JP2015536111A - セルラーネットワークにおけるノード、システム、および方法 - Google Patents

Abstract

本開示は、セルラーネットワーク（１００）において共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするための基地トランシーバ局（ノードＢ）、方法、および制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）に関する。一実施形態において、ノードＢは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを決定することを備える共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアし、制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）に共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合される。それにより、共通Ｅ−ＤＣＨリソースがセットアップされる。【選択図】図２

Description

本開示の実施形態は、セルラーネットワークにおいて共通拡張専用チャネルリソースをセットアップするように適合されたノードに関し、このノードは、たとえば、基地トランシーバ局または制御無線ネットワークコントローラである。

本開示の実施形態はさらに、セルラーネットワークにおいて共通拡張専用チャネルリソースをセットアップするための方法およびシステムに関する。

３ＧＰＰのような規格に則ったネットワークは、コアネットワーク（ＣＮ）、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）、および、ＵＭＴＳ地上無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）アーキテクチャのようなＲＡＮにアタッチされたユーザ機器（ＵＥ）を備える。

典型的なセルラー無線システムにおいて、ワイヤレス端末は、１つ以上のコアネットワークと、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）を介して通信する。ワイヤレス端末は、モバイル局または他のタイプのユーザ機器（ＵＥ）、たとえば、無線アクセスネットワークと音声および／またはデータを通信するポータブルのポケット型のハンドヘルド型の、コンピュータに含まれるか車載型のモバイルデバイス、たとえば、ワイヤレスケイパビリティを有するモバイルフォンおよびラップトップであり得る。

ＲＡＮは、セル領域に分割される地理的領域をカバーし、各々のセル領域またはセル領域のグループは、無線アクセスノードによってサービングされている。セルは、無線カバレッジが無線アクセスノードの機器によって提供される地理的領域である。各々のセルは、ローカル無線領域内でアイデンティティによって識別される。無線アクセスノードは、ノードによってサービングされるセル内で、エアインターフェースを通じてＵＥと通信する。

ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（ＵＭＴＳ）は、Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ（ＧＳＭ）から発展し、広帯域符号分割多元接続（ＷＣＤＭＡ）アクセス技術に基づいて改善されたモバイル通信サービスを提供するように意図された第３世代モバイル通信システムである。ＵＴＲＡＮは本質的に、ユーザ機器ユニット（ＵＥ）のための広帯域符号分割多元接続を使用した無線アクセスネットワークである。

３ＧＰＰのリリース８では、ＣＥＬＬ＿ＦＡＣＨにおける拡張上りリンク（Ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｕｐｌｉｎｋ ｉｎ ＣＥＬＬＦＡＣＨ）が、ＣＥＬＬ＿ＦＡＣＨ状態のエンドユーザパフォーマンスを改善するために導入された。Ｅ−ＤＣＨが、ＣＥＬＬ＿ＦＡＣＨ状態におけるＵＥに対し、はるかにより高い帯域幅を提供する上りリンクトランスポートチャネルとして使用される。拡張上りリンクＣＥＬＬ ＦＡＣＨユーザによって共有されるＥ−ＤＣＨ（拡張専用チャネル）リソースの共通プール（「共通Ｅ−ＤＣＨリソース」と呼ばれる）が存在し、各々のユーザは、共通Ｅ−ＤＣＨ（拡張専用チャネル（Ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｄｅｄｉｃａｔｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ））リソースにアクセスする際にＥ−ＲＮＴＩ（拡張専用チャネル無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｄｅｄｉｃａｔｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｒａｎｓａｃｔｉｏｎ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ））を入手するであろう。

現在の仕様において、共通Ｅ−ＤＣＨ（拡張専用チャネル）のコンフィギュレーションは、ＮＢＡＰ（ノードＢアプリケーションパート）メッセージによってセットアップされる。Ｅ−ＲＮＴＩ（拡張専用チャネル無線ネットワークトランザクション識別子）リストはノードＢによって管理されるが、ＣＥＬＬ＿ＦＡＣＨ Ｅ−ＲＮＴＩを付与するのはＲＮＣであり、ＲＮＣはそれを、ある特定の無線リソース制御プロトコル（ＲＲＣ）メッセージ（たとえば、セル更新メッセージ、無線ベアラリコンフィギュレーションメッセージ）によってＵＥに送信する。

共通Ｅ−ＤＣＨ（拡張専用チャネル）リソースのセットアップ中、現在の仕様では、基地トランシーバ局（ノードＢ）が、ＣＥＬＬ ＦＡＣＨユーザのために使用されるＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）を予め割り付け、Ｅ−ＲＮＴＩリストと呼ばれるリストにおけるすべてのＥ−ＲＮＴＩをそのノードＢのＣＲＮＣ（制御無線ネットワークコントローラ（Ｃｏｎｔｒｏｌｌｉｎｇ Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ））にＮＢＡＰ「物理共有チャネルリコンフィギュレーション応答」メッセージ（“ＰＨＹＳＩＣＡＬ ＳＨＡＲＥＤ ＣＨＡＮＮＥＬ ＲＥＣＯＮＦＩＧＵＲＡＴＩＯＮ ＲＥＳＰＯＮＳＥ” ｍｅｓｓａｇｅ）において送信するであろう。

本開示の実施形態の１つの目的は、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）における通信を改善することである。

これは、第１の実施形態に係る、セルラーネットワークにおいて共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするように適合された基地トランシーバ局（ノードＢ）によって達成されている。ノードＢは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするように適合される。共通Ｅ−ＤＣＨリソースのコンフィギュレーションは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを決定することと、制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）に共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信することとを備えることにより、共通Ｅ−ＤＣＨリソースをセットアップする。

この実施形態による１つの利点は、基地トランシーバ局（ノードＢ）が共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩを決定することである。制御無線ネットワークコントローラは、この決定を確認する必要がない。

さらに、基地トランシーバ局（ノードＢ）は制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）に、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するので、ＣＲＮＣに送信される情報の量は、レンジ内のＥ−ＲＮＴＩの数に依存しない。したがって、ＣＲＮＣに送信される情報の量は、Ｅ−ＤＣＨセルＦＡＣＨユーザの数に依存しない。

さらに、ノードＢアプリケーションパート（ＮＢＡＰ）効率が改善され得る。

１つのオプションにおいて、少なくとも１つのレンジの各々は、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩ値の開始と終了とを表す２つの値を備える。

１つのオプションにおいて、ノードＢは、ノードＢアプリケーションパート（ＮＢＡＰ）メッセージにおいて少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合される。一例において、ノードＢは、ＮＢＡＰメッセージにおいて新たなプロトコル情報エレメント（ＩＥ）として少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合される。

１つのオプションにおいて、ノードＢは、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを決定することを備える共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするように適合されたプロセッサと、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための決定されたＥ−ＲＮＴＩレンジについての情報を記憶するように適合されたメモリと、ＣＲＮＣに共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩの少なくとも１つのレンジを送信するように適合された通信回路とを備える。

本開示の一実施形態は、セルラーネットワークにおいて共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするためのシステムに関する。このシステムは、少なくとも１つの基地トランシーバ局（ノードＢ）と少なくとも１つの制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）とを備える。少なくとも１つのノードＢは、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを決定することを備える共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアし、そのＣＲＮＣに共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合されることにより、共通Ｅ−ＤＣＨリソースをセットアップする。各々のレンジは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩ値の開始と終了とを表す２つの値を備え得る。

少なくとも１つのノードＢは、１つのオプションにおいて、ノードＢアプリケーションパート（ＮＢＡＰ）メッセージにおいて新たなプロトコル情報エレメント（ＩＥ）として少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合される。

少なくとも１つのノードＢは、１つのオプションにおいて、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを決定することを備える共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするように適合されたプロセッサと、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための決定された少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジについての情報を記憶するように適合されたメモリと、ＣＲＮＣに共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合された通信回路とを備える。

１つのオプションにおいて、ＣＲＮＣは、ノードＢによって提供された共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩのレンジを受信し、複数の共通Ｅ−ＤＣＨユーザのためにノードＢによって提供された少なくとも１つのレンジ内のＥ−ＲＮＴＩを割り付けるように適合される。

１つのオプションにおいて、ＣＲＮＣは、ノードＢによって提供された共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを受信するように適合された通信回路と、複数の共通Ｅ−ＤＣＨユーザのためにノードＢによって提供された少なくとも１つのレンジ内のＥ−ＲＮＴＩを割り付けるように適合されたプロセッサとを備える。

１つのオプションにおいて、セルラーネットワークは、ＵＭＴＳ地上無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）である。

本開示の一実施形態はまた、共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするためのセルラーネットワークにおける方法に関する。この方法は、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを決定することを備える共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするステップと、制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）に共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するステップとを、ノードＢで実行することを備える。

１つのオプションにおいて、少なくとも１つのレンジの各々は、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩ値の開始と終了とを表す２つの値を備える。

１つのオプションにおいて、方法は、ノードＢによって提供された共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを受信するステップと、複数の共通Ｅ−ＤＣＨユーザのためにノードＢによって提供された少なくとも１つのレンジ内のＥ−ＲＮＴＩを割り付けるステップとを、ＣＲＮＣで実行することを備える。

本開示の一実施形態は、セルラーネットワークにおいて共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするように適合された制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）に関する。ＣＲＮＣは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするように適合される。このコンフィギュレーションは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを予め決定することと、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための予め決定された少なくとも１つのレンジについて基地トランシーバ局（ノードＢ）に知らせることとを備える。

この実施形態による１つの利点は、ＣＲＮＣからノードＢに送信される情報の量がレンジ内のＥ−ＲＮＴＩの数に依存しないことである。したがって、ＣＲＮＣに送信される情報の量は、Ｅ−ＤＣＨセルＦＡＣＨユーザの数に依存しない。

本開示の一実施形態は、セルラーネットワークにおいて共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするためのシステムに関する。システムは、少なくとも１つの基地トランシーバ局（ノードＢ）と少なくとも１つの制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）とを備える。少なくとも１つのＣＲＮＣは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするように適合される。このコンフィギュレーションは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを予め決定することと、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジについて基地トランシーバ局（ノードＢ）に知らせることとを備える。ノードＢは続いて、ＣＲＮＣによって決定された共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジと複数のセル専用チャネル（ＤＣＨ）ユーザのためのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）とを協調させ、それに基づいて、ＣＲＮＣによって予め決定された共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジが許容可能であるかどうかを判定するように適合される。

１つのオプションにおいて、ノードＢは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジが許容可能であると判定された場合、ＣＲＮＣに応答することなく少なくとも１つのレンジを許容するように適合される。

１つのオプションにおいて、ノードＢは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジが許容可能であると判定された場合、ＣＲＮＣに応答して少なくとも１つのレンジを肯定的に確認応答するように適合される。

１つのオプションにおいて、ノードＢは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジが許容可能でないと判定された場合、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つの提案された新たなＥ−ＲＮＴＩレンジを提供し、ＣＲＮＣへの応答に少なくとも１つの提案された新たなレンジを含めるように適合される。

本開示の一実施形態は、共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするための方法に関する。この方法は、制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）で、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを予め決定することを備える共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアすることと、基地トランシーバ局（ノードＢ）に共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信することとを備える。

１つのオプションにおいて、方法はさらに、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための送信された少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジに対するノードＢからの応答をＣＲＮＣで受信するステップを備える。応答は、確認メッセージであり得る。あるいは、応答は、提案された新たなレンジを備え得る。

１つのオプションにおいて、方法は、ＣＲＮＣによって提供された共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための予め決定された少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジをノードＢで受信するステップと、受信された予め決定された少なくとも１つのレンジをノードＢで評価するステップと、評価に基づいて共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを判定するステップとを備える。

１つのオプションにおいて、方法はさらに、ノードＢが評価に基づいてＣＲＮＣに確認応答を伝送するステップを備える。

１つのオプションにおいて、ノードＢは、評価に基づいて少なくとも１つの提案された新たなレンジを形成し、ＣＲＮＣに提案された少なくとも１つの新たなレンジを伝送する。

ネットワークの例のブロック図である。 第１のソリューションに係る共通Ｅ−ＤＣＨリソースをセットアップするためにノードＢで実行される方法を示すフローチャートである。 上記第１のソリューションに係る共通Ｅ−ＤＣＨリソースをセットアップするためにＣＲＮＣで実行される方法を示すフローチャートである。 第２のソリューションに係る共通Ｅ−ＤＣＨリソースをセットアップするためにノードＢで実行される方法を示すフローチャートである。 上記第２のソリューションに係る共通Ｅ−ＤＣＨリソースをセットアップするためにＣＲＮＣで実行される方法を示すフローチャートである。 図１のネットワークにおけるノードＢの例を概略的に示すブロック図である。 図１のネットワークにおけるＣＲＮＣの例を概略的に示すブロック図である。

３ＧＰＰのような規格に則ったネットワークは、コアネットワーク（ＣＮ）、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）、および、ＵＭＴＳ地上無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）アーキテクチャのようなＲＡＮにアタッチされたユーザ機器（ＵＥ）を備える。

典型的なセルラー無線システムにおいて、ワイヤレス端末は、１つ以上のコアネットワークと、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）を介して通信する。ワイヤレス端末は、モバイル局または他のタイプのユーザ機器（ＵＥ）、たとえば、無線アクセスネットワークと音声および／またはデータを通信する、ポータブルのポケット型のハンドヘルド型の、コンピュータに含まれるか車載型のモバイルデバイス、たとえば、ワイヤレスケイパビリティを有するモバイルフォンおよびラップトップであり得る。

ＲＡＮは、セル領域に分割される地理的領域をカバーし、各々のセル領域またはセル領域のグループは、無線アクセスノードによってサービングされている。セルは、無線カバレッジが無線アクセスノードの機器によって提供される地理的領域である。各々のセルは、ローカル無線領域内でアイデンティティによって識別される。無線アクセスノードは、ノードによってサービングされるセル内で、エアインターフェースを通じてＵＥと通信する。

ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（ＵＭＴＳ）は、Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ（ＧＳＭ）から発展し、広帯域符号分割多元接続（ＷＣＤＭＡ）アクセス技術に基づいて改善されたモバイル通信サービスを提供するように意図された第３世代モバイル通信システムである。ＵＴＲＡＮは本質的に、ユーザ機器ユニット（ＵＥ）のための広帯域符号分割多元接続を使用した無線アクセスネットワークである。

図１は、このような例示的なネットワーク１００を示す。ＵＴＲＡＮは、１つ以上の無線ネットワークコントローラ（ＲＮＣ）１０１および１つ以上のノードＢ１０２（無線基地局）を備える。１つ以上のノードＢ１０２は、インターフェース１０３によってＲＮＣ１０１に接続される。インターフェースはＩｕｂで表される。制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）（特に示さず）は、特定のノードＢのコンフィギュレーションの責任を負うＲＮＣである。かくして、システムにアクセスするユーザ機器（ＵＥ）１０６は、ノードＢにアクセスメッセージを送信するであろうし、その一方、ノードＢがこのメッセージをそのノードＢのＣＲＮＣに転送するであろう。ＵＴＲＡＮは、インターフェース１０５によってコアネットワーク１０４に接続する。このインターフェースはＩｕで表される。ＵＴＲＡＮおよびコアネットワークは、複数のユーザ機器のための通信および制御を提供する。

３ＧＰＰのリリース８では、ＣＥＬＬ＿ＦＡＣＨ（ＣＥＬＬ Ｆｏｒｗａｒｄ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｈａｎｎｅｌ）における拡張上りリンクが、ＣＥＬＬ＿ＦＡＣＨ状態のエンドユーザパフォーマンスを改善するために導入された。Ｅ−ＤＣＨが、ＣＥＬＬ＿ＦＡＣＨ状態におけるＵＥに対しはるかにより高い帯域幅を提供する上りリンクトランスポートチャネルとして使用される。拡張上りリンクＣＥＬＬ ＦＡＣＨユーザによって共有されるＥ−ＤＣＨリソースの共通プール（「共通Ｅ−ＤＣＨリソース」と呼ばれる）が存在し、各々のユーザは、共通Ｅ−ＤＣＨ（拡張専用チャネル）リソースにアクセスする際にＥ−ＲＮＴＩを入手するであろう。

現在の仕様において、共通Ｅ−ＤＣＨ（拡張専用チャネル）のコンフィギュレーションは、ＮＢＡＰ（ノードＢアプリケーションパート）メッセージによってセットアップされる。Ｅ−ＲＮＴＩ（拡張専用チャネル無線ネットワークトランザクション識別子）リストはノードＢによって管理されるが、ＣＥＬＬ＿ＦＡＣＨ Ｅ−ＲＮＴＩを付与するのはＲＮＣであり、ＲＮＣはそれを、ある特定の無線リソース制御プロトコル（ＲＲＣ）メッセージ（たとえば、セル更新メッセージ、無線ベアラリコンフィギュレーションメッセージ）によってＵＥに送信する。

共通Ｅ−ＤＣＨ（拡張専用チャネル）リソースのセットアップ中、現在の仕様では、基地トランシーバ局（ノードＢ）が、ＣＥＬＬ ＦＡＣＨユーザのために使用されるＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）を予め割り付け、Ｅ−ＲＮＴＩリストと呼ばれるリストにおけるすべてのＥ−ＲＮＴＩをそのノードＢのＣＲＮＣ（制御無線ネットワークコントローラ）にＮＢＡＰ「物理共有チャネルリコンフィギュレーション応答」メッセージにおいて送信するであろう。

Ｅ−ＲＮＴＩは１６ビットとして定義される。スマートフォンの発達のおかげで、従来技術のソリューションのリストにおける数百および数千のＥ−ＲＮＴＩを伴う物理共有チャネルリコンフィギュレーション応答の送信数は、システムの高負荷および潜在的な過負荷、たとえば、ＮＢＡＰの輻輳を暗示するであろう。

図２および図３において、ソリューションＡと表される１つの例示的な第１のソリューションは、ノードＢが使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩレンジを決定することに基づいている。一例では、ノードＢは続いて、Ｅ−ＲＮＴＩレンジをＮＢＡＰメッセージで送信する。一例において、ノードＢは、Ｅ−ＲＮＴＩレンジをＮＢＡＰメッセージにおいて新たなプロトコル情報エレメント（ＩＥ）として送信する。たとえば、レンジは各々、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩ値の開始と終了とを表す２つの値を備える。Ｅ−ＲＮＴＩレンジは、一例において、たとえば、共通Ｅ−ＤＣＨ Ｅ−ＲＮＴＩスタート（Ｃｏｍｍｏｎ ＥＤＣＨ Ｅ−ＲＮＴＩ Ｓｔａｒｔ）および共通Ｅ−ＤＣＨ Ｅ−ＲＮＴＩエンド（Ｃｏｍｍｏｎ Ｅ−ＤＣＨ Ｅ−ＲＮＴＩ Ｅｎｄ）として定義され、この２つの値は、これらの２つの値の間の複数のＥ−ＲＮＴＩが共通Ｅ−ＤＣＨ Ｅ−ＲＮＴＩのために使用され得ることを示す。一例において、新たなＩＥは、既存のＮＢＡＰメッセージの物理共有チャネルリコンフィギュレーション応答（ＰＨＹＳＩＣＡＬ ＳＨＡＲＥＤ ＣＨＡＮＮＥＬ ＲＥＣＯＮＦＩＧＵＲＡＴＩＯＮ ＲＥＳＰＯＮＳＥ）において定義される。

一例において、ノードＢは、１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを決定する。代替の例において、ノードＢは、複数のＥ−ＲＮＴＩレンジを決定する。したがって、１つまたは複数のＥ−ＲＮＴＩレンジを備えるリストが、ＣＲＮＣによる使用のために導入され得る。あるいは、リストは、他のＮＢＡＰ共通メッセージまたは新たなメッセージの中に導入される。その代わりにまたはそれに加えて、リストは一例において、Ｉｕｂユーザプレーンフレームの中に導入される。

図２において、共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするために基地トランシーバ局（ノードＢ）で実行される方法２００は、一例において、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを決定することを備える、共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアすること２０５と、制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）に共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩの少なくとも１つのレンジを送信すること２１０とを備える。

１つのオプションにおいて、少なくとも１つのレンジは、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩ値の開始と終了とを表す２つの値を備える。

図３において、共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするために制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）で実行される方法３００は、一例において、基地トランシーバ局（ノードＢ）によって提供された共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを受信すること３１５と、複数の共通Ｅ−ＤＣＨユーザのためにノードＢによって提供された少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジ内のＥ−ＲＮＴＩを割り付けること３２０とを備える。

以下の表１および表２は、新たなＩＥが既存のＮＢＡＰメッセージの物理共有チャネルリコンフィギュレーション応答において定義される例を示す。表１は、物理共有チャネルリコンフィギュレーション応答に含まれる共通Ｅ−ＤＣＨシステム情報応答の例を示す。それは、確立または変更されているＣｅｌｌ＿ＦＡＣＨおよびアイドル状態のＵＥのためにコンフィギュアされたＥ−ＤＣＨについての情報を提供する。

表２は、ノードＢによって送信される際にＣＲＮＣによって割り付けられ得るＥ−ＲＮＴＩのレンジを提供するＥ−ＲＮＴＩレンジＩＥ（Ｅ−ＲＮＴＩ Ｒａｎｇｅ ＩＥ）の例を示し、それは、ＣＲＮＣによって送信される際にＣＲＮＣによって使用されるＥ−ＲＮＴＩのレンジを提供する。

以下の表３は、ＣＲＮＣ Ｅ−ＲＮＴＩレンジによって使用され得るレンジのリストの導入を示す。例示された例において、Ｅ−ＲＮＴＩレンジＩＥは、ノードＢによって送信される際にＣＲＮＣによって割り付けられ得るＥ−ＲＮＴＩのレンジのリストを提供し、それは、ＣＲＮＣによって送信される際にＣＲＮＣによって使用されるＥ−ＲＮＴＩのレンジを提供する。

図４および図５において、ソリューションＢと表される１つの例示的な第２のソリューションは、ＣＲＮＣが共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩレンジを予め決定することに基づいている。一例において、ＣＲＮＣは、Ｅ−ＲＮＴＩレンジをＮＢＡＰメッセージにおいて新たなＩＥとして送信するように適合される。このメッセージはノードＢに、レンジ内のＥ−ＲＮＴＩがＣＲＮＣによって共通Ｅ−ＤＣＨ Ｅ−ＲＮＴＩのために使用されるであろうことを示す。

ノードＢは、ハンドリングのためのいくつかのオプションを有する。第１のオプションでは、ノードＢは、何もしないように適合され、その何もしないことが、レンジが許容され理解されたことを示す。第２のオプションでは、ノードＢは、ＣＲＮＣに対し肯定的に確認応答するように適合され、肯定的に確認応答することが、レンジが受信され理解されたことを示す。第３のオプションでは、ノードＢは、新たなレンジを提案するように適合される。

一例において、新たなＩＥは、既存のＮＢＡＰメッセージの物理共有チャネルリコンフィギュレーション要求（ＰＨＹＳＩＣＡＬ ＳＨＡＲＥＤ ＣＨＡＮＮＥＬ ＲＥＣＯＮＦＩＧＵＲＡＴＩＯＮ ＲＥＱＵＥＳＴ）において定義される。一例において、新たなＩＥは、他のＮＢＡＰ共通メッセージまたは新たなメッセージの中に導入される。一例において、新たなＩＥは、Ｉｕｂユーザプレーンフレームの中に導入される。

図４において、共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするために制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）で実行される方法は、一例において、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを予め決定することを備える、共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアすること４２５と、ノードＢに共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信すること４３０とを備える。

１つのオプションにおいて、方法はまた、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩの送信されたレンジに対するノードＢからの応答をＣＲＮＣで受信すること４３５、４４０を含む。一例において、応答４４０は確認メッセージである。代替の例において、応答４３５は、少なくとも１つの提案された新たなレンジを備える。さらなる別の例では、何の応答も受信されない。

図５において、共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするために基地トランシーバ局（ノードＢ）で実行される方法は、一例において、制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）によって提供された共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つの予め決定されたＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを受信すること５５０を備える。

１つのオプションにおいて、方法は、受信された予め決定されたレンジを評価するステップ５５５を備える。ノードＢは一例において、確認応答５６０を伝送する。確認応答は、評価に基づき得る。ノードＢは一例において、評価に基づいて少なくとも１つの提案された新たなレンジを形成し（５６５）、ＣＲＮＣに提案された少なくとも１つの新たなレンジを伝送する（５７０）。

上記表１および表２と以下の表４は、新たなＩＥが既存のＮＢＡＰメッセージの物理共有チャネルリコンフィギュレーション要求において定義される例を示す。

以下の表４は、物理共有チャネルリコンフィギュレーション応答要求に含まれる共通Ｅ−ＤＣＨシステム情報を示す。

上述されたソリューションＡおよびＢにより、物理共有チャネルリコンフィギュレーション応答における共通Ｅ−ＤＣＨリソースのハンドリングのＮＢＡＰ効率が改善される。さらに、上述されたソリューションにより、複数の共通Ｅ−ＤＣＨユーザのためのＥ−ＲＮＴＩ割り付けのＲＮＣ制御が改善される。

図６において、基地トランシーバ局（ノードＢ）６００は、サービングされたユーザ機器（ＵＥ）と通信する無線回路６８０と、他の無線ネットワークおよびコアネットワークノードと通信する通信回路６８１と、情報を記憶するメモリ６８３と、処理ユニット６８２とを備える。メモリ６８１は、サービングされたＵＥについての情報ならびに隣接セルについての情報を記憶するようにコンフィギュアされる。

ソリューションＡによると、プロセッサ６８２は、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを決定することを備える共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをコンフィギュアするように適合される。メモリは、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための決定されたＥ−ＲＮＴＩレンジについての情報を記憶するように適合される。通信回路６８１は、制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）に共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩの少なくとも１つのレンジを送信するように適合される。

ソリューションＢによると、通信回路６８１は、ＣＲＮＣによって提供された共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩの少なくとも１つの予め決定されたレンジを受信するように適合される（５５０）。共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩの少なくとも１つの予め決定されたレンジは、メモリ６８３に記憶される。１つのオプションにおいて、プロセッサ６８２は、受信された予め決定された少なくとも１つのレンジを評価するように適合される。一例において、通信回路６８１は、ＣＲＮＣに確認応答５６０を伝送するように適合される。確認応答は、評価に基づき得る。一例において、プロセッサ６８２は、評価に基づいて少なくとも１つの提案された新たなレンジを形成するように適合され、通信回路は、提案された新たなレンジをＣＲＮＣに伝送するように適合される。

図７において、制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）７００は、他の無線ネットワークおよびコアネットワークノードと通信する通信回路７９１と、情報を記憶するメモリ７９３と、処理ユニット７９２とを備える。

ソリューションＡによると、通信回路７９１は、基地トランシーバ局（ノードＢ）によって提供された共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースのためのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）の少なくとも１つのレンジを受信するように適合される。プロセッサ７９２は、複数の共通Ｅ−ＤＣＨユーザのためにノードＢによって提供されたレンジ内のＥ−ＲＮＴＩを割り付けるように適合される。

ソリューションＢによると、プロセッサ７９２は、共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするように適合される。このコンフィギュレーションは、使用する共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩレンジを予め決定することを備える。さらに、通信回路７９１は、ＣＲＮＣに共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩの少なくとも１つのレンジを送信するように適合される。１つのオプションにおいて、通信回路７９１はまた、共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩの少なくとも１つのレンジを送信するノードＢからの応答を受信するように適合される。一例において、応答は、確認メッセージである。代替の例において、応答は、少なくとも１つの提案された新たなレンジを備える。

上記説明において、ノードＢ、ＣＲＮＣ、およびＵＥのような特定の用語が本明細書において使用されるが、他の用語が異なる規格またはプロトコルにおいて同一または同様のエンティティを指し示すために使用され得ることが理解されるべきである。

略語
3GPP：第３世代パートナーシッププロジェクト
CCCH：共通制御チャネル
DCCH：専用制御チャネル
DCH：専用チャネル
DTCH：専用トラヒックチャネル
E-DCH：拡張専用チャネル
FACH：フォワードアクセスチャネル
RACH：ランダムアクセスチャネル
RLC：無線リンク制御
RRC：無線リソース制御プロトコル
UE：ユーザ機器
FDD：周波数分割複信
UTRA：ＵＭＴＳ地上無線アクセス
ノードＢ：基地トランシーバ局
RNC：無線ネットワークコントローラ
CRNC：制御ＲＮＣ
NBAP：ノードＢアプリケーションパート
RNSAP：無線ネットワークサブシステムアプリケーションパート
Iur：同一ネットワークにおけるＲＮＣ間のインターフェース
Iub：ＲＮＣとノードＢとの間のインターフェース
E-RNTI：Ｅ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子

Claims (26)

1. セルラーネットワーク（１００）において共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするように適合された基地トランシーバ局（ノードＢ）（１０２、６００）であって、
   前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを決定することを備える前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアし、
   制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）（１０１、７００）に前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合される
   ことにより、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをセットアップする、基地トランシーバ局（ノードＢ）（１０２、６００）。
2. 少なくとも１つのレンジの各々が、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩ値の開始と終了とを表す２つの値を備える、請求項１に記載のノードＢ（１０２、６００）。
3. ノードＢアプリケーションパート（ＮＢＡＰ）メッセージにおいて前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合された、請求項１または２に記載のノードＢ（１０２、６００）。
4. ＮＢＡＰメッセージにおいて新たなプロトコル情報エレメント（ＩＥ）として前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合された、請求項３に記載のノードＢ（１０２、６００）。
5. 使用する前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを決定することを備える前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするように適合されたプロセッサ（６８２）と、
   使用する前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記決定されたＥ−ＲＮＴＩレンジについての情報を記憶するように適合されたメモリ（６８３）と、
   前記ＣＲＮＣ（１０１、７００）に前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記Ｅ−ＲＮＴＩの前記少なくとも１つのレンジを送信するように適合された通信回路（６８１）と
   を備える、請求項１から４のいずれか一項に記載のノードＢ（１０２、６００）。
6. セルラーネットワーク（１００）において共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするためのシステムであって、少なくとも１つの基地トランシーバ局（ノードＢ）（１０２、６００）と少なくとも１つの制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）（１０１、７００）とを備え、前記少なくとも１つのノードＢ（１０２、６００）は、使用する前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを決定することを備える前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアし、そのＣＲＮＣ（１０１、７００）に前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合されることにより、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをセットアップする、システム。
7. 各々のレンジが、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩ値の開始と終了とを表す２つの値を備える、請求項６に記載のシステム。
8. ノードＢアプリケーションパート（ＮＢＡＰ）メッセージにおいて新たなプロトコル情報エレメント（ＩＥ）として前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合された、請求項６から７のいずれか一項に記載のシステム。
9. 前記少なくとも１つのノードＢ（１０２、６００）は、
   使用する前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを決定することを備える前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするように適合されたプロセッサ（６８２）と、
   使用する前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記決定された少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジについての情報を記憶するように適合されたメモリ（６８３）と、
   前記ＣＲＮＣに前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するように適合された通信回路（６８１）と
   を備える、請求項６から８のいずれか一項に記載のシステム。
10. 前記少なくとも１つのＣＲＮＣ（１０１、７００）は、前記ノードＢ（１０１、７００）によって提供された前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記Ｅ−ＲＮＴＩの前記レンジを受信し、複数の共通Ｅ−ＤＣＨユーザのために前記ノードＢ（１０２、６００）によって提供された前記少なくとも１つのレンジ内のＥ−ＲＮＴＩを割り付けるように適合される、請求項６から９のいずれか一項に記載のシステム。
11. 前記少なくとも１つのＣＲＮＣは、前記ノードＢによって提供された前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを受信するように適合された通信回路（７９１）と、前記複数の共通Ｅ−ＤＣＨユーザのために前記ノードＢによって提供された前記少なくとも１つのレンジ内の前記Ｅ−ＲＮＴＩを割り付けるように適合されたプロセッサ（７９２）とを備える、請求項１０に記載のシステム。
12. 前記セルラーネットワーク（１００）は、ＵＭＴＳ地上無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）である、請求項６から１１のいずれか一項に記載のシステム。
13. 共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするためのセルラーネットワークにおける方法（２００、３００）であって、
    使用する前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを決定することを備える前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアするステップ（２０５）と、
    制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）に前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信するステップ（２１０）と
    を、ノードＢで実行することを備える、方法（２００、３００）。
14. 前記少なくとも１つのレンジの各々が、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのためのＥ−ＲＮＴＩ値の開始と終了とを表す２つの値を備える、請求項１３に記載の方法（２００、３００）。
15. 前記ノードＢによって提供された前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを受信するステップ（３１５）と、
    複数の共通Ｅ−ＤＣＨユーザのために前記ノードＢによって提供された前記少なくとも１つのレンジ内のＥ−ＲＮＴＩを割り付けるステップ（３２０）と
    を、前記ＣＲＮＣで実行することをさらに備える、請求項１３または１４に記載の方法（２００、３００）。
16. セルラーネットワーク（１００）において共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするように適合された制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）（１０１、７００）であって、前記ＣＲＮＣ（１０１、７００）は、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを予め決定することを備える前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアし、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記予め決定された少なくとも１つのレンジについて基地トランシーバ局（ノードＢ）（１０２、６００）に知らせるように適合される、制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）（１０１、７００）。
17. セルラーネットワーク（１００）において共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするためのシステムであって、
    前記システムは、少なくとも１つの基地トランシーバ局（ノードＢ）（１０２、６００）と少なくとも１つの制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）（１０１、７００）とを備え、
    前記少なくとも１つのＣＲＮＣ（１０１、７００）は、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを予め決定することを備える前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアし、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジについて基地トランシーバ局（ノードＢ）（１０２、６００）に知らせるように適合され、
    前記ノードＢ（１０２、６００）は、前記ＣＲＮＣによって決定された前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジと、複数のセル専用チャネル（ＤＣＨ）ユーザのためのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）とを協調させ、それに基づいて、前記ＣＲＮＣによって予め決定された前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジが許容可能であるかどうかを判定するように適合される、システム。
18. 前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジが、許容可能であると判定され、前記ノードＢ（１０２、６００）が、前記ＣＲＮＣに応答することなく前記少なくとも１つのレンジを許容するように適合される。請求項１７に記載のシステム。
19. 前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジが、許容可能であると判定され、前記ノードＢが、前記ＣＲＮＣへの応答において前記少なくとも１つのレンジを肯定的に確認応答するように適合される、請求項１７に記載のシステム。
20. 前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジが、許容可能でないと判定され、前記ノードＢが、少なくとも１つの提案された新たなレンジを提供し、前記ＣＲＮＣへの応答において前記少なくとも１つの提案された新たなレンジを含めるように適合される、請求項１７から１９のいずれか一項に記載のシステム。
21. 共通拡張専用チャネル（Ｅ−ＤＣＨ）リソースをセットアップするための方法（４００、５００）であって、
    制御無線ネットワークコントローラ（ＣＲＮＣ）で、使用する前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための少なくとも１つのＥ−ＤＣＨ無線ネットワークトランザクション識別子（Ｅ−ＲＮＴＩ）レンジを予め決定することを備える、前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースをコンフィギュアすること（４２５）と、
    基地トランシーバ局（ノードＢ）に前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを送信すること（４３０）と
    を備える、方法（４００、５００）。
22. 前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記送信された少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジに対する前記ノードＢからの応答を前記ＣＲＮＣで受信するステップ（４３５、４４０）をさらに備える、請求項２１に記載の方法。
23. 前記応答は、確認応答メッセージであるか、または、前記応答は、提案された新たなレンジを備える、請求項２２に記載の方法。
24. 前記ＣＲＮＣによって提供された前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記予め決定された少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを前記ノードＢで受信するステップ（５５０）と、
    前記受信された予め決定された少なくとも１つのレンジをノードＢで評価するステップ（５５５）と、前記評価に基づいて前記共通Ｅ−ＤＣＨリソースのための前記少なくとも１つのＥ−ＲＮＴＩレンジを判定するステップ（５５７）と
    をさらに備える、請求項２１から２３のいずれか一項に記載の方法。
25. ノードＢが前記評価に基づいて前記ＣＲＮＣに確認応答を伝送するステップ（５６０）をさらに備える、請求項２３または２４に記載の方法。
26. ノードＢが、前記評価に基づいて少なくとも１つの提案された新たなレンジを形成し、前記ＣＲＮＣに前記提案された少なくとも１つの新たなレンジを伝送する、請求項２４または２５に記載の方法。

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