定される。一のコイルピース6の直線部6gが所定のスロット7の内側層に位置し、他のコイルピース6の直線部6cが同じスロット7の保持部材4から遠い側の層(以下、外側層と記す)に位置する(図10参照)。なお、以下の説明では、スロット7内に配置される直線部6c,6gを構成するコイル導体を総称してスロット内導体11と呼ぶ。
The inner diameter side
図9(b)に示すように、コイルピース6は、折り返し部6eによってスロット内導体11の位置が設定され、外径側1aにおいて接続端部6aと接続端部6i同士が揃うように位置が設定される。
As shown in FIG. 9B, the
一のコイルピース6の接続端部6aと他のコイルピース6の接続端部6iとを溶接で接続する場合、平角線導体の側面(平角線の短辺)同士を軸方向に重ねて揃える必要がある。したがって、軸方向の上側の接続端部6aの下側端面が、下側の接続端部6iの上側端面より若干下の位置になるように成形して、接続端部6a,6i同士を軸方向に弾性接触する状態にすれば、安定的に重ねて揃えることができる。なお、溶接での接続面積を導体断面積以上に確保するために、コイルピース6の接続端部6aと接続端部6iを径方向に長さL1だけ直線形状に延伸させている。この直線形状の端部は他の部材でチャックすることで、安定して溶接することができる。
When connecting the
図10はステータ1の断面模式図であり、図8のX−X線で切断した断面を模式的に示している。図10では、一のスロット7に配置されるコイル導体およびコイル規制部104Aについて図示し、他のスロット7に配置されるコイル導体やコイル規制部104Aについては図示を省略している。全ての単相コイル12が配置された状態(図4参照)では、上側のスロット7にコイルピース6の導体2本分、下側のスロット7にコイルピース6の導体2本分で、1スロット当たり4本の導体が配置される。
FIG. 10 is a schematic cross-sectional view of the
スロット内導体11は、スロット内導体11の矩形断面を構成する長辺が軸方向に平行になるように、かつ、スロット内導体11の矩形断面を構成する短辺が軸方向に直交するように配置されている
The in-
図11を参照して、コア保持構造体54に対する固定子コイル10の装着する方法について説明する。
−コイル組立工程−
周方向に複数のコイルピース6を配置し、外径側1aで隣接する接続端部6a,6i同士を溶接などで接続して予め単相コイル12を組立てておく。複数の単相コイル12を周方向に並べて接続し、U相巻線、V相巻線、W相巻線を形成するとともに、各相巻線を中性点で接続し、固定子コイル10を形成する。予め組立てられた固定子コイル10を、コア保持構造体54に対して同軸上に配置して、矢印で示すように上下から挟み、ステータ1を作製する。なお、固定子コイル10は、保持部材4に接着剤等により固着される。
With reference to FIG. 11, a method of mounting the
-Coil assembly process-
A plurality of
上述したように、コイルピース6は形状の維持性がよいので、予め固定子コイル10を組み立てるに際して作業性がよく、また、組み立てられた固定子コイル10をコア保持構造体54に装着する際にも作業性がよい。
As described above, since the shape of the
このような製造方法によれば、コイルピース6の接続端部6a,6iが外径側1aに配置されているので、接続端部6a,6iを接合するために治具(図示せず)によってチャックするスペースを容易に確保することができ、溶接トーチを配置するスペースも容易に確保することができる。したがって、コイルピース6の両端の接続端部6a,6i同士を治具によってチャックした状態で高い精度で溶接固定することができ、溶接後の固定子コイル10をスロット7に、精度よく組み立てることができ、組み立ての効率向上とコスト低減を図ることができる。
According to such a manufacturing method, since the connection ends 6a and 6i of the
ここで、特許文献1(特開2006−288074号公報)に記載されているように、隣接するコア間において、コアの周方向側面全体で固定子コイルを保持する形態、すなわちスロットに導体を嵌合する形態では、固定子コイルを装着する際に、コイルの絶縁被膜がコアとの接触により損傷してしまう可能性が高い。 Here, as described in Patent Document 1 (Japanese Patent Application Laid-Open No. 2006-288074), between the adjacent cores, the stator coil is held by the entire circumferential side surface of the core, that is, the conductor is fitted into the slot. In the combined form, when the stator coil is mounted, there is a high possibility that the insulating coating of the coil is damaged by contact with the core.
そこで、本実施の形態では、隣接するコア5の互いに対向する周方向側面間の間隔、すなわちスロット7の周方向幅をスロット内導体11の周方向幅よりも大きくして、固定子コイル10をコア保持構造体54に装着する際に、コア5とコイル導体とが接触することを防止した。なお、スロット内導体11の位置決めは、コイル規制部104Aにより行うようにした。コイル規制部104Aは、後述するように、スロット内導体11における周方向に直交する側面(以下、スロット内導体11の周方向側面と記す)の一部と接触する構成とされ、固定子コイル10の周方向の移動を規制する。
Therefore, in the present embodiment, the interval between the adjacent circumferential side surfaces of the
図7、図8および図10を参照して、コイル規制部104Aについて説明する。コイル規制部104Aは、保持部材4に設けられている。上側の保持板40に設けられるコイル規制部104Aは、挟持部42から軸方向に沿って上方に突出するように設けられている。下側の保持板40に設けられるコイル規制部104Aは、挟持部42から軸方向に沿って下方に突出するように設けられている。なお、上側の保持板40に設けられるコイル規制部104Aおよび下側の保持板40に設けられるコイル規制部104Aは同様の構成であるため、上側の保持板40のコイル規制部104Aを代表して説明する。
The
コイル規制部104Aは、各スロット7に一対ずつ設けられており、回転軸30と同心円状に配置されている。コイル規制部104Aは、スロット7の径方向略中央でスロット7を画成するコア5の周方向側面に接するように設けられている。スロット7内の一対のコイル規制部104Aは、スロット内導体11を挟むように配置されている。換言すれば、コイル規制部104Aは、コア5と固定子コイル10との間に配置されている。なお、コイル規制部104Aとスロット内導体11とは常に当接していてもよいし、わずかな隙間が形成されていてもよい。わずかな隙間が形成されている場合であっても、固定子コイル10が周方向に移動することを接触により規制することができる。
A pair of coil restricting portions 104 </ b> A is provided in each
図10に示すように、コイル規制部104Aの軸方向寸法(突出寸法)は、スロット内導体11の長辺寸法、すなわち軸方向寸法よりも短い。このため、コイル規制部104Aは、内側層に配置されるスロット内導体11には接触するが、外側層に配置されるスロット内導体11には接触しない。
As shown in FIG. 10, the axial dimension (protrusion dimension) of the
上述したように、コイルピース6は、スロット7内に配置される直線部6c,6gのうちの一方(6g)が内側層に配置され、他方(6c)が外側層に配置される。つまり、コイルピース6の直線部6c,6gのうちの少なくとも一方が一対のコイル規制部104A間に配置されるため、コイルピース6ないし単相コイル12全体が周方向に移動することが規制される。このため、図7では、一の単相コイル12の位置を規制するために、8個のスロット7のそれぞれに一対のコイル規制部104Aを設けたが、8個のスロット7のうち少なくとも1個のスロット7に一対のコイル規制部104Aを設けることで単相コイル12の位置を規制することができる。
As described above, in the
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)ステータ1は、周方向にコア5とスロット7とが交互に配置され、分布巻き状に配置された固定子コイル10を有している。スロット7内に配置される固定子コイル10、すなわちスロット内導体11と、コア5との間には隙間が設けられている。スロット7内には、スロット内導体11の周方向側面の一部と接触することで、固定子コイル10の周方向の移動を規制するコイル規制部104Aが設けられている。これにより、振動や衝撃が回転電機100に作用した場合であっても、固定子コイル10の周方向の移動が規制されるため、固定子コイル10がコア5に接触することに起因して固定子コイル10の絶縁被膜が損傷することを防止でき、回転電機100の絶縁信頼性を向上できる。
According to the first embodiment described above, the following operational effects are obtained.
(1) The
(2)スロット7の周方向寸法、すなわち隣接するコア5の周方向側面間の周方向寸法は、スロット内導体11の周方向寸法よりも長く、スロット内導体11の周方向側面とコア5の周方向側面との間には、少なくともスロット内導体11とコイル規制部104Aとの隙間よりも大きい隙間が形成され、スロット7内においてコア5とスロット内導体11とが接触しないように構成されている。このため、固定子コイル10をコア保持構造体54に組み付ける際に、固定子コイル10がコア5に接触することに起因して固定子コイル10の絶縁被膜が損傷する可能性を低減でき、回転電機100の絶縁信頼性を向上できる。
(2) The circumferential dimension of the
(3)コイル規制部104Aは、コア5とは異なる部品である保持部材4に設けられている。このため、保持部材4の材料を、接触の際に固定子コイル10が損傷しにくい材料を選択することで、固定子コイル10の装着時において、より効果的に固定子コイル10の絶縁被膜が損傷することを防止でき、回転電機100の絶縁信頼性を向上できる。保持部材4の材料としては、コア5よりも軟質の材料やコア5よりも弾性率の低い弾性変形可能な材料等を採用することができる。
(3) The coil restricting portion 104 </ b> A is provided on the holding
(4)単相コイル12は、複数のコイルピース6を有し、複数のコイルピース6は周方向に配置されて円環状を呈し、円環状の単相コイル12の外径側1aで隣接するコイルピース6の接続端部6a,6i同士が接続され、円環状の電気回路が構成される。本実施の形態によれば、単相コイル12の内径側1bで接続端部を接続する必要がないので、その分接続点数を減少させることができ、円環状を呈する単相コイル12の内径寸法を小さくすることができ、回転電機100の小型化を図ることができる。また、単相コイル12の外径側で溶接等の接続作業を行うことができるため、単相コイル12の内径側で接続作業を行う場合に比べて、作業性がよい。
(4) The single-
第1の実施の形態は、以下のように変形して実施することもできる。
(変形例1−1)
第1の実施の形態では、内側層に配置されるスロット内導体11と、外側層に配置されるスロット内導体11とが密に配置されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。図12に示すように、内側層に配置されるスロット内導体11と外側層に配置されるスロット内導体11との間に所定の隙間を設けるようにして配置してもよい。これにより、冷媒をスロット7に供給する冷却方式を採用する場合に、冷媒とスロット内導体11との接触面積を増加させ、冷却性能の向上を図ることができる。また、回転電機100に振動が作用した際、外側層に配置されるスロット内導体11と、内側層に配置されるスロット内導体11との間の摩擦力により、スロット内導体11の絶縁被膜が損傷することを防止できる。
The first embodiment can also be implemented with modifications as follows.
(Modification 1-1)
In the first embodiment, the example in which the in-
(変形例1−2)
第1の実施の形態では、内側層に配置されるスロット内導体11のみの周方向側面に接触するようにコイル規制部104Aを設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されない。図13に示すように、保持板40から外側層までコイル規制部104Bを延在させるようにしてもよい。つまり、本変形例では、コイル規制部104Bにより内側層に配置されるスロット内導体11および外側層に配置されるスロット内導体11のそれぞれの周方向側面の一部に接触して固定子コイル10の周方向の移動を規制することができる。その結果、第1の実施の形態よりも、より安定して固定子コイル10を所定の位置に保持することができる。なお、外側層に配置されるスロット内導体11のみを拘束し、内側層に配置されるスロット内導体11は拘束しないようにコイル規制部(不図示)を形成してもよい。
(Modification 1-2)
In the first embodiment, the example in which the
(変形例1−3)
第1の実施の形態では、各スロット7内に一対ずつコイル規制部104Aを設ける例について説明したが本発明はこれに限定されない。図14に示すように、スロット内導体11の周方向側面のうちの一方にのみ接触するようにコイル規制部104Aを設けてもよい。この場合、図15に示すように、単相コイル12が周方向に移動することを規制するように、コイル規制部104Aを少なくとも2個設ければよい。本変形例では、2個のコイル規制部104Aのうち一方のコイル規制部104A(図示上側のコイル規制部104A)が、周方向一方の移動(図示反時計回りの移動)を規制する。2個のコイル規制部104Aのうち他方のコイル規制部104A(図示下側のコイル規制部104A)が、周方向他方の移動(図示時計回りの移動)を規制する。このような変形例であっても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
(Modification 1-3)
In the first embodiment, an example in which a pair of
別の例として、図16に示すように、一のコイルピース6が周方向に移動することを規制するように、少なくとも一のスロット7内にコイル規制部104Aを一つ設けるとともに他のスロット7内にコイル規制部104Aを一つ設ける構成としてもよい。このような変形例によれば、コイル規制部104Aの数を低減できるので、保持部材4の製造コストを低減することができ、回転電機100の低コスト化を図ることができる。
As another example, as shown in FIG. 16, one coil restricting portion 104 </ b> A is provided in at least one
(変形例1−4)
第1の実施の形態では、スロット7の径方向中央に一対のコイル規制部104Aを設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されない。図17に示すように、スロット7の径方向中央よりも径方向内方および径方向中央よりも径方向外方のそれぞれにコイル規制部104I,104Oを設けてもよい。このような変形例によれば、第1の実施の形態よりも安定して固定子コイル10を所定の位置に保持することができる。また、第1の実施の形態よりも、コア規制部104I,104Oとスロット内導体11との接触面積を増加することができるので、固定子コイル10で発生した熱が効率よく保持部材4に伝わる。このため、放熱効果の向上を図ることができる。なお、図示しないが、スロット7の径方向中央よりも径方向内方のみに一対のコイル規制部104Iを設けてもよいし、スロット7の径方向中央よりも径方向外方のみに一対のコイル規制部104Oを設けてもよい。
(Modification 1-4)
In the first embodiment, the example in which the pair of
径方向内側端部近傍のスロット内導体11を拘束することで、回転電機100に振動や衝撃が作用した場合であっても、コイルピース6の直線部6cと内径側開脚部6dとの間の屈曲部およびその周辺、コイルピース6の直線部6gと内径側開脚部6fとの間の屈曲部およびその周辺が、コア5の径方向内側端部と接触することを効果的に防止できる。径方向外側端部近傍のスロット内導体11を拘束することで、回転電機100に振動や衝撃が作用した場合であっても、コイルピース6の直線部6cと外径側開脚部6bとの間の屈曲部およびその周辺、コイルピース6の直線部6gと外径側開脚部6hとの間の屈曲部およびその周辺が、コア5の径方向外側端部と接触することを効果的に防止できる。特に、コア5を略直方体形状とする場合、コア5とスロット内導体11との隙間は、径方向外側端部よりも径方向内側端部の方が短くなる。このため、少なくとも、スロット7内における径方向中央よりも径方向内方にコイル規制部104Iを設け、スロット7の径方向内側端部近傍でスロット内導体11を拘束することが好ましい。
By restraining the in-
図18に示すように、スロット7の径方向中央よりも径方向外方に1個のコイル規制部104Oを設け、スロット7の径方向中央よりも径方向内方に1個のコイル規制部104Iを設けるようにしてもよい。
As shown in FIG. 18, one coil restricting portion 104O is provided radially outward from the radial center of the
(変形例1−5)
コイル規制部の周方向長さは適宜変更することができる。たとえば、図19に示すように、スロット7内における径方向中央から径方向内方および径方向外方に向かって延在するようにコイル規制部104Lを設けてもよい。
(Modification 1-5)
The circumferential length of the coil restricting portion can be changed as appropriate. For example, as shown in FIG. 19, the coil restricting portion 104 </ b> L may be provided so as to extend from the radial center in the
径方向内側端部近傍のスロット内導体11を拘束することで、回転電機100に振動や衝撃が作用した場合であっても、コイルピース6の直線部6cと内径側開脚部6dとの間の屈曲部およびその周辺、ならびに、コイルピース6の直線部6gと内径側開脚部6fとの間の屈曲部およびその周辺が、コア5の径方向内側端部と接触することを効果的に防止できる。径方向外側端部近傍のスロット内導体11を拘束することで、回転電機100に振動や衝撃が作用した場合であっても、コイルピース6の直線部6cと外径側開脚部6bとの間の屈曲部およびその周辺、ならびに、コイルピース6の直線部6gと外径側開脚部6hとの間の屈曲部およびその周辺が、コア5の径方向外側端部と接触することを効果的に防止できる。
By restraining the in-
このような変形例によれば、第1の実施の形態よりも安定して固定子コイル10を所定の位置に保持することができる。また、第1の実施の形態よりも、コア規制部104Lとスロット内導体11との接触面積を増加することができるので、固定子コイル10で発生した熱が効率よく保持部材4に伝わる。このため、放熱効果の向上を図ることができる。
According to such a modification, the
−第2の実施の形態−
図20を参照して第2の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機について説明する。図20は、図10と同様の図であり、第2の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機に適用されるステータ1の断面模式図である。図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。以下、第1の実施の形態との相違点について詳しく説明する。
-Second Embodiment-
An axial gap type rotating electrical machine according to the second embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 20 is a view similar to FIG. 10 and is a schematic cross-sectional view of the
第1の実施の形態では、コイル規制部104Aが保持部材4に設けられていた。これに対して、第2の実施の形態では、コイル規制部205がコア5に設けられている。コイル規制部205は、コア5の周方向側面、すなわちコア5における周方向に直交する側面から周方向に突出している。コア5は、磁性薄板を積層した構成である。このため、コイル規制部205を有するコア5を容易に製造することができる。
In the first embodiment, the coil restricting portion 104 </ b> A is provided on the holding
一対のコイル規制部205は、内側層のスロット内導体11と外側層のスロット内導体11との境界およびその周辺に位置しており、内側層および外側層のスロット内導体11の位置を規制している。スロット7内では、凸部であるコイル規制部205の頂面がスロット内導体11の周方向側面に接触し、コイル規制部205の上下方向に位置する周方向側面とスロット内導体11とは非接触とされている。
The pair of
このような第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明した(1),(2)および(4)の作用効果と同様の作用効果を奏する。なお、第2の実施の形態についても、上述した変形例1−1〜1−5と同様に、コイル規制部205を配置する位置や個数、コイル規制部205の形状を変形して実施することができる。
According to such 2nd Embodiment, there exists an effect similar to the effect of (1), (2) and (4) demonstrated in 1st Embodiment. Note that the second embodiment is also implemented by modifying the positions and number of the
−第3の実施の形態−
図21を参照して第3の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機について説明する。図21は、図10と同様の図であり、第3の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機に適用されるステータ1の断面模式図である。図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。以下、第1の実施の形態との相違点について詳しく説明する。
-Third embodiment-
An axial gap type rotating electrical machine according to the third embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 21 is a view similar to FIG. 10 and is a schematic cross-sectional view of the
第1の実施の形態では、コイル規制部104Aが保持部材4に設けられていた。これに対して、第3の実施の形態では、コイル規制部309は、コア5および保持部材4とは異なる部品として設けられている。コイル規制部309は、保持部材4に近い側の一端が、保持部材4から遠い側の他端に比べて周方向寸法が短い楔状とされている。コイル規制部309は、固定子コイル10がコア保持構造体54に組み付けられた後に、スロット7内におけるスロット内導体11の周方向側面とコア5の周方向側面との間に挿着される。
In the first embodiment, the coil restricting portion 104 </ b> A is provided on the holding
このような第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。第3の実施の形態では、固定子コイル10をコア保持構造体54に組み付けてからコイル規制部309を装着することができるため、固定子コイル10がコア5に接触することに起因して固定子コイル10の絶縁被膜が損傷する可能性をより低減できる。
According to such 3rd Embodiment, there exists an effect similar to 1st Embodiment. In the third embodiment, since the
なお、コイル規制部309を軟質の有機材料で形成することで、固定子コイル10の絶縁被膜の損傷をより効果的に防止できるため、好適である。
It is preferable to form the
第3の実施の形態についても、上述した変形例1−1〜1−5と同様に、コイル規制部309を配置する位置や個数、コイル規制部309の形状を変形して実施することができる。
The third embodiment can also be implemented by modifying the position and number of the
−第4の実施の形態−
図22および図23を参照して第4の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機について説明する。図22は、図10と同様の図であり、第4の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機に適用されるステータ1の断面模式図である。図23は、第4の実施の形態に係るコイルピース406を示す斜視図である。図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。以下、第1の実施の形態との相違点について詳しく説明する。
-Fourth embodiment-
An axial gap type rotating electrical machine according to the fourth embodiment will be described with reference to FIGS. 22 and 23. FIG. 22 is a view similar to FIG. 10 and is a schematic cross-sectional view of the
第1の実施の形態では、スロット内導体11の矩形断面を構成する長辺が軸方向に平行になるように、かつ、スロット内導体11の矩形断面を構成する短辺が軸方向に直交するように、スロット内導体11がスロット7内に配置されている例について説明した(図10参照)。これに対して、第4の実施の形態では、図22に示すように、スロット内導体411の矩形断面を構成する短辺が軸方向に平行になるように、かつ、スロット内導体411の矩形断面を構成する長辺が軸方向に直交するように、スロット内導体411がスロット7内に配置されている。
In the first embodiment, the long side constituting the rectangular cross section of the in-
図23に示すように、第4の実施の形態に使用されるコイルピース406は、折り返し部406eが、矩形導体のフラットワイズ方向(平角線の短辺方向)に曲げた構造とされている。フラットワイズ方向の曲げ構造は、エッジワイズ方向の曲げ構造に比べて曲げ応力を低減できるため、コイル導体自体の絶縁信頼性の向上を図ることができる。
As shown in FIG. 23, the
コイルピース406はさらに、折り返し部406eの両側から周方向に開脚された内径側開脚部406d,406fと、各内径側開脚部406d,406fから折り曲げられてステータ1のスロット7に内径側1bから外径側1aに通過するように配置される直線部406c,406gとを有する。コイルピース406は、直線部406c,406gから外径側1aにおいて、周方向に開脚されて接続端部406a,406iに連なる外径側開脚部406b,406hを有する。外径側開脚部406b,406hからは、接続端部406a,406iを径方向に延伸させて、直線形状として形成する。
The
内径側開脚部406fで曲げ加工が施されることで、直線部406gおよび接続端部406iの軸方向の位置が規定される。これにより、直線部406gがスロット7の内側層に位置し、接続端部406iが他のコイルピース406の接続端部406aに揃うように位置が設定される。一のコイルピース406の直線部406gがスロット7の内側層に位置し、他のコイルピース406の直線部406cがスロット7の外側層に位置する。なお、本明細書では、スロット7内に配置される直線部406c,406gを構成するコイル導体を総称してスロット内導体411と呼ぶ。
By bending the inner diameter side
コイルピース406は、折り返し部406eによってスロット内導体411の位置が設定され、外径側1aにおいて接続端部406a,406i同士が揃うように位置が設定される。
In the
このような第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。なお、第4の実施の形態についても、上述した変形例1−1〜1−5と同様に、コイル規制部104Aを配置する位置や個数、コイル規制部104Aの形状を変形して実施することができる。また、第2および第3の実施の形態で説明したコイル規制部を適用することもできる。
According to such 4th Embodiment, there exists an effect similar to 1st Embodiment. Note that the fourth embodiment is also implemented by changing the position and number of the
なお、第4の実施の形態で説明したコイルピース406と、第1の実施の形態で説明したコイルピース6を組み合わせて固定子コイル10を作製することもできる。たとえば、各相(U相、V相、W相)の給電端子接続部(不図示)に直接に接続されるコイルピースについては高い電圧が印加されるため、給電端子接続部に直接に接続されるコイルピースには、第4の実施の形態で説明したコイルピース406を採用し、その他のコイルピースには第1の実施の形態で説明したコイルピース6を採用することもできる。
Note that the
複数の円環状単相コイルのうち、給電端子接続部に直接に接続される単相コイルを構成するコイルピースについては、コイルピース406を採用し、その他の単相コイルにはコイルピース6を採用することもできる。
Among the plurality of annular single-phase coils, the
このように、形状の異なるコイルピースを選択し、適正に配置することで、アキシャルギャップ型回転電機100の小型化を図りつつ、アキシャルギャップ型回転電機100全体の絶縁信頼性の向上を図ることができる。
Thus, by selecting and appropriately arranging coil pieces having different shapes, it is possible to improve the insulation reliability of the entire axial gap rotating
−第5の実施の形態−
図24および図25を参照して第5の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機について説明する。図24は、図10と同様の図であり、第5の実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機に適用されるステータ1の断面模式図である。図25は、第5の実施の形態に係るコイルピース506を示す斜視図である。図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。以下、第1の実施の形態との相違点について詳しく説明する。
-Fifth embodiment-
An axial gap type rotating electrical machine according to the fifth embodiment will be described with reference to FIGS. 24 and 25. FIG. 24 is a view similar to FIG. 10 and is a schematic cross-sectional view of the
第1の実施の形態では、スロット内導体11の矩形断面を構成する長辺が軸方向に平行になるように、かつ、スロット内導体11の矩形断面を構成する短辺が軸方向に直交するように、スロット内導体11がスロット7内に配置されている例について説明した(図10参照)。第4の実施の形態では、スロット内導体411の矩形断面を構成する短辺が軸方向に平行になるように、かつ、スロット内導体411の矩形断面を構成する長辺が軸方向に直交するように、スロット内導体411がスロット7内に配置されている例について説明した(図22参照)。
In the first embodiment, the long side constituting the rectangular cross section of the in-
これに対して、第5の実施の形態では、内側層に配置されるスロット内導体511は、スロット内導体511の矩形断面を構成する長辺が軸方向に直交するように、かつ、スロット内導体511の矩形断面を構成する短辺が軸方向に平行となるように、配置されている。また、外側層に配置されるスロット内導体511は、スロット内導体511の矩形断面を構成する長辺が軸方向に平行となるように、かつ、スロット内導体511の矩形断面を構成する短辺が軸方向と直交するように、配置されている。
On the other hand, in the fifth embodiment, the in-
図25に示すように、第5の実施の形態に使用されるコイルピース506は、折り返し部506eが、矩形導体のエッジワイズ方向(平角線の長辺方向)に曲げた後、フラットワイズ方向(平角線の短辺方向)に曲げた構造とされている。このような曲げ構造についても、エッジワイズ方向の曲げ構造に比べて曲げ応力を低減できるため、コイル導体自体の絶縁信頼性の向上を図ることができる。
As shown in FIG. 25, in the
コイルピース506では、折り返し部506eの頭頂部で曲げ方向を90度回転されている。コイルピース506はさらに、折り返し部506eの両側から周方向に開脚された内径側開脚部506d,506fと、各内径側開脚部506d,506fから折り曲げられてステータ1のスロット7に内径側1bから外径側1aに通過するように配置される直線部506c,506gとを有する。コイルピース506は、直線部506c,506gから外径側1aにおいて、周方向に開脚されて接続端部506a,506iに連なる外径側開脚部506b,506hを有する。外径側開脚部506b,506hからは、接続端部506a,506iを軸方向に延伸させて、直線形状として形成する。
In the
各コイルピース506がコア保持構造体54に組み付けられると、一のコイルピース506の直線部506gがスロット7の内側層に位置し、他のコイルピース506の直線部506cがスロット7の外側層に位置する。なお、本明細書では、スロット7内に配置される直線部506c,506gを構成するコイル導体を総称してスロット内導体511と呼ぶ。
When each
コイルピース506は、折り返し部506eによってスロット内導体511の位置が設定され、外径側1aにおいて接続端部506a,506i同士が揃うように位置が設定される。
In the
このような第5の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。なお、第5の実施の形態についても、上述した変形例1−1〜1−5と同様に、コイル規制部104Aを配置する位置や個数、コイル規制部104Aの形状を変形して実施することができる。また、第2および第3の実施の形態で説明したコイル規制部を適用することもできる。
According to such 5th Embodiment, there exists an effect similar to 1st Embodiment. Note that the fifth embodiment is also implemented by changing the position and number of the
なお、第5の実施の形態で説明したコイルピース506と、第1の実施の形態で説明したコイルピース6を組み合わせて固定子コイル10を作製することもできる。たとえば、各相(U相、V相、W相)の給電端子接続部(不図示)に直接に接続されるコイルピースについては高い電圧が印加されるため、給電端子接続部に直接に接続されるコイルピースには、第5の実施の形態で説明したコイルピース506を採用し、その他のコイルピースには第1の実施の形態で説明したコイルピース6を採用することもできる。
In addition, the
複数の円環状単相コイルのうち、給電端子接続部に直接に接続される単相コイルを構成するコイルピースについては、コイルピース506を採用し、その他の単相コイルにはコイルピース6を採用することもできる。
Among the plurality of annular single-phase coils, the
このように、形状の異なるコイルピースを選択し、適正に配置することで、アキシャルギャップ型回転電機100の小型化を図りつつ、アキシャルギャップ型回転電機100全体の絶縁信頼性の向上を図ることができる。
Thus, by selecting and appropriately arranging coil pieces having different shapes, it is possible to improve the insulation reliability of the entire axial gap rotating
なお、内側層に配置されるスロット内導体511をスロット内導体511の矩形断面を構成する長辺が軸方向と平行になるように配置し、外側層に配置されるスロット内導体511をスロット内導体511の矩形断面を構成する長辺が軸方向と直交するように、配置してもよい。
The in-
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例2)
上述した実施の形態では、複数のコイルピース6,406,506の接続端部6a,6i,406a,406i,506a,506i同士が、外径側1aで接続された例について説明したが、本発明はこれに限定されない。内径側1bで接続し、折り返し部を外径側1aに配置してもよい。内径側1bおよび外径側1aのそれぞれで、接続端部同士を接続する構成とすることもできる。
The following modifications are also within the scope of the present invention, and one or a plurality of modifications can be combined with the above-described embodiment.
(Modification 2)
In the above-described embodiment, the example in which the connection ends 6a, 6i, 406a, 406i, 506a, and 506i of the plurality of
(変形例3)
上述したコア5は、その断面形状が四角形のものを例示したが、本発明はこれに限定されることなく、その他の形状として、たとえば、断面形状を台形や三角形等にしてもよい。
(Modification 3)
The
(変形例4)
回転電機の極数とスロット数、巻線方式は、適宜、変更可能である。
(Modification 4)
The number of poles, the number of slots, and the winding method of the rotating electrical machine can be changed as appropriate.
(変形例5)
上述した実施の形態では、2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップ型回転電機を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。ロータ2とステータ1とが軸方向に沿って空隙(アキシャルギャップ)を介して配置される種々のアキシャルギャップ型回転電機に本発明を適用できる。たとえば、1ロータ1ステータ型のアキシャルギャップ型回転電機に本発明を適用することもできる。
(Modification 5)
In the above-described embodiment, the description has been given by taking the 2-rotor 1-stator type axial gap type rotating electrical machine as an example, but the present invention is not limited to this. The present invention can be applied to various axial gap type rotating electrical machines in which the
(変形例6)
ロータの種類は、上記した実施の形態に限定されない。たとえば、磁石3の代わりに、突極を有するロータを備えたスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)を採用してもよい。
(Modification 6)
The type of rotor is not limited to the above embodiment. For example, instead of the
(変形例7)
上述した実施の形態では、固定子コイル10に断面矩形状の平角線を用いる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、断面円形状の丸線を用いてもよい。丸線を用いる場合、コイル規制部は、スロット内導体の周方向周面の一部に接触するように配置される。
(Modification 7)
In the above-described embodiment, an example in which a rectangular wire having a rectangular cross section is used for the
(変形例8)
回転電機100は、他の電動車両、たとえばハイブリッド電車などの鉄道車両、バスなどの乗合自動車、トラックなどの貨物自動車、バッテリ式フォークリフトトラックなどの産業車両などにも利用することができる。また、車両だけでなく、家電等に用いられる種々のモータや発電機に利用することができる。
(Modification 8)
The rotating
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。 As long as the characteristics of the present invention are not impaired, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and other forms conceivable within the scope of the technical idea of the present invention are also included in the scope of the present invention. .
1 ステータ、1a 外径側、1b 内径側、2 ロータ、2h 軸孔、3 磁石、4 保持部材、5 コア、6 コイルピース、6a 接続端部、6b 外径側開脚部、6c 直線部、6d 内径側開脚部、6e 折り返し部、6f 内径側開脚部、6h 外径側開脚部、6i 接続端部、7 スロット、10 固定子コイル、11 スロット内導体、12 単相コイル、25 ハウジング、25c センターブラケット、25f フロントブラケット、25r リアブラケット、30 回転軸、31 軸受、32 構造材、40 保持板、41 外周部、42 挟持部、43 開口部、51 嵌合凸部、54 コア保持構造体、100 回転電機、104A,104B,104I,104L,104O,205,309 コイル規制部、406 コイルピース、406a 接続端部、406b 外径側開脚部、406c 直線部、406d 内径側開脚部、406e 折り返し部、406f 内径側開脚部、406i 接続端部、411 スロット内導体、506 コイルピース、506a 接続端部、506b 外径側開脚部、506c 直線部、506d 内径側開脚部、506e 折り返し部、506i 接続端部、511 スロット内導体 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Stator, 1a Outer diameter side, 1b Inner diameter side, 2 Rotor, 2h Shaft hole, 3 Magnet, 4 Holding member, 5 Core, 6 Coil piece, 6a Connection end part, 6b Outer diameter side open leg part, 6c Linear part, 6d Inner diameter side open leg, 6e Folded back part, 6f Inner diameter side open leg part, 6h Outer diameter side open leg part, 6i Connection end, 7 slot, 10 Stator coil, 11 Slot inner conductor, 12 Single phase coil, 25 Housing, 25c Center bracket, 25f Front bracket, 25r Rear bracket, 30 Rotating shaft, 31 Bearing, 32 Structural material, 40 Holding plate, 41 Outer peripheral part, 42 Holding part, 43 Opening part, 51 Fitting convex part, 54 Core holding Structure, 100 rotating electrical machine, 104A, 104B, 104I, 104L, 104O, 205, 309 Coil regulating part, 406 Coil piece, 4 6a Connection end, 406b Outer diameter side leg opening, 406c Straight line part, 406d Inner diameter side opening leg part, 406e Folding part, 406f Inner diameter side opening leg part, 406i Connection end part, 411 In-slot conductor, 506 Coil piece, 506a Connection end portion, 506b Outer diameter side leg opening portion, 506c Straight line portion, 506d Inner diameter side opening leg portion, 506e Folding portion, 506i Connection end portion, 511 In-slot conductor
Claims (10)
前記回転軸の軸方向に沿って前記回転子と空隙を介して配置された固定子と、
前記回転子および前記固定子を収容するハウジングとを備え、
前記固定子は、前記回転軸の周方向に沿って配置される複数のコアと、固定子コイルと、前記複数のコアを保持するコア保持部材とを有し、
隣り合うコアによって形成されるスロット内には、前記スロット内における前記固定子コイルの周方向周面の一部と接触することで、前記固定子コイルの周方向の移動を規制するコイル規制部が設けられているアキシャルギャップ型回転電機。 A rotor fixed to the rotation axis;
A stator disposed through the rotor and a gap along the axial direction of the rotating shaft;
A housing for housing the rotor and the stator,
The stator includes a plurality of cores arranged along a circumferential direction of the rotation shaft, a stator coil, and a core holding member that holds the plurality of cores.
In the slot formed by the adjacent cores, there is a coil restricting portion that restricts the circumferential movement of the stator coil by contacting a part of the circumferential circumferential surface of the stator coil in the slot. Axial gap type rotating electrical machine provided.
前記コイル規制部は、少なくとも一のスロット内において前記固定子コイルを挟むように一対設けるか、あるいは、少なくとも一のスロット内に一つ設けるとともに他のスロット内に一つ設けるアキシャルギャップ型回転電機。 In the axial gap type rotating electrical machine according to claim 1,
A pair of the coil restricting portions is provided so as to sandwich the stator coil in at least one slot, or one axial gap type rotating electric machine is provided in at least one slot and one in another slot.
前記固定子コイルは、複数のコイルピースを有し、前記複数のコイルピースは前記回転軸の周方向に配置されて円環状を呈し、前記円環状の固定子コイルの外径側で隣接するコイルピースの接続端部同士が接続されているアキシャルギャップ型回転電機。 In the axial gap type rotating electrical machine according to claim 2,
The stator coil has a plurality of coil pieces, and the plurality of coil pieces are arranged in a circumferential direction of the rotating shaft to form an annular shape and are adjacent to each other on the outer diameter side of the annular stator coil. An axial gap type rotating electrical machine in which the connecting ends of the pieces are connected.
前記コイル規制部は、少なくとも、前記スロット内における前記回転軸の径方向中央よりも径方向内方に設けられているアキシャルギャップ型回転電機。 In the axial gap type rotating electrical machine according to claim 3,
The axial gap type rotating electrical machine in which the coil restricting portion is provided at least radially inward from the radial center of the rotating shaft in the slot.
前記コイル規制部は、前記スロット内における前記回転軸の径方向中央から径方向内方および径方向外方に向かって延在しているアキシャルギャップ型回転電機。 In the axial gap type rotating electrical machine according to claim 3,
The coil restricting portion is an axial gap type rotating electrical machine extending from a radial center of the rotating shaft in the slot toward a radially inner side and a radially outer side.
前記コイル規制部は、前記コアとは異なる部品に設けられているアキシャルギャップ型回転電機。 In the axial gap type rotating electric machine according to any one of claims 1 to 5,
The said coil control part is an axial gap type rotary electric machine provided in components different from the said core.
前記コイル規制部は、前記コア保持部材に設けられ、
前記コイル規制部が前記コアと前記固定子コイルとの間に配置されているアキシャルギャップ型回転電機。 In the axial gap type rotating electrical machine according to claim 6,
The coil restricting portion is provided on the core holding member,
An axial gap type rotating electrical machine in which the coil restricting portion is disposed between the core and the stator coil.
前記コア保持部材は、前記ハウジングの内壁に固着される外周部と、前記外周部から前記回転軸に向かって延在し、前記コアを挟持する挟持部とを有し、
前記コイル規制部は、前記挟持部から前記回転軸の軸方向に突出した突出部であるアキシャルギャップ型回転電機。 In the axial gap type rotating electrical machine according to claim 7,
The core holding member has an outer peripheral portion fixed to the inner wall of the housing, and a sandwiching portion that extends from the outer peripheral portion toward the rotating shaft and sandwiches the core.
The said coil control part is an axial gap type rotary electric machine which is a protrusion part which protruded in the axial direction of the said rotating shaft from the said clamping part.
前記コイル規制部は、前記コアおよび前記コア保持部材とは異なる部品であるアキシャルギャップ型回転電機。 In the axial gap type rotating electric machine according to any one of claims 1 to 5,
The said coil control part is an axial gap type rotary electric machine which is a different part from the said core and the said core holding member.
前記コイル規制部は、前記コアの周方向側面から突出する凸部であるアキシャルギャップ型回転電機。 In the axial gap type rotating electric machine according to any one of claims 1 to 5,
The said coil control part is an axial gap type rotary electric machine which is a convex part which protrudes from the circumferential direction side surface of the said core.
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