JP2015503263A - 無線通信環境における複数のタイミングアドバンスとのアップリンク同期 - Google Patents

無線通信環境における複数のタイミングアドバンスとのアップリンク同期 Download PDF

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Abstract

無線通信環境における複数のタイミングアドバンスとのアップリンク送信の同期のための技術が開示されている。追加のタイミングアドバンスの追加のリソースアロケーションメッセージが、ユーザー機器固有探索空間にアドレス指定される。追加のタイミングアドバンスにアクセスするのに用いられるリソースアロケーションメッセージを見つけるのに必要とされるブラインド復号化の数を、リソースアロケーションメッセージをパディングすることによって削減することができる。リソースアロケーションメッセージを見つけるのに用いられるブラインド復号化の数は、許容可能な制御チャネル候補に関連付けられた単数又は複数の制御チャネル要素アグリゲーションレベルの観点からリソースアロケーションを組み込むことができる制御チャネル候補を制限することによっても削減することができる。【選択図】図1a

Description

セルラー無線通信環境において、無線通信デバイス/ユーザー機器(UE)から進化型ノードB(eNodeB)等の基地局へのアップリンク送信の成功には、UEとeNodeBとの同期が必要とされる。アップリンク送信の同期は、通常、UEとeNodeBとの間の伝播距離についての情報を用いる。この情報は、同期情報に含めることができる。そのような同期情報を用いることによって、UEは、アップリンクチャネルを同期させて、eNodeBへの送信を成功させることができる。
eNodeBは、UEからeNodeBに送信されたプリアンブル等の情報を解析することによってこの同期情報に必要な伝播距離を求めることができる。NodeBは、次に、eNodeBからUEへの送信用のダウンリンクチャネル上で、タイム進み(TA)等の同期情報をUEに提供することができる。ここで、UEは、eNodeBのダウンリンク送信における同期信号によってeNodeBのダウンリンク送信に自身を事前に同期させておくことができる。
eNodeBは、ダウンリンク送信内にアロケートされた物理リソース(時間及び周波数の観点から定義される)で同期情報をUEに送信すると、UEは、この同期情報を突き止める必要がある。しかしながら、同期情報が見つかると、UEに提供された同期情報は、UEに情報を送信する特定のeNodeBにしか有効でない。さらに、同期プロセス全体を高速化するとともに電力及び他のリソースを節約するためには、この同期情報を見つけることを高速化する方法を見出すことが重要である。同期情報が単一のeNodeBにのみ必要とされるとき、対応する同期情報を見つけるのに必要とされる時間は、同期情報を搬送することができる物理リソースに対してアプリオリの制限を設け、それによって、探索する必要がある物理リソースを削減することによって改善することができる。
しかしながら、同期情報を見つけるこの手法は、無線ネットワークにかけられる増加の一途をたどる負荷をサポートするために開発された技術によって複雑になっている。そのような2つの技術は、キャリアアグリゲーション及び異種ネットワークを含む。キャリアアグリゲーションは、複数のコンポーネントキャリア(CC)、又は利用可能な帯域幅のスワスを組み合わせて、全体的な帯域幅を増加させると同時に、UEに関連付けられた様々なCC上の複数のアップリンクチャネル及びダウンリンクチャネルを可能にする。異種ネットワークでは、単一のUEが、重なり合ったカバレッジエリアを有することができる複数のNodeBからの送信を受信することできるとともに、それらの複数のNodeBに送信することができる。
そのような環境では、様々なCC上でのアップリンク送信の伝播距離は、所与のCCがどのeNodeB又は送信ポイントに関連付けられているのかに応じて変動する可能性がある。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)仕様のリリース10等のこれまでの無線標準規格は、UEのCCのアグリゲーションを、実質的に同一の同期情報を共有するCCに制限することによってこの問題に対処してきた。しかしながら、増加する負荷をハンドリングするには、複数のeNodeB/送信ポイントに関連付けられたCCを単一のUEについて集約することを可能にする必要になり、その結果、UEは、異なる複数のeNodeB/送信ポイントの異なる同期情報ユニットを見つけることが必要になる。
しかしながら、単一の同期情報ユニットについて物理リソースに課せられる同じ制限は、今後提供することが必要となる複数の同期情報ユニットに対応することとなると大きな問題となる可能性がある。したがって、これらの追加の同期情報ユニットに対応するための新たな手法が必要である。そのような手法は、追加の同期情報ユニットを高速に、かつ電力及び他のリソースの観点から効率的に見つけることを可能にする必要がある。
本発明の特徴及び利点は、本発明の特徴を例としてともに示す、添付図面とともに取り入れられた以下の詳細な説明から明らかになる。
一例による複数の連続したコンポーネントキャリアを示すブロック図である。 一例による複数の不連続のコンポーネントキャリアと、コンポーネントキャリアが異なる周波数帯域に存在する可能性とを示すブロック図である。 複数のコンポーネントキャリアをサポートするのに単一のタイミングアドバンス(TA)が必要とされ得る無線通信環境を示すブロック図である。 複数のコンポーネントキャリアをサポートするのに複数のTAが必要とされる無線通信環境を示すブロック図である。 ランダムアクセス制御チャネル(RACH)を用いてユーザー機器(UE)においてTAを取得することを示すフローチャートである。 一例による、リソースアロケーションメッセージをアドレス指定することができるUE探索空間(USS)を示すブロック図である。 物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)内の同期情報のリソースアロケーションについての情報を有する制御領域を示す、コンポーネントキャリアの単一のサブフレームの制御領域及びPDSCHのブロック図である。 第2のコンポーネントキャリアのPDSCH内の同期情報のリソースアロケーションについての情報を有する第1のコンポーネントキャリアの制御領域内のリソースアロケーションメッセージを示す、複数の異なるコンポーネントキャリアに対応する複数の異なるサブフレームのPDSCHの制御領域のブロック図である。 巡回冗長検査(CRC)を制御チャネル候補の別のメッセージフォーマットのものと位置合わせして、リソースアロケーションメッセージを見つけるために制御チャネル候補に対して実行されるブラインド復号化の潜在的な数を削減する、リソースアロケーションメッセージのパディングを示すブロック図である。 1つの例に沿った、それが役立つ状況でリソースアロケーションメッセージのパディングを制限するためのプロセスを示すフローチャートである。 制御チャネル要素(CCE)、アグリゲーションレベル、制御チャネル候補、及び制御チャネル候補のメッセージフォーマットの間の関係を示すブロック図である。 リソースアロケーションメッセージの探索空間と、リソースアロケーションメッセージを見つけるために実行する必要があるブラインド復号化の潜在的な数とを削減する、或る特定のアグリゲーションレベルを有する制御チャネル候補へのリソースアロケーションメッセージの制限を示すブロック図である。 一例によるアップリンク制御情報を検出するための、進化型ノードB(eNodeB)における一般化されたプロセスのフローチャートである。 一例によるアップリンク制御情報を検出するための、UEにおける一般化されたプロセスのフローチャートである。 一例によるアップリンク制御情報を検出するためのプロセスを実施するのに用いられるデバイスに存在するモジュールのブロック図である。 一例によるUEのブロック図である。
次に、図示された例示的な実施形態が参照され、それらの実施形態を説明するために具体的な文言が本明細書において用いられる。しかしながら、本発明の範囲の限定がそれによって意図されているものではないことが理解されるであろう。
本発明を開示及び説明する前に、本発明は、本明細書に開示される特定の構造、プロセスステップ、又は材料に限定されるものではなく、当業者によって認識されるようなそれらの均等物に拡張されることが理解されるべきである。本明細書において用いられる術語は、特定の実施形態を説明する目的でのみ用いられ、限定を意図するものでないことも理解されるべきである。
定義 「実質的に」と用語は、本明細書において用いられるとき、動作、特性、性質、状態、構造、アイテム、又は結果の完全な又はほぼ完全な範囲又は程度を指す。例えば、「実質的に」に密閉されている物体は、その物体が完全に密閉されているか又はほぼ完全に密閉されていることを意味する。絶対的な完全性からのずれの許容可能な正確な範囲は、幾つかの場合には、特定の状況に依存し得る。しかしながら、一般的に言えば、完全性に近いものは、絶対的な完全性及び全体的な完全性が得られる場合と同じ全体的な結果を有するためのものである。「実質的に」の使用は、動作、特性、性質、状態、構造、アイテム、又は結果が完全に欠如していること又はほぼ完全に欠如していることを指す否定的な暗示的意味において用いられるときにも等しく適用可能である。
例示の実施形態 技術の実施形態の最初の概略が以下に提供され、次に、具体的な技術の実施形態が後に更なる詳細により説明される。この最初の概要は、読み手が技術をより素早く理解することを助けることを意図しており、技術の重要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図するものでもなければ、特許請求された主題の範囲を限定することを意図するものでもない。次の定義は、以下に説明する概略及び実施形態を明瞭にするために提供される。
無線通信環境では、ユーザー機器(UE)等の無線デバイスを、基地局又は送信ポイントと通信するように構成することができる。基地局/送信ポイントは、進化型ノードB(eNodeB)とすることができるが、必ずしもそうである必要はない。UEは、以下で図1a及び図1bに示すような選択されたコンポーネントキャリア(CC)を介して基地局又はeNodeBとの通信を開始することができる。
3GPP LTE標準規格という術語が本明細書全体を通じて用いられるが、これは、限定を意図するものではない。eNodeBと通信するように構成されたUEは、他に断らない限り、基地局/送信ポイントと通信するように構成された一般的な無線周波数移動通信デバイスと同義とみなされる。同様のコメントは、本明細書に用いられるCC及び他の用語に関しても行うことができる。
図1aは、複数のCCを集約するキャリアアグリゲーションの一例を示している。CCは、当該CCがアクティブ化されているUEに対してデータを無線によって通信することができる周波数の範囲を規定する。コンポーネントキャリアを集約することによって、各コンポーネントキャリアの帯域幅を組み合わせて、利用可能な全体の総帯域幅を増加させることができる。利用可能な総帯域幅が増加するにつれて、より大きなデータ負荷に対応することができ、速度を維持又は増加させることができ、サービス品質(QoS)を維持又は改善することができる。しかしながら、キャリアアグリゲーションは、単一のUEに関連付けられた異なるCC上でのアップリンク送信が異なる可能性があるために、アップリンク送信の同期について重要な言外の意味も有する。
図1aに示す例では、3つのCCが、周波数帯域に沿って連続して位置している。各キャリアは、データを無線によって通信するのに用いられる。連続タイプのキャリアアグリゲーションシステムでは、CCは、互いにに隣接して位置しており、通常は単一の周波数帯域内に位置している。周波数帯域は、パス損失及びマルチパス特性等の同様の伝播性質を有する電磁スペクトルの電波スペクトル領域内の或る範囲の周波数で構成される。
しかしながら、多くの場合、無線周波数スペクトルの連続的な部分から追加のコンポーネントキャリアとして専用に利用可能な帯域幅の隣接したスワスを見つけることは可能でない。特に、無線通信システムに課される増加する要請を満たすためにますます多くのコンポーネントキャリアが必要とされているので、既存のスペクトルアロケーションポリシー及び無線電話通信に現在利用可能な比較的狭い周波数帯域は、無線周波数スペクトルの連続的な部分をアロケートして大きな帯域幅を達成することを困難にしている。したがって、キャリアコンポーネントは、周波数スペクトルの不連続の部分から集約される可能性がある。
図1bは、不連続のCCのキャリアアグリゲーションの一例を示している。これらの不連続のCCは、周波数の範囲に沿って分離されている場合がある。CCは、異なる周波数帯域に位置している場合さえある。例えば、これに限定されることはないが、図1bに示すように、CC1は、帯域x内に存在する場合がある一方、CC2及びCC3は、帯域yに存在する場合がある。これらのCCは異なる帯域に存在するので、これらのCCの伝播特性は広く異なる場合があり、その結果、マルチパス特性及びパス損失値が異なる。マルチパス特性が異なる結果、異なるCCのアップリンク送信に考慮すべき事項が異なる場合さえある。
UEがeNodeBとの通信を最初に開始するCCは、第1のCCとして指定することができる。1つ又は複数のCCは、そのようなCCがアップリンク通信の送信及びダウンリンク通信の受信の双方を行うことができるので、UEにおいてサービングセルとして見ることができる。(ただし、1つ又は複数のCCは、アップリンク通信用又はダウンリンク通信用のいずれかにのみ構成することもできる。)eNodeBとUEとの間の制御チャネル/信号による一定の通信用に構成されたコンポーネントキャリアに関連付けられたサービングセルは、プライマリサービングセル(PCell)と呼ぶこともできる。
PCellは、通常、UE用にセットアップされた第1のコンポーネントキャリアを含む。しかしながら、任意のコンポーネントキャリアをPCellとして指定することができる。所望の帯域幅、QoS、又は他の所望の特徴を提供するために追加のCCがUEにおいて必要とされている場合、追加のCCは、eNodeBが無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してUEに割り当てることができる。UEでは、追加のCCを構成して、セカンダリサービングセル(SCell)に関連付けることができる。1つの実施形態では、SCellは、現在の3GPP LTE Rel−8/9/10仕様に基づいて、UEへの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)送信を有しないことができる。PUCCHは、PCell上で送信することができる。しかしながら、SCellは、PCellが低電力である又は重大なインターフェアを有するとき等の選択された環境においてPUCCHを搬送するように構成することができる。
追加のCCは、PCellの最初に選択されたCCに対して電磁スペクトルの連続した部分及び/又は不連続の部分からのものとすることができ、同じ及び/又は異なる周波数帯域に存在することができる。それらのCCは、異なる送信ポイント又はeNodeBに関連付けることもできる。UEと種々のeNodeBとの間の伝播距離が種々なものとなる結果、伝播距離が異なる可能性があり、異なるeNodeBについては異なる同期情報ユニットの通信が必要となる。ここで、同期情報ユニットは、eNodeBへのCCによるアップリンク送信を同期させるのに必要な情報を提供する。1つ又は複数の追加の同期情報ユニットは、中心周波数が無線スペクトルの異なる部分にあるCC、特に、中心周波数が異なる周波数帯域にあるCCにも必要とされる場合がある。
図2aは、単一の同期情報ユニットで十分とすることができるか又は十分とすることができない、複数のCCのアグリゲーションをサポートする無線通信環境の概略図を提供している。図2aでは、UE202aは、eNodeB204aによってカバーされる地理的領域206a内においてこのeNodeBと通信する。eNodeBは、3つのCC(CC1、CC2、CC3)のうちの1つによってeNodeBと通信するように構成されている。これらのCCは、アップリンク送信用及びダウンリンク送信用の双方に構成されている。ただし、CCは、アップリンク送信用及びダウンリンク送信用の双方に常に構成されている必要はなく、また、これよりも少ないCC又はこれよりも多くのCCを用いることができる。様々なCCは、CC1、CC2、及びCC3についてそれぞれ異なる中心周波数、すなわち、f1、f2、及びf3を有する。
理解することができるように、UE202aからNodeB204aまでの伝播距離は、CC1、CC2、及びCC3について実質的に同様である。したがって、一般に、単一の同期情報ユニットを用いて、CC1、CC2、及びCC3上のアップリンク送信を同期させることができる。しかしながら、1つ又は複数のCCの中心周波数(f1、f2、及びf3)が1つ又は複数の他の中心周波数と十分に異なる実施形態では、その結果として、信号間で伝播が相違する可能性がある。電磁スペクトルにおける異なる周波数は、環境と固有の方法で相互作用する可能性がある。例えば、周波数が異なると、酸素等の大気ガスによる吸収がより高くなるか又はより低くなる可能性がある。高い周波数の電磁電波のエネルギーほど、大気によって吸収され易くなる傾向がある。加えて、異なる周波数は、建物、道路、地面、車両、及び他のインフラストラクチャ等の固体表面と異なる方法で相互作用する可能性がある。大幅に異なるマルチパス遅延を生み出す無線スペクトルに関して、或る特定の実施形態によって包含されるように、1つ又は複数の追加の同期情報ユニットが必要な場合がある。
図2bは、逆に、様々なCC上でのアップリンク送信を同期させるのに複数の同期情報ユニットを必要とする、複数のeNodeBからの複数のCCのアグリゲーションをサポートする無線通信環境の概略図を提供している。図2aと同様に、図2bは、eNodeB204bと通信するUE202bを示しており、マクロノードとすることができ、UE202bはこの第1のeNodeBによってカバーされる地理的領域206b内にある。幾つかの実施形態では、第1のeNodeBは、マクロノードよりも小さな地理的カバレッジを有する低電力ノード(LPN)とすることができる。第1のノードに加えて、図2bは、それ自体の送信領域210を有する追加のeNodeB208も示している。
第1のeNodeB204b及び追加のeNodeB208は、合わせて異種ネットワークを作製することができる。異種ネットワークは、利用可能な周波数をより効率的に利用し、エリアに割り当てられる追加のリソース/eNodeBを用いることによってより一様なカバレッジを提供する。図2bは、限定ではなく例示の目的で2つのeNodeBしか示していないが、当業者が理解することができるように、多くの実施形態は、あらゆる種類の異なる追加のリソース/eNodeBを有する異種ネットワークに沿ったものである。この点が関連することは、無線ネットワークに課される要請が増加する結果、増加の一途をたどる数の追加のリソース/eNodeBがレガシーリソースに対する要請の負担を軽減するか又はそのような要請を少なくするのに用いられていることより、理解することができる。
図2bにおける追加のeNodeB208は、LPNとすることもできるし、幾つかの実施形態では、マクロノードとすることもできる。追加のeNodeB208がLPNである実施形態では、可能性のあるLPNの例には、リモート無線ヘッド(RRH)、中継器、並びにマイクロセル、ピコセル、フェムトセル、及びホームセル等の小さなセルが含まれるが、これらに限定されるものではない。図2aにおける3つの全てのCC(CC1、CC2、及びCC3)は、単一のeNodeB204aへのアップリンク送信用に構成されているのに対して、図2bでは、2つのCC(それぞれ中心周波数f1及びf2を有するCC1及びCC2)のみが、第1のeNodeB204bへのアップリンク送信用に構成されている。2つの追加のCC(それぞれ中心周波数f3及びf4を有するCC3及びCC4)は、追加のeNodeB208へのアップリンク送信用に構成されている。
理解することができるように、UE202bから第1のeNodeB204bまでのCC1及びCC2についての伝播距離は、実質的に同様であるが、UE202bから追加のeNodeB208までのCC3及びCC4についての実質的に同様の伝播距離とは大きく異なる。したがって、CC3及びCC4については、CC1及びCC2について通信される同期情報ユニットとは異なる同期情報ユニットをUEへ通信することが必要となり得る。既に述べたように、異なる数のCC及びCC送信構成は、様々な例に沿ったものであり、幾つかのCCは、同じeNodeBを共有することができる場合であっても、(周波数が異なることに起因して)マルチパスが異なるという理由から、それら自体の同期情報ユニットを必要とすることができる。
これらの例では、追加の同期情報ユニットが用いられる場合があるが、異種ネットワークの使用の結果、効率を高めることができるとともにカバレッジの一様性を改善することができる。これらの追加の同期ユニットを加えることは、追加の送信ゾーン210の使用を可能にするのに重要となる可能性がある。あいにく、現在の3GPP LTE リリース10仕様は、タイミングアドバンス(TA)(本明細書全体を通じて、「TA」という用語は、「同期情報ユニット」という用語に包含される)と呼ばれる1つの同期情報ユニットしか認めていない。単一のTAは、図2aと同様に、複数のCCがタイミングアドバンスグループ(TAG)を作成するのに用いることができる。しかしながら、図2bと同様の例において必要とされるように、複数のTAに対応することがまだ行われずに残っている。
TAは、伝播遅延を考慮することによってアップリンク送信を同期させるのに用いることができる。伝播遅延は、TAに従ってUE202a/bにおいて送信タイミングを調整することによって考慮することができる。一方、TAは、eNodeB204a/b、208によって最初に生成され、UEに送信され、UEにおいて発見される。
図3は、TAを生成し、ランダムアクセス制御チャネル(RACH)を通じてUE302に送信し、UEが発見することができる方法の1つの例のフローチャートを提供している。3GPP LTE仕様リリース8、9、及び10は、ランダムアクセスプリアンブルがRACHメッセージ1の一部分としてUEからeNodeB304に送信される(306)ことを指定する。ランダムアクセスプリアンブルは、アップリンクにおける媒体アクセス制御(MAC)レイヤにおいて割り当てることができ、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)等のランダムアクセスチャネル(RACH)上で通信することができる。
eNodeB304は、RACHメッセージ1を受信し、プリアンブル308をタイミング基準信号と相関させる整合フィルターを用いてプリアンブルを解析することができ、ここで、相関は、UE302における送信タイミングをどの程度(前方又は後方に)調整する必要があるのかを示す。eNodeBは、次に、eNodeBによって生成される(310)RACHメッセージ2、すなわちランダムアクセス応答(RAR)の一部分としてCCの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)でUEに送信されるTAにこの情報を含めることができる。ただし、RARがPDSCHで送信される前に、リソースアロケーションメッセージが、CCの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で送信される(312)。
このリソースアロケーションメッセージは、フォーマットタイプ1C、又は或る他のタイプのフォーマット若しくはメッセージのダウンリンク制御情報(DCI)メッセージとすることができるが、これらに限定されるものではない。DCIメッセージは、RACHメッセージ2を搬送するのに用いることができるより大きなPDSCHにおいてアロケートされたリソース(複数の場合もある)についてのリソースアロケーション情報を提供することができる。このリソースアロケーション情報は、送信されると(316)、UEがPDSCHにおいてRACHメッセージ2を突き止めることを可能にするのに用いることができる。UE302は、リソースアロケーションメッセージを見つける(314)ことができ、その結果、RACHメッセージ2がUEに送信される(316)と、この送信が、UEがリソースアロケーションメッセージを見つける前又は見つけた後に行われたことを問わず、UEは、自身のTAを用いてRACHメッセージ2にアクセスする(318)ことができる。
現在、3GPP LTEリリース10仕様では、RACHは、PCellにおいてのみサポートされ、TAは、PCellとの同期に基づいている。RACH手順は、SCellについては認められていない。図2bに関して説明した異種ネットワーク等の異種ネットワークに対応するには、追加のTA値が必要とされる場合がある。CC3及びCC4をともに、同様の地理的領域内のeNodeBからのSCellとしてアップリンク送信及びダウンリンク送信用に構成することができるこの例では、これらの2つのSCellは、CC1及びCC2のTAとは異なる共通のTAを用いることができる場合がある。CC1及びCC2も、それらのeNodeBの地理的領域が同様であることに起因して、共通のTA値を用いることができる。この例では、CC1及び/又はCC2は、PCellとして構成することができる。SCell RACHは、全ての例ではなく幾つかの例では、RACHメッセージ2のリソースアロケーションメッセージのPDCCHをRACHメッセージ1とは異なるCC上で送信することができるクロスキャリアスケジューリングをサポートするように構成することができる。
PDCCHは、制御情報をセル内の複数のUEに提供することができる。個々のUEは、その個々のUEを対象とした制御情報をPDCCHにおいて探索し、復号化することができる。したがって、PDCCHは、探索空間と呼ぶことができる。追加のTA値がSCell用に構成されると、追加のDCIをSCellのPDSCHにおいてメッセージ2のロケーションを識別するために、PDCCH探索空間に組み込むことができる。UEは、PDCCH探索空間においてリソースアロケーションメッセージを含むDCIを最初に探すことによってこれらの追加のTAを突き止めることができる。
図4は、PDCCH探索空間402、その様々な要素及び構成要素、並びに直交周波数分割多重(OFDM)変調方式を用いた様々な物理リソースとのそれらの要素及び構成要素の関係を示すブロック図である。PDCCH探索空間は、特定のCCに関係し、1つ又は複数の連続する制御チャネル要素(CCE)404を用いて形成することができる。リソースアロケーションメッセージを含む幾つかのDCIメッセージ(図示せず)が、eNodeBにおいて、PDCCH探索空間におけるCCE内に組み込まれた制御チャネル候補(図示せず)と呼ぶことができるものに割り当てられる。UEは、その後、PDCCH探索空間においてDCIメッセージの制御チャネル候補を探索する。
PDCCH探索空間402において用いられる各CCEは、9つのリソース要素グループ(REG)406を含むことができる。各REGは、4つのリソース要素(RE)408を含むことができる。REは、そのようなOFDM方式における最小の物理リソースユニットであり、単一の変調されたシンボルを搬送する。このシンボルは、変調符号化方式がBPSKを用いるのか、QPSKを用いるのか、16QAMを用いるのか、64QAMを用いるのか等に応じて、情報に相当する様々な数のビットを搬送することができる。
これらのREは、リソースブロック(RB)410a〜410xで送信される。84個ほどの数のリソース要素REを単一のRBにマッピングすることができる。RB内の様々なREは、時間及び周波数に関して規定されたOFDMグリッドにマッピングすることができる。周波数に関して、RB410iは、12個のサブキャリア412を含むことができ、各サブキャリアは、他の全てのサブキャリアに対して実質的に直交するように構成され、各サブキャリアは、周波数が15KHzの範囲に及ぶことができる。各サブキャリアは、任意の所与の時間期間において異なるRE/シンボルを搬送することができる。
時間に関して、RB410iは、0.5ミリ秒の継続時間を有する単一のスロット414を含む。各スロットは、短い又は通常のサイクリックプレフィックスが用いられる場合には、7つのOFDMシンボル416を保持することができ、拡張されたサイクリックプレフィックスが用いられる場合には、6つのOFDMシンボルを保持することができる。RBは、時間に関してPDCCH418及びPDSCH420に更に分割される。RBのRE/OFDMシンボルの最初の第1列〜第3列は、PDCCH(図4における3つの列)に属することができる。残りの列は、PDSCHにアロケートされる。PDCCH探索空間402は、PDCCH内に位置している。
多くのRB410a〜410xは、無線スペクトルにおける周波数に関して連続して又は不連続に互いに隣接して配備することができる。例えば、1.4MHzのCCは、合計72個のサブキャリア用に6つのRBを含むことができる。別の例として、20MHzのCCは、合計1200個のサブキャリア用に100個のRBを含むことができる。上述したように、時間に関して、RBは、単一の0.5ミリ秒のスロット414を含む。2つのスロットの対は、1ミリ秒のサブフレームを構成することができる。10ミリ秒のフレームは、10個のサブフレーム422を含むことができる。ダウンリンク送信及びアップリンク送信は、時間に関して送信される一連のフレーム424を含むことができる。
PDCCH探索空間402に戻ると、PDCCH探索空間は、共通探索空間(CSS)426及びUE固有探索空間(USS)428の双方を含む。CSSは、セル内のUEのグループのスケジューリング情報、同期情報、及び他の制御情報を提供することができる。USSは、特定のUEのスケジューリング情報、同期情報、及び他の制御情報を提供することができる。1つの実施形態では、CSSは、最初の16個のCCE(CCE0〜CCE15)からなることができ、残りのCCEは、USSにアロケートすることができる。
PDCCHにおいてリソースアロケーションメッセージ等のDCIメッセージを探索するように、UEは、eNodeBによってUEに割り当てられた無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を用いて、ブラインド復号化と呼ばれるプロセスにおいて候補の復号化を試みることができる。RNTIは、eNodeBがUEのRNTIを巡回冗長検査(CRC)において用いることによって当初マスクされていたPDCCH候補のCRCをマスク解除するのに用いることができる。
1つの実施形態では、UEの負担を削減するとともにUEのプロセス性能を改善するために、3GPP LTE仕様のリリース8、9、及び10は、これらのリリースの下で認められている単一のTAを有するRACH2メッセージについて、ランダムアクセスRNTI(RA−RNTI)を用いてそのCRCをマスクすることによって、リソースアロケーションメッセージをアドレス指定する。RA−RNTIは、CSS426とともに用いられる。RA−RNTIを用いてリソースアロケーションメッセージのCRCをマスクすることによって、UEによってブラインド復号化された探索空間は、PDCCH探索空間402全体からCSS426のみに削減され、ブラインド復号化の数、時間、及びリソースアロケーションメッセージを見つけるのに充てる必要がある他のリソースが大幅に削減される。
キャリアアグリゲーション及び異種ネットワークの技術が、無線ネットワークに課せられる増加する要請をハンドリングするのに用いられるので、異なる周波数を有するCC又は異なる地理的ロケーションを有するノードについて、それらにアクセスするのに用いられる追加のリソースアロケーションメッセージとともに、追加のTAを所与のUEに通信する必要がある。これらの追加のリソースアロケーションメッセージは、従来通り、PCellのCSS426において送信することもできるし、複数のコンポーネントキャリアがサービングセルとして構成されるSCellのCSSにおいても送信することができる。あいにく、CSSは、既に非常に込み合っており、特に、CSSがセル内の全てのUEによって共有されることを考えるとそうである。1つ又は複数の追加のリソースアロケーションメッセージをCSSに含めることは、それらのメッセージがブロックされることにつながる可能性がある。
これらの問題は、USS428内の1つ又は複数の追加のリソースアロケーションメッセージをアドレス指定することによって解決することができる。1つ又は複数の追加のリソースアロケーションメッセージをアドレス指定するために、それらのメッセージは、RA−RNTIを用いてマスクすることができない。UEの一意の識別子が、USS内のメッセージをマスクするのに用いられる。例えば、セルRNTI(C−RNTI)値をマスクとして用いることができる。したがって、eNodeBは、UEに関係するC−RNTIを識別して、RACHメッセージ2のリソースアロケーション情報を含むことができるリソースアロケーションメッセージ/DCIメッセージを再探索することができる。eNodeBは、その後、UEにも提供されるC−RNTIを用いてリソースアロケーションメッセージ/DCIメッセージをマスクすることができる。C−RNTIを用いてマスクされるリソースアロケーションメッセージのCRCは、C−RNTIを用いたブラインド復号化中にCRCエラーを生成しない。eNodeBは、次に、PDCCH探索空間402のUSS内の1つ又は複数のCCEでリソースアロケーションメッセージ/DCIメッセージを送信する。図4におけるUSSは、このUSSが、実施形態において、アロケーションメッセージ/DCIメッセージを組み込むことができるCCEを含むことを示すために丸で囲まれている。
図5aは、単一のCC522a上のサブフレームのブロック図である。このサブフレームは、CC1の制御領域518aと、PDSCH520aとに分割されている。この制御領域は、USS428を含むPDCCH探索空間402を搬送するように構成することができる。リソースアロケーションメッセージ530aは、フォーマット1cのパディングされたDCIメッセージとして制御領域内に示されている。他のDCIフォーマット及びメッセージが可能である。DCIメッセージのパディングは、後のパラグラフにおいてより十分に論述される。
追加のDCIフォーマットメッセージ532aも示されている。しかしながら、この追加のDCIメッセージは、リソースアロケーション情報を搬送せず、別の目的の役割を果たすことができる。この追加のDCIメッセージは、フォーマットタイプ1A又は0とすることができる。このメッセージは、限定するものではなく、DCIフォーマットタイプ1B、1C、1D、2、2A、3、3Aとすることもできる。単一の追加のDCIメッセージのみが示されているが、制御領域には複数の追加のDCIメッセージが存在することができる。リソースアロケーションメッセージ530aは制御領域にあるが、このメッセージが搬送するリソースアロケーション情報は、TAを搬送するRACHメッセージ2(534a)のPDSCHにどのリソースがアロケートされているのかを示し、その結果、この情報は、送信されるときにアクセスすることができる。
図5bは、図5a及び図5bの2つの図がリソースアロケーションメッセージ530a/530bを示すという点で図5aと同様である。一方、これらの2つの図は、図5bに示す複数のCCの複数のサブフレーム522b、522cを含む幾つかの点で異なる。加えて、RACHメッセージ2(534b)は、リソースアロケーションメッセージと同じサブフレーム又はCCには存在しない。第2のサブフレーム522cは、CC1の第1のサブフレーム522aの第1の制御領域518b及びPDSCH520bと、CC2の第2のサブフレーム522cの第2の制御領域518c及びPDSCH520cとを含む。リソースアロケーションメッセージはCC1の制御領域518bにあるので、リソースアロケーションメッセージがCC2上で送信される場合であっても、リソースアロケーションメッセージは、CC1上でRACHメッセージ2用にアロケートされたリソースをUEに通知することができる。しかしながら、このリソースアロケーションを取得するには、UEは、リソースアロケーションメッセージを最初にブラインド復号化しなければならない。
図6は、ブラインド復号化プロセスの重要な態様を示している。この図において、第1のブラインド復号化操作602aは、探索空間内の多くの制御チャネル候補の中の1つの制御チャネル候補(図示せず)における第1のDCIメッセージ604aに適用することができる。第1のブラインド復号化操作は、第1のDCIメッセージの第1のCRC606aに適用されるように位置合わせすることができる。ブラインド復号化操作は、RA−RNTI又はC−RNTI等のRNTIを適用して、このブラインド復号化操作が位置合わせされている制御チャネル候補の領域をマスク解除することによって進めることができる。制御チャネル候補におけるメッセージのCRCが、RNTIを用いてマスクされている場合、検出されるCRCエラーはなく、探索されているメッセージが見つかったことが示される。
第2のDCIメッセージ608も示されている。第2のDCIメッセージ608は、リソースアロケーションメッセージとすることができる。しかしながら、第2のDCIメッセージの第2のCRC610は、第1のブラインド復号化操作602aの位置合わせと一致していない。したがって、RNTIは、RNTIを用いてマスクされていない第2のDCIメッセージの領域に不変に適用され、その結果、CRCエラーが生じる。
リソースアロケーション情報を見つけるために、第2のブラインド復号化操作612を探索空間内の各制御チャネル候補に適用することができる。この第2のブラインド復号化操作は、第2のDCIメッセージのDCIフォーマットタイプによって決まる、第2のDCIメッセージの第2のCRC610のロケーションに位置合わせすることができる。あいにく、UEは、この第2のブラインド復号化操作を探索空間内のどの制御チャネル候補について実行すべきであるかを知らないので、場合によっては制御チャネル候補の全てに対して追加のブラインド復号化を実行しなければならず、その結果、時間、電力、及び他のリソースが浪費される。
3GPP LTE仕様のリリース8では、ブラインド復号化の総数は、CSSについて12個及びUSSについて32個の44個に設定されている。USSにおける32個のブラインド復号化は、16個の異なる制御チャネル候補に対する2つの別個のブラインド復号化操作に対応する。これらの2つのブラインド復号化操作は、実質的に同様の位置合わせを有するフォーマットタイプ0及びフォーマットタイプ1Aと、通常はDCIフォーマットタイプ1、1B、1D、2、及び2Aのうちの1つ又は複数である、送信モードに依存したタイプのDCIフォーマットとにおけるCRCについて位置合わせされている。
多入力多出力(MIMO)をサポートする3GPP LTE仕様のリリースは、第3のDCIフォーマット(通常はDCIフォーマットタイプ1D、2、及び2Aのうちの1つ又は複数)に位置合わせされているとともに16個の全ての制御チャネル候補に対して実行される別のブラインド復号化操作に対応するのに必要な16個の追加のブラインド復号化のために、USSにおける潜在的なブラインド復号化の総数を48個に引き上げている。CSSでは、2つのブラインド復号化操作のみが6つの制御チャネル候補に対して実行され、合計12個のブラインド復号化がCSSにおいて実行される。
USSにおけるリソースアロケーションメッセージを送信することによって、追加のDCIフォーマットを用いてリソースアロケーションメッセージが搬送される。良好な候補は、必ずしも唯一の候補ではないが、DCIフォーマット1Cである比較的短いDCIメッセージである。(DCIフォーマット0及び1Aは42ビットを用いるのに対して、DCIフォーマット1Cは26ビットしか用いない。)しかしながら、DCIフォーマット1Cは、他のDCIフォーマットよりも短いので、DCIフォーマット1CのCRCは、他のDCIフォーマットと位置合わせされていない。これは、DCIフォーマット1CのCRCについて位置合わせされた追加のブラインド復号化操作を実行する必要があり、その結果、追加のブラインド復号化が16個になることを意味することができる。これらの16個の追加のブラインド復号化は、MIMOが用いられない場合に50%の増加をもたらし、MIMOが用いられる場合に34%の増加をもたらす。追加のブラインド復号化は、時間、電力、及び他のリソースの大きな浪費をもたらす可能性がある。
しかしながら、或る特定の実施形態では、16個のブラインド復号化のこの増加は、第2のDCIメッセージをパディングして(614)、パディングされた第2のDCIメッセージ616を作成することによって取り除くことができる。そのような実施形態では、eNodeBは、少なくとも1つの他の所定のDCIフォーマットに対応する標準サイズに実質的に等しいサイズを第2のDCIメッセージに達成させるのに十分な量のパディング618を用いて第2のDCIメッセージをパディングすることができる。或る特定の実施形態では、この標準サイズは、DCIフォーマット0及び/又はDCIフォーマット1Aのサイズに対応することができる。加えて、eNodeBは、第2のDCIメッセージをパディングして、第2のDCIメッセージの第2のCRC610をシフトし(620)、このCRCを第1のDCIメッセージ604aの第1のCRC606aと位置合わせすることができる。
第2のDCIメッセージ608がパディングされて(614)、パディングされた第2のDCIメッセージ616が生成された後、第2のCRCは、第1のブラインド復号化操作602b用に位置合わせされる。したがって、図6に示すように、単一のブラインド復号化操作を、パディングされた第2のDCIメッセージ616と、類似のCRC606bを有する、第1のDCIメッセージ204aと同様の類似のDCIメッセージ604bとの双方に対して実行することができる。したがって、そのような実施形態は、潜在的なブラインド復号化の数を増加させることなく、時間、電力、及び他のリソースを節約して、USSにアドレス指定された複数のリソースアロケーションメッセージを有する複数のRACH2におけるTAをハンドリングすることができる。
リソースアロケーションのパディングは、効率において非常に大きな利得をもたらすことができるが、この追加のステップを所望することができないときがある。例えば、図2Aに沿ったシナリオ等において、単一のTAがUEによってアップリンク同期に用いられる場合、単一のTAのリソースアロケーションメッセージをCCSにおいて送信する従来の手法で十分であり、パディングは必要とされない。したがって、リソースアロケーションメッセージの追加のパディングが役立つときとそうでないときとを判断することによって、eNodeBにおける更なる効率を取得することができる。
図7は、リソースアロケーションメッセージのパディングの必要性を考慮する、或る特定の例に沿った1つのプロセスによるリソースアロケーションメッセージの生成及び処理を示している。このプロセスは、TAを有するRACHメッセージ2用にアロケートされたPDSCHにおけるリソースについての情報を有するリソースアロケーションメッセージを生成する(702)ことから開始する。このプロセスは、次に、RACH通信がSCell RACHであるか否かを判断する(704)。
UEに関連付けられた第1のTAは、3GPP LTE仕様のリリース10に列挙されているように、PCell用に構成されたRACHについて取得することができる。そのようなPCell RACHに関連付けられたリソースアロケーションメッセージは、CSSにおいて従来の手法に従ってeNodeBから送信することができる。ここで、パディングは必要ではない。したがって、或る特定の実施形態では、UEの追加のTAの送信は、SCellに委ねることができる。したがって、そのような実施形態では、リソースアロケーションメッセージの準備は、SCell RACHによって進められる。したがって、RACHがSCell RACHであるか否かについての判断704が肯定的である場合、このプロセスは、図6に関して上記で論述したように、リソースアロケーションメッセージをパディングする(706)ことによって継続する。上記判断が否定的である場合、このプロセスは、パディングを有しないリソースアロケーションを処理することによって継続する。そのような実施形態は、RACHがSCell RACHである場合にのみ、リソースアロケーションメッセージをパディングするが、追加のTAのリソースアロケーションメッセージがPCellのUSS上で送信される代替の実施形態では、SCell RACHが存在しない場合にも、リソースアロケーションメッセージを依然としてパディングすることができる。
図7に示す実施形態に沿った実施形態では、リソースアロケーションメッセージをパディングした(706)後、又はSCell RACHが存在しない場合に、このプロセスは、CRCをリソースアロケーションメッセージにアタッチする(708)ことによって継続する。これは、リソースアロケーションメッセージを受信することになっている特定のUEについてeNodeBによって識別されるC−RNTIを用いてマスクすることによって達成することができる。このプロセスは、リソースアロケーションメッセージのチャネル符号化710及びレートマッチング712を実行することによって継続する。次に、変調714の実行が行われ、その結果が、図4に関して説明したものと同様のリソース要素にマッピングされる(716)。
リソースアロケーションメッセージのパディングは、或る特定の実施形態に沿ったブラインド復号化を削減することができる。ブラインド復号化を削減する追加の手法も、実施形態に沿っている。これまでは、ブラインド復号化が実行される制御チャネル候補がこの出願において紹介されてきた。或る特定の実施形態では、これらの実施形態に沿った制御チャネル候補の追加の特徴を利用して、ブラインド復号化を削減することができる。
図8は、制御チャネル候補、CCE、及びアグリゲーションレベルの間の関係の観点からブラインド復号化を削減するのに用いることができる制御チャネル候補の特性を示している。この図には、USS802の従来の16個の制御チャネル候補とは異なる15個の制御チャネル候補が例示の目的で示されている。これらの15個の制御チャネル要素は、図4に関して論述したものと同様の8つの異なるCCEにマッピングされる。
最初の8つの制御チャネル候補であるCCH候補1〜8は、8つの異なるCCEにマッピングされる。これらの制御チャネル要素は、それぞれ単一のCCEで送信されるので、1のCCEアグリゲーションレベルを有すると言うことができる。次の4つの制御チャネル候補であるCCH候補9〜12は、それぞれ2つのCCEにマッピングされる。これらの制御チャネル候補は、2つのCCEで送信されるので、2のCCEアグリゲーションレベルを有すると言うことができる。次の2つの制御チャネル候補であるCCH候補13及び14は、それぞれ4つのCCEにマッピングされ、これらの4つのCCEで送信されるので、4のCCEアグリゲーションレベルを有すると言うことができる。同様に、制御チャネル候補15は、8つのCCEにマッピングされ、これらの8つのCCEで送信されるので、8のCCEアグリゲーションレベルを有すると言うことができる。制御チャネル候補16(図示せず)も、8のCCEアグリゲーションレベルを有し、この例には図示していない追加の8つのCCEにマッピングされ、これらの8つのCCEで送信される。
或る制御チャネル候補に関連付けられたCCE及び制御チャネル候補によって規定されたグリッドにおけるCCEは、対角パターン又は水平パターンのいずれかで満たされる。加えて、各制御チャネル候補は、必ずしもそうではないが、図示したDCIメッセージ830、832、及び834から指し示す矢印によって示されるように、単一のDCIメッセージを搬送することができる。これらの矢印は、任意の所与のメッセージを任意の所与の制御チャネル候補に組み込むことができることを示すために、限定ではなく例示として含まれている。しかしながら、所与のメッセージは、1つの制御チャネル候補にしか存在しない場合もあるし、いずれにも存在しない場合もある。これらのDCIメッセージのうちの1つは、リソースアロケーションメッセージ830とすることができる。(リソースアロケーションメッセージは、フォーマットタイプ1CのDCIメッセージとして示されているが、様々な異なる実施形態に沿って、他のフォーマットタイプ及び他のタイプのメッセージが可能であり、パディングすることもできるし、しなくてもよい。)
リソースアロケーションメッセージ830から指し示す矢印は、制御チャネル候補の1つの例を指し示している。この1つの例の対応するCCEは、これらのCCEを、CCEアグリゲーションレベル1、2、4、及び8のそれぞれに関連付けられたリソースアロケーションメッセージにリンクする水平パターンで示され、リソースアロケーションメッセージを、任意のCCEアグリゲーションレベルを有する制御チャネル候補に潜在的に組み込むことができることが示されている。リソースアロケーションメッセージからの矢印は、4つの異なる制御チャネル候補のみを指し示しているが、リソースアロケーションメッセージは、任意の制御チャネル候補に組み込むことができる。フォーマットタイプ0又は1AのDCIメッセージ(それぞれ832a、832b)及びフォーマット2のDCIメッセージ(834)等の異なるタイプのDCIフォーマットの追加のDCIメッセージの例も、例示の目的で含まれている。しかしながら、そのようなメッセージは、必要でない場合があり、他のメッセージタイプも可能である。
図9も、制御チャネル候補及びそれらを搬送するCCEによって規定されるグリッドによってUSS902を示している。しかしながら、この図では、USSの全16個の制御チャネル候補が、16個の制御チャネル候補を作成するのに必要な16個のCCEとともに示されている。様々な制御チャネル候補に対応するCCEは、水平充填パターンで示されている。加えて、アグリゲーションレベル1、2、4、及び8に対応する必要な制御チャネル候補の数と、これらの様々な数の制御チャネル候補をタイプUSSの探索空間の対応するアグリゲーションレベルにおいてサポートするのに必要なCCEの数とを示す表が示されている。
1つの制御情報片を制御チャネルで送信するのに用いられるCCEの数、すなわち、制御チャネル候補のCCEアグリゲーションレベルは、PDCCHの受信品質又は他のファクターに従って求めることができる。上記表及びグリッド902の双方は、所定の4のCCEアグリゲーションレベルがリソースアロケーションメッセージ用に選ばれている実施形態を示すのにダイアモンドパターンを利用する。同様に、これらの表及びグリッド902は、所定の8のCCEアグリゲーションレベルがリソースアロケーションメッセージ用に選ばれている実施形態を示すのに垂直パターンを利用する。
これらの表及びグリッド902の双方から理解することができるように、リソースアロケーションメッセージがeNodeBにおいて4のCCEアグリゲーションレベルを有する制御チャネル候補にのみ組み込まれている実施形態では、UEが復号化する必要がある制御チャネル候補は2つのみである。同様に、リソースアロケーションメッセージがeNodeBにおいて8のCCEアグリゲーションレベルを有する制御チャネル候補にのみ組み込まれている実施形態では、UEが復号化する必要がある制御チャネル候補は2つのみである。したがって、4又は8のCCEアグリゲーションレベルが許容可能な実施形態では、UEが復号化する必要がある制御チャネル候補は4つのみである。これは、通常ならば復号化する必要がある制御チャネル候補はPDCCHのUSS内に全部で16個あるが、その4分の1である。
したがって、1つの実施形態では、DCI情報を、4又は8のアグリゲーションレベル等の選択されたアグリゲーションレベルに位置するものに限定することによって、復号化の数を削減することができる。他のタイプのアグリゲーションレベル限定も、理解することができるようにシステム設計のニーズに基づいて組み込むことができる。
図10は、一例に沿った、eNodeBにおいてアップリンク制御情報を検出するための方法1000を示している。この方法は、eNodeBにおいて、UEからのRACH通信に関係するメッセージ1を受信する(1002)ことを含む。加えて、eNodeBは、UEに関係するC−RNTIを識別して(1004)、RACH通信に関連付けられたメッセージ2のリソースアロケーション情報を含むDCIメッセージを受信する。最後に、eNodeBは、当該eNodeBによって送信される1つ又は複数のサブフレームのPDCCH探索空間内のUSSにおける少なくとも1つのチャネル制御要素でDCIメッセージを送信する(1006)。このDCIメッセージは、CRCとともに構成されている。このCRCは、C−RNTIをDCIメッセージに適用することによって実行されるブラインド復号化中にCRCエラーを生成しないように構成されている。
或る特定の実施形態では、eNodeBは、DCIメッセージをパディングして、少なくとも1つの他の所定のDCIフォーマットに対応する標準サイズに実質的に等しいサイズを達成し、DCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数を削減する。そのような実施形態の間では、所定のDCIフォーマットは、DCIフォーマット0及び/又はDCIフォーマット1Aのサイズに対応する。また、そのような実施形態のうちの幾つかは、パディングの前に、RACHがSCell RACHであると最初に判断することができる。幾つかの実施形態では、eNodeBは、UEからのRACH通信を検出する。加えて、実施形態では、eNodeBは、RACH通信に応答するPDCCHを有するUEのサービングセルを決定することができる。
追加の実施形態のeNodeBでは、DCIメッセージは、少なくとも1つの所定のCCEアグリゲーションレベルに対応する数のCCEで搬送され、DCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数が削減される。そのような実施形態では、所定のアグリゲーションレベルのセットが、8つのCCEのPDCCH探索空間サイズについての所定の4のCCEアグリゲーションレベルと、16個のCCEのPDCCH探索空間サイズについての所定の8のCCEアグリゲーションレベルとのうちの少なくとも一方を含む。
或る特定の実施形態では、メッセージ2は、クロスキャリアスケジューリングに従ったRACH通信のメッセージ1と異なるサービングセル上で送信することができる。追加の実施形態では、メッセージ2に含まれるTA値を用いて複数のSCellためのTAGを形成することができる。TAGにおけるこれらの複数のSCellは、特定の地理的ロケーションに関連付けることができる。或る特定の実施形態では、PDCCH探索空間内のUSSは、PCell及びSCellのうちの少なくとも一方について構成される。
図11は、一例に沿った、UEにおいてアップリンク制御情報を検出するための方法1100を示している。この方法は、UEによって、RACHメッセージ1をeNodeBに送信することによってeNodeBとのRACH通信を開始する(1102)ことを含む。UEは、次に、複数の制御チャネル候補の中で、DCIメッセージを搬送するターゲット制御チャネル候補を有するeNodeBから送信された少なくとも1つのサブフレームを受信する(1104)。このDCIメッセージは、RACH通信に関連付けられたメッセージ2のリソースアロケーション情報を含む。複数のチャネル制御候補は、少なくとも1つのサブフレームにおけるPDCCH探索空間内のUSS内に存在する。複数のチャネル制御候補は、CRCとともに構成されている。
また、UEは、DCIメッセージを見つけるために当該UEによって実行される一連のブラインド復号化を、USSと、1つ又は複数の所定のフォーマット要件を満たす複数のチャネル制御候補内の制御チャネル候補との双方に制限する(1106)。UEは、C−RNTIを削減された制御チャネル候補のセットに適用することによって、1つ又は複数の所定のフォーマット要件を満たすUSS内の削減された制御チャネル候補のセットに対して一連のブラインド復号化を更に実行する(1108)。最後に、UEは、ターゲット制御チャネル候補に対して実行される一連のブラインド復号化におけるブラインド復号化の後にCRCエラー符号がなければ、USS内にターゲット制御チャネル候補を識別する(1110)。
幾つかの実施形態では、RACHメッセージ1は、DCIメッセージがUEにおいて受信されるサービングセルとは異なるサービングセル上で送信される。或る特定の実施形態では、上記1つ又は複数の所定のフォーマット要件は、DCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数を削減するために、少なくとも1つの所定のDCIフォーマットの標準的なDCIフォーマットサイズに対応するDCIフォーマットサイズを含む。追加の実施形態では、上記1つ又は複数の所定のフォーマット要件は、DCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数を削減するために、所与の制御チャネル候補内のCCEの数についての少なくとも1つのCCEアグリゲーションレベルを含む。
幾つかの実施形態は、UEにおいて、メッセージ2からTAを抽出することを更に含む。更なる実施形態は、UEにおいて、TAを用いて複数のSCellのTAGを形成することを更に含むことができる。また、幾つかの実施形態では、PDCCH探索空間内のUSSは、PCell及びSCellのうちの少なくとも一方について構成される。
図12は、デバイス1201におけるモジュールを示している。このデバイスは、幾つかの実施形態では、eNodeB、基地局、又は他のタイプの無線アクセスポイントとすることができ、一例によれば、アップリンク制御情報を検出するためのプロセスを実施するのに用いられる。1つの例示の実施形態では、このデバイスは、UEからのRACH通信からメッセージ1を検出するように構成された、eNodeBにおいて動作する検出モジュール1202を備えることができる。加えて、このデバイスは、検出モジュールによってメッセージ1が検出されると、C−RNTIを識別するように構成された、eNodeBにおいて動作する識別モジュール1204を備えることができる。C−RNTIは、PDCCHを有するUEのサービングセルのUSSに対応する。加えて、RACH通信に関連付けられたメッセージ2のリソースアロケーション情報とともにC−RNTIをDCIメッセージのCRCに組み込むように構成されたメッセージ生成モジュール1206を備えることができる。メッセージ生成モジュールによって生成されたDCIメッセージを、PDCCHを搬送するように構成されたUEのサービングセルを介してUEに送信するように構成された送信モジュール1208も備えることができる。
幾つかの実施形態では、このデバイスは、メッセージ生成モジュール1206と通信するパディングモジュール1210も備えることができる。このパディングモジュールは、DCIメッセージに組み込まれたCRCのロケーションが、少なくとも1つの他の所定のDCIフォーマットに対応する標準的なCRCロケーションと一致するようにDCIメッセージをパディングするように構成されて、メッセージ2のロケーションについての情報を含むDCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数を削減することができる。そのような実施形態では、CRCロケーションは、DCIフォーマット0及びDCIフォーマット1Aのうちの少なくとも一方の標準的なCRCロケーションに対応する。また、或る特定の実施形態では、検出モジュールは、RACH通信がSCell RACH通信であると最初に判断する。
追加の実施形態では、このデバイスは、レベル決定モジュール1212をメッセージ生成モジュール1206内に備えることができる。このレベル決定モジュールは、DCIメッセージを組み込むCCEの数を決定するように構成することができ、この数は、CCEアグリゲーションレベルに対応する。そのような実施形態では、レベル決定モジュールは、4及び8のうちの少なくとも一方のCCEアグリゲーションレベルに対応する数のCCEにDCIメッセージを組み込むことを決定することができる。さらに、レベル決定モジュールは、或る特定の実施形態では、PDCCHに関連したチャネル情報に基づいた数のCCEにDCIメッセージを組み込むことを決定することもできる。幾つかの実施形態では、メッセージ生成モジュールは、タイミングアドバンスグループ(TAG)の基礎となるように構成されたTAをメッセージ2に組み込むように構成される。
タイミングアドバンスグループは、同様の地理的領域に位置している基地局又はeNodeB等のノードのグループである。この同様の地理的領域は、eNodeBのそれぞれが同じTA値を用いることを可能にすることができる。タイミングアドバンスグループを形成することによって、異種無線ネットワークにおいて必要とされる異なるTAの数を削減することができる。
図13は、UE、移動局(MS)、移動無線デバイス、移動通信デバイス、タブレット、ハンドセット、又は他のタイプの移動無線デバイス等の移動デバイスの一例示の説明図を提供している。この移動デバイスは、基地局(BS)、eNodeB、又は他のタイプの無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)アクセスポイントと通信するように構成された1つ又は複数のアンテナを備えることができる。2つのアンテナが示されているが、移動デバイスは、1つから4つ以上の間のアンテナを有することができる。移動デバイスは、第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション(3GPP LTE)、マイクロ波アクセスの世界的相互運用性(WiMAX)、高速パケットアクセス(HSPA)、Bluetooth(登録商標)、WiFi、又は他の無線標準規格を含む少なくとも1つの無線通信標準規格を用いて通信するように構成することができる。移動デバイスは、無線通信標準規格ごとに別個のアンテナ又は複数の無線通信標準規格に共有のアンテナを用いて通信することができる。移動デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、及び/又は無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)において通信することができる。
図13は、移動デバイスへのオーディオ入力に用いることができるマイク及び移動デバイスからのオーディオ出力に用いることができる1つ又は複数のスピーカーの説明図も提供している。ディスプレイ画面は、液晶ディスプレイ(LCD)画面、又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ等の他のタイプのディスプレイ画面とすることができる。ディスプレイ画面は、タッチスクリーンとして構成することができる。このタッチスクリーンは、容量性、抵抗性、又は別のタイプのタッチスクリーン技術を用いることができる。アプリケーションプロセッサ及びグラフィックスプロセッサを内部メモリに結合して、処理能力及び表示能力を提供することができる。不揮発性メモリポートを用いて、ユーザーにデータ入力/出力のオプションを提供することもできる。この不揮発性メモリポートは、移動デバイスのメモリ能力を拡張するのに用いることもできる。キーボードを移動デバイスと一体化又は移動デバイスに無線接続して、追加のユーザー入力を提供することができる。タッチスクリーンを用いて仮想キーボードを提供することもできる。
本明細書において説明した機能的ユニットの多くは、特にそれらの実施の独立性を強調するために、モジュールとラベル付けされていることが理解されるべきである。例えば、モジュールは、カスタムVLSI回路又はゲートアレイ、論理チップ、トランジスタ、又は他のディスクリート構成要素等の既製の半導体を含むハードウェア回路として実施することができる。モジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジックデバイス、プログラマブルロジックデバイス等のプログラマブルハードウェアデバイスで実施することもできる。
モジュールは、様々なタイプのプロセッサによって実行されるソフトウェアで実施することもできる。実行可能コードからなる識別されたモジュールは、例えば、オブジェクト、プロシージャ、又は関数として編成することができる、例えば、コンピューター命令の1つ又は複数の物理ブロック又は論理ブロックを含むことができる。それにもかかわらず、識別されたモジュールの実行可能ファイルは、物理的に一緒に位置している必要はなく、論理的に互いに結合されると、当該モジュールを構成するとともに当該モジュールの規定された目的を達成する、異なるロケーションに記憶された異種の命令を含むことができる。
確かに、実行可能コードからなるモジュールは、単一の命令の場合もあるし、多くの命令の場合もあり、幾つかの異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラム間に、及び幾つかのメモリデバイスにわたって分散させることさえすることができる。同様に、動作データを識別して、本明細書においてモジュール内に示すことができ、任意の好適な形態で具現化して、任意の好適なタイプのデータ構造内に編成することができる。この動作データは、単一のデータセットとして収集することもできるし、異なる記憶デバイスを含む異なるロケーションにわたって分散させることもでき、少なくとも部分的に、システム又はネットワーク上の単なる電子信号として存在することができる。モジュールは、所望の関数を実行するような動作可能なエージェントを含めて、受動的又は能動的とすることができる。
様々な技法、又はその或る特定の態様若しくは部分は、フロッピー(登録商標)ディスケット、CD−ROM、ハードドライブ、又は他の任意の機械可読記憶媒体等の有形媒体に具現化されたプログラムコード(すなわち、命令)の形態を取ることができ、このプログラムコードがコンピューター等のマシン内にロードされ、このマシンによって実行されると、このマシンは、上記様々な技法を実施するための装置になる。プログラムコードがプログラマブルコンピューター上で実行される場合、コンピューティングデバイスは、プロセッサと、このプロセッサによって可読な記憶媒体(揮発性メモリ及び不揮発性メモリ及び/又は記憶素子を含む)と、少なくとも1つの入力デバイスと、少なくとも1つの出力デバイスとを備えることができる。本明細書において説明した様々な技法を実施又は利用することができる1つ又は複数のプログラムは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)、再利用可能制御等を用いることができる。そのようなプログラムは、コンピューターシステムと通信する高級手続き型プログラミング言語又は高級オブジェクト指向型プログラミング言語で実施することができる。ただし、プログラム(複数の場合もある)は、所望される場合には、アセンブリ言語又は機械語で実施することができる。いずれの場合も、この言語は、コンパイル型言語又は解釈型言語とすることができ、ハードウェア実施態様と組み合わせることができる。
本明細書全体を通じて「1つの実施形態」又は「一実施形態」というとき、これは、その実施形態に関して説明した特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通じて様々な箇所に「1つの実施形態では」又は「一実施形態では」という語句が登場するが、これは、必ずしも全てが同じ実施形態を参照しているとは限らない。
複数の項目、構造的要素、構成的要素、及び/又は材料は、本明細書において用いられるとき、便宜上、共通のリストに提示される場合がある。しかしながら、これらのリストは、そのリストの各構成要素が別々の固有の構成要素としてあたかも個別に識別されるものと解釈されるべきである。したがって、そのようなリストの個々の構成要素は、それらの構成要素が逆の表示なしで共通のグループに提示されていることのみに基づいて、同じリストの他の任意の構成要素の事実上の同等物と解釈されるべきではない。加えて、本発明の様々な実施形態及び例は、それらの様々な構成要素の代替形態とともに本明細書において参照することができる。そのような実施形態、例、及び代替形態は、互いの事実上の同等物と解釈されず、本発明の別個で自律的な表現とみなされるべきであることが理解される。
さらに、説明した特徴、構造、又は特性は、1つ又は複数の実施形態において任意の好適な方法で組み合わせることができる。以下の説明では、本発明の実施形態の十分な理解を提供するために、材料、留め具、サイズ、長さ、幅、形状等の例等の多数の具体的な詳細が提供される。しかしながら、当業者であれば、これらの具体的な詳細のうちの1つ又は複数がなくても、他の方法、構成要素、材料等を用いて本発明を実施することができることを認識するであろう。それ以外の場合には、よく知られた構造、材料、又は動作は、本発明の態様を分かりにくくしないように、詳細に図示も説明もされていない。
上記例は、1つ又は複数の特定の用途における本発明の原理を例示したものであるが、発明的才能の訓練なく、かつ本発明の原理及び概念から逸脱することなく、実施態様の形態、用い方、及び詳細において多数の変更を行うことができることが当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲による場合を除いて限定されることは意図されていない。

Claims (20)

  1. サービングセルとして構成されたコンポーネントキャリア上でアップリンク制御情報を検出するための方法であって、
    進化型ノードB(eNodeB)において、ユーザー機器(UE)からのランダムアクセスチャネル(RACH)通信に関係するメッセージ1を受信する段階と、
    前記UEに関係するセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)を識別する段階であって、前記RACH通信に関連付けられたメッセージ2のリソースアロケーション情報を含むダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを受信する、識別する段階と、
    前記eNodeBによって送信された少なくとも1つのサブフレームの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)探索空間内のUE固有探索空間(USS)における少なくとも1つのチャネル制御要素で前記DCIメッセージを送信する段階と、
    を含み、前記DCIメッセージは、巡回冗長検査(CRC)とともに構成され、前記CRCは、前記C−RNTIを前記DCIメッセージに適用することによって実行されるブラインド復号化中にCRCエラーを生成しないように構成されている、方法。
  2. 前記eNodeBにおいて前記DCIメッセージをパディングして、少なくとも1つの他の所定のDCIフォーマットに対応する標準サイズに実質的に等しいサイズを達成し、前記DCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数を削減する段階を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記RACHが、セカンダリサービングセル(SCell)RACHであると最初に判断する段階を更に含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの他の所定のDCIフォーマットに対応する標準サイズは、DCIフォーマット0及びDCIフォーマット1Aのうちの少なくとも一方のサイズに対応する、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記eNodeBにおいて、少なくとも1つの所定のCCEアグリゲーションレベルに対応する複数の制御チャネル要素(CCE)に前記DCIメッセージを組み込み、前記DCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数を削減する段階を更に含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記所定のアグリゲーションレベルのセットは、8つのCCEのPDCCH探索空間サイズについての所定の4のCCEアグリゲーションレベルと、16個のCCEのPDCCH探索空間サイズについての所定の8のCCEアグリゲーションレベルとのうちの少なくとも一方を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記メッセージ2は、クロスキャリアスケジューリングに従った前記RACH通信の前記メッセージ1と異なるサービングセル上で送信される、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記メッセージ2に含まれるタイミングアドバンス値を用いて複数のセカンダリサービングセル(SCell)のタイミングアドバンスグループ(TAG)を形成する段階を更に含み、前記TAGにおける前記複数のSCellは、特定の地理的ロケーションに関連付けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  9. サービングセルとして構成されたコンポーネントキャリア上でアップリンク制御情報を検出するためのデバイスであって、
    進化型ノードB(eNodeB)において動作する検出モジュールであって、ユーザー機器(UE)からのランダムアクセスチャネル(RACH)通信からメッセージ1を検出するように構成されている、検出モジュールと、
    前記eNodeBにおいて動作する識別モジュールであって、該識別モジュールは、前記検出モジュールによって前記メッセージ1が検出されると、セル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)を識別するように構成され、前記C−RNTIは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を有する前記UEのサービングセルのUE固有探索空間(USS)に対応する、識別モジュールと、
    前記eNodeBにおいて動作するメッセージ生成モジュールであって、前記C−RNTIを、前記RACH通信に関連付けられたメッセージ2のリソースアロケーション情報とともに、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの巡回冗長検査(CRC)に組み込むように構成されている、メッセージ生成モジュールと、
    前記eNodeBにおいて動作する送信モジュールであって、前記メッセージ生成モジュールによって生成された前記DCIメッセージを、前記PDCCHを搬送するように構成された前記UEの前記サービングセルを介して前記UEに送信するように構成されている、送信モジュールと、
    を備える、デバイス。
  10. 前記メッセージ生成モジュールと通信するパディングモジュールであって、前記DCIメッセージに組み込まれた前記CRCのロケーションが、少なくとも1つの他の所定のDCIフォーマットに対応する標準的なCRCロケーションと一致するように前記DCIメッセージをパディングするように構成され、前記メッセージ2の前記リソースアロケーション情報を含む前記DCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数を削減する、パディングモジュールを更に備える、請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記標準的なCRCロケーションは、DCIフォーマット0及びDCIフォーマット1Aのうちの少なくとも一方の標準的なCRCロケーションに対応する、請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記メッセージ生成モジュール内のレベル決定モジュールであって、該レベル決定モジュールは、前記DCIメッセージを組み込む制御チャネル要素(CCE)の数を決定するように構成され、前記数は、CCEアグリゲーションレベルに対応する、レベル決定モジュールを更に備える、請求項9から11のいずれか1項に記載のデバイス。
  13. 前記レベル決定モジュールは、4及び8のうちの少なくとも一方のCCEアグリゲーションレベルに対応する数のCCEに前記DCIメッセージを組み込むことを決定する、請求項12に記載のデバイス。
  14. 前記メッセージ生成モジュールは、タイミングアドバンスグループ(TAG)の基礎となるように構成されたタイミングアドバンス(TA)を前記メッセージ2に組み込むように構成されている、請求項9から11のいずれか1項に記載のデバイス。
  15. サービングセルとして構成されたコンポーネントキャリア上でアップリンク制御情報を検出するためのシステムであって、
    ユーザー機器(UE)からのランダムアクセスチャネル(RACH)通信を検出する手段と、
    前記RACH通信に応答する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を有する前記UEのサービングセルを決定する手段と、
    前記物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を有する前記サービングセルのUE固有探索空間(USS)に対応するセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)を識別する手段と、
    前記RACH通信に関連付けられたメッセージ2のリソースアロケーション情報を含むダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの巡回冗長検査(CRC)に前記C−RNTIを含める手段と、
    前記DCIメッセージを前記サービングセルを介して前記UEに送信する手段と、
    を備える、システム。
  16. eNodeBにおいて前記DCIメッセージをパディングして、前記DCIメッセージの前記CRCと少なくとも1つの他の所定のDCIフォーマットのCRCロケーションとが実質的に位置合わせされるように前記少なくとも1つの他の所定のDCIフォーマットに対応する標準サイズに実質的に等しいDCIメッセージのサイズを達成し、前記メッセージ2のロケーション情報を含む前記DCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数を削減する、パディングする手段を更に備える、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記RACH通信が、クロスキャリアスケジューリング通信に関係するセカンダリサービングセル(SCell)RACH通信であると最初に判断する手段を更に備える、請求項16に記載のシステム。
  18. eNodeBにおいて前記DCIメッセージを8及び4のうちの少なくとも一方の所定のCCEアグリゲーションレベルに対応する数の制御チャネル要素(CCE)に組み込んで、前記DCIメッセージを検出するのに用いられるブラインド復号化の数を削減する、組み込む手段を更に備える、請求項15から17のいずれか1項に記載のシステム。
  19. 前記PDCCHのチャネル情報の測定に基づいて前記DCIメッセージの前記CCEアグリゲーションレベルを決定する手段を更に備える、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記メッセージ2に組み込まれたタイミングアドバンスを用いて複数のセカンダリサービングセル(SCell)のタイミングアドバンスグループ(TAG)を形成する手段を更に備え、前記TAGにおける前記複数のSCellは、特定の地理的ロケーションに関連付けられている、請求項15から17のいずれか1項に記載のシステム。
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