JP2015530303A - エアロスペース・インテリジェント・ウィンドウ・システム - Google Patents

エアロスペース・インテリジェント・ウィンドウ・システム Download PDF

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Abstract

航空機インテリジェント・ウィンドウ又はウィンドウシールドのデータを監視し記憶して、ウィンドウシールドの製品寿命をもたらす、その実際の性能をもたらす、及び/又はその特性及び/又は属性を測定するためのネットワーク・システムは、ウィンドウシールドに取り付けられたセンサからのデータを、マイクロプロセッサを備えたウィンドウ検知ハブに転送する。マイクロプロセッサは、データを受信し処理して、ウィンドウシールドの性能を決定し、且つプリセット・プログラムに従ってデータをフォーマットするようにプログラムされる。プログラムは、データが取得される期間中機能している、ウィンドウシールドの特性及び属性を測定するセンサからのデータをもたらすことを含む。ウィンドウ検知ハブに接続される航空機セントラル・メンテナンス・システムは、ウィンドウ検知ハブからのフォーマットされた情報、及びフィルタされていない、又は未フォーマットの情報を受け取る。ウィンドウシールドからのフィルタされていない情報は、セントラル・メンテナンス・システムによって作用を受けて、ウィンドウシールドの推定製品寿命がもたらされる。

Description

本願は、「エアロスペース・インテリジェント・ウィンドウ・システム(Aerospace Intelligent Window System)」に関してYu Jiao、Nicolas Duarte及びMonroe A. Stoneの名で2012年8月1日に出願された米国仮出願第61/678,315号の出願日に基づき優先権を主張する。仮出願第61/678,315号は、その全体が参照によって本明細書に援用される。
本発明は、航空機中に現在取り付けられている1つ又は複数のウィンドウの性能データ(現在の性能データ)及び同じ航空機及び/又は他の航空機中に前もって取り付けられた1つ又は複数のウィンドウの性能データ(過去の性能データ)を含み、現在及び/又は過去の性能データは、現在取り付けられている1つ又は複数のウィンドウの期待寿命を決定するために使用されるエアロスペース・インテリジェント・ウィンドウ・システムに関する。
航空機ウィンドウ、たとえば航空機ウィンドウシールドのためのセンサに関する現行技術は、ウィンドウの選択された属性又は特性のその瞬間の性能データをもたらすために、航空機ウィンドウ上に1つ又は複数のセンサを取り付け、そのセンサの出力を航空機上に搭載されるモニタリング・システムに接続することが可能である。航空機ウィンドウの選択された属性及び/又は特性の性能を監視するセンサに関する詳細な考察については、米国特許出願第2010/0163675号A1及び第2013/075,531号A1を参照されたい。航空機ウィンドウ上に取り付けられたセンサ、たとえば衝撃センサ、破壊センサ(rupture sensor)、アーク・センサ(arc sensor)、温度センサ及び/又は湿度センサは、性能が許容限界内で稼働しているかどうかを決定するために、ウィンドウの性能に関する情報をもたらす。ウィンドウ性能が許容限界外にあるとき、ウィンドウは、たとえば米国特許第8,155,816号B2に開示されているように修理又は交換される。米国特許第8,155,816号B2、米国特許出願第2010/0163675号A1及び第2013/075,531号A1は、その全体が参照によって本明細書に援用される。
航空機ウィンドウの性能を監視する現行システムは許容可能であるが、制約がある。より具体的には、現在利用できるシステムの1つの制約は、センサからのデータが、たとえば航空機ウィンドウシールドに限定されないが航空機ウィンドウの実際の性能に関する情報をもたらすが、航空機ウィンドウの製品寿命又は期待寿命に関する情報は、あるとしてもほとんどもたらさないことである。現行システムの別の制約は、データが別個のユニットとして航空機ウィンドウ毎に関する情報として提示され、航空機ウィンドウの間の相互作用は、十分に考慮されていないことである。当業者ならここで理解することができるように、飛行機の機体中に取り付けられた航空機ウィンドウのセンサの出力を相互接続し、ウィンドウのネットワークを形成することを検討することは有利となろう。このようにして、ウィンドウのネットワークの性能を監視することができ、航空機ウィンドウのネットワークの現在及び過去の性能を検討し、ウィンドウのネットワークのウィンドウの製品寿命又は期待寿命を決定し、且つウィンドウ故障がウィンドウ構造の結果であるかどうか、又は航空機機体の一部及び/又は航空機ウィンドウを囲繞するウィンドウ・マウントのためにウィンドウが許容範囲外で稼働している兆候を決定することができる。
米国特許出願第2010/0163675号A1 米国特許出願第2013/075,531号A1 米国特許第8,155,816号B2 米国特許出願第2007/0002422号A1 米国特許第5,675,944号 米国特許第4,610,771号 米国特許第4,806,220号 米国特許第5,821,001 米国特許第4,744,809号 米国特許第6,094,942号
本発明は、透明体の性能データを監視し記憶して、透明体の推定製品寿命をもたらす、及び/又は透明体の実際の性能をもたらすネットワーク・システムに関する。透明体は、これに限定されないが、透明体の所定の特性及び/又は属性を測定するためにシートの表面上に固定されたセンサ群を備える透明シートを含み、センサ群は、これらに限定されないが以降「アーク・センサ」と称する、透明シートの表面上に取り付けられる電気的に加熱可能な部材のアーク放電を測定するためのアーク・センサと、以降「熱センサ」と称する、加熱可能な部材の温度を測定するための熱センサと、以降「湿度センサ」と称する、透明シートの表面上の含水率を測定するための湿度センサと、以降「衝撃センサ」と称する、透明シートの表面を打つ物体の激突の力を測定するための衝撃センサセンサと、以降「ひび割れセンサ」と称する、透明シート中の、又はその上の破砕を識別するためのセンサと、を含むセンサのファミリから選択される少なくとも1つのセンサを、これに限定されないが、含む。
ネットワーク・システムは、これらに限定されないが、透明体のそれぞれのセンサ群の出力を受け取るマイクロプロセッサを含むウィンドウ検知ハブであって、マイクロプロセッサは、透明体のセンサ群からデータを受け取り、そのセンサ群と関連付けられた透明体の属性及び特性の性能についての情報をもたらし、且つプリセット・プログラムに従って受け取ったデータをフォーマットするようにプログラムされ、プログラムは、取得されるデータが関心のあるものである期間中機能している、透明体の特性及び属性を測定する透明シートのセンサ群からのデータを少なくとも提供することを含む、ウィンドウ検知ハブと、ウィンドウ検知ハブに接続されてウィンドウ検知ハブからのフォーマットされた情報及びフィルタされていない情報を受け取るセントラル・メンテナンス・システムであって、透明シートからのフィルタされていない情報は、セントラル・メンテナンス・システムによって作用を受けて透明体の推定製品寿命がもたらされる、セントラル・メンテナンス・システムと、を含む。
本発明は、透明体ネットワーク検査システムにさらに関し、それは、これらに限定されないが、複数の透明体であって、各透明体は互いに積層された一対のシート、及び透明体の所定の特性及び/又は属性を測定するセンサ群に関連付けられ、センサ群は、電気的に加熱可能な部材のアーク放電を測定するためのアーク・センサ、加熱可能な部材の温度を測定するための熱センサ、透明体のシートの間の含水率を測定するための湿度センサ、透明体の外側表面を打つ物体の激突の力を測定するための衝撃センサ、透明体のシート中の破砕を識別するための破砕センサを含むセンサのファミリから選択される少なくとも1つのセンサを含む、複数の透明体と、透明体のそれぞれのセンサ群の出力を受け取るマイクロプロセッサを含むセントラル・モニタリング・システムであって、マイクロプロセッサは、各透明体のセンサ群からデータを受け取り、そのセンサ群と関連付けられた透明体の属性及び特性の性能についての情報を提供し、且つプリセット・プログラムに従って受け取ったデータをフォーマットするようにプログラムされ、プログラムは、取得されるデータが関心のあるものである期間中機能している、透明体の特性及び属性を測定するセンサからの情報を少なくとも提供すること、及びフォーマットされた情報及びフィルタされていない情報に作用して透明体の推定製品寿命を提供することを含む、セントラル・モニタリング・システムと、を含む。
本発明を実施する際に使用することができる航空機の等軸測視図である。 本発明を実施する際に使用される航空機インテリジェント・ウィンドウの非限定の実施例の横断面図である。 本発明の航空機インテリジェント・ウィンドウのネットワークの概略の非限定の実施例の図である。 本発明の航空機インテリジェント・ウィンドウのネットワークの概略の別の非限定の実施例の図である。 本発明の航空機インテリジェント・ウィンドウのネットワークの概略のまた別の非限定の実施例の図である。 本発明の教示による航空機インテリジェント・ウィンドウのセンサ又は検出器の出力信号を監視するための本発明のシステムの概略図である。 許容限界外で稼働している航空機インテリジェント・ウィンドウに対する修理又はその交換をスケジュールするためのシステムの概略図である。
「左側」、「右側」、「内側」、「外側」、「上に」、「下に」など、空間又は方向に関する用語は、本明細書で使用されるとき、本発明が図面に示されているように本発明と関連する。しかし、本発明は様々な代替の向きをとることができ、したがって、そのような用語は、限定するものとして考えるべきではないことを理解すべきである。さらに、明細書及び請求項で使用される寸法、物理的特性、処理パラメータ、成分量、反応条件などを表すすべての数字は、本明細書で使用されるとき、すべての事例において用語「約」によって修飾されているものとして理解すべきである。したがって、その反対に示されていない限り、次の明細書及び請求項で述べられる数値は、本発明が得ることを求める所望の属性に従って、変わることができる。最低限でも、請求項の範囲に対して同等物の教義の適用を限定する試みとしてではなく、各数値は、報告される有効桁数を考慮し通常の丸め技法を適用して少なくとも解釈すべきである。さらにまた、本明細書に開示するすべての範囲は、始めと終わりの範囲の値を含み、何らかの及びすべて部分的な範囲をその中に含むと理解すべきである。たとえば、述べる1から10の範囲は、何らかの及びすべての部分的な範囲を最小値1と最大値10の間に(それら数字を含み)含む、つまり、すべての部分的な範囲は、最小値1又はそれより大きい値から始まり、最大値10又はそれより小さい値で終わる、たとえば、1〜3.3、4.7〜7.5、5.5〜10などであると理解すべきである。さらに、用語「の上に形成される」、「の上に塗布される」、「の上に堆積される」又は「の上に設けられる」は、本明細書で使用されるとき、表面上に形成される、塗布される、堆積される、又は設けられるが、しかし必ずしもその表面と接触していないことを意味する。たとえば、基板「の上に形成された」コーティング層は、形成されたコーティング層と基板の間に位置決めされた、同じ又は異なる組成の1つ又は複数の他のコーティング層又は膜の存在を排除するものではない。
本発明の非限定の実施例を考察する前に、本発明は、その適用において、本明細書に示し考察する特定の非限定の実施例の細部に限定されないことを理解されたい、というのは、本発明は他の実施例も可能であるからである。さらに、本発明を考察するために本明細書で使用される専門用語は、説明目的のためであり、限定するものではない。さらにまた、次の考察中で他に示されていない限り、同様の番号は、同様の要素をいう。本明細書で考察する本発明の非限定の実施例は、車両のためのインテリジェント・ウィンドウ・システム、たとえば、これに限定されないが、航空機ウィンドウシールドを対象とし、その航空機ウィンドウシールドは、とりわけ、複数のウィンドウを含み、その複数のウィンドウの選択されるものは、ウィンドウの属性の性能を監視する1つ又は複数のセンサと、センサからデータを受け取り、センサを備える複数のウィンドウの選択されるものの製品寿命を推定する航空機セントラル・モニタリング・システム(以降、また航空機「CMS」(Central Monitoring System)又は「ACMS」(Aircraft Central Monitoring System)と称する)と、を含む。
図1を参照すると、本発明の非限定の実施例は、航空機の積層された透明体、たとえば、これらに限定されないが、航空機15の右側ウィンドウシールド10、左側ウィンドウシールド11(番号付けされているが図1に図示せず)、右前方ウィンドウシールド12及び左前方ウィンドウシールド13を対象とすることになる。しかし、本発明は、航空機透明体のいずれかの特定タイプに限定されず、本発明は、航空機客室ウィンドウ18、たとえば、これに限定されないが、電気的刺激に応答して可視透過率を増加させる、又は減少させる媒体を有するタイプの航空機ウィンドウ、たとえば、これに限定されないが、米国特許出願第2007/0002422号A1に開示されているウィンドウのタイプに対する、及び一対の積層されたシートの間に絶縁された空気スペースを有するタイプの航空機ウィンドウに対する本発明の実施を予期している。米国特許出願第2007/0002422号A1の開示全体は、参照によって本明細書に援用される。さらに、本発明は、商用及び住居のウィンドウ、たとえば、これらに限定されないが、米国特許第5,675,944号に開示されているタイプ、いずれかのタイプの陸上車のためのウィンドウ、いずれかのタイプの空中及び宇宙の飛翔体のためのキャノピー及びウィンドウシールド、いずれかの水上又は水中の艦船のためのウィンドウ、及びいずれかのタイプの容器、たとえば、これらに限定されないが、冷蔵庫、キャビネット及び/又はオーブン・ドアのための覗き面又はドアのためのウィンドウに対して実施することができ、その特許第5,675,944号は、その全体が参照によって本明細書に援用される。
図2に示すものは、航空機インテリジェント・ウィンドウ(以降、また、「AIW」(Aircraft Intelligent Window)と称する)20、たとえば、これに限定されないが、本発明を実施する際使用することができる、積層された航空機ウィンドウシールド20の非限定の実施例である。AIW又はウィンドウシールド20は、第1の中間層26によって第2のガラス・シート24に固定される第1のガラス・シート22、第1のウレタン中間層30によって第2のビニル中間層又はシート28に固定される第2のシート24、及び第2のウレタン中間層34によって加熱可能な部材32に固定される第2のビニル中間層28を含む。本技術で使用されるタイプ、たとえば、これらに限定されないが、シリコーン・ゴム又は他の柔軟な耐久性のある耐湿性の、又は不浸透性の材料の縁部材又は防湿層36は、(1)ウィンドウシールド20の周辺縁部38、すなわち第1及び第2のシート22、24の、第1及び第2のビニル中間層26、28の、第1及び第2のウレタン中間層30、34の、及び加熱可能な部材32の周辺縁部38に、(2)ウィンドウシールドの外側表面42の端部又は外縁部40、すなわちウィンドウシールド20の第1のガラス・シート22の外側表面42の端部40に、また(3)ウィンドウシールド20の外側表面46の端部又は外縁部44、すなわち加熱可能な部材32の外側表面46の端部に固定される。
当業者には理解されるように、本発明を限定せずに、第1及び第2のガラス・シート22、24、第1及び第2のビニル中間層26、28、及び第1のウレタン中間層30は、ウィンドウシールド20の構造部又は内側セグメントを形成し、ウィンドウシールド20の外側表面42は、航空機14の内部に面し、第2のウレタン層34及び加熱可能な部材32は、ウィンドウシールド20の非構造部又は外側セグメントを形成し、ウィンドウシールド20の表面46は、航空機15の外部に面する。加熱可能な部材32は、熱を供給して、ウィンドウシールド20の外側表面46から霧を除去する、及び/又はその上の氷を溶かす。
本発明は、AIW又はウィンドウシールド20の構造に限定されず、本技術で使用される航空機透明体の構造のいずれも、本発明の実施において使用することができる。たとえば、本発明を限定せずに、ウィンドウシールド20は、ビニル中間層28及びウレタン中間層30が省略される、及び/又はシート22及び24がプラスチック・シートである構造を含むことができる。
さらに、本発明は、加熱可能な部材32の設計及び/又は構造に限定されず、シートの表面を加熱してシートの表面上の氷を溶かす、及び/又はそこから霧を除去するために本技術で使用される、いずれかの電気的に伝導性である加熱可能な部材は、本発明の実施の際に使用することができる。一般に、加熱可能な部材32は、ガラス・シート60の表面64に伝導性のコーティング62が塗布されたガラス・シート60と、伝導性のコーティング62と電気的に接触している、一対の隔置されたバス・バー68、68と、を含む。本発明は、伝導性のコーティング62の組成に限定されない、たとえば、本発明を限定せずに、伝導性のコーティング62は、いずれかの適切な電気的に伝導性の材料から作ることができる。本発明の実施の際に使用することができる伝導性のコーティングの非限定の実施例は、これらに限定されないが、PPG Industries, Inc.から登録商標NESAの下で販売されているタイプの熱分解析出フッ素をドープした酸化スズ膜(pyrolytic deposited fluorine doped tin oxide film)と、PPG Industries, Inc.から登録商標NESATRONの下で販売されているタイプのマグネトロン・スパッタリング堆積スズをドープした酸化インジウム膜(magnetron sputter deposited tin doped indium oxide film)と、1つ又は複数のマグネトロン・スパッタリング堆積膜から作られたコーティングであって、その膜は、これらに限定されないが、たとえば酸化金属膜、たとえば酸化亜鉛及び/又はスズ酸亜鉛の間に銀を含む、コーティングと、を含み、そのそれぞれは、たとえば米国特許第4,610,771号、第4,806,220号及び第5,821,001号に開示されているように、マグネトロン・スパッタリングによって順々に塗布することが可能であり、それらの開示は、その全体が参照によって本明細書に援用される。また、本発明は、隔置された電気的に伝導性のワイヤを使用する、加熱可能な部材32を予期している。航空機ウィンドウシールドから氷及び雪を除去する加熱可能な部材は、本技術で周知であり、さらなる考察は必要でないと考えられる。
一般に、ウィンドウシールド20のガラス・シート22、24及び60は、クリアな化学的に強化されたリチウム含有ガラス・シートであるが、しかし、本発明は、それに限定されず、ガラス・シートは、熱強化(heat strengthened)又は熱強化(heat tempered)された従来のソーダ石灰珪酸塩ガラス(soda-lime-silicate glass)又はボロシリケイト(borosilicate)ガラス・シートとすることができる。さらに、理解されるように、本発明は、ウィンドウシールド20を作るガラス・シート、ビニル中間層又はウレタン中間層の数に限定されず、ウィンドウシールド20は、任意の数のシート及び/又は中間層を有することができる。
さらにまた、本発明は、ウィンドウシールド20の構造に限定されず、本技術で使用される航空機透明体の構造のいずれも、本発明の実施の際に使用することができる。たとえば、本発明を限定せずに、ウィンドウシールド20は、第2のビニル中間層28及び第1のウレタン中間層30が省略される、及び/又はガラス・シート22及び24がプラスチック・シートである構造を含むことができる。さらに、図1に示すウィンドウ20の横断面は、平坦な、又は形のないシートを示しているが、本発明はそれに限定されず、ウィンドウ20は、ウィンドウが取り付けられる航空機、たとえば図1に示す航空機15の外側表面の輪郭に合致する輪郭を有することができる。
さらに、本発明は、透明体の層又はシートの材料に限定されず、層又はシートは、これらに限定されないが、硬化させる、又は硬化させないプラスチック・シート、アニールされる、熱強化される、並びに熱及び化学的に強化される、クリアな、着色される、被覆される、及び被覆されないガラス・シートから作ることができる。さらにまた、本発明は、不透明なシート、たとえば、これらに限定されないが、木材及び金属のシート、及び透明なコーティングを有するガラス・シート、及びその組み合わせを有するウィンドウについて実施することができる。本発明の好ましい実施では、シート22、24及び60は、透明でクリアなガラス・シートである。「クリアなガラス」とは、色付きでない、又は非着色のガラスを意味する。ガラス・シートは、従来のフロート・ガラスとすることができ、何らかの光学的な属性、たとえば可視透過率、紫外線透過率、赤外線透過率及び/又は全太陽エネルギー透過率のいずれかの値を有する、何らかの組成のものとすることができる。「フロート・ガラス」とは、従来のフロート・プロセスによって形成されるガラスを意味する。フロート・ガラス・プロセスの実例は、米国特許第4,744,809号及び第6,094,942号に開示されており、その特許は、その全体が参照によって本明細書に援用される。
本発明の好ましい実施では、AIW又はウィンドウシールド20は、ウィンドウが許容可能な性能範囲内で稼働しているかどうかを決定するために、且つセンサによって示されるようなウィンドウの性能に基づき適切な処置を取るために、ウィンドウの1つ又は複数の属性を監視する1つ又は複数のセンサを有する。本発明の1つの非限定の実施例では、センサは、(A)物体がウィンドウシールドを打った、又はそれに激突したとき、たとえば、ただし本発明を限定せずに、離陸の間ウィンドウシールド20の外側表面48を打ったとき、信号を発生する衝撃センサ76、(B)シートの一部がひび割れしたとき、信号を発生する破壊又はひび割れ検出器又はセンサ78、(C)加熱可能な部材32が異常のあることを、又は異常になりつつあることを示す、加熱可能な部材がアーク放電していることを示す信号を発生するアーク・センサ80、(D)加熱可能な部材32の過熱を防止するために、加熱可能な部材32の伝導性コーティング62の温度を測定するセンサ又は検出器82、及び(E)防湿シール36を通過する、又はそのまわりからの水分浸透、及び/又は積層されたウィンドウシールドのシートの間の水分浸透を示す湿度センサ84の群から選択される。
用語「航空機インテリジェント・ウィンドウ(Aircraft Intelligent Window)」は、本明細書で使用されるとき、ウィンドウの属性又は特性の性能を測定し、且つそのデータを有する信号をプロセッサに転送する1つ又は複数のセンサ又は検出器を有する航空機ウィンドウをいう。
衝撃センサ76、破壊及びひび割れセンサ78、アーク・センサ80、温度測定センサ82及び湿度センサ84は、具体的な設計、構成要素及び/又はセンサの動作を示していないブロックとして図2に示す、というのは、本発明は、センサ76、78、80、82及び84の設計又は動作に限定されず、本技術で周知のセンサは、本発明の実施の際に使用することができる、たとえば、本発明の実施の際に使用することができるセンサは、米国特許第8,155,816号B2、米国特許出願第2010/0163675号A1及び第2013/075,531号に詳細に開示されており、さらなる考察は必要でないと考える。
本発明の非限定の実施例は、航空機15の右側ウィンドウシールド10、左側ウィンドウシールド11、右前方ウィンドウシールド12及び左前方ウィンドウシールド13を使用して考察することにする。理解することができるように、航空機15の右側ウィンドウシールド10、左側ウィンドウシールド11、右前方ウィンドウシールド12及び左前方ウィンドウシールド13のそれぞれは、図2に示し上記で考察したウィンドウシールド20の設計を有することができ、又は航空機15の右側ウィンドウシールド10、左側ウィンドウシールド11、右前方ウィンドウシールド12及び左前方ウィンドウシールド13の選択されるものは、ウィンドウシールド20の設計を有することができ、航空機15の右側ウィンドウシールド10、左側ウィンドウシールド11、右前方ウィンドウシールド12及び左前方ウィンドウシールド13の残りのものは、異なる設計、たとえば、これに限定されないが、航空機ウィンドウシールドのいずれかの先行技術の設計を有することができる。
ここで考察は、本発明の航空機ウィンドウ検知ネットワーク(以降、また、「AWSN」(Aircraft Window Sensing Network)と称する)の非限定の実施例を対象とし、それは、航空機インテリジェント・ウィンドウ又はウィンドウシールド10〜13のセンサ76、78、80、82及び84の選択されるものから入力を受け取り、センサの現在の出力を、センサの以前の出力及び/又は同じパラメータを測定する、異なるウィンドウの異なるセンサからの出力と比較し、それによってセンサによって測定された属性のそれぞれに関し、航空機インテリジェント・ウィンドウの期待寿命又は残された製品寿命を推定する。本発明の好ましい実施では、航空機インテリジェント・ウィンドウシールド10〜13は、個々に独立して稼働するウィンドウシールドの代わりに、以下で詳細に考察する航空機ウィンドウ検知ネットワーク(以降、また「AWSN」と称する)のウィンドウシールドであると考えられる。このように、ウィンドウシールドの個々の性能を検討することができ、ネットワークのウィンドウシールドとして稼働するウィンドウシールドの性能を検討することができる。理解されるように、1つのウィンドウの代わりに、ウィンドウのネットワークを監視すると、航空機開口又はウィンドウ・マウントがウィンドウ異常の一因になりつつある恐れがあることを、又はウィンドウの設計が、1つの場所では使用に適することができるが、異なる場所ではそうでないことを示す情報を提供することが可能である。例示するだけであって考察を限定せずに、異常、たとえば水分浸透を通常生じるウィンドウのネットワーク中のウィンドウの過去の性能及び現在の性能が、航空機の「位置X」においてである場合、「位置X」におけるウィンドウの故障のタイプ(水分浸透)は、ウィンドウ設計が「位置X」では使用可能でないことを示している可能性がある。
本発明の非限定の実施例の好ましい実施では、センサ76は、ウィンドウシールドに対する激突に関連するデータをもたらし、センサ78は、ガラス及びプラスチック・シート中のひび割れの有無に関連するデータをもたらし、センサ80は、加熱可能な部材32のアーク放電に関連するデータをもたらし、センサ82は、加熱可能な部材32の温度に関連するデータをもたらし、センサ84は、水分浸透に関連するデータをもたらす。本発明の実施の際に使用されるセンサは、これらに限定されないが、米国特許出願第2010/0163675号A1及び第2013/075,531号に開示されているセンサ及び検出器を含む。
本発明の1つの非限定の実施例では、監視される航空機インテリジェント・ウィンドウのそれぞれは、同じセンサを有し、本発明の別の非限定の実施例では、航空機インテリジェント・ウィンドウは、航空機インテリジェント・ウィンドウを有する航空機を継続して稼働させることによって作用を受けると予想される属性を測定するセンサを有する。例示するだけで本発明を限定せずに、航空機の後部にある航空機インテリジェント・ウィンドウは、衝撃センサを備える可能性はない、というのは、飛行機の後部におけるウィンドウに対する激突は、航空機の前方ウィンドウシールドの場合よりも離陸及び直陸中に影響を有する可能性が低いからである。航空機インテリジェント・ウィンドウ上に取り付けられたセンサは、総称的にセンサの群又はセンサ群としていう。
図3に示すものは、本発明の航空機ウィンドウ検知ネットワーク又はAWSN85の非限定の実施例である。AWSN85は、これらに限定されないが、ウィンドウ検知ハブ(「WSH」(Window Sensing Hub))88にケーブル90によって接続されるセンサ群86を有する右側ウィンドウシールド10と、WSH88にケーブル94によって接続されるセンサ群92を有する左側ウィンドウシールド11と、WSH88にケーブル98によって接続されるセンサ群96を有する右前方ウィンドウシールド12と、WSH88にケーブル102によって接続されるセンサ群100を有する左前方ウィンドウシールドと、センサ群116を有するAIW117と、を含む。AIW10〜13のWSH88とセンサ群86、92、96及び100の間の通信は、それぞれ、ケーブル90、94、98及び102それぞれによってもたらされ、ウィンドウシールド117のセンサ群116は、WSH88に、ウィンドウシールド117上に取り付けられた送信機とアンテナの組み合わせ124によって接続され、送信機とアンテナの組み合わせ126は、WSH88中に位置付けられる。
ここで当業者なら理解することができるように、センサ群86、92、96、100及び116とWSH88の間で情報を伝えることは、ウィンドウシールド117について示されているように無線伝送によって行うことができる、又は上記で考察したように、AIW10〜13について示されるようにワイヤ又はケーブルによる伝送によって行うことができる。2つ以上の場所又は位置の間で情報を伝える無線通信及び有線通信は、本技術では周知であり、さらなる考察は必要でないと考える。2つ以上の場所の間で情報を伝える無線通信及び有線通信を対象とする追加の考察には、米国特許第2013/075,531号を参照されることを推奨する。現在の考察に基づき、ここで、本発明は、センサ群86、92、96、100、104、110及び116とWSH88の間で情報を伝える方法に限定されないことを理解することができる。
ウィンドウシールド117は、本発明の無線接続の非限定の実施例を例示するために、AWSN85に追加された。ウィンドウシールド117は、本発明の他の非限定の実施例中には示していないが、しかし無線接続は、本発明の他の非限定の実施例とともに使用することができることを理解されたい。さらに、他に示されていない限り、IAW10〜13の1つ又は複数を対象とする考察は、IAW117に適用可能である。
継続して図3を参照すると、WSH88は、センサ群86、92、96、100及び116から受け取った情報を処理して、関心のあるウィンドウのそれぞれの属性の性能を決定するマイクロプロセッサ130を含む。本発明の1つの非限定の実施例では、WSH88は、センサ群86、92、96、100及び116からの情報をフォーマットして、AIW10〜13及び117の性能を表示するソフトウェア及びデータを含む。本発明は、WSH88が受け取る情報のフォーマッティングに限定されない、たとえば、本発明の1つの非限定の実施例では、WSH88が受け取るセンサ群86、92、96、100及び116からのデータは、監視されているAIWの属性毎に許容可能な範囲の下部四分位、上部四分位及び中間半分において機能しているウィンドウのカテゴリでAIW10〜13及び117の性能を示すようにフォーマットされる。本発明の別の非限定の実施例では、フォーマッティングは、ウィンドウをウィンドウのネットワーク、たとえば側面ウィンドウシールドのネットワーク及び前方ウィンドウシールドのネットワークに割り当てることと、それらの性能に注目して比較することとを含む。
理解することができるように、本発明は、マイクロプロセッサに限定されず、情報を処理するためのいずれもの機器、たとえば、これらに限定されないが、完全にプログラム可能なゲート・アレイ(また本技術では「FPGA」として知られている)及び/又は特定用途向け集積回路は、本発明の実施の際に使用することができる。
本発明の1つの非限定の実施例では、図3に示すように、WSH88は、航空機ウィンドウ・システムを監視し制御するために使用される独立のユニットとすることができる、又はWSH88は、航空機15の航空機セントラル・メンテナンス・システム134(以降、また「航空機CMS134」(Aircraft Central Maintenance System)と称する)に、ワイヤ又はケーブル138及び/又は無線によって接続することができる。航空機CMS134は、数学的枠組みを通じてウィンドウシールド10〜13及び117の予想される製品寿命をもたらし、必要なとき、航空機インテリジェント・ウィンドウの修理又は交換、たとえば、これに限定されないが、米国特許第8,155,816号に開示されている手続きをセットアップするソフトウェア及び履歴データを含む。ウィンドウシールド検知ハブ88が航空機CMS134とともに使用されるとき、フォーマットされた情報は、航空機のWSH88から航空機CMS134にケーブル136によって転送される。航空機CMS134は、以下で詳細に考察するように、フォーマットされた情報に作用してAIW10〜13及び117の健全さ及び製品寿命を決定する。
ここで理解されることができるように、本発明は、ウィンドウ検知ハブ88に接続されるウィンドウの数に限定されず、航空機15のすべてのウィンドウは、WSH88に接続することができる。さらに、本発明は、航空機15のAIW10〜13及び117のそれぞれ上に設けられるセンサの数に限定されない。
図3に示す航空機ウィンドウ検知ネットワーク85の利点は、関心のあるデータだけをフォーマットするようにWSH88のマイクロプロセッサ130をセットアップし、関心のあるフォーマットされたデータを航空機セントラル・モニタリング・システム134に転送して、関心のあるAIW、たとえば、これらに限定されないが、ウィンドウシールド10〜13及び117の健全さ及び製品寿命を決定する能力である。フィルタされたデータは、参照するために、たとえば、ただし本発明を限定せずに、以下で述べるように、AIW10〜13及び117の予想される期待寿命を決定するために記憶される。例示するだけで本発明を限定せずに、WSH88のマイクロプロセッサ130は、航空機の活動について収集されたデータから関心のあるデータをフォーマットするように、数学モデルに基づきプログラムされる。たとえば、考察を限定せずに、飛行機が離陸をスケジュールされている場合、離陸前に、航空機ウィンドウシールド10〜13及び117のすべてのセンサ群86、92、96、100及び116からのデータは、航空機セントラル・メンテナンス・システム又は航空機CMS134によって収集され、モデル・ベースのマイクロプロセッサ130によって評価されて、航空機インテリジェント・ウィンドウシールド12〜13及び117の性能を示し、その結果得られたデータが航空機CMS134に送られて、AIW10〜13及び117の予想される製品寿命が決定される。AIW12〜13及び117の予想される製品寿命が、最初の到着地までの飛行時間より短い場合、又は関心のあるAIWを交換するためのAIWを備える空港までのスケジュールされた飛行時間より短い場合、関心のあるAIWは、離陸前に交換される。
本発明の別の非限定の実施例では、航空機15の離陸の間、WSH88のマイクロプロセッサ130は、ウィンドウシールド10〜13及び117の衝撃センサ及びひび割れセンサからのデータを処理し、ウィンドウシールドの衝撃センサ及びひび割れセンサからのデータを航空機CMS134に転送して、AIW10〜13及び117の予想される製品寿命が何らか変化したことを決定するようにプログラムされる。
本発明のまた別の非限定の実施例では、飛行時間の間、マイクロプロセッサ130は、センサからのデータを、飛行中のその重要性に基づく頻度で評価するようにプログラムされる。たとえば、考察を限定せずに、AIW10〜13及び117の温度センサ及びアーク・センサは、最も高い頻度でチェックされ、ひび割れ又は破壊センサ及び湿度センサは、アーク・センサ及び温度センサのチェック頻度ほどでない頻度で測定され、衝撃センサは、湿度センサ及びひび割れセンサのチェック頻度より低い頻度で測定される。
さらに、本発明の別の非限定の実施例では、航空機の着陸の間、WSH88のマイクロプロセッサ130は、衝撃センサ及びひび割れセンサからのデータを処理し、衝撃センサ及びひび割れセンサからのデータをACMS134に転送して、ウィンドウ履歴データの一部となし、数学モデルによってAIW10〜13及び117の予想される製品寿命の何らかの変化を決定するようにプログラムされる。
また、WSH88のマイクロプロセッサ130は、所定のパーセントだけ性能が低下した、たとえば、これらに限定されないが、性能が25%又はそれより多く低下した、いずれものセンサ読みを直ちに表示するようにプログラムすることができる。収集され、離陸、飛行及び着陸の間は使用されないデータは、保存設備に転送され、以下で考察するように期待寿命を決定するために使用される。
図4に示すものは、番号140で識別される、本発明の航空機ウィンドウ検知ネットワークの別の非限定の実施例である。航空機ウィンドウ検知ネットワーク140は、これらに限定されないが、それぞれ航空機セントラル・モニタリング・システム142にワイヤ90、94、98及び102それぞれによって接続されるセンサ群86、92、96及び100を備えるウィンドウシールド10〜13を含む。本発明のこの非限定の実施例では、航空機CMS142は、WSH88、これに限定されないが、航空機CMS142中に位置付けられた、又はその一部になるマイクロプロセッサ130を有するWSH88のフォーマッティング特徴を含むことができる。図4に示す航空機ウィンドウ検知ネットワーク140の航空機CMS142は、図3に示す航空機ウィンドウ検知ネットワーク85のWSH88及び航空機CMS134と同じように稼働する。
図5は、番号150によって指定される、本発明の航空機ウィンドウ検知ネットワーク(「AWSN」(Aircraft Window-Sensing Network))のまた別の非限定の実施例を示す。一般に、航空機ウィンドウ検知ネットワーク150は、これに限定されないが、単一又は複数のユニットのいずれかの組み合わせを含み、それは、IAW10〜13及び20(図1〜4参照)、WSH88(図3参照)及び/又は航空機CMS134(図3)及び142(図4)のいずれか又はすべてを含む。図5に示す本発明の非限定の実施例では、航空機ウィンドウ検知ネットワーク150は、これらに限定されないが、WSH88にワイヤ90及び94それぞれによって接続される右側ウィンドウ10のセンサ群86及び左側ウィンドウ11のセンサ群92を含む。左前方ウィンドウ13のセンサ92は、航空機CMS134にケーブル102によって接続され、航空機CMS134とWSH88は、ケーブル151によって接続されて、航空機CMS134とWSH88の間でウィンドウの性能、たとえば、これらに限定されないが、航空機インテリジェント・ウィンドウ10、11及び13の航空機履歴及びメンテナンスに関する情報が交換される。航空機CMS142は、ケーブル152によってウィンドウ検知ハブ153に接続されて、ACMS142とウィンドウ検知ハブ153の間でウィンドウ10、11及び13の性能に関する情報が交換される。図5を継続して参照すると、ウィンドウシールド12のセンサ96は、ウィンドウ20のセンサ156にワイヤ98によって接続され、センサ98及び156は、航空機CMS158にケーブル159によって接続される。理解することができるように、ウィンドウ12のセンサ96からの情報は、ウィンドウ20のセンサ156の情報と統合することができて、ケーブル159によって航空機CMS142に転送することができる、又はウィンドウ12のセンサ96からの情報は、ケーブル98によってウィンドウ20に転送することができ、センサ156からの情報とともにケーブル159によって航空機CMS142に転送することができる。
図5のAWSN150によって、AIW10及び11の性能を互いに比較する、AIW13の性能とAIW10及び11の性能を個別のウィンドウとして、又はウィンドウの群として比較する、又はウィンドウの組み合わせと比較する、及びAIW12及び20の性能を互いに比較するオプションがもたらされる。任意選択で、本発明を限定せずに、航空機CMS142は、航空機CMS134及び/又はウィンドウ検知ハブ153にワイヤ160及び162それぞれによって接続することができる(点線で示す)。このように、ウィンドウの性能は、互いに比較することができる。たとえば、本発明を限定せずに、ウィンドウ10、11及び13のためのアーク・センサ及び温度センサの出力は、互いに比較して、AIWの劣化があるパターンに従っているのか、ランダムなものであるかどうかを予知することができる。故障パターンに従っている場合、AIWの故障は、ウィンドウの作用とは異なって、ウィンドウに対して働く作用によるものである可能性がある。
ここで理解されることができるように、本発明は、図3〜5に示すようなインテリジェント航空機ウィンドウ(「IAW」)10〜13の接続に限定されず、本発明は、いずれものIAW接続構成、たとえば、これらに限定されないが、IAWがWSH又は航空機CMSに直接的に、又は間接的に接続される、IAWが情報を共有する、又はネットワーキングするために別のIAWに相互接続される、及びIAWのいずれもの組み合わせが最初に相互接続され、次いでAWH又は統合化された航空機CMSに群として接続されることを予期している。さらに、図3〜5ではインテリジェント航空機ウィンドウ10〜13が航空機セントラル・メンテナンス・システム134及び142にそれぞれ接続され、本発明は、直接航空機CMSに統合されて航空機メンテナンス及び航空機信頼性計算/予測の一部になされる、いずれもの個々のIAWを予期し、IAWの何らかの組み合わせは、相互接続することができる、及び/又は一緒に集めて、次いで航空機履歴及びメンテナンス・システム記録システムの一部として航空機CMSに接続することができ、ウィンドウ検知ハブ(WSH)は、航空機モニタリング・システムのためのCMSの一部として航空機CMS中に統合することができる。
上記で考察したように、AIWシステムから航空機CMSへのいずれものACMS統合は、許容可能なとき、有線接続又は無線接続によって行うことができる。本発明の実施では、あらゆるAIWは、米国特許出願第2013/075,531号に開示されているようなウィンドウ熱制御器を、又は米国特許出願第2010/0163675号A1に開示されているような他のウィンドウ関連制御器をシャットダウンするために独立に使用することができる。本発明は、インテリジェント航空機ウィンドウ10〜13及び20(図5だけに示す)のセンサをシャットダウンする理由に限定されず、ウィンドウは、いずれかの理由でシャットダウンすることができる、これに限定されないが、ウィンドウが属性を監視されている許容範囲外で動作しているから、又はウィンドウのセンサが必要でないからシャットダウンすることができる、というのは監視されている属性が機能していない、たとえば、激突を監視するためのセンサは、離陸の際には必要なものであることができるが、航空機が飛行中であるとき、必ずしも必要としないことがあるからである。
本発明の非限定の実施例は、とりわけ、航空機の制御処置のためのインテリジェントな決定を行う、たとえば、インテリジェント航空機ウィンドウの熱制御器をシャットダウンする、パイロットに警報を伝える、ウィンドウ状態に基づき航空機ACMSにデータ、たとえばウィンドウ寿命予測、ウィンドウ長寿、ウィンドウのアーク放電状態、ウィンドウ湿度進入、ウィンドウ激突ステータス及び他のウィンドウ関連測定値を入力する機会をもたらし、この実施例は、航空機ACMSシステムによって、航空機制御システム入力/出力モジュール・システムと接続されたWSH、又は航空機制御システム入力/出力モジュール・システムと直接又は間接的に接続されたいずれかのAIW中の個別のAIWによって、いずれかで設定されることになる。
ここで考察は、センサを備えるウィンドウの性能を監視するネットワークの使用を対象とする。図3に示すネットワークは、センサ群によって提供される情報及びデータのすべてを取得して航空機の活動に関して関心のあるそれら属性を詳しく調査するフィルタとして、WSHを使用する。例示するだけで本発明を限定せずに、離陸の間、衝撃センサからの情報は、ウィンドウシールドのシートを破砕するのに十分な力を有するいずれもの激突を識別するために監視される。離陸の後、ひび割れセンサ及び衝撃センサの出力は、WSH中にセーブされ、数学モデルによって評価されて、読みが通常の低いレベルの激突の範囲外にあるかどうかが決定される。飛行中の飛行機に関し、衝撃センサのモニタリングは、読みが許容範囲外にあるかどうかの激突データだけを読むことに縮小される。
アーク放電センサ及び温度センサを検討する。高温ゾーンを飛行する飛行機については、加熱可能な部材は、使用が限定されることがある。より具体的には、温度センサ及びアーク・センサからのデータは、履歴の目的で取得することができ、処理されない、というのは、加熱可能な部材は、電気が切られることがあるからである。ここで理解されることができるように、アーク・センサ及び温度センサの出力は、加熱可能な部材がアーク放電していることをデータが示すとき、及び/又は温度センサが許容範囲外の温度を示すときだけ使用される。
理解することができるように、本発明は、ウィンドウシールドの性能を評価し、ウィンドウシールドの製品寿命を決定する、及び/又は推定するソフトウェア・プログラムに限定されず、本技術で知られる、及び/又は使用されるタイプのいずれも、本発明の実施の際に使用することができる。
制御システム
図6を参照すると、本発明の図5に示すAIW10〜13及び20の性能を監視し、且つ透明体のメンテナンス、たとえば許容限界外で動作している、及び/又は期待寿命が短いAIWのメンテナンス、たとえばそれに対する修理又はその交換をタイムリーにスケジュールする本発明の1つの非限定の実施例が示されている。図4に示すネットワーク140のIAW10〜13のセンサ群86、92、96及び100は、飛行機15(図1)中に搭載されたコンソール176中に搭載される航空機CMS142にワイヤ90、94、98及び102それぞれによって接続される。航空機CMS142は、AIW10〜13の性能に関し、視覚的な表示を提供するためにモニタ178に、そして音声情報をもたらすためにスピーカ180に接続される。コンソール176は、モニタ178に注目させるためにアラーム182を含むことができる。航空機15中にコンソール176を配置すると、航空機15内の人員にAIW10〜13の性能がリアルタイムで提供される。
図6及び7を参照すると、本発明の別の非限定の実施例では、コンソール176は、無線の送信機及び受信機184を備え、送信機184は、送信塔188に信号186を送信する。信号186は、AIW10〜13の性能に関するデータを伝える。塔188は、AIW10〜13の性能に関するデータを伝える信号190を衛星192に送信する。衛星192は、AIW10〜13の性能に関するデータを伝える信号194を制御センタ196に送信する。受け取られたデータは、詳しく調べられ、取るべき適切な処置がスケジュールされる。本発明の1つの非限定の実施例では、受け取られた情報に基づき、制御センタ196の人員が、もしあれば、何の処置が必要であるのかを決定する。AIWの修理又はAIWの交換など、処置が必要である場合、修理スケジュールをもたらす信号198が衛星192に送信される。衛星192は、修理スケジュールを有する信号200を塔188に送信する。塔188は、修理スケジュールを有する信号204をコンソール176に、及び指定された修理場所(通常、航空機について、次にスケジュールされた停止地)に地理的に近いメンテナンス・センタ208に送信して、指定された修理場所において必要なすべての部品、機器及び人員を用意するように手配する。
本発明のまた別の非限定の実施例では、センサ群からのデータによってAIWを交換する必要があることが示された場合、修理スケジュールは、AIW交換ウィンドウシールドを航空機の次のスケジュールされた停止地に発送することを含むことができる。かなりの緊急度でAIWを交換することが必要な場合、修理スケジュールは、直ちに着陸するように飛行プランを変更すること及び修理エリアにAIWを配送するようにスケジュールすることを含むことになるはずである。乗客は、任意選択で、別の飛行機に乗り換えることができる、又は修理が完了するまで待つことができる。修理がスケジュールされ、修理は、許容できないAIWを取り外さないで行うことができる場合、修理スケジュールによって指定された修理場所に用意すべき人員及び修理用部品を準備することができる。
理解することができるように、本発明は、情報を伝える信号の無線伝送に限定されず、伝送は、陸線によって行うことができる。さらに、信号は、もっぱら衛星によって、又はもっぱら送信塔によって、及びその組み合わせによって、場所間で送信することができる。
本発明は、上記で提示し考察した本発明の実施例に限定されず、例示の目的で提示されているにすぎず、本発明の範囲は、次の請求項及び本出願に直接的又は間接的にリンクされる出願に追加されるいずれもの追加の請求項の範囲だけによって限定される。

Claims (17)

  1. 透明体の性能データを監視し記憶して、前記透明体の推定製品寿命をもたらす、及び/又は前記透明体の実際の性能をもたらすネットワーク・システムにおいて、
    前記透明体は、前記透明体の所定の特性及び/又は属性を測定するためにその表面上に固定されたセンサ群を有する透明シートを含み、
    前記センサ群は、以降「アーク・センサ」と称する、前記透明シートの表面上に取り付けられる電気的に加熱可能な部材のアーク放電を測定するためのアーク・センサと、以降「熱センサ」と称する、前記加熱可能な部材の温度を測定するための熱センサと、以降「湿度センサ」と称する、前記透明シートの表面上の含水率を測定するための湿度センサと、以降「衝撃センサ」と称する、前記透明シートの表面を打つ物体の激突の力を測定するための衝撃センサと、以降「ひび割れセンサ」と称する、前記透明シート中の、及び/又はその上の破砕を識別するためのセンサと、を含むセンサのファミリから選択される、少なくとも1つのセンサを含み、
    前記ネットワーク・システムは、
    前記透明体のそれぞれの前記センサ群の出力を受け取るマイクロプロセッサを含むウィンドウ検知ハブであって、
    前記マイクロプロセッサは、前記透明体の前記センサ群からデータを受け取り、前記センサ群と関連付けられた前記透明体の前記属性及び特性の前記性能についての情報を提供し、且つプリセット・プログラムに従って前記受け取ったデータをフォーマットするようにプログラムされ、
    前記プログラムは、前記取得されるデータが関心のあるものである期間中機能している、前記透明体の前記特性及び属性を測定する前記透明シートのセンサ群からのデータを少なくとも提供することを含む、ウィンドウ検知ハブと、
    前記ウィンドウ検知ハブに接続されて、前記ウィンドウ検知ハブからの前記フォーマットされた情報及びフィルタされていない情報を受け取るセントラル・メンテナンス・システムであって、
    前記透明シートからの前記フィルタされていない情報は、前記セントラル・メンテナンス・システムによって作用を受けて、前記透明体の推定製品寿命がもたらされる、セントラル・メンテナンス・システムと、を含む、ネットワーク・システム。
  2. 前記透明体は、互いに積層されたガラス及びプラスチック・シートを有する第1の航空機ウィンドウシールドであり、
    前記システムは、複数の航空機ウィンドウシールドをさらに含み、
    前記複数のウィンドウシールドの前記ウィンドウシールドのそれぞれは、前記ウィンドウシールドの所定の特性及び/又は属性を測定するために、前記ウィンドウシールド上に固定されるセンサ群を有し、
    前記センサ群は、アーク・センサ、熱センサ、湿度センサ、衝撃センサ及びひび割れセンサを含むセンサのファミリから選択される、少なくとも1つのセンサを含み、
    前記第1の航空機ウィンドウシールドは、前記複数のウィンドウシールドの1つである、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記透明体は、航空機ウィンドウ、自動車ウィンドウ及び水中機のためのウィンドウのファミリから選択される、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記透明体は、航空機ウィンドウシールドである、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記航空機ウィンドウシールドは、左側ウィンドウシールド部及び右側ウィンドウシールド部を含み、
    前記左側ウィンドウシールド部及び前記右側ウィンドウシールド部のセンサ群は、データを、前記ウィンドウ検知ハブの前記マイクロプロセッサに転送し、
    前記データは、前記左側ウィンドウシールド部及び前記右側ウィンドウシールド部の性能によって四分位データにフォーマットされ、
    前記性能データ及びフィルタされていないデータは、前記航空機セントラル・モニタリング・システムに転送され、
    フィルタされていないデータは、前記センサ群から受け取られたデータを含む、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記左側ウィンドウシールド部は、左前方ウィンドウシールドであり、前記右側ウィンドウシールド部は、右前方ウィンドウシールドであり、
    左側ウィンドウシールド及び右側ウィンドウシールドをさらに含み、
    前記左側ウィンドウシールド及び前記右側ウィンドウシールドのセンサ群は、データを、前記ウィンドウ検知ハブの前記マイクロプロセッサに転送し、
    前記データは、前記左側ウィンドウシールド及び前記右側ウィンドウシールドの性能によって四分位データにフォーマットされ、
    前記性能データ及びフィルタされていないデータは、前記航空機セントラル・モニタリング・システムに転送され、
    フィルタされていないデータは、前記センサ群から受け取られたデータを含む、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記ウィンドウ検知ハブは、第1のウィンドウ検知ハブであり、
    前記セントラル・モニタリング・システムは、第1のセントラル・モニタリング・システムであり、
    第2のウィンドウ検知ハブ及び第2のセントラル・モニタリング・システムをさらに含み、
    前記第1の検知ハブは、前記第1のセントラル・モニタリング・システムに接続され、
    前記第1のセントラル・モニタリング・システムは、前記第2のウィンドウ検知ハブに接続され、
    前記透明体は、左側ウィンドウシールド、右側ウィンドウシールド、右前方ウィンドウシールド、左前方ウィンドウシールド及び第5の航空機ウィンドウシールドを含む航空機ウィンドウシールドであり、
    前記右側ウィンドウシールド及び前記左側ウィンドウシールドのセンサは、データを、前記第1のウィンドウ検知ハブに転送し、
    前記左前方ウィンドウシールドのセンサは、データを、前記第1のセントラル・モニタリング・システムに転送し、
    前記右前方ウィンドウシールドのセンサは、前記第5の航空機ウィンドウシールドのセンサに接続され、
    前記右前方ウィンドウシールド及び前記第5のウィンドウシールドの前記センサからの前記データは、前記第2のセントラル・モニタリング・システムに転送される、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記右前方ウィンドウシールドの前記センサからの前記データは、前記第5のウィンドウシールドからの前記データと混ぜ合わされて、組み合わされたデータとして前記第2のセントラル・モニタリング・システムに転送される、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記右前方ウィンドウシールドの前記センサからの前記データは、前記第5のウィンドウシールドの前記センサに転送され、
    前記右前方ウィンドウシールド及び前記第5のウィンドウシールドからの前記データは、前記第2のセントラル・モニタリング・システムに転送される、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記第1のセントラル・モニタリング・システム及び前記第2のセントラル・モニタリング・システムは、相互接続される、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記第2のセントラル・モニタリング・システムは、前記第2のウィンドウ検知ハブに接続される、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記ウィンドウ検知ハブ及び/又は前記セントラル・モニタリング・システムは、モニタ、アラーム及び/又は音声起動アラームに接続される、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記透明体は、積層された航空機ウィンドウシールドであり、
    前記センサは、前記ウィンドウシールドの外側表面の間に、及び/又は前記積層されたウィンドウシールドの周辺上に取り付けられる、請求項1に記載のシステム。
  14. 透明体ネットワーク検査システムにおいて、
    複数の透明体であって、
    各透明体は、一対の互いに積層されたシート及び前記透明体の所定の特性及び/又は属性を測定するセンサ群を含み、
    前記センサ群は、電気的に加熱可能な部材のアーク放電を測定するためのアーク・センサ、前記加熱可能な部材の温度を測定するための熱センサ、前記透明体の前記シートの間の含水率を測定するための湿度センサ、前記透明体の外側表面を打つ物体の激突の力を測定するための衝撃センサ、及び前記透明体のシートの中の破砕を識別するための破砕センサを含むセンサのファミリから選択される、少なくとも1つのセンサを含む、複数の透明体と、
    前記透明体のそれぞれの前記センサ群の出力を受け取るマイクロプロセッサを含むセントラル・モニタリング・システムであって、
    前記マイクロプロセッサは、各透明体の前記センサ群からデータを受け取り、前記センサ群と関連付けられる前記透明体の前記属性及び特性の前記性能についての情報を提供し、且つプリセット・プログラムに従って前記受け取ったデータをフォーマットするようにプログラムされ、
    前記プログラムは、前記取得されるデータが関心のあるものである期間の間機能している、前記透明体の特性及び属性を測定するセンサからのデータを少なくとも提供すること、及び前記フォーマットされた情報及びフィルタされていない情報に作用して前記透明体の推定製品寿命をもたらすことを含む、セントラル・モニタリング・システムと、を含む、透明体ネットワーク検査システム。
  15. 前記透明体は、航空機ウィンドウ、航空機客室ウィンドウ及び航空機ウィンドウシールドのファミリから選択される、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記透明体は、航空機ウィンドウシールドである、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記航空機ウィンドウシールドは、左側ウィンドウシールド、右側ウィンドウシールド、下側右前方ウィンドウシールド、下側左前方ウィンドウシールド、上側右前方ウィンドウシールド、上側左前方ウィンドウシールド、及び前記上側右前方ウィンドウシールドと前記上側左前方ウィンドウシールドの間の中間前方ウィンドウシールドを含む、請求項15に記載のシステム。
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