以下、本発明の例示的な実施形態を、添付の図面を参照して説明する。以下の説明において、同一な構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されてもできる限り同一な符号を有するようにしている。また、本実施形態を説明するに当たって、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることがあると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
少なくとも1つの実施形態での無線通信システムは、音声、パケットデータなどの多様な通信サービスを提供するために広く用いられる。無線通信システムは、ユーザ端末(User Equipment:UE)及び少なくとも1つの送受信ポイント(Transmission/Reception point)を含む。本明細書でのユーザ端末は、無線通信での端末を意味する包括的な概念である。したがって、ユーザ端末(UE)は、WCDMA(登録商標)及びLTE、ハイスピードパケットアクセス(HSPA)などでのユーザ端末は勿論、GSM(登録商標)でのMS(Mobile Station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)およびまたは無線機器(wireless device)などを全て含む概念として解釈されるべきである。
送受信ポイントは、ユーザ端末と通信する地点(station)と言い得る。そのような送受信ポイントは、基地局(Base Station:BS)またはセル(cell)、ノード−B(Node-B)、eNB(evolved Node-B)、セクター(Sector)、サイト(Site)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)、リレーノード(Relay Node)、RRH(Remote Radio Head)、RU(Radio Unit)など、異なる用語として呼ばれ得る。
即ち、本明細書において、基地局、またはセル(cell)は、符号分割多元接続(CDMA)でのBSC(Base Station Controller)、WCDMA(登録商標)のNodeB、LTEでのeNB、またはセクター(サイト)などがカバーする一部領域または機能を示す包括的な意味として解釈されなければなない。したがって、送受信ポイント、基地局および/またはセルの概念は、メガセル、マクロセル、マイクロセル、ピコセル、フェムトセル、などの広汎な領域を含む。また、そのような概念は、リレーノード(relay node)、RRH(Remote Radio Head)、RU(Radio Unit)など、通信の範囲を含み得る。
本明細書において、ユーザ端末と送受信ポイントは本明細書で記述される技術または技術的思想を具現することに使われる2つ送受信主体で、包括的な意味として使われて、特定に称される用語または単語により限定されない。ユーザ端末と送受信ポイントは、本発明で記述される技術または技術的思想を具現することに使われる2つ(UplinkまたはDownlink)の送受信主体で、包括的な意味として使われて、特定に称される用語または単語により限定されるものではない。ここで、アップリンク(Uplink:UL)送受信は、ユーザ端末により基地局にデータを送受信する方式を意味する。あるいは、ダウンリンク(Downlink:DL)送受信は、基地局によりユーザ端末にデータを送受信する方式を意味する。
無線通信システムに適用される多重接続技法には、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、OFDM−FDMA、OFDM−TDMA、OFDM−CDMAなどの多様な多重接続技法を使用することができる。少なくとも1つの実施形態は、GSM(登録商標)、WCDMA(登録商標)、HSPAを経てLTE及びLTE−advancedに進化する非同期無線通信と、CDMA、CDMA−2000、及びUMBに進化する同期式無線通信分野などのリソース割り当てに適用できる。本実施形態は、特定の無線通信分野に限定または制限されて解釈されてはならず、本発明の思想が適用できる全ての技術分野を含むものとして解釈されるべきである。
アップリンク転送及びダウンリンク転送においては、TDD(Time Division Duplex)方式およびFDD(Frequency Division Duplex)方式の少なくとも1つが使用できる。ここにTDDは、互いに異なる時間を使用してアップリンク/ダウンリンク転送をすることができる。FDDは、互いに異なる周波数を使用してアップリンク/ダウンリンク転送することができる。
また、対応する規格に準拠するLTEまたはLTE−Aシステムでは、1つの搬送波または搬送波対を基準にアップリンクとダウンリンクを構成し得る。アップリンクおよび/またはダウンリンクは、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator CHannel)、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator CHannel)、PUCCH(Physical Uplink Control CHannel)などの制御チャネルを介して制御情報を転送する。データは、PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)、PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)などのデータチャネルで構成されて転送される。
本明細書において、セル(cell)の用語は、送信ポイントまたは送受信ポイントから転送される信号のカバレッジまたは送受信ポイント(transmission pointまたはtransmission/reception point)から転送される信号のカバレッジを有する要素搬送波(component carrier)、その送受信ポイント自体を意味することができる。ここに、送受信ポイントの用語は、信号を転送/送信する送信ポイント(transmission point)、信号を受信する受信ポイント(reception point)、および、これらの結合(transmission/reception point)を意味する。
図1は、少なくとも1つの実施形態が適用される無線通信システムの一例を図示する。
図1を参照すると、無線通信システム100は2つ以上の送受信ポイントが協力して信号を転送する協力型多重ポイント送受信システム(coordinated multi-point transmission/reception System:CoMPシステム)、協力型多重アンテナ転送システム(coordinated multi-antenna transmission system)、および協力型多重セル通信システムの1つでありうる。ここに、CoMPシステムは複数の送受信ポイントの間に協力して信号を転送することができる。CoMPシステム100は複数の送受信ポイント110、112と、少なくとも1つのユーザ端末(UE)120および122を含むことができる。
送受信ポイントは、図に示されるように、送受信ポイント(例えばeNB)100及び送受信ポイント(例えばRRH)112のうちの1つでありうる。ここに、eNB110は基地局またはマクロセル(またはマクロノード)でありうる。RRH 112は、eNB 110に光ケーブルまたは光ファイバーにより連結されて有線制御される、高い転送パワーを有するピコセルの少なくとも1つであり得る。また、RRH112は、マクロセル領域内の高い転送パワーまたは低い転送パワーを有する少なくとも1つのピコセル(pico cell)でありうる。送受信ポイントeNB 110とRRH 112は、同一なセルIDを有することもでき、互いに異なるセルIDを有することもできる。
以下、ダウンリンク(downlink:DL)は送受信ポイント 110および112からユーザ端末120への通信または通信経路を意味する。アップリンク(uplink:UL)は、ユーザ端末120から送受信ポイント 110および112への通信または通信経路を意味する。ダウンリンクにおいて、送信機は送受信ポイント 110および112の一部分で、受信機は、ユーザ端末120および122の一部分でありうる。アップリンクにおいて、送信機は、ユーザ端末120の一部分で、受信機は送受信ポイント110および112の一部分でありうる。
以下、PUCCH、PUSCH、PDCCH及び/又はPDSCHなどのチャネルを介して信号が送受信される状況をPUCCH、PUSCH、PDCCH及び/又はPDSCHを転送または受信するという形態に表記することもある。
eNB 110は、ユーザ端末(例えば120および/または122)にダウンリンク転送を遂行する。eNB110はユニキャスト転送(unicast transmission)のための主物理チャネルに対応するPDSCHを転送する。また、eNB(例えば110)は、PDSCHの受信に必要とするスケジューリングなどのダウンリンク制御情報及びアップリンクデータチャネル(例えば、PUSCH)での転送のためのスケジューリング承認情報を転送するためのPDCCHを転送することができる。以下、チャネルを介して信号を送受信することを、チャネルを送受信するとして記載することがある。
無線通信において、1つの無線フレーム(ラジオフレーム:radioframe)は10個のサブフレーム(subframe)で構成され、1つのサブフレームは2つのスロット(slot)で構成される。無線フレームは10msの長さを有し、サブフレームは1.0msの長さを有する。一般に、データ送信の基本単位はサブフレーム単位となり、サブフレーム単位でダウンリンクまたはアップリンクのスケジューリングがなされる。ノーマルサイクリックプレフィックス(normal cyclic prefix(CP))の場合、1つのスロットは7個のOFDMシンボルを含む。拡張サイクリックプレフィックス(extended cyclic prefix(拡張CP))の場合、1つのスロットは、6個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Modulation)シンボルを含む。
無線通信で周波数領域は、例えば15kHz間隔の副搬送波(subcarrier)単位で構成できる。
ダウンリンクにおいて、時間−周波数リソースはリソースブロック(Resource Blocks:RBs)単位で決定できる。リソースブロックは時間軸には1つのスロット、周波数軸には180kHz(12個の副搬送波)で構成できる。時間軸に1つの副搬送波(2つのスロット)、周波数軸に12個の副搬送波からなるリソースエレメントは、リソースブロックの対(Resource Block Pair:RBP)と呼ばれることができる。システム帯域幅によってリソースブロックの総個数は変動する。
リソースエレメント(Resource Element:RE)は時間軸には1つのOFDMシンボル、そして周波数軸には1つの副搬送波で構成できる。1つのリソースブロックの対は14×12個(ノーマルCPの場合)または12×12個(拡張CPの場合)のリソースエレメントを含むことができる。
図2は、LTE(Long Term Evolution)またはLTE−A(LTE-Advanced)システムにおけるダウンリンクリソースの構造の例であって、ノーマルCP(normal cyclic prefix)の場合で1つのリソースブロックの対を図示する。
図2を参照すると、ノーマルCPの場合で1つのリソースブロックの対は14個のOFDMシンボル(l=0,1,...,13)と12個の副搬送波(k=0,...,11)で構成される。図2に図示された実施形態において、1つのリソースブロックの対は14個のOFDMシンボルを含むことができる。14個のシンボルのうち、前方の3個のOFDMシンボルからなる領域(l=0〜2)はPCFICH(Physical Control Format Information CHannel)、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator CHannel)、PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)などの制御チャネルのために割り当てられる制御領域210でありうる。残りの領域(l=3〜13)はPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)のようなデータチャネルのために割り当てられるデータ領域220でありうる。図2で、制御領域210のために3個のOFDMシンボルが割り当てられることと図示されたが、実施形態によっては、制御領域210のために1から4個のOFDMシンボルが割り当てられることが可能である。制御領域210のOFDMシンボルのサイズ情報はPCFICHを介して伝達できる。ここに、サイズ情報はOFDMシンボルの個数に設定できる。
PDCCHは、システム全帯域に亘って転送されることができ、PDSCHは、リソースブロックに基づいて転送できる。ユーザ端末は該当するPDCCH(例えば、ユーザ端末に割り当てられたPDCCH)を確認し、対応するPDCCHにデータ(例えば、ユーザ端末のためのデータ)がない場合、マイクロスリープモード(micro sleep mode)に入ることができる。したがって、データ領域120において、ユーザ端末の電力消費を低減することができる。
図2を参照すると、ダウンリンクの特定のリソースエレメントには参照信号(Reference Signal)がマッピングできる。即ち、共通参照信号(またはセル−特定の参照信号(Common Reference Signal or Cell-specific Reference Signal:CRS)230、復調参照信号(DM−RS)(またはUE−特定の参照信号(DeModulation Reference Signal or UE-specific Reference Signal))232および234、チャネル状態情報参照信号(Channel Status Information Reference Signal:CSI−RS)などがダウンリンクを通じて転送できる。図2では説明の便宜のためにCRS230及びDM−RS 232および234のみ図示される。
制御領域210にあるCRS 230は、PDCCHの復号のためのチャネル推定時に利用できる。データ領域220にあるCRS 230は、ダウンリンクチャネル測定のために利用できる。データ領域220のデータ復号のためのチャネル推定はDM−RS 232および/または234を用いて遂行できる。DM−RS 232および234は、直交符号を用いて多数のレイヤ(layer)に対する参照信号として多重化される。例えば、4個のレイヤ転送の場合に、長さ2の直交符号を時間軸に連続した2つの参照信号リソースエレメントに適用して各参照信号グループに対して2つの相異する参照信号を多重化することができる。8個のレイヤ転送の場合に、長さ4の直交信号を時間軸に分散された4個の参照信号リソースエレメントに適用して各参照信号グループに対して4個の相異する参照信号を多重化することができる。
1つのレイヤ転送または2つのレイヤ転送の場合に、1つのDM−RSグループ(例えば、DM−RSグループ1(232))のみを用いて各レイヤの参照信号を転送できるため、他の1つのDM−RSグループ(例えば、DM−RSグループ2(234))をデータ転送に用いることができる。各レイヤに該当するDM−RSは該当レイヤに適用されたプリコーディングを同一に適用して送信される。したがって、送信端(例えば、基地局)で適用されたプリコーディングの情報無しで受信側(例えば、ユーザ端末)は、データの復号が可能になる。
無線通信システムにおける制限されたリソースを効率的に用いるために、制御チャネルが必要となる。しかしながら、制御領域210のリソースは、システムのオーバーヘッド(overhead)となり、データ転送のために用いられるデータ領域220のリソースを減少させる。OFDM基盤のLTEシステムでは1つのリソースブロックの対(resource-block pair(RBP))が14個または12個のOFDMシンボルで構成できる。これらのOFDMシンボルうち、制御領域210のために最大3個のOFDMシンボルを用いて、残りのOFDMシンボルをデータ領域220のために用いる。一方、より多いユーザへのデータ転送が可能なLTE−Aシステムでは、従来の制限された制御領域(例えば210)のリソースにより、システム容量増大が制限される。したがって、制御チャネルリソースを増加するために、データ領域220で空間分割多重化技法などを用いる多重ユーザの制御チャネル送受信方法が必要となり得る。言い換えると、そのような方法はデータ領域220で制御チャネルを送受信するものである。例えば、データ領域220で転送される制御チャネルは拡張されたPDCCHまたは向上したPDCCH(EPDCCH)と呼ばれることができるが、これに制限されるものではない。
既存の(または現存の)3GPP LTE/LTE−A rel−8/9/10システムでは、ダウンリンクDCIの受信のために全てのユーザ端末は、ダウンリンクサブフレームの最初から1番目、2番目または3番目のOFDMシンボル(システム帯域>10PRBの場合)、または最初から2番目、3番目または4番目のOFDMシンボル(システム帯域≦10PRB)を通じて転送されるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)に依存する。任意のユーザ端末のためのPDCCH転送の基本単位は制御チャネル要素(CCE:Control Channel Element)でありうる。ここに、1つのCCEは9個のリソースエレメントグループ(REG、Resource Element Group)で構成できる。1つのREGは周波数軸で4個の連続的なリソースエレメント(RE)で構成できる。特に、1つのREGの4個の連続的なリソースエレメント(RE)は、対応するダウンリンクサブフレームのPDCCH領域に存在する異なる物理チャネル(例えば、PCFICH、PHICH)及び物理信号(例えばCRS)を転送するリソースエレメント(RE:Resource Element)を除いた残りのリソースエレメント(RE)のうちから選択できる。
任意のユーザ端末のためのEPDCCHリソースマッピングを行うために、従来のPDCCHのREG、及びCCEに対応するEREG(Enhanced REG)またはECCE(Enhanced CCE)をEPDCCHに導入または定義することができる。
前述したレガシーPDCCHとは異なり、3GPP LTE/LTE−Arelease11、及びその後続に関連するシステムで新しく導入(定義)されるEPDCCHは、ダウンリンクサブフレームまたはスペシャルサブフレームのDwPTS(Downlink Pilot Time Slot)のPDSCH領域に割り当てられる。また、3GPPLTE/LTE−A release11及びその後続は、対応するセルがEPDCCHを介してDCI(Downlink Control Information)を受信するように設定されたユーザ端末のためにK個のEPDCCHセットを割り当てるように定義する。ここで、EPDCCHセットのそれぞれはM個のPRBのグループ(a group of ‘M’ PRBs)で構成できる。Mは1以上の自然数であり、ダウンリンク帯域に関連するPRBの個数の以下である。Kの最大値は2、3、4、及び6のうちの1つに選択できる。また、任意のユーザ端末のために決定された各々のEPDCCHセットは互いに異なるM値を有することができる。
また、それぞれのEPDCCHセットは分散型(distributed type)または局所型(localized type)のうちの1つに決定されることができ、決定されたタイプによってシグナリングできる。
EPDCCH転送タイプによってEPDCCHセットは局所型(localized type)、または分散型(distributed type)でありうる。前述したMは局所型で1または2n(n=1,2,3,4,5)でありうるが、これに制限されるものではない。一方、Mは分散型で2、4、8、16でありうるが、これに制限されるものではない。
図3は、局所型EPDCCH転送(localized EPDCCH transmission)及び分散型EPDCCH転送(distributed EPDCCH transmission)の2つのEPDCCH転送タイプを図示している。
ダウンリンクPRB(Physical Resource Block)の個数をNPRBとする。ここで、ダウンリンクPRBは通信事業者により構成された任意のセルでサポートするシステム帯域を構成することができる。この場合、図3a及び3bに示すように、EPDCCHの転送タイプは、局所型EPDCCH転送及び分散型EPDCCH転送の1つに対応し得る。したがって、ECCE構造及び1つのECCEを構成するRE(Resource Element)の数はそれぞれのEPDCCH転送タイプによって変わることがある。代りに、ECCE構造及び1つのECCEを構成するRE(Resource Element)の数はEPDCCH転送タイプに関わらず同一であることもある。
図3aに図示した局所型EPDCCH転送は、1つのECCEが1つのリソースブロックの対(例えば1つのPRBの対)に位置して転送されることを意味する。一方、図3bに図示した分散型EPDCCH転送は、1つのECCEが少なくとも2つのリソースブロックの対(例えば、2つのPRBの対)に位置して転送されることを意味する。
一方、1つのユーザ端末のためにK個のEPDCCHセットが割り当てることができる。この場合に、それぞれのEPDCCHセットは分散型タイプまたは局所型タイプであるので、1つのユーザ端末のためにKL個の局所型タイプのEPDCCHとKD個の分散型タイプのEPDCCHが割り当てできる。即ち、KLとKDとの和がKになることができる(KL+KD=K)。
新しく定義されるEREG/ECCEの場合、総数16個のEREG(EREG#0からEREG #15)はEPDCCHセットそれぞれを構成する1つのPRBの対に含まれることができる。特に、1つのPRBの対は、(i)フレーム構造タイプ(frame structure type)、(ii)サブフレーム設定(subframe configuration)、(iii)CP(Cyclic Prefix)の長さ、(iv)レガシーPDCCH制御領域のサイズ、及び/又は(v)DM−RSを除いた残りの参照信号(例えば、CRS、CSI−RS、PRSなど)などの存否に関わらず、総数16個のEREGを含むことができる。
具体的に、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP)の場合、あるEPDCCHセットを構成する1つのPRBの対はトータルで168リソースエレメント(REs)(例えば、12×14=168個のRE)を含むことができる。この場合に、EREGインデキシングは168個のリソースエレメント(REs)からDM−RSのための24個のリソースエレメント(RE)を除いた残りのエレメント(RE)(例えば、144個のRE)に対して遂行できる。言い換えると、EREGインデキシングは周波数優先方式(frequency first and then time manner)により16個の数(例えば、0,1,2,...,15)を使用して遂行できる。したがって、リソースエレメント(REs)は0から15までナンバリング(インデキシング)できる。同様に、拡張サイクリックプレフィックス(CP)の場合も、あるEPDCCHセットを構成する1つのPRBの対はトータルで144リソースエレメント(RE)(例えば、12×12=144個のRE)を含むことができる。この場合に、EREGインデキシングは144個のリソースエレメント(Res)からDM−RSのための16個のリソースエレメント(RE)を除いた残りのリソースエレメント(RE)(例えば、128個のRE)に対して遂行できる。言い換えると、EREGインデキシングは周波数優先方式(frequency first and then time manner)により16個の数(例えば、0,1,2,...,15)を使用して遂行できる。したがって、対応するリソースエレメント(REs)は0から15までナンバリング(インデキシング)できる。
ノーマルサイクリックプレフィックス(CP)に対応するダウンリンクサブフレーム(normal DL subframe)において、あるEPDCCHセットを構成する1つのPRBの対に対してEREGインデキシングと関連した実施形態は、以下の図4から図9に図示されている。図4から図9に斜線で表示されていながら番号が記載されていない部分はDM−RSのために使われるリソースエレメント(RE)を示し、格子または斜線で表示されていながら番号が記載されている部分はCRS転送のために使われるリソースエレメント(RE)を示す。
図4は、1つの転送アンテナポート(例えば、CRSポート0)に対してシンボル基準サイクリックシフトでEREGインデキシングされた物理リソースブロック(PRB)の対のリソースエレメント(RE)マッピングを図示している。
図4を参照すると、EREGは、0から15までを周波数優先方式(すなわち、周波数を優先し次に時間とする方式)によりナンバリング(例えば、インデキシング)できる。図4に図示された実施形態において、インデキシングはシンボル基準サイクリックシフトを使用して遂行できる。より詳しくは、図4に示すように、最初のシンボル400のリソースエレメント(RE)が11(すなわち、インデックス11)としてインデキシングされた後、2番目シンボル410の隣接したリソースエレメント(RE)が12(すなわち、インデックス12)として連続してインデキシングされている。同一な方式により2番目シンボル420のリソースエレメント(RE)が7(すなわち、インデックス7)としてインデキシングされた後、3番目シンボル430の隣接したリソースエレメント(Re)が連続して8(すなわち、インデックス8)としてインデキシングされている。
図4に図示された物理リソースブロック(PRB)の対はCRSポート0と関連することができる。図4に示すように、CRSが8個のリソースエレメント(RE)にマッピングできる。他の実施形態において、CRSは周波数移動(frequency shifts)によって他の位置にあるリソースエレメント(Res)にマッピングされることもできる。
図5は、2つの転送アンテナポート(例えば、CRSポート0および1)に対してシンボル基準サイクリックシフトでEREGインデキシングされた物理リソースブロック(PRB)の対のリソースエレメント(RE)マッピングを図示している。図6は、4個の転送アンテナポート(例えば、CRSポート0、1、2および3)に対してシンボル基準サイクリックシフトでEREGインデキシングされたPRBの対のREマッピングを図示している。
図5及び図6に図示されたリソースエレメント(RE)は、図4に示すのと同じようにして、シンボル基準サイクリックシフトでインデキシングできる。図5でCRSがCRSポート0および1に対し、図4に図示されたCRSに対するREだけでなく、CRSは、8個の追加的なREにマッピングできる。図6でCRSがCRSポート0、1、2および3に対し、図5に図示されたCRSに対するREだけでなく、CRSは、8個の追加的なREにマッピングできる。
OFDMシンボルごとにEREGインデキシングを行う時、図4から図6はサイクリックシフト(循環移動:cyclic shift)を適用した実施形態を図示し、図7から図9は、サイクリックシフトを適用しない実施形態を図示している。
図7は1つの転送アンテナポート(例えば、CRSポート0)に対し、サイクリックシフト無しでEREGインデキシングされたPRBの対のREマッピングを図示している。図8は2つの転送アンテナポート(例えば、CRSポート0および1)に対し、サイクリックシフト無しでEREGインデキシングされたPRBの対のREマッピングを図示している。図9は4個の転送アンテナポート(例えば、CRSポート0、1、2および3)に対し、サイクリックシフト無しでEREGインデキシングされたPRBの対のREマッピングを図示している。
図7から図9で、CRSが図4から図6とおなじようにマッピングできる。但し、使用するインデキシングする方式は異なっていてもよい。
図7を代表的に参照すると、EREGは0から15までの数を周波数優先方式(すなわち、周波数を優先し次に時間とする方式(a frequency first and then time manner))によりナンバリング(例えば、インデキシング)できる。図7に図示された実施形態において、インデキシングはシンボル基準サイクリックシフト無しで遂行できる。より詳しくは、図7に示すように、最初のシンボル700のリソースエレメント(RE)が11(すなわち、インデックス11)としてインデキシングされた後、次の順番である2番目シンボル710のリソースエレメント(RE)が12(すなわち、インデックス12)として連続してインデキシングされている。ここで、12としてインデキシングされたRE710は11としてインデキシングされたRE 700と隣接しない。同様の方式により2番目シンボル720のリソース(RE)が7(すなわち、インデックス7)としてインデキシングされた後、次の順番である3番目シンボル730の隣接したリソースエレメント(Re)が8(すなわち、インデックス8)として連続してインデキシングできる。ここで、8としてインデキシングされたRE730は7としてインデキシングされたRE 700と隣接しない。
図4から図9で同一のインデックスを有するREは1つのEREGにグルーピングされる。したがって、1つのPRBの対に対して総数16個のEREG(例えば、EREG#0からEREG #15)が割り当てできる。図4から図9は、ノーマルCPのPRBの対と関連した実施形態を図示している。つまり、ノーマルCPの1つのPRBの対が、総数16このEREGを含むことができる。同様に、拡張CPのPRB対に対しても総数16個のEREG(EREG#0からEREG #15)が割り当てできる。
図4から図9に従って1つのPRBの対で設定されたEREG(EREG #0,EREG #1,...,EREG #15)それぞれは各々9個のREで構成できる。しかしながら、図4から図9に示すように、EREGごとに実際にEPDCCH転送のために使用できるREの数は転送アンテナポート数(または、CRSポートナンバー)とレガシーPDCCHサイズによって変わり得る。
図4をまた参照すると、インデックス #0に対応するREは総数9個である。しかしながら、最初の3個のOFDMシンボル(l=0〜2)と関連した領域が制御領域として決定される場合、この制御領域のREはEPDCCHを転送できず、EPDCCH転送のために使用できるREから除外される。したがって、EREG#0は総6個の使用可能REで構成される。インデックス #1に対応するEREGの場合、#1としてインデックスされたREは総数9個である。この場合、(i)が制御領域(例えば、最初の3個のOFDMシンボル(l=0〜2)と関連した領域)にREと、(ii)CRSがマッピングされるRE(例えば、図4で440と表示されたRE)は除外される。したがって、EREG #1は総数5個の使用可能REで構成できる。
EPDCCH転送の基本単位になるECCEそれぞれは、サブフレーム型及びCPの長さによってN個のEREGを含み得る。具体的に、このNの値は以下のように決定できる。
少なくとも1つの実施形態において、(i)ノーマルCPのノーマルサブフレーム(normal subframe)、及び(ii)ノーマルCPとスペシャルサブフレーム構成(configuration)3、4、及び8のスペシャルサブフレームに対しては、Nの値は4(N=4)として決定できる。即ち、この場合1つのPRBの対に16個のEREGが含まれる場合、ECCEそれぞれが4個のEREGであるので、総4個のECCEが構成できる。
他の実施形態において、(i)拡張CPのノーマルサブフレーム(normal subframe)、(ii)ノーマルCPとスペシャルサブフレーム構成1、2、6、7、及び9のスペシャルサブフレームそして(iii)拡張CPとスペシャルサブフレーム構成1、2、3、5、及び6のスペシャルサブフレームに対してはNの値は、8(N=8)に設定できる。この場合、1つのPRBの対に16個のEREGが含まれる場合、ECCEそれぞれが8個のEREGであるので、総数2個のECCEが構成できる。
あるダウンリンクサブフレーム(すなわち、normal DL subframe)の場合、既存のPDCCHは最初から1番目、2番目または3番目のOFDMシンボルまたは最初から2番目、3番目または4番目のOFDMシンボルを通じて転送できる。また、1つのCCEは9個のREGで構成できる。したがって、PDCCHのCCEは9×4=36個のREで構成できる。
しかしながら、EPDCCHの場合、図4から図9を参照して説明したように、レガシー制御領域サイズ(例えば、レガシーPDCCHの制御領域のサイズ)及び他の参照信号(例えば、CRS、CSI−RSなど)に使われるREを考慮せず、REごとにEREGインデキシングを遂行している。このため、あるダウンリンクサブフレームでのレガシー制御領域サイズ及び他の参照信号(例えば、CRS、CSI−RSなど)の存否によって実際にEPDCCH転送のために使用できるREの数が異なるようになる。言い換えると、EREGごとにEPDCCH転送のために使用可能なREの数が変化し得る。したがって、実際EPDCCH転送の基本単位になるECCEの場合、ECCEごとに実際に使用可能なREの数が異なるRE不均衡がありうる。
このような問題点を克服するために、本実施形態はECCEそれぞれを構成するEREGをマッピングする方法を提供する。特に、本実施形態は分散されたEPDCCHセット(例えば、分散型(distributed type)のEPDCCHセット)でのECCE/EREGマッピング(または、ECCEからEREGへのマッピング)を遂行する方法を提供する。
分散型のEPDCCH転送の場合、周波数ダイバーシティゲイン(frequency diversity gain)を極大化するために、1つのECCEを構成するEREGが、対応するEPDCCHセットに含まれるM個のPRB対に分散されるように構成することができる。このような点を考慮して、本実施形態は分散型(distributed type)のEPDCCHセットでのECCE/EREGマッピングを遂行する方法を提供する。
具体的に、本実施形態は前述したように、分散型(distributed type)のEPDCCHセットを構成するM個のPRBの対でそれぞれのECCEを構成する方法を提供する。特に、本実施形態は、全てのダウンリンクサブフレーム及びスペシャルサブフレームのダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)領域を通じて転送されるレガシーPDCCHとCRSを考慮する。これにより、本実施形態は、対応するPRBの対でEPDCCH転送のために使用できるREの数を考慮した相対的に最適のECCE/EREGマッピング方法を提供する。
図4から図9を参照すると、1つのPRBの対に構成されたEREG(EREG#0,EREG #1,...,EREG #15)それぞれは9個のREを含むことができる。しかしながら、EREGごとに使用できるREの数は、図4から図9に図示したように、CRSポートの数とレガシーPDCCHのサイズにより決定される。ここで、使用できるREは、EPDCCH転送のために使用できるREを示すことができる。EPDCCHセットが、図4に図示したように、ノーマルダウンリンクサブフレームに対応するレガシーPDCCHのサイズ及びCRSのポートの設定によって構成される場合、以下の<表1>から<表3>は、EPDCCHセットに含まれる1つのPRBの対でEREGインデックスごとに使用可能なREの数を示すことができる。
上記の<表1>は、レガシーPDCCHサイズが‘1’OFDMシンボルの場合、それぞれのCRSポート設定に従うEREGごとの使用可能なリソースエレメント(RE)の数を示す。ここに、<表1>は、サイクリックシフトが適用されないEREGインデキシングに基づいて作成されている。
上記の<表2>はレガシーPDCCHサイズが‘2’OFDMシンボルの場合、それぞれのCRSポート設定に従うEREGごとの使用可能なREの数を示す。ここに、<表2>は、サイクリックシフトが適用されないEREGインデキシングに基づいて作成されている。
上記の<表3>はレガシーPDCCHサイズが‘3’OFDMシンボルの場合、それぞれのCRSポート設定に従うEREGごとの使用可能なREの数を示す。この際、<表3>は、サイクリックシフトが適用されないEREGインデキシングに基づいて作成されている。
<表1>から<表3>を参照すると、EREGごとにEPDCCH転送のために使用可能なREの数が異なることが分かる。この理由により、EREGをECCEに割り当てる方式によって、EREGごとに使用可能なREの数が異なり得る。
この状況を考慮して、本実施形態は分散型(distributed type)のEPDCCHセットでのECCE/EREGマッピング方法を提供する。
あるEPDCCHセットがM個のPRBの対で構成される場合、本実施形態と関連するPRBの対を、既存のPDSCH転送の単位に対応するPRBとの区別のために向上した物理リソースブロック(EPRB)(Enhanced Physical Resource Block)と称するようにする。EPRBインデックスは、EPRB#mと表示する。より詳しくは、M個のEPRBは、EPDCCHセットを構成するPRBの対のインデックス(すなわち、PRBインデックス)の昇順にEPRB#0,...,EPRB #(M−1)からナンバリング(すなわち、インデキシング)できる。言い換えると、EPRBインデキシングは最も小さいPRBの対から最も大きいPRBの対を含んで順次に遂行できる。ここで、最も小さいPRBの対は最も小さい(lowest)PRBインデックスを有するPRBの対で、最も大きいPRB対は最も大きい(largest)PRBインデックスを有するPRBの対でありうる。
実施形態1
分散型のEPDCCH転送の場合、実施形態1は、重要な性能指標である周波数ダイバーシティゲイン(frequency diversity gain)を最大化するための方法を提供することができる。より詳細には、実施形態1において、分散型EPDCCHセットがM個のEPRBを含む場合、分散型EPDCCHセットを構成するECCEそれぞれが以下の2つの条件によってN個の分散したEPRBを通じて構成され得る。
‘条件1−1’(すなわち、N≧M)の場合、ECCEそれぞれはEPRBごとにN/M個のEREGにマッピングされ、総数M個のEPRB(すなわち、EPRB#m(m=0,1,2,...,M−1))を通じてN個のEREGにマッピングされ得る。ここで、ECCEそれぞれはN個のEREGで構成することができる。
‘条件1−2’(すなわちN<M)の場合、ECCEそれぞれは、EPRBごとに1つのEREGがマッピングされる。したがって、ECCEそれぞれは、総数N個の分散したEPRBを通じてN個の対応するEREGにマッピングされる。ここで、ECCEそれぞれは、N個のEREGで構成し得る。ここで、N個の対応するEPRBは、対応するEPDCCHセットを構成するM個のEPRBのうち、M/NのEPRBの間隔を有するN個のEPRBに対応する。
例えば、2つのPRBの対(M=2)は、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP)のノーマル(normal)ダウンリンクサブフレームで、‘EPDCCHユーザ端末’のための分散型のEPDCCHセットを構成するように割り当てられ得る。ここで、EPDCCHユーザ端末は、EPDCCHが適用されるユーザ端末を示す。この場合(すなわち、M=2の場合)、対応するEPDCCHセットを構成する2つのPRBの対のインデキシング手続は、最も小さいPRBの対(例えば、PRBインデックスが最も小さいPRBの対)から、対応するPRBインデックスの昇順に順次に遂行できる。したがって、2つのPRBの対は各々EPRB#0とEPRB #1としてインデキシングできる。この場合、ノーマルCPのノーマルダウンリンクサブフレームで1つのECCEを構成するEREGの個数は、4(N=4)でありうる。したがって、上記の条件1−1によってECCEそれぞれは、(i)EPRB #0に割り当てられる2(=4/2)個のEREGと、(ii)EPRB #1に割り当てられる2つのEREGを含め、4個のEREGで構成され得る。
図10は、実施形態1に係る2つのEPRBで構成された分散型EPDCCHセットでのECCE構成図である。
図10を参照すると、分散型EPDCCHセットは、EPRB #0とEPRB #1との2つのPRBの対で構成できる。上記の条件1−1によってECCEそれぞれは、(i)EPRB #0に割り当てられる2つのEREGと、(ii)EPRB #1に割り当てられる2つのEREGを含め、4個のEREGで構成し得る。
他の実施形態において、8個のPRB対(M=8)が、ノーマルCPのノーマルダウンリンクサブフレームにおいて、EPDCCHユーザ端末のための分散型のEPDCCHセットのために割り当てられ得る。ここで、EPDCCHユーザ端末はEPDCCHが適用されるユーザ端末を示す。この場合(すなわち、M=8の場合)対応するEPDCCHセットを構成する8個のPRBの対のインデキシング手続は、最も小さいPRBの対(すなわち、PRBインデックスが小さいPRBの対)から、対応するPRBインデックスの昇順に順次に遂行できる。したがって、8個のPRBの対は、各々EPRB#0,EPRB #1,...,EPRB #7としてインデキシングできる。この場合においても、ノーマルCPのノーマルダウンリンクサブフレームにおいて、1つのECCEを構成するEREGの個数は4(N=4)でありうる。したがって、ECCEそれぞれは、分散したEPRBごとに1つのEREGを選んで構成され得る。ここで、分散したEPRBはM/N=8/4=2のEPRBの間隔を有するN個(N=4)に対応し得る。言い換えると、4個のEREGは、対応するECCEの転送のためにマッピングされ得る。より詳しくは、1つのECCEは、(i)EPRB #0から選択される1つのEREG、(ii)EPRB #2から選択される1つのEREG、(iii)EPRB #4から選択される1つのEREG、及び(iv)EPRB #6から選択される1つのEREGを含む4個のEREGで構成し得る。代りに、1つのECCEは、(i)EPRB #1から選択される1つのEREG、(ii)EPRB #3から選択される1つのEREG、(iii)EPRB #5から選択される1つのEREG、及び(iv)EPRB #7から選択される1つのEREGを含む4個のEREGで構成し得る。
図11は、実施形態1に係る8個のEPRBで構成された分散型EPDCCHセットでのECCE構成図である。
図11を参照すると、分散型EPDCCHセットはEPRB #0からEPRB #7まで8個のPRBの対で構成し得る。図11に示すように、上記の条件1−2によって1つのECCEは、EPRB#0、EPRB #2、EPRB #4、EPRB #6それぞれのEPRBに1つのEREGが割り当てて構成し得る。
実施形態2
分散型のEPDCCHセットで1つのECCEを構成するために、上記の実施形態1で説明したEPRBマッピング方法と共に、EREG選択方法(すなわち、対応するEPRBにおいてEREG(または、複数のEREG)を選択する方法)が定義される。ここで、‘EREG選択方法’と‘実施形態1のEPRBホッピング方法’とを組み合わせて以下の3種類の実施形態のECCE/EREGマッピング方法を提供する。
実施形態2−1
最初の実施形態として、上記の実施形態1により1つのECCEを構成するためにマッピングされるEPRBそれぞれから選択される‘同一のインデックスを有するEREG’により、対応するECCEを構成し得る。より詳細には、1つのECCEを構成するために、上記の条件1−1の場合、EPRBごとにN/M個のEREGがマッピングされ得る。一方、条件1−2の場合、EPRBごとに1つのEREGがマッピングされ得る。この場合、ECCEそれぞれは、‘同一のインデックスを有するEREG’をマッピングすることにより、構成され得る。対応するEPDCCHセットを構成する総数(16/N)×M個のECCE(ECCE#i、i=0,1,2,...,(16/N)×M)は、(i)それぞれのECCEに関連する最も小さい(lowest)EREGインデックスおよび(ii)EPRBインデックスの順にインデキシングできる。即ち、上記の実施形態1のEPRBマッピングにしたがって、ECCEが構成される場合に、ECCEインデックスは、対応するEPRB(すなわち、ECCEそれぞれの場合について実施形態1によって決定されるEPRB)から選択されたEREGのうち、最も小さいEREG(すなわち、最も小さいEREGインデックスを有するEREG)と関連するECCEから順次に遂行され得る。即ち、対応するECCEはECCE#0から順次にナンバリング(すなわち、インデキシング)され得る。また、上記の条件1−2の場合のように、ECCEそれぞれがN個の互いに異なるEPRBにマッピングされ、対応するECCEそれぞれを構成するEPRBから選択されたEREGインデックスがECCEの間に同一な場合に、ECCEインデキシングは最も小さいEPRBインデックスにマッピングされたECCEから始めることができる。即ち、対応するEPDCCHセットにおけるECCE#iを構成するEREGは、以下の<数式1>と<数式2>により決定できる。
<数式1>
i=0,1,...,(16/N)×M−1に対し、N≧Mであり、
ECCE #i={EREG #n of EPRB #m}である。
<数式1>で、m=0,1,...,M−1であり、n=n(i),...,n(i)+(N/M)−1であり、n(i)=i×(N/M)である。
<数式2>
i=0,1,...,(16/N)×M−1に対し、N<Mであり、
ECCE #i={EREG #n(i) of EPRB #m(a)}である。
<数式2>で、a=0,1,...,N−1に対し、m(a)=(M/N)×a+(i mod (M/N)であり、n(i)=[i×N/M]である。ここで、[x]はxを超えない最大の整数を示す。
図12は、実施形態2−1に係る分散型EPDCCHセットでのECCE構成図である。
図12でECCEを構成するEREGの個数(“N”)は‘4’(N=4)であり、ECCEのインデックス(すなわわち、ECCEインデックス#i)に対応する“i”は、‘0’(i=0)であり得る。
図12aは、上記<数式1>に従うECCEの構成図である。図12aを参照すると、EPDCCHセットを構成するEPRBの個数(“M”)は‘2’(M=2)であり得る。このような変数の値(例えば、N=4、i=0、及びM=2)を上記<数式1>に適用すれば、n(i)=i×N/M=0×4/2=0、n(i)+N/M−1=1となる。したがって、ECCE#0は{EREG #0及びEREG #1 of EPRB #0、及びEPRB #1}であり得る。言い換えると、図12aに示すように、(i)EPRB #0から選択されるEREG #0とEREG #1、(ii)EPRB #1から選択されるEREG #0とEREG#1、により、ECCE #0が構成され得る。
図12bは、上記<数式2>に従うECCEの構成図である。図12bを参照すると、EPDCCHセットを構成するEPRBの個数(“M”)は‘8’(M=8)であり得る。このような変数の値(例えば、N=4、i=0、及びM=8)を上記<数式2>に適用すれば、n(i)=[i×N/M]=[0×4/8]=[0]=0、m(a)=(M/N)×a+(i mod (M/N))=(8/4)×a+(0 mod (8/4))=2a+0=2aとなる。a=0,1,2,3に対し、m(a)={0,2,4,6}である。したがって、ECCE#0は{EREG #0 of EPRB #0、EPRB #2、EPRB #4、EPRB #6}であり得る。言い換えると、図12bに示すように、(i)EPRB #0から選択されるEREG #0、(ii)EPRB #2から選択されるEREG #0、(iii)EPRB #4から選択されるEREG #0、(iv)EPRB #6から選択されるEREG #0により、ECCE #0が構成され得る。
実施形態2−2
別の実施形態において、実施形態1により1つのECCEを構成するためにマッピングされるEPRBそれぞれから選択される‘シフトされた(shifted)インデックスを有するEREG’で、対応するECCEが構成され得る。実施形態1によれば、あるECCEを構成するEREGを選択するEPRBインデックスのホッピングサイズは、(i)1つのEPRB(上記の条件1−1の場合)、または(ii)M/N個のEPRB(上記の条件1−2の場合)に対応し得る。
以下、上記の説明(例えば、ホッピングサイズ)と関連して本実施形態を具体的に記述する。分散型EPDCCHセットがM個のEPRB(例えば、EPRB#0〜EPRB #(M−1))からなる場合、EREG選択のためのEPRB(例えば、EREGが選択されるEPRB)は、M個のEPRBのうち、EPRBホッピング手続を通じてマッピング(すなわち、決定)され得る。ここで、EPRBホッピング手続は、EPRB#0のEREG #0から始めて、上記の実施形態1の条件に従うホッピングサイズを有し得る。ECCEの構成に使用するEREGは、マッピングされたEPRBごとに1つのEREGを選択することにより(すなわち、EPRBホッピング手続を通じてマッピングされたEPRBのそれぞれから1つのEREGを選択することにより)決定できる。特に、この場合、EPRBホッピングが一回遂行される度に、対応するEPRBから選択されるEREGインデックスを‘1’増やすことができる(図9b参照)。もし、あるECCEを構成するためのN番目のEREGをマッピングする前に、対応するEPDCCHセットを構成する最後のEPRB(最も大きい EPRB)に到達すれば、また最初のEPRB(すなわち、最も小さいEPRB)に戻るサイクリックシフティング(cyclic shifting)を適用してEREGマッピングを続けるようにすることができる。
即ち、上記の実施形態1に係るホッピングサイズが‘1’の場合、すなわちN≧M(例えばN=4、M=3)の場合、EPRB#0からEREG #0を選択し、EPRB #1からEREG #1を選択し、EPRB #2からEREG#2を選択することができる。EPRB #0に再び戻った後は、またEPRB#0からEREG #3を選択することができる。したがって、総数M個のEPRBを通じてN個のEREGを選択してマッピングし得る。特に、N>Mの場合、1つのEPRB(または、複数のEPRB)は一回以上選択できる。
このように、N個のEREGの選択のための1回目のECCE/EREGマッピングが上記のように終われば、次のEPRBから2回目のECCE/EREGマッピングを遂行し得る。より詳しくは、2番目のECCEが、EPRBホッピング手続及びEREG選択手続を通じてマッピングされる。ここで、EPRBホッピング手続はEPRB#1のEREG #0から始めて、同一のホッピングサイズ(すなわち、最初のECCE/EREGマッピングに使われたホッピングサイズ)を有する。2番目のECCEのマッピングのためのEPRBはEPRBホッピング手続を通じて決定できる。2番目のECCEの構成のための総数N個のEREGが、決定されたEPRBごとに1つのEREGを選択することにより、決定(すなわち、選択)され得る。特に、この場合、EPRBホッピングが遂行される度に、‘対応するEPRB’(すなわち、EPRBホッピング手続を通じて決定されるそれぞれのEPRB)から選択されたEREGインデックスを1ずつ増加させることができる。このような方式によりM番目のECCE(すなわち、ECCE#(M−1))を構成するEREGマッピングは、EPRB #(M−1)のEREG #0から始めることができる。ここで、EPRB #(M−1)は、対応するEPDCCHセットを構成する最後のEPRBに対応し得る。
最初の回(turn)(すなわち、ECCE #0からECCE #(M−1)の構成のためのECCE/EREGマッピング)が上記のように終了すれば、対応するEPDCCHセットを構成する全てのEPRB(例えば、EPRB#0〜EPRB #(M−1))のそれぞれに含まれるEREG(例えば、EREG#0〜EREG #(N−1))がECCE #0〜ECCE #(M−1)のマッピングに使用し得る。その後、EPRB #0のEREG #Nから始めて、同一な過程を通じて2番目の回(すなわち、ECCE #MからECCE #(2M−1)の構成のためのECCE/EREGマッピング)を始めることができる。したがって、ECCE#MからECCE #(2M−1)が2番目の回を通じてマッピングされ得る。
上述のように、Nの値によって16/N回の回を遂行すれば、対応するEPDCCHセットを構成する総数(16/N)×M個のECCEをマッピングすることができる。
実施形態2−2に係る任意の分散型EPDCCHセットのためのECCE/EREGマッピング方法は、以下の<数式3>及び<数式4>により表現できる。
<数式3>
i=0,1,...,(16/N)×M−1および、N≧Mについて、
ECCE #i={EREG #n(a) of EPRB #m(a)}である。
<数式3>で、a=0,1,...,N−1に対し、m(a)=(i mod M)+a−M×[{(i mod M)+a}/M]であり、n(a)=N×[i/M]+aである。ここで、[x]はxを超えない最大の整数を示す。
<数式4>
i=0,1,...,(16/N)×M−1および、N<Mでついて、
ECCE #i={EREG #n(a) of EPRB #m(a)}である。
<数式4>で、a=0,1,...,N−1に対し、m(a)=(i mod M)+(M/N)×a−M×[{(i mod M)+a}/M]
であり、n(a)=N×[i/M]+aである。ここで、[x]はxを超えない最大の整数を示す。
図13は、実施形態2−2に係る分散型EPDCCHセットでのECCE構成図である。
図13で、ECCEを構成するEREGの個数(“N”)は‘4’(N=4)であり、ECCEのインデックス“i”は‘0’(i=0)であり得る。
図13aは、上記<数式3>に従うECCEの構成を示す。図13aを参照すると、EPDCCHセットを構成するEPRBの個数(“M”)は‘2’(M=2)であり得る。このような変数の値(例えば、N=4、i=0、及びM=2)を上記<数式3>に適用すれば、(i)(a=0に対して)m(0)=0及びn(0)=0であり、(ii)(a=1に対して)m(1)=1及びn(1)=1であり、(iii)(a=2に対して)m(2)=0及びn(2)=2であり、(iv)(a=3に対して)m(3)=1及びn(3)=3である。したがって、ECCE#0は{EREG #0 of EPRB #0、EREG #1 of EPRB #1、EREG #2 of EPRB #0、EREG #3 of EPRB #1}であり得る。図13aに示すように、EPRB#0からEREG #0が選択され、EPRB #1からEREG #1が選択され得る。それ以後、EPRB #0からEREG #2が選択され、またEPRB #1からEREG #3が選択され得る。ECCE #0は選択されたEREGにより構成され得る。
図13bは、上記<数式4>に従うECCEの構成を示す。図13bを参照すると、EPDCCHセットを構成するEPRBの個数(“M”)は‘8’(M=8)である。このような変数の値(例えば、N=4、i=0、及びM=8)を上記<数式4>に適用すれば、(i)(a=0に対して)m(0)=0及びn(0)=0であり、(ii)(a=1に対して)m(1)=2及びn(1)=1であり、(iii)(a=2に対して)m(2)=4及びn(2)=2であり、(iv)(a=3に対して)m(3)=6及びn(3)=3でありうる。したがって、ECCE#0は{EREG #0 of EPRB #0、EREG #1 of EPRB #2、EREG #2 of EPRB #4、EREG #3 of EPRB #6}であり得る。言い換えると、図13bに示すように、(i)EPRB #0からEREG #0が選択され、(ii)EPRB#1からEREG #1が選択され、(iii)EPRB #4からEREG #2が選択され、(iv)EPRB#6からEREG #3を選択することができる。ECCE#0は選択されたEREGにより構成され得る。
実施形態2−3
上記の実施形態2−2と同様に、総数N個のEREGが、EPRBホッピングを通じて決定されたEPRBそれぞれから1つのEREGを選択することにより、選択されマッピングされ得る。しかしながら、EREG選択/マッピングは実施形態2−2とは異なり、EPRBホッピングする度にEREGインデックスを1ずつ増加させて選択する代わりに、上記の‘N’値によって16/NずつEREGインデックスを増加させながら選択して遂行できる。即ち、分散型EPDCCHセットがM個のEPRB(例えばEPRB#0からEPRB #(M−1))を含む場合、EREG選択のためのEPRB(すなわち、EREGが選択されるEPRB)は、M個のEPRBのうち、EPRBホッピング手続を通じてマッピング(すなわち、決定)され得る。ここで、EPRBホッピング手続はEPRB#0のEREG #0から始めて、上記の実施形態1の条件に従うホッピングサイズを有することができる。ECCEの構成に使用されるEREGは、マッピングされたEPRBごとに1つのEREGを選択することにより(すなわち、EPRBホッピング手続を通じてマッピングされたEPRBのそれぞれから1つのEREGを選択することにより)決定できる。
この際、EPRBホッピングが一回遂行される度に、‘対応するEPRB’(すなわち、EPRBホッピング手続を通じて決定されるEPRBそれぞれから選択するEREGインデックスを、上記の実施形態2−2のように1ずつ増やすことができる。しかしながら、実施形態2−3によれば、EPRBホッピングが一回遂行される度に、対応するEPRBから選択するEREGインデックスを16/Nずつ(N値により決定される)増やすことができる。ここで、16/Nを、EREGホッピングサイズという場合がある。例えば、分散型EPDCCHセットのために割り当てられたEPRBの個数(“M”)が8(すなわち、M=8)であり、EPDCCHセットがノーマルCPのノーマルダウンリンクサブフレームで構成される場合(すなわち、N=4の場合)、上記の実施形態1の条件によってEPRBホッピングサイズはM/N=2として決定できる。また、本実施形態2−3に従ってECCEを構成する場合、各々のECCEを構成するEPRBから選択するEREGホッピングサイズは16/4=2として決定できる。
したがって、対応するEPDCCHセットを構成する最初のECCE(すなわち、ECCE#0)は、(i)EPRB #0のEREG #0、(ii)EPRB #2のEREG #4、(iii)EPRB #4のEREG #8と、(iv)EPRB #6のEREG #12で構成し得る。同様に、対応するEPDCCHセットを構成する2番目のECCE(すなわち、ECCE#1)は、(i)EPRB #1のEREG #0、(ii)EPRB #3のEREG #4、(iii)EPRB #5のEREG #8と、(iv)EPRB #7のEREG #12で構成し得る。このように、最初の回(turn)の最後のECCE、すなわち、対応するEPDCCHセットのM番目のECCE(すなわち、ECCE#(M−1))は、(i)EPRB #7のEREG #0、(ii)EPRB #1のEREG #4、(iii)EPRB #3のEREG #8と、(iv)EPRB #5のEREG #12で構成し得る。本例において、ECCE#7はECCE #(M−1)に対応する。
最初の回(すなわち、ECCE #0からECCE #(M−1)の構成のためのECCE/EREGマッピング)が上記のように終了すれば、対応するEPDCCHセットを構成する全てのEPRB(例えば、EPRB#0からEPRB #(M−1))に含まれるEREGのうち、‘[“モジュロ(modulo)16/N”演算の値=0]に対応するEREGインデックスを有するEREG’が、M個(例えば、ECCE#0からECCE #(M−1))のECCEのために使用できる。ここで、‘[“モジュロ(modulo)16/N”演算の値=0]に対応するEREGインデックスを有するEREG’は“モジュロ16/N”演算(例えば、本例で“モジュロ4”演算)がEREGインデックスそれぞれに遂行される時、[モジュロ演算の値=0]に対応するERGEインデックスを有するEREGを示す。Mは本例で8であり得る。
2番目の回(すなわち、ECCE #MからECCE #(2M−1)の構成のためのECCE/EREGマッピング)において、同じように、対応するECCEマッピングは(M+1)番目のECCE(すなわち、ECCE#M)から始めて、2M番目のECCE(すなわち、ECCE #(2M−1))で終わることができる。ここで、(M+1)番目のECCE(すなわち、ECCE #M)を、(i)EPRB #0のEREG #1、(ii)EPRB #2のEREG #5、(iii)EPRB #4のEREG #9、及び(iv)EPRB #6のEREG #13にマッピングすることができる。2M番目のECCE(すなわち、ECCE#(2M−1))を、(i)EPRB #7のEREG #1、(ii)EPRB #1のEREG #5、(iii)EPRB #3のEREG #9、及び(iv)EPRB #5のEREG #13にマッピングすることができる。
上述のように、N値によって16/N回の回を遂行すれば、対応するEPDCCHセットを構成する全ての総数(16/N)×M個のECCEをマッピングすることができる。この際、あるECCEを構成するためのN番目のEREGをマッピングする前に、対応するEPDCCHセットに含まれる最後のEPRB(すなわち、最も大きいEPRB)に到達すれば、また初めのEPRB(すなわち、最も小さいEPRB)に戻るサイクリックシフティング(cyclic shifting)を適用してEREGマッピングを続けて遂行することができる。
本実施形態2−3に係る分散型EPDCCHセットのためのECCE/EREGマッピング方法は、以下の<数式5>及び<数式6>により表現できる。
<数式5>
i=0,1,...,(16/N)×M−1であり、N≧Mについて、
ECCE #i={EREG #n(a) of EPRB #m(a)}である。
<数式5>で、a=0,1,...,N−1に対し、
m(a)=(i mod M)+a−M×[{(i mod M)+a}/M]
であり、n(a)=N×[i/M]+(16/N)×aである。ここで、[x]はxを超えない最大の整数を示す。
<数式6>
i=0,1,...,(16/N)×M−1であり、N<Mについて、
ECCE #i={EREG #n(a) of EPRB #m(a)}である。
<数式6>で、a=0,1,...,N−1に対し、
m(a)=(i mod M)+(M/N)×a−M×[{(i mod M)+a}/M]
であり、n(a)=N×[i/M]+(16/N)×aである。ここで、[x]はxを超えない最大の整数を示す。
図14は、実施形態2−3に係る分散型EPDCCHセットでのECCE構成を示す。
図14でECCEを構成するEREGの個数(“N”)は‘4’(N=4)であり、ECCEインデックスに対応する“i”(すなわちECCEのインデックス#i)は‘0’(i=0)であり得る。
図14aは、上記<数式5>に従うECCEの構成を示す。図14aを参照すると、EPDCCHセットを構成するEPRBの個数(“M”)は‘2’(M=2)である。このような変数の値(例えば、N=4、i=0、及びM=2)を上記<数式5>に適用すれば、(i)(a=0に対して)m(0)=0及びn(0)=0であり、(ii)(a=1に対して)m(1)=1及びn(1)=4であり、(iii)(a=2に対して)m(2)=0及びn(2)=8であり、(iv)(a=3に対して)m(3)=1及びn(3)=12であり得る。したがって、ECCE #0は{EREG#0 of EPRB #0、EREG #4 of EPRB #1、EREG #8 of EPRB #0、EREG #12 of EPRB #1}であり得る。言い換えると、図14aに示すように、EPRB #0からEREG #0が選択され、EPRB #1からEREG#4が選択され得る。その以後、またEPRB #0からEREG #8が選択され、またEPRB #1からEREG #12が選択され得る。ECCE #0は選択されたEREGにより構成できる。
図14bは、上記<数式6>に従うECCEの構成を示す。図14bを参照すると、EPDCCHセットを構成するEPRBの個数(“M”)は‘8’(M=8)である。このような変数の値(例えば、N=4、i=0、及びM=8)を上記<数式6>に適用すれば、(i)(a=0に対して)m(0)=0、n(0)=0であり、(ii)(a=1に対して)m(1)=2、n(1)=4であり、(iii)(a=2に対して)m(2)=4、n(2)=8であり、(iv)(a=3に対して)m(3)=6、n(3)=12でありうる。したがって、ECCE #0は{EREG#0 of EPRB #0、EREG #4 of EPRB #2、EREG #8 of EPRB #4、EREG #12 of EPRB #6}でありうる。言い換えると、図14bに示すように、(i)EPRB #0からEREG #0が選択され、(ii)EPRB #2からEREG #4が選択され、(iii)EPRB #4からEREG #8が選択され、(iv)EPRB #6からEREG #12が選択され得る。ECCE #0は選択されたEREGにより構成できる。
前述したように、EREGを構成するリソースエレメント(RE)のうち、レガシーPDCCH制御領域のサイズおよび参照信号(例えば、CRSなど)の存在によって、EPDCCH転送に使用できないREがあり得る。したがって、EREGごとにEPDCCH転送に使用することができるREの数の不均衡がありうる。ECCEが実施形態2−2と実施形態2−3に従って構成される場合、ECCEごとに使用することができるREの数について、より詳細に説明する。
レガシーPDCCHのサイズは‘2’OFDMシンボルであれば、使用することができるREの数は、上記<表3>に記載された通りであり得る。
このような場合において、実施形態2−2に従ってEREGのインデックス(すなわち、対応するEPRBから選択するべきEREGのインデックス)を‘1’ずつ増加させながらECCEを構成することができる。以下の<表4>は、ECCEが実施形態2−2に従って構成される場合、ECCEごとに使用することができるREの数を示し得る。
<表4>を参照すると、1つの転送アンテナポート(“1 Tx CRS”)の場合、EREG #0からEREG#3のEREGで構成されるECCEは、使用することができる25個のREを含み、EREG#12からEREG #15のEREGで構成されるECCEは、使用することができる31個のREを含む。したがって、2つのECCEの間に使用することができるREの数の差は6個でありうる。
同様に、レガシーPDCCHのサイズが‘2’OFDMシンボルの時、以下の<表5>はECCEが実施形態2−3に従って構成されるECCEの使用することができるREの数を示し得る。
<表5>を参照すると、1つの転送アンテナポート(“1 Tx CRS”)の場合、EREG #0、EREG#4、EREG #8、EREG #12で構成されるECCEは、使用することができる28個のREを含み得る。EREG #1、EREG#5、EREG #9、EREG #13で構成されたECCEは使用することができる29個のREを含み得る。したがって、2つのECCEの間に使用することができるREの数の差は1つであり得る。実施形態2−3に係るECCEの間の使用可能RE数の差(例えば、1つ)は実施形態2−2に係るECCEの間の使用可能RE数の差(例えば、6個)より小さいことがあり得る。また、2つの転送アンテナポート(“2Tx CRS”)及び4個の転送アンテナポート(“4Tx CRS”)に対して実施形態2−3に従って構成されたECCEの間に使用することができるREの数の差は‘0’となり得る。
実施形態2で実施形態1を組み合わせた実施形態を説明した。しかしながら、本実施形態はこれに制限されるものではない。また、実施形態2に記載された実施形態は実施形態1と独立であり得る。
例えば、実施形態2−1によれば、同一のインデックスを有するEREGでECCEを構成することができる。8個のEPRBで構成されたEPDCCHセットの場合、1つのECCEは、EPRB#0、EPRB #2、EPRB #4、EPRB #6において、同一のインデックスを有するEREG(例えば、EREG #0に対応するEREG)を選択して構成することができる。しかしながら、実施形態2−1は実施形態1と独立であり得る。したがって、この場合、1つのECCEは連続した4個のEPRB(例えば、EPRB#0、EPRB #1、EPRB #2、EPRB #3)において同一のインデックスを有するEREG(例えば、EREG #0に対応するEREG)を選択して構成できる。
実施形態1と独立な実施形態2と関連する他の例が以下に記載される。実施形態2−2によれば、連続的なインデックスのEREG(例えば、EREG#0、EREG #1、EREG #2、EREG #3)で1つのECCEを構成することができる。2つのEPRBで構成されるEPDCCHセットの場合、(i)EPRB #0からEREG #0が選択され、(ii)EPRB #1からEREG #1が選択され、(iii)EPRB #0からEREG #2が選択され、(iv)EPRB #1からEREG #3が選択され、1つのECCEが構成され得る。しかしながら、実施形態2−2は、実施形態1と独立であり得る。この場合、(i)EPRB #0からEREG #0が選択され、(ii)EPRB #1からEREG #1、EREG #2、EREG#3が選択され、1つのECCEが構成され得る。
同様に、実施形態2−3は、実施形態1と独立であり得る。より詳細には、EPRBをホッピングせず、16/NずつEREGインデックスを順次に増加させながらEREGを選択してECCEを構成することもできる。例えば、2つのEPRBで構成されたEPDCCHセットで、(i)EPRB #0からEREG #0、EREG #4、EREG #8を選択し、(ii)EPRB #1からEREG #12を選択して1つのECCEが構成され得る。
上記のように、実施形態1及び実施形態2は、分散型EPDCCHセットでのECCE/EREGマッピング方法を提供することができる。実施形態2−1でECCE/EREGマッピング関数を<数式1>及び<数式2>により定義することができる。実施形態2−2でECCE/EREGマッピング関数を<数式3>及び<数式4>により定義することができる。実施形態2−3でECCE/EREGマッピング関数を<数式5>及び<数式6>により定義することができる。しかしながら、<数式1>から<数式6>は各々の実施形態を反映した例示的な関数的な数式を示し、実施形態2−1、実施形態2−2、実施形態2−3の概念に基づく他の形態の関数的な数式で表現できる。
図15は、少なくとも1つの実施形態に係る送受信ポイントの制御情報を転送する方法に対するフローチャートである。
図15を参照すると、送受信ポイントはサブフレームで2つ以上の物理リソースブロック(Physical Resource Block(PRB))の対のデータ領域を通じてユーザ端末に制御情報を転送することができる。ステップS1510で、送受信ポイントは向上した制御チャネル要素(ECCEs)を構成(または、形成)することができる(あるいは、ECCEを割り当てると記載することができる)。ここで、2つ以上のPRBの対それぞれのリソースエレメント(RE)は、16個の数(例えば、0,1,2,...,15)を周波数優先方式(すなわち、周波数をまず優先し、その次に時間の方式)により繰り返してインデキシングできる。同一のインデックスを有するリソースエレメント(RE)は同一の向上したリソースエレメントグループ(Enhanced Resource Element Group(EREG))に含まれることができる。ECCEそれぞれは、同一のモジュロ値を有するEREGに対応するEREG(例えば、4または8個のEREG)を含み得る。より詳しくは、ステップS1510で、ECCEのそれぞれは、(i)4で割った余り(例えば、0、1、2、または3)が同一な互いに異なるインデックスの4個のEREG、または(ii)2で割った余り(例えば、0または1)が同一な互いに異なるインデックスの8個のEREGで構成できる。
ステップS1510で、ECCEを構成するEREGを、2つ以上のPRBに対に位置させることができる。
PRBの対に割り当てられるインデックスの例は、図4から図9を参照して前述した内容を参照することができる。図4及び図7を参照すると、0〜15までの数を周波数優先方式(すなわち周波数をまず優先しその次には時間の方式)によりEREGをナンバリング(すなわちインデキシング)することができる。図4に示すように、シンボル基準サイクリックシフトを使用してインデキシングを遂行することができる。より詳しくは、最初のシンボルの“400”により示されるリソースエレメント(RE)は11(すなわち、インデックス11)としてインデキシングされ、2番目のシンボルの隣接する“410”により示されるREは、連続する12(すなわち、インデックス12)としてインデキシングできる。一方、図7に示す実施形態のように、シンボル基準サイクリックシフト無しでインデキシングが遂行できる。したがって、この場合には、図7に示すように、最初のシンボルの“700”により示されるリソールエレメント(RE)は、11(すなわち、インデックス11)としてインデキシングされ、2番目シンボルの“710”により示されるREは連続して12(インデックス12)としてインデキシングできる。12としてインデキシングされたRE(“710”)は11としてインデキシングされたRE(“700”)と隣接しない。
送受信ポイントは、(i)4で割った余り(例えば、0、1、2、または3)が同一の互いに異なるインデックスに対応するEREG、または(ii)2で割った余り(例えば、0または1)が同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGを使用してECCEを構成することができる。
例えば、4で割った余り(例えば、0、1、2、または3)が同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGでECCEを構成することができる。より詳しくは、EREG#0、EREG#4、EREG#8、EREG#12が1つのECCEを構成することができる。EREG#1、EREG#5、EREG#9、EREG#13で他の1つのECCEを構成することができる。EREG#2、EREG#6、EREG#10、EREG#14で他の1つのECCEを構成することができる。EREG#3、EREG#7、EREG#11、EREG#15で他のECCEを構成することができる。また、ECCEそれぞれに対応するEREGインデックスグループは{0,4,8,12}、{1,5,9,13}、{2,6,10,14}、または{3,7,11,15}として表現できる。
他の実施形態において、2で割った余り(例えば、0または1)が同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGでECCEを構成する場合、EREG#0、EREG#2、EREG#4、EREG#6、EREG#8、EREG#10、EREG#12、EREG#14が1つのECCEを構成することができる。EREG#1、EREG#3、EREG#5、EREG#7、EREG#9、EREG#11、EREG#13、EREG#15が他の1つのECCEを構成することができる。また、各ECCEに対応するするEREGインデックスグループは{0,2,4,6,8,10,12,14}または{1,3,5,7,9,11,13,15}として表現できる。
ECCEを構成するEREGは2つ以上のPRBに対に位置させることができる。即ち、EPDCCHを分散型(distributed type)に転送できる。より詳細には、送受信ポイントでECCEを割り当てるPRBの対は、分散型(distributed type)のEPDCCHセット(すなわち、分散型EPDCCHセット)を形成することができる。
送受信ポイントは周波数ダイバーシティゲイン(frequency diversity gain)が最大になるようにEREGをPRBの対に分散させてECCEを構成(または、割り当て)することができる。このようなECCE構成方法は、実施形態1に従って具体化できるが、これに制限されるものではない。
図11をまた参照すると、送受信ポイントは、8個のPRB対でEPRB #0から2つのPRBずつホッピングしながら、EPRB #2、EPRB #4、EPRB #6で各々EREGを選択してECCEを構成することができる。送受信ポイントは、ホッピング手続により決定されたPRBの対(例えば、EPRB#0、EPRB #2、EPRB #4、及び EPRB #6)のEREGを使用してECCEを構成(割り当て)することができる。より詳しくは、前述したように、送受信ポイントは、(i)4で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGで1つのECCEを構成することができ、または、(ii)2で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGでECCEを構成することができる。
より詳しくは、EPRB #0からEREG#0が選択され、EPRB #2からEREG #4が選択され、EPRB #4からEREG #8が選択され、EPRB#6からEREG #12が選択され得る。選択したEREGは、ECCEを構成することができる。他の実施形態において、(i)EPRB #0からEREG #12を選択し、(ii)EPRB #2からEREG #8を選択し、(iii)EPRB #4からEREG #4を選択し、(iv)EPRB #6からEREG #0を選択してECCEを構成することができる。
EREGのインデックスが[0,1,2,...,15]に限定されている場合、(i)4で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGの組み合わせ、または(ii)2で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGの組み合わせは限定的であり得る。このような組み合わせを考えると、ECCEに割り当てられるEREGのインデックス(EREGインデックスグループ)は、{0,4,8,12}、{1,5,9,13}、{2,6,10,14}、及び{3,7,11,15}のうちの1つであり得る。代りに、ECCEに割り当てられるEREGのインデックスは、{0,2,4,6,8,10,12,14}及び{1,3,5,7,9,11,13,15}のうちの1つであり得る。
図15をまた参照すると、ステップS1520で送受信ポイントは、少なくとも1つの構成されたECCEを通じて制御情報をユーザ端末に転送することができる。
ここで、制御情報は、データ領域220で定義される制御チャネルであるEPDCCHを介して転送できる。EPDCCHはPRBの対において少なくとも1つのECCEに割り当てることができる。
図16は、他の実施形態に係るユーザ端末の制御情報の受信の方法に対するフローチャートである。
図16を参照すると、ユーザ端末は、サブフレームで2つ以上のPRBの対のデータ領域を通じて送受信ポイントから制御情報を受信することができる。
ステップS1610で、ユーザ端末は少なくとも1つのECCEを通じて無線信号(“ラジオ信号”ということができる)を受信することができる。ここで、2つ以上のPRBの対のそれぞれにおいてリソースエレメント(RE)は16個の数(例えば、0,1,2,...,15)を周波数優先方式(すなわち周波数をまず優先し次に時間の方式)により繰り返してインデキシングできる。同一のインデックスを有するリソースエレメント(RE)は、同一のEREGに含まれることができる。少なくとも1つのECCEのそれぞれは、同一のモジュロ値を有するEREGに該当するEREGを含み得る。より詳しくは、少なくとも1つのECCEのそれぞれは、(i)4で割った余り(例えば、0、1、2、または3)が同一の互いに異なるインデックスの4個のEREG、または(ii)2で割った余り(例えば、0または1)が同一の互いに異なるインデックスの8個のEREGで構成できる。そして、ステップS1620で、ユーザ端末は、受信された無線信号から制御情報を取得することができる。
ステップS1610で、ECCEを形成するEREGは、2つ以上のPRBの対に位置させることができる。
PRBの対に割り当てられるインデックスの例は、図4から図9を参照して前述した内容を参照することができる。図4及び図7を参照すると、0〜15までの数を周波数優先方式(すなわち、周波数をまず優先し、その次は時間の方式)によりEREGをナンバリング(すんわち、インデキシング)することができる。図4に図示された実施形態において、シンボル基準サイクリックシフトを使用してインデキシングを遂行することができる。より詳しくは、図4に示すように、最初のシンボルの“400”で示されるリソースエレメント(RE)は11(すなわち、インデックス11)としてインデキシングされた後、2番目のシンボルの“410”で示される隣接するREは、連続して12(すなわち、インデックス12)としてインデキシングできる。一方、図7に示すように、シンボル基準サイクリックシフト無しでインデキシングが遂行できる。したがって、この場合、最初のシンボルの“700”で示されるリソースエレメント(RE)は、11(すなわち、インデックス11)としてインデキシングされた後、2番目のシンボルの“710”で示されるREは連続して12(すなわちインデックス12)としてインデキシングできる。12としてインデキシングされたRE(“710”)は、11としてインデキシングされたRE(“700”)と隣接しない。
ECCEは、(i)4(例えば、0、1、2、または3)で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREG、または(ii)2で割った余り(例えば、0または1)が同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGで構成できる。言い換えると、このようなEREGはECCE構成のために割り当てられ得る。
例えば、4で割った余り(例えば、0、1、2、または3)が同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGで、ECCEを構成することができる。より詳しくは、EREG#0、EREG#4、EREG#8、EREG#12が1つのECCEを構成することができる。EREG#1、EREG#5、EREG#9、EREG#13で他の1つのECCEを構成することができる。EREG#2、EREG#6、EREG#10、EREG#14で他の1つのECCEを構成することができる。EREG#3、REG#7、EREG#11、EREG#15で他のECCEを構成することができる。また、各ECCEに該当するEREGインデックスグループは{0,4,8,12}、{1,5,9,13}、{2,6,10,14}、または{3,7,11,15}として表現できる。
他の実施例において、2で割った余り(例えば、0または1)が同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGでECCEを構成する場合、EREG#0、EREG#2、EREG#4、EREG#6、EREG#8、EREG#10、EREG#12、EREG#14が1つのECCEを構成することができる。EREG#1、EREG#3、EREG#5、EREG#7、EREG#9、EREG#11、EREG#13、EREG#15が他の1つのECCEを構成することができる。また、各ECCEに該当するEREGインデックスグループは{0,2,4,6,8,10,12,14}または{1,3,5,7,9,11,13,15}として表現できる。
ECCEを構成するEREGは、2つ以上のPRBの対に位置させることができる。即ち、EPDCCHを分散型(distributed type)に転送することができる。送受信ポイントでECCEを割り当てるPRBの対は、分散型(distributed type)のEPDCCHセット(すなわち、分散型EPDCCHセット)を形成することができる。
周波数ダイバーシティゲイン(frequency diversity gain)が最大になるようにEREGをPRBの対に分散させてECCEを構成(または、割り当て)することができる。このようなECCE構成方法は実施形態1に従って具体化できるが、これに制限されるものではない。
図11をまた参照すると、ECCEは8個のPRBの対においてEPRB #0から2つのPRBずつホッピングしながら、EPRB #2、EPRB #4、EPRB #6で各々EREGを選択して構成できる。ECCEは、‘ホッピング手続により決定されるPRBの対’(例えば、EPRB #0、EPRB #2、EPRB #4およびEPRB #6)により構成できる。より詳しくは、前述したように、ECCEは、、(i)4で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREG、または、(ii)2で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGを選択して構成できる。
より詳しくは、EPRB #0からEREG#0が選択され、EPRB #2からEREG #4が選択され、EPRB #4からEREG #8が選択され、EPRB#6からEREG #12が選択され得る。選択したEREGは、ECCEを構成することができる。他の実施形態において、(i)EPRB #0からEREG #12を選択し、(ii)EPRB #2からEREG #8を選択し、(iii)EPRB #4からEREG #4を選択し、(iv)EPRB #6からEREG #0を選択してECCEを構成することができる。
EREGのインデックスが[0,1,2,...,15]に限定されている場合、(i)4で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGの組み合わせ、または(ii)2で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGの組み合わせは限定的でありうる。このような組み合わせを考えると、ECCEに割り当てられるEREGのインデックス(すなわち、EREGインデックスグループ)は{0,4,8,12}、{1,5,9,13}、{2,6,10,14}、及び{3,7,11,15}のうちの1つでありうる。代りに、ECCEに割り当てられるEREGのインデックスは{0,2,4,6,8,10,12,14}及び{1,3,5,7,9,11,13,15}のうちの1つでありうる。
また図16を参照すると、ステップS1620で、ユーザ端末は制御情報を取得することができる。
図17は、いくつかの実施形態に係る送受信ポイントの構成を示す図である。
図17を参照すると、本実施形態に係る送受信ポイント1700は、サブフレームで2つ以上のPRBの対のデータ領域を通じてユーザ端末に制御情報を転送することができる。本実施形態に係る送受信ポイント1700は、制御部1710、送信部1720、及び受信部1730を含むことができる。
制御部1710は、ECCE(または以降において“割り当てられたECCE”という)を構成(または生成)することができる。より詳細には、2つ以上のPRBの対のそれぞれでリソースエレメント(RE)を、16個の数(例えば、0,1,2,...,15)を用いて周波数優先方式(すなわち、周波数をまず優先しその次は時間の方式)により繰り返してインデキシングできる。同一なインデックスを有するREは同一の向上したリソースエレメントグループ(Enhanced Resource Element Group(EREG))に含まれることができる。ECCEそれぞれは、同一なモジュロ値を有するEREGインデックスに対応するEREG(例えば、4または8EREG)を含み得る。より詳しくは、制御部1710は、(i)4で割った余り(例えば、0、1、2、または3)が同一の互いに異なるインデックスの4個のEREG、または(ii)2で割った余り(例えば、0または1)が同一の互いに異なるインデックスの8個のEREGで構成することができる。
制御部1710は、ECCEを構成するEREGは2つ以上のPRBの対に位置するように‘ECCE構成’(または、ECCE割り当てという)を制御することができる。即ち、EPDCCHを分散型(distributed type)に転送することができる。より詳しくは、送受信ポイント1700でECCEを割り当てるPRBの対は、分散型(distributed type)のEPDCCHセット(すなわち、分散型PDCCHセット)を形成することができる。
EREGのインデックスが[0,1,2,...,15]に限定されている場合、(i)4で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGの組み合わせ、または(ii)2で割った余りが同一な互いに異なるインデックスに対応するEREGの組み合わせは限定的でありうる。このような組み合わせを考えると、ECCEに割り当てられるEREGのインデックス(“EREGインデックスグループ”という場合がある)は、{0,4,8,12}、{1,5,9,13}、{2,6,10,14}、及び{3,7,11,15}のうちの1つであり得る。代りに、ECCEに割り当てられるEREGのインデックスグループは、{0,2,4,6,8,10,12,14}及び{1,3,5,7,9,11,13,15}のうちの1つでありうる。
また、制御部1710は、EPDCCH転送のためのECCE/EREGマッピングを遂行する方法及び/又はある分散型EPDCCHセットでのECCEインデキシングを遂行する方法に従い、送受信ポイント1700の動作を制御する。
送信部1720は、少なくとも1つのECCEを通じて制御情報をユーザ端末に転送する。
送信部1720と受信部1730は、前述した本実施形態を遂行することに必要とする信号やメッセージ、データ及び情報をユーザ端末と関連して送受信することができる。
図18は、一部の実施形態に係るユーザ端末の構成を示す図である。
図18を参照すると、本実施形態に係るユーザ端末1800はサブフレームで2つ以上のPRBの対のデータ領域を通じて送受信ポイント(例えば、送受信ポイント1700)から制御情報を受信することができる。ユーザ端末1800は、受信部1810、制御部1820、及び送信部1830を含むことができる。
受信部1810は、少なくとも1つのECCEを通じて無線信号を受信することができる。ここで、2つ以上のPRBの対のそれぞれでリソースエレメント(RE)は16個の数(例えば、0,1,2,...,15)を用いて、周波数優先方式(すなわち、周波数をまず優先し次に時間の方式)により繰り返してインデキシングできる。同一のインデックスを有するリソースエレメント(RE)は同一のEREGに含まれることができる。少なくとも1つのECCEのそれぞれは同一のモジュロ値を有するEREGインデックスに該当するEREGらを含む。より詳しくは、少なくとも1つのECCEのそれぞれは、(i)4で割った余り(例えば、0、1、2、または3)が同一の互いに異なるインデックスの4個のEREG、または(ii)2で割った余り(例えば、0または1)が同一の互いに異なるインデックスの8個のEREGで構成できる。
ECCEを形成するEREGは2つ以上のPRBに対に位置させることができる。より詳しくは、送受信ポイント1700でECCEを割り当てるPRBの対は分散型(distributed type)のEPDCCHセット(すなわち、分散型PDCCHセット)を形成することができる。
EREGのインデックスが[0,1,2,...,15]に限定されている場合、(i)4で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGの組み合わせ、または(ii)2で割った余りが同一の互いに異なるインデックスに対応するEREGの組み合わせは限定的でありうる。このような組み合わせを見ると、ECCEに割り当てられるEREGのインデックス(すなわち、“EREGインデックスグループ”)は、{0,4,8,12}、{1,5,9,13}、{2,6,10,14}、及び{3,7,11,15}のうちの1つでありうる。代りに、ECCEに割り当てられるEREGのインデックスグループは{0,2,4,6,8,10,12,14}及び{1,3,5,7,9,11,13,15}のうちの1つでありうる。
制御部1820は、受信した無線信号から制御情報を取得する。また、制御部1820は、上述の実施形態を実施するために必要な処理(すなわち、ユーザ端末1800の処理)を制御する。より詳細には、制御部1820は、EPDCCH転送のためのECCE/EREGマッピングを遂行する方法及び/又は任意の分散型EPDCCHセットでのECCEインデキシングを遂行する方法に従いユーザ端末1800の動作を制御する。
受信部1810と送信部1830は、前述した本実施形態を遂行することに必要とする信号やメッセージ、データ、及び情報を送受信ポイントと関連して送受信することができる。
前述した実施形態で言及された技術標準内容は本明細書に対する簡略な説明のために省略されたが、技術標準の関連内容は本明細書の一部を構成することができる。したがって、本明細書及び/又は請求範囲に標準関連内容を追加することは本発明の範囲に含まれるものとして解釈されるべきである。
より詳しくは、含まれた文書は公開された文書の一部で本明細書の一部を構成することができる。したがって、本明細書及び/又は請求範囲に標準関連内容及び標準文書の一部を追加することは本発明の範囲に該当するものとして解釈されるべきである。
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明の本質的な特性から外れない範囲で多様な修正、変形および置換が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態は本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、本発明の技術思想の範囲はこのような実施形態に限定されるものではない。本発明の保護範囲は請求範囲により解釈されなければならず、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
他の出願への参照
本特許出願は、2012年9月18日付で韓国に出願した特許出願番号第10−2012−0103584号、及び2012年12月13日付で韓国に出願した特許出願番号第10−2012−0145368号に対し、35U.S.C§119(a)により優先権を主張し、その全ての内容は参考文献として本特許出願に併合される。