JP2015534616A - エッジ部断熱が改善された3重ガラス断熱ユニット - Google Patents

エッジ部断熱が改善された3重ガラス断熱ユニット Download PDF

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Abstract

断熱ユニットは、第1のシートと第2のシートとの間の第1のスペーサ・フレーム、例えば、ガラス・シート、及び第2のシートと第3のシートとの間の第2のスペーサ・フレームを含む。水蒸気不浸透性接着剤層によって、第1のスペーサ・フレームの第1の表面は第1のシートの内側表面に付着し、第1のスペーサ・フレームの対向する第2の表面は第2のシートの第1の表面に付着する。接着剤層によって、第2のスペーサ・フレームの第1の外側表面は第2のシートの第2の表面に付着し、第2のスペーサ・フレームの対向する第2の外側表面は第3のシートの内側表面に付着する。第1のスペーサ・フレーム及び第2のスペーサ・フレームは、ゼロよりも大きいオフセットを有する。

Description

[政府支援の通知]
本発明は、エネルギー省によって与えられた共同合意第DE−EE−0000167号の下で政府の支援によって行われた。米国政府は、本発明において一定の権利を有し得る。
本発明は、エッジ部断熱が改善されたガラス断熱ユニットであって、離間した3つ以上のシートを有する、ガラス断熱ユニットに関し、より詳細には、互いからオフセットされているスペーサ・フレームによって分離された、隣接するシートを有する3重ガラス断熱ユニットに関する。
現在、大多数のガラス断熱ユニットは、スペーサ・フレームによって分離された一対のガラス・シートを含む。一般に、また本議論に限定しないで、例えば米国特許第5,655,282号の図1、3、4、及び10に示すタイプの、金属スペーサ・フレームを有するユニットは、金属スペーサ・フレームの対向する外側表面上に水蒸気不浸透性接着剤又はシーラントを塗布し、一対のシートの間にスペーサ・フレームを位置決めして、サブアセンブリを形成することによって作製される。サブアセンブリは、加熱されたオーブンを通して搬送されて、接着剤を加熱し、その後、サブアセンブリは、加圧ロールの間を通過して、接着剤を流すようスペーサ・フレームにシートを押付け、それにより、スペーサ・フレームの外側表面と隣接するシートの内側辺縁部との間に所定の厚さを有する水蒸気不浸透性シールを形成する。このプロシージャは、2つのガラス・シート及び単一のスペーサ・フレームを有する断熱ユニットを作ることについて許容できるが、3つ以上のガラス・シート及び2つ以上のスペーサ・フレームを有する断熱ユニットを作るためにプロセス及び機器が使用されるとき制限が存在する。
より詳細には、3重ガラス断熱ユニットを作るプロセスにおいて、第1のスペーサ・フレームであって、スペーサ・フレームの対向する外側表面上に水蒸気不浸透性接着剤又はシーラントの層を有する、第1のスペーサ・フレームは、第1のシートと第2のシートの第1の表面との間に位置決めされ、対向する外側表面上に水蒸気不浸透性接着剤又はシーラントの層を有する第2のスペーサ・フレームは、第2のシートの第2の表面(第2のシートの第1の表面に対向する第2の表面)と第3のシートとの間に位置決めされて、サブアセンブリを提供する。3重ガラス・ユニットのサブアセンブリは、上側加熱要素と下側加熱要素との間の加熱オーブンを通して搬送されて、展性を持たせるように接着剤を加熱し、その後、3重ガラス・サブアセンブリは、加圧ロールの間を通過して、スペーサ・フレームに対抗するようにシートを互いの方に向けて付勢し、それにより、スペーサ・フレームと隣接するシートの内側辺縁部との間に所望の厚さを有する水蒸気不浸透性シールを形成する。
このプロセスに関する欠点は、第2のシートの第1の表面と第1のスペーサ・フレームの外側表面との間の接着剤又はシーラント層(以降で、「第1の内側接着剤層(first inner adhesive layer)」とも呼ばれる)及び第2のスペーサ・フレームの外側表面と第2のシートの第2の表面との間の接着剤又はシーラント層(以降で、「第2の内側接着剤層(second inner adhesive layer)」とも呼ばれる)は、第1のスペーサ・フレームの外側表面と第1のシートとの間の接着剤又はシーラント層(以降で、「第1の外側接着剤層(first outer adhesive layer)」とも呼ばれる)及び第2のスペーサ・フレームの外側表面と第3のシートとの間の接着剤又はシーラント層(以降で、「第2の外側接着剤層(second outer adhesive layer)」とも呼ばれる)よりも低温である。第1及び第2の内側接着剤層が第1及び第2の外側接着剤層よりも低温である理由は、第1及び第2の内側接着剤層が加熱される前に、熱が第1及び第2のスペーサ・フレームを通過しなければならないからである。
上記議論に基づいて、加熱オーブンの温度及び他のプロセス・パラメータを維持して、第1及び第2の内側接着剤層の温度を許容可能な温度範囲に維持することが、第1及び第2の外側接着剤層を過熱する場合があることが認識され得る。サブアセンブリが加圧ロールを通過するとき、第1及び第2の内側接着剤層は、所望の厚さ範囲まで加圧される。しかし、第1及び第2の外側接着剤層は、より高温のためより展性が高く、外側接着剤層の一方又は両方は、所望の厚さ範囲の下限を外れた厚さまで加圧される、又はそうでなければ、サブアセンブリの重量により、所望の厚さ範囲の下限を外れた厚さを有する。更に、加熱オーブンの温度及び他のプロセス・パラメータを維持して、第1及び第2の外側接着剤層の温度を許容可能な温度範囲に維持することは、第1及び第2の内側接着剤層を加熱不足にする場合がある。サブアセンブリが加圧ロールを通過するとき、第1及び第2の外側接着剤層は、所望の厚さ範囲まで加圧される。しかし、第1及び第2の内側接着剤層は、より低温のためより展性が低く、所望の厚さ範囲を外れた厚さまで加圧される、又は、所望の接着レベルを生じない場合がある。
当業者によって認識され得るように、現在入手可能な断熱ユニットの欠点を持たない2つ以上のスペーサ・フレーム及び3つ以上のガラス・シートを有する断熱ユニットと、そのような断熱ユニットを作る方法と、2つ以上のスペーサ・フレーム及び3つ以上のガラス・シートを有する複数の断熱ユニットを作る方法を提供することが望ましいであろう。
米国特許第5,655,282号 米国特許第4,610,711号 米国特許第4,806,220号 米国特許第4,853,257号 米国特許第6,811,884号 米国特許第7,455,912号 米国特許第4,873,206号 米国特許第5,030,593号 米国特許第4,792,536号 米国特許第4,109,431号 米国特許第5,678,377号 米国特許第5,361,476号 米国特許第5,295,292号 米国特許第4,831,799号 米国特許第4,431,691号 米国特許第4,873,803号 米国特許第7,422,650B2号 米国特許第4,807,419号
本発明は断熱ユニットに関する。本発明の1つの非限定的な実施例では、断熱ユニットは、とりわけ、第1のシートと第2のシートとの間の第1のスペーサ・フレームを含み、第1のスペーサ・フレームの第1の外側表面は第1のシートの内側表面に付着し、第1のスペーサ・フレームの対向する第2の外側表面は第2のシートの第1の主表面に付着し、断熱ユニットは、第2のシートと第3のシートとの間の第2のスペーサ・フレームを含み、第2のスペーサ・フレームの第1の外側表面は第2のシートの第2の主表面に付着し、第2のスペーサ・フレームの対向する第2の外側表面は第3のシートの内側表面に付着し、第2のシートの第2の主表面は第2のシートの第1の主表面に対向し、第2のスペーサ・フレームのセグメントに整列した第1のスペーサ・フレームのセグメントを含み、第1のスペーサ・フレームのセグメント及び第2のスペーサ・フレームのセグメントは、ゼロよりも大きいオフセットを有する。
本発明の別の非限定的な実施例では、断熱ユニットの辺縁端部は、第1の溝及び隣接する第2の溝を有するサッシ・フレーム内に搭載される。第1の溝のベースは第2の溝のベースよりも深く、第1及び第2のシートの辺縁端部は、第1の溝内に搭載され、第1及び第2のシートの周辺エッジ部は、第1の溝のベースに係合し、第3のシートの辺縁端部は、第2の溝内に搭載され、第3のシートの周辺エッジ部は、第2の溝のベースに係合する。
本発明は、更に断熱ユニットを作る方法に関する。本発明の1つの非限定的な実施例では、方法は、とりわけ、サブアセンブリを作るステップを含み、サブアセンブリは、とりわけ、第1のシートと第2のシートとの間の第1のスペーサ・フレームを含み、第1のスペーサ・フレームの第1の外側表面は、接着剤によって第1のシートの内側表面に付着し、第1のスペーサ・フレームの対向する第2の外側表面は、接着剤によって第2のシートの第1の主表面に付着し、第2のシートと第3のシートとの間の第2のスペーサ・フレームを含み、第2のスペーサ・フレームの第1の外側表面は、接着剤によって第2のシートの第2の主表面に付着し、第2のスペーサ・フレームの対向する第2の外側表面は、接着剤によって第3のシートの内側表面に付着し、第2のシートの第2の主表面は第2のシートの第1の主表面に対向し、第1のスペーサ・フレームのセグメントは、第2のスペーサ・フレームのセグメントに整列し、第1のスペーサ・フレームのセグメント及び第2のスペーサ・フレームのセグメントは、ゼロよりも大きいオフセットを有する。サブアセンブリは、加熱され、第1のシート及び第3のシートは、互いに向かって付勢され、接着剤を流す。
従来技術の3重ガラス断熱ユニットの平立面図である。 図1のライン2−2に沿って切り取られた図である。 従来技術の3重ガラス・ユニットのエッジ部アセンブリの断面図である。 図3に示す従来技術の3重ガラス・ユニットの積上げられたサブアセンブリの側立面図であり、明確にするために、サブアセンブリのコンポーネントの部分が取り除かれている。 サブアセンブリを加熱し、加熱されたサブアセンブリを加圧して、従来技術の3重ガラス・ユニットを作るための装置の側立面図である。装置の複数の部分が、明確にするために断面で示される。 本発明の3重ガラス・ユニットの非限定的な実施例を示す図1の図と同様の図である。 図6のライン7−7に沿って切り取られた図である。 サッシ部材内に搭載された本発明の3重ガラス・ユニットの非限定的な実施例を示す窓の断面図である。 本発明の教示による、隣接するスペーサ・フレームのオフセットを決定するプロシージャを示すスケッチである。 本発明の非限定的な実施例を示す図4の図と同様の図である。 本発明の非限定的な実施例を示す図4の図と同様の図である。 本発明の別の非限定的な実施例を示す図6の図と同様の図である。 本発明の別の非限定的な実施例を示す図6の図と同様の図である。 図13のライン14−14に沿って切り取られた図である。 図13及び14に示すユニットを示す窓の断面図である。 本発明の実施において使用され得るスペーサ・フレームの断面図である。 本発明の実施において使用され得るスペーサ・フレームの断面図である。
本明細書で使用されるとき、空間又は方向の用語、例えば、「内側(inner)」、「外側(outer)」、「左(left)」、「右(right)」、「上(up)」、「下(down)」、「水平(horizontal)」、「垂直(vertical)」等は、図に示されているときの本発明に関している。しかし、本発明は様々な代替の配向をとり得ることが理解され、したがって、こうした用語は限定的であると考えられない。更に、本明細書及び特許請求の範囲の中で使用される寸法、物理的特徴等を表す全ての数値は全ての事例において用語「約(about)」によって修正されているものとして理解される。したがって、そうでないと指示されない限り、以下の明細書及び特許請求の範囲に記載される数値は、本発明によって得ようとされる所望の特性に応じて変動し得る。最低限でも、また、特許請求の範囲に均等論を適用するのを限定するつもりはなく、各数値パラメータは少なくとも、報告される有効桁の数値に照らしてまた通常の丸め技法を適用することによって解釈されるべきである。更に、本明細書で開示される全ての範囲は、そこに包含される任意のまた全ての部分範囲を含むと理解される。例えば、「1〜10」の述べられる範囲は、最小値1と最大値10との間のまた最小値1と最大値10を含む任意のまた全ての部分範囲、すなわち、1以上の最小値で始まりまた10以下の最大値で終る全ての部分範囲、例えば、1〜6.7又は3.2〜8.1又は5.5〜10を含むと考えるべきである。同様に、本明細書で使用されるとき、用語「の上に搭載された(mounted over)」、「の上に位置決めされた(positioned over)」、又は「の上に設けられた(provided over)」は、必ずしも表面接触状態にあるわけではないが、表面の上に搭載される、位置決めされる、又は設けられることを意味する。例えば、別の物品「の上に設けられた」1つの物品又は物品のコンポーネントは、物品の間の材料の存在、又は、物品のコンポーネントの間の材料の存在をそれぞれ排除しない。
本発明の非限定的な実施例を論じる前に、本発明が他の実施例が可能であるため、本明細書で示され論じられる特定の非限定的な実施例の詳細に、本発明がその適用を限定されないことが理解される。更に、本発明を論じるため本明細書で使用される用語は、説明のためのものであり、限定のためのものではない。更に、そうでないと指示されない限り、以下の議論では、同様の数字は同様の要素を指す。
図1及び2を参照すると、従来技術の3重ガラス断熱ユニット20が示される。スペーサ設計が、規定されておらず、また、当技術分野で知られている設計のうちの任意の設計であり得るという点で、図2に示す従来技術のユニット20は、一般的なスペーサを有する。ユニット20は、3つのシート22、24、26及び2つのスペーサ・フレーム28、30(図2参照)を含み、シート22と24との間のスペーサ・フレーム28、及び、シート24と26との間のスペーサ・フレーム30を有するように配置される。スペーサ・フレーム28、30は、接着剤又はシーラント、好ましくは水蒸気不浸透性接着剤又はシーラントの層32によって、それぞれのシート22、24、及び24、26に固定される。
以下の議論では、シート22、24、及び26は、ガラス・シートと呼ばれる。しかし、明らかになるように、シート22、24、及び26の材料は、ガラスに限定されず、任意の材料、例えば、限定はしないが、ソーダ石灰シリカ・ガラス、アルミノケイ酸リチウム・ガラス、クラウン・ガラス、及び/又はホウケイ酸ガラスで作られることができ、シートの任意の1つのシート又は全てのシートは、任意の同種の又は異種の材料、例えば、プラスチック、金属、又は木材で作られることができ、シートは、述べた材料で作られたモノリシック・シート又はラミネートであり得る。更に、シート22、24、及び26の1つ又は複数は、被覆され得る。例えば、ガラス又はプラスチック透明シートは、スパンドレルを作るときに使用されるタイプの不透明被覆を有し得る。更に、ガラス又はプラスチック透明シートの1つ又は複数は、シート表面の1つ又は複数の上に環境被覆を有し、それにより、所定の波長範囲の光を選択的に通過又は反射させ得る。更に、シートの外側表面上の被覆は、自己清浄被覆又は撥水被覆であり得る。より詳細には、ガラス・シートは、赤外域の複数の部分をフィルタリングする被覆、例えば、低放射率被覆、及び/又は、光を反射する被覆、例えば反射被覆を有し得る。本発明に対する限定ではないが、米国特許第4,610,711号、第4,806,220号、第4,853,257号、第6,811,884号、及び第7,455,912号(それらの特許は、参照によりその全体が組込まれる)に開示される被覆は、本発明の実施において使用され得る。更に、ガラス・シート22、24、及び26の1つ又は複数は、色付きシートで被覆される且つ/又は被覆されない可能性がある。本発明に対する限定ではないが、米国特許第4,873,206号、第5,030,593号、及び第4,792,536号(それらの特許は、参照によりその全体が組込まれる)に開示されるタイプの色付きシートは、本発明の実施において使用され得る。
図3には、米国特許第5,655,282号(その特許は、参照によりその全体が組込まれる)において詳細に論じられる3重ガラス・ユニット42の従来技術のエッジ部アセンブリ40が示される。エッジ部アセンブリ40は、スペーサ・フレーム44及び46、並びに、ガラス・シート22、24、及び26を含む。スペーサ・フレーム44及び46のそれぞれは、2つの脚部材50及び52を接続するベース部材48を含むU字形状断面を有する。スペーサ・フレーム44の脚部材50は、接着剤又はシーラント層32によってシート22の内側表面56の辺縁部54に固定され、スペーサ・フレーム44の脚部材52は、接着剤又はシーラント層32によってシート24の表面60の辺縁部58に固定される。スペーサ・フレーム46の直立脚部材50は、接着剤又はシーラント層32によってシート24の表面64の辺縁部62に固定される。図3に示すように、シート24の表面60はシート24の表面64に対向する。スペーサ・フレーム46の脚部材52は、接着剤又はシーラント層32によってシート26の内側表面68の辺縁部66に固定される。
スペーサ・フレーム44、並びに、スペーサ・フレーム44の脚50及び52と、ガラス・シート22及び24とのそれぞれの間の接着層32は、シート22と24との間に滞留空気空間又は区画70を提供し、スペーサ・フレーム46、並びに、スペーサ・フレーム46の脚50及び52と、ガラス・シート24及び26とのそれぞれの間の接着層32は、シート24と26との間に滞留空気空間又は区画72を提供する。本発明の好ましい実施では、接着剤又はシーラント層32は、区画70及び72に入る水蒸気に対するバリア及び/又は区画70及び72から出るガス、例えばアルゴン又はクリプトナイト等の断熱ガスに対するバリアとして働く。ユニットからの充填ガスの損失に関して、実際には、拡散経路の長さ、及び、シーラント層32の厚さは、充填ガスの損失率が所望のユニット性能寿命に一致するように、シーラント材料のガス透過性と組み合わせて選択される。充填ガスを含むユニットの能力は、DIN52293として特定される欧州プロシージャ(European procedure)を使用して測定され得る。充填ガスの損失率は、本発明にとって限定にならず、任意の値、例えば限定はしないが、1年当たり5%未満であり得る。更に、スペーサ・フレーム44及び46と共に使用される接着剤又はシーラント層32は、任意の水蒸気透過率、例えば限定はしないが、ASTM F372−73を使用して20gm・mm/M2・day未満の水蒸気透過率を有し得る。区画70及び72内への水蒸気の侵入(ingress)並びに区画からの充填ガスの放出(egress)に関する詳細な議論について、米国特許第5,655,282号に対して参照が行われ得る。
引き続き図3を参照すると、更なる接着剤又はシーラント・タイプの層74、例えば限定はしないが、シリコーン接着剤及び/又はホット・メルトが、ユニット42の周辺溝76及び78内に提供され得る。周辺溝76は、スペーサ・フレーム44のベース部材又は中央脚48、並びに、シート22及び24のそれぞれ辺縁部54及び58によって形成され、周辺溝78は、スペーサ・フレーム46のベース部材又は中央脚48、並びに、シート24及び26のそれぞれ辺縁部62及び66によって形成される。ここで認識され得るように、シーラント層74は、本発明にとって限定にならず、当技術分野で知られているタイプの、例えば米国特許第4,109,431号(その特許は、参照によりその全体が組込まれる)に開示されるタイプの任意のシーラント層であり得る。更に、従来技術の別の非限定的な実施例では、スペーサ・フレーム44のベース部材又は中央脚48は、シート22及び24の周辺エッジ部80と同一高さであり、また任意選択で、スペーサ・フレーム46のベース部材又は中央脚48は、シート24及び26の周辺エッジ部80と同一高さである。
当業者によって認識されるように、ユニット42の製造中にユニット42の区画70及び72に捕捉される水蒸気は、水蒸気浸透性接着剤の薄層84内の乾燥剤82によって吸着される。乾燥剤82を有する水蒸気浸透性接着層84は、図3に示すように、スペーサ・フレーム44及び46のベース部材又は中央脚48の内側表面86上に設けられる。層84の透過率は、本発明にとって限定になるのではなく、層84内の乾燥剤82が区画70及び72のそれぞれの1つの区画内の水蒸気を吸着できるように、各区画70又は72内の水蒸気に対して十分に透過性があるべきである。先に参照したASTM F372−73によって決定された20gm・mm/M2・dayよりも大きい透過率を有する接着剤材料が、本発明の実施において使用され得る。
本発明の非限定的な実施例では、接着剤又はシーラント層32及び74は、H.B.Fuller カタログ番号HL−5153によって販売されているタイプである。ここで認識され得るように、本発明は、使用される接着剤又はシーラントのタイプに限定されず、当技術分野で使用される水蒸気及び/又はガス浸透性又は不浸透性の接着剤又はシーラントのタイプのうちの任意のタイプが、本発明の実施において使用され得る。
76.2cm(30インチ)の長さ及び60.96cm(24インチ)の幅を有する3重ガラス・ユニットを作る従来技術が論じられる。ガラス・シート22、24、及び26はそれぞれ、76.2cm(30インチ)の長さ、60.96cm(24インチ)の幅、及び0.3175cm(0.125インチ)の厚さを有する。2つのスペーサ・フレーム44及び46は、例えば、米国特許第5,678,377号、第5,361,476号、第5,295,292号、第4,831,799号、第4,431,691号、及び第4,873,803号(それらの特許は、参照によりその全体が組込まれる)に開示される任意の好都合な方法で形成される。スペーサ・フレーム44及び46のそれぞれは、75.565cm(29.75インチ)の長さ、60.325cm(23.75インチ)の幅、及び、スペーサ・フレームの脚部材50と52との間で測定された1.19126cm(0.469インチ)の厚さ、並びに、スペーサ・フレームの中央脚48から測定された0.762cm(0.30インチ)の高さを有した。接着剤又はシーラント層32は、0.0508cm(0.020インチ)の厚さを有し、シーラント層74は、0.1016cm(0.040インチ)の厚さを有した。
必要に応じて図4及び5を参照すると、ユニット42のサブアセンブリ90は、任意の通常の方法、例えば限定はしないが、以下のプロセスで組立てられる。ガラス・シート22は、テーブル上に載せられ(図示せず)、接着剤又はシーラント層32及びシーラント層74を有するスペーサ・フレーム44は、スペーサ・フレーム44の脚部材50がシート22の表面56に面する状態でシート22の表面56上に設置される。シート24の表面60は、スペーサ・フレーム44の脚部材52を覆って設置される。接着剤又はシーラント層32及びシーラント層74を有するスペーサ・フレーム46は、スペーサ・フレーム46の脚部材50がシート24の表面64に面する状態でシート24の表面64を覆って設置される。シート26の表面68は、スペーサ・フレーム46の脚部材52を覆って設置され、サブアセンブリ90を提供する。
図5を参照すると、3重ガラス・ユニット42のサブアセンブリ90は、コンベヤ94上に設置され、コンベヤ94によって矢印95の方向に進められ、371℃(700°F)の温度まで加熱されたオーブン96に入る。サブアセンブリ90は、オーブン96を通り且つピンチ・ロール98の間を30.48cm(12インチ)/分の速度で移動して、スペーサ・フレーム44及び46に対抗するように互いの方に向けてガラス・シート22及び26を付勢し、接着剤又はシーラント層32を流し、それにより、3重ガラス断熱ユニット42を作る。接着剤又はシーラントが適切な粘着性を生じるのに十分に熱い、接着剤又はシーラントの製造業者によって指定された温度範囲内の温度まで、シート22とスペーサ・フレーム44の脚部材50との間の接着剤又はシーラント層32及びシート26とスペーサ・フレーム46の脚部材52との間の層32を加熱し、また、スペーサ・フレーム44の脚部材52とシート24との間の接着剤層32及びスペーサ・フレーム46の脚部材50とシート24との間の接着剤又はシーラント層32を加熱するために、オーブンは、或る温度に設定される。当業者によって認識されるように、適切な粘着が生じない場合、ユニットは、寿命問題、例えば早期シール不良を有する可能性が高いことになる。
プロセス・パラメータに基づいて、シート22とスペーサ・フレーム44の脚部材50との間の接着剤又はシーラント層32の温度と、シート26とスペーサ・フレーム46の脚部材52との間の接着剤又はシーラント層32の温度と、スペーサ・フレーム44の脚部材52とシート24との間の接着剤又はシーラント層32の温度と、スペーサ・フレーム46の脚部材50とシート24との間の接着剤又はシーラント層32の温度との差は、−1.1℃(30°F)〜15.6℃(60°F)の範囲にあると思われる。シート22とスペーサ・フレーム44の脚部材50との間の接着剤又はシーラント層32、及び、シート26とスペーサ・フレーム46の脚部材52との間の接着剤又はシーラント層32の温度は、スペーサ・フレーム44の脚部材52とシート24との間の接着剤又はシーラント層32、及び、スペーサ・フレーム46の脚部材50とシート24との間の接着剤又はシーラント層32の温度よりも熱い。
シート22とスペーサ・フレーム44の脚部材50との間の接着剤又はシーラント層32、及び、シート26とスペーサ・フレーム46の脚部材52との間の接着剤又はシーラント層32は、所望の厚さ及びシール特性を持ち、一方、スペーサ・フレーム44の脚部材52とシート24との間の接着剤又はシーラント層32、及び、スペーサ・フレーム46の脚部材50とシート24との間の接着剤又はシーラント層32は、所望の厚さ及びシール特性を持たない場合がある。その理由は、シート24の両側の接着剤又はシーラント層32が、シート22とスペーサ・フレーム44の脚部材50との間の接着剤又はシーラント層32、及び、シート26とスペーサ・フレーム46の脚部材52との間の接着剤又はシーラント層32よりも低い温度に加熱されたからである。シート24の両側の接着剤又はシーラント層32は低い温度にある。その理由は、中央シート24に達するためのサブアセンブリ90の一方の側の経路が、シート22、スペーサ・フレーム44の脚部材50上の接着剤又はシーラント層32、スペーサ・フレーム44のベース部材又は中央脚部材48、及び、乾燥剤82を有するスペーサ・フレーム44の水蒸気浸透性層84を通過して、スペーサ・フレーム44の脚部材52とシート24との間の接着剤又はシーラント層32に達しなければならず、中央シート24に達するためのサブアセンブリ90の他方の側の経路が、シート26、スペーサ・フレーム46の脚部材52上の接着剤又はシーラント層32、スペーサ・フレーム46のベース部材又は中央脚部材48、及び、乾燥剤82を有するスペーサ・フレーム46の水蒸気浸透性層84を通過して、スペーサ・フレーム46の脚部材50とシート24との間の接着剤又はシーラント層32に達しなければならないからである。当業者によって認識されるように、輻射熱は、物体を直接加熱するために物体に対する見通し線を必要とする。この議論では、中央シート24上の接着剤又はシーラント層32に対する見通し線は存在しない。その理由は、これらの材料が輻射熱に対して不透明であるため、輻射熱が、シート22及び26上の接着剤又はシーラント層32、並びに、スペーサ・フレーム44及び46の脚50及び52を直接通過しないことになるためである。輻射熱は、接着剤又はシーラント層32によって吸収され、次に、スペーサ・フレームを通って中央シート24上の接着剤又はシーラント層32に伝導されることになる。サブアセンブリ90がオーブン96を通過するときの輻射加熱機構は、複雑であり、本発明をよりよく認識するために先の議論において簡略化された。断熱ユニットのスペーサ・フレームを通過する熱損失の効果は、米国特許第5,655,282号(その特許は、参照によりその全体が組込まれる)に詳細に論じられる。
シート24の両側の接着剤又はシーラント層32が所望の温度範囲内にあることを確実にするためにオーブン96の温度を増加させることは、内側シート24上の接着剤又はシーラント層32とシート22及び26上の接着剤又はシーラント層32との間の温度差を増加させ、粘度差をもたらし、そのことが、所望の厚さ範囲未満の厚さを有するシート22及び26上の接着剤又はシーラント層32をもたらす。0.0381cm(0.015インチ)未満の厚さを有するシート22及び26上の接着剤又はシーラント層32を有することに関する欠点は、良好なシール、例えば適切な粘着性及び厚さを有するシールが形成されない場合があることである。したがって、接着剤又はシーラント層32は、十分に厚い、例えば0.0381cm(0.015インチ)よりも大きく、良好なシールを保証するため適切な粘着性を持たなければならない。
認識され得るように、本発明は、3重ガラス・ユニット42を作製する機器によって限定されず、以下で論じる本発明の3重ガラス・ユニット並びに任意の加熱及び加圧機器、例えば、限定はしないが米国特許第7,422,650B2号(その特許は、参照によりその全体が組込まれる)に開示される機器が使用され得る。
本発明の実施において、3重ガラス・ユニットの2つのスペーサ・フレームは、互いからオフセットされ、シート24の両側の接着剤又はシーラント層32をオーブンの加熱要素に露出させる。本発明の1つの非限定的な実施例では、オフセットは、1つのスペーサ・フレームを他のスペーサ・フレームよりも小さく又は大きく作ることによって得られ、本発明の別の非限定的な実施例では、オフセットは、同じサイズのスペーサ・フレームを互いに対して以下で論じる方法で位置決めすることによって得られる。ここで、1つのスペーサ・フレームを他のスペーサ・フレームよりも小さく又は大きく作ることによってスペーサ・フレームを互いからオフセットさせる本発明の非限定的な実施例を考える。必要に応じて図6及び7を参照すると、本発明の3重ガラス・ユニット100が示される。ユニット100は、シート22及び24並びにシート102を含む。スペーサ・フレーム44はシート22と24との間にあり、スペーサ・フレーム104はシート24と102との間にある。スペーサ・フレーム44の脚部材50及び52は、先に論じたように(図3参照)接着剤又はシーラント層32によってシート22及び24に固定される。スペーサ・フレーム104の脚部材50は、接着剤又はシーラント層32によってシート24の表面64の辺縁部62に固定され、スペーサ・フレーム104の脚部材52は、シート102の表面108の辺縁部106に固定される。スペーサ・フレーム44及び104のそれぞれは、乾燥剤82を有する水蒸気浸透性層84を有する(乾燥剤82は図3において明瞭に示される)。
本発明の3重ガラス・ユニット100は、シート26及びスペーサ・フレーム46がシート102及びスペーサ・フレーム104で置換されることを除いて、図4に示すサブアセンブリ90と同様な方法でサブアセンブリを作ることによって製造される。
図6及び7に示すように、スペーサ・フレーム44及び104は、スペーサ・フレームの一方、例えばスペーサ・フレーム104の周囲長を、他のスペーサ・フレーム、例えばスペーサ・フレーム44の周囲長よりも小さく作ることによって互いからオフセットされる。この配置構成によって、スペーサ・フレーム44及び104は、互いの影にならず、それにより、スペーサ・フレーム44及び104のそれぞれの接着剤又はシーラント層32は、オーブン、例えばオーブン96の加熱要素に対して同様な方法で露出され、スペーサ・フレームが互いに完全に影になる場合に比べて、より小さい同じ温度範囲内の温度まで加熱される。
図8には、本発明のサッシ部材114の非限定的な実施例に搭載された図6及び7に示す本発明の3重ガラス・ユニット100の非限定的な実施例のエッジ部112を示す断面図が示される。サッシ部材114は2つの深さレベル118及び120を有する溝116を有する。より深いレベル118は、より大きいガラス・シート、例えばシート22及び24のエッジ部を受け入れるサイズに作られ、より浅いレベル120は、より小さいスペーサ・フレーム、例えばスペーサ・フレーム104及びより小さいシート、例えばシート102を受け入れるサイズに作られる。サッシ部材114は、任意の材料、例えば限定はしないが、木材、金属、プラスチック、及びその組合せで作られ得る。
本発明の別の利益は、スペーサ・フレームのオフセットが、ユニットのエッジ部を通る熱経路を増加させることである。より詳細には、図3に示す3重ガラス・ユニット42についての熱経路は、直線であり、シート22からスペーサ・フレーム44を通り、ガラス・シート24を通り、スペーサ・フレーム46を通り、シート26を通る。図7に示す本発明の3重ガラス・ユニット100についての熱経路は、直線ではなく、シート22からスペーサ・フレーム44を通りシート24まで、そして、シート24に沿ってスペーサ・フレーム104まで、そして、スペーサ・フレーム104を通りシート104まで延在する。熱経路長の増加は、ユニットのエッジ部を通る熱エネルギー伝達を低減する。断熱ユニットのエッジ部において熱経路長を増加させることの効果についてのより詳細な議論について、米国特許第5,655,282号の議論に対して参照が行われ得る。
本発明は、スペーサ・フレーム44及び104のオフセット量に限定されない。必要に応じて図7及び9を参照すると、明確にするため、スペーサ・フレームのオフセットは、以下の方法で決定される。2つの隣接するスペーサ・フレーム、例えば限定はしないが、スペーサ・フレーム44及び104の任意の所与のエッジ部断面についてのオフセットは、内方スペーサ・フレーム104の中央脚48の外側表面130と平面138との間の距離「a」を、外方スペーサ・フレーム44の高さ「b」によって割ったものに等しい。高さ「b」は、外方スペーサ・フレーム44の中央脚48の外側表面140を含む平面138に垂直な直線139に沿って測定される。距離「a」及び高さ「b」は、接着剤層74(図3参照)の厚さを排除する。好ましくは、オフセットは、0よりも大きい、例えば2よりも大きい、より好ましくは、0.25〜2の範囲、例えば0.50〜1よりも大きい範囲、より好ましくは、1よりも大きい値〜1.5の範囲である。本発明は、1.20〜1.5の範囲のオフセットも企図する。図7では、スペーサ・フレーム44及び104は、1よりも大きい、例えば約1.5のオフセットを有し、図10では、3重ガラス・ユニット145のスペーサ・フレーム44及び104は、0よりも大きい値〜1よりも小さい範囲のオフセットを有する。
ここで認識され得るように、3重ガラス断熱ユニットが層74(図3参照)を含まないとき、サブアセンブリの垂直平面図においてスペーサ・フレーム44を完全に露出させるために、スペーサ・フレーム44と104との間の1のオフセットが予想されることになる。しかし、3重ガラス断熱ユニットが層74を含むとき、スペーサ・フレーム44と104との間の1のオフセットは、スペーサ・フレーム44を完全に露出させないことになる。その理由は、スペーサ・フレーム104の層74がフレーム44の脚部材52を覆って延在することになるからである。したがって、本発明の好ましい実施において、より小さいスペーサ・フレームが、例えば0.1016cm(0.040インチ)の厚さを有する層74を含み、スペーサ・フレームが0.762cm(0.30インチ)の高さを有するとき、オフセットは、1よりも大きい、例えば1.2であるはずである。
本発明の1つの非限定的な実施例では、3重ガラス・ユニット100(図6及び7参照)は、それぞれが76.2cm(30インチ)の長さ、60.96cm(24インチ)の幅、及び0.3175cm(0.125インチ)の厚さを有するシート22及び24と、74.676cm(29.4インチ)の長さ、59.436cm(23.4インチ)の幅、及び0.3175cm(0.125インチ)の厚さを有するガラス・シート102と、75.565cm(29.75インチ)の長さ、60.325cm(23.75インチ)の幅、0.762cm(0.30インチ)の高さ(図9の「b」の長さ)、及び1.19126cm(0.469インチ)の厚さを有するスペーサ・フレーム44と、74.041cm(29.15インチ)の長さ、58.801cm(23.15インチ)の幅、0.762cm(0.30インチ)の高さ、及び1.19126cm(0.469インチ)の厚さを有するスペーサ・フレーム104とを含み、スペーサ・フレームのそれぞれは、0.1016cm(0.040インチ)の厚さを有する層74を有する。スペーサ・フレーム44及び104は、1(次の通りに計算される(29.75−29.15)/(0.30×2)=1)の長さオフセット及び1(次の通りに計算される(23.75−23.15)/(0.30×2)=1)の幅オフセットを有する。スペーサ・フレーム44及び104の長さの差及び幅の差は、スペーサ・フレームの長さの両端及び幅の両端にオフセットが存在するため2で割られる。本発明のこの非限定的な実施例では、層74の厚さの、全てではないが一部分がスペーサ・フレーム44の一部分を覆う。
図11には、数字146で指定される本発明の3重ガラス・ユニットの別の非限定的な実施例が示される。3重ガラス・ユニット146は、ガラス・シート22、24、及び26、シート22と24との間のスペーサ・フレーム44、及びシート24と26との間のスペーサ・フレーム104を含む。
本発明の別の非限定的な実施例は、図12に示され、数字148で指定される。図12に示す3重ガラス断熱ユニット148は、側部150〜153を含む。側部150及び152におけるユニット148のスペーサ・フレームのオフセットは0よりも大きい値〜2の範囲にあり、側部151及び153におけるユニット148のスペーサ・フレームのオフセットは0である。図12のユニット148の線155に沿うユニット148の断面図は、図7に示すユニット100の断面図と同様である。図12のユニット148の線157に沿うユニット148の断面図は、図2に示すユニット20の断面図と同様である。
任意選択で、接着剤又はシーラント層或いはスペーサ脱水剤部材160(図7及び11において仮想線で示す)、例えば、限定はしないが米国特許第4,807,419号に開示されるタイプは、図7において仮想線で示す、スペーサ・フレーム104及びガラス・シート102によって提供されるオフセットを充填し、図11において仮想線で示す、シート24及び26並びにスペーサ・フレーム104によって提供されるオフセットを充填するために設けられ得る。
ここで、同じサイズのスペーサ・フレームを互いに対してオフセットさせる本発明の非限定的な実施例を考える。本発明のこの実施例では、スペーサ・フレームは、互いに交差し且つ互いからオフセットされる。より詳細にはまた必要に応じて図13及び14を参照すると、数字170で指定される本発明の多重ガラス・ユニットが示される。ユニット170は、スペーサ・フレーム172及び174(図14に明瞭に示す)によって分離されたシート22、24、及び26を含む。本発明のこの非限定的な実施例におけるシートのそれぞれは、4つの側部176、177、178、及び179を有し、スペーサ・フレーム172及び174のそれぞれは、側部182、183、184、及び185を有する。シート22、24、及び26の側部176〜179は、同じ長さ及び幅を有し、図13に示すようにスペーサ・フレーム172及び174が互いからオフセットできるようにスペーサ・フレーム172及び174よりも大きくなるサイズに作られる。より詳細には、スペーサ・フレーム172は、シート22と24との間にあり(図14参照)、スペーサ・フレーム172の側部182及び183は、図13に示すように、スペーサ・フレーム172の側部184及び185がシート22及び24の側部178及び179からそれぞれ離間するより短い距離だけ、シート22及び24の側部176及び177からそれぞれ離間する。スペーサ・フレーム174は、シート24と26との間にあり(図14参照)、スペーサ・フレーム174の側部182及び183は、図13に示すように、スペーサ・フレーム174の側部184及び185がシート24及び26の側部178及び179からそれぞれ離間するより長い距離だけ、シート24及び26の側部176及び177からそれぞれ離間する。図13に示すように、本発明のこの非限定的な実施例では、スペーサ・フレーム172及び174は、交差し、数字190及び192で特定される2つの位置で互いに影を作る。
本発明の1つの非限定的な実施例では、3重ガラス・ユニット170(図13及び14参照)は、それぞれが76.2cm(30インチ)の長さ、60.96cm(24インチ)の幅、及び0.3175cm(0.125インチ)の厚さを有するシート22、24及び26と、それぞれが74.676cm(29.40インチ)の長さ、59.436cm(23.40インチ)の幅、0.762cm(0.30インチ)の高さ(図9の「b」の長さ)、及び1.19126cm(0.469インチ)の厚さを有するスペーサ・フレーム172及び174とを含み、スペーサ・フレームのそれぞれは、スペーサ・フレームの中央脚48(図15に示す)上に0.1016cm(0.040インチ)の厚さを有する層74を有する。図13を参照すると、スペーサ・フレーム172の側部182の中央脚48とスペーサ・フレーム174の側部182の中央脚48との間の距離は0.8636cm(0.34インチ)であり、スペーサ・フレーム172の側部183の中央脚48とスペーサ・フレーム174の側部183の中央脚48との間の距離は0.8636cm(0.34インチ)であり、スペーサ・フレーム172の側部184の中央脚48とスペーサ・フレーム174の側部184の中央脚48との間の距離は0.8636cm(0.34インチ)であり、スペーサ・フレーム172の側部185の中央脚48とスペーサ・フレーム174の側部185の中央脚48との間の距離は0.8636cm(0.34インチ)である。スペーサ・フレーム172及び174の隣接する側部は、スペーサ・フレーム172及び174の隣接する側部の中央脚48の間の距離を0.762cm(0.30インチ)(スペーサ・フレームの高さ、且つ、図9に示す値「b」)で割って決定された、1.13のオフセットを有する。
図15には、本発明のサッシ部材198の非限定的な実施例の溝196内に搭載された本発明の3重ガラス・ユニット170の辺縁部194を示す断面図が示される。サッシ部材198は、任意の材料、例えば限定はしないが、木材、金属、プラスチック、及びその組合せで作られ得る。
ここで認識され得るように、本発明は、先に論じたスペーサ・フレームの設計に限定されず、任意の設計のスペーサ・フレームが本発明の実施において使用され得る。例えばまた本議論に限定せず、図16A及び16Bに示すタイプの断面を有するスペーサ・フレームが本発明の実施において使用され得る。図16Aに示されているのは、乾燥剤82を含む中空のプラスチック又は金属本体202を有するスペーサ・フレーム200の断面である。乾燥剤82に対する水蒸気のアクセスは通路204によって提供される。図16Bに示されているのは、本発明の実施において使用され得る中空のプラスチック又は金属本体212を有するスペーサ・フレーム210の断面である。本体212内での乾燥剤82に対する水蒸気のアクセスは、スペーサ・フレーム210の本体212のロック・シーム216内の通路214を通して行われる。当業者によって認識され得るように、乾燥剤82は、図16A及び16Bに示すように、軟粒状化乾燥剤82であり得る、又は、図3に示す水蒸気浸透性接着剤84内の乾燥剤82であり得る。
本発明は、例証だけのために提示される、先に提示され論じられた本発明の実施例に限定されず、本発明の範囲は、添付特許請求の範囲、及び、本出願に対して直接又は間接のつながりを有する出願に付加される任意の更なる請求の範囲によって限定されるだけである。

Claims (20)

  1. 第1のシートと第2のシートとの間の第1のスペーサ・フレームであって、前記第1のスペーサ・フレームの第1の外側表面は前記第1のシートの内側表面に付着し、前記第1のスペーサ・フレームの対向する第2の外側表面は前記第2のシートの第1の主表面に付着する、第1のスペーサ・フレームと、
    前記第2のシートと第3のシートとの間の第2のスペーサ・フレームであって、前記第2のスペーサ・フレームの第1の外側表面は前記第2のシートの第2の主表面に付着し、前記第2のスペーサ・フレームの対向する第2の外側表面は前記第3のシートの内側表面に付着し、前記第2のシートの前記第2の主表面は前記第2のシートの前記第1の主表面に対向する、第2のスペーサ・フレームと、
    前記第2のスペーサ・フレームのセグメントに整列した前記第1のスペーサ・フレームのセグメントとを備え、前記第1のスペーサ・フレームの前記セグメント及び前記第2のスペーサ・フレームの前記セグメントは、ゼロよりも大きいオフセットを有する、断熱ユニット。
  2. 前記第1のスペーサ・フレームは、第1の側面、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1の側面に対向する第2の側面、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1の側面と前記第2の側面との間の第3の側面、及び前記第1のスペーサ・フレームの前記第3の側面に対向する第4の側面を備え、
    前記第2のスペーサ・フレームは、第1の側面、前記第2のスペーサ・フレームの前記第1の側面に対向する第2の側面、前記第2のスペーサ・フレームの前記第1の側面と前記第2の側面との間の第3の側面、及び前記第2のスペーサ・フレームの前記第3の側面に対向する第4の側面を備え、
    前記第1のスペーサ・フレームの前記セグメントは、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1の側面であり、前記第2のスペーサ・フレームの前記セグメントは、前記第2のスペーサ・フレームの前記第1の側面である、請求項1に記載の断熱ユニット。
  3. 前記第1のスペーサ・フレームの前記セグメントは、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1及び前記第2の側面であり、前記第2のスペーサ・フレームの前記セグメントは、前記第2のスペーサ・フレームの前記第1及び前記第2の側面である、請求項2に記載の断熱ユニット。
  4. 前記第1のスペーサ・フレームの前記セグメントは、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1、前記第2、及び前記第3の側面であり、前記第2のスペーサ・フレームの前記セグメントは、前記第2のスペーサ・フレームの前記第1、前記第2、及び前記第3の側面である、請求項3に記載の断熱ユニット。
  5. 前記第1のスペーサ・フレームの前記セグメントは、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1、前記第2、前記第3、及び前記第4の側面であり、前記第2のスペーサ・フレームの前記セグメントは、前記第2のスペーサ・フレームの前記第1、前記第2、前記第3、及び前記第4の側面である、請求項4に記載の断熱ユニット。
  6. 前記オフセットは1/2以上である、請求項5に記載の断熱ユニット。
  7. 前記3つのシートのそれぞれは、第1の側面、前記第1の側面に対向する第2の側面、前記第1の側面と前記第2の側面との間の第3の側面、及び前記第3の側面に対向する第4の側面を有し、前記第1及び前記第2のシートの前記第1、第2、第3、及び第4の側面の長さは、前記第3のシートの、それぞれ、前記第1、第2、第3、及び第4の側面の長さよりも長く、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1、前記第2、前記第3、及び前記第4の側面の長さは、前記第2のスペーサ・フレームの、それぞれ、前記第1、前記第2、前記第3、及び前記第4の側面の長さよりも長い、請求項5に記載の断熱ユニット。
  8. 前記第1のシートの前記第1、前記第2、前記第3、及び前記第4の側面の長さ、並びに、前記第2のシートの、それぞれ、前記第1、前記第2、前記第3、及び前記第4の側面の長さは互いに等しい、請求項7に記載の断熱ユニット。
  9. 前記第1のスペーサ・フレームは、断面において、第1の直立脚、離間した第2の直立脚、並びに前記第1のスペーサ・フレームの前記第1及び前記第2の直立脚を接続するベース部材を備え、前記第1の脚は内側表面及び対向する外側表面を有し、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1の直立脚の前記外側表面は前記第1のスペーサ・フレームの前記第1の外側表面であり、前記第2の脚は内側表面及び対向する外側表面を有し、前記第1のスペーサ・フレームの前記第2の直立脚の前記外側表面は前記第1のスペーサ・フレームの前記第2の外側表面である、請求項8に記載の断熱ユニット。
  10. 前記第1のスペーサ・フレームは、断面において、U字形状を有し、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1の脚の端部及び前記第2の脚の端部は、互いから離間し且つ互いに接触していない、請求項9に記載の断熱ユニット。
  11. 前記第1、第2、及び第3のシートの材料は、ソーダ石灰シリカ・ガラス、ホウケイ酸ガラス、プラスチック、金属、木材、被覆ガラス及び被覆プラスチック、並びにその組合せの群から選択される、請求項7に記載の断熱ユニット。
  12. 前記第1及び前記第2のスペーサ・フレームの材料は、金属及びプラスチック並びにその組合せの群から選択される、請求項7に記載の断熱ユニット。
  13. 前記第1のスペーサ・フレーム及び前記第2のスペーサ・フレームは、接着剤、シーラント、粘着性シーラント、水蒸気不浸透性接着剤、水蒸気不浸透性シーラント、及び、水蒸気不浸透性粘着性シーラントの群から選択される材料によって、前記シートのそれぞれの1つのシートに付着される、請求項1に記載の断熱ユニット。
  14. 前記第1のスペーサ・フレームは、断面において、第1の直立脚、離間した第2の直立脚、並びに前記第1のスペーサ・フレームの前記第1及び前記第2の直立脚を接続するベース部材を備え、前記第1の脚は内側表面及び対向する外側表面を有し、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1の直立脚の前記外側表面は前記第1のスペーサ・フレームの前記第1の外側表面であり、前記第2の脚は内側表面及び対向する外側表面を有し、前記第1のスペーサ・フレームの前記第2の直立脚の前記外側表面は前記第1のスペーサ・フレームの前記第2の外側表面である、請求項1に記載の断熱ユニット。
  15. 前記第1のスペーサ・フレームは、断面において、U字形状を有し、前記第1のスペーサ・フレームの前記第1の脚の端部及び前記第2の脚の端部は、互いから離間し且つ互いに接触していない、請求項14に記載の断熱ユニット。
  16. 前記第1、前記第2、及び前記第3のシートは、同じ周辺寸法を有し、前記第2のスペーサ・フレームは、前記シートよりも小さく、それにより、前記第2のシートと前記第3のシートとの間に周辺溝を提供し、また、前記第2のシートと前記第3のシートとの間の前記周辺溝内に充填材を含む、請求項1に記載の断熱ユニット。
  17. 4つ以上の複数のシートであって、前記第1、前記第2、及び前記第3のシートを含む複数のシートと、
    3つ以上の複数のスペーサ・フレームであって、前記第1及び前記第2のスペーサ・フレームを含み、前記複数のスペーサ・フレームのうちの或るスペーサ・フレームは、前記複数のシートのうちの隣接するシートの間にあり且つ前記隣接するシートを分離する前記複数のスペーサ・フレームとを備える、請求項1に記載の断熱ユニット。
  18. 前記断熱ユニットの辺縁端部は、第1の溝及び隣接する第2の溝を有するサッシ・フレーム内に搭載され、前記第1の溝のベースは前記第2の溝のベースよりも深く、前記第1及び前記第2のシートの辺縁端部は、前記第1の溝内に搭載され、前記第1及び前記第2のシートの周辺エッジ部は、前記第1の溝の前記ベースに係合し、前記第3のシートの辺縁端部は、前記第2の溝内に搭載され、前記第3のシートの周辺エッジ部は、前記第2の溝の前記ベースに係合する、請求項1に記載の断熱ユニット。
  19. 前記第1及び前記第2のスペーサ・フレームは、同じ周辺寸法を有する、請求項1に記載の断熱ユニット。
  20. 第1のシートと第2のシートとの間の第1のスペーサ・フレームであって、前記第1のスペーサ・フレームの第1の外側表面は、接着剤によって前記第1のシートの内側表面に付着し、前記第1のスペーサ・フレームの対向する第2の外側表面は、接着剤によって前記第2のシートの第1の主表面に付着する、第1のスペーサ・フレームと、
    前記第2のシートと第3のシートとの間の第2のスペーサ・フレームであって、前記第2のスペーサ・フレームの第1の外側表面は、接着剤によって前記第2のシートの第2の主表面に付着し、前記第2のスペーサ・フレームの対向する第2の外側表面は、接着剤によって前記第3のシートの内側表面に付着し、前記第2のシートの前記第2の主表面は前記第2のシートの前記第1の主表面に対向する、第2のスペーサ・フレームと、
    前記第2のスペーサ・フレームのセグメントに整列した前記第1のスペーサ・フレームのセグメントであって、前記第1のスペーサ・フレームの前記セグメント及び前記第2のスペーサ・フレームの前記セグメントは、ゼロよりも大きいオフセットを有する、前記第1のスペーサ・フレームのセグメントとを備えるサブアセンブリを作るステップ、
    加熱された炉を通して前記サブアセンブリを移動させるステップ、及び、
    前記断熱ユニットを作るため前記接着剤を流すように前記第1のシート及び前記第3のシートを互いに向けて付勢するステップを含む、断熱ユニットを作る方法。
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