JP2015535629A - 通勤者に報酬を与えるシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、通勤者を追跡し、そして、代替的な輸送形態を選ぶことと通勤者の健康状態および環境の健全性を改善することとによって道路の障害物を除去する通勤者の貢献に応じて通勤者に報酬を与えることを図る。特に、本発明は、人力で自分の職場との間を移動し、自分の移動イベントを追跡し、イベントに関して収集されたデータを他のイベントと比較し、イベントが通勤としての資格を得るか否かを決定し、資格を得る場合に、利用者のアカウントにクレジットが付与される管理システムに加入者として登録する通勤者に関係する。アカウント内の累積クレジットが閾値に到達したとき、利用者は、たとえば、値トークンを用いて報酬を受け取る資格を得る。【選択図】図1

Description

本発明は、移動監視システムと、利益になる移動形態を使用する人、特に、通勤者に報酬を与える方法とに関する。「利益」は、体力を使うことと、排出および汚染を最小限に抑えることと、道路混雑を減少させることと、自動車の使用を削減することと、より密度の高い生き方を可能にすることと、都市環境および生活の質に貢献することと、都市基盤への負荷を大まかに軽減することと、のうちの1つ以上に関与するローカル移動手段のことを指す。
特に、本発明は、上記利益、特に、(健康および社会基盤浪費からの)全労働者の健康状態および生産性の改善と環境および経済への圧力の減少とを促進し達成する手段として、環境に優しい移動手段を使用して−そして、好ましくは、自分自身の体力のもとで−通勤する(またはその他の習慣的な目的地に通う)人のための報酬のシステムを検討し提案する。
本明細書の目的のため、用語「通う」は、Merriam−Websterの意味−「ある場所との間で、特に、居住する場所と働く場所との間を習慣的に移動すること」が与えられる。
主な利益になる移動形態は、自転車に乗ることと、走ることと、歩くことと、公共交通機関とである。主な利益は、体力を使うことと、道路混雑を減少させることと、排出を削減することとである。自転車に乗ることは、車両に基づく速度と人力による健康および環境利益との理想的な融合が得られる、と考えられる。雇用主、健康保険会社および州保健制度が負担する著しいコストは、ほとんど運動しない生活態度に関連付けられた病気に関係する。ほぼ間違いなく世界的な肥満の蔓延がある。たとえば、モナシュ大学は、肥満が先進国世界の直面する最も深刻な健康問題であることを言明している。さらに、人口増加、資源減少および技術的進歩がより競争の激しい、よりペースの速い社会を作り出すにつれて、精神およびストレス関連の疾患が増加している。健康かつ元気な人々は、より一生懸命働き、病気で欠勤する日がより少なく、保健制度にそれほど負担を課すことがなく、より高い幸福感を抱き、そして、自分の家族および社会により多く貢献することが提案されている。
習慣的な運動は、良好な健康状態のため基本的であるが、人々が忙しくなり、かつ、科学技術に依存するにつれて、運動が通常は人々の毎日の日課に組み入れられている可能性があるとしても、人々が運動を行わないことがよくあることは、一般常識である。融通の利く、遠隔労働がより広く採用されているが、大半の労働者は、それでもなお、自分の職場へ毎日通っている。この通勤時間は、顕著な未開拓資源を表現し、人々は、この通勤時間を単に移動するのではなく、運動することに費やすように奨励されるべきである。
通勤者による自転車の使用を奨励する取り組みは、特に、出勤のために歩くもしくは走る(または、さらには泳ぐ)距離が非現実的である場合、日頃から行われている。ある欧州都市の先例に倣って、ブリスベン市は、中心商業地区および近隣の環境において短い移動を行いたいと思う人が誰でも自転車を有料で利用できるようにする制度を実施した。しかし、この利用時払いの新たな取り組みは、実際の仕事への通勤および仕事からの帰宅のため自転車を使用する動機を与えない。
自転車に乗る人は、都市の中心商業地区(CBD)のような都市の地区への何らかの特有の経路を必ず辿らなければならないということはないが、より一層多くの都市は、これらの都市のCBDへの自転車乗り入れを実現し易くするために、指定された、専用の、または特設の自転車道路を開発し、それによって、道路上で自転車に乗る人の数および付随する危険性を削減している。
ロイヤルティおよび報酬スキームは、航空旅客および買物客によく知られている。航空会社ロイヤルティスキームは、飛行距離に基づき、様々な形態の物質的な種類の報酬を自分たちの加入者に提供する。買物報酬は、主催店で費やされた金銭に基づき、そして、種々の支出額レベルが会員登録している買物客によって到達されたとき、さらなる購入のための割引のような金銭的な報酬、または、物品、休暇もしくは宿泊設備のようなより物質的な報酬を提供することがある。さらに、報酬獲得制度は、特定の店もしくは企業に特有であることが注目に値する。
有料道路は、車両が料金徴収所にある受信機局を通過する際に車両および車両の所有者を検出し識別するために車両に搭載された送信装置を利用する。しかし、これらは、車両運転者に報酬を与えるよりはむしろ、道路を使用する便益の対価として運転手から通行料金を取り立てることを目的とする。多くの場合、このことは、オーストラリア、ブリスベン市における「Clem 7」トンネル道路網の場合のように、運転手に有料道路を使用するのを思い止まらせる。
オーストラリア政府は、2020年までに5%という炭素排出削減目標量を設定した。この目標を達成するための鍵は、ガスによる石炭火力発電所の取り替えであったが、ガス輸出の目覚ましい成長は、多くの旧式発電施設を取り替えることがもはや経済的に実行可能性がない程度まで国内ガス価格を値上げするのを助長した。この目標を解決でき、上記問題に干渉しない他の方法が必要とされている。
政府は、炭素排出を削減することを目的とする「環境に優しい」プロジェクトに融資するために30億ドルの「排出削減基金」を計画した。国家15ヶ年社会基盤計画がさらに存在し、望まれている主要道路および幹線道路の加速された納入を伴うことは、現在大渋滞の道路および幹線道路についての障壁を解消する。しかし、社会通念は、より大きい道路が単純により多くの車両を引き付けるので、毎回、以前より規模が拡大した混雑周期を繰り返すことを示唆する。解決策の少なくとも一部分は、現在の道路利用者に道路を使用させないこと、または、公共交通機関のためだけにこれらの道路を使用させることにあることが分かるであろう。
オーストラリアの都市は、他の国ではずっと以前に失われた混雑のレベルに気付き始めている。世界中の都市が住民の健康状態および生活の質を改善し、さらなる混雑および都会スプロールを制限し、そして、おそらく最も重要なことには、天然資源を保存し、さらなる環境破壊を回避する手段を実施する必要があることは、明確である。世界的な金融危機と、米国および欧州において進行中の問題とは、(少なくとも一部の)経済制度が不安定であり、かつ、過剰拡大されていることを明らかにする。膨大な数の人々が毎日通っていると仮定すると、健康管理と、道路社会基盤と、汚染および気候変動と組み合わされて、私的に、および、公的に(政府から)資金供給されている利益になる通勤手段に対し、(社会および環境は言うまでもなく)強力な経済問題が存在する。
スマートフォン・アプリケーション「re:route」は、ロンドン通勤者およびその他の移動者に移動計画プラットフォームを提供し、これによって、利用者は、自分の出発点および行き先住所を入力し、アプリは、利用者が移動する際に選択するための種々の経路および移動方法を示唆する。re:routeアプリは、自転車に乗ることおよび歩くことを奨励するために設計された。このアプリは、移動が終了したときを記録するためにGPS依存システムを使用し、そして、移動が資格を取得する場合(少なくとも長さ4分でなければならない)、移動1回当たり5ポイントを与え、これらのポイントは、その後、利用者に貯まり、加入小売店との割引として引き換えられる可能性がある。re:routeについて記載する記事によれば、「このアプリを使用するために、移動者は、公共交通機関と歩くことおよび自転車に乗ることを組み合わせ、そして、適合させる方法を発見するため自分の経路の出発点および終点を入力し、移動者は、目的−カロリー燃焼を最大化することに焦点を合わせるか、または、二酸化炭素排出量を最小化することに焦点を合わせるかに基づいて経路をカスタマイズすることもできる」。
上記従来のシステムの欠点は、用意された報酬がかなり些細な小売割引であるか、または、同様に、ポイントを与える際に、アプリが移動したキロメートル/マイルによって区別しないことと、アプリが公共交通機関を使用することにポイントを与えないことと、(報酬がより目的化されることを可能にする)アプリが移動の方法に依存した様々な種類のポイントを与えないことと、アプリが自分の会員に利益になるように通うことを奨励するためにアカウントを作成する雇用主およびその他の組織/団体/機関の要求を具体的に満たすこと(または、そのようにすることで、たとえば、公衆への関与を宣伝すること、もしくは、政府あるいは他の会社によって支給された報酬/報奨金によって、組織に報酬を与えること)がないこととである。さらなる欠点は、習慣的な通勤に焦点を合わせるのではなく、資格を取得する移動に報酬を与えるように思われることである。これは、利用者が完全に娯楽/健康/フィットネスの目的のためアプリを使用するように奨励されることを意味するが、本発明は、害になる通勤形態がデフォルト・オプションである状況において利益になる通勤形態、または、少なくとも魅力的な代替案を奨励することを目指す。利用者が単に運動もしくはレジャーの目的のため走る/歩く/自転車に乗る場合、害になる通勤形態の使用は、現実的な代替案ではない。
スマートフォン・アプリケーション「Calico」は、(歩くこと、走ること、および自転車に乗ることを手段とする)利用者の運動療法を監視するためにGPS技術を連動させ、加入地元企業と引き換えられる可能性があるポイントを与えることにより、身体を鍛え、かつ、活動的になるように西オーストラリア、パース市の利用者を同様に奨励する。アプリは、数ある中でも距離、速度およびカロリー消費を監視する。製造業者は、Calicoを「フィットネス・アプリ」と表現する。
利益になる通勤を奨励する点に関して、上記従来のシステムの欠点は、Calicoが健康およびフィットネスに限定されることである。このCalicoは、通勤者(もしくは組織)に害になる通勤形態を利益になる通勤形態と交換するように具体的に奨励することなく、そのようにすることに適合したシステムを提供することがない。その結果として、Calicoは、本発明が対象とする混雑問題、社会基盤問題および環境問題を取り扱わない。re:routeと同様に、報酬は、加入小売店による小売割引および値引きである。このアプリは、より有意義であり、かつ、精緻な報酬(たとえば、税制上の優遇措置)が利益になる通勤形態を奨励することを可能にさせるためにアプリを使用する個人の雇用主、政府もしくは組織/団体/機関を考慮しないように思われる。
自分の距離および時間を計算するためスポーツ選手によって使用される従来の追跡システムは、「Strava」という商標で知られたGPS依存システムである。このシステムは、利用者が加入者としてこのシステムにログインし、Stravaソフトウェア・アプリケーションまたは「アプリ」を自分のGPS装置にダウンロードすることを必要とする。GPS装置は、ハンドヘルド式もしくはウェアラブル衛星ナビゲーション、または、全地球位置決め補助器具のようなGPS使用可能携帯電話機もしくは専用GPS装置である可能性があり、例は、「パフォーマンス・ドリブン・サイクリスト向け」のGarmin Edge 500(商標) GPSベースのサイクリング・コンピュータである。アプリは、利用者が自分の乗車もしくは走行を追跡するために自分のGPS使用可能装置を使用することを可能にする。利用者が乗車もしくは走行を完了すると、利用者の監視された活動データは、システムの所有者によって運用された、ウェブサイトStrava.comに自動的にアップロードされる。代替的に、利用者のデータは、Stravaウェブサイトにログインしたパーソナル・コンピュータを使用して利用者のStravaアカウントと同期化させられることがある。
上記従来のシステムの欠点は、このシステムが進捗目標を設定する容易さのような動機付けになる特長を利用者に提供するとしても、このシステムは、特に、通勤すること、通勤交通を管理すること、および、健康増進行動への参加を奨励することとの関連で、目標成果に到達したとき、価値の形態で報酬の支給を行わないことである。その代わりに、このシステムは、利用者間の競争と、利用者が自分の成績を他の加入者の成績と比較することとを奨励する。ここでは、通勤手段として自転車に乗ること、走ること、または歩くことの使用を奨励するのではなく、訓練および成績に重点を置く。
本発明の目的は、従来技術の欠点に対処し、特に、対処する際に、通勤者の毎日の通勤において、より利益になる移動形態を利用すること(たとえば、化石燃料自動車を運転する人が自転車に乗る/歩く/走ること、もしくは、公共交通機関を捉えること、もしくは、電気/太陽電池式自動車を運転すること、または、公共交通機関を捉える人が自転車に乗る/歩く/走ること)を通勤者に奨励するシステムを提供することである。
通勤者による自転車のような乗り物を推進する(または、単に、歩くもしくは走る)ときの人力の使用は、特に、これらの乗り物/人が既存の十分に用いられていない社会基盤を利用できる場合、もしくは、このような移動を奨励するために専用道路/通路が設けられている場合、非常に望ましい結果である。
道路に基盤を置く化石燃料自動車ではなく、公共交通機関の使用は、同様に望ましい結果である。
本発明のさらなる目的は、道路上の混雑を軽減すること(および通勤者が体験する関連したストレスと無駄な時間の削減)と、駐車場問題を緩和することと、より密度の高い生き方を奨励することと、十分に用いられていない既存の社会基盤を利用することと、標準的な道路および交通に基盤を置くアプローチより経済的、社会的かつ環境的に利益になる新しい社会基盤を奨励することと、を含めて、多くの都市で直面する社会基盤問題に対処するのに役立つ報酬のシステムを提供することである。
本発明のさらなる目的は、化石燃料車両の使用の代替案を奨励することにより大気汚染および関連した環境破壊を軽減するために役立つ方法を提供することである。
さらなる目的は、習慣的な心血管運動に参加することを益々多くの個人に奨励することによって一般住民の健康状態を改善するために貢献する報酬のシステムを提供することである。
発明の背景技術についての前述の議論は、本発明の理解を容易にすることを目的としている。しかし、この議論は、記載された題材のいずれかが本願の優先日においてオーストラリアまたは他所で知られている一般知識であることの承認または自白ではないことが当然に認められるであろう。
さらに、そして、文脈がそうではないことを明確に要求しない限り、詳細な説明および請求項を通じて、単語「備え」、「備える」などは、排他的もしくは網羅的な意味−すなわち「これを含み、これ以外を含まない」という意味に対立するものとして、包括的な意味で−すなわち、「含むが、これに限定されない」という意味で解釈されるべきである。
本発明によれば、システムへの加入者による望ましい通勤行動を認識し報酬を与えるシステムが提供され、該システムは、
システムへの加入者の電子登録および各加入者のアカウントを備えるデータ記憶手段と、
加入者通勤を追跡する追跡手段と、
移動イベントがこの移動イベントを通勤として分類する所定の通勤資格取得規準を満たすか否かを決定するように、
所定の規準に従って各通勤に対するクレジット値を決定して、これに応じて関連した加入者のアカウントを更新するように、
加入者のクレジットの累積を報酬支給閾値と比較するように、そして、
閾値を超える際に報酬を受けるのに相応しい資格を取得したことを加入者に通知するようにプログラムされているコンピュータ手段と、
を備える。好ましくは、このシステムは、加入者が通知を発行する規準を制御することを可能にさせる加入者調整可能な設定を使ってプログラムされている。
加入者は、政府から、または、たとえば、企業社会責任もしくは品質承認に基づいて雇用主のシステムへの関与を容認する大企業から、報酬を獲得する雇用主もしくは他の組織であることは、本発明の範囲内にある。
様々な種類のクレジットが移動の種類(および、さらに時刻)に依存して与えられる(たとえば、自転車に乗るポイント、走るポイント、バスポイント、ピーク時ポイント)。(上記に記載された「利益」の種類と比べて)移動イベントがより「利益になる」ほど、報酬クレジットの価値がより高くなることが目的とされ−たとえば、職場まで2km走ることは、2kmバス移動より多くの報酬クレジットを生じ、または、職場まで30km自転車に乗ることは、職場まで5km自転車に乗るより多くの報酬クレジットを生じ、そして、自転車専用道路で自転車に乗ることは、主要道路で自転車に乗ることより多くのクレジットを生じるであろう。
発明の好ましい形態では、クレジット値は、所定の利益規準に従って計算された、通勤の利益効果の関数である。たとえば、所定の利益規準は、所定の最小セグメントが特別な形態の輸送機関もしくは乗り物を使用することにより達成される加入者通勤を含めるために望ましい行動を定義する。
与えられるクレジット値は、移動の種類、移動の距離およびその他の規準にさらに依存することがある。たとえば、規準は、動物である、もしくは、動物に引かれる、または、4個以上の車輪を有し、燃焼機関駆動式である乗り物を全く使用することなくセグメントが完遂されることが必要とされるものであることがある。バスを用いる移動は、必ずしも排除されることなく、道路使用の程度は、クレジット値を決定するときを考慮に入れる単なる1つの要因である。一例として、公道上での太陽電池式自動車の運転は、同じサイズの電気自動車をこの公道上で運転するより多数のクレジットが与えられるであろう。同様に、都市から2キロメートルに居住し、鉄道の駅まで1キロメートル運転し、その後、その1日に駐車場を使い尽くして通勤列車に乗る人は、公共交通機関のクレジットを受ける資格を得るであろうが、(a)駅まで運転している、(b)駐車場を使用している、および(c)職場まで直接歩いていないもしくは自転車に乗っていないという理由のため、ゼロクレジットを受け取るか、もしくは、ペナルティを科されることさえあるであろう。ソフトウェアは、そのとき、システムニーズが進化するのにつれて、何が「利益になる」かに関してより多くの規準を適用できる。
さらに、実施形態では、システムは、加重されるべき「クレジット」を提供する規準を使ってプログラムされているので、人々が遠くから通勤することに対して膨大なポイントを獲得するのではなくCBDの近くに住むことを促されるように、短距離移動イベントは、1キロメートル当たり長距離通勤より高い得点を記録する。
好ましくは、コンピュータは:
加入者ロケーションに関連するデータを受信することと、
加入者に起因する移動イベントを記録することと、
利益になる通勤としての資格を取得し、クレジットを稼ぐために、記録された移動イベントが所定の規準に従って望ましい通勤者行動の特性を含むか否かを決定することと、
該行動の程度に相応するクレジットを加入者のアカウントに支給することと、
のうちの1つ以上のためプログラムされている。
さらに、発明において、データ記憶手段は、個人の加入者データを収容し、移動イベントは、追跡された移動イベントのデータを該個人の加入者データと比較することに基づいて通勤であることが決定される。加入者データは、加入者住所を備える。その上、加入者データは、加入者の職場もしくは他の関連のある住所(たとえば、大学)と、労働/授業時間とを備えることがある。これらは、データ記憶手段に捕捉された履歴データに基づいて設定もしくは決定されることがある。
実施形態において、以前に追跡された移動データは、加入者に関連付けられた通勤出発点ロケーションおよび通勤終点ロケーションを含む。
システムは、好ましくは、電子形式で報酬を加入者に支給する手段をさらに備える。報酬は、システムの指定された報酬授与機関で交換可能である引換券、または、印刷可能もしくは完全に電子的な値トークンであることがある。実施形態において、コンピュータは、加入者が複数の加入会員からなる組織である場合も、個人の通勤者会員でも、承認が加入者に通知された状態で、報酬、たとえば、税制上の優遇措置、保険料割引が自動的に作動されるように、加入者が報酬の資格を取得したことを報酬授与者に単に通知するためにコンピュータのソフトウェアを用いてプログラムされている。
さらなる発明の好ましい形態において、クレジット値は、通勤としての資格を与えるために決定された加入者移動イベントが利益になる移動形態を使用して達成された所定の最小値を超えた通勤のセグメントもしくはセグメント群を含む場合、正数である。
実施形態において、システムは、報酬に対する資格を取得しているという通知を加入者に通信し、報酬の選択肢を加入者に提供する手段を備える。
加入者は、個人もしくは個人のグループ、たとえば、雇用主企業もしくは会員を有するクラブである場合がある。グループ(たとえば、クラブ)は、全体としてグループに支給される報酬をもたらす目的を達成する資格を取得する旅程を蓄積するという共通の目標を有するものである。雇用主企業の場合、個人の従業員は、(雇用主もしくはそれ以外からの)個人の報酬のための自分固有のアカウントを有することがあり得るが、雇用主企業は、スキームに参加している自分の従業員の人数を記録し、従業員らの集団的な成績を記録し、(たとえば、政府、地方自治体、もしくは他の企業から)雇用主それ自体で報酬に対する資格を雇用主に授与する可能性があるものであるアカウントも作成することがあり得て、企業は、このような報酬を自分の参加従業員に譲ることも譲らないこともある。
実施形態において、追跡手段は、トランスポンダ手段と、指定された通勤者経路に位置する2つ以上の検出局とを備え、一般に知られた部品および構成をもつRFID技術を利用する。
好ましい実施形態において、追跡手段は、それぞれの加入者に割り当てられた複数の携帯全世界測位可能装置(GPS装置)と、
GPS装置を使用する加入者に関連付けられたデータ受信アカウントを維持することと、
該装置を用いて捕捉されたロケーションおよび時間関連データを受信することと、
ロケーションおよび時間関連データを使ってアカウントを更新することと、
装置のロケーションの変化を事前に設定された規準と比較することと、
ロケーションおよび時間関連データとロケーションの2回以上の変化が移動イベントを表現するか否かを算出することと、
規準に従って移動イベントを特性化することと、
規準に従って、加入者によって行われた移動イベントを表現するデータの蓄積が報酬もしくは報酬群の資格を加入者に与えるか否かを計算することと、
それに応じて加入者に通知することと、
を行うように構成され、かつ、プログラムされたコンピュータ手段と、
を備える。
コンピュータは、好ましくは、ロケーションおよび時間関連データを地図と比較するようにさらにプログラムされている。
さらなる発明の好ましい形態において、GPS装置は、インターネットのようなグローバル通信ネットワークを介して、コンピュータ手段と通信するように構成されている。好ましくは、通信は、少なくとも部分的に暗号化されている。
代替的な発明の好ましい形態において、コンピュータ手段は、GPS装置から遠隔設置されている第1のコンピュータ手段と、GPS装置と共に持ち運ばれるようにGPS装置と共に収容されている第2のコンピュータ手段と、を備える。好ましくは、第2のコンピュータ手段は、GPS装置と統合されている。好ましい実施形態において、第2のコンピュータ手段およびGPS装置は、携帯電話機、タブレットもしくは同様の装置の中に統合されている。代替的に、これらは、加入者の身体に着用もしくは装着する装置の中に統合されている。
さらなる発明の好ましい形態において、第1および第2のコンピュータ手段は、これらの間で、前記第1のコンピュータ手段の機能性を実行する。
好ましくは、GPS装置によって捕捉されたデータは、たとえば、バックアップおよびセキュリティ/冗長性の目的のため第1のコンピュータ手段および第2のコンピュータ手段の両方に保持されている。
発明の好ましい形態において、規準は、人間の努力の閾値レベルを含む移動に関係する。
好ましくは、規準は、化石燃料から生じる電力を使用せずに実行される移動にさらに関係する。
システムコンピュータは、移動イベントの異なった「レグ」もしくはセグメントを認識する能力があるソフトウェア・アプリがさらに取り込まれる。このように、ある通勤は、運転、徒歩および公共交通機関の組み合わせを含むことがあるので、各レグの相対的な利点および不利点は、イベントに対してクレジットを授与するとき、比較され算出される。
概して、本発明において、好ましい実施形態では、加入者は、自転車(プッシュバイク)を用いて自分の職場に通う物理的活動を行い、そして、GPS装置、第2のコンピュータ手段、および、第2のコンピュータ手段がGPS装置によって使用中に捕捉されたロケーションおよび時間データに基づいて、加入者によって行われた移動イベントに関するデータを第1のコンピュータ手段により管理された集中型データベースに送信することをプログラムされるようにする、インストール済みのソフトウェア・アプリケーション手段を備える携帯電話機(もしくは、同様のウェアラブル通信装置)を携行するサイクリストである。
他の実施形態において、加入者は、自転車で通勤する以外の運動形態に加わる。このような実施形態において、様々な規準に基づく報酬システムが提供され、報酬資格取得通知手段は、規定された規準が満たされた際に作動される。たとえば、同じ距離の場合、通勤列車に乗ること(より多くの混雑および排出と、より少ない運動、すなわち、駅との間で少しだけ歩くこと)は、自転車に乗ることより少ないポイントを生成し、走ること(より多くの運動)は、自転車に乗ることより多くのポイントを生成するであろう。
報酬は、金銭的要素もしくは有形財、またはこれらの組み合わせを備えることがある。報酬は、加入者のための仕事関連利益、もしくは、チャリティへのクレジットをさらに備えることがある。
さらに、発明によれば、報酬は、概して、広告露出しようとする、または、特定の種類の望ましい顧客を対象にしようとするスポンサーによって提供され、第1のコンピュータ手段は、ホストコンピュータから、ディスプレイに表示するための、または、オーディオ出力を用いるスポンサー関連情報を受信するためにプログラムされている。たとえば、このような情報は、装置のスイッチが入れられた際に出力されることがあり、または、システムとインターフェースをとるプログラムが動かされる。
その上さらに、発明によれば、
各加入者に関連付けられ、かつ、加入者のロケーションの表現としてこの手段のロケーションに関するデータを捕捉する能力がある測位手段と、
プログラミング命令が取り込まれ、
通勤者がシステムに加入することを可能にさせる入力手段を備え、
前記測位手段から加入者ロケーションデータを受信する手段を備え、
前記データを処理すること、
移動の速度を計算すること、
移動イベントを分類すること、
利益になる移動形態によって前記加入者の職場(または、その他の資格取得通勤行き先)との間の加入者による移動イベントを記録すること、
加入者の移動イベントが報酬資格取得規準を満たすか否かを決定すること、および、
前記規準が満たされた際に通知を出力すること
を行うためプログラムされているコンピュータ手段と、
が提供される。
発明の好ましい形態において、コンピュータ手段は、測位手段に関して遠隔設置されている。実施形態において、コンピュータ手段は、加入者データベースの管理者により運用可能なサーバーに含まれている。コンピュータ手段は、加入者ロケーションが変化したか否かを検出するためにロケーションデータを処理するようにプログラムされている。
好ましくは、コンピュータ手段は、ロケーション変化の程度を計算するために、そして、さらに好ましくは、変化を生じさせたと考えられる乗り物の性質、たとえば、変化の速度が自転車もしくは足によって行われた移動イベントを表しているか否か、そして、走ることによるか、もしくは、歩くことによるかを決定するためにさらにプログラムされている。1キロメートル当たりに与えられるポイントの数は、利益になる移動モードに合わせられる可能性がある。
発明の好ましい実施形態において、コンピュータ手段は、加入者によって負担されるように、加入者に関連付けられている。コンピュータ手段は、加入者が着用するため、または、加入者の身体もしくは自分の乗り物手段のレセプタクル内で持ち運ぶため、あるいは、加入者への装着のため適していることがある。
発明の好ましい形態において、報酬資格取得規準は、移動イベント距離を考慮に入れる。
発明のさらに好ましい形態において、規準は、移動イベント時間を考慮に入れる。代替的に、または付加的に、考慮されるべきデータは、移動イベントが仕事日のピーク時にあること、または、大きいイベントである筈であることを決定するため、速度、および、日付を含み、この場合、行政機関は、ある一定の期間の間にある一定の通勤形態に報酬を与えることを望むことがあるかもしれない。
発明のさらに好ましい実施形態において、ロケーション決定手段は、リアルタイム・ロケーション手段を備える。
このようにして、発明の実施形態によれば、加入者サイクリストは、コンピュータ手段および全地球測位手段と、コンピュータ手段が加入者によって行われた移動イベントに関するデータが集中型データベースに送信されることがプログラムされるようにインストール済みのソフトウェア・アプリケーションとを備える携帯電話機を携行する。
行われた移動イベントに関連するデータは、データベースに記憶される。コンピュータは、データベースを監視し、行われた移動イベントに基づいて、加入者が報酬に対する資格を取得しているか否かを計算する。
追跡は、加入者によって手動でスイッチが入れられ、もしくは、切られる、または、加入者の自転車上にある近接検知手段のような作動手段を介して自動的に作動される可能性がある。最も好ましくは、システムは、加入者を自動的に追跡するように構成されている。特に、自分の通勤を習慣的な通勤として保存することにより、GPS機能は、1日に1回ずつ特定の時刻にスイッチを入れ、そして、加入者が事前にプログラムされた開始点を通過する際に通勤を記録するようにプログラムされるであろう。このような手段の例は、近接スイッチである。別の例は、装置との通信を行うトランスポンダである。
代替的に、プログラムは、自動車移動または歩くもしくは走る移動イベントから自転車移動イベントを区別するように設計されている。これは、瞬間速度だけでなく、加速度/減速度と平均速度とをさらに計算することによって行われる。好ましくは、データは、履歴データと比較される。履歴的加入者データは、加入者の最新もしくは以前の移動イベントの個人データ、または、他の加入者,特に、近隣に位置しているこれらの加入者から捕捉されたデータを含む可能性がある。
衛星に基づくGPSの代わりに、システムは、固定監視局を利用し、当該技術分野で知られているように、ロケーションを決定する際に、三角測量計算を適用するようにプログラムされることがあり得る。
好ましくは、本実施形態において、加入者の所有するコンピュータ手段は、信号放射装置を備える。この装置は、無線周波(RF)送信機を備えることがある。好ましくは、信号放射装置は、携帯電話機ユニットの一部であるように、送信機と統合されている。信号放射装置は、トランスポンダモードで機能するようにプログラムされることがある。
好ましい実施形態において、受信機手段は、加入者の携帯電話機もしくは類似する装置によって受信可能である刺激をブロードキャストし、応答して信号を放射するために電話機に刺激を与える手段を備える。さらに好ましくは、システムは、電話機が加入者もしくは自転車に固定可能であるようにする取り付け手段を含む。
さらに、発明の実施形態によれば、固定監視局は、加入者による使用のためシステムに推奨された、指定通勤経路に接近し、好ましくは、組み込まれ、または、隣接して位置している。本実施形態において、携帯電話機装置は、Bluetooth(登録商標)規格のような短距離無線伝送規格に従ってこれの信号を放射するのに適している。
発明のさらに好ましい形態において、システムは、各加入者のため作成され、各加入者に割り当てられた個人のアカウントを含み、このアカウントに、コンピュータ手段のプログラミングに従ってこのコンピュータ手段の動作によって各加入者の移動イベントの記録が書き込まれる。好ましくは、アプリは、たとえば、統計分析で用いられ、かつ、加入者のプロファイルを構築する、加入者の利益にならない移動形態および利益になる移動形態を記録するようにプログラムされている。通勤者プロファイルに加えて、参加している雇用主およびその他の組織も同様に、すべて雇用主が社会的責任に関与することを奨励するために、たとえば、利益になる通勤をする自分の従業員の人数と、移動したキロ数と、交通機関のモードとを示し、自分の従業員に利益になるようにかつ安全に通勤することを奨励する他の雇用主戦略を掲載するプロファイルを有するであろう。
発明のさらに好ましい形態において、検出手段は、コンピュータ手段との通信を確立し、記録された移動イベントに関するデータのアップロードを可能にする通信手段を備える。
さらに、発明によれば、コンピュータは、付加的に、
受信された信号に関連付けられた加入者を識別することと、
エントリーを前記信号に関する前記加入者のアカウントに書き込むことと、
加入者の移動イベントの記録を編集することと、
記録を評価することと、
加入者が報酬資格取得規準を満たすことを記録が指示する際に報酬の通知を通信することと、
を行うためプログラムされている。
選択的に、システムは、該当する加入者、もしくは、加入者のグループのプロファイルを構築する際に記録を使用するため、または、街および関連都市計画のため通勤者動向を解析するためプログラムされている。
発明の好ましい形態において、コンピュータは、事前に設定された期間内に検出手段によって検出された、特別な加入者に関連付けられた信号の個数を考慮に入れるため、規準に従ってプログラムされている。好ましくは、コンピュータは、報酬資格取得目的のため前記期間内に検出された、限定された数の信号だけを許容するようにプログラムされている。例において、期間は、24時間であり、出勤および帰宅の記録のため−信号限度に4が設定され、各ペアのうちの一方は、移動の出発点、もう一方は、終点を表す。限度により大きい数が設定された場合、コンピュータは、最初および最後との一貫性のため付加的な信号をテストするようにプログラムされる。
さらに好ましい実施形態において、データベースは、各加入者の居住地住所詳細を含む。好ましくは、データベースは、加入者の職場(または他の通勤行き先)住所をさらに収容する。
さらに好ましくは、コンピュータは、加入者の居住地と移動イベント検出手段との間の距離を計算するためにプログラムされている。
好ましい実施形態において、コンピュータは、加入者の居住地と職場との間の距離を計算する。加入者は、システム・ユーザ・インターフェースを介して、2つ以上の居住地もしくは職場を登録することがある。
実施形態において、システムは、信号が現在期間中に最初に検出された時刻を記録する時間記録手段を含む。
請求する利用可能な報酬は、満たされた規準に依存する。実施形態において、コンピュータは、加入者が報酬を受ける権利を獲得したときを加入者に通知し、入手可能な報酬の範囲を指定するようにプログラムされている。好ましくは、コンピュータは、加入者に報酬をオンラインで選ぶことを促すようにプログラムされている。
実施形態において、報酬は、累進的であり、コンピュータは、報酬が請求されるたびにゼロに設定されるのではなく、資格取得移動イベントもしくは移動の累積距離についての加入者の得点が上昇するとき、金銭的な価値が増加する報酬を加入者に申し出るようにプログラムされている。実施形態は、予想される受益者加入者のプロファイルに従って、提示された報酬を適応させる手段を選択的に含む。
発明の第2の態様によれば、報酬システムへの加入者による望ましい通勤行動を認識し報酬を与える方法が提供され、該方法は、
システムへの加入者の電子登録および各加入者のアカウントを備えるデータ記憶手段を設けるステップと、
加入者移動イベントを追跡するため動作可能である追跡手段を設けるステップと、
移動イベントが通勤であるか否かを決定すること、
所定の規準に従って通勤毎のクレジット値を決定し、相応して関連する加入者のアカウントを更新すること、
加入者のクレジットの累積を報酬支給閾値と比較すること、そして、
報酬支給閾値を超える際に報酬を受ける資格を取得したことを加入者に通知すること
を行うようにプログラムされているコンピュータ手段を設け、動作させるステップと、
を備える。
発明のさらなる態様によれば、自分の職場へ通うために3個以下の車輪を有する非燃焼機関駆動式乗り物を利用する通勤者への報酬のシステムを動作させる方法が提供され、この方法は、
通勤者がシステムへの加入者として登録するためのオンライン手段を設けるステップと、
加入者に関連付けられた通信装置がシステムへの参加に関するソフトウェアであって、使用時に、装置が加入者に関連付けられた移動イベントを検出するのに使用されることを可能にさせるソフトウェアを受信することを可能にするためにホストコンピュータを動作させ、該装置をシステムに登録するステップと、
動作しているとき、検出された移動イベントに関するデータを装置に関連付けられた第2のコンピュータ手段によって記憶させるステップと、
該データを前記ホストコンピュータに通信させるステップと、
該第2のコンピュータおよび前記ホストコンピュータのいずれか一方もしくは両方に該加入者によって作成された移動イベントの記録を編集させるステップと、
報酬が加入者に与えられる規準を満たす移動イベントの記録をもつ加入者に報酬が与えられるという規準を前記ホストコンピュータに入力するステップと、
移動イベントデータから加入者が移動イベントの各々を行った手段を決定するアルゴリズムを実行し、
移動イベントデータから移動イベントが通勤であるか否かを決定し、それに応じてこの移動イベントにラベルを付け、
規準に対して記録をテストし、記録が規準を満たす場合に通知を出力する
ように、前記第2のコンピュータおよび前記ホストコンピュータのいずれか一方もしくは両方を動作させるステップと、
を含む。
望ましくは、移動イベントに関するデータは、様々な時刻での加入者のロケーションのデータを含む。加入者は、追跡が許可される特定の期間と許可されない他の期間とを設定する手段が提供される。
さらに、この方法は、好ましくは、加入者の通信装置がこれのロケーションを周期的に記録するためにリアルタイム測位手段を使用することを可能にすることを含む。リアルタイム測位手段は、全地球測位手段(GPS)を備えることがある。
発明のさらに好ましい実施形態において、ソフトウェアは、リアルタイム測位手段によって生成されたリアルタイム測位データを捕捉する命令を備える。
好ましくは、ソフトウェアは、加入者の通信装置、たとえば、携帯電話機がデータをホストコンピュータに転送する命令を含む。
さらに好ましくは、この方法は、リアルタイム測位手段のロケーションに関してリアルタイム測位手段に問い合わせるために、ホストコンピュータに信号をリアルタイム測位手段に放出させることを含む。
発明によれば、この方法は、加入者によって使用されるように、リアルタイム測位手段を加入者の身体、もしくは、自転車のような乗り物に固定するさらなるステップを含む。
実施形態において、コンピュータは、個人の加入者に関連付けられた、GPS使用可能な携帯電話機もしくは類似の装置の中に収容される。
好ましくは、コンピュータは、システムを動作させ、管理するようにプログラムされた、遠隔設置された第2のホストコンピュータと通信するように構成されている。
さらに好ましくは、携帯電話機およびホストコンピュータは、インターネットのようなグローバル・コンピュータ・ネットワークを介して通信するように構成されている。
さらに、発明によれば、第1の携帯電話機コンピュータが測位データを記憶し、データのコピーをホストコンピュータに送信するための命令を備える第2の命令のモジュールが提供される。
さらにその上、ソフトウェアは、好ましくは、第1の携帯電話機コンピュータによって実行されたとき、第1の携帯電話機コンピュータに加入者によって行われた移動イベントの特性を計算させる第3の命令のモジュールを備える。第3のモジュールは、好ましくは、第1の携帯電話機に事前に取り込まれた規準に従って移動イベントを分類させるさらなる命令を備える。
実施形態において、移動イベントは、通勤として、もしくは、訓練運動として、そして、任意付加的に、人力動力源もしくは化石燃料動力源として分類される。
通勤は、その結果、報酬を目的としたクレジットを得る資格がある移動イベントとしてフラグが立てられる。
発明が容易に理解され、実施されるように、今度は、添付図面を参照する。
第1の好ましい実施形態による発明のシステムの概略図である。 第2の実施形態による発明のシステムの概略図である。
発明は、自分の居住地と自分の職場もしくは学習場所のような資格取得勤務先との間を移動する通勤者が、システムに加入したとき、利益になる−たとえば、環境汚染物質を出さない、および/または、比較的健康に良い−移動モードを使用することに対して報酬を与えられることを提供する。さらなる報酬は、通勤者の代替的な移動形態のための専用移動手段を利用することにより、自走式多乗員車両のため道路を解放することに対して発生する。適当なこのような形態には、人力動力源機器、たとえば、自転車と、Segway(商標)個人用輸送車および電動アシスト自転車のような電動輸送手段とが含まれる。特に、システムは、一般に化石燃料式輸送手段を用いて通勤することになっていた通勤者に報酬を与えようとする。輸送モードが「利益になる」と考えられるか否かは、システムの管理者もしくは運用者によって決定され、好ましくは事前合意または法定の基準の適用による。
システムへの加入者は、個人の通勤者でもよく、もしくは、通勤者のグループを備えることがある。グループ加入者は、複数の通勤者、たとえば、クラブの会員もしくは組織の従業員を備える。グループの会員は、排出量節約目標もしくはフィットネス目標のような共通の目的のため取り組んでいることがある。会員は、各々が個人のアカウントを保有し、雇用主は、自分の固有の利益のための別個のアカウントを保有するであろう。
各通勤者に関連付けられているのは、電磁信号を放射する信号放射装置である。信号は、装置、個人の通勤者であると考えられるこの装置の関連したユーザ、または両方を一意に識別する手段を収容する。識別手段は、コードもしくはコンピュータ読み取り可能な識別データの電子ファイルであり、このようなコードもしくはデータに関連付けられた加入者にマッピングする。
信号は、放射装置が受信範囲内にあるとき、信号受信機が設置された信号検出局で受信可能である。検出局は、固定されている。
典型的な第1の実施形態において、指定された自転車通勤経路に位置している。この局は、受信機用の保護筐体を備える。選択的に、この局は、受信機用の電源をさらに装備している。太陽電池パネルおよび蓄電池のような持続可能な電源が利用されると有利である。装置送信機、たとえば、E−タグの範囲は、好ましくは、加入者が検出局の直ぐ近くを通過するように自分の自転車に指定自転車道路を辿らせることを確実にするため、たとえば、2mから5mまでの距離に、より好ましくは、約3mに送信機を構成することによって制限される。
自分の装置が受信された信号を放射した、もしくは、放射している加入者の識別情報は、信号の中の識別手段をコンピュータ管理データベース内でこの識別子に関連付けられた加入通勤者の名前と一致させることにより決定される。コンピュータは、次に、検出局における通勤者加入者の信号検出の事実を記録するために、通勤者加入者に関連付けられたアカウントを更新させる。このようにして、加入者によって行われた移動の記録が作成される。コンピュータは、各移動から生じるデータ内で受信された詳細を所定の規準と比較し、この移動が利益になる通勤としての資格を取得しているか否かに関して決定し、値をこの移動に割り当てるようにプログラムされ、この値は、その後、当該加入者のアカウントに入れられる。加入者が(個人の雇用主のような)グループ加入者の会員である場合、雇用主のアカウントは、同様に、知っておく必要がある基本的な知識に基づいて、グループの中の他の会員のアカウントのように、更新されるであろう。これは、グループ会員による移動イベントの個人の詳細は共有されないが、(たとえば)グループに対する合計は共有されることを想定する。さらに、利益にならない通勤は、(プロファイル要素のため)可能であれば、同様に記録されるべきである。
記録もしくはアカウントがある種の予め確立された規準を満たすとき、加入者が報酬もしくはある範囲の報酬を得る資格を取得するか否かに関する決定が行われる。加入者が資格を取得する場合、コンピュータ手段は、報酬を記録もしくはアカウントに関連付けられた加入者に割り当て、加入者の選択で、それに応じて通知を発行し(もしくは単に資格取得を記録し)、または、加入者が報酬の組からの1つ以上を得る資格を取得することを加入者に通知する。この通知は、好ましくは、加入者の電子メールアドレスへのインターネットを介して、ソーシャル・メディア・ページ、もしくは、テキスト・メッセージを介して、または、これのプログラミング、通勤者利用者によって好まれたアプリ通知設定に従って、たとえば、電話およびメッセージを使って報酬資格取得警告を発行する加入者の携帯電話機上のアプリを用いて送信される。好ましくは、通知は、加入者が利用可能な選択肢の中から、加入者が報酬を閲覧する、請求する、命令する、または、確保するインターフェースを定義するウェブサイトへのハイパーリンクを含む。
信号放射装置は、通勤加入者の自転車、たとえば、フレームまたはシートもしくはサドルの下に取り付けられた、あるいは、加入者の身体に携行されるトランスポンダ、もしくは、RFIDのような専用信号放射装置でもよい。代替的に、信号放射装置は、携帯電話機もしくはタブレットまたは類似の、特に、スマートフォンのような携帯通信装置でもよい。
非限定的な例において、システムは、検出局までの加入者の信号放射装置の近接性を記録するリアルタイム・ロケーション・システム(RTLS)を利用する。RTLSは、加入者に関連付けられた送信機装置によって放射された信号を受信する受信機を含む。
一例として、RTLSは、当該加入者アカウントの処理および更新のためのサーバーコンピュータへのオンワード送信のため、信号放射装置に関連付けられた加入者を識別するデータファイルを検出局に送信するために電話機と検出局との間でBluetooth(登録商標)通信を使用する。この結果、各加入者の送信装置により、または各加入者の送信装置に関連して着手される移動の記録がシステムに寄せ集められる。
報酬システムは、システム運用者もしくは所有者によって設定された規準に従って、認識された利益と共に増加するクレジット値に基づくであろう。実施形態において、報酬システムは、各加入者が、特定の日に選択された移動形態に従って、基本授与クレジットを受け取ることを規定する。付加的な報酬は、自転車で走った距離に従って割り当てられるであろう。ある一定の日は、文化的もしくは宗教的慣習に従って異なった管轄区域に包含もしくは除外されることがある。
気象予報士が厳しい天候条件を予測する状況において、クレジットは、ある一定の移動モードに対して増加させられ、他の移動モードに対して減少させられることがある。たとえば、極端なスモッグが予報されたとき、加入者は、自転車のような屋外形態の代わりに大量輸送機関を使用することにより、比較的安全な大気条件に留まるように奨励される可能性がある。自転車に乗ることに対するクレジット値は、その日もしくは期間に対して低減され、列車移動に対して増加されるであろう。
単に一例として、発明による報酬システムは、1年当たり個人の加入者毎に最大で240回の往復移動に基づいている。1.50ドルというクレジットが距離とは無関係に1回の移動毎に加入者のアカウントに支払われると仮定する。移動したと考えられる付加的な距離は、以下のとおり報酬が与えられる。
>3kmより長く、5kmより短い場合、追加クレジットは、0.50ドルである。
>5kmより長く、10kmより短い場合、さらなる追加クレジットは、0.50ドルである。
>10kmより長く、20kmより短い場合、さらなる追加クレジットは、0.50ドルである。
>20kmより長く、40kmより短い場合、さらなる追加クレジットは、0.50ドルである。
>40kmより長い場合、さらなる追加クレジットは、0.50ドルである。
その結果、通勤日1日当たりに加入者が入手可能な最大クレジットは、加入者がその日に40kmを超えて移動した場合、4ドルである。
図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態において、全体的に符号10によって示されたシステムは、システムへの各加入者のレコードを収容しているデータベース14にアクセスするコンピュータ12を備える。加入者は、自転車によって自分の居住場所Aと職場Bとの間を移動し、加入することを選ぶ通勤者である。加入料は、システムの管理者によって課されることがある。
加入者データは、情報フィールド、特に、各加入者の識別情報と、加入者の居住地住所とを含む。選択的に、加入者データは、加入者の職場住所、他の連絡先詳細、誕生日、および銀行口座詳細に関するデータをさらに収容することがある。
データベース内の各加入者レコードに割り当てられているのは、アカウント16である。
加入者20がシステムに加入するとき、加入者は、無線周波識別タグ(RFID)の形をした信号放射装置30をさらに受け取り、この無線周波識別タグは、この加入者にマッピングされた識別コードを収容している無線信号32を放射するためにセットアップされている。信号は、タグがブロードキャストの範囲内に入ってくる際に受信機からブロードキャストされた刺激に応答して放射される。
CBDに至る指定自転車道路上に戦略的に設置され、かつ、適当なアンテナ24および信号受信機、本例では、(当該技術分野で周知の構造をもつ)E−タグリーダーを装備した検出局22の送受信範囲内に接近するとき、RFID信号がアンテナを介して受信され、コードが受信局からさらなる無線送信によって、コンピュータ12とつながっているアンテナ18に通信される。このようなさらなる送信物は、携帯電話機ネットワーク、および/または、インターネットのようなグローバル・コンピュータ・ネットワークを使用して無線送信されることもあり得る。
当然ながら、当業者によって認識されるように、コードは、無線通信される必要は全くないが、データ送信ケーブル、たとえば、光ファイバケーブルを備える固定電話のような代替的な手段を使用することにより受信局22とコンピュータ12との間で通信される必要がある。
加入者の放射装置が局22で検出されない場合、明らかに、対応する信号がコンピュータ12に送信されないであろう。
検出局受信機は、図1に34として表された、指定自転車道路を越えたところからのRFIDタグ信号の刺激を取り除く距離に限定されたブロードキャスト範囲を有する。その結果、加入者が自動車道路36を使って移動することを選択する、もしくは、車両38で自分の自転車を輸送する、または、なお悪いことに、自動車を運転している、もしくは、バス40で移動している間に自分のRFIDタグを身につけて運ぶ場合、このRFIDタグは、これの信号を放射するために刺激されることなく、従って、検出局で登録されることなく、加入者の自動車移動は、クレジットおよび報酬目的のため認識されないという結果になるであろう。
コンピュータ12は、データベース14およびアカウント16に定期的に問い合わせを行い、報酬のため適用可能な規準もしくは規準群を満たすこれらのアカウントのための所定の報酬規準もしくは規準群に対してアカウント状態をテストする。加入者のアカウント16が資格を取得していることが分かったとき、この事実を公表するために通知44が出される。この通知は、システムの管理者、そして、選択的に当該加入者に直接的に、もしくは、管理者による承認に続いて出される。
本発明の好ましい実施形態において、報酬クレジット値は、加入している通勤者が通勤で移動する距離に基づいている。この距離は、加入者によって与えられた住所から検出局まで計算される。コンピュータは、当初に提出された自宅住所および職場住所と、そして、最終信号検出局の住所と照合するように事前にプログラムされている。
発明の代替的な実施形態において、距離は、加入者の居住地住所から、ほぼ例外なくCBD内の中心に位置しているので、都市の郵便本局まで計算される。
加入者がより大きい、もしくは、より頻度の高い報酬を獲得するために、自分の居住地住所として、自分の実際の住所よりCBDから遠く離れている住所を提供する事例を削減するために、加入者によって提供されたデータは、雇用主もしくは大学または地方自治体(たとえば、選挙人名簿)など(プライバシー条件を必要として)によって保持されたデータと照合されることが想定される。このような検査は、好ましくは、時々もしくはその場その場で、自動照合を用いて達成され、そして、識別情報およびその他の詳細を検証するまで拡張される可能性がある。
代替的に、加入者は、システムに登録する際に自分名義の光熱費口座のような自分の居住地住所の十分な証拠を提示することを要求されるであろう。
さらに、行き先住所は、移動が通勤としての資格を取得することを保証するために、定期的にもしくはその場その場で、照合/検証される必要がある。これは、移動が職場への通勤であり、かつ、雇用主がアカウントを作成している場合、または、通勤が大学への移動であり、かつ、大学がアカウントを作成している場合、簡単である。雇用主もしくは大学などがスキームに参加していない場合、検証は、公知の地図もしくは住所詳細を使って通勤者によって入力された通勤の種類および通勤行き先に関する詳細を単に検査することを含めて、ある程度の数の他の方法で達成されることがあり得る。
選択的に、システムは、指定自転車道路ゾーンを越えたところからの信号を刺激もしくは検出し、次に、以前に記録された有効移動に対するクレジットを控除することにより当該加入者のアカウントにペナルティを科す手段を含む。これは、システムを欺こうとしない動機を高めることを目的としている。
コンピュータは、選択的に、しかし、望ましくは、都市公共交通機関、もしくは、輸送運営業者のウェブサイトのようなウェブサイトにリンクされている。ウェブサイトは、望ましくは、加入者が:
システムに登録すること、もしくは、加入することと、
システムで使用される送信装置、たとえば、E−タグもしくはその他のRFIDに命令することと、
加入者の移動アカウントおよび移動関連クレジットを監視することと、
オンラインで(もしくは、そうでなければ、電子的に)報酬を請求することと、
加入者もしくは加入者の代理人によって参加している報酬支給組織で提示されたとき、金銭的もしくはその他の報酬に変換可能である加入者のクレジットアカウントを記録する引換券をダウンロードもしくは印刷することと、
を可能にするために、加入者オンラインアクセスを許可することに注力されたページを有する。
さらなる実施形態において、加入者は、必ずしも個人である必要はないが、個人のグループ、もしくは、1人以上の通勤する個人によって代表される企業体のような組織でもよいことが想定される。このようなグループは、単一加入者として、もしくは、個人のグループとして単一のアカウントに、または、個人のグループとして予め確立された取り決めに従って処理される個々のアカウントに登録することがある。たとえば、グループ内の個人は、自転車によって通勤する自分の個人の努力に対して報酬が与えられ、個人の組織は、登録または加入グループの一部としてこの組織の個人の通勤者が行った通勤の回数に対して報酬が与えられる。
発明は、指定自転車経路上に2つ以上の信号検出受信機を有するシステムに及ぶ。このようなさらなる受信機から収集された付加データは、移動データを検証し、自分の職場もしくは居住地が都市の異なった区域にある通勤者の要求を満たすため使用される可能性がある。各々が1つ、好ましくは、複数の受信機を有する複数の指定自転車経路が制定されることがさらに想定される。
このようにして、システムは、モジュールで開発され、自転車道路網を対象とするために受信機が位置している検出局のネットワークに拡張される可能性がある。このようにして、報酬は、単に1週間の労働時間中に働くためではなく、特別なイベントのため自転車によって移動する加入者に与えられることがある。
移動データが収集され、計数される特定の期間の設定は、法定休日、または特別なイベント期間およびオフピーク期間を考慮に入れるために適応できる。期間および特別な期間に適用できる報酬規準を設定することにより、人々がピーク時間帯以外のような促進期間中に自転車に乗ることが誘発される可能性がある。
別の実施形態において、発明は、システムに加入し、インターネットのようなグローバル無線通信ネットワークを介して、装置からロケーション関連データを受信する基地コンピュータと通信する特定の装置に関連付けられ、各々の個人の装置を認識し、装置もしくは装置の利用者である指名された加入者に関連付けられたアカウントをロケーション関連データで更新する、運動中の利用者に携帯し易くするため適合した複数の携帯GPS可能装置を備えるシステムを提供する。
一変形において、システム基地コンピュータは、未加工形式でデータを受信し、このデータが関係する利用者を識別し、このデータを利用者のアカウントにアップロードする。さらに、このシステム基地コンピュータは、利用者が報酬を得る資格を取得するか否かを決定するために通信および計算を行う。ユーザが資格を取得する場合もしくは取得したとき、通知を当該利用者に発行することがプログラムされている。
代替的な版において、(スマートフォンの場合のように)利用者装置は、利用者の移動イベントに関するデータおよび報酬規準に関するデータを記憶し、そして、利用者の報酬状態を計算するために十分な計算能力が搭載されている。利用者装置が、利用者は報酬を受ける資格を取得した、と決定したとき、利用者装置は、利用者が資格を取得したという通知を利用者(そして、選択的に報酬管理機関)に発行するであろう。この通知は、好ましくは、利用者がその後に報酬支給機関で提示し、機関が発行する報酬を請求することができる一意の数もしくはバーコードなどと共に、引換券の形をした値トークンを含むであろう。引換券は、航空会社およびイベント管理で見られるような当該技術分野で周知の手段によって利用者のスマートフォン上に電子的に発行される。
別の実施形態において、コンピュータ機能は、基地コンピュータと利用者装置との間で共用される。本例において、信号放射装置によって放射された電磁信号は、装置を識別する手段、個人の通勤者であると考えられるこれの関連した利用者、または、両方を収容し、その上、装置のロケーションを収容する。識別手段は、コードもしくはコンピュータ読み取り可能な識別データの電子ファイルであり、このようなコードもしくはデータに関連付けられた加入者にマッピングする。信号は、インターネットのようなグローバル通信ネットワークを介して送信されるように放射され、インターネットを介して信号をダウンロードすることにより、システムの管理者によって管理もしくは動作されたコンピュータにより受信される。
信号は、規則的な間隔で放射され、受信側コンピュータが装置のロケーション、および、それ故に推定される利用者のロケーションの変化を検出し追跡することを可能にさせる。
好ましい実施形態において、コンピュータは、コンピュータが経時的に追跡した利用者装置のロケーションの変化が通勤を表す変位を構成するときを認識し、そして、この変位を特定の種類の通勤、特に、自転車で行われた通勤として分類するために設計されたアルゴリズムを用いてプログラムされている。種類の認識は、変位の速度および方向一貫性を見かけ上の開始ロケーションおよび最終ロケーションと共に計算することに基づく。認識は、好ましくは、加入者によって、もしくは、他の加入者によって行われた、異なった種類の過去の移動についての履歴データを参照することによっても補助される。
プログラミングの結果として、コンピュータが一連の変位を通勤として認識するとき、コンピュータは、通勤に関するデータを利用者のため開設されたアカウントに追加し、通勤にフラグを立てるか、もしくは、そうでなければ、自転車(もしくはその他の)通勤としてラベルを付ける。ユーザが資格取得通勤、または、通勤として認識された移動イベントによって対象とされた所定の資格取得距離に対する所定の数のクレジットを蓄積したとき、通勤者は、自分が報酬の資格を取得したことを通知される。
図2を参照して、発明の別の例について説明する。全体として符号10によって示されたシステムは、システムへの各加入者のレコードを収容しているデータベース14にアクセスする基地コンピュータ12を備える。加入者は、自転車によって自分の居住場所Aと職場Bとの間を移動し、自分の個人的な立場で、もしくは、自分の雇用主のような組織を通じて加入することを選ぶ通勤者である。加入料は、システムの管理者によって課されることがある。
加入者データは、情報フィールド、特に、各加入者の識別情報と、加入者の居住地住所と、ネットワークIPアドレスおよび電子メールのような電子連絡先詳細とを含む。選択的に、加入者データは、加入者の職場住所、他の連絡先詳細、および銀行口座詳細に関するデータをさらに収容することがあり、銀行口座詳細は、たとえば、加入者の依頼により、引き落とし注文によって加入金を自動的に控除する目的、または、金銭もしくはクレジットに思われる報酬が加入者に支給されるとき、報酬を支給する目的のためである。
データベース内の各加入者レコードに割り当てられているのは、アカウント16である。
加入者20がシステムに加入するとき、加入者は、自分の携帯インターネット使用可能かつGPS使用可能装置30にダウンロードされたソフトウェアをさらに受信し、この装置は、複数の全地球測位衛星22と通信し、この加入者にマッピングされた識別コードを収容している無線周波信号32を放射するようにセットアップされている。信号は、装置30が接続されている携帯電話網を介して、周期的に基地コンピュータ12からブロードキャストされた刺激に応答して放射される。
信号32は、タワーを送受信する携帯電話網のアンテナ18を介して受信され、コードは、インターネットを介して受信局から、基地コンピュータ12と通信するモデム19に通信される。このようなさらなる送信物は、携帯電話機ネットワークを使用して代替的に無線送信されることがあり得る。
特に、コードは、インターネットを介して、もしくは、無線で通信される必要は全くないが、データ送信ケーブル、たとえば、光ファイバケーブルを備える固定電話のような代替的な手段を使用して受信局22とコンピュータ12との間で通信される必要がある。
基地コンピュータに送信されたデータの暗号化は、望ましいが、必須ではない。しかし、このデータを暗号化することは、偽データを生成する方法を見つける悪徳加入者の危険性のために、好ましいと考えられる。付加的に、このようなデータの暗号化は、プライバシー考慮のため望ましい。
自転車に乗って通勤することに対する報酬を受け取るために登録した加入者の例において、コンピュータは、報酬目的のため、指定された期間中に追跡され、特定の加入者のアカウントのクレジットに書き込まれた第1の通勤だけを考慮するようにプログラムされている。本例において、期間は、平日の真夜中12時から真夜中までである。GPS装置30のさらなる変位を意味する加入者の一意の識別コードを搬送する付加的な信号の時刻が記録されるが、自転車に乗って出勤する通勤者は、24時間以内に自転車に乗って帰宅するという仮定の下に、1回の通勤だけが認識されるであろう。このようにコンピュータをプログラムすることにより、装置30の読み取り誤り、および、さらに不正反復ロギングまたは移動の危険性は、取り除かれると、考えられる。
代替的に、前述の第1の実施形態に関連して記載されたように、コンピュータは、規定された期間内に繰り返し受信された信号を無視するようにプログラム可能である。この期間は、通勤者がシステムを動作させるためにプログラムされる方法に気付くのを回避するために、不正防止装置として、日によって変化するようにプログラムされる可能性がある。
採用されたGPSシステムの精度は、システムコンピュータによって自転車に乗っていることが決定された加入者が、図2に34として示された指定自転車道路を辿っているか否かをシステム基地コンピュータが決定することを可能にさせる。その結果、加入者が自動者道路36を使って移動することを選択した場合、もしくは、車両38で自分の自転車を輸送する場合、または、なお悪いことに、自動車を運転している、もしくは、バス40で移動している間に自分の携帯電話機を身体に携行する場合、コンピュータにプログラムされたソフトウェアは、移動イベントを検出し、この移動イベントがどのカテゴリーに含まれるべきかを決定する。移動イベントの区間および対象とされた距離と、1日の同じ時刻に加入者もしくは他の加入者によって以前に行われた同様の本物の自転車に乗る通勤の履歴とに基づいて、移動イベントは、自転車よって達成されたのではなく、加入者の車両移動は、報酬目的のため認識されなかったという結果を生じた、という結論を出す。
コンピュータ12は、データベース14およびアカウント16に定期的に問い合わせを行い、報酬のため適用可能な規準もしくは規準群を満たすこれらのアカウントのための所定の報酬規準もしくは規準群に対してアカウント状態をテストする。加入者のアカウント16が資格を取得していることが分かったとき、この事実を公表するために通知44が出される。この通知は、システムの管理者、そして、選択的に当該加入者に直接的に、もしくは、管理者による承認に続いて出される。
発明は、自転車に乗った通勤以外の移動イベントが認識されるための手段を提供するまで及ぶ。このようにして、観察されたプライバシー制約、もしくは、加入者によって放棄されたこのような制約の影響下で、データバンクがすべての移動イベント、もしくは、経時的に報告された加入者装置の変化するロケーションで識別され、かつ、表現される選択された種類の移動イベントを記録し分類するために構築される可能性があり、加入者のプロファイルの構築を可能にさせる。
システムは、通勤イベントのための入力を開始するとき、行き先住所に加えて通勤の目的を明らかにするように加入者に促すインターフェースを提供する。たとえば、加入者は、郊外「モスマン・パーク」にある食料品店を参照して、「コールズ」として自分の行き先を入力すると共に、「食料品買物」として種類/目的を入力する。アプリは、次に、加入者が後で承認もしくは修正する適切な住所を生成する。加入者が前記コールズに到着し、アプリがアプリの装置ロケーションを比較したとき、アプリは、このロケーションを目的とする行き先であると認識し、他の関連規準が満たされた場合、クレジットを受ける資格を取得した通勤としてこの移動イベントを記録する。
発明は、さらなる実施形態において、加入者が所望の時点でいつでも自分のロケーションの送信を禁止する手段を提供する。その上、このような手段は、選択された時点もしくは間隔で提示されるように、または、装置が予め設定された初期設定もしくは利用者が予め選択した期間に亘ってロケーションを著しく変化させなかった後に提示されるように、加入者によって選択される可能性があるプログラムされたプロンプトを含む。
さらに、好ましい実施形態において、装置は、カレンダーに従って、1日のうちの予め設定された時刻に、もしくは、1週間のうちのある特定の曜日にロケーション記録を再開するようにプログラムされている。たとえば、装置は、加入者が帰宅するため自分の職場を出ることを予定している時刻である(法定休日を除く)各平日の夕方17時15分にウェイクアップするようにプログラムされることがあり得る。
装置は、明け方から夕暮れまでのような特定の時間帯に加入者のロケーションを連続的に監視し、そして、その後、加入者のロケーションが、この加入者の以前のレコードに基づいて、認識されたパターンに一致することが分かったとき、このロケーションを通勤の開始として識別するようにプログラムされることがあり得る。別の例において、加入者の自宅および職場のロケーションは、コンピュータに記憶され、これらのロケーション間での装置の移動は、これらの移動が自転車に乗ること、歩くこと、ゆっくり走ること、走ること、もしくは、システム規準に従って想定され、かつ、定義されるように利益になる移動形態を構成するその他の種類の肉体運動と一致するか否かを決定するために追跡される。
時々、装置に記憶されたデータは、クラウドストレージもしくは基地コンピュータに関連付けられたストレージにアップロードされる。この設備は、装置が紛失、破損もしくは破壊された場合に、データの損失から保護するのを助ける。
加入者が自転車に乗る通勤者である場合、システムは、コンピュータが移動した距離の単位、完了した通勤の回数、もしくは、両方に基づいて、報酬クレジットを通勤者に割り当てるためにプログラムすることを含む。通勤の時刻、気候条件、月日もしくは季節、または、辿った経路のような他の規準は、クレジットの授与およびクレジットの個数に考慮されることがある。ボーナスクレジットは、特定の経路を辿ること、または、1日のうちの特定の時間帯に移動することに対して授与されることがある。報酬クレジットは、雨天に移動することに対して、または、温度が所定の温度を超えること、もしくは、予め定められた閾値温度まで上昇しないことが予報されたとき、または、汚染レベルが上昇したとき、または、国際石油価格が上昇したとき、もしくは、比較的低いときにさらに獲得されることがある。通勤者心理入力は、報酬支給モデルに組み込まれることがある。
通勤者のロケーションのデータを収容している信号は、受け取られ、たとえば、システム管理コンピュータのウェブサイトを介して、システム管理コンピュータに後でアップロードするため装置の搭載コンピュータメモリに記憶されるか、または、データ転送のための無線インターネットリンク(もしくは、当該技術分野で利用可能な適当な代替案)を使用して、直ちにアップロードされる。

加入者の識別情報、どの加入者の装置が受信された信号を放射した、もしくは、放射しているかは、信号内の識別手段をコンピュータ管理データベースの中でこの識別子に関連付けられた加入している通勤者の名前と照合することにより決定される。コンピュータは、その後、通勤者加入者の信号放射装置がこれの特定の位置にあるという事実を記録するために、通勤者加入者に関連付けられたアカウントを更新させる。このようにして、装置のロケーションの変化と、さらに進めると、加入者によって行われた通勤とのレコードが作成される。レコードもしくはアカウントがある一定の予め制定された規準を満たすとき、加入者が報酬、もしくは、さらに、ある範囲の報酬を受ける資格を取得したか否かに関する決定が行われる。加入者が資格を取得した場合、コンピュータは、報酬をレコードもしくはアカウントに関連付けられた加入者に割り当て、そして、加入者の選択で、それに応じて通知を出し、または、加入者が報酬の組からの1つ以上の報酬に対する資格を取得したことを加入者に通知するようにプログラムされている。この通知は、好ましくは、インターネットを介して加入者の電子メールアドレス、ソーシャル・メディア・ページに、または、自分の携帯通信装置上のテキスト・メッセージもしくはブザー警報によって送られる。
信号放射装置は、通勤加入者の自転車、たとえば、フレームまたはシートもしくはサドルの下に装着された、あるいは、加入者の身体に携行されるGPSのような専用信号放射装置でもよい。代替的に、信号放射装置は、携帯電話機、特に、GPS可能なスマートフォンのような携帯通信装置でもよい。
非限定的な例において、システムは、加入者の信号放射装置のロケーションを記録するためリアルタイム・ロケーション・システム(RTLS)を利用する。このRTLSは、加入者に関連付けられた送信機装置によって放射された信号を受信する受信機を含む。
一例として、RTLSは、当該加入者アカウントの処理および更新のためのサーバーコンピュータへのオンワード送信のため、信号放射装置に関連付けられた加入者を識別するデータファイルを通信塔に送信するために電話機と携帯電話機通信塔との間で標準的な3Gもしくは4G携帯電話機データ通信を使用する。この結果、各加入者の送信装置によって行われた、または、送信装置に関連付けられた通勤のレコードがシステムに寄せ集められる。
適合規準もしくは規準の組を満たす加入者に与えられた報酬は、通勤者の価値があるとして認識される形をしている。たとえば、この報酬は、金銭的でもよく、もしくは、最も頻繁な自転車通勤者だけのため確保された専用高速通勤車線を使用する権利を資格取得通勤者に授与することがある。この報酬は、都市内の特定の自転車通勤者関連設備を使用する権利の形でもよい。明らかに、可能性のある報酬の範囲は、無制限である。
報酬システムは、自分のアカウントのため行われた通勤が検出された各々の日に基本特典クレジットを受け取る各加入者に基づいている。この基本クレジットは、様々なライセンス要件に合わされることがある。追加報酬は、自転車に乗った距離に従って割り当てられるであろう。
本発明の好ましい実施形態では、報酬は、加入している通勤者が自転車で通勤する距離に基づいている。この距離は、加入者の携帯装置、典型的に、加入者のGPS使用可能なスマートフォンに関連付けられたGPSのようなリアルタイム・ロケーション手段から計算される。
選択的に、システムは、自転車によって通勤していると決定されたとき、利用可能な指定自転車道路を越えて位置する区域内で加入者の存在を検出し、その後、クレジットを控除することによって当該加入者のアカウントにペナルティを科すプログラミング手段を含む。これは、システムを欺こうとしない動機付けを高めること、および、加入者が指定された通勤者、自転車または走者道路から離れないことを目的としている。代替的に、システムは、専用自転車道路もしくはその他の道が利用可能であり、かつ、使用されない際に道路上の移動を速度ゼロとし、自転車道路を使用することを選ぶことに対してボーナス値を授与するようにプログラムされることがある。
コンピュータは、選択的に、しかし、望ましくは、システム管理者、都市公共交通機関、もしくは、輸送運営業者のウェブサイトのようなウェブサイトにリンクされている。ウェブサイトは、望ましくは、加入者が:
>システムに登録すること、もしくは、加入することと、
>送信装置、たとえば、システムで使用するため適合した携帯電話機もしくはGPS装置に命令することと、
>システム基地コンピュータとインターフェースをとるアプリケーション・ソフトウェアをダウンロードすることと、
>加入者のアカウントおよび関連クレジットを監視することと、
>報酬を電子的に請求することと、
>加入者もしくは加入者の代理人によって参加している報酬支給組織で提示されたとき、金銭的もしくはその他の報酬に変換可能である加入者のクレジットアカウントを記録する引換券をダウンロードもしくは印刷することと、
>小売店、フィットネス・サービス・プロバイダ、または自転車修理作業場のような参加型報酬供給組織にオンライン注文を出すことと、
を可能にするために、加入者オンラインアクセスを許可することに注力されたページを有する。
システムがスポンサーのウェブサイトとインターフェースをとり、スポンサーから生じる聴覚および/または視覚情報の表示が加入者に出力されることを可能にすることは、発明の範囲に含まれている。このような出力は、具体的なイベントの発生時に、たとえば、プログラム・アプリケーションが開始、もしくは、停止するとき、移動イベントの最後に、特に高い報酬獲得通勤の最後に、悪条件で実行されるイベントのように、低い気温もしくは高い気温のように、高速で、または、著しい高度変化に伴って、現れるようにプログラムされることがあり得る。
代替的に、このような出力は、移動イベントの間に、規則的な間隔で、もしくは、ある日の具体的なタイムスロット、たとえば、ピーク通勤時間帯である7時15分に現れるようにされることがある。
付加的に、もしくは、代替的に、システムは、アプリが公共交通機関データベースにアクセスし、具体的な出来事に対する目的とされた報酬を可能にさせる発券/イベントデータベースとインターフェースをとり、それ故に、所望の公共通勤を奨励するようにプログラムされている。たとえば、加入者は、ボーナスクレジットまたはフットボールゲームへの無料公共交通機関を受け取る。
加入者に関連付けられた装置、特に、携帯スマートフォン、あるいは、手首、腕もしくは胴の周りに着用されるような、または、メガネもしくはヘッドギアに組み込まれたその他の着用計算装置は、測位装置以外の監視器具からリアルタイム・データを受信するために発明のシステムに従ってさらにプログラムされることがある。このような入力の例は、心拍数、体温、血圧などを含む。環境条件に関連するような外部データは、同様に役立つように受信され、そして、入力される。これらは、気温、高度、大気汚染レベル、雑音レベル、相対湿度、大気圧、および風速を含む。
心臓モニターの場合のように、監視器具が加入者の身体で運ばれる場合、リアルタイム・データは、Bluetooth(登録商標)トレードマークの下で知られているような無線通信プロトコルによって加入者装置(たとえば、スマートフォン)に通信されることがある。好ましくは、スマートフォンは、関連する所望の変数を検出するために注力された内蔵もしくは増設センサ・アタッチメントを有するか、または、たとえば、インターネットを介して、ブロードキャスト機関から、リアルタイム環境データを受信するようにプログラムされている。
発明は、複数の指定自転車経路が確立され、各指定自転車経路は、加入者によって使用されたとき、ボーナスクレジット、もしくは、自動車交通専用の道路から離れていることに対する報酬によって利益を獲得するシステムまで及ぶ。
このようにして、システムは、自転車道路のネットワークへの拡張のためのモジュールにおける開発のため構成されている。このように、報酬は、1週間の労働時間の間に労働するためだけではなく、加入者の日々の経路(買物、医者訪問、郵便局など)を辿るか、または、特別なイベントに移動するかとは無関係に、利益になるモードによって移動することを選んだ加入者に与えられることがある。このようなイベントは、交通混雑および駐車場問題が生じることが予想される展示会、ラリー、大きなスポーツ行事、コンサートなどでもよい。
移動イベントデータが収集され、計数される具体的な期間の設定は、法定休日、特殊なイベント期間、およびオフピーク期間を考慮するために適応可能である。期間および特別な期間に適用できる報酬規準を設定することにより、人々がピーク時間帯以外のような促進期間中に自転車に乗ることが誘発される可能性がある。
本発明の利点は、通勤者による本発明の採用がバスおよび列車のような代替的な交通機関と道路網とに対する平日のプレッシャを軽減する可能性があることである。このことは、CBD内の交通混雑の軽減、および、CBD駐車場資源へのプレッシャの軽減という結果を生じることが期待される。しかし、システムは、他の都市区域もしく集中した車両交通を招く会場、たとえば、CBD以外の大学、カレッジ、スタジアム、工業地域または商業地域に適用される可能性がある。このシステムは、前述の他の健康および環境利益のためより人口の少ない区域に拡張される可能性もある。
別の利点は、加入者が積極的な加入者として参加している間に、加入者の健康状態が改善し、維持される可能性があることである。これは、州もしくは政府の健康管理要件のコストの削減をもたらし、資源の再割当を可能にするであろう。
環境的な利点は、自転車に乗ること、走ること、および歩くことの増加に起因するCBD環境の改善と、関連した自動車の使用の削減とが期待されることである。化石燃料消費が回避されることによる汚染レベルの低下を含む、より広い環境的な利点が導かれることが期待される。
道路安全性は、通常の道路ではなく、指定自転車道路、自転車道路、および共用道路を使用する動機が自転車に乗る人、および、走る人に与えられることを通じて得られる。泳ぐ人は、パトロールされた交差ゾーンで川もしくはその他の水路を渡ることを奨励される可能性がある。
本発明において提示されたシステムの主要な利点は、個人の加入者がより多く運動するほど、より優れたレベルの健康上の利益、金銭的な利益もしくは物質的な利益のいずれかを問わずに、個人の加入者がより多く個人的に報酬を取得することである。同時に、地域社会は、公衆衛生経費の低下を通じて利益を得る。
これらの実施形態は、発明の報酬の方法およびシステムの特定の例を単に例示するのみである。本開示から獲得された知見によって、当業者は、特許請求の範囲に記載された発明を実施するために用いるさらなる実施形態を見つけるのに有利な立場にある。

Claims (37)

  1. システムへの加入者による望ましい通勤行動を認識しかつ報酬を与えるシステムであって、
    前記システムへの加入者の電子登録および各加入者のアカウントを備えるデータ記憶手段と、
    加入者移動イベントを追跡する追跡手段と、
    コンピュータ手段であって、
    前記移動イベントを通勤として分類する所定の通勤資格取得規準を満たすか否かを決定し、
    所定の値規準に従って各通勤に対するクレジット値を決定し、かつ前記決定された値に関連付けられた加入者のアカウントを更新し、
    加入者のアカウントの値の累積を報酬支給閾値と比較し、かつ
    前記報酬支給閾値を超える際に報酬を受けるのに相応しい資格を取得したことが前記加入者に通知されるように
    プログラムされているコンピュータ手段と
    を備えるシステム。
  2. 前記データ記憶手段が、個人の加入者データを収容し、移動イベントが、前記追跡された移動イベントのデータを前記個人の加入者データと比較することに基づいて通勤としての資格を取得することが決定される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記加入者データが、前記加入者の住所を備える、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記加入者データが、前記加入者の労働時間を備える、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記加入者データが、前記加入者の以前に追跡された移動イベントに関連したデータを備える、請求項2に記載のシステム。
  6. 前記以前に追跡された移動データが、前記加入者に関連付けられた通勤移動出発点ロケーションおよび通勤移動終点ロケーションを含む、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記クレジット値が、所定の利益規準に従って算出された、通勤の利益になる効果の関数である、請求項2に記載のシステム。
  8. 前記通勤がセグメントを備え、前記クレジット値が各セグメントの値を考慮して決定される、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記クレジット値が、前記通勤セグメントまたはそれぞれの通勤セグメントが生じた時刻を考慮して決定される、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記クレジット値が、許可された自動車によって使用される公道を前記加入者が回避する程度を考慮して決定される、請求項7に記載のシステム。
  11. 前記クレジット値が、前記通勤において要求されると考えられる人間の努力の閾値レベルを考慮して決定される、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記加入者が、個人の通勤者である、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記加入者が、通勤者のグループを備える、請求項1に記載のシステム。
  14. 前記加入者が、前記通勤者の雇用主である、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記追跡手段が、前記加入者または前記加入者に関連付けられた人のグループの中の個人の会員をリアルタイムで測位する測位手段を備える、請求項1〜14のいずれか1項に記載のシステム。
  16. 前記追跡手段が、前記加入者に一意に関連付けられたトランスポンダ手段と、通勤経路に接近して設置され、信号を検出するように構成されている受信機手段とを備える、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記通勤経路が、走る人、歩く人、および、燃焼機関駆動式ではなく、3個以下の車輪を有する乗り物に乗る人のうちの1人以上により構成された群からの通勤者のため確保された専用経路である、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記追跡手段が、前記加入者に一意に関連付けられたGPS使用可能な装置を備える、請求項15に記載のシステム。
  19. 時間関連データおよびロケーション関連データを前記コンピュータ手段に通信する手段を有し、前記コンピュータ手段が、経時的に加入者ロケーションの変化を検出するために前記データを処理し、かつ、前記変化に基づいて、変化するロケーションにおける前記加入者によって使用される可能性が最も高い手段を決定するようにプログラムされている、請求項16〜18のいずれか1項に記載のシステム。
  20. 前記コンピュータ手段が前記加入者の履歴的通勤データから前記加入者のプロファイルを生成できるようにさせるプログラミング命令を備える、請求項19に記載のシステム。
  21. 加入者を前記システムに登録する登録手段を備える、請求項15に記載のシステム。
  22. 複数の専用自転車経路をさらに備える、請求項17または18に記載のシステム。
  23. 報酬システムへの加入者による望ましい通勤行動を認識し、かつ報酬を与える方法であって、
    前記システムへの加入者の電子登録および各加入者のアカウントを備えるデータ記憶手段を設けるステップと、
    加入者移動イベントを追跡するため動作可能である追跡手段を設け、それにより前記イベントを作動させるステップと、
    前記移動イベントを通勤として分類する所定の通勤資格取得規準を満たすか否かを決定すること、
    所定の値規準に従って各通勤に対するクレジット値を決定し、かつ前記決定された値に関連付けられた加入者のアカウントを更新すること、
    加入者のアカウントの値の累積を報酬支給閾値と比較すること、かつ
    前記報酬支給閾値を超える際に報酬を受けるのに相応しい資格を取得したことを前記加入者に通知することを行うように
    プログラムされているコンピュータ手段を設け、動作させるステップと
    を備える方法。
  24. 前記データ記憶手段に収容されている個人の加入者データを前記追跡された移動イベントのデータと比較することに基づいて、値獲得通勤としての資格を取得するために移動イベントを決定することを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記加入者データが、前記加入者の住所および前記加入者の労働時間を備える、請求項24に記載の方法。
  26. 前記加入者の以前に追跡された移動イベントに関するデータを前記加入者データの中に組み入れるステップを備える、請求項25に記載の方法。
  27. 前記以前に追跡された移動データが、前記加入者に関連付けられた通勤移動出発点ロケーションおよび通勤移動終点ロケーションを含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記所定の利益規準に従って通勤の利益になる効果の関数として前記クレジット値を算出することを含む、請求項23〜27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 前記通勤距離のセグメントを考慮することにより前記クレジット値を決定することを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記通勤セグメントが生じた時刻を考慮することにより前記クレジット値を決定することを含む、請求項28に記載の方法。
  31. 許可された自動車によって使用される公道を前記加入者が回避する程度を考慮することにより前記クレジット値を決定することを含む、請求項28に記載の方法。
  32. 前記追跡手段が、前記加入者または前記加入者に関連付けられた人のグループの中の個人の会員をリアルタイムで測位する測位手段を備える、請求項23〜27のいずれか1項に記載の方法。
  33. 前記追跡手段が、前記加入者に一意に関連付けられたトランスポンダ手段と、通勤経路に接近して設置され、信号を検出するように構成されている受信機手段とを備える、請求項32に記載の方法。
  34. 前記通勤経路が、走る人、歩く人、および、燃焼機関駆動式ではなく、3個以下の車輪を有する乗り物に乗る人のうちの1人以上により構成された群からの通勤者のため確保された専用経路である、請求項33に記載の方法。
  35. 前記追跡手段が、前記加入者に一意に関連付けられたGPS使用可能な装置を備える、請求項34に記載の方法。
  36. 時間関連データおよびロケーション関連データを前記コンピュータ手段に通信する手段を設けることと、前記コンピュータ手段に、加入者ロケーションの変化を検出するために前記データを処理させ、かつ、前記変化に基づいて、変化するロケーションにおける前記加入者によって使用される可能性が最も高い手段を決定させることとを含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
  37. 個人のアカウントを組織である加入者に属する会員に割り当てることと、報酬資格取得閾値に到達した際に前記加入者が資格を取得する目的のため組織の前記会員によって通勤に関して獲得されたクレジット値および収集されたデータを集計することとを含む、請求項36に記載の方法。

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