JP2015528363A - 病院容器間で生物医学流体を移送するための器具 - Google Patents

病院容器間で生物医学流体を移送するための器具 Download PDF

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Abstract

病院容器(R、P)間で生物医学流体を移送する器具(1)であり、該器具が、生物医学流体を収容する中空のシリンジ体(3)、及びシリンジ体(3)内に嵌合密閉される1つの摺動ピストン(4)であって、病院容器(R、P)と接合する接合手段を有する第1端部(5)及び第2開口端部(6)を有するピストン(4)を備えるシリンジ装置(2); シリンジ装置(2)の第2端部(6)に、取外可能に結合されることができる固定座(13)を備える把持可能な操作装置(12)であって、第2端部(6)を通り摺動させるのに適する押出し棒(15)を備える操作装置(12);棒(15)をピストン(4)に着脱可能に結合する、一時的な固定手段;押出し棒(15)を操作するモータ手段(17);モータ手段(17)と接続され、それにより第1病院容器(R)から取出される流体量の定量投薬、及び第2病院容器(P)に分注される流体量の定量投薬の両方を制御するようにした制御手段(18)を備える。記憶手段(21)は、シリンジ装置(2)に実装され、操作装置(12)は、情報を記憶手段(21)から読み出す、及び記憶手段(21)に書き込む、読書き手段(22)を備え、制御手段は、読書き手段(22)を制御可能にする処理装置(18)を備える。【選択図】 図3

Description

本発明は、病院容器間で生物医学流体を移送するための器具に関する。
詳細には、本発明は、生物医学流体を取出し輸送及び投薬するための器具に関する。
癌治療等の様々な種類の治療処置では、患者が、薬剤を非経口投与(例えば、静脈注射)するための輸液ラインに接続される必要があり、そうした輸液ラインは、投与される薬剤の用量を含有する一連のバッグと連通して設置される。
各バッグは、適当な一連の弁を用いることにより、他の輸液ラインとは無関係に、注入管によって輸液ラインに接続され、患者への薬注が、治療によっては、連続的に行われるが、その際、一薬剤から次の薬剤を投与する間に、生理食塩水による洗浄で輸液ラインを掃除する中間段階を設け、それにより薬剤間のあらゆる種類の汚染を防止するようにして行われる。
薬剤の投与は、医師によって処方された各用量の薬剤を含有するバッグが完全に空になるまで継続し、そうして正確な治療処置を行う。
各バッグへの薬剤の導入は、病院のオペレータによって行われ、該オペレータが、必要な量をバッグ自体内に投薬する。
輸液ラインのバッグに導入される薬剤は、通常、院内薬局にある瓶や更なるバッグ等の専用容器に保管され、時折、上記職員によって特定の機器又は器具を用いて取出される。
特に、本特許出願の出願人名での国際特許出願第WO2012/063111号(特許文献1)は、液状薬が一時的に貯蔵される容器から液状薬の用量を正確に取出し、且つかかる用量を輸液ラインのバッグ内に導入するのに使用可能な、液体生物医学流体を移送するための器具を包含している。
まず、かかる器具は、収容シリンジ体を備え、該シリンジ体は、該シリンジ体内に封入される摺動ピストンを含む。
また、器具は、結合座をシリンジ体に移動可能に取着させるグリップを備え、該グリップは、シリンジ体の上記ピストンに結合するのに適する押出し棒を操作するために、モータ手段を含み、更に、生物医学流体を定量投薬するための該モータ手段の制御手段を含む。
実際には、シリンジ体の片方の端部には、ルアーロックコネクタ形状のキャップ、又は同様の係着手段が、容器開口部に固定され、もう片方の端部では、シリンジ体は、以下の方法で使用される容器カートリッジを実際に構成する、グリップ、シリンジ体、ピストン及びキャップに固定するよう設計された結合手段を備える。
オペレータは、かかるカートリッジを、各結合手段によって、グリップに取着する。
次に、ルアーロックコネクタによって、オペレータは、生物医学流体で充填されたバッグの開口部にカートリッジを接続して、それにより各内容量を連通状態にし、その後押出し棒によるピストンの移動を制御する制御手段によって、適当な用量(又は複数回分の用量)の流体をバッグから取出して、シリンジ体内に流入させる。
この時、オペレータは、流体の用量を輸液ラインに取出し、制御手段によって、ラインの所定バッグ内に、予め決められた処置に従い、当該バッグに対して想定された用量となる正確な流体量を注入する。
この操作は、各薬剤用量を移送する毎に繰り返されるが、異なる流体を取出す前には、所定の生物医学流体を移送するのに使用されたカートリッジを慎重に交換して、患者の健康に極めて有害となる虞がある如何なる汚染も回避するようにする。
同じ生物医学流体に関して、複数回の移送が行われる必要がある場合、限定回数だけではあるが、同じカートリッジを使用できる。
上述した器具は、技術的に当該分野で著しい前進を示したものであったが、本出願人は、以下で述べる課題に対してかなり有効となり、該課題を解決できる可能性がある多くの性能改善を施した。
前述したように、カートリッジは、使い捨てタイプではなく、従って再使用も想定される。
それでも、再使用することで、移送操作を危険に曝す虞がある: 担当健康オペレータが、一度所定の薬剤を収容したことがあるカートリッジを、全く異なる薬剤を移送するために誤って使用し、それにより該異なる薬剤が汚染される可能性があるだけでなく、接触した2つの薬剤が、有害に反応した場合に、輸液ラインに接続された患者の健康に極めて悪い結果を齎す可能性もある。
また、所定のカートリッジを使用しようとしたオペレータは、該カートリッジがどれくらい長時間使用されたかを正確に把握できないが、把握することは、特に重要である、というのも、臨床検査で、時間の経過と共に、シリンジ体(通常、ポリカーボネート、ポリエチレン又は同様のプラスチック材料で作製される)の内面、及びピストンの表面から、生物医学流体の汚染物質となる物質を放出する場合があることが示されたからである。
実際に、健康オペレータは、所定のカートリッジが使用サイクルを終えたか否かに関して不安に思う。
この状況は、上述した汚染の危険性と、それとは逆に、オペレータが、上記の不安のために、使用開始からの経過時間とは無関係に使用したカートリッジを、安全上、いかなる場合でも廃棄すると決めてかかる場合に、カートリッジの再使用を過度に限定してしまうことの両方に繋がりかねない。
また、経済的理由、及び安全上の理由で、各生物医学流体に対して、各治療セッション中に、及び輸液ラインで使用するために薬局から薬剤の用量が取出された時点、及び使用量を正確に把握するニーズ、つまり未だに満足のいかない点が、生じている。
実際、そうした情報によって、診療所で使用される生物医学流体の購入について、該診療所と関係する薬局が、より良好に計画可能になるだけでなく、薬局の相対的な在庫をリアルタイムで監視可能になると共に、盗難の発生もチェックでき、また誤りがあった場合に、即ち、患者に投与される生物医学流体の用量についてだけでなく、種類についても、健康オペレータが誤りを犯した場合に、即座に介入できるように、特定の治療処方箋における薬剤の使用に関しても追跡可能になるであろう。
国際特許出願第WO2012/063111号
本発明の主な目的は、カートリッジ自体が、2つの異なる流体を移送するのに誤って使用される危険を防止する、生物医学流体を移送するための器具を提供することである。
本発明の別の目的は、所定のカートリッジが生物医学流体を移送するために使用された期間を把握できる移送器具を提供することである。
本発明の更なる目的は、診療所の健康オペレータ又は薬局スタッフが、各生物医学流体及び各カートリッジに関して、移送毎の流体量、及び所定期間内で移送された流体量、及び様々な生物医学流体が移送された時間について、及び他の情報についても正確に把握可能にする、生物医学流体を移送するための器具を提供することである。
本発明の更に別の目的は、2物質間の移送で使用されていない期間中、大気中の元素による導入液体の汚染を完全に防止するように設計されたシリンジ装置を利用可能にすることである。
本発明の別の目的は、簡単且つ効果的に使用でき、且つ低コストの解決方法の範囲内で、上述した技術水準の欠点を解消できる、生物医学流体を移送するための器具を提供することである。
上記目的は、請求項1に記載の、生物医学流体の用量を取出し、輸送し、分注するのに適する、病院容器間で生物医学流体を移送するための本器具によって達成される。
本発明に関する他の特徴及び効果は、添付図に単に一実施例として、限定目的でなく図示された、生物医学流体を移送するための器具に関する好適だが、唯一ではない実施形態についての説明から、一層明白になるであろう。
生物医学流体の貯蔵容器の、上記輸液ラインの、及び第1容器から第2容器に流体を移送する際に使用される本発明による複数の器具の概略図である。 本発明による器具のシリンジ装置の不等角投影図である。 本発明による器具の分解図である。 A−A半平面に沿って部分的に縦断面を表し、残りの部分について、部分的に破断して、操作装置内を略図で表した側面図である。
これらの図面を特に参照すると、参照番号1で示されているのは、本発明による病院容器間で生物医学流体を移送するための器具である。詳細には、提案された器具1は、生物医学流体の用量を取出し、輸送し、分注するのに適している。
本明細書では、用語「生物医学流体」によって、どのように、医療/病院分野で使用され、バッグや他の容器を用いて患者に投与されるよう意図され、正確な事前の投薬を必要とする流体を意味するのかに注目されたい。
図1に示された実施例では、生物医学流体は、一連の薬剤から成り、癌治療に使用される際のように、各第1容器Rに収容されており、この場合、該容器は、病院のバッグである(しかし、本発明は、瓶等他の種類の容器と共に使用されることができる)。
既に、先行技術に関する説明で述べたように、第1バッグRから、生物医学流体は、特にバッグ等の第2容器Pに移送されて、生理食塩水のバッグSを有すると共に、特定の遮断弁手段Vを有する輸液ラインLに接続されなければならない。
提案された器具1は、そうした移送用に設計されている。
この移送に関する既知の態様については、本明細書では簡潔にするために再度述べない;敢えて言うなら、本発明は、前述の国際特許出願第WO2012/063111号(特許文献1)に記載されたのと同じ用法で生物医学流体を移送するのに使用されることができ、従って、該特許出願を、これらの態様に関連して、本明細書に参照として組込むものとする。
まず、器具1は、シリンジ装置2(図2に示す)を備え、上記生物医学流体を収容する中空のシリンジ体3を備えると共に、該シリンジ体3に嵌合密閉される少なくとも1つの摺動ピストン4も備える(図3も参照)。
シリンジ体3は、実際には、従来のシリンジの所謂「小筒」と同様の機能を有する中空体であり、該シリンジ体3は、その内部と、病院容器R、Pの端部と連通状態にするために接合手段(例えば、ルアーロックコネクタから成る)を有する第1端部5、及び第2開口端部6を備える(特に図2を参照)。
好適には、シリンジ体3は、管体であり、円筒形の側壁7を有し、プラスチック材料(ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリエチレン等)製で、例えば透明にでき、その場合は、目盛を刻んだスケールを示すことができる、或いは色付き、不透明等にすることもできる。
シリンジ体3の寸法は、必要な閉じ込め容量(例えば: 10ml、20ml、30ml、50ml又は60ml)に従い様々にできる。
ピストン4は、シリンジ体3内で、2つの可変容積室8、9を画成し、該可変容積室8、9は、ピストン4自体によって密閉分離され、シリンジ体3内でのピストン4の位置、即ちシリンジ体自体の長手方向の延長部に沿った配置に応じて寸法を変化させる。
好適には、ピストン4は、略円筒形をしており、側面は、シリンジ体3の側壁の内面に接触している;更に、ピストン4の長手方向両端部に、Oリング等の密閉手段10、11が、固定又は強固に結合されることができる(図3を参照)。
以下で、より詳しく説明されるように、実際にはシリンジ装置2は、所定の生物医学流体を移送するよう設計された交換可能なカートリッジを表す。
提案された器具1は、把持されることができる操作装置12(図3を参照)を更に備え、シリンジ装置2の上記第2端部6に、取外可能に結合される(バヨネットカップリング等の着脱可能な結合手段16、16’によって)ことができる固定座13を備える。
操作装置12は、グリップのような形状(図3及び図4に示されるように)、人間工学的な形状をした、及び例えばユーザによる把持を助けるために一部が滑り防止材14になっているケーシングを有することができる。
図3及び図4で示されるように、まず、操作装置12は、上記第2端部6を通り長手方向に摺動した後、上記シリンジ装置2と上記操作装置12との間を結合させるのに適する押出し棒15を含む。
実際には、シリンジ装置2は、操作装置12と、好適には片方の前端部に設置される該操作装置12の固定座13で嵌合されるようになっており、該固定座13では、押出し棒15が、操作装置12の他の部分から出ており、ピストン4に到達できるように、シリンジ装置2の第2端部6を通過するようになっている。
従って、一時的な固定手段(バヨネットカップリング又は本目的に適した他の結合手段等)が、シリンジ体3内でピストン4を摺動させ(その結果、流体を取出し、投薬する)ように棒を操作可能にするのに適した、棒とピストン4との間の着脱可能なカップリングとして設けられる。
棒15を操作する目的で、操作装置12は、押出し棒15に接続されるモータ手段17を含み、更に、該モータ手段17に接続される制御手段18(図4で図式的にのみ示される)を含み、それにより、第1病院容器Rの1つから取出された流体量の定量投薬、及び第2病院容器Pの1つで分注される流体量の定量(また微定量)投薬を制御可能にする。
モータ手段17は、1つ又は複数のアクチュエータを含むことができるが、該アクチュエータとして、例えば、押出し棒15の長手方向に摺動する動作を制御するリニアアクチュエータが挙げられる。また、モータ手段17は、電源電池19に接続されることもできるが、該電池は、例えば充電式で、操作装置12に嵌入されて、充電ステーションに接続されるリード接続部20と関連付けられる。
革新的で独創的な方法で、本発明の器具1は記憶手段21(EEPROMメモリやRFIDタグ等他の電子記憶装置)を備え、該記憶手段21は、シリンジ装置2(図2及び図3で見られる)に取付けられ、移送された流体の種類、取出された流体の量、分注された流体の量、各用量が取出された及び/又は分注された時間、及び用量が分注/取出された回数に(また、後述するように、必要に応じて、他の情報にも)関する情報を保存できる。
かかる記憶手段21と協働する目的で、操作装置12は、シリンジ装置2の記憶手段21から/に情報を読書きする読書き手段22を備えると有利であり、更に、上記制御手段は、読書き手段22を制御可能であり、且つ事前に定義されたプログラムに従い上記情報を処理することも可能な処理装置18を備え、該処理手段18は、外部の電子装置に(電子Wi−Fi接続によって、又はUSBポート等によって)接続されることができる。
好適には、記憶手段21は、シリンジ装置2の第2端部6に取付けられ、読書き手段22は、操作装置12の固定座13に配置される。
この場合、記憶手段21及び読書き手段22は、シリンジ装置2と操作装置12との間を結合する際に、互いに直接接続されるように、配設される。実際には、器具1の2装置間を結合する上記手段は、バヨネット式であっても、又は異なる種類の手段であっても、シリンジ装置2が操作装置12に正確に嵌合されると、その結果互いの位置が、記憶手段21が読書き手段に直接接触する位置となるように、構成される。
また、上記制御手段18は、制御インタフェース23(例えば、キーパッド、画面及び他の同様な要素を含む)も備えることができ、該インタフェースは、操作装置12に取付けられ、ユーザが投薬液量を設定でき、且つ処理手段18によって処理される情報を収集できるように、処理手段18に接続される;また、シリンジ装置2と操作装置12とを結合した後、制御インタフェース23により、ユーザが流体の分注及び/又は取出しを制御可能になり、更にカートリッジ2の記憶手段21から/に情報を収集/移送可能にもなる。提案された器具1に関する更なる構成及び機能面を詳細に記載する前に、従来技術に影響を及ぼす欠陥(gap)を十分に補うために、どのように本発明が使用され得るかについて、以下で説明する。
健康オペレータがカートリッジ(即ち、シリンジ装置2)を初めて操作装置12に取着する際には、オペレータは、シリンジ装置2の第1端部5を、取出される流体を含む第1容器に接続し、所望の用量を取出すよう命令する、その結果、上記処理装置18は、読書き手段22に、カートリッジ2が初めて使用された時点を、カートリッジ2の記憶手段21に記録するように命令する。
また、例えば、操作装置12の処理手段18に上述した方法で接続されるコンピュータによって、オペレータは、どの特定の生物医学流体を、カートリッジ2が移送しようとしているかについて、記憶手段21に記録できる。
また、第1容器からの各取出し操作に対して、及び第2容器への各分注操作に対して、処理手段18は、取出される又は分注される投薬(複数可)の量に関して記憶手段21に書き込むよう命令し、用量の取出し又は分注が完了した時間について記録も行う。
その結果、当該カートリッジ2の記憶手段21には、従来技術では追跡されることができない全ての情報が含まれており、この情報は、処理装置18によって外部装置に移送されることができる。
従って、本発明は、どの種類の流体が、特定のカートリッジ2で以前に移送されたかを把握でき、その結果、当該カートリッジが、例えば他の健康オペレータによって、別の操作装置12も用いて、再利用された場合(当然、それが、本発明に従って行われた限り)、読書き手段22は、処理装置18に、よってオペレータに、どの流体がカートリッジ2に対して一義的に意図されているかについての情報を提供し、それにより、従来技術を検討した際に説明した、異なる流体間の汚染に関する上記危険性を防止できる。
また、情報手段で、情報が、使用開始から経過した時間に関しても記録されることを考えると、処理装置18は、従来技術の限界について検討した際に言及した、上記汚染物質の放出が、シリンジ体3やピストン4を作製するのに使用された材料によって発生し始める虞がある期限近く既に使用されたカートリッジ2が、起動装置に嵌合されるときに必ず警告信号を出すようにプログラムされることができる。
その結果、所定のシリンジ装置2(又はカートリッジ)は、何度も、完全に安全に使用され、従って、かなり運転効率良く、相対的に経済的な節約を提供するが、劣化の可能性や汚染物質を移送される医薬品に放出する可能性が生じる前に廃棄される。
逆に、起動装置は、電気機械装置に影響する通常の摩耗は被るものの、際限なく何度でも再利用されることができ、その結果、カートリッジの中に、他のカートリッジと異なる流体を移送するのに使用されたものがある場合にも、異なるカートリッジを嵌合させることができる。
また、各カートリッジ2は、分注された用量と回数、及び分注された時間についての情報を持つため、院内薬局がそうした全情報を組織化して、管理するデータベースを作り上げることを可能にし、生物医学流体の購入に関して完全な計画が立てることができ、相対的な在庫を監視(リアルタイムを含む)することができ、盗難の発生や、特定の患者治療に関して、処方された医薬品が実際に、適正な量で、誤り無く実際に使用されたかをチェックすることができる。
好適には、記憶手段21は、嵌合するシリンジ装置2を識別できる事前に保存した情報を含む。
そうした識別情報は、操作装置12が、使用されたシリンジ装置2が改造されておらず、本発明の操作装置12と機能的に協働すると予測されるものだけであるか否かをチェック可能にするのに使用されることができる。
最も好適には、上記制御手段18は、同じ治療で使用する異なる薬剤の用量に関する場合に、又それとは逆に、同じ薬剤の用量が、異なる輸液ラインに含まれ、その後異なる患者等に接続されるバッグに分注される場合にも、取出す及び分注する流体の用量を自動的にセットアップするように、プログラムで制御できる。
このように、病院のオペレータは、自分が、各第1バッグRから流体を移送する毎に流体の各用量を手動で設定し、輸液ラインLに含まれるバッグPに貯蔵することに不安を覚える必要がなくなる。
実用レベルでは、シリンジ装置2及び操作装置12が互いに結合されると、処理装置18は、押出し棒15がピストン4と結合するまで前進するように自動的に命令する。この段階で、処理装置18は、カートリッジ2を、記憶手段21にまで接続する読書き手段22によって識別し始め、処理装置18が当該カートリッジ2を信頼の於けるもの(authentic)と認識した際に、次のモータ手段17の操作を許可する。
次に、時々、処理装置18は、押出し棒15を事前に定義したプログラムに従い自動的に駆動させ、その結果、押出し棒15が取出される及び/又は分注される生物医学流体の量に応じたストローク長に沿って摺動する。それでも、オペレータは、最も確実に安全な制御を行う目的で、液体の取出し又は分注について目視検査するために、目盛を刻んだスケール(別表に示されたような)付きの透明なシリンジ体3を利用することも可能である。
本発明の好適実施形態の構造及び操作について、以下に記載する。
以上で既に部分的に言及したように、各カートリッジ2内で、ピストン4は、シリンジ体3内で、上記第1端部5で終端する収容室8と、上記押出し棒15を収容でき、上記第2端部6で終端する摺動室9とを、互いに分離して、画成する。
各寸法は、ピストン4がシリンジ体3の空洞の長手方向延長部内に占める位置によって異なり、かかる位置は、押出し棒15がピストン4自体に結合すると、押出し棒15の摺動によって決まるため、かかる室8、9が可変容積を有するのは当然である。
明白であるが、説明しておかねばならない点として、器具1が、シリンジ体3の第1端部5の固定手段によって第1容器Rに接続され、次に、ピストン4が、シリンジ体3の第2端部6へと引き抜かれることによって操作されると、生物医学流体が、容器Rから取出され、上記収容室8内に移動され、該生物流体は、第2容器Pへの輸送中、収容室内で保管されることができる点がある。
逆に、明らかに、第1端部5が第2容器Pに接続され、ピストン4が該容器Pに向けて押されると、液体は、第2容器Pに分注、又は注入され、収容室8から放出される。
説明したように、これら全ての操作は、既に記載した制御手段18で管理される。
とは言うものの、本発明は、好適及び有利には、被覆要素24(詳細については、図3及び図4だけでなく、図2も参照)を備え、該被覆要素24は、上記摺動室9に配設され、一時的にピストン4に固定可能にするために、押出し棒15が通過できる開口孔25を備える。
被覆要素24は、大まかに言うと、上記シリンジ体3におけるピストン4の位置とは無関係に、摺動室9の側壁の内面を被覆するように構成され、それにより、シリンジ装置2を操作装置12から分離する際に、シリンジ体3にその第2端部6から流入する空気が上記内面と接触しないようにする。被覆要素24の好適な構造バージョンについて詳述する前に、本発明で該構造バージョンを採用することに関する利点について説明する。
カートリッジ2が流体を取出すのに使用される場合、カートリッジに流入した生物医学流体は、シリンジ体3の内面に接触し、その結果、ピストン4がシリンジ体3自体と関連され、密閉されていても、如何なる場合でも、たとえ極めて少量の流体が、分注後でも、即ちピストン4が第1端部5まで真直ぐに摺動されて、そのため流体が外に出された後でも、シリンジ体3の内面に付着したまま残る可能性がある。
実際には、分注後に、少量の流体が、上記摺動室9内において、ピストン4の背後で、シリンジ体3の側壁7の内面に付着して残存することがある。
この量は極めて少量であるが、これは、分注中、シリンジ体3内部で摺動するピストン4は、ピストン4自体に固定される上記密閉手段10、11によるものも含め、シリンジ本体3の側壁の内面と接触して、フロントガラスのワイパーのように、ブラッシングするからである。
カートリッジ2は、操作装置12から分離された後に、第2端部6が開口していることを考えると、空気がシリンジ体3内に流入することがあり、そのために、空気と共に埃や他の微粒子や、空気中に分散している物質が持ち込まれ、被覆要素24が有利に設けられていなければ、それらが摺動室9内に残存する液体に付着する可能性があると共に、その後使用中に、取出された流体がそれらによって汚染される危険性もある。
実際に、何が起きているかと言えば、取出し時にカートリッジ2が再利用される場合、ピストン4が後退し、摺動室9に含まれおり、微量の事前に移送された液体(被覆要素24が存在しなければ汚染物質を含む可能性がある)を含有するシリンジ体3の内面が、従って収容室8の内面になり、該収容室が、「新たに」取出された液体を含み、そのため該液体が、上記微量の事前に移送された液体と接触する。従って、明らかに、本発明の被覆要素のような被覆要素24を使用することで、汚染物質が収容室8(及び分注室)に達する可能性を完全に食い止められ、従って、カートリッジ2は、完全に安全に、大気汚染物質が輸液ラインに達する可能性が殆どなく、複数回使用されることができる。
被覆要素24の好適な構成態様によると、被覆要素24は、長手形状をしており、弾発材で作製される。
この場合、図3で見られるように、ピストン4は、被覆要素24の第1長手方向端部と当接する、上記摺動室9と対面する当接面26を備え、一方で、シリンジ体3の第2端部6は、貫通孔29周りに画成される当接横枠28を備え、そのため被覆要素24の長手方向の第2端部30が、正確に上記当接枠に当接する(図2及び図3を参照)。
有効に(有用に)、被覆要素24は、摺動室9に、長手方向に事前に圧縮されて挿入され、それにより被覆要素24の第1端部27及び第2端部30が、ピストン4の上記当接面26に、及びシリンジ体3の上記第2端部6に、ピストン4の位置とは関係無く、其々接着して、被覆要素24の外側面とシリンジ体3の内側面との間で、密閉空隙31を画成する。
実際には、こうして画成された密閉空隙31内には、シリンジ体3の第2開口部から空気が入らず、その結果、完全に確実に、上述した汚染の可能性が完全に回避される。好適には、図3及び図4で示されているように、被覆要素24は、管状で、軸対称であり、被覆要素の長手方向寸法を変化するのに有利に働くように、蛇腹状の側壁32を備える。
更に確実に、収容室8の内面を保護するために、図3で明確に視認できるように、ピストン4の当接面26を当接座34の形にして、上記第1端部27を備える上記被覆要素24の部分を受容可能にすることができる。
実際には、この場合、ピストン4は、コップの形をしており、閉鎖された底部がシリンジ体3の第1端部5に向けられ、対向する側26は凹形状をして、上記座34を画成し、該座の中心に、一時的な固定手段を、押出し棒15を、上述した方法で、着脱可能に結合するために存在させる。
記載した発明がどのように提案された目的を達成するかについて、従来技術の欠点を完全に解消する病院容器間の生物医学流体を移送する器具1を利用可能にしながら、実際に確認してきた。
1 器具
2 シリンジ装置
3 シリンジ体
4 ピストン
5、27 第1端部
6、30 第2端部
7、32 側壁
8 収容室
9 摺動室
10、11密閉手段
12 操作装置
13 固定座
14 滑り防止材
15 押出し棒
16、16’結合手段
17 モータ手段
18 制御手段
19 電源電池
20 リード接続部
21 記憶手段
22 読書き手段
23 制御インタフェース
24 被覆要素
25 開口孔
26 当接面
28 当接横枠
29 貫通孔
31 密閉空隙
34 当接座
R 第1バッグ
P 第2容器
S 生理食塩水バッグ
V 遮断弁手段
L 輸液ライン

Claims (10)

  1. 生物医学流体の用量を取出し、輸送し、分注するのに適する、病院容器(R、P)間で生物医学流体を移送する器具(1)であり、該器具が、
    −前記生物医学流体を収容する中空のシリンジ体(3)を備えると共に、前記シリンジ体(3)内に嵌合密閉される少なくとも1つの摺動ピストン(4)であって、該ピストン(4)は、ピストン内部を病院容器(R、P)の内部と連通状態にする接合手段を有する第1端部(5)及び第2開口端部(6)を備えるピストン(4)も備える、少なくとも1つのシリンジ装置(2);
    −シリンジ装置(2)の前記第2端部(6)に取外可能に結合されることができる固定座(13)を備える把持可能な操作装置(12)であって、前記シリンジ装置(2)と前記操作装置(12)との間を結合した後に、前記第2端部(6)を通り長手方向に摺動するのに適した押出し棒(15)を備える、少なくとも1つの把持可能な操作装置(12);
    −前記棒(15)を前記ピストン(4)に着脱可能に結合させて、前記棒(15)の操作によって、前記シリンジ体(3)内で前記ピストン(4)を摺動可能にする、一時的な固定手段;
    −前記操作装置(12)に含まれる、前記押出し棒(15)を操作するモータ手段(117);
    −前記操作装置(12)に含まれ、前記モータ手段(17)と接続されて、第1病院容器(R)から取出される流体量の定量投薬、及び第2病院容器(P)に分注される流体量の定量投薬の両方を制御するようにする、制御手段(18)を備え、
    前記器具(1)は:
    −記憶手段(21)が、移送される流体の種類、取出される流体の量、分注される流体の量、各用量が取出及び/又は分注された時間、及び用量が分注/取出された回数に関する情報を記憶するために、前記シリンジ装置(2)に取付けられること;
    −前記操作装置(12)が、前記情報を前記記憶手段(21)から読み出す、及び前記記憶手段(21)に書き込む読書き手段(22)を備えること;及び
    −前記制御手段は、前記読書き手段(22)を制御可能にし、事前に定義されたプログラムに従い前記情報を処理可能にする処理装置(18)であって、外部の電子装置に接続可能な処理装置(18)を備えること
    を特徴とする器具(1)。
  2. 前記記憶手段(21)は、シリンジ装置(2)の前記第2端部(6)に取付けられ、前記読書き手段(22)は、操作装置(12)の前記固定座(13)に配置され、前記読書き手段(22)及び前記記憶手段(21)は、前記シリンジ装置(2)と前記操作装置(12)とを結合する際に、該装置が互いに直接接続されることを特徴とする、請求項1に記載の器具。
  3. 前記記憶手段(21)は、前記シリンジ装置(2)を識別可能にする事前に記憶された情報を含むことを特徴とする、請求項1及び2の一項又は二項に記載の器具。
  4. 前記制御手段(18)は、取出す及び分注する流体の用量を自動的に設定するように、プログラム可能であることを特徴とする、請求項1乃至3の一項又は複数項に記載の器具。
  5. 前記器具は、制御インタフェース(23)を備え、該制御インタフェースは、操作装置(12)に取付けられ、制御手段(18)に接続され、それによりユーザが投薬に関する液量を設定でき、前記シリンジ装置(2)と前記操作装置(12)を結合した後に、前記ユーザが、流体の分注及び/又は取出しを制御でき、情報を前記記憶手段(21)から収集し、前記記憶手段(21)に転送できるようにすることを特徴とする、請求項1乃至4の一項又は複数項に記載の器具。
  6. 前記ピストン(4)は、前記シリンジ体(3)内部に、前記第1端部(5)で終端する収容室(8)と、前記押出し棒(15)を収容し、前記第2端部(6)内に終端させるように作製された摺動室(9)とを画成し、分離すること、及び前記摺動室(9)内に配設され、開口孔(25)を備えて、棒(15)を一時的に前記ピストン(4)に固定できるようにした被覆要素(24)を備え、該被覆要素(24)は、前記シリンジ体(3)内での前記ピストン(4)の位置とは関係なく、前記摺動室(9)の側壁(複数可)の内面を被覆するように構成して、シリンジ装置(2)と操作装置(12)とを離す際に、前記第2端部(6)から前記シリンジ体(3)に流入する空気が前記内面に接触できないようにすることを特徴とする、請求項1乃至5の一項又は複数項に記載の器具(1)。
  7. 前記被覆要素(24)は、長手形状をしており、弾発材で作製されること、前記ピストン(4)は、前記摺動室(9)と対面し、前記被覆要素(24)の長手方向第1端部(27)に当接する当接面(26)を備えること、及びシリンジ体の前記第2端部(6)は、貫通孔(29)周りに画成される当接横枠(28)を備え、前記被覆要素(24)は、前記当接横枠(28)に当接する長手方向第2端部(30)を備え、前記被覆要素(24)は、前記摺動室(9)内で長手方向に事前に圧縮されて嵌合され、該圧縮嵌合は、該被覆要素の第1端部(27)及び第2端部(30)が、ピストン(4)の前記当接面(26)に、及び前記第2当接横枠(28)に其々、ピストン(4)自体の位置とは関係なく、接着して、被覆要素(24)の外側面とシリンジ体(3)の前記内側面との間で、密閉空隙(31)を画成するように、行われることを特徴とする、請求項6に記載の器具(1)。
  8. 前記被覆要素(24)は、管状で、軸対称であり、被覆要素の長手方向寸法を変化するのに有利に働くように、1つ又は複数の蛇腹状の側壁を備えることを特徴とする、請求項6又は7に記載の器具。
  9. ピストン(4)の前記当接面(26)は、前記第1端部(27)を備える前記被覆要素(24)の部分を受容可能な当接座(34)を形成することを特徴とする、請求項7に記載の器具。
  10. 前記接合手段は、ルアーロックコネクタであることを特徴とする、請求項1乃至9の一項又は複数項に記載の器具。
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