JP2015533793A - 有害生物防除剤調製物用の添加剤ブレンド - Google Patents

有害生物防除剤調製物用の添加剤ブレンド Download PDF

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    • A01N25/30Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests characterised by the surfactants

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Abstract

本発明は、酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル及び非イオン性界面活性剤を含む添加剤ブレンドを提供する。添加剤ブレンドを有害生物防除剤調製物中に導入し、有害生物の殺害、妨害又は駆除のために標的基質に適用することができる。

Description

関連出願へのクロスリファレンス
適用なし。
連邦政府による資金提供を受けた研究開発の記載
適用なし。
発明の分野
本開示は、酸性化ソーダ油滓(acidulated soap stock)のアルキル化から得られるアルキルエステル及び非イオン性界面活性剤を含有する添加剤ブレンドを目的とする。添加剤ブレンドを有害生物防除剤(pesticiede)と組み合わせ、その有効性を向上させることができる。
発明の背景
農場経営者、自家所有者等は通常、雑草、昆虫、げっ歯動物などの望ましくない増殖を抑制するために、有害生物防除剤を用いてきた。有害生物防除剤薬品(pesticide chemicals)は、それらの未調製の状態において、通常、有害生物抑制に適していない。これらの濃厚薬品(すなわち「活性」成分))は水と十分に混合され得ず、化学的に不安定であり得、且つ取り扱い又は輸送が困難であり得る。これらの理由のために、典型的には適用の有効性、安全性、取り扱い及び保存を改善するために他の成分が加えられる。活性成分とこれらの他の成分との混合物は、多くの場合に有害生物防除剤調製物(pesticide formulation)と呼ばれる。有害生物防除剤と組み合わせて用いられ得る1つのそのような成分は、添加剤である。包装の前に有害生物防除剤調製物中に予備混合されるか、あるいは噴霧前に噴霧タンクに加えられる添加剤は、有害生物防除剤の有効性を向上させるか、あるいは有害生物防除剤の適用特性を向上させるように設計される。かくして添加剤は噴霧の間の液滴の「濡れ」を向上させるように、噴霧混合物の揮発性を変えるように、植物上の除草剤の耐雨性を向上させるように、活性成分の浸透性又は分布を向上させるように、噴霧混合物のpHを調節するように、混合タンク中の種々の成分の適合性を向上させるように、及び噴霧の間のドリフト(drift)を減少させるように設計されてきた。添加剤は何らかの方法で活性成分の有効性を向上させるように働くので、多くの場合に、有効であるために必要な活性成分の量を、有効性における損失なしで減らすことができる。
すべての有害生物防除剤の性能を向上させることができる普遍的な添加剤はない。かくして選ばれる有害生物防除剤及び添加剤ならびに用いられる相対的な量を、各用途の特異的な状態に適合させなければならない。いくつかの例には:
種々の除草剤用の添加剤として用いられ得るメチル化された酸性大豆ソーダ油滓(acidulated soybeen soap stock)を開示している特許文献1;アルキルフェノールエトキシレート又はアルコールエトキシレートとグリコールエーテル又はアニオン性界面活性剤のブレンドと組み合わされた酸性化ソーダ油滓を含む発芽後除草剤のための添加剤を記載している特許文献2;
アミン又はアンモニア化合物、アンモニウム塩、高いHLBを有する非イオン性界面活性剤及び水を含有する添加剤組成物を記載している特許文献3;
アルキルポリグルコシド及び脂肪族モノアルコールのエトキシル化から得られるエトキシル化アルコールを含む耐雨性を向上させるための添加剤を開示している特許文献4;
硫酸化アルキルオレート、アルキルポリグルコシド及びC6−C18アルキルエステルを含
有する添加剤を記載している特許文献5;
少なくとも40%の不飽和度を有する脂肪酸のアルキルエステル又は二塩基性酸のアルキルエステル及び非イオン性乳化剤を含んでなるピレスロイド殺虫剤と一緒に用いるための添加剤を記載している特許文献6;
石油、pH調整剤及び非イオン性界面活性剤を含有する噴霧担体中で用いるための添加剤を開示している特許文献7;
窒素肥料、改質植物油、pH調整剤ならびに高、中及び低HLB非イオン性界面活性剤のブレンドを含んでなる噴霧担体中で用いるための添加剤を記載している特許文献8;
炭化水素又は脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、グリセロール又はソルビタンエステル及び水を含有するミクロエマルション形態における添加剤を記載している特許文献9;ならびに
脂肪酸アルキルエステル、アルキルポリグルコシド、ソルビトールエステル及びポリグリセロールエステルから選ばれる少なくとも2種の非イオン性界面活性剤ならびに場合によりポリオールを含有する添加剤混合物を開示している特許文献10
が含まれる。
米国特許第5,495,033号明細書 米国特許第5,521,144号明細書 米国特許第5,658,855号明細書 米国特許第5,888,934号明細書 米国特許第5,928,563号明細書 米国特許第5,942,542号明細書 米国特許第2003/0104947号明細書 米国特許第6,642,178号明細書 国際公開第2004/080177号パンフレット 米国特許第2011/0201504号明細書
発明の概略
本開示は(i)酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル;及び(ii)非イオン性界面活性剤を含んでなる添加剤ブレンドを提供する。
別の側面において、本開示は化学的又は生物学的効果を引き出すために標的基質上に適用するための有害生物防除剤調製物を提供する。有害生物防除剤調製物は、有害生物防除的に有効な量の有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物ならびに添加剤ブレンドを含んでなる。添加剤ブレンドは、有害生物防除剤調製物の有害生物防除的有効性が、添加剤ブレンドの成分(i)及び(ii)の1つもしくは両方が欠けているが他の点では有害生物防除剤調製物と同じ成分を有する参照有害生物防除剤調製物と比較して、増強されるような濃度で、有害生物防除剤調製物中に存在する。かくして有害生物防除剤調製物へのそのような添加剤ブレンドの添加は、有害生物防除剤調製物で処理された標的基質による活性成分のより速い吸収を可能にする。この増強された活性は、有害生物防除剤調製物を用いる標的基質に処理において以下の側面を生ずることができる:与えられる適用率における活性成分の比較的より高い活性;与えられる活性における比較的より低い適用率;標的基質による活性成分の比較的より大きな吸収。
さらに別の側面において、本開示は有害生物の殺害、妨害又は駆除方法を提供し、それは:有害生物防除的に有効な量における有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物を準備し;有効量の添加剤ブレンドを準備し、有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物を
添加剤ブレンドと合わせて有害生物防除剤調製物を形成し、有害生物防除剤調製物を有害生物と接触させることを含む。
発明の詳細な記述
本開示は、(i)酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル;ならびに(ii)非イオン性界面活性剤から作られる、有害生物防除剤と一緒に使用するための添加剤ブレンドを提供する。驚くべきことに、これらの成分を組み合わせることは、調製物中の活性成分の有効性を増強するために有害生物防除剤調製物中で用いられ得る添加剤ブレンドを生ずることが見出された。「増強された」により、本開示の添加剤ブレンドが有害生物防除剤調製物中の性能を向上させること、例えば添加剤ブレンド成分の1つのみが存在するかもしくは存在しない有害生物防除剤調製物と比較して、与えられた適用率についての活性成分のより高い活性、与えられた効果についてのより低い適用率、標的基質による活性成分のより良い吸収及びかくして発芽前又は発芽後処理に関する、特に標的基質の噴霧処理に関する利点が理解されるべきである。
本明細書で用いられる場合、「HLB」又は「親水性/親油性バランス指数」という用語は、界面活性剤の親水性及び親油性のバランスを示す、与えられた界面活性剤構造に関する指数値(numerical index)である。高いHLBを有する界面活性剤は、低いHLBを有する界面活性剤より親水性であり、親油性が低い。
さらに、「有害生物防除的に有効な量」は、適用されると有害生物の存在を減少させるか、あるいは有害生物に対する植物の抵抗性を増強する有害生物防除剤の量を指す。
また、「標的基質」という用語は、土壌のような自然の地表、水(湖、池、沼地、湿地、川、水たまりなど)ならびに舗装道路のような人工の表面;有害生物;あるいはそれらの組み合わせを含むがこれらに限られない、意図される有害生物防除剤に関する目的地である植物の葉(plant foliage)の下にある部位を指す。
「有害生物」は一般に、昆虫、ダニ類、マダニ類及び他の節足動物;菌・カビ、原虫、バクテリア及びウイルスのような病原体(disease agents);蠕虫類、線虫類(回虫)、条虫(テープワーム)、扁虫(フラットワーム)、吸虫(フルークス(flukes))及び他の虫;寄生原虫;ナメクジ及びカタツムリ;ならびに脊椎動物、例えば鳥類、げっ歯動物、あるいは、植物もしくは植物の一部又は加工された、製造されたもしくは他の植物の製品を直接的又は間接的に損なうかもしくはそれらにおいて病気又は損傷を引き起こし得る他の脊椎動物を含む。
さらに、「含んでなる」という用語及びその派生語は、追加の成分、段階又は方法が本明細書中で開示されていてもいなくても、それらの存在を排除することを意図していない。いかなる疑問も避けるために、「含んでなる」という用語の使用を介して本明細書で特許請求されるすべての組成物は、そうでないと記載されなければ、追加の添加剤(additive)又は化合物を含むことができる。対照的に、「本質的に〜より成る」という用語は、本明細書に現れる場合、操作性に必須でないものを除いて、他の成分、段階又は方法を続く記述の範囲から排除し、「〜より成る」という用語は、用いられる場合、特定的に記述されるかもしくは挙げられていないいずれの成分、段階又は方法も排除する。「又は」という用語は、他にことわらなければ、挙げられているメンバーを個別に、ならびにいずれかの組み合わせにおいて指す。
“a”及び“an”という冠詞は、冠詞の文法的な対象の1つ又は1つより多く(すなわち少なくとも1つ)を指すために本明細書で用いられる。例えば「非イオン性界面活性
剤(a nonionic surfactant)」は1種の非イオン性界面活性剤又は1種より多い非イオン性界面活性剤を意味する。
「1つの態様において」、「1つの態様に従うと」などの句は一般に、句に続く特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも1つの態様に含まれ、且つ本開示の1つより多い態様に含まれ得ることを意味する。重要なことに、そのような句は必ずしも同じ態様を指さない。
明細書が、ある成分又は特徴が含まれるか又はある特性を有する「ことができる(may)」、「ことができる(can)」、「ことができた(could)」又は「ことができた(might)」と記載する場合、その特定の成分又は特徴が含まれるか、又はその特性を有する必要はない。
添加剤ブレンド
本開示の添加剤ブレンドは、第1の成分として酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステルを含む。
1つの態様に従うと、本開示の反応中で用いられる酸性化ソーダ油滓は、ソーダ油滓(soap stock)の酸性化(acidulation)から得られる商業的に入手可能な有機生成物を示す。ソーダ油滓は、粗植物もしくは動物油のアルカリ精製の副生成物である。アルカリ精製プロセスの間に、粗油は小パーセンテージ、例えば約0.1〜3重量%のアルカリ、例えば水酸化ナトリウム又は重炭酸ナトリウムで処理される。この処理は遊離の脂肪酸のナトリウム塩を生成し、その塩(「ソーダ油滓」)は固体として析出し、遠心又は沈降により油から除去される。次いでソーダ油滓は、脂肪酸塩を解離させるための酸性化段階で、酸、例えば硫酸、硝酸、リン酸又は塩酸で処理される。次いでデカンテーション又は遠心により酸性化ソーダ油滓を回収する。
容易にソーダ油滓に精製され得る遊離の脂肪酸を含有する粗油は、大豆油、綿実油、ピーナツ油、コーン油、ヒマワリ油、サフラワー油、ココナツ油、オリーブ油、アマニ油、オレオ油、麦芽油、米ぬか油、ナタネ油、ケシ油、鰯油及びニシン油を含むがこれらに限られない植物又は動物起源の油から得られ得る。
1つの態様において、酸性化ソーダ油滓と反応するアルコールは、3〜20個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルコールである。例にはプロパノール、イソプロパノール、イソブタノール、n−ブタノール、エチレングリコール、グリセロール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、ピナコール、ペンタエリスリトール、トリメチロールメタン及びソルビトールが含まれるが、これらに限られない。かくして1つの特定の態様において、C3−C20アルコールはイソブタノール、n−ブタノール、エチレングリコール又は2−エチルヘキサノールから選ばれる。
当該技術分野における熟練者に周知の方法により、酸性化ソーダ油滓のエステル化を行うことができる。1つの態様において、酸性化ソーダ油滓を過剰のアルコール、例えば約1.5〜4モル過剰のアルコール及び酸性化ソーダ油滓の約0.1〜1重量%の濃度の酸性触媒と一緒に反応器に装入し、反応混合物を形成する。1つの態様において、酸性触媒は均一触媒、例えば硫酸、KHSO4、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸などであることができるか、あるいはそれは不均一触媒、例えば強力に酸性のスルホン化イオン交換樹脂又は酸性ゼオライト触媒であることができる。
次いで反応混合物を約25℃〜約150℃の範囲内のような穏やかな温度で加熱し、エ
ステル化の進行を可能にする。もっと高い温度(例えば最高でアルコールの沸点)を用いることができるが、一般に好ましくない。また、エステル化は大気圧において迅速に、且つ高い完了度で進行する;しかしながら、必要なら、大気圧より高い圧力(例えば最高で約300psi)を用いることができる。用いられるアルコールに依存して、反応時間は最高で約50時間、他の態様において最高で約10時間、さらに別の態様において最高で約5時間、さらに別の態様において、最高で約2時間であることができるが、他の態様において最高で約0.5時間であることができる。好ましくは、反応が進行する時に反応の副生成物としての水を除去し、反応を前進させる。トルエンのような共沸混合物(azeotrope)を用いるか又は用いない蒸留により、水を除去することができる。エステル化のために用いられるいくつかのアルコール(例えばプロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール)はそれら自身が共沸的に働き、水の除去を助ける。反応が実質的に完了したら、蒸発器を介して過剰のアルコールを除去することができ、残るアルキルエステル反応生成物を洗浄し、乾燥することができる。
本開示の添加剤ブレンドは、第2の成分として非イオン性界面活性剤も含む。本明細書で用いられる場合、非イオン性界面活性剤は、約5〜約20、好ましくは約7〜約14の範囲のHLBを有する1種の非イオン性界面活性剤あるいは上記の範囲に従う重量平均HLBを有する2種もしくはそれより多い非イオン性界面活性剤の混合物に関する。そのような非イオン性界面活性剤は当該技術分野における通常の熟練者に周知であり、アルコキシル化C8-20アルコール及びアルキルフェノールが含まれる。アルコキシル化アルコールはエトキシル化アルコール、プロポキシル化アルコール及び/又はエトキシル化/プロポキシル化アルコールの混合物であることができる。複数のこれらの通常の非イオン性界面活性剤をそれらのそれぞれのHLB値と一緒に挙げている界面活性剤のカタログが入手可能であり、非イオン性界面活性剤を選ぶ場合にそれを使用することができる。
本明細書で用いるための非イオン性界面活性剤の製造に適した化学的方法は、所望の割合における対応する直鎖状もしくは分枝鎖状アルコールとアルキレンオキシドの縮合を含む。かくしてアルコールは開始剤分子として用いられ、アルキレンオキシド又はアルキレンオキシドの混合物が開始剤分子上に重合し、第1のブロックを形成する。その後、第2のアルキレンオキシド又はアルキレンオキシドの混合物を場合により加え、第2のブロックを形成することができる。第3及び続くブロックを加えることもできる。あるいはまた、非イオン性界面活性剤として用いるのに適した多様なアルコキシル化アルコールが種々の供給者から商業的に入手可能である。
本明細書における使用に好ましいものには、ラウリルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、ベヘニルアルコール及びそれらの混合物から誘導されるポリエチレンオキシドエーテルが含まれる。さらに、CTFA名称(CTFA designation)によりceteth−10として既知のポリオキシエチレン10セチルエーテル;CTFA名称によりsteareth−21として既知のポリオキシエチレン(21)ステアリルエーテル;ココナツアルキルポリエトキシレート(6.5);デシルポリエトキシレート(6);及びそれらの混合物を用いることもできる。
用いられ得る商業的に入手可能な非イオン性界面活性剤の例には以下のいずれかの1つ又は混合物が含まれる:Huntsman Corporationから入手可能なSURFONIC(登録商標) L12−6、SURFONIC(登録商標) L12−8、SURFONIC(登録商標) L24−2、SURFONIC(登録商標) L24−3、SURFONIC(登録商標) L24−4、SURFONIC(登録商標) L24−5、SURFONIC(登録商標) L24−7、SURFONIC(登録商標) L24−9、SURFONIC(登録商標) L24−12、SURFONIC(登録商
標) L24−22、SURFONIC(登録商標) LSF23−9及びSURFONIC(登録商標) L46−7界面活性剤。他の例にはTERGITOL(登録商標) 15S9界面活性剤(The Dow Chemical Company)及びNEODOL(登録商標) 91−8、NEODOL(登録商標) 23−9、NEODOL(登録商標) 45−9界面活性剤(Shell Chemicals)が含まれる。そのような界面活性剤の他の商業的供給源は、McCutcheon’s EMULSIFIERS AND DETERGENTS,North American Edition,2000,McCutcheon Division,MC Publishing
Company中に見出され得、その記載事項は引用することにより本明細書の内容となる。
場合により、添加剤ブレンド及び/又は下記に開示される有害生物防除剤調製物は、さらに調製助剤、例えば:アニオン性界面活性剤、例えば脂肪酸の塩、アルキルサルフェート、アルキルエーテルスルホネート及びアルキルアリールスルホネート;カチオン性界面活性剤、例えば第1級アミン塩、ジアミン塩、第4級アンモニウム塩及びエトキシル化アミン;両性及び双性イオン性界面活性剤、例えばアルキルベタイン、アミンオキシド、ポリカルボキシレート、アルキルアミノプロピオン酸、アルキルイミノプロピオン酸、イミダゾリンカルボキシレート、スルホベタイン及びスルタイン(sultains);乳化剤、例えばアルキルポリグリコシド、脂肪アルコール又は脂肪アルコールポリオールエーテル;ならびに展着剤、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状シリコーン及びアミノ−、脂肪酸−、アルコール−、ポリエーテル−、エポキシ−、フッ素−、グリコシド−及び/又はアルキル−改質シリコーン化合物を含むことができる。
他の場合による調製助剤には:防腐剤、pHを中和するための無機もしくは有機酸、透明剤、例えばプロピレングリコール、安定剤、湿潤剤、凍結防止剤、消泡剤、染料、増粘剤及び無機塩、ドリフト防止剤(anti−drift agents)、湿分に影響するための物質(保湿剤)、肥料、例えば硫酸アンモニウム、尿素又は複合肥料、例えばリン、カリウム(potash)及び窒素に基づく複合肥料、例えばP、K、N肥料、UV安定剤、溶剤、例えば水又はアルコールのような極性溶剤あるいは分枝鎖状もしくは非分枝鎖状であることができる飽和もしくは不飽和脂肪族溶剤のような非極性溶剤あるいは芳香族溶剤が含まれ得る。
添加剤ブレンドの調製
本開示の添加剤ブレンドの調製のために、上記に開示された個々の成分を準備し、通常の方法、例えば適した容器(vessel)又は容器(container)中で、好ましくは室温において個々の成分を溶解又は乳化することによる混合により、一緒に合わせる。成分の相対的なレベルは、一方で成分が有効であるために十分なレベルで存在すること、しかし他方で成分の上限を制限することにより過剰な経費を避けることを確実にするように注意しながら、必要な性能を与えるように選ばれる。成分を混合する順序は特に重要ではなく、一般に個々の成分を逐次的に、又は一度に加えることができる。
かくして1つの態様において、酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル及び非イオン性界面活性剤を、約4:1〜約24:1の範囲;他の態様では約7:1〜約19:1の範囲;そしてさらに別の態様では約11:1〜約15:1の範囲のアルキルエステル対非イオン性界面活性剤の重量比で一緒に合わせて、添加剤ブレンドを形成する。
他の態様に従うと、添加剤ブレンドは(i)少なくとも約80重量%の酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル及び(ii)少なくとも
約3重量%の非イオン性界面活性剤を含み、ここで重量%は添加剤ブレンドの合計重量に基づく。他の態様において、添加剤ブレンドは(i)少なくとも約85重量%の酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル及び(ii)少なくとも約5重量%の非イオン性界面活性剤を含み、ここで重量%は添加剤ブレンドの合計重量に基づく。
さらに別の態様において、添加剤ブレンドは(i)約97重量%より少量の酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル及び(ii)約15重量%より少量の非イオン性界面活性剤を含み、ここで重量%は添加剤ブレンドの合計重量に基づく。別の態様において、添加剤ブレンドは(i)約95重量%より少量の酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル及び(ii)約12重量%より少量の非イオン性界面活性剤を含み、ここで重量%は添加剤ブレンドの合計重量に基づく。
さらに別の態様において、添加剤ブレンドは(i)約80〜97重量%の酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル及び(ii)約3〜20重量%の非イオン性界面活性剤を含み、ここで重量%は添加剤ブレンドの合計重量に基づく。別の態様において、添加剤ブレンドは(i)約87〜95重量%の酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル及び(ii)約5〜13重量%の非イオン性界面活性剤を含み、ここで重量%は添加剤ブレンドの合計重量に基づく。
有害生物防除剤調製物
本開示の別の目的は、有害生物防除剤及び上記の添加剤ブレンドを含んでなる有害生物防除剤調製物に向けられている。有害生物防除剤調製物は上記で開示されたもののような標的基質の処理に用いられ得、共調製物(co−formulation)又はタンク混合物の形態にあることができる。現在記述している添加剤ブレンドは、特定の種類の有害生物防除剤と一緒の使用に制限されない。現在記述している方法の有害生物防除剤調製物は、有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物を含むことができる。
本開示に従う有害生物防除剤調製物は、通常の方法、例えば好ましくは室温における個々の成分の磨砕、溶解又は分散による混合により、調製され得る。他の調製助剤が存在する場合、それらは好ましくは同様に室温において導入される。一般に、個々の成分を加える順序は、決定的に重要ではない。さらに、本開示に従う有害生物防除剤調製物の添加剤ブレンド及び有害生物防除剤は混合済み(readymix)パッケージにおいて一緒に存在することができ、それを通常のやり方で、例えば噴霧混合物の形態で適用することができるか、あるいは添加剤ブレンド及び有害生物防除剤をそれら自身のパッケージにおいて個別に調製し、使用前に噴霧タンクに加えることができる。かくして好ましい態様において、上記で開示された添加剤ブレンドを容器中で、例えばスチール、錫又はアルミニウムカン、プラスチックもしくはガラスビン及び紙又は板紙容器中で調製し、タンク混合添加剤を与えることができる。次いでタンク混合添加剤を用いて、適用前に噴霧混合物を形成する;かくして噴霧混合物はタンク混合添加剤、有害生物防除剤及び噴霧水又は他の溶剤を含む。
1つの態様において、有害生物防除剤は、有害生物の妨害、破壊、駆除又は軽減に用いられるいずれかの化学的又は生物学的薬剤(すなわち「活性成分」)を含む。かくして1つの特定の態様において、有害生物防除剤は殺菌・殺カビ剤(fungicide)、除草剤(herbicide)、殺虫剤(insecticide)、殺藻剤(algicide)、軟体動物駆除剤(molluscicide)、殺ダニ剤(miticide)、殺鼠剤(rodenticide)又は昆虫駆除剤(insect repella
nt)である。
1つの態様に従うと、有害生物防除剤は殺菌・殺カビ剤である。殺菌・殺カビ剤の例には:アゾキシストロビン(azoxystrobin)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、クレソキシムメチル(kresoxim methyl)、ファモキサドン(famoxadone)、メトミノストロビン(metominostrobin)及びピコキシストロビン(picoxystrobin)、カルベンダジム(carbendazim)、チアベンダゾール(thiabendazole)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、イプロジオン(iprodione)、ジチオカルバメート、イマザリル(imazalil)、プロクロラツ(prochloraz)、フルクインコナゾール(fluquinconazole)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、フルツリアフォル(flutriafol)、アザコナゾール(azaconazole)、ビテルタノル(bitertanol)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、シプロコナゾール(cyproconazole)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、パクロブツラゾール(paclobutrazole)、プロピコナゾール(propiconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、ツリアジメフォン(triadimefon)、ツルチチコナゾール(trtiticonazole)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、ツリデモルフ(tridemorph)、フェンプロピジン(fenpropidin)、マンコゼブ(mancozeb)、メチラム(metiram)、クロロタロニル(chlorothalonil)、チラム(thiram)、ジラム(ziram)、カプタフォル(captafol)、カプタン(captan)、フォルペト(folpet)、フルアジナム(fluazinam)、フルトラニル(flutolanil)、カルボキシン(carboxin)、メタラキシル(metalaxyl)、ブピリメート(bupirimate)、エチリモル(ethirimol)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、オリサストロビン(orysastrobin)、メトミノストロビン(metominostrobin)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、8−(2,6−ジエチル−4−メチル−フェニル)テトラヒドロピラゾロ[1,2−d][1,4,5]オキサジアゼピン−7,9−ジオン、2,2−ジメチル−プロピオン酸−8−(2,6−ジエチル−4−メチル−フェニル)−9−オキソ−1,2,4,5−テトラヒドロ−9H−ピラゾロ−[1,2 d][1,4,5]オキサジアゼピン−7−イルエステル及びメタラキシル(metalaxyl)が含まれるが、これらに限られない。
別の態様において、有害生物防除剤は除草剤である。除草剤の例には:フルジフォプ(fluzifop)、メソツリオン(mesotrione)、フォメサフェン(fomesafen)、ツラルコキシジム(tralkoxydim)、ナプロパミド(napropamide)、アミツラツ(amitraz)、プロパニル(propanil)、シプロダニル(cyprodanil)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ジクロラン(dicloran)、テクナゼン(tecnazene)、トクロフォスメチル(toclofos methyl)、フラムプロプ M(flamprop M)、2,4−D、MCPA、メコプロプ(mecoprop)、クロジナフォプ−プロパルギル(clodinafop−propargyl)、シハロフォプ−ブチル(cyhalofop−butyl)、ジクロフォプメチル(diclofop methyl)、ハロキシフォプ(haloxyfop)、クイザロフォプ−P(quizalofop−P)、インドール−3−イル酢酸、1−ナフチル酢酸、イソキサベン(isoxaben)、テブタム(tebutam)、クロルタルジメチル(chlorthal dimethyl)、ベノミル(benomyl)、ベンフレセート(benfuresate
)、ジカムバ(dicamba)、ジクロベニル(dichlobenil)、ベナゾリン(benazolin)、ツリアゾキシド(triazoxide)、フルアズロン(fluazuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、フェンメジファム(phenmedipham)、アセトクロル(acetochlor)、アラクロル(alachlor)、メトラクロル(metolachlor)、プレチラクロル(pretilachlor)、テニルクロル(thenylchlor)、アロキシジム(alloxydim)、ブツロキシジム(butroxydim)、クレトジム(clethodim)、シクロジム(cyclodim)、セトキシジム(sethoxydim)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、ペンジメタリン(pendimethalin)、ジノテルブ(dinoterb)、ビフェノクス(bifenox)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、アシフルオルフェン(acifluorfen)、フルオログリコフェン−エチル(fluoroglycofen−ethyl)、ブロモキシニル(bromoxynil)、イオキシニル(ioxynil)、イマザメタベンズ−メチル(imazamethabenz−methyl)、イマザピル(imazapyr)、イマザクイン(imazaquin)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマザピク(imazapic)、イマザモクス(imazamox)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミクロラク−ペンチル(flumiclorac−pentyl)、ピクロラム(picloram)、アモドスルフロン(amodosulfuron)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、ニコスルフン(nicosulfuron)、リムスルフン(rimsulfuron)、ツリアスルフロン(triasulfuron)、ツリアレート(triallate)、ペブレート(pebulate)、プロスルフォカルブ(prosulfocarb)、モリネート(molinate)、アツラジン(atrazine)、シマジン(simazine)、シアナジン(cyanazine)、アメツリン(ametryn)、プロメツリン(prometryn)、テルブチラジン(terbuthylazine)、テルブツリン(terbutryn)、スルコツリオン(sulcotrione)、イソプロツロン(isoproturon)、リヌロン(linuron)、フェヌロン(fenuron)、クロロトルロン(chlorotoluron)、メトクスロン(metoxuron)、N−ホスホノメチルグリシン及びその塩(グリホセート(glyphosate))、グルフォシネート(glufosinate)、クロルメクアトクロリド(chlormequat chloride)、パラクアト(paraquat)、ジクアト(diquat)、ツリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、フォメサフェン(fomesafen)、メソツリオン(mesotrione)及びフェヌロン(fenuron)が含まれるが、これらに限られない。
さらに別の態様において、有害生物防除剤は殺虫剤である。殺虫剤の例には:アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセタミプリド(acetamiprid)、アクリナスリン(acrinathrin)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アレスリン(allethrin)、アルファ−シペルメスリン(alpha−cypermethrin)、アミツラツ、アスラム(asulam)、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォス−エチル(azinphos−ethyl)、アジンフォス−メチル、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタプ(bensultap)、ベータ−シフルスリン(beta−cyfluthrin)、ベータ−シペルメスリン、ビフェンスリン(bifenthrin)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメスリン(bioresmethrin)、ビスツリフルロン(bistrifluron)、ボラクス(borax)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カズサフォス(cadusaf
os)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、クロロプロフアム(chloropropham)、クロチアニジン(clothianidin)、シフルスリン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、シペルメスリン、デルタメスリン(deltamethrin)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジノテフラン(dinotefuran)、エマメクチン(emamectin)、エンドスルファン(endosulfan)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンチオン(fenthion)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、ハルフェンプロクス(halfenprox)、ヘプタクロル(heptachlor)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミプロスリン(imiprothrin)、イソプロカルブ(isoprocarb)、ラムダシハロスリン、メタミドフォス(methamidophos)、メチオカルブ(methiocarb)、メトミル(methomyl)、ニテンピラム(nitenpyram)、オメトエート(omethoate)、ペルメスリン(permethrin)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミフォスメチル(pirimiphos methyl)、プロポクスル(propoxur)、テブフェノジド(tebufenozide)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオジカルブ(thiodicarb)、ツリフモロン(triflumoron)及びキシリルカルブ(xylylcarb)が含まれるが、これらに限られない。
さらなる態様において、有害生物防除剤は殺藻剤である。殺藻剤の例には:ベトキサジン(bethoxazin)、二オクタン酸銅、硫酸銅、シブツリン(cybutryne)、ジクロン(dichlone)、ジクロロフェン(dichlorophen)、エンドタル(endothal)、フェンチン(fentin)、水和石灰、ナバム(nabam)、クイノクラミン(quinoclamine)、クイノナミド(quinonamid)、シマジン、トリフェニル錫アセテート及びトリフェニル錫ヒドロキシドが含まれるが、これらに限られない。
別の態様において、有害生物防除剤は軟体動物駆除剤である。軟体動物駆除剤の例には:メタルデヒド(metaldehyde)、メチオカルブ(methiocarb)及び硫酸アルミニウムが含まれるが、これらに限られない。
さらに別の態様において、有害生物防除剤は殺ダニ剤である。殺ダニ剤の例には:抗生物的殺ダニ剤、カルバメート殺ダニ剤、ホルムアミジン殺ダニ剤、ダニ成長調節剤、有機塩素、ペルメスリン及び有機ホスフェート殺ダニ剤が含まれるが、これらに限られない。
さらに別の態様において、有害生物防除剤は殺鼠剤である。殺鼠剤の例には:2−イソバレリルインダン−1,3−ジオン、4−(キノキサリン−2−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド、アルファ−クロロヒドリン、アルミニウムホスフィン、アンタ(anta)、酸化ヒ素、炭酸バリウム、ビスチオセミ(bisthiosemi)、ブロジファコウム(brodifacoum)、ブロマジオロン(bromadiolone)、ブロメタリン(bromethalin)、シアン化カルシウム、クロラロース(chloralose)、クロロファシノン(chlorophacinone)、コレカルシフェロル(cholecalciferol)、コウマクロル(coumachlor)、コウマフリル(coumafuryl)、コウマテトラリル(coumatetralyl)、クリミジン(crimidine)、ジフェナコウム(difenacoum)、ジフェチアロン(difethialone)、ジファシノン(diphacinone)、エルゴカルシフェロル(ergocalciferol)、フロコウマフェン(flocoumafen)、フルオロアセトアミド、フルプロパジン(flupropadin
e)、フルプロパジンヒドロクロリド、ガンマ−HCH、HCH、シアン化水素、ヨードメタン、リンダン(lindane)、リン化マグネシウム、臭化メチル、ノルボルミド(norbormide)、フォサセチム(phosacetim)、ホスフィン、リン、ピンドン(pindone)、亜ヒ酸カリウム、ピリヌロン(pyrinuron)、シリロシド(scilliroside)、亜ヒ酸ナトリウム、シアン化ナトリウム、フルオロ酢酸ナトリウム、ストリキニーネ、硫酸タリウム、ワルファリン(warfarin)及びリン化亜鉛が含まれるが、これらに限られない。
さらなる態様において、有害生物防除剤は昆虫駆除剤である。昆虫駆除剤の例には:2−エチル−1,3−ヘキサンジオール;N−オクチルビシクロヘプタンジカルボキシイミド;N,N−ジエチル−M−トルアミド;2,3:4,5−ビス(2−ブチレン)テトラヒドロ−2−フラルデヒド;イソシンコメロン酸ジ−n−プロピル;及び2−ヒドロキシエチル−n−オクチルスルフィドが含まれるが、これらに限られない。
本開示の有害生物防除剤調製物中に含まれる有害生物防除剤の量は、処理されるべき標的基質、処理されるべき面積などのような複数のパラメーターに従って変わるであろう。一般に、ヘクタール当たり約5グラム〜約4キログラム(g/ha)の有害生物防除剤の適用率が適しているかも知れない。有害生物防除剤調製物中の添加剤ブレンドの量は、有害生物防除剤調製物の合計重量に基づいて約0.01〜99重量%であることができる。
従って、本開示の添加剤ブレンドを通常の農業的方法において用いることができる。例えば有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物及び添加剤ブレンドを水もしくは他の溶剤及び/又は肥料と混合し、空中噴霧タンク、ナップザック噴霧タンク、害虫浸漬バット(cattle dipping vats)、地表噴霧において用いられる農場装置(例えばブームスプレイヤー、ハンドスプレイヤー)などのような手段により、所望の標的基質に発芽後に適用する。
他の態様に従うと、現在記述している方法は、有害生物防除的に有効な量における有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物を準備し;有効量の添加剤ブレンドを準備し、有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物を添加剤ブレンドと合わせて有害生物防除剤調製物を形成し、有害生物防除剤調製物を有害生物と接触させる段階を含んでなる、有害生物の殺害又は妨害又は駆除方法を提供する。
本発明の種々の態様の製造及び使用を上記に詳細に記述してきたが、本発明は多様な特定の状況において具体化され得る多くの応用可能な発明的概念を与えることが認識されねばならない。本明細書で議論される特定の態様は、単に本発明の製造及び使用のための特定の方法の例であり、本発明の範囲を制限しない。

Claims (16)

  1. (i)酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル;及び(ii)非イオン性界面活性剤を含んでなる添加剤ブレンド。
  2. 3−C20アルコールが直鎖状もしくは分枝鎖状アルコールである請求項1に従う添加剤ブレンド。
  3. 3−C20アルコールがプロパノール、イソプロパノール、イソブタノール、n−ブタノール、エチレングリコール、グリセロール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、ピナコール、ペンタエリスリトール、トリメチロールメタン及びソルビトールより成る群から選ばれる請求項2に従う添加剤ブレンド。
  4. 3−C20アルコールがn−ブタノール、エチレングリコール又は2−エチルヘキサノールである請求項2に従う添加剤ブレンド。
  5. 非イオン性界面活性剤が約5〜約20の範囲のHLBを有する請求項1に従う添加剤ブレンド。
  6. 非イオン性界面活性剤がアルコキシル化C8-20アルコール又はアルキルフェノールである請求項1に従う添加剤ブレンド。
  7. 添加剤ブレンドがアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、乳化剤、展着剤、防腐剤、無機もしくは有機酸、透明剤、安定剤、湿潤剤、凍結防止剤、消泡剤、染料、増粘剤、無機塩、ドリフト防止剤、保湿剤、肥料、UV安定剤及び溶剤から選ばれる1種もしくはそれより多い調製助剤をさらに含む請求項1に従う添加剤ブレンド。
  8. (a)酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステルを準備し;(b)非イオン性界面活性剤を準備し;(c)アルキルエステルと非イオン性界面活性剤を合わせて添加剤ブレンドを形成することを含んでなる添加剤ブレンドの調製方法。
  9. 酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステル及び非イオン性界面活性剤を、約4:1〜約24:1の範囲のアルキルエステル対非イオン性界面活性剤の重量比で合わせる請求項8に従う方法。
  10. 少なくとも約85重量%の酸性化ソーダ油滓とC3−C20アルコールの反応から得られるアルキルエステルを少なくとも約5重量%の非イオン性界面活性剤と合わせ、ここで重量%は添加剤ブレンドの合計重量に基づく請求項9に従う方法。
  11. 有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物及び請求項1に従う添加剤ブレンドを含んでなる有害生物防除剤調製物。
  12. 有害生物防除剤が殺菌・殺カビ剤、除草剤、殺虫剤、殺藻剤、軟体動物駆除剤、殺ダニ剤、殺鼠剤又は昆虫駆除剤である請求項11に従う有害生物防除剤調製物。
  13. 有害生物防除剤調製物がアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、乳化剤、展着剤、防腐剤、無機もしくは有機酸、透明剤、
    安定剤、湿潤剤、凍結防止剤、消泡剤、染料、増粘剤、無機塩、ドリフト防止剤、保湿剤、肥料、UV安定剤及び溶剤から選ばれる1種もしくはそれより多い調製助剤をさらに含む請求項11に従う有害生物防除剤調製物。
  14. 請求項1に従う添加剤ブレンドを含んでなる容器。
  15. 有害生物防除剤、請求項1に従う添加剤ブレンド及び噴霧水又は他の溶剤を含んでなる噴霧混合物。
  16. 有害生物防除的に有効な量における有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物を準備し;有効量の請求項1に従う添加剤ブレンドを準備し、有害生物防除剤又は有害生物防除剤の混合物を添加剤ブレンドと合わせて有害生物防除剤調製物を形成し、そして有害生物防除剤調製物を有害生物と接触させる段階を含んでなる、有害生物の殺害又は妨害又は駆除方法。
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