JP2015516756A - 圧縮動画のシーケンスにおける並列処理の可能性を示す固定タイル構造フラグ - Google Patents

圧縮動画のシーケンスにおける並列処理の可能性を示す固定タイル構造フラグ Download PDF

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Abstract

本発明の一実施形態は、シーケンスにおけるタイル情報が同じであるかどうかを示すために、構文要素を使用する方法に関連するものである。当該シーケンスは、一般的には、シーケンスパラメータセット(SPS)が有効なビットストリームである。構文要素は、VUIメッセージ又はSEIメッセージなどにおいてSPSの一部であってもよく、即ち信号伝達されうる。さらに、構文要素は、フラグ、例えば、tiles_fixed_structure_flagで示されるフラグであってもよい。符号器は、並列符号化/復号化を可能とするタイル構造によって画像がどうのように分割されるかを決定する。シーケンスの実行中において同一のタイル構造が使用される場合、ビデオストリームのシーケンスの実行中に使用される同一のタイル構造が使用される情報は、本実施形態に従って復号器へ送信される。

Description

本発明は、動画を処理する種々の構成、例えば、符号器、要素(エレメント)、受信機、送信機、デバイス、記憶媒体、コンピュータプログラム、及び方法に関連するものである。特に、本発明は、並列復号化を可能とする解決手法に関連するものである。
高効率ビデオコーディング(HEVC)は、ジョイント共同チーム−ビデオコーディング(JCT−VC)で展開されるビデオコーディング標準規格である。JCT−VCは、動画の圧縮・伸長の国際標準規格(MPEG)と、国際電気通信連合(ITU−T)との間の共同プロジェクトである。現在、HEVCモデル(HM)は、多数のツールを含むことが定義されており、H.264/高度ビデオコーディング(AVC)よりもかなり効果的である。
HEVC及びH.264の両方は、コンテキスト適応型二値算術符号化方式(CABAC)を使用するが、HEVCは、16X16画素のH.264のマクロブロックの代わりに64X64madenoサイズのツリーブロックを使用する。
HEVC及びH.264の両方は、シーケンスパラメータセットで提示され、復号化処理に影響を与えない、即ち、画素値に影響を与えない複数のパラメータを含むビデオ有用情報(VUI)構文構造を定義する。
H.264/AVC、HEVCを比較すると、HEVCは、並列化のより良い可能性を提供する。並列化は、単一の画像が並列に符号化され、かつ復号化されうることを意味する。具体的には、タイル及び波面並列化処理(WPP)は、並列化目的に対して開発されたツールである。両方とも符号器の並列化用にもともと設計されていたが、それらは復号器の並列化にも使用されうる。
画像フレーム(以下、フレームと称する。)は、ドラフトHEVC標準規格において、並列にフレームを符号化/復号化するために同一の数のスレッドを許容する多数のタイルに分割されうる。フレームが6つのタイルに分割され、並列にフレームを符号化/復号化するために6つのスレッドを許容する構成を図1に例示する。
したがって、多数のスレッドが使用されうるということに関して、符号化/復号化処理の実際の動作負荷は個別の”複数のプロセス”に分割されることを意味する。”複数のプロセス”は、互いに独立して実行され、即ち、独立したスレッドとして並列に実行されうる。
HEVCでの複数のタイルは、定義された幅と高さで、画像を複数の領域に分割する。複数のタイルのそれぞれは、画像中においてラスタスキャンの順に処理される。正確なタイル構成又はタイル情報(多数のタイル、各タイルの幅及び高さ等)は、シーケンスパラメータセット(SPS)及び画像パラメータセット(PPS)の形式で信号伝達されうる。タイル情報は、以下の構文テーブルに示すように、画像における各タイルの幅、高さ、及び位置の情報を含む。これは、ブロックの座標が分かれば、当該ブロックがどのタイルに属するかを知ることができることを意味する。PPS及びSPSの両方でタイル情報が提示される場合は、PPSからの情報が使用されうる。表1は、タイル情報構文テーブルを示す。
Figure 2015516756
単一のビットから成るコードワード及び構文要素はフラグとして参照される。
HEVCは、並列の復号化において2つのタイプの入力位置を定義する。入力位置は、タイル又はサブストリームのビットが開始するビットストリームの位置を見つけるために復号器によって使用されうる。第1のタイプは、入力位置のオフセットである。それらは、スライスヘッダ(slice header)で記述され、当該スライスに含まれる1つ以上のタイルの開始位置を示す。第2のタイプは、ビットストリームの複数のタイルに区分する入力位置マーカーである。入力位置マーカーは、ビットストリームのいずれの場所であっても発生するわけではない特定のコードワード(開始コード)である。
複数のタイルは、符号器の並列処理に使用されうる。複数のタイルの場合、符号器は、まずタイル分割を選択する。タイルの境界はタイル間の全ての予測を妨げるため、符号器は、複数のタイルの符号化を複数のスレッドに割り当てることができる。少なくとも2つのタイルが存在する場合、複数のスレッドにおける符号化が行われる。
復号器の並列化を行うために、それらはビットストリームの入力位置として必要である。並列の符号化において、それらは入力位置として必要ではなく、符号器は、タイル/サブストリームの符号化が完了した後にビットストリームをちょうど縫い合わせることができる。しかしながら、復号器は、並列で復号するために、各タイルがビットストリームにおける開始する位置を知る必要ある。符号器が並列で符号することを望むのみであり、並列での復号化を可能とすることを望まない場合、入力位置を省略することができるが、並列で復号化を可能とすることを望む場合は入力位置を入力する必要がある。
本発明の目的は、復号器の並列処理における代替のメカニズムを提供することにある。
当該目的は、同一のタイル構造がシーケンス中で使用されることを示す情報を送信することによって達成される。
本発明の第1の実施形態によれば、符号器で実行される複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを符号化するための方法を提供する。前記方法において、前記シーケンスに含まれる全ての画像が、タイル構造を用いて複数のタイルにおいて同じ方法で分割されるかどうかが決定される。さらに、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用される場合、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報が送信される。
本発明の第2の実施形態によれば、要素で実行される複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを構文解析するための方法を提供する。前記方法において、前記ビデオストリームのシーケンス中において同じタイル構造が使用されるかどうかを示す情報が受信され、前記タイル構造の情報が受信される。さらに、前記ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に前記受信した情報が使用される。
本発明の第3の実施形態によれば、複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを符号化する符号器が提供される。当該符号器は、前記シーケンスに含まれる全ての画像が、タイル構造を用いて複数のタイルにおいて同じ方法で分割されるかどうかを決定する決定部と、現在の画像が分割される前記タイル構造の情報を送信し、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用される場合、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を送信する出力部とを備える。
本発明の第4の実施形態によれば、複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを構文解析するための要素650が提供される。当該要素650は、現在の画像が分割される前記タイル構造の情報を受信し、前記ビデオストリームのシーケンス中において同じタイル構造が使用されるかどうかを示す情報を受信する入力部630と、前記ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に前記受信した情報を使用して解析する解析部640とを備える。
本発明の第5の実施形態によれば、第3の実施形態に従った符号器を備える送信機が提供される。
本発明の第6の実施形態によれば、第4の実施形態に従った復号器を備える受信機が提供される。
本発明の第7の実施形態によれば、第5の実施形態に従った送信機と、第6の実施形態に従った受信機との少なくとも一方を備えるデバイスが提供される。
本発明の第8の実施形態によれば、コンピュータプログラムが提供される。当該コンピュータプログラムは、プロセッサで実行され、コンピュータで読取可能なコード部を有するコンピュータプログラムであって、プロセッサに、前記シーケンスに含まれる全ての画像が、タイル構造を用いて複数のタイルにおいて同じ方法で分割されるかどうかを決定する工程と、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用される場合、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を送信する工程とを実行させる。
本発明の第9の実施形態によれば、記憶媒体が提供され、当該記憶媒体は、上述したコンピュータプログラムが記憶される。
本発明の第10の実施形態によれば、コンピュータプログラムが提供される。当該コンピュータプログラムは、コンピュータで読取可能なコード部を有するコンピュータプログラムであって、前記プロセッサに、ビデオストリームのシーケンス中において同じタイル構造が使用されるかどうかを示す情報を受信する工程と、前記タイル構造の情報を受信する工程と、前記ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に前記受信した情報を使用する工程とを実行させる。
本発明の第11の実施形態によれば、記憶媒体が提供され、当該記憶媒体は、上述したコンピュータプログラムが記憶される。
本実施形態の利益は、復号器がビデオストリームのシーケンス中において同じタイル構造が使用されることを保証する情報を受信することができる場合に、復号器の複雑性を低減することがてきることである。
図1は、6つのスレッドが並列でフレームを符号化/復号化することを許容する6つのタイルにフレームを分割する様子を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る符号器で実行される方法を示すフローチャートである。 図3は、本発明の実施形態に係る復号器で実行される方法を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る符号器及び復号器を概略的に示す図である。 図5は、本実施形態に係る符号器を有する送信機と、本実施形態に係る復号器を有する受信機とを例示する図である。 図6は、本発明の実施形態に係るコンピュータプログラムと記憶媒体とを概略的に示す図である。
本発明の実施形態は、画像フレームの並列での復号化を許容するビデオコーディング処理に関連するものである。
HEVC符号化ビデオシーケンスにおいて、各画像は、複数のタイルを用いて並列で画像フレームの異なる複数の部分を復号化するための手段又は類似の手段を含むことができる。
したがって、少なくとも2つのタイルがある場合、第2のタイルが開始するビットストリームの位置が分かれば、即ち、第2のタイルにおける入力位置(入力位置情報)があれば、複数のスレッドが復号化のために使用されうる。
パラメータ”tiles_or_entropy_sync_idc=1”は、タイル情報が利用可能であることを示す。タイル情報の例としては、タイルの数、それらの位置及びサイズであり、SPSの構文は、以下の表2に示す。
Figure 2015516756
”tiles_or_entropy_sync_idc=1”は、複数のスレッドが復号器で常に使用可能であることと、入力位置(entry point)があれば復号器で使用可能であることとを意味する。
以下では、複数のスレッドが使用可能であると記載した場合、復号化処理の実際の動作負荷が互いに独立して実行される個別の”プロセス”に分割され、即ち、並列で(個別のスレッドで)実行されうることを示す。
一実施形態において、構文要素は、タイル情報がシーケンスにおいて同一の情報であるかどうかを示すために使用される。当該シーケンスは、通常、1つのシーケンスパラメータセット(SPS)が有効であるビットストリームである。構文要素はVUIメッセージ又はSEIメッセージなどのSPSの一部であり、即ち、信号伝達される。さらに、構文要素はフラグであり、例えば、tiles_fixed_structure_flagで示される。
符号器は、並列の符号化/復号化を可能とするタイル構造によってどのように画像が分割されるかを決定する。同一のタイル構造がシーケンスを通して使用される場合、同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用されるという情報が、本実施形態に係る復号器に送信される。さらに、符号器は、並列での符号化/復号化を可能とするタイル構造に従って画像を分割し(例えば、図4に示すように分割部610によって)、現在の画像が1つ以上のPPS、例えば帯域内で分割されるタイル構造の情報を送信してもよい。
このように、構文要素は、情報がシーケンス中において同一であることを示す場合、タイル構造はシーケンス中における全ての画像に対して同一であり、復号器、受信機又は他のデータ転送部又はデータ処理部は、シーケンス中の全ての画像が同一のタイルのパーティションとそれらのパーティションと同様のものを有することを構文要素から知ることになるであろう。実際のタイル構造の画像は、SPS又はPPSで送信されうる。これにより、復号器、受信機、他のデータ転送部、又はデータ処理部の複雑性を低下させることができる。
したがって、ネットワーク要素、又は復号器の要素となりうる要素は、本実施形態によれば以下の処理を実行するように構成される。
1.当該要素は、スライスを受信し、タイル構造がシーケンス中の全ての画像に対して同一であるかどうかを推測するために、当該スライスヘッダの構文要素を解析する。スライスヘッダは、タイル情報を探索するPPSを参照するPPSインデックスを含んでもよい。他のオプションとしては、要素がフラグ及びタイル情報のそれぞれに対するSPS及びPPSを直接見る場合がある。
2.タイル構造がシーケンス中の全ての画像に対して同一であることを構文要素が示す場合、当該要素は、シーケンスの復号化を決定するための当該情報を使用する。当該解決手法による利益は、当該情報が利用可能であれば受信したシーケンスを復号化できるかどうかのより良い決定を復号器が行うことができることである。タイル構造がシーケンスの全ての画像に対して同一であることを復号器が知らなければ、例えば、復号器のプロセッサの制限に起因して、シーケンスを復号化できることを保証することができないかもしれない。
図2は、符号器によって実行される提案する方法のフローチャートを示す。本方法は、複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを符号化するものである。本方法において、302で、シーケンスの全ての画像が、タイル構造を用いてタイルと同一の方法で分割されるかどうかを決定し、303でビデオストリームのシーケンスを通して同一のタイル構造が使用されると判定した場合、304で、ビデオストリームのシーケンスを通して同一のタイル構造が使用されることを示す情報が送信される。305で、使用されるタイル構造の情報は、例えば帯域内の1つ以上のPPSで送信されうる。
図3は、他の実施形態に係る、複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを解析するための方法のフローチャートを示す。本方法において、321で、同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用されるがどうかを示す情報が受信され、322で、タイル構造の情報が受信される。さらに、323で、ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に、受信した情報が使用されうる。
一実施形態によれば、ビデオストリームのシーケンスを通して同一のタイル構造が使用されることを示す情報は、構文要素tiles_fixed_structure_flagによって例示されるフラグで送信される。
これは、本実施形態に係る以下の3つの可能性を意味する。1)フラグが存在せず、シーケンスを通して同一のタイル構造が使用されるかどうかに関する情報が提供されない。2)フラグが存在し、特定の値、例えば1に設定されており、シーケンスを通して同一のタイル画像が使用されることを示す。3)フラグが存在し、特定の値、例えば0に設定されており、シーケンスを通して同一のタイル構造が使用されるかどうかに関する情報が提供されない。
タイル構造がシーケンス全体を通して持続することを示す情報(例えば、SPSのtiles_fixed_structure_flagによって)が、以下で説明する1つ以上の代替例5−13とともに使用されることに注目されるべきである。
タイル構造が全体シーケンスを通して持続することを示す情報を代替例5−13(下記参照)とともに使用する一例としては、タイル構造がシーケンスを通して持続することと、複数の入力位置が各タイルに対して使用されることとを表すための単一の構文要素のみを有することである。さらに、例えばオフセット又はマーカーなどの複数の入力位置がいずれのタイプであるかを表す、望ましくは第1の必要条件とされる他の構文要素があってもよい。
代替的に、タイル構造がシーケンスを通して持続することと、複数の入力位置のオフセットが各タイルで使用されることとを表すための単一の構文要素があってもよい。代替的に又は追加的に、タイル構造がシーケンスを通して持続することと、複数の入力位置のマーカーが各タイルで使用されることとを表すための単一の構文要素があってもよい。
図4を参照して、一実施形態に係る、複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを符号化する符号器600について説明する。符号器は、シーケンス中の全ての画像がタイル構造を用いて、複数のタイルで同一の方法で分割されるかどうかを決定する決定部617と、現在の画像がタイル構造に分割されることを示す情報を送信し、同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用される場合に、同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用されることを示す情報を送信する出力部620とを備える。
本実施形態によれば、符号器の出力部は、構文要素tiles_fixed_structure_flagなどのフラグで、同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用されることを示す情報を送信するように構成される。
符号器の出力部は、シーケンスパラメータセットSPSで構文要素を送信するように構成されてもよい。
他の実施形態によれば、出力部620は、さらに、セッションのセットアップ中に同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用されることを示す情報を送信するように構成されてもよい。
さらに、符号器は、HEVC符号器であってもよいが、本発明をHEVCに限定することを意図していない。
さらに他の実施形態によれば、複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを解析するための要素650が提供される。要素650は、現在の画像が分割されるタイル構造の情報を受信し、同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用されるかどうかを示す情報を受信するように構成される入力部630と、ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に受信した情報を解析して使用するように構成される解析部640を備える。
本実施形態によれば、当該要素の入力部630は、構文要素tiles_fixed_structure_flagなどのフラグから、同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用されることを示す情報を受信するように構成される。
他の実施形態によれば、入力部630は、セッションのセットアップ中において、同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用されることを示す情報を送信するように構成される。
当該要素の入力部630は、シーケンスパラメータセットSPSで構文要素を受信するように構成されてもよい。
さらに、当該要素は、ネットワーク要素又はHEVC復号器などの復号器に実装されてもよいが、本発明をHEVCに限定することを意図していない。
図5は、上述の実施形態に係る符号器600を備える送信機401と、要素650を備える受信機402とを概略的に示す。同一のタイル構造がビデオストリームのシーケンスを通して使用されるかどうかを示す構文要素400が、送信機から受信機に送信されることを示す。上述したように、構文要素はヘッダ410のSPSで送信されうる。
符号器は、例えば移動デバイスのビデオカメラ403の送信機に配置されてもよい。当該要素は、ビデオカメラ403又はビデオストリームを表示する任意の他のデバイスの受信機に配置されてもよい。
上述したように、本実施形態は、符号器、復号器、ネットワークノードなどのネットワーク要素、又はMedia Aware Elementなどのビットストリームで動作する任意の要素に実装されうる。したがって、復号器及びネットワーク要素(ネットワークノード又はMedia Aware Elementによって例示される)は、シーケンスを通して同一のタイル構造を有するかどうかを示す構文要素を受信して解析するように構成される。構文要素は、スライスヘッダに配置されうる。さらに、符号器と、復号器、ネットワークノード又はMedia Aware Elementなどのビットストリームで動作する任意の要素とは、シーケンスを通して同一のタイル構造を有するかどうかを示すための構文を追加するように構成される。構文要素は、SPSのVUIに挿入され、出力部によって送信されてもよい。
さらに、復号器及び要素の機能が、各プロセッサ及びメモリとともに、各コンピュータによって実装されてもよく、当該メモリは、上記機能を実行するためにプロセッサによって実行可能なソフトウェアコード部分を格納する。
さらに、図6のコンピュータ690、692のそれぞれは、不揮発性メモリ又は揮発性メモリの形式で、少なくとも1つの記憶媒体675、680、例えばEEPEOM(電気的消去可能ROM)、フラッシュメモリ、ディスクドライブ、又はRAM(ランダムアクセスメモリ)を備える。記憶媒体675、685はそれぞれ、コンピュータプログラム670、680を含む。
符号器のコンピュータプログラム670は、コンピュータで読取可能なコードを含み、プロセッサ615で実行すると、当該プロセッサ615が、
−シーケンスにおける全ての画像が、タイル構造を用いて、複数のタイルによる同一の方法で分割されるかどうかを決定し、
−ビデオストリームのシーケンスを通して同一のタイル構造が使用される場合は、ビデオストリームのシーケンスを通して同一のタイル構造が使用されることを示す情報を送信する。
記憶媒体675は、コンピュータで読取可能な記憶媒体であって、上述したコンピュータプログラム670を備え、当該プログラム670はコンピュータで読取可能な記憶媒体に格納される。
当該要素のコンピュータプログラム680は、コンピュータで読取可能なコードを含み、プロセッサ660で実行すると、当該プロセッサ660が、
−ビデオストリームのシーケンスを通して同一のタイル構造が使用されるかどうかを示す情報を受信し、
−現在の画像が分割されるタイル構造の情報を受信し、
−ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に、受信した情報を使用する。
記憶媒体685は、コンピュータで読取可能な記憶媒体であって、上述したコンピュータプログラム680を備え、当該プログラム680はコンピュータで読取可能な記憶媒体に格納される。
他の実施形態によれば、複数の入力位置は、互いに関連して信号伝達される。例えば、entry_point_offset構文要素は、entry_point_delta_offset_minus1によって置き換えられる(代替名はsubstream_length_minus1)。
これは、(符号器の)出力部620が、さらに、互いに関連する複数の入力位置を信号伝達するように構成されることを暗示し、当該入力位置は各タイルの最初のバイトを示す。さらに、要素650の入力部630は、さらに、互いに関連する複数の入力位置の情報を受信するうように構成されえ、当該入力位置は、各タイルの最初のバイトを示す。
したがって、entry_point_delta_offset_minus1[0]plus1は、スライスヘッダの開始に関連する最初の入力位置(EntryPoint[0]=entry_point_delta_offset_minus1[0]+1)を示すように定義されてもよい。各entry_point_delta_offset_minus1[i]for i>0は、EntryPoint[i]=EntryPoint[i−1]+entry_point_delta_offset_minus1[i]+1のように、スライスヘッダの開始に関連するi番目の入力位置を計算するために使用される。
或いは、同等に、entry_point_delta_offset_minus1[0]plus1は、スライスヘッダの開始に関連する最初の入力位置を示すように定義される。各entry_point_delta_offset_minus1[i]for i> 0は、1つ前の入力位置+1に関連するi番目の入力位置を計算するために使用される。
代替例において、復号器は以下の処理を実行するように構成される。
1.復号器は、スライスを受信し、PPSがアクティブで、SPSがアクティブで、複数のタイルが使用されるかどうかを推定するために、スライスヘッダの構文要素を解析する。
2.複数のタイルが使用され、num_entry_point_offsets>0であれば以下の処理が実行される。
最初の入力位置がEntryPoint[0]=entry_point_delta_offset_minus1[i]+1で計算される。
entry_point_offset−1までの範囲の各iに対して、i番目の入力位置が、EntryPoint[i]=EntryPoint[i−1]+entry_point_delta_offset_minus1[i]+1で計算される。
4.ステップ2で推定されるタイル構成を用いてスライスが復号化される。オプションで、復号器は、複数のコア(スレッド)上での復号化の動作負荷を分散するためにステップ2で復号化される入力位置を使用する。
構文の一例を表3に示す。
Figure 2015516756
上記例について以下の内容を示す。
entry_point_offset[i]は、バイトでi番目の入力位置オフセットを特定し、offset_len_minus1plus1ビットによって表されるものとする。
変数EntryPoint[i]は以下のように導出される。
if(i==0)
EntryPoint[i]=entry_point_offset[i]+1
else
EntryPoint[i]=EntryPoint[i−1]+(entry_point_offset[i]+1)。
本実施形態の利益は、入力位置の信号伝達においてわずかなビットを用いるだけでよいということであり、これは1つ前のオフセットに関連する入力位置が、通常、スライスの開始に関連する入力位置のオフセットよりも小さい数であるためであり、従って、わずかなビット数で表すことができる。他の利益は、入力位置オフセットが(負のオフセットが許容されないため)昇順に信号伝達される固有の要件があることである。入力位置がスライスヘッダに関連して信号伝達される場合、入力位置オフセットの順での固有の要件はなく、従って、そのような要件は、復号器においての扱いが複雑となるような、入力位置が順序付けされていない信号伝達を禁止するために、明示的に提示されなければならない。
<代替例2>
他の実施形態において、複数のタイルの使用が、SPS又はその他のデータ構造などのデータ構造においてビデオシーケンスのために信号伝達される。このデータ構造は、例えば、ビデオ会議、ビデオ電話又はストリーミングセッションなどのセッションセットアップ中に帯域外で送信されてもよいし、そうでなくてもよい。当該データ構造は、複数のタイルがビデオシーケンス内でどのように使用されるかについて多数のモードを含む。
本代替例では、第1モードは、複数のタイルが使用され、1つの特定のタイル構造がシーケンスを通して使用される旨の信号を示してもよい。
さらに、第2モードは、複数のタイルが使用されない旨の信号を示してもよく、第3モードは、第1モードに加えて使用する実際のタイル構造がモードとともに示され、セッションのセットアップ中に伝達されることを示してもよい。第4モードは、シーケンス中に複数のタイルがあるものの当該構造が固定されてもよいし固定されなくてもよいことを示し、第5モードは、第2、第3、又は第4モードに加えて、シーケンス中の入力位置が無いことを示してもよい。
第6モードは、第1、第3、又は第4モードに加えて、シーケンス中の全てのタイルのうち、それらのスライスの最初のタイルを除いたタイルに対する入力位置オフセットがあることを示し、第7モードは、第1、第3、又は第4モードに加えて、シーケンス中の全てのタイルのうち、それらのスライスの最初のタイルを除いたタイルに対する入力位置マーカーがあることを示す。
第8モードは、第1、第3、又は第4モードに加えて、シーケンス中の全てのタイルのうち、それらのスライスの最初のタイルを除いたタイルに対する入力位置マーカー又は入力位置オフセットがあることを示す。
これらのモードは、代替例3−14において示されるが、上述の説明と同様となる。構文は、信号伝達される、それらのモードのサブセットを許容することができる。符号器は、それらのモードのサブセットを信号伝達するように構成されてもよく、復号器は、それらのモードのサブセットを復号するように(可能であれば当該サブセットからの情報を使用するように)構成されてもよい。
<代替例3>
他の代替例によれば、SPSの構文要素は、シーケンス内の各画像が同一数のWPPサブストリームを使用することを示す。好適には、WPPサブストリームの数は、SPSにおいて示され、(PPSのスライスヘッダ又はその他の場所の値と)重なることはない。代替的には、(例えばPPSの)WPPサブストリームの数の全ての指標は、同じ値で示されなければならないという制限がある。
<代替例4>
1つの代替例において、代替例1及び2からのタイル構成上の制限が代替例3からのWPPサブストリーム上の制限と合成され、好適には、並列ツール(タイル又はwavefront)における構成がシーケンスを通して持続することを示す単一の構文要素に合成される。
<代替例5>
本代替例において、符号器は、さらに、例えば出力部を用いることによって、新たなスライスを開始しない全てのタイルがスライスヘッダにおける入力位置のオフセットで示されるかどうかを信号伝達するように構成される。
そのような信号伝達がSPS、VUI、PPS、SEI、又は任意の他の適切なデータ構造(例えば、SPS及びPPSの少なくとも一方に提示されるタイル情報構造)のフラグによって実現されうる。フラグが提示される場合、データ構造がアクティブである全てのスライスに対して有効となるべきである。例えば、SPSにおいてフラグが提示される場合におけるシーケンス中の全ての画像の全てのスライス、又は、PPSにおいてフラグが提示される場合におけるPPSを参照する全ての画像の全てのスライスなどがある。
したがって、復号器は、さらに、復号化を実行する並列の復号化スレッドの数を決定するように構成されてもよい。復号器では、入力位置の数(複数のスライスの開始位置を含む)が画像におけるタイルの数と等しいことが保証される。
フラグが設定されている場合、符号器は、フラグが有効であるデータ構造の全てのスライスにおいて(例えば、SPSにおいてフラグが提示される場合におけるシーケンス中の全ての画像の全てのスライス、又は、PPSにおいてフラグが提示される場合におけるPPSを参照する全ての画像の全てのスライスなど)、新たなスライスが開始しない各タイルに対する入力位置オフセットを含まなければならない。フラグが設定されていなければ、符号器は、新たなスライスが開始しない各タイルに対する入力位置のオフセットを含んでもよいし、含まなくてもよい。代替的には、フラグが設定されていなければ、入力位置のオフセットがなく、符号器は、フラグの範囲内にあるタイルに対する入力位置のオフセットを含まない。
本代替例の一例において、復号器は利用可能な処理コアの数で動作負荷を分散し、各コアはタイルとほぼ同等の数が割り当てられる。代替的には、復号器は各タイルに対して新たなスレッドを開始する。
フラグは、例えば、entry_point_offsets_for_all_tiles_flagで指定されてもよい。
<代替例6>
本代替例において、符号器は、さらに、例えば出力を用いて、新たなスライスを開始しない全てのタイルがビットストリームの入力位置のマーカーによって示されるがどうかを信号伝達するように構成される。入力位置のマーカーは、各スライスの最初のタイルを除く各タイルの前に存在するビットストリームにある。
入力位置のマーカーが各スライスの最初のタイルを除く各タイルごとに存在することの信号伝達は、SPS、VUI、PPS、SEI又は任意の他の適切なデータ構造(例えば、SPS及びPPSの少なくとも一方で提示されうるタイル情報構造)のフラグによって実現されうる。
フラグが存在する場合、当該フラグは、データ構造がアクティブである全てのスライスに対して有効であってもよい(例えば、SPSにおいてフラグが提示される場合にシーケンスの全ての画像)。
したがって、復号器は、さらに、復号化を実行する並列の復号化スレッドの数を決定するように構成される。復号器では、入力位置の数(複数のスライスの開始位置を含む)が画像におけるタイルの数と等しいことが保証される。
フラグが設定されている場合、符号器は、フラグが有効であるデータ構造の全てのスライスにおいて(例えば、SPSにおいてフラグが提示される場合におけるシーケンス中の全ての画像の全てのスライス、又は、PPSにおいてフラグが提示される場合におけるPPSを参照する全ての画像の全てのスライスなど)、スライスの最初のタイルを除いて、各タイルに対する入力位置のマーカーを含まなければならない。フラグが設定されていなければ、符号器は、新たなスライスが開始しない各タイルに対する入力位置のマーカーを含んでもよいし、含まなくてもよい。代替的には、フラグが設定されていない場合、入力位置のマーカーがなく、符号器は、フラグの範囲内にあるタイルに対する入力位置のマーカーを含まない。
本代替例の一例において、復号器は利用可能な処理コアの数で動作負荷を分散し、各コアはタイルとほぼ同等の数が割り当てられる。代替的には、復号器は各タイルに対して新たなスレッドを開始する。
フラグは、例えば、entry_point_markers_for_all_tiles_flagで指定されてもよい。
<代替例7>
その他の代替例において、上述のフラグは、例えばentry_points_for_all_tiles_flagで示される単一のフラグに合成される。当該フラグに関して、符号器は、新たなスライスを開始しない全てのタイルがビットストリームの入力位置のマーカー、又は、スライスヘッダの入力位置のオフセットによって示されるかどうかを信号伝達するように構成される。代替的には、当該フラグは、全てのタイルの開始位置が示されることを示し、当該指標は、入力位置のマーカー、入力位置のオフセット、又は入力位置のマーカーと入力位置のオフセットとの両方の何れかで行われる。
そのような信号伝達がSPS、VUI、PPS、SEI、又は任意の他の適切なデータ構造(例えば、SPS及びPPSの少なくとも一方に提示されるタイル情報構造)のフラグによって実現されうる。
フラグが存在する場合、当該フラグは、データ構造がアクティブである全てのスライスに対して有効であってもよい(例えば、SPSにおいてフラグが提示される場合にシーケンスの全ての画像)。
したがって、復号器は、さらに、復号化を実行する並列の復号化スレッドの数を決定するように構成される。復号器では、入力位置の数(複数のスライスの開始位置を含む)が画像におけるタイルの数と等しいことが保証される。
フラグが設定されている場合、符号器は、フラグが有効であるデータ構造の全てのスライスにおいて(例えば、SPSにおいてフラグが提示される場合におけるシーケンス中の全ての画像の全てのスライス、又は、PPSにおいてフラグが提示される場合におけるPPSを参照する全ての画像の全てのスライスなど)、スライスの最初のタイルを除いて、各タイルに対する入力位置のマーカー又はオフセットを含まなければならない。フラグが設定されていなければ、符号器は、新たなスライスが開始しない各タイルに対する入力位置のマーカー又はオフセットを含んでもよいし、含まなくてもよい。代替的には、フラグが設定されていない場合、入力位置のマーカー及びオフセットのいずれもがなく、符号器は、フラグの範囲内にあるタイルに対する入力位置のマーカー及びオフセットのいずれをも含まない。
本代替例の一例において、復号器は利用可能な処理コアの数で動作負荷を分散し、各コアはタイルとほぼ同等の数が割り当てられる。代替的には、復号器は各タイルに対して新たなスレッドを開始する。
<代替例8>
さらなる代替例として、代替例7のフラグを、追加フラグentry_point_type_flagとともに使用してもよい。
entry_points_for_all_tiles_flagは、新たなスライスを開始しない全てのタイルがビットストリームの入力位置のマーカー、又は、スライスヘッダの入力位置のオフセットによって示されることを信号伝達し、第2のフラグ(entry_point_type_flag)は、入力位置がオフセット又はマーカーとして信号伝達されるかどうかを示す。
復号器及び符号器のそれぞれは、代替例7で説明したように当該情報を使用することができる。
<代替例9>
さらに他の代替例によれば、タイルのIDを表す構文要素(tile_id_offset)が各入力位置のオフセットに対して送信され、これにより復号器はいずれのタイルが入力位置のオフセットに対応するかを知ることとなる。従って、符号器は、スライスヘッダに構文要素を挿入し、それを復号器へ送信するように構成される。
したがって、復号器は、複数のスレッド(コア)の復号化の動作負荷を分散するように構成される。各スレッドは、いずれのタイルが入力位置のオフセットに対応するかを知ることができるため、タイルの正確な復号化を実行することができるであろう。
本代替例において、復号器は、さらに以下の処理を実行する。
1.復号器は、スライスを受信し、PPSがアクティブで、SPSがアクティブであるかどうかを推定するために、スライスヘッダの構文要素を解析する。
2.復号器は、ビットストリームを解析し、スライスの中に入力位置のオフセットがどれくらい存在するかを調べる。各入力位置に対して以下の処理を実行する。
タイルIDの構文要素が解析され、入力位置に対してタイルIDを計算するために選択的に使用される。タイルIDは、画像におけるタイルの位置を判定するためにタイル情報とともに選択的に使用され、これにより、タイルが独立して復号化される。
3.スライスは、ステップ2で推定されたタイル構成を用いて復号化される。オプションで、復号器は、複数のコア(スレッド)上での復号化の動作負荷を分散するために、ステップ2で復号化されたタイルIDを使用する。
本代替例の一例において、信号伝達される値はタイルID−1であり、そのため(常に新たなスライスを開始する画像の最初のタイルとなる)タイルID0を信号伝達する必要性はない。したがって、構文要素(コードワード)は、tile_id_offset_minus1で指定される。当該構文要素は、固定長のコードワード又はUVLCによって符号化される。
<代替例10>
さらなる代替例として、代替例9のタイルIDが、構文要素tile_id_delta_offset_minus1を用いてリストの1つ前のタイルIDに関連する差異として符号化される。最初のオフセットは、スライスの最初のタイルIDに関連して信号伝達される。
復号器は、本代替例において、以下の処理を実行するように構成される。
1.復号器は、スライスを受信し、PPSがアクティブで、SPSがアクティブであるかどうかを推定するために、スライスヘッダの構文要素を解析する。
2.復号器は、ビットストリームを解析し、スライスの中に入力位置のオフセットがどれくらい存在するかを調べる。各入力位置に対して以下の処理を実行する。
タイルIDの構文要素が解析される。最初の差分構文要素と、スライスの最初のタイルIDとの値を加算することによって最初のタイルIDが決定される。他の全てのタイルIDは、差分構文要素と、1つ前のタイルのタイルIDとの値を加算することによって決定される。代替的に、最初のタイルIDは、最初の差分構文要素と、スライス+1における最初のタイルのタイルIDとの値を加算することによって決定される。他の全てのタイルIDは、差分構文要素と、1つ前のタイル+1のタイルIDとの値を加算することによって決定される。
タイルIDは、画像におけるタイルの位置を判定するためにタイル情報とともに選択的に使用され、これにより、タイルが独立して復号化される。
3.スライスは、ステップ2で推定されたタイル構成を用いて復号化される。オプションで、復号器は、複数のコア(スレッド)上での復号化の動作負荷を分散するために、ステップ2で復号化されたタイルIDを使用する。
<代替例11>
さらに他の代替例として、代替例9、10のタイルIDが代替例5のentry_point_offsets_for_all_tiles_flagで条件付けされる。全ての入力位置を信号伝達する場合、1つ前の入力位置のオフセット+1のタイルIDで正確に計算することができるため、タイルIDを信号伝達する必要性はない。
この場合、復号器は以下の処理を実行するように構成される。
1.復号器は、スライスを受信し、PPSがアクティブで、SPSがアクティブであるかどうかを推定するために、スライスヘッダの構文要素を解析する。
2.SPSが複数のタイルを使用することを示す場合(例えば、コードワードtiles_or_entropy_sync_idcによって信号伝達される)、以下の処理が実行される。
a.スライスヘッダのnum_entry_point_offsetsが0より大きい場合、0からnum_entry_point_offsets−1の範囲における各iに対して以下の処理が実行される。
i.SPSのentry_point_offsets_for_all_tiles_flagが0である場合、tile_id_offset_minus1構文要素が解析され、選択的に入力位置に対するタイルIDを計算するために使用される。
ii.SPSのentry_point_offsets_for_all_tiles_flagが0でない場合、選択的に、入力位置iに対するタイルIDが入力位置(i−1)+1のタイルIDで計算される(i=0のタイルIDがスライス+1において最初のタイルのタイルIDとして計算されることを除く)。
3.SPSが複数のタイルが使用されることを示さない場合はタイルは使用されない。
4.スライスは、ステップ2又は3で推定されたタイル構成を用いて復号化される。オプションで、復号器は、複数のコア(スレッド)上での復号化の動作負荷を分散するために、ステップi、iiで復号化されたタイルIDを使用する。
<代替例12>
さらに他の代替例として、タイルID構文要素(tile_id_marker_minus1)が、代替例6のentry_point_marker_for_all_tiles_flagで条件付けされた入力位置のマーカーに従うスライスデータに含まれる。全ての入力位置が信号伝達される場合、1つ前の入力位置のマーカー+1のタイルIDで正確に計算することができるため、タイルIDを信号伝達する必要性はない。
この場合、復号器は以下の処理を実行する。
1.復号器は、スライスを受信し、PPSがアクティブで、SPSがアクティブであるかどうかを推定するために、スライスヘッダの構文要素を解析する。
2.SPSが複数のタイルを使用することを示す場合(例えば、コードワードtiles_or_entropy_sync_idcによって信号伝達される)、以下の処理が実行される。
a.復号器は、入力位置のマーカー(開始コード、entry_point_marker_two_3bytes)の存在を見つけるために、NALデータを通じて読み取る。
b.SPSのentry_point_offsets_for_all_tiles_flagが0である場合、tile_id_marker_minus1構文要素が解析され、選択的に入力位置に対するタイルIDを計算するために使用される。
c.SPSのentry_point_offsets_for_all_tiles_flagが0でない場合、選択的に、スライスの入力位置のマーカーの数をカウントするためにカウンターが使用され、各入力位置におけるタイルIDが、スライスにおける最初のタイルのタイルIDに(スキャン中の)入力位置に到達した後のカウンターの値を加算することにより計算される。
3.SPSが複数のタイルが使用されることを示さない場合はタイルは使用されない。
4.スライスは、ステップ2又は3で推定されたタイル構成を用いて復号化される。オプションで、復号器は、複数のコア(スレッド)上での復号化の動作負荷を分散するために、ステップb、cで復号化されたタイルIDを使用する。
<代替例13>
さらに他の代替例において、代替例9、10のタイルIDが代替例7のentry_points_for_all_tiles_flagで条件付けされる。全ての入力位置を信号伝達する場合、1つ前の入力位置のオフセット+1のタイルIDで正確に計算することができるため、タイルIDを信号伝達する必要性はない。
この場合、復号器は以下の処理を実行するように構成される。
1.復号器は、スライスを受信し、PPSがアクティブで、SPSがアクティブであるかどうかを推定するために、スライスヘッダの構文要素を解析する。
2.SPSが複数のタイルを使用することを示す場合(例えば、コードワードtiles_or_entropy_sync_idcによって信号伝達される)、以下の処理が実行される。
a.スライスヘッダのnum_entry_point_offsetsが0より大きい場合、0からnum_entry_point_offsets−1の範囲における各iに対して以下の処理が実行される。
i.SPSのentry_point_for_all_tiles_flagが0である場合、tile_id_offset_minus1構文要素が解析され、選択的に入力位置に対するタイルIDを計算するために使用される。
ii.SPSのentry_point_for_all_tiles_flagが0でない場合、選択的に、入力位置iに対するタイルIDが入力位置(i−1)+1のタイルIDで計算される(i=0のタイルIDがスライス+1において最初のタイルのタイルIDとして計算されることを除く)。
3.SPSが複数のタイルが使用されることを示さない場合はタイルは使用されない。
4.スライスは、ステップ2又は3で推定されたタイル構成を用いて復号化される。オプションで、復号器は、複数のコア(スレッド)上での復号化の動作負荷を分散するために、ステップi、iiで復号化されたタイルIDを使用する。
上記実施形態は、複数のタイルについて言及したが、本発明の実施形態の範囲内で、複数のタイルをwavefrontsに置き換え、タイルIDをサブストリームIDに置き換えることができる。
さらに、tiles_fixed_structure_flagは、タイル構造がシーケンスを通して持続することを復号器へ示すために本明細書で使用した。しかしながら、当該フラグは、タイル構造が持続されることをどのように信号伝達するかの一例に過ぎない。したがって、tiles_fixed_structured_flagの値と、ビットストリーム内の位置については例示として挙げたものである。一実施形態ではあるものの、他の各実施形態がタイル構造が持続することを信号伝達する任意の手段に適合することが当業者には明らかであろう。

Claims (29)

  1. 符号器で実行される複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを符号化するための方法であって、
    シーケンスに含まれる全ての画像が、タイル構造を用いて複数のタイルにおいて同じ方法で分割されるかどうかを決定する工程(302)と、
    前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用される場合(303)、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を送信する工程(304)と
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報は、フラグによって送信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報は、構文要素tiles_fixed_structure_flagで送信されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記構文要素は、シーケンスパラメータセットSPSで送信されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記符号器は、高効率ビデオコーディングHEVC符号器であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法。
  6. 要素で実行される複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを構文解析するための方法であって、
    前記ビデオストリームのシーケンス中において同じタイル構造が使用されるかどうかを示す情報を受信する工程(321)と、
    前記タイル構造の情報を受信する工程(322)と、
    前記ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に前記受信した情報を使用する工程(323)と
    を含むことを特徴とする方法。
  7. 前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報は、フラグによって受信されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報は、構文要素tiles_fixed_structure_flagで受信されることを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記構文要素は、シーケンスパラメータセットSPSで受信されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記要素は、ネットワーク要素又は高効率ビデオコーディングHEVC復号器であることを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の方法。
  11. 複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを符号化する符号器(600)であって、
    シーケンスに含まれる全ての画像が、タイル構造を用いて複数のタイルにおいて同じ方法で分割されるかどうかを決定する決定部(617)と、
    現在の画像が分割される前記タイル構造の情報を送信し、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用される場合、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を送信する出力部(620)と
    を備えることを特徴とする符号器。
  12. 前記符号器の前記出力部(620)は、構文要素tiles_fixed_structure_flagで前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を送信するように構成されることを特徴とする請求項11に記載の符号器。
  13. 前記符号器の前記出力部(620)は、シーケンスパラメータセットSPSで前記構文要素を送信するように構成されることを特徴とする請求項12に記載の符号器。
  14. 前記出力部(620)は、さらに、セッションのセットアップ中に、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を送信するように構成されることを特徴とする請求項11乃至13の何れか1項に記載の符号器。
  15. 前記出力部(620)は、さらに、それぞれのタイルの最初のバイトを示す入力位置であって、互いに関連する入力位置を信号伝達するように構成されることを特徴とする請求項11乃至14の何れか1項に記載の符号器。
  16. 前記符号器は、高効率ビデオコーディングHEVC符号器であることを特徴とする請求項11乃至15の何れか1項に記載の符号器。
  17. 複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを構文解析するための要素(650)であって、
    現在の画像が分割されるタイル構造の情報を受信し、前記ビデオストリームのシーケンス中において同じタイル構造が使用されるかどうかを示す情報を受信する入力部(630)と、
    前記ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に前記受信した情報を使用して解析する解析部(640)と
    を備えることを特徴とする要素。
  18. 前記要素(650)の前記入力部(630)は、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を、構文要素tiles_fixed_structure_flagで受信するように構成されることを特徴とする請求項17に記載の要素。
  19. 前記要素(650)の前記入力部(630)は、シーケンスパラメータセットSPSで構文要素を受信するように構成されることを特徴とする請求項17又は18に記載の要素。
  20. 前記入力部(630)は、さらに、セッションのセットアップ中に、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を受信するように構成されることを特徴とする請求項17乃至19の何れか1項に記載の要素。
  21. 前記入力部(630)は、さらに、それぞれのタイルの最初のバイトを示す入力位置であって、互いに関連する入力位置を受信するように構成されることを特徴とする請求項17乃至20の何れか1項に記載の要素。
  22. 前記要素は、ネットワーク要素又は高効率ビデオコーディングHEVC復号器であることを特徴とする請求項17乃至21の何れか1項に記載の要素。
  23. 複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを符号化する符号器(600)を備える送信機(401)であって、
    シーケンスに含まれる全ての画像が、タイル構造を用いて複数のタイルにおいて同じ方法で分割されるかどうかを決定する決定部(617)と、
    現在の画像が分割される前記タイル構造の情報を送信し、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用される場合(303)、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を送信する出力部(620)と
    を備えることを特徴とする送信機。
  24. 複数の画像のビデオストリームにおける画像のシーケンスを構文解析するための要素(650)を備える受信機(402)であって、
    現在の画像が分割されるタイル構造の情報を受信し、前記ビデオストリームのシーケンス中において同じタイル構造が使用されるかどうかを示す情報を受信する入力部(630)と、
    前記ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に前記受信した情報を使用して解析する解析部(640)と
    を備えることを特徴とする受信機。
  25. 請求項23に記載の送信機(401)と、請求項24に記載の受信機(402)との少なくとも1つを備えるデバイス(403)。
  26. プロセッサ(615)で実行され、コンピュータで読取可能なコード部を有するコンピュータプログラム(670)であって、
    前記プロセッサ(615)に、
    シーケンスに含まれる全ての画像が、タイル構造を用いて複数のタイルにおいて同じ方法で分割されるかどうかを決定する工程と、
    ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用される場合、前記ビデオストリームの前記シーケンス中において同じ前記タイル構造が使用されることを示す情報を送信する工程と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  27. 請求項26に記載のコンピュータプログラム(670)を記憶した記憶媒体(675)。
  28. プロセッサ(660)で実行され、コンピュータで読取可能なコード部を有するコンピュータプログラム(680)であって、
    前記プロセッサ(660)に、
    ビデオストリームのシーケンス中において同じタイル構造が使用されるかどうかを示す情報を受信する工程と、
    前記タイル構造の情報を受信する工程と、
    前記ビデオストリームのシーケンスの復号化を決定する際に前記受信した情報を使用する工程と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  29. 請求項28に記載のコンピュータプログラム(680)を記憶した記憶媒体(685)。
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