JP2015532978A - 液体検知用の方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本発明では、正に帯電された粒子および/または負に帯電された粒子を含む液体を検知する方法および装置が提案される。液体内に配置された正極および負極に電圧を印加することにより、液体に電場が与えられると、負に帯電された粒子は、正極に引き寄せられ、液体の第1の部分に濃縮し、正に帯電された粒子は、前記負極に引き寄せられ、液体の第2の部分に濃縮する。前記液体の第1の部分、前記液体の第2の部分、ならびに負に帯電した粒子および正に帯電した粒子が濃縮されていない、前記液体の第3の部分、の液体のうちの少なくとも一つの部分を検知することにより、第1の検知結果が得られる。従って、帯電粒子の濃度が変化した液体の少なくとも一部分において、検知が行われる。液体中の粒子の濃度は、液体の検知の感度に影響を与えるため、感度を高めることができる。

Description

本願は、液体検知技術に関し、特に、液体を検知する方法および装置に関する。
液体検知技術は、しばしば、水および飲料のような液体中の、イオンおよび分子のような粒子を検知する各種目的で使用される。例えば、対象粒子は、Ca++、Mg++のような水硬度に関連する金属イオン、カフェイン、プロテイン等である。
液体中の粒子を検知する際の通常の問題は、液体中の対象粒子が比較的低濃度であるため、または液体に含まれる他の粒子との干渉のため、感度が低いことである。
前述の問題に鑑み、液体検知の感度を高めることが有意である。
ある場合は、正の帯電粒子および/または負の帯電粒子を含む帯電粒子を検知することが望ましい。例えば、検知される正の帯電粒子は、金属イオン、カフェイン、プロテイン、アミノ酸であり、負の帯電粒子は、Cl-、SO4 2-、および酢酸塩である。従って、液体中の帯電粒子を検知する感度を高めることも、有意である。
ある場合は、非帯電粒子を検知することが望ましい。例えば、検知される非帯電粒子は、アルコール中のエタノール、化粧液中のグリセリン、および食品用添加物中の酢酸エチルである。非帯電粒子の検知は、液体中の帯電粒子によって妨害され得る。従って、非帯電粒子の検知の際には、帯電粒子からの妨害を抑制または排除し、感度を高めることも、有意である。
本発明の第1の態様では、正に帯電された粒子および/または負に帯電された粒子を含む液体を検知する方法が提供される。当該方法は、前記液体内に配置された正極および負極に電圧を印加することにより、前記液体に電場を与え、負に帯電された粒子を正極に引き寄せ、負に帯電された粒子を、前記液体の第1の部分に濃縮し、正に帯電された粒子を負極に引き寄せ、正に帯電された粒子を、前記液体の第2の部分に濃縮する、ステップと;前記液体の第1の部分、前記液体の第2の部分、ならびに負に帯電した粒子および正に帯電した粒子が濃縮されていない、前記液体の第3の部分、の液体のうちの少なくとも一つの部分を検知することにより、第1の検知結果を得るステップと;を有する。
加えられる電場は、前記液体の第1、第2、および第3の部分における帯電粒子の濃度を変化させ、これらの少なくとも一つが検知される。すなわち、検知ステップは、帯電粒子の濃度が変化した、液体の少なくとも一つの部分で行われ、液体中の粒子の濃度は、液体検知の感度に影響するため、これにより、感度を高めることが可能になる。
また、電場は、正極と負極とを用いて与えられる。従って、液体中の粒子の濃度の変化は、余分な高コストを生じさせずに、または検知法をあまり複雑にせずに、得ることができる。
検知ステップは、各種検知法に基づいて液体特性を検知する、いかなるセンサを用いて行われも良く、これに限られるものではないが、これには、電気伝導度法、電磁放射線法、屈折計法、超音波法、および電気化学的手法が含まれる。
液体は、水、飲料、コーヒー、豆乳(soja milk)等であっても良い。
液体を検知する一つの目的は、対象粒子を検出することである。ある実施例では、当該方法は、さらに、第1の検知結果に基づいて、対象粒子を検出するステップを有する。
検知結果は、定性的であっても定量的であっても良い。ある実施例では、対象粒子を検出するステップは、液体中に対象粒子が存在するかどうかを検出するステップを有する。別の実施例では、対象粒子を検出するステップは、対象粒子の量を定めるステップを有する。例えば、対象粒子の量の測定は、液体中の対象粒子の濃度または吸光度であっても良い。
対象粒子は、帯電粒子であっても、非帯電粒子であっても良い。対象粒子の特性、対象粒子の濃度、および/または検知手法のような各種因子によって、液体の第1の部分、第2の部分、および第3の部分から、液体の少なくとも一つの部分が選択される。
ある実施例では、対象粒子が負に帯電されている場合、液体の少なくとも一つの部分は、液体の第1の部分を有し:対象粒子が正に帯電されている場合、液体の少なくとも一つの部分は、液体の第2の部分を有し;対象粒子が帯電されていない場合、液体の少なくとも一つの部分は、液体の第3の部分を有する。
この方法では、対象粒子が帯電されている場合、液体の対象粒子が濃縮されている部分で、検知が行われる。従って、対象粒子の高濃度化により、感度を高めることができる。対象粒子が帯電されていない場合、帯電粒子が妨害粒子として濃縮されていない、液体の第3の部分で、検知が行われる。従って、帯電粒子からの干渉が抑制され、感度を高めることができる。
ある実施例では、対象粒子が負または正に帯電されている場合、液体の少なくとも一つの部分は、液体の第1の部分と第2の部分とを有する。
対象粒子が濃縮されている液体の部分、および対象粒子が濃縮されていない液体の部分の、液体の両方の部分を検知することは、以降、二面性検知(法)と称される。
二面性検知の利点は、液体中の元の濃度を定める際に、相対的な結果が使用できることである。
また、二面性検知法は、別の利点を有する。非選択性センサを使用した際に、2つの部分からの相対的な検知結果を使用して、選択的な結果を提供することができる。2つの部分の間の差異は、帯電粒子の相対濃度のみであるため、検知結果の差は、直接これを反映する。液体が多くの帯電粒子により占有されることが既知である場合、非選択性センサの結果は、帯電粒子の相対量を提供する。
ある実施例では、対象粒子が負に帯電している場合、液体の少なくとも一つの部分は、液体の第2の部分または第3の部分を有し;対象粒子が正に帯電している場合、液体の少なくとも一つの部分は、液体の第1の部分または第3の部分を有する。
この方法では、検知は、対象粒子が濃縮されていない液体の部分で行われる。ある場合には、使用センサに対して、対象粒子の元の濃度が極めて高く、すなわちセンサがその最大読み値を示すため、検知が不正確になる場合がある。これらの場合には、対象粒子が濃縮していない液体の部分を検知して、センサの正確な読み値を得て、改善された感度を得ることが有意である。
ある実施例では、当該方法は、さらに、電場が加えられていないときの液体を検知することにより、第2の検知結果を得るステップを有し;前記検出するステップは、第1の検知結果および第2の検知結果に基づいて、対象粒子を検出するステップを有する。
この方法では、検知は、電場による帯電粒子の濃縮の前後に行われ、それぞれの検知結果が取得される。第1の検知結果と第2の検知の間の差異は、電気的濃縮のみにより生じるため、2つの検知結果を組み合わせることにより、感度が改善される。
ある実施例では、帯電粒子の重量、および帯電粒子の電荷量の少なくとも一つに基づいて、電圧が調整される。例えば、重い粒子ほど、大きな電圧が必要となる。別の例では、高電荷ほど、少ない電圧が必要となる。
この方法では、帯電粒子は、適切な電圧を用いて、効果的に濃縮される。また、電圧を調整することにより、異なる重量および電荷量の粒子を選択的に検知することができる。
また、粒子の絶対重量を把握する必要はなく、相対値でも十分であることに留意する必要がある。例えば、所与の電圧が帯電粒子に適当であることが把握されている場合を仮定すると、同じ量の電荷を担持するものの帯電粒子よりも重い別の帯電粒子の場合、電圧は、上昇され得る。
ある実施例では、複数の電圧が続けて印加され、第1の検知結果は、複数の測定結果を有し、各測定結果は、複数の電圧の一つに対応する。
ある例では、ステップ状に上昇する電圧が印加され、各ステップにおいて、検知が行われる。これにより、同じ極性を有するものの、質量または電荷量が異なる帯電粒子を識別できる可能性が高まる。
別の例では、連続的に上昇する電圧が印加され、連続的に検知が行われる。いったんセンサの読み値がある値で飽和すると、対応する電圧が、液体中の対象粒子の濃度を示す。
ある実施例では、検知するステップは、
チャンバ内の液体の第1の部分、第2の部分、および第3の部分のうちの少なくとも一つを収集するステップと、チャンバ内の液体の前記収集された部分を検知するステップと、を有する。
液体のそれぞれの部分は、検知の前に収集されるため、電場を用いた帯電粒子の濃縮と同時に、検知を行う必要はない。従って、検知を行う際に、電場の印加は、不要である。これは、電気伝導度法および電気化学的手法のような電気的手法に基づいて、検知を行う際に、特に有意である。この場合、電気的手法の検知結果は、帯電粒子の濃縮に使用される電場に影響される可能性があるからである。
前述のように、いくつかの場合、そのような干渉を校正し、克服することが可能である。従って、検知を行う前に、液体のそれぞれの部分を収集することなく、電気的手法を使用することができる。
本発明の第2の態様では、正に帯電された粒子および/または負に帯電された粒子を含む液体を検知する装置が提供される。当該装置は、
液体を収容するチャンバと、
液体中に配置された正極および負極であって、液体に電場を印加して、正極と負極に電圧が印加された際に、
負に帯電された粒子が正極に向かって引き寄せられ、負に帯電された粒子が前記液体の第1の部分で濃縮され、
正に帯電された粒子が負極に向かって引き寄せられ、正に帯電された粒子が前記液体の第2の部分で濃縮されるように構成された、正極および負極と、
正極および負極に結合され、両者に電圧を印加するように構成された電源と、
前記液体の第1の部分、前記液体の第2の部分、ならびに負に帯電された粒子および正に帯電された粒子が濃縮されていない、前記液体の第3の部分の液体、のうちの少なくとも一つの部分を検知することにより、第1の検知結果を取得するように構成された検知ユニットと、
を有する。
ある例では、センサユニットは、1または2以上のセンサを有する。ある例では、センサは、選択性センサであっても良い。別の例では、センサは、非選択性のセンサであっても良い。
ある実施例では、正極および負極は、液体が、正極に隣接する前記液体の第1の部分、負極に隣接する前記液体の第2の部分、および正極と負極の中間における前記液体の第3の部分に分離されるように、相互に離間される。
ある実施例では、当該装置は、さらに、分離チャンバにおいて、検知のため、前記液体の第1の部分、第2の部分、および第3の部分のうちの少なくとも一つを収集する、収集ユニットを有する。
ある実施例では、当該装置は、第1のチャネル、第2のチャネル、および第3のチャネルの少なくとも一つを有し、前記チャンバは、前記液体を受容する入口を有し、前記チャンバは、正極に隣接して配置された第1の出口、負極に隣接して配置された第2の出口、および正極と負極の中間に配置された第3の出口の少なくとも一つを有し;第1のチャネルは、第1の出口と流体連通され;第2のチャネルは、第2の出口と流体連通され;第3のチャネルは、第3の出口と流体連通される。
この方法では、前記液体の第1の部分、第2の部分および第3の部分は、それぞれ、第1のチャネル、第2のチャネルおよび第3のチャネルを通過する。従って、液体のそれぞれの部分は、別個に検知され、または収集することができる。ある例では、3つのチャネル内の液体は、チャネルの出口で一つのストリームに再合流される。
本願において使用される「チャンバ」および「チャネル」という用語は、広い意味に解されるように使用される。従って、これらの用語は、いかなる所望の形状の孔もしくは溝、または液体が保持されもしくは誘導される構造を含むことが意図される。例えば、そのような流体孔は、流体が連続的に通過するような流入セル、またはそれとは別に、特定の時間にわたり、特定の、別個の流体量を保持するチャンバを有しても良い。
ある実施例では、チャンバ、第1のチャネル、第2のチャネル、および第3のチャネルは、マイクロ流体用である。
従って、液体の少量のサンプルのみが必要である。また、センサおよび電極は、小型寸法であり、極めて低い追加コストで得られても良い。
本願において使用される「マイクロ流体(用)」という用語は、いかなる限定もなく、流体が通過、誘導、混合、分離、もしくは処理できる構造または装置を表すものと理解され、マイクロ流体構造または装置は、形状的に小型で、通常サブmmのスケールに拘束される。例えば、1または2以上の寸法は、通常、500ミクロン未満であっても良い。
ある実施例では、チャンバ、第1のチャネル、第2のチャネルおよび第3のチャネルは、表面超微細加工(micromachined)されても良い。
本発明の前述のおよび他の目的と特徴は、添付図面を考慮して示される以下の詳細な記載により、より明確になる。
本発明の実施例による液体を検知する装置の一例を示した図である。 図1の装置を用いた液体検知の実験結果を示した図である。 本発明の一実施例による液体を検知する装置の一例を示した図である。 図3の装置を用いた液体検知の実験結果を示した図である。 本発明の一実施例による液体検知の実験結果を示した図である。
以下、本発明の実施例を参照する。図には、本発明の1または2以上の実施例が示されている。実施例は、本発明の説明のために提供され、本発明を限定することを意味するものではない。例えば、ある実施例の一部として示されまたは記載された特徴は、別の実施例に使用され、さらに別の実施例が得られても良い。本発明は、本発明の思想および範囲にある、これらのおよび他の修正ならびに変更を包含することが意図される。
図1には、本発明の一実施例による液体を検知する装置の一例を示す。
図1を参照すると、装置10は、チャンバ12、正極(すなわちアノード)14、負極(すなわちカソード)16、電源18、および検知ユニット(図示されていない)を有する。
チャンバ12は、被検知液体を収容するために使用される。正極14および負極16は、チャンバ12内に配置され、液体中に浸漬され、相互に離間して配置される。電源18は、所与の電圧を提供することが可能な、直流電源であっても良い。
電源18が正極14および負極16に所与の電圧を提供すると、電場が生じ、これがチャンバに収容された液体に加えられる。電場の下では、(もし存在する場合)液体中の負に帯電した粒子は、正極の方に引き寄せられ、正極に隣接する液体の部分に濃縮される。また、この液体の部分が正極から離れるほど、負に帯電された粒子の濃度は低下する。同様に、電場の下では、(もし存在する場合)液体中の正に帯電した粒子は、負極に向かって引き寄せられ、正極に隣接する液体の第2の部分に濃縮される。
装置10を用いて、電場の下、帯電粒子の濃度を示す実験が行われる。この実験では、チャンバ12は、300mLのメチレンブルー水溶液で満たされ、この吸光度は、2.34μMである。電極への印加電圧は、60Vである。メチレンブルーは、水中で溶解した後、正の電荷を帯びるため(図1において丸22で示されている)、これは、カソード16に向かって引き寄せられることが予想される。60分後、溶液の正極に隣接する部分(以降、アノード領域とも称する)と、両電極の中央における溶液の部分(以降、中間領域とも称する)と、溶液の負極に隣接する部分(以降、カソード領域とも称する)とから、溶液サンプルを採取し、その後、これらを検知する。これらは、それぞれ、3本の破線矢印24、26、28で示されている。表1には、これらの各サンプルの吸光度を示す。また、図2には、規格化された吸光度を示す。図2を参照すると、x軸は、サンプルの指標x1、x2、x3であり、これらは、それぞれ、アノード領域、中間領域、およびカソード領域から採取されたサンプルを表す。y軸は、これらのサンプルの規格化された吸光度である。表1および/または図2からわかるように、カソード領域の吸光度は最大であり、アノード領域の吸光度は最小であり、これは、正に帯電されたメチレンブルー粒子がカソードに向かって引き寄せられ、カソード領域で濃縮された証拠である。
Figure 2015532978
帯電粒子が対応する電極に引き寄せられるまでに要する時間は、印加電圧および電極間距離に依存する。特に、極めて小さなチャネル(例えば200ミクロン)は、検知用途に適し、以下に示すように、必要な時間がより短くなる。
図3には、本発明の実施例による液体を検知する装置の一例を示す。
図3を参照すると、装置300は、チャンバ310と、該チャンバ310の2つの対向する側の表面に配置された正極315および負極316と、を有する。一例では、チャンバ310の2つの対向する側の表面は、導電性材料で構成され、これにより直接、電極としての機能が得られる。
さらに図3を参照すると、装置300は、さらに、第1のチャネル320、第2のチャネル330、および第3のチャネル340を有する。チャンバ310は、液体を受容する入口311を有し、第1の出口312の少なくとも一つは、正極315に隣接して配置され、第2の出口313は、負極316に隣接して配置され、第3の出口314は、2つの電極315、316の中央に配置される。第1のチャネル320、第2のチャネル330、および第3のチャネル340は、それぞれ、第1の出口312、第2の出口313、および第3の出口314と流体連通される。
液体がチャンバ310に流れると、液体は、3つのストリームに分離され、それぞれ、図2に3つの矢印で示されているように、3つのチャネル320、330、340を通過する。
電極315、316に電圧が印加されると、液体中の負に帯電された粒子は、正極315の側に向かって引き寄せられ、液体中の正に帯電された粒子は、負極316の側に向かって引き寄せられる。従って、図3に示すように、第1のチャネル320を通るストリームでは、負に帯電された粒子が増えていることが予想され、第2のチャネル330を通るストリームでは、正に帯電された粒子が増えていることが予想され、第3のチャネル340を通るストリームでは、帯電粒子の顕著な数の増加は、生じていないことが予想される。
装置300を用いて、電場の下、帯電粒子の濃度を示す実験が行われる。この実験では、チャンバ310は、200μmのチャネル幅を有する。チャンバ310内に、10μS/cmのNaCl電解質を含むNaCl溶液が1mL/分の速度で導入される。2.0Vの電圧が電極に印加され、
電場が生じる。この実験では、第1のチャネル320および第2のチャネル330からのストリームは、合流され(図示されていない)、廃棄出力と称され、第3のチャネル340からのストリームは、主出力と称される。
この実験では、廃棄出力および主出力中のイオンがそれぞれカウントされ、これは、図4に記録されている。図4を参照すると、x軸は時間であり、単位は分である。y軸は、イオンカウントである。ドットの曲線は、廃棄出力におけるイオンカウントを表し、三角形のシンボルの曲線は、主出力におけるイオンカウントを表している。時間t1は、電場がスイッチオンにされた時間であり、時間t2は、電場がスイッチオフにされた時間である。図4に示すように、電場がオンの場合(すなわち2.0Vの電圧が電極間に印加される場合)、廃棄出力におけるイオンカウントは、主出力のものよりも顕著に上昇する。電場がオフになると(すなわち電圧が電極間に印加されなくなると)、廃棄出力におけるイオンカウントは、主出力のものと実質的に等しくなる。これは、液体に電場が与えられた際に、液体中のNa+およびCl-を含むイオンが、電極に向かって引き寄せられ、第1および第2のチャネルを通るストリーム中で濃縮されることを示唆するものである。また、図4からわかるように、帯電粒子が濃縮されるために必要な時間は、1または2分にすぎず、これは、検知用途に適している。
図5には、本発明の実施例による液体を検知する実験の結果を示す。この実験では、まず、80ミクロンの幅Wを有するチャネルに、100μL/分の速度vで純水が導入され、(図5(a)に示すような)チャネルの写真が撮影される。次に、同じチャネルに、同じ速度で、蛍光アニオントレーサを含む水が導入され、3つの異なるシナリオでチャネルの写真が撮影される。第1のシナリオでは、電場は加えられず、対応する写真を図5(b)に示す。第2のシナリオでは、チャネルの対向する側の両表面が、電極として機能し、2Vの電圧が印加され、左側は、正極となり、右側は、負極となる。対応する写真を図5(c)に示す。第3のシナリオでは、-2Vの電圧が印加され、左側は、負極となり、右側は、正極となる。対応する写真を図5(d)に示す。
写真の輝度は、蛍光アニオントレーサの濃度を示すことが知られており、すなわち、領域における濃度が高いほど、該領域が明るくなる。予想されたように、純水の写真は、極めて暗い(図5(a))。これは、この溶液が蛍光アニオントレーサを含まないためである。電場を印加していないシナリオにおける、蛍光アニオントレーサを含む水の写真は、均一に明るい(図5(b))。これは、いかなる電場も有さない水中では、蛍光アニオントレーサが均一に分布されるためである。図5(c)および(d)に示すように、正極の側の領域は、より明るく、これは、蛍光アニオントレーサが正極に向かって引き寄せられていることを示す。
前述の実施例は、本発明を限定するためではなく、本発明を説明するために提供されたものであることに留意する必要がある。当業者には容易に理解されるように、変更および改変は、本発明の範囲および思想から逸脱せず、本発明に帰属することが理解される。そのような変更および改変は、本発明および添付の請求項の範囲に属することが理解される。本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲により定められる。また、請求項におけるいかなる参照符号も、請求項を限定するものと解してはならない。「有する」と言う用語およびその変化形の使用は、請求項に記載された素子またはステップ以外の存在を排斥するものではない。素子またはステップの前の「一つの」と言う用語は、そのような素子またはステップの複数の存在を排斥するものではない。

Claims (15)

  1. 正に帯電された粒子および/または負に帯電された粒子を含む液体を検知する方法であって、
    −前記液体内に配置された正極および負極に電圧を印加することにより、前記液体に電場を与え、
    前記負に帯電された粒子を前記正極に引き寄せ、前記負に帯電された粒子を、前記液体の第1の部分に濃縮し、
    前記正に帯電された粒子を前記負極に引き寄せ、前記正に帯電された粒子を、前記液体の第2の部分に濃縮する、ステップと、
    −前記液体の前記第1の部分、前記液体の前記第2の部分、ならびに前記負に帯電した粒子および前記正に帯電した粒子が濃縮されていない、前記液体の第3の部分、の液体のうちの少なくとも一つの部分を検知することにより、第1の検知結果を得るステップと、
    を有する方法。
  2. さらに、前記第1の検知結果に基づいて、対象粒子を検出する検出するステップを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記対象粒子が負に帯電されている場合、液体の前記少なくとも一つの部分は、前記液体の前記第1の部分を有し、
    前記対象粒子が正に帯電されている場合、液体の前記少なくとも一つの部分は、前記液体の前記第2の部分を有し、
    前記対象粒子が帯電されていない場合、液体の前記少なくとも一つの部分は、前記液体の前記第3の部分を有する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記対象粒子が負または正に帯電されている場合、液体の前記少なくとも一つの部分は、前記液体の前記第1の部分と前記第2の部分とを有する、請求項2に記載の方法。
  5. 前記対象粒子が負に帯電されている場合、液体の前記少なくとも一つの部分は、前記液体の前記第2の部分または前記第3の部分を有し、
    前記対象粒子が正に帯電されている場合、液体の前記少なくとも一つの部分は、前記液体の前記第1の部分または前記第3の部分を有する、請求項2に記載の方法。
  6. 当該方法は、さらに、前記電場が与えられていないときに、前記液体を検知することにより、第2の検知結果を得るステップを有し、
    前記検出するステップは、前記第1の検知結果および前記第2の検知結果に基づいて、前記対象粒子を検出するステップを有する、請求項2に記載の方法。
  7. 前記電圧は、前記帯電粒子の重量および前記帯電粒子の電荷量の少なくとも一つに基づいて調整される、請求項1に記載の方法。
  8. 複数の電圧が続けて印加され、
    前記第1の検知結果は、複数の測定結果を有し、各測定結果は、前記複数の電圧の一つに対応する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記検知するステップは、
    チャンバ内の前記液体の前記第1の部分、前記第2の部分、および前記第3の部分のうちの少なくとも一つを収集するステップと、
    前記チャンバ内の前記液体の前記収集された部分を検知するステップと、
    を有する、請求項1に記載の方法。
  10. 正に帯電された粒子および/または負に帯電された粒子を含む液体を検知する装置であって、
    前記液体を収容するチャンバと、
    前記液体中に配置された正極および負極であって、前記液体に電場を印加して、前記正極と前記負極に電圧が印加された際に、
    前記負に帯電された粒子が前記正極に向かって引き寄せられ、前記負に帯電された粒子が前記液体の第1の部分で濃縮され、
    前記正に帯電された粒子が前記負極に向かって引き寄せられ、前記正に帯電された粒子が前記液体の第2の部分で濃縮されるように構成された、正極および負極と、
    前記正極および前記負極に結合され、両者に前記電圧を印加するように構成された電源と、
    前記液体の前記第1の部分、前記液体の前記第2の部分、ならびに前記負に帯電された粒子および前記正に帯電された粒子が濃縮されていない、前記液体の第3の部分の液体のうちの少なくとも一つの部分を検知することにより、第1の検知結果を取得するように構成された検知ユニットと、
    を有する装置。
  11. 前記正極および前記負極は、前記液体が、前記正極に隣接する前記液体の前記第1の部分、前記負極に隣接する前記液体の前記第2の部分、および前記正極と前記負極の中間における前記液体の前記第3の部分に分離されるように、相互に離間される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記検知ユニットは、センサを有し、該センサは、非選択性センサである、請求項10に記載の装置。
  13. さらに、分離チャンバにおいて、検知のため、前記液体の前記第1の部分、前記第2の部分、および前記第3の部分のうちの前記少なくとも一つを収集する、収集ユニットを有する、請求項10に記載の装置。
  14. さらに、第1のチャネル、第2のチャネル、および第3のチャネルの少なくとも一つを有し、
    前記チャンバは、前記液体を受容する入口を有し、
    前記チャンバは、前記正極に隣接して配置された第1の出口、前記負極に隣接して配置された第2の出口、および前記正極と前記負極の中間に配置された第3の出口の少なくとも一つを有し、
    前記第1のチャネルは、前記第1の出口と流体連通され、
    前記第2のチャネルは、前記第2の出口と流体連通され、
    前記第3のチャネルは、前記第3の出口と流体連通される、請求項10に記載の装置。
  15. 前記チャンバ、前記第1のチャネル、前記第2のチャネル、および前記第3のチャネルは、マイクロ流体用である、請求項14に記載の装置。
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